JP2002528886A - 材料のパターン状堆積 - Google Patents

材料のパターン状堆積

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JP2002528886A JP2000579366A JP2000579366A JP2002528886A JP 2002528886 A JP2002528886 A JP 2002528886A JP 2000579366 A JP2000579366 A JP 2000579366A JP 2000579366 A JP2000579366 A JP 2000579366A JP 2002528886 A JP2002528886 A JP 2002528886A
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Abstract

(57)【要約】 ディスプレイ材料をパターン状に堆積する方法を用いて、ディスプレイ構造体が形成される。基材(102)が、複数の異なる電極(104)を含む。ある材料を含む複数の液滴(112)が形成され、第2の極性に帯電される。複数の電極(104)の第1の選択電極(114)が、第2の極性とは反対の第1の極性に帯電されて、材料を含む液滴(112)を複数の電極(104)の反対に帯電された第1の選択電極(114)に選択的に誘引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、1998年11月3日に出願された米国仮出願第60/106,8
03号から優先権の利益を享受する。
【0002】 (技術分野) 本発明は、一定のパターンに材料を堆積する方法に関し、さらに詳しく言えば
、ディスプレイ材料を含む帯電液滴を電極に選択的に堆積させる方法に関する。
【0003】 (背景技術) 材料を基材にパターン状に堆積する一般的な概念には、多くの応用がある。パ
ターン状の堆積方法には、アディティブ法、さらにはサブトラクティブ法がある
。アディティブ法は、材料を所望の場所にのみ堆積する。これに対して、サブト
ラクティブ法は、材料を堆積した後、所望のパターンを除いて材料を選択的に除
去(サブトラクト)する。
【0004】 パターン状堆積の一つの応用に、像を再現するためにトナー粒子をパターン状
に堆積することが挙げられる。パターン状堆積はまた、異なるカラー蛍光体のパ
ターンを堆積して、陰極線管(CRT)の画面上にカラーピクセルを形成するた
めに使用されてもよい。
【0005】 シャドーイングは、材料のパターンを基材に堆積させるためのアディティブ法
である。シャドーイングでは、基材上方または基材上にシャドウマスクが形成さ
れる。材料は、シャドウマスクにある孔を介して基材へと方向的に堆積される。
堆積が方向性のものであることから、材料は、構造の「シャドウ」には堆積され
ない。したがって、材料は、「シャドウ」および構造を除いた基材の一部で画定
されるパターンに堆積される。堆積の方向を変えることにより、1以上の異なる
材料の異なるパターンを単一の基材上に堆積させるために、この技術が使用され
てよい。
【0006】 別のパターン状堆積方法では、材料の帯電粒子を基材上のパターンに静電的に
誘引するためにパターン状の光導電体が使用される。例えば、写真複写機で使用
されるように、最初に光導電体が基材に適用される。次いで、光導電体が静電的
に帯電される。基材上の帯電光導電体は、所望のパターンで光に露出されて、光
導電体を選択的に放電させる。パターン状光導電体の電荷と反対の極性に帯電さ
れた材料(トナー)の粒子が、基材と近接した位置にもたらされる。両極の電荷
の誘引により、帯電光導電体により形成されたパターンにトナーが基材へと堆積
される。次いで、紙が基材と接触して、パターン状トナーを紙に堆積させる。そ
の後、紙は加熱されてトナーを紙に溶解する。
【0007】 陰極線管(CRT)の画面上のピクセルの異なるカラーに対応する異なるカラ
ー蛍光体のパターンを形成するために、別のパターン状堆積方法が使用されてよ
い。例えば、光導電体が画面上に堆積された後、帯電されてよい。次いで、光導
電体は、電荷のパターンを形成するように選択的に露出されてよい。次いで、第
1のカラーの逆に帯電された蛍光体粒子が形成される。静電的に誘引することに
より、電荷が選択的に堆積された画面位置に第1のカラーの蛍光体粒子が誘引さ
れる。その後、蛍光体は、硬化により画面に固着されてよい。さらなる蛍光体の
カラーのパターンを画面上に形成するために、このプロセスが繰り返されてよい
【0008】 応用および材料の中には、材料が液体の状態のままパターンを堆積することが
望ましいものがある。基材上の複数の位置で形成されるパターンに液化材料を堆
積するために、インクジェット技術が使用されてよい。最初に、液化材料はイン
