JP2002518944A - 直流保持作用を有する電話線接続用のデーエイエイ回路とその方法 - Google Patents

直流保持作用を有する電話線接続用のデーエイエイ回路とその方法

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Abstract

(57)【要約】 電話線への及び電話線からの信号用の通信路を提供するデジタルダイレクトアクセスアレンジメント{デーエイエイ(DAA)}回路(110)はユーザーの端部で電話接続を成端するため使用される。簡潔に説明すると、該デーエイエイ(110)は種々の国際電話規格向けの直流成端(1617)用のプログラム可能な手段を提供する。本発明は又容量性アイソレーションバリヤ(120)を横切って信号を送受信するための手段で使用される。特に、プログラム可能な直流電流制限モードが利用出来る直流保持回路が提供される。該電流制限モードでは、電力はデーエイエイ集積回路(110)の外部の素子で放散される。更に、電力の大部分は、抵抗器の様な、外部の受動的素子で放散される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】
本発明はデジタルアクセスアレンジメント(digital access arrangement)回
路の分野に関する。特に本発明は種々の電話線規格へ接続するためのデジタルア
クセスアレンジメント回路に関する。該デジタルアクセスアレンジメント回路は
更にキャパシタ結合されたアイソレーションバリヤ(isolation barrier)を使
用するアイソレーションバリヤを含んでいる。
【0002】
【背景】
ダイレクトアクセスアレンジメント(Direct Access Arrangement){デーエ
イエイ(DAA)}回路は電話線へのそして電話線からの信号用通信路を提供する
ために電話線ユーザーの端部で電話接続を成端する(terminate)ため使用され
る。デーエイエイ回路は該ユーザー端部での電話接続を成端するため必要な回路
を含みそして、例えば、アイソレーションバリヤと、直流成端回路(DC termina
tion circuitry)と、交流成端回路(AC termination circuitry)と、リング検
出回路(ring detection circuitry)と、そして該電話線へのそして該電話線か
らの信号用通信路を提供する処理回路(processing circuitry )とを含んでい
る。
【0003】 一般に、政府規制は電話インターフース要求(telephone interface requirem
ents)と、交流成端、直流成端、リンガーインピーダンス(ringer impedance)
、リンガーしきい値(ringer threshold)、他を含む種々のパラメータ用の仕様
とを指定する。例えば、連邦通信委員会(Federal Communications Commission
){エフシーシー(FCC)}パート(part)68は米国内の電話用インターフエ
ース要求を統制する。しかしながら、世界全体のインターフエース要求は規格化
されておらず、かくして米国以外の国では適用可能な規格はテービーアール(TB
R)21,エヌイーテー(NET)4,ジェーエイテーイー(JATE)、及び種々の国
の特定ピーテーテー(PTT)仕様書を含んでいる。国から国でインターフエース
要求が規格化されてないので、適切な規格に適合するために各国での使用用に屡
々種々のデーエイエイ回路が要求される。種々のデーエイエイ回路の要求は、し
かしながら、種々の国での1つの電話線インターフエースの使用を制限する。か
くして、例えば、1つの国の電話線とインターフースするよう構成されたラップ
トップコンピユータのモデム(modem)はもう1つの国では必ずしも適切に動作
しないかも知れない。更に、種々の国での異なるデーエイエイ回路の要求は世界
中での使用のための1つの集積化され費用効率の高いデーエイエイ解決策の設計
を妨げる。
【0004】 上述の様に、電話インターフエースの要求は一般に電話線の直流成端に対する
仕様を含んでいる。例えば、該デーエイエイ回路が電話線に呈する直流インピー
ダンス(典型的には≦300Ω)は該デーエイエイ回路が該電話線に呈する交流
インピーダンス(典型的には600Ωに概略等しい)より小さくあるべきことが
規制により要求される。その結果、誘導的作用が、該デーエイエイ回路の直流ル
ープ電流をシンクする(that sinks DC loop current)部分から要求され、該部
分は直流成端部(DC termination)又は直流保持回路(DC holding circuitry)
と呼ばれるのが典型的である。該直流保持回路のこの誘導的作用は音声帯域信
号に高いインピーダンスと低い歪みとの両者を提供すべきである。該直流成端部
仕様は又最大の電流と電力消費について制限含んでいる。例えば、テービーアー
ル(TBR)−21仕様は該直流保持回路に直流電流を60mAより低く制限し、
約2Wを最大電力放散とすることを要求している。
【0005】 直流保持回路を実現する従来技術はバイポーラトランジスタ(例えば、PNP
トランジスタ)の実施例を含んで来た。しかしながら、これらの従来技術は種々
の欠点に悩まされて来た。例えば、バイポーラトランジスタの実施例は音声帯域
信号用電話網に望ましい高いインピーダンス(例えば、>>600Ω)を典型的
に呈するが、この様な実施例は限定される。対照的に、CMOS技術が、例えば
他の電話線インターフエース機能との、高水準の集積を可能とするのでCMOS
設計は好ましい。しかしながら、CMOS集積回路によるCMOS実施例は該直
流保持回路により消費される電力の放散で可成りの問題に当面する。多数の規格
で使用するための直流保持回路の設計は、種々の国際的仕様がオフフック安定時
間(off-hook settling times)とパルスダイアルテンプレート(pulse dial te
mplate){速い安定時定数(fast settling time constant)を要するかも知れ
ない}そして非常な低い周波数の動作(すなわち、概略10Hz程に低い)を要
求する高速インターフエース設計(モデムでの使用のための様な)に関して矛盾
する点で更に複雑になる。更に、低い及び高い周波数での過剰な歪みを起こさな
い仕方でこの様な直流保持回路を実現することが望ましい。
【0006】 又、標準の2線式電話網に直接接続され、標準の住宅壁アウトレットを通して
給電される通信回路では電気的アイソレーションバリヤ(electrical isolation
barrier)が存在せねばならないので該デーエイエイ回路はアイソレーションバ
リヤとして作用することが望ましい。特に、回路網障碍を防止するために電話網
への電気的接続を統制する連邦通信委員会パート68との規制的な適合を達成す
るために、10mA以下の電流流れで60Hzで実効値1000Vに耐えること
が出来るアイソレーションバリヤが、該2線式電話網に直接接続される回路と住
宅壁アウトレットに直接接続される回路との間に存在せねばならない。
【0007】 多数の電話線規格用の直流成端特性を実現するための信頼性のある、精確なそ
して低廉なデーエイエイ回路と必要な電気的アイソレーションバリヤも提供する
デーエイエイ回路のニーヅが存在する。
【0008】
【発明の概要】
上記で参照した問題に本発明は向けられているが、本発明は多数の電話インタ
ーフエース規格と共に使用され信頼性のある、低廉なデーエイエイ回路を提供し
、そしてアイソレートする素子を横切って伝送される信号のタイミング及び/又
は振幅に影響するノイズを実質的に免れ、かくして入力信号が該アイソレーショ
ンシステムの出力に精確に再生されるのを可能にするアイソレーションシステム
を提供する。
【0009】 本発明は、電話線へのそして電話線からの信号用の通信路を提供するためにユ
ーザーの端部で電話接続を成端するよう使用されるデジタルダイレクトアクセス
アレンジメント(digital direct access arrangement){デーエイエイ(DAA)
}回路を提供する。簡潔に説明すると、本発明は種々の国際電話規格用に直流成
端部を供給するための手段を提供する。本発明は又容量性アイソレーションバリ
ヤっを横切って信号を送信、受信する手段で使用される。特に、プログラム可能
な直流電流制限モードが利用可能な直流保持回路が提供される。該電流制限モー
ドでは、電力がデーエイエイ集積回路の外部の素子内で放散される。更に、電力
の多くは抵抗器の様な、外部の受動的素子内で放散される。もう1つの実施例で
は、切替可能な時定数を有する直流保持回路が提供される。第1の時定数は、急
速な安定時間を可能にするためオフフック状態直後の第1動作位相中に使用され
る。次いで、第2の時定数が使用される第2の動作位相に入る。該第2の動作位
相中は該直流保持回路は改善された低周波特性を創るためによりゆっくり動作す
る。
【0010】 1つの実施例では、電話線に接続される電話線側回路とアイソレーションバリ
ヤを通して該電話線側回路と接続される被給電側回路とを含む通信システムが提
供される。該システムは更に該電話線側回路内に直流保持回路を含んでおり、該
直流保持回路は該直流保持回路を複数のモードで動作させるために該アイソレー
ションバリヤを横切って伝送されるデータに応答してプログラム可能である。該
直流保持回路は、少なくとも、第1の電話線インターフエース規格を充たす第1
モードと第2の電話線インターフエース規格を充たす第2モードとで動作可能で
あり、該第2の電話線インターフエース規格は直流電流制限要求を有している。
【0011】 もう1つの実施例では、電話線に接続される通信システムを供給する方法が提
供される。該方法は、被給電回路と電話線側回路間にアイソレーションバリヤを
接続する過程と、該電話線側回路内に直流保持回路を形成する過程とを含んでお
り、該直流保持回路は電話線側集積回路と該集積回路の外部の外部回路とを含ん
でいる。該方法は更に該直流保持回路を少なくとも動作の第1と第2のモード間
で切り替えるためのプログラム回路を提供する過程を含んでおり、動作の第1の
モードは少なくとも第1の電話線インターフエース規格用であり、動作の第2の
モードは少なくとも第2の電話線インターフエース規格用であり、該第2の規格
は直流成端電流制限を有する。該方法は更にもし該直流保持回路が動作の第2の
