JP2002532106A - 混合、香味付け、洗浄装置付アイスクリームディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 アイスクリーム混合装置は、アイスクリーム（１）と香料添加物を保持するためのファンネル（２）と、オーガー（３）と、オーガー（３）をファンネル（２）に移動させ、その位置でのオーガー（３）の回転がアイスクリーム（１）と香料添加物との混合を成すためのリニアアクチュエータ（６）とを含む。ファンネル（２）は洗浄目的のため、オーガー（３）に水噴射を向けるスプレーノズル（１０）を持つ囲い（８）の一部を形成する。オーガー（３）は、ファンネル（２）とオーガー（３）の相対移動の間に水噴射（１１）が当たる領域に、水噴射（１２）の偏向を起こす少なくとも１枚の羽根を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、アイスクリームと香料添加物を保持するファンネルと、混合作用を
起こすスピンドル付のオーガーと、オーガースピンドルを回転させるためのオー
ガードライバーと、オーガーがファンネルにはまり込む位置でのファンネルとオ
ーガーの相対移動のためのリニアアクチュエータとを含み、その位置でオーガー
の回転がアイスクリームと香料添加物との混合を引き起こす、１種類あるいはそ
れ以上の香料添加物をアイスクリームと混合させるアイスクリーム混合装置に関
する。

【０００２】 アイスクリームは通常硬質の形態であるが、香料添加物はフルーツ、あるいは
ナッツであることもある。そのような混合の結果、香料添加物が偏って分布する
半流動体のアイスクリームとなり、消費者に売られることもある。

【０００３】 そのような装置は幾つかの特許で知られている。特許ＵＳ４５４８０５４、Ｕ
Ｓ４６３７２２１、ＵＳ４７０８４８９及びＵＳ４９７４９６５の全ては、アイ
スクリームと香料添加物を保持するため、ファンネル又はコンテナーに伸びる螺
旋状のねじ、あるいはカッターを持つオーガー、又は撹拌器を含む機械又は装置
を説明している。オーガーとファンネルは相対的に回転可能であり、回転の後ア
イスクリームと香料添加物は、消費者を引き付ける半流動体の形態を有する。

【０００４】 しかしこれら全ての装置は、ある使用回数の後に起こる、消費者の健康にリス
クを負わせる可能性を持つ細菌の繁殖という欠点により、使用が阻害される。こ
の細菌の繁殖を防ぐために、手動による洗浄が要求され、時間の浪費とオペレー
ターの注意に大きく依存するという欠点を持つ。

【０００５】 特許ＵＳ４６３７２２１は、タップ水によるオーガーとファンネルの洗浄の開
始を、オペレーターのスイッチの切り替えによって可能とする洗浄システムを説
明している。この洗浄の目的は、香料添加物とアイスクリーム残渣との混合を防
ぐため、アイスクリーム残渣を除去することである。切り替えは手動であるため
、それぞれの洗浄の間隔はオペレーターに依存する。

【０００６】 最近の健康に関する法規制は、細菌レベルをある最大値以下に留めることを要
求しており、過去のアイスクリーム混合装置の特許ではそれを保証することがで
きない。それゆえこのような法規制の適用の元では、過去のアイスクリーム混合
装置の特許は不適合である。

【０００７】 本発明の目的は、１種類あるいはそれ以上の香料添加物とアイスクリームの混
合を成し、細菌レベルをある最大値以下に留め得るアイスクリーム混合装置を提
供することである。さらに、オペレーターから独立して細菌レベルをある最大値
以下に留めることを目的とする。さらに、アイスクリーム混合装置が、完全な洗
浄のために時間を浪費することなしに、異なる種類の香料添加物の混合を防ぐ手
段をも含むことを目的としている。

