JP2002532233A - 放射線硬化性コーティング剤を使用する多層ラッカー塗装方法 - Google Patents

放射線硬化性コーティング剤を使用する多層ラッカー塗装方法

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JP2002532233A JP2000587897A JP2000587897A JP2002532233A JP 2002532233 A JP2002532233 A JP 2002532233A JP 2000587897 A JP2000587897 A JP 2000587897A JP 2000587897 A JP2000587897 A JP 2000587897A JP 2002532233 A JP2002532233 A JP 2002532233A
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    • B05D3/065After-treatment
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、充填剤層および/または追加のコーティング剤層を基材上に適用しそしてベースコート/透明ラッカーのテクスチュアを有するコーティング層をまたは、1つの層からなる顔料添加された仕上げコートのコーティング層を引き続いて適用すことによる多層ラッカー塗装のための方法に関する。多層テクスチュアをもつ少なくとも1つの層は、高エネルギーの放射線によって少なくとも部分的に硬化可能であるコーティング剤によってつくられる。この1つまたはそれ以上の層は、発光スペクトル中にIR放射線部分を有するUV照射源のUV放射線およびIR放射線に露光される。UVフィルターおよびIRフィルターを直列に交互に連結することによりそして/あるいは直列に連結しかつ放射線源の前面にUVフィルターまたはIRフィルターを残置することにより、少なくとも2つの放射期間がもうけられる。この期間中にUV放射線およびIR放射線が交互にまたは同時に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は放射線硬化性コーティングコンパウンドを使用する多層コートラッカ
ー塗装の方法に関する。本方法は自動車のラッカー塗装および工業的なラッカー
塗装において、特に自動車の再仕上げラッカー塗装に有利に応用することができ
る。
【0002】 特に木材塗装工業において、UV技術はある期間にわたって塗装および硬化に
おける最新技術であった。しかしながら、自動車のラッカー塗装を含めての別な
応用領域においてもまた、高エネルギー放射線によって硬化されうるコーティン
グコンパウンドの使用が知られるようになってきた。例えば、極めて短い硬化時
間、コーティングコンパウンドの溶媒放出の少なさそして得られるコーティング
の極めて良好な硬度のような、放射線硬化性コーティングコンパウンドの利点も
またこの際に活かされる。
【0003】 好適な放射線硬化性バインダーおよび光開始剤に加えて、様々な種類の放射線
源および高エネルギー放射線によって硬化するための可能な方法もまた知られる
ようになってきた。 従って例えば、放射線硬化性のバインダーまたはコーティングコンパウンドを
使用する連続的コンベヤープラントでの工業品の紫外線塗装においては、UV放
射線を熱処理と組み合わせることができる。このことは、UV放射線による実際
の硬化工程に続いて例えば加熱段階がくることができることを意味する。加熱ま
たは熱処理は、例えば熱風、熱板または赤外線(IR放射線)を用いて実施でき
る。本出願の発明者は、例えば、UV照射の前にIR放射線でコーティングの乾
燥を実施することができ、またこのようにして例えば層間接着、耐候性および外
観のような様々の特性を改善できることを見いだしており、これを『Verfahren
zur Mehrschichtlackielung』(A process for multi-coat lacquring)と題す
る同一の出願者による同一の出願日でのドイツ特許出願に記載している。放射線
硬化性ラッカーを塗布した後に必要な溶媒蒸発時間もまたこのようにして短縮で
きる。特に、放射線硬化性の水をベースとするラッカーを用いる時、溶媒蒸発段
階がこのようにしてかなり短縮される。例えば、別な機構によって架橋するラッ
カー中に、放射線硬化性バインダーのほかに他のバインダーが含まれる場合、後
