JP2002521691A - 塗料の色調安定性を求める方法 - Google Patents

塗料の色調安定性を求める方法

Info

Publication number
JP2002521691A
JP2002521691A JP2000562749A JP2000562749A JP2002521691A JP 2002521691 A JP2002521691 A JP 2002521691A JP 2000562749 A JP2000562749 A JP 2000562749A JP 2000562749 A JP2000562749 A JP 2000562749A JP 2002521691 A JP2002521691 A JP 2002521691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating thickness
color
paint
stability
color difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000562749A
Other languages
English (en)
Inventor
ビアラス ベルント
ドゥシェク ヴォルフガング
ロッツ ヴェルナー
ベルリン ハラルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Coatings GmbH
Original Assignee
BASF Coatings GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF Coatings GmbH filed Critical BASF Coatings GmbH
Publication of JP2002521691A publication Critical patent/JP2002521691A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/26Oils; Viscous liquids; Paints; Inks
    • G01N33/32Paints; Inks
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/27Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands using photo-electric detection ; circuits for computing concentration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/55Specular reflectivity
    • G01N21/57Measuring gloss
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/8422Investigating thin films, e.g. matrix isolation method
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J2003/466Coded colour; Recognition of predetermined colour; Determining proximity to predetermined colour
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/465Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters taking into account the colour perception of the eye; using tristimulus detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、塗料の色調安定性を求める方法に関する。この場合、種々の塗り厚SDについて、塗り厚SDにおける色とまえもって定められた塗り厚SD における色との間の総色差ΔE(SD)を測定する。ついで、特性曲線ΔE(SD)の勾配σ(SD)を求め、この勾配は色調安定性について表現力のある特性量を表す。σ(SD)の代わりに、総色差ΔE(SD)が所定のリミットを下回るときの限界塗り厚SDlim を求めることができる。さらに、塗料調合を最低気化するため、色調安定性を求める方法が用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、塗料の色調安定性を求める方法および該色調安定性に関連して塗料
調合を最適化する方法に関する。
【0002】 工業分野における塗装のために顔料や塗料を用いる際に重要であるのは、以前
に設定された色調または顧客の望む色調をできるかぎり精確かつ均質に維持する
ことであり、その理由は人間の目はごく僅かな色の相違でも気がつくからである
。殊に留意しなければならないのは、塗料の塗り厚が異なることに起因して生じ
てしまう色の相違が許容量を超えてしまわないようにすることである。
【0003】 この場合、色の判定は実質的に生理学的な事柄に基づくものであって、人間の
目にはそれぞれ異なるスペクトル感度をもつ3種類の受容器が設けられており、
それらは大ざっばにいわゆる3原色である赤、緑、青に割り当てることができる
(Glasurit-Handbuch Lacke und Farben, Vincentz Verlag Hannover 1984 第1
1版220頁以降を参照)。客観的な測定データを求めることができるようにす
