JP2002530131A - 磁気共鳴装置及び方法 - Google Patents

磁気共鳴装置及び方法

Info

Publication number
JP2002530131A
JP2002530131A JP2000582815A JP2000582815A JP2002530131A JP 2002530131 A JP2002530131 A JP 2002530131A JP 2000582815 A JP2000582815 A JP 2000582815A JP 2000582815 A JP2000582815 A JP 2000582815A JP 2002530131 A JP2002530131 A JP 2002530131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
additional
pulse
magnetic field
signal
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000582815A
Other languages
English (en)
Inventor
デン ブリンク,ヨハン エス ファン
デル ミューレン,ペーテル ファン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Electronics NV filed Critical Philips Electronics NV
Publication of JP2002530131A publication Critical patent/JP2002530131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/563Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution of moving material, e.g. flow contrast angiography
    • G01R33/56308Characterization of motion or flow; Dynamic imaging
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/567Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution gated by physiological signals, i.e. synchronization of acquired MR data with periodical motion of an object of interest, e.g. monitoring or triggering system for cardiac or respiratory gating
    • G01R33/5673Gating or triggering based on a physiological signal other than an MR signal, e.g. ECG gating or motion monitoring using optical systems for monitoring the motion of a fiducial marker

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、対象物の中の周期的に変化する流体の流れを生体内で磁気共鳴を用いて測定する方法に関する。この方法は、基準磁気の位相をシフトするために第1及び第2の追加的勾配磁場を印加する段階を含み、この位相シフトは追加的勾配磁場を印加する間隔の流体の正味の移動量に関連する。本発明によると、周期的に変化する流体の流れの期間の位相の近くでは励起RFパルスが生成され、第1の追加的勾配磁場が印加され、第1の追加的RFパルスが生成され、周期的に変化する流体の流れの第2の期間の対応する位相の近くでは第2の追加的RFパルスが生成され第2の追加的勾配磁場が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、対象物における周期的に変化する流体の流れを磁気共鳴装置を用い
て測定する方法に関わり、この対象物は安定した磁場に配置され、上記方法は、
a)安定した磁場の方向に関して横方向に延在する面に基準磁化を方向付けるた
めに励起RFパルスを生成する段階と、b)基準磁化において位相シフトを発生
するために流体の流れの向きにおいて第1の追加的勾配磁場を印加する段階と、
c)安定した磁場の方向に基準磁化を向けるために第1の追加的RFパルスを生
成する段階と、基準磁化の一部分を安定した磁場の方向に関して横方向に向ける
ために第2の追加的RFパルスを生成する段階とを含み、第1の追加的勾配磁場
によって流体の流れの近傍の静止物質において生じられた位相シフトを打ち消す
ために第2の追加的勾配磁場を流れの方向に印加する段階と、第1のMR信号を
測定する段階と、測定された第1のMR信号及び事前に測定された基準MR信号
からの流体を移動することを決定する段階とを含む。本発明は、更に、このよう
な方法を実行する装置に関する。
【0002】 上述した種類の方法は、J.E.M.Snaar他:“Discrimination of Different Typ
es of Motion by modified Stimulated echo NMR”,Journal of Magnetic Reson
ance 87, pp.132-140,1990記載の論文から公知である。公知の方法は、例えば、
検査されるべき人間又は動物の身体の脳におけるセレブラル・スパイナル・フル
ーイッド(cerebral spinal fluid)CSFの流体の流れの生体内測定のために
使用され得る。脳におけるCSFの発生は、CSFの移動、例えば、脳における
シルビウス水道に基づいて決定され得る。CSFの実際の発生と所定の標準値と
の間の偏差は、所与の神経性の成人病、例えば、アルツハイマー病を診断する際
の助けとなり得る。公知の方法によると、励起RFパルスは、流体の流れの体積
におけるスピンを励起するために第1の方向に向けられた勾配磁場の印加と共に
生成される。測定されるべき第1のMR信号において動きによって生じる位相シ
フトを実現するために、励起RFパルスの生成後、一対の勾配磁場が印加され、
続いて第1の追加的RFパルスが生成される。流体の流れの正味の移動量は、測
定された第1のMR信号の位相及び事前に測定された基準MR信号の位相から決
定され得る。
【0003】 公知の方法の欠点は、流体の流れの正味の移動量の測定が周期的に変化する血
圧による流体の流れにおける大きい周期コンポーネントのため正確でないといっ
た点である。
【0004】 本発明は、周期的に変化する流体の流れの正味の移動量の改善された測定を可
能にする方法を提供することを目的とする。この目的を達成するためには、本発
