JP2002526015A - 電線及びケーブルの絶縁被覆層除去装置 - Google Patents

電線及びケーブルの絶縁被覆層除去装置

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JP2002526015A JP2000571533A JP2000571533A JP2002526015A JP 2002526015 A JP2002526015 A JP 2002526015A JP 2000571533 A JP2000571533 A JP 2000571533A JP 2000571533 A JP2000571533 A JP 2000571533A JP 2002526015 A JP2002526015 A JP 2002526015A
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ジリ シュテパン
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シュロニガー ホールディング アーゲー
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/12Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof
    • H02G1/1202Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof by cutting and withdrawing insulation
    • H02G1/1248Machines
    • H02G1/1251Machines the cutting element not rotating about the wire or cable
    • H02G1/1253Machines the cutting element not rotating about the wire or cable making a transverse cut
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Abstract

(57)【要約】 本発明は電気的及び光ファイバーの単心又は多心の導体(26)の機械的絶縁被覆層除去装置に関する。本装置は、導体(26)又は導体端部用の挿入口と、少なくとも1個の挟持チャック(6)と導体(26)の絶縁層を切断するための少なくとも1個の刃物(8)とを備えた1個の挟持装置を有する。電動機(25)がねじ付きスピンドル(21)を駆動する。これから挟持チャック(6)と刃物(8)との両方が軸継手及び制御面を介して駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は電気的及び光ファイバーの単心又は多心の導体乃至電線及びケーブル
の機械的絶縁被覆層除去装置に関する。本装置は、1個の導体乃至導体の端部用
の挿入口と、少なくとも1個の挟持チャックと絶縁層切込み用の少なくとも1個
の刃物とを備えた1個の挟持装置と、半径方向の切り込みと軸方向の引き剥がし
のための1個の駆動装置とを有する。
【0002】
【背景分野】
従来挟持チャックと刃物の操作用にそれぞれ1個の空気圧作動シリンダを使用
した絶縁被覆層除去装置が提供された。この装置は場所を塞ぐので、複雑なケー
ブルハーネスの加工の際にこれが障害となる。
【0003】 その後の改良形は同じく2個のシリンダを備え、その内の1個のシリンダは挟
持チャックの駆動と引き剥がし運動用の刃物の軸方向の駆動に使用され、第2の
駆動装置は刃物の閉鎖に用いられた。このシリンダは、1個の引き剥がし用スラ
イドの上で一緒に動く。この改良形は本出願人の以前の会社からAM2の名称で
市販された。この構造において、綿密に案出された一つの機構により、引き剥が
しの力を高くすれば挟持チャックの挟持力が自動的に高められた。特にこの機構
乃至その原理はその後他にも模倣された。
【0004】 上述の従来の技術に対して更に改良された絶縁被覆層除去装置が本出願人によ
り既に1982年に考案され、1986年から生産に入って、US 2015の
名称で市販され、この本出願人によるUS 2015のその後の開発がUS 2
500 とUS 2045である。
【0005】 この機械的、空気圧式の絶縁被覆層除去装置は、回転しない刃物を備えた小型
で軽量な絶縁被覆層除去装置における技術の水準として現在世界中で受け入れら
れ、そのためしばしば模倣されている。
【0006】 この機械は引き剥がし力が大きく、サイクル速度が速く、小型で扱い易い。更
に空気の吹き付けと導体ストッパの後退により被覆層除去後の残渣のこびり付き
が避けられる。
【0007】 この装置は、単一のフローティング式空気圧シリンダを刃物の駆動と挟持チャ
ックの駆動との両方に使用する。引き剥がし軸(乃至引き剥がし面)に対して制
御軸(乃至制御平面乃至制御機構)が平行に置かれ、この制御軸の中又は回りに
1個の制御ロッドが配置され、これが挟持チャックと刃物チャックとのトリガ用
の制御エレメントを保持する。この引き剥がし軸乃至平面に引き剥がし力が直接
