JP2002527877A - 電気ケーブル用コネクタ - Google Patents
電気ケーブル用コネクタInfo
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Abstract
Description
ーブルに対して電気接続用に使用される組立品または電気プラグに関する。
は、しばしば他の延長ケーブルまたは壁のコンセントなどの電源に電気接続され
ねばならない。電源に接続するために電気プラグがしばしば使用される。ケーブ
ルをコネクタまたはプラグに接続することは、良好な電気接続を達成することを
確実にするために、特別な器具の使用だけでなく、単調で技術感度の高い組立品
を必要とする。
ルの1つの形態である。このような加熱用ケーブルはパイプの凍結防止や温度保
持用として利用されることが知られている。特に有用な延長加熱ケーブルは、(
a)第1および第2の細長電極と、(b)上記電極間に並列に接続された複数の
抵抗性加熱素子で、例えば、埋設された電極を備えるかまたは電極の周りを包囲
した連続した細長形状の導電性ポリマと、(c)例えば、絶縁ポリマで構成され
、電極および加熱素子を包囲した絶縁カバー、とを有する。さらにまた、加熱ケ
ーブルは、絶縁カバーを包囲する編組またはテープ形状の金属接地層を有するこ
とがよくあり、該接地金属層は加熱ケーブルを電気的に接地し、摩滅耐性を提供
する。加熱ケーブルは適用分野に応じて適当な長さに切断してもよく、その後コ
ネクタまたはプラグに接続されねばならない。
ーブルをプラグ内へ挿入する前に、導電性ポリマを電極から剥離しなければなら
ないことがよくある。このような電気プラグとしては米国特許5,002,501
(Tucker)および5,004,432(Tucker)に開示されている。
ポリマを除去することは難しく、特別な道具を必要とすることがあり、またポリ
マを完全に除去した電極を得られないことがあり、従って、プラグと良好な電気
接続をすることが困難となる。さらに、ポリマを除去しプラグを組立てるのに要
する時間は比較的長くなることが有り得る。他の従来のプラグはケーブルをプラ
グに挿入する前にポリマの剥離を必要としない。
て電極と接触する導電性貫通手段を用いて電極との接続を行うプラグを開示して
いる。充分に接触させるために、例えばネジなどの貫通手段を充分に締め付ける
ことが必要である。さらに、寸法の許容度を精確にして、ネジが電極と直接に接
触し、ポリマと電極の漸動および/または経年後でさえも良好な電気接続を確実
に維持することが重要である。米国特許5,718,600(D’Amario等
)は、挿入前にポリマの除去を必要としないが、プラグハウジング内部に設けら
れた回転切断装置を用いて電極からポリマを切断除去する他のプラグを開示して
いる。切断装置の回転はまた電極を電気接触子と物理的に接触させている。米国
特許5,756,972(Vranicar等)は、ケーブルがハウジング内に挿
入されて第2のケーブルとの接続が行われるコネクタを開示している。絶縁置換
コネクタは除去処理されていないケーブルとの接続を行うために使用されている
。これら特許の各開示は参照によりここに導入されている。
れるものとして知られている。絶縁置換コネクタ(以後、「IDC」という)は任
意の形状が可能であが、スロットにより分岐され根元で連結した2本の歯を有す
るフォーク形状のものがしばしば用いられている。上記歯は電極の周囲のポリマ
を貫通するためにその先端において鋭角状端部を有することがよくある。しかし
、この形態のIDCを使用するときに発生し得る1つの問題は、ポリマがスロッ
トの基底部で増大し、信頼できる電気接続を行うことを妨げることである。従来
のIDCは余分の材料のために軽減用空洞部を有するものもあるが、それらは、
例えば、充分な弾性を有し、充分な弾力または保持強さを有するベリリウム・銅
などの高価な合金で形成しなければならない。
ことにより、電気ケーブル、特に、撚り合わせ電極を有する電気ケーブルと容易
かつ信頼できる接続を行うことが可能であることを見出した。傾斜溝は電極周囲
のポリマに切り欠きを形成し、ポリマを分離して良好な電気接続のための露出表
