JP2002532607A - 粒状カルバメート官能性化合物および該化合物を含有する粉体塗料 - Google Patents

粒状カルバメート官能性化合物および該化合物を含有する粉体塗料

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JP2002532607A JP2000588288A JP2000588288A JP2002532607A JP 2002532607 A JP2002532607 A JP 2002532607A JP 2000588288 A JP2000588288 A JP 2000588288A JP 2000588288 A JP2000588288 A JP 2000588288A JP 2002532607 A JP2002532607 A JP 2002532607A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、nが2またはそれ以上である場合のCn対称性および30℃以上のTgを有する、式R(X)のカルバメート官能性化合物(a)を提供し、その際、Xがカルバメート官能基であり、かつyは2以上である。さらに本発明は、nが2またはそれ以上である場合のC対称性および30℃以上のTgを有する、式R(X)の化合物(a)および硬化剤(b)を有する粉体塗料組成物を提供し、その際、Xはカルバメート官能基およびyは2以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、固体カルバメート官能性化合物および該化合物を用いる粉体塗料組
成物に関する。本発明は、式R(X)であり、かつTg≧30℃を有するカル
バメート官能性化合物(a)を提供し、その際、Xはカルバメート官能基、y≧
2を有し、かつR(X)は、C対称性を有し、その際nは2またはそれ以上
である。さらに、本発明は、化合物(a)および硬化剤(b)を有する粉体塗料
組成物を提供し、この場合、化合物(a)は式R(X)であって、Cn対称性
を有し、その際、nは2またはそれ以上であり、かつTgは30℃以上であり、
その際、Xはカルバメート官能基であり、かつyは2以上である。
【0002】 背景技術 粉体塗料組成物、特に熱硬化性粉体塗料は、製品の塗装において種々の利点を
提供するために使用されている。乾燥微粉化粒子として適用された粉体塗料組成
物は、従来の液体溶剤ベースの塗料と比較して種々の利点を有する。
【0003】 粉体塗料組成物は、液体有機溶剤の複雑性を持ち合わせることなく、従来的な
溶剤を基にした塗料組成物の多くの性能特性を提供する。特に、粉体塗料の塗布
および硬化は、揮発性有機化合物(VOC's)の著しく減少した排出を生じる。ま
た、粉体塗料は、再利用に関して従来の液体塗料よりも適応可能である。結果と
して、粉体塗料組成物は、環境的利点および経済的利点に関する可能性がある。
【0004】 しかしながら、粉体塗料組成物は、製造、性能および/または適用の難題が存
在しうる。
【0005】 例えば、粉体塗料の製造および塗布は、室温の前後で固体である樹脂の使用を
必要とする。従来技術で、粉体塗料での使用に適した固体樹脂に、製造、性能お
よび/または塗布の液体樹脂の利点を加える多くの試みがなされてきた。
【0006】 進歩はみられるもの、依然として、製造、塗布および/または性能特性に関す
る性質の有利な調和を有する粉体塗料樹脂が必要とされている。
【0007】 さらに、粉体塗料の粒子の性質に依存して、高い塗膜厚が、しばしば十分に平
滑な外観および必要な鮮映性(distinctness of image(DOI))を有する仕
上げ塗膜を得るために必要とされる。このような要因はコストおよび最初の導入
装置の点において欠点を有する。
【0008】 特にクリアコートおよびトップコート適用に使用される、従来的な粉体塗料組
成物は、しばしばエポキシ酸樹脂系を使用する。このような系はしばしば、許容
可能な耐水性、耐衝撃性および耐蝕性を得るために、引掻き抵抗性および表面損
