JP2002519885A - チャネルを共用する通信システム - Google Patents
チャネルを共用する通信システムInfo
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Abstract
Description
局と移動局との間に確立される通信チャネルを持つ通信システムに関する。とり
わけ、本発明は、チャネルが可変レートデータソース、例えば、不連続な音声信
号に割り当てられる場合にもたらされるシステム効率の低下に関する。
る時のみにコード化音声データを送信することによる音声データの不連続性が用
いられている。GSM等の従来の時分割多元接続(TDMA)システムにおいて
は、このことは、他の使用者への干渉レベルを低減させる効果を持ち、電力も節
減する。しかしながら、たとえ不連続な音声データの空白期間中に伝送が回避さ
れるとしても、該音声データの伝送に対して確立されたチャネルは、通話の終わ
りまで該データに割り当てられたままである。結果として、当該システムの容量
は最適化されず、システム効率の低下に至る。
デュアルモードチャネルを備えることも知られている。斯様なシステムの一つは
、国際特許出願第WO97/22216号に記載されている。このシステムは、
とりわけ、セルラーディジタルパケットデータ(CDPD)サービスを提供する
のに適している。前記システムにおいては、デュアルモードチャネルが、音声通
信がより高い優先度を持ちながら、音声通信及びパケットデータ通信の何れかに
割り当てられる。しかしながら、連続的なチャネルが、依然として不連続な音声
データに割り当てられていることから、音声通信の不連続性は、なおシステム容
量の非効率な使用をもたらす。
るのに適し、第1通信局及び第2通信局を有し、前記第1局から前記第2局への
実時間データと非実時間データとの両方の通信のためにデュアルモードチャネル
を持つ通信システムであり、前記第1局は、前記実時間データ及び前記非実時間
データの両方を送信可能な第1送受信機を有し、前記第2局は、前記実時間デー
タ及び/又は前記非実時間データを受信可能な第2送受信機を有し、前記第1局
は、更に、前記実時間データを有する出力データストリームを生成する制御器を
有し、前記制御器は又、前記実時間データのデータレートが前記デュアルモード
チャネルの全データ容量より少ない場合、非実時間パケットデータを前記出力デ
ータストリームへ割り当て、前記出力データストリームは、前記チャネルを介し
前記送受信機により送信されることを特徴とする通信システムが提供される。
ートがチャネルの全データ容量より少ない場合送信のため割り当てられる。これ
により、最大システム容量が利用可能である。例えば、前記実時間データは、不
連続な音声データを有しても良く、前記非実時間パケットデータは、コンピュー
タファイル又はファクシミリデータを有しても良い。
化システムを有し、制御器は、前記音声コード化システムから音声データストリ
ームにおける割込みのタイミングを指示するタイミング情報を受信する。このよ
うに、音声コード化システムは、当該システムを実施可能にするために必要とさ
れるタイミング情報を提供できる。それ故、本発明を実施するために最小限の付
加的なハードウェアしか必要とされない。
ために非実時間パケットデータを記憶するバッファを有する。このことは、実時
間データストリームのデータレートにおける減少が起こる度に送信するためデー
タの待ち行列を用意することを可能にする。
ークの移動局を有する。
される。
るのに適した通信システムを動作させる方法であり、前記システムは、第1通信
局及び第2通信局を有し、前記第1局から前記第2局への前記実時間データと前
記非実時間データとの両方の通信用のデュアルモードチャネルを持ち、前記第1
局は、前記実時間データ及び前記非実時間データの両方を送信可能な第1送受信
機を有し、前記第2局は、前記実時間データ及び/又は前記非実時間データを受
信可能な第2送受信機を有する方法であって、前記実時間データストリームのデ
ータレートが前記デュアルモードチャネルの全データ容量より少ない場合、前記
第1送受信機による非実時間パケットデータの前記実時間データを有する出力デ
ータストリームへの割り当てを制御し、前記チャネルを介し前記出力データスト
リームを送信するように前記第1送受信機を制御することを特徴とする方法が提
供される。
テムを提供する。本発明による通信システムは、チャネル資源の効率的な使用を
提供し、単一チャネルを用いる実時間データ及びパケットデータの伝送を可能に
する。実時間データの性質は、可変レートを持つとみなしても良い。送信局は、
実時間データ及びパケットデータの両方を単一チャネル搬送波へ変調できる。パ
ケットデータは、可変レート実時間データストリームのデータレートの減少中に
送信される。実時間データは、該実時間データの実時間の遅延に対する制約条件
のために、パケットデータより優先される。本発明の一用途は、音声データ内に
散在させられた(ファクシミリメッセージ、インターネットファイル又は他のコ
ンピュータファイル等の)パケットデータを伴う実時間不連続音声データの伝送
である。但し、本発明は、ビデオ伝送等の他のタイプの実時間データにも適用可
能である。
る。当該送信機は、この例の目的のために以下音声入力端と述べられる実時間デ
ータ入力端12及び非実時間パケットデータ入力端14を持つ。