面を残す。軽減用空洞を必要としないので黄銅などの安価な材料が使用でき、し
かも良好な接触を達成できる。このようなIDCは、コネクタまたは電気プラグ
と同様に、接続用組立部品において有用である。
、を有する第1歯部と、 (2)(a)第2傾斜片と(b)第2の長さと第2の幅を有する第2接合部と
、を有する第2歯部と、 (3)上記第1と第2の歯部を連結する基底部と、 (4)(a)上記第1と第2の歯部を分離し、(b)上記第1と第2傾斜片間
に開口端と基底部に閉鎖端部とを有するスロットと、 (5)(a)切り欠き端部を有し、(b)上記第1と第2傾斜片から離間し、
上記基底部の部分に沿って上記閉鎖端部から延在する傾斜グルーブ、 とを有するフォーク形状の絶縁材透過型コネクタを提供する。
しば有用である。従って、本発明の第2の態様は、第1細長電極と第2細長電極
を有する電気ケーブルと電気的に接続させるための組立部品であって、上記第1
と第2の電極はポリマで覆われるとともに、ポリマによって互いに分離され、 (A)各々が請求項1に記載の絶縁材透過型コネクタを有する第1と第2の貫
通部材を備えた絶縁材透過型コネクタ(IDC)モジュールと、 (B)(1)上記ケーブルを収容できる寸法形状の溝を含み、 (2)上記IDCモジュールと特別な連結形態で連結することができ、
ケーブルが上記溝内に挿入されて上記IDCモジュールと上記電線ガイドモジュ
ールとが連結されたとき、上記第1の貫通部材は上記ケーブルを貫通して上記第
1の電極と電気的接触させ、上記第2の貫通部材は上記ケーブルを貫通して上記
第2の電極と電気的接触させる、電線ガイドモジュール、 とを有する組立部品を提供する。
電力取出し部に接続するための電気プラグであって、上記第1と第2の電極はポ
リマで覆われるとともに、ポリマによって互いに分離され、 (A)(1)第1ハウジング部材と、 (2)第2ハウジング部材と、を有し、 該第1および第2ハウジング部材は、離脱状態とケーブルを収容する開口部を形
成する独特の連結状態との間で互いに相対的に移動可能であり、 (B)各々が請求項1に記載の絶縁材透過型コネクタを有する第1と第2の貫
通部材を備えた絶縁材透過型コネクタ(IDC)モジュールと、 (C)(1)第1ハウジング部材内に適合し、 (2)上記ケーブルを収容できる寸法形状の溝を含み、該溝は上記第1
と第2ハウジング部材とが連結されたときに形成される開口部と一列に配置され
、 (3)上記IDCモジュールと特別な連結形態で連結することができ、
ケーブルが上記溝内に挿入されて上記IDCモジュールと上記電線ガイドモジュ
ールとが連結されたとき、上記第1の貫通部材は上記ケーブルを貫通して上記第
1の電極と電気的接触させ、上記第2の貫通部材は上記ケーブルを貫通して上記
第2の電極と電気的接触させる電線ガイドモジュール、 とを有し、 上記第1の貫通部材は電力取出し部の1つのソケット内への挿入に適した第1
のプロングピンと電気的に接続可能であり、上記第2の貫通部材は電力取出し部
の第2のソケット内への挿入に適した第2のプロングピンと電気的に接続可能で
ある電気プラグを提要する。
れる。組立品が電気プラグの部品である場合は、接続は壁のコンセントなどの電
源部に対して行われる。電気ケーブルは、加熱ケーブル、電力ケーブルまたはコ
ード、接地電力リード線、またはその他のケーブル形態を含めても良い。ケーブ
ルは少なくとも1個、好ましくは2個の細長い電極、即ち、第1と第2の細長電
極を有し、該電極はポリマで覆われて互いに離間している。ポリマは好ましくは
結晶体であり、即ち、結晶質ポリマは多晶質ポリマより切り欠き感度が高くなり
、この切り欠き高感度性は電極と接続がなされるときに有用であるので、ポリマ
は少なくとも10%、好ましくはそれ以上の結晶性を有する。電極は好ましくは
撚り線であり、IDCのスロット内に挿入されたとき、撚り線上のIDCの歯の
圧力により受ける損傷は固体線の場合よりも少なくなる。
両電極間に並列に接続されたポリマを有する複数の抵抗性加熱素子と、電極と加
熱素子を覆う少なくとも1つの絶縁カバーとを備えた電気加熱ケーブルである。
絶縁カバーは、重合体編組またはポリマテープも使用できるが、一般的には、連
続ポリマ層状の重合体である。
