JP2002528919A - レーザ射出の微細化用の自己適応性フィルタ - Google Patents
レーザ射出の微細化用の自己適応性フィルタInfo
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Abstract
Description
具体的には前記放射源の長手方向および/または横断方向のモード数の低減(ス
ペクトルの微細化及び/又は空間の微細化)に関する。
・ペロー(Fabry-Perot)のフィルタのような一種の調整を必要とする選択的要
素が公知技術中に提案されている。
えば、従来技術の中では、半導体レーザーから放射される波長λeと光の出力を
制御あるいは調整するための装置を記載した欧州特許EP284908が知られ
ている。レーザーによって放射される光の出力は、少なくとも部分的には光電式
検出装置と、波長に関して選択性を有する少なくとも一つの光学的フィルタ装置
に送られる。この光学的フィルタ装置に送られた出力の一部は、別の光電式検出
装置に伝えられる。この技術水準によれば、半導体レーザー、フィルタ装置及び
検出器は共通の基盤に一体化されている。一体化されたフィルタ装置は、ブラッ
グ(Bragg)格子によって、或いは、方向性カプラーまたは干渉フィルタによっ
て、或いは、伝えられる出力の伝播方向に互いに前後に配置された2つまたは複
数のブラッグ格子、及び/或いは、方向性光学カプラー、及び/或いは、干渉フ
ィルタによって形成されたアセンブリによって構成されている。
、自己適応性でない装置が提案されている。Electron.Lett.27
、183(1991)に見られる「外部空隙半導体レーザーのための82nmの
連続同調性」の記事には、従来の回折格子を用いた伸張型空隙内のダイオードレ
ーザーの微細化と安定化のプロセスが記載されている。回折格子は、伸張型空隙
の波長選択の要素である。微細化に貢献する2つの因子は、格子の分散と放射光
のShalow−Townesの幅を縮小する伸張型空隙の長さである。
いはブラッグ格子を空隙ミラーとして一体化したDBR(ブラッグ反射板分布)
型のダイオードレーザーも同様に知られている。これらのブラッグのミラーは自
己適応性ではない。
の解決方法が知られている。米国特許US4907237号公報は、特殊な共振
周波数を備えた外部空隙によるダイオードレーザーの安定化方法を記載している
。外部空隙の出力ビームの一部がレーザーの空隙内に再入射されている。
ている。Appl.Phys.B65、329(1997)に見られる「BaT
iO3:Coによって刺激した光屈折性背面分散相融合体に接合されたAlGa
InPダイオードレーザーの波長安定型狭小スペクトル幅発振」の記事は、反射
によるブラッグ格子の波長選択性を利用した相融合型ミラーを用い、ビームの一
部がレーザーの空隙内に再入射されたレーザーについて記している。この装置は
、空隙外に配置された結晶を有する。従って位相の関係は固定されている。
も知られている。これは、主レーザーから主レーザーと同じ干渉特性を備えた隷
属レーザーへの光の入射に関する。隷属レーザーから主レーザーへの戻りは全く
無いので、感光材料の存在は主レーザーのスペクトル特性を変更しない。
ームカップリングによるレーザー周波数帯幅の減縮」の記事は、レーザーの空隙
から出たビームによって作られた光反射型格子による、レーザーから発したビー
ム周波数の濾波について記している。
変化等、空隙の特性が変動した時、従来技術の或る装置の提案している干渉フィ
ルタの効果は低下する。
械的応力に対して敏感である。
部に増幅媒体が配置された共振空隙(レーザー、OPOとも呼ばれる光学的パラ
メトリック発振器、...等)内に形成されるコヒーレンス光の放射光源に関し
ており、ダイナミック感光材料が前記空隙内の他の要素と共に自己適応性のスペ
クトルフィルタ及び/又は空間フィルタを形成することを特徴としている。
クトル的及び/又は空間的な微細化を実現する空隙内光学装置を組み込んだ点を
特徴としている。
書き込むことに基づく。然るべく選択された空隙内の一つ又は複数のミラーに付
随したこの格子の波長選択性は、自動的に適応化されたフィルタを実現し、従っ
て、複数のモード間の競合を用いれば、波長変化の既存の可能性は維持したまま
、放射光の時間的および空間的なコヒーレンス性を改善することができる。
変調し、空隙に単一の或いは少数のモードでのみ振動することを強いる。適応は
、空隙内の振動ビームによる、ダイナミック感光材料内への格子またはホログラ
ムの書き込みを介して実行される。この適応によって、干渉する格子(光の強度
の空間的変化または極性変化)にのみ反応する選択されたダイナミック感光材料
の特有の反応が得られる。より好ましくは、ダイナミック感光材料は光屈折性材
料で構成されている。これらの材料は照明の勾配に感応する。
料も適している。このタイプの反応では、一つのモードに適応したホログラムの
書き込みは、他のモードによって書き込まれたホログラムを抹消する。
