JP2002515944A - 貼付式シャツポケット及び広告表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 シャツの前面等の布部分（４７）上に、処理及びエンボス加工され、周縁部（４９）で接着された二層（４８、５５）の紙からなるラベル状のアップリケを接着固定することにより、取外し可能なポケット（４６）を形成する。アップリケの頂縁部に沿って設けたスリット（５３）により、層の間に形成される袋に出入することができる。袋に商品を入れ、剥離可能なストリップ（５４）で仮封止してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 貼付式シャツポケット及び広告表示装置発明の分野 本発明は、衣料品の製造、及び衣料品へのバッジ、記章、及び他の情報を配し た装置の添付に関し、より詳細には、衣服の表面にメッセージを施したポケット を迅速且つ取外し可能に形成する方法に関する。発明の背景 ジャケット、シャツ等の衣服の前面に、刺繍又はアップリケを施したり、バッ ジやメッセージを施したボタンで装飾したりすることがよくある。このような衣 服、特にＴシャツの多くには胸ポケットがないが、この胸ポケットはペン、サン グラス、小さなメモ等を入れるのに非常に便利である。人々は、特定団体又は組 織のメンバーである印、又はスポーツチームや人気タレントのファンである印を 表示することを好んで行う。 本発明は、追加ポケットの便利さと、一枚の衣服に迅速且つ取外し可能に配置 することができるメッセージや記号を施した装置とを、一つの物品において組み 合わせようという試みから生まれた。発明の要旨 本発明の第一の目的は、一枚の衣服に取外し可能に取り付けることができ、装 飾又は情報を表す図形メッセージを施す ことができる使い捨てポケットを提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、多種に渡る表現形状を付与することができる廉価 で製造容易な方法で、このような装置を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、衣服に貼付けて、再使用可能且つ取外し可能な使 い捨てポケットを形成することができる、キャンディー、チューインガム、及び 他の小さな物品のためのパッケージを提供することにある。 これら及び他の価値ある目的は、シャツの前面等、布の一部分の上に、印刷及 びエンボス加工されたラベル状のアップリケを接着固定することによって、ポケ ットを形成することにより達成することができる。このアップリケは、周縁部を 永久的に接着し、頂部縁部に沿ってスリットを設けた二層の紙で作成され、この スリットにより、二層の間に形成される袋に、剥離することによって出入りする ことができる。ポケットの前面外面には好ましくは、クラブ等の会員制組織に所 属していること、若しくは政治的候補者、スポーツチーム、又は好きなチャンピ オン等の支持者であることを示すために使用することができる記章又は広告文を 施す。図面の簡単な説明 図１は、本発明の好ましい実施態様の実物大図である。 図２は、図１の２−２線に沿った断面図である。 図３は、製造工程を示す線図である。 図４は、衣料品に貼付した本発明の別の実施態様の実物大図である。発明の好ましい実施態様の説明 図面を参照して、図１及び図２に、好ましくは衣服の平滑で継目のない織布表 面に取外し可能に貼付することができる使い捨て多層ポケット１０を示す。この ポケットは、中央部１２を有する第一シート状材料１１を備え、この中央部１２ は、エンボス加工によって、シートの残りの周縁部１３の元のＹ−Ｙ’面と平行 且つ離隔するＸ−Ｘ’面まで隆起させてある。浮き出し深さは、１ｍｍ又は２ｍ ｍ（４０〜８０ミル）に限定することができる。記号、記章、図案、又はメッセ ージ描等の図形情報１４が、エンボス加工、印刷、着色、シルクスクリーン、又 はこれらの方法の組合せによって中央部１２に施されている。第一シート１１の 裏面１５は、強力ゴム系ホットメルト樹脂接着剤１７又はヒートシールによって 、中間シート１６の外面に永久接着されている。