JP2002531570A - ピリミジノン誘導体の製造方法 - Google Patents

ピリミジノン誘導体の製造方法

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JP2002531570A
JP2002531570A JP2000586731A JP2000586731A JP2002531570A JP 2002531570 A JP2002531570 A JP 2002531570A JP 2000586731 A JP2000586731 A JP 2000586731A JP 2000586731 A JP2000586731 A JP 2000586731A JP 2002531570 A JP2002531570 A JP 2002531570A
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cycloalkyl
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ボルター,ハラルト
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シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I){式中、Aは、飽和または不飽和であっても、芳香族または非芳香族であってもよく、1または2個のヘテロ原子O、Sおよび/又はNを含んでいてもよい縮合5−員のヘテロ環、または縮合ベンゾ、ピリドまたはピリダジノであり;R1およびR2は、反応に対して不活性な基であり;R3は、個々は非置換または置換されたC1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキルである}の化合物の製造方法であって;そのプロセスにおいて、(a)式(II)(式中、A、R1およびR2が、式(I)に対して定義された通りであり、R6が反応を害しない基である)の化合物が、式(III)(式中、R3およびR4が式Iに対して定義された通りである)のイミドカーボネートと反応されて、式IVの中間化合物を与え;およびその後(b)式IVの化合物が、式の化合物に環化される方法を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、式I
【0002】
【化7】
【0003】 {式中、Aは、飽和または不飽和であってもよく、芳香族または非芳香族であっ
てもよく、1個または2個のヘテロ原子O、Sおよび/又はNを含んでいてもよ
い縮合された5員のヘテロ環(heterocyclic ring)、または縮合されたベンゾ
、ピリドまたはピリダジノであり; R1およびR2は、反応に対して不活性な基であり; R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3
6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキルであって、そ
れらの個々は非置換であるか、またはハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1
4アルコキシ、S−C1〜C4アルキル、SO−C1〜C4アルキル、SO2−C1
〜C4アルキル、CO−C1〜C4アルキル、N=CH−C1〜C4アルキル、N=
C(C1〜C4アルキル)2、NH−C1〜C4アルキル、N(C1〜C4アルキル)2 、COO−C1〜C4アルキル、COO−アリール、シアノ、ニトロ、Si−(C
、〜C4アルキル)3、フェニル、ハロフェニル、フェノキシフェニル、ハロフェ
ノキシフェニルルまたはナフチルによって置換されており;および R4は、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3
6シクロアルキルまたはC3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキルであって
、それらの個々は非置換であるか、またはハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C 1 〜C4アルコキシ、S−C1〜C4アルキル、SO−C1〜C4アルキル、SO2
1〜C4アルキル、CO−C1〜C4アルキル、N=CH−C1〜C4アルキル、N
=C(C1〜C4アルキル)2、NH−C1〜C4アルキル、N(C1〜C4アルキル
2、COO−C1〜C4アルキル、COO−アリール、シアノ、ニトロ、Si−
(C1〜C4アルキル)3、フェニル、ハロフェニル、フェノキシフェニル、ハロ
フェノキシフェニルまたはナフチルによって置換されている} の化合物の製造方法であって;そのプロセスにおいて、 (a)式II(式中、A、R1およびR2が、式Iに対して定義された通りであ
り、R6が反応を害しない基、例えば、水素、所望により置換されたアルキル、
または置換されたアリールである)の化合物が、式III(式中、R3およびR4 が式Iに対して定義された通りである)のイミドカーボネートと反応されて、式
IVの中間化合物を与え;およびその後 (b)式IVの化合物が、式Iの化合物に環化される方法に関する。
【0004】
【化8】
【0005】 本発明は、また、式IV