モードで動作させられるならば、動作の第1モード中よりも動作の第2モード中
により多くの電力が該外部回路内で放散されるように、該内部回路と外部回路と
を接続する過程を含んでいる。
【0012】 なおもう1つの実施例では、電話線に接続される通信システム内の集積回路の
電力放散要求を減少させるための直流保持回路が提供される。該直流保持回路は
少なくとも1つの切替可能な回路を含んでおり、該切替可能な回路は動作の非電
流制限モード用の第1の状態と動作の電流制限モード用の第2の状態とを有して
おり、該直流保持回路は又該集積回路の外部の外部回路と、そして該集積回路の
内部の内部回路とを含んでおり、該外部回路と該内部回路とは一緒に接続されて
おり、該外部回路は該電流制限モードに於いては非電流制限モードに於けるより
より大きな電力を放散する。
【0013】 なおもう1つの実施例では、直流保持回路を供給する方法が提供される。該方
法は、集積回路の内部の内部回路と該集積回路の外部の外部回路とを有する直流
保持回路を形成する過程を含んでいる。該方法は更に、該直流保持回路を少なく
とも動作の第1と第2のモード間で切り替えるためのプログラム回路を提供する
過程を含んでおり、該動作の第1のモードは少なくとも第1の電話線インターフ
エース規格用であり、該動作の第2のモードは少なくとも第2の電話線インター
フエース規格用であり、第2の規格は直流成端電流制限を有している。該方法は
更にもし該直流保持回路が動作の第2のモードで動作させられるならば動作の第
1のモード中には動作の第2のモード中よりもより多くの電力が該外部回路内で
放散されるように該内部回路と外部回路とを接続する過程を含んでいる。
【0014】 もう1つの実施例では、直流保持回路を形成する方法が提供される。該方法は
該直流保持回路を含むために集積回路と非集積回路とを供給する過程を具備して
いるが、該直流保持回路は少なくとも第1と第2電話線インターフエース規格を
少なくとも充たすことが出来て、該少なくとも2つの電話線インターフエース規
格は異なる電流制限仕様を有し、該第2規格は直流電流を該第1規格より低い量
に制限している。該方法は更に該直流保持回路が少なくとも1つの電話線インタ
ーフエース規格用にプログラムされるように少なくとも1つの切替可能な回路を
使用する過程と、そして該直流保持回路が該第2電話線インターフエース規格用
にプログラムされる時は該直流保持回路が第1電話線インターフエース規格用に
プログラムされる時に比較して外部回路の少なくとも1つの回路素子は追加的直
流電流を受けるように該集積回路と該非集積回路を一緒に接続する過程とを具備
している。
【0015】 代わりの実施例では、電話線に接続される通信システム内で集積回路の電力放
散要求を減少させるために電流制限要求を有する電話線規格に適合する直流保持
回路が提供される。該直流保持回路は該集積回路の外部の外部回路と該集積回路
の内部の内部回路とを含んでおり、該外部回路と該内部回路とは一緒に接続され
ており、該外部回路は動作の少なくとも1つのモードではより多くの電力を放散
する。
【0016】 もう1つの実施例は直流保持回路を提供する。該方法は集積回路の内部の内部
回路と該集積回路の外部の外部回路とで該直流保持回路を形成する過程を具備し
ており、該直流保持回路は直流電流制限要求を有する少なくとも1つの電話線イ
ンターフエース規格に適合している。該方法は更に該内部回路内より該外部回路
内でより多くの電力が放散されるように該内部回路と該外部回路とを接続する過
程を含んでいる。
【0017】 直流保持回路を動作させる方法も又提供される。該方法は該直流保持回路を含
むために集積回路と非集積回路とを提供する過程と、該集積回路と該非集積回路
とを接続する過程と、そしてもし該直流保持回路が直流電流制限要求を有する電
話線インターフエース規格用に使用されるならば該内部回路内より該外部回路内
でより多くの電力を放散させる過程とを含んでいる。
【0018】 1つの実施例では、通信システムが提供される。該システムは電話線に接続さ
れる電話線側回路とアイソレーションバリヤを通して該電話線側回路に接続され
る被給電側回路とを含んでいる。該システムは又該電話線側回路内に直流保持回
路を含んでおり、該直流保持回路は複数の位相で動作するよう切替可能であり、
該直流保持回路は第1の時定数を有する少なくとも第1位相と第2の時定数を有
する少なくとも第2位相とで動作可能である。
【0019】 もう1つの実施例では、電話線に接続される通信システムを供給する方法が提
供される。該方法は被給電回路と電話線側回路との間にアイソレーションバリヤ
を接続する過程と、直流保持回路を第1及び第2オフフック位相(in first and
second off-hook phases)で動作させる過程と、そして第1位相中は第1の直
流保持回路時定数を使用する過程とを具備している。該方法は更に第2位相中は
第2の直流保持回路時定数を使用する過程を具備しており、該第1時定数は該第
2時定数よりも該直流保持回路の速い安定を提供する。
【0020】 なおもう1つの実施例では、電話線に接続される通信システム用の直流保持回
路が提供される。該直流保持回路は更に該直流保持回路内に少なくとも第1回路
を含んでおり、該第1回路は該直流保持回路の安定時間に影響し、該直流保持回
路は又少なくとも1つの切替可能な回路を含んでおり、該切替可能な回路は該直
流保持回路の動作の第1位相用の第1状態と該直流保持回路の動作の第2位相用
の第2状態とを有しており、該少なくとも1つの切替可能な回路は該第1回路に
接続されている。又該回路は該切替可能な回路により該第1回路に選択的に接続
可能な少なくとも1つの被切替素子を含んでおり、該直流保持回路の時定数は該
少なくとも1つの切替可能な回路の状態により変化する。
【0021】 なおもう1つの実施例では、直流保持回路を供給する方法が提供される。該方
法は更に集積回路の内部の内部回路と該集積回路の外部の外部回路とで該直流保
持回路を形成する過程と、該直流保持回路を少なくとも動作の第1及び第2位相
間で切り替えるためのプログラム可能な回路を供給する過程と、そして該直流保
持回路が該第1位相中はより速く該第2位相中はよりゆっくりと動作することを
可能にするよう該直流保持回路を構成する過程とを含んでいる。
【0022】 もう1つの実施例では、デーエイエイ(DAA)回路を動作させる方法が提供さ
れる。該方法は直流保持回路を供給する過程と、該直流保持回路の動作の第1位
相中は該直流保持回路の第1時定数を使用し、そして該直流保持回路の動作の第
2位相中は該直流保持回路の第2時定数を使用する過程とを具備しており、該直
流保持回路の安定時間は第2より第1位相中により速くなっている。
【0023】
【好ましい実施例の説明】
この説明を理解するための背景を提供するために、図1は本発明の典型的応用
:電話システム外の電源により給電される回路を含む電話、を図解している。基
本的電話回路118は公共電話システムにより供給され、別の電力接続を有しな
い”バッテリー(battery)”電圧により給電される。しかしながら、多くのモ
デム電話110は、該電話を典型的110ボルト住宅壁アウトレット(resident
ial wall outlet)に差し込むこと(又は電源変圧器/整流器)により典型的に
得られる外部電源112を要する、ラジオ(コードレス)、スピーカ電話(spea
kerphone)、又はアンサーリング機械(answering machine)の特徴を含んでい
る。公共電話システム114を保護するために(そして政府規制に適合するため
に)、危険な又は破壊的電圧又は電流レベルが該電話システムに入ることを防止
するために、外部給電される”被給電回路(powered circuitry)”116を電
話線に接続され”アイソレートされた回路(isolated circuitry)”118から
アイソレートする(isolate)ことが必要である。(同様な配慮は、本発明が有
利に適用される通信、医療及び計測の応用を含めた多くの他の応用で同様に行わ
れる。)必要なアイソレーションはアイソレーションバリヤ120で提供される
。該アイソレーションバリヤ120を通過する信号は典型的電話応用ではアナロ
グの音声信号であるが、それはデジタル信号か又は種々の応用でのアナログとデ
ジタルの両成分を有する多重化された信号(multiplexed signa)でもよい。幾
つかの応用では、アイソレーションバリヤ120を横切る通信は単方向(何れか
の方向の)であるが、テレフオニー(telephony)を含む多くの応用では双方向
通信が要求される。双方向通信は1対の単方向アイソレータチャンネルを使用す
るか、又は1つのアイソレーションチャンネルを形成し、該チャンネルを通して
双方向信号を多重通信化することにより提供される。該アイソレーションバリヤ
120に課される主な要求はそれが有害なレベルの電力がそれを横切り通過する
ことを有効に防止する一方、該被給電側122から該アイソレートされた側12
4へ又はもし望ましいならその逆方向に望ましい信号を精確に通すことである。
【0024】 図2は本発明による、電話線側回路118,アイソレーションバリヤ120、
そして被給電側回路116を含むデジタルデーエイエイ回路110の総ブロック
図である。該アイソレーションバリヤ120は1つ以上のキャパシターを含んで
も良く、該電話線側回路のアイソレーションインターフエース1614と該被給
電側回路内の該アイソレーションインターフエース1610の間のデジタル情報
の伝送を可能にする。該電話線側回路118は電話網システムの電話線に接続さ
れ、該被給電側回路116は、電話又はモデムの様な通信装置の1部であっても
よい、デジタルシグナルプロセサー{デーエスピー(DSP)}の様な、外部制御
器に接続される。
【0025】 集積回路{アイシー(IC)}として実現されてもよい該被給電側回路116は
、デジタルインターフエース1606と制御インターフエース1608を通して
外部制御器と通信する。例えば、該デジタルインターフエース1606は、マス
タークロック入力ピン(MCLK)、直列ポートビットクロック出力(SLCK
)、直列ポートデータアイエヌピン(SDI)、直列ポートデータアウトピン(
SDO)、フレームシンク出力ピン(FSYNC_バー)(低論理レベルにある
時に表明されるのが典型的な信号を示すためにサフイックス”_バー(bar)”
が使用されることを注意する)、そして第2次転送要求入力ピン(FC)の様な