中央部１２の上縁部に沿って切 り込んだスリット１８により、第一シート１１と中間シート１６との間に形成さ れる袋１９に出入することができる。中間シートの内側面１９全体が、高粘着性 アクリル系接着剤の層２０で被覆されており、高摩擦係数を維持し、織布等の別 の表面に接触配置した際に、強力且つ剥離可能な接着を提供する。製造時からポ ケットを衣服に貼付する準備をするまで、中間シートの内側面全体に設けたアク リル系接着剤の層２０は、接着剤から容易に剥離することができるように臘又は シリコンを含浸させた剥離可能なフィルム２１によって保護されている。第一シ ート１１及び中間シート１６は好ましくは、高強度高ラグ含有量のボンド紙料、 ビ ニールコーティングした布、天然又は合成織布又はパイル生地、若しくは合成可 撓性シート材料、若しくはこれらをラミネート加工又は非ラミネート加工によっ て多層に組み合わせたもので作成する。第一シートは最低限の延性と高い引裂強 さを有していなければならない。エンボス加工若しくは印刷された図形情報１４ に加えて、又はその代わりに、中央部１２を打ち抜きして、中間シートの内側面 ２３の一部を透視できる装飾パターン２２を形成してもよい。 従って、中間シートの内側面を剥離し、衣服の表面部分に対して押圧すること により、衣服の外面又は内面に、取外し可能な使い捨てポケットを即時に形成す ることができることがわかる。高粘着性アクリル系接着剤２０の代わりに、ポケ ットを衣服布上にアイロン付けすることができるより強力な熱可塑性接着剤を使 用すれば、永久的なポケットを形成することもできる。 装置の四隅にリベットを模したエンボス２４で示すように、装飾プリント又は エンボス加工を、第一シートの周縁部１３にも施してもよいことがわかる。 図３は、ポケットの製造に関わる種々の工程をまとめて一つの線図に示す。こ れら種々の工程は、連続して同時に行う必要はなく、異なる時に行ってもよいこ とがわかる。 シート又はリボン状の可撓性シート材料２５を、まず一対の印刷ローラー２６ 、２７間に通し、頂面に図形的装飾又はメッセージの印刷を施す。次いでシート を自然乾燥するか、若しくは乾燥ステーション２８に通した後、一対のエンボッ シングローラー２９、３０間に通す。この二つのローラーの表面は、所望のエン ボスパターンに対応する、互いに噛み合う相補的な凹凸領域３１、３２を有する 。ローラーの一方には、垂直刃３３が載置され、ポケットの中央部１２の上縁部 にスリットを切り込む。エンボス加工されたシートを、次に別の一対のローラー ３４、３５間に通す。シートの裏側にあるローラー３５の表面には、ゴム系ホッ トメルト樹脂接着剤３６が定期的に塗布され、シートのエンボス加工されていな い部分３７にのみ接触する。 別のラインでは、同様なリボン又はシート３８をまず、別の接着剤塗布ローラ ー機構３０に通し、裏側を高粘着性アクリル系化合物４０で被覆する。次いで剥 離可能な保護フィルムの膜４１を、別のローラー機構４２によって接着剤上に被 せる。次に三つのシート２５、３８、４１を最終組立て工程において一緒にした 後、複数のポケット装置４５を分割する切断ナイフ４４へと通す。 第二、第三シート３８、４１のどちらの面にも、追加の印刷または装飾を施し てもよいことがわかる。 図４は、より簡単な形状のポケット４６が、衣服表面の織布部分４７上に形成 されている、本発明の別の実施態様を示す。この実施態様では、第一実施態様に おける中間シート１６は完全に削除されている。衣服の織布面に直接貼付するた めに、高粘着性アクリル系接着剤は、単一のシートの隆起させていない周縁部４ ９の裏面４８に塗布されている。中央部には側部まち５１、５２が設けられ、ポ ケットの内容積を大 きくしている。開口スリット５３は、剥離可能なテープ５４で仮封止されている ので、点線で示す接着剤保護用剥離可能フィルム５５を剥がすまで、ポケットを キャンディー又は他の物品の容器として使用することができる。 別の製造工程としては、単一のシートの裏面４８全体をアクリル系接着剤で被 覆し、同寸法の剥離可能フィルム５５で被覆する。但し、フィルム中央部の周囲 を切断して、ポケット区画の輪郭を縁取る。従って、隅部の一つからフィルム５ ５を剥離しても、この中央部は残る。