続するIR照射が有利である。この場合、後続するIR照射によって完全な硬化
が急速に達成される。
【0004】 例えば、UV源およびIR源をそして/あるいは照射対象物を互いの前方に連
続的に通過させることにより、または照射対象物の前方にUV源およびIR源を
交互に非連続的に置くことにより、より広い意味での硬化過程に際してUV照射
とIR照射とを組み合わせて実施することができる。上記の方法の不利な点は一
方で、連続的な方法では、通過させるべき乾燥および硬化のための少なくとも2
つの帯域(UV帯およびIR帯)がなければならず、またUV帯およびIR帯は
、例えばグレアシールドによって互いに隔てられていなければならないこと、そ
して他方、非連続的な方法では照射対象物の前方でUV源およびIR源が所望の
照射期間の数の関数として互いに交換されねばならず、IR乾燥段階ではUV放
射器が一般に操作されないことである。後者の非連続的な方法、そして放射線源
特にUV放射器の各々にとって必要なバーンイン時間は一般に、ラッカー塗装の
操作全体に遅延効果を及ぼす。このようにして、特に非連続的な方法が用いられ
る時、例えば、ラッカー塗装工場では自動車の処理台数が減り従って最終的には
工場の収益性がそこなわれる惧れがある。
【0005】 本発明の目的は従って、放射線硬化性のコーティングを硬化するときに、望ま
ない多い数の装置を使用して費用の嵩む操作を行う必要なく、UV照射およびI
R照射を簡単で、経済的かつ時間を節約する仕方で組み合わせることを可能にす
る、少なくとも部分的に放射線硬化性であるコーティングコンパウンドを使用す
る多層コートラッカー塗装のための方法を提供することであった。
【0006】 この目的は、場合によっては予め塗装されている基材上に1つまたはそれ以上
の充填剤および/またはコーティングコンパウンドの別なコートを適用し、次い
でベースコート/クリアーラッカー構造からなる、あるいは顔料の添加された1
層コート仕上げからなるトップコートを適用し、多層コート構造中のコートの少
なくとも1つは高エネルギー放射線によって少なくとも部分的に硬化可能である
コーティングコンパウンドからつくられたものであり、そしてこの1つまたはそ
れ以上のコートをUV放射線およびIR放射線で照射することによる、本発明に
よって提供される多層コートラッカー塗装のための方法であって、UV放射線お
よびIR放射線での照射のために、ある割合のIRを発光スペクトル中に有する
UV源が使用されること、また放射線源の前面に、UVフィルターおよびIRフ
ィルターを交互に装着しそして/あるいはUVフィルターまたはIRフィルター
を交互に装着しそして取り外すことにより、少なくとも2つの照射期間がもうけ
られ、この期間中にUV放射線照射、IR放射線照射またはUV放射線およびI
R放射線の同時照射が種々行われることを特徴とする方法によって達成される。
【0007】 本発明の方法によると、UVフィルターおよびIRフィルターを交互に使用す
ることもできる。UVフィルターまたはIRフィルターのいずれかを用いて作業
しまたこれを交互に除去してUV放射線およびIR放射線の同時照射をすること
もできる。これらの2つの方法は、UV放射線での、IR放射線でのまたは同時
的なUV放射線およびIR放射線での照射期間が交互にもうけられるように、互
いに組み合わせてもよい。
【0008】 本発明の方法で使用できる脱着可能なフィルターによって変更されるUV源は
純粋なIR照射器として迅速にまた容易に使用できる。 慣用のUV源は、その発光スペクトル中にある割合のIR放射線を有する限り、
本発明の方法でUV源として使用できる。このようなUV源は当業者にとって既
知でありまた一般に入手可能である。UV源の発光スペクトル中で必要なIR放
射線の割合は、IR放射線の短波長範囲にある放射線の割合であるのが好ましい
。この範囲には、約700〜約2500nmの波長範囲が含まれる。この範囲は、
ラッカーの乾燥に使用することができる慣用のIR放射器の発光スペクトルに実
質的に相当し、これは500〜2500nm、好ましくは800〜2000nmの範
囲にある。従って、本発明で使用できるUV源は、UV発光およびIR発光の割
合を含めて、180〜2500nm、望ましくは200〜2500nm、特に望まし
くは200〜2000nmの範囲にある、発光スペクトルを有する。
【0009】 普通に実際に用いられまた当業者にとって既知のUV源は通常発光スペクトル
中に約25%の割合のUV放射線を有する。加えて、各々の場合、発光スペクト