、外部制御器への直列ポートインターフエースを提供する多数の外部ピンを有す
る。同様に、制御インターフエース1608は、リング検出ステイタスピン(R
GDT_バー)、オフフックステイタスピン(OFHK_バー)、リセットピン
(RESET_バー)、及び多数モード選択ピン(MODE)の様な、外部制御
器へそして外部制御器から制御及びステイタス情報を提供する多数の外部ピンを
有する。加えて、該デジタルインターフエース1606と制御インターフエース
1608とは、制御、ステイタス、信号及び他の望ましい情報が該アイソレーシ
ョンバリヤ120を横切り該電話線側回路118へそしてそれから伝送されるよ
うに該アイソレーションインターフエース1610に接続されている。
【0026】 集積回路{アイーシー(IC)}として実現されてもよい、電話線側回路118
はハイブリッド及び直流成端回路1617(該直流成端回路は内部電源で電圧を
供給する)を通して該電話線と通信し、オフフック(off-hook)/リング検出(
ring-detect)ブロック1620を通してリング検出及びオフフックステイタス
情報を判定する。加えて、該ハイブリッド及び直流成端回路1617とオフフッ
ク/リング検出ブロック1620は、制御、ステイタス、信号及び他の望まれる
情報が該アイソレーションバリヤ120を横切り該被給電側回路116との間で
送受信されるように、該アイソレーションインターフエース1614へ接続され
ている。
【0027】 描かれた実施例では、該ハイブリッド及び直流成端回路1617のハイブリッ
ド部分は、フックスイッチ回路及びダイオードブリッジの様な外部電話インター
フエース回路へ接続される出力ピンQE2(ピンQE2は下記で説明する様に直
流成端機能用にも使用される)と入力ピン(RX)を有する。該ハイブリッド回
路は電話上にあり、典型的に送信及び受信両アナログ情報を含む、差動信号(di
fferential signal)を内部の送信信号(TXINT)と受信信号(RXINT)とに
分割するよう機能する。該QE2出力ピンがアナログ情報を該電話線へ送信する
ために使用されること、そして該RXピンがそれが該電話線からアナログ情報を
受信するため使用されることを示すようラベル付けされることを注意する。これ
らの外部ピン信号は該内部アナログ送信信号(TXINT)及びアナログ受信信号
(RXINT)とは異なる。
【0028】 該ハイブリッド及び直流成端回路1617は多数の外部ピンを有するがそれら
も図2及び4に示す様にフックスイッチ回路及びダイオードブリッジの様な外部
電話インターフエース回路に接続する。例えば、該ハイブリッド及び直流成端回
路1617は直流成端ピン(DCT)、電圧調整器ピン(VREG)、2つの外
部抵抗器ピン(REXT及びREXT2)、2つのフイルターピン(FILT及
びFILT2)及びアイソレートされた接地ピン(IGND)を有する。該直流
成端回路は該電話線上の直流電圧を成端し、該電話線側回路118用内部電源を
供給する。該直流成端ピン(DCT)は該電話線直流電流の1部を受け残りは、
該成端モード及び直流電流レベルに依ってピンQE2とQB2とを通って流れる
。該電圧調整器ピン(VREG)は、キャパシターの様な外部調整器回路が該直
流成端回路1617に接続されることを可能にする。それぞれ実数(real)及び
複素数(complex)交流成端インピーダンスを設定するために外部の抵抗器とキ
ャパシターが該2つの外部抵抗器ピン(REXT及びREXT2)に接続される。該フイ
ルターピンFILT(該キャパシターC5と共に)は該直流成端回路用の時定数
を設定する。該フイルターピンFILT2はパルスダイアル動作用のオフフック
(off hook)/オンフック(on hook)過渡応答を設定する。該アイソレートさ
れた接地ピン(IGND)は該アイソレーションバリヤ120内のキャパシター
を通して被給電側回路116用システム接地へ接続されそして又外部ダイオード
ブリッジ回路内接地接続を通して電話線へ接続される。
【0029】 オフフック/リング検出ブロック1620は、ステイタス情報が、リング及び
コーラー(caller)識別信号の様な電話線ステイタス情報(RNG1、RNG2
)に関して提供されることを可能にする外部入力ピンを有する。例えば、第1リ
ング検出ピン(RNG1)はキャパシターと抵抗器を通して電話線のチップ(ti
p)(T)リードに接続され、第2リング検出ピン(RNG2)はキャパシター
と抵抗器を通して該電話線のリング(R)リードに接続される。加えて、オフフ
ック/リング検出ブロック1620は、外部オフフック回路が、例えば、オフフ
ック状態に入るか又はコーラー識別情報を得るために制限電力モードに入るかを
制御する外部出力ピン(QB,QE)を有する。特に、該出力ピン(QB,QE
)は外部フックスイッチ回路内のバイポーラートランジスタのそれぞれベース及
びエミッターに接続される。
【0030】 図3は本発明のデジタルデーエイエイ回路110内の内部の送信(TX)及び
受信(RX)信号通路の総ブロック図である。描かれた実施例では、情報は該ア
イソレーションバリヤ120を横切り何れの方向にも通信される。図3は被給電
側回路116と電話線側回路118内の機能ブロックの全てを描いてはいない。
描かれたブロックは同様な機能を実行する多くの追加的ブロックとして実現され
てもよいことを注意する。
【0031】 図3の実施例では、電話線側回路118から被給電回路116への通信は受信
信号と考える。電話線側回路118内では、デルタシグマ(delta-sigma)A−
D変換器{エイデーシー(ADC)}1710が、例えばハイブリッド回路161
7により提供される内部アナログ受信信号(RXINT)を受信する。該デルタシ
グマエイデーシー(delta-sigma ADC)1710の出力はパルス密度変調フーマ
ット(pulse density modulation format)でオーバサンプル(oversampled)さ
れたデジタルデータ流れ(digital data stream)である。該デコーダ/エンコ
ーダー回路1708はこのデジタル情報を、エンコードされたデジタル情報とし
て該アイソレーションバリヤ120を横切りそれを送る前に、望まれる様に処理
しフオーマットする。例えば、デコーダー/エンコーダー1708はそれが該ア
イソレーションバリヤ120を横切って送られる前にデジタル流れを有する制御
データを多重通信化する。この制御データは、リング検出信号、オフフック検出
信号、他の電話線ステイタス情報又は該デーエイエイが使用される(適切な電話
線インターフエース規格が充たされるように)国を示すデータの様な、望まれる
どんな情報であってもよい。被給電側回路116内では、該デコーダー/エンコ
ーダー1706は該アイソレーションバリヤ120を横切って受信されるこのエ
ンコードされたデジタル情報をデコードする。該デジタルフイルター1702は
このデコードされたデジタル流れを処理し、それを内部デジタル受信データ(R
D)に変換するがそれは該デジタルインターフエース1606を通して外部制
御器へ供給される。
【0032】 被給電側回路116から電話線側回路118への通信は送信信号と考える。被
給電側回路116内では、デルタシグマ変調器1704は、例えば外部制御器か
らデジタルインターフエース1606を通して供給される内部デジタル送信信号
(TXD)を受信する。デルタシグマ変調器1704の出力はパルス密度変調フ
オーマットでオーバサンプルされたデジタルデータ流れである。該デコーダー/
エンコーダー回路1706は、エンコードされたデジタル情報として該アイソレ
ーションバリヤ120を横切ってそれを送信する前に望まれるようにこのデジタ
ル情報を処理しフオーマットする。例えば、デコーダー/エンコーダー1706
はデジタル流れを有する制御データを多重通信化する。この制御データは、リン
グ検出信号、オフフック検出信号、又は他の電話線ステイタス情報の様な、どん
な望まれる情報であってもよい。加えて、デコーダー/エンコーダー1706は
該デジタル流れに、それが該アイソレーションバリヤ120を横切って送信され
る前に、同期化目的用フレーム化情報(framing information)を付加してもよ
い。なお更に、デコーダー/エンコーダー1706は、クロック信号が該電話線
側回路118内で回復されるように該デジタルデータ流れをフオーマットしても
よい。電話線側回路118内では、該デコーダー/エンコーダー1708はクロ
ック信号を回復させてもよく、フレーム化、制御又はステーアツ情報を得るため
に該アイソレーションバリヤ120を横切って受信されたエンコードされたデジ
タル情報をデコードしてもよい。D−A変換器(DAC)1712は該デコード
されたデジタル流れを変換しそれを内部アナログ送信データ(TXINT)に変換
するがそれはアナログ信号として該ハイブリッド回路1617を通して最終的に
電話線へ供給される。
【0033】 図4は本発明により2つの集積回路(ICs)と容量性アイソレーションバリ
ヤ120で実現されたデジタルデーエイエイ回路110の総回路図である。特に
、被給電側回路116は被給電側集積回路(IC)1802Aを含んでおり、電
話線側回路118は電話線側IC1802Bを含んでいる。フックスイッチ回路
1804とダイオードブリッジ回路1806の様な外部回路も又該電話線側IC
1802Bの外部ピンに接続されて示されている。描かれた実施例では、被給電
側IC1802Aの外部ピン1810は外部デジタルシグナルプロセサー(digi
tal signal processor)(DSP)に接続され、該外部ピン1808は外部の特
定用途向けIC(application specific IC)(ASIC)又は制御器に接続さ
れている。該アイソレーションバリヤ120は、該被給電側IC1802A上の
外部信号(C1A)ピンを該電話線側IC1802B上の外部信号(C1B)ピ
ンに接続する第1のキャパシター(C1)を含んでいる。加えて、該アイソレー
ションバリヤ120は該電話線側IC1802B上のアイソレートされた接地(
IGND)ピンを該被給電側IC1802A上のシステム接地(GND)ピンに
接続する第2のキャパシター(C2)を含んでいる。加えて、該アイソレートさ
れた接地(IGND)ピンはダイオード回路1806内の節(node)1812と
該電話線側回路118の外部回路の残りの接地接続部に接続されている。図4の