ジクジェットに供給される。次いで、インクジェットと基材は、基材上の複数の
位置の1つにインクジェットの排出口が隣接するように位置付けられる。次いで
、インクジェットにある材料は、基材上の複数の位置の1つの方向に放出される
。その後、インクジェットは再配置され、基材上の複数の位置のそれぞれに対し
てこのプロセスが繰り返される。
【0009】 基材上の位置が狭く材料の堆積を局所化しなければならない場合、インクジェ
ット装置のコストおよび複雑性が増すことがある。通常、インクジェットから放
出される材料は、インクジェットから出ると分散する。堆積を局所化するために
、基材に近接した位置にインクジェットを正確に位置付けることにより、分散範
囲が限定されることがある。
【0010】 インクジェット方法はまた、基材上の位置の数が多くなると費用がかさむこと
がある。基材上の多数の異なる位置に材料が堆積される場合にインクジェットを
使用すると、位置のそれぞれで堆積するために基材に対してインクジェットを再
位置付けするのにかかる時間により費用がかさむ。この代わりとして、2箇所以
上の位置で材料を同時に堆積させるために複数のインクジェットが使用されるこ
とがある。これにより、複数のインクジェットのコストおよびそれらの動作維持
管理コストがかかり、かなり費用がかさむことがある。
【0011】 正確な量の材料を堆積させるために、液体のインクジェット堆積が望ましくな
い場合がある。繰り返し放出を行うと、インクジェットが詰まり始めることがあ
る。詰まったインクジェットは、詰まっていないインクジェットと同程度の材料
を放出しない。したがって、放出毎の材料の量は、さまざまな位置でインクジェ
ットが詰まる程度に応じて、基材上の位置毎でばらつきが生じることがある。
【0012】 従来のパターン状堆積方法の欠点を解消するために、新規の堆積方法が提供さ
れる。
【0013】 (発明の開示) 本発明は、堆積方法を提供する。複数の異なる電極を備える基材が提供される
。材料の複数の部分が形成され、第1の極性に帯電される。材料の複数の部分は
、第1の選択電極に選択的に誘引される。
【0014】 本発明の1つの態様によれば、複数の部分は、第1の選択電極上に選択的に堆
積される。
【0015】 本発明の別の態様によれば、材料の複数の部分は、第1の選択電極に隣接して
設けられた第2の基材上に堆積される。
【0016】 本発明の別の態様によれば、第1の極性に帯電された材料の複数の部分のそれ
ぞれが、複数の液滴の1つに含まれる。
【0017】 本発明の別の態様によれば、複数の電極の第1の選択電極の少なくとも1つの
帯電が、少なくとも1つの電極に誘引された材料の量に対応する値に応じて、選
択的に制御される。
【0018】 本発明の別の態様によれば、ディスプレイ材料は、第1のカラーに対応し、第
2のカラーに対応する材料は、複数の電極の第2の選択電極に同様に堆積される
【0019】 本発明の別の態様によれば、複数の電極の第1の選択電極は、第2のカラーに
対応する材料が、複数の電極の第2の選択電極に誘引される間、第2の極性およ
び中性の極性の1つに帯電される。
【0020】 本発明の別の態様によれば、複数の材料層は、多数の材料を含む液滴を堆積す
ることにより形成される。
【0021】 本発明の別の態様によれば、第1の溶液と第2の溶液をそれぞれが含み、第2
の極性に帯電された液滴が形成され、第1の溶液が、正孔輸送材料と第1の溶剤
とを含み、第2の溶液が、有機エレクトロルミネッセンス材料と第2の溶剤とを
含み、液滴の少なくとも1つが、異なる電極の少なくとも1つに選択的に付着さ
れ、複数の液滴の少なくとも1つにある正孔輸送材料と有機エレクトロルミネッ
センス材料が、溶剤が蒸発する前に分離して、異なる電極の少なくとも1つの電
極に正孔輸送材料層および有機エレクトロルミネッセンス層を形成する。
【0022】 本発明はまた、本発明による方法を用いて形成された構造体を提供する。この
構造体は、複数の異なる電極と、複数の異なる電極のそれぞれに形成された材料
の複数の部分とを備える第1の基材を含む。
【0023】 本発明はまた、本発明による材料の複数の異なる部分を形成するための装置を
提供する。この装置は、複数の異なる電極と、第1の極性に帯電された材料の複
数の部分を形成するソースと、複数の電極の選択された電極に電荷を印加するた
めの帯電手段とを備える基板を含む。
【0024】 本発明は、添付の図面を参照しながら読むと、以下の詳細な記載から最も深く
理解される。一般的な慣習にならって、図面のさまざまな特徴は正確な縮尺率の
ものではないことを強調したい。一方、さまざまな特徴の寸法は、明確にするた
めに任意に拡大または縮小される。
【0025】 (実施形態の詳細な説明) 以下、全体を通して類似した参照番号は類似した構成要素を表す図面を参照す
