JP2002529322A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2002529322A
JP2002529322A JP2000580506A JP2000580506A JP2002529322A JP 2002529322 A JP2002529322 A JP 2002529322A JP 2000580506 A JP2000580506 A JP 2000580506A JP 2000580506 A JP2000580506 A JP 2000580506A JP 2002529322 A JP2002529322 A JP 2002529322A
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タック、ジョリス・ジョゼフ・ギュスターフ
ラッティ、ミチェラ
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Procter and Gamble Co
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Procter and Gamble Co
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも一つの開口部を有する容器本体と、前記容器本体の上に嵌合され、または前記容器本体に一体化され、且つ容器の内容物を取り出す少なくとも一つの分配開口部を含んでいる固定カバーと、可逆的に前記分配開口部を閉じるように前記固定カバーに可動的に取り付けられ、または固定カバーの一体的な可動部分である可動蓋と、を具備してなる濡れ拭取材用の容器であって、耐気手段が前記固定カバーと前記可動蓋との間に配置され、可動蓋が閉位置にあるときに容器の内側と外側との間に気密性バリアを付与することを特徴とする容器に関する。好ましくは、前記容器は、また可動蓋の自動開放のためにスプリング要素と開放可能なロックとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （発明の分野） 本発明は自動開口付きの容器、特に濡れ拭取材用の容器に関するものである。
【０００２】 （発明の背景） 濡れ拭取材用の容器は、色々な消費者用製品の容器の中でも本発明を適用でき
る代表的なものである。このような容器の典型的なものは、積み重ねた、あるい
は巻いた濡れ拭取材を収容できるように構成された容器本体と、本体の開口部を
カバーするように本体に取り付け、適合させた封止装置を備える。このような封
止装置は、本体上部の開口部に直接固定されたカバーと、固定カバーの中央部に
形成された開口部の一つの側に移動可能に取り付けた基端部を有し、その開口部
を通って濡れ拭取材が一つずつ取り出される可動蓋とを備える。通常この取り出
し口は固定カバーの中央部に位置する。さらに固定カバーと可動蓋を連接するス
プリング手段があり、このスプリング手段には蓋が閉位置にあるときには弾性エ
ネルギーが蓄積する。最後に、解放可能なロック機構が可動蓋を固定カバーと共
に閉位置において解放可能に保持できるようにしている。ロックが解放されると
、スプリング要素に含まれた弾性エネルギーによって、蓋は自動的に開放される
。
【０００３】 下記の参考資料は、このような閉鎖、取り出し装置を含む濡れ拭取材用容器に
ついてのものである：１９９６年１２月１８日に発行されたＵｎｉｃｈａｒｍ
Ｃｏｒｐ．の欧州特許出願ＥＰ−Ｏ−７４８７４８Ａ１は、容器本体と固定カバ
ーに蝶番止めした可動蓋とを備える濡れ拭取材用容器を教示している。パッケー
ジの自動開口用の解放可能なロックに連結されたゴム様の紐が設けられているも
のもある；Ｂｅｉｅｒｓｏｒｆの欧州特許出願ＥＰ−Ｏ−８３２８２３Ａ１参照
。この出願はベースとその上に固定カバーを備える容器を発表している。固定カ
バーはタブの底面の反対側に開口部を備える。開口部は可動蓋と固定カバーの間
に位置するスプリング要素の作動によって自動的に開く蝶番止めした蓋によって
開閉される。カバーと蓋はロックによって閉位置に保持される。ロックは固定カ
バーの凹部の中に適合する可動蓋の突出部を備える。ロックはカバーの凹部の上
を押すことによって解放される。
【０００４】 上記の発明の主な問題点は、ある場合に容器がローション、例えばアルコール
のような揮発性薬品および／または有機溶剤を含む消毒ローションで湿潤された
濡れ拭取材で満たされることである。この場合、これらの薬品が大気中に放出さ
れ、その結果拭取材が短い貯蔵時間で乾燥し、それらの特性、例えば消毒特性を
失ってしまう。
【０００５】 従って本発明の一つの主な目的は、特にパッケージとその内容物を取り扱うの
に片手しか使えない場合に扱いやすく、また貯蔵中の拭取材に含浸したローショ
