JP2002518449A - 高血中コレステロールを治療する組成物および方法 - Google Patents

高血中コレステロールを治療する組成物および方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、哺乳動物における高血中コレステロールを治療し、一方、筋障害のような潜在的副作用の発現を阻止する、組成物および方法に関する。本発明に有用な組成物は、それを必要とする哺乳動物にとって医薬的に有効な量の3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリル補酵素Aレダクターゼ阻害剤(「HMG−CoAレダクターゼ阻害剤」)とカスパーゼ阻害剤との組み合わせを含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (本発明の簡単な説明) 本発明は、哺乳動物における高血中コレステロールを治療し、一方、筋障害の
ような潜在的副作用を阻止する、組成物および方法に関する。本発明に有用な組
成物は、それを必要とする哺乳動物にとって医薬的に有効な量の3−ヒドロキシ
−3−メチルグルタリル補酵素Aレダクターゼ阻害剤(以下、「HMG−CoA
レダクターゼ阻害剤」と称す)とカスパーゼ阻害剤との組み合わせを含んで成る
【0002】 (発明の背景) 高コレステロールは、冠状動脈心臓疾患の重大な危険因子であることが数十年
にわたって知られており、冠状動脈心臓疾患(CHD)のリスクが、脂質低下療
法によって減少することを多くの研究が明らかにしている。1987年以前は、
脂質低下治療は、基本的に、低飽和脂肪およびコレステロール治療食、胆汁酸金
属イオン封鎖剤(コレスチラミンおよびコレスチポール)、ニコチン酸(ナイア
シン)、フィブレート(fibrates)、およびプロブコールに限定されて
いた。遺憾なことに、これらの治療は全て、限られた有効性または耐性(tol
erability)、あるいはそれらの両方を有していた。HDL(高密度リ
ポタンパク質)コレステロールの増加を伴うLDL(低密度リポタンパク質)コ
レステロールの実質的な減少が、ニコチン酸を添加するかまたはしない、脂質低
下治療食と胆汁酸金属イオン封鎖剤との組み合わせによって得られた。しかし、
この治療法は、薬を投与するのも耐えるのも容易ではなく、従って、専門の脂質
治療病院以外では成功しない場合が多かった。フィブレートは、増加したHDL
コレステロールを伴うLDLコレステロールの中程度の減少、およびトリグリセ
リドの実質的な減少を生じ、および、これらは充分に寛容される故に、これらの
薬剤は広く使用されていた。プロブコールは、LDLコレステロールの僅かな減
少を生じ、HDLコレステロールも減少させ、これは、HDLコレステロールレ
ベルとCHDリクスとの強い反比例関係の故に、一般に望ましくないと考えられ
る。1987年に処方に使用しうるようになった最初のHMG−CoAレダクタ
ーゼ阻害剤であるロバスタチンの導入によって、初めて医師は、非常に僅かな副
作用で血漿コレステロールの大幅な減少を得ることができた。
【0003】 最近の研究は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤種に包含されるロバスタチ
ン、シンバスタチン、およびプラバスタチンが、冠状動脈および頸動脈における
アテローム性動脈硬化症の進行を遅らせることを明確に示した。シンバスタチン
およびプラバスタチンは、冠動脈心臓疾患のリスクも減少させることが示されて
おり、シンバスタチンに関しては、冠動脈死亡のリスクおよび全死亡率の非常に
有意な減少が、Scandinavian Simvastatin Surv
ival Studyによって示された。この研究は、脳血管障害の減少に関す
るいくつかの証拠も与えた。
【0004】 しかし、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤は、それらの利益とともに、少な
いパーセンテージの患者に筋障害およびそれに関連する障害のような副作用を潜
在的に誘発しうる。筋障害は、筋肉痛および筋力虚弱を特徴とする。そこに記載
されている全ての内容を引用によりここに援用するPhysician’s D
esk Reference、第42版、1366(1988)は、筋痛症(m
yaglia)、即ち筋肉痛が、ロバスタチンに関係すると記載している。そこ
に記載されている全ての内容を引用によりここに援用するTobert, N.