ータに変換する音声コーダ16に進む。音声コーダ16は、不連続なアナログ音
声入力内に休止期間がある時を検出でき、前記休止期間は、空のディジタルサン
プル(empty digital samples)をもたらす。これら空サンプルのタイミングは、
前記音声コーダからシステム全体の制御器18に与えられる。パケットデータ入
力端14からのデータは、バッファ20に供給される。バッファ20は、利用可
能なタイムスロットにおける送信用の存するパケットデータを記憶する。バッフ
ァ20及び音声コーダ16からのデータは、コーダ22に供給される。コーダ2
2は、これら2入力を後の送信に適当な形態にフォーマットする。とりわけ、前
記コーダは、実時間データとパケットデータとを組合わせ、(例えば、TDMA
システムが用いられている場合、次いで割り当てられるタイムセグメントにおい
て)チャネルを介し伝送するための離散データパケットを生成する。
トリーム及び非実時間データストリームの何れも搬送する。この実施例では、一
方のデータストリームが、チャネルの最大ビットレートでデータを提供している
場合、他方のデータストリームは、データを提供しない。さらに一般的な実施例
では、二つのデータストリームの瞬間ビットレートが、中間値をとっても良く、
いずれのデータストリームの最小ビットレートが、(総ビットレートがチャネル
容量以下であるという条件で)零でなくても良い。斯くして、前記チャネルの総
ビットレートは、ある最大値より低い値をとっても良く、実時間データストリー
ムと非実時間データストリームとの間で如何なる割合で分割されても良い。この
後者の実施例は、とりわけ、実時間データが可変データレートを持つ場合に適す
るかもしれない。
24は、割り当てられたタイムスロット中の伝送のために適当なヘッダをデータ
の各サンプルに割り当てる。前記ヘッダは、実時間(音声)データ又はパケット
データのどちらにデータサンプルが割り当てられているかの指示を含んでも良い
。必要ならば、前記ヘッダは、個々のタイムセグメント各々のどの部分が音声デ
ータに割り当てられていて、どの部分がパケットデータに割り当てられているか
を指示しても良い。この情報は、他の例においては、伝送制御ユニット24によ
り制御される別個の制御チャネルを介して提供されても良い。
増大させるために、複数のデータサンプルのインターリーブを実行しても良い。
を、適当な選択変調技術による変調及び送信機28による送信のため変調器26
に供給することが可能である。
め実時間データの割り当てにタイミングが特に重要である、と言うことが分かる
であろう。当業者は、タイミング制御を実施するのに適した技術範囲を熟知して
いるであろう。
。これら基地局は、該基地局のセル内の多数の移動局と特定の時点で各々通信す
る。TDMAシステムの場合、本発明による方法によれば、特定のタイムスロッ
トを2以上のデータストリームに割り当てることが出来る。アップリンクチャネ
ルの場合、これにより、移動端末内に複数のアプリケーションが共存する場合に
、移動局により提供される異なるタイプのデータを、割り当てられた単一チャネ
ルを介して基地局に送信することが出来る。ダウンリンク信号の場合、基地局か
らの異なるタイプのデータが、単一チャネルを介して移動体に送信されても良く
、他の例においては、異なるタイプのデータが、セル内の異なる移動端末に指向
されても良い。
通信チャネルに割り当てられても良い。タイムフレーム内の複数タイムセグメン
ト間の実時間データ及びパケットデータの割り当ては、本発明に従って動作する
システムにおいて可変であっても良い。
ても良い。この場合においては、システム伝送容量のかなりの部分が可変レート
実時間データに割り当てられている場合、残りのシステム容量を非実時間アプリ
ケーションに用いることが出来る。(送信チャネルを定義する)同一の拡散コー
ド(spreading code)を異なるタイプのデータに用いることが出来る。本発明の
基礎となる概念は、3以上のアプリケーションが同一の伝送チャネルを共有する
(例えば、ビデオ接続、音声接続及びパケットデータ伝送)ことを可能にすべく
拡張されても良い。
は、図1における送信機の構成要素の逆の機能を効果的に実行する。即ち、受信
機30が設けられ、該受信機30は受信信号を復調器32に転送し、該復調器3
2は復調信号を伝送識別ユニット34に供給する。ユニット34は、デインター
リーブ(de-interleaving)、及び、例えば、どのフレームがパケットデータを
含有し、どのフレームが音声データを含有するかを決定するため、フレームヘッ
ダの読み取りの機能を実行することが出来る。この情報は、デコーダ36に供給
され、該デコーダ36は、ディジタル音声データ及びディジタルパケットデータ
を再構成する。前記パケットデータは、バッファ38に供給され、前記音声デー
タは、音声デコーダ40に与えられる。音声出力端42及びパケットデータ出力
端44も設けられる。
組合わせた送受信機を有するだろう。
次局(MS)310を有する。BS300は、上述の送信機及び受信機のフィー
チャを持ち、無線伝送手段304に接続される送受信機302、及びPSTN又
は他の適したネットワークへの接続用の接続手段308を持つ入力/出力(I/
O)手段306を有している。MS310各々は、上述の送信機及び受信機のフ
ィーチャを含み、無線伝送手段314に接続される送受信機312、及び入力/
出力手段316を有している。I/O手段316は、音声、ビデオ、パケットデ