傷抵抗性を犠牲にする。
【0009】 粉体塗料組成物の製造は、典型的には、1個または複数個の粉体樹脂のTgを
上廻る最初の温度の適用を必要とし、引き続いて、塗料が熱硬化性である場合に
は架橋を作用させるのに十分な温度の適用が必要とされる。したがって、高い硬
化スケジュールがしばしば必要とされる。塗布装置およびエネルギーコストは、
低いTgの樹脂を有する粉体組成物の使用を促進させる。低いTgの樹脂の使用は
、より急速な流動、改善された外観および低い硬化温度を助長する。
【0010】 しかしながら、貯蔵および製造の問題は、低いTgの樹脂を有する粉体塗料組
成物が使用される場合に生じうる。製造は、特に、通常、酸エポキシ樹脂系が使
用される場合には特に難題である。貯蔵の間に固体粒状成分の凝集が観察されて
もよい。
【0011】 適用された粉体塗料塗膜の塗膜の劣った接着および/またはクラッキングは、
例えば、粉体塗料が従来的に塗布された塗膜上に適用される場合に生じてもよい
。これらのネガティブな性能特性は、粉体塗料組成物の高い塗膜厚および乏しい
貯蔵安定性によって強められうる。
【0012】 最終的には、粉体塗料組成物から得られる最終的な塗膜は、特に、耐水性、耐
衝撃性および耐腐蝕性に対する引掻き抵抗性および表面損傷性の釣り合いをとる
場合に、可変の光沢および/または劣った製造特性を示しうる。さらに、特にク
リアコートまたは着色されたトップコートとして使用される従来的な酸エポキシ
粉末/粉体塗料樹脂系を用いて、前記特性中の許容可能な性質の均衡が達成され
ることはしばしば難しい。
【0013】 したがって、前記欠点が排除されたかまたは最小限にされた、改善された粉体
塗料組成物を提供することが望ましい。
【0014】 この点に関して、従来技術では成功しなかった。
【0015】 粉体塗料における適切な粒状カルバメート官能性樹脂の使用は、前記欠点に関
して性質の有利な均衡を提供するであろうと期待される。
【0016】 本発明の開示 本発明は、nが2またはそれ以上である場合のC対称性および30℃以上の
Tgを有する式R(X)のカルバメート官能性化合物(a)を提供し、その際
、Xはカルバメート官能基であり、かつYは2以上である。さらに本発明は、化
合物(a)および硬化剤(b)を含有する粉体塗料組成物を提供し、その際、化
合物(a)は、30℃以上のTgおよびnは2またはそれ以上である場合のC 対称性を有する、式R(X)の化合物であり、その際、Xはカルバメート官能
基であり、yは2以上である。
【0017】 本発明の詳細な説明 固体粒状化合物(a)は式R(X)の化合物であり、その際、Xはカルバメ
ート官能基であり、yは2以上である。化合物(a)がCn対称性を有し、その
際、nは2またはそれ以上であることは本発明の実施に必要である。
【0018】 本発明の化合物は、粉体塗料の使用のために特に適している。特定の理論と結
びつけることは望ましくはないけれども、化合物(a)および該化合物が混入さ
れている粉末塗料の特別な利点は、要求された、nが2またはそれ以上である場
合のC対称性に幾らか依ると思われる。
【0019】 本発明の化合物(a)は好ましくは分子量350〜1900、およびより好ま
しくは460〜900を有していてもよい。カルバメート官能基に対する等量は
、175〜450および好ましくは175〜350の範囲であってもよい。
【0020】 化合物(a)は通常は25℃で固体であり、“固体”の用語は一定の形状およ
び相対的に大きい密度、低い内部エンタルピーおよびその分子の大きい凝集力の
物質に関するものである。この場合、これは、Grant & Hackh’s
Chemical Dictionary, 第5版、McGraw−Hil
l,Inc.Pg.541.に記載されている。
【0021】 式R(X)において、Rは二価または多価の対称な架橋基であり、Xはカル
バメート官能基であり、かつyは2以上である。したがって、化合物(a)は少
なくとも2個のカルバメート基を有するカルバメート官能性化合物である。好ま
