JP2002518891A - リソース利用可能性に基づいてモデム伝送能力をスケーリングするための方法および装置 - Google Patents

リソース利用可能性に基づいてモデム伝送能力をスケーリングするための方法および装置

Info

Publication number
JP2002518891A
JP2002518891A JP2000554119A JP2000554119A JP2002518891A JP 2002518891 A JP2002518891 A JP 2002518891A JP 2000554119 A JP2000554119 A JP 2000554119A JP 2000554119 A JP2000554119 A JP 2000554119A JP 2002518891 A JP2002518891 A JP 2002518891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tones
available
modem
data
tone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000554119A
Other languages
English (en)
Inventor
コール,テリー・エル
カプロウィッツ,デイビッド・エム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanced Micro Devices Inc
Original Assignee
Advanced Micro Devices Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanced Micro Devices Inc filed Critical Advanced Micro Devices Inc
Publication of JP2002518891A publication Critical patent/JP2002518891A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors
    • H04M11/062Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors using different frequency bands for speech and other data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/02Channels characterised by the type of signal
    • H04L5/023Multiplexing of multicarrier modulation signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/143Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex for modulated signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 複数のトーンを用いてデータを通信するためのモデム(305)は、折衝装置(45)、変調器(65)および復調器(90)を含む。折衝装置(45)はリソース利用可能性データを受信し、リソース利用可能性データに基づいて、利用可能なトーン範囲を決定するようにされる。変調器(65)は、利用可能なトーン範囲を受信し、第1の複数のトーンを変調して、外に向かうデータを生成するようにされる。第1の複数のトーン数は、利用可能なトーン範囲に基づく。復調器(90)は利用可能なトーン範囲を受信し、第2の複数のトーンを復調して入来データを生成する。第2の複数のトーン数は、利用可能なトーン範囲に基づく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は一般にモデム通信に関し、特に、リソース利用可能性に基づくモデム
伝送能力のスケーリングに関する。
【0002】
【背景技術】
オンライン内容の複雑さが増すにつれて、多くのユーザは28.8KBPSモ
デムといった典型的な接続では速度が全然十分でないと認識している。用途によ
っては56.6KBPSの通信速度を可能にする新しいモデムでも遅いようであ
る。インターネットなどのオンライン用途における一般的な問題は、電気通信に
おける帯域幅である。ビデオオンデマンド、テレビ会議および対話型TVなどの
さらなるサービスに対して将来予測される需要により、帯域幅の問題が悪化しや
すい。
【0003】 帯域幅の問題を軽減するように設計された1つの電気通信プロトコルが、19
79年5月4日付の「ネットワークとカスタマとの間のインターフェイスの設置
−非対称高速通信技術(ADSL)メタルインターフェイス、Rev.R1(In
terface Between Networks and Customer Installation-Asymmetric Digital Su
bscriber Line (ADSL) Metallic Interface, Rev. R1)」と題された非対称高速
通信技術(ADSL)規格、ANSI T1.413 Issue 2に記載さ
れている。
【0004】 T1.413型モデムに採用されている技術は、離散マルチトーンと呼ばれる
。規格では256個の離散的なトーンが規定されている。各トーンは、データを
送信するためにデジタル信号で変調され得るキャリア信号を表わす。所与のトー
ンに対する特定の周波数はトーン数の4.3125kHz倍である。トーン1−
7は音声帯域および防護帯域のためのものである(すなわちトーン1は音声帯域
であり、トーン2−7は防護帯域である)。単一の回線で音声およびデータを同
時に送信できるようにするために音声帯域の近くではデータは送信されない。防
護帯域は音声帯域をADSLデータ帯域から分離するのを助ける。典型的には、
任意の音声帯域信号をデータトーンから分離するためにスプリッタが使用され得
る。上流(upstream)に(すなわちユーザから)データを送信するためにトーン8
−32が使用され、下流(downstream)に(すなわちユーザに)データを送信する
ためにトーン33−256が使用される。これに代えて、下流データにはデータ
トーン8−256すべてが使用され得、トーン8−32に存在する上流データは
エコーキャンセラを使用して検出され得る。上流での通信の場合よりも下流での
通信の場合の方が使用されるトーン数が多いため、伝送は非対称的であると言わ
れる。
【0005】 トレーニング手順により、接続の両側にあるモデムは、電話回線において欠陥
のないトーンを感知および分析する。欠陥のない各トーンが情報の伝達に使用さ
れる。したがって、電話接続の質によって最大能力が設定される。すべてのトー
ンに欠陥がないとする場合の、ADSL仕様によって規定されるデータ速度は下
流では約8MBPSであり、上流では640KBPSである。
【0006】 図1は、これらのパラメータを使用するADSLモデムの帯域幅の要件を示す
。図1に示される周波数帯域幅を支持するために、ADSLモデムのアナログサ
ンプリングレートは少なくとも2.2E+6サンプル毎秒でなければならない。
【0007】 上記のADSLモデムはデータの送信には高い帯域幅を有するが、柔軟性がな
い。起こり得る設置すべてが同じ帯域幅を要求するわけではない。また、ユーザ
の中には、より均衡の取れた帯域幅の比を求める者もいるだろう。さらに、図1
に示される帯域幅を支持するために要求されるアルゴリズム処理要求、記憶要求
、消費電力、ゲート数、アナログサンプルコンバータレートおよび物理サイズな