ル中にかなりの割合のIR放射線がある。例えば、IR放射線の割合が約60%
に達する可能性がある。
【0010】 本発明の方法に好適なUV源は例えば高圧、中圧および低圧の水銀蒸気放射器
である。これらのうち、長さが5〜200cmであるランプが普通である。特定の
用途および必要な放射エネルギーに応じて、ランプおよび反射器の形状は慣用の
方法で調整される。各々の場合のランプ出力は例えば20〜250W/cm(ラン
プの長さ1cmあたりのワット数)の間で変えられる。80〜120W/cmの出力
をもつランプを使用するのが好ましい。水銀蒸気ランプは、場合によっては金属
ハロゲン化物を導入することによりドープされてもよい。ドープされた放射器の
例は鉄水銀蒸気ランプまたはガリウム水銀蒸気ランプである。
【0011】 UV源の別な例は例えば低圧キセノンランプのようなガス充填管である。しか
しながら、連続的に操作されるこれらのUV源に加えて、非連続的なUV源もま
た使用できる。これらはいわゆる高エネルギーフラッシュ機器(UVフラッシュ
ライトと略記)であるのが好ましい。UVフラッシュライトは多数のフラッシュ
管、例えば、キセノンのような不活性なガスを充填した石英管を包含してよい。
UVフラッシュライトはフラッシュの放出1回あたり例えば少なくとも10メガ
ルックス、望ましくは10〜80メガルッルスの光度を有する。フラッシュ1回
あたりのエネルギーは例えば1〜10キロジュールであってよい。
【0012】 本発明の方法で使用できるUV源はその前方にUVフィルターまたはIRフィ
ルターを装着することにより変更される。UVフィルターとは、UV放射線の波
長範囲内、つまり、特に約180〜380nm内にある放射線を実質的に透過させ
ないが、IR放射線に対しては透明であるフィルターを意味する。IRフィルタ
ーとは、IR放射線の波長範囲内、つまり、特に約700〜2500nm内にある
放射線を実質的になんら透過させないが、UV放射線に対しては透明であるフィ
ルターを意味する。可視光波長の部分は適切なフィルターの選定次第で完全にま
たは部分的に濾光除去される、つまり透過する。
【0013】 本発明の方法では、UV源を変更するために慣用のUVフィルターおよび/ま
たはIRフィルターを使用してもよい。これらは当業者にとって既知でありまた
市販されている。これらのフィルターの例としては、フィルム例えばIR透過性
フィルムまたは種々の透過曲線を有するガラスフィルターがある。フィルターは
種々の寸法、形状およびいろいろな厚さのものを得ることができる。本発明の方
法では、UVフィルターの例としてはGG型のガラスフィルター例えばSchottの
GG474を使用してよい。いわゆるIR透過性フィルムもまた使用してよい。
本発明の方法では、IRフィルターの例としてFG型のガラスフィルター例えば
FG3またはSchottのBG型のもの例えばBG26、BG3を使用してよい。
【0014】 装置の観点からは、本発明の方法で使用できるUV源に適当なフィルターを何
らかの方法で取り付けることができる。従って例えば、フィルターが折りたため
るか、取り外せるかあるいは横に押しやることができるように、好適な連結要素
または取り付け具によってフィルターを装着することができる。フィルターをU
V源とは別個の手段または取り付け具内にあるフィルターをUV源の正面に位置
させてもよい。
【0015】 UV源は一般に、UV源、反射系、電力供給部、電気制御部、遮蔽体、冷却系
およびオゾン抽出部から通常なるUV装置内に組み込まれる。いうまでもなく、
別な取り合わせもまた可能であり、そしてここにのべたUV装置の構成部分のい
くつかだけを使用してもよい。
【0016】 本発明による多層コートラッカー塗装のための方法は、フィルターによって変
更できる上記したUV源を使用していろいろな方法で実施することができる。U
V放射線、IR放射線またはUV放射線とIR放射線での照射期間は任意に組み
合わせてよい。各々の照射期間の数も順序も、照射期間あたりの照射時間および
全体の照射時間ともども変えられる。
【0017】 UV照射に先立つIR照射工程の追加およびUV照射に続くIR照射の追加は
、例として以下に一層詳細に述べる。 IR照射に続くUV照射の照射期間がある硬化方法をまず説明する。最初の工
程で、高エネルギー放射線によって少なくとも部分的に硬化されうるコーティン
グコンパウンドが適用される。適用は慣用の手段例えば噴霧による。適用後、場