E.J.Med.,48(1988年1月7日)は、非常に少ない人数の患者に
おいて(0.5%)、筋障害が、ロバスタチン療法に関係していると考えられる
と記載している。シクロスプロイン(cyclosproine)を包含する免
疫抑制剤と、ゲムフィブロジル、またはナイアシン、またはそれらの組み合わせ
との同時療法が、筋障害のリスクを増加させると考えられる。そこに記載の全て
の内容を引用によりここに援用するJ.A.Tobert, Am.J.Car
diol.,1988,62:28J−34J参照。筋障害は、ロバスタチン療
法を中止した際に可逆性である。そこに開示されている全ての内容を引用により
ここに援用する1990年6月12日発行のBrownの米国特許第49331
65号を参照。少ないパーセンテージの患者に見られる筋障害を阻止することは
非常に有益であると考えられる。従って、筋障害のような副作用の可能性を最少
限にして、アテローム性動脈硬化症、ならびに心臓血管および脳血管障害、なら
びに関連する障害の発現のリスクを、治療し、予防し、減少させる、向上した療
法が現在求められている。
【0005】 カスパーゼは、ペプチド結合を加水分解する酵素であるプロテアーゼとして知
られる広範囲な種類の酵素に属する。特に、カスパーゼは、アスパラギン酸部分
を有するペプチド配列を選択的に標的とし、開裂する、システインプロテアーゼ
である。カスパーゼは、正常細胞代謝回転プロセスに関与し、アポトーシスの媒
介物質であると考えられる。それらに記載されている全ての内容を引用によりこ
こに援用する、NicholsonおよびThornberry,1997,「
Caspases: killer proteases」,TIBS, vo
l.22, 299−306;Henkart, 1996, 「ICE fa
mily proteases: mediators of all apo
ptotic sell death?」, Immunity, 4, 19
5−201;Rayら、1992「Viral inhibition of
inflammation:cowpox virus encodes an
inhibitor of the interleukin−1 beta
converting enzyme」, Cell, 69, 596−6
04;Enariら、1995,「Involvement of an IC
E−like protease in fas−mediated apop
tosis」, Nature I, 375, 78−81;Enariら、
1996,「Sequential activation of ICE−l
ike and CPP32−like proteases during
Fas−mediated apoptosis」, Nature, 380
,723−726;Losら、1995, 「Requirement of
ICE/CED−3 protease for Fas/APO−1 med
iated apoptosis」, Nature, 375, 81−83
;および、Tewariら、1995,「Fas and Tumor nec
rosis factor−induced apoptosis is in
hibited by the poxvirus crmA gene pr
oduct」, J. Biol. Cheml., 270, 3255−3
260を参照。
【0006】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤によって誘発されるアポトーシス、即ち、
プログラムされた細胞死を、カスパーゼ阻害剤が阻止しうることが、本発明によ
って見い出された。しかし、カスパーゼ阻害剤は、高血中コレステロールを治療
または予防するHMG−CoAレダクターゼ阻害剤療法に伴う潜在的筋障害副作
用を軽減する能力に関して、生体内または生体外における研究がまだなされてい
ない。
【0007】 本発明において、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害剤
の組み合わせが、高血中コレステロールを治療または予防するのに有効であり、
一方、その療法に伴う潜在的筋障害副作用を軽減することが見い出された。その
組み合わせは、安全性の増加およびより良好な患者のコンプライアンスを与え、
治療効果を最大にするという長所を有する。理論に縛られるわけではないが、カ
スパーゼ阻害剤は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の筋肉細胞における潜在
的副作用を阻止すると考えられる。言い換えれば、HMG−CoAレダクターゼ
阻害剤によって筋肉細胞において潜在的に誘発されるアポトーシスを、カスパー
ゼ阻害剤が阻止すると考えられる。
【0008】 本発明の目的は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤とカスパーゼ阻害剤との
組み合わせを含んで成る組成物を提供することである。
【0009】 本発明の他の目的は、哺乳動物において、特にヒトにおいて、高血中コレステ
ロールを治療または予防する方法を提供することである。
【0010】 本発明の他の目的は、一方で潜在的筋障害副作用を阻止する、そのような方法
を提供することである。
【0011】 本発明の他の目的は、所望の治療効果が得られ、および/または、持続するま
で、投与を継続する、そのような方法を提供することである。
【0012】 これらの目的および他の目的が、下記の詳細な説明から明らかにされる。
【0013】 (発明の要旨) 本発明は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害剤を含ん
で成る医薬組成物に関する。
【0014】 他の実施態様において、本発明は、医薬的有効量のHMG−CoAレダクター
ゼ阻害剤、およびHMG−CoAレダクターゼに関係する筋障害を阻止するのに
有効な所定量のカスパーゼ阻害剤を含んで成る、医薬組成物に関する。
【0015】 他の実施態様において、本発明は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤および
カスパーゼ阻害剤を投与することを含んで成る、それを必要とする哺乳動物にお
ける高血中コレステロールを治療または予防する方法に関する。
【0016】 他の実施態様において、本発明は、カスパーゼ阻害剤およびHMG−CoAレ
ダクターゼ阻害剤を逐次投与することを含んで成る、それを必要とする哺乳動物
における高血中コレステロールを治療または予防する方法に関する。
【0017】 他の実施態様において、本発明は、それを必要とする哺乳動物における高血中
コレステロールを治療または予防する薬剤の製造における、HMG−CoAレダ
クターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害剤を含んで成る組成物の使用に関する。
【0018】 他の実施態様において、本発明は、それを必要とする哺乳動物における高血中
コレステロールの治療または予防における、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤
およびカスパーゼ阻害剤を含んで成る組成物の使用に関する。