ンの蒸発を防止する気密特性を有する濡れ拭取材用の容器をユーザーに提供する
ことである。
【０００６】 本発明の他の任意の目的は、容器の分配部分の近く突起も鋭い端部も有しない
容器を提供することである。
【０００７】 本発明のさらなる任意の目的は、特に容器が再度充填されているときに、スプ
リング開放機構が容器の外側から利用できない容器を提供することである。
【０００８】 （発明の概要） 本発明は、少なくとも一つの開口部を有する容器本体と、前記容器本体の上に
嵌合され、または前記容器本体に一体化され、且つ容器の内容物を取り出す少な
くとも一つの分配開口部を含んでいる固定カバーと、可逆的に前記分配開口部を
閉じるように前記固定カバーに可動的に取り付けられ、または固定カバーの一体
的な可動部分である可動蓋と、を具備してなる濡れ拭取材用の容器であって、耐
気手段（ｇａｓ−ｐｒｏｏｆ ｍｅａｎｓ）が前記固定カバーと前記可動蓋との
間に配置され、可動蓋が閉位置にあるときに容器の内側と外側との間に気密性バ
リア（ｇａｓ−ｔｉｇｈｔ ｂａｒｒｉｅｒ）を付与することを特徴とする容器
に関するものである。
【０００９】 好ましくは、スプリング要素が前記固定カバーと前記可動蓋の間に配置され、
可動蓋が閉位置にあるときにスプリング要素には弾性エネルギーが蓄積し、且つ
可動蓋を固定カバーの上に閉位置に開放可能に保持するために開放可能なロック
機構が固定カバーと可動蓋の間に配置される。さらに好ましくは、スプリング要
素は二本の延び出している端部を有している金属製の単一巻きまたは多数巻きの
コイルスプリングであり、気密手段は、固定カバー分配開口部の周囲に沿って載
置される環状ゴムベースのガスケットシール、または流し込みシリコンエラスト
マー（ｆｌｏｗ−ｉｎ ｓｉｌｉｃｏｎ ｅｌａｓｔｏｍｅｒ）のガスケットシ
ールである。より好ましくは、前記ガスケットシールは、蓋が閉位置にあるとき
可動蓋とカバーとの間で圧縮されている。
【００１０】 （詳細な説明） 本発明を添付の図面を参照して詳細に説明する。
【００１１】 図１および３を参照すれば、容器１は容器本体１１の上に嵌合し、または容器
本体１１の一部である閉鎖装置１０から作られている。容器本体１１は拭取材、
好ましくは濡れ拭取材、より好ましくは消毒ローションで濡れた拭取材の堆積物
またはロールを収納するのに適した形状とすることができる。前記形状は筒状ま
たは多角形状のどちらでも良いが、好ましくは平行六面体である。閉鎖装置１０
は固定カバー１２と可動蓋１３を備え、両者とも適した合成樹脂材料で作られて
いる。さらに、容器１は前記容器を閉位置に維持する開放可能なロック機構１４
と可動蓋１３の容器の他の部分に対する自動開放を可能にし、容器の内容物への
接近を可能にするスプリング要素１５を備える。また、容器１は貯蔵期間中の拭
取材の乾燥を防ぐ気密手段１６を備える。好ましくは、拭取材は容器本体１１の
中に入れられる可撓性の袋の中に入れられる。このようにして、容器１は再利用
可能とされ、拭取材の新しい袋を同じ容器１の中に入れることによって単純に再
充填作業を行う。好ましくは、袋は良好な気密特性を有する積層材料から作られ
、中に入っている拭取材の乾燥を防ぐ。また、袋は単独でまたは、組み合わせて
洗浄目的に使用される有機溶剤または油、特に溶剤に対して化学的抵抗性がある
材料のものであるべきである。
【００１２】 容器の内容物は揮発性成分を備えるいずれの種類の消費製品であっても良く、
しかし好ましくは少なくとも部分的に紙をベースとした製品、より好ましくは、
ボディーケア目的または家庭用洗浄目的の濡れ拭取材である。例えば、そのよう
な拭取材は、例えば、木パルプ（即ちセルロース）をベースとし例えばポリエス
テル樹脂の合成添加剤とともに作られる。他の方法として、拭取材は例えばポリ
プロピレンまたはポリエステル不織布等の合成樹脂からもっぱら作られる。また
、例えば、セルロース主材が合成材料と混合されるような場合には、拭取材の異
なる成分を繋げるために接着材を付与することもできる。
【００１３】 このような拭取材は例えばそれらが乾燥状態または湿潤状態であってもよく、
そしてボディーケアまたは家庭用用途に向けられても良くいずれの形でも使用す
ることができる。本発明の本実施態様の好ましい実施態様において、容器は消毒
薬および／または洗浄ローションで濡らされた家庭用洗浄目的に使用される拭取
材を収納する。洗浄目的を行うのに適したいずれの組成物をも使用することがで
きるが、好ましくは、消毒用ローションはアルコールをベースとした液体であり
、さらに、それは界面活性剤、香料、着色剤等の成分を含有する。さらに好まし
くは、ローションは水、過酸化水素、Ｃ１２〜１４のアミンオキサイド、エタノ
ール、チモール、クエン酸、ジ−エチレングリコールモノ−ブチルエーテル、プ