回路用の種々の外部キャパシター、抵抗器、トランジスタ、及びダイオードに付
いての典型的部品値を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】 種々の規制規格への適合を達成するために種々の特性のデーエイエイがプログ
ラム可能である。かくして、種々の規制規格への適合を達成するために直流成端
特性、交流成端特性、リンガーインピーダンス(ringer impedance)、又は該デ
ーエイエイ回路110のビリングトーン検出器(billing tone detector)がプ
ログラム可能である。例えば、フランスの直流電流制限要求とテービーアール(
TBR)21規格が得られるようプログラム可能である。更に、日本、イタリー、
ノルウエー、及び他の国の低電圧の要求も得られるようプログラム可能である。
特に、直列ポートデータアイエヌピン(SDI)の使用を通してプログラム可能
レジスターの2ビットを設定することにより4つの直流成端モード(モード0,
1,2,及び3)がプログラムされる。特に、モード2は電流制限が無く、送信
信号が−1dBmに制限される標準ループ電圧モードである。このモードはエフ
シーシー(FCC)と多くの欧州の国の要求を充たすため使用される。図5Cはモ
ード2の電流−電圧(I−V)特性を図解している。図5A−5Dに示す様に、
該テーアイピー(TIP)とリング(Ring)線間の直流電圧が該電話線からの直流
ループ電流の関数としてプロットされる。15mAから100mAの動作範囲内
で、該直流保持回路の直流インピーダンスは約50Ω(該I−V曲線の傾斜)で
ある。幾つかの国(例えばノルウエー)用に要求される低電圧規格は−5.22
dBmに制限された送信信号を用いる図5Aに示す低電圧モード0により対応さ
れる。他の国(例えば日本とイタリー)の僅かにより高い(より約0.3V高い
)低電圧要求は−2.71dBmに制限された送信レベルを有する図5Bに示す
低電圧モード1により対応される。モード2に於ける様に、両低電圧モード0と
1は約50Ωにある直流保持回路の直流インピーダンスで動作する。図5Dはフ
ランスでテービーアール(TBR)21規格の下で要求される様な電流制限モード
であるモード3のI−V特性を図解している。図5Dに示す様に、該I−V曲線
の第1セグメントAは50Ωで動作し、該I−V曲線の第2セグメントBは32
00Ωのインピーダンスで動作するので該直流成端電流は約35ボルト以下で6
0mAに到達する前で(すなわち60mAより少なく)制限する。該曲線の2つ
の部分AとBとの間のクロスオーバ点(crossover point)は点Cとして示され
る。図5DのI−V曲線の第3のセグメントDは800Ωインピーダンスで動作
する。
【0036】 該デーエイエイが使用される特定の国用のデータは種々の他のデーエイエイ制
御信号で該容量性バリヤ120を横切って送信される。その時電話線側回路11
8は異なる種々の国際的直流成端要求を充たすようプログラム式に構成出来る。
かくして、広範な種類の電話線インターフエース規格が充たされる様な仕方で該
電話線側回路118をプログラムするよう制御ビットが該アイソレーションバリ
ヤを横切って供給される様なデジタル的にプログラム可能なシステムが提供され
る。更に、該電話線側回路118のプログラム可能な性質は該電話線側回路11
8を電話線テーアイピー(TIP)及びアールアイエヌジー(RING)線へ接続する
ために使用される外部部品を変更する必要性を最小化する。この仕方で1つのデ
ーエイエイシステムが世界全体での使用のために費用効果のあるソフトウエアで
プログラム可能な仕方で使用される。
【0037】 図5Aから5Cの直流成端特性をプログラム式に達成するために、本発明の直
流成端部又は直流保持回路は従来技術を越えた種々の改善を提供する。例えば、
{テービーアール(TBR)21規格の様な}電流制限要求を達成するために、該
電話線側回路回路118は約2ワット迄の電力を放散せねばならない。エフシー
シー(FCC)規格の様な典型的な非電流制限仕様は起こる電力放散のその量の単
に1部分となる。しかしながら、この電力放散増加が該電話線側集積回路180
2Bにより行われるよう要求することは望ましくない。図6の回路は電流制限規
格の増加した電力放散要求が該集積回路の外部で追加的電力を放散させることに
より達成される機構を提供する。この仕方で、1つのデーエイエイシステムは、
集積回路内で過剰な電力放散を要求することなしに、電流制限直流成端規格と非
制限規格との両者用に使用される。
【0038】 図6に示す様に、電話線側集積回路1802Bは、該DCT、QE2及びQB
2ピンに接続された直流成端部又は直流保持回路600を含んでいる。該DCT
ピンは抵抗器RA、例えば1600Ω抵抗器に接続される。該QB2ピンは抵抗
器RB、例えば1600Ω抵抗器に接続される。1つの抵抗器として示されてい
るが、各抵抗器RAとRBは図4に示す様なそれぞれ抵抗器R1、R11,及び
R17とR4、R19,及びR20の様な複数の抵抗器から形成されてもよい。
抵抗器RAとRBは図6に示す様にフックスイッチ回路に接続される。該QE2
及びQB2ピンはそれぞれトランジスタQ4のエミッターとベースに接続される
。動作時は、電話線から見た直流インピーダンスを調節するためにトランジスタ
Q4の制御を通して種々の量で該電話線からの直流電流が抵抗器RAとRBを通
るよう向けられる。例えば、図5DのI−V曲線の50Ωインピーダンス部分(
セグメントA)は該トランジスタQ4が完全にオンとなる時得られ、該直流電流
のバルク(bulk)がトランジスタQ4を通過する。図5DのI−V曲線の320
0Ωインピーダンス部分(セグメントB)は該トランジスタQ4がオフに替わり
つつあり、かくして抵抗器RAとRBを通る電流を能動的に導いている時に得ら
れる。図5Dの該I−V曲線の800Ωインピーダンス部分(セグメントD)は
、該トランンジスタQ4が完全にオフに替わり、かくして直流電流が抵抗器RA
とRBの間に分割される時得られる。
【0039】 該直流成端モードは被給電側回路116と該容量性バリヤ120を横切って該
直流保持回路600へ送信された制御情報とを通して選択的にプログラムされる
。特に、該直流保持回路は該選択モードによりトランジスタQ4を制御する。か
くして、電流制限が望まれると、追加電流が該抵抗器RAとRBへ導かれる。こ
の仕方で、図5DのI−V曲線の3200Ωインピーダンス部分の様な電流制限
仕様のために必要とされるより高いインピーダンスが精確に達成される。更に、
追加的電力放散が該電話線側集積回路1802Bの外で抵抗器RA、抵抗器RB
、及びトランジスタQ4により行われる。かくして1例では、抵抗器RAと抵抗
器RBは各々約4分の3ワットまで放散し、トランジスタQ4は2分の1ワット
まで放散するが、一方該集積回路は10分の3ワットまで放散するだけでよい。
この技術は電力の大部分が単に能動素子内でより受動素子(抵抗器)で放散され
る点で特に有利である。かくして、該直流保持回路により放散される直流電力の
50%より多くが該集積回路1802Bの外部の素子で放散され、特に該直流電
力の50%より多くが受動的抵抗素子で放散される。
【0040】 上記で論じた直流成端特性を実現するための直流保持回路700が図7に示さ
れている。図7は図4に示すと同様な参照の数字と文字を用いて該デーエイエイ
システムの部分を図解している。見られる様に、図7は該電話線側集積回路18
02Bに対し内部及び外部の両回路を含んでいる。特に、図7はRX、DCT、
QB2、QE2、及びFILTピンと付随する内部及び外部回路(フックスイッ
チ回路は示されてない)を含んでいる。図7に示す様に、該直流保持回路700
はスイッチS1、S2,S3、S4,S5、S6、及びS7を含んでいる。下記
で詳細に論ずる様に、急速な安定時間と低周波動作を達成するためのそして動作
の低電圧モードを選択するために該直流保持回路を切替可能式に動作させる目的
で、該スイッチが動作の電流制限か非電流制限かのモードを選択するよう使用さ
れる。
【0041】 又該直流保持回路700は電流制限回路ブロック705と、歪み調節回路ブロ
ック710と、そして電圧選択回路ブロック715とを含んでいる。下記で更に
論じる様に、該電流制限回路ブロック705は、選択された電流制限クロスオー
バ点で望ましい電流制限効果を達成するために該直流保持回路の高い有効なイン
ピーダンスを実現するスイッチの適切な選択と連携して動作する。外部トランジ
スタQ4は、電力が該集積回路1802Bの外部で放散されるよう電流が動作の
電流制限モード内で両抵抗器RB(上記説明の様に各々多数抵抗器で形成されて
いてもよい)へ導かれるように制御される。歪み調節回路ブロック710は該ク
ロスポイントで全調波歪みを下げるよう動作する。電圧選択回路ブロック715
は低電圧モード(モード0と1)又は標準電圧モード(モード2又は3)の何れ
かを選択するため使用される。該直流保持回路700の残り部分は、極の周波数
に影響する外部キャパシターC12及びC5を有する第2次(2極)システムと
して電流制限及び非電流制限の両モードで動作する。
【0042】 該直流保持回路の部品はここで開示した本発明の利点を得るために広範な種類
の仕方で構成され、図7の実施例は単に例示である。同様に広い種類の部品値が
使用されてもよい。1実施例では、部品値は下記表2で示す様に選択されてもよ
い。トランジスタは図7で”_X”とラベル付けされたようにサイズ化されて(
sized)いる。
【0043】
【表2】
【0044】 図7の直流保持回路700が該非電流制限モード(モード0,1,又は2)で
動作している時、スイッチS3は開いている。電流制限モード(モード3)動作
中はスイッチS3は閉じている。下記でより詳細に説明する様に、スイッチS1
,S2,及びS4は、非常な低周波の動作と矛盾するピーテーテー(PTT)仕様
で使用するために該直流保持回路700の時定数を選択的に制御するために動作
する。スイッチS5とS6は動作の低電圧モード(モード0と1)を選択するた
め使用される。特に、標準電圧レベル動作(モード2と3)で両スイッチS5と
S6は閉じている。低電圧モード0では、スイッチS5とS6は両方共開いてい
る。低電圧モード1では、スイッチS5は開き、スイッチS6は閉じている。動
作時、スイッチS5とS6の状態の選択はオペアンプOA2の負入力から見た抵