しくは、化合物(a)は2個から6個までのカルバメート官能基を有していても
よく、すなわちyは2から6までの数であり、かつ最も好ましくは化合物(a)
は2個から3個までのカルバメート基を有していてもよく、すなわちyは2また
は3である。
【0022】 R(X)は特別な分子の対称性、すなわち、C対称性を有していなければ
ならず、その際、nは2またはそれ以上である。本明細書で使用する場合には、
対称性を有する分子は、分子の一定の部分が、対称操作を介して、分子の同一性
または配置を換えることなく他の物で交換されていてもよいことを意味する。他
の方法は、“[a]Molecule prossesses a symme
try element if the application of th
e operation generated by the element
leaves the molecule in an indisting
uishable state”Molecular Symmetry an
d Group Theory, アラン ビンセント(Alan Vincent),ウィ
リー アンド サンズ(Wiley & Sons),NY,1977年,再版1981年、
第21頁に記載されており、この場合、これは、本明細書中で参考の目的のため
に記載する。
【0023】 対称操作は、分子の等価部分を交換する幾何学的に定義された方法である。し
かしながら、このような操作は、分子の形(appearance)が正確に対称操作前お
よび対称操作後に関して全く同じである場合にのみ、対称操作である。したがっ
て、本明細書中で使用される“対称性”の用語は、対称操作前および対称操作後
に関して同一性を示す形を有する分子に関する。
【0024】 さらに“C”としての固有の回転は、角2π/nまたは角360゜/nによ
って、分子を通過している軸に対しての単一の回転に関する。分子は、固有の回
転C操作を実施した後に、その形が、固有の回転Cn操作実施前の形と、配座
異性体に関係なく、区別がつかないものである場合に、Cn対称要素を有するも
のとされる。他の方法では、一つまたはそれ以上の配座異性体が対称要素を有す
る場合に、このCの場合の分子が対称要素を有する。分子の任意の配座異性体
に属する最も高い対称要素が分子を指定する。
【0025】 例えば、シクロヘキサンの最も一般的な2個の配座異性体は、椅子型配座:
【0026】
【化1】
【0027】 この場合、これはC3固有の回転軸を有し、および舟型配座:
【0028】
【化2】
【0029】 この場合、これはC2固有の回転軸を有する。結果として、シクロヘキサンはそ
の配座を限定することなしに、分子のC3固有の回転軸(C、その際、nは3
である)を有するものとして定義されてもよい。
【0030】 同様に、その多くの単結合の周囲に自由な運動を有するヘキサンが、以下;
【0031】
【化3】
【0032】 のような多数の配座で存在していてもよい。
【0033】 ヘキサンの配座異性体の一つ(以下に示す)は、C2固有の回転軸を有する。
これによって、ヘキサンはC(その際、nは2である)分子の対称要素を有す
るものであるといってもよい。
【0034】
【化4】
【0035】 nが1の場合のC対称性を有するすべての分子が評価されてもよいが、本発
明においては、nが2またはそれ以上でありC対称性を有するR基のみに関す
る。
【0036】 Rは、要求されるC対称性を有する、アルキル、シクロアルキルおよび/ま
たは芳香族炭化水素基を含有する構造であってもよい。さらに、Rの対称性が維
持される限りは、Rは付加的な官能基を含有していてもよい。例えば、Rは、原
子、例えばC、H、S、O、Nおよびこれらの混合物との単結合、二重結合およ
び/または三重結合を有する官能基を含んでいてもよい。付加的な官能基の例証
されるべき例は、尿素、エーテル、エステル、カルボネート等を含む。
【0037】 付加的な官能基が存在しない場合には、例証されるR基の例は、Cおよ
びC12を含む。適したR基の他の例は:
