JP2002530048A - プレート型熱交換器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、好ましくはいわゆる復水装置としてのプレート熱交換器（１）の製造方法に関する。これは、各プレートの間に流路を備えており、熱放出媒体の流れを適応させるのに一つ毎に流路が設計され、熱吸収媒体の流れのために互い違いの流路がある。媒体の一方に相当する好ましくは熱吸収媒体のための流路が、この媒体のためのマニホールドに対し平行に連結される。さらに各プレートは、復水装置内で向流部と２つの直交流部を得るのに設計された浮出しパターンを有し、向流部のどちらか一方の側に直交流部があり、各直交流部は向流部よりも浮出しパターンの高さが低くなっている。打ち抜き作業とプレス作業によってプレート毎に開口（４’，６’）を形成するとともに、開口の端縁周囲に側壁を形成する。これに続く接合工程で、側壁は接合する圧力抵抗に耐え、マニホールド（４，６）を形成する。前記プレス作業により、プレート毎に向流部および直交流部全体の浮出しパターンが、それぞれの浮出しパターンの高さに加工形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の背景］ 本発明は、好ましくはいわゆる復水装置としてのプレート熱交換器の製造 方法に関するもので、これは各プレートの間に流路を備えており、熱放出媒体の 流れを適応させるのに一つ毎に流路が設計され、熱吸収媒体の流れのために互い 違いの流路があり、媒体の一方に相当する好ましくは熱吸収媒体のための流路が 、この媒体のためのマニホールドに対し平行に連結され、各プレートは復水装置 内で向流部と２つの直交流部を得るのに設計された浮出しパターンを有し、直交 流部のどちらか一方の側に向流部があり、各直交流部は向流部よりも浮出しパタ ーンの高さが低くなっている。 従来技術に関しては、US-A-5,555,933号公報や、ワシントンで1985年5月2 0〜23日に開催された政府／産業会議２展示会において、カリフォルニア州サン ディエゴにあるソーラー タービンズ インク．のＥ．Ｃ パーソンズ氏が提示 した「一次表面ガスタービン用復水装置の開発，製造および応用」のSAE テクニ カルペーパーシリーズ851254がとりわけ参照とされる。 上述の刊行物では、向流部と比較して相対的に直交流部に拡がった浮出し パターンの高さが低いものにおいて、熱吸収媒体をどのようにしてジグザグ状に 流せるのかを記述している。向流部の領域にある本来の浮出しパターンの高さか ら逸れて、同じ高さに波形を徐々にプレス成形した直交流部の各領域に変形する ことで、異なる浮出しパターン部が形成される。マニホールドは、各プレートに 連結される独立に形成した部材として製造される。 ［発明の概要］ 本発明の目的は、上記要約された種類のものにおいて、より簡単な製造方 法を得るためにある。本発明によれば、これは打ち抜き作業とプレス作業によっ てプレート毎に開口を形成するとともに、開口の端縁周囲に側壁を形成 し、これに続く接合工程で、接合する圧力抵抗に耐える側壁がマニホールドを形 成し、前記プレス作業により、プレート毎に向流部および直交流部全体の浮出し パターンが、それぞれの浮出しパターンの高さに加工形成されることで達成され る。 本発明は、添付図面を参照することで一層詳細に説明されるであろう。図 １は、本発明に基づくプレート熱交換器の斜視図である。図２は、熱交換器プレ ートの平面図である。図３は、図２におけるＡ−Ａ縦断面図で、これは２枚のプ レート間に形成した流路を示している。図４および図５は、プレート熱交換器に おける２つの部分の各プレート波形パターン部を示しており、これは図３のＢお よびＣでそれぞれ示した位置にある。これらの各部は、結果的にプレート熱交換 器の直交流部領域および向流部領域となる。 ［実施態様の詳細な説明］ 図１において、１はプレート熱交換器を概ね示しており、これは好ましく は復水装置であって、各プレートは本発明に関する方法により製造される。図２ において、こうしたプレートは符号２により概ね示される。プレート間には流路 が配置されているが、これは熱放出媒体の流れを適応させるのに設計された一つ 毎の流路と、これとは互い違いにあって、熱吸収媒体の流れのための流路とから なる。熱放出媒体の流れ方向は、図１で矢印３により示される。当業者であれば 、熱放出媒体の流れを規制するために、入口と出口に連結して、図１におけるプ レート群を囲んでケースを必要とすることが理解できるであろう。矢印５で示す ように、熱吸収媒体は、この熱吸収媒体のための流路と連結するマニホールドに よって熱交換器に流れ込むとともに、矢印７で示すように、マニホールド６によ り熱交換器から流れ出る。 知られているように、高い熱効率を達成するためには、熱放出媒体と熱吸 収媒体の流れを反対方向にしなければならない。これは、記号８の部分での場合 である。このどちらかの側に配置される２つの部分９，10では、流れの向きが互 いに交差する。マニホールド４が直交流部９と連結し、マニホールド６が直交流 部10と連結することで、最初に引用した前記ジグザグ状の流れ が、マニホールド４，６間で達成される。 図２に示すプレート２では、周囲に側壁を備えた開口４’、６’を有して おり、側壁はマニホールド４，６の壁面と、向流部領域８および直交流部領域９ ，10を各々形成する波形の浮出しパターン部領域８’，９’，10’とを形成する 。この開口４’，６’は打ち抜き作業により製造され、フランジは同時に行なわ れるプレス作業により製造される。 本発明によれば、浮出しパターンも同様のプレス作業により加工形成され る。 前述したように、図３は図２におけるＡ−Ａ縦断面図を示しており、２枚 のプレートが２’，２''が、熱吸収媒体のための流路を形成している。この部分 は、波形パターンの表面線の一方に沿って配置される。向流部８と、この向流部 ８のどちらかの側に配置される２つの直交流部９，10とを、明確に確認できる。 図４に示すように、向流部における各プレート２’，２''は流路11を形成 して、図４において入ってくる矢印12としての記号で記された熱吸収媒体の流れ を規制しており、この熱吸収体の流れ方向とは反対に、図１における矢印３が、 出て行く矢印としての記号を有して図４にて確認される。 図５から理解できるように、直交流部９，10では、各プレート２’，２'' の側面パターン高さが、向流部８における各プレート２’，２''の側面パターン 高さよりも減少している。これらの各直交流部９，10において，パターン高さを 減少して、熱吸収媒体のための流路11を広げることによって、流れる方向の明確 な規制を少なくさせ、結果としてマニホールド４，６から若しくはマニホールド ４，６へ流れを向けることになる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．各プレートの間に流路を備えており、熱放出媒体の流れを適応させるのに一 つ毎に流路が設計され、熱吸収媒体の流れのために互い違いの流路があり、媒体 の一方に相当する好ましくは熱吸収媒体のための流路が、この媒体のためのマニ ホールドに対し平行に連結され、各プレートは復水装置内で向流部と２つの直交 流部を得るのに設計された浮出しパターンを有し、直交流部のどちらか一方の側 に向流部があり、各直交流部は向流部よりも浮出しパターンの高さが低くなって いる好ましくはいわゆる復水装置としてのプレート熱交換器（１）の製造方法に おいて、 打ち抜き作業とプレス作業によってプレート毎に開口（４’，６’）を形 成するとともに、開口の端縁周囲に側壁を形成し、これに続く接合工程で、接合 する圧力抵抗に耐える側壁がマニホールド（４，６）を形成し、前記プレス作業 により、プレート毎に向流部および直交流部全体の浮出しパターンが、それぞれ の浮出しパターンの高さに加工形成されることを特徴とするプレート熱交換器（ １）の製造方法。