【０００８】 目的は導入部分で説明され、請求項の形態で特徴付けられているアイスクリー
ム混合装置で達成される。

【０００９】 それゆえ本発明は、アイスクリームと香料添加物を保持するファンネルと、混
合作用を起こすスピンドル付のオーガーと、オーガースピンドルを回転させるた
めのオーガードライバーと、オーガーがファンネルにはまり込む位置でのファン
ネルとオーガーの相対移動のためのリニアアクチュエータとを含み、その位置で
オーガーの回転はアイスクリームと香料添加物を混合を引き起こす、１種類ある
いはそれ以上の香料添加物をアイスクリームと混合させるアイスクリーム混合装
置から成る。ファンネルは、締切可能なアイスクリームの入口を持つ囲い部分と
、洗浄目的のオーガーに水の噴射を成す、少なくとも１つのスプレーノズルから
形成される。さらにオーガー或いはオーガースピンドルは、ファンネルとオーガ
ーの相対移動の間の水噴射によって当てられる領域に少なくとも１枚の羽根を持
ち、水噴射の偏向を引き起こす。この噴射は、混合装置がアイスクリームの混合
に使用されていない間で取り入れられる。

【００１０】 少なくとも１枚の羽根は、オーガーとオーガースピンドルの間、もしくはその
遷移領域に近接した場所に位置することが望ましい。羽根は、水噴射がオーガー
とアイスクリーム入口に向かうための表面を持ち、ファンネルの内部への完全な
噴射を可能とするために、１枚以上の羽根が存在することが望ましい。羽根は羽
根車によって形成されていても良く、それはオーガースピンドルに据え付けられ
ていても良い。

【００１１】 スプレーノズルへの水の供給は、４０℃から７５℃の間の温水の供給を含むこ
とが望ましく、その温度は５０℃から７０℃の間が望ましく、最も望ましいのは
６０℃から６５℃の間であり、この温度域はアイスクリームの残渣の凝集を引き
起こすことなしに、アイスクリーム残渣を除去することに最も有効であると知ら
れている。温水スプレーは、ファンネルからアイスクリームの残渣を除去し、細
菌と細菌増殖の培地が除去される完全な洗浄をもたらし、それによって、細菌レ
ベルをある最大値以下に留める。温水の供給は温水タップへの連結、あるいは冷
水を温める独立して存在するヒーターによって達成されても良い。

【００１２】 液体洗剤の供給と同様に冷水の供給もまた、スプレーノズルへの供給に含まれ
ていても良い。オーガーとファンネルへの液体洗剤の噴射は、温水の噴射の前、
同時、またはその間に行われても良く、それによって洗浄能力を高め、さらに細
菌レベルを低下させる。

【００１３】 スイッチと制御バルブを含む電気回路構成は、少なくとも１つのスプレーノズ
ルへの供給を手動あるいは自動で制御するために用いられても良い。この電気回
路構成は、制御ボタンと制御光源を持ち、電気装置を制御するための電気制御ユ
ニット、電力供給、制御パネルを含む制御システムを形成することが望ましい。

【００１４】 制御システムは、電気制御ユニットのタイマーによる規則的な時間に基づいた
温水噴射を行っても良い。冷水の噴射を含む、最低限としての完全な洗浄シーケ
ンス、液体洗剤の噴射、及び温水の噴射は、規則的な時間に基づいて開始される
ことが望ましい。それによって洗浄機能はオペレーターから独立する。

【００１５】 冷水の噴射、すなわちファンネルの洗浄は、アイスクリームと異なる種類の香
料添加物との混合の間で開始されても良い。冷水の噴射は完全な洗浄よりも短い
持続時間で成されても良いが、冷水の噴射はアイスクリームと異なる種類の香料
添加物との混合を防ぐために、ファンネル中の残渣を除去するのに十分なものと
なる。

【００１６】 オーガードライバーでは、オーガースピンドルを回転させるために、様々なス
ピード、例えば回転に対する抵抗がない、あるいは少ない時のオーガーの速い回
転、そしてアイスクリームによって引き起こされる回転に対する抵抗がある時の
遅い回転を可能とさせる、２つの異なるスピードを適用しても良い。