ると、図1は、本発明による例示的な堆積方法を示す。図1に示されているよう
に、基材102上に複数の異なる電極104が形成される。複数の異なる電極1
04の第1の選択された電極114に、材料の部分112が選択的に堆積される
【0026】 ソース106が、第1の極性に帯電された材料の複数の部分112を含む雲1
08を生成する。材料の部分112は、誘導帯電およびコロナ帯電を含む方法に
より帯電されてよい。複数の電極104の第1の選択された電極114(第1の
選択電極)は、第1の極性とは反対の第2の極性に帯電される。当業者に公知の
ように、第1の選択電極114は、例えば、電圧源110を用いて帯電されてよ
い。第1の選択電極114のそれぞれは、単一の電圧源により、または電圧源1
11で示されるように別の電圧源により制御されてよい。この代わりとして、第
1の選択電極114は、電子ビームにより、またはコロナ帯電により帯電されて
よい。
【0027】 当業者に公知のように、ソース106は、材料の部分を粒状に与え得るもので
あってよい。この代わりとして、例示的な実施形態において、ソース106は、
第1の極性に帯電された材料の部分112を含む液滴を与え得る。液滴は、液滴
の超音波、回転、および液体ジェット形成を含む方法により形成されてよい。帯
電材料の複数の部分112を含む雲108の形成は、Adrian G.Bai
leyの「液体の静電噴霧(Electrostatic Spraying
of Liquids)」により教示されており、この内容全体は参照により本
願明細書に引用されたものとする。
【0028】 図1に示す例示的実施形態において、材料の部分112は、正の極性に帯電さ
れ、第1の選択電極114は、負の極性に帯電される。雲108にある材料の帯
電部分112は、静電力により逆に帯電された第1の選択電極114に誘引され
る。静電力により、材料の部分112が第1の選択電極114の方向に、そして
第1の選択電極114上の他のすでに堆積された部分112の方向に移動して誘
引される。
【0029】 静電力、ファンデルワールス力、焼結および相互拡散を含む要因により、付着
が促される。熱、湿度および圧力、および溶剤蒸気を加えることなどの付着後処
理が、材料の部分112の付着を促進するために適用されてよい。相互拡散を促
進するために、付着後熱処理が用いられてよい。相互拡散を促進するために、付
着後湿度処理により接触点での局部的な溶解が促進されてよい。焼結を促進させ
ファンデルワールス力の接触面積を増大するために、付着後の圧力印加により、
接触点での圧力が増大されてよい。
【0030】 材料の所望の数の部分112が、第1の選択電極114の1つの付着されると
、材料の部分112が電極から反発されるように材料の部分112と同じ電位で
その電極を帯電することにより、その電極へのさらなる堆積が停止される。この
代わりとして、該当電極が中性の電位にされ、ソース106の出力が停止される
か、またはそれらのいずれかが行われてよい。別の方法では、電極をフローティ
ング状態にすることで、さらに堆積された電荷が帯電材料のさらなる部分112
を反発する。
【0031】 図1の例示的実施形態に示されるように、材料の部分112は、図1の矢印1
16で示される重力の方向とは異なる方向に向かって第1の選択電極114に誘
引される。これにより、基材102に堆積される実質的にすべての材料の部分1
12が、逆に帯電された第1の選択電極114上に堆積される。
【0032】 別の例示的実施形態において、図2に示されるように、第1の選択電極114
の少なくとも1つに印加される電荷は、その少なくとも1つの電極に堆積される
材料の部分112の数に応じて制御される。当業者に公知のように、特定の電極
に堆積される材料の部分112の数を測定する方法はいくつかある。
【0033】 1つの方法は、材料の帯電部分112が特定の電極に接触し付着した結果、そ
の特定の電極に流れる電流を測定する方法である。図2に示されるように、電極
への電流入力Iaをモニタするために、電極に結合された電流計126が使用さ
れてよい。特定の電極に付着する粒子数は、その電極上に堆積した電荷量を決定
するために電流Iaを積分して、その電荷を部分毎の電荷量で除算して算出され
てよい。部分112毎の電荷は、材料の電荷対量(q/m)比と液滴毎の材料の
量を用いて算出されてよい。次いで、電圧源110によりこの特定の電極に印加
される電荷は、特定の電極に堆積されることが望ましい部分112の数に応じて
制御されてよい。
【0034】 電極に堆積される材料の部分112の数をモニタする別の方法では、ソース1
06により形成される材料の部分112に関連する電流Icを測定し積分するた
めに、誘電コイル130が使用される。この代わりとして、材料の部分112を