【0038】
【化5】
【0039】 [式中、Xはカルバメート基の位置を表す]である。
【0040】 付加的な官能基を有するR基の例は、尿素、例えば、
【0041】
【化6】
【0042】 、エーテル、例えば−R−O−R、および直鎖カルボネート、例えば
【0043】
【化7】
【0044】 [式中、RおよびRは同一であって、少なくとも4個の炭素を有するアルキ
ル基またはシクロアルキル基から成る基から選択され、かつ、R’およびR’’
は同一であって、かつHまたはC〜Cアルキルである]を含む。それぞれR およびRがカルバメート基Xと架橋されていることが評価されてもよい。
【0045】 RおよびRは、R(X)が、nが2またはそれ以上である場合の要求さ
れるC対称性を有する限りは、C対称性を有していてもよいが、しかしなが
ら必ずしも有していなくともよい。好ましくはRおよびRは、炭素4個から
12個までを含有するアルキル基であってもよく、かつ最も好ましくは4個まら
8個までのアルキル基を有していてもよい。例証されるRおよびRの例はC およびC12を含む。特に好ましい基はC12である。
【0046】 化合物(a)の他の例は、
【0047】
【化8】
【0048】 [式中、Rはアルキル、シクロアルキルおよび芳香族炭化水素基を含有する構
造から成る群から選択されてもよい]である。
【0049】 好ましくは、RはC〜C12アルキル基またはシクロアルキル基を含んでい
てもよい。好ましいR基の例は、ヘキサン、ブタンおよび1,4−ジメチルシク
ロヘキサンである。最も好ましくは、Rはブタンまたはヘキサンであってもよい
【0050】 カルバメート基Xは、第1級または第2級カルバメートであってもよく、その
際、すべてのX’は同一である。カルバメート基Xが、第2級カルバメート、す
なわち、
【0051】
【化9】
【0052】 である場合には、RはCアルキル基であってもよく、メチル、n−ブチ
ルアルキル基であることが好ましい。最も好ましくは、Xは第1級カルバメート
基であってもよい。
【0053】 化合物(a)は幾つかの方法によって得られてもよい。
【0054】 式R(X)を有する化合物(a)を得る好ましい方法は、化合物R(Y)n
と化合物Zとの反応を含み、その際、Rは前記に示した通りであり、Yは一つま
たはそれ以上の工程でカルバメート基に変換することができる官能基であっても
よく、nは2またはそれ以上であり、かつZはYと反応性の化合物である。
【0055】 この方法は、一つまたはそれ以上の反応工程で、Y官能性をカルバメート官能
性に変換するものであると見なされてもよい。例えば、幾つかの反応式、例えば
以下に記載されたものにおいて、R(Y)+Zの反応生成物は、R(X)
得るために、後にZ’と反応されてもよい。他の反応式において、[[R(Y)
n+Z]+Z’]の反応生成物はZ’’と反応されていてもよい。使用されるZ
’’’等の多工程反応は、本発明の範囲内である。
【0056】 Yとしての使用に適した官能基はヒドロキシル基、アルケン基、環式カルボネ
ート官能基、エポキシ基、イソシアネート官能基、アミノプラスト官能基および
ハロゲン化物を含む。一般に、Yはヒドロキシル基、環式カルボネート官能基、
エポキシ基、イソシアネート官能基およびハロゲン化物から成る群から選択され
てもよい。好ましくはY基はヒドロキシ官能性、イソシアネート官能性および環
式カルボネート官能性である。ヒドロキシル基をYとして使用するのが最も好ま
しい。
【0057】 Zは化合物Yと反応して、カルバメート基または引き続いての反応工程を介し
てカルバメートに変換可能な基を生じることができる化合物であってもよい。二
者択一的に、化合物Zは式Z−Qを有する化合物であってもよく、その際、Z は化合物Yと反応性の架橋基であり、かつQはカルバメート基またはカルバメ
ート基に変換可能な基である。
【0058】 “カルバメート基に変換可能な基”の用語は、例えば、カルバメート基に対す
る前駆体として以下に記載されているか、および/または、参考文献、P.アダ