る目的で、統計的な平均に従い受容器の3つの感度に対する正規スペクトル値関
(λ),(λ),(λ)が定められた(CIE系、DIN5033)。
そして任意の色スペクトルf(λ)をこれらの正規スペクトル値関数と統合する
ことで、いわゆる正規色値X=∫dλ(λ)f(λ)、Y=∫dλy(λ)f
(λ),Z=∫dλz(λ)f(λ)が得られ、これらは色スペクトルfを特徴
づける客観的な値を成し、目における3種類の受容器の刺激に対する尺度として
表すことができる。
【0004】 さらに、上述の色座標系を2つの色X,Y,Z とX,Y,Z
関していっそう良好に人間の感覚と一致させるようにする目的で、CIELAB
系(DIN6174)において値L,a,b を以下のように定義した(
,Y,Z は照明に用いられる標準光である): L = 116 (Y/Y)1/3 - 16 a = 500 [(X/X)1/3 - (Y/Y)1/3] b = 200 [(Y/Y)1/3 - (Z/Z)1/3] この場合、2つの色の総色差ないしは総距離ΔE はL 表色系に
おいてユークリッド距離 ΔE = [(ΔL) + (Δa) + (Δb)]1/2 により定められる。
【0005】 ある塗料の色調特性を実際に判定しようという場合、従来技術(たとえば DE
196 40 376.6 による方法)によれば、たとえば塗装における種々の塗り厚およ
び種々の観察角度に関する値L,a,b を求めるために、サンプル塗装
が視覚的または測色的に測定される。このようにすると、概観を捉えるのが難し
い大量のデータが生じ、それらのデータの中から、検査された塗料がその適用分
野において十分に安定した色調をもっているか否かを査定しなければならない。
殊に実地にあたり、たとえば自動車ボディの塗装において必然的に現れてしまう
塗り厚の変動によっても、色調が目立って変化してはならない。そして当然なが
ら前述のようにして塗料を評価するのは、サンプル測定により大量のデータが生
じてしまうので非常に難しく、多くの手間がかかり、しかも評価の際に経験が必
要とされる。いずれにせよ結果はきわめて主観的であり、かつ判定者の能力に左
右してしまう。
【0006】 したがって本発明の課題は、このような欠点を回避し、塗料の色調安定性を求
める方法を開発し、その方法によって、表現力があり概観を捉えることのできる
客観的な基準尺度を提供し、それを塗装曲線から検査結果と良好に相関させるこ
とである。さらに本発明の課題は、色調安定性に関して塗料調合を最適化する方
法を提供することにある。
【0007】 この課題は、塗料の色調を求める方法において以下の特徴によって解決される
。すなわち第1のステップにおいて、 a)種々の塗り厚SDについて、個々の塗り厚SDにおける色とまえもって定め
られた塗り厚SD における色との総色差ΔX=ΔX(SD)を測定する。
【0008】 これによればまずはじめに、基準塗り厚SD における塗装の色座標が求め
られる。有利にはこの基準塗り厚SD は、それが実地において生じる塗り厚
変動の周縁に位置するよう選ばれる。つまり、たとえば10〜20μmの間で変
動が予期されるのであれば、適切な選択はSD =20μm(あるいはSD
=25μm)となる。この場合、他の塗り厚SDについても同様に色座標を求め
るが、その際、測定する塗り厚の個数を、測定の手間と所望の結果精度との釣り
合いを吟味して設定する必要がある。また、測定する塗り厚の範囲は、流れ作業
による塗装において生じる塗り厚変動のインターバルによって実質的にカバーさ
れる(上記の実施例では10〜20μm)。そして塗り厚SDに対する色座標に
よって、基準塗り厚SD の色座標に対する総色差ΔX(SD)を求めること
ができる。色座標をたとえばL,a,b 系で表現するのであれば、ΔX
を定義 ΔX = ΔE := [(ΔL) + (Δa) + (Δb)]1/2 と一致させて求めることができる。しかしながらここではっきりと述べておくと
、これは多数の選択肢のうちの1つにすぎない。L,a,b 値を用いて
たとえば値 ΔX = ΔC := [a*2 + b*2]1/2 - [a *2 + b *2]
/2 または ΔX = ΔH := [(ΔE) - (ΔL) - (ΔC)]1/2 を用いることもできる。
【0009】 したがってその結果、本発明による方法の部分ステップa)から、総色差ΔX
(SD)(=塗り厚SDにおける色と基準塗り厚SD における色との距離)
に対する塗り厚の依存性が得られる。
【0010】 ついで本発明による方法の第2のステップにおいて、 b)勾配 σ(SD)=dΔX/dSD を塗り厚SDにおける色調安定性に対する特性量として求める。
【0011】 したがって塗り厚SDにおける勾配σ(SD)は、塗り厚SDによる総色差Δ
Xの導関数である。この勾配によって、塗り厚SDにおける色が塗り厚変化にど
の程度強く依存しているのかが表される。
【0012】 驚くべきことに、このようにして求められた特性量σ(SD)は、塗料の色調
安定性に関して非常に強い表現力をもっていることが判明した。その際に殊に有
利であるのは、その3つの色座標(たとえばL,a,b)をただ1つの値
にまとめることである。したがって色調安定性の判定はもはや評価者の経験や感
覚に委ねられず、客観的であり再現可能なかたちで求めることのできる特性量に
基づき行うことができる。
【0013】 本発明による方法の実施は有利には、3刺激値L,a,b を適切な機
器によってじかに測定し、そこから総色差ΔXを求めるようにして行うことがで
きる。
【0014】 総色差ΔXおよび/または色値L,a,b の測定を、0゜〜180゜
の間の様々な観察角度で行うことができ、たとえば15゜、25゜、45゜、7
5゜、110゜で行うことができる。これが必要とされるのは、塗料の色の印象