抗を変え、かくして該DCTピンの直流電圧を替えるが、それは今度は直流ルー
プ電流の与えられた値に対するTIPとRINGと間の電圧を替える。モード0
では該DCTピンでの直流電圧は2.8Vで、モード1では3.1Vで、そして
モード2と3では4.0Vである。
【0045】 電流制限 上述の様に、動作の電流制限モード(モード3)ではスイッチS3は閉じてお
り、非電流制限モード(モード0−3)ではスイッチS3は開いている。下記で
は該電流制限モードの動作が、図解の目的でS1が開き、S2が閉じそしてS4
が開いた(時定数位相1)動作に設定された時定数制御スイッチを用いて論じら
れる。しかしながら、又電流制限モードは選択された時定数位相2(S1が閉じ
,S2が開きそしてS4が閉じる)で動作させられてもよい。
【0046】 非電流制限モードの動作中(トランジスタQ4は完全に切り替えられている)
は、図7の直流保持回路700の直流インピーダンスは、表1と2の図解された
部品値を使用すると、約50Ωである。このインピーダンス値は下記説明の様に
得られる。OA1とOA2のオペアンプ回路は、図解された実施例で選択された
抵抗器比で該DCTピンに該TIP及びRING線上の交流信号を辿らせようと
企てる。又該オペアンプ回路はトランジスタM1(及びトランジスタM1のゲー
トへ結ばれているトランジスタM3)を通る電流の交流電流成分を妨げようと企
てる。かくしてトランジスタM1を通る最終直流電流、I(M1)、は該直流線
電圧に比例するが理由はI(M1)=(Vline(DC)−Vhookswitch(DC)
−Vdiode bridge(DC)−VDCT(DC))/RA)であるからで、ここでVh ookswitch (DC)はフックスイッチ回路を横切る直流電圧降下、Vdiode bridg e (DC)はダイオードブリッジ回路を横切る直流電圧降下そしてVDCTはDCT
ピンでの直流電圧である。
【0047】 更に、ピンQE2での直流電流はカレントミラートランジスタ(current mirr
or transisters)M6とM7の関数である。特に、図7で示すカレントミラート
ランジスタが1X:63Xとサイズ化(sizing)された場合は、ピンQE2での
直流電流,I(QE2)は概略64×I(M3)である。I(M3)=I(M1
)/2なので、I(QE2)=32×I(M1)である。更に、I(M1)=V line /RA+kなので、I(QE2)=Vline/(RA/32)+kとなり、こ
こでkは定数である。かくして、1600Ωとなるよう選ばれたRAを用いると
、50Ωの望まれた直流成端インピーダンスは非電流制限モード動作となる。
【0048】 電流制限モード動作に入ると、スイッチS3は閉じられる。これは電流が抵抗
器R108とトランジスタM10を通ってシンク(sink)することを可能とする
。かくして、トランジスタM1とM3のゲート電圧は必ずしも同じでなくなる。
特に、スイッチS3が閉じると、電流制限効果は直流電流源I1の値の関数とし
て起こり始めるがそれは電流制限回路ブロック705がI1≧I(M2)+I(
M4)を維持しようと企てるからである。該ループ電流が低く、かくしてトラン
ジスタM2とM4とのゲート電圧がI1≧I(M2)+I(M4)となるレベル
にあると、電流はトランジスタM10を通してシンク(sunk)されずそして電流
制限ブロック705は効果を持たない。この点で該回路は図5Dに示すモード3
の動作のセグメントAの領域で動作している。
【0049】 しかしながら、直流ループ電流が増加すると、トランジスタM2とM4を通る
電流は増加する。I(M2)+I(M4)の全電流がI1の値に到達すると、I
(M2)の増加につれて抵抗器R108とトランジスタM10を通って電流をシ
ンクすることによってI(M4)を減じることにより電流制限効果が始まる。こ
の仕方で関係I1=I(M2)+I(M4)は維持される。これはトランジスタ
M3を通る電流を減じる効果を有しかくして電流をQE2ピンから抵抗器RAと
RBへ能動的に導く。この点で該回路は図5Dに示すモード3の動作のセグメン
トBの領域内で動作している。図5Dのクロスオーバ点Cの位置はかくしてI1
の値に依存している。示した図解的実施例では、直流ループ電流の約45mAで
の電流制限クロスオーバ点を達成するためにI1は430μAである。
【0050】 電流クロスオーバに於ける歪み制限作用 上記で論じた電流制限技術は図5Dの直流I−V曲線のクロスオーバ{又は”
膝(knee)”}点での調波歪み(harmonic distorsion)を増加させる可能性を
有する。特に、理想的にはトランジスタM3を通る電流は交流成分を有しないが
、実際には理想的でない回路部品、整合不良(msimatches)他からM3を通る電
流の幾らかの交流成分がもたらされる。かくして、全電話線電流、iLINE、は保
持回路の直流ループ電流、交流電話信号、及びM3の中の電流の交流成分を含ん
でいる。M3の中の電流の交流成分内の歪みは従って電話線信号へ調波歪みを付
加する。上記で論じた電流制限技術は、該直流ループ電流が該クロスオーバ点上
に又はそれの近くにある時該M3電流の交流成分に歪みを付加する。特に、この
様な状況ではトランジスタM3の電流の交流成分は電流制限効果を繰り返しオン
オフと切り替えることになる。これはやはり繰り返し制限され制限を解かれるト
ランジスタM3内電流の交流成分となり、かくして該交流成分を歪ませる。例え
ば、直流ループ電流が該クロスオーバ点に置かれ、低周波正弦波が該電話線に印
加されると、トランジスタM3を通る電流の交流成分は図8の曲線Aにより示さ
れる様にクリップされる。図8に示す様に、曲線Aのクリップ動作はM3を通る
全電流が電流制限レベルの値、I1を越える時起こる。この歪みは比較的低い周
波数信号(概略100Hzより低い)にとって最も重要であるがそれはより高い
周波数成分を除く傾向にあるOA2の出力上のキャパシターC5のローパスフイ
ルター効果のためである(C5はノードRXへのハイパスフイルターを提供する
がそれは今度はOA1とOA2の使用を通してトランジスタM1のゲートにロー
パスフイルター効果を発揮することを注意すること)。
【0051】 図7の歪み調節回路ブロック710は該QE2ピンにも接続されているトラン
ジスタM14の制御を通してこのクリップ効果を補償する。該歪み調節回路ブロ
ック710はスイッチS7が閉じることを通してモード3の電流制限モードで動
作する。他のモードでは、スイッチS7は開いており、該歪み調節回路ブロック
710は該直流保持回路に影響しない。該歪み調節回路ブロック710は、トラ
ンジスタM14を通る電流が図8の曲線Bで示す様なトランジスタM3を通る電
流のそれと反対の応答を有する様に動作する。トランジスタM3とM14は共に
QE2ピンに接続されているのでトランジスタM3とM14を通る電流の全交流
成分の効果は一緒に加算される。図8の曲線AとBは反対のクリップ効果を示す
ので、これらの電流の合計は、少なくとも第1次の桁では、クリップ動作と付随
歪みに比較的に無関係である。曲線Bの電流応答はトランジスタM3,M12,
M11及びM14での電流を導く関係を通して得られる。かくして、図7に示す
ようサイズ化されたトランジスタでは関係i(M14)=(10×I2)−i(
M3)となり、トランジスタM3とM14内の電流の交流成分による電話線で見
られる最終交流成分は10×I2である。I2の値はI2がクロスオーバ点でI
(M3)/10より大きくなるように選ばれる。
【0052】 第2次直流保持回路 図7の直流保持回路700はそれが第2次の直流保持回路である点で更に有利
である。特に、該回路の周波数応答での第1及び第2の極はそれぞれキャパシタ
ーC5とC12の使用により提供される。該第1の極は、キャパシターC5と、
付随してRXピンに接続された抵抗器とで、もたらされる該RXピンでのフイル
ター作用から来ている。このフイルター作用は、トランジスタM1とM3の共通
のゲート線上の非常に小さい交流信号をもたらすには、高周波(例えば100H
z以上)に於いては比較的充分である(かくしてこれらのトランジスタを通る低
い交流電流成分となる)。しかしながら、低い周波数ではトランジスタM1とM
3により多くの交流電流成分が存在しそれは低い周波数での歪みとなる。第2の
周波数の極を該システムに付加することにより改良された周波数応答が得られる
。例えば、トランジスタM3のゲート信号をより強く(more heavily)フイルタ
ーするためにトランジスタM1とM3のゲート間にもう1段のローパスフイルタ
ー作用が付加出来る。代わりに、図7に示す様に、該QE2ピンに接続されたキ
ャパシターC12の使用により追加のローパスフイルター作用が提供される。又
該QE2ピンに接続されたフイルターキャパシターC12の使用は、大きな電流
シンク素子として使用される大型のPMOS素子M7のノイズフイルター作用を
提供する。
【0053】 かくして、第2次の直流保持回路が提供される。第2次周波数応答回路の使用
は100Hz、20mA、−1dBmで60dBmより大きいTHDを有する直
流保持回路を提供する。1つの実施例で該電話線側集積回路1802Bの外部に
置かれた2つのフイルターキャパシター(C5とC12)を有する該第2次直流
保持回路が示されるが、しかしながら、第2次直流保持回路を達成するために他
の回路技術が使用されてもよい。300Hzで又はそれより下で、特に50Hz
の下での様に低い周波数の極により周波数がポールする(poles)ことは望まし
い。図解された実施例では、キャパシターC5でもたらされる第1のフイルター
は16Hzの第1の極を提供する(トランジスタM1のゲート上のローパスフイ
ルター効果)。キャパシターC12でもたらされる第2のフイルターは0.44
Hzで第2の極を提供する。
【0054】 切替可能な時定数 直流保持回路が直流でインピーダンスを示し、交流周波数では該直流回路は該
信号通路から除かれることが一般的には望ましい。この様な動作を達成する1つ
の方法は、数ヘルツから上の周波数でカットオフされる様に非常にゆっくり動作
する直流回路を提供することである。これは、300Hz(フルスケールで)よ
り高い周波数では75dBのTHD、100Hz(フルスケールで)より高い周
波数では60dBのTHD、そして100Hz(−9dBmで)より高い周波数
では80dBのTHDより大きい様な低歪み要求を有する非常に低い周波数のモ