【0006】
【化9】
【0007】 (式中、A、R1、R2、R3、R4、およびR5は、上記で定義した通りである)
の新しい中間体にも関する。 式Iの化合物が植物防護性、特に、殺菌(fungicide)性を有することは、例
えばWO 97/48684号、WO 97/33890号、WO 97/02
262号、およびWO 94/26722から公知である。
【0008】 それらの中で記述されたようなこれらの化合物の合成においては、チオホスゲ
ンまたはイソチオシアネートがピリミジノン部分の調製のために使用される;更
なる後続の反応ステップにおいて、上記試薬で導入されがイオウは、除去されな
ければならない。 式Iの化合物の製造のための公知のプロセスは、したがって、安全性、経済的
、および生態学的な理由のために満足なものではない。
【0009】 ここに提供される方法は、良好な技術的フィージビリティによって特徴づけら
れ、且つ、経済的に、および生態学的に更に有利である。 式IIの化合物は、例えばWO 97/33890号から公知である。 式IIIのイミドカーボネートは公知であるか、または例えばEP 519,
868号およびWO 98/40363号に記述されるように、公知の方法によ
って製造することができる。
【0010】 反応ステップ(a)、および(b)は溶媒を用いて、または溶媒を用いずに行
われ;温度は決定的ではなく、20℃〜200℃まで変化でき;好ましくは80
℃〜170℃の温度、最も好ましくは溶媒の沸点、またはそれに近い温度である
。 その反応は、酸の触媒量、例えば、式IIの遊離体(educt)に関連する重量
につき1〜20%または1〜5%の存在下で、且つ水の不存在下で有利に行われ
る。適当な酸は、硫酸、リン酸等の鉱酸、HCl、HBr、HF等のハロゲン化
水素;酢酸、トリフルオロ酢酸およびシュウ酸等の有機カルボン酸;メタンスル
ホン酸およびp−トルエンスルホン酸等の有機スルホン酸;AlCl3、AlB
r3、SnCl4およびBF3等のルイス酸である。
【0011】 反応ステップ(a)および(b)両方のための適当な溶媒または希釈剤は、例
えば:芳香族、脂肪族および脂環式炭化水素、およびハロゲン化炭化水素、典型
的には、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、石
油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、トリクロロメタン、
ジクロロエタンまたはトリクロロエタン;エーテル、典型的にはジエチルエーテ
ル、tert−ブチルメチルエーテル、グライム(glyme)、ジグライム、テト
ラヒドロフランまたはジオキサン;ケトン、典型的にはアセトンまたはメチルエ
チルケトン;アルコール、典型的にはメタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、エチレングリコールまたはグリセロール;エステル、典型的には酢
酸エチルまたは酢酸ブチル:アミド、典型的にはN,N−ジメチルホルムアミド
、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチルリ
ン酸トリアミド;ニトリル、典型的にはアセトニトリル;およびスルホキシド、
典型的にはジメチルスルホキシドである。
【0012】 好ましい一つの態様において、式IVの中間化合物は単離されない;この手順
によれば、式IIおよびIIIの化合物は混合されて、所望により上記したよう
な酸の、および溶媒の存在下で、反応が完結されるまで一緒に反応される。 WO 97/33890号に記述されるように、環A中の置換基R1および/
又はR2が導入されてもよく、または式Iの化合物で相互交換されてもよい。
【0013】 本発明の特定の態様において、式IVの中間化合物についても、環A中のR1
および/又はR2が導入されてもよく、または相互交換されてもよい。 これは、特に、R1および/又はR2がハロゲンである式Iの化合物の製造のた
めに有利である。このプロセスにおいて、R1および/又はR2が水素である式I
Vの化合物は、反応ステップ(b)の前にハロゲン化される。
【0014】 例えば、R1が水素であり、且つR2が式Iに対して定義された通りであるなら
ば、この反応は、以下のスキームによって示すことができる:
【0015】
【化10】
【0016】 特に好ましいものは、Aがチエノであり、およびR1、およびR2が両方とも水
素である式IVの化合物の塩素化および臭素化である。 ハロゲン化のための方法[ステップ(c)]は、例えばWO 97/3389
0号に記述され、ハロゲン化炭化水素、典型的にはクロロベンゼン、ブロモベン
ゼン、トリクロロメタン、ジクロロメタン、トリクロロメタン、ジクロロエタン
またはトリクロロエタン等;エーテル、典型的にはジエチルエーテル、tert
−ブチルメチルエーテル、グライム、ジグライム、テトラヒドロフランまたはジ
オキサン;並びに、トリエチルアミン、ピペリジン、ピリジン、アルキル化され
たピリジン、キノリンおよびイソキノリン等の窒素含有化合物、等の溶媒中にお
けるI2によるヨウ素化、NBS(N−ブロムスクシンイミド)またはBr2によ
る臭素化、NCS(N−クロロスクシンイミド)またはCl2またはSO2Cl2