帯電するために使用されるソース106への電荷入力(図示せず)が、材料の部
分112と関連する電荷を示すために測定されてもよい。第1の選択電極114
に対する材料の部分112の分布モデルと組み合わせて、材料の部分112と関
連する電荷が、ソース106の出力および/または第1の選択電極114のそれ
ぞれに印加された電荷を選択的に制御するために使用されてよい。
【0035】 堆積された材料の量は、実際の測定値を使用するよりも近似堆積のモデルを使
用して制御されてもよい。例えば、材料の部分112の分布モデルを用いて、部
分112毎の材料の量、および堆積、ソース106および/または第1の選択電
極114に印加される電荷の時間調整された持続時間が、堆積材料の量を制御す
るために制御されてよい。
【0036】 第1の選択電極114のそれぞれに堆積される材料の量を制御するために、自
己制限方法が使用されてもよい。例えば、第1の選択電極114のそれぞれが、
所定量の電荷で第2の極性に帯電されて、フローティング状態にされてよい。こ
の電荷の部分は、反対の極性に帯電された材料の各部分112が第1の選択電極
114の1つに付着するにつれて中性化される。中性化される電荷量の増大に伴
い、電極への材料の帯電部分112の誘引が低減する。第1の選択電極114の
それぞれにある所定の電荷は、その電極に特有のものであり、材料の帯電部分1
12の分布モデルに基づいて選択されてよい。
【0037】 堆積方法の選択性を高めるために、第1の選択電極114以外の電極が、材料
の部分112を反発するように材料の部分112と同じ極性に帯電されてよい。
この代わりとして、第1の選択電極114以外の電極が、接地電位に結合されて
よい。他の電極がフローティング状態にされると、それに付着した材料の部分1
12にある電荷が蓄積して、材料の他の帯電部分112を反発しやすくする。
【0038】 単一の基材上に異なる材料の複数の異なるパターンを形成するために、本発明
による堆積方法が使用されてよい。例えば、ソース106が、第1の材料の帯電
部分112を供給して、雲108を形成してよい。次いで、第1の選択電極11
4は、材料の部分112の極性とは反対の第2の極性で帯電されてよい。上述し
たように、材料の部分112は、第1の選択電極114に誘引されて堆積される
【0039】 次いで、ソース106(または別のソース)は、第2の材料の帯電部分を形成
して、第2の材料の部分からなる雲を形成する。複数の電極104の第2の選択
電極115は、第2の材料の部分の極性とは反対の第2の極性に帯電されてよい
。これにより、第2の材料の部分が第2の選択電極115の方向に静電的に誘引
されて付着される。
【0040】 ソース106により発生する材料の部分112は、同じ極性で帯電され、互い
に反発する傾向をもつ。これにより、雲108の拡散が生じることがある。例示
的実施形態において、このような拡散を低減するために、堆積装置の側壁122
が、ソース124により材料の部分112と同じ極性に帯電される。
【0041】 この代わりとして、ソース124を設けずに、非伝導性の側壁124が使用さ
れてよい。帯電部分112が側壁124に付着するにつれ、材料の帯電部分11
2と同じ極性の電荷が、非導電性の側壁124上に蓄積する。帯電部分112と
同じ極性の蓄積電荷は、帯電部分112を反発するため、雲108の拡散を低減
できる。
【0042】 例示的実施形態において、第1の選択電極114への堆積の選択性を高めるた
めに、グリッド132が使用されてよい。グリッド132は、第1の選択電極1
14に堆積される材料の部分112と同じ極性へと供給源134により帯電され
てよい。グリッド132を使用すると、材料の弱い帯電部分112を反発するこ
とにより、堆積の選択性が高められることがある。この代わりとして、グリッド
132は、グリッドのギャプを介して第1の選択電極114の方向に部分112
を加速するために、材料の部分112とは反対の電荷に帯電されてよい。
【0043】 例示的実施形態において、複数の電極104は、ディスプレイ構造体の前板上
に形成されるカラム電極である。材料の部分112は、本発明による方法を用い
て、カラム電極の選択された電極へと連続した線状に堆積されてよい。このよう
な堆積は、プラズマまたはテレビジョンディスプレイ構造体を形成するのに望ま
しい。別の例示的実施形態において、カラム電極に隣接した位置にマスクが配置
されて、カラム電極の選択された電極の第1の選択部分のみを露出する。カラム
電極の第1の選択部分上に材料の部分112を堆積するために、本発明による堆
積方法が使用されてよい。マスクの使用は、有機エレクトロルミネッセンスディ
スプレイ構造体を形成するのに望ましい。
【0044】 図3および図4は、本発明による第1の多層材料堆積方法を示す図である。図
3に示されるように、第1の材料の部分312が、本発明により第1の選択電極