合によっては溶媒蒸発段階の後に、IR放射線による乾燥または加熱段階が続く
。乾燥段階は溶媒蒸発を加速するためである。つまり、熱の作用の結果、コーテ
ィング中に未だ存在する有機溶媒の蒸発そして/あるいは水をベースとするラッ
カーの場合、水の蒸発が比較的短い時間内で起きる必要がある。加えて、熱によ
って架橋が開始される場合、UV放射線によって硬化可能なバインダー系でより
大きい架橋密度が得られるので、IR照射による基材表面の加熱もまたUV放射
線による硬化過程にプラスの効果をもたらす。
【0018】 上記したように、使用するUV源の前面にUVフィルターが装着され、これに
応じて照射が行われるという形で、IR照射がなされる。従って、この照射期間
には、基材表面の加熱だけが起き、UV放射線による架橋は起きない。IR放射
線の照射時間は例えば1〜20分続いてよい。UV源としてUVフラッシュライ
トが使用される場合、何回かフラッシュ放出を引き起こしてIR照射を行っても
よい。照射時間は例えば、適用後にコーティング中に未だ存在する溶媒の種類お
よび量によって変わる。照射時間および放射源の出力の関数として、基材の表面
上の温度は、例えば40〜200℃に達する。基材表面上の温度が例えば40〜
100℃に達するように設定を調整するのが好ましい。所望の基材表面温度に達
した時あるいは所定の照射時間が経過した時、UVフィルターが除去される。U
Vフィルターを除去した後、連続的に放射源を操作する場合は、UV架橋が直ち
に始まる。非連続的に操作されるUVフラッシュライトの場合、UVフィルター
を除去した後、所望のUVフラッシュが引き起こされる。
【0019】 UV源としてUVフラッシュライトが使用される場合、UV放射線による照射
時間は選定したフラッシュ放出の数に応じて、例えば1ミリ秒〜400秒、望ま
しくは4〜160秒の範囲にあってよい。フラッシュは例えばほぼ4秒毎に引き
起こされてよい。硬化は例えば1〜40回の逐次的なフラッシュ放出によって行
われる。
【0020】 連続的にUV源が使用される場合、照射時間は例えば数秒から約5分の範囲で
よく、5分未満が好ましい。 UV源と照射されるべき基材表面との距離は例えば5〜60cmであってよい。
放射線の漏洩を避けるためのUV源の遮蔽は、移動可能なランプユニットのまわ
りに適当なライニングのある保護ハウジングを使用することによりまたは当業者
にとって既知の他の安全手段により実施してもよい。
【0021】 本発明の方法で使用できるUV源にUVフィルターを装着したものを使用して
、IR照射段階と後続のUV照射段階を組み合わせることにより得られる利点の
一つは、基材の表面を予備乾燥または加熱するために連続的なUV源のバーンイ
ン段階が利用できることである。UV放射線によって硬化可能なバインダーに加
えて、別な機構によって架橋または硬化するコーティングコンパウンド中に別な
バインダーが含まれる場合、IR照射の結果としてある種の初期架橋が既に起き
ており、このことが例えば安定性の改善につながるという一層の利点がある。
【0022】 UV照射の照射期間のあとにIR照射を伴う硬化方法を以下に説明する。最初
の工程で、高エネルギー放射線によって少なくとも部分的に硬化可能なコーティ
ングコンパウンドが適用される。慣用の手段例えば噴霧によって適用されてよい
。適用後にUV放射線での照射段階が続く。このUV照射は上記の叙述に従って
実施される。UV照射段階が終了すると、IR放射線での照射段階が続く。上述
したように、IR照射に際しては使用するUV源の前面にUVフィルターが装着
され、これに応じて照射が行われる。この後続するIR照射段階は例えば0.5
〜30分続いてよい。ほかの点については、上記したことた叙述がIR照射に適
用される。
【0023】 UV照射段階を後続のIR照射段階と組み合わせることは、放射性硬化性バイ
ンダー以外に、別の機構を介して架橋し、そして/あるいは物理的に乾燥する他
のバインダーもコーティングコンパウンド中の含まれている場合は特に好都合で
ある。
【0024】 単なる例として説明した、異なる照射期間のこれらの2つの組み合わせに加え
て、UV、IRまたはUVとIRの照射の他の任意の組み合わせが勿論可能であ
る。他の可能な組み合わせの例はIR照射−UV照射−IR照射、UV照射−I
R照射−UV照射−IR照射である。さらにまた、いくつかの噴霧操作または処
理操作の実施とともにあるいは多層コート構造の連続するいくつかのコートの放