どが原因となってモデムのコストは高くなり、ある用途には使用できなくなる可
能性がある。
【0008】 本発明は、上記問題の1つまたは2つ以上を克服するか、または少なくともそ
れによる影響を軽減することに向けられる。
【0009】
【発明の開示】
本発明の一局面では、複数のトーンを使用してデータを通信するためのモデム
を提供する。モデムは折衝装置(negotiation unit)と、変調器と、復調器とを含
む。折衝装置は、リソース利用可能性データを受信し、リソース利用可能性デー
タに基づいて利用可能なトーン範囲を決定するようにされる。変調器は、利用可
能なトーン範囲を受信して、第1の複数のトーンを変調し、外に向かうデータを
発生するようにされる。第1の複数のトーン数は利用可能なトーン範囲に基づく
。復調器は、利用可能なトーン範囲を受信し、第2の複数のトーンを復調して、
入来データを発生するようにされる。第2の複数のトーン数は利用可能なトーン
範囲に基づく。
【0010】 発明の別の局面では、複数のトーンを用いてデータを通信することが可能なモ
デムの帯域幅スペクトルをスケーリングするための方法が提供される。方法は、
利用可能な処理リソースの量を決定することを含む。利用可能な処理リソースの
量に基づいてリソース利用可能性データが生成される。リソース利用可能性デー
タに基づいて、複数のトーンから、利用可能なトーンの第1のサブセットが決定
される。トーン範囲は、利用可能なトーンの第1のサブセットに基づいて折衝さ
れる。トーン範囲は少なくとも1つの下流トーンと少なくとも1つの上流トーン
とを含む。下流トーンおよび上流トーンの少なくとも1つを介してデータが搬送
される。
【0011】 発明は、似た参照番号が似た要素を特定する添付の図面に関連して以下の説明
を読むと理解されるであろう。
【0012】 発明にはさまざまな変形および変更が施され得るが、その特定的な実施例を図
面に例として示し、ここに詳細に説明する。しかしながら、ここにおける特定的
な実施例の説明は、開示される特定の形態に発明を限定することを意図せず、こ
れとは逆に、添付のクレームによって規定される発明の精神および範囲内のすべ
ての変形、均等および変更をカバーすることを意図する。
【0013】
【発明を実施するためのモード】
発明の例示的な実施例を以下に説明する。明瞭にするために、実際の実現例の
すべての特徴をこの明細書では説明しない。このような実際の実施例すべての展
開において、実現例によって異なり得るが、システムに関連した制約およびビジ
ネスに関連した制約に対する適合を目的とした開発者の特定のゴールを達成する
ために、実現例に特有な数々の決定をなす必要があることが当然認められるであ
ろう。さらに、このような開発上の努力は複雑であり時間のかかるものであろう
が、この開示の利益を享受する当業者には日常的に行なわれることであり得るこ
とが認められるであろう。
【0014】 図2を参照して、通信システム10のブロック図が示される。通信システム1
0は接続22によってユーザモデム20に結合されたホストモデム15を含む。
図示される実施例では、接続は今日電話網に通常見られるような普通のより対線
接続である。しかしながら特定の実現例に応じて他のタイプの接続も考えられる
【0015】 ホストモデム15およびユーザモデム20の各々は上述のとおり256個まで
のトーンを含む、データ送信用の特定数のトーンだけを使用し得る。本発明に従
うモデム15,20は、上述の全帯域幅モデム(図示せず)よりも少ない数のト
ーンを使用し、中間帯域モデム25と呼ばれ、これを以下に図3を参照して詳細
に説明する。中間帯域モデム25は、トーン数は例外であるが、全帯域モデム(
図示せず)と同じADSLプロトコルおよびアルゴリズムを使用し得る。たとえ
ば、中間帯域モデム25は全帯域モデム(図示せず)と同じレート適合特徴を使
用し得る。中間帯域モデム25はまた、単一レイテンシ(latency)モード(すな
わち高速経路またはインターリーブ経路のいずれかにすべてのデータが割当てら
れる)または二重レイテンシ経路(すなわち両経路にデータが割当てられる)で
動作し得る。
【0016】 トーン数を低減することによりモデム15,20の最高伝達能力をスケーリン
グすることには多くの利点がある。たとえば、ユーザモデム20が使用される用
途ではホストモデム15の全帯域幅能力が要求されないかもしれない。したがっ
て、ユーザモデム20は低価格で製造でき、このため設置環境および使用者の用
途の範囲が拡大する。また、ホストモデム15がユーザモデム20の伝送能力を
意図的にスケーリングして、何らかのプログラムパラメータに基づいて最大スル
ープットを調整することが望ましいだろう。たとえば、ホストモデム15はユー
ザの支払う料金に基づいてユーザモデム20の最高許容速度を設定し得る。
【0017】 図3を参照して、中間帯域モデム25の簡単なブロック図が示される。明瞭化
にしかつ例示を簡単にするために、すべての機能ブロックを詳細には示さない。
なぜなら、これらのアイテムは当業者には既知のものであり、T1.413 I
ssue 2規格などの文献にさらに規定されているからである。中間帯域モデ
ム25はその構成に応じてホストモデム15またはユーザモデム20として機能
し得る。先程述べたとおり、ホストモデム15では典型的には、データ送信専用
トーン(下流トーン)の数が多く、データ受信用トーン(上流トーン)が少ない
。逆に、ユーザモデム15では典型的には、データ受信専用トーンの数が多く、
データ送信用トーンが少ない。
【0018】 中間帯域モデム25は、送信、受信および制御機能ブロック30,35,40
を含む。制御ブロック40では、モデム25およびモデム25が接続されるイン
ターフェイスモデム(図示せず)によって支持可能な最大の共通トーンの組を折
衝装置45が特定する。中間帯域モデム25の上流および下流トーンの組はイン
ターフェイスモデム(図示せず)の対応の上流および下流トーンの組と交差し、
最大の共通トーンの組を決定する。上述のとおり、折衝装置45は何らかの予め
定められた理由(たとえば支払われた料金)により最大の共通トーンのサブセッ
トに、使用可能なトーンを制限し得る。トレーニング装置50は欠陥のないトー
ンを特定するために、支持されたトーンをトレーニングする。折衝装置45およ
びトレーニング装置50は送信および受信ブロック30,35における他の要素
を構成するが、明瞭化のためにこれらの要素の間の物理的な接続のすべては図示
しない。
【0019】 送信ブロック30はデータ出力線60を介して、外に向かうデジタルデータを
受信するようにされたフォーマットおよびインターフェイス回路(formatting an
d interfacing circuit)55を含む。フォーマットおよびインターフェイス回路
55は、巡回冗長検査(CRC)、スクランブル、前進誤り訂正およびインター
リーブなどの機能を果たす。先程述べたとおり、これらの機能は当業者には既知
である(T1.413 Issue 2)。
【0020】 送信ブロック30は変調器65をさらに含む。変調器65は、折衝装置45か
らトーン範囲情報を受信するようにされた制御入力70を有する。トーン範囲情
報は上流および下流データ伝送のためのトーン範囲を特定する。トーン範囲は、
インターフェイスモデム(図示せず)の特徴に依存して、中間帯域モデム25の
トーン能力数以下であり得る。たとえば中間帯域モデム25は全周波数帯域能力
を有するホストモデム15に接続されたユーザモデム20であってもよい。何ら
かの理由で(たとえば支払料金および時刻など)、ホストモデム15は中間帯域
モデム25が利用できるトーン数を制限する。
【0021】 折衝装置45はインターフェイスモデム(図示せず)と通信し、最大許容トー
ン範囲を決定する。折衝装置45は調整されたトーン範囲を制御入力70として