114上に選択的に堆積されてよい。第1の材料の複数の部分312は、第1の
選択電極114上に第1の材料層314を形成する。
【0045】 図4に示されるように、第2の材料の部分313が、本発明により第1の材料
層314上に選択的に堆積されてよい。第2の材料の部分313は、第1の選択
電極114上に形成された第1の材料層314上に第2の材料層315を形成す
る。
【0046】 図5および図6は、本発明による第2の多層材料堆積方法を示す。ソース10
6(図示せず、図1を参照)が、第1の材料と対応する第1の溶剤および第2の
材料と対応する第2の溶剤とを含む帯電液滴512を供給する。図5に示される
ように、これらの液滴は、本発明により第1の選択電極114上に堆積される。
【0047】 次いで、第1および第2の材料を含む一滴を形成するように、第1および第2
の材料を含む液滴512が混ざり合ってよい。例示的実施形態において、第1お
よび第2の溶剤は混和しないものであり、第1および第2の材料と溶剤は、第1
および第2の材料が、溶剤が蒸発する前に図6に示すように分離するように適用
される。溶剤が蒸発した後、第1の材料層514と第2の材料層515が、第1
の選択電極114上に残る。したがって、第1の材料層514と第2の材料層5
15を第1の選択電極114上に堆積するために、単一の堆積ステップが用いら
れてよい。液滴に3つ以上の材料を含むことにより、単一の堆積ステップに3つ
以上の層を形成するために、本発明の教示が使用されてよい。
【0048】 この代わりとして、第1の材料を含む別個の液滴と第2の材料を含む別個の液
滴が、1以上のソース106により形成されてよい。同じ極性に帯電された別個
の液滴は、互いに反発するため堆積前に互いに接触することはない。次いで、別
個の液滴は、第1の選択電極上に堆積されてよい。その後、液滴は混ざり合って
、上述したように、多層堆積用に分離してよい。
【0049】 図7に関して記載されるように、エレクトロルミネッセンスディスプレイ構造
体を形成するために、本発明による方法が用いられてよい。図7は、例示的な3
色エレクトロルミネッセンスディスプレイの部分断面図を示す。ガラス基板70
2上に複数の電極710、720、730が形成される。複数の電極710、7
20、730のそれぞれには、正孔輸送層711、721、731および発光層
712,722、732が形成される。
【0050】 第1のカラーの発光層を堆積するために、第1のカラーに対応する電極710
は、第2の極性に帯電される。次いで、第1の極性に帯電された正孔輸送材料の
部分と、第1の極性に帯電された発光材料の部分が、電極710上に堆積されて
、正孔輸送層711および発光層721を形成する。上述したように、これらの
層は、別々に堆積されるか、または単一のステップで堆積されてよい。例示的実
施形態において、発光材料は、有機エレクトロルミネッセンス材料である。有機
エレクトロルミネッセンス材料は、Friend等の米国特許第5,807,6
27号に記載され、有機エレクトロルミネッセンス材料の組成の開示に関して、
その内容全体を本願明細書に援用する。
【0051】 例示的実施形態において、第2および第3のカラーに対応する電極720、7
30は、電極710上に堆積される材料を反発するように、第1のカラーと対応
する電極710上に堆積される間に第1の極性に帯電される。第1のカラーに対
応する電極710用の材料が、第2および第3のカラーに対応する電極720、
730上に堆積されたか否かを求めるために、電流計(図2を参照)が使用され
てよい。堆積されていれば、検出された電荷量は、その結果生じるディスプレイ
の色の混ざり合いが、許容範囲内のしきい値を超えるか否かを求めるために使用
されてよい。さらに、電極710、720、730に印加される電位は、色の混
ざり合いのレベルを制御するために変更されてよい。
【0052】 次いで、第2のカラーに対応する電極720は、第2の極性に帯電され、正孔
輸送層721と発光層722は、電極720上に同様に堆積される。第3のカラ
ーに対応する電極730上に正孔輸送層731と発光層732を堆積するように
、この方法が繰り返される。
【0053】 例示的実施形態において、共通する正孔輸送材料が使用され、正孔輸送層71
1、721、731がすべて単一の堆積ステップで堆積される。次いで、発光層
712、722、732は、本発明による3つの堆積ステップで堆積される。
【0054】 上述した例では、ディスプレイ構造体の電極は、二重の機能を果たす。第1に
、電極は、個々のディスプレイ要素を活性化するために使用される。第2に、電
極は、本発明により個々のディスプレイ要素を形成する材料を堆積するために使
用されてよい。当業者に公知のように、電極の駆動回路は、上記電極機能の両方