【0019】 本明細書において使用される全てのパーセンテージおよび比率は、他に指定さ
れない限り、重量によるものである。本発明は、本明細書に記載されている基本
成分および任意成分、要素、ならびに方法を、含んで成るか、それらから成るか
、または実質的にそれらから成る。
【0020】 (図面の簡単な説明) 図1は10μMのロバスタチンによるMst 1開裂の活性化が、カスパーゼ
阻害剤Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMK、Z−Val−Ala−A
sp−FMK、またはZ−Tyr−Val−Ala−Asp−FMKによって阻
害されることを示す。コラゲナーゼおよびEDTAによる培養皿の逐次処理によ
って、同時培養物から破骨細胞様細胞を精製する。次に、細胞をロバスタチンで
17時間にわたって処理し、ミエリン塩基性タンパク質を基質として使用するイ
ン−ゲルキナーゼアッセイによって、細胞溶解物を分析する。レーン1は非処理
対照である。レーン2は、20μMのZ−Asp−Glu−Val−Asp−F
MKによる処理を示す。レーン3は、20μMのZ−Val−Ala−Asp−
FMKによる処理を示す。レーン4は、20μMのZ−Tyr−Val−Ala
−Asp−FMKによる処理を示す。レーン5は、10μMのロバスタチンによ
る処理を示す。レーン6は10μMのロバスタチンと20μMのZ−Asp−G
lu−Val−Asp−FMKとの組み合わせによる処理を示す。レーン7は、
10μMのロバスタチンと20μMのZ−Val−Ala−Asp−FMKとの
組み合わせによる処理を示す。レーン8は、10μMのロバスタチンと20μM
のZ−Tyr−Val−Ala−Asp−FMKとの組み合わせによる処理を示
す。
【0021】 (本発明の詳細な説明) 本発明は、治療を必要とする哺乳動物における、高血中コレステロールを治療
または予防し、一方、筋障害副作用の発現を阻止する、組成物および方法に関す
る。該組成物は、医薬的有効量のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤、および医
薬的有効量のカスパーゼ阻害剤を含んで成る。
【0022】 本明細書において使用される「医薬的有効量」という用語は、必要とされる治
療投薬計画によって投与される場合に、所望される治療効果または反応を誘起す
るか、あるいは所望される利益を与える、HMG−CoaAレダクターゼ阻害剤
またはカスパーゼ阻害剤の量を意味する。HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の
好ましい医薬的有効量は、高血中コレステロールを治療または予防するのに有効
な量である。カスパーゼ阻害剤の好ましい医薬的有効量は、筋障害副作用の発現
を遮断するかまたは軽減し、一方、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の血中コ
レステロール治療効果を阻害しないかまたは最小限にのみ阻害する量である。
【0023】 本明細書において使用される「筋障害副作用の発現を阻止する」という語句は
、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤による治療に関係する、筋肉への望ましく
ない効果の発現を、予防し、減少し、または軽減することを意味する。
【0024】 本明細書において使用される「所望の治療効果が得られ、および/または持続
するまで」という語句は、治療される疾患または症状に関して求められる臨床的
または医学的効果が、臨床医または研究者によって確認されるまで、1種類また
はそれ以上の薬剤を、選択した投与計画に従って、継続して投与することを意味
する。本発明の治療法に関しては、血中コレステロールの所望の変化が確認され
るまで、医薬組成物が継続して投与される。そのような場合に、血中コレステロ
ールを減少させることが、所望の目的である。本発明の予防法に関しては、望ま
しくない症状を予防するために必要とされる期間にわたって、医薬組成物を継続
して投与する。そのような場合に、血中コレステロールレベルを維持することが
、アテローム性動脈硬化症または心臓血管障害、例えば心臓発作および卒中の発
現のリスクを予防または減少することと同様に、目的である場合が多い。
【0025】 本発明の組成物 本発明の医薬組成物は、医薬的有効量のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤お
よび医薬的有効量のカスパーゼ阻害剤を含んで成る。これらの組成物は、哺乳動
物の高血中コレステロールを治療または予防し、一方、HMG−CoAレダクタ
ーゼ阻害剤の投与に関係する筋障害のような潜在的副作用を阻止するのに有効で
ある。
【0026】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤 本発明の組成物は、HMG−CoAレダクターゼ酵素を阻害する化合物を含ん
で成る。HMG−CoAレダクターゼに関して阻害活性を有する化合物は、当分
野で既知のアッセイを使用して簡単に特定することができる。例えば、両特許に
開示されている全ての内容を引用によりここに援用する、1980年11月4日
発行のMonoghanらの米国特許第4231938号および1994年10
月11日発行のKathawalの米国特許第5354772号を参照。
【0027】 本発明に有効なHMG−CoAレダクターゼ阻害剤の例は、限定されないが、
ロバスタチン(MEVACOR(登録商標);前記に引用し、引用によりここに
援用する米国特許第4231938号参照)、シンバスタチン(ZOCOR(登
録商標);1984年4月24日発行のHoffmanらの米国特許第4444
784号参照)、プラバスタチン(PRAVACHOL(登録商標);1982
年8月24日発行のTeraharaらの米国特許第4346227号参照)、
フルバスタチン(LESCOL(登録商標);前記に引用し、引用によりここに
援用する米国特許第5354772号参照)アトルバスタチン(LIPITOR
(登録商標);1993年12月28日発行のRothの米国特許第52739
95号参照)、および、セリバスタチン(リバスタチンとしても既知;1993
年1月5日発行のAngerbauerらの米国特許第5177080号参照)
、およびメバスタチン(コンパクチン;1976年9月28日発行のEndoら
の米国特許第3983140号参照)である。まだ引用によって援用していない
前記特許も、そこに開示の内容を全て引用によりここに援用する。本発明に使用
しうるこれらおよび他のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤の構造式が、開示の
内容を全て引用によりここに援用する、M. Yalpani、「Choles
terol Lowering Drugs」、Chemistry & In
dustry, pp.85−89(1996年2月5日)の第87頁に記載さ
れている。HMG−CoAレダクターゼ阻害剤という用語は、HMG−CoAレ
ダクターゼ阻害活性を有する化合物の、全ての医薬的に許容されるラクトンおよ
び開放酸(open acid)(それは、ラクトン環が開いて、遊離酸が形成