作用する。構成と刃物保持器の配置とに依存して引き剥がし軸はケーブル軸に平
行(例えばUS 2015)或いはケーブル軸の中(例えばUS 2500)に
置かれる。引き剥がし力及び制御力を伝える駆動軸(これは実際は空気圧シリン
ダの軸である)が制御軸の中にある。その際この駆動軸に沿って駆動エレメント
と制御エレメントの両方を配置するので、ある特定の構造長さが生ずる。駆動軸
と引き剥がし軸とは平行であるが一直線上にはないので−引き剥がし力に依存し
て−転倒モーメントが生じ易く、これを軸受により支える必要がある。しかしこ
の転倒モーメントの支持は駆動エネルギーの損失を招く。
【0008】 導体用の長さを調整するストッパが絶縁被覆層を引き剥がす際に後退するので
、残渣のこびり付きを生ずることは無い。
【0009】 欠点として、この公知の装置の全てにニューマチック流体(圧縮空気)と相当
する流体供給装置が必要なため、例えば家庭作業の範囲や工事現場においてこの
ための問題が発生する(作業流体用の圧縮機)。
【0010】 そのために世界の各地で、US 2015又は類似の装置の構成を変更してニ
ューマチック流体の代わりに電気的駆動が使用できるようにする努力が払われた
。例えば: Zollern+Frohlich社のAl 01では、駆動原理として電動
機を使用し、これが絶縁層の挟持、切断及び引き剥がしのために種々のカムディ
スクを駆動する。この機械は容積の大きい構成と費用の掛かる力の伝達装置は別
としても、この機械の場合絶縁被覆層除去のサイクルがUS 2015と比べて
も遅すぎる。米国特許第4327609号には1個の電動機とカムディスクとを
使用した実施例が記載してある。
【0011】 Yoshiki社のW−2020は同様に電気式駆動モータと種々の横置きの
駆動エレメントを用いているが、しかしその構成はUS 2500と比べて容積
が大きい。
【0012】 日本の特開平10−112913号(A)に記載のコスミック株式会社の最近
の構成は、その機械的部分がUS 2015の機械的構成に相当し、その場合空
気圧シリンダの代わりにスピンドル駆動装置と変速機とを備えた1個の電動機を
片側に設置した。この場合にも駆動軸は制御軸の中にあるので、駆動軸と引き剥
がし軸との間に転倒モーメントを生ずる前述の欠点は避けられなかった。更にこ
の機械はUS 2015よりも遥かに大きく、低い動的性能のために絶縁被覆層
除去のサイクルが明らかに遅い。片側に配置した電動機は1個の歯形ベルト駆動
装置と1個のスプライン軸とを介して1個の玉循環ナットを備えた一つのアキシ
ャルフローティングスピンドルを駆動する。このスピンドルと同軸に、1個の挟
持装置用と1個の刃物駆動用とにUS 2015に類似の制御面として2個の円
錐面が設けてあり、これが円錐付きのピストンロッドのように駆動される。
【0013】 この公知の構成は場所を取る構成と時間のかかる絶縁被覆層除去のサイクルに
加えて、比較的大きい費用の掛かる制御面を有し、−駆動軸と制御軸とが一直線
上にあるために−この制御面がスピンドルをそれ自体の中に収容してこれに保持
される必要があるので、スピンドルの回転の際に更に摩擦損失が増加するという
欠点がある。引き剥がし軸の周囲に配置された、スピンドルにより軸方向に移動
可能な引き剥がし装備(刃物、刃物チャック、送りパイプ)は大きな軸方向の力
を形成する上に、引き剥がし軸とスピンドルの軸との間隔が比較的大きいために
、前述の比較的大きい転倒モーメントが発生し易く、そのため力の損失乃至摩擦
損失が増加する。更にスプライン軸−軸継手の中の摩擦により軸方向のスラスト
に更に損失が発生する。
【0014】
【発明の開示】
従って本発明は、その課題の一つとして、その構造長さを駆動軸と制御軸とを
長さの方向に連結した構成における理論的構造長さに対して短くした、改良した
絶縁被覆層除去装置を提供する。もう一つの段階は、その駆動エネルギーを最適
に利用して前述の損失をできるだけ避けることにある。しかもそれはUS 20
15又はUS 2500のようにできるだけコンパクトでなければならない。
【0015】 上記とはそれ自体別個の開発の段階として、空気圧駆動装置を、それ自体公知
のように、回転式に、特に電気エネルギーにより駆動可能にして、且つこれに関
連した上記の欠点を避けなければならない。
【0016】 この構成を前述のUS−機械のようにただ一つの駆動モータにより間に合わせ
る必要がある。
【0017】 本発明によれば、制御機構を駆動軸から離して配置する。この場合、両者を長
さの方向に連結しないので構造長さが意外にも短縮することができる。駆動軸と
制御軸との分離により、制御軸に沿っては単に制御エレメントがあるだけで駆動
軸用の軸継手など(ピストンロッド、スピンドルなど)を設ける必要が無いので
、構造上長さはそれだけ短くなる。
【0018】 もう一つの改良された開発の構成の目的として、駆動軸を引き剥がし軸と制御
機構との間に平行に設ける。この制御機構は本発明の意味において場合によって
は1個のブレーキを有し、これが制御の際の助けとなり又必要に応じて転倒モー
メントを生成することができる。この場合、駆動軸と引き剥がし軸との間隔乃至
駆動軸と制御軸との間隔を選定して、これらの軸の間に起こり得る転倒モーメン
