JP2002532346A - 二重安全シールを有するプッシュプルクロージャ - Google Patents

二重安全シールを有するプッシュプルクロージャ

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JP2002532346A
JP2002532346A JP2000588044A JP2000588044A JP2002532346A JP 2002532346 A JP2002532346 A JP 2002532346A JP 2000588044 A JP2000588044 A JP 2000588044A JP 2000588044 A JP2000588044 A JP 2000588044A JP 2002532346 A JP2002532346 A JP 2002532346A
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プラディナ,クロード
ジョリベ,イブ
ルザト,ミッシェル
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ノーヴェンバル
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    • B65D47/00Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/04Closures with discharging devices other than pumps
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 プッシュプルクロージャシステムにシール機能及びいたずら防止機能を付与する。 【解決手段】この発明はプッシュプルクロージャシステムに関する。このシステムは、内部ねじ(6)が設けられたベース(1)と、ベース(1)に組み付けられていて、閉位置と開位置との間で前記ベース(1)に対して動作可能なバルブリフタ(2)と、クロージャが最初に開けられるまでの間バルブリフタ(2)を覆っているキャップ(3)とを有する。その特徴は、クロージャがいたずら防止用のインナーシールを有しており、そのインナーシールがバルブリフタ(2)のトップ部分に溶着され、最初の開封に対する痕跡表示を形成するとともに最初の開封前にはシール手段を形成していることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はボトルのネックから直接飲用することが可能なプッシュプルタイプの
クロージャに関する。
【0002】 これらのクロージャは、従来においては、ベースと、バルブリフタと、保護キ
ャップとから成る。
【0003】 キャップ及び/又はバルブリフタにはいたずらを示す痕跡表示が設けられるが
、これによって、成形型の製造、成形工程及び三つのパーツの組立が複雑になっ
ている。 本発明の目的は、上記のようなタイプのクロージャシステムであって、開封前
には完全なシール手段を有するとともに最初の開封に対して痕跡表示を形成する
クロージャシステムを開発することである。
【0004】 そのために、この発明のプッシュプルクロージャは、 −内部ねじが設けられたベースと、 −ベースに組み付けられていて、閉位置と開位置との間で前記ベースに対して
動作可能なバルブリフタと、 −クロージャが最初に開けられるまでの間バルブリフタを覆っているキャップ
と、 を有している。そして、このクロージャはいたずら防止用のインナーシールを
有し、このインナーシールはバルブリフタのトップ部分に溶着されている。 ベースには横方向のアウタースカートが設けられ、このアウタースカートには
そのロワー部分にいたずら防止バンドが設けられ、このいたずら防止バンドは破
ることのできるブリッジによってスカートのロワー端部に結合されている。
【0005】 破ることのできるブリッジが当接領域によって相互に離間され、これらの領域
は、クロージャが容器のネックに配置されたときに、横方向のアウタースカート
のロワー端部に当接するようになっている。 バルブリフタは凸状のボトムを有し、このボトムのロワー部分からは環状壁が
延びており、この環状壁はその内面がベースのアッパー部分の外面にほぼ対応す
る形状を有している。 バルブリフタの壁はインナーショルダを有し、このショルダは、バルブリフタ
が閉位置にあるときに、ベースのショルダの面に当接する。
【0006】 壁の内面は、そのアッパー部分において、ベースの端部領域のビードと接触し
ている。 再閉止のときにキャップを保持するために、キャップの内側にクリップ又はそ
れと同等の部材がバルブリフタのボトム壁と一致するように設けられている。 この発明の他の目的及び利点は以下の実施の形態の説明、この発明のクロージ