される位置である)、ならびに塩およびエステル形態を包含するものとし、従っ
て、そのようなラクトン、開放酸、塩、およびエステル形態の使用は本発明の範
囲に含まれる。好ましくは、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤は、ロバスチン
、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリ
バスタチン、メバスタチン、および医薬的に許容されるそれらのラクトン、開放
酸、塩、およびエステル、ならびにそれらの混合物から成る群から選択される。
より好ましくは、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤は、ロバスタチン、シンバ
スタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチ
ン、および医薬的に許容されるそれらのラクトン、開放酸、塩、およびエステル
、ならびにそれらの混合物から成る群から選択される。より好ましくは、HMG
−CoAレダクターゼ阻害剤は、ロバスタチン、シンバスタチン、および医薬的
に許容されるそれらのラクトン、開放酸、塩、およびエステル、ならびにそれら
の混合物から成る群から選択される。
【0028】 好ましいHMG−CoAレダクターゼ阻害剤は、化学式:
【0029】
【化1】 によって示され、 式中、Zは、下記から成る群から選択される:
【0030】
【化2】 [式中、 RはC〜C10アルキルであり; Rは、C〜Cアルキル、ヒドロキシ、オキソ、およびC〜Cヒドロ
キシ置換アルキルから成る群から選択され; Rは、水素、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、およびC〜Cヒドロキ
シ置換アルキルから成る群から選択され; a、b、c、およびdは全て単結合であるか、あるいはaおよびcは二重結合
であるか、あるいはbおよびdは二重結合であるか、あるいはa、b、c、およ
びdの1つが二重結合であり;および nは0、1、または2である」
【0031】
【化3】 [式中、Xは、N[CH(CH]およびCH(CHCHから成る
群から選択される]
【0032】
【化4】 [式中、 RおよびRはそれぞれ独立に、水素、弗素、塩素、臭素、沃素、C〜C アルキル、C〜Cアルコキシ、およびトリフルオロメチルから成る群から
選択され;および R、R、R、およびRはそれぞれ独立に、水素、弗素、塩素、臭素、
沃素、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシから成る群から選択さ
れる]。 そこに開示の内容を全て引用によりここに援用する1997年7月22日発行の
DeCampらの米国特許第5650523号を参照。前記式で示される化合物
の、医薬的に許容されるラクトン、開放酸、塩、およびエステル形態は、本発明
の範囲に含まれるものとする。
【0033】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤に関して本明細書において使用される「医
薬的に許容される塩」という用語は、遊離酸を好適な有機または無機塩基と反応
させることによって一般に製造される、本発明に使用される化合物の非毒性の塩
を意味する。HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の塩形態の例は、限定されない
が、酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、重酒石
酸塩、硼酸塩、臭化物、カルシウム、カルシウムエデテート、カムシラート、炭
酸塩、塩化物、クラブラネート(clavulanate)、クエン酸塩、ジヒ
ドロクロリド、エドテート、エジシレート、エストレート、エシレート、フマル
酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルラルサニレ
ート(glycollylarsanilate)、ヘキシルレゾルシネート、
ヒドラバミン、ヒドロブロミド、ヒドロクロリド、ヒドロキシナフトエート、沃
化物、イソチオネート、乳酸塩、ラクトビオネート、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩
、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシレート、臭化メチル、硝酸メチル、硫酸メ
チル、ムケート、ナプシレート、硝酸塩、オレイン酸塩、蓚酸塩、パモエート、
パルミチン酸塩、パントテン酸塩、燐酸塩/二燐酸塩、ポリガラクツロン酸塩、
カリウム、サリチル酸塩、ナトリウム、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、琥珀酸
塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクレート、トシレート、トリエチオジド(t
riethiodide)、吉草酸塩、およびそれらの混合物である。
【0034】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤に関して本明細書において使用される「エ
ステル」という用語は、その一般的意味において使用され、カルボン酸とアルコ
ールとの縮合生成物を意味する。該化合物のエステル誘導体は、プロドラッグと
して作用することができ、温血動物の血流に吸収された際に、開裂して、薬剤形
態を放出し、薬剤が向上した治療効果を与えるようにすることができる。
【0035】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤に関して本明細書において使用される「ラ
クトン」という用語は、その一般的意味において使用され、カルボン酸とアルコ
ールとの環状縮合生成物、即ち環状エステルを意味する。
【0036】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤に関して本明細書において使用される「開
放酸」という用語は、ラクトン環が、開いており(即ち、非環化)、遊離酸を形
成することを意味する。
【0037】 2種類またはそれ以上のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤の混合物を使用し
うることが理解される。
【0038】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤を使用する投薬計画は、患者の型、種、年
齢、体重、性、および医学的健康状態;治療される症状の程度;投与経路;患者
の腎機能および肝機能;ならびに、使用される特定の化合物あるいはそれの塩ま
たはエステル;を包含する種々の要素によって選択される。症状の進行の予防、
阻止、または停止に必要とされる治療的に有効なまたは予防的に有効な投与量を
決めるために、これらの要素を考慮することは、一般的知識を有する臨床医の知
識の範囲である。「患者」という用語は、哺乳動物、特にヒトを意味する。患者
への1種類またはそれ以上の薬剤の投与は、自己投与および他者による患者への
投与を包含する。