による塩素化、FClまたは他のF+試薬によるフッ素化を含む。NCS(N−
クロロスクシンイミド)、Cl2またはSO2Cl2による塩素化が特に好ましい
【0017】 上記および以下の記述において、別に定義されない限り、一般的な用語は以下
の意味を有する: 5−員のヘテロ環Aは、例えばチエニル、フラニル、オキサゾリル、イソオキ
サゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、および対
応する部分的または完全に水素化された環である。
【0018】 アルキル基は、炭素原子数に従って直鎖または分枝であり、典型的にはメチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブ
チル、tert−ブチル、n−アミル、tert−アミル、1−ヘキシルまたは
3−ヘキシルであろう。 アルケニルは、直鎖または分枝アルケニルであって、例えばアリル(allyl)
、メタリル、1−メチルビニルまたはブト−2−エン−1−イルである。好まし
いアルケニル基は、鎖中に3〜4個の炭素原子を含む。
【0019】 アルキニルは、直鎖または分枝であることができ、典型的にはプロパルギル、
ブト−1−イン−1−イルまたはブト−1−イン−3−イルである;プロパルギ
ルが好ましい。 ハロゲンおよびハロ置換基は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードである
。フルオロ、クロロおよびブロモが好ましい。
【0020】 ハロアルキルは、同一または異なるハロゲン原子を含むことができ、典型的に
はフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、トリフルオロ
メチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリ
フルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2,2,2−トリク
ロロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピルである。
【0021】 アルコキシは、典型的にはメトキシ、エトキシ、プロピロキシ、イソプロピロ
キシ、n−ブチロキシ、イソブチロキシ、sec−ブチロキシおよびtert−
ブチロキシである。メトキシおよびエトキシが好ましい。 ハロアルコキシは、典型的にはジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、
2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ
、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、および2,2−ジフルオロエト
キシである。
【0022】 シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシルまたはシクロヘプチルである。 シクロアルキル−アルキルは、典型的にはシクロプロピルメチル、2−シクロ
プロピルエチル、シクロプロピルプロピル、1−シクロプロピルエチル、シクロ
ペンチルメチル、2−シクロペンチルエチル、1−シクロペンチルエチル、シク
ロヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチルまたは1−シクロヘキシルエチル
である。
【0023】 アルカノイルは、直鎖または分枝のいずれでもよい。典型的な例は、ホルミル
、アセチル、プロピオニル、ブチリルまたはピバロイルである。 アリールは、フェニル、ベンジルまたはナフチルである;フェニルおよびベン
ジルが好ましい。 反応に対して不活性なR1およびR2基は、例えば互いに独立に水素、ハロゲン
、C1〜C4アルキル、C4〜C4ハロアルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4
ロアルケニル、C2〜C4アルキニル、C2〜C4ハロアルキニル、Si−(C1
6アルキル)3、COO−C1〜C4アルキル、COO−アリール、COOH、C
H=N−C1〜C4アルキル、C(CH3)=N−C1〜C4アルキル、SO−C1
4アルキル、SO2−C1〜C4アルキル、OR5、SR6、NR78またはCOR 9 であり; R5およびR6は個々に独立にC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2
6アルキニルまたはC3〜C6シクロアルキルであり、それらの個々は非置換で
あるか、またはハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、S−C 1 〜C4アルキル、SO−C1〜C4アルキル、SO2−C1〜C4アルキル、CO−
1〜C4アルキル、N=C1〜C4アルキル、NH−C1〜C4アルキル、N(C1
〜C4アルキル)2、COO−C1〜C4アルキル、COO−アリール、シアノ、ニ
トロ、Si−(C1〜C4アルキル)3、フェニル、ハロフェニル、フェノキシフ
ェニル、ハロフェノキシフェニルまたはナフチルによって置換されており; R7およびR8は、互いに独立にC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2