ータ等の入力及び出力のためのファシリティを含んでも良い。BS300からM
S310への通信は、ダウンリンクチャネル322によって行われ、一方、MS
310からBS300への通信は、アップリンクチャネル324によって行われ
る。
4にフローチャートとして示されている。当該方法は、402で始まり、この時
点において、実時間データストリームの伝送は進行中である。送信局の制御器1
8は、実時間データストリーム内に休止期間(又は一般的にはデータレートの減
少)があるかどうか404において決定する。もしあれば、制御器18は、バッ
ファ20内に伝送待ちの非実時間データがあるかどうか406において決定する
。もしあれば、制御器18は、伝送されるべき非実時間データの幾らかが408
において割り当てられる。前記データは、コーダ22へ進められ、伝送のためフ
ォーマットされる。ここで、制御器18は、ステップ404に戻り、実時間デー
タストリーム内に更なる休止期間があるかどうか決定する。
、本発明を用いることが出来る通信システムの設計及び動作の詳細な記述は与え
られていない。タイミング、暗号化及び詳細なシステム構成に関する既存の考察
が、本発明にしたがって動作されるべきシステムに当てはまり、これらの考察は
、当業者にとって明らかであろう。
であろう。斯様な変形例は、通信システム及びその構成部分において既知である
、及び本明細書で述べたフィーチャに代えて又は付加して用いられ得る他のフィ
ーチャを含んでも良い。
数の斯様な構成要素の存在を除外するものではない。さらに、“有する”という
語句は、ここで列挙されたもの以外の他の構成要素及び工程の存在を除外するも
のではない。
ステムへの適用性を持つ。
Claims (9)
- 【請求項1】 実時間データ及び非実時間パケットデータを送信するのに適
し、第1通信局及び第2通信局を有し、前記第1局から前記第2局への実時間デ
ータと非実時間データとの両方の通信のためにデュアルモードチャネルを持つ通
信システムであり、前記第1局は、前記実時間データ及び前記非実時間データの
両方を送信可能な第1送受信機を有し、前記第2局は、前記実時間データ及び/
又は前記非実時間データを受信可能な第2送受信機を有し、前記第1局は、更に
、前記実時間データを有する出力データストリームを生成する制御器を有し、前
記制御器は又、前記実時間データのデータレートが前記デュアルモードチャネル
の全データ容量より少ない場合、非実時間パケットデータを前記出力データスト
リームへ割り当て、前記出力データストリームは、前記チャネルを介し前記送受
信機により送信されることを特徴とする通信システム。 - 【請求項2】 前記実時間データは、音声データを有することを特徴とする
請求項1に記載の通信システム。 - 【請求項3】 前記第1局は、音声入力端から送信用の前記音声データを用
意する音声コード化システムを有し、前記制御器は、前記音声コード化システム
から前記音声データストリームにおける割込みのタイミングを指示するタイミン
グ情報を受信することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。 - 【請求項4】 前記第1送受信機は、前記実時間データのデータレートの減
少中に送信するための前記非実時間パケットデータを記憶するバッファを有する
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の通信システム。 - 【請求項5】 前記第1局は、セルラー通信ネットワークの基地局を有し、
前記第2局は、該ネットワークの移動局を有することを特徴とする請求項1に記
載の通信システム。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一項に記載のシステム用の通信局。
- 【請求項7】 実時間データ及び非実時間パケットデータを送信するのに適
した通信システムを動作させる方法であり、前記システムは、第1通信局及び第
2通信局を有し、前記第1局から前記第2局への前記実時間データと前記非実時
間データとの両方の通信用のデュアルモードチャネルを持ち、前記第1局は、前
記実時間データ及び前記非実時間データの両方を送信可能な第1送受信機を有し
、前記第2局は、前記実時間データ及び/又は前記非実時間データを受信可能な
第2送受信機を有する、通信システムを動作させる方法であって、前記実時間デ
ータストリームのデータレートが前記デュアルモードチャネルの全データ容量よ
り少ない場合、前記実時間データを有する出力データストリームへの前記第1送
受信機による非実時間パケットデータの割り当てを制御し、前記チャネルを介し
前記出力データストリームを送信するように前記第1送受信機を制御することを
特徴とする方法。 - 【請求項8】 前記実時間データは、音声データを有し、前記第1局は、音
声入力から送信用の前記音声データを用意する音声コード化システムを有する請
求項7に記載の方法であり、前記音声データストリームにおける割込みのタイミ
ングを前記音声コード化システムから決定することを特徴とする方法。 - 【請求項9】 前記第1局はバッファを有する請求項7又は8に記載の方法
であり、前記実時間データのデータレートの減少中に送信するための前記非実時
間パケットデータを前記バッファ内に記憶することを特徴とする方法。
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