ャシステムを縦断面図で示した添付の図面を参照した説明によって明らかになる
であろう。
【0007】 以下の記載において、「アッパー」、「ロワー」、「トップ」、「アウター」
及び「インナー」という用語は、特に断らない限り、クロージャシステムの中心
に位置する点Pを基準として使用される。 クロージャシステムは三つの部材を有する。 すなわち、ベース1、バルブリフタ2及びキャップ3を有する。 示されている実施の形態においては、アセンブリは軸線4の回りに回転する。 先ず、ベース1について説明する。 ベース1は横方向アウタースカート部5を有し、このスカートには雌ねじ6が
形成されている。
【0008】 この横方向アウタースカートのトップにおいては、横方向アウタースカート5
に垂直なほぼ水平な環状壁7が延びている。 この環状壁7はその内側が横方向アウタースカート5と同心状のほぼ鉛直な壁
8によって限定されている。 この壁8は所定の高さh8だけ上方へ延びる一方、環状壁7によって形成され
た面より下方へ延びて、横方向アウタースカート5と同心状の横方向インナース
カート9を形成している。
【0009】 この横方向インナースカート9は、そのロワー端部において、シールリップを
形成する横方向アウタービード10を有している。 示されている実施の形態においては、このビード10は横方向インナースカー
ト9の縦寸法h9の半分又は高さh8のオーダーの高さh10にわたって延びている
【0010】 横方向アウター(5)及びインナー(9)スカートは、高さh9にわたって、
環状空間Eを形成している。この環状空間はその上部が壁7によって限定され、
その下部が開放されている。 壁8の上面11はほぼ水平であり、キャップ3のスカートのロワーエッジに当
接する面を形成している。 ベース1の上部12は二つの円筒状領域13,14を有している。トップ領域
14はボトム領域13よりも小径であり、ショルダ15によって分離されている
。 ショルダ15は截頭錐体形の環状の外面16を形成しており、クロージャが閉
止位置にあるときに、バルブリフタ2の対応面に当接するようになっている。 第2の端部領域14は、その自由端17の近傍において、横方向のアウターシ
ールビード18を有している。
【0011】 ベース1の横方向のアウタースカート5は、そのロワー部分にいたずら防止バ
ンド19が設けられている。 このいたずら防止バンド19は破ることのできるブリッジ20によってスカー
ト5のロワー端部21に結合されている。 破ることのできるブリッジ20はそれらのロワー部分に比べてアッパー部分の
方が断面積が小さくなるように設計されている。
【0012】 これら破ることのできるブリッジ20は、示されている実施の形態においては
、ほぼ三角形の断面形状を有している。 これらのブリッジ20は、その内側においては、ほぼ鉛直な面22によって限
定され、その外側においては、鉛直に対して傾斜した面23によって限定されて
いる。 これらのブリッジ20は、それらが最初に開けられるときに、いたずら防止バ
ンド19に結合されている領域の近傍において選択的に容易に破れるようにその
形状が設計されている。
【0013】 支持面24が破ることのできるブリッジ20を相互に離間させている。 これらの支持面24は鋸歯形状を形成している。 スカート5のロワー端部21と支持面24との間の距離は極めて小さく、破る
ことのできるブリッジ20の高さよりも著しく小さい。
【0014】 結果的に、クロージャが容器(図示せず)のネックに配置されたときに、支持
面24はスカート5のロワー端部21に当接することになる。 したがって、破ることのできるブリッジ20の早期破損が防止される。 環状リップ25がいたずら防止バンド19のロワー部分において延びている。
【0015】 このリップ25は、クロージャが容器のネックに配置されるときに、それ自体
は周知の方法で内側へ折り曲げられる。 ベース1はポリプロピレン又はポリエチレン等のプラスチック材料で形成する
ことができる。 キャップ3について説明する。 キャップ3は横方向のボトム壁26と横方向のスカート27によって形成され
た本体を有する。横方向のスカートはわずかながら截頭錐体状に形成され、下方
に向かって幾分拡がっている。
【0016】 スカート27によって限定されている最大内径D27はベース1の横方向インナ
ースカート9によって限定されている内径D9より若干大きい。 一実施の形態においては、キャップ3はその把持性を高めるためにアウターグ
ルーブすなわちリセス28を有している。 別の実施の形態においては、キャップ3の外面の少なくとも一部はみかげ石の
ようになっている。
【0017】 バルブリフタ2について説明する。 このバルブリフタ2は凸状のボトム壁29を有し、このボトム壁のロワー部分