ロピレングリコールブチルエーテル、ポリプロピレングリコールモノブチルエー
テル、ブチル基を導入したヒドロキシルトルエン（ｂｕｔｙｌａｔｅｄ ｈｙｄ
ｒｏｘｙｌ ｔｏｌｕｅｎｅ）、サルチル酸、ゲラニオール（ｇｅｒａｎｉｏｌ
）、そして少なくとも一つの香料成分を含有する。このような消毒薬拭取材は、
例えば家具または器具を洗浄するための硬い表面を洗浄するのに使用される。ま
た、拭取材を濡らすのに使用することができる他のローションの例が次のＰｒｏ
ｃｔｅｒ ＆ Ｇａｍｂｌｅによって１９９７年１月８日に出願された出願ＷＯ
９７２５４０４またはＷＯ９７２５１０６に開示されている。
【００１４】 本発明の第一のそして好ましい実施態様において、容器本体１１は実質的に平
行六面体中空容器を形成する底部壁１７、後１８、前１９、右２０そして左２１
側壁を備え、容器本体の上面は広く開いており頂部開口部を形成する。フランジ
は前記開口部の外側周囲端部に沿って伸び、その上に閉鎖装置１０が嵌合する。
容器本体１１は例えばポリエチレンまたはポリプロピレン樹脂等のいずれかの適
した熱可塑性材料から作られる。
【００１５】 本発明の他の実施態様において、容器本体１１は後１８、前１９、右２０そし
て左２１側壁を備え、固定カバー１２は一体的に前記容器本体１１と成形され、
その頂部壁を形成し、そして前記容器の底部壁は開放し好ましくは広く開放して
おり再充填開口部を構成する。取り外し可能なそして好ましくは可撓性のカバー
は前記再充填開口部の上に嵌合する。
【００１６】 本発明の第三の実施態様において、固定カバー１２は容器本体１１の一部分と
して一体的に成形される。両部分は活動ヒンジにより連結され、好ましくは、そ
れは容器の後側に配置される。この場合、好ましくは、容器の底面は閉じられ前
記容器本体１１の側壁と一体とされる。
【００１７】 本発明の前記三つの実施態様のいずれかにおいて任意にしかし好ましくは、容
器のベース表面はその頂部表面より大きく、前記容器１の安定性を向上する。さ
らに、容器本体１１の底面または取り外しが可能なカバーは、その可撓性とヤン
グ係数が、それが机または棚等の支持の上に配置されたときに容器の滑動を防ぐ
ようにされた材料で作られ、使用者によって扱うことができる少なくとも一つの
非滑動部分を備える。本発明の二つの前記した実施態様の第一において、好まし
くは、非滑動部分は少なくとも四つの吸引毛羽立ち面またはゴム状小区画によっ
て達成される。さらに好ましくは、これらの毛羽立ち面または小区画は容器本体
１１の表面に挿入または接着された別体の要素ではなく、容器本体１１の底面に
一体的に成形され、容器の他の部分から離されることができない。こうすること
の理由は、幼い子供が事故によってそれらを外し飲み込む可能性を防ぎ、窒息の
危険を防ぐことにある。容器本体１１を製造するのに例えばインジェクションモ
ールディング方法のようないずれの公知の方法をも使用することができる。非滑
動吸引毛羽立ち面またはゴム状小区画が容器本体１１の底面にある場合には、多
重インジェクションモールディング方法が好ましい。
【００１８】 図１〜４に示すように、固定カバー１２は板状要素であり、それは容器本体１
１の上に嵌合され、またはそれと一体的に成形される。前記したように、本発明
の好ましい実施態様において、固定カバー１２は容器本体１１の頂部開口部の上
に嵌合する。第一に、前記固定カバー１２は少なくとも一つの分配開口部２３を
有する上面２２を備える。さらに、前記固定カバー１２は前記上面と一体的に成
形され、下方に伸びる周囲壁２４を備える。本発明の好ましい実施態様において
、容器は実質的に平行六面体であり、そしてそのようにして、固定カバー１２は
四枚の周囲壁すなわち前、後、左そして右周囲壁を備える。これらの周囲壁はア
センブリが優れた気密性（ｇａｓ−ｔｉｇｈｔ）特性という特徴を有するような
方法で容器本体１１の周囲フランジに嵌合するように構成される。選択的に、ゴ
ム状シールの形態をとることができ容器の周囲に沿ってそれら二つの部分の間に
配置される追加的な気密手段を閉鎖装置１０と容器本体１１の間に設ける。
【００１９】 固定カバー１２の少なくとも一つの壁、好ましくは、少なくともその前部壁は
、例えば掛け金の突起部分２５を備え、それは可動蓋１３の後退部または他の突
起２６と協同して、可動蓋１３が固定カバー１２の上に載置されたとき開放可能
なロック機構１４を形成する。
【００２０】 固定カバー１２は一つ以上、好ましくは一つの分配開口部２３をその頂部部分
に備える。前記分配開口部２３は固定カバー１２に追加された分離した部分であ
ることができるが、好ましくは、固定カバー１２の一体部分である。
【００２１】 本発明の第一のそして好ましい実施態様において、前記分配開口部２３は固定