明による方法は、周期的に変化する流体の流れの第1の期間の位相の近くで励起
RFパルスが生成され、第1の追加的勾配磁場が印加され、第1の追加的RFパ
ルスが生成され、又、周期的に変化する流体の流れの第2の期間の対応する位相
の近くで第2の追加的RFパルスが生成され、第2の追加的勾配磁場が印加され
、第1のMR信号が測定される。本発明による方法の他の有利なバージョンは、
従属項に記載されている。本発明の原理は、検査領域における第1の位置におい
て周期的に変化する流体の流れの第1の期間の位相の近くで周期的に変化する流
体の流れの測定体積の生成された磁化によって基準が形成され、この磁化は第1
の軸沿いに、又、検査領域における同位置において第2の期間の対応する位相の
近くで向けられ、測定体積のこの磁化の一部分は第1のMR信号を生成するため
に使用される。測定された第1のMR信号は第1及び第2の期間の対応する位相
のあいだの間隔において流体の流れの正味の移動量に関する情報を含む。第1の
MR信号及び生成された基準は、流体の流れにおける測定体積の正味の移動量に
関する情報を含む。このような基準の例は、位相シフトによって実現された横断
面に向けられた磁化を記すことである。
【0005】 本発明による方法の特別なバージョンは、周期的に変化する流体の流れの第1
の期間の位相が周期的に変化する流体の流速の零交差に対応することを特徴とす
る。流速による位相シフトにおける誤りは、第1及び第2の期間の零交差の近く
で第1及び第2の追加的勾配磁場を印加することで最小化される。
【0006】 本発明による方法の更なるバージョンは、請求項3に記載されている。基準M
R信号は、同じパルスシーケンスを繰り返すことで容易に決定され得る。
【0007】 本発明による方法の更なるバージョンは請求項4に記載されている。第1のM
R信号及び基準MR信号の測定は、従って、一つのパルスシーケンスの中に組込
まれている。従って、周期的に変化する流体の流れの正味の移動量は、3つの連
続する零交差のみから決定され得る。
【0008】 本発明による方法の別のバージョンは請求項5に記載されている。周期的に変
化する流体の流れの期間の位相は、心電図(ECG)、例えば、ECGにおける
R波の発生及び周期的に変化する流体の流れの期間における位相から基準決定す
ることで得られ得る。
【0009】 本発明による方法の別のバージョンは請求項6に記載されている。既知の位相
コントラストMTアンギオグラフィ法は、磁気共鳴を用いた場合の流速の測定の
例である。この方法は、例えば、M.T.Vlaardingerbroek,Springer Verlag :
“Magnetic Resonance Imaging”, pp.294-295記載の引用されたハンドブックか
ら公知である。
【0010】 本発明による方法の別の実施例は、請求項7に記載されている。従って、流体
の流れを測定する一対の勾配磁場はMR信号を測定するための勾配磁場と組合わ
され得る。 本発明は、安定した磁場に置かれた対象物における周期的に変化する流体の流れ
の二次元の速度のプロフィールを形成する方法に関わり、この方法は、a)基準
磁化を安定した磁場の方向を横切る断面に方向付けるために励起RFパルスを生
成する段階と、b)基準磁化において位相シフトを生じるために流体の流れの向
きに第1の追加的RFパルスを印加する段階と、c)基準磁化を安定した磁場の
方向に向けるために第1の追加的RFパルスを生成する段階と、d)基準磁化の
一部分を安定した磁場の方向に関して方向に向けるために第2の追加的RFパル
スを生成する段階と、e)流体の流れの近傍で静止物質における第1の追加的勾
配磁場によって生じた位相シフトを打ち消すために流れの向きに第2の追加的勾
配磁場を印加する段階と、f)第1のMR信号を測定する段階と、g)測定され
た第1のMR信号から位相画像を決定し、位相画像及び基準位相画像から流体の
二次元の速度のプロフィールを決定する段階とを含む。
【0011】 本発明による方法は、周期的に変化する流体の流れの第1の期間の位相の近く
において励起RFパルスが生成され、第1の追加的磁場勾配が印加され、第1の
追加的RFパルスが生成され、又、周期的に変化する流体の流れの第2の期間の
対応する位相の近くにおいて第2の追加的RFパルスが生成され、第2の追加的
勾配磁場が印加され、第1のMR信号が測定されることを特徴とする。
【0012】 本発明は、更に、このような方法を実行する装置に関する。この種類の装置は
、請求項8に記載されている。
【0013】 本発明の上記及び他の面は、以下に説明される実施例及び添付図面を参照して
非制限的な例によって明らかにされ明確にされる。
【0014】 図1は、安定した磁場を生成する第1の磁石システム2と、安定した磁場上に
重畳され、安定した磁場において座標系X、Y、及び、Zに対応する3つの直交
方向に勾配磁場を生じる、追加的磁場を生成する幾つかの勾配磁場コイル3とを
有する。示される座標系のZ方向は、磁石システム2における安定した磁場の方
向に対応する。使用されるべき測定される座標系x、y、及び、z(図示せず)
は、図1に示されるX、Y、及び、Zの座標系と関係無く選択され得る。概して
、x方向における勾配磁場は読み出し勾配磁場、y方向における勾配磁場は位相
エンコード勾配磁場、更に、z方向における勾配磁場は選択勾配磁場と称される
。勾配磁場コイル3は、給電ユニット4によって給電される。MRI装置は、更
に、RF送信コイル5を含む。RF送信コイル5は、RF磁場を生成させ、RF
送信器及び変調器6に接続されている。受信コイルは、検査されるべき対象物7
、又は、対象物の一部分例えば、人間又は動物の身体におけるRF磁場によって
生体内で生成された磁気共鳴信号を受信するために使用される。この受信コイル
は、RF送信コイル5と同一のものでもよい。更に、磁石システム2は、検査さ
れるべき体7の部分を収容するのに十分に大きい検査領域を囲む。この検査領域
においてRF送信コイル5は、身体7の一部分の上又は周りに配置される。RF
送信コイル5は、送信器/受信器回路9を介して信号増幅器及び復調ユニット1
0に接続される。制御ユニット11は、RFパルス及び勾配磁場を含む特別なM
R撮像パルスシステムを生成するためにRF送信器及び変調器6と、給電ユニッ
ト4とを制御する。復調ユニット10から得られた位相及び振幅は、処理ユニッ
ト12に与えられる。処理ユニット12は、例えば、二次元フーリエ変換を用い
てMR画像を形成するために受信したこれらの信号値を処理する。画像処理ユニ
ット13は、モニタ14を介してMR画像を視覚化する。MR装置1は、更に、
時間記録ユニット15及びECGユニット16を含む。ECGユニット16は、
検査されるべき対象物のECGを記録し、記録されたECGからR波の発生を決
定する。ECGユニット16は、時間記録ユニット15に接続される。R波の発
生は、電気信号によって時間記録ユニットにシグナルされる。時間記録ユニット
15は、R波の発生と勾配磁場の印加との間の間隔を記録する。本発明は、図2
