JP2002522326A - ディスクスタック輸送用リフト装置 - Google Patents

ディスクスタック輸送用リフト装置

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JP2002522326A
JP2002522326A JP2000564891A JP2000564891A JP2002522326A JP 2002522326 A JP2002522326 A JP 2002522326A JP 2000564891 A JP2000564891 A JP 2000564891A JP 2000564891 A JP2000564891 A JP 2000564891A JP 2002522326 A JP2002522326 A JP 2002522326A
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ジョエル・バットレル
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    • B66C1/10—Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means
    • B66C1/62—Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means comprising article-engaging members of a shape complementary to that of the articles to be handled
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01D25/22—Cell-type filters
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01D—SEPARATION
    • B01D25/00—Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/32—Removal of the filter cakes
    • B01D25/34—Removal of the filter cakes by moving, e.g. rotating, the filter elements
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 本願は、ディスクスタックを持上げ用のリフト装置を利用するものであって、該ディスクスタックリフト構造体は、ターガイド穴を有するとともに操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続手段を有する、構造部材；上記構造部材のセンターガイド穴に操作可能に取付けられた、センターガイド部材；上記センターガイド部材に操作可能に取付けられ、操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続部材を有する、リング部材；上記各構造部材接続手段及び上記各リング部材接続手段に操作可能に取付けられることにより、上記構造部材に対し上記リング部材を移動するようにした、少なくとも３つのリンク手段；及び上記各リンク手段及び上記各構造部材接続手段に操作可能に取付けられることにより、少なくとも１つのディスクスタックが初期位置から他の位置に移送するように、少なくとも１つのディスクスタックと相互作用する、少なくとも３つの把持部材により構成される。また、上記リフト構造体を利用した装置及び方法が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （技術分野） 本発明は、流体を通過させて濾過する、取外し可能なセル型式フィルタ等のデ
ィスクスタックを移送する、リフト構造体を含む、システム、装置及び方法に関
し、特に、取外し可能としたセル型フィルタカートリッジアッセンブリから１つ
又は複数のカートリッジを取外す際、取外し可能なセル型フィルタカートリッジ
等のディスクスタックを、簡単に、安全にかつ能率的に輸送するリフト構造体を
含む、システム、装置及び方法に関するものである。更に詳しくは、本発明は、
フィルタカートリッジハウジングに、セル型フィルタカートリッジ等のディスク
スタックを簡単に、安全にかつ能率的に据付ける又は取外すようにした、可調整
リフト装置に関するものである。
【０００２】 （背景技術） 従来、セル型フィルタカートリッジは知られており、種々の濾過処理における
使用が増大している。この種のタイプのセル型フィルタカートリッジは、代表的
に、それぞれ、フィルタ媒質から形成され、一般に互いに分離された２つの層を
有する個別セルにより形成される。代表的に、液体がフィルタ媒質の外部から当
該セルの中央部に向かって該フィルタ媒質層間の空間に流入する。セル型フィル
タカートリッジについての顕著な利点は、フィルタ材料の表面領域が組立てられ
たセル型フィルタカートリッジの総容積と比べて非常に大きいことである。
【０００３】 各フィルタ媒質間にセパレータが配置され、該セパレータは中央穴からスポー
ク状形態をもって放射状に延びる複数のリブを有するディスク形状とされる。フ
ィルタ媒質から成る２つの層に分離することのほかに、フィルタ媒質から流体が
該フィルタ媒質の中央穴に向かって流入するようにされる。
【０００４】 一般に、セパレータディスクは当該セルの中央穴に形成された複数の剛性部材
を有し、これらの剛性部材は、それぞれ、複数の分離リブに取付けられて上記各
リブに対し実質的に片持ばりとして十分な強度を付与された、硬質の箱状構造体
とされる。更に、これらの剛性ディスクにおける１つは分離リブの端部の近くに
配置してフィルタ媒質の媒質貫入を防止するとともに濾過液による流路領域の閉
鎖を防止するようにされる。したがって、この型式のセパレータの際立った利点
の１つは、逆洗又は逆流時（即ち、流体がフィルタセルの中央穴から当該フィル
タ媒質の表面に向って流れる時）当該フィルタ媒質の毀損が最小限とされること
である。
【０００５】 フィルタカートリッジは多種類の流体濾過のために種々のフィルタ媒質が使用
される。そのような媒質の実施例及び用途は、例えば、オストライヒャー（Ostr
eicher）に付与された、１９８６年１０月１４日付けの発明の名称“粒子フィル
タエイド、フィルタベッドプロセス”とする米国特許第４６１７１２８号；ハウ
（Hou）等に付与された１９８２年１月５日付けの発明の名称“フィルタ及びそ
の製法”とする米国特許第４３０９２４７号；オストライヒャー（Ostreicher）
等に付与された、１９８１年１２月１５日付けの発明の名称“フィルタ及びその
製法”とする米国特許第４３０５７８２号；オストライヒャー（Ostreicher）に
付与された、１９７７年２月８日付けの発明の名称“粒子フィルタ媒質及びプロ
セス”とする米国特許第４００７１１３号；及びオストライヒャー（Ostreicher
）に付与された、１９７７年２月８日付けの発明の名称“繊維フィルタ媒質及び
プロセス”とする米国特許第４００７１１４号がある。
【０００６】 また、セル型フィルタカートリッジの用途については、ハウ（Hou）等に付与
された１９８２年１１月３０日発行の発明の名称“フィルタ媒質、溶解鉄の酸化
及び除去、不活性化微生物の除去方法並びに粒子フィルタエイド”とする米国特
許第４３６１４８６号に見られ、本明細書に組み入れて参照される。
【０００７】 フィルタセルの製造方法は、サウスオール（Southall）に付与された１９８２
年８月３１日発行の発明の名称“封止された周辺部を有するフィルタセルの製造
方法”とする米国特許第４３４７２０８号に記載されており、その開示事項が本
明細書に取り込んで参照される。この特許において、セル型フィルタカートリッ
ジは複数のフィルタセルから構成されることが記載されている。各フィルタセル
は、当該フィルタセルの周辺部又は縁部が射出成形フランジにより互いに保持す
るとともに封止されてフィルタセル間に円錐状セパレータを有するフィルタ媒体
により構成される。
【０００８】 フィルタ材料の外面に網又はメッシュを取付ける方法が、アーチンヤン（Arti
nyan）等に付与された発明の名称“露出面を具備するセルフィルタの形成方法”
とする米国特許第４８８１３１３号に記載され、その開示事項が本明細書に組込
まれている。この特許において、当該フィルタの網を張られた表面領域が未濾過
流体に曝され、これにより逆流又は洗浄操作中に、当該フィルタ媒体のフレーキ
ングとか、ひび割れ等の発生が防止される。
【０００９】 一般に、前述した全てのフィルタカートリッジは通常の処理状況時に前もって
処理が行なわれれる。使用が延長された後に予測されるように、当該フィルタ媒
体の濾過能力が劣化する。濾過能力が劣化すると、当該フィルタカートリッジは
代表的に最上部のフィルタセルの周辺部又は縁部を掴んで交換され、次いで、掴
みたフィルタを慎重にフィルタハウジングから持上げられる。この方法は、各湿
潤セルの強度及び多重フィルタセルを相互接続するバンドの強度に拠って把持さ
れたフィルタセルの何れのセルの破損も防止するものである。それに代えて、フ
ィルタハウジングが構造的に許容されるのであれば、底部フィルタの周辺部が把
持され、次いで、該カートリッジを慎重に持上げてフィルタハウジングから取出
すことにより除去される。上述した両方法は問題があり、それというのも、湿潤
フィルタカートリッジの重量が乾燥フィルタカートリッジと比べて大きいからで
ある。この増大した負荷は、一般に、当該カートリッジの中央部に向って集中し