度または極性)の空間的な変化に感応する。一つの特殊な実施形態によれば、ダ
イナミック感光材料は複数の薄膜によって形成されて共振空隙内に配置されるこ
とで、自己適応性のスペクトル的及び/又は空間的フィルタを形成する。
材料は、拡散状態で機能する光屈折性材料によって形成されており、この光屈折
性材料は、空隙の出力鏡と協働して、ホログラムを書き込んだモードにおける最
大反射性を示すファブリ・ペロー(Fabry-Perot)干渉計を形成する。空隙はリ
ニアな空隙であり、ダイナミック感光材料は、誘導された透明性を有する適切に
配置された材料であることが有利である。
ミック感光材料は交差する2本のビームの交差地点に配置されている。一つの実
施例によれば、ダイナミックな光屈折性材料はチタン酸バリウムの結晶によって
構成されている。
案された本発明は、波長の微細化を選択するためのファブリ・ペロー干渉計の使
用を有利に回避する。本発明は多数のレーザーに適用可能であり、そこには、全
ての波長に対してインパルス性と同様に、連続性のあるダイオードレーザーとマ
イクロレーザーとが含まれ、そこでは、感応性、光束の微細度及び装置の機能に
必要な他の特性に応じて適切なダイナミック感光材料が見つかるであろう。
良く理解されるであろう。
成される。一つの具体的なモードに対して選択性のある自己適応性を確実化する
ために、この材料は照明の形態の特性(強度、局部的な極性...)の空間的変
化にのみ感応する必要があり、その一様な成分に感応してはならない。これは、
屈折率または吸収の変化が、主に材料が照射される干渉形態の変調miの比の関
数となっている材料に典型的なケースである。 mi=Ii/(Ii+ΣIi)
共に増大する。これは他の変調比mj並びに付随するホログラムの回折効率を減
少させる。
または少数の複数のモードに対するそれの適応が、下記の比を増大させるように
反応する。 R=他のいずれかのモードにおける損失/そのモードiにおける損失
少する場合もあれば、このモードにおける損失が変化せず、他の全てのモードに
おけるものを増大する場合もある。
大は、この光感応性ダイナミック材料の、この光感応性ダイナミック材料および
ミラー等の空隙の通常の光学構成とからなる装置内での位置によって定義される
。
あれば照明の勾配中での物質移動に由来する電荷の再配分、或いは吸収と屈折率
の変化に関連付けられるようなある種の光感応性結晶において観察される吸収の
変化を引用することが可能である。これらの材料は、薄い可能性もあれば厚い可
能性もあり、均質かも知れないが構造化されているかも知れない。厚さが増すと
、自己適応性フィルタの選択性を増強するために有利に用いられる可能性がある
。薄い材料の場合には、互いに隔てられた幾つかのサンプルで同様に選択性を増
強することが可能である。
想定できる。同様に、空隙の幾何学形状(リニア、環状...)に応じて多様な
構造が実現可能である。例として下記の装置を引用しよう。
態に関して1/4位相差を有する屈折率ホログラムである。
を付けた矩形内に示されている。この装置は、光屈折性材料(1)と空隙の出力
鏡(2)とで構成されている。空隙の定常波によって光屈折性材料内に書き込ま
れた格子は、ブラッグのミラーを構成している。出力鏡(2)に付随することに
よって、格子またはホログラムを書き込んだモードに適合したファブリ・ペロー
フィルタを形成している。光屈折性材料は、照明の格子と屈折率の格子の間の食
い違いの向きが、このファブリ・ペローフィルタに対して、ホログラムを書き込
んだモードにおける最大の反射率を与えるように配置される。装置の反射率はこ
のモードに関して増大し、従って、損失が減少して振動が助長される。導入され
る選択性は、材料とミラー間の距離と材料の厚さとの関数である。
が好ましい。
した定常波によって書き込まれたホログラムは、2つの対向する伝播波の各々を
部分的に反射するブラッグのミラーである。記載された例では、ホログラフ材料
(1)は、チタン酸バリウムの光屈折性結晶によって構成されている。
は、モード間の競合を引き起こし、レーザーの空隙に単一モード或いは少数モー
ドでのみ振動することを強いる。
、これらのモードが空隙の振動の閾値を下回るのに十分な程度に大きいことが必
要であり、従って、レーザー放射をスペクトル的に及び/又は空間的に微細化す
る。
つ又は複数のモードによって誘発されたホログラムを書き込むことによって実現
される。
る。影を付けられた矩形内の装置は、材料と出力鏡である2つのミラーとから形
成されている。格子またはホログラムは先の例と同様に、空隙内に存在する干渉
によって書き込まれる。
折性材料は、装置の反射率がホログラムを書き込んだモードに関して増大するよ
うに配置される。事例によっては、装置は光ダイオードの機能をも満たす(レー
ザーは一つの方向にのみ振動する)。
隙の複数のミラーの一つによって構成される。対向伝搬する2つのビームは、照
明の形態と同位相の透明性の格子とを形成し、これによってこのモードにおける
