JP2002532282A - 逆向きテーパ部を有する成形コアを有する射出成形装置 - Google Patents
逆向きテーパ部を有する成形コアを有する射出成形装置Info
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Abstract
Description
ア係止部材とを有しそれらの表面の係合当接部が逆向きテーパ部を有するそのよ
うな装置、に関している。
細長成形コアが、それらの間に成形キャビティを規定するように、雌モールド及
び首リングと協働する。首リングは、成形コアの長手方向軸に対して横方向に分
離され得る1対の係合半部によって構成されている。テーパ状のスリーブが、首
リングの下方で成形コアを取り囲んでいる。1対のスライドテーパ状係止部が、
射出モールドがモールド閉鎖位置にある時に、スライドのそれぞれの一方と接触
して、スライドの横方向の運動を抑制すると共に首リングをバックアップする。
8号に記載されている。長手方向コアが、2つのモールド半部を有する首モール
ドを通って延びている。首モールドの開口部が、後方端に向かって外側にわずか
にテーパ状になっている。
されている。複数の射出コアが、可動のプラテンによって、モールド挿入部によ
って静止プラテン内に規定された対応する射出キャビティに挿入される。当該コ
アは、対応するスプリット伝達成形キャビティを通って延びている。当該コアは
、対応するスリーブによって、前記可動のプラテンに固定されている。スリーブ
の開口部は、成形コアの対応する切頭円錐部分と係合する切頭円錐部分を有して
いる。これらの部分は、構造物の後方端に向かって、外側にテーパ状になってい
る。
様な成形要素の幾つかを受容するようになっている、複数の等間隔の成形要素受
容チャンバを有するプラテンを備えた射出成形機が示されている。
ことが知られている。錠剤瓶、化粧品容器、医薬ビーカー及び飲料用瓶プリフォ
ームのような製品を製造するために長い成形コアを有するモールドは、コアシフ
トとして知られる問題を有している。ゲラートに1991年10月29日に発行
された米国特許第5061174号で理解されるように、成形コアの外側面の後
方部分とその周囲のコア係止部材の当接表面とは、組立を容易にするため、後方
端に向かって外側に通常わずかにテーパ状になっている。高い射出圧力が大きな
モールド内の多数の成形コアに対して衝突する時、それは成型コアをわずかに後
方に強制移動させ得る。そのことは、コア係止部材内のそれらのテーパ状の着座
を緩め、成型コアが一方側または他方側にわずかに移動する空間を生成する。こ
の成型コアの横方向の移動(シフト)は、結果としてキャビティの不均一な充填
を導き、満足てきない非同心の製品を形成することになる。このことは、特に、
瓶プリフォームにとって問題である。なぜなら、ふくれた瓶が、奇形状態となり
得る、あるいは、一方側に突出し得るからである。
曲げてしまい得ることである。従って、コアシフトと曲がりという両方の問題が
、射出圧力を制限し、より迅速な充填及びより短いサイクル時間を妨げている。
接面とに係合逆向きテーパ部を与えることによって、従来技術の欠点を少なくと
も部分的に克服することである。
ビティと、コア裏張り板に取り付けられたコア係止部材内の内面を有する開口を
通って適合する細長冷却成形コアと、を有する射出成形装置を提供する。成形コ
アは、前方端と、後方端と、外側面と、中央冷却流体ダクトと、当該中央冷却流
体ダクトの周囲で長手方向に延びる1以上の外側冷却流体導管と、を有している
。成型コアの外側面は、前方部分と後方部分とを有している。成形コアの外側面
の前方部分は、キャビティの内方側を形成する。成形コアの外側面の後方部分の
一部は、成形コアの後方端に向かって内方にテーパ状になっている。成形コアの
外側面の後方部分のテーパ部は、成形コアの後方端に向かって同様に内方にテー
パ状となっている、コア係止部材の開口の内側面の係合部に対して当接する。
らかである。
部材を有する多キャビティ射出成型システムの一部を示す断面図である。
する状態で、どのように受容されるかを示す分解等角図である。
瓶プリフォームを成型するために用いられる多キャビティ射出成型システムまた
は装置の一部を示す図1及び図2が、まず参照される。この形態では、多数の加
熱ノズル12が、モールド16内の開口14内に取り付けられている。各加熱ノ