が観察装置および/または照明装置に依存している場合である。このことは、た
とえばいわゆる効果塗装の場合など、数多くの塗料において該当する。
【0015】 角度依存性がある場合に判明したのは、ΔXα から(有利には幾何学的な)
平均値ΔXgesamt を形成することができることであり、この値は個々の
値の表現力を損なうことなく色調安定性を表すものである。この値ΔXgesa mt に基づき、勾配σgesamt(SD)を求めることができる。
【0016】 代案として考えられるのは、観察角度αに関連づけて特性量σα(SD)を求
めることである。σの最大値をすべての観察角度について形成すれば、非常に感
度の高い特性量σmax(α)(SD)が得られる。
【0017】 さらに特性量σ(SD)を、すべての塗り厚SDについてではなく別個に評価
することができる。また、着目している塗り厚インターバルに関して特性量を平
均化して、平均値<σ>を得ることも考えられる。しかしながら平均化の対案と
して、インターバル内のすべての塗り厚SDについて最大値σmax(SD)を
観察することもできる。その結果、両方の方法によって、塗料の色調安定性に関
する特徴としてただ1つの数値が得られる。
【0018】 このような上述の利点はステップb)において特性量σ(SD)の代わりに、 b′)総色差ΔX(SD)が所定のリミットΔX を下回ったときの限界塗
り厚SDlim を、塗料の色調安定性に対する特性量として求める ことによっても求めることができる。
【0019】 この方法によれば、特性量に対する塗り厚依存性が最初からなくなり、ただ1
つの特徴的な数値SDlim が得られるようになる。この数値は、実地におい
て一般的なプロセス塗り厚の範囲内で色調の安定した特性が生じているか否かの
情報を、具体的に表している。たとえば実地において一般的なプロセス塗り厚が
12〜15μmの範囲にあれば、SDlim <12μmとすべきである。
【0020】 リミットΔX は実践において、その限界内であれば塗装された対象物にお
ける色の相違がまだ許容できるように選定される。したがって工業分野における
塗装において1つのインターバル内の塗り厚変動[SDmin,SDmax]が
予期されるのであれば、たとえばSD =SDmax が選択され、本発明によ
る方法において値SDlim <SDmin が生じれば、塗料の色調安定性が十
分なものであるとみなされる。
【0021】 ステップb′)を用いた本発明による第2の方法の実行は有利には、3刺激値
,a,bを適切な機器を用いてじかに測定し、そこから総色差ΔXを計
算することにより行うことができる。
【0022】 総色差ΔXおよび/または色値L,a,b の測定を、0゜〜180゜
の様々な観察角度で行うことができ、有利には15゜、25゜、45゜、75゜
、110゜で行うことができる。このことが必要とされるのは、塗料の色の印象
が観察装置および/または照明装置に依存しているときである。これは多くの塗
料において、たとえばいわゆる効果塗装において該当する。
【0023】 角度依存性の事例において、限界塗り厚SDlim,αを観察角度αについて
平均化することが考えられる。他方、最も大きい(SD に最も近い)値SD
lim,αを、安定性を特徴づける量とみなすことができる。つまりこの値は、
色調安定性を保証するためにプロセスにおいて超えなければならない塗り厚を表
している。
【0024】 さらに本発明は、塗り厚インターバル[SDmin,SDmax]における色
調安定性に関して、塗料調合を最適化する方法に関する。
【0025】 たとえば流れ作業による自動車の塗装のために新たな塗料調合を開発する場合
、数多くの要求に留意しなければならない。そのうちの1つは、塗料が実際に塗
布される塗り厚領域において、塗り厚に依存して妨害を及ぼす目立つ色調変動が
生じないようにすることである。したがって塗料調合が十分な色調安定性をもつ
ようになるまで、必要に応じてそれを変更(最適化)しなければならない。本発
明によれば、このような最適化を簡単に実現することができる。この方法によれ
ば、 a)塗料調合の少なくとも2つのバリエーションを作成し、 b)各バリエーションについて、上述の方法によって塗り厚インターバル[S
min,SDmax]における色調安定性の特性量σ(SD)を求め、 c)最終的な塗料調合として、 c1)塗り厚インターバル[SDmin,SDmax]において最も小さい値
σ(SD)を有しているかまたは、 c2)塗り厚インターバル[SDmin,SDmax]に関する最も小さい平
均値<σ>を有しているかまたは、 c3)塗り厚インターバル[SDmin,SDmax]において最も小さい最
大値σmax(SD) を有しているバリエーションを選択する。
【0026】 本発明による最適化方法によれば、再現可能かつ自動化可能な簡単なやり方で
、塗料調合を最適化することができる。このことはたとえば、最適化判定基準(
目標量または費用関数)としてじかに利用できるただ1つの量αを用いることに
よって達成される。
【0027】 特性量σが上述のようにただちに塗り厚インターバルに関する塗り厚平均値ま
たは最大値として定義されたならば、最小のσをもつ塗料調合をダイレクトに選
択するためにステップc2)およびc3)が簡単になる。
【0028】 特性量σが塗料調合の変動とともに勾配法に従い最小化されるようにして、塗
料調合の変形を行うことができる。
【0029】 本発明による最適化法は有利には、c)、c2)またはc3)に従って用いら
れる値σが0.15μm-1よりも小さくなるまで、有利には0.1μm-1より
も小さくなるまで実行される。この場合、σはたとえばL 系におけ
る総色差ΔEによって求められる。σの他の定義について、相応の値を設定する