ムス(P. Adams)およびF.バロン(F. Baron)による“Esters of
Carbamic Acid”,Chemical Review,v65,1
965に記載されている前記の基に関する。
【0059】 Zおよび/またはZ’、Z’’等は、第1級アミン、第2級アミン、アンモニ
ア、ホスゲン、イソシアネート、過酸化物、ヒドロキシカルバメートの金属塩、
二酸化炭素、ヒドロキシカルバメートおよびこれらの混合物である。
【0060】 例えば、Yが環式カルボネート基である化合物R(Y)(例えば、エポキシ
と二酸化炭素との反応生成物)は、第1級または第2級アミンまたはアンモニア
、すなわちZの反応によってカルバメート基に変換することができる。さらに、
この反応式が、Yがエポキシ基であってもよく、その際Zは二酸化炭素であり、
Z’は第1級アミンまたは第2級アミンまたはアンモニアであることを例証する
ことは評価されるであろう。
【0061】 Yが炭素−炭素二重結合である化合物R(Y)は、以下の公知技術(例えば
、過酸化物との反応)によってエポキシに変換されてもよく、その後に上記に示
したようにカルバメートに変換される。
【0062】 YがOHである化合物R(Y)は、ホスゲンとの反応、引き続いての第1級
または第2級アミンまたはアンモニアとの反応によって、カルバメートに変換す
ることができる。二者択一的に、Yがヒドロキシ基である場合には、R(Y) は、モノ−官能性イソシアネート(Z)と反応することができる。
【0063】 Yがイソシアネート基である場合には、これは、その後にイソシアネート反応
性カルバメート(例えば、ヒドロキシエチルカルバメート、ヒドロキシプロピル
カルバメート、アミノエチルカルバメート)と反応することができる。この場合
において、イソシアネート反応性カルバメートは式Z−Qである。
【0064】 Yがハロゲン化物基(例えば、塩素)である場合には、R(Y)は、ヒドロ
キシルカルバメートの金属塩(例えば、ナトリウム、リチウム等)であるZと反
応することができる。
【0065】 カルボン酸基を含むRの一つは、酸無水物に変換されてもよく(例えば、無水
酢酸との反応)、その後にヒドロキシカルバメートまたはアミノカルバメートと
の反応されてもよい酸無水物を生じる。
【0066】 Yがアミノプラスト基(例えば、アルデヒドまたは尿素と反応されたカルバメ
ート基)である場合には、Yはカルバメート官能基:ビニル、エポキシ、環式カ
ルボネート、ヒドロキシ、またはカルボン酸基(特に、Z−Qであって、その
際、Zはカルバメート基であり、かつQはビニル、エポキシ、環式カルボネー
ト、ヒドロキシ、またはカルボン酸基である)と反応されてもよく、かつその後
に前記のようなカルバメートに変換することができる。
【0067】 前記のものは例証にすぎず、かつ前記に示されたような他の適した化合物は式
R(X)を有する発明の化合物(a)を得るために使用されてもよいことが評
価されるであろう。
【0068】 本発明の樹脂は、典型的には、許容される粉体樹脂製造技術、例えばシート、
ロールまたは液滴の技術によって製造されてもよい。固体化の後に、樹脂は望ま
しい大きさおよび形状を有する粒子に粉砕される。樹脂粒子の平均粒度および形
状は、取り扱い、工程および装置の検討に依存する。
【0069】 好ましくは、樹脂は、規則的かまたは不規則なディメンションを有する平らな
細片(chip)または円板(disc)の形状であってもよい。1〜3インチの平均粒
度を有する粒子が好ましく、この場合には1ミクロンから1インチまでの平均粒
度を伴うが、この1ミクロンから1インチまでの平均粒度が最も好ましい。本明
細書中で使用された粒度は、公知の試験方法で測定することができる不規則な境
界を有する対象物の平均直径に関する。
【0070】 本発明の化合物(a)は、硬化剤(b)または架橋剤(b)との組み合わせ物
上での硬化性を有する。本発明の粉体塗料は、化合物(a)が架橋剤(b)と組
み合わせる場合において生じ、この場合、これは、粒状化合物(a)と反応性の