に対して適切な信号を電極に供給し得るものであってよい。
【0055】 長さ、幅、厚みが1mm×1mm×50nmの適切な寸法をもつ有機エレクト
ロルミネッセンス材料を堆積することでピクセルを形成するために、本発明によ
る方法を用いる例示的実施形態が以下に記載される。上記寸法に対応する堆積さ
れる材料の量は、5×10-8cm3である。この例示的実施形態において、ソー
ス106は、液滴状の材料の部分112を供給する。ピクセルを形成するための
液滴の数は、液滴のサイズおよび液滴の材料の濃度に応じて異なる。以下の表1
には、液滴毎の材料の異なる液滴サイズおよび異なる濃度ごとの例示的な液滴数
が示されている。
【0056】 表1で用いた値は、例示的なものにすぎない。例示的実施形態において、10
μmから100μmまでの液滴直径が使用されてよい。例示的実施形態において
、液滴中の材料の重量%は、0.01%から50%までのものが使用されてよい
。好適な実施形態において、液滴中の材料の重量%は、0.5%から5.0%ま
でのものである。
【0057】 当業者に公知のように、液滴毎電荷量を制限する要因は、レイリーリミットお
よびブレークダウンを含む。レイリーリミットは、以下の式(1)により液滴の
電荷qRを制限する。
【0058】 ここで、Tは液滴の表面張力、aは液滴直径、ε0は液滴周辺の空気または他
のガスの誘電率である。例示的実施形態において、ソース106は、材料と溶剤
とを含む液滴を供給する。溶剤が蒸発して液滴直径が小さくなるにつれ、レイリ
ーリミットにより液滴が分裂する。これにより、材料のより小さい部分を堆積で
きる。例示的実施形態において、電極上に堆積される材料の幅は、10μmより
も小さい。別の例示的実施形態において、堆積材料の幅は、約1μmである。
【0059】 本発明の例示的実施形態において、液滴は負に帯電され、第1の選択電極11
4は+500ボルトに帯電され、液滴の直径は50nmであり、液滴の電荷は3
×1013クーロンである。グリッドを使用する場合、グリッドは−1500ボル
トに帯電されてよく、側壁は−10,000ボルトに帯電されてよく、またはこ
の代わりとして、絶縁側壁が使用されてフローティング状態にされてよい。
【0060】 他のタイプのディスプレイ構造体を形成するために、本発明が使用されてもよ
い。例えば、本発明による堆積方法は、LCDディスプレイ上にフィルタを、ま
たはCRTディスプレイ上に蛍光体を堆積するために使用されてよい。本発明は
また、タイル状および非タイル状の両方のディスプレイ構造体を形成するために
使用されてよい。
【0061】 ディスプレイ構造体の形成に関して本発明を記載しているが、本発明は、材料
をパターン状に堆積することに一般的に応用可能なものである。例えば、本発明
による材料の帯電部分を誘引する手段を提供する唯一の機能を働かせるように、
複数の電極が基材に形成されてよい。
【0062】 例示的実施形態において、基材内に複数の電極104が形成され、本発明によ
る堆積方法が、第1の選択電極114に隣接する基材上に材料を堆積するために
使用される。別の例示的実施形態において、第1の基材上に複数の電極104が
形成され、第1の基材上に第2の基材が堆積される。次いで、第1の選択電極1
14の上方の位置に第2の基材上の材料を堆積するために、本発明による堆積方
法が使用されてよい。その後、第1の基材から第2の基材および堆積材料が除去
されてよい。
【0063】 上述したように、帯電電極に液状に堆積する材料を含む液滴を選択的に誘引す
るために、本発明による堆積が使用されてよい。ソース106はまた、帯電電極
に堆積される材料の粒子を与えてよい。
【0064】 この代わりとして、ソース106は、材料と溶剤とを含み、電極に付着する前
に溶剤を蒸発するようにされる液滴を与えてよい。したがって、ソース106に
より生成される液滴中の材料は、粒子として堆積されることがある。当業者に公
知のように、電極からのソースの距離、材料の部分の移動速度、材料の部分が進
む雰囲気、使用する溶剤の種類を含む要因に応じて、溶剤の蒸発が変化する。
【0065】 最終的に材料を液状で堆積するように材料を含む液滴を形成する方法は、不適
合性の材料を堆積するために使用されてよい。例えば、第1の材料と第2の材料
は、液状の場合は互いに反応するが、粒子上の場合は互いにほとんど(または全
く)反応しないものであってよい。
【0066】 第1の材料を含む液滴および第2の材料を含む液滴は、同じ極性に帯電されて
よい。次いで、液滴は本発明による選択電極に誘引されてよい。液滴は、液滴中
の溶剤が堆積前に蒸発するようにされるため、第1の材料と第2の材料は粒子状
に堆積される。第1および第2の材料の液滴は、それらが同じ極性に堆積され互
いに反発するため、堆積前には反応しない。この代わりとして、第1の材料の液