損失が減少する。定常状態では、吸収中心は助長されたモードの照明形態の暗い
縞の内部にあることが好ましく、これは逆に他のモードにおける損失を増大させ
る。
ステムとを備えた設備の接続の略図を示す。レーザーは、周波数をナノ秒倍加さ
れたNd:YAGレーザーによって10Hzでポンピングされるチタンでドープ
したサファイアのレーザーである。このレーザーは、利得による作動の状態で5
0nsの長さのインパルスを放射する。レーザーの調整可能性は、調整可能な2
つのプリズムによって実現される。空隙にはファブリ・ペローフィルタは存在し
ないので、得られたスペクトルは約0.7nmまで広がる。線の均一性はモード
間の競合を可能にする。市販の元のレーザー空隙は60cmの長さを有する。出
力鏡(ミラーB)は60%の反射率を有し、出力S0を伝送する。
の都合により、出力鏡(B)から1mm〜数センチメートルの間で変更可能な距
離に配置されている。実施の一つのバリエーションでは、形態ミラー(B)を結
晶の上に配置しても良い。このレーザーの放射波長のために、入手可能な材料の
中から、コバルトでドープしたチタン酸バリウムの光屈折性結晶を光学軸から4
5°で切断したものが選択され、これは0.2cm-1から750nm程度の吸収
を示し、2mmの厚さを有する。これは、チタンでドープしたサファイアの結晶
レーザーの最大利得(約780nm)を利用することによって、光学的な不都合
の問題を排除することを可能にする。これは760nmの実効波長を形成する。
抽出する(出力S2)。第2の薄板LS1はビームの一部を出力S0(信号S1
)として抽出する。出力S1とS2に対する高速ダイオードP1とP2は、自己
適応性フィルタによる反射率の増大に起因する、レーザー空隙内のエネルギーの
蓄積を観察することを可能にする。
する。従って、レーザーのスペクトルの微細化を観察することを可能にする。
することを可能にする。
レーザー空隙内のエネルギー蓄積が調査された。レーザーによって放射された第
1インパルスには、エネルギーの比の求められる増加が観察された(図4)。し
かし、この増加はレーザー媒質内の熱的な平衡の確立に基づくものである可能性
がある。この熱的な平衡に達していることを確認するためには、数秒間待って、
次に、空隙Aの底部ミラーを僅かに回転させることによって、レーザーの放射波
長を迅速に変化させる。先に書き込まれた格子は、もはやレーザーの新しい機能
モードに適応していないので無効である。新しい格子の形成と先行する格子の消
失に連れて、S1からS2へエネルギーの漸進的な移動が生じる。この実験は、
レーザーの調整可能性が保存されていることをも示す。1mJ、2mJ、3mJ
の定常状態における出力エネルギーについて実験が繰り返された。
出力エネルギーの各々について比が1.96、2、及び1.86に等しいことが
分かる。熱的な影響を酌量しなければ、構成要素は有効であり、構成要素の反射
率は定常状態に達するための時間と共に増大することが暗示される。初期状態と
定常状態の間のこの比の変化から、これらの条件下で、且つ、ブラッグと一致の
波長では、構成要素の反射率は60%から75%に移り、光誘導された格子は定
常状態において7.5%の反射率を有することが示される。約7mJの結晶上エ
ネルギーと約2mmのビーム径における、光屈折性格子の書き込み時間との一致
を得ると、効果は10パルスで確立される。
/S1比の50パルスにおける記録によって立証された。10分間の作動の後で
、測定が再開された。図5においてS2/S1比が±3%以内で変わっていない
ことが分かる。
計によって、このエネルギー移動にはソースのコヒーレンス長の増大が伴うこと
が確かめられる。レーザー空隙に光屈折性結晶が無ければ、スペクトル幅の約0
.7nmと一致して、コヒーレンス長は約1mmである。レーザー空隙に出力鏡
から1mmの距離で光屈折性結晶を配置すると、60cmを超えるコヒーレンス
長が測定された。互いに異なるステップがΔ=0およびΔ=62cmにおける、
光屈折性結晶を用いた作動に対応した干渉図形が図6に再現されている。もしも
、マイケルソン干渉計をミリメートル(mm)を優に超えるステップ差Δにて調
整し、同様にレーザーの放射波長を僅かに変化させれば、干渉図形の縞(空気コ
ーナーの縞)は消失する(光誘導された格子と出力鏡の装置は不適応である)。
この縞は1から2秒後に再出現する(適合した光誘導された新たな格子が構成さ
れる)。このプロセスの動力学は以前に測定されたエネルギー蓄積時間定数と一
致する。この測定によって、レーザーの線幅が300GHzから1GHz以下に
減少したことが確認できる。
ることができ(自由スペクトルの間隔50GHz)、スペクトルの微細化はリン
グの数の減少によって視覚化できる。一つの同じイメージ上に、レーザー空隙内
に光屈折性結晶無しで得られた干渉図形(左側)と、光屈折性結晶が出力鏡から
1mmの位置に置かれた場合に得られた干渉図形(右側)が並記されている。ス