カバー１２の広く開いた部分である。その表面は固定カバーの上面の表面の５〜
９５％の範囲内を、好ましくは固定カバーの上面の表面の２０〜７５％の範囲内
を備える。この型の開口部は、内容物が例えば間に挟まれない濡れ拭取材のよう
なシート状材料であり、それらの間の相互影響が無く一枚づつ取り出されるとき
に特に効果的である。
【００２２】 本発明の第二の実施態様において、分配開口部２３は固定カバーの上面の限定
された開口部である。この型の開口部は、例えば互いに相互の間にジグザグ形状
に織り込む方法で積層された形で詰められ、業界でポップアップ供給と言われる
濡れ拭取材のようなシート状材料を一枚づつ取り出すのに特に効果的である。拭
取材が分配される（ｄｉｓｐｅｎｓｅｄ）とき、前記拭取材の前端部は開口部の
一部分の端部の上に巻き上がり、次いで次の拭取材が分配されるときその前端部
は開口部の反対部分の端部の上に巻き上がり、最初の一枚を取り出し、次いで第
二の拭取材が取り出されるときこのことが交互に繰り返される。拭取材が交互の
ジグザグ形状で折られているのでこのことが起こり、このことにより拭取材は交
互に最初に容器の前から次いで後から引き上げられる。
【００２３】 分配開口部２３の前記二つの両実施態様において、特に、内容物が拭取材のよ
うなシート状材料である場合において、他の詰める方法は拭取材の連続ロールを
作ることである。好ましくは、ロールはその長さに沿って間隔をおいて横方向の
予備切断を有し、ロールからの拭取材の一枚づつの切り出しと取り出しを容易に
する。この場合、好ましくは、分配開口部２３の一端部は、例えば拭取材をその
所望の長さに型取りしロールから供給される拭取材を切断するのを容易にするの
に使用される一連の歯または円錐形状の鋭い形状の手段を備える。
【００２４】 さらに、固定カバー１２は、本記述において下記に説明するように開放可能な
ロック装置１４と協同してプッシュボタン手段２７として使用される少なくとも
一つの弾性的に変形できる部分を特徴とする。前記プッシュボタン２７は固定カ
バー１２の突起２５の近く、好ましくは固定カバー１２の前端部と分配開口部２
３の前部の間に配置される。
【００２５】 本発明の第一そして好ましい実施態様において、前記弾性的に変形できる部分
２７は固定カバー１２の一体部分である。例えば、それはその厚さが減少され、
その可撓性が向上された固定カバー１２の一部分であることができる。好ましく
は、固定カバー１２の後退した部分に配置される。
【００２６】 第二の実施態様において、変形できる部分２７は、それが弾性的に移動できる
ような方法で固定カバー１２の上に嵌合され、例えば挟み込まれた分離した要素
である。例えば、それは跳ね押しボタン２７であることができ、その上に固定カ
バー１２の突起が接続される。
【００２７】 また、少なくとも一つの取付け手段が固定カバー１２の上に、好ましくはその
後端部で、より好ましくはヒンジ要素の一つの近くに設けられる。前記取付け手
段はスプリング要素１５の一部を取り付けるためのものである。好ましくは、前
記取付け手段はスプリング要素１５の一端部を捉えるフック状の要素または小さ
い溝３０を設けられた窪みの形状を有する載置シートである。より好ましくは、
前記載置シートはスプリング要素１５の中央部分への接近が不可能になるように
被覆される。
【００２８】 選択的にしかし好ましくは、固定カバー１２は分配開口部２３の周全部に沿っ
て配置された溝３０に特徴を有する。気密手段１６がこの溝３０中に配置され、
可動蓋の周囲壁３１は、図５に見られるように、前記可動蓋１３が閉位置にある
とき、溝３０の内側に嵌合する。
【００２９】 図１と２に見られるように、可動蓋１３は板状要素であり、多角形状または丸
い形状、好ましくは矩形形状を有する。それは、周囲壁３１即ち前記上面から下
に伸びる前、後、左そして右壁を有する上面を備える。その寸法は、容器が閉位
置にあるときそれが固定カバー１２の分配開口部２３を完全に覆うような寸法で
ある。
【００３０】 本発明の第一の実施態様において、可動性蓋１３は固定蓋１２の一体部分であ
り活動ヒンジを介して前記固定カバー１２に動くことが可能に取り付けられる。
好ましくは、前記活動ヒンジは前記固定カバー１２と可動蓋１３の後側に配置さ
れる。
【００３１】 本発明の第二のそして好ましい実施態様において、可動蓋１３は固定カバー１
２から分離した要素である。固定カバーの少なくとも二つのヒンジ要素２８は前
記固定カバーの上面好ましくはその後ろ部分に配置され、可動蓋の相当するヒン
ジ要素２９と協同し、前記可動蓋１３は固定カバー１２に動くことが可能に取り
付けられる。好ましくは、図２と４に見られるように、固定カバーの前記ヒンジ
要素２８は二つの筒状窪みの形を取り、その中に可動蓋１３のピン要素が嵌合す
る。