変調器65に与える。図示される実施例では、折衝装置45は最大下流トーンと
、最大上流トーンと、第1の使用可能なトーン、または単に、データ送信に利用
できる最低および最高トーンを与え得る。特定の構成に依存して、他の規約を用
いてトーン範囲を特定してもよいと考えられる。
【0022】 折衝装置45は、線71を介して折衝データを受信するようにされた制御入力
を有する。折衝データはモデム25に結合されたコンピュータ(図示せず)など
の外部装置によって与えられ得る。折衝データは、割当てられ得るトーン数に関
するパラメータを折衝装置45に与える。割当てられ得るトーン数はモデム25
によって支持されるトーン数よりも少ないであろう。割当てられ得るトーン数は
使用者による支払料金、利用可能なホストリソースおよび利用可能なユーザリソ
ースなどのさまざまな理由で減らされ得る。割当てられ得るトーン数を制限する
ために折衝データが使用される例を以下に詳細に説明する。
【0023】 変調器65はフォーマットおよびインターフェイス回路55からデータを受信
し、利用可能なトーン数に従ってトーンの順序付け、配置符号化(constellation
encoding)およびゲインスケーリング機能を果たし、データによってトーンキャ
リアを変調する。送信ブロック30における第2のデータフォーマットおよびイ
ンターフェイス回路72は変調器65の出力にサイクリックプレフィックスを挿
入する(すなわち変調器65からの出力サンプルの一部分が複製されて既存の出
力サンプルに付加され、モデム25からの出力信号がインターフェイスモデム(
図示せず)によって最終的に受信されるときに重複をもたらし、フレームがより
よく整列するようにする)。フォーマットおよびインターフェイス回路72は出
力サンプルをさらにバッファする。デジタルアナログ(D/A)変換器およびフ
ィルタ75はフォーマットおよびインターフェイス回路72からのデジタル出力
サンプルを、電話接続80を介して送信するのに適したアナログ波形に変換する
【0024】 受信ブロック35はアナログデジタル(A/D)変換器およびフィルタ85を
含み、これは電話接続80を介してアナログ波形を受信し、アナログ波形をサン
プリングしてデジタル信号を発生する。フォーマットおよびインターフェイス回
路87はフレーム整列および時間領域等化などの、技術分野において公知の機能
を果たす。時間領域等化では、トーンの周波数が異なるため、ある周波数は他の
ものよりも速く進行し、このためすべてのトーンは同時に到達しない。フォーマ
ットおよびインターフェイス回路87の時間領域等化機能は、伝搬速度の差を補
償するために、速いトーンを遅延する。フレーム整列精度が高いほど時間領域等
化の精度が低いという点で、フレーム整列および時間領域等化機能は性能上トレ
ードオフの関係にある。インターフェイスモデム(図示せず)によって行なわれ
るサイクリックプレフィックスの挿入によりフレーム整列の精度が改善する。フ
ォーマットおよびインターフェイス回路72はさらに、受けた信号の振幅を高め
るためにゲイン制御を行なう。
【0025】 復調器90はフォーマットおよびインターフェイス回路87からデジタル信号
データを受信し、フォーマットおよびインターフェイス回路87からの時間領域
データを周波数領域データに変換し、トーンを回復する。復調器90は制御入力
95を含み、これはデータの受信に利用できる折衝されたトーンの範囲を受信す
る。復調器90は配列符号化データからの配列点を決定するスライシング機能と
、特定された配列点をビットにマッピングして戻すデマッピング機能と、復号化
機能(たとえばトレリス(trellis)配列符号化が採用される場合ビタビ復号化)
とを行なう。復調器90はさらに、利用可能なトーン中で分割されている直列バ
イトを再度組み立てるためにトーンの非順序付け(deordering)を行なう。受信ブ
ロック35の第2のフォーマットおよびインターフェイス回路92は復調器90
から受信したデータに対して前進誤り訂正、CRCチェック、および非スクラン
ブル機能を行なう。フォーマットおよびインターフェイス回路92によって与え
られた再構成データはインターフェイスモデム(図示せず)によって送信された
シーケンシャルな2進データを表わす。再構成されたデータはデータ入力線10
0に与えられる。
【0026】 折衝装置45は中間帯域モデム25の部分として示されるが、ホストまたはユ
ーザモデム15,20のうち一方だけが折衝装置45を含んでもよい。利用可能
なトーン範囲に関する情報は折衝装置45を持たないモデム15,20のレジス
タ(図示せず)に記憶され、折衝装置45を有するモデム15,20に送信され
得る。これに代えて、折衝装置45はホストおよびユーザモデム15,20の両
方の外部にある付加的なハードウェア(図示せず)にあってもよい。
【0027】 図4を参照して、ユーザモデム20の帯域幅をスケーリングするための方法が
示される。先程述べたとおり、ユーザモデム20は制限された数のトーンだけを
支持してもよく、またはホストモデム15はさまざまな理由によりユーザモデム
20の使用可能なトーンを制限してもよい。方法は最大上流トーンおよび最大下
流トーンを折衝することを含む。最大上流および下流トーンにより、下流データ
を送信するのに利用できる帯域幅が規定される。方法はさらに第1の使用可能な
トーンを折衝することを含む。第1の使用可能なトーンおよび最大上流トーンに
より、上流データの送信に利用できる帯域幅が規定される。規定されたトーン範
囲における利用可能なトーンは、欠陥のないトーンを特定するためにトレーニン
グされる。トレーニング後に、欠陥のない利用可能なトーンがデータ送信に使用
され得る。
【0028】 トーン範囲を折衝することに関わるステップはいかなる順序で行なわれてもよ
い。トーン範囲を折衝することは、ホストモデム15とユーザモデム20との間
の接続の初期化時にハンドシェイク方式を用いて行なわれ得ると考えられる。ま
た、折衝は欠陥を特定するためにトーンをトレーニングする前または後に行なわ
れると考えられる。折衝はトーン範囲を示すパラメータを送信することを含むか
、または折衝はトレーニング時にデフォルトによって行なわれてもよい(最大下
流トーンはトレーニング手順が高いトーンのトレーニングをしないことに明らか
になる)。ホストモデム15またはユーザモデム20のいずれかにより折衝およ
びトレーニング手順が初期化され得る。以下の例では、接続の帯域幅の特徴を変
化させるためにホストモデム15およびユーザモデム20がトーン範囲を折衝す
る方法を示す。
【0029】 図5は、96の最大下流トーンに関する帯域幅スペクトルを示す。帯域幅が低
いため、ユーザモデム20は1.1E+6サンプル毎秒のアナログサンプリング
周波数を用いることができ、これは図1に特徴付けられる全帯域モデム(図示せ
ず)の半分である。また、図4に特徴付けられるユーザモデム20のアルゴリズ
ム処理要件は帯域幅の低減のために50%だけ低減する。
【0030】 図6は64の最大下流トーンに関する帯域幅スペクトルを示す。ユーザモデム
20のアナログサンプリング周波数は0.56E+6サンプル毎秒である。アナ
ログサンプリング周波数およびアルゴリズム処理要件は全帯域モデム(図示せず
)の25%である。
【0031】 図7は、64の最大下流トーンおよび24の最大上流トーンに関する帯域幅ス
ペクトルを示す。8個のトーンが、典型的な上流帯域(トーン8−32)から下
流帯域までシフトされ、これにより上流トーンと下流トーンとの比が全帯域モデ
ム(図示せず)と同じに維持される。
【0032】 図8は、128の最大下流トーンおよび64の最大上流トーンに関する帯域幅
スペクトルを示す。図8に示されるデータ帯域幅の、均衡の取れたまたは対称的
な分割は、スモールビジネスウェブサーバ、または下流スループットが上流スル