周縁部４９の接着剤で被覆した裏面のみが 露出し、布部４７に接着される。フィルムの中央部は、ポケットの内側ライニン グとして残る。第二の別の製造法として、アクリル系接着剤の中央部を化学的に 中和することもできる。これらの代替的方法は、打ち抜き感圧性ラベルの製造に 使用されるプレス機によって、簡便に行うことができる。まち５１、５２は、エ ンボス加工、若しくは中央部５０を一つ以上の区画から予め別途形成することに よって形成してもよい。 これと同様の封止された容器を、先に説明した本発明の好ましい実施態様１０ に従ってより簡便に作成できることがわかる。 本発明の好ましい実施態様を説明してきたが、本発明の精神及び添付請求項の 範囲から逸脱することなく、変更を行い、他の実施態様を案出することができる 。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成９年１２月２９日（１９９７．１２．２９） 【補正内容】発明の好ましい実施態様の説明 図面を参照して、図１及び図２に、好ましくは衣服の平滑で継目のない織布表 面に取外し可能に貼付することができる使い捨て多層ポケット１０を示す。この ポケットは、中央部１２を有する第一シート状材料１１を備え、この中央部１２ は、エンボス加工によって、シートの残りの周縁部１３の元のＹ−Ｙ’面と平行 且つ離隔するＸ−Ｘ’面まで隆起させてある。浮き出し深さは、１ｍｍ又は２ｍ ｍ（４０〜８０ミル）に限定することができる。記号、記章、図案、又はメッセ ージ描等の図形情報１４が、エンボス加工、印刷、着色、シルクスクリーン、又 はこれらの方法の組合せによって中央部１２に施されている。第一シート１１の 裏面１５は、周縁部１３に沿って、強力ゴム系ホットメルト樹脂接着剤１７又は ヒートシールによって、中間シート１６の外面に永久接着されている。中央部１ ２の上縁部に沿って切り込んだスリット１８により、第一シート１１と中間シー ト１６との間に形成される袋１８Ａに出入することができる。中間シートの内側 面１９全体が、高粘着性アクリル系接着剤の層２０で被覆されており、高摩擦係 数を維持し、織布等の別の表面に接触配置した際に、強力且つ剥離可能な接着を 提供する。製造時からポケットを衣服に貼付する準備をするまで、中間シートの 内側面全体に設けたアクリル系接着剤の層２０は、接着剤から容易に剥離するこ とができるように臘又はシリコンを含浸させた剥離可能なフィルム２１によって 保護されている。第一シート１１及び中間シート１６は好ましくは、高強度高ラ グ 含有量のボンド紙料、ビ ニールコーティングした布、天然又は合成織布又はパイル生地、若しくは合成可 撓性シート材料、若しくはこれらをラミネート加工又は非ラミネート加工によっ て多層に組み合わせたもので作成する。第一シートは最低限の延性と高い引裂強 さを有していなければならない。エンボス加工若しくは印刷された図形情報１４ に加えて、又はその代わりに、中央部１２を打ち抜きして、中間シートの外側面 ２３の一部を透視できる装飾パターン２２を形成してもよい。 従って、中間シートの内側面を剥離し、衣服の表面部分に対して押圧すること により、衣服の外面又は内面に、取外し可能な使い捨てポケットを即時に形成す ることができることがわかる。高粘着性アクリル系接着剤２０の代わりに、ポケ ットを衣服布上にアイロン付けすることができるより強力な熱可塑性接着剤を使 用すれば、永久的なポケットを形成することもできる。 装置の四隅にリベットを模したエンボス２４で示すように、装飾プリント又は エンボス加工を、第一シートの周縁部１３にも施してもよいことがわかる。 図３は、ポケットの製造に関わる種々の工程をまとめて一つの線図に示す。こ れら種々の工程は、連続して同時に行う必要はなく、異なる時に行ってもよいこ とがわかる。 シート又はリボン状の可撓性シート材料２５を、まず一対の印刷ローラー２６ 、２７間に通し、頂面に図形的装飾又はメッセージの印刷を施す。次いでシート を自然乾燥するか、若しくは乾燥ステーション２８に通した後、一対のエンボッ 請求の範囲 １．