【００１７】 図１は、アイスクリームと１種類、あるいはそれ以上の香料添加物との混合を
行うための、本発明によるアイスクリーム混合装置の概略側面図であり、基本的
な部材を示している。アイスクリーム混合装置は、図示されていない、例えば机
のような支持体に置かれる足２６を持つフレーム２５を含む。アイスクリームと
香料添加物を保持するためのファンネル２は、フレーム２５によって支えられる
オーガーベアリングボックス３４によって支持される。スピンドル４を持ち実質
上垂直なオーガー３は、オーガーベアリングボックス３４の中のジャーナルベア
リングによって回転可能に支持され、ドライバーブラケット２４により軸方向に
支持される。ドライバーブラケット２４はまた、オーガーモーター２３と、オー
ガースピンドル４に回転作用を伝えるための滑車／ベルト変速機２２から成るオ
ーガードライバー５も支持する。

【００１８】 ファンネル２は、上部に傾いた締切可能な入口９を持つ囲い８の一部を形成し
、ヒンジ３６で入口９に開閉可能にされた蓋３５によって締切可能である。アイ
スクリームノズル３８を持つファンネル流出口２０は、カップホルダー５６に位
置するカップ３２に向けられている。カップホルダーは、洗浄水と溢れたアイス
クリームがシンク３３に流れ、さらに排水管５７に流出するように貫通している
。

【００１９】 空気式のシリンダーであっても良く、電気的に作動するアクチュエータである
ことが望ましいリニアアクチュエータ６は、アクチュエータブラケット３７を通
じて装置のフレーム２５に連結している。アクチュエータロッド２７は、リニア
アクチュエータ６から垂直方向に伸び、低部スプリング接続部４１でスプリング
手段３９と連結する。スプリング手段３９は、上部スプリング接続部４０でドラ
イバーブラケット２４に連結し、そのためスプリング手段３９はリニアアクチュ
エータ６とドライバーブラケット２４の間に配置される。ドライバーブラケット
２４はスライドブラケット３１に取り付けられ、矢印４２で示されるように、ス
ライドブラケット３１はフレーム２５に固定されたレール３０を介して滑動的に
垂直方向にガイドされる。

【００２０】 図１で、スプリング手段３９は収縮された状態で示されている。

【００２１】 アクチュエータロッド２７上の停止バー２８とドライバーブラケット２４上の
停止ボルト２９によって形成された、対応し合う停止要素は係合状態にあり、ス
プリング手段３９が収縮位置の範囲を超えて収縮することを防ぐ。この位置で、
スプリング手段の初期の伸長の間に作用することを防ぐため、スプリング手段３
９にはあらかじめ若干の張力が加えられている。

【００２２】 図１で、リニアアクチュエータ６、すなわちアクチュエータロッド２７は上方
にある時の位置で示され、オーガー３はファンネル２の外側の対応する位置で示
されている。リニアアクチュエータ６の作動によって、アクチュエータロッド２
７の矢印４２で示される下方への移動を引き起こす。アクチュエータロッド２７
の移動は、ドライバーブラケット２４へ伝達されたスプリング手段３９を通じた
ものであり、その結果、滑車／ベルト変速器２２を持つドライバーブラケット、
モーター２３、及びオーガースピンドル４が、矢印４２で示されように下方へ移
動する。それゆえ、オーガー３は矢印７で示されるように下方へと移動し、ファ
ンネル２内にあるアイスクリームの塊に当たる。仮にアイスクリームが固ければ
、通常ある範囲では、オーガー３の更なる移動は食い止められ、スプリング手段
３９の伸長を引き起こす。４２の方向へのアクチュエータロッド２７の更なる移
動は、スプリング手段３９を更に伸長させ、オーガー３がアイスクリーム１へ向
かう張力を働かせる。