〜C6アルキニルまたはC3〜C6シクロアルキルであって、それらの個々は非置
換であるか、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ−C 1 〜C4アルコキシ、S−C1〜C4アルキル、SO−C1〜C4アルキル、SO2
1〜C4アルキル、CO−C1〜C4アルキル、N=C1〜C4アルキル、NH−
1〜C4アルキル、N(C1〜C4アルキル)2、COO−C1〜C4アルキル、C
OO−アリール、シアノ、ニトロ、Si−(Ci〜C4アルキル)3、フェニル、
ハロフェニル、フェノキシフェニル、ハロフェノキシフェニルまたはナフチルに
よって置換されており; R9 = 水素、C1〜C4アルキル、フェニルまたはベンジル(芳香族部分が
非置換であるか、またはハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、
1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、シアノまたはニトロによって置
換されている)であり; R5は、最終生成物の部分でなくて、反応を害しない任意の基であることがで
き、例えば水素、所望により置換されたアルキル、または所望により置換された
アリール、特に、C1〜C8アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル
、C3〜C6シクロアルキル、フェニルまたはフェニル−C1〜C3アルキルであっ
て、それらの個々は、非置換であるか、またはハロゲン、C1〜C4ハロアルキル
、C1〜C4アルコキシ、またはC1〜C4ハロアルコキシによって置換されていて
もよい。C1〜C6アルキル、フェニルおよびベンジルが好ましい。
【0024】 本発明に従う方法によって製造できる式Iの好ましい化合物は、 a)Aがベンゾ、チエノ、ピリドまたはピリダジノであり;または、 b)R1およびR2が、独立に水素、ハロゲンまたはハロ−C1〜C4アルキルで
あり;特に、R1およびR2が同時に水素でないものであり;または、 c)R3およびR4が、独立にC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2
6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6
アルキルである) 化合物である。
【0025】 この本発明の方法は、特に式
【0026】
【化11】
【0027】 (式中、R1およびR2が、独立に水素、ハロゲンまたはCF3であり; R3およびR4は、独立にC1〜C5アルキルまたはシクロプロピルメチルである
) の化合物の製造のために好ましい。 好ましい中間体は、式
【0028】
【化12】
【0029】 (式中、R1およびR2が、独立に水素、ハロゲンまたはCF3であり; R3およびR4が、独立にC1〜C5アルキルまたはシクロプロピルメチルであり
; R5が、C1〜C6アルキル、フェニルまたはベンジルである) の化合物である。
【0030】 製造例 例P−1: 2−プロポキシ−3−プロピルチエノ[2.3−d]ピリミジン 4−オン
【0031】
【化13】
【0032】 スルホン化フラスコ中で、3.2g(0.02モル)の2−アミノチオフェン
−3−カルボン酸メチルエステル、5.4g(0.03モル)のN−(n)−プ
ロピルイミド炭酸ジプロピルエステル、および5滴の無水CH3SO3Hを、16
0℃で2時間反応させる。次いで、再びCH3SO3Hの5滴を加え、その反応を
170℃で2時間続ける。その反応混合物を、酢酸エチルで希釈し、水により2
回洗浄し、Na2SO4で乾燥する。その溶媒をウォータージェット減圧で除去し
、得られた粗製生成物をシリカゲル(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル 5:1)
上のカラムクロマトグラフィーで精製する。収量:赤みがかった油の形の1.4
gの2−プロポキシ−3−プロピルチエノ[2.3−d]ピリミジン−4−オン
【0033】 例P−2
【0034】
【化14】
【0035】 N−(n)−ブチルイミド炭酸ジプロピルエステルと、触媒としてのp−トル
エンスルホン酸を用いて、例P−1で用いた手順と同様に2−プロポキシ−3−
n−ブチルチエノ[2.3−d]ピリミジン−4−オンを製造する。生成物は、
褐色がかった油の形で得られる。 同様の方法で、WO 97/48684号、WO 97/33890号、WO
97/02262号、およびWO 94/26722号の化合物、並びに、表
1〜3の新しい中間化合物を製造することができる。
【0036】 表1:式
【0037】
【化15】
【0038】 (式中、R1、R2、R3、R4およびR5が、表Aで与えられた意味を有する) の化合物。 表2:式
【0039】
【化16】
【0040】 (式中、R1、R2、R3、R4およびR5が、表Aで与えられた意味を有する) の化合物 表3:式の化合物
【0041】
【化17】
【0042】 (式中、R1、R2、R3、R4およびR5が、表Aで与えられた意味を有する) の化合物。 m.p.=融点。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,L C,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 {式中、Aは飽和または不飽和であっても、芳香族または非芳香族であってもよ