ープットよりもさほど高くない他の状況の場合の用途に役立つであろう。この構
成は、上流スループットの損失を引起こすことなく分離状態を向上するために、
音声帯域から離れるよう上流データを移動するために変形されてもよい。
【0033】 図9は64の最大下流トーンおよび24の最大下流トーンに関する帯域幅スペ
クトルを示す。第1の利用可能な上流トーンはトーン1である。音声および防護
トーンは、POTS(Plain Old Telephone System)帯域が要求されない用途に
おいて上流トーンとして使用される。設置の中には、二重のPOTS/データの
使用に意図されないものもある。したがって、低いトーン帯域幅を回復してデー
タ転送に使用することができ、この結果として、コストが低下(すなわち全帯域
幅の減少)し、帯域幅が増加(すなわち同じ最大下流トーンの場合)する。
【0034】 用途によっては、音声帯域をデータ帯域から分離するためにスプリッタが要求
されることもある。スプリッタの使用が避けられる場合には設置のコストおよび
複雑さが低減されるであろう。クロストークまたは他の干渉によりスプリッタの
ない設置が不可能な場合、データ帯域を高いトーンまでシフトして、防護帯域を
広げ、音声信号をデータ信号からよりよく分離することができる。インラインフ
ィルタを導入することなくスプリッタを除去することはすべての用途においては
可能でないだろう。なぜなら、ADSLスペクトルエネルギがあると故障してし
まう電話があるからである。しかしながら、トーン帯域を移動することにより柔
軟性を付与すると、付加的なフィルタを要求する用途の数が減ってしまうだろう
。スプリッタのない用途における干渉の問題を軽減するための別の選択肢は、図
5から図7および図9に示されるように上流信号の電力レベルを低下させること
である。
【0035】 さらに、POTS帯域の現在の状態に基づいて、利用可能なトーン範囲を再度
折衝することもできると考えられる。たとえば、POTS帯域が特定の時間間隔
で使用されていない場合、未使用の帯域幅を利用してトーンを再度折衝すること
ができる。ユーザが音声コールを後に希望する場合、音声帯域トーンの使用を防
止するために再折衝が行なわれ得る。
【0036】 以上の記述では、ホストモデム15は全帯域ADSLモデムである。ホストお
よびユーザモデム15,20の両方が中間帯域トーン範囲を有し、中間帯域範囲
は同じであるかまたは異なっていると考えられる。折衝プロセスによりモデム1
5,20がそれらの個々の帯域幅能力を確立し、利用可能なトーンの最大の共通
の組を確立するようになる。したがって、任意の中間帯域モデムは他のすべての
中間帯域または全帯域モデムと相互作用し得る。
【0037】 上流および下流トーン範囲の変更により、種々のユーザの要求に適合できる向
上した柔軟性が得られる。数々の利点が範囲の調整により達成可能である。柔軟
性が高まることにより、スモールビジネス、在宅勤務および消費者要求に帯域幅
が適合できるようになる。中間帯域能力を有するユーザモデム20により、従来
のモデムのものよりも高く、全帯域ADSLモデム(図示せず)のものよりも低
い帯域幅が得られる。ユーザモデム20の最大スループットを低下させる(すな
わち中間帯域構成を使用する)ことにより、処理要件、アナログサンプリングレ
ートおよびゲート数が減少する。これらの減少により複雑さが低減し、シリコン
集積度が高まり、装置構成が密になり、電力の節約が可能になる。
【0038】 図10を参照して、データを分配するための中央局200のブロック図が示さ
れる。複数のユーザモデム(図示せず)と通信するための複数の線205(たと
えば電話回線)が存在する。線205はA/D変換器210に結合される。A/
D変換器210は処理装置215に結合される。処理装置215は通信網220
(たとえばインターネット、ローカルエリアネットワークおよびワイドエリアネ
ットワークなど)に結合される。処理装置215は変調器/復調器225と折衝
装置230とを含む。処理装置215は変調器/復調器225の機能(たとえば
巡回冗長検査(CRC)、スクランブル、前進誤り訂正、インターリーブ、トー
ン順序付け、配置符号化およびゲインスケーリング)を支持するための処理リソ
ースを提供する。折衝装置230は接続されたユーザモデム(図示せず)とトー
ン範囲を折衝する。折衝装置230は処理装置215から切離されているか、ま
たは処理装置215内のハードウェアまたはソフトウェアによって実現され得る
【0039】 処理装置215は線205を介する通信を支持する共用リソースである。ハー
ドウェアのコストを低減するために、処理装置215は線205の総数よりも少
ないある数の全帯域幅接続しか支持しない。たとえば、6本の線が中央局200
に受取られる場合、所与の時刻において6本の線205すべてが活性状態にある
ことは統計的に見てあまり考えられない。したがって、すべての6本の線205
を支持するために処理装置215に十分なリソース(たとえばプロセッサ数、プ
ロセッサ速度、バス帯域幅、メモリおよび電力など)を提供するのではなく、少
数の線205(たとえば4本の線)にだけリソースを提供することができる。帯
域幅のスケーリングを行なわなければ、4本の線205が使用中である場合には
5つ目の呼出側の接続を拒否する必要があるだろう。接続されたユーザモデム(
図示せず)の帯域幅をスケーリングすることにより、全帯域幅接続を使用して支
持できるユーザ数が4人よりも多くなる。
【0040】 リソースの量はリソース装置で概算的に測定され、リソース装置の数は、処理
装置215が支持し得る全帯域幅接続の数にほぼ等しい。いかにして処理装置2
15のリソースが共有されるかを示すためにリソース装置が使用される。実際の
実現例では、処理装置215のリソースはリソース装置を規定して、または規定
することなく共有され得る。
【0041】 ユーザモデム(図示せず)が線205のうちの1つを介して接続を初期化する
と、処理装置215は接続のために支持され得る最大処理能力、最大スループッ
ト、および最小レイテンシを決定する。この決定に基づいて、処理装置215は
全帯域幅接続を提供するか、または利用できるトーン数を制限するために帯域幅
をスケーリングする指示を折衝装置230に与える。以下の例では、いかにして
処理装置215の処理リソースが共有され得るかを示す。図示される例では、処
理装置215は4つの全帯域幅接続(すなわち4つの処理装置)を支持するのに
十分なリソースを有する。
【0042】 第1のユーザモデム(図示せず)には全帯域幅接続が割当てられ得、これによ
り処理装置215に利用できる4つの利用可能なリソース装置のうちの1つを使
用する。処理装置215と協働する折衝装置230は、4つのリソース装置(す
なわち4つの全帯域幅接続を支持するためのリソース)が利用可能であることを
認識する。折衝装置230は第1のユーザモデム(図示せず)と折衝して、利用
可能なトーンのすべてを第1のユーザモデム(図示せず)が使用できるようにす
る。中央局200に接続する第2のユーザモデム(図示せず)にもまた全帯域幅
接続が割当てられ得、これにより第2のリソース装置を採用する。第3のユーザ
モデム(図示せず)が接続を確立すると、処理装置215は、それにはあと2つ
のリソース装置しかないことを認識する。処理リソースのリザーブを保持するた
めに、処理装置215は第3のユーザモデム(図示せず)と半帯域幅接続を折衝
することを折衝装置230に指示する。折衝装置230は、図5に示されるよう
に第3のユーザモデム(図示せず)の最大下流トーンを96に制限する。必要に
応じて、折衝装置230は最大上流トーンを制限して上流帯域幅を低減すること
もできる。第4のユーザモデム(図示せず)もまた折衝装置230によって50
%の接続に制限され得、または折衝装置230が、さらなるリソースのリザーブ