及び図3を参照して以下により詳細に説明する。本発明は、例えば、神経性の成
人病を診断する際に助けとなり得る。神経性の成人病の特徴の一つは、脳の中で
発生されるセレブラル・スパイナル・フルーイッド(cerebral spinal fluid)
CSFが少ない点である。新しく発生されたCSFは、検査されるべき身体の脳
からシルビウス水道と称される小さい管を介して中枢神経に移動される。周期的
に脈動する血液の流れのため、上記細い管の中でCSFの強いパルス型、及び、
周期的な流れが生じる。新しく発生されたCSFは、例えば、この流体の流れの
正味の移動量から決定され得る。新しいCSFの発生及び予め決定された標準値
の間の偏差は、神経性の成人病を診断する際に助けとなる。
【0015】 図2は、本発明による方法の第1のバージョンにおいては、検査されるべき身
体における周期的に変化する流体の流れ、例えば、検査されるべき身体の脳にお
けるシルビウス水道中のCSFの流れを測定するために使用される第1のパルス
シーケンスの例を示す図である。図3と同様に図2では、時間が左から右へプロ
ットされ、幾つかの行は生成されるべきRFパルス、印加されるべき勾配磁場、
測定されるべきMR信号、測定されるべき身体のECGにおいて発生する期間、
及び、周期的に変化するCSFの流れにおける期間の間の時間的関係を示してい
る。最上の行RFは、生成されるべきRFパルスを示し、この行から下の3行、
即ち行Gx、行Gy、及び、行Gzは夫々x、y、及び、z方向における勾配磁
場を示している。これら3行の下にある行MRは、測定されるべきMR信号を示
す。更に、最下にある2行、即ち、行ECG及び行FLは、検査されるべき身体
のために形成されるべきECGの2つの期間及び変化する流体の流速を示してい
る。ECGの期間は、シルビウス水道中で周期的に変化するCSFの流れの期間
に対応する。検査されるべき身体のECGは、当業者に周知の方法で測定される
ことに注意すべきである。
【0016】 シルビウス水道中における流体の逃れにおいて、CSFの流れのパルス型及び
周期的なコンポーネントがCSFの正味の移動量を占有する。CSFの流れの正
味の移動量を測定するためには、第1のパルスシーケンスが生成される。第1の
パルスシーケンスは、励起RFパルス201と、第1及び第2の追加的RFパル
ス202及び203と、第1及び第2の追加的勾配磁場230及び232と、選
択勾配磁場210及び220と、読み出し勾配磁場236とを含む。記録される
べきECGののR波が現われた後、パルスシーケンスは、励起RFパルス201
を生成し、第1の勾配磁場210をx方向に印加し、第1の追加的勾配磁場23
0を印加し、第1の追加的RFパルス202を生成することで始まり、このとき
第1の追加的勾配磁場は第1のトリガ期間TR1の後に印加される。第1のトリ
ガ期間TR1は、CSFの流れの第1の期間20における位相、例えば、周期的
な流体の流れにおける流体の速度の第1の零交差260を決定する。励起RFパ
ルス201の回転角αは、例えば、90度である。励起RFパルス201は、C
SFの流れの測定体積の磁化を安定した磁場の方向を横切る断面に回転基準シス
テムのy’軸の周りで90度で回転させる。従って、第1の追加的勾配磁場23
0が印加され、この勾配磁場は位相シフトによって横方向磁化を示すために周期
的に変化するCSFの流れの向きに向けられる。本例では、座標系のz方向は、
CSFの流れの向きと同方向であるように選択される。横方向磁化において発生
された位相シフトは、
【0017】
【数1】 となり、このとき、ψは位相、γはジャイロ磁気定数、Gは追加的勾配磁場の大
きさ、νは流れの向きにおける瞬間的な流速、δは追加的勾配磁場が印加される
間隔を示す。
【0018】 続いて、第1の追加的RFパルス202が生成される。第1の追加的RFパル
スも回転基準システムのy’軸の周りで90度の回転角を有する。この第1の追
加的RFパルスは、示された磁化を安定した磁場の方向に再び回転させる。従っ
て、示された磁化は、勾配磁場が印加される間隔中の動きによる位相シフトに対
して感応でなくなる。従って、測定されたECGにおける第2のR波252が現
われた後の第2のトリガ間隔TR2の後、第2の追加的RFパルス204が、E
CGの第2の期間21ににおける対応する位相の近傍で生成され、これは、第2
の零交差261の近傍において流速における時間の第1の期間の後に続く。この
第2の追加的RFパルスは、y’軸について90度の回転角を有する。第2の追
加的RFパルス204が生成されると同時に、第2の追加的RFパルス204を
空間的に選択するためにz方向に向けられた第3の勾配磁場234が印加される
。第2の追加的RFパルス204は、記された磁化を横断面に再び回転させる。
第2の追加的RFパルスが生成された直後、CSFの流れ、即ちこの場合z方向
、の向きに向けられた第2の追加的勾配磁場232が印加される。この第2の追
加的勾配磁場は、同等に大きい、逆の位相シフトを印加することにより第1の期
間20中に形成された位相シフトを打ち消し、示された横方向磁化の印を打ち消
す。更に、印加された第1の追加的勾配磁場230の時間積分は、第2の追加的
勾配磁場232の時間積分と等しいことが好ましい。更に、準備読み出し勾配磁
場230が、励起RFパルス201と第1の追加的RFパルス202との間に印
加されることが好ましく、又、第1のMR信号241が読み出し勾配磁場236
が印加されている間に測定される。シルビウス水道中のCSFの正味の移動量は
、測定された第1のMR信号241、基準MR信号、及び、印加された追加的勾
配磁場230及び232の間の位相差から得られ得る。基準MR信号は、例えば
、図2を参照して説明された実験を夫々第3の期間及び第4の期間について繰り
返すことで決定され得、このとき第1の追加的勾配磁場の時間積分は第1の期間
における第1の追加的勾配磁場230の対応する時間積分とは異なり、基準MR
信号は第4の期間中に測定される。零の値は、第2の実験中に印加された第1及
び第2の追加的勾配磁場の時間積分値の例である。追加的勾配磁場の別の値は、
例えば、第1の実験中に印加された追加的勾配磁場230及び232の時間積分
の負の値に等しい。
【0019】 基準MR信号は後の方で測定される代わりに、実際の実験前に測定され得る。
位相コントラストMRアンギオグラフィ法は、検査されるべき人間又は動物の記
録されたECGのR波250及び251に関する流体の速度において対応する零
交差260及び261の間の間隔TR1及びTR2を決定することに好ましくは
使用される。この方法は、例えば、M.T.Vlaardingerbroek,Springer Verlag :
引用されたハンドブック“Magnetic Resonance Imaging”, pp.294-295から公知
である。
【0020】 更に、第1及び第2の追加的勾配磁場230及び232が印加される間隔は、
変化する流体の流れの固定期間の継続時間と比較して短くなるように好ましくは
選択される。間隔δは、