、よって持上げ操作時に該カートリッジが分離することとなり易い。
【００１０】 湿潤したフィルタカートリッジがフィルタハウジングからの取外し時に破損す
ると種々の問題を惹起する。ます、第１に、カートリッジがハウジングの近くに
あるときに破損すると、当該フィルタによって除去された粒状物が再びハウジン
グ内に入ること隣、該ハウジングの内部及び周辺部において更に別の洗浄操作が
必要となることである。
【００１１】 本発明の譲受人に譲渡された米国特許第５６０７５８４号に開示されるように
、フィルタカートリッジに設けられたハンドラーを含む、フィルタカートリッジ
アッセンブリ等の大型物体を昇降及び運搬する操作部材を設けることが知られて
いる。上記米国特許第５６０７５８４号に開示される事項が本明細書に組込まれ
て参照される。しかしながら、上記先行技術は、操作者が肉体的にフィルタカー
トリッジをその作用位置から持上げるとともに該フィルタカートリッジをその作
用位置から手動で外された位置に輸送することなく、フィルタカートリッジハウ
ジングを取外した後、その位置からフィルタカートリッジを除去する手段を設け
ていない。カートリッジをその作用位置から手動で取外す方式のものでは、しば
しば、重いカートリッジの輸送する間、操作者により階段がしばしば使用され、
フィルタカートリッジの外面部における有毒物質に接触することになるので、リ
フト構造体を含む装置及び該リフト構造体を使用する方法は、操作者がセル型フ
ィルタカートリッジを手動で移送する必要のないようにしたり、セル型フィルタ
カートリッジを取外し及び交換に要する総時間を低減することが望まれる。
【００１２】 そこで、ハウジングの囲いが取り払われた後、ハウジング内での作用位置から
濾過操作に使用された、セル型フィルタカートリッジ等の使用済みディスクスタ
ックを、容易に、安全にかつ能率的に除去する、リフト構造体を含んだ装置及び
方法が所望される。そのような装置及び方法は、手動でディスクスタックの昇降
及び輸送を回避しなければならない。そのような装置及び方法は、操作者の危険
性又は有毒性のある物質との接触を最小限のものとするとともにセル型フィルタ
ディスクの外表面部に集められるような、つるつるした、有毒性又は危険性物質
でフィルタハウジングの周辺部の汚染を最小限のものとするために、操作者とセ
ル型フィルタディスクとが直接接触することをなくすか又は少なくとも最小限の
ものとしなければならない。そのような装置及び方法は、セル型フィルタカート
リッジの交換の所要時間を低減化し、それに掛るダウンタイムを低減化するよう
に努めなければならない。そのような装置及び方法は、操作者が手動でセル型フ
ィルタディスクを移送又は運搬する必要性のないものとしなければならない。そ
のような装置及び方法は、フィルタハウジング内に新しいセル型フィルタカート
リッジを据付ける際、清潔でかつ汚染の少ないフィルタ表面とする必要がある。
そのような装置及び方法は、廃棄容器内に使用済みセル型フィルタカートリッジ
を簡単に移送可能なものとする必要がある。
【００１３】 （発明の要約） （発明が解決しようとする技術的課題） 本発明の目的は、使用済みセル型フィルタカートリッジの移送及び廃棄の手動
操作を不要とした、リフト構造体を含む装置及び方法を提供することにある。
【００１４】 本発明の他の目的は、フィルタハウジングユニットにおける初期作用位置から
遠隔位置に使用済みセル型フィルタカートリッジを、容易に、安全にかつ能率的
に移送するとともに廃棄する、リフト構造体を含む、装置及び方法を提供するこ
とにある。
【００１５】 本発明のもう1つの目的は、遠隔位置からフィルタハウジングユニット内の初
期作用位置から新しいセル型フィルタカートリッジを容易に、安全にかつ能率的
に取付け可能とする,リフト構造体を含む、装置及び方法を提供することにある
。
【００１６】 本願発明の更にもう1つの目的は、操作者が使用済みセル型フィルタカートリ
ッジに含まれる有毒性物質に接触する危険性を最小限とする、リフト構造体を有
する装置及び方法を提供することにある。
【００１７】 本発明の別の目的は、フィルタハウジングの汚染を最小限とする、リフト構造
体を有する装置及び方法を提供することにある。
【００１８】 本発明の更に別の目的は、フィルタハウジングにおけるセル型フィルタカート
リッジの交換の所要時間を低減化する、リフト構造体を有する装置及び方法を提
供することにある。
【００１９】 また、本発明の目的は、操作者がフィルタハウジングへのセル型フィルタカー
トリッジの積込み又は積降ろしのとき、手動で使用済みのセル型フィルタカート
リッジを移送するのに台座又は階段を必要としない、装置及び方法を提供するこ
とにある。
【００２０】 上述した種々の目的及び更に別の目的により、本発明の1つの局面は、センタ
ーガイド穴を有するとともに操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続手段
を有する、構造部材；上記構造部材のセンターガイド穴に操作可能に取付けられ
た、センターガイド部材；上記センターガイド部材に操作可能に取付けられ、操
作可能に取付けられた少なくとも３つの接続部材を有する、リング部材；上記各
構造部材接続手段及び上記各リング部材接続手段に操作可能に取付けられること
により、上記構造部材に対し上記リング部材を移動するようにした、少なくとも
３つのリンク手段；及び上記各リンク手段及び上記各構造部材接続手段に操作可
能に取付けられることにより、少なくとも１つのディスクスタックが初期位置か
ら他の位置に移送するように、少なくとも１つのディスクスタックと相互作用す
る、少なくとも３つの把持部材により構成した、ディスクスタックの運搬取扱装
置を含む。
【００２１】 本発明の別の局面は、ディスクスタックを持上げるとともに輸送するシステム
であって、センターガイド穴を有するとともに外周辺部に操作可能に取付けられ
た少なくとも３つの接続手段を有する、構造部材；上記構造部材のセンターガイ
ド穴に操作可能に取付けられた、センターガイド部材；上記センターガイド部材
に操作可能に取付けられ、操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続部材を
有する、リング部材；上記各構造部材接続手段及び上記各リング部材接続手段に
操作可能に取付けられることにより、上記構造部材に対し上記リング部材を移動
するようにしたリンク手段；及び上記各リンク手段及び上記各構造部材接続手段
に操作可能に取付けられることにより、少なくとも１つのディスクスタックと相
互作用する把持部材；上記リング部材に操作可能に取付けられ、少なくとも1つ
のディスクスタックを他の位置に移送するように上記リフト部材を垂直に持上げ
る手段により構成した、ディスクスタックの持上げ輸送システムを含む。
【００２２】 更にもう1つ別の本発明の局面は、初期位置からディスクスタックを持上げる
とともに該ディスクスタックを遠隔位置に輸送するにあたり、取外そうとする少
なくとも１つのディスクを設ける段階；及び上記少なくとも１つのディスクに操
作可能にリフト構造体を装着し、上記リフト構造体は、センターガイド穴と外周
部に操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続手段とを有する、構造部材；
上記構造部材のセンターガイド穴に対し操作可能に配置されるとともに操作可能
に取付けられた、センターガイド部材；上記センターガイド部材に操作可能に配
置され、手動で操作可能に位置決めされた、少なくとも３つの接続手段を有する
、リング部材；上記各構造部材接続手段と上記各リング部材とに操作可能に接続
してこれらの構造部材に対し該リング部材を移動する、リンク手段；及び上記各
リンク手段に操作可能に接続され、少なくとも１つのディスクスタックと相互作
用するようにした、把持部材により構成され、上記把持部材に上記ディスクを係
合する手段を設け；少なくとも１つのディスクスタックを垂直に持上げ；及び上
記少なくとも１つのディスクスタックを初期位置から他の位置に再配置する段階
を含む、ディスクスタックの持上げ輸送方法を含む。
【００２３】 本発明の上述したのと他の多くの態様、特徴および利点は、更に以下に述べる
本発明の好ましい実施例の詳細な記載内に示される。
【００２４】 （発明を実施するための最良の形態） 図１−図４に示されるように、本明細書に開示されるものは、セル型フィルタ
ッセンブリ又は複数のセル型フィルタカートリッジを初期操作位置から持上げか
つ遠隔位置、例えば、廃物容器位置まで輸送する、リフト構造体を含むシステム
１０と方法とである。上記システム１０は、機械的動力、例えば、電動力又はそ
の他の動力を使用して厄介なかつ危険性のある手動昇降操作を省略したリフト構
造体１４を含み、これにより操作者は本発明の装置及び方法を利用して安全、簡
単でかつ能率的な操作性が得られかつ生産性を高めることができる。通常操作に
おいて、上記リフト構造体は当該機械の可動部分から操作者を保護する、安全カ
バーを含む。
【００２５】 本発明のシステム１０及び方法の主要点は、ユニークな装置、即ち、リフト構
造体１４にあり、このリフト構造体１４は、複数の使用済セル型フィルタカート
リッジ１０近辺の所定位置に、少なくとも３つの掴み手段１６、１８、２０を機
械的に固定し、次いで、約５０パウンド、即ち、約２５ｋｇまで又はそれを超え
る重量を持上げ可能とした頭上ホイスト（図示せず）、クレーン又はその他の手
段を用いて、初期操作位置２２から遠隔位置（図示せず）にセル型フィルタカー
トリッジ１０を移送するものである。
【００２６】 本発明のリフト構造体１４は、図１に示されるように、頂部構造部材２４（こ