射線硬化とともに様々の照射期間を使用することもできる。
【0025】 高エネルギー放射線によって少なくとも部分的に硬化可能なコーティングコン
パウンドを例えば噴霧操作で適用した後、 IR照射および引き続いてのUV照射
を行うことができ、次いで1回またはそれ以上さらに噴霧操作しそして再びまずI
R照射を次いでUV照射を実施する。
【0026】 多層コート構造において少なくとも部分的に放射線硬化性であるベースコート
を最初に適用し、そしてそれをまずIR照射次いでUV照射処理することもでき
る。次に少なくとも部分的に放射線硬化性であるクリアーラッカーを適用し、そ
して再びまずIR照射に次いでUV照射に付す。両方の場合とも、さらにIR照
射を続けることが場合によっては可能である。多層コート構造の個々のコートの
そして数回の噴霧操作で適用されるコートの放射線硬化は、同じまたは異なる放
射強度で、そして各々のコートについて、あるいは一緒になって2つまたはそれ
以上のコートについて、各々の場合に異なる照射時間で実施できる。
【0027】 ベヒクルラッカー塗装における慣用の多層コート構造の1つまたはそれ以上の
コートは本発明の方法によって硬化できる。例えば、これはプライマー、充填剤
、ベースコート、クリアーラッカーからなるかあるいはベースコート、充填剤、
1コート仕上げからなる多層コート構造であってよい。多層コート構造の1つま
たはそれ以上のコートは、少なくとも部分的に放射線硬化性であるコーティング
コンパウンドからつくることができる。
【0028】 本発明の方法で使用される高エネルギー放射線によって少なくとも部分的に硬
化可能であるコーティングコンパウンドはなんの制約も受けない。これらは水性
であってもよく、溶媒で希釈されてよく、あるいは溶媒または水を含まなくてよ
い。これらは高エネルギー放射線望ましくはUV放射線によって完全に硬化可能
なまたは部分的にしか硬化可能でないコーティングコンパウンドであってよい。
高エネルギー放射線で硬化可能なコーティングコンパウンドは、当業者にとって
既知の、特に陽イオンで硬化するそして/あるいはフリーラジカルで硬化するコ
ーティングコンパウンドである。フリーラジカルで硬化するコーティングコンパ
ウンドが好ましい。高エネルギー放射線がこれらのコーティングコンパウンドに
作用する場合、オレフィン二重結合のフリーラジカル重合によって架橋が引き起
こされるコーティングコンパウンド内でラジカルが形成される。
【0029】 好ましく使用されるフリーラジカルで硬化するコーティングコンパウンドは、
分子中に特に(メタ)アクリロイル基の形をとるフリーラジカル重合性オレフィ
ン二重結合を有するポリマーまたはオリゴマーのような慣用のプレポリマーを含
有する。 プレポリマーは慣用の反応性の希釈剤つまり反応性の液体モノマーと組み合わ
せて存在してよい。
【0030】 プレポリマーまたはオリゴマーの例は、(メタ)アクリル官能性(メタ)アク
リルコポリマー、エポキシ樹脂(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)ア
クリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリウレタン(メタ)アクリ
レート、不飽和ポリエステル、不飽和ポリウレタンまたはシリコーン(メタ)ア
クリレートであって数平均分子量(Mn)が望ましくは200〜10000、特
に望ましくは500〜3000の範囲にあり、フリーラジカル重合性オレフィン
二重結合を1分子あたり平均2〜20、望ましくは3〜10有するものである。
この場合、(メタ)アクリルとはアクリルおよび/またはメタクリルを意味する
【0031】 反応性希釈剤が使用される場合、これは例えば、プレポリマーと反応性希釈剤
との全重量に基づき1〜50重量%、望ましくは5〜30重量%の量で使用され
る。この希釈剤は一飽和、二飽和または多飽和であってよい低分子量の化合物で
ある。これらの反応性希釈剤の例は、(メタ)アクリル酸およびそのエステル、
マレイン酸およびその半エステル、酢酸ビニル、ビニルエーテル、置換されたビ
ニル尿素、エチレングリコールジ(メタ)アクリレートおよびプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,3−および1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、グ