ペクトルの微細化が明白に示されている。この結果は、この線がGHzのオーダ
ーの幅にて得られたことを裏付ける。
に、ファブリ・ペロー干渉計のミラーが6.6cmまで離間された(自由スペク
トルの間隔2.5GHz)。光屈折性結晶と後方ミラーの間の距離dが1mmと
8cmの範囲では、長手方向のバイモード(bimode)挙動が観察された。
図8は、6.6cmのファブリ・ペロー干渉計にて、距離d=4cmについて得
られた干渉図形を示し、レーザーのバイモード作用を図示している。
。さらに、本発明は微妙な調整を必要としない。結晶と出力鏡のアセンブリがそ
の反射率の増大をするように、単純に光屈折性結晶を概略配置するだけで良い。
が、さらにこの装置に意義を授ける自己適応性の特性を有する。波長が調整可能
な光源の場合、本装置の意義は大きい。通常の装置(リオのフィルタ、プリズム
、...)による波長の調整は、本発明によって実効可能である。選択された波
長に関わらず、線幅はこの装置によって自動的に縮小される。このためには、波
長が十分に大きい周波数帯で材料が光屈折性であれば十分である。
である。レーザー放射をスペクトル的に微細化するために、複屈折フィルタまた
はプリズムと連結されたファブリ・ペロー干渉計が使われる。これらの装置は使
用方法が複雑であり、自己適応性はない。
幅の放射を用意する必要がある。調整可能な全てのレーザー光源がスペクトルの
微細化のオプションと共に提案されているのはこのためである。このようなスペ
クトルの縮小化は本発明によって実現できる。
要とする研究では、通常は非常に大きく固定された使用されるレーザーの輝線を
微細化することが強いられる。例えば、パルス型Nd:YAGのレーザーの場合
、モノモードの連続したNd:YAGの第2レーザーが用いられる。モノモード
の第2レーザーはいわゆる「マスター」であり、いわゆる「スレーブ」のパルス
レーザーの放射にモノモード状態を強制するための射出機(インジェクタ)とし
て働く。ここに示された本発明は、この複雑で実施にコストの掛かる解決法に対
して有利に取って代わる。
射出がなされない場合、そして、特に縮退の近傍で作用する場合、幅が数ナノメ
ートルのスペクトル領域を有する。この場合、実際に一致の条件は大きい。その
ような光源は、微細化されることが有利である。スペクトルの微細化は一般に回
折格子の助力を介して得られ、この回折格子は自己適応性フィルタによって置き
換えることができる。
ック感光材料は、主空隙内の振動ビームの交差地点に位置する、主空隙内に配置
された光屈折性材料と、この空隙によって放射されるビームの全てまたは一部に
よって形成され、光学的構成要素の働きによって光屈折性材料上に搬送される。
ラー31とカプラー22で構成されている。この空隙外に配置されたミラー3及
び4は、放射されたビームが光屈折性材料上に届けられるのを許す。このビーム
は、ホログラムを書き込むために、共振空隙内に存在するビームと干渉する。こ
のホログラムはビーム35に由来する光を主空隙に再射出する。補足的な濾波あ
るいは波長または空間モードの選択を確実にするために、ミラー32,33,3
4と光屈折性材料で形成された空隙内に空間的フィルタまたはスペクトル的フィ
ルタが挿入されると有利である。
可能である。
的特性を改善することが完璧に可能である。
プを回避したモノモードの光源の実現に関する。
力エネルギーの間の関係の時間による推移を示す図である。
S2/S1比のエネルギーの安定曲線を示す図である。
具体的には前記放射源の長手方向および/または横断方向のモード数の低減(ス
ペクトルの微細化及び/又は空間の微細化)に関する。
・ペロー(Fabry-Perot)のフィルタのような一種の調整を必要とする選択的要
素が公知技術中に提案されている。
えば、従来技術の中では、半導体レーザーから放射される波長λeと光の出力を
制御あるいは調整するための装置を記載した欧州特許EP284908が知られ
ている。レーザーによって放射される光の出力は、少なくとも部分的には光電式
検出装置と、波長に関して選択性を有する少なくとも一つの光学的フィルタ装置
に送られる。この光学的フィルタ装置に送られた出力の一部は、別の光電式検出
装置に伝えられる。この技術水準によれば、半導体レーザー、フィルタ装置及び
検出器は共通の基盤に一体化されている。一体化されたフィルタ装置は、ブラッ
グ(Bragg)格子によって、或いは、方向性カプラーまたは干渉フィルタによっ
て、或いは、伝えられる出力の伝播方向に互いに前後に配置された2つまたは複
数のブラッグ格子、及び/或いは、方向性光学カプラー、及び/或いは、干渉フ
ィルタによって形成されたアセンブリによって構成されている。
、自己適応性でない装置が提案されている。Electron.Lett.27
、183(1991)に見られる「外部空隙半導体レーザーのための82nmの
連続同調性」の記事には、従来の回折格子を用いた伸張型空隙内のダイオードレ
ーザーの微細化と安定化のプロセスが記載されている。回折格子は、伸張型空隙