の頂部構造部材はセル型フィルタカートリッジの断面形状と同じ形状とされ、本
実施例では、図示されるように、好ましくは円形とされる）は、センターガイド
穴２６と、操作可能に掴み手段１６、１８、２０と連結する、３つの接続手段２
３、２５、２７とを有する。好ましくは中空状とされる、センターガイド部材２
８は、操作可能に頂部構造部材２４と連結される。操作可能に取付けられた、少
なくとも３つの接続手段３２、３４、３６を有するリング部材３０は、操作可能
に頂部構造部材２４に取付けられる。操作可能に取付けられた、少なくとも３つ
の接続手段３２、３４、３６を有する,リング部材３０は、センターガイド部材
２８の上方に操作可能に取付けられるとともに該センターガイド部材に対し移動
可能とされる。本実施例において、好ましくは、複数のリンク部材４２、４４、
４６から成る、リンク部材４０は、それぞれ、頂部構造部材接続手段２３、２４
、２７を介してリング部材接続手段３２、３４、３６と操作可能に連結される。
本実施例において、各リンク部材４０は、好ましくは、少なくとも２つの伸長リ
ンク部材４２、４４と、角リンク部材４６とにより構成される。本実施例におい
て、角リンク部材４６は、好ましくは、各リング接続手段３２、３４、３６から
頂部構造部材接続手段２３、２５、２７に各リンク手段４０を連結するとともに
、各リンク手段４０の一端部に操作可能に各掴み部材１６、１８、２０を連結す
るのに利用される。各掴み手段は、角リンク部材に頂部構造部材接続手段３２、
３４、３６を介して操作可能に接続され、よって各掴み手段１６、１８、２０は
、図１及び図２に示されるように、開位置及び閉位置間を移動可能とされる。こ
れらの掴み手段１６、１８、２０は、それぞれ、長手軸に沿って操作可能に配置
された突部５２を含み、カートリッジ１２を取り巻く外周縁部の下部に取り付け
られることに取付けられることにより、セル型フィルタカートリッジ１０と係合
するようにされ、よって、上記フィルタカートリッジアッセンブリの重量部の少
なくとも一部分が支えられる。
【００２７】 図２に最良に示されるように、第１リンク部材４２は、本実施例において好ま
しくは、各リング部材接続手段３２、３４、３６に操作可能に連結される。リン
ク手段４０における第１リンク部材４２は、リング接続手段３６に対しリンク手
段４０を回転及び移動する手段、例えば、ボルト５６及びナット５８とか、リベ
ットとかその他同類手段を介して該リング部材接続手段３６に接続され、これに
よりリンク手段４０がリング部材接続手段３２、３４、３６に対しピボット運動
するとともにリング３０がセンターガイド部材２８に対し移動可能とされる。本
実施例において、リンク部材４０は、好ましくは、少なくとも２つのリンク部材
４２、４４及び角リンク部材４６を含み、リンク部材４２及び角リンク部材４６
は、それぞれ、２つの同一の個別部品により構成される。各角リンク部材４６は
、操作可能に、各第２リンク部材４４及び各掴み部材１６、１８、２０にそれぞ
れ連結される。角リンク部材４６は、第２リンク部材４４及び頂部構造部材接続
手段２３、２５、２７と操作可能に連結され、上記リンク部材は上上部部材２４
に対しピボット運動可能とされる。各掴み部材１６、１８、２０の突部は、これ
らの掴み部材の内面に操作可能に設けられ、上述したように、セル型フィルタカ
ートリッジアッセンブリ１２におけるスロット６１と係合可能とされる。
【００２８】 例えば、ドイツ国、アキステーテン−ブロンネン（Achstetten-Bronnen）のエ
ルビン・ハルダー会社（Erwin Halder KG）によって製造されるタイプのロック
部材（止め具）であって、例えば、ばね戻りピン６０等の位置保持手段を含む、
固定手段がリング部材３０に操作可能に連結される。本実施例において、リング
部材３０は、好ましくは、以下に説明されるように、開放及び閉位置で固定され
る。
【００２９】 例えば、金属フック又は同類の器具、又はその他の当該機能を果たし得る、接
続手段６２がリング部材３０に操作可能に連結される。上記接続手段６２は、ホ
イストリンク６７又はそれと等価の器具と相互作用することにより、リング部材
３０がホイストとかクレーン（図示せず）とか、又は、リフト構造体１４の位置
を垂直に移動操作する、例えば、ハンドラーを介してリフト構造体を手動操作す
るのに有用なその他のリフト手段又は装置例えばハンドラーを介して手動で持上
げる装置又は構造体等と操作可能に連結される。
【００３０】 図１に示されるように、開位置で固定される１つの代表的なリフト構造体１４
が、ホイストに連結され、代表的な直径１２インチセル型フィルタカートリッジ
１２の上方に配置される。図２は、セル型フィルタカートリッジ１２の頂部に操
作可能に備えられた閉位置におけるリフト構造体１４を示す。上記閉位置に移動
させるために、操作者は、リフト構造体１４を下げ、当業者に知られているよう
に、セル型フィルタカートリッジ１２の頂部に操作可能に配置される。リフト構
造体１４がセル型フィルタカートリッジ１２に取付けられると、位置固定部材６
０が操作され（例えば、センターガイド部材２８に見出された開口６５からピン
が抜き出される）、これによって、リフト構造体１４は、最早、開位置に保持さ
れず、リング３０は頂部構造部材２４から離間自在とされ、その結果、掴み部材
１６、１８、２０を回転させてセル型フィルタカートリッジ１２と接触可能とさ
れる。
【００３１】 支持部７０上の初期位置から、湿潤した重いセル型フィルタカートリッジの再
配置時、本発明のシステム１０は、図示のホイストリンク部６７、又は手動操作
でリング部材３０に連結されたハンドラー（図示せず）のような手段を介してリ
フト構造体１４に操作可能に連結される。図１〜図２に示されるように、セル型
フィルタカートリッジ１２を見せる状態で、濾過装置支持台７０の外側ハウジン
グ（図示せず）が取り除かれた後、操作者はホイストを操作し除去されるセル型
フィルタカートリッジ１２のすぐ上で、開位置で固定されたリフト構造体１４を
設置する。操作者は、セル型フィルタカートリッジのリフト構造体が上方部分７
２に接触するまでホイスト又はそれと同様のものを用いて、リフト構造体１４を
下げる。ある位置で、操作者が固定手段６０を開位置から外し、それによってセ
ンターガイド部２８に沿ってリング部材３０を摺動させることが可能であり、掴
み手段１６、１８、２０がカートリッジ１２の外側周縁に接触すると、リング部
材３０に持上げ力をはたらかせるホイスト又は他の装置を操作する。それにより
、頂部構造手段２４からリング部材３０を移動させる。持上げ力は、頂部構造部
材４２から離れた上方に、３つのリンク部材４０を介して、リング部材３０を移
動させ、上記のように、セル型フィルタカートリッジの側部と接触するように、
３つの掴み部材１６、１８、２０を内側にピボット運動させる。
【００３２】 操作者がホイストを介して、リング部材に持上げ力を加えると、リング部材は
中空センターガイド部３８に対して摺動し、掴み部材１６、１８、２０がセンタ
ーガイド部２８に向かって、セル型カートリッジアッセンブリ１２と接触するよ
うに、回動する。これにより、各突部５２は、個々のフィルタセル間のスロット
６１に係合する。ホイストリンク部６４又はそれと同様のものを引っ張っている
間、リング部材３０は、頂部構造部材２４から離れて長手方向に移動する。リン
ク部材６０の第１リンク部材４２は、センターガイド部材３８から外側に離れて
回動し、リンク部材４０の第２リンク部材４４は、頂部構造部材２４の頂面７４
から上に離れて回動する。更に、角リンク部材４６は、手段２３、２５、２７に
連結する頂部構造手段に対して、センターガイド部材３８に向かって下方へ且つ
内側に回動する。これにより、連結されている掴み手段１６、１８、２０は、図
２に示されるように、セル型フィルタカートリッジに係合する。
【００３３】 ホイストから吊り下げられた湿潤セル型フィルタカートリッジ１２及びリフト
構造体１４を含むアッセンブリの重量は機械的に掴み力に変換されることに注意
しなければならない。それにより、握力は３つの掴み部材１６、１８、２０によ
ってカートリッジに適用される。ディスクスタック又はカートリッジ１２の全体
重量が大きくなればなるほど、リフト構造体１４によって、掴み部材１６、１８
、２０へ並びに最終的にはディスクスタック又はカートリッジ１２へと伝達され
る力が強くなる。
【００３４】 この点で、一度セル型フィルタカートリッジの全重量がホイスト又は他の手段
を介するリフト構造体１４によって支えられていると、該リフト構造体は、リン
グ手段３０及びセンターガイド部材３８に形成される開口又は同等手段（図示せ
ず）を用いて、リング部材に配置された固定手段６０を介して、閉位置で固定さ
れる。
【００３５】 一度掴み手段１６、１８、２０が、セル型フィルタカートリッジ１２に対して
確実に配置されると、操作者は、ホイストを操作する。これによって、図２に示
されるように、カートリッジは、ハウジングの基部の初期操作位置から上方へ離
れて移動する。その後、操作者は、ホイスト又はクレーンを操縦し、離れた場所
にセル型フィルタカートリッジを移動させ、廃物処理容器（図示せず）に配置す
る。
【００３６】 一度、接触部からリフト構造体を離すために、セル型フィルタカートリッジが
支持面に据えられると、操作者は支持リングの持上げ力をゼロに低減し、ホイス
トリンク部６７が接続手段６２との接触からはずれ、板２４の方に向かって下に
移動し、その後、固定手段６０をはずし、支持リング３０が頂部構造部材２４に
向かって下方に摺動し、例えば開口６５に係合するように、開位置で固定するこ
とを可能にする。一旦、上記のことが行なわれると、操作者はリフト構造体を他
の位置に自由に移動させる。