少なくとも一つの粒状架橋剤である。場合によっては、一つまたはそれ以上の顔
料、増量剤、流れ助剤(flow aids)、触媒、改質剤、調節剤、添加剤および/
または脱気溶剤は、本発明の粉体塗料組成物を製造するために混合されていても
よい。
【0071】 硬化剤(b)は、本発明の化合物(a)と反応性の複数個の官能基を有する化
合物であってもよい。適した反応性基は、アミノプラスト架橋剤上であるかまた
は他の化合物、例えばフェノール/ホルムアルデヒドアダクト上の活性メチロー
ル基またはメチルアルコキシ基、アクリルアミド基、イソシアネート基、シロキ
サン基、環式カルボネート基および無水物基を含む。
【0072】 硬化剤(b)の例は、メラミンホルムアルデヒド樹脂(単量性または多量性の
メラミン樹脂および部分的にかまたは完全にアルキル化されたメラミン樹脂を含
む)、尿素樹脂(例えば、メチロール尿素、例えばユリアホルムアルデヒド樹脂
、アルコキシユリア、例えばブチル化ユリアホルムアルデヒド樹脂)、アルコキ
シル化されたアクリルアミド基を有するポリマー、メチロール基またはアルコキ
シメチル基を有するポリマー、ポリ無水物(例えば、ポリコハク酸無水物)、お
よびポリシロキサン(例えば、トリメトキシシロキサン)である。モノマーおよ
び/または低オリゴマーのアミノプラスト樹脂、例えばメラミンホルムアルデヒ
ド樹脂またはユリアイホルムアルデヒド樹脂が特に好ましい。
【0073】 本発明の粉体塗料組成物を製造するために、架橋剤(b)は、粒状化合物(a
)と反応性の少なくとも一つの粒状架橋剤を有していてもよい。適した粒状架橋
剤の一つの例は、サイテック オブ ウエストペイターソン(Cytec of West Pa
terson)、NJから市販されている架橋性樹脂であり、かつ、グリコール ユリ
ル ホルムアルデヒド樹脂(glycol uril formaldehyde resin)であるとみなさ
れるパウダーリンク(Powder Link(R))樹脂である。
【0074】 硬化剤(b)または架橋剤(b)の等量に対する化合物(a)の等量比は、約
0.5:1.0(a:b)〜1.5:1.0、好ましくは約0.8:1.0〜1
.2:1.0である。
【0075】 粉体塗料組成物は、公知の粉体塗料製造技術、例えば予混合、引き続いてのド
ライブレンディングまたは溶融混合によって製造されてもよい。溶融混合または
溶融押出が最も好ましい。冷却の後に、生じる粒子は望ましい粒度分布に粉砕さ
れる。適した粒度減少方法または粉砕方法は、機械的な粉砕またはジェットミル
を含む。
【0076】 粒度減少が実施された後に、粉体塗料は典型的には0.1〜100ミクロン、
より好ましくは1〜40ミクロン、および最も好ましくは平均粒度10〜30ミ
クロンを有する。しかしながら、粉体塗料の望ましい粒度分布は、最終用途の適
用、工程および/または塗布に依存する。本発明の粉体塗料組成物は、硬化の後
に、典型的にはTg 40゜〜250゜、より好ましくはTg 40℃〜120
℃および最も好ましくはTg 40℃〜80℃を有する。
【0077】 本発明の粒状化合物(a)は、典型的には、本発明の粉体塗料に関する前記の
範囲内のTgを有していてもよい。しかしながら、粒状化合物(a)のTgが、
前記の範囲よりも高いものであってもよい。粉体塗料の他の成分との混合物は、
粒状化合物(a)のTgよりも低くてもよく、したがって、本発明の粉体塗料は
Tg 40℃〜250℃、より好ましくはTg 40℃〜120℃および最も好
ましくはTg 40℃〜80℃を有する。
【0078】 本発明の粉体塗料は、許容可能な塗布技術によって、種々の最終用途の適用、
例えば、自動車、家具、工業、芝地(lawn)および庭園、装置、電化製品等で使
用するための種々の支持体に塗布されてもよい。
【0079】 適した支持体は、金属、プラスチック、木材、セラミック、複合材料およびこ
れらの混合物を含む。金属および/またはプラスチック支持体が好ましい。支持
体は、好ましくは、粉体塗料の適用前に清浄化されてもよい。支持体は、場合に
