JP2002518180A - 金属物体における物理的変化の誘導 - Google Patents

金属物体における物理的変化の誘導

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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1つの金属ワークピースにおける物理的変化を誘導する方法および装置が提供される。エネルギが金属ワークピースの少なくとも一部分に供給され、このエネルギは少なくとも2つの別個の源の組合せである。これらのエネルギの一方は、パルス磁気力(pulsed magnetic force,PMF)エネルギであり、金属ワークピースの一部分における迅速な移動を誘導する。第2のエネルギは、第1のエネルギと共力して働き、所望の物理的変化を与えるエネルギである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、全体的に金属物体における物理的変化を誘導し、とくにパルス磁力
(pulsed magnetic force, PMF)エネルギを使用する方法および装置に関す
る。
【0002】 従来の技術 金属物体を形成、接合、または溶接するのにPFMを採用することは、当業者
には知られている。このプロセスでは、電流はワークピースに近接しているコイ
ルを通って迅速に放電される。ワークピース内の渦電流によって強力な磁気圧が
生成され、この磁気圧によってワークピースの少なくとも一部分に対する加工を
行うことができる。一般的に、ワークピースの一部分は、PFM装置はワーキン
グコイルに近接しているワークピースの一部分は、迅速な動きを誘導され、この
動きに関係する運動エネルギによって前記物理的変化が生じる。言い換えるとこ
の物理的変化は、物体形状の変化である。ときどき、前記一部分の迅速な動きは
顕微鏡的大きさのみにおいて誘導される。例えば2つの金属ワークピースを接合
または溶接する場合、その一部分は非常に近接して位置付けられ、実際には互い
に接触している。しかし非常に近接しているにも関わらず、顕微鏡的な大きさの
みにおいて少なくとも1つのワークピースの一部分が(明らかに非常に短い距離
において)短い迅速な動きが可能であっても、2つの物体間にはいくらかの隙間
が残ってしまう。これに対して運動エネルギを増強することによって、他のワー
クピースの一部分への衝撃を消散し、2つのワークピースを互いに接合または溶
接することができる。
【0003】 発明が解決しようとする課題 本発明は、少なくとも1つの金属ワークピースにおける物理的変化を働かせる
、すなわち誘導する方法および装置に関する。“物理的変化(physical change)
”という用語は、形状または形態の構造的な変化、すなわちワークピースの一部
分の切除、ワークピースの穿孔、および2以上のワークピースを互いに接合する
か、または2つのワークピースあるいはそれらの一部分を互いに溶接することを
意味する。既におよび後述で使用した“接合(joining)”という用語は、2つの
ワークピースを互いにタイトに結合すること、すなわち全体的に円筒形の物体の
中に管形の物体をタイトにはめ合せることを意味し;“溶接(welding)”という
用語は、接合(joining)と区別して、2つの物体表面の非常にタイトな相互作
用、例えば2つのワークピースの少なくとも一部分のメタラージカルボンディン
グ(metallurgical bonding)を表わすことを意味する。
【0004】 本発明の方法および装置はパルス磁力(pulsed magnetic force, PMF)エ
ネルギを使用する。本発明にしたがって、PMFエネルギは、別のエネルギ源か
ら出力され、PMFエネルギと相乗的に作用して、物理的変化を加える別のエネ
ルギと結合される。別のエネルギ源(本明細書では、ときどき“補助エネルギ源
(auxiliary energy source)”と呼ばれる)は別のPMFエネルギ、機械的エ
ネルギ源、および他の多くのエネルギ源であってもよい。
【0005】 本発明の第1の態様にしたがって、少なくとも1つの金属ワークピースにおけ
る物理的変化を誘導する方法であって、 (a)少なくとも1つのパルス磁力(PMF)エネルギを少なくとも1つの
ワークピースの少なくとも一部分へ移行して、該部分内に強力な磁気圧を誘導し
、 (b)PMFエネルギと少なくとも部分的に共通の広がりをもつ補助エネル
ギをワークピースの少なくとも一部分へ移行して、PMFおよび補助エネルギを
結合して、物理的変化を得ることを含む方法を提供する。
【0006】 本発明の別の態様にしたがって、少なくとも1つの金属ワークピースにおける
物理的変化を誘導する装置であって、 (i)それを通る電流を放電して、金属ワークピースの少なくとも一部分に
強力な磁気圧を誘導するフォーミングコイルを備えた少なくとも1つのPFMユ
ニットと、 (ii)フォーミングコイルを通る電流の放電と少なくとも部分的に共通の広
がりをもって、補助エネルギをワークピースの少なくとも一部分へ移行し、前記
圧力および補助エネルギが相乗に作用して前記物理的変化を得る少なくとも1つ
の補助エネルギ源とを含む装置を提供する。