【００３７】 フィルタ面と接触する可能性のある不純物を低減させるために、囲い内に封入
される前に、操作位置にセル型フィルタカートリッジを配置するのに、本発明の
リフト構造体を用いることが可能である。
【００３８】 例えばドラムのような処理装置（図示せず）内で、処理用の使用済セル型ディ
スクフィルタカートリッジを移動させるとき、操作者は使用済セル型フィルタカ
ートリッジ又はリフト構造体に連結されたカートリッジを、貯蔵容器、ドラム又
は処理される特定のセル型フィルタカートリッジよりわずかに大きな内径を備え
る袋の周辺まで移動させる。操作者は、ゆっくりと付随の使用済みセル型フィル
タカートリッジ具備するリフト構造体を降ろし、３つの掴み手段１６、１８、２
０の角底部８０を、ドラム、貯蔵容器、又は袋を包囲する位置まで摺動するよう
に注意を払う。装置の重量がドラム、貯蔵容器又は袋に移動される直前に、リフ
ト構造体１４が自動的に開位置に移動することを許容するために、固定手段６０
又はばね返しがはずされる。これによって３つの掴み部材１６、１８、２０がカ
ートリッジとの接触部から外側に離れてピボット運動する。そうすることで、セ
ル型フィルタカートリッジをドラム、貯蔵容器、又は袋に落とすことを可能にす
る。カートリッジが外され、リフト構造体が開位置に達した後、該リフト構造体
は他のカートリッジを移動させたり、或いは取り除いたりするのに有用である。
【００３９】 本発明の重要な特徴は、ある１サイズのカートリッジ用からもう１サイズのカ
ートリッジ用へと当該装置を容易に変換する機能がある。例えば、直径１６イン
チのセル型フィルタカートリッジ用のものから直径１２インチのセル型フィルタ
カートリッジ用に、及び、その逆の転用も可能であり、構造部材２４に対して角
リンク部材４６の位置を即座に変更することで、他の器具を全く必要としない。
上記転用は、図１、３御及び４に示されるように、掴み部材１６、１８、２０と
角リンク部材４６との間の連結部、及び第２リンク部材４４、角部材４６と連結
部材２３、２５、２７の連結部、並びに第２リンク部材４４と角リンク部材４６
の連結部内で、例えば、ドイツ国、アキステーテン−ブロンネン（Achstetten-B
ronnen）のエアビン・ハルダー会社（Erwin Halder KG）によって製造される、
高速処理安全軸を用いることで達成される。
【００４０】 図示されるように、直径１２インチのリフト構造体（図１）から直径１６イン
チのリフト構造体（図３及び図４）に転換させるには、４つの連結部材９０、９
２、９４、９６、本実施例において好ましくは高速安全軸を除去し、第２リンク
部材４４及び掴み手段１６、１８、２０を角リンク部材４６に各々を連結させる
ことで達成される。図示されるように、２つの本質的に同一部材９８、１００は
１つの角部材４６より構成されており、角部材は単一部材より構成されていると
解されている。各角部材９８、１００は、少なくとも５つの開口１０２、１０４
、１０６、１０８、１１０を備える。開口を備える各部材９８、１００と開口１
０８、１１０を備える部分の間の角度は、好ましくは約１１０度であるが、該角
度は該好ましい１１０度より大小してもよく、上記転換が行われ得る。
【００４１】 図１に示されるように、直径１２インチのリフト構造体１４において、第２リ
ンク部材４４を２つの角リンク部材９８、１００に連結させる接続手段９０、９
２は、開口１０４、１０６に連結されていると共に、掴み部材１６、１８、２０
は。開口１０８、１１０に連結されている。図３及び図４に示されるように、直
径１６インチのリフト構造体１４において、第２リンク部材４４を２つの角リン
ク部材９８、１００に連結させる接続手段９０、９２は開口１０２、１０４に連
結されていると共に、掴み部材１６、１８、２０は、開口１０８、１１０に連結
されている。図１、図３及び図４に示されるように、両方に図示される形状にお
いて、手段２３、２５、２７を連結する頂部構造部材の各々は、開口１０４を介
して、各角度リンク部材４６に連結される。１６インチの形状において、第２リ
ンク部材４４は、他の連結部は同一を保持しながら、開口１０４だけでなく開口
１０２にも連結される。１２インチ形態用から１６インチ形態用に変換するには
、角リンク部材４６の配向を反転させる必要がある。これにより開口１０６に対
する開口１０２の位置が図２に示される位置と反転される。直径１６インチ形態
において、開口１０２は、図３及び図４に示されるように、第２リンク部材に角
リンク部材４６を連結するのに用いられる。一旦、上記別の連結がなされ、図３
に示されるように、掴み部材１６、１８、２０が角連結部材４６に再連結される
と、持上げ部材１４は、直径１６インチフィルタカートリッジの持上げ及び移送
の準備がなされる。
【００４２】 １６インチの形状において、セル型フィルタカートリッジと接触するとき、掴
み部材１６、１８、２０は、頂部構造部材２４の外縁の外側にある位置から延び
るが、図１に示されるように、１２インチの形状では、掴み部材は、頂部構造部
材２４の外縁の内側にある位置から下方に延びる。
【００４３】 カートリッジの形及び直径は、円形で、直径１２及び１６インチのカートリッ
ジに限定されず、他のサイズ及び形が本発明によって考えられると理解されてい
る。
【００４４】 本発明のリフト構造体を含むシステム及び方法は、本発明の目的を満たしてい
ることは明らかである。特に、リフト構造体を含むシステム及び方法は、セル型
フィルタカートリッジのような未使用及び濾過作業において用いられた使用済の
ディスクスタックに、容易で、安全で、且つ効率のよい取り扱いを提供する。
【００４５】 本明細書に含まれたシステムを用いるシステム及び方法は、本発明の好ましい
実施例を包含するが、本発明は、まさにそのシステム及び方法に限定されること
なく、請求の範囲に特定される本発明の範囲から逸脱することなく、種々に変形
されるものと理解しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の方法を使用する装置の代表的な一例であって、ハウジン
グ台に装着された、ディスクスタック、即ち、代表的な直径１２インチのセル型
フィルタカートリッジの上方に、ホイストで懸吊された開位置にあるリフト構造
体の斜視図である。
【図２】 図１のリフト構造体であって、代表的な直径１２インチのセル型
フィルタカートリッジの上方に配置され、閉位置とされる、該リフト構造体の斜
視図である。
【図３】 図１の装置のリフト構造体における部分拡大斜視図である。
【図４】 上記装置の変形例の代表的な直径１６インチのセル型フィルタカ
ートリッジ又はディスクスタック用接続手段の平面図である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年８月８日（２０００．８．８）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ディスクスタック輸送用リフト装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】 （技術分野） 本発明は、流体を通過させて濾過する、取外し可能なセル型式フィルタ等のデ
ィスクスタックを移送する、リフト構造体を含む、システム、装置及び方法に関
し、特に、取外し可能としたセル型フィルタカートリッジアッセンブリから１つ
又は複数のカートリッジを取外す際、取外し可能なセル型フィルタカートリッジ
等のディスクスタックを、簡単に、安全にかつ能率的に輸送するリフト構造体を
含む、システム、装置及び方法に関するものである。更に詳しくは、本発明は、
フィルタカートリッジハウジングに、セル型フィルタカートリッジ等のディスク
スタックを簡単に、安全にかつ能率的に据付ける又は取外すようにした、可調整
リフト装置に関するものである。
【０００２】 （背景技術） 従来、セル型フィルタカートリッジは知られており、種々の濾過処理における
使用が増大している。この種のタイプのセル型フィルタカートリッジは、代表的
に、それぞれ、フィルタ媒質から形成され、一般に互いに分離された２つの層を
有する個別セルにより形成される。代表的に、液体がフィルタ媒質の外部から当
該セルの中央部に向かって該フィルタ媒質層間の空間に流入する。セル型フィル
タカートリッジについての顕著な利点は、フィルタ材料の表面領域が組立てられ
たセル型フィルタカートリッジの総容積と比べて非常に大きいことである。
【０００３】 各フィルタ媒質間にセパレータが配置され、該セパレータは中央穴からスポー
ク状形態をもって放射状に延びる複数のリブを有するディスク形状とされる。フ
ィルタ媒質から成る２つの層に分離することのほかに、フィルタ媒質から流体が
該フィルタ媒質の中央穴に向かって流入するようにされる。
【０００４】 一般に、セパレータディスクは当該セルの中央穴に形成された複数の剛性部材
を有し、これらの剛性部材は、それぞれ、複数の分離リブに取付けられて上記各
リブに対し実質的に片持ばりとして十分な強度を付与された、硬質の箱状構造体
とされる。更に、これらの剛性ディスクにおける１つは分離リブの端部の近くに
配置してフィルタ媒質の媒質貫入を防止するとともに濾過液による流路領域の閉
鎖を防止するようにされる。したがって、この型式のセパレータの際立った利点
の１つは、逆洗又は逆流時（即ち、流体がフィルタセルの中央穴から当該フィル
タ媒質の表面に向って流れる時）当該フィルタ媒質の毀損が最小限とされること
である。
【０００５】 フィルタカートリッジは多種類の流体濾過のために種々のフィルタ媒質が使用
される。そのような媒質の実施例及び用途は、例えば、オストライヒャー（Ostr
eicher）に付与された、１９８６年１０月１４日付けの発明の名称“粒子フィル