トを対称的に−但し反対のモーメントの方向に−駆動軸の回りに形成すれば、こ
れらの転倒モーメントが相互に減少しあって、それに相当して軸受への負荷が減
少する。こうして駆動エネルギーが節減され、即ち同じ駆動エネルギーにより大
きな引き剥がし力を加えることができる。即ち更に、絶縁被覆層除去装置を全体
として小さく構成することができ、これは多くの場所での利用者の要求である。
【0019】 本出願に記載した『軸』は必ずしも機械工業的の意味での軸に限らない。これ
はむしろ数学的又は空間的軸、乃至方向又は平面にも相当する。又必ずしも絶対
的に直線及び絶対的に平行である必要は無く、むしろ−専門家に理解されるよう
な−構造様式の短縮とトルクの調整とに関する本発明の教示を記載する、部品相
互の概略の関係を示すものである。後述の明細書に示した実施例は更にその他の
軸として、ケーブル軸乃至ケーブルが存在する平面が含まれる。これらの軸又は
平面は本発明の範疇では引き剥がし軸又は引き剥がし平面とは別であってもよい
が、例えば公知のモデルUS 2500の場合のようにその中にあってもよい。
【0020】 引き剥がし力は一般にケーブルを挟持及び/又は切り込むための制御力よりも
大きいので、駆動軸は基本的に引き剥がし軸の近くに設けるのが好ましい。
【0021】 この本発明の効果は駆動モータの選定には左右されない。空気圧シリンダの代
わりに電気式のリニアモータ又はスピンドル付きの回転モータも使用できる。
【0022】 これとは関係なく、しかし好ましい段階では従来の空気圧シリンダの代わりに
1個の回転モータ、好ましくは1個の電動機が用いられ、その駆動軸が軸継手又
は力の変換器を介してねじ付きスピンドルに連結し、このスピンドルが挟持チャ
ック及び刃物の両方の制御面を動かし、その際駆動される少なくとも一つの構成
部品とモータとの間に1個の軸継手が配置される。この点は従来の電動機駆動の
絶縁被覆層除去装置では知られていなかった。
【0023】 前記のモータの軸方向に移動可能の1個の軸受とそれにより軸方向に固定され
た1個のスピンドル装置とを備えた構成は、更に短縮できる利点があり、携帯可
能の装置に対して有利である。
【0024】 例えば本出願人のHC 207 (1985)(米国特許第4765828(
A)号参照)のような電気的作動の公知の絶縁被覆層除去装置は、刃物と挟持装
置との操作用に別々の駆動装置を必要とした。ここで挟持装置は引張り用磁石に
より操作され、一方刃物チャックと心出しチャックとは円錐形制御面付きのスピ
ンドルを介して駆動された。もう一つの駆動装置により刃物がケーブルの軸を中
心に回転する。駆動装置が多くなれば一方では構造容積、他方では制御経費が増
加する。
【0025】 本発明に使用される軸継手及び/又は相当する力の変換器乃至モータの軸方向
の移動自由の空間により、種々の絶縁被覆層除去の段階或いはその動き例えば挟
持チャックや刃物の閉鎖と特に軸方向の引き剥がしを順々に実施できるようにす
るために、必要があれば該当する制御面の自由な動きを可能にする。最も簡単な
軸継手としてはモータ被動軸の所のスプライン軸とスピンドルの所の継手パイプ
との組合せ又はその逆が役に立つ。このための一つの変形としては、スピンドル
とスプライン軸との他にモータを支えるスライドを設けて、スピンドルがモータ
と共に何れの場合にもケーシングに対して軸方向に移動できるようにすることも
可能であろう。両方の場合にスピンドルと制御面とは軸方向にケーシングに相対
的に移動可能である。
【0026】 一つの好ましい開発は、負荷に依存した軸継手の制御装置を備える。そのよう
な自動的制御装置は−場合によっては幾つかの部分から成り−例えば−それ自体
公知のように−ばね及び/又はブレーキを用いて実現される。
【0027】 その際この軸継手は好ましい形態によれば1個のねじ付きナット、特に摩擦を
少なくする目的で玉循環ナットを備え、これが1個のねじ付きスピンドルにより
駆動される。1個の貫通するスピンドルを備えた実施例では、その上を動くナッ
トを全て玉循環ナットとして形成するのが好ましい。
【0028】 スピンドル装置は本発明の範疇において次のスピンドルの異なるグループを含
む: A) モータへの軸継手付きスピンドル: それ自体公知のような全ねじ付きスピンドル。これは本発明により駆動装置と制
御軸とを別にした場合には、従来の技術に比べて有利である。
【0029】 異なるねじのピッチの2個のねじセクション(主ねじと副ねじとのセクション
)を備えた1個のスピンドルは、挟持チャックと絶縁層切込み用刃物とを例えば
最初は速く少ない力で、次に遅く大きな力で分けてトグルすることが可能であり
、更に1個の変速機を置き換える。
【0030】 B) A)と同様であるが、スピンドルはこの場合モータに固く連結してあリ、
そのためモータはシャシに対して移動可能であり、この構造により構成が更に短
縮される。
【0031】 C) モータにスピンドルナットを介して連結したスピンドル: ねじのピッチは等しいがねじの方向が反対の2個の別個のねじセクションを備え
た1個のスピンドルは制御された複数の構成部品を駆動するのに有利であり、そ
の際ねじのピッチが異なれば、更に駆動エネルギーの有効利用が可能になる。