【0007】 “移行エネルギ(transferring energy)”または本明細書において使用した類
似の用語は、前記物理的変化を得るために少なくとも部分的に作用するエネルギ
へワークピースを移行することを意味する。“金属ワークピース(metal workpie
ce)”という用語は、本発明の方法および装置によって金属物体を表わし、この
金属ワークピースは、管形または別の円筒形の物体へ接合または溶接されること
になる別の円筒形の物体、形成、切断、または穿孔されることになる金属板など
であってもよい。本発明は、特定の種類のワークピースに制限されず、むしろ無
数の種々のワークピースに応用して、多様な種々の物理的変化を誘導できること
が分かるであろう。
【0008】 “エネルギ結合(combination of energy)”またはそれに類似する用語は、少
なくとも2つのエネルギ源を時間を定めて活性化して、各エネルギを少なくとも
1つのワークピースへ移行する際に、移行期間が少なくとも部分的にオーバーラ
ップするようにして、2つのエネルギを結合した効果が、物理的変化を誘導する
限り、一方のみのエネルギ源によって加えられる物理的変化よりも相当に大きく
なるようにすることを意味する。本発明のエネルギ結合は、PFMのみを使用す
る際に種々の向上をもたらした。例えば2つの金属ワークピースを互いに溶接ま
たは接合する場合に、PMFのみの場合と比較してより低いPMFエネルギで同
じ結果を達成することができる。結果的に設計において、大きいPMFを生成す
るには大きいキャパシタバンクが必要となるので、本発明の装置では全体的な大
きさを小さくすることができる。
【0009】 さらに本発明は、従来技術では達成が困難であった結果を達成した。例えば、
2つの管形ワークピースを互いに溶接する場合に、一方のワークピースが他方の
ワークピースを封入するとき、外側のワークピースが内側のワークピースに強力
な衝撃を与えるために、内側の管形のワークピースがスクイーズしたり、または
押し潰されたりすることがある。しかしながら本発明では、より小さいPMFパ
ルスを使用して、同じ効果を達成することができ、このような望ましくない効果
をなくしたり、または低減することができる。溶接の場合、本発明のエネルギ結
合は溶接領域を増大する。
【0010】 少なくとも溶接の場合は、オーバーラップする期間が相当に長い、言い換える
と少なくとも一方のエネルギを供給する際に、そのエネルギ供給期間のほとんど
において、一方のエネルギ供給が他方のエネルギ供給とオーバーラップすること
が好ましい。したがって、例えば両方のエネルギ供給が同時に開始および終了す
るか、両方のエネルギ供給が同時に開始して、引き続いて終了するか、両方のエ
ネルギが引き続いて開始されて、同時に終了するか、一方のエネルギが供給され
ている期間中に他方のエネルギ供給が開始および終了するか、これらのシナリオ
の種々の組合せであってもよいことを意味する。
【0011】 一方のエネルギ源は常に、PFMデバイスからのPMFエネルギ源であり、な
お本明細書ではときどきPMFデバイスは“一次PMFエネルギ源(primary PMF
energy source)”、PMFエネルギ源“一次PMFデバイス(primary PMF dev
ice)”と呼ばれるが、他方のエネルギ源は種々の異なる源から選択することが
できる。1つの好ましい実施形態では、他方のエネルギ源は異なる仕様の補助P
MFエネルギ源である。他の実施形態では、他方のエネルギ源はワークピースに
おける機械的衝撃波または機械的振動を生成するデバイス;物体内に超音波振動
を生成するデバイス、例えば超音波溶接において通常使用されているデバイス;
互いに溶接されることになるワークピースの一部分間のインターフェイスを通る
電流を移行するための、例えば抵抗溶接に使用されるデバイス;などである。
【0012】 既に使用され、後述で使用される“一次(primary)”という用語は、このエ
ネルギ源が、本発明にしたがって使用される他のエネルギ源と比較して、最重要
であることを意味している訳ではないことに注意すべきである。同様に、“補助
(auxilary)”という用語は、二次的な重要度をもつことを意味している訳では
ないことを理解すべきである。むしろ、これらの用語は単に便宜的に使用してい
るだけである。本発明にしたがって効果的な物理的変化を得るために、既に使用
され、後述で使用されているように、一次エネルギ源および補助エネルギ源を組
合せて達成されることが分かるであろう。
【0013】 本発明にしたがって組合せて使用される一次および補助エネルギは重ね合わさ
れ、言い換えるとこれらのエネルギは、実質的な部分が互いにオーバーラップし
ている期間中にエネルギを供給するように生成される。1つの実施形態では、一
次PMFエネルギは補助エネルギと同時に生成される。別の実施形態では、補助
エネルギは一次PMFエネルギより先に、またはその後で作動する。
【0014】 移行されるエネルギの総量については、移行される一次エネルギの総量が移行
される補助エネルギの総量よりも多いとき、両方のエネルギ総量がほぼ同じとき
、または補助エネルギの総量が一次エネルギの総量を越えるときがある。
【0015】 1つの実施形態では、補助エネルギはPMFエネルギである。この実施形態の