【００２３】 オーガー３は同時に回転し、アイスクリームを柔らかくする。スプリング手段
は収縮し、オーガー３のアイスクリーム１に対する力を作用させ、その後オーガ
ー３はファンネル２にはまり込む。オーガー３の末端２１がファンネルの底部に
達した時、スプリング手段３９は再び収縮した位置に戻り、そして停止バー２８
と停止ボルト２９は再度係合した状態になる。リニアアクチュエータ６の逆転、
すなわち矢印４２の反対方向へのアクチュエータロッド２７の移動は、ファンネ
ル２からオーガー３を引き戻す。

【００２４】 図１はまた、洗浄目的のためにオーガー３に対して水噴射を行うためのスプレ
ーノズル１０を示している。羽根車１４はオーガー３とオーガースピンドル４の
間の遷移領域に位置しており、スプレーノズル１０を通過した後のオーガー３の
移動中に水噴射の偏向を引き起こす。温水供給部１６、冷水供給部１７、及びポ
ンプ５４を通した液体洗剤コンテナー５３と、図示されていない対応する制御バ
ルブから供給される、液体洗剤供給部１８は、アイスクリーム混合の間における
囲い８とオーガー３の洗浄又はすすぎで用いられる様々な噴射コンセプトを可能
にする。

【００２５】 アイスクリーム混合装置はまた、プログラム可能な電気制御ユニット、電力供
給、スイッチ、プッシュボタン、ランプを持つ電気回路構成をも含む。図１に負
担をかけないために、これらの部材は除外している。電気制御ユニットは、手動
あるいは自動による、リニアアクチュエータ、スイッチ、ランプ、モーター、及
び制御バルブの作動のために、マイクロエレクトロニクスをも含んで良い。自動
作動は、センサーあるいはタイマーからの入力に基づくことが可能であり、機能
のシーケンスを含む。それらの機能や物理的な配置と同じく、これらの部材は従
来のものと同様であり、本発明の一部ではない。

【００２６】 使用において、オペレーターは、通常固いアイスクリーム１、通常フルーツや
ベリーやナッツ（図示していない）などの香料添加物を入口９に投入する。そし
てモーター２３とリニアアクチュエータ６を作動させるボタンを押し、上述した
ようにオーガー３はファンネル２に入る。オーガー３の回転はアイスクリーム１
と香料添加物の混合を引き起こし、ある時間後、例えば５分後には半流動体の混
合物となり、流出口２０を通してカップ３２に放出され、消費される。例えば星
型の形状を有しても良いノズル３８は、要求された形状でアイスクリームを提供
する。

【００２７】 オーガードライバー５は、様々なスピード、あるいは２つ、又はそれ以上の固
定の異なるスピードで回転するオーガースピンドル４に適応させても良い。これ
は複合スピードのモーター、あるいは滑車／ベルト変速器をシフトさせることに
よって達成可能となる。第一段階のアイスクリームの混合中の、リニアアクチュ
エータ６の高速移動の間ではオーガー３を低速で作動させ、第二段階のアイスク
リームの混合中の、リニアアクチュエータ６の低速移動の間ではオーガー３を高
速で作動させることによって、オーガードライバーに過負荷をかける事なしに高
速の混合を成す、アイスクリーム１の混合を実行させることが望ましい。

【００２８】 図２と図３は、オーガーとファンネルへの噴射、及び噴射に関連する部材を示
している。

【００２９】 スプレーノズル１０は、制御バルブ６０を通して温水供給部１６と、制御バル
ブ６１を通して冷水供給部１７と、そして逆止バルブ６２を通して液体洗剤供給
部１８と連結している。冷水、温水供給部は、外部の水タップ又は装置のコンテ
ナーに連結していても良い。水と液体洗剤の供給で用いられる導管は、例えばプ
ラスチックのホースやチューブなど、どのような種類の導管であっても良い。制
御バルブ６０と６１は、制御ユニット１９の電気回路５１によって電気的に作動
可能であるソレノイドバルブである。電気回路５１は、液体洗剤コンテナー５３
から液体洗剤を供給するために、ポンプ５４を作動させることも可能である。液
体洗剤コンテナー５３へは、必要に応じて手動で洗剤を満たす。