    く、1個または2個のヘテロ原子O、Sおよび/又はNを含んでもよい縮合され
    た5員のヘテロ環(heterocyclic ring)、または縮合されたベンゾ、ピリドま
    たはピリダジノであり; R1およびR2は、反応に対して不活性な基であり; R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3
    6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキルであって、そ
    れらの個々は非置換であるか、またはハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1
    4アルコキシ、S−C1〜C4アルキル、SO−C1〜C4アルキル、SO2−C1
    〜C4アルキル、CO−C1〜C4アルキル、N=CH−C1〜C4アルキル、N=
    C(C1〜C4アルキル)2、NH−C1〜C4アルキル、N(C1〜C4アルキル)2 、COO−C1〜C4アルキル、COO−アリール、シアノ、ニトロ、Si−(C
    、〜C4アルキル)3、フェニル、ハロフェニル、フェノキシフェニル、ハロフェ
    ノキシフェニルまたはナフチルによって置換されており;および R4は、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3
    6シクロアルキルまたはC3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキルであって
    、それらの個々は非置換であるか、またはハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C 1 〜C4アルコキシ、S−C1〜C4アルキル、SO−C1〜C4アルキル、SO2
    1〜C4アルキル、CO−C1〜C4アルキル、N=CH−C1〜C4アルキル、N
    =C(C1〜C4アルキル)2、NH−C1〜C4アルキル、N(C1〜C4アルキル
    2、COO−C1〜C4アルキル、COO−アリール、シアノ、ニトロ、Si−
    (C1〜C4アルキル)3、フェニル、ハロフェニル、フェノキシフェニル、ハロ
    フェノキシフェニルまたはナフチルによって置換されている} の化合物の製造方法であって;その方法において、 (a)式II(式中、A、R1およびR2が、式Iに対して定義された通りであ
    り、R6がその反応を害しない基である)の化合物が、式III(式中、R3およ
    びR4が式Iに対して定義された通りである)のイミドカーボネートと反応され
    て、式IVの中間化合物を与え;およびその後 (b)式IVの化合物が、式Iの化合物に環化される方法。 【化2】
  2. 【請求項2】 反応ステップ(a)および(b)が、酸の存在下で、および
    水の不存在下で行われる請求項1に従う方法。
  3. 【請求項3】 R1および/又はR2がハロゲンであり;その方法において式
    IV(式中、R1および/又はR2が水素である)の化合物が反応ステップ(b)
    の前にハロゲン化される請求項1に従う方法。
  4. 【請求項4】 式IIにおいてR5がC1〜C6アルキル、フェニルまたはベ
    ンジルである請求項1に従う方法。
  5. 【請求項5】 式IVの化合物が単離されない請求項1に従う方法。
  6. 【請求項6】 式I〜IVの化合物において、 Aがベンゾ、チエノ、ピリドまたはピリダジノであり; R1およびR2が、独立に水素、ハロゲンまたはハロ〜C1〜C4アルキルであり
    ; R3およびR4が、独立にC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6
    ルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキ
    ルである請求項1に従う方法。
  7. 【請求項7】 式 【化3】 (式中、R1およびR2が、独立に水素、ハロゲンまたはCF3であり; R3およびR4が、独立にC1〜C5アルキルまたはシクロプロピルメチルである
    ) の化合物の製造のための請求項6に従う方法。
  8. 【請求項8】 式 【化4】 (式中、R1およびR2が、独立に水素、ハロゲンまたはCF3であり; R3およびR4が、独立にC1〜C5アルキルまたはシクロプロピルメチルである
    ) の化合物の製造のための請求項6に従う方法。
  9. 【請求項9】 式 【化5】 (式中、R1およびR2が、独立に水素、ハロゲンまたはCF3であり; R3およびR4が、独立にC1〜C5アルキルまたはシクロプロピルメチルである
    ) の化合物の製造のための請求項6に従う方法。
  10. 【請求項10】 式 【化6】 (式中、A、R1、R2、R3およびR4が式I対して定義された通りであり、R5
    がその反応を害しない基である)の化合物。
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