【００３２】 可動蓋外側周囲壁の少なくとも一つは、好ましくは少なくとも前壁は、固定カ
バー１２の突起２５と係合する部分を備え、蓋が前記固定カバー１２の上に載置
されたとき開放可能なロック機構１４を形成する。可動蓋１３の前記部分は窪み
または突起２６であり得る。それが窪みである場合は、固定カバー１２の突起は
その中に開放可能に嵌合するように設計され、可動蓋１３を閉位置に開放可能に
保持する。可動蓋の前記部分が突起２６である場合、図５に見られるように前記
可動蓋１３が固定カバー１２に対して閉位置にあるとき、それは固定カバー１２
の突起の下に配置される。
【００３３】 選択的にしかし好ましくは、可動蓋１３は周囲壁の内側に配置され分配開口部
の周囲に沿って配置された固定壁１２の溝３０と協同する突出する二次壁に特徴
を有する。
【００３４】 図２に見られるように、一つ以上のスプリング要素１５、好ましくは一つが少
なくとも一つの点で固定カバー１２にそして少なくとも一つの他の点で可動蓋１
３に取り付けられ、容器が閉位置にあるときに、前記スプリング要素１５に、ロ
ック機構１４が使用者により開放されると直ぐに前記スプリング要素１５の弾性
により可動蓋１３を自動的に開けるのに充分な弾性エネルギーが蓄えられる。前
記弾性エネルギーは圧縮、捻り、または延伸型のいずれかであることができるが
、好ましくは圧縮型である。スプリング要素１５は優れた弾性特性を有する材料
から作られ、長期間の使用にわたり、ロック機構１４が開放されたとき蓋を効果
的に開けることを可能にする。材料は使用中に容器１が開けられたときに、放出
される拭取材に含浸されているローション特に揮発成分と反応しないようなもの
でなければならない。そのような反応は、例え些細なものであっても材料のスプ
リング特性を損なう結果となり、容器の自動開放するという特徴を減少するまた
は停止さえするであろう。
【００３５】 本発明の一つの実施態様において、スプリング要素１５は天然ゴムまたは合成
ゴムのいずれもベースとすることが可能であるゴム状弾性材料で作られる。本発
明の他の実施例においては、スプリング要素１５は金属ベース材料で作られる。
前記した両実施態様において、スプリング要素１５の形状は、容易に安く製造で
きる優れたスプリング特性を達成する適したいずれかの形状である。例えば、ス
プリング要素１５は平坦な板の形状を有することができ、可動蓋１３と固定カバ
ー１２の間に配置され、可動蓋１３が閉位置にあるときにこれら二つの部品の間
で曲げられてこれには弾性エネルギーが蓄積する。
【００３６】 本発明の第二のそして好ましい実施態様において、図２に示されるように、ス
プリング要素１５は二つの延び出している端部（ｅｌｏｎｇａｔｅｄ ｅｎｄ）
を有している高級ステンレススチールの単一巻または多数巻きコイルスプリング
である。高級ステンレススチールは耐腐食性があり、長期間のスプリングの安定
した効果を保証し、合成ゴムスプリングよりも安く製造できる。それは一端部で
固定カバー１２の取付け手段に取り付けられ、一方その他端部は固定可動蓋１３
の取付け手段に取り付けられ、一旦これら二つの部品の間に取り付けられると蓋
が閉位置にあるとき、これには弾性エネルギーが蓄積する。より好ましくは、ス
プリング要素１５が金属スプリングの場合、それは特に供給作業をしているとき
にそれを内容物から離す載置シート中に配置される。好ましくは、載置シートは
その中にスプリング要素１５が配置される窪みであるだけでなく、それはまた部
分的に覆われ、スプリングの端部は自由に動くが、スプリング要素１５の中央部
分は接近できなくなっている。この理由として、第一に拭取材を取り出すときに
スプリング要素の一部が拭取材を傷付けるまたは破くかもしれない、そして第二
に載置シートがスプリング要素１５への特に子供による接近を防ぎ、事故により
外れることを防ぐからである。
【００３７】 本発明の二つの前期実施態様のいずれにおいても、スプリング要素１５は少な
くとも可動蓋１３または固定カバー１２と一体とされる。スプリング要素１５が
ゴム状材料である場合、それは、好ましくは、多重インジェクションモールディ
ング方法等により、可動蓋１３および／または固定カバー１２と共に同時成形さ
れる。スプリング要素１５が金属材料で作られる場合、それは熱融着（ｈｅａｔ
ｓｔａｃｋｉｎｇ）プロセス、超音波溶接（ｕｌｔｒａｓｏｎｉｃ ｗｅｌｄ
ｉｎｇ）プロセスまたは他の同様な適したプロセスによって固定カバー１２およ
び／または可動蓋１３に接着される。
【００３８】 前記した実施態様のいずれにおいても選択的にしかし好ましくは、スプリング
要素１５は着色され固定カバー１２と可動蓋１３の色に合わせることができる。
【００３９】 図１と５に示されているように、開放可能なロック機構１４は、可動蓋１３の