平滑で連続的な織布表面部を有する衣服と、使い捨てポケットとの組合せで あって、該ポケットは、 第一可撓性紙シートと、 該シートの内側面の周縁部を前記織布表面に取外し可能に接着するための手 段とを含む、衣服とポケットとの組合せ。 ２．前記接着するための手段が、前記周縁部に永久接着される外側面と、前記織 布表面に取外し可能に貼着するための手段を有する内側面とを有する中間紙シー トを含む、請求の範囲第１項に記載の組合せ。 ３．前記取外し可能に貼着するための手段が、 前記内側面を被覆する剥離可能接着剤の層と、 該接着剤を覆う剥離可能フィルムとを含み、該フィルムは、前記接着剤に対 する摩擦係数が低く、それにより該フィルムを前記内側面から剥離し、前記接着 剤層を露出させることができる、請求の範囲第２項に記載の組合せ。 ４．前記第一紙シートが、前記周縁部を除いた中央部を備え、該中央部が、エン ボス加工されて、前記周縁部と離隔し且つ平行な隆起面に位置する、請求の範囲 第３項に記載の組合せ。 ５．前記剥離可能フィルムに設けた印刷物をさらに含む、請求の範囲第４項に記 載の組合せ。 ６．前記第一シートが、 前記中央部を完全に包囲する、連続的周縁部を有し、該周縁部は前記中間シ ートに永久貼着され、 前記第一シートは、前記中央部の縁部に沿ってスリット開口を有し、該中央部 と中間シートとの間の空間への出入を提供する、請求の範囲第４項に記載の組合 せ。 ７．前記第一シートが、 内側面及び外側面と、 該外側面に施した図形情報と、 該内側面の連続する周縁部とを有し、該連続する周縁部は、前記衣服の前記 織布表面部分に永久貼着され、 前記第一シートはスリット開口を有し、該中央部と該表面部分との間の空間 への出入を提供する、請求の範囲第１項に記載の組合せ。 ８．前記中央部が、前記中間シートの外側面の一部を露出させる少くとも一つの 切り出し領域を有する、請求の範囲第４項に記載の組合せ。 ９．前記図形情報が、エンボス加工された記号を含む、請求 の範囲第４項に記載の組合せ。 10．前記スリットを仮封止する取外し可能なシールをさらに含む、請求の範囲第 ６項に記載の組合せ。 11．支持表面に取外し可能に取付けることができる一連のポケットを形成する方 法であって、該方法は、 可撓性シート材料の第一シート上に、ポケットの輪郭を規定する連続的領域 の輪郭をとる工程と、 前記各領域の内側面の周縁部に強力接着剤を塗布する工程と、 前記第一シートと実質的に同じ寸法である可撓性シート材料の第二シートの 内側面に、剥離可能接着剤を塗布する工程と、 前記第二シートと実質的に同じ寸法である可撓性シート座料の剥離可能な第 三シートで、前記面を覆う工程と、 前記第一シートの前記内側面と、前記第二シートの前記内側面と反対側の外 側面とを接触させ、該第一シートの該内側面の前記周縁部を、該外側面に永久固 定する工程と、 周辺部に包囲される前記各領域の一部にスリットを切り込む工程とを含む、 一連のポケットを形成する方法。 12．前記第三シート上に、情報を印刷する工程をさらに含む、請求の範囲第１１ 項に記載の方法。 13．前記強力接着剤を塗布する工程が、 前記各領域の内側面全体に、強力接着剤の層を施す工程と、 該強力接着剤の層を剥離可能フィルムで覆う工程と、 該剥離可能フィルムの周辺部を取り除く工程とを含む、請求の範囲第１１項 に記載の方法。 14．前記第一シートをエンボス加工して、前記周縁部を除く中央部を、前記中間 シートと平行且つ離隔する面に配置する工程をさらに含む、請求の範囲第１１項 に記載の方法。 15．前記強力接着剤を塗布する工程が、 前記各領域の内側面全体に、強力接着剤の層を施す工程と、 該強力背着剤の層の中央部を、化学的に中和する工程とを含む、請求の範囲 第１１項に記載の方法。 16．前記スリット上に取外し可能な封止ストリップを貼付する工程をさらに含む 、請求の範囲第１５項に記載の方法。 17．前記封止ストリップを貼付する前に、少くとも一つの製品を前記空間内に配 置する工程をさらに含む、請求の範囲第１６項に記載の方法。 18．前記第一シートを複数の可撓性材料層で形成する工程を さらに含む、請求の範囲第１６項に記載の方法。 19．