【0021】
【数2】 の条件を満たすように選択され、このとき、δは第1及び第2の追加的勾配磁場
が印加される間隔、vは瞬間的な流体の速度、Gは印加された勾配磁場の大きさ
、又、νジャイロ磁気定数を表わす。
【0022】 δの実用値は、例えば5msである。更に、MR信号が測定される周期的に変
化するCSFの固定期間の測定位相は、基準MR信号が測定される固定期間の基
準位相に等しくなるように好ましくは選択される。図2における測定フェーズは
、第1の期間20における第2の零交差261に対応し、基準位相は第4の期間
(図示せず)における第3の零交差に対応する。2つの連続する測定の間の流体
の速度は、
【0023】
【数3】 の式を当てはめることで測定されたMR信号及び基準MR信号から決定され得、
このとき、Δψは測定されたMR信号の最大値に関連する位相と事前に測定され
た基準MR信号の最大値の位相との位相差、γはジャイロ磁気定数、vnett はCSFの流速、Δは第1の測定における第1及び第2の追加的勾配磁場の
印加の間の測定間隔、Δは第2の測定における第1及び第2の追加的勾配磁場
の印加の間の測定間隔、及び、δは追加的勾配磁場が印加される間隔を表わす。
例えば、速度が毎秒約1/4mmとなるように速度を測定するためには、上記の
値は夫々、δ=5ms、G=20mT/m、G=0と選択される。
【0024】 更に、連続する追加的勾配磁場の印加の間の間隔Δを正確に測定することが重
要である。このためには、例えば、制御ユニット11に、ECGユニット16か
ら発生した記録されたECGのR波250及び251の時間間隔、並びに、連続
する期間中に第1及び第2の追加的勾配磁場230及び232が印加された瞬間
を記録する時間記録ユニット15が設けられる。記録された間隔は、例えば、固
体メモリの中に記憶される。周期的に変化するCSFの流れの対応する期間にお
ける対応する位相間の間隔Δは、実際には約1秒となる。
【0025】 読み出し方向にCSFの流れにおける磁化の投影を決定するために、更に、励
起RFパルス201と第1の追加的RFパルス202との間に補償読み出し勾配
磁場が印加され得、測定勾配磁場236は第1のMR信号241を測定するため
に印加される。更に、このような投影を実行するために必要な測定時間を減少す
るために、補償読み出し勾配磁場は第1の追加的勾配磁場230と組み合わされ
てもよく、このとき読み出し勾配磁場236の第1の部分は第2の追加的勾配磁
場232と組合わされる。
【0026】 追加的勾配磁場の印加の間の上記間隔Δが略上記値を有する場合のみ測定が行
われることを確実にするために、例えば、アリテミアリジェクション(arythmea rejection)が使用され得る。アリテミアリジェクションは、MRアンギオグ
ラフィ(angiography)における周知の現象である。アリテミアリジェクション
の場合、測定されたMR信号は、測定されたECGの連続するR波が略等しい場
合のみ更に処理するために使用される。
【0027】 本方法の別のバージョンにおいて、例えば、第1及び第2の追加的RFパルス
202及び204は、回転角が180度となるよう生成され得る。
【0028】 図3は、例えば、検査されるべき身体においてシルビウス水道中の周期的に変
化するCSFの流れを生体内で測定するために本発明による方法の第2のバージ
ョンにおいて使用される第2のパルスシーケンスの例を示している。第1のMR
信号、並びに、基準MR信号は、この第2のパルスシーケンスを用いて測定され
る。図3における最上の行RFは、生成されるべきRFパルスを示し、その下に
ある3行Gx、Gy、及び、Gzは夫々x、y、及び、z方向における勾配磁場
を示している。これら3行に下にある行MRは、測定されるべきMR信号を示し
ている。更に、最下の行ECG及びFLは、検査されるべき身体のために記録さ
れるべきECGの周期数、及び、心拍の関数として変化する流体の流速を示して
いる。第2のパルスシーケンスは、励起RFパルス301と、追加的RFパルス
301、302、及び、303と、追加的勾配磁場330、331、及び、33
4と、選択勾配磁場310及び320と、読み出し勾配磁場330、333、及
び、336とを含む。記録されるべきECGのR波の発生後、パルスシーケンス
は、励起RFパルス301を生成し、第1の勾配磁場210をx方向に印加し、
第1の追加的勾配磁場330を印加し、第1の追加的RFパルス302を生成す
ることで始まり、このとき第1の追加的勾配磁場330は、第1のトリガ期間T
R1の後に印加される。第1のトリガ期間TR1は、周期的なCSFの流れの第
1の期間20における位相を決定し、これは好ましくは周期的な流体の流れにお
ける流速の第1の零交差360である。励起RFパルス301の回転角αは例え
ば、90度である。励起RFパルス301は、CSFの流れの測定体積の磁化を
安定した磁場の方向を横切る断面に回転基準システムのy’軸の周りで90度で
回転させる。従って、第1の追加的勾配磁場230が印加され、この勾配磁場は
、位相シフトによって横方向磁化を示すために周期的に変化するCSFの流れの
向きに向けられる。本例では、座標系のz方向は、CSFの流れの向きと同方向
であるように選択される。従って、位相エンコーディングが第1の零交差360
中に第1の追加的勾配磁場330を印加することで磁化の中で生じられ、上記第
1の追加的勾配磁場330はz方向に向けられる。第1の追加的RFパルス30
2は、流体の流れの磁化を安定した磁場の方向に向ける。第1の追加的RFパル
ス302は、90度の回転角αを有することが好ましい。2つの更なる追加的R
Fパルス、即ち、第1の期間120における第2の追加的RFパルス303、及
び、第2の期間121における第3の追加的RFパルス304が生成される。第
2及び第3の追加的RFパルスの回転角は10度であることが好ましく、従って
、z方向に存在する磁化の部分が維持されることを確実にする。第2の追加的R
Fパルス303は、磁化の第1の部分を横切る断面の方に再び向ける。その結果
、第2の零交差中、第1の追加的勾配磁場330と同じ特性を有する第2の追加
的勾配磁場が印加される。基準磁化の第1の部分は、第1のMR信号340が測
定され得る後に第2の追加的勾配磁場330によって位相を揃えられる。第3の
追加的RFパルス304は、残りの基準磁化の第2の部分を横切る断面の方に向
ける。続いて、第3の零交差362中、基準MR信号341が測定し得る後に第
1の追加的勾配磁場と同じ特性を有する第3の追加的勾配磁場335が印加され
る。
【0029】 第1、第2、及び、第3の零交差360、361、及び362は、実験前に検
査されるべき体のECG信号におけるR波350及び351の発生とCSFの流
速における対応する零交差360、361、及び362との間で夫々TR1、T
R2、及び、TR3を決定することで決定され、流速は前述した位相コントラス
トMR法を用いて測定される。例えば、図3において、2つの零交差は周期的に
変化するCSFの流れの単一の期間中に発生すると推測される。従って、2つの