からは環状壁30が延びている。 壁30の内面はベース1の領域13,14の外面にほぼ対応する形状を有して
いる。 特に、壁30の内側のショルダ31は、バルブリフタ2が閉位置にあるときに
、ベース1のショルダ15の面16に当接するようになっている。
【0018】 一方、壁30のロワー端部32は、バルブリフタ2が閉位置にあるとき、ベー
ス1の壁8の面11に当接しない。 同様に、壁30の内面33は、そのアッパー部分において、ベース1の端部領
域14のアウタービード18と接触する。
【0019】 結果として、バルブリフタ2はベース1のアッパー部分に取り付けられ、閉位
置すなわちプッシュ位置におけるシール状態が確保されるとともにプル位置すな
わち開位置におけるフロー状態が確保される。 再閉止によってャップ3を保持するために、キャップ3の内側にクリップ又は
それと同等の部材をバルブリフタ2のボトム壁29と一致させて設けることがで
きる。 ボトル(図示せず)のネックとの間のシールは、特に、いわゆる「オリーブ」
リップ10によって確保される。
【0020】 生産ライン上でのねじ込み操作中にキャップ3の保持性を高めるために、キャ
ップ3のベースにノッチを形成して、それらがキャップ3のスカート27のため
の支持部材として作用するようにベース1の面上に形成された他のノッチと一致
するように設計することも可能である。 このようなノッチは、生産ライン上でクロージャがねじ込まれるときに、ベー
ス1に対するキャップ3の回転防止を可能にする。
【0021】 これらのノッチはキャップ3の開方向ヘの回転、たとえば、反時計回りの回転
を妨げないが、ねじ込み方向への回転、たとえば、時計回りの回転によってロッ
ク状態をもたらすようになっている。 キャップ3を透明又は半透明の材料で形成することによって、バルブリフタの
色が見えるようにすることができる。
【0022】 この色は、たとえば、このクロージャシステムが取り付けられる容器の内容物
の色に合わせることができる。 一方でベースに一連のリブを設け、他方でキャップに一連のリブを設けること
によって、これら二つの部材の相対回転を防止することができる。 剥がすことのできるインナーシール36がスタッド34上及びバルブリフタ2
の凸状のボトム壁29の上面に接着、熱溶着等の方法で固定されている。
【0023】 この上面及びスタッド34の上面は、最初に開けられる前においては、実質的
に共面であるため、剥がすことのできるインナーシールの位置決めが容易になっ
ている。 剥がすことのできるインナーシールの製造には複数の剥がすことのできる材料
を使用することができる。これらの材料は、それ自体は周知であり、アルミニウ
ムとポリエチレンの複合材料、EVOHを含む多層体等である。
【0024】 クロージャがねじを緩める方向に回されるとき、いたずら防止バンド19を横
方向のアウタースカート5に結合しているブリッジ20が破断されるまでは、容
器のネックに対するシール状態は維持される。 クロージャのシールは、特に、ベース1のスタッド34によって補強されてい
る。スタッドの横方向の外面はバルブリフタ2に設けられた対応する孔35の壁
とによってバッフルを形成している。
【0025】 さらに詳しくは、示されている実施の形態においては、孔35はそのアッパー
端部からそのロワー端部に向かって、 −ほぼ鉛直な環状壁と、 −ほぼ水平な第1の環状壁と、 −鉛直方向に対して10から20゜の間の角度で傾斜した截頭錐体状の環状壁
と、 −ほぼ水平な第2の環状壁と、 −ほぼ鉛直な環状壁と、 を有している。
【0026】 ほぼ鉛直な第2の壁はほぼ水平な第1の壁を含む面の上方に配置された面内に
ある。 スタッド34は、そのアッパー端部からそのロワー端部に向かって、 −ほぼ鉛直な横方向の面と、 −ほぼ水平な第1の横方向の面と、 −鉛直方向に対して10から20゜の間の角度で傾斜した截頭錐体状の環状面
と、 −ほぼ水平な第2の横方向の面と、 −結合面及びほぼ鉛直な面と、 を有している。
【0027】 バルブリフタ2が閉位置にあるとき、孔35の第2の環状壁はスタッド34の
ほぼ水平な第2の面に対して当接している。 同様に、孔35の截頭錐体状の環状壁はスタッド34の截頭錐体状の面に当接
し、孔35のほぼ水平な第1の環状壁はスタッド34のほぼ水平な第1の面に当
接している。
【0028】 スタッド34のほぼ鉛直な横方向の面は、実質的に、それらの全長にわたって
、孔35のほぼ鉛直な環状壁と接触している。 いたずら防止バンド19を横方向のスカート5に結合しているブリッジ20は
、使用者が容器に再充填しようとするときにも破断される。
【0029】 結果的に、このクロージャシステムは二重のいたずら防止が施されていること