【0039】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の正確な投与量は、投与計画、選択された
特定の化合物、哺乳動物またはヒトの年齢、体格、性、および健康状態、治療さ
れる障害の種類および程度、ならびに他の関連する医学的および身体的要素によ
って変化する。従って、正確な医薬的有効量は、前もって特定することができず
、介護者および臨床医によって容易に決めることができる。適切な量は、動物モ
デルの日常試験およびヒト臨床試験によって決めることができる。
【0040】 特に、一日の用量に関しては、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の量は、抗
コレステロール過剰血症の治療に使用され、そこに記載の内容を全て引用により
ここに援用するPhysicians’ Desk Reference(PD
R)、PDR第52版、1998年(Medical Economics C
o)に記載されている量と、同じかあるいはほぼ同じである。他の活性剤に関し
て、その用量は、当分野において既知の量と同じかあるいはほぼ同じである。
【0041】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤は、経口投与、静脈投与、鼻腔投与、注射
、眼投与などを包含する種々の経路によって投与することができる。
【0042】 好ましい送達経路は、経口投与である。
【0043】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の経口投与量は、約1〜200mg/日、
より好ましくは約5〜160mg/日である。しかし、投与量は、使用される特
定のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤の有効性、ならびに前記のような他の要
素によって変化する。充分に高い有効性を有するHMG−CoAレダクターゼ阻
害剤は、ミリグラム未満の一日用量で使用される。HMG−CoAレダクターゼ
阻害剤は、1日当たり1〜4回、好ましくは1日に1回で投与される。
【0044】 例えば、シンバスタチンの一日用量は、5mg、10mg、20mg、40m
g、および80mgから選択することができ;ロバスタチンに関しては、10m
g、20mg、40mg、および80mgから選択することができ;フルバスタ
チンナトリウムに関しては、20mg、40mg、および80mgから選択する
ことができ;プラバスタチンナトリウムに関しては、10mg、20mg、およ
び40mgから選択することができ;アトルバスタチンカルシウムに関しては、
10mg、20mg、および40mgから選択することができる。
【0045】 カスパーゼ阻害剤 本発明の組成物は、医薬的有効量のカスパーゼ阻害剤を含んで成る。
【0046】 本発明に有用なカスパーゼ阻害剤は一般に、比較的短いアスパラギン酸含有ペ
プチドであるが、非ペプチド阻害剤も、本発明の範囲に含まれるものとする。本
明細書において使用される「比較的短い」という語句は、ペプチドが一般に、約
3個〜約5個のアミノ酸の長さを有することを意味する。「アスパラギン酸含有
」という語句は、これらのペプチドが、少なくとも1個のアスパラギン酸部分を
、好ましくはカルボキシ末端において有することを意味する。これらのペプチド
は、ブロッキング基によって、アミノ末端およびカルボキシ末端の両方において
ブロックされているのが好ましい。
【0047】 本発明に有用なカスパーゼ阻害剤は、下記の化学式: (ATBG)−(AA)−(Asp)−(CTBG) [式中、(ATBG)は、アミノ末端ブロッキング基であり;(AA)は、アミ
ノ酸部分であり;「Asp」は、アスパラギン酸部分であり;(CTBG)はカ
ルボキシ末端ブロッキング基であり;nは、約2〜約4の整数である]によって
示すことができる。カスパーゼ阻害剤において、アミノ酸(AA)は、天然アミ
ノ酸、天然アミノ酸のD−鏡像異性体(例えば、D−アラニン)、および非天然
アミノ酸(例えば、3−アミノプロピオン酸およびN−メチルグリシン)から選
択することができる。(ATBG)および(CTBG)部分は、当分野における
一般的知識を有するペプチド化学者によく知られているブロッキング基から選択
される。そこに記載の内容が全て引用によりここに援用される、Greene,
T.W.ら、Protecting Groups in Organic
Synthesis、第2版、1991年、John Wiley & Son
s, Inc.を参照。(ATBG)部分の非制限的な例は、ベンジルオキシカ
ルボニル基(cbzまたはZ基としても既知)およびt−ブトキシカルボニル基
(boc基としても既知)、およびアシル基である。(CTBG)部分の非制限
的な例は、アルキル基(例えば、メチルおよびエチルエステル)、ベンジル基、
およびフルオロメチルケト基(これは(OMe)−CHFまたはFMKと省略
される)。
【0048】 本発明に有用なカスパーゼ阻害剤の非制限的な例は、それらの開示が全て引用
によりここに援用される、1993年5月11日発行のPalmerの米国特許
第5210272号、1992年3月31日発行のPalmerらの米国特許第
5101068号、および1985年5月21日発行のRasnickの米国特
許第4518528号に開示されている。本発明に有用な好ましいカスパーゼ阻
害剤は、Z−Val−Ala−Asp−FMK(分子量約468)、Z−Asp
−Glu−Val−Asp−FMK(分子量約668)、およびZ−Tyr−V
al−Ala−Asp−FMK(分子量約630)MW630から成る群から選
択される。前記において、一般的な3文字のアミノ酸略語が使用されている。
【0049】 2種類またはそれ以上のカスパーゼ阻害剤の混合物を使用しうることが理解さ
れる。
【0050】 カスパーゼ阻害剤の正確な投与量は、投与計画、選択された特定の化合物、哺
乳動物またはヒトの年齢、体格、性、および健康状態、治療される障害の種類お
よび程度、ならびに他の関連する医学的および身体的要素によって変化する。従
って、正確な医薬的有効量は、前もって特定することができず、介護者および臨
床医によって容易に決めることができる。適切な量は、動物モデルの日常試験お
よびヒト臨床試験によって決めることができる。適切な量は一般に、HMG−C
oAレダクターゼ阻害剤の潜在的筋障害副作用を阻止するように選択される。そ
の量は、窒素含有ビスホスホネートの所望の骨再吸収阻害効果を阻害するレベル
より低い量でなければならない。ヒトに関しては、カスパーゼ阻害剤の有効経口
投与量は、一般に、約1μM〜約100μM、好ましくは約10μMの、食道に
おける局部濃度を与えるように選択されるが、それ以外の範囲の濃度も使用する
ことができる。非制限的な投与量の例は、ヒトに関して、約1μg/kg〜約1
00μg/kg、好ましくは約10μg/kgである。
【0051】 カスパーゼ阻害剤に関して、投与しうるヒトへの投与量は、約0.1mg/日
〜約10mg/日、好ましくは約0.25mg/日〜約5mg/日、より好まし
くは約0.5mg/日〜約1.5mg/日である。一般的な非制限的投与量は、
約0.75mg/日である。本発明の医薬組成物は、約0.1mg〜約10mg
、好ましくは約0.25mg〜約5mg、より好ましくは約0.5mg〜約1.