タエイド、フィルタベッドプロセス”とする米国特許第４６１７１２８号；ハウ
（Hou）等に付与された１９８２年１月５日付けの発明の名称“フィルタ及びそ
の製法”とする米国特許第４３０９２４７号；オストライヒャー（Ostreicher）
等に付与された、１９８１年１２月１５日付けの発明の名称“フィルタ及びその
製法”とする米国特許第４３０５７８２号；オストライヒャー（Ostreicher）に
付与された、１９７７年２月８日付けの発明の名称“粒子フィルタ媒質及びプロ
セス”とする米国特許第４００７１１３号；及びオストライヒャー（Ostreicher
）に付与された、１９７７年２月８日付けの発明の名称“繊維フィルタ媒質及び
プロセス”とする米国特許第４００７１１４号がある。
【０００６】 また、セル型フィルタカートリッジの用途については、ハウ（Hou）等に付与
された１９８２年１１月３０日発行の発明の名称“フィルタ媒質、溶解鉄の酸化
及び除去、不活性化微生物の除去方法並びに粒子フィルタエイド”とする米国特
許第４３６１４８６号に見られ、本明細書に組み入れて参照される。
【０００７】 フィルタセルの製造方法は、サウスオール（Southall）に付与された１９８２
年８月３１日発行の発明の名称“封止された周辺部を有するフィルタセルの製造
方法”とする米国特許第４３４７２０８号に記載されており、その開示事項が本
明細書に取り込んで参照される。この特許において、セル型フィルタカートリッ
ジは複数のフィルタセルから構成されることが記載されている。各フィルタセル
は、当該フィルタセルの周辺部又は縁部が射出成形フランジにより互いに保持す
るとともに封止されてフィルタセル間に円錐状セパレータを有するフィルタ媒体
により構成される。
【０００８】 フィルタ材料の外面に網又はメッシュを取付ける方法が、アーチンヤン（Arti
nyan）等に付与された発明の名称“露出面を具備するセルフィルタの形成方法”
とする米国特許第４８８１３１３号に記載され、その開示事項が本明細書に組込
まれている。この特許において、当該フィルタの網を張られた表面領域が未濾過
流体に曝され、これにより逆流又は洗浄操作中に、当該フィルタ媒体のフレーキ
ングとか、ひび割れ等の発生が防止される。
【０００９】 一般に、前述した全てのフィルタカートリッジは通常の処理状況時に前もって
処理が行なわれれる。使用が延長された後に予測されるように、当該フィルタ媒
体の濾過能力が劣化する。濾過能力が劣化すると、当該フィルタカートリッジは
代表的に最上部のフィルタセルの周辺部又は縁部を掴んで交換され、次いで、掴
みたフィルタを慎重にフィルタハウジングから持上げられる。この方法は、各湿
潤セルの強度及び多重フィルタセルを相互接続するバンドの強度に拠って把持さ
れたフィルタセルの何れのセルの破損も防止するものである。それに代えて、フ
ィルタハウジングが構造的に許容されるのであれば、底部フィルタの周辺部が把
持され、次いで、該カートリッジを慎重に持上げてフィルタハウジングから取出
すことにより除去される。上述した両方法は問題があり、それというのも、湿潤
フィルタカートリッジの重量が乾燥フィルタカートリッジと比べて大きいからで
ある。この増大した負荷は、一般に、当該カートリッジの中央部に向って集中し
、よって持上げ操作時に該カートリッジが分離することとなり易い。
【００１０】 湿潤したフィルタカートリッジがフィルタハウジングからの取外し時に破損す
ると種々の問題を惹起する。ます、第１に、カートリッジがハウジングの近くに
あるときに破損すると、当該フィルタによって除去された粒状物が再びハウジン
グ内に入ること隣、該ハウジングの内部及び周辺部において更に別の洗浄操作が
必要となることである。
【００１１】 本発明の譲受人に譲渡された米国特許第５６０７５８４号に開示されるように
、フィルタカートリッジに設けられたハンドラーを含む、フィルタカートリッジ
アッセンブリ等の大型物体を昇降及び運搬する操作部材を設けることが知られて
いる。上記米国特許第５６０７５８４号に開示される事項が本明細書に組込まれ
て参照される。しかしながら、上記先行技術は、操作者が肉体的にフィルタカー
トリッジをその作用位置から持上げるとともに該フィルタカートリッジをその作
用位置から手動で外された位置に輸送することなく、フィルタカートリッジハウ
ジングを取外した後、その位置からフィルタカートリッジを除去する手段を設け
ていない。カートリッジをその作用位置から手動で取外す方式のものでは、しば
しば、重いカートリッジの輸送する間、操作者により階段がしばしば使用され、
フィルタカートリッジの外面部における有毒物質に接触することになるので、リ
フト構造体を含む装置及び該リフト構造体を使用する方法は、操作者がセル型フ
ィルタカートリッジを手動で移送する必要のないようにしたり、セル型フィルタ
カートリッジを取外し及び交換に要する総時間を低減することが望まれる。
【００１２】 本発明に関し最適の技術レベルを代表すると考えられる、ドイツ特許公報ＤＥ
９１０７２７１Ｕは、ドラムを昇降する装置を開示しており、該装置は、３つの
接続部材１３‘を含む構造部材６；該構造部材６と接続されたセンターガイド部
材５；該センターガイド部材に取付けられ、３つの接続部材１６を有するリング
部材ｌｂ；上記各構造部材接続手段１３と上記各リング部材接続手段１６とに接
続された、３つのリンク手段３、４；上記各リンク手段と接続されるとともに上
記各構造部材接続手段１３’と接続された、３つの把持部材２１により構成され
る。しかしながら、この公報には、ディスクスタックについて言及するところが
ない。
【００１３】 そこで、ハウジングの囲いが取り払われた後、ハウジング内での作用位置から
濾過操作に使用された、セル型フィルタカートリッジ等の使用済みディスクスタ
ックを、容易に、安全にかつ能率的に除去する、リフト構造体を含んだ装置及び
方法が所望される。そのような装置及び方法は、手動でディスクスタックの昇降
及び輸送を回避しなければならない。そのような装置及び方法は、操作者の危険
性又は有毒性のある物質との接触を最小限のものとするとともにセル型フィルタ
ディスクの外表面部に集められるような、つるつるした、有毒性又は危険性物質
でフィルタハウジングの周辺部の汚染を最小限のものとするために、操作者とセ
ル型フィルタディスクとが直接接触することをなくすか又は少なくとも最小限の
ものとしなければならない。そのような装置及び方法は、セル型フィルタカート
リッジの交換の所要時間を低減化し、それに掛るダウンタイムを低減化するよう
に努めなければならない。そのような装置及び方法は、操作者が手動でセル型フ
ィルタディスクを移送又は運搬する必要性のないものとしなければならない。そ
のような装置及び方法は、フィルタハウジング内に新しいセル型フィルタカート
リッジを据付ける際、清潔でかつ汚染の少ないフィルタ表面とする必要がある。
そのような装置及び方法は、廃棄容器内に使用済みセル型フィルタカートリッジ
を簡単に移送可能なものとする必要がある。
【００１４】 （発明の要約） （発明が解決しようとする技術的課題） 本発明の目的は、使用済みセル型フィルタカートリッジの移送及び廃棄の手動
操作を不要とした、リフト構造体を含む装置及び方法を提供することにある。
【００１５】 本発明の他の目的は、フィルタハウジングユニットにおける初期作用位置から
遠隔位置に使用済みセル型フィルタカートリッジを、容易に、安全にかつ能率的
に移送するとともに廃棄する、リフト構造体を含む、装置及び方法を提供するこ
とにある。
【００１６】 本発明のもう1つの目的は、遠隔位置からフィルタハウジングユニット内の初
期作用位置から新しいセル型フィルタカートリッジを容易に、安全にかつ能率的
に取付け可能とする,リフト構造体を含む、装置及び方法を提供することにある
。
【００１７】 本願発明の更にもう1つの目的は、操作者が使用済みセル型フィルタカートリ
ッジに含まれる有毒性物質に接触する危険性を最小限とする、リフト構造体を有
する装置及び方法を提供することにある。
【００１８】 本発明の別の目的は、フィルタハウジングの汚染を最小限とする、リフト構造
体を有する装置及び方法を提供することにある。
【００１９】 本発明の更に別の目的は、フィルタハウジングにおけるセル型フィルタカート
リッジの交換の所要時間を低減化する、リフト構造体を有する装置及び方法を提
供することにある。
【００２０】 また、本発明の目的は、操作者がフィルタハウジングへのセル型フィルタカー
トリッジの積込み又は積降ろしのとき、手動で使用済みのセル型フィルタカート
リッジを移送するのに台座又は階段を必要としない、装置及び方法を提供するこ
とにある。
【００２１】 上述した種々の目的及び更に別の目的により、本発明の1つの局面は、センタ
ーガイド穴を有するとともに操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続手段
を有する、構造部材；上記構造部材のセンターガイド穴に操作可能に取付けられ
た、センターガイド部材；上記センターガイド部材に操作可能に取付けられ、操
作可能に取付けられた少なくとも３つの接続部材を有する、リング部材；上記各
構造部材接続手段及び上記各リング部材接続手段に操作可能に取付けられること
により、上記構造部材に対し上記リング部材を移動するようにした、少なくとも
３つのリンク手段；及び上記各リンク手段及び上記各構造部材接続手段に操作可
能に取付けられることにより、少なくとも１つのディスクスタックが初期位置か
ら他の位置に移送するように、少なくとも１つのディスクスタックと相互作用す
る、少なくとも３つの把持部材により構成した、ディスクスタックの運搬取扱装
置を含む。