を保持するために帯域幅を33%の接続まで低減することができる。後のユーザ
モデム(図示せず)もまた、全帯域幅能力ほどではないが6本の線205すべて
が同時に使用できるように、折衝装置230によって制限され得る。
【0043】 処理装置215のリソース装置をプール(pooling)するための多くの種々の割
当方策が考えられる。処理装置215と協働する折衝装置230は上述のように
付加的なユーザモデム(図示せず)をスケーリングするために簡単な割合を用い
るか、またはこれに代えて、使用履歴などの他の変数によって影響が及ぼされる
帯域幅スケーリング度に影響を及ぼしてもよい。たとえば、1日のうちのある特
定の時刻においてn個の接続を持つ可能性に関する使用データをファクタリング
して、ある特定のユーザモデム(図示せず)に割当てられる帯域幅の量を得るこ
とができる。処理装置215のリソースをプールすることにより、ハードウェア
のコスト、および未使用のまたはめったに使用されない処理リソースの量が低減
する。
【0044】 中央局200は新しい接続に応答して現在の接続のうちのいずれかまたはすべ
てと再度折衝し得るとも考えられる。たとえば、最小の帯域幅を保証するために
、新しい接続を確立しようとするユーザが高い料金を支払う場合には、既存の接
続が再度折衝されて、その帯域幅を利用可能にすることもできる。中央局200
は帯域幅を再度割当てるために任意の時刻に接続を再度折衝し得る。
【0045】 中央局200は共有モデムリソースとして示されるが、図11に示されるよう
に、中央局250の代替的な実施例は共有処理装置215および/または折衝装
置230を有するスタンドアロンホストモデム255を含み得ると考えられる。
処理装置215および折衝装置230は図10を参照して先に述べたとおり協働
し、処理リソースをホストモデム255に割当てる(すなわち帯域幅のスケーリ
ングによる)。再度図3を参照して、折衝装置230は処理装置215に利用可
能なリソースの量に基づいて個々のホストモデム255の内部折衝装置45に折
衝データを与える。
【0046】 図12を参照して、ユーザ側設置300のブロック図が示される。ユーザモデ
ム305はコンピュータ310に結合される。コンピュータ310は、デスクト
ップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ミニコンピュータなどを含み得
る。例示の目的で、以下では、コンピュータ310を、マイクロソフト(登録商
標)社によって販売されているウィンドウズ(登録商標)95などのオペレーテ
ィングシステムで動作するパーソナルコンピュータとして説明する。ユーザモデ
ム305は図3を参照して説明したようなタイプの高帯域幅ADSLモデムであ
る。
【0047】 ユーザモデム305の高帯域幅はコンピュータ310のオペレーティングシス
テムにかなりの負荷を与える。処理上の負荷、最大スループットおよび最小レイ
テンシを含む、オペレーティングシステムとのいくつかの相互作用により、モデ
ム305の帯域幅を支持するオペレーティングシステムおよびコンピュータ31
0の能力が決まる。モデム305を支持するのに十分なリソースがない場合、オ
ペレーティングシステムの機能は十分ではなく、またはオペレーティングシステ
ムは故障して機能を止めるかもしれない。
【0048】 コンピュータ310の中央処理装置(CPU)(図示せず)の速度、コンピュ
ータ310内のさまざまなバス(図示せず)の帯域幅、メモリ(図示せず)の量
、および利用可能なメモリの量(すなわちコンピュータ310で実行されるアプ
リケーションおよび/またはドライバの数に基づく)といった動作パラメータは
、モデム305を支持するためのコンピュータ310に利用可能なリソースの総
量に影響を及ぼす。
【0049】 図13は、ユーザモデム305の動作モードを決定するための方法を示すフロ
ー図である。モデム305は種々のパラメータの組を用いて動作することができ
る。たとえば、モデム305は図1および図5から図9に示されるモードのうち
の1つまたはすべてにおいて動作し得る。各パラメータの組、すなわち動作モー
ドは、モデム305が耐え得る関連の処理上の負荷、最大スループット、ならび
に平均的な場合および最悪の場合のレイテンシを有する。これらのパラメータの
組はモデム305のメモリ装置(図示せず)の中で、コンピュータ310のプロ
グラム記憶装置(図示せず)に記憶されるか、またはモデム305のドライバま
たはオペレーティングソフトウェアと統合され得る。
【0050】 コンピュータ310はモデム305に可能な動作モードとしてパラメータの組
を評価する。コンピュータ310はコンピュータ310に利用可能なリソースに
対して各パラメータの組を評価し、支持できるパラメータの組を特定する。支持
可能なパラメータの組は、可能な動作モードのサブセットであり得る。モデム3
05(または関連のソフトウェアアプリケーション)は、支持可能な動作モード
のうちの1つを選択して、選択された動作モードをコンピュータ310に通信し
得る。
【0051】 選択動作モードを選ぶに当り、モデム305(または関連のソフトウェアアプ
リケーション)はユーザによって特定されたパラメータによって影響される。選
択動作モードの選択はまた、帯域幅のコストといった要素によって影響を受ける
(たとえばユーザはスループットを最大にし、CPU(図示せず)の使用を最小
限にし、インターアクティビティを最小限にし、消費電力または何らかの他のパ
ラメータを最小限にすることを希望し得る)。高い帯域幅ほど料金が高い場合、
ユーザは低いコストの動作モードを選択するであろう。コンピュータ310がノ
ートブックまたはポータルコンピュータである場合、ユーザは小さな帯域幅を有
する動作モードを選択し得る。低帯域幅ではCPU(図示せず)の使用が少ない
ため消費電力が少ない。消費電力が減ると、電池(図示せず)の動作時間が長く
なるであろう。
【0052】 動作モードの選択後、折衝装置45(図3に示される)はホストモデム(図示
せず)とインターフェイスして、決定された動作モード内で最大の共通トーンの
組を確立する。
【0053】 コンピュータ310は動作環境が変化すると再折衝を要求し得る。たとえば、
ユーザが実行アプリケーションの数を変更すると、コンピュータ310のリソー
スがこれに応じて増減し得る。コンピュータ310は、モデム305の、可能な
動作モードを再度評価して、現在の動作環境に対する互換性がより高い新しいモ
ードを選択できる。
【0054】 ユーザモデム300帯域幅を制限することには数々の利点がある。モデム30
0の動作モードをコンピュータ310に利用可能なリソースに基づかせることに
より、モデム305がコンピュータ310をオーバロードし、性能の低下、デー
タの破壊および接続損失といった動作上の問題を引起す可能性が低くなる。コン
ピュータ310によって与えられ得る最小レイテンシに基づいてモデム305の
接続レートを制限することにより、モデムアルゴリズム処理におけるリアルタイ
ムのソフトウェアの問題が軽減する。
【0055】 以上に開示した特定的な実施例は、本発明が、ここにおける教示の利益を受け
る当業者に明らかである、異なるが均等な態様で変形および実施され得るため、
例示としてのみのものである。さらに、前掲の特許請求の範囲に記載されるもの
以外の、ここに示される構成または設計の詳細に限定する意図はない。それゆえ
に、以上に開示した特定的な実施例が、変更または変形され、このようなすべて
の変形例が発明の範囲および精神にあることは明らかである。したがって、ここ
における保護範囲は前掲の特許請求の範囲に記載されるとおりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術のADSLモデムの帯域幅スペクトルのグラフ図である