5mgのカスパーゼ阻害剤を含んで成る。一般的な非制限的量は、約0.75m
gである。
【0052】 医薬組成物の他の成分 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害剤は一般に、経口投
与、即ち、錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、シロップ剤、散剤などに関して適
切に選択され、従来の医薬慣例と一致する、本明細書において集合名詞的に「担
体物質」と称する好適な医薬稀釈剤、賦形剤、または担体と混合して投与される
。錠剤、カプセル剤、または散剤の形態における経口投与に関しては、有効成分
を、ラクトース、スターチ、スクロース、グルコース、メチルセルロース、ステ
アリン酸マグネシウム、マンニトール、ソルビトール、クロスカルメロースナト
リウム(croscarmellose sodium)などの、経口の、非毒
性の、医薬的に許容される不活性担体と組み合わせることができ;エリキシル剤
およびシロップ剤のような液体形態の経口投与に関しては、経口薬剤成分を、エ
タノール、グリセロール、水などの、経口の、非毒性の、医薬的に許容される不
活性担体と組み合わせることができる。さらに、所望されるかあるいは必要であ
れば、好適な結合剤、潤滑剤、分解剤、着色剤も組み込むことができる。好適な
結合剤は、スターチ、ゼラチン、天然糖、例えば、グルコース、無水ラクトース
、容易流動性ラクトース、β−ラクトース、およびコーン甘味剤、天然および合
成ゴム、例えば、アカシア、グアール、トラガカント、またはアルギン酸ナトリ
ウム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックスなどで
ある。これらの投与形態に使用される潤滑剤は、オレイン酸ナトリウム、ステア
リン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナト
リウム、塩化ナトリウムなどである。本発明の方法に使用される化合物を、目的
薬剤担体としての可溶性ポリマーと結合させることもできる。そのようなポリマ
ーは、ポリビニルピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシプロピル−メ
タクリルアミドなどである。
【0053】 本発明の方法 本発明は、哺乳動物における高血中コレステロールを治療または予防する方法
を含む。本発明の好ましい実施態様において、哺乳動物はヒトである。
【0054】 本発明の組成物および方法は、所望の治療効果が得られるまで、投与され、実
施される。
【0055】 本発明の方法において、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ
阻害剤は一般に、同時に投与される。他の実施態様において、HMG−CoAレ
ダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害剤を、逐次投与することができる。カス
パーゼ阻害剤を初めに投与するのが好ましい。
【0056】 本発明をより詳しく説明するために下記実施例を示す。
【0057】 実施例1 培養破骨細胞におけるキナーゼ活性における、HMG−CoAレダクターゼ阻
害剤およびカスパーゼ阻害剤の効果を評価する方法 マウスの破骨細胞および骨髄細胞の同時培養物を、そこに記載の内容を全て引
用によりここに援用するWesolowskiら、Exp Cell Res.
(1995), 219, pp.679−686の方法を使用して調製する
。骨髄細胞は、ペニシリン/ストレプトマイシン(各100I.U./mL、お
よび20mM Hepes緩衝剤)を含有するα−MEM(最少必須培地)を使
用して、新しく単離した長骨(頸骨および大腿骨)の骨髄空間(marrow
spaces)をフラッシングすることによって、生後6週の雄のBalb/C
マウスから収集する。骨髄細胞を、α−MEMに懸濁し、その細胞を約70μM
の細胞濾過器で濾過する。濾液を、約300xgにおいて約7分間で遠心機にか
ける。得られたペレットを、ウシ胎児血清(10%v/v)および10nM 1
,25−(OH)ビタミンDを添加したα−MEMに再懸濁する。これらの
骨髄単離物を、細胞培養皿中の破骨MB1.8細胞のサブ集密的単層(sub−
confluent monolayers)に添加し、5%のCOの存在に
おいて37℃で7日間培養する。培地を、1日置きに補充する。多核破骨細胞様
細胞を形成する、骨髄からの破骨先駆細胞の融合(相互の)が、約7日後に起こ
る。破骨細胞様細胞を、コラゲナーゼ(燐酸緩衝液中1mg/mL)で37℃に
おいて1時間、およびEDTA(燐酸緩衝液中0.2g/L)で37℃において
20分間で逐次処理することによって肥沃にする。非付着細胞を、燐酸緩衝液で
洗うことによって洗い落とす。逐次処理に抵抗性の破骨細胞様細胞が、約95%
の純度で存在し、ウシ胎児血清(10% v/v)、10nM 1,25−(O
H)ビタミンD、マクロファージ−コロニー−刺激因子(5ng/mL)を
添加したα−MEMにおいて維持する。
【0058】 評価される化合物を、α−MEM中の所望の濃度の溶液として調製する。評価
しうる化合物の例は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、例えば、ロバスチン
、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリ
バスタチン、メバスタチン、および医薬的に許容されるそれらの塩、エステル、
およびラクトン、ならびに、これらのHMG−CoAレダクターゼ阻害剤の効果
を阻止する化合物、例えば、カスパーゼ阻害剤、例えば、Z−Val−Ala−
Asp−FMK、Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMK、およびZ−T
yr−Val−Ala−Asp−FMKである。化合物の組み合わせも評価する
ことができる。評価される化合物の溶液を、17〜24時間で培養物に添加する
。非処理対照(化合物で処理されない対照)を、同容量のα−MEMを対照皿に
添加することによって調製する。
【0059】 次に、細胞を採集し、下記物質:β−グリセロホスフェート(50mM);N
VO(1mM);NaF(1mM);ミクロシスチンLR(1μM);ロ
イペプチン(10μg/mL);アプロチニン(10μg/mL);フェニルメ
チルスルホニルフルオリド(1mM)を含有するHEPES(N−(2−ヒドロ
キシエチル)ピペラジン−N’−(2−エタンスルホン酸)またはトリス緩衝液
に溶解させる。各溶解物のタンパク質濃度を測定し、50〜400μg/mLの
濃度においてゲルの中に重合されたMyelin Basic Protein
、または他のキナーゼ基質を含有するSDS−PAGE(ナトリウムドデシルス
ルフェート−ポリアクリルアミドゲル電気泳動)ゲルの各レーンに、5〜20μ
gを装填する。分子量標準物も、1つまたはそれ以上のゲルのレーンに添加する
。両文献に記載の内容を全て引用によりここに援用するKameshitaおよ
びFujisawa, 1989(Anal. Biochem. 183:1
39−143)およびGotohら、1990(Eur. J. Bioche
m. 193:661−669)に基づく一般法によって、イン−ゲルキナーゼ
アッセイを実施する。タンパク質を、前記ゲル中で電気泳動させる。次に、ゲル
を連続的に50mM HEPES,pH7.6;5mM 2−メルカプトエタノ
ール、および下記の各物質(各洗浄のため):(a)20% イソプロパノール
;(b)無添加;(c)尿素(6M);(d)尿素(3M);(e)尿素(0.