【0032】 D) モータと固く連結した1個の主スピンドル: 1個のスピンドルナットを介して主スピンドルと連結する1個の副スピンドルが
、スピンドルナットの中でのねじ付きスピンドルの慣性モーメントを更に減少し
て動的性能を更に有利にすることにより、前記の構成の利点を最適化する。
【0033】 第一のA)以外の全ての変形は、絶縁被覆層除去の駆動の新規な発明的な応用
にそれ自体単独で採用されている。
【0034】 少なくとも1個の挟持チャックと少なくとも1個の絶縁層切込み用刃物と1個
の2部分から成るねじ付きスピンドルを介しての1個の電気式駆動装置とを備え
た1台の従って特殊な絶縁被覆層除去装置を請求項7項に記載した。これは請求
項3ないし請求項6記載のその他の装置と同様に、請求項1及び請求項2に記載
した装置とは別個に使用可能である。
【0035】 請求項7に記載の構成の特別な利点として、これは前述の空気圧の装置のよう
に、全体の絶縁被覆層除去の範囲で挟持力を(引き剥がし力に対して)自動的に
適合させる。更に、相当するピッチの設計において異なるピッチとそれによる異
なる力と速度とを、請求項5に記載したように異なる作業段階に対して可能にす
る利点を有する。
【0036】 請求項8は、一つの好ましい解決方法に関し、その場合スピンドルが主スピン
ドルと副スピンドルとの2部に分かれ、その両方の部分が1個のスピンドルナッ
トを介して互いに連結している。この2部から成るスピンドルは、駆動装置と連
結したそれ自体好ましくない摩擦損失を生ずる1個のスプライン軸の代わりに使
用することができる。このスピンドルナットの配置により特に有利な運動の経過
が得られる:始動の際には直接軸方向にスピンドルナットが押されて、これが軸
方向にスラストを作用するので、運動の経過に必要な制動力を減少することがで
きる。
【0037】 請求項4から請求項8までの構成は、請求項1及び請求項2による駆動装置と
制御軸との好ましい分離とは異なり、公知の構成に倣って制御軸と駆動軸とを前
後に配置して構成してあリ、従来の装置に対して更に長所を加えることができる
【0038】 本発明の一つの特殊の構成によれば、モータを鉄心なしの直流電動機として形
成する。これが動的性能と、一つの作業サイクルの中で生ずる回転方向の速い反
転とを促進する。
【0039】 請求項11による1個の排出装置を備えたもう一つの開発された構成は更に絶
縁被覆残渣を積極的に排出する利点を有する。その際この装置には僅かしか曲げ
の負荷が加わらないので、その寿命が長くなる。本発明の排出装置の刃物と反対
側の端部が少なくとも部分的に、その都度のそれぞれの刃物チャックの回転軸を
中心に移動するのが好ましい。請求項12は排出装置のもう一つの好ましい構成
を記載する。
【0040】 一つの好ましい装置は1個の直流電動機を使用し、その回転方向の反転が電気
的位置センサによりトリガされる。駆動軸とスピンドルとは一直線上にあるのが
好ましく、それにより絶縁被覆層除去装置の幅が最少になる。電子的制御装置を
、構成の幅を増やさずにモータの下部又は上部に配置できる。電子装置の一つの
特殊の形状によれば、これが−エンドレスケーブル加工機械(例えば本出願人の
CS 1900)によりそれ自体公知のように−一つのプログラムにより自動的
に働いて、異なる寸法のケーブルの絶縁被覆層を次々に除去することができる。
このような構成に対しては必要があれば寸法設定の可能性も自動化されよう。
【0041】 従って本発明の装置は携帯用の手動機械にも適しており、特にケーブルハーネ
スの加工にも最適に使用可能である。
【0042】 好ましい電動機の他に、流体により駆動可能の回転式モータ又はその他の回転
駆動装置も代わりに使用できる。
【0043】
【発明の実施の形態】
一つの実施例により本発明を詳細に説明する。この説明に含まれる構成部品は
参照符号のリストの他に特許請求の範囲の技術的説明にも記してある。
【0044】 なお、各請求項と図面との関係は以下の通りである。 請求項1:図1,2,5,6 請求項2:図1,2,5,6 請求項4:図2,5b,5c 請求項5:図5 請求項7:図1,5a 請求項8:図1,2,5
【0045】 これらの図面は相互に関連させ交差して記載してある。同一の部品は同一の符
号で、機能的に類似の部品は同一の符号に指数を付して示した。
【0046】 図1の装置は1個のモータ25(好ましくは鉄心なしの直流電動機)で、急勾
配のねじ(steep thread)付きの1個の副スピンドル24を備え、
これが1個のスピンドルナット22を介して主スピンドル21の駆動装置との連
結を形成する。スピンドルナット22は主スピンドル21と固く連結され、副ス
ピンドル24の上にねじ込まれる。これは送り板20に回転可能に、但し軸方向
には固定して支持されている。
【0047】 その他の構成部品は次に機能の経過に従って記載する。
【0048】 最初の状態では挟持チャック6と刃物保持器7とは普通は開いていて並べて配
置してある(図1の左上)。
【0049】 始動のパルスの後でモータが副スピンドル24を加速し始める。このスピンド
ルは鉄心なしのモータのようにその慣性モーメントが小さいので、これは先ず殆
ど抵抗なしに行われる。勾配の急なねじとナット22とスピンドル21との慣性