の波長選択の要素である。微細化に貢献する2つの因子は、格子の分散と放射光
のShalow−Townesの幅を縮小する伸張型空隙の長さである。
いはブラッグ格子を空隙ミラーとして一体化したDBR(ブラッグ反射板分布)
型のダイオードレーザーも同様に知られている。これらのブラッグのミラーは自
己適応性ではない。
の解決方法が知られている。米国特許US4907237号公報は、特殊な共振
周波数を備えた外部空隙によるダイオードレーザーの安定化方法を記載している
。外部空隙の出力ビームの一部がレーザーの空隙内に再入射されている。
ている。Appl.Phys.B65、329(1997)に見られる「BaT
iO3:Coによって刺激した光屈折性背面分散相融合体に接合されたAlGa
InPダイオードレーザーの波長安定型狭小スペクトル幅発振」の記事は、反射
によるブラッグ格子の波長選択性を利用した相融合型ミラーを用い、ビームの一
部がレーザーの空隙内に再入射されたレーザーについて記している。この装置は
、空隙外に配置された結晶を有する。従って位相の関係は固定されている。
も知られている。これは、主レーザーから主レーザーと同じ干渉特性を備えた隷
属レーザーへの光の入射に関する。隷属レーザーから主レーザーへの戻りは全く
無いので、感光材料の存在は主レーザーのスペクトル特性を変更しない。
ームカップリングによるレーザー周波数帯幅の減縮」の記事は、レーザーの空隙
から出たビームによって作られた光反射型格子による、レーザーから発したビー
ム周波数の濾波について記している。
、117−119頁、著者Whitten et al.『空隙内感光要素を備
えた連続波色素レーザーにおけるモード選択』は、リニアな共振空隙とこの共振
空隙内に配置された増幅媒体の他に、自己適応性のスペクトル的及び/又は空間
的フィルタを形成するために、共振空隙内に配置されたダイナミック感光材料と
を有する放射光源について記している。
変化等、空隙の特性が変動した時、従来技術の或る装置の提案している干渉フィ
ルタの効果は低下する。
械的応力に対して敏感である。
部に増幅媒体が配置された共振空隙(レーザー、OPOとも呼ばれる光学的パラ
メトリック発振器、...等)内に形成されるコヒーレンス光の放射光源に関し
ており、ダイナミック感光材料が前記空隙内の他の要素と共に自己適応性のスペ
クトルフィルタ及び/又は空間フィルタを形成することを特徴としている。
クトル的及び/又は空間的な微細化を実現する空隙内光学装置を組み込んだ点を
特徴としている。
書き込むことに基づく。然るべく選択された空隙内の一つ又は複数のミラーに付
随したこの格子の波長選択性は、自動的に適応化されたフィルタを実現し、従っ
て、複数のモード間の競合を用いれば、波長変化の既存の可能性は維持したまま
、放射光の時間的および空間的なコヒーレンス性を改善することができる。
変調し、空隙に単一の或いは少数のモードでのみ振動することを強いる。適応は
、空隙内の振動ビームによる、ダイナミック感光材料内への格子またはホログラ
ムの書き込みを介して実行される。この適応によって、干渉する格子(光の強度
の空間的変化または極性変化)にのみ反応する選択されたダイナミック感光材料
の特有の反応が得られる。より好ましくは、ダイナミック感光材料は光屈折性材
料で構成されている。これらの材料は照明の勾配に感応する。
料も適している。このタイプの反応では、一つのモードに適応したホログラムの
書き込みは、他のモードによって書き込まれたホログラムを抹消する。
度または極性)の空間的な変化に感応する。一つの特殊な実施形態によれば、ダ
イナミック感光材料は複数の薄膜によって形成されて共振空隙内に配置されるこ
とで、自己適応性のスペクトル的及び/又は空間的フィルタを形成する。
材料は、拡散状態で機能する光屈折性材料によって形成されており、この光屈折
性材料は、空隙の出力鏡と協働して、ホログラムを書き込んだモードにおける最
大反射性を示すファブリ・ペロー(Fabry-Perot)干渉計を形成する。空隙はリ
ニアな空隙であり、ダイナミック感光材料は、誘導された透明性を有する適切に
配置された材料であることが有利である。
ミック感光材料は交差する2本のビームの交差地点に配置されている。一つの実
施例によれば、ダイナミックな光屈折性材料はチタン酸バリウムの結晶によって
構成されている。
案された本発明は、波長の微細化を選択するためのファブリ・ペロー干渉計の使
用を有利に回避する。本発明は多数のレーザーに適用可能であり、そこには、全
ての波長に対してインパルス性と同様に、連続性のあるダイオードレーザーとマ
イクロレーザーとが含まれ、そこでは、感応性、光束の微細度及び装置の機能に
必要な他の特性に応じて適切なダイナミック感光材料が見つかるであろう。
良く理解されるであろう。
成される。一つの具体的なモードに対して選択性のある自己適応性を確実化する
ために、この材料は照明の形態の特性(強度、局部的な極性...)の空間的変
化にのみ感応する必要があり、その一様な成分に感応してはならない。これは、