【００２２】 本発明の別の局面は、ディスクスタックを持上げるとともに輸送するシステム
であって、センターガイド穴を有するとともに外周辺部に操作可能に取付けられ
た少なくとも３つの接続手段を有する、構造部材；上記構造部材のセンターガイ
ド穴に操作可能に取付けられた、センターガイド部材；上記センターガイド部材
に操作可能に取付けられ、操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続部材を
有する、リング部材；上記各構造部材接続手段及び上記各リング部材接続手段に
操作可能に取付けられることにより、上記構造部材に対し上記リング部材を移動
するようにしたリンク手段；及び上記各リンク手段及び上記各構造部材接続手段
に操作可能に取付けられることにより、少なくとも１つのディスクスタックと相
互作用する把持部材；上記リング部材に操作可能に取付けられ、少なくとも1つ
のディスクスタックを他の位置に移送するように上記リフト部材を垂直に持上げ
る手段により構成した、ディスクスタックの持上げ輸送システムを含む。
【００２３】 更にもう1つ別の本発明の局面は、初期位置からディスクスタックを持上げる
とともに該ディスクスタックを遠隔位置に輸送するにあたり、取外そうとする少
なくとも１つのディスクを設ける段階；及び上記少なくとも１つのディスクに操
作可能にリフト構造体を装着し、上記リフト構造体は、センターガイド穴と外周
部に操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続手段とを有する、構造部材；
上記構造部材のセンターガイド穴に対し操作可能に配置されるとともに操作可能
に取付けられた、センターガイド部材；上記センターガイド部材に操作可能に配
置され、手動で操作可能に位置決めされた、少なくとも３つの接続手段を有する
、リング部材；上記各構造部材接続手段と上記各リング部材とに操作可能に接続
してこれらの構造部材に対し該リング部材を移動する、リンク手段；及び上記各
リンク手段に操作可能に接続され、少なくとも１つのディスクスタックと相互作
用するようにした、把持部材により構成され、上記把持部材に上記ディスクを係
合する手段を設け；少なくとも１つのディスクスタックを垂直に持上げ；及び上
記少なくとも１つのディスクスタックを初期位置から他の位置に再配置する段階
を含む、ディスクスタックの持上げ輸送方法を含む。
【００２４】 本発明の上述したのと他の多くの態様、特徴および利点は、更に以下に述べる
本発明の好ましい実施例の詳細な記載内に示される。
【００２５】 （発明を実施するための最良の形態） 図１−図４に示されるように、本明細書に開示されるものは、セル型フィルタ
ッセンブリ又は複数のセル型フィルタカートリッジを初期操作位置から持上げか
つ遠隔位置、例えば、廃物容器位置まで輸送する、リフト構造体を含むシステム
１０と方法とである。上記システム１０は、機械的動力、例えば、電動力又はそ
の他の動力を使用して厄介なかつ危険性のある手動昇降操作を省略したリフト構
造体１４を含み、これにより操作者は本発明の装置及び方法を利用して安全、簡
単でかつ能率的な操作性が得られかつ生産性を高めることができる。通常操作に
おいて、上記リフト構造体は当該機械の可動部分から操作者を保護する、安全カ
バーを含む。
【００２６】 本発明のシステム１０及び方法の主要点は、ユニークな装置、即ち、リフト構
造体１４にあり、このリフト構造体１４は、複数の使用済セル型フィルタカート
リッジ近辺の所定位置に、少なくとも３つの掴み手段１６、１８、２０を機械的
に固定し、次いで、約５０パウンド、即ち、約２５ｋｇまで又はそれを超える重
量を持上げ可能とした頭上ホイスト（図示せず）、クレーン又はその他の手段を
用いて、初期操作位置２２から遠隔位置（図示せず）にセル型フィルタカートリ
ッジを移送するものである。
【００２７】 本発明のリフト構造体１４は、図１に示されるように、頂部構造部材２４（こ
の頂部構造部材はセル型フィルタカートリッジの断面形状と同じ形状とされ、本
実施例では、図示されるように、好ましくは円形とされる）は、センターガイド
穴２６と、操作可能に掴み手段１６、１８、２０と連結する、３つの接続手段２
３、２５、２７とを有する。好ましくは中空状とされる、センターガイド部材２
８は、操作可能に頂部構造部材２４と連結される。操作可能に取付けられた、少
なくとも３つの接続手段３２、３４、３６を有するリング部材３０は、操作可能
に頂部構造部材２４に取付けられる。操作可能に取付けられた、少なくとも３つ
の接続手段３２、３４、３６を有する,リング部材３０は、センターガイド部材
２８の上方に操作可能に取付けられるとともに該センターガイド部材に対し移動
可能とされる。本実施例において、好ましくは、複数のリンク部材４２、４４、
４６から成る、リンク部材４０は、それぞれ、頂部構造部材接続手段２３、２４
、２７を介してリング部材接続手段３２、３４、３６と操作可能に連結される。
本実施例において、各リンク部材４０は、好ましくは、少なくとも２つの伸長リ
ンク部材４２、４４と、角リンク部材４６とにより構成される。本実施例におい
て、角リンク部材４６は、好ましくは、各リング接続手段３２、３４、３６から
頂部構造部材接続手段２３、２５、２７に各リンク手段４０を連結するとともに
、各リンク手段４０の一端部に操作可能に各掴み部材１６、１８、２０を連結す
るのに利用される。各掴み手段は、角リンク部材に頂部構造部材接続手段３２、
３４、３６を介して操作可能に接続され、よって各掴み手段１６、１８、２０は
、図１及び図２に示されるように、開位置及び閉位置間を移動可能とされる。こ
れらの掴み手段１６、１８、２０は、それぞれ、長手軸に沿って操作可能に配置
された突部５２を含み、カートリッジ１２を取り巻く外周縁部の下部に取り付け
られることに取付けられることにより、セル型フィルタカートリッジ１０と係合
するようにされ、よって、上記フィルタカートリッジアッセンブリの重量部の少
なくとも一部分が支えられる。
【００２８】 図２に最良に示されるように、第１リンク部材４２は、本実施例において好ま
しくは、各リング部材接続手段３２、３４、３６に操作可能に連結される。リン
ク手段４０における第１リンク部材４２は、リング接続手段３６に対しリンク手
段４０を回転及び移動する手段、例えば、ボルト５６及びナット５８とか、リベ
ットとかその他同類手段を介して該リング部材接続手段３６に接続され、これに
よりリンク手段４０がリング部材接続手段３２、３４、３６に対しピボット運動
するとともにリング３０がセンターガイド部材２８に対し移動可能とされる。本
実施例において、リンク部材４０は、好ましくは、少なくとも２つのリンク部材
４２、４４及び角リンク部材４６を含み、リンク部材４２及び角リンク部材４６
は、それぞれ、２つの同一の個別部品により構成される。各角リンク部材４６は
、操作可能に、各第２リンク部材４４及び各掴み部材１６、１８、２０にそれぞ
れ連結される。角リンク部材４６は、第２リンク部材４４及び頂部構造部材接続
手段２３、２５、２７と操作可能に連結され、上記リンク部材は上上部部材２４
に対しピボット運動可能とされる。各掴み部材１６、１８、２０の突部は、これ
らの掴み部材の内面に操作可能に設けられ、上述したように、セル型フィルタカ
ートリッジアッセンブリ１２におけるスロット６１と係合可能とされる。
【００２９】 例えば、ドイツ国、アキステーテン−ブロンネン（Achstetten-Bronnen）のエ
ルビン・ハルダー会社（Erwin Halder KG）によって製造されるタイプのロック
部材（止め具）であって、例えば、ばね戻りピン６０等の位置保持手段を含む、
固定手段がリング部材３０に操作可能に連結される。本実施例において、リング
部材３０は、好ましくは、以下に説明されるように、開放及び閉位置で固定され
る。
【００３０】 例えば、金属フック又は同類の器具、又はその他の当該機能を果たし得る、接
続手段６２がリング部材３０に操作可能に連結される。上記接続手段６２は、ホ
イストリンク６７又はそれと等価の器具と相互作用することにより、リング部材
３０がホイストとかクレーン（図示せず）とか、又は、リフト構造体１４の位置
を垂直に移動操作する、例えば、ハンドラーを介してリフト構造体を手動操作す
るのに有用なその他のリフト手段又は装置例えばハンドラーを介して手動で持上
げる装置又は構造体等と操作可能に連結される。
【００３１】 図１に示されるように、開位置で固定される１つの代表的なリフト構造体１４
が、ホイストに連結され、代表的な直径１２インチセル型フィルタカートリッジ
１２の上方に配置される。図２は、セル型フィルタカートリッジ１２の頂部に操
作可能に備えられた閉位置におけるリフト構造体１４を示す。上記閉位置に移動
させるために、操作者は、リフト構造体１４を下げ、当業者に知られているよう
に、セル型フィルタカートリッジ１２の頂部に操作可能に配置される。リフト構
造体１４がセル型フィルタカートリッジ１２に取付けられると、位置固定部材６
０が操作され（例えば、センターガイド部材２８に見出された開口６５からピン
が抜き出される）、これによって、リフト構造体１４は、最早、開位置に保持さ
れず、リング３０は頂部構造部材２４から離間自在とされ、その結果、掴み部材
１６、１８、２０を回転させてセル型フィルタカートリッジ１２と接触可能とさ
れる。
【００３２】 支持部７０上の初期位置から、湿潤した重いセル型フィルタカートリッジの再
配置時、本発明のシステム１０は、図示のホイストリンク部６７、又は手動操作
でリング部材３０に連結されたハンドラー（図示せず）のような手段を介してリ
フト構造体１４に操作可能に連結される。図１〜図２に示されるように、セル型