ルテープなどの第2のポリマ絶縁層またはアルミニウム処理されたポリエステル
などの金属性テープ等の第2の層で覆われている。加熱ケーブルは、絶縁カバー
を覆う任意の金属接地編組と任意の上記第2の層を有することがよくある。金属
接地編組は、加熱ケーブルを電気的に接地するとともに、機械強さと磨耗耐性と
を提供する。金属接地編組が存在する場合は、可とう性が重大でない場合では、
シースまたは金属テープなどの他の形態の金属層も使用可能であるが、編組状の
金属線の形態のものが一般的に使用される。
いる。ある適用分野では、接地編組自体が絶縁カバーで覆われて加熱ケーブルに
対して環境的および電気的な絶縁を提供している。特に最適な加熱ケーブルは、
電極が細長の撚り線であり、加熱素子が抵抗値に関して正の温度係数(PTC)
特性を示す導電性ポリマ組成を有する自己規制剥離ヒータである。導電性ポリマ
組成は、一般に、特別な導電性フィラーが拡散された少なくとも40%の結晶性
を有する高結晶質ポリマ等で構成される。この形態の加熱器は米国特許3,85
8,144(Bedard et al)、3,861,029(Smith−J
Ohannsen et al)、4,017,715(Whitney et
al)、4,242,573(Batliwalla)、4,334,148(Ka
mpe)、4,334,351(Sopory)、4,426,339(Kamat
h et al)、4,574,188(Midgley et al)および5
,111,032(Batliwalla et al)と国際特許公開公報WO
91/17642(レイケムコーポレーション、1991年11月14日公開)
に開示されている。これら特許および公報の各開示は参照によりここに導入され
ている。加熱ケーブルは、一般に、ほぼ平行な2個の面を有する四角形状の断面
であるが、その他の円形、卵形、または楕円形状のものも使用可能である。
第1の傾斜片と第1の切断部を有し、該第1の傾斜片に連結し、第1の切断部は
第1の長さと第1の幅を有している。第2の歯は第2の傾斜片と第2の切断部を
有し、該第2の傾斜片に連結し、第2の切断部は第2の長さと第2の幅を有して
いる。第1の切断部と第1の傾斜片とを含む第1の歯の全長は、好ましくは、第
2の切断部と第2の傾斜片とを含む第2の歯の全長と同じである。第1と第2の
歯は好ましくは異なった幅を有し、第2の幅は好ましくは第1の幅の少なくとも
1.2倍、好ましくは少なくとも1.3倍、特に少なくとも1.5倍である。幅が
異なることにより、IDCは、短い電極間距離、即ち、狭い中心間距離のケーブ
ルとともに使用可能となる。第1と第2の傾斜片の傾斜程度はケーブルから除去
されるポリマの形体によって選択されるが、電極(および、もし存在すればポリ
マ絶縁カバー)を覆うポリマを容易に貫通するのに充分な傾斜度であらねばなら
ない。第1と第2の歯は基底部により接続され、第1及び第2の傾斜片と基底部
の接近端部間の開口端部を有するスロットにより分離されている。電気接続させ
ることにおける最適な有効性のために、スロット幅は電線の形体、連続性および
組成によるが、スロット幅は好ましくは電極の直径の0.3乃至0.9倍、特に電
極径の0.4乃至0.8倍、特に電極径の0.5乃至0.8倍であることが好ましい
。例えば、平衡層同心線用には、径の約0.66倍のスロット幅を有することが
、22AWG撚り合わせ電極に対して有効であることがわかった。
ら延在している。この溝はスロットの閉鎖端部と等価である切り欠き端部を有し
、第1と第2の細長電極間のポリマ内に切り欠きを形成してポリマを分離し、良
好な電気接続用にクリーンな溝を保持する。好ましくは基底部の両側にスロット
の閉鎖端部から延在する傾斜溝が形成され、また、好ましくは、傾斜溝の傾斜は
切り欠き端部で最も深くなり基底部を下方に延在するにつれて狭くなる。好まし
い実施例では、傾斜は基底部、即ち、溝端部上に鋭角的な端部を形成しないので
、電極は、一度IDCと接続されると、損傷されることはない。それの最大深さ
、即ち、切り欠き端部では、傾斜溝は通常IDCの基底部の厚さの60%以内、
好ましくは50%以内、さらに好ましくは40%以内であり、切り欠き端部にお
いて充分な強度は維持できる。基底部の両側に傾斜溝が形成された場合は、いく