によりスピンドルナット22に軸方向の力が働き、これが送り板20を介して、
送り板20と軸方向に固く連結したスプライン軸13に伝えられる。同時に主ス
ピンドル21がその反対方向の勾配のねじを介して、1個の送り板12を後方に
引こうとする。この送り板12には主スピンドルが内ねじ(好ましくは玉循環ナ
ット)を介して回転自在に保持されている。しかし送り板12は1個のブレーキ
18を介してケーシングに固く固定されているので、先ず軸方向に動かずに留ま
る。
【0050】 1個の刃物円錐部14が軸13の所で1個の圧縮コイルばね38(図5)を介
して支持され、T−レバー16を介して拡幅軸10を広げて、刃物チャック7を
支える送りスリーブ9を旋回する。
【0051】 T−レバー16はその際好ましくは、送りスリーブ9の軸方向の相対的位置に
関係なく、拡幅が常に同じように行われるように作用する。送りスリーブの位置
は、調整ボルト36により円錐部送りピン37(図5a)を介して予め調整され
る。摩擦を少なくする倣いローラ11と15とが拡幅の動きを伝達する。
【0052】 本発明の一つの特殊な構成によれば、この構成は従来の技術の機械にも独立し
て使用可能と思われるが、これには倣いローラ11用のローラ通路がT−レバー
16の所に段階を付けて設けてあり、そのため第1と第2の通路セクション(3
9,40)が形成される(図6と図7)。第1の通路セクション39は両方の倣
いローラ11を第2の通路セクション40よりも広く離す。従って第1の通路セ
クション39では拡幅レバ―10が第2の通路セクション40よりも多く広げら
れ、刃物8の切込みが深くなる。第2の通路セクション40の位置において刃物
8は再び幾らか引き離され、これが『Wayback』又は『Stepback
』に相当し、且つ−それ自体公知のように−絶縁被覆が除去される心線の保護に
相当する。この『Wayback』は絶縁被覆に切込みを入れた後で、又除去す
べき絶縁被覆を確実に切り離した後で、刃物を僅か持ち上げて後退させることに
より行われる。
【0053】 切込みの深さは調整ボルト36により制限される。1個のばね38により駆動
される刃物円錐部14がその際調整ボルト36により止められる。それにより切
込みの際の両方の刃物の間隔が定められ、場合によってはばねが更に圧縮されて
、それにより挟持円錐部17が部品3,4,5を介して挟持チャック6を更に閉
じる。
【0054】 『Wayback』の大きさは両方の通路セクション39と40との寸法の相
違によって定められる。これは場合によってはくさび状に設けるか又は数段階で
あってもよい。
【0055】 同時に切込みのために、回転軸3に支えられた挟持チャック6が閉じる。その
際回転軸3は挟持円錐部17により拡幅軸4を介して駆動される。この好ましい
実施例では、刃物円錐部14において、挟持円錐部17がスプライン軸13に軸
方向に固定されているという相違がある。その代わり、挟持円錐部は予め圧縮さ
れた−場合によっては調整可能の−圧縮コイルばねによって操作することも可能
であろう。これにより挟持チャック6の挟持範囲に幾らかの弾性が得られる筈で
ある。
【0056】 送り板12の所の引き剥がし力に依存して挟持チャック6の挟持力を自動的に
適合させるのは次のように行われる:スピンドル21が送り板12と21とを相
対的に引き寄せる。それによりスプライン軸13と従ってローラ5と拡幅軸4と
の間の挟持円錐部17とが圧縮される。スピンドル21に加わる引張り力が大き
いほど、円錐部17への圧力が大きくなる。
【0057】 その際送りは、固定して保持された送り板12への主スピンドル21のねじ込
みにより支えられる。本発明の特殊の効果としてこの実施例ではこれで高い起動
力又は加速力が得られる。この効果は次にモータを反対方向に回転する場合にも
達成され、その際その進行は反対方向に経過する。
【0058】 挟持チャック6が電線26に半径方向に触れると、直ちに回転軸3の所の軸方
向の力が増加する。ブレーキチャック18aの調整により定められた制動力が得
られた後で、この軸方向の力が制動力より高くなり、ここで絶縁被覆の引き剥が
しが始まり、主スピンドル21が送り板12と刃物保持器7とを制動力を超えて
後方に引っ張る。主スピンドル21は比較的緩勾配のねじのピッチを備えている
ので、ここでは力に関しての問題は起こらない。
【0059】 副スピンドル24の急勾配のねじは、送り板20の軸方向と従ってスプライン
軸13への力の伝達に特に有利に作用する。少なくともこれらの力の構成部品の
分だけ−公知の部品に対して−ブレーキ18の制動力が減少する。このことから
、小さくなった慣性モーメントにより同じ絶縁被覆の性能を非常に効果的にに高
めることができ、これは作業速度並びに機械の大きさとその動的性能に好影響を
与える。検討の結果、この構成は同じ駆動出力において、1個の簡単な駆動スピ
ンドルのみを備えた構成に対して約2倍までの絶縁被覆の除去速度が得られるこ
とが示された。
【0060】 異なるねじのピッチの組合せとモータの被動軸によるスピンドルの直接の駆動
により好ましい減速動作が得られ、従って追加の変速機が不要にできる。
【0061】 図2の装置には、挟持チャックの駆動装置の詳細は図示していない。これはそ