ズル12の後方端18が鋼鉄溶融物分配マニホルド22の前方面20に当接して
いる。各ノズル12は、一体の電気加熱要素24によって加熱されると共に、動
作温度を監視及び制御するためにその前方端28内に延びる熱電対要素26を有
している。各加熱ノズル12は、開口14内の環状位置決め座部32内に着座さ
れる円筒状位置決めフランジ30を有している。これは、加熱ノズル12とその
周囲のモールド16との間に断熱空間34を提供する。それは、冷却導管36を
通る冷却水を注入することによって冷却される。
される。溶融物分配マニホルド22は、ボルト44によって共に固定されたマニ
ホルド板40とクランプ板42との間に取り付けられている。溶融物分配マニホ
ルド22は、中央位置決めリング46と、多数の弾性スペーサ48と、によって
位置決めされ、それとその周囲の冷却モールド16との間に断熱空間50を提供
している。
4から延びて、加熱ノズル12の各々の内部の中央溶融物孔58を通って延びる
ように、溶融物分配マニホルド22内で分岐している。溶融物通路52は、冷却
ゲート挿入部64を通って細長キャビティ66にまで延びるゲート62と整列さ
れている、2部材のノズルシール60を通って延びている。飲料用瓶プリフォー
ムを製造するための当該キャビティ66は、外側でキャビティ挿入部68及びネ
ジスプリット挿入部70と、内側で冷却成型コア10と、の間で延びている。ゲ
ート挿入部64とキャビティ挿入部68は、それを通って冷却水ライン(図示せ
ず)が冷却ゲート挿入部64にまで延びているキャビティ板74内の開口72内
に着座されている。
長中空内側部76で形成されている。成形コア10は、ドーム形状の前方端82
から後方端84に延びる外側面80を有している。細長成形コア10の外側面8
0は、前方部分86と、本発明に従う後方部分88と、を有している。前方部分
86は、キャビティ66の内方側90を形成し、後方部分88は、キャビティ6
6から後方に延びてコア係止部材94を貫く開口92を通っている。コア係止部
材は、ボルト98によって、コア裏張り板96に固定されている。コア係止部材
94は、順に、スライド部材102を貫く開口100と、ネジ108によってス
トリッパ板106に固定された摩擦板104と、を通って延びている。冷却流体
供給及び回収ライン110及び112が、コア裏張り板96内を延びて、それぞ
れ、内側部76を通って長手方向に延びる中央冷却流体ダクト114と、内側部
76と外側部78との間に延びる外側冷却流体ダクト116と、に接続されてい
る。この場合、外側冷却流体ダクト116は円筒状であるが、他の形態では、そ
れは、中央冷却流体ダクト114の周囲で成形コア10を通って延びる多数の孔
や直線状または螺旋状の溝からなり得る。勿論、他の形態では、要求される形態
に依存して、モールド16は異なる数及び形状の部分及び板を有し得る。
かって内方にテーパ状のテーパ部118を有している。見られ得るように、コア
係止部材94を貫く開口92は、成形コア10の後方端84に向かって内方にテ
ーパ状であって成形コア10の外側面80の後方部分88のテーパ部118と係
合するテーパ部122、を有する内側面120を有している。成形コア10の外
側面80の後方部分88は、また、円筒状ナット126がネジ締めされるネジ部
124を有している。ナット126は、コア係止部材94の後方面130内の座
部128内に着座されており、スパナレンチによって締め付けられている。それ
は、成型コア10の外側面80のテーパ部118がコア係止部材94を貫く開口
92の内側面120の係合テーパ部122に対して当接するように、成型コア1
0をコア係止部材94に固定すべく、孔132内に適合する。従って、これらの
逆向きテーパ部118、122によって、成型コア10に衝突する高い射出圧力
の衝撃がそれをモールド16内でわずかに後方に移動させようとしても、成型コ
ア10の外側面80のテーパ部118とその周囲のコア係止部材94の内側面1
20の係合テーパ部122との間に、横方向のコアシフトを許容するような空間
が全く開放され得ない。換言すれば、射出圧力が、テーパ部の係止圧力に変換さ
れる。
要素24、38に適用され、ノズル12及び溶融物分配マニホルド22を所定の
動作温度に加熱する。水のような好適な冷却流体が、ポンプ(図示せず)によっ
て、モールド16内の冷却導管36及びキャビティ挿入部68に通じるラインを