刺激されたエコーMR信号340及び341が測定される。移動は、
【0030】
【数4】 の式を用いて基準MR信号340及び第1のMR信号341の最大の測定された
位相との差から決定され得、このときΔψflowは測定されたMR信号の最大
に関連する位相と予め測定された基準MR信号の最大の位相との間の位相差、γ
はジャイア磁気定数、Gは第1のMR信号を測定するための第1のパルスシーケ
ンスにおける追加的勾配磁場の強さ、vはCSFの流れの正味の移動量、δは追
加的勾配磁場が印加される間隔Δは、第2及び第3の追加的勾配磁場の印加の間
の間隔を表わす。
【0031】 流速が毎秒約1/4mmであるとき、シルビウス水道中で周期的に変化するC
SFの流れの正味の移動量を測定するためには、上述のパラメータは、 δ=5ms、G=20mT/mと選択される。
【0032】 連続する期間の間隔Δは、通常約1秒である。励起RFパルス301と、第1
、第2、及び、第3の追加的RFパルスを空間的に選択的にするためには、勾配
磁場310、320、及び、331が例えば、シルビウス水道を含む体積が選択
されるようこれらのRFパルスが生成される間に印加される。第1の勾配磁場3
10は励起RFパルス301が生成されるとz方向に印加される。第1の追加的
RFパルス302が生成されると、第2の勾配磁場320がy方向に印加され、
第2及び第3の追加的RFパルス304及び303が生成されると第3の勾配磁
場331及び第4の勾配磁場334がz方向に印加される。
【0033】 更に、第1のMR信号が測定される周期的に変化するCSFの流れの固定期間
の測定位相は、基準MR信号が測定される固定期間の基準位相と同じになるよう
好ましくは選択される。図3における測定位相は、第1の期間20における第2
の零交差361に対応し、基準位相は第2の期間21における第3の零交差36
2に対応する。
【0034】 CSFの流れにおける磁化の投影を読み出し方向に決定するためには、補償読
み出し勾配磁場330が励起RFパルス301と第1の追加的RFパルス302
との間に印加され、読み出し勾配磁場336が第1のMR信号340を測定する
ために印加される。流れの向きにあるCSFの流れの磁化の投影を得ることがで
きる第1のMR信号340を測定するためには、補償読み出し勾配磁場330が
第1の追加的勾配磁場330と好ましくは組み合わされ、第1の読み出し勾配磁
場236の第1の部分が第2の追加的勾配磁場235と組合わされる。流れの向
きにあるCSFの流れの磁化の投影を得ることができる基準MR信号341を決
定するためには、補償読み出し勾配磁場330が第1の追加的勾配磁場330と
好ましくは組み合わされ、第2の読み出し勾配磁場335の第1の部分が第2の
追加的勾配磁場336と組合わされる。
【0035】 第1のMR信号の測定のために長手方向にある磁化が常に適当に存在すること
を確実にするために、連続するECG期間の間隔は、当業者に公知の方法を用い
て体の心拍を早めることで短縮され得る。
【0036】 測定された基準MR信号340及び測定された第1のMR信号341における
バックグラウンド信号を抑制するためには、前RFパルス500が励起RFパル
ス301の前に生成され得る。このような前RFパルス500は、例えば、当業
者に公知であり、例えば、励起RFパルス301の100ms前に生成される逆
RFパルスを含む。
【0037】 例えば、検査されるべき身体におけるシルビウス水道中のCSFの流れの画像
を形成するために使用される本発明による方法の第3のバージョンは、図4を参
照して以下に詳細に説明する。このバージョンでは、図3を参照して説明された
パルスシーケンスは、既知のエコプランナーイメージング(Echo Planar Imaging
)EPI撮像パルスシーケンスと組合わされる。EPI撮像パルスシーケンスは
、例えば、M.T.Vlaardingerbroek,Springer Verlag :引用されたハンドブック
“Magnetic Resonance Imaging”, pp.294-295から公知である。図2を参照して
説明されたパルスシーケンスとEPI撮像パルスシーケンスを組合わすことも選
択的に可能である。この組合せは、本特許出願の中では更に明らかにしない。
【0038】 図4における最上の行RFは、生成されるべきRFパルスを示し、この行から
下の3行、即ちGx、Gy、及び、Gzは夫々x、y、及び、z方向における勾
配磁場を示している。これら3行の下にある行MRは、測定されるべきMR信号
を示している。更に、最下にある2行、即ちECG及びFLは、検査されるべき
身体のために記録されるべきECGの期間の数、及び、心拍の関数として変化す
る流体の流速を示している。
【0039】 図4に示す撮像パルスシーケンスは、励起RFパルス401と、第1及び第2
の勾配磁場430、431、及び、434と、第1、第2、及び、第3の追加的
RFパルス402乃至404と、選択勾配磁場410と、位相エンコード勾配磁
場420乃至426と、読み出し勾配磁場431乃至433及び434乃至43
6とを含む。
【0040】 検査されるべき体の脳におけるシルビウス水道の移動の生体内での測定のため
に、パルスシーケンスは記録されるべきECGのR波の発生後に与えられる。パ
ルスシーケンスは、励起RFパルス401を生成し、第1の勾配磁場410をx
方向に与え、第1の追加的RF勾配磁場を与え第1の追加的RFパルス402を
生成することで始まり、第1の追加的勾配磁場は第1のトリガ期間TR1の後に
印加される。第1のトリガ期間TR1は、周期的なCSFの流れの第1の期間2
0における位相を決定し、これは好ましくは、周期的な流体の流れにおける流速
の第1の零交差460である。励起RFパルス401は、流体の流れにおける磁
化を安定した磁場の方向を横切る断面の方に向ける。
【0041】 従って、位相エンコードは、好ましくは流速において第1の零交差461中に
第1の追加的勾配磁場430を印加することで与えられ、上記第1の追加的勾配
磁場はz方向に向けられる。励起RFパルス401は、例えば、90度の回転角
αを有する。第1の追加的RFパルス402は、CSFの流れの測定体積の磁化
を安定した磁場の方向に向ける。第1の追加的RFパルス402は、10度の回
転角αを有することが好ましい。
【0042】 続いて、2つのRFパルス、即ち、第1の期間20における第2の追加的RF
パルス403及び第2の期間21における第3の追加的RFパルス404が生成
される。第2及び第3の追加的RFパルスの回転角は共に10度である。第2の
追加的RFパルス403は、基準磁化の第1の部分を再び横切る方向に向ける。
【0043】 続いて、好ましくは第2の零交差461中に第2の追加的勾配磁場432が印
加され、上記第2の追加的勾配磁場は読み出し勾配磁場433と部分的に一致す
る。第1の追加的勾配磁場430と同じ特性を有する第2の追加的勾配磁場43
2は、第1のMR信号440が測定できる後に基準磁化の部分の位相をばらばら