リセロールトリ−、ジ−およびモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ−、ジ−およびモノ(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエン
、ジビニルベンゼン、ペンタエリスリトールトリ−およびテトラ(メタ)アクリ
レート、ジ−およびトリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレートである。反応性希釈剤は個別にまたは混合物
で使用されることができる。例えば、ジプロピレングリコールジアクリレート、
トリプロピレングリコールジアクリレートおよび/またはヘキサンジオールジア
クリレートのようなジアクリレートが反応性希釈剤として使用されるのが好まし
い。
【0032】 フリーラジカルで硬化するコーティングコンパウンドは、フリーラジカル重合
性プレポリマー、反応性希釈剤および光開始剤の合計に基づき例えば0.1〜5
重量%、望ましくは0.5〜3重量%の量の光開始剤を含有する。慣用の光開始
剤たとえばベンゾインおよび誘導体、アセトフェノンおよび誘導体、例えば2,
2−ジアセトキシアセトフェノン、ベンゾフェノンおよび誘導体、チオキサント
ンおよび誘導体、アントラキノン、1−ベンゾイルシクロヘキサノール、例えば
アシルホスフィンオキサイドのような有機燐化合物が好適である。光開始剤は単
独であるいは組み合わせて使用することができる。加えて、相乗作用のある他の
成分例えば第3アミンを使用することができる。
【0033】 本発明の方法で使用できる高エネルギー放射線によって少なくとも部分的に硬
化可能であるコーティングコンパウンドは、高エネルギー放射線によって硬化可
能であるバインダー系に加えて1つまたはそれ以上の別なバインダーを含有して
よい。この存在してもよい他のバインダーは例えば、付加反応および/または縮
合反応によって硬化可能な慣用のバインダー系そして/あるいは物理的に乾燥す
る慣用のバインダー系である。高エネルギー放射線によってそれ自体硬化性であ
るバインダー系が、フリーラジカル重合性二重結合に加えて、付加反応および/
または縮合反応によって架橋しうる基を有することもありうる。
【0034】 上述した意味の付加反応および/または縮合反応は、当業者に既知のベイント
化学架橋反応であり、例えばエポキシ基のカルボキシル基への開環付加してエス
テル基およびヒドロキシル基を生成する反応、ヒドロキシル基をイソシアネート
基に付加してウレタン基を生成する反応、ヒドロキシル基をブロックトイソシア
ネート基と反応させてウレタン基を生成させブロック剤を除去する反応、ヒドロ
キシル基のN−メチロール基との水の除去を伴う反応、ヒドロキシル基のN−メ
チロールエーテル基とのエーテル化アルコールの除去を伴う反応、ヒドロキシル
基のエステル基とのエステル化アルコールの除去を伴うトランスエステル化反応
、ヒドロキシル基のカルバメート基とのアルコールの除去を伴うトランスウレタ
ン化反応、カルバメート基のN−メチロールエーテル基とのエーテル化アルコー
ルの除去を伴う反応である。例えば20〜80℃の低温での架橋を可能にする官
能基が含まれるのが好ましい。これは、ヒドロキシル基およびイソシアネート基
であるのが特に好ましい。
【0035】 本発明の方法で使用できる高エネルギー放射線によって少なくとも部分的に硬
化可能であるコーティングコンパウンドは、ラッカー処方で慣用の成分を追加的
に含有してよい。例えば慣用のラッカー添加剤を含有することができる。この添
加剤はラッカー分野で慣用的に使用される添加剤である。例えば流動制御剤、へ
こみ防止剤、消泡剤、触媒、付着促進剤、流れに影響を与える添加剤、増粘剤、
光安定剤および乳化剤である。添加剤当業者にとってなじみのある常用の量で使
用される。
【0036】 本発明の方法で使用できるコーティングコンパウンドは有機溶媒および/また
は水を少量含有してよい。溶媒は慣用のラッカー溶媒である。これはバインダー
の製造に由来するものでもよく、あるいは別途添加される。この溶媒の例は1価
または多価のアルコール例えばプロパノール、ブタノール、ヘキサノール;グリ
コールエーテルまたはグリコールエステル例えばそれぞれがC1〜C6アルキルを
有するジエチレングリコールジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールジア
ルキルエーテル、エトキシプロパノール、ブチルグリコール;グリコール例えば