【００３０】 図２で、オーガーはファンネル２の外側の位置で３として確認され、ファンネ
ルの内側の位置では３’として確認される。オーガーのこれらの両方の位置で、
スプレーノズル１０からの水噴射１１は、ノズルの実質上反対側のファンネルに
当たる。

【００３１】 図３でオーガー３は、図２で示される位置の、一つの中間的位置に存在する。
この中間的位置で、羽根車１４にノズル１０からの水噴射が当たり、方向が変化
するように分配された水噴射１２は、オーガースピンドル４とアイスクリームの
入口９に向けられる。この方法により、ファンネルとオーガーの直接噴射１１が
当たっていない領域が洗浄される。噴射の間、オーガーが回転し、ファンネルと
オーガーの異なるポイントに噴射が向けられるようにすることが望ましい。

【００３２】 ファンネル２とオーガー３の相対移動の間、水噴射１１が当てられる領域に、
少なくとも１枚の羽根が位置していなければならない。これは、オーガー３とオ
ーガースピンドル４の間の位置、又は遷移領域に近接した位置が望ましい。

【００３３】 オーガー３又はオーガースピンドル４は、少なくとも１枚の羽根を持つべきで
ある。図４は、８枚の羽根１３を含む羽根車１４を示している。水噴射を異なる
方向に向けるため、羽根１３は異なる方向を指す表面１５を持つ。１枚、あるい
は数枚の羽根は、直線の、又は角を成した、あるいは湾曲した、ベース部分のブ
レード、又は表面で形成されても良い。図示されている例では、羽根のベース部
分は羽根車そのものである。しかし、いくつかの羽根の配列が可能であり、１枚
、又は数枚の羽根は例えばオーガー、又はオーガースピンドルと共に形成されて
も良いということが理解されるべきである。

【００３４】 図１、図３はスプレーノズル１０を１つだけ示している。しかし、洗浄効率を
向上させるため、１つ以上のノズルが想定可能である。図示されたノズル１０は
オーガー３の横側に位置している。その代わりとして、又はそれに加えて、水噴
射を下方に向けるために、１つ、あるいはそれ以上のノズルがオーガー３の上方
に位置しても良い。

【００３５】 冷水による洗浄、又はすすぎは、添加物の混合を防ぐために、異なる香料添加
物とアイスクリームとの混合の間でオペレーターによって行われても良い。そし
て制御ユニット１９は冷水制御バルブ６１に電圧を加えてオーガー３を始動させ
、それによってオーガーが回転している間に冷水をファンネル２とオーガー３に
噴射する。制御ユニットのタイマー機能は、予め設定された時間、通常２０秒間
の冷水による洗浄を確実にする。洗浄水はシンク３３、さらに排水管５７に廃棄
される。

【００３６】 通常は１時間である、予め設定された間隔で、温水洗浄は制御ユニットのタイ
マーによって開始される。温水洗浄は温水噴射を最低限含む。温水洗浄は、冷水
噴射、液体洗剤噴射、及び温水噴射を含んだ洗浄シーケンスを含むことが望まし
い。洗浄は上述したように様々な、又は固定の異なるスピードで回転しても良い
、回転するオーガーを含んでも良い。

【００３７】 少なくとも、温水洗浄だけでなく冷水によるすすぎも、ノズル１０を羽根が通
過することで水噴射の方向の変化を引き起こす、オーガー３の直線移動に付随し
ても良い。

【００３８】 好ましい実施例では、オーガー３の頂点の末端２１は、オーガーが完全にファ
ンネル２にはまり込んだ時、ファンネル流出口２０に接するようにされる。これ
はファンネルを温水、または冷水によって満たし、オーガーが回転することを可
能にする。そのような回転は、遠心力の作用によってファンネルを完全に洗浄す
る水流の渦を生み出す。しかしオーガーの中心部分は、噴射の間のオーガーの回
転によってより良く洗浄される。全ての部材を完全に洗浄するために洗浄シーケ
ンスは、オーガーが回転している間のオーガーへの噴射、ファンネルへの水の充
填、及びオーガーの回転を含んでも良い。