75M);およびTween 20(0.05% vol:vol);に浸漬す
る。次に、ゲルを、先ず20mM HEPES、pH7.6;20mM MgC
;2mM DTT、次に、約1000cpm/pmol 32P−γ−AT
Pを有する0.02M ATP(非放射性)を含有する同じ緩衝液に浸漬するこ
とによって、キナーゼ反応を実施する。次に、ゲルを5%トリクロロ酢酸および
1%ピロホスフェートで6回洗浄する。次に、50%メタノール、10%酢酸中
のクーマシーブリリアントブルー色素(0.125%)で染色し;30%メタノ
ール、10%酢酸で脱染色し;2%グリセロールに浸漬し;ゲルドライヤーを使
用して乾燥した。次に、ゲルを、数時間〜数週間にわたってオートラジオグラフ
フィルムに曝露する。ゲルを表すオートラジオグラフにおいて観察されるバンド
が、キナーゼ活性を反映する。Mst 1(見掛分子量約59kDa)、Mst
2(見掛分子量約60kDa)、および34kDaのMstキナーゼフラグメ
ントが観察され、分子量標準物の泳動と比較したそれらに泳動によって同定され
る。オートラジオグラフフィルムにおけるバンド強度を、デンシトメーターによ
って定量し、非処理対照のバンドとエキスタチン(echistatin)処理
細胞のバンドとの比較によって、分析の根拠を得る。
【0060】 実施例2 錠剤組成物 成分 錠剤1錠当たりの量 シンバスタチン 10.0mg Z−Val−Ala−Asp−FMK 0.75mg BHA 0.02mg アスコルビン酸 2.50mg クエン酸 1.25mg 微結晶性セルロース 5.0mg プレゲルスターチ 10.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg ラクトース 74.73mg ステアリン酸マグネシウムを除く全ての成分を、適切なミキサーでブレンドす
る。次に、その粉末混合物を、適量の粒状化溶剤、例えば水で粒状化する。湿っ
た粒状化素材を、適切な乾燥機で乾燥する。乾燥した粒子を適切な篩で分粒する
。分粒した粒子を、錠剤化の前に、ステアリン酸マグネシウムと混合する。必要
であれば、錠剤をコーティングすることができる。前記成分に加えることができ
る追加成分は、好適な着色剤または着色剤混合物を包含する。
【0061】 該組成物は、高血中コレステロールを治療または予防するのに有効である。
【0062】 代替製剤においては、シンバスタチンの代わりに、ロバスタチン、プラバスタ
チン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、またはメバスタチ
ンから選択されるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を使用し、および、前記カ
スパーゼ阻害剤の代わりに、Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMKまた
はZ−Tyr−Val−Ala−Asp−FMKを使用する。
【0063】 実施例3 直接圧縮錠剤組成物 錠剤1錠当たりの量 成分 10mg ロバスタチン 0.75mg Z−Val−Ala−Asp−FMK 116.9mg 微結晶性セルロース 116.9mg 無水ラクトース 7.5mg クロスメロースナトリウム 3.7mg ステアリン酸マグネシウム 成分を合わせ、ブレンドし、従来の錠剤成形法を使用して圧縮する。
【0064】 該組成物は、高血中コレステロールの治療または予防に有効である。
【0065】 代替製剤においては、シンバスタチンの代わりに、ロバスタチン、プラバスタ
チン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、またはメバスタチ
ンから選択されるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を使用し、および、前記カ
スパーゼ阻害剤の代わりに、Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMKまた
はZ−Tyr−Val−Ala−Asp−FMKを使用する。
【0066】 実施例4 硬質ゼラチンカプセル剤組成物 カプセル剤1個当たりの量 成分 10mg シンバスタチン 0.75mg Z−Val−Ala−Asp−FMK 47mg 微結晶性セルロース 47mg 無水ラクトース 1mg ステアリン酸マグネシウム 1カプセル 硬質ゼラチンカプセル 乾燥した成分を合わせ、ブレンドし、一般的製造法を使用してゼラチンコーテ
ィングに封入する。
【0067】 該組成物は、高血中コレステロールの治療または予防に有効である。
【0068】 代替製剤においては、シンバスタチンの代わりに、ロバスタチン、プラバスタ
チン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、またはメバスタチ
ンから選択されるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を使用し、および、前記カ
スパーゼ阻害剤の代わりに、Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMKまた
はZ−Tyr−Val−Ala−Asp−FMKを使用する。
【0069】 実施例5 経口懸濁剤組成物 5mL用量当たりの量 成分 10mg ロバスタチン 0.75mg Z−Val−Ala−Asp−FMK 150mg ポリビニルピロリドン 2.5mg ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート 10mg 安息香酸 ソルビトール溶液を使用して5mLにする (70%) 一般的製造法を使用して成分を合わせることによって、経口懸濁剤を製造する
【0070】 該組成物は、高血中コレステロールの治療または予防に有効である。
【0071】 代替製剤においては、シンバスタチンの代わりに、ロバスタチン、プラバスタ
チン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、またはメバスタチ
ンから選択されるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を使用し、および、前記カ
スパーゼ阻害剤の代わりに、Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMKまた
はZ−Tyr−Val−Ala−Asp−FMKを使用する。
【0072】 実施例6 静脈注入組成物 200mL用量当たりの量 成分 10mg シンバスタチン 0.75mg Z−Val−Ala−Asp−FMK 0.2mg ポリエチレンオキシド400 1.8mg 塩化ナトリウム 200mLになるまで 精製水 一般的製造法を使用して成分を合わせる。
【0073】 該組成物は、高血中コレステロールの治療または予防に有効である。
【0074】 代替製剤においては、シンバスタチンの代わりに、ロバスタチン、プラバスタ
チン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、またはメバスタチ
ンから選択されるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を使用し、および、前記カ
スパーゼ阻害剤の代わりに、Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMKまた
はZ−Tyr−Val−Ala−Asp−FMKを使用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 10μMのロバスタチンによるMst 1開裂の活性化が、カスパーゼ阻害剤
Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMK、Z−Val−Ala−Asp−
FMK、またはZ−Tyr−Val−Ala−Asp−FMKによって阻害され
ることを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 38/00 A61P 3/06 A61P 3/06 9/00 9/00 9/10 9/10 43/00 111 43/00 111 121 121 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CN,CU,CZ,EE, GD,GE,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KG,KR,KZ,LC,LK,LR,LT,LV ,MD,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL, RO,RU,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,T T,UA,US,UZ,VN,YU,ZA Fターム(参考) 4C084 AA02 AA07 AA20 BA01 BA08 BA14 BA15 BA16 CA59 DC32 MA02 NA05 NA14 ZA361 ZA381 ZA941 ZC201 ZC202 ZC331 4C086 AA01 AA02 BA17 BC04 BC14 MA02 MA04 NA05 NA14 ZA36 ZA38 ZA94 ZC20 ZC33 4C206 DB02 DB43 MA02 MA04 NA05 NA14 ZA36 ZA38 ZA94 ZC20 ZC33

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害剤
    を含んで成る医薬組成物。
  2. 【請求項2】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤が、ロバスタチン、シン
    バスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタ
    チン、メバスタチン、および医薬的に許容されるそれらのラクトン、開放酸、塩
    、およびエステル、ならびにそれらの混合物から成る群から選択される、請求項
    1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤が、ロバスタチン、シン
    バスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタ
    チン、および医薬的に許容されるそれらのラクトン、開放酸、塩、およびエステ
    ル、ならびにそれらの混合物から成る群から選択される、請求項2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤が、ロバスタチン、シン
    バスタチン、および医薬的に許容されるそれらのラクトン、開放酸、塩、および
    エステル、ならびにそれらの混合物から成る群から選択される、請求項3に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 該カスパーゼ阻害剤が、アルパラギン酸含有カスパーゼ阻害
    剤である請求項1、2、3、4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 該アスパラギン酸含有カスパーゼ阻害剤が、化学式: (ATBG)−(AA)−(Asp)−(CTBG) [式中: (ATBG)は、ベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、およ
    びアシルから成る群から選択されるアミノ末端ブロッキング基であり; (AA)は、アミノ酸であり; (Asp)は、アスパラギン酸であり; (CBTG)は、C〜Cアルキル、ベンジル、およびフルオロメチルケト
    から成る群から選択されるカルボキシ末端ブロッキング基であり;および nは、約2〜約4の整数である] によって示される、請求項5に記載の医薬組成物。
  7. 【請求項7】 該アスパラギン酸含有カスパーゼ阻害剤が、Z−Val−A
    la−Asp−FMK、Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMK、Z−T
    yr−Val−Ala−Asp−FMK、およびそれらの混合物から成る群から
    選択される、請求項5に記載の医薬組成物。
  8. 【請求項8】 該カスパーゼ阻害剤がZ−Val−Ala−Asp−FMK
    である、請求項7に記載の医薬組成物。
  9. 【請求項9】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤とカスパーゼ阻害剤とを
    組み合わせることによって製造される医薬組成物。
  10. 【請求項10】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害
    剤を投与することを含んで成る、それを必要とする哺乳動物における高血中コレ
    ステロールを治療または予防する方法。
  11. 【請求項11】 該哺乳動物がヒトである、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 該HMG−CoAレダクターゼ阻害剤が、ロバスタチン、
    シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバ
    スタチン、メバスタチン、および医薬的に許容されるそれらのラクトン、開放酸
    、塩、およびエステル、ならびにそれらの混合物から成る群から選択される、請
    求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 該カスパーゼ阻害剤が、Z−Val−Ala−Asp−F
    MK、Z−Asp−Glu−Val−Asp−FMK、Z−Tyr−Val−A
    la−Asp−FMK、およびそれらの混合物から成る群から選択される、請求
    項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害
    剤を投与することを含んで成る、それを必要とする哺乳動物におけるアテローム
    性動脈硬化症を治療または予防する方法。
  15. 【請求項15】 該哺乳動物がヒトである、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害
    剤を投与することを含んで成る、それを必要とする哺乳動物における心臓血管疾
    患を治療または予防する方法。
  17. 【請求項17】 該哺乳動物がヒトである、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害
    剤を投与することを含んで成る、それを必要とするヒトにおける心臓発作を治療
    または予防する方法。
  19. 【請求項19】 HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびカスパーゼ阻害
    剤を投与することを含んで成る、それを必要とするヒトにおける卒中を治療また
    は予防する方法。
  20. 【請求項20】 カスパーゼ阻害剤化合物およびHMG−CoAレダクター
    ゼ阻害剤を逐次投与することを含んで成る、それを必要とする哺乳動物における
    高血中コレステロールを治療または予防する方法。
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