フィルタカートリッジ１２を見せる状態で、濾過装置支持台７０の外側ハウジン
グ（図示せず）が取り除かれた後、操作者はホイストを操作し除去されるセル型
フィルタカートリッジ１２のすぐ上で、開位置で固定されたリフト構造体１４を
設置する。操作者は、セル型フィルタカートリッジのリフト構造体が上方部分７
２に接触するまでホイスト又はそれと同様のものを用いて、リフト構造体１４を
下げる。ある位置で、操作者が固定手段６０を開位置から外し、それによってセ
ンターガイド部２８に沿ってリング部材３０を摺動させることが可能であり、掴
み手段１６、１８、２０がカートリッジ１２の外側周縁に接触すると、リング部
材３０に持上げ力をはたらかせるホイスト又は他の装置を操作する。それにより
、頂部構造手段２４からリング部材３０を移動させる。持上げ力は、頂部構造部
材４２から離れた上方に、３つのリンク部材４０を介して、リング部材３０を移
動させ、上記のように、セル型フィルタカートリッジの側部と接触するように、
３つの掴み部材１６、１８、２０を内側にピボット運動させる。
【００３３】 操作者がホイストを介して、リング部材に持上げ力を加えると、リング部材は
中空センターガイド部２８に対して摺動し、掴み部材１６、１８、２０がセンタ
ーガイド部２８に向かって、セル型カートリッジアッセンブリ１２と接触するよ
うに、回動する。これにより、各突部５２は、個々のフィルタセル間のスロット
６１に係合する。ホイストリンク部６４又はそれと同様のものを引っ張っている
間、リング部材３０は、頂部構造部材２４から離れて長手方向に移動する。リン
ク部材６０の第１リンク部材４２は、センターガイド部材２８から外側に離れて
回動し、リンク部材４０の第２リンク部材４４は、頂部構造部材２４の頂面７４
から上に離れて回動する。更に、角リンク部材４６は、手段２３、２５、２７に
連結する頂部構造手段に対して、センターガイド部材２８に向かって下方へ且つ
内側に回動する。これにより、連結されている掴み手段１６、１８、２０は、図
２に示されるように、セル型フィルタカートリッジに係合する。
【００３４】 ホイストから吊り下げられた湿潤セル型フィルタカートリッジ１２及びリフト
構造体１４を含むアッセンブリの重量は機械的に掴み力に変換されることに注意
しなければならない。それにより、握力は３つの掴み部材１６、１８、２０によ
ってカートリッジに適用される。ディスクスタック又はカートリッジ１２の全体
重量が大きくなればなるほど、リフト構造体１４によって、掴み部材１６、１８
、２０へ並びに最終的にはディスクスタック又はカートリッジ１２へと伝達され
る力が強くなる。
【００３５】 この点で、一度セル型フィルタカートリッジの全重量がホイスト又は他の手段
を介するリフト構造体１４によって支えられていると、該リフト構造体は、リン
グ手段３０及びセンターガイド部材２８に形成される開口又は同等手段（図示せ
ず）を用いて、リング部材に配置された固定手段６０を介して、閉位置で固定さ
れる。
【００３６】 一度掴み手段１６、１８、２０が、セル型フィルタカートリッジ１２に対して
確実に配置されると、操作者は、ホイストを操作する。これによって、図２に示
されるように、カートリッジは、ハウジングの基部の初期操作位置から上方へ離
れて移動する。その後、操作者は、ホイスト又はクレーンを操縦し、離れた場所
にセル型フィルタカートリッジを移動させ、廃物処理容器（図示せず）に配置す
る。
【００３７】 一度、接触部からリフト構造体を離すために、セル型フィルタカートリッジが
支持面に据えられると、操作者は支持リングの持上げ力をゼロに低減し、ホイス
トリンク部６７が接続手段６２との接触からはずれ、板２４の方に向かって下に
移動し、その後、固定手段６０をはずし、支持リング３０が頂部構造部材２４に
向かって下方に摺動し、例えば開口６５に係合するように、開位置で固定するこ
とを可能にする。一旦、上記のことが行なわれると、操作者はリフト構造体を他
の位置に自由に移動させる。
【００３８】 フィルタ面と接触する可能性のある不純物を低減させるために、囲い内に封入
される前に、操作位置にセル型フィルタカートリッジを配置するのに、本発明の
リフト構造体を用いることが可能である。
【００３９】 例えばドラムのような処理装置（図示せず）内で、処理用の使用済セル型ディ
スクフィルタカートリッジを移動させるとき、操作者は使用済セル型フィルタカ
ートリッジ又はリフト構造体に連結されたカートリッジを、貯蔵容器、ドラム又
は処理される特定のセル型フィルタカートリッジよりわずかに大きな内径を備え
る袋の周辺まで移動させる。操作者は、ゆっくりと付随の使用済みセル型フィル
タカートリッジ具備するリフト構造体を降ろし、３つの掴み手段１６、１８、２
０の角底部８０を、ドラム、貯蔵容器、又は袋を包囲する位置まで摺動するよう
に注意を払う。装置の重量がドラム、貯蔵容器又は袋に移動される直前に、リフ
ト構造体１４が自動的に開位置に移動することを許容するために、固定手段６０
又はばね返しがはずされる。これによって３つの掴み部材１６、１８、２０がカ
ートリッジとの接触部から外側に離れてピボット運動する。そうすることで、セ
ル型フィルタカートリッジをドラム、貯蔵容器、又は袋に落とすことを可能にす
る。カートリッジが外され、リフト構造体が開位置に達した後、該リフト構造体
は他のカートリッジを移動させたり、或いは取り除いたりするのに有用である。
【００４０】 本発明の重要な特徴は、ある１サイズのカートリッジ用からもう１サイズのカ
ートリッジ用へと当該装置を容易に変換する機能がある。例えば、直径１６イン
チのセル型フィルタカートリッジ用のものから直径１２インチのセル型フィルタ
カートリッジ用に、及び、その逆の転用も可能であり、構造部材２４に対して角
リンク部材４６の位置を即座に変更することで、他の器具を全く必要としない。
上記転用は、図１、３御及び４に示されるように、掴み部材１６、１８、２０と
角リンク部材４６との間の連結部、及び第２リンク部材４４、角部材４６と連結
部材２３、２５、２７の連結部、並びに第２リンク部材４４と角リンク部材４６
の連結部内で、例えば、ドイツ国、アキステーテン−ブロンネン（Achstetten-B
ronnen）のエアビン・ハルダー会社（Erwin Halder KG）によって製造される、
高速処理安全軸を用いることで達成される。
【００４１】 図示されるように、直径１２インチのリフト構造体（図１）から直径１６イン
チのリフト構造体（図３及び図４）に転換させるには、４つの連結部材９０、９
２、９４、９６、本実施例において好ましくは高速安全軸を除去し、第２リンク
部材４４及び掴み手段１６、１８、２０を角リンク部材４６に各々を連結させる
ことで達成される。図示されるように、２つの本質的に同一部材９８、１００は
１つの角部材４６より構成されており、角部材は単一部材より構成されていると
解されている。各角部材９８、１００は、少なくとも５つの開口１０２、１０４
、１０６、１０８、１１０を備える。開口を備える各部材９８、１００と開口１
０８、１１０を備える部分の間の角度は、好ましくは約１１０度であるが、該角
度は該好ましい１１０度より大小してもよく、上記転換が行われ得る。
【００４２】 図１に示されるように、直径１２インチのリフト構造体１４において、第２リ
ンク部材４４を２つの角リンク部材９８、１００に連結させる接続手段９０、９
２は、開口１０４、１０６に連結されていると共に、掴み部材１６、１８、２０
は。開口１０８、１１０に連結されている。図３及び図４に示されるように、直
径１６インチのリフト構造体１４において、第２リンク部材４４を２つの角リン
ク部材９８、１００に連結させる接続手段９０、９２は開口１０２、１０４に連
結されていると共に、掴み部材１６、１８、２０は、開口１０８、１１０に連結
されている。図１、図３及び図４に示されるように、両方に図示される形状にお
いて、手段２３、２５、２７を連結する頂部構造部材の各々は、開口１０４を介
して、各角度リンク部材４６に連結される。１６インチの形状において、第２リ
ンク部材４４は、他の連結部は同一を保持しながら、開口１０４だけでなく開口
１０２にも連結される。１２インチ形態用から１６インチ形態用に変換するには
、角リンク部材４６の配向を反転させる必要がある。これにより開口１０６に対
する開口１０２の位置が図２に示される位置と反転される。直径１６インチ形態
において、開口１０２は、図３及び図４に示されるように、第２リンク部材に角
リンク部材４６を連結するのに用いられる。一旦、上記別の連結がなされ、図３
に示されるように、掴み部材１６、１８、２０が角連結部材４６に再連結される
と、持上げ部材１４は、直径１６インチフィルタカートリッジの持上げ及び移送
の準備がなされる。
【００４３】 １６インチの形状において、セル型フィルタカートリッジと接触するとき、掴
み部材１６、１８、２０は、頂部構造部材２４の外縁の外側にある位置から延び
るが、図１に示されるように、１２インチの形状では、掴み部材は、頂部構造部
材２４の外縁の内側にある位置から下方に延びる。
【００４４】 カートリッジの形及び直径は、円形で、直径１２及び１６インチのカートリッ
ジに限定されず、他のサイズ及び形が本発明によって考えられると理解されてい
る。
【００４５】 本発明のリフト構造体を含むシステム及び方法は、本発明の目的を満たしてい
ることは明らかである。特に、リフト構造体を含むシステム及び方法は、セル型
フィルタカートリッジのような未使用及び濾過作業において用いられた使用済の
ディスクスタックに、容易で、安全で、且つ効率のよい取り扱いを提供する。
【００４６】 本明細書に含まれたシステムを用いるシステム及び方法は、本発明の好ましい
実施例を包含するが、本発明は、まさにそのシステム及び方法に限定されること