屈折率または吸収の変化が、主に材料が照射される干渉形態の変調miの比の関
数となっている材料に典型的なケースである。 mi=Ii/(Ii+ΣIi)
共に増大する。これは他の変調比mj並びに付随するホログラムの回折効率を減
少させる。
または少数の複数のモードに対するそれの適応が、下記の比を増大させるように
反応する。 R=他のいずれかのモードにおける損失/そのモードiにおける損失
少する場合もあれば、このモードにおける損失が変化せず、他の全てのモードに
おけるものを増大する場合もある。
大は、この光感応性ダイナミック材料の、この光感応性ダイナミック材料および
ミラー等の空隙の通常の光学構成とからなる装置内での位置によって定義される
。
あれば照明の勾配中での物質移動に由来する電荷の再配分、或いは吸収と屈折率
の変化に関連付けられるようなある種の光感応性結晶において観察される吸収の
変化を引用することが可能である。これらの材料は、薄い可能性もあれば厚い可
能性もあり、均質かも知れないが構造化されているかも知れない。厚さが増すと
、自己適応性フィルタの選択性を増強するために有利に用いられる可能性がある
。薄い材料の場合には、互いに隔てられた幾つかのサンプルで同様に選択性を増
強することが可能である。
想定できる。同様に、空隙の幾何学形状(リニア、環状...)に応じて多様な
構造が実現可能である。例として下記の装置を引用しよう。
態に関して1/4位相差を有する屈折率ホログラムである。
る。装置は影を付けた矩形内に示されている。この装置は、光屈折性材料(1)
と空隙の出力鏡(2)とで構成されている。空隙の定常波によって光屈折性材料
内に書き込まれた格子は、ブラッグのミラーを構成している。出力鏡(2)に付
随することによって、格子またはホログラムを書き込んだモードに適合したファ
ブリ・ペローフィルタを形成している。光屈折性材料は、照明の格子と屈折率の
格子の間の食い違いの向きが、このファブリ・ペローフィルタに対して、ホログ
ラムを書き込んだモードにおける最大の反射率を与えるように配置される。装置
の反射率はこのモードに関して増大し、従って、損失が減少して振動が助長され
る。導入される選択性は、材料とミラー間の距離と材料の厚さとの関数である。
が好ましい。
した定常波によって書き込まれたホログラムは、2つの対向する伝播波の各々を
部分的に反射するブラッグのミラーである。記載された例では、ホログラフ材料
(1)は、チタン酸バリウムの光屈折性結晶によって構成されている。
は、モード間の競合を引き起こし、レーザーの空隙に単一モード或いは少数モー
ドでのみ振動することを強いる。
、これらのモードが空隙の振動の閾値を下回るのに十分な程度に大きいことが必
要であり、従って、レーザー放射をスペクトル的に及び/又は空間的に微細化す
る。
つ又は複数のモードによって誘発されたホログラムを書き込むことによって実現
される。
る。影を付けられた矩形内の装置は、材料と出力鏡である2つのミラーとから形
成されている。格子またはホログラムは先の例と同様に、空隙内に存在する干渉
によって書き込まれる。
折性材料は、装置の反射率がホログラムを書き込んだモードに関して増大するよ
うに配置される。事例によっては、装置は光ダイオードの機能をも満たす(レー
ザーは一つの方向にのみ振動する)。
隙の複数のミラーの一つによって構成される。対向伝搬する2つのビームは、照
明の形態と同位相の透明性の格子とを形成し、これによってこのモードにおける
損失が減少する。定常状態では、吸収中心は助長されたモードの照明形態の暗い
縞の内部にあることが好ましく、これは逆に他のモードにおける損失を増大させ
る。
ステムとを備えた設備の接続の略図を示す。レーザーは、周波数をナノ秒倍加さ
れたNd:YAGレーザーによって10Hzでポンピングされるチタンでドープ
したサファイアのレーザーである。このレーザーは、利得による作動の状態で5
0nsの長さのインパルスを放射する。レーザーの調整可能性は、調整可能な2
つのプリズムによって実現される。空隙にはファブリ・ペローフィルタは存在し
ないので、得られたスペクトルは約0.7nmまで広がる。線の均一性はモード
間の競合を可能にする。市販の元のレーザー空隙は60cmの長さを有する。出
力鏡(ミラーB)は60%の反射率を有し、出力S0を伝送する。
の都合により、出力鏡(B)から1mm〜数センチメートルの間で変更可能な距
離に配置されている。実施の一つのバリエーションでは、形態ミラー(B)を結
晶の上に配置しても良い。このレーザーの放射波長のために、入手可能な材料の
中から、コバルトでドープしたチタン酸バリウムの光屈折性結晶を光学軸から4
5°で切断したものが選択され、これは0.2cm-1から750nm程度の吸収
を示し、2mmの厚さを有する。これは、チタンでドープしたサファイアの結晶
レーザーの最大利得(約780nm)を利用することによって、光学的な不都合
の問題を排除することを可能にする。これは760nmの実効波長を形成する。