よっては、接着および/または外観を改善させるために、リン酸処理、クロム酸
処理および同様の前処理方法で予め処理されていてもよい。前処理の選択は望ま
しい支持体および最終用途の適用に依存することが評価されるであろう。
【0080】 本発明の粉体塗料は、静電吹付け、静電または非静電性流動層中の製品の浸漬
被覆、あるいはフレーム溶射方法によって塗布されてもよい。静電吹付けによる
塗布が最も好ましい。
【0081】 塗布の後に、塗布された製品は流動および硬化を作用するのに十分な硬化スケ
ジュールにさらされる。本明細書中で用いられる“硬化スケジュール”の用語は
、熱硬化性粉体塗料の完全な硬化をもたらすのに必要な時間/温度の関係に関す
る。本発明の粉体塗料に関する典型的な硬化スケジュールは、250〜400゜
Fの製品温度(part temperature)および製品温度での10〜30分の時間を含
む。好ましい硬化スケジュールは250〜300゜Fであり、かつこの製品温度
での時間10〜20分である。
【0082】 さらに、本発明は以下の制限のない例を記載する。
【0083】 例1 本発明による化合物(a)の製造 1,6−ヘキサンジオール 157.7部、メチルカルバメート 400部、
およびトルエン655.4部の混合物を還流させながら、約114〜120゜ま
でに加熱した。チタン(IV)イソプロポキシド 3.6部をその後に添加し、
かつ生じるメタノールを系から除去した。反応の完了時に、脱イオン水 85部
を添加し、ジカルバメートを真空蒸留によって単離し、無色固体の生成物を得た
【0084】 例2 本発明による化合物(a)の予備的製造 1,6−ヘキサンジオール 157.7部、メチルカルバメート 400部お
よびトルエン 655.4部の混合物を還流しながら、約114〜120℃に加
熱した。チタン(IV)イソプロポキシド 3.6部をその後に添加し、かつ生
じるメタノールを系から除去した。反応の完了時に、脱イオン水 85部を添加
し、かつジカルバメートを真空蒸留によって単離した。以前として溶融状態にあ
るが、ナキュア5225(Nacure 5225)(King Industriesから市販されている
スルホン酸触媒) 0.5gを添加した。周囲温度までに冷却した際に、無色固
体の生成物を得る。
【0085】 例3 本発明による硬化塗料の予備的製造 例1からの樹脂 124部を、110℃の温度に加熱することによって液体の
形に溶解する。液体を60℃に冷却すると同時に、レジメン747(Resimene 7
47)(Cytecから市販されているアミノプラスト樹脂) 40部およびドデシル
ベンジルスルホン酸 1部を添加する。成分が均一になるまで混合すると同時に
、液体は薄相をもたらす。周囲温度まで(約20〜25℃)に冷却した時に、液
相は結晶化され固相を形成し、この固相は加熱する(約120℃で30分)こと
で、透明で硬質な、溶剤耐性の硬化された塗膜を供給する。
【0086】 例4 本発明の粉体塗料組成物の予備的混合 例2で製造された固体化合物 1000部をパウダーリンク1174(Powder
link1174)(Cytecから市販されているアミノプラスト架橋剤) 784部
と組み合わせ、かつ密閉した混合装置中で一緒に混合させる。この混合物をその
後に押出機によって溶融混合させる。押出物をチルロール上、およびその後に冷
却ベルト上に供給し、その際、押出物はロールされ、かつその後に細片に粉砕さ
れる。細片はホソカワ ミクロン(Hosokawa Mikron)から商業的に入手可能な
ACMミル中で、平均粒度25〜50ミクロンに粉砕する。粉体を、コーテッド
スチールパネルに静電的に塗布し、かつ325Fで30分に亘って焼き、硬化し
た光沢のある透明なトップコート仕上げ塗膜を提供する。
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Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C対称性を有し、その際、nは2またはそれ以上であり、