つかの適用分野では異なる深さ、長さまたは傾斜の可能であるが、溝の深さは両
側で同一であることが好ましい。傾斜溝の幅はスロットの幅と同じであってもよ
いし異なってもよい。
大きな弾性が必要な場合、またはIDCが高温状態で使用されることがある場合
は、他の種類の材料も利用できる。
る絶縁材透過型コネクタ(IDC)モジュールを有する。IDCモジュールは第
1と第2の貫通部材を有し、その各々は本発明の絶縁材透過型コネクタを有する
。第1と第2の貫通部材は非対称的にIDCモジュール上に設置、即ち、ジグザ
グ状に配置され、第1の貫通部材は第2の貫通部材の前部に配置され、両者が互
いに物理的に接触することはない。さらに、第1と第2の歯は交互に配列、即ち
、第1の貫通部材の第2の歯はケーブルの一方の外端部に隣接し、第2の貫通部
材の第2の歯はケーブルのそれと反対側の外端部に隣接するように配置される。
異なる幅の歯を非対称的に配置することと交互に配列することの組み合わせによ
り、中心間距離が非常に狭い距離のケーブルを、隣接する電極の歯間の誘電体距
離を折衷させることなく、接続することが可能となる。貫通部材は、例えば圧着
または接着材等の適当な手段によりIDCモジュールに取り付けることができる
。
ケーブルと同じ断面を有し、ケーブルが溝内に挿入され、場所的に固定保持され
る。好ましい実施例では、溝は第1と第2の開口部を有し、該開口部を介して第
1と第2の貫通部材がそれぞれ第1と第2の電極と接触することができる。電線
ガイドモジュールは、配置中にケーブルの位置を観察することができるように、
透明の材料で作成してもよい。電線ガイドモジュールは独特の形体でIDCモジ
ュールと連結することができ、適当な配置を確実に構成するために1つ以上のガ
イドポストが電線ガイドモジュールの役割をすることも可能である。ネジやリベ
ットなどの固定手段を用いて、IDCと電線ガイドモジュールとをそれらの連結
された状態で保持することもできる。さらに、固定手段を用いて、2個のモジュ
ールが連結するように圧力を加え、貫通部材が貫通して電極と接触させることも
できる。固定手段がネジである場合は、このことは、貫通部材がケーブルの全厚
みを貫通するまで交互形式でネジを締めることにより、容易に達成される。
れる。プラグは、離脱又は独特の連結された状態で存在できる第1と第2のハウ
ジング部材より構成されるハウジングを有する。離脱状態では、ハウジング部材
は、部品に分離されたり、または、例えばヒンジ部などにより接続されたりでき
る。連結状態では、ハウジング部材は、直接にまたはガスケットなどのシール部
材により間接的に互いに接触される。ハウジング部材は、例えば、紐、ラッチ、
バネクランプ、ブラケット、1つ以上のネジ、または一体的スナップなどの固定
手段により、連結状態に保持される。固定手段は、ハウジング部材が互いに離脱
可能となり、プラグが再挿入可能となるように、着脱可能であってもよい。好ま
しい実施例では、固定手段はネジで構成され、該ネジは、ケーブルの挿入後にネ
ジ止めされたとき、良好な電気接触を確実に実現し維持する。
能のためにわずかに区分け可能な単一体である。第1ハウジング部材の一端は凹
部が形成され、第1と第2のハウジング部材が連結されるときに、ケーブルを収
納するための開口を形成する。ハウジング部材は、歪み除去手段、回路中断装置
、信号指示器、フューズ、またはその他の素子などの任意の素子と同様に、ID
Cモジュールを収容し固定するのに充分な大きさであらねばならない。これら任
意の素子は第1ハウジング部材の第2の区画に存在し、IDCモジュールを分離
して配置してもよい。
れた2個以上の部分を有することがよくある。好ましい実施例では、第2ハウジ
ング部材は、(回路中断装置、信号指示器、フューズなどの)電気部品を含む第
1の接合部と、IDCモジュールと連結時に電線ガイドモジュールを覆うであろ
う第2の接合部とを有する。第1の接合部は、しばしばケーブルを挿入する前に
第1ハウジング部材に永久的に固定され、第2の接合部はすぐに取り外して取り
替えることができる。
のハウジング上に直接設置してもよく、または、好ましくは、プロングピンに接
続された電気リード線がプラグのハウジングから延在してもよい。