エチレングリコール、プロピレングリコールおよびこれらのオリゴマー、例えば
ブチルアセテートおよびアミルアセテートのようなエステル、N−メチルピロリ
ドンおよびケトン例えばメチルエチルケトン、アセトン、シクロヘキサノン;芳
香族または脂肪族の炭化水素例えばトルエン、キシレン、または線状もしくは分
枝状のC6〜C12脂肪族炭化水素である。
【0037】 本発明の方法で使用できるコーティングコンパウンドは顔料および/または充
填剤を含有してよい。これらはラッカー工業で使用される慣用の充填剤および有
機または無機の着色顔料および/または特殊効果顔料そして腐食防止顔料である
。無機または有機の着色顔料の例は二酸化チタン、微粉化された二酸化チタン、
酸化鉄顔料、カーボンブラック、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン
顔料およびピロロピロールである。特殊効果顔料の例は、例えばアルミニウム、
銅またはその他の金属の金属顔料;例えば金属酸化物でコートされた金属顔料、
例としては二酸化チタンでまたは混合酸化物でコートされたアルミニウム、コー
トされた雲母、例えば二酸化チタンでコートされた雲母等の干渉顔料そしてグラ
ファイト特殊効果顔料である。充填剤の例は二酸化珪素、珪酸アルミニウム、硫
酸バリウムおよび滑石粉である。
【0038】 使用可能なコーティングコンパウンド例えば顔料添加型のものの一般的な組成
は、コーティングコンパウンドを用いて多層コート構造のどのコートをつくるか
によって異なる。
【0039】 UV/IR組み合わせ硬化の利点は、本発明の方法によって簡便にあるいは多
くの装置を使用せずにまたは多くの費用をついやさずに享受できる。IRまたは
UV放射線による交互的ないくつかの照射期間が、迅速にまた長時間の遅れなし
に、相互に続行することができる。いくつもの放射源を置くことは必要でなく、
特に僅かな損傷を補修するためには非効率であろう。全般的に見て、本発明の方
法は、特にラッカー塗装工場における例えばタッチアップを行う作業を一層経済
的にすることができる。 本発明は以下の実施例によって一層詳細に説明される。
【0040】
【実施例】
UV放射線によって硬化可能な透明ラッカーをまず調製した。この目的のため
に、以下の成分を一緒に混合しそして高速混合機を使用して数分間均質化した。 55gのJagalux 5154(OH−官能性およびアクリル官能性バインダー) 10gの市販のポリイソシアネート(Desmodur N 75) 3.8gのアリールホスフィンオキサイドをベースとする市販の光開始剤(Luc
irin TPO) 0.5gの市販の流動制御剤(Byketol OK) 2.5gのブチルアセテート
【0041】 多層コート構造の調製 水をベースとするラッカー(DE-A-196 43 802、製造例4により製造)を、得
られる乾燥膜厚が約15μmとなるように、充填剤でコートされた電気泳動金属
シートに適用した。次いでIR照射を行った。照射のために、取り外し可能なU
Vフィルター(SchottのGG 475ガラスフィルター、寸法50×50mm2、厚さ2m
m)を装備したUVフラッシュライト(出力3500W、発光スペクトル中のの
IR放射線の割合約50%)を使用した。照射は対象物からの距離を約20cmと
し、約4秒の間隔でなされる30回のフラッシュによって実施した。
【0042】 次いで、上記のように調製したUV放射線により硬化しうる透明ラッカーを、
得られる乾燥膜厚が約50μmとなるように適用した。 適用された透明ラッカーのIR照射を、室温での5分間の溶媒蒸発段階の後に
実施した。この目的のために、上記したUVフィルターで変更されたUVフラッ
シュライトを使用した。照射は対象物からの距離を約20cmとし、約4秒の間隔
で20回のフラッシュによって実施した。次にUV照射を行った。このために、
UVフィルターをUVフラッシュライトから取り外しそしてIRフィルター(Sc
hottのFG 3ガラスフィルター、寸法50×50mm2、厚さ2mm)を取り付けた。
照射は対象物からの距離を約20cmとし、約4秒の間隔で20回のフラッシュに