滴および第2の材料の液滴は、液状の間はいずれも他方とは接触しないように連
続して堆積されてよい。例示的実施形態において、上述した方法は、グルコース
測定センサを形成するために使用され、第1の材料はグルコースオキシダーゼで
あり、第2の材料はフェロシアン化物である。
【0067】 最終的に材料が液状または粒子状で堆積されるか否かにかかわらず、材料を含
む液滴から材料の部分を堆積すると、さまざまな利点が得られる。例えば、堆積
される多くの材料は、堆積するために使用する粉末を形成するために、乾燥され
粉末にされる溶液に形成される。本発明により、このステップはなくなる。
【0068】 粒子をより小さな粒子に粉砕した後、小さな粒子は他の粒子と一体となるため
、粒子から開始するよりも液滴から開始することの方がより小さな粒子を堆積で
きる。液滴に印加される電荷により、液滴の一体化を防ぎやすくなる。
【0069】 液滴は、材料および溶剤のみを含むものに必ずしも限定されない。例えば、帯
電および湿潤用に表面張力を加減するための添加剤、安定剤、結合剤およびドー
パントを含むものであってよい。
【0070】 液体として開始することで、堆積材料の量を正確に制御することが可能となる
。例えば、液滴中の材料の濃度および液滴のサイズを含む要因は、堆積される材
料のそれぞれの部分に対応する材料の量を決定する。これらの要因を正確に制御
することで、堆積される粒子のサイズと量を正確に制御できる。材料の量は、そ
れぞれの液滴が数グラム分子しか含まない程度まで希釈されてよい。これにより
、ミクロンサイズのピクセルをもつディスプレイ構造体の形成に本発明を応用す
ることができる。
【0071】 本発明による堆積方法により、インクジェット堆積を使用するよりもいくつか
の利点が得られる。例えば、ソース106を基材に近接させて設ける必要がない
。材料の部分112が基材上の電極に誘引されるため、本発明にはインクジェッ
ト技術の拡散問題がない。機材上の複数の位置で同時堆積が可能である。本発明
では、ソース106を正確に配置しなくても正確な堆積が可能である。本発明で
は、基材上のそれぞれの位置に堆積される材料の量を正確に制御できる。
【0072】 リソグラフィ技術で生じる可能性のある不適合問題がなく小さな局所的領域に
少量の材料を堆積するために、本発明による堆積方法が使用されてよい。例えば
、有機エレクトロルミネッセンス材料は、酸素、水分、リソグラフィ用に使用さ
れる溶剤と相互作用する。本発明の方法は、このような不適合性を回避するため
に、堆積する特定の材料と適合するようにされてよい。
【0073】 本発明は、電極上に直接堆積することに限定されるものではない。例えば、電
極のすぐ上方にある薄層上に堆積されてよい。
【0074】 材料の部分112を第1の極性に帯電させ、第1の選択電極114を第1の極
性とは反対の第2の極性に帯電して本発明を記載してきたが、この代わりとして
、第1の選択電極114を帯電させずに、他のすべての電極を、材料の帯電部分
112と同じ極性の電位に帯電してもよい。材料の帯電部分112は、この場合
、第1の選択電極114である最も電位が低いところへと移動する。
【0075】 いくつかの特定の実施形態を参照して本願明細書において説明および記載して
きたが、本発明は、記載する詳細に限定されるものではない。より正確に言えば
、請求項と同等の範囲および領域内で本発明の趣旨から逸脱することなく、さま
ざまな修正がなされてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による例示的な堆積方法を示す図である。
【図2】 本発明による別の例示的な堆積方法を示す図である。
【図3】 本発明による第1の例示的な多層材料堆積方法を示す図である。
【図4】 本発明による第1の例示的な多層材料堆積方法を示す図である。
【図5】 本発明による第2の例示的な多層材料堆積方法を示す図である。
【図6】 本発明による第2の例示的な多層材料堆積方法を示す図である。
【図7】 本発明による例示的な方法を用いて形成された3色エレクトロルミネッセンス
表示の部分断面図である。
【符号の説明】
102 基材 104 電極 106 ソース 108 雲 110,111 電圧源 112 材料の部分 114 第1の選択電極 115 第2の選択電極 122 側壁 124 ソース 126 電流計 130 誘導コイル 132 グリッド 134 供給源 312 第1の材料の部分 313 第2の材料の部分 314,514 第1の材料層 315,515 第2の材料層 512 帯電液滴 702 ガラス基材 710,720,730 電極 711,721,731 正孔輸送層 712,722,732 発光層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,KR