れ自体公知であり、又図1に示した同じ対策により主スピンドル21の前側の空
間に配置される。この実施例では2個の異なるねじのセクションを備えた2部分
から成る駆動スピンドルの代わりに、1個の比較的緩傾斜のねじを備えた1個の
主スピンドル21と、モータ25とこのねじとの間にそれ自体は公知のスプライ
ン軸継手29乃至30とがある。その場合モータの被動軸を少ない起動トルクの
観点から好ましくは軸継手スリーブ30の大きな外径よりも小さい外形のスプラ
イン軸29に配置する(図1)のではなく、例えば図5bに示すように反対に配
置することもできる。
【0062】 図1に示すように、ブレーキチャック18aを備えた1個のブレーキ18はケ
ーシングに軸方向に固く固定されている。主スピンドル21と送り板12に設け
たそのナット31との間の駆動力が制動力を下回れば、送り板12はケーシング
に固定されて留まる。即ち主スピンドル21はナット31の中にねじ込まれ、送
り板20とスプライン軸13とを図1のように一緒に動かす。
【0063】 ストッパ36(図5)に達すると刃物の供給が刃物円錐部14の軸方向の位置
固定により停止する。スプライン軸13を更に移動すると、挟持チャック乃至そ
の移動への張力が増加するだけである。この挟持円錐部は場合によってはばねで
押してもよい。しかし両方の円錐部14と17並びにスプライン軸13がそれ以
上動かなくなったならば、直ちにブレーキロッド18bの所の制動力を上回るの
で送り板12は主スピンドル21により後方に引かれ、それにより回転軸3が図
1に示すように刃物の引き剥がし位置に入る。
【0064】 引き剥がしが行われた後で回転方向の反転が行われる。ブレーキ18の制動力
により送り板12は再び停止し、送り板20の方は主スピンドル21の後退によ
り、挟持円錐部17がストッパに当たるまで(図5の位置)後方に動かされる。
このストッパにより送り板20が軸方向に固定され、その結果ナット31とそれ
と共に送り板12と更に開いていた刃物保持器7とが再び前方に開いた挟持チャ
ック6に向かって動かされる。最前方の位置に達したときに駆動が停止し、装置
は新たなサイクルのために回転方向の反転の準備に入る。
【0065】 従ってこの構成の重要な点はスプライン軸の軸方向の自由度である。
【0066】 ブレーキが固く引かれるほど、それだけ強く挟持力特性(挟持力曲線)が上昇
する。一方制動力の増加は前後の移動に対しては好ましくない。従ってこの構成
は図1の構成よりも劣っており、絶縁被覆層除去の速度の低下と動的性能の不足
をもたらす可能性がある。ところでこれは公知の空気圧配置の欠点でもあったが
、その場合には良好な動的性能と改良された力の状況のために強い制動力はそれ
ほど妨げにならなかった。
【0067】 図3と図4の構成では、圧縮空気の接続の無い絶縁被覆層除去機械において、
除去後の残渣を絶縁層切込み用の刃物から最適に取り除くことができる。この簡
単な解決方法では、切断の瞬間に排出装置を切断の位置から遠ざけることによっ
て、絶縁被覆層除去の品質への影響が避けられる。両方の排出装置部品の間隔は
送りローラ9の旋回の位置には実際に無関係であり、即ち刃物8の位置とも関係
がない。従って排出装置を、刃物8が開いて一つのある開放位置に達したときに
必ず排出が行われるように構成することができるが、刃物を閉じる場合には切れ
刃が突き出ておらず、従って排出装置は刃先の後で絶縁被覆の表面に達するよう
になる。更に刃先はその形状のために単に送りスリーブ9の間に挟むだけである
から、その交換は工具無しの組立により行うべきである。この形状はばね特性の
点でも適している。
【0068】 図5a−図5cの構成は種々の本発明のスピンドル形成の原理を示す。
【0069】 図5aは図1による構成で、その際刃物円錐部14の構造が詳しく示してある
。この構成により、必要最小限度の制動力による最高の動的性能とそれと関連し
て挟持力の最上の適合と最少の所要エネルギーとが得られる。副スピンドル24
とスピンドルナット22とを入れ替えることも可能であるが、その場合の動的性
能は少なくなる。
【0070】 図5bは、二つのねじのセクション21と32とを有する1個のスピンドルに
より変更した図2の構成で、これらのセクションは同じねじの方向で、ピッチが
異なっている。ねじのピッチの比率により、力と速度との積の比率が、一方では
送り板20と他方では送り板12に対して設定される。これは変速機の作用によ
る簡単な解決方法に関する。スプライン軸29と軸継手30とは、ここでは図2
の変形に対して入れ替えてあるが、これは動的性能を幾らか低下する。
【0071】 図5cは、図2乃至図5bの原理により特に短くした構成で、送りロッド33
と送り軸受34の所に1個の軸方向に移動可能のモータ25を備え、これで構成
が更に短くなる。
【0072】 この3個の変形のすべてが、引き剥がし軸42に関しての本発明による好まし
い駆動軸44と制御軸43との分割を示している。
【0073】 図6と図7とは、T−レバー16の所の通路セクション39及び40による本
発明の『Wayback』を説明する。このT−レバーは図1では単に象徴的に
丸いレバーとして示したが、実際は鋼板による構成が好ましい。それは一つのシ