ことができる。
【0030】 もちろん、本発明による最適化法の別の変形実施形態も考えられる。たとえば
、最適化の尺度として限界塗り厚SDlim を用いて、この最適化法を実行す
ることができる。つまり、いっそう良好なSDlim 値をもつ塗料調合が探索
されもしくは選定される。この場合、最適化終了判定基準は、着目対象の塗り厚
領域全体をカバーするSDlim をもつ塗料に到達したときである。
【0031】 次に、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
【0032】 図1は、総色差ΔE(SD)の経過特性を示す図である。
【0033】 図2は、測定された経過特性を示す図である。
【0034】 これらの図面において横軸には、値0〜25μmまでの塗り厚SDが書き込ま
れている。工業分野の被膜では、おおよそ10〜20μmの範囲が注目対象とな
る。縦軸には総色差ΔE(SD)が書き込まれており、これはこの実施例ではL 表色系内で定義された値 ΔE = [(ΔL) + (Δa) + (Δb)]1/2 に対応する。色差は塗り厚SD における色に関連づけられており、したがっ
てSD における色差特性曲線はゼロ位置をとることになる。
【0035】 塗り厚SDlim のとき、あらかじめ定められているリミットΔE =1を
超える。したがってSDlim よりも上であれば、被膜はまだ十分に色調安定
性を有しているとみなすことができる。
【0036】 さらに、(あるポイントについて実例として書き込まれている)ΔE 曲線
に対する接線の傾きσによって、色調安定性に関する本発明による特性量が表さ
れている。着目しているインターバルにおいてこの傾きが所定の値を超えると、
塗料は十分な色調安定性をもたないことになり、確かなプロセスで処理すること
はできない。この場合、σを0.15μm-1よりも小さくすべきであることが
判明した。
【0037】 図2には、自動車塗装において用いられる基本塗料に対して測定された値を用
いて同じように描いた様子が示されている。塗装特性曲線について、得られた実
験値と実際の適用における結果との良好な相関関係に関して留意しなければなら
ないのは、この測定法において対象とする基本塗料は適切なサーフェーサーの上
に塗られることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 総色差ΔE(SD)の経過特性を示す図である。
【図2】 測定された経過特性を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー ロッツ ドイツ連邦共和国 ミュンスター ハンマ ーシュトラーセ 182 (72)発明者 ハラルト ベルリン ドイツ連邦共和国 ノットゥルン ファザ ネンフェルト 15 Fターム(参考) 4J038 LA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料の色調安定性を求める方法において、 a)種々の塗り厚SDについて、塗り厚SDにおける色とまえもって定められ
    た塗り厚SD のときの色との総色差ΔX(SD)を測定するステップと、 b)勾配 σ(SD)=dΔX/dSD を塗り厚SDにおける色安定性に対する特性量として求めるステップを有するこ
    とを特徴とする、 塗料の色調安定性を求める方法。
  2. 【請求項2】 3刺激値L をじかに測定し、それらの値から総
    色差ΔXを計算する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 総色差ΔXおよび/または色値L の測定を種々
    の観察角度において行い、たとえば15゜、25゜、45゜、75゜および11
    0゜において行う、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 総色差ΔXα を観察角度に関連づけて求め、結果として得
    られた関数ΔXgesamt(SD)から特性量σgesamt(SD)を計算
    する、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 特性量σ(SD)を値<σ>に対する塗り厚インターバルに
    関して平均化し、または該塗り厚インターバルについてσ(SD)の最大値σ ax(SD) を求める、請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 塗料の色調安定性を求める方法において、 a)種々の塗り厚SDについて、塗り厚SDにおける色とまえもって定められ
    た塗り厚SD における色との総色差ΔX(SD)を測定するステップと、 b)該総色差ΔX(SD)が所定のリミットΔX を下回ったときの限界塗
    り厚SDlim を塗料の色調安定性に対する特性量として求めることを特徴と
    する、 塗料の色調安定性を求める方法。
  7. 【請求項7】 3刺激値L*,,b をじかに測定し、そこから総色
    差ΔXを計算する、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 総色差ΔXおよび/または色値L,a,b の測定を
    種々の観察角度において行い、たとえば15゜、25゜、45゜、75゜、11
    0゜において行う、請求項6または7記載の方法。
  9. 【請求項9】 限界塗り厚SDlim,α の最大値を色調安定性に対する
    特性量として求める、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 1つの塗り厚インターバルにおける色調安定性に関して塗