デム信号(下方に約10Hzまで)を送信する時、特に重要である。しかしなが
ら、非常にゆっくりした直流保持回路の使用は多くのピーテーテー(PTT)仕様
での電話線インターフエース規格と矛盾する。例えば、迅速なオンフックとオフ
フックの切替を要求する幾つかのインターフエース規格である。例えば、オンフ
ックとオフフック条件間の切替の安定時間(settling time)はオフフックイベ
ントから20ms内に90%より大きいループ電流の安定があることが要求され
る。この様な時間の制約はパルス式ダイアル動作用には特に重要である。
【0055】 本発明は該直流保持回路の速度に影響する切替可能な時定数の使用を含んでい
る。かくして、該直流保持回路は、速い安定時間を有する第1の位相(位相1)
と低い周波数動作を可能にするため遅い安定時間を有する第2の位相(位相2)
とで動作する。かくして、該直流保持回路は迅速なオン/オフフック動作用の規
格を充たすため使用されそして次いで該電話線がオフフックに行った後該直流保
持回路は低い周波数の電話線信号動作を可能にするよりゆっくりした回路動作に
切替られる。この仕方で可変動作周波数を有する直流保持回路が提供される。
【0056】 動作の位相、高速位相1又は低速位相2、はスイッチS1,S2,及びS4に
より制御される。高速位相1の間は、スイッチS1は閉じられ、S2は開きそし
てS4は閉じる。スイッチS1を閉じ、スイッチS2を開くことは該直流保持回
路から第1の周波数の極(キャパシターC5により引き起こされた)を除去する
ことになる。更に、スイッチ4wp閉じることは第2周波数極を360Hzへ増
加させるがそれは該ループ電流安定の時定数が今やキャパシターC12及び抵抗
器R109と並列の抵抗器110により設定されるからである。該キャパシター
と抵抗器の値は、高速パルスダイヤル安定動作を与えるために2−3ms内の適
切な安定を提供するよう選択される(上に示す様に)。位相1中に、キャパシタ
ーC5とC12はそれらの適当な値に充電することは注意を要する。この充電が
位相1から位相2への切替時に過渡的なグリッチ(glitch)を最小化することを
助ける。該直流保持回路が位相2に切替られると、上記説明の標準的第2次直流
保持回路動作がもたらされる。位相2はオフフック条件が起こった後約200m
sで賦活するよう設定される。位相1と位相2の条件の間の切替は上記説明の全
ての動作モード(モード0−3)で使用されてもよい。
【0057】 かくして、2つの位相で動作可能なデーエイエイの直流保持回路が提供される
。第1の位相は、オフフック条件の確立又はパルスダイヤル動作の様な信号情報
の送信中に使用される動作の高速モードである。第2の位相は、電話ユーザーデ
ータ(例えば、音声データ又はモデムの様な)の送信用に使用される動作のゆっ
くりしたモードである。該直流保持回路は、オフフック条件が最後に検出された
後幾らかの時間まで第1位相にある(例えば200ms)。その後該直流保持回
路は第2位相に切り替えられる。オフフック条件(第1位相)を確立するための
回路の時定数は比較的速く又は短く、典型的には10msより少なく、より好ま
しくは5msより少なくそして図解された実施例では1msより少ない。ユーザ
ーデータ送信(第2位相)中の回路の時定数は比較的ゆっくりで又は長く、典型
的には100msより大きく、より好ましくは200msより大きくそして図解
された実施例では約400msである。
【0058】 本発明の更に進んだ変型と代替え実施例は本説明を見た当業者には明らかであ
る。従って、この説明は、図解としてのみ解釈され、そして本発明を実施する仕
方を当業者に開示する目的用である。ここで示し説明された本発明の形は現在の
好ましい実施例と取られるべきことは理解されるところである。形状、寸法及び
部品配備では種々の変更がなされてもよい。本発明のこの説明の利点を得た後当
業者に全て明らかなように、例えば、ここで図解され説明されたものが等価な要
素で置き換えられてもよく、そして本発明の或る特徴は他の特徴の使用と独立に
使用されてもよい。更に、ここで開示された本発明の種々の側面は、当業者には
又明らかなように、組み合わせで又は別々に使用されてもよい。例えば、電流の
導きはプログラマブルデーエイエイに関連してここで示されたが、直流電流制限
規格用に電力の実質的な量を放散する外部素子の使用が非プログラム式デーエイ
エイ内で利用されてもよい。
【0059】 他の事項のみならず、ここに説明される本発明の利点と特徴も明らかになる仕
方が得られ、詳細に理解され得るように、上記で概説された本発明のより特定的
説明が、付属する図面に図解され、その図面がこの明細書の1部を形成するその
実施例を参照することにより得られる。
【0060】 しかしながら、該付属する図面は本発明の単に例示的実施例を図解しており、
従ってそれらはその範囲を限定すると考えられるべきでなく、何故なら本発明は
他の等しく有効な実施例を認めているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の典型的応用を図解する電話セットのブロック図である。
【図2】 本発明の、電話線側回路と、アイソレーションバリヤと、そして被給電側回路
とを有するデジタルデーエイエイ回路の総ブロック図である。
【図3】 本発明のデジタルデーエイエイ回路内の送信、受信信号通路の総ブロック図で
ある。
【図4】 本発明の2つの集積回路{アイシーエス(ICs)}と、容量性アイソレーショ
ンバリヤと、そして外部回路とで実現されたデジタルデーエイエイ回路の総回路
図である。
【図5−5D】 本発明の種々の直流成端モードの直流成端特性カーブである。
【図6】 本発明の電流制限を実施するための技術の総ブロック図である。
【図7】 本発明の直流保持回路の回路図である。
【図8】 本発明の歪み制限技術を電流特性のグラフである。
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月8日(2000.12.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AL,AM,A T,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA ,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES, FI,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG ,UZ,VN (72)発明者 スコツト,ジエフリー・ダブリユー アメリカ合衆国テキサス州78739オーステ イン・ビーチヤムコート10904 (72)発明者 スーチ,ナブデイープ・エス アメリカ合衆国テキサス州78746オーステ イン・スプレイグレイン1105 (72)発明者 ウエランド,デイビツド・アール アメリカ合衆国テキサス州78751オーステ イン・アベニユーエイ4215 Fターム(参考) 5K037 AA09 AA12 5K101 KK20 VV08

Claims (71)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムに於いて、 電話線に接続される電話線側回路と、 アイソレーションバリヤを通して該電話線側回路に接続される被給電側回路と
    、そして 該電話線側回路内の直流保持回路とを具備しており、該直流保持回路は該直流
    保持回路を複数のモードで動作させるために該アイソレーションバリヤを横切っ
    て送信されるデータに応答してプログラム可能であり、該直流保持回路は第1の
    電話線インターフエース規格を充たす少なくとも第1のモードと第2の電話線イ
    ンターフエース規格を充たす第2のモードとで動作可能であり、該第2の電話線
    インターフエース規格は直流電流制限要求を有することを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1の通信システムに於いて、該直流保持回路が電話線
    側集積回路と少なくとも1つの外部素子を備えており、該外部素子は該第2モー
    ドで該第1モードでより多くの電力を放散することを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1の通信システムが更に、該電話線側回路と該被給電
    側回路の間に接続されたアイソレーションバリヤを具備しており、該アイソレー
    ションバリヤが容量性バリヤであることを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1の通信システムに於いて、該電話線側回路と該被給
    電側回路とがデジタル信号により該アイソレーションバリヤを横切って通信する
    よう構成されていることを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4の通信システムが更に、該電話線側回路と該被給電
    側回路の間に接続されたアイソレーションバリヤを具備しており、該アイソレー
    ションバリヤが1つ以上のキャパシターを備えることを特徴とする通信システム
  6. 【請求項6】 請求項2の通信システムに於いて、該第2モードで該直流保
    持回路により放散される電力の実質的部分が該電話線側集積回路の外部で放散さ
    れることを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6の通信システムに於いて、該直流保持回路により放
    散される電力の50%以上が該電話線側集積回路の外部で放散されることを特徴
    とする通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7の通信システムに於いて、該直流保持回路により放
    散される電力の50%以上が1つ以上の受動的外部素子で放散されることを特徴
    とする通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項6の通信システムに於いて、該1つ以上の受動的外部
    素子が1つ以上の抵抗器であることを特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】 電話線に接続される通信システムを提供する方法が、 被給電回路と電話線側回路との間にアイソレーションバリヤを接続する過程と