装置は2つの放電回路をもち、その一方の回路では一次ワーキングコイルを通る
一次電流を放電し、他方の回路では補助補助ワーキングコイルを通る補助電流を
放電し、このとき補助ワーキングコイルは一次ワーキングコイルと同じであって
も、異なっていてもよい。補助電流は、一次電流の周波数と実質的に異なる(多
いかまたは少ない)が、一般的に大きく、例えば5乃至100倍大きい周波数を
もつ。例えば、一次パルスは100乃至200秒の期間(それぞれ1万乃至5千
ヘルツの周波数)をもち、一方で補助パルスの期間は約6乃至10秒の期間をも
つ。このような場合の補助パルスは一般的に、一次パルスを作動して一定期間、
例えばそれぞれ約20乃至40秒後(一次パルスがピークに近いとき)に作動す
る。補助パルスは、一次パルスと相乗的に作用するように時間を定められて、前
記の物理的効果を得る。
【0016】 一次電流の振幅は一次電流よりも大きく、例えば一次電流の2乃至50倍であ
るか、または時々はほとんど同じであってもよい。
【0017】 別の実施形態では、前記補助エネルギは、2つの金属物体の少なくとも一方に
迅速な動作を誘導することによって加えられる機械的エネルギである。このよう
な動きは機械的衝撃または振動であってもよい。1つの実施形態では、機械的エ
ネルギは、機械的導波管によって少なくとも1つの金属物体へ加えられる。導波
管は電流放電回路に接続された補助ワーキングコイルと関係付けられ、PMFに
よって、前記導波管内に機械的振動波を生成して、この機械的振動波は金属物体
へ伝えられる。その代わりに、導波管は流体放電(discharge-in-fluid, DIF
)デバイスと関係付けられて、衝撃波を生成し、衝撃波は導波管によって少なく
とも1つの物体へ伝えられる。DIFデバイスは、流体チャンバを含み、この流
体チャンバはその中に放電電極が与えられていて、放電電極間および流体を通し
て電流を放電する。電流が電極間で放電されると、流体内でプラズマが生成され
、流体内で衝撃波を生成し、この衝撃波は導波管へ伝えられる。流体は一般的に
水溶液である。
【0018】 別の実施形態では、機械的エネルギは超音波エネルギである。
【0019】 本発明は一般的に、少なくとも1つのワークピースのより効果的な物理的変化
を得るのに応用されるが、とくに2つの金属ワークピースを互いに溶接するのに
応用可能である(“溶接結合(welding embodiment)”)。溶接結合は本発明の
好ましい実施形態である。この好ましい溶接結合において、2つの金属物体を互
いに溶接する方法であって、 (a)第1の期間中に、一次電流を一次ワーキングコイルを通して放電する
ことによって一次パルス磁力(PMF)を生成して、2つの金属物体の第1の金
属物体の少なくとも一部分に強力な磁気圧を誘導して、前記部分を第2の金属ワ
ークピースの少なくとも1つの他の一部分へ向かって移動し、衝撃を与え、 (b)第2の期間中に、2つの金属物体の少なくとも一方へ、前記一次PM
Fエネルギ以外の補助エネルギを移行し、前記第1の期間および前記第2の期間
は、前記第1または前記第2の期間の一方の少なくとも実質的な部分において互
いにオーバーラップして、前記補助エネルギをPMFエネルギと組合せて、少な
くとも2つの部分を互いに溶接することを含む方法を提供する。
【0020】 溶接結合にしたがって、2つの金属物体を互いに溶接する装置であって、 装置の動作サイクルの第1の期間中に、パルス磁力(PMF)を生成して、
2つの金属物体の第1の金属物体の少なくとも一部分が、2つの金属物体の第2
の金属物体の前記部分へ向かって移動して、衝撃を与える一次ワーキング回路を
もつ一次放電回路と、 装置のワーキングサイクルの第2の期間中に補助エネルギを生成し、この補
助エネルギを2つの金属物体の少なくとも一方へ移行するデバイスであって、前
記第1の期間と前記第2の期間が前記第1または前記第2の期間の少なくとも実
質的な部分において互いにオーバーラップして、前記補助エネルギが一次PMF
エネルギと組み合わされて、2つの部分を互いに溶接するデバイスとを含む装置
を提供する。
【0021】 溶接において、PMFエネルギと上述のエネルギとの組合せは応用可能である
。さらに加えて、溶接の場合に、補助エネルギは、互いに溶接されることになる
2つの金属ワークピースの一部分間のインターフェイスを通り抜けるように誘導
される電流であってもよい。この溶接結合には、概ね本質的に知られている抵抗
溶接に従来使用されてきた電極を使用してもよい。
【0022】 別の実施形態では、補助エネルギは、とくに溶接の場合に応用可能であるが、
上述のように種々の物理変化を取扱う他の実施形態にも応用可能であり、例えば
補助エネルギ源によって金属ワークピースの少なくとも一部分を加熱して物理的
変化を生じることができる。このような加熱は、一般的に本質的に知られている
超音波エネルギ源、同じく一般的に本質的に知られている誘導加熱、および本質
的に知られている他の種々の加熱手段によって達成することができる。この場合
にワーキングピースの加熱後のPMFの効果は、加熱をしないときよりも明白で
ある。
【0023】 本発明の方法および装置において使用される補助エネルギ源は、上述の補助エ