ャシ45の中で旋回軸46を中心に旋回する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一つの好ましい本発明の装置を示す図である。
【図2】 挟持チャックの駆動装置のみを示した一つの装置を示す図である
【図3】 ばね式排出装置付きの本発明の刃物保持器の詳細を示す図である
【図4】 ばね式排出装置付きの本発明の刃物保持器の詳細を示す図である
【図5a】 異なるスピンドル仕様の構成の変形を示す図である。
【図5b】 異なるスピンドル仕様の構成の変形を示す図である。
【図5c】 異なるスピンドル仕様の構成の変形を示す図である。
【図6】 好ましい刃物用トリガ面を備えた構成の断面図である。
【図7】 トリガ面の平面図である。
【符号の説明】
1 前面板、2 モータ取付板、3 回転軸、4 拡幅軸、5 挟持工程用ロ
ーラ、6 挟持チャック、7 刃物保持器、8 (絶縁層切込み用)刃物、9 送りスリーブ、10 拡幅軸、11 倣いローラ、12 送り板,内ねじ付き,
ナットとして作用、13 スプライン軸、14 刃物円錐部、15 倣いローラ
、16 T−レバー、17 挟持円錐部、18 ブレーキ、18a ブレーキチ
ャック、18b ブレーキロッド、19 長さのガイド、20 送り板、21 主スピンドル,並目ねじ付きのスピンドルセクション、22 急勾配ねじ付きナ
ット,スピンドルナット、23 力の変換器,急勾配ねじ付きスピンドルとナッ
トとの組合せで主スピンドルに固く連結,モータ回転数の有利な減速が得られる
、24 副スピンドル,急勾配ねじ付きスピンドル,急勾配ねじ付きスピンドル
のセクション、25 駆動モータ、26 電線,心線、27 排出装置、28 軸の円周の溝、29 スプライン軸(スピンドルの所のセクション)、30 ス
プライン軸用継手,軸方向自由端、31 送り板12のナット、32 スピンド
ルのセクション(副スピンドルセクション),短いピッチと同方向のねじ付き、
33 モータガイド、34 転がり軸受、35 モータ軸、36 調整ボルト,
直径用ストッパ(刃物切込み深さ)、37 円錐部送りピン、38 圧縮コイル
ばね、39 第1の通路セクション、40 第2の通路セクション,Wayba
ck用、41 引張りばね、42 引き剥がし軸、43 制御機構,象徴的に制
御軸又は制御面として図示,しかし本発明の範疇において図示された直線的形状
には制限されない、44 駆動軸、45 シャシ、46 T−レバー16の旋回
軸。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的又は光ファイバの電線(26)の絶縁被覆層を除去す
    るための装置であって、一つの引き剥がし軸(42)(引き剥がし平面)に沿っ
    て少なくともそれぞれ1個の切込み機構、引き剥がし機構及び制御機構、前記制
    御機構(43)の所の少なくとも1個の制御エレメント(14,17)及び1個
    の駆動軸(44)(駆動平面)付きの好ましくはただ1個の駆動モータを備えた
    前記装置において、 前記制御機構(43)が前記駆動軸(44)(駆動平面)から分かれており、
    且つ前記駆動軸(44)(駆動平面)が前記引き剥がし軸(42)(引き剥がし
    平面)に平行であることを特徴とする絶縁被覆層除去装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動軸(44)(駆動平面)が前記引き剥がし軸(42
    )(引き剥がし平面)と前記制御機構(43)との間にあり、且つ駆動軸(44
    )と引き剥がし軸(42)(引き剥がし平面)との間隔乃至駆動軸(44)(駆
    動平面)と制御機構(43)との間隔を選定して、これらの軸(平面)の間に起
    こり得る転倒モーメントを対称的に−但し反対のモーメントの方向に−前記駆動
    軸(44)(駆動平面)の回りに形成して、引き剥がしの際にこれらの転倒モー
    メントが互いに減少することを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 電気的又は光ファイバの電線(26)の絶縁被覆層を除去す
    るための装置であって、1個の挟持装置の中の少なくとも1個の挟持チャック(
    6)と、前記電線(26)の周囲の絶縁層に切り込むための少なくとも1個の刃
    物(8)と、刃物チャックと挟持チャック(6,8)用の単一の駆動装置とを備
    えた特に請求項1ないし請求項2記載の前記装置において, 前記駆動装置が回転駆動装置−好ましくは電動機(25)−として形成され、
    これが1個のスピンドル装置(21,22,23,24;30,31:32)を
    駆動し、このスピンドル装置が刃物(8)と挟持チャック(6)との両方を駆動
    することを特徴とする絶縁被覆層除去装置。
  4. 【請求項4】 1個のシャシ(45)を備えた請求項3記載の装置において
    、 前記モータ(25)と前記スピンドル装置(21,30,31)との間に1個
    の軸継手、特に1個のスプライン軸(29)が配置されて、前記スピンドル装置
    (21,30,31)が前記モータ(25)に対して相対的に軸方向に移動可能
    であり、 或いはスピンドル装置(21,32)とモータ(25)とが互いに軸方向に固