にする。二次元速度プロフィールの画像を得るためには、続いて準備位相エンコ
ーダ勾配磁場421が例えば、y方向に印加され、第1の交番読み出し勾配磁場
432及び433がz方向に印加され、このとき追加的位相エンコード勾配磁場
422及び423は第1のMR信号440乃至442が測定される交互の読み出
し勾配磁場の零交差で印加される。
【0044】 従って、第3の追加的RFパルス404は、残りの基準磁化の第2の部分を横
切るの方向に向ける。次いで、第3の追加的勾配磁場435が、好ましくは周期
的に変化するCSFの流れにおける流速において第3の零交差462中に印加さ
れ、上記第3の追加的勾配磁場は読み出し勾配磁場436と部分的に一致する。
第1の追加的勾配磁場430と同じ特性を有する第3の追加的勾配磁場435は
、基準MR信号443乃至445が測定できるように基準磁化の残りの部分を位
相をばらばらにする。第1、第2、及び、第3の零交差460、461、及び、
462は、夫々、実験前に検査されるべき身体のECG信号における連続するR
波450及び541の発生の間の間隔Δと、R波450及び451及びCSFの
流れの流速において対応する零交差460、461、462の間の間隔TR1、
TR2、及びTR3とを決定することで決定され、流速は前述した位相コントラ
ストMR法を用いて測定される。この撮像パルスシーケンス400は、準備位相
エンコーダ勾配磁場421の異なる値のために繰り返され、第1のMR信号及び
基準信号は、kz軸に平行に延在するk空間の中の最初の線の数沿いに測定され
る。k空間における最初の線の数は64である。
【0045】 続いて、測定された第1のMR信号440乃至442及び測定された基準MR
信号443乃至445の二次元フーリエ変換を使用して、撮像処理ユニット12
は第1の位相画像及び基準位相画像を再構成する。各ピクセルが基準位相画像及
び第1の位相画像の対応するピクセルに関連する位相差、並びに、印加された追
加的勾配磁場430、432、及び、435の特性に依存する二次元の流れのプ
ロフィールの画像は、式(4)を用いてその後に決定され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気共鳴装置を示す図である。
【図2】 本発明による第1のパルスシーケンスの例を示す図である。
【図3】 本発明による第2のパルスシーケンスの例を示す図である。
【図4】 本発明による撮像パルスシーケンスの例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands Fターム(参考) 4C096 AA10 AB50 AC01 AD06 AD27 BA21 BA36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)安定した磁場の方向を横切る断面の方向に基準磁化を向
    けるために励起RFパルスを生成する段階と、 b)上記基準磁化において位相シフトを発生するために流体の流れの向きに第
    1の追加的勾配磁場を印加する段階と、 c)上記基準磁化を上記安定した磁場の方向に向けるために第1の追加的RF
    パルスを生成する段階と、 d)上記基準磁化の一部分を上記安定した磁場の方向に関して横方向に向ける
    ために第2の追加的RFパルスを生成する段階と、 e)上記流体の流れの近傍の静止物質において上記第1の追加的勾配磁場によ
    って生じた上記位相シフトを打ち消すために上記流れの向きに第2の追加的勾配
    磁場を印加する段階と、 f)第1のMR信号を測定する段階と、 g)上記測定された第1のMR信号及び基準MR信号から上記流体の移動を決
    定する段階とを含む、安定した磁場に置かれた対象物における周期的に変化する
    流体の流れを磁気共鳴を用いて測定する方法であって、 上記周期的に変化する流体の流れの第1の期間の位相の近くでは上記励起RF
    パルスが生成され、上記第1の追加的勾配磁場が印加され、上記第1の追加的R
    Fパルスが生成され、 上記周期的に変化する流体の流れの第2の期間の対応する位相の近くでは上記
    第2の追加的RFパルスが生成され、上記第2の追加的勾配磁場が印加され、上
    記第1のMR信号が測定されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記周期的に変化する流体の流れの上記第1の期間の位相は
    上記周期的に変化する流体の流速の零交差に対応することを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記MR信号を決定するために上記段階a)乃至f)は繰り
    返され、 上記周期的に変化する流体の流れの第3の期間の対応する期間の近くにおいて
    励起RFパルスは生成され、上記第1の追加的勾配磁場が印加され、上記第1の
    追加的RFパルスが生成され、 上記周期的に変化する流体の流れの上記第4の期間の対応する位相の近くにお
    いて上記第2の追加的RFパルスは生成され、上記第2の追加的勾配磁場が印加
    され、上記基準MR信号が測定され、上記第3の期間において印加された上記第
    1の追加的勾配磁場の時間積分は、上記第1の期間において印加された上記第1
    の追加的勾配磁場の対応する時間積分と異なる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記基準MR信号を決定するために、 上記周期的に変化するの流体の流れの次の期間の対応する位相の近くでは第3
    の追加的RFパルスを生成する段階と、 上記第2の追加的勾配磁場と同一の特性を有する第3の追加的勾配磁場を印加
    する段階と、 上記基準MR信号を測定する段階とを含む請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記流体の流れが、検査されるべき人間又は動物の心周期の
    期間に対応する期間と共に変化し、 検査されるべき上記人間又は動物のECGを測定する段階と、 上記周期的に変化する流体の流れの期間における位相に対応する測定されたE
    CGから基準を決定する段階とを有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記周期的に変化する流体の上記流速の零交差は、上記周期
    的に変化する流体の流速の測定によって決定され、上記基準も上記周期的に変化
    する流体の上記流速の零交差に対応する段階を含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 a)基準磁化を安定した磁場の方向を横切る方向に向けるた
    めに励起RFパルスを生成する段階と、 b)上記基準磁化において位相シフトを発生するために流体の流れの向きに第
    1の追加的勾配磁場を印加する段階と、 c)上記基準磁化を上記安定した磁場の方向に向けるために第1の追加的RF