【図2】 本発明の通信システムのブロック図である。
【図3】 本発明の中間帯域モデムのブロック図である。
【図4】 本発明に従うモデムの帯域幅をスケーリングするための方法を示
すフロー図である。
【図5】 本発明の中間範囲モデムの例示的な帯域幅スペクトルを示すグラ
フ図である。
【図6】 本発明の中間範囲モデムの例示的な帯域幅スペクトルを示すグラ
フ図である。
【図7】 本発明の中間範囲モデムの例示的な帯域幅スペクトルを示すグラ
フ図である。
【図8】 本発明の中間範囲モデムの例示的な帯域幅スペクトルを示すグラ
フ図である。
【図9】 本発明の中間範囲モデムの例示的な帯域幅スペクトルを示すグラ
フ図である。
【図10】 データを分配するための中央局のブロック図である。
【図11】 図10の中央局の代替的な実施例を示すブロック図である。
【図12】 ユーザ設置のブロック図である。
【図13】 図12のユーザモデムの動作モードを選択するための方法を示
すフロー図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月26日(2000.5.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【背景技術】 US−A−5 495 483は、DMT技術を利用して通信システムにキャ
リアチャネルを割当てるための方法および装置を開示している。要求されるビッ
ト数と、利用可能なビット数とが比較され、要求されるビット数と一致するビッ
トロードを有するチャネルが割当てられる。 US−A−5 402 473は、データ送信方法およびコンピュータ用の通
信装置を開示している。コンピュータからの送信速度を決定するために周波数検
出器が採用される。 オンライン内容の複雑さが増すにつれて、多くのユーザは28.8KBPSモ
デムといった典型的な接続では速度が全然十分でないと認識している。用途によ
っては56.6KBPSの通信速度を可能にする新しいモデムでも遅いようであ
る。インターネットなどのオンライン用途における一般的な問題は、電気通信に
おける帯域幅である。ビデオオンデマンド、テレビ会議および対話型TVなどの
さらなるサービスに対して将来予測される需要により、帯域幅の問題が悪化しや
すい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の開示】 本発明の一局面では、クレーム1に規定されるように、複数のトーンを使用し
てデータを通信するためのモデムを提供する。モデムは折衝装置(negotiation u
nit)と、変調器と、復調器とを含む。折衝装置は、リソース利用可能性データを
受信し、リソース利用可能性データに基づいて利用可能なトーン範囲を決定する
ようにされる。変調器は、利用可能なトーン範囲を受信して、第1の複数のトー
ンを変調し、外に向かうデータを発生するようにされる。第1の複数のトーン数
は利用可能なトーン範囲に基づく。復調器は、利用可能なトーン範囲を受信し、
第2の複数のトーンを復調して、入来データを発生するようにされる。第2の複
数のトーン数は利用可能なトーン範囲に基づく。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 発明にはさまざまな変形および変更が施され得るが、その特定的な実施例を図
面に例として示し、ここに詳細に説明する。しかしながら、ここにおける特定的
な実施例の説明は、開示される特定の形態に発明を限定することを意図せず、こ
れとは逆に、添付のクレームによって規定される発明の範囲内のすべての変形、
均等および変更をカバーすることを意図する。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年8月2日(2000.8.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 発明の別の局面では、クレーム8に規定されるように、複数のトーンを用いて
データを通信することが可能なモデムの帯域幅スペクトルをスケーリングするた
めの方法が提供される。方法は、利用可能な処理リソースの量を決定することを
含む。利用可能な処理リソースの量に基づいてリソース利用可能性データが生成
される。リソース利用可能性データに基づいて、複数のトーンから、利用可能な
トーンの第1のサブセットが決定される。トーン範囲は、利用可能なトーンの第
1のサブセットに基づいて折衝される。トーン範囲は少なくとも1つの下流トー
ンと少なくとも1つの上流トーンとを含む。下流トーンおよび上流トーンの少な
くとも1つを介してデータが搬送される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 発明にはさまざまな変更が施され得るが、その特定的な実施例を図面に例とし
て示し、ここに詳細に説明する。しかしながら、ここにおける特定的な実施例の
説明は、開示される特定の形態に発明を限定することを意図せず、これとは逆に
、添付のクレームによって規定される発明の範囲内のすべての変形、均等および
変更をカバーすることを意図する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】 以上に開示した特定的な実施例は、本発明が、ここにおける教示の利益を受け
る当業者に明らかである、異なるが均等な態様で変形および実施され得るため、
例示としてのみのものである。さらに、前掲の特許請求の範囲に規定されるもの
以外の、ここに示される構成または設計の詳細に限定する意図はない。それゆえ
に、以上に開示した特定的な実施例が、添付の特許請求の範囲に規定される本発
明の範囲から逸脱することなく変更または変形され得ることは明らかである。
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月13日(2000.12.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コール,テリー・エル アメリカ合衆国、78731 テキサス州、オ ースティン、ハイランド・ヒルズ・ドライ ブ、5915 (72)発明者 カプロウィッツ,デイビッド・エム アメリカ合衆国、78744 テキサス州、オ ースティン、イー・ウィリアム・キャノ ン・ドライブ、1912、アパートメント・ 703 Fターム(参考) 5K022 DD13 DD22 DD32 5K101 KK20 MM05 SS04

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のトーンを用いてデータを通信するためのモデム(30
    5)であって、 リソース利用可能性データを受信し、前記リソース利用可能性データに基づい
    て利用可能なトーン範囲を決定するようにされた折衝装置(45)と、 前記利用可能なトーン範囲を受信し、第1の複数のトーンを変調して外に向か
    うデータを生成するようにされた変調器(65)とを含み、前記第1の複数のト
    ーンの数は前記利用可能なトーン範囲に基づいており、さらに 前記利用可能なトーン範囲を受信し、第2の複数のトーンを復調して入来デー
    タを生成するようにされた復調器(90)を含み、前記第2の複数のトーンの数
    は、前記利用可能なトーン範囲に基づいていることを特徴とする、モデム。 【請求項2】 前記利用可能なトーン範囲が、最大下流トーン、最大上流ト
    ーン、および第1の使用可能なトーンのうちの少なくとも1つを含む、請求項1
    に記載のモデム(305)。 【請求項3】 ある量の利用可能な処理リソースを有し、前記ある量の利用
    可能な処理リソースに基づいてリソース利用可能性データを生成するようにされ
    たコンピュータ(310)と、 前記コンピュータ(310)に結合され、複数のトーンを用いてデータを通信