支持面に取外し可能に取付けることができる一連のポケットを形成する方法 であって、該方法は、 可撓性シート材料の第一シート上に、ポケットの輪郭を規定する連続的領域 の輪郭をとる工程と、 前記各領域の内側面の周縁部に剥離可能接着剤を塗布する工程と、 前記第一シートと実質的に同じ寸法である可撓性シート材料の剥離可能な第 二シートで、前記内側面を覆う工程と、 周辺部に包囲される前記各領域の一部にスリットを切り込む工程とを含む、 一連のポケットを形成する方法。 【図１】【図２】 【図４】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．平滑で連続的な織布表面部を有する衣服と、使い捨てポケットとの組合せで あって、該ポケットは、 第一可撓性材料シートと、 該シートの内側面の周縁部を前記織布表面に取外し可能に貼着するための手 段とを含む、衣服とポケットとの組合せ。 ２．前記貼着するための手段が、前記周縁部に永久貼着される外側面と、前記織 布表面に取外し可能に貼着するための手段を有する内側面とを有する可撓性材料 の中間シートを含む、請求の範囲第１項に記載の組合せ。 ３．前記取外し可能に貼着するための手段が、 前記内側面を被覆する接着剤層と、 該接着剤を覆う剥離可能フィルムとを含み、該フィルムは、前記接着剤に対 する摩擦係数が低く、それにより該フィルムを前記内側面から剥離し、前記接着 剤層を露出させることができる、請求の範囲第２項に記載の組合せ。 ４．前記第一材料シートが、前記周縁部を除いた中央部を備え、該中央部が、エ ンボス加工されて、前記周縁部と離隔し且つ平行な隆起面に位置する、請求の範 囲第３項に記載の組合せ。 ５．前記第一シート及び前記中間シートを紙で形成する、請求の範囲第４項に記 載の組合せ。 ６．前記第一シートが、 前記中央部を完全に包囲する、連続的周縁部を有し、該周縁部は前記中間シ ートに永久貼着され、 前記第一シートは、前記中央部の縁部に沿ってスリット開口を有し、該中央 部と中間シートとの間の空間への出入を提供する、請求の範囲第４項に記載の組 合せ。 ７．前記第一シートが、 内側面及び外側面と、 該外側面に施した図形情報と、 該内側面の連続する周縁部とを有し、該連続する周縁部は、前記衣服の前記 織布表面部分に永久貼着され、 前記第一シートはスリット開口を有し、該中央部と該表面部分との間の空間 への出入を提供する、請求の範囲第１項に記載の組合せ。 ８．前記中央部が、前記中間シートの外側面の一部を露出させる少くとも一つの 切り出し領域を有する、請求の範囲第４項に記載の組合せ。 ９．前記図形情報が、エンボス加工された記号を含む、請求 の範囲第４項に記載の組合せ。 10．前記スリットを仮封止する取外し可能なシールをさらに含む、請求の範囲第 ６項に記載の組合せ。 11．衣服の織布部上にポケットを形成するための方法であって、該方法は、 可撓性材料の第一シート上にポケットの輪郭を規定する領域の輪郭をとる工 程と、 前記第一シートの外側面の前記領域内に図形情報を施す工程と、 前記シートの内側面の周縁部を前記布部に固定する工程とを含む、ポケット を形成するための方法。 12．前記固定する工程が、 前記周縁部を可撓性材料の第二シートの外側面に永久貼着する工程と、 第二シートの前記第一の面と反対側の内側面を前記布部に取外し可能に固定 する工程とを含む、請求の範囲第１１項に記載の方法。 13．前記取外し可能に固定する工程が、前記内側面を、剥離可能な接着剤で前記 布部に貼付する工程を含む、請求の範囲第１２項に記載の方法。 14．前記第一シートをエンボス加工して、前記周縁部を除く中央部を、前記中間 シートと平行且つ離隔する面に配置する工程をさらに含む、請求の範囲第１３項 に記載の方法。 15．前記中央部の縁部に沿ってスリットを切り込み、前記中央部と前記中間シー トとの間の空間への出入を提供する工程をさらに含む、請求の範囲第１３項に記 載の方法。 16．前記スリット上に取外し可能な封止ストリップを貼付する工程をさらに含む 、請求の範囲第１５項に記載の方法。 17．前記封止ストリップを貼付する前に、少くとも一つの製品を前記空間内に配 置する工程をさらに含む、請求の範囲第１６項に記載の方法。 18．前記第一シートを複数の可撓性材料層で形成する工程をさらに含む、請求の 範囲第１６項に記載の方法。