通って、循環される。通常は、グリコールのような洗浄冷却流体が、供給及び回
収ライン110、112を通って成形コア10を通って循環するように、閉ルー
プ冷却システム内で圧送される。その後、成型機(図示せず)からの圧力溶融物
が、所定の射出サイクルに従って、溶融物分配マニホルド22の溶融物通路52
の中央入口部54に導入される。それは、そこから、加熱ノズル12の各々の内
部の中央溶融物孔58及び2部材のノズルシール60を通って、ゲート62を通
って流れ、キャビティ66を充填する。キャビティ66が充満した後で、射出圧
力がパックのためにしばらくの間保持され、その後、解放される。短い冷却期間
の後、モールド16は製品を放出するために開放される。放出後、モールド16
は閉塞され、キャビティ66を再充填するために射出圧力が再適用される。この
サイクルが、成形コア10からの改良された冷却の結果として低減されたサイク
ル時間で、連続に繰り返される。
4の説明が好適な実施の形態について与えられたが、当業者に理解され請求の範
囲で与えられる本発明の範囲から離れることなく、様々な他の修正が可能である
ことが明らかである。
する多キャビティ射出成型システムの一部を示す断面図である。
で、どのように受容されるかを示す分解等角図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 モールド(16)内のキャビティ(66)と、コア係止部材(94)を貫く内
面(120)を有する開口(92)を通って適合する成形コア(10)と、を有
する射出成形装置であって、 成形コア(10)は、前方端(82)と、後方端(84)と、外側面(80)
と、を有し、 成形コア(10)の外側面(80)は、前方部分(86)と後方部分(88)
とを有し、 成形コア(10)の外側面(80)の前方部分(86)は、キャビティ(66
)の内方側(90)を形成しており、 成形コア(10)の外側面(80)の後方部分(88)の少なくとも一部は、
成形コア(10)の後方端(84)に向かって内方にテーパ状になっており、 コア係止部材(94)の開口(92)の内側面(120)の一部(122)は
、成形コア(10)の外側面(80)の後方部分(88)のテーパ部(118)
と係合するように、成形コア(10)の後方端(88)に向かって内方にテーパ
状となっており、 成形コアは、成形コア(10)の外側面(80)の後方部分(88)のテーパ
部(118)がコア係止部材(94)の開口(92)の内側面(120)の係合
テーパ部(122)と当接するように、コア係止部材(94)に固定されている
ことを特徴とする射出成形装置。 - 【請求項2】 キャビティ(66)及び成形コア(10)は、細長である ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置。
- 【請求項3】 コア係止部材(94)の後方面(130)は、コア裏張り板(96)に取り付
けられている ことを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形装置。 - 【請求項4】 成形コア(10)は、中央冷却流体ダクト(114)と、当該中央冷却流体ダ
クト(114)の周囲で長手方向に延びる少なくとも1つの外側冷却流体ダクト
(116)と、を有する ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の射出成形装置。 - 【請求項5】 成形コア(10)の外側面(80)の後方部分(88)は、成形コア(10)
をコア係止部材(94)に固定すべくネジナット(126)によって係合される
ネジ部(124)を有している ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の射出成形装置。 - 【請求項6】 ネジナット(126)は、コア係止部材(94)を通る開口(92)の周囲で
延びるコア係止部材(94)の後方面(130)内の座部(128)に固定され
てている ことを特徴とする請求項5に記載の射出成形装置。 - 【請求項7】 成形コア(10)は、ドーム形状の前方端(82)を有している ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の射出成形装置。
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