    を行なうことができるモデム(305)とを含み、前記モデム(305)は、 第1の複数のトーンを用いてデータを送信するようにされた変調器(65)と
    、 第2の複数のトーンを用いてデータを受信するようにされた復調器(90)と
    、 前記リソース利用可能性データを受信し、前記リソース利用可能性データに基
    づいて前記第1の複数のトーンから利用可能なトーンの第1のサブセットを決定
    し、かつ前記リソース利用可能性データ基づいて前記第2の複数のトーンから利
    用可能なトーンの第2のサブセットを決定するようにされた折衝装置(45)と
    を含む、通信システム(300)。 【請求項4】 前記変調器(65)がさらに、前記利用可能なトーンの第1
    のサブセットを用いてデータを送信するようにされ、前記復調器(90)がさら
    に、前記利用可能なトーンの第2のサブセットを用いてデータを受信するように
    される、請求項3に記載の通信システム(300)。 【請求項5】 前記モデム(305)が複数の動作モードで動作でき、前記
    コンピュータ(310)は、前記リソース利用可能性データに基づいて前記動作
    モードのうちの1つを選択するようにされる、請求項3に記載の通信システム(
    300)。 【請求項6】 前記コンピュータ(305)がさらに、前記利用可能な処理
    リソースの量の変化を特定し、前記利用可能な処理リソースの量の変化に基づい
    て変化されたリソース利用可能性データを生成し、前記変化されたリソース利用
    可能性データに基づいて前記動作モードのうちの1つを選択する、請求項5に記
    載の通信システム(300)。 【請求項7】 前記リソース利用可能性データが、利用可能なメモリ、フリ
    ーメモリ、バス帯域幅、最大スループット、最小レイテンシおよび処理速度のう
    ちの少なくとも1つに基づいている、請求項3に記載の通信システム(300)
    。 【請求項8】 複数のトーンを用いてデータを通信することができるモデム
    (305)の帯域幅スペクトルをスケーリングするための方法であって、 ある量の利用可能な処理リソースを決定するステップと、 前記ある量の利用可能な処理リソースに基づいてリソース利用可能性データを
    生成するステップと、 前記リソース利用可能性データに基づいて前記複数のトーンから利用可能なト
    ーンの第1のサブセットを決定するステップと、 前記利用可能なトーンの第1のサブセットに基づいてトーン範囲を折衝するス
    テップとを含み、前記トーン範囲は少なくとも1つの下流トーンおよび少なくと
    も1つの上流トーンを含み、さらに 前記下流トーンおよび前記上流トーンのうちの少なくとも1つを介してデータ
    を搬送するステップを含む、方法。 【請求項10】 前記トーン範囲が、最大下流トーン、最大上流トーン、お
    よび第1の使用可能な上流トーンのうちの少なくとも1つを折衝するステップを
    含む、請求項9に記載の方法。 【請求項11】 複数のトーンを用いてデータを通信することができるモデ
    ム(305)の帯域幅をスケーリングするための方法であって、 前記モデム(305)によって支持可能な複数の動作モードを提供するステッ
    プを備え、前記各動作モードは、前記複数のトーンのサブセットに基づく予め定
    められた利用可能なトーン範囲を含み、さらに ある量の利用可能な処理リソースを決定するステップと、 前記ある量の利用可能な処理リソースに基づいてリソース利用可能性データを
    生成するステップと、 前記リソース利用可能性データに基づいて前記動作モードのうちの1つを選択
    するステップとを含む、方法。 【請求項12】 前記利用可能な処理リソースの量の変化を特定するステッ
    プと、 前記利用可能な処理リソースの量の変化に基づいて変化されたリソース利用可
    能性データを生成するステップと、 前記変化されたリソース利用可能性データに基づいて前記動作モードのうちの
    1つを選択するステップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。 【請求項13】 コスト情報およびユーザ希望情報のうちの少なくとも一方
    を提供するステップと、 前記リソース利用可能性データならびに前記コスト情報および前記ユーザ希望
    情報のうちの少なくとも一方に基づいて、前記動作モードのうちの1つを選択す
    るステップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。 【請求項14】 前記モデム(305)によって支持可能な前記複数の動作
    モードを提供するステップが、前記動作モードの各々にパラメータのセットを与
    えるステップを含み、前記パラメータのセットは、処理上の負荷、最大スループ
    ット、平均レイテンシおよび最悪の場合のレイテンシのうちの少なくとも1つを
    含む、請求項11に記載の方法。
JP2000554119A 1998-06-09 1998-12-18 リソース利用可能性に基づいてモデム伝送能力をスケーリングするための方法および装置 Withdrawn JP2002518891A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US9434898A 1998-06-09 1998-06-09
US09/094,348 1998-06-09
PCT/US1998/026958 WO1999065218A1 (en) 1998-06-09 1998-12-18 Method and apparatus for scaling modem transfer capacity based on resource availability

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002518891A true JP2002518891A (ja) 2002-06-25

Family

ID=22244638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000554119A Withdrawn JP2002518891A (ja) 1998-06-09 1998-12-18 リソース利用可能性に基づいてモデム伝送能力をスケーリングするための方法および装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1086572A1 (ja)
JP (1) JP2002518891A (ja)
WO (1) WO1999065218A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004068831A1 (ja) * 2003-01-30 2004-08-12 Fujitsu Access Limited xDSLの回線品質制御装置、xDSLの伝送方式選択装置、xDSLの回線品質監視装置
JP2008118687A (ja) * 2007-12-03 2008-05-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 伝送装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6501791B1 (en) 1999-07-21 2002-12-31 Legerity, Inc. Method and apparatus for allocating tones to a plurality of users in a multi-tone modem communications system