【００３９】 温水洗浄、又は温水洗浄を含むシーケンスは、プッシュボタンによって手動で
開始されても良い。

【００４０】 このように、様々な異なる洗浄シーケンスが可能である。それらの長さと同様
に、洗浄シーケンスのステップは制御ユニットによって制御され、そして異なる
洗浄シーケンスが、制御ユニットの異なるプログラミングによって実現されても
良い。

【００４１】 温水は４０℃から７５℃の間の温度を持つことが望ましく、５０℃から７０℃
の間が望ましく、最も望ましいのは６０℃から６５℃の間であり、この温度域で
は、アイスクリームの内容物の凝集を引き起こさない適切な洗浄を保証すると認
識されている。この温度は冷水を温めるヒーターによって達成可能であり、適切
な温度を保つ恒温器、あるいは温度を適切に保つために高温タップ水と低温タッ
プ水を混合する、混合要素によって制御される。

【００４２】 いくつかの付加機能、例えば、温水洗浄中に予め決定された間隔で液体洗剤を
パルスで送ること、そしてアイスクリームの混合、冷水洗浄、及び温水洗浄が、
これらの１つのプロセスの実行中に開始されないことを保証する論理阻止手段が
制御ユニットに含まれても良い。

【００４３】 上記で本発明は、ファンネルは固定式であり、オーガーは実質上垂直で、リニ
アアクチュエータによって上部からファンネルにはまり込むアイスクリーム混合
装置に言及しながら説明された。しかし、異なる配置、例えば水平方向のオーガ
ーを持ち、そして例えばファンネルを移動させることにより、オーガーをファン
ネルにはまり込ませる相対移動を生み出すための異なる原理を持つアイスクリー
ム混合装置にも本発明は同様に応用可能であるということが理解されるべきであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるアイスクリーム混合装置の概略側面図である。