い実施例では、フューズが第1プロングピンおよび第2プロングピンに電気的に
接続される。120ボルト印加用に設計されたプラグと使用される適当なフュー
ズとしては、リトルフューズ社のピコフューズ7A/125V(PicofuseTM 7A/1
25V by Little Inc.)の商品名で市販のものや、ブッシュマンディビジョンオブ
コーパ社のマイクロトロンフューズMCR−7(MicrotronTM fuse MCR-7 by Bus
sman Division of Cooper Industries)などの7アンペア/125ボルト比のも
のがある。第1及び第2の貫通分材は、器具接地欠陥保護装置(EGFPD)と
成りうる回路中断装置と電気的に接続されることが好ましい。例えば、27ミリ
アンペアレートのEGFPDが器具の接地欠陥保護を提供するために使用可能で
ある。更に、光などの信号指示器が、種々の目的、例えば、電力がプラグに印加
されるかどうかや、フューズが失敗したかどうかを示すために、フューズやその
他の部品などに電気的に接続可能である。
編組を有し、好ましい実施例では、プラグは、電力取り出し接地ソケット内への
挿入に適した第3のプロングピンと、編組などの接地素子を収納可能な接地接触
部とを有する。接地接触部は凹部に隣接した第1ハウジング部材内に設置可能で
あり、電線、半田または金属線、その他の手段によって第3のプロングピンに電
気的に接続される金属クリップまたは他の装着手段を有する。使用時においては
、金属接地編組はケーブル端部から折り曲げられ、ねじられて尾部を形成する。
そしてケーブルがプラグに挿入され、IDCモジュールに隣接して、第1ハウジ
ング部材内の空洞内に固定される。尾部はクリップに挿入又は装着され、物理的
および電気的接続を行っている。
ラグ内に接続させるときに、ケーブルを充分な強度で位置的に保持し、プラグか
ら容易に引き抜けないようにすることが重要である。日常使用に対して、通常は
少なくとも11.4kg(25ポンド)の「引き抜き力」、好ましくは少なくとも
13.6kg(30ポンド)、特に少なくとも15.9kg(35ポンド)の引き
抜き力が必要とされる。引き抜き力は、例えば15.9kg(35ポンド)の公
知の荷重を(プラグ内に挿入後の)ケーブル端部上に1分間180°の角度で吊
るす試験により測定することができる。次に、荷重を取り去り、ケーブルを測定
して、ケーブルのプラグからのすべり、切断または裂け目が発生したかどうかを
判定する。損傷またはすべりが観察されない場合は、引き抜き力は少なくとも公
知の大きさと同じであるということができる。
発生を可能にする。好ましい実施例では、歪み除去手段は、リブ型の第1歪み除
去素子と対向リブ型の第2歪み除去素子とを備える。第2ハウジング部材が第1
ハウジング部材と連結され、固定手段によって固定されると、ケーブルは対向リ
ブ間で蛇行した形状となる。好ましい実施例では、歪み除去手段とクリップ型の
接地接触部とは一体に結合してもよい。
ール、その他の構造素子は、絶縁された金属またはセラミックで構成してもよい
が、特別な素子に成形され、UL746C等の試験で測定されるときは、少なく
とも0.69kg−m(5フートポンド)の衝撃強さを有するポリマで構成する
ことが好ましい。好ましいポリマは軽重量のものであり、射出または転写成形ま
たは同様の処理技術により成形可能であり、必要な間欠的な使用および連続使用
の温度に耐えるであろう。適当なポリマには、ポリカーボネート、ナイロン、ポ
リエステル、硫化ポリフェニレン、酸化ポリフェニレン、その他の工学プラスチ
ックが含まれる。適当な充填材と安定化材が存在してもよい。組立品またはプラ
グの衝撃強さを改良するために、リブやボスなどの内部素子とグルーブなどの外
部要素を種々の素子の設計に導入してもよい。
第1細長電極3と第2細長電極5が抵抗過熱素子を供給する導電性ポリマ基体7
内に埋設された加熱ケーブルである。1層以上で構成可能な絶縁層9は導電性ポ
リマ基体を覆い、金属接地層11は絶縁層を覆っている。
。IDC13はフォーク形状であり、第1傾斜片17と第1接合部19とで構成
された第1の歯部15と、第2傾斜片23と第2接合部25とで構成された第2