になる。 第1に、いたずら防止機能は剥がすことのできるインナーシール36の存在に
関連している。 第2に、いたずら防止機能は容器のネックに対して最初にベース1を回してね
じを緩めることに関連している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクロージャシステムの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 バルブリフタ 3 キャップ 5 アウタースカート 6 雌ねじ 14 端部領域 15 ショルダ 16 外面 18 ビード 19 いたずら防止バンド 20 ブリッジ 21 ロワー端部 29 ボトム壁 30 環状壁 33 内面
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月21日(2000.9.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 これらのクロージャは、従来においては、たとえば、米国特許第581357
5号(US-A-5813575)に開示されているように、ベースと、バルブリフタと、保護
キャップとから成る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルザト,ミッシェル フランス F−69005 リヨン,リュ デ ラベ パポン,11 Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AB01 BA03 CA01 CB02 CC04 CC05 DA01 DB05 DB12 DC04 DC05 FA09 FB01 GA04 GB04 KA13 KA14 KB01 LA14 LB02 LD03 LD16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュプル型のクロージャであって、 −内部ねじ(6)が設けられたベース(1)と、 −ベース(1)に組み付けられていて、閉位置と開位置との間で前記ベース(
    1)に対して動作可能なバルブリフタ(2)と、 −クロージャが最初に開けられるまでの間バルブリフタ(2)を覆っているキ
    ャップ(3)と、 を有し、このクロージャはいたずら防止用のインナーシールを有し、このイン
    ナーシールはバルブリフタ(2)のトップ部分に溶着され、最初の開封に対する
    痕跡表示を形成するとともに最初の開封前にはシール手段を形成しているクロー
    ジャ。
  2. 【請求項2】 ベース(1)には横方向のアウタースカート(5)が設けられ
    、このアウタースカートにはそのロワー部分にいたずら防止バンド(19)が設
    けられ、このいたずら防止バンドは破ることのできるブリッジ(20)によって
    スカート(5)のロワー端部(21)に結合されている請求項1に記載のクロー
    ジャ。
  3. 【請求項3】 破ることのできるブリッジ(19)が支持領域(29)によっ
    て相互に離間され、これらの支持領域は、クロージャが容器のネックに配置され
    たときに、横方向のアウタースカート(5)のロワー端部(21)に当接するよ
    うになっている請求項2に記載のクロージャ。
  4. 【請求項4】 バルブリフタ(2)は凸状のボトム壁(29)を有し、このボ
    トム壁のロワー部分からは環状壁(30)が延びており、この環状壁はその内面
    がベース(1)のアッパー部分(14)の外面にほぼ対応する形状を有している
    請求項1から3のいずれか一項に記載のクロージャ。
  5. 【請求項5】 バルブリフタ(2)の壁(30)はインナーショルダ(31)
    を有し、このショルダは、バルブリフタ(2)が閉位置にあるときに、ベース(
    1)のショルダ(15)の面(16)に当接するようになっている請求項4に記
    載のクロージャ。
  6. 【請求項6】 壁(30)の内面(33)は、そのアッパー部分において、ベ
    ース(1)の端部領域(14)のビード(18)と接触している請求項4又は5
    に記載のクロージャ。
  7. 【請求項7】 再閉止のときにキャップ(3)を保持するために、キャップ
    (3)の内側にクリップ又はそれと同等の部材がバルブリフタ(2)のボトム壁
    (29)と一致するように設けられている請求項1から6のいずれか一項に記載
    のクロージャ。
JP2000588044A 1998-12-16 1999-12-15 二重安全シールを有するプッシュプルクロージャ Pending JP2002532346A (ja)

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