    かつTgが30℃以上である、式R(X)のカルバメート官能性化合物(a)
    を含有する硬化可能な組成物。
  2. 【請求項2】 Rが分子量50〜165を有する、請求項1に記載の組成物
  3. 【請求項3】 yが2である、請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 nが2である、請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 Rが、C対称性を有するアルキル、シクロアルキルまたは
    芳香族炭化水素を含有する基からなる群から選択され、その際、nは2またはそ
    れ以上である、請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 さらに、Rがビニル基、尿素基、エーテル基、エステル基お
    よびカルボネート基から成る群から選択される官能基を有する、請求項5に記載
    の組成物。
  7. 【請求項7】 化合物(a)が、1,6ジカルバメートヘキサン、1,4ジ
    カルバメートブタン、または1,4ジカルバメートシクロヘキサンから選択され
    る、請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 Xが第1級カルバメート基である、請求項1に記載の組成物
  9. 【請求項9】 (a)nは2またはそれ以上である場合のC対称性および
    30℃以上のTgを有する、式R(X)の化合物、その際、Xはカルバメート
    官能基であり、yは2以上であり、および (b)硬化剤(b)を含有する、粉体塗料。
  10. 【請求項10】 硬化剤(b)が粒状化合物(a)と反応性の少なくとも一
    つの粒状架橋剤(i)を含有する、請求項9に記載の粉体塗料組成物。
  11. 【請求項11】 Rが分子量50〜165を有する、請求項9に記載の粉体
    塗料組成物。
  12. 【請求項12】 yが2または3である、請求項9に記載の粉体塗料組成物
  13. 【請求項13】 nが2である、請求項9に記載の粉体塗料組成物。
  14. 【請求項14】 Rが、アルキル、シクロアルキルまたは芳香族炭化水素を
    含有する基から成る群から選択され、その際、このようなすべての基は、nが2
    またはそれ以上である場合のC対称性を有する、請求項9に記載の粉体塗料組
    成物。
  15. 【請求項15】 さらに、Rがビニル基、尿素基、エーテル基、エステル基
    およびカルボネート基から成る群から選択された官能基を有する、請求項14に
    記載の粉体塗料組成物。
  16. 【請求項16】 化合物(a)が、1,6ジカルバメートヘキサン、1,4
    ジカルバメートブタン、または1,4ジカルバメートシクロヘキサンから成る群
    から選択される、請求項9に記載の粉体塗料組成物。
  17. 【請求項17】 粒状化合物(a)と反応性の粒状架橋剤少なくとも一つが
    、アミノプラスト樹脂である、請求項10に記載の粉体塗料組成物。
  18. 【請求項18】 粒状化合物(a)と反応性の粒状架橋剤少なくとも一つが
    、グリコールユリルホルムアルデヒド樹脂である、請求項17に記載の粉体塗料
    組成物。
  19. 【請求項19】 (a)nが2またはそれ以上である場合のC対称性およ
    び30℃以上のTgを有する、式R(X)のカルバメート官能性化合物、その
    際、Xはカルバメート官能基であり、yは2以上であり、および (b)(a)と反応可能な硬化剤 を含有する、硬化可能な塗料組成物。
JP2000588288A 1998-12-14 1999-11-19 粒状カルバメート官能性化合物および該化合物を含有する粉体塗料 Pending JP2002532607A (ja)

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