ネルギ源の組合せであってもよいことが分かるであろう。したがってこのような
場合に、金属ワークピースに与えられるエネルギは3以上を重ね合わせたエネル
ギの組合せである。例えば、誘導加熱と補助PMFとの組合せである。
【0024】 ここで本発明と、実際に本発明をどのように実行するかとを理解するために、
次の詳細な記述において例示的に添付の図面を参照して本発明を開示することに
する。
【0025】 発明の実施の形態 最初に図1を参照すると、ワーキングコイル22および2つの放電回路24および
26を含む本発明の装置20が示されている。放電回路24は電源30およびキャパシタ
バッテリ32を含み、キャパシタバッテリ32は1以上のキャパシタおよび高電流ス
イッチ34を含む。同様に、放電回路26は電源36、キャパシタバッテリ38、および
スイッチ40を含む。スイッチ34および40は、これらのスイッチに対するトリガを
備えたイグニション回路42によって制御される。スイッチ34および40は、本質的
に知られている種々の高電流スイッチの1つであり、例えばPCT出願第PCT/IL
97/00383号明細書において開示された制御式真空放電器である。
【0026】 回路24はここでは一次回路を示し、回路26は補助回路を示す。この特定の実施
形態では、回路34の一次放電電流および回路26の補助放電電流は、単一のワーキ
ングコイル22を通って放電されることが分かるであろう。
【0027】 図2乃至図4は、組合わされ、重ね合わされたPMF生成電流を得る一次およ
び補助放電電流の種々の組合せを示している。一次放電回路は、図2乃至図4に
おいて上段の曲線によって表わされ、一般的に10乃至200キロアンペア、典
型的に100キロアンペアの振幅と、約10乃至100キロヘルツの初期発振周
波数とをもつ。補助放電電流は、図2乃至図4の各々の中段に示したように、一
般的に約50乃至1000キロヘルツの周波数と、約1乃至10キロアンペアの
振幅をもつ。2つの異なる電流は同時に放電される(図2参照)か、または補助
電流が一次電流の後に放電される(図3参照)か、あるいは一次電流の前に放電
される(図4参照)。重ね合わされた電流は、図2乃至図4の各々の下段の曲線
で示した。本発明にしたがってこのような重ね合わされたPMF電流は、従来技
術のPMFプロセスで必要であったように電流の強度を相当に増加し、電流放電
パラメータを細かく同調する必要はなく、効果的な溶接を行うことが認識された
【0028】 2つの異なる源から出力されたエネルギは、図5乃至図17を参照して記載し
た実施形態において示したのと同様のやり方で重ね合せることができ、言い換え
ると両方の源は同時に、または一方の源を他方の源より遅延させて作動すること
ができる。
【0029】 図5および図6は、本発明の2つの他の実施形態にしたがう装置50および60の
図を示している。図5および図6では、図1と同じ要素を示すのに同じ参照符号
を使用した。図5の装置50が図1の装置と異なる点は、両方の回路に接続された
コイル52がフォーミングコイル54、この特定の実施形態では単一のウインドコイ
ル(wind coil)と誘導関係にあることである。図6の装置60の場合、一次放電
回路24と補助放電回路26は独立しており、コイル62および64がそれぞれフォーミ
ングコイル66と誘導関係にある。
【0030】 図7には、本発明の別の実施形態の装置70を示した。ここでも、図1の要素と
同じ要素に対して同じ参照符号を与えた。装置70において、放電回路26には高周
波数発生器72が与えられており、高周波数発生器は一般的に約100乃至100
0キロヘルツの周波数で電流を発生することができ、これは高電圧ブレーカ74、
例えばFe制御式真空スイッチ(Fe-controlled vacuum switch)を介してコイル2
2に接続されている。
【0031】 図1および図7では参照符号22、図5では66、図6では66、および図8では90
を与えられたフォーミングコイルは、PCT出願第WO 97/22426号明細書および
PCT出願第WO 98/23400号明細書に記載されたフォーミングコイルの設計をも
っていてもよい。しかしながら本発明はこれらのタイプのコイルに制限されない
ことは明らかに認識されるであろう。コイルのタイプおよび設計は明らかに加工
されるワークピースのタイプに依存し、円筒形物体を作る場合はリング形構造か
、または円筒形、金属板を加工するためには平面形、などである。さらに、コイ
ル設計も達成される結果に依存し、言い換えると意図される物理的な変化は形成
、切断、穿孔、接合、または溶接である。
【0032】 図8には、本発明の別の実施形態にしたがう装置80を示した。装置は、電源82
、キャパシタバッテリ84、スイッチ86、トリガ回路88、一次ワーキングコイル90
、および補助ワーキングコイル92を含み、補助ワーキングコイル92は機械的導波
管94に関係付けられている。トリガ回路88をトリガすると、電源82によってキャ
パシタ84へ既に荷電された電気エネルギがコイル90および92を通して放電する。
コイル90は、溶接されることになる2つの物体の一方の少なくとも一部分におい
て高速移動を誘導し、一方でコイル92は導波管94内で振動を生成し、この振動は
導波管94を通って2つの金属物体の少なくとも一方へ伝えられる。