    定され、且つ前記モータが前記シャシ(45)に対して軸方向に移動可能に配置
    されていることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 前記装置がねじのピッチが異なる2個のねじのセクション(
    21,24;32)を有する1個のスピンドルを備え、又はそれぞれ異なるねじ
    のピッチを有する1個の主スピンドル(21)と1個の副スピンドル(24)と
    を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記スピンドル(21,24;32)が前記モータにより1
    個のスピンドルナット(22)を介して駆動可能であり、このナットが前記主ス
    ピンドル(21)又は前記モータ被動軸の何れか一方と固く連結され、その際副
    スピンドル(24)が前記モータ被動軸又は前記主スピンドル(21)の何れか
    一方と固く連結されていることを特徴とする請求項3又は請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 2個のねじのセクション(21,32)を有する1個のスピ
    ンドル又はそれぞれ反対方向のねじと同じねじのピッチ又は好ましくはそれぞれ
    反対方向のねじと異なるねじのピッチとを有する2個の別のスピンドル(21,
    24)とが形成されていることを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか
    1項記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記モータ(25)が前記スピンドル装置(21,22,2
    3,24;30,31:32)に対して平行で、特にこれと一直線上に配置して
    あることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記スピンドル装置(21,22,23,24;30,31
    :32)と協働する少なくとも1個のナットが摩擦を減らすナット(例えば玉循
    環ナット)として形成され、これが1個の主スピンドル(21)乃至1個のスピ
    ンドルセクション(21)と協働し、及び/又は少なくとも1個のナット(22
    )が特殊の滑り易い材料(例えばプラスチック)から形成されていることを特徴
    とする請求項1から請求項8のいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記モータ(25)が鉄心なしの直流電動機として形成さ
    れ、その際好ましくは複数の位置センサがそれぞれの回転方向の反転をトリガす
    ることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも1個の−電線の軸に関して−半径方向及び軸方
    向に駆動可能の刃物保持器(7)を少なくとも1個の送りスリーブ(9)の所に
    備えた、特に請求項1から請求項10のいずれか1項記載の装置において、 前記刃物保持器(7)の近くに少なくとも1個のばね作用の絶縁層残渣用の排
    出装置(27)を設け、これは刃物(8) に関しては軸方向に移動できないが
    、刃物(8)の旋回方向に刃物(8)に対して刃物の動きから解除されることを
    特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも2個の刃物保持器(7)を備えた請求項11に
    記載の装置において、 両方の排出装置(27)がばねにより相互に連結されて、その他の連結手段を
    使用せずに、特に送りスリーブ(9)の所でロック可能であることを特徴とする
    装置。
  13. 【請求項13】 絶縁被覆層切込み用刃物(8)用の1個のくさび制御装置
    (9,10,11,14,15,16)を備えた、特に請求項1から請求項12 のいずれか1項記載の絶縁被覆層除去装置において、 前記くさび制御装置(9,10,11,14,15,16)の少なくとも一部
    が数段階のスライド通路又はロール通路(39,40)を有し、その際これらの
    段階は前記刃物の軸方向の動きに依存して順次使用可能であるので、前記刃物は
    引き剥がしの際に自動的に僅か開くことができる(Wayback)ことを特徴
    とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13のいずれか1項記載の絶縁被覆層
    除去装置において、 前記モータに1個の制御電子装置が設けてあり、これが複数の絶縁被覆層除去
    のサイクルの自動的使用を順次可能にし、その際好ましくは少なくとも1個の追
    加の調整駆動装置を設け、これが1個のプログラムの事前調整によリ少なくとも
    1個のストッパを調節して、絶縁被覆層除去のサイクルの過程において異なる絶
    縁被覆層除去の成果を選択して達成し得ることを特徴とする装置。
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