の歯部21とを備える。第1と第2の歯部15、21は基底部27により接続さ
れているが、スロット29により分離され、該スロットは開口端31と傾斜グル
ーブ35の切断端部である閉鎖端部33とを有する。
ある。電線ガイドモジュール37は溝39を含む。溝39内の第1開口部41と
第2開口部43は、それぞれ、第1貫通部材53と第1電極3との接触、および
第2貫通部材55と第2電極5との接触を可能にする。固定手段47用の孔45
が溝39に隣接配置され、ガイドポスト49が電線ガイドモジュール37の角部
に配置される。
部材53,55が非対称でオフセット位置に示されている。固定手段47用の空
洞57が存在する。
組立品の電線ガイドモジュールとIDCモジュールの概略断面図である。ここで
はネジとして示されている固定手段47は徐々に締め付けられ、第1および第2
の貫通部材を接触させ、そして次に第1および第2電極3,5を介して接触させ
る。図8には第1ハウジング部材65と第2ハウジング部材67の第1接合部が
示され、これらは本発明の電気プラグの一部である。
ング部材65と第2ハウジング部材の第1および第2部分67,69より構成さ
れている。リード線71が壁のコンセント内に挿入のためにプロングピンに装着
されている。第1と第2のハウジング部材が連結されるときに形成される開口は
、ケーブル1が挿入されることを可能にする。本発明は下記の例で示され、例1
は比較例である。
ス (Frostex PlusTM) 加熱ケーブルが図4および図5に示す形体の電線ガイドモ
ジュールの溝内に挿入された。ケーブルは、各々名目上の径が0.81mm(0.
032インチ)の2本の22AWG平衡層同心ニッケル被膜銅線を有した。2本
の電線は導電性ポリマ基体により分離され覆われた。導電性ポリマ基体は、薄型
ポリエステル膜形状の第1絶縁ポリマカバーおよび第2絶縁ポリマカバーと金属
接地編組によって覆われた。挿入前に接地編組が第2絶縁カバーから押戻された
。
各々2本の歯を有するフォーク形状の2個のIDCがIDCモジュールに蛇行形
状に装着された。第1の歯は幅が約0.81mm(0.032インチ)であり、第
2の歯は幅が約1.35mm(0.053インチ)であり、それらの間のスロット
は約0.51mm(0.020インチ)の長さであった。スロットの基底部から延
在する傾斜グルーブは形成されなかった。黄銅製のIDC基底部の厚みは約0.
81mm(0.032インチ)であった。2個のIDCが加熱ケーブルを貫通し
、電線と接触する(図7と図8参照)ようにネジ止めされた。ポリマがスロット
部に隆起し、IDCと電線間の良好な接触を妨げるため、試験試料の30%だけ
しか良好な電気接続が得られなかった。
51mm(0.020インチ)で長さが1.27mm(0.050インチ)の傾斜
グルーブを有すること以外は、例1と同じ工程がなされた。IDCは基底部の両
側に傾斜グルーブを有し、最も狭い部分、即ち、切り欠き端部の厚さは0.51
mm(0.020インチ)であり、基底部の全厚みの約30%、各側に約15%
が除去された。本発明のこれらIDCについて試験された試料の100%が良好
な電気接続を得た。
めであり、ここでの開示は明細書全体から見出せるすべての適当な情報の組み合
わせを含むことを理解すべきである。特別な実施例または図面の文脈で開示され
た特徴は、他の図面、他の図面との組み合わせ、または一般的な発明において、
適当な範囲まで利用可能であることも理解すべきである。
ルの平面図、
ルとIDCモジュールの概略断面図、
ジュールとIDCモジュールの概略断面図、
Claims (10)
- 【請求項1】 フォーク形状の絶縁材透過型コネクタであって、 (1)(a)第1傾斜片と(b)第1の長さと第1の幅を有する第1接合部と
、を有する第1歯部と、 (2)(a)第2傾斜片と(b)第2の長さと第2の幅を有する第2接合部と
、を有する第2歯部と、 (3)上記第1と第2の歯部を連結する基底部と、 (4)(a)上記第1と第2の歯部を分離し、(b)上記第1と第2傾斜片間
に開口端と基底部に閉鎖端部とを有するスロットと、 (5)(a)切り欠き端部を有し、(b)上記第1と第2傾斜片から離間し、
