JP2002530147A5

JP2002530147A5 -

Info

Publication number: JP2002530147A5
Application number: JP2000583457A
Authority: JP
Filing date: 1999-11-18
Publication date: 2006-02-16

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】
悪化した膝関節と置換することを予定された、唯一の軸に対して回転運動をする、可動適合型インサートを有する膝人工関節であって、
− 大腿骨コンポーネント、
− 頸骨インサートと中央ピボット（４、１８）を受ける金属製で平坦な研磨面（６、１６）を有する頸骨トレイ（５、１９）とを具備する頸骨コンポーネント（１、１７）および
− 膝蓋骨コンポーネントを本質的に具備するものであり、そして、
− 前記膝人工関節は、下位の研磨面（１５）を有する単一の適合プラスチック・インサートを有し、それは機能上、プラスチック・インサート（２）の回転軸が頸骨トレー（５、１９）に対しピボット（４、１８）の軸に一致するように頸骨トレイ（５、１９）の平坦な研磨面（６、１６）上を滑り動き、また機能上、頸骨コンポーネント（１、１７）の下側の面（１５）で中央ピボット（４、１８）を収納する円筒状の孔（８）を有し、前記円筒状の孔（８）へピボット（４、１８）が長手方向に自在に滑り動くことができるものであり、
− 前記プラスチック・インサート（２）は、さらに、大腿骨の関節丘表面に適合する表面をなす半径の関節丘面（３）を有し、それは頸骨トレイ（５、１９）の中央ピボット（４、１８）と連合して、大腿骨コンポーネントと頸骨コンポーネント（１）との相対的な動きを決定し、
− ここで、頸骨コンポーネント（１、１７）は一体的に成型された単一の部材からなり、中央ピボット（４、１８）と頸骨トレイ（５、１９）は同じ部材である、
ことを特徴とする膝人工関節。
【請求項２】
悪化した膝関節と置換することを予定された、唯一の軸に対して回転運動をする、可動適合型インサートを有する膝人工関節であって、
− 大腿骨コンポーネント、
− 頸骨インサートと中央ピボット（４、１８）を受ける金属製で平坦な研磨面（６、１６）を有する頸骨トレイ（５、１９）とを具備する頸骨コンポーネント（１、１７）および
− 膝蓋骨コンポーネントを本質的に具備するものであり、そして、
− 前記膝人工関節は、下位の研磨面（１５）を有する単一の適合プラスチック・インサートを有し、それは機能上、プラスチック・インサート（２）の回転軸が頸骨トレー（５、１９）に対しピボット（４、１８）の軸に一致するように頸骨トレイ（５、１９）の平坦な研磨面（６、１６）上を滑り動き、また機能上、頸骨コンポーネント（１、１７）の下側の面（１５）で中央ピボット（４、１８）を収納する円筒状の孔（８）を有し、前記円筒状の孔（８）へピボット（４、１８）が長手方向に自在に滑り動くことができるものであり、
− 前記プラスチック・インサート（２）は、さらに、大腿骨の関節丘表面に適合する表面をなす半径の関節丘面（３）を有し、それは頸骨トレイ（５、１９）の中央ピボット（４、１８）と連合して、大腿骨コンポーネントと頸骨コンポーネント（１）との相対的な動きを決定し、
− ここで、ピボット（１８）と頸骨トレイ（１９）との間の固定は、下位部分で適合コーン（１３）を有する有頭の部分ネジに係止されて設けられた調整と自動センタリング・コーン（９）、回転防止ピン（１０）および下側調整コーン（１１）を使って達成され、前記頸骨トレイ（１９）は、中央ピボット（１８）の適合コーン（９）に係止されて設けられる回転防止スロット（２０）、ネジ穴（７）および調整と自動センタリングコーン（２１）を有するものである、
ことを特徴とする膝人工関節。
【請求項３】
回転が防止され、頸骨トレー（１９）に対して垂直に装着された中央ピボット（１８）を保持し、それは、頸骨トレイ（１９）のコーン（２１）を中央ピボット（１８）の適合コーン（９）で調整し、回転防止ピン(１０)を頸骨トレイ（１９）のスロット（２０）で調整し、さらにヘッドの下位部分にコーン(１３)を有する部分ネジを中央ピボット（１８）を通して頸骨コンポーネント（１７）のネジ穴（７）へ螺合することによるものであり、これにより前記コーン（１３）を中央ピボット（１８）内の下側調整コーン（１１）に係止させるものである請求項２の膝人工関節。
【請求項４】
プラスチック・インサート（２）は、中央ピボット（１８）が円筒状孔（８）に挿入されていることに起因して、中央ピボット（１８）の軸方向軸（１４）に沿って長手方向に移動する様に調整されることを特徴とする請求項２または３の膝人工関節。
【請求項５】
前後運動は、大腿骨コンポーネントがそれ自身で回転するときに起こり、その関節丘および適合面がプラスチック・インサート（２）の関節丘面（３）上をスライドして、中央ピボット（１８）がバンパーとして、また大腿骨コンポーネントのカム上へのガイドとして作用し、この力が持続する限り、両方の表面はその後方部分で下降しながらスライドし、かくして前記前後運動が解剖学的な膝の動きと同様に行われることを特徴とする請求項２〜４のいずれかの膝人工関節。