    パルスを生成する段階と、 d)上記基準磁化の一部分を上記安定した磁場の方向に関して横方向に向ける
    ために第2の追加的RFパルスを生成する段階と、 e)上記流体の流れの近傍の静止物質において上記第1の追加的勾配磁場によ
    って生じた上記位相シフトを打ち消すために上記流れの向きに第2の追加的勾配
    磁場を印加する段階と、 f)第1のMR信号を測定する段階と、 g)上記測定された第1のMR信号及び基準MR信号から上記流体の移動を決
    定する段階とを含む、対象物に周期的に変化する流体の流れの二次元速度プロフ
    ィールを磁気共鳴を用いて形成する方法であって、 上記周期的に変化する流体の流れの第1の期間の位相の近くでは上記励起RF
    パルスが生成され、上記第1の追加的勾配磁場が印加され、上記第1の追加的R
    Fパルスが生成され、 上記周期的に変化する流体の流れの第2の期間の対応する位相の近くでは上記
    第2の追加的RFパルスが生成され、上記第2の追加的勾配磁場が印加され、上
    記第1のMR信号が測定されることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 安定した磁場を維持する手段と、 勾配磁場を印加する手段と、 上記安定した磁場において検査されるべき上記対象物に印加されるべきRFパ
    ルスを生成する手段と、 上記勾配磁場の印加及びRFパルスの生成を制御する制御ユニットと、 上記RFパルス及び上記勾配磁場を含むパルスシーケンスによって生成された
    磁気共鳴信号を受信しサンプリングする手段とを有し、 上記制御ユニットは、 a)基準磁化を上記安定した磁場の方向に対して横方向に延在する面に方向付
    けるために励起RFパルスを生成し、 b)上記基準磁化において位相シフトを発生するために上記流体の流れの向き
    に第1の追加的RFパルスを生成し、 c)上記基準磁化を上記安定した磁場の方向に向けるために第1の追加的RF
    パルスを生成し、 d)上記基準磁化の一部分を上記安定した磁場の方向に関して横方向に向ける
    ために第2の追加的RFパルスを生成し、 e)上記第1の追加的勾配磁場によって生じた位相シフトを打ち消すために上
    記流れの向きに第2の追加的勾配磁場を印加し、 f)第1のMR信号を測定し、 g)上記測定された第1のMR信号及び基準信号から上記流体の移動を決定す
    るよう構成され、検査されるべき上記安定した磁場に置かれた対象物における周
    期的に変化する流体の流れを磁気共鳴を用いて測定する装置であって、 上記周期的に変化する流体の流れの第1の期間の位相の近くでは上記励起RF
    パルスが生成され、上記第1の追加的勾配磁場が印加され、上記第1の追加的R
    Fパルスが生成され、 上記周期的に変化する流体の流れの第2の期間の対応する位相の近くでは上記
    第2の追加的RFパルスが生成され、上記第2の追加的勾配磁場が印加され、上
    記第1のMR信号が測定されるように配置されることを特徴とする磁気共鳴装置
JP2000582815A 1998-11-18 1999-11-09 磁気共鳴装置及び方法 Pending JP2002530131A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP98203883 1998-11-18
EP98203883.8 1998-11-18
PCT/EP1999/008630 WO2000029864A1 (en) 1998-11-18 1999-11-09 Magnetic resonance method and device

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002530131A true JP2002530131A (ja) 2002-09-17

Family

ID=8234349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000582815A Pending JP2002530131A (ja) 1998-11-18 1999-11-09 磁気共鳴装置及び方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6438404B1 (ja)
EP (1) EP1047953B1 (ja)
JP (1) JP2002530131A (ja)
DE (1) DE69930541D1 (ja)
WO (1) WO2000029864A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245977A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置および計測プログラム
JP2011183212A (ja) * 2011-06-27 2011-09-22 Tokai Univ 磁気共鳴イメージング装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10009166A1 (de) * 2000-02-26 2001-08-30 Philips Corp Intellectual Pty Verfahren zur Lokalisierung von Objekten in der interventionellen Radiologie
DE102005008753B4 (de) * 2005-02-25 2007-09-27 Siemens Ag Verfahren zur Darstellung von Fluss in einem Magnetresonanzbild
JP5022696B2 (ja) * 2006-12-22 2012-09-12 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 磁気共鳴イメージング装置
DE102007006142A1 (de) * 2007-02-07 2008-08-14 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur automatischen Bestimmung eines Flusses von einer Körperflüssigkeit innerhalb von Gefäßen eines Lebewesens
JP5305785B2 (ja) * 2008-08-25 2013-10-02 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置の制御方法
JP4771490B2 (ja) * 2008-10-03 2011-09-14 学校法人東海大学 磁気共鳴イメージング装置
DE102009011828A1 (de) * 2009-03-05 2010-09-16 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur ortsaufgelösten Erfassung von Bewegungsvorgängen