【0033】 図9には、本発明の実施形態における2つの管を溶接するための2つのコイル
および導波管の構造を示した。図9では、図8に記載した要素に対応する要素に
同じ参照符号を与えた。この場合に、電流はコイル90および92を通って同時に放
電され、矢印96で示したように導波管94内で振動を生成し、これらの振動は矢印
100で示したように金属管98へ移動する。同時にコイル90によって、金属管98の
一部分102は、矢印108によって示したように金属管106の一部分104へ向かって移
動し、衝撃を与える。一般的に放電電流は約10乃至100キロヘルツの初期周
波数をもつ。これらの組み合わされた機械的な力は、2つの管を相互に溶接する
のを促す。
【0034】 図10および図11のそれぞれには、本発明の2つの他の実施形態にしたがう
2つの装置110および120の図を示した。これらの実施形態は、図8の実施形態と
類似して、一次ワーキングコイル90および補助ワーキングコイル92を含み、補助
ワーキングコイル92は機械的導波管94と関係付けられている(図10および図1
1では、図8で使用した参照符号と同じ参照符号を同じ要素に対して使用してい
る)。装置110と図8の装置80との違いは、装置110ではコイル90および92が並列
接続されていて、一方で装置80の場合は同じ電流が両方のコイルにおいて放電さ
れるが、装置110の場合には電流は2つのコイル間で分割され、コイル90と92の各
インピーダンスが逆比例することである。
【0035】 装置120の場合は、一次コイル90および補助の導波管に関係付けられたコイル9
2は独立回路122、124内に含まれており、独立回路122、124はそれぞれ電源125、
126、キャパシタバッテリ127、128、スイッチ129、130を含み、スイッチ129、13
0は放電制御回路132によって制御される。
【0036】 ここでも一次回路の構造または設計は、別々の結果および加工される金属ワー
クピースのタイプに依存し、既に記載したように、第WO 97/22426号明細書およ
び第WO 98/23400号明細書において記載されたコイルであってもよいが、これら
に制限されない。
【0037】 図12には、本発明の別の実施形態の装置140を示しており、この特定の例で
は、とくに2つの管142および144を溶接するのに適するように作られている。装
置140は、2つの放電回路、すなわち一次放電回路146および補助放電回路148を
含んでいる。一次放電回路146はコイル150、キャパシタバッテリ152、スイッチ1
54、および電源156を含んでいる。放電回路148はDIFデバイス160、キャパシ
タバッテリ162、電源164、およびスイッチ166を含んでいる。スイッチ154および
166は回路168によって制御される。
【0038】 DIFデバイス160は、剛性の壁部分172と柔軟性のある壁174との間に規定さ
れたチャンバ170を含み、チャンバ170は流体を収容しており、この流体は気体ま
たは液体であり、一般的に水溶液である。複数の対の電極176が与えられ、スイ
ッチ166を閉じるとき、電極間で電流が(矢印178によって表わしたように)放電
される。このような放電は流体内にプラズマを生成し、フレキシブルな壁174へ
向かって(矢印180によって表わしたように)移動する衝撃波が得られる。壁174
は機械的導波管182と接触し、衝撃波はこの導波管を通って(矢印184によって表
わしたように)移動し、(矢印186によって表わしたように)テーパの付いた端
部においてより高い振幅をもつ衝撃波を得るように圧縮する。
【0039】 図13には、本発明の別の実施形態の装置200の図を示した。装置200は一次放
電回路202およびアセンブリ204を含む。一次放電回路202は、電源206、キャパシ
タバッテリ208、スイッチ210、および一次コイル212を含む。アセンブリ204は、
超音波エネルギ生成デバイス214、電力生成デバイス216、スイッチ218を含む。
この装置を使用することによって、超音波エネルギおよびPMFエネルギを組合
せて、物理的変化、好ましくは溶接を行うことができる。
【0040】 図14には、本発明の別の実施形態にしたがう溶接用の装置230を示した。装
置230を使用することによって、PMFおよび抵抗の溶接プロセスを結合して溶
接される。装置230は一次放電回路232およびアセンブリ234を含む。一次放電回
路232はコイル236、キャパシタバッテリ238、回路242をトリガすることによって
制御されるスイッチ240、および電源244を含む。アセンブリ234は、電源246およ
び1対の抵抗溶接電極248を含む。これらの電極は、矢印250によって表わされる
方向へ電流を送り、2つの金属物体254、256間のインターフェイス252において抵
抗が増加すると、インターフェイス252は加熱される。当業者には知られている
ように、電極248は一般的に水の循環によって冷却される。装置230において、高
い溶接は、PMFおよび抵抗の溶接プロセスを組合せることによって達成される
【0041】 図15には、金属板を加工する装置300を示した。装置300は、中央に逆ドーム
形のリセス304をもつモールド302を含む。リセス304は、環状の溝308を収容した