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数の異なる電極をもつ第1の基材を提供するステ
    ップと、 (b)第1の極性に帯電された材料の複数の部分を形成するステップと、 (c)複数の異なる電極の第1の選択電極の方向に材料の複数の部分を選択的
    に誘引するステップとを含有する堆積方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(c)が、それぞれが第1の選択電極の1つと隣接
    する第2の基材の異なる部分上に材料の複数の部分を堆積することを含む第2の
    基材を第1の基材上に堆積するステップと、 第2の基材の異なる部分に材料の複数の部分を付着させたまま、第2の基材か
    ら第1の基材を取り除くステップとをさらに含有する請求項1に記載の堆積方法
  3. 【請求項3】 ステップ(c)が、第1の選択電極を第1の極性とは異なる
    第2の極性に帯電することを含む請求項1または請求項2に記載の堆積方法。
  4. 【請求項4】 ステップ(c)が、第1の選択電極以外の電極を第1の極性
    に帯電することを含む請求項1、2または3のいずれか1項に記載の堆積方法。
  5. 【請求項5】 ステップ(b)が、材料を含み、第1の極性に帯電され、そ
    れぞれが溶剤を含む複数の液滴を形成することを含み、ステップ(c)が、材料
    を含む複数の液滴を材料の複数の粒子に変換するように溶剤を蒸発させ、材料の
    複数の粒子を第1の選択電極上に選択的に堆積することを含む請求項1、2、3
    または4のいずれか1項に記載の堆積方法。
  6. 【請求項6】 所定量の材料を第1の選択電極上に選択的に堆積するステッ
    プと、 第1の極性に帯電された材料の複数の部分と関連する電荷量を測定するステッ
    プと、 測定された電荷量に応じて、 (1)複数の電極の第1の選択電極の帯電と、 (2)第1の極性に帯電された材料の複数の部分の形成速度との少なくとも1
    つを選択的に制御するステップとを含む請求項1、2、3、4または5のいずれ
    か1項に記載の堆積方法。
  7. 【請求項7】 ステップ(b)が、第1の極性に帯電された第1の材料の複
    数の部分を形成することを備え、 (d)第1の極性に帯電された第2の材料の複数の部分を形成するステップと
    、 (e)第2のディスプレイ材料の複数の部分を第2の選択電極に選択的に誘引
    するために、第2の電極の第2の選択電極を第2の極性に帯電させるステップと
    をさらに含有する請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載の堆
    積方法。
  8. 【請求項8】 ステップ(b)が、 (b1)正孔輸送材料と第1の溶剤とを含む第1の溶液と、発光材料と第2の
    溶剤とを含む第2の溶液とを形成するステップと、 (b2)第1および第2の溶液を含み、第1の極性に帯電された複数の液滴を
    形成するステップとを含有し、 ステップ(c)が、第1の選択電極上に複数の液滴を堆積させることを含み、
    第1の選択電極の1つに堆積された液滴が混ざり合い、第1および第2の溶剤が
    蒸発する前に、第1の選択電極の1つにある液滴中の正孔輸送材料と発光材料が
    分離して、第1の選択電極の1つに正孔輸送材料層と発光材料層を形成する請求
    項1、2、3、4、5、6または7のいずれか1項に記載の堆積方法。
  9. 【請求項9】 ステップ(b)が、正孔輸送材料と第1の溶剤とを含む第1
    の溶液と、有機エレクトロルミネッセンス材料と第2の溶剤とを含む第2の溶液
    とを形成するステップを含み、ステップ(c)において、第1および第2の溶剤
    が蒸発する前に、第1の選択電極の1つにある液滴中の正孔輸送材料と有機エレ
    クトロルミネッセンス材料が分離して、第1の選択電極の1つに正孔輸送材料層
    と有機エレクトロルミネッセンス材料層とを形成する請求項1、2、3、4、5
    、6、7または8のいずれか1項に記載の堆積方法。
  10. 【請求項10】 第1の選択電極上での材料の付着性を高めるために、堆積
    後処理を実行するステップをさらに含有し、前記堆積後処理が、第1の選択電極
    とその上に堆積された材料に、湿度を加えること、熱を加えること、溶剤蒸気を
    加えること、圧力を加えることの少なくとも1つを含む請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8または9のいずれか1項に記載の堆積方法。
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