EP3077837A1 (en) * 2013-12-02 2016-10-12 Koninklijke Philips N.V. Real-time adaptive physiology synchronization and gating for steady state mr sequences

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2501794A1 (de) * 1975-01-17 1976-07-22 Kraftwerk Union Ag Verfahren zum messen einer durch ein rohr stroemenden fluidmenge mit hilfe der magnetischen kernspinresonanz
US5277182A (en) * 1988-03-14 1994-01-11 Hitachi, Ltd. Coronory artery imaging method and apparatus
US5221898A (en) * 1990-11-30 1993-06-22 Hitachi, Ltd. Flow imaging method using an MRI apparatus
JP3512482B2 (ja) * 1994-09-06 2004-03-29 株式会社東芝 磁気共鳴映像装置
US5900731A (en) * 1996-12-17 1999-05-04 General Electric Company Encoding flow information using MR signal magnitude

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245977A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置および計測プログラム
JP2011183212A (ja) * 2011-06-27 2011-09-22 Tokai Univ 磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6438404B1 (en) 2002-08-20
EP1047953A1 (en) 2000-11-02
DE69930541D1 (de) 2006-05-11
EP1047953B1 (en) 2006-03-22
WO2000029864A1 (en) 2000-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4773612B2 (ja) ナヴィゲータ磁気共鳴撮像エコー信号を用いた呼吸変位及び速度の測定法
US6094591A (en) Measurement of coronary flow reserve with MR oximetry
JP5002222B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US6842000B2 (en) Method and device for acquiring data for diffusion-weighted magnetic resonance imaging
US6144874A (en) Respiratory gating method for MR imaging
US6230039B1 (en) Magnetic resonance imaging method and system with adaptively selected flip angels
US5492123A (en) Diffusion weighted magnetic resonance imaging
EP0759561B1 (en) Fluid attenuated inversion recovery MRI method and apparatus
US7432706B2 (en) Magnetic resonance imaging using blood flow navigation
JP2001000417A (ja) マルチ・スラブ及びマルチ・ウィンドウでの心臓の磁気共鳴イメージング法
US7965881B2 (en) Methods for obtaining MRI frequency maps
JP2004129724A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US20040061496A1 (en) MR imaging under control of both the number of data acquisition times and the number or pre-pulse application times in the same k-space
JP4152630B2 (ja) 可変サンプリングを用いた高速/息止め3dmrデータ獲得方法と装置
US6076006A (en) Diffusion-weighted MRI method
US6038466A (en) Method of and device for imaging an object by means of magnetic resonance
US5016637A (en) MRI method
JP2002530131A (ja) 磁気共鳴装置及び方法
US4836209A (en) NMR imaging of moving material using variable spatially selected excitation
US5498961A (en) MR method for two-dimensional or three-dimensional imaging of an examination zone, and apparatus for carrying out the method
WO1998047015A1 (en) Diffusion-weighted mri method
JP4331451B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US6215305B1 (en) Method and device for imaging an object by means of magnetic resonance
US11408957B2 (en) Method and apparatus for triggering magnetic resonance recordings with object movements
EP0256733B1 (en) NMR Imaging of moving material using variable spatially selected excitation