なく、請求の範囲に特定される本発明の範囲から逸脱することなく、種々に変形
されるものと理解しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の方法を使用する装置の代表的な一例であって、ハウジン
グ台に装着された、ディスクスタック、即ち、代表的な直径１２インチのセル型
フィルタカートリッジの上方に、ホイストで懸吊された開位置にあるリフト構造
体の斜視図である。
【図２】 図１のリフト構造体であって、代表的な直径１２インチのセル型
フィルタカートリッジの上方に配置され、閉位置とされる、該リフト構造体の斜
視図である。
【図３】 図１の装置のリフト構造体における部分拡大斜視図である。
【図４】 上記装置の変形例の代表的な直径１６インチのセル型フィルタカ
ートリッジ又はディスクスタック用接続手段の平面図である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ディスクスタック運搬取扱装置であって、 センターガイド穴を有するとともに操作可能に取付けられた少なくとも３つの
    接続手段を有する、構造部材； 上記構造部材のセンターガイド穴に操作可能に取付けられた、センターガイド
    部材； 上記センターガイド部材に操作可能に取付けられ、操作可能に取付けられた少
    なくとも３つの接続部材を有する、リング部材； 上記各構造部材接続手段及び上記各リング部材接続手段に操作可能に取付けら
    れることにより、上記構造部材に対し上記リング部材を移動するようにした、少
    なくとも３つのリンク手段；及び 上記各リンク手段及び上記各構造部材接続手段に操作可能に取付けられること
    により、少なくとも１つのディスクスタックが初期位置から他の位置に移送する
    ように、少なくとも１つのディスクスタックと相互作用する、少なくとも３つの
    把持部材により構成した、ディスクスタックの運搬取扱装置。
  2. 【請求項２】 各リンク手段が、少なくとも２つの伸長リンク部材及び少な
    くとも１つの角リンク部材により構成された、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項３】 各リンク手段が、それぞれ、 一端部をリング部材に操作可能に取付けられた、少なくとも２つの伸長部材； 一端部を上記２つの伸長部材に操作可能に取付けられた、第３伸長部材；及び 上記第３伸長部材及び上記構造部材接続手段に操作可能に取付けられた、少な
    くとも１つの角部材とにより構成された、請求項２に記載の装置。
  4. 【請求項４】 ２つ伸長リンク部材の一端部を操作可能にリング部材接続手
    段に接続するとともにそれらの他端部を第２伸長リンク部材と接続する一方、上
    記構造部材接続手段に操作可能に角リンク部材を取付けるとともに該角リンク部
    材に操作可能に第３リンク部材の第２端部を接続して構成した、請求項２に記載
    の装置。
  5. 【請求項５】 更に、リング部材に操作可能に取付けられ、上記構造部材か
    ら離間する上記リング部材に力が加わったとき、上記リング部材が上記構造部材
    から離間するように操作可能に力発生手段を接続する手段を含む、請求項１に記
    載の装置。
  6. 【請求項６】 各構造部材接続手段が、更に、 構造部材の上面部の上方に延びるとともに該構造部材の外周部を超えて外方に
    延びる、伸長部材であって、該伸長部材が上記構造部材の上面部に形成された空
    洞部により分離され、該空洞部内にリンク手段の少なくとも一部分を取付けるよ
    うにした、少なくとも２つの伸長部材を含む、請求項１に記載の装置。
  7. 【請求項７】 各把持部材が、更に、 持上げようとするディスクスタックに最も近い掴み手段の表面部に操作可能に
    設けられた突起手段であって、上記ディスクスタックの周縁部と係合して少なく
    とも一部分で該ディスクスタックの全重量を支持する、突起手段を含む、請求項
    １に記載の装置。
  8. 【請求項８】 各リング部材接続手段が、更に、 リング部材から構造部材の上面に向けて下方に延びるとともに該リング部材の
    外周部を超えて外部に延びる、伸長部材と、該伸長部材に操作可能に取付けてリ
    ンク手段と操作可能に接続する手段とを含む、請求項１に記載の装置。
  9. 【請求項９】 更に、リング部材に操作可能に取付けられ、上記リング部材
    とセンターガイド部材との相対位置を一定に保持する、固定手段を含む、請求項
    １に記載の装置。
  10. 【請求項１０】 ディスクスタックを持上げるとともに輸送するシステムで
    あって、 センターガイド穴を有するとともに外周辺部に操作可能に取付けられた少なく
    とも３つの接続手段を有する、構造部材； 上記構造部材のセンターガイド穴に操作可能に取付けられた、センターガイド
    部材； 上記センターガイド部材に操作可能に取付けられ、操作可能に取付けられた少
    なくとも３つの接続部材を有する、リング部材； 上記各構造部材接続手段及び上記各リング部材接続手段に操作可能に取付けら
    れることにより、上記構造部材に対し上記リング部材を移動するようにしたリン
    ク手段；及び 上記各リンク手段及び上記各構造部材接続手段に操作可能に取付けられること
    により、少なくとも１つのディスクスタックと相互作用する把持部材； 上記リング部材に操作可能に取付けられ、少なくとも1つのディスクスタック
    を他の位置に移送するように上記リフト部材を垂直に持上げる手段により構成し
    た、ディスクスタックの持上げ輸送システム。
  11. 【請求項１１】 更に、リンク手段が少なくとも２つの伸長リンク部材と少
    なくとも１つの角リンク部材により構成された、請求項１０に記載のシステム。
  12. 【請求項１２】 ２つの伸長リンク部材のうち、一方の伸長リンク部材の一
    端部を操作可能にリング部材接続手段に接続するとともにその他端部を第２伸長
    リンク部材と接続し、構造部材接続手段に操作可能に角リンク部材を取付ける一
    方、該角リンク部材に操作可能に第２リンク部材の第２端部を接続して構成した
    、請求項１１に記載のシステム。
  13. 【請求項１３】 更に、リング部材に操作可能に取付けられ、上記構造部材
    から離間する上記リング部材に力が加わったとき、上記リング部材が上記構造部
    材から離間するように操作可能に力発生手段を接続する手段を含む、請求項１０
    に記載のシステム。
  14. 【請求項１４】 各構造部材接続手段が、更に、 構造部材の上面部の上方に延びるとともに該構造部材の外周部を超えて外方に
    延びる、伸長部材であって、該伸長部材が上記構造部材の上面部に形成された空
    洞部により分離され、該空洞部内にリンク手段の少なくとも一部分を取付けるよ
    うにした、少なくとも２つの伸長部材を含む、請求項１０に記載のシステム。
  15. 【請求項１５】 各把持部材が、更に、 持上げようとするディスクスタックに最も近い掴み手段の表面部に操作可能に
    設けられた突起手段であって、上記ディスクスタックの周縁部と係合して少なく
    とも一部分で該ディスクスタックの全重量を支持する、突起手段を含む、請求項
    １０に記載のシステム。
  16. 【請求項１６】 更に、各リング部材接続手段が、 構造部材の上面に向かって下方に延びるとともにリング部材の外周部を超えて
    外方に延びる、伸長部材であって、該伸長部材がリンク手段に操作可能に接続す
    るように形成された手段を含む、少なくとも３つの伸長部材により構成された、
    請求項１０に記載のシステム。
  17. 【請求項１７】 リング部材に操作可能に取付けられ、上記リング部材及び
    ガイド部材を一定位置に保持する、位置固定手段を含む、請求項１０に記載のシ
    ステム。
  18. 【請求項１８】 垂直に持上げる手段がモータ駆動ホイストを用いて構成さ
    れた、請求項１０に記載のシステム。
  19. 【請求項１９】 垂直に持上げる手段が手動ハンドラーを用いて構成された
    、請求項１０に記載のシステム。
  20. 【請求項２０】 初期位置からディスクスタックを持上げるとともに該ディ
    スクスタックを遠隔位置に輸送するにあたり、 取外そうとする少なくとも１つのディスクを設ける段階；及び 上記少なくとも１つのディスクに操作可能にリフト構造体を装着し、 上記リフト構造体が センターガイド穴と外周部に操作可能に取付けられた少なくとも３つの接続手
    段とを有する、構造部材； 上記構造部材のセンターガイド穴に対し操作可能に配置されるとともに操作可
    能に取付けられた、センターガイド部材； 上記センターガイド部材に操作可能に配置され、手動で操作可能に位置決めさ
    れた、少なくとも３つの接続手段を有する、リング部材； 上記各構造部材接続手段と上記各リング部材とに操作可能に接続してこれらの
    構造部材に対し該リング部材を移動する、リンク手段；及び 上記各リンク手段に操作可能に接続され、少なくとも１つのディスクスタック
    と相互作用するようにした、把持部材により構成され、 上記把持部材に上記ディスクを係合する手段を設け； 少なくとも１つのディスクスタックを垂直に持上げ；及び 上記少なくとも１つのディスクスタックを初期位置から他の位置に再配置する
    段階を含む、ディスクスタックの持上げ輸送方法。
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