環状のリッジ(ridge)306内に規定されている。リッジ306の周囲には、直立の
壁312によって規定された肩部分310がある。リセス304の底部には垂直のボア316
が規定されている。
【0042】 装置300は、さらに平らなフォーミングコイル320を含み、コイル320は放電シ
ステム322およびコイル支持部材324に接続されている。
【0043】 放電システム322は、原則的に図1に示した回路に類似しており、機能上同じ
要素には同じ参照符号を与えており、これらの要素の機能に対する説明は図1の
記述を参照されたい。
【0044】 この装置300は、形成、切断、および穿孔されることになる金属板330を保持し
ている。
【0045】 電流を放電するとき、重ね合わされたPMF電流は、例えば図2乃至図4に示
した形で発生される。したがって磁気圧が発生し、板330の一部分は図16の矢
印340および342によって表わした方向への迅速な移動を誘導する。その結果板の
主な中央部分が再び形成されて、モールド302によって規定された全体的な形状
が得られる。さらに加えて、垂直の壁312は、本質的にナイフとして機能し、そ
の結果板は垂直の壁312によって規定されたラインに沿って切断されて、定形板3
30Aと切り離されたリム部分330Bとが得られ、なお定形板330Aは図17に別個
に示した。
【0046】 垂直の壁312と同様に、ボア316のリムもナイフとして働き、定形板330Aはリ
セス304の壁に衝撃を与え、ボア316の直径に対応する直径をもつ一部分348は切
り離されて、図16において矢印350によって表わしたようにボア316を迅速に移
動し続ける。生成された板330Aは中央のリセス360、周辺の環状の溝362、切断
されたリム364、および穿孔部366を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一次および補助電流をワーキングコイルを通って放電して、重ね合わされたP
MFを得て2つの金属物体を互いに溶接する本発明の装置の実施形態を示す図。
【図2】 一次電流と補助電流を重ね合せて、重ね合わされたPMF電流を得る3つの異
なる実施形態の1つを示す図。
【図3】 一次電流と補助電流を重ね合せて、重ね合わされたPMF電流を得る3つの
異なる実施形態の1つを示す図。
【図4】 一次電流と補助電流を重ね合せて、重ね合わされたPMF電流を得る3つの
異なる実施形態の1つを示す図。
【図5】 一次放電電流と補助放電電流を組合せて、重ね合わされたPMF形成電流を得
る2つの他の実施形態の一方を示す図。
【図6】 一次放電電流と補助放電電流を組合せて、重ね合わされたPMF形成電流を得
る2つの他の実施形態の一方を示す図。
【図7】 図1に示した装置の実施形態を変形した別の実施形態において、高電圧ブレー
カを介してワーキングコイルに接続された高周波数発生器によって補助電流を発
生することを示す図。
【図8】 本発明の別の実施形態において、関係するワーキングコイルをもつ機械的導波
管によって補助エネルギを供給することを示す図。
【図9】 2つの金属管を互いに溶接するための、図7に示した装置を実行する実施形態
を示す図。
【図10】 本発明の装置の2つの実施形態の一方において、補助エネルギが、ワーキング
コイルと関係する導波管を地位捨て溶接された物体へ送られる機械的エネルギで
あることを示す図。
【図11】 本発明の装置の2つの実施形態の一方において、補助エネルギが、ワーキング
コイルと関係する導波管を地位捨て溶接された物体へ送られる機械的エネルギで
あることを示す図。
【図12】 本発明の別の実施形態の装置であって、この特定の場合に2つの金属管を一緒
に溶接するために生成された装置であり、補助エネルギが、機械的導波管を通っ
て管の一方へ送られるDIFデバイスによって生成される機械的衝撃エネルギで
あることを示す図。
【図13】 補助エネルギが超音波エネルギである本発明の別の装置を示す図。
【図14】 本発明の装置の別の実施形態において、補助エネルギが、2つの電流を送る電
極間で生成される電流によって生成される抵抗加熱エネルギである本発明の装置
を示す図。
【図15】 金属板を同時に形成、切断、および穿孔する本発明の別の実施形態の装置の断
面図。
【図16】 金属板を物理的に変化させる図15の装置のモールドを示す図。
【図17】 図15の装置による加工後の物理的に変化した金属板を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの金属ワークピースにおける物理的変化を誘
    導する方法であって、 (a)少なくとも1つのパルス磁力(PMF)エネルギを少なくとも1つの
    ワークピースの少なくとも一部分へ移行して、該部分内に強力な磁気圧を誘導し
    、 (b)PMFエネルギと少なくとも部分的に共通の広がりをもつ補助エネル
    ギをワークピースの少なくとも一部分へ移行して、PMFおよび補助エネルギを
    結合して、物理的変化を得ることを含む方法。
  2. 【請求項2】 2つの独立したPMFパルスの組合せによって前記少なくと