抽出する(出力S2)。第2の薄板LS1はビームの一部を出力S0(信号S1
)として抽出する。出力S1とS2に対する高速ダイオードP1とP2は、自己
適応性フィルタによる反射率の増大に起因する、レーザー空隙内のエネルギーの
蓄積を観察することを可能にする。
する。従って、レーザーのスペクトルの微細化を観察することを可能にする。
することを可能にする。
レーザー空隙内のエネルギー蓄積が調査された。レーザーによって放射された第
1インパルスには、エネルギーの比の求められる増加が観察された(図4)。し
かし、この増加はレーザー媒質内の熱的な平衡の確立に基づくものである可能性
がある。この熱的な平衡に達していることを確認するためには、数秒間待って、
次に、空隙Aの底部ミラーを僅かに回転させることによって、レーザーの放射波
長を迅速に変化させる。先に書き込まれた格子は、もはやレーザーの新しい機能
モードに適応していないので無効である。新しい格子の形成と先行する格子の消
失に連れて、S1からS2へエネルギーの漸進的な移動が生じる。この実験は、
レーザーの調整可能性が保存されていることをも示す。1mJ、2mJ、3mJ
の定常状態における出力エネルギーについて実験が繰り返された。
出力エネルギーの各々について比が1.96、2、及び1.86に等しいことが
分かる。熱的な影響を酌量しなければ、構成要素は有効であり、構成要素の反射
率は定常状態に達するための時間と共に増大することが暗示される。初期状態と
定常状態の間のこの比の変化から、これらの条件下で、且つ、ブラッグと一致の
波長では、構成要素の反射率は60%から75%に移り、光誘導された格子は定
常状態において7.5%の反射率を有することが示される。約7mJの結晶上エ
ネルギーと約2mmのビーム径における、光屈折性格子の書き込み時間との一致
を得ると、効果は10パルスで確立される。
/S1比の50パルスにおける記録によって立証された。10分間の作動の後で
、測定が再開された。図5においてS2/S1比が±3%以内で変わっていない
ことが分かる。
計によって、このエネルギー移動にはソースのコヒーレンス長の増大が伴うこと
が確かめられる。レーザー空隙に光屈折性結晶が無ければ、スペクトル幅の約0
.7nmと一致して、コヒーレンス長は約1mmである。レーザー空隙に出力鏡
から1mmの距離で光屈折性結晶を配置すると、60cmを超えるコヒーレンス
長が測定された。互いに異なるステップがΔ=0およびΔ=62cmにおける、
光屈折性結晶を用いた作動に対応した干渉図形が図6に再現されている。もしも
、マイケルソン干渉計をミリメートル(mm)を優に超えるステップ差Δにて調
整し、同様にレーザーの放射波長を僅かに変化させれば、干渉図形の縞(空気コ
ーナーの縞)は消失する(光誘導された格子と出力鏡の装置は不適応である)。
この縞は1から2秒後に再出現する(適合した光誘導された新たな格子が構成さ
れる)。このプロセスの動力学は以前に測定されたエネルギー蓄積時間定数と一
致する。この測定によって、レーザーの線幅が300GHzから1GHz以下に
減少したことが確認できる。
ることができ(自由スペクトルの間隔50GHz)、スペクトルの微細化はリン
グの数の減少によって視覚化できる。一つの同じイメージ上に、レーザー空隙内
に光屈折性結晶無しで得られた干渉図形(左側)と、光屈折性結晶が出力鏡から
1mmの位置に置かれた場合に得られた干渉図形(右側)が並記されている。ス
ペクトルの微細化が明白に示されている。この結果は、この線がGHzのオーダ
ーの幅にて得られたことを裏付ける。
に、ファブリ・ペロー干渉計のミラーが6.6cmまで離間された(自由スペク
トルの間隔2.5GHz)。光屈折性結晶と後方ミラーの間の距離dが1mmと
8cmの範囲では、長手方向のバイモード(bimode)挙動が観察された。
図8は、6.6cmのファブリ・ペロー干渉計にて、距離d=4cmについて得
られた干渉図形を示し、レーザーのバイモード作用を図示している。
。さらに、本発明は微妙な調整を必要としない。結晶と出力鏡のアセンブリがそ
の反射率の増大をするように、単純に光屈折性結晶を概略配置するだけで良い。
が、さらにこの装置に意義を授ける自己適応性の特性を有する。波長が調整可能
な光源の場合、本装置の意義は大きい。通常の装置(リオのフィルタ、プリズム
、...)による波長の調整は、本発明によって実効可能である。選択された波
長に関わらず、線幅はこの装置によって自動的に縮小される。このためには、波
長が十分に大きい周波数帯で材料が光屈折性であれば十分である。
である。レーザー放射をスペクトル的に微細化するために、複屈折フィルタまた
はプリズムと連結されたファブリ・ペロー干渉計が使われる。これらの装置は使
用方法が複雑であり、自己適応性はない。
幅の放射を用意する必要がある。調整可能な全てのレーザー光源がスペクトルの
微細化のオプションと共に提案されているのはこのためである。このようなスペ
クトルの縮小化は本発明によって実現できる。