    料調合を最適化する方法において、 a)塗料調合の少なくとも2つのバリエーションを作成し、 b)各バリエーションについて、請求項1から5のいずれか1項記載の方法に
    よって塗り厚インターバルにおける色調安定性の特性量σ(SD)を求め、 c)最終的な塗料調合として、 c1)塗り厚インターバルにおいて最も小さい値σを有しているかまたは、 c2)塗り厚インターバルに関する最も小さい平均値<σ>を有しているかま
    たは、 c3)塗り厚インターバルにおいて最も小さい最大値σmax(SD) を有
    しているバリエーションを選択することを特徴とする、 塗料調合を最適化する方法。
  11. 【請求項11】 塗り厚インターバルにおける前記最も小さい値σが0.1
    5μm-1よりも小さくなるまで、たとえば0.1μm-1 よりも小さくなるま
    で、前記最適化を実行し、ここでσはL 系における総色差ΔEによ
    り求める、請求項10記載の方法。
JP2000562749A 1998-07-28 1999-06-30 塗料の色調安定性を求める方法 Pending JP2002521691A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19833859.7 1998-07-28
DE19833859A DE19833859C1 (de) 1998-07-28 1998-07-28 Verfahren zur Ermittlung der Farbtonstabilität von Lacken
PCT/EP1999/004496 WO2000007009A1 (de) 1998-07-28 1999-06-30 Verfahren zur ermittlung der farbtonstabilität von lacken

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002521691A true JP2002521691A (ja) 2002-07-16

Family

ID=7875524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000562749A Pending JP2002521691A (ja) 1998-07-28 1999-06-30 塗料の色調安定性を求める方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6628393B1 (ja)
EP (1) EP1101108B1 (ja)
JP (1) JP2002521691A (ja)
AR (1) AR020645A1 (ja)
DE (2) DE19833859C1 (ja)
ES (1) ES2191440T3 (ja)
WO (1) WO2000007009A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109580554A (zh) * 2018-11-29 2019-04-05 雅士利涂料(苏州)有限公司 一种乳胶漆储存稳定性的测试方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7729482B2 (en) 2006-02-27 2010-06-01 Cisco Technology, Inc. Method and system for providing communication protocol interoperability
DE102008022013A1 (de) * 2008-05-02 2009-11-12 Basf Coatings Ag Verfahren zur Messung der Wolkigkeit von Lackierungen auf Prüftafeln

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3690771A (en) * 1970-04-07 1972-09-12 Du Pont Method and apparatus for instrumentally shading metallic paints
DE3903981C2 (de) * 1989-02-10 1998-04-09 Heidelberger Druckmasch Ag Verfahren zur Regelung der Farbfüllung bei einer Druckmaschine
US5231472A (en) * 1991-09-16 1993-07-27 Ppg Industries, Inc. Color matching and characterization of surface coatings
GB2293448B (en) 1994-09-20 1996-12-11 Honda Motor Co Ltd Method of determining color tone of glitter-containing coating
DE19503763C2 (de) * 1995-02-04 1996-11-28 Honeywell Ag Vorrichtung zur Farbmessung
DE19611062C1 (de) * 1996-03-21 1997-06-19 Herberts Gmbh Verfahren zur Charakterisierung mehrschichtig lackierter Oberflächen
DE19605520C1 (de) * 1996-02-15 1997-04-24 Herberts Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Charakterisierung lackierter Oberflächen