    も一部分の動きを誘導することを含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 2つのPMFパルスが、互いに引き続くように時間を定めら
    れている請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 2つのパルスの第1のパルスが、2つのパルスの第2のパル
    スよりも小さい最大振幅をもつ電流によって生成され、第2のパルスよりも長い
    継続時間をもつ請求項2または3記載の方法。
  5. 【請求項5】 補助エネルギが、前記少なくとも一部分において振動を誘導
    する機械的エネルギである請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記機械的エネルギが、それと関係付けられたPMF生成コ
    イルを振動するように誘導される振動導波管によって誘導される請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記機械的エネルギが、それと関係する流体放電(DIF)
    デバイスを振動するように誘導される振動導波管によって誘導される請求項5記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記機械的エネルギが超音波エネルギ源によって誘導される
    請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 2つの金属物体を互いに溶接する方法であって、 (a)第1の期間中に、一次電流を一次ワーキングコイルを通して放電する
    ことによって一次パルス磁力(PMF)を生成して、2つの金属物体の第1の金
    属物体の少なくとも一部分に強力な磁気圧を誘導して、前記部分を第2の金属ワ
    ークピースの少なくとも1つの他の一部分へ向かって移動し、衝撃を与え、 (b)第2の期間中に、2つの金属物体の少なくとも一方へ、前記一次PM
    Fエネルギ以外の補助エネルギを移行し、前記第1の期間および前記第2の期間
    は、前記第1または前記第2の期間の一方の少なくとも実質的な部分において互
    いにオーバーラップして、前記補助エネルギをPMFエネルギと組合せて、少な
    くとも2つの部分を互いに溶接することを含む請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記補助エネルギが、一次電流の放電と同時に開始される
    請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記補助エネルギが、一次電流を放電する前または後に開
    始される請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記補助エネルギが、ワーキングコイルを通して放電され
    た補助電流によって生成される補助PMFエネルギであり、該補助電流が一次電
    流の発振周波数よりも相当に高い発振周波数をもつ請求項9乃至11のいずれか
    1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記補助電流が、前記一次電流の振幅よりも小さい振幅を
    もつ請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記補助エネルギが、2つの金属物体の少なくとも一方に
    おいて迅速な動作を誘導することによって伝えられる機械的エネルギである請求
    項9乃至11のいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 機械的エネルギが、導波管と関係付けられたワーキングコ
    イルを通して電流を放電することによって生成されるPMFによってワークピー
    スの1つと接触している機械的導波管を通して加えられる請求項14記載の方法
  16. 【請求項16】 機械的エネルギが、流体放電(DIF)デバイス内の流体
    中に埋め込まれた少なくとも2つの電極間の電流の放電によって、該デバイス内
    で生成された衝撃波によってワークピースの1つと接触している機械的導波管を
    通して分割される請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記機械的エネルギが超音波エネルギである請求項14記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 補助エネルギが、互いに溶接されることになる2つの部分
    間のインターフェイスを介して電流を通すことによって誘導される熱である請求
    項9乃至11のいずれか1項記載の方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの金属ワークピースにおける物理的変化を
    誘導する装置であって、 (i)それを通る電流を放電して、金属ワークピースの少なくとも一部分に
    強力な磁気圧を誘導するフォーミングコイルを備えた少なくとも1つのPFMユ
    ニットと、 (ii)フォーミングコイルを通る電流の放電と少なくとも部分的に共通の広