一つ以上好ましくは一つの相当する突起２６または窪みに嵌合する少なくとも一
つの突起２５，例えば固定蓋１２の捕捉によって達成される。
【００４０】 本発明の一つの実施態様において、開放可能なロック機構１４は、その上に固
定カバーの前記突起２５が接続される固定カバー１２の分離した可動要素例えば
跳ね押しボタン２７を移動し、そのようにして固定カバーの前記突起２５を可動
蓋の前記窪みまたは突起２６から外すことによって直接開放される。
【００４１】 本発明の他の好ましい実施態様において、図５に示されるように、開放可能な
ロック機構１４は、使用者が弾性変形を前記開放可能なロック機構１４の十分近
くに配置された固定カバー１２の領域に掛けて、そのようにして固定カバー１２
の前記突起２５を可動蓋１３の前記窪みまたは突起２６から外すときに間接的に
開放される。前記変形可能領域は、好ましくは固定カバー１２の後退部分の形を
有し前記固定カバー１２の前端部と分配開口部の前端部の間に配置された（図１
と５に見られるように）押しボタン２７手段を構成する。前記弾性変形は単に限
定された強度を掛けることによって達成され、一本の指で開放可能なロック機構
１４を開放することができる。
【００４２】 前記したように、容器の中身は、好ましくは、消毒ローションで濡らされた拭
取材であり、前記ローションはその組成中にアルコールのような揮発性成分を備
える。このようにして、可撓性の袋が開けられた後に拭取材が乾燥するのを防ぐ
ため、容器１に固定カバー１２と可動蓋１３の間に配置された気密手段１６が設
けられている。
【００４３】 構造的気密性は、固定カバー１２と容器本体１１の間で、それら二つの部品の
間の表面を接続する特別な構造によって達成される。より詳細には、容器本体の
フランジの設計、そして固定カバーの周囲壁の設計は、これら二つの部品が非常
に密な形で互いにはまり合い互いに接続するようになっている。このようにして
、一旦容器本体１１が固定カバー１２により閉められると、両者の間の蒸気の透
過はローションの揮発成分の蒸発を防ぐのに十分低い値まで減少されて、ローシ
ョンの全体の組成が拭取材の通常の貯蔵および使用期間にわたり実質的に変わる
ことを防ぐ。開放可能なロック機構１４が開放されたとき、蓋はスプリング要素
１５が有する弾性エネルギーにより自動的に開けられなければならないので、こ
のような構造は固定カバー１２と可動蓋１３の間の表面に対しては不可能である
。前記弾性エネルギーは可動蓋１３の重量を水平位置（即ち閉位置）から広く開
いた位置（即ち開放角度は３５〜１８０゜の範囲内にあり、好ましくは９０〜１
３５゜の間にある。）に動かすのに充分である。しかしながら、両者の間の接触
表面が相互に接続されて互いに密に維持されていれば、それは蓋をカバーから抜
くための力を掛けるのに充分ではない。
【００４４】 自動開放の利点を維持しながら、その中に入れられたローションの高い揮発特
性に対して適合性のある容器の優れた気密特性を許容するという課題を解決する
ために、本発明の好ましい実施態様では、固定カバー１２の分配開口部２３の回
り全部に、好ましくは、溝３０中にガスケットシール１６を有する。ガスケット
シール１６は如何なる形状もとることができ、例えばそれは環状であり得るが、
図５に断面形状で示されたように、好ましくは新月形のような形状としそしてそ
の頂部が中央溝状部分を備えるようにする。一方でそれは良好な弾性特性と揮発
性溶剤に抵抗性のあるいずれかの適した材料で作ることができるが、好ましくは
、それはゴムベースの材料から作られる。ガスケット材料はどのような密度であ
っても良く、例えばそれは泡状材料であることもできるが、好ましくは高密度の
ゴムである。最も好ましくは、それは良好な可撓性を有するシリコーンエラスト
マー（ｓｉｌｉｃｏｎｅ ｅｌａｓｔｏｍｅｒ）である。
【００４５】 本発明の好ましい実施態様において、ガスケットシール１６は一つ以上の液体
構成成分を混合し固定カバーの溝３０中に置き、それをそこで硬化させることに
よって得られる。より好ましくは、ガスケットは硬化型の液体形状の有機ポリシ
ロキサンと液体形状のシリコンベースの架橋硬化剤を混合することによって得ら
れる。このような技術は所定の場所における通常いわゆる「流し込み（ｆｌｏｗ
−ｉｎ）」硬化である。シリコンガスケットの硬化の化学的機構はＯＨ末端基を
有するポリ−アルキル−シロキサンと官能性ポリ−アルコキシ−シラン（ｆｕｎ
ｃｔｉｏｎａｌ ｐｏｌｙ−ａｌｋｏｘｙ−ｓｉｌａｎｅｓ）との縮合反応であ
る。最も好ましくは、反応を促進するために触媒を使用する。エラストマーが形
成される間の基本的な反応は末端ＯＨ−基とアルコキシ−基の間のものである。
Ｓｉ原子に結合したアルケニルまたはアルキル基を選定することにより所望のガ
スケットの特性を得ることができる。