    、そして 該電話線側回路内に直流保持回路を形成する過程とを具備しており、該直流保
    持回路は電話線側集積回路と該集積回路の外部の外部回路とを有しており、該方
    法は又、 該直流保持回路を動作の少なくとも第1と第2のモード間で切り替えるための
    プログラム可能な回路を提供する過程を具備しており、該動作の第1モードは少
    なくとも第1の電話線インターフエース規格用であり、該動作の第2モードは少
    なくとも第2の電話線インターフエース規格用であり、該第2規格は直流成端電
    流制限を有しており、そして該方法は更に、 もし該直流保持回路が該動作の第2モードで動作しているならば該動作の第2
    モード中は該動作の第1モード中よりも多くの電力が該外部回路内で放散される
    ように該内部回路と該外部回路とを接続する過程を具備していることを特徴とす
    る電話線に接続される通信システムを提供する方法。
  11. 【請求項11】 請求項10の方法が更に、該被給電回路と電話線回路とを
    アイソレートするために容量性バリヤを使用する過程を具備することを特徴とす
    る方法。
  12. 【請求項12】 請求項10の方法が更に、該アイソレーションバリヤを横
    切ってデジタルデータを通過させる過程を具備することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12の方法が更に、該被給電回路と該電話線回路と
    をアイソレートするために容量性バリヤを使用する過程を具備することを特徴と
    する。
  14. 【請求項14】 請求項13の方法が更に、該動作の第2モード中に該内部
    回路より該外部回路内でより多くの電力を放散する過程を具備することを特徴と
    する方法。
  15. 【請求項15】 請求項14の方法が更に、該第2モードで放散される電力
    の50%より多くを1つ以上の受動的素子内で放散させる過程を具備しているこ
    とを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項14の方法に於いて、該1つ以上の受動的素子は1
    つ以上の抵抗器であることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 電話線に接続される通信システム内で集積回路の電力放散
    要求を減少させるための直流保持回路に於いて、該直流保持回路が、 少なくとも1つの切替可能な回路を具備しており、該切替可能な回路は動作の
    非電流制限モード用の第1状態と動作の電流制限モード用の第2状態とを備えて
    おり、該直流保持回路は又、 該集積回路の外側の外部回路と、そして 該集積回路の内部の内部回路とを具備しており、該外部回路と該内部回路とは
    一緒に接続されており、該外部回路は該電流制限モードに於いて該非電流制限モ
    ードに於けるより多くの電力を放散することを特徴とする電話線に接続される通
    信システム内で集積回路の電力放散要求を減少させるための直流保持回路。
  18. 【請求項18】 請求項17の直流保持回路に於いて、該外部回路が少なく
    とも1つの電力放散抵抗器を備えることを特徴とする直流保持回路。
  19. 【請求項19】 請求項17の直流保持回路に於いて、該切替可能な回路が
    該第2状態にある時、該外部回路は該内部回路より多くの電力を放散することを
    特徴とする直流保持回路。
  20. 【請求項20】 請求項19の直流保持回路に於いて、該切替可能な回路が
    該第2状態にある時、該外部回路の1つ以上の抵抗器が該内部回路より多くの電
    力を放散することを特徴とする直流保持回路。
  21. 【請求項21】 請求項19の直流保持回路に於いて、該切替可能な回路が
    該第2状態にある時、該外部回路内の1つ以上の抵抗器が該直流保持回路により
    放散される該電力の半分より多くを放散することを特徴とする直流保持回路。
  22. 【請求項22】 直流保持回路を提供する方法が、 1つの集積回路の内部の内部回路と該集積回路の外部の外部回路とで該直流保
    持回路を形成する過程と、 該直流保持回路を少なくとも動作の第1と第2のモード間を切り替えるための
    プログラム可能な回路を提供する過程とを具備しており、該動作の第1モードは
    少なくとも第1の電話線インターフエース規格用であり、該動作の第2モードは
    少なくとも第2の電話線インターフエース規格用であり、該第2規格は直流成端
    電流制限を有しており、そして該方法は又、 もし該直流保持回路が該動作の第2モードで動作しているならば該動作の第1
    モード中は該動作の第2モード中よりも多くの電力が該外部回路で放散されるよ
    うに該内部回路と該外部回路とを接続する過程を具備していることを特徴とする
    直流保持回路を提供する方法。
  23. 【請求項23】 請求項22の方法が更に、該動作の第2モード中に該内部
    回路内より該外部回路内でより多くの電力を放散する過程を具備することを特徴
    とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項23の方法が更に、該動作の第2モード中に該直流
    保持回路により放散される該電力の50%より多くを、1つ以上の受動的素子内
    で、放散させる過程を具備することを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項24の方法に於いて、該1つ以上の受動的素子が1
    つ以上の抵抗器であることを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 直流保持回路を形成するための方法が、 該直流保持回路を含むために集積回路と非集積回路とを提供する過程を具備し
    ており、該直流保持回路は少なくとも第1と第2の電話線インターフエース規格
    を少なくとも充たすことが出来て、該少なくとも2つの電話線インターフエース
    規格は異なる電流制限仕様を有しており、該第2の規格は直流電流を該第1の規
    格より低い量に制限しており、該方法は又、 該直流保持回路が該電話線インターフエース規格の少なくとも1つ用にプログ
    ラムされるように少なくとも1つの切替可能な回路を使用する過程と、そして 該直流保持回路が該第2の電話線インターフエース規格用にプログラムされた
    時、該外部回路の少なくとも1つの回路素子は、該直流保持回路が該第1の電話
    線インターフエース規格用にプログラムされた時に比較して追加的直流電流を受
    けるように該集積回路と該非集積回路とを一緒に接続する過程を具備することを
    特徴とする直流保持回路を形成する方法。
  27. 【請求項27】 請求項26の方法が更に、該直流保持回路が該第2の電話
    線インターフエース規格用にプログラムされた時、該外部回路内で該内部回路内
    でより多くの電力を放散する過程を具備することを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 請求項27の方法が更に、該直流保持回路が該第2の電話
    線インターフエース規格用にプログラムされた時、該直流保持回路により放散さ
    れる該電力の50%より多くを、1つ以上の受動的素子内で放散させる過程を具
    備することを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】 請求項28の方法に於いて、該1つ以上の受動的素子が1
    つ以上の抵抗器であることを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】 請求項29の方法が更に、電流を該1つ以上のの抵抗器に
    導くために少なくとも1つの外部トランジスタを提供する過程を具備することを
    特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 電話線に接続された通信システム内の集積回路の電力放散
    要求の低減用であり、電流制限要求を有する電話線規格に適合している直流保持
    回路に於いて、該直流保持回路は、 該集積回路の外部の外部回路と、そして 該集積回路内の内部回路とを具備しており、該外部回路と該内部回路とは一緒
    に接続されており、該外部回路は動作の少なくとも1つのモードでより多くの電
    力を放散することを特徴とする電話線に接続された通信システム内の集積回路の
    電力放散要求の低減用であり、電流制限要求を有する電話線規格に適合している
    直流保持回路。
  32. 【請求項32】 請求項31の直流保持回路に於いて、該外部回路が少なく
    とも1つの電力放散抵抗器を備えることを特徴とする直流保持回路。
  33. 【請求項33】 請求項31の直流保持回路に於いて、該外部回路が動作の
    少なくとも1つのモードで該内部回路より多くの電力を放散することを特徴とす
    る直流保持回路。
  34. 【請求項34】 請求項33の直流保持回路に於いて、該外部回路の1つ以
    上の抵抗器が動作の少なくとも1つのモードで該内部回路より多くの電力を放散
    することを特徴とする直流保持回路。
  35. 【請求項35】 請求項34の直流保持回路に於いて、該外部回路の1つ以
    上の抵抗器が動作の少なくとも1つのモードで該直流保持回路により放散される
    該電力の半分より多くを放散することを特徴とする直流保持回路。
  36. 【請求項36】 直流保持回路を提供する方法が、 集積回路の内部の内部回路と該集積回路の外部の外部回路とで該直流保持回路
    を形成する過程を具備しており、該直流保持回路は直流電流制限要求を有する少
    なくとも1つの電話線インターフエース規格に適合しており、そして該方法は又
    、 該内部回路内でよりも該外部回路内で、より多くの電力が放散されるように該
    内部回路と該外部回路とを接続する過程を具備していることを特徴とする直流保
    持回路を提供する方法。
  37. 【請求項37】 請求項36の方法が更に、該直流保持回路により放散され
    る該電力の50%より多くを、1つ以上の受動的素子内で、放散させる過程を具