EP1079578A3 (en) * 1999-08-23 2001-11-07 Motorola, Inc. Data allocation in multicarrier systems
US7209516B2 (en) 2001-11-06 2007-04-24 Infineon Technologics Aktiengesellschaft ADSL system with improved data rate
EP1500242B1 (en) * 2002-04-29 2013-02-13 Lantiq Deutschland GmbH Adsl system with improved data rate
DE102008005290A1 (de) * 2008-01-19 2009-07-23 T-Mobile Internationale Ag DSL-Verfahren mit variabler Upload-/Downloadbitrate und applikationsspezifischer, dynamischer Profilumschaltung
JP2011041229A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Sony Corp 送信装置、受信装置、無線装置および送信装置における伝送モード制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2659498B2 (ja) * 1992-05-19 1997-09-30 メガソフト株式会社 通信装置
US5495483A (en) * 1995-01-26 1996-02-27 Motorola, Inc. Method and apparatus for allocating carrier channels
US6055268A (en) * 1996-05-09 2000-04-25 Texas Instruments Incorporated Multimode digital modem

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004068831A1 (ja) * 2003-01-30 2004-08-12 Fujitsu Access Limited xDSLの回線品質制御装置、xDSLの伝送方式選択装置、xDSLの回線品質監視装置
JP2008118687A (ja) * 2007-12-03 2008-05-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 伝送装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1086572A1 (en) 2001-03-28
WO1999065218A1 (en) 1999-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6337877B1 (en) Method and apparatus for scaling modem transfer capacity in a multi-channel communications system
US6498808B1 (en) Seamless rate adaptive multicarrier modulation system and protocols
US6226356B1 (en) Method and apparatus for power regulation of digital data transmission
US8718179B2 (en) Multicarrier communication with variable overhead rate
US6320867B1 (en) Method and apparatus for hierarchical management of subscriber link traffic on digital networks
US6934254B2 (en) Method and apparatus for dynamically allocating resources in a communication system
EP0981242B1 (en) Shared asymmetric digital subscriber line modem
EP0806852A2 (en) A multimode digital modem
JPH1188920A (ja) 将来的互換性及び拡張性を備えた高速通信システム及びその操作方法
US6065060A (en) Modular multiplicative data rate modem and method of operation
US6519280B1 (en) Method and apparatus for inserting idle symbols
US6275522B1 (en) Method for allocating data and power in a discrete, multi-tone communication system
US6501791B1 (en) Method and apparatus for allocating tones to a plurality of users in a multi-tone modem communications system
JP2002518891A (ja) リソース利用可能性に基づいてモデム伝送能力をスケーリングするための方法および装置
US20040044942A1 (en) Method for seamlessly changing power modes in an ADSL system
US6922415B1 (en) Apparatus and method for a non-symmetrical half-duplex DSL modem
JP2003534729A (ja) マルチモード・マルチキャリア・モデムシステムおよびそれを介した通信方法
US6424674B1 (en) Multi-tone transciever for multiple users
US6498807B1 (en) Method and apparatus for transmitting data from a plurality of users in a multi-tone modem communications system
US6721356B1 (en) Method and apparatus for buffering data samples in a software based ADSL modem
US20080069017A1 (en) Methods and systems for adaptive communication
WO2000001136A1 (en) Method and apparatus for scaling modem transfer capacity
EP1260073B1 (en) Method and apparatus for buffering data samples in a software based adsl modem
JP2000049885A (ja) 将来的互換性及び機能拡張性を備えた速度適合型ソフトウエアモデム及びその操作方法
WO2001015403A1 (en) Bit allocation method for a discrete multitone (dmt) system

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307