【００４６】 好ましくは、固定カバーの溝３０の上を分配開口部２３の全周の回りに動きガ
スケットシールの液体成分を塗るノズルを使用することによって、液体成分の塗
布を行うことができる。このような技術を使用するとき、液体塗布ノズルの通路
は前記溝３０の全長に沿って障害物があってはならないので、溝３０の上に突出
するような固定カバーの要素を設計することはできない。例えば、開放可能なロ
ック機構は可動蓋の窪みに嵌合するような固定カバーの突起を備えることはでき
ない。そのような構成は、固定カバーの前記突起が溝３０の上に伸びることを要
求することになるであろう、このことは流し込み方法には受け入れられない。
【００４７】 本発明の好ましい実施態様において、ガスケットシール１６は前記したように
流し込みにより塗布される。開放可能なロック機構１４が、容器が閉じた状態に
あるときに、固定カバーの相当する突起の下に係合する可動蓋の突起を備えるの
はこのことを理由としている。このような構成はその長さが制限された固定カバ
ーの突起により達成され、それは溝３０の上に突出する。このようにして、ガス
ケットの液体成分を塗布するノズルは溝の全長に沿って自由に動くことができる
。
【００４８】 他の方法として、ガスケットシール１６は溝３０中に嵌合され予備成形された
固形の構成要素として貼り付ける。可動蓋１３を閉位置にロックするとき、図５
に示されるように、前記ガスケットシール１６の少なくとも一部は固定カバー１
２と前記可動蓋１３の間でそしてその全周に沿って圧縮される。このようにして
、揮発性成分は容器の内側から外側へ移動することはできず、拭取材はローショ
ンで濡らされた状態に維持される。より重要なことは、このようなシステムによ
りローションの構成成分の組成を拭取材の積層物の貯蔵そして使用の通常の期間
にわたって実質的に等しく維持することができ、このようにして、拭取材の洗浄
そして消毒特性を拭取材の一つの積層物の全使用期間にわたって実質的に同じに
維持することができると信じられる。
【００４９】 固定カバー１２、可動蓋１３そして容器本体１１はポリプロピレン材料、また
はポリエチレン、ポリスチレン、アクリロニトリル ブタジエン スチレン（Ａ
ＢＳ）、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、もしくはエラスト
マー、またはこれらの化合物の混合物のようないずれかの他の適した熱可塑性材
料から成形することができる。好ましくは、固定カバー１２と容器本体１１はポ
リプロピレンから作られ、可動蓋１３はアクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン樹脂（またはＡＢＳ）から作られる。ＡＢＳ樹脂は、溶剤、特に洗浄拭取材を
含浸するためのローションの成分中に存在する揮発性溶剤に対する優れた抵抗性
だけでなく、可動蓋１３に高い剛性と撓み抵抗性を付与する。
【００５０】 選択的に、閉鎖装置１０が容器本体１１の上に嵌合する分離した要素である本
発明の前記いずれの実施態様においても、前記容器本体１１は外側周囲頂部端部
とそこから伸びるフランジを有する頂部開口部を備え、この頂部開口部の内側表
面は容器本体１１の周囲に沿って伸びるリブおよび／または溝を備える。前記リ
ブおよび／または溝は、組立てによって段差または重なりが発生しないような、
そして包装の表面は特にその頂部において規則正しく鋭い端部を含まないような
方法によって、固定カバー１２の相当するリブおよび／または溝内に嵌合する。
さらに、包装の一面において、好ましくは小さい側の一面において、容器は容器
本体１１の外側周囲頂部端部に重なる開放タブを含むことができ、前記重なりは
５ｍｍ未満、好ましくは３ｍｍ未満の寸法を有し、前記開放タブは好ましくは弧
状形状を有し、使用者の指を傷付け難いようになっている。前記重なりは、容器
に拭取材の新しい袋を再度充填するときに、固定カバー１２を容器本体１１から
取り外すための掴み手段として使用される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 開位置にある可動蓋を有する容器の斜視図であり、ガスケットシールに囲まれ
ている分配開口部を示している。
【図２】 可動蓋と一体的なスプリング要素を有する固定カバーとを連結するヒンジの好
ましい具体例の拡大斜視図である。
【図３】 可動蓋が固定カバーにヒンジ接続される状態を示す開位置にある容器の縦断面
図である。
【図４】 可動蓋と固定カバーとを接続するヒンジを示す拡大縦断面図である。
【図５】 閉位置にあるロック機構とガスケットシールとを示す固定カバーおよび可動蓋