    がりをもって、補助エネルギをワークピースの少なくとも一部分へ移行し、前記
    圧力および補助エネルギが相乗に作用して前記物理的変化を得る少なくとも1つ
    の補助エネルギ源とを含む装置。
  20. 【請求項20】 前記少なくとも一部分の形成、切断、または穿孔の少なく
    とも1つか、あるいは前記少なくとも一部分を別の金属ワークピースに接合また
    は溶接することを含む物理的変化を誘導する請求項19記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記第2のエネルギ源が、補助PMF回路を含む請求項1
    9または20記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記補助PMF回路が、ワーキングコイルに接続されて、
    前記第1のPMFユニットをもつ共通のワーキングコイルとなる請求項21記載
    の装置。
  23. 【請求項23】 前記第2のエネルギが、前記少なくとも一部分において振
    動を誘導する機械的エネルギ源である請求項19または20記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記機械的エネルギ源が、機械的エネルギ波を前記ワーク
    ピースへ伝える固体部材を含み、前記部材が、前記部材の振動を誘導する補助P
    MFユニットのワーキングコイルと関係付けられている請求項23記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記機械的エネルギ源が、機械的エネルギ波を前記ワーク
    ピースへ伝える固体部材を含むデバイスであり、前記部材が流体放電(DIF)
    デバイスと関係付けられていて、電流放電回路に接続され、該デバイス内の流体
    に埋め込まれた少なくとも2つの電極間で電流を放電することによって、衝撃波
    を生成することができる請求項23記載の装置。
  26. 【請求項26】 2つの金属物体を互いに溶接する装置であって、 装置の動作サイクルの第1の期間中に、パルス磁力(PMF)を生成して、
    2つの金属物体の第1の金属物体の少なくとも一部分が、2つの金属物体の第2
    の金属物体の前記部分へ向かって移動して、衝撃を与える一次ワーキング回路を
    もつ一次放電回路と、 装置のワーキングサイクルの第2の期間中に補助エネルギを生成し、この補
    助エネルギを2つの金属物体の少なくとも一方へ移行するデバイスであって、前
    記第1の期間と前記第2の期間が前記第1または前記第2の期間の少なくとも実
    質的な部分において互いにオーバーラップして、前記補助エネルギが一次PMF
    エネルギと組み合わされて、2つの部分を互いに溶接するデバイスとを含む請求
    項19記載の装置。
  27. 【請求項27】 補助エネルギを生成するデバイスが、補助PMF回路を含
    む請求項26記載の装置。
  28. 【請求項28】 補助回路が、一次電気回路によって生成される周波数より
    も低い周波数をもつ電流を生成する請求項27記載の装置。
  29. 【請求項29】 一次放電回路において生成される電流の振幅が、一次回路
    において生成される振幅よりも小さい請求項27記載の装置。
  30. 【請求項30】 補助電気回路が、そこを通る電流を放電する前記一次ワー
    キング回路に接続されている請求項27記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記デバイスが、物体の少なくとも1つに機械的衝撃波ま
    たは振動を誘導するデバイスである請求項26記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記デバイスが機械的導波管を含む請求項31記載の装置
  33. 【請求項33】 前記デバイスが、前記導波管内の機械的波を誘導するPM
    Fに対する導波管に関係付けられたワーキングコイルを含む請求項32記載の装
    置。
  34. 【請求項34】 導波管が流体放電(DIF)デバイスと関係付けられ;D
    IFデバイスが流体を含んでいて、前記流体を通して電極間で電流を放電する放
    電電極をもつチャンバを構成し;前記チャンバが導波管と接触して、電流が電極
    間で放電されるときに、衝撃波が、導波管へ送られる流体内で生成される請求項
    32記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記流体が水溶液である請求項34記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記アセンブリが、超音波を生成し、この超音波を2つの
    物体の少なくとも一方へ送るように構成されている請求項31記載の装置。
  37. 【請求項37】 前記アセンブリが、電極と、互いに溶接されることになる
    2つの物体の一部分間のインターフェイスを介して電流を通る回路を含む請求項
    31記載の装置。
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