【図２】 洗浄を図示したアイスクリーム混合装置の側面図である。

【図３】 洗浄を図示したアイスクリーム混合装置の側面図である。

【図４】 羽根車の平面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 アイスクリーム（１）と１種類、又はそれ以上の香料添加物
   とを混合させるアイスクリーム混合装置であって、アイスクリーム（１）と香料
   添加物を保持するファンネル（２）と、混合作用を生み出すスピンドル（４）を
   持つオーガー（３）と、オーガースピンドル（４）を回転させるためのオーガー
   ドライバー（５）と、アイスクリーム（１）と香料添加物を混合するオーガー（
   ３）の回転位置であって、オーガー（３）がファンネル（２）にはまり込む位置
   へファンネル（２）とオーガー（３）を相対移動させるためのリニアアクチュエ
   ータ（６）とを含み、ファンネル（２）はアイスクリーム（１）のための締切可
   能な入口（９）を持つ囲い（８）の一部と、洗浄目的のため、オーガー（３）に
   水噴射（１１）を向ける少なくとも１つのスプレーノズル（１０）とを形成し、
   オーガー（３）又はオーガースピンドル（４）は、ファンネル（２）とオーガー
   （３）の相対移動の間に水噴射（１１）が当たる領域に、水噴射（１２）の偏向
   を起こす少なくとも１枚の羽根を持つことを特徴とするアイスクリーム混合装置
   。
2. 【請求項２】 請求項１による装置において、少なくとも１枚の羽根（１３
   ）は、オーガー（３）とオーガースピンドル（４）の間、もしくはその遷移領域
   に近接した場所に位置することを特徴とする装置。
3. 【請求項３】 請求項１又は２による装置において、少なくとも１枚の羽根
   は羽根車（１４）によって形成されることを特徴とする装置。
4. 【請求項４】 前記請求項１〜３の１つによる装置において、少なくとも１
   枚の羽根（１３）は、水噴射（１１）をオーガースピンドル（４）とアイスクリ
   ーム入口（９）に向ける表面（１５）を持つことを特徴とする装置。
5. 【請求項５】 前記請求項１〜４の１つによる装置において、少なくとも１
   枚の羽根の表面（１５）は、直線の、又は角を成した、又は湾曲した、ブレード
   もしくはベース部分の表面であることを特徴とする装置。
6. 【請求項６】 前記請求項１〜５の１つによる装置において、スプレーノズ
   ル（１０）への温水供給部（１６）を特徴とする装置。
7. 【請求項７】 請求項６による装置において、温水を４０℃から７５℃の間
   の水温、望ましくは５０℃から７０℃の間の水温、最も望ましいのは６０℃から
   ６５℃の間の水温を保つための温度調節器を含むことを特徴とする装置。
8. 【請求項８】 前記請求項１〜７の１つによる装置において、スプレーノズ
   ル（１０）への冷水供給部（１７）を特徴とする装置。
9. 【請求項９】 前記請求項１〜８の１つによる装置において、スプレーノズ
   ル（１０）への液体洗剤供給部（１８）を特徴とする装置。
10. 【請求項１０】 前記請求項１〜９の１つによる装置において、電気回路（
    ５１）は、少なくとも１つのスプレーノズル（１０）への手動による供給の制御
    のためのスイッチと制御バルブ（６０、６１）とを含むことを特徴とする装置。
11. 【請求項１１】 前記請求項１〜１０の１つによる装置において、電気回路
    （５１）は、少なくとも１つのスプレーノズル（１０）への自動による制御のた
    めの制御ユニット（１９）、スイッチ、及び制御バルブ（６０、６１）を含むこ
    とを特徴とする装置。
12. 【請求項１２】 請求項１１による装置において、制御ユニット（１９）は
    、温水噴射を規則的な時間編成で行うことを特徴とする装置。
13. 【請求項１３】 請求項１１による装置において、制御ユニット（１９）は
    、規則的な時間編成で行われる冷水によるすすぎ、液体洗剤噴射、及び温水洗浄
    を含む洗浄シーケンスを開始することを特徴とする装置。
14. 【請求項１４】 前記請求項１〜１３の１つによる装置において、オーガー
    ドライバー（５）は、オーガースピンドル（４）を様々な、もしくは固定の異な
    る速度で回転させるべく適合されることを特徴とする装置。
15. 【請求項１５】 請求項１４、請求項１１〜１３のいずれかによる装置にお
    いて、制御ユニット（１９）はアイスクリーム（１）の混合中に、オーガー（３
    ）とリニアアクチュエータ（６）の速度を制御し、制御は、第一段階のアイスク
    リームの混合中の、リニアアクチュエータ６の高速移動の間ではオーガー３を低
    速で作動させ、第二段階のアイスクリームの混合中の、リニアアクチュエータ６
    の低速移動の間ではオーガー３を高速で作動させることを含むことを特徴とする
    装置。
16. 【請求項１６】 前記請求項１〜１５の１つによる装置において、オーガー
    スピンドル（４）は実質上垂直であり、ファンネル（２）は混合されたアイスク
    リームのための底部流出口（２０）を持ち、スピンドル（４）の反対側のオーガ
    ー（３）の末端（２１）は、ファンネル（２）が完全にはまり込んだ時に、ファ
    ンネル流出口（２０）を締切るようにされていることを特徴とする装置。
17. 【請求項１７】 前記請求項１〜１６の１つによる装置において、オーガー
    スピンドル（４）は実質上垂直であり、アイスクリーム入口（９）は上方に傾斜
    していることを特徴とする装置。
18. 【請求項１８】 前記請求項１〜１７の１つによる装置において、少なくと
    も１つのスプレーノズル（１０）はオーガー（３）の側面側に位置することを特
    徴とする装置。
19. 【請求項１９】 前記請求項１〜１８の１つによる装置において、少なくと
    も１つのスプレーノズル（１０）はオーガー（３）の上方に位置することを特徴
    とする装置。