要とする研究では、通常は非常に大きく固定された使用されるレーザーの輝線を
微細化することが強いられる。例えば、パルス型Nd:YAGのレーザーの場合
、モノモードの連続したNd:YAGの第2レーザーが用いられる。モノモード
の第2レーザーはいわゆる「マスター」であり、いわゆる「スレーブ」のパルス
レーザーの放射にモノモード状態を強制するための射出機(インジェクタ)とし
て働く。ここに示された本発明は、この複雑で実施にコストの掛かる解決法に対
して有利に取って代わる。
射出がなされない場合、そして、特に縮退の近傍で作用する場合、幅が数ナノメ
ートルのスペクトル領域を有する。この場合、実際に一致の条件は大きい。その
ような光源は、微細化されることが有利である。スペクトルの微細化は一般に回
折格子の助力を介して得られ、この回折格子は自己適応性フィルタによって置き
換えることができる。
1とカプラー22で構成されている。この空隙外に配置されたミラー3及び4は
、放射されたビームが光屈折性材料上に届けられるのを許す。このビームは、ホ
ログラムを書き込むために、共振空隙内に存在するビームと干渉する。このホロ
グラムはビーム35に由来する光を主空隙に再射出する。補足的な濾波あるいは
波長または空間モードの選択を確実にするために、ミラーと光屈折性材料で形成
された空隙内に空間的フィルタまたはスペクトル的フィルタが挿入されると有利
である。
可能である。
的特性を改善することが完璧に可能である。
プを回避したモノモードの光源の実現に関する。
力エネルギーの間の関係の時間による推移を示す図である。
S2/S1比のエネルギーの安定曲線を示す図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 共振空隙及び当該共振空隙内に配置された増幅媒体を有し、
自己適応性のスペクトル的及び/又は空間的フィルタを形成するために、前記共
振空隙内にダイナミック感光材料が配置されているレーザータイプのコヒーレン
ス光放射源であって、前記空隙は環状であること及び前記ダイナミック感光材料
は2本のビームの交差地点に配置されていることを特徴とするレーザータイプの
コヒーレンス光放射源。 - 【請求項2】 前記ダイナミック感光材料は、照明特性(強度、極性)の空
間的な変動に感応することを特徴とする請求項1記載のレーザータイプのコヒー
レンス光放射源。 - 【請求項3】 前記ダイナミック感光材料は均質な材料であることを特徴と
する請求項1又は2記載のレーザータイプのコヒーレンス光放射源。 - 【請求項4】 前記ダイナミック感光材料は構造化された材料であることを
特徴とする請求項1又は2記載のレーザータイプのコヒーレンス光放射源。 - 【請求項5】 前記ダイナミック感光材料は複数の薄膜によって構成されて
いることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザータイプのコヒーレンス光放
射源。 - 【請求項6】 前記空隙はリニアな空隙であること及び前記ダイナミック感
光材料は増幅媒体と出力鏡の間に配置されていることを特徴とする請求項1又は
2記載のレーザータイプのコヒーレンス光放射源。 - 【請求項7】 前記空隙は環状のレーザー空隙であること及び前記ダイナミ
ック感光材料は2本のビームの交差地点に配置されていることを特徴とする請求
項1又は2記載のレーザータイプのコヒーレンス光放射源。 - 【請求項8】 前記ダイナミック感光材料は光屈折性材料によって構成され
ていることを特徴とする請求項3又は4記載のレーザータイプのコヒーレンス光
放射源。 - 【請求項9】 前記ダイナミック感光材料は均質であることを特徴とする請
求項8記載のレーザータイプのコヒーレンス光放射源。 - 【請求項10】 前記ダイナミック感光材料は構造化されていることを特徴
とする請求項8記載のレーザータイプのコヒーレンス光放射源。 - 【請求項11】 前記空隙はリニアな空隙であること及び前記増幅媒体と前
記出力鏡との間に配置された前記ダイナミック感光材料は光屈折性材料であるこ
とを特徴とする請求項1,2,6,8のいずれかに記載のレーザータイプのコヒ
ーレンス光放射源。 - 【請求項12】 前記空隙は環状のレーザー空隙であること及び2本のビー
ムの交差地点に配置された前記ダイナミック感光材料は光屈折性材料であること
を特徴とする請求項1,2,7,8のいずれかに記載のレーザータイプのコヒー
レンス光放射源。 - 【請求項13】 前記空隙はリニアな空隙であること及び前記ダイナミック
感光材料は誘導された透明性の材料であることを特徴とする請求項1〜12のい
ずれかに記載のレーザータイプのコヒーレンス光放射源。 - 【請求項14】 ダイナミックなホログラム材料は、チタン酸バリウムの光
屈折性結晶によって構成されていることを特徴とする請求項1記載のレーザータ
イプのコヒーレンス光放射源。
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