よって実施した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 5/00 B05D 5/00 Z 7/14 7/14 L 7/24 301 7/24 301F 302 302P 303 303E 7/26 7/26 (72)発明者 ヘルムート・レフラー ドイツ連邦共和国デー−50321ブリュール. ゴットフリートケラーシュトラーセ2−4 (72)発明者 カーリン・マーグ ドイツ連邦共和国デー−79594インツリン ゲン.カペレ23 (72)発明者 イェンス・ツァイエン ドイツ連邦共和国デー−42117ヴッパータ ール.ヒンデンブルクシュトラーセ91 Fターム(参考) 4D075 AA01 BB26Z BB37Z CA50 DA23 DB02 DC12 EA05 EA21 EA41 EA43 EB22 EC07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 場合によって予めコートされた基材に、充填剤および/また
    は他のコーティングコンパウンドの1つまたはそれ以上のコートを適用し、次い
    でベースコート/クリアーラッカー構造からなる、あるいは顔料の添加された1
    層コート仕上げからなるトップコートを適用し、多層コート構造中のコートの少
    なくとも1つが、高エネルギー放射線によって少なくとも部分的に硬化しうるコ
    ーティングコンパウンドからつくられており、そしてこの1つまたはそれ以上の
    コートをUV放射線およびIR放射線で照射することにより多層コートラッカー
    塗装する方法であって、UV放射線およびIR放射線の照射のために、ある割合
    のIR放射線を発光スペクトル中に有するUV源が使用されること、また放射線
    源の前面に、UVフィルターおよびIRフィルターを交互に装着しそして/ある
    いはUVフィルターまたはIRフィルターを交互に装着しそして取り外すことに
    より、少なくとも2つの照射期間がもうけられ、この期間にUV放射線によって
    、IR放射線によってまたは同時的なUV放射線およびIR放射線によって様々
    に照射が実施されることを特徴とする多層コートラッカー塗装の方法。
  2. 【請求項2】 UVフィルターおよびIRフィルターが交互に装着され、こ
    れによってIR放射線とUV放射線の照射期間がもうけられることを特徴とする
    請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 UVフィルターが交互に装着、取り外しされ、その結果、I
    R放射線の照射期間、およびUV放射線およびIR放射線同時の照射期間が交互
    にもうけられることを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 IRフィルターが交互に装着、取り外しされ、その結果、U
    V放射線照射期間およびUV放射線およびIR放射線同時の照射期間がもうけら
    れることを特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 最初の照射期間が、UVフィルターを装着することによりI
    R放射線で実施される請求項1〜3のいずれか1項の方法。
  6. 【請求項6】 最初の照射期間が、UVフィルターを装着することによりI
    R放射線で実施されそして第2の照射期間が、IRフィルターを装着することに
    よりUV放射線で実施される請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 第3の照射期間が、UVフィルターを装着することによりI
    R放射線で実施される請求項5の方法。
  8. 【請求項8】 700〜2500nmの波長範囲内のIR放射線を発光スペク
    トル中にある割合で有するUV源が使用されることを特徴とする請求項1から7
    のいずれか1項の方法。
  9. 【請求項9】 0.5〜30分の範囲内にある、IR放射線だけによる、ま
    たはUV放射線と一緒にIR放射線による照射期間が用いられることを特徴とす
    る請求項1から8のいずれか1項の方法。
  10. 【請求項10】 1ミリ秒から5分程度の長さの、UV放射線による照射の
    ための照射期間が用いられることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項の
    方法。
  11. 【請求項11】 UV源としてUVフラッシュライトが使用されることを特
    徴とする請求項1から10のいずれか1項の方法。
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