    備することを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】 請求項37の方法に於いて、該1つ以上の受動的素子が1
    つ以上の抵抗器であることを特徴とする方法。
  39. 【請求項39】 請求項38の方法に於いて、該受動的素子が少なくとも2
    つの抵抗器を含むことを特徴とする方法。
  40. 【請求項40】 直流保持回路を動作させる方法が、 該直流保持回路を含むために集積回路と非集積回路とを提供する過程と、 該集積回路と該非集積回路とを接続する過程と、そして もし該直流保持回路が直流電流制限要求を有する電話線インターフエース規格
    用に使用されるならば該内部回路内でより該外部回路内で、より多くの電力を放
    散させる過程とを具備することを特徴とする直流保持回路を動作させる方法。
  41. 【請求項41】 請求項40の方法が更に、該直流保持回路により放散され
    る該電力の50%より多くを1つ以上の受動的素子で放散させる過程を具備する
    ことを特徴とする方法。
  42. 【請求項42】 請求項41の方法に於いて、該1つ以上の受動的素子が1
    つ以上の抵抗器であることを特徴とする方法。
  43. 【請求項43】 請求項42の方法が更に、電流を該1つ以上の抵抗器に導
    くために少なくとも1つの外部トランジスタを提供する過程を具備することを特
    徴とする方法。
  44. 【請求項44】 通信システムが、 電話線に接続される電話線側回路と、 1つのアイソレーションバリヤを通して該電話線側回路に接続される被給電側
    回路と、そして 該電話線側回路内の直流保持回路とを具備しており、該直流保持回路は複数の
    位相で動作するよう切替可能になっており、該直流保持回路は、第1の時定数を
    有する少なくとも第1位相に於いてと第2の時定数を有する少なくとも第2位相
    に於いて動作可能であることを特徴とする通信システム。
  45. 【請求項45】 請求項44の通信システムが更に、該電話線側回路と該被
    給電側回路との間に接続されたアイソレーションバリヤを具備しており、該アイ
    ソレーションバリヤは容量性バリヤであることを特徴とする通信システム。
  46. 【請求項46】 請求項44の通信システムに於いて、該電話線側回路と該
    被給電側回路とは該アイソレーションバリヤを横切ってデジタル信号により通信
    するよう構成されていることを特徴とする通信システム。
  47. 【請求項47】 請求項46の通信システムが更に、該電話線側回路と該被
    給電側回路の間に接続された該アイソレーションバリヤを具備しており、該アイ
    ソレーションバリヤが1つ以上のキャパシターを備えることを特徴とする通信シ
    ステム。
  48. 【請求項48】 請求項44の通信システムに於いて、該第1位相は該第2
    位相の前に起こり、該第1の時定数が該第2の時定数より短いことを特徴とする
    通信システム。
  49. 【請求項49】 請求項44の通信システムに於いて、該直流保持回路が、
    オフフック条件を確立するために第1の安定時間を可能とする第1位相に於いて
    と該第1位相の後第2の安定時間を可能化せねばならぬ第2位相に於いて動作可
    能であり、該第2安定時間は該第1安定時間よりゆっくりしていることを特徴と
    する通信システム。
  50. 【請求項50】 請求項49の通信システムに於いて、該第1の時定数は1
    0msより小さく、第2の時定数は100msより大きいことを特徴とする通信
    システム。
  51. 【請求項51】 請求項44の通信システムに於いて、該第1の時定数は該
    第2の時定数より少なくとも1桁短いことを特徴とする通信システム。
  52. 【請求項52】 電話線に接続される通信システムを提供する方法が、 被給電回路と電話線側回路の間にアイソレーションバリヤを接続する過程と、 直流保持回路を第1と第2のオフフック位相で動作させる過程と、 該第1の位相中は第1の直流保持回路時定数を使用する過程と、そして 該第2の位相中は第2の直流保持回路時定数を使用する過程とを具備しており
    、該第1の時定数は該第2の時定数よりも該直流保持回路の速い安定を提供する
    ことを特徴とする電話線に接続される通信システムを提供する方法。
  53. 【請求項53】 請求項52の方法が更に、該被給電回路と該電話線回路と
    をアイソレートするために容量性バリヤを使用する過程を具備することを特徴と
    する方法。
  54. 【請求項54】 請求項52の方法が更に、該アイソレーションバリヤを横
    切ってデジタルデータを送る過程を具備することを特徴とする方法。
  55. 【請求項55】 請求項54の方法が更に、該被給電回路と該電話線回路と
    をアイソレートするために容量性バリヤを使用する過程を具備することを特徴と
    する方法。
  56. 【請求項56】 請求項55の方法が更に、オフフック条件を確立するため
    に第1の安定時間を可能にする第1位相に於いてと該第1位相の後で第2の安定
    時間を可能化せねばならぬ第2位相に於いて動作可能な該直流保持回路を動作さ
    せる過程を具備することを特徴とする方法。
  57. 【請求項57】 請求項52の方法が更に、オフフック条件を確立するため
    に第1の安定時間を可能にする第1位相に於いてと該第1位相の後で第2の安定
    時間を可能化せねばならぬ第2位相に於いて動作可能な該直流保持回路を動作さ
    せる過程を具備することを特徴とする方法。
  58. 【請求項58】 請求項52の通信システムに於いて、該第1時定数が該第
    2時定数より少なくとも1桁短いことを特徴とする通信システム。
  59. 【請求項59】 電話線に接続される通信システム用直流保持回路に於いて
    、該直流保持回路が、 該直流保持回路内に少なくとも第1回路を具備しており、該第1回路は該直流
    保持回路の安定時間に影響しており、該直流保持回路は又、 少なくとも1つの切替可能な回路を具備しており、該切替可能な回路は該直流
    保持回路の動作の第1位相用の第1状態と該直流保持回路の動作の第2位相用の
    第2状態とを備えており、該少なくとも1つの切替可能な回路は該第1回路に接
    続されており、そして該直流保持回路は更に、 該切替可能な回路により第1回路に選択的に接続可能な少なくとも1つの被切
    替素子を具備しており、該直流保持回路の時定数は該少なくとも1つの切替可能
    な回路の状態により変化することを特徴とする電話線に接続される通信システム
    用直流保持回路。
  60. 【請求項60】 請求項59の直流保持回路に於いて、該直流保持回路は、
    該切替可能な回路が該第1状態用に構成されている時は第1の時定数を有し、該
    切替可能な回路が該第2状態用に構成されている時は第2の時定数を有しており
    、該第1時定数は該第2時定数より短いことを特徴とする直流保持回路。
  61. 【請求項61】 請求項59の直流保持回路に於いて、該直流保持回路は、
    オフフック条件を確立するために第1の安定時間を可能にする第1位相に於いて
    と該第1位相の後で第2の安定時間を可能化せねばならぬ第2位相に於いて動作
    可能であり、該第2安定時間は該第1安定時間よりゆっくりしていることを特徴
    とする直流保持回路。
  62. 【請求項62】 請求項60の直流保持回路に於いて、該第1の時定数は該
    第2の時定数より少なくとも1桁短いことを特徴とする直流保持回路。
  63. 【請求項63】 請求項62の直流保持回路に於いて、該第1時定数は約1
    0msより小さく、該第2時定数は約100msより大きいことを特徴とする直
    流保持回路。
  64. 【請求項64】 請求項60の直流保持回路に於いて、該第1時定数は該第
    2時定数より少なくとも1桁短いことを特徴とする直流保持回路。
  65. 【請求項65】 直流保持回路を提供する方法が、 集積回路の内部の内部回路と該集積回路の外部の外部回路とで該直流保持回路
    を形成する過程と、 該直流保持回路を動作の少なくとも第1と第2の位相間で切り替えるためにプ
    ログラム可能な回路を提供する過程と、そして 該直流保持回路が該第1位相中はより速く該第2位相中はよりゆっくりと動作
    することを可能にするよう該直流保持回路を構成する過程とを具備することを特
    徴とする直流保持回路を提供する方法。
  66. 【請求項66】 請求項65の方法が更に、オフフック条件を確立するため
    に第1の安定時間を可能にする第1位相に於いてと該第1位相の後で第2の安定
    時間を可能にする第2位相に於いて動作可能になるよう該直流保持回路を構成す
    る過程を具備することを特徴とする方法。
  67. 【請求項67】 請求項66の方法に於いて、該第1の時定数が該第2の時
    定数より少なくとも1桁短いことを特徴とする方法。
  68. 【請求項68】 デーエイエイ回路を動作させる方法が、 直流保持回路を提供する過程と、 該直流保持回路の動作の第1位相中は該直流保持回路の第1時定数を使用する
    過程と、そして 該直流保持回路の動作の第2位相中は該直流保持回路の第2時定数を使用する
    過程とを具備しており、該直流保持回路の安定時間は該第2位相中より該第1位
    相中の方がより速いことを特徴とするデーエイエイ回路を動作させる方法。
  69. 【請求項69】 請求項68の方法が更に、オフフック条件を確立するため
    に第1の安定時間を可能にする第1位相に於いてと該第1位相の後で第2の安定
    時間を可能にする第2位相に於いて動作可能なように該直流保持回路を構成する
    過程を具備することを特徴とする方法。
  70. 【請求項70】 請求項69の方法に於いて、該第1の時定数は該第2の時
    定数より少なくとも1桁短いことを特徴とする方法。
  71. 【請求項71】 請求項68方法に於いて、該第1の時定数は該第2の時定
    数より少なくとも1桁短いことを特徴とする方法。
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