DE19709406A1 (de) 1996-09-30 1998-04-09 Basf Coatings Ag Verfahren und Vorrichtung zur Vermessung von lackierten Prüftafeln
JPH10253457A (ja) * 1997-03-07 1998-09-25 Minolta Co Ltd 測色装置
DE19754547B4 (de) 1997-12-09 2007-04-12 Bayerische Motoren Werke Ag Verfahren zur Bestimmung des Deckvermögens einer Lackierung
US6261631B1 (en) * 1998-12-22 2001-07-17 Tnemec Company, Inc. Method for controlling wet film thickness of clear coatings by means of color-dissipating dye

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109580554A (zh) * 2018-11-29 2019-04-05 雅士利涂料(苏州)有限公司 一种乳胶漆储存稳定性的测试方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE59904105D1 (de) 2003-02-27
AR020645A1 (es) 2002-05-22
DE19833859C1 (de) 2000-03-30
WO2000007009A1 (de) 2000-02-10
US6628393B1 (en) 2003-09-30
ES2191440T3 (es) 2003-09-01
EP1101108B1 (de) 2003-01-22
EP1101108A1 (de) 2001-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4912888B2 (ja) 塗料を適合させるためのコンピュータ実行方法
AU2005284094B2 (en) Method for matching paint
EP2149038B1 (en) Method for color matching
JP4834130B2 (ja) Ccmによる調色サンプルの再現性の評価方法
US20070292608A1 (en) Color chips prepared by color clustering used for matching refinish paints
EP1218706A1 (en) Methods for colour matching by means of an electronic imaging device
MXPA05011527A (es) Metodo para identificar pigmentos de efecto en una pelicula de pintura para igualacion de color en campo.
JP3671088B2 (ja) メタリツク塗膜の光学的性質を決定する方法
US5150199A (en) Method for correlating color measuring scales
US10830644B2 (en) Method for determination of a matching colour variant
JP6985281B2 (ja) 塗料配合データ提供装置、塗料配合データ提供方法、塗料配合データ提供プログラム、及び塗料配合データ提供プログラムを含むコンピュータ可読媒体
RU2678954C2 (ru) Показатель для определения качества цвета
CA3127899A1 (en) Process and apparatus for finding and adapting effect color formulations, incorporating comparison with the visual perception of texture qualities
WO2002004567A1 (fr) Procede d'appariement des couleurs de peinture brillante
JP2002521691A (ja) 塗料の色調安定性を求める方法
JP3844311B2 (ja) 塗料の色合わせ方法および装置
JP5846534B1 (ja) 補修用塗料の調色装置及び調色方法
JPH08313353A (ja) 測色値の補正方法
JP2005326389A (ja) メタリツク塗膜の光学的性質を決定する方法
EP1596170A1 (en) Method of color-matching a paint containing a brilliant pigment
JP2006220554A (ja) 塗膜の隠蔽膜厚を推定する方法
JPH0755570A (ja) 標本の色彩と光沢度から再現データまたは評価のデータを取得する装置
CN114174784A (zh) 用于量化样本颜色和目标颜色之间的光谱相似性的方法和系统
JP2005091347A (ja) 非隠蔽性塗料の色合わせ装置、そのプログラム、塗装物製造装置、非隠蔽性塗料の色合わせ方法、及び塗装物の製造方法
Spitzer et al. A novel approach to color matching of automotive coatings