の前部の拡大縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｄ 43/22 Ｂ６５Ｄ 43/22 Ａ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (71)出願人 ＯＮＥ ＰＲＯＣＴＥＲ ＆ ＧＡＮＢＬ Ｅ ＰＬＡＺＡ，ＣＩＮＣＩＮＮＡＴＩ， ＯＨＩＯ，ＵＮＩＴＥＤ ＳＴＡＴＥＳ ＯＦ ＡＭＥＲＩＣＡ (72)発明者 ラッティ、ミチェラ イタリア国、アイ−00153 トラステベー レ、ビア・ルチアーノ・マナラ 10 Ｆターム(参考） 3E062 AA01 AB12 AB13 AC02 LA10 3E084 AA05 AA14 AA25 AA26 AB10 BA02 CA03 CB03 CC04 CC05 FA06 FD20 GA06 GB06 HB08 HC03 HD01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 容器本体と、前記容器本体に取り外し可能に嵌合され、また
    は前記容器本体に一体化され、且つ容器の内容物を取り出し可能な少なくとも一
    つの分配開口部を含んでいる固定カバーと、可逆的に前記分配開口部を閉じるよ
    うに前記固定カバーに可動的に取り付けられ、または固定カバーの一体的な可動
    部分である可動蓋と、を具備してなる濡れ拭取材用の容器であって、耐気手段が
    前記固定カバーと前記可動蓋との間に配置されており、可動蓋が閉位置にあると
    きに容器の内側と外側との間に気密性バリアを付与することを特徴とする容器。
  2. 【請求項２】 スプリング要素が、前記固定カバーと前記可動蓋との間に配
    置されており、且つ前記可動蓋が閉位置にあるときこのスプリング要素には弾性
    エネルギーが蓄積する、請求項１に記載の容器。
  3. 【請求項３】 ロック機構が前記固定カバーと前記可動蓋との間に配置され
    ており、固定カバーの上に閉位置で可動蓋を開放可能に保持する、請求項１また
    は２に記載の容器。
  4. 【請求項４】 前記ロック機構は、前記可動蓋の相当する突起に対して係合
    する前記固定カバーの突起と、プッシュボタン手段とを備えている、請求項３に
    記載の容器。
  5. 【請求項５】 前記プッシュボタン手段は前記固定カバーの弾性的に変形可
    能な部分であり、このプッシュボタン手段は固定カバーおよび前記可動蓋の前記
    突起に対して十分近くに配置されており、前記プッシュボタンが押されたときに
    可動蓋の前記突起を固定カバーの前記突起から外して、可動蓋を開位置に開放す
    る、請求項１ないし４のいずれか１項に記載の容器。
  6. 【請求項６】 前記スプリング要素は延び出している端部を有している金属
    の単一巻きまたは多数巻きコイルスプリングである、請求項１ないし５のいずれ
    か１項に記載の容器。
  7. 【請求項７】 前記スプリング要素は合成または天然ゴム状材料から作られ
    ている、請求項１ないし５のいずれか１項に記載の容器。
  8. 【請求項８】 前記気密手段は分配開口部の周囲に沿って配置されたガスケ
    ットシールである、請求項１ないし７のいずれか１項に記載の容器。
  9. 【請求項９】 前記スケットシールはシリコーンエラストマーから作られて
    いる、請求項１ないし８のいずれか１項に記載の容器。
  10. 【請求項１０】 前記ガスケットシールは、所定の場所で混合され、次いで
    硬化される１つまたは複数の液体成分として塗布される、請求項１ないし９のい
    ずれか１項に記載の容器。
  11. 【請求項１１】 前記気密手段は、前記固定カバーの溝内に嵌合された予め
    成形された要素である、請求項１ないし９のいずれか１項に記載の容器。
  12. 【請求項１２】 前記可動蓋が閉位置にあるとき、前記ガスケットシールは
    その全周囲に沿って実質的に圧縮されている、請求項１ないし１１のいずれか１
    項に記載の容器。
  13. 【請求項１３】 前記固定カバーは前記容器本体の相当するリブおよび溝に
    嵌合するリブおよび溝を備えており、前記固定カバーが前記容器本体に調整可能
    に取り付けられるとき、得られる組み合せ表面が端部を有しない、請求項１ない
    し１２のいずれか１項に記載の容器。
  14. 【請求項１４】 前記固定カバーは前記容器本体の上面の一体部分であり、
    容器本体の底面は可動カバーにより閉じられる再充填開口部を備えている、請求
    項１ないし１２のいずれか１項に記載の容器。
  15. 【請求項１５】 一枚ずつ容器から取り出すために折られている消毒拭取材
    のために使用される、請求項１ないし１４のいずれか１項に記載の容器。
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