上記基底部の部分に沿って上記閉鎖端部から延在する傾斜グルーブ、 とを有する絶縁材透過型コネクタ。 - 【請求項2】 前記第2の幅は前記第1の幅の少なくとも1.2倍、好まし
くは前記第1の幅の少なくとも1.5倍である請求項1に記載の絶縁材透過型コ
ネクタ。 - 【請求項3】 第1細長電極と第2細長電極を有する電気ケーブルと電気的
に接続させるための組立部品であって、上記第1と第2の電極はポリマで覆われ
るとともに、ポリマによって互いに分離され、 (A)各々が請求項1に記載の絶縁材透過型コネクタを有する第1と第2の貫
通部材を備えた絶縁材透過型コネクタ(IDC)モジュールと、 (B)(1)上記ケーブルを収容できる寸法形状の溝を含み、 (2)上記IDCモジュールと特別な連結形態で連結することができ、
ケーブルが上記溝内に挿入されて上記IDCモジュールと上記電線ガイドモジュ
ールとが連結されたとき、上記第1の貫通部材は上記ケーブルを貫通して上記第
1の電極と電気的接触させ、上記第2の貫通部材は上記ケーブルを貫通して上記
第2の電極と電気的接触させる電線ガイドモジュール、 とを有する組立部品。 - 【請求項4】 前記溝は第1開口部と第2開口部を有し、(1)第1開口部
を介して前記第1貫通部材が前記第1電極と接触でき、(2)第2開口部を介し
て前記第2貫通部材が前記第2電極と接触できる請求項3に記載の組立部品。 - 【請求項5】 前記IDCモジュールと電線ガイドモジュールは固定手段に
よって連結された形状で保持される請求項3に記載の組立部品。 - 【請求項6】 前記IDCモジュールと電線ガイドモジュールが前記溝内に
挿入されたケーブルと連結されて前記固定手段が完全に固定されたとき、ケーブ
ルは前記第1と第2の貫通部材の両方によりそれの厚みを貫通される請求項5に
記載の組立部品。 - 【請求項7】 前記第1貫通部材と前記第2貫通部材は前記IDCモジュー
ル内に非対称に配置され、前記IDCモジュールと電線ガイドモジュールが前記
溝内に挿入されたケーブルと連結されたとき、前記第1と前記第2貫通部材間で
物理的接触は起こらない請求項3に記載の組立部品。 - 【請求項8】 前記ケーブルが細長加熱ケーブルであり、該ケーブルが、 (A)第1と第2の細長線電極で、好ましくは撚り合わせ線の第1と第2の電
極と、 (B)上記電極間に並列に接続された複数の抵抗性加熱素子と、 (C)上記電極と加熱素子を覆う絶縁カバー、 とを有する請求項3に記載の組立部品。 - 【請求項9】 第1細長電極と第2細長電極を有する電気ケーブルを電力取
出し部に接続するための電気プラグであって、上記第1と第2の電極はポリマで
覆われるとともに、ポリマによって互いに分離され、 (A)(1)第1ハウジング部材と、 (2)第2ハウジング部材と、を有し、 該第1および第2ハウジング部材は、離脱状態とケーブルを収容する開口部を形
成する独特の連結状態との間で互いに相対的に移動可能であり、 (B)各々が請求項1に記載の絶縁材透過型コネクタを有する第1と第2の貫
通部材を備えた絶縁材透過型コネクタ(IDC)モジュールと、 (C)(1)第1ハウジング部材内に適合し、 (2)上記ケーブルを収容できる寸法形状の溝を含み、該溝は上記第1
と第2ハウジング部材とが連結されたときに形成される開口部と一列に配置され
、 (3)上記IDCモジュールと特別な連結形態で連結することができ、
ケーブルが上記溝内に挿入されて上記IDCモジュールと上記電線ガイドモジュ
ールとが連結されたとき、上記第1の貫通部材は上記ケーブルを貫通して上記第
1の電極と電気的接触させ、上記第2の貫通部材は上記ケーブルを貫通して上記
第2の電極と電気的接触させる電線ガイドモジュール、 とを有し、 上記第1の貫通部材は電力取出し部の1つのソケット内への挿入に適した第1
のプロングピンと電気的に接続可能であり、上記第2の貫通部材は電力取出し部
の第2のソケット内への挿入に適した第2のプロングピンと電気的に接続可能で
ある電気プラグ。 - 【請求項10】 前記第1の貫通部材と第2の貫通部材は回路中断装置、好
ましくは器具接地欠陥保護装置と電気的に接続される請求項9に記載のプラグ。
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