JP2002515812A - 超音波装置用冷却システム - Google Patents

超音波装置用冷却システム

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JP2002515812A JP55047998A JP55047998A JP2002515812A JP 2002515812 A JP2002515812 A JP 2002515812A JP 55047998 A JP55047998 A JP 55047998A JP 55047998 A JP55047998 A JP 55047998A JP 2002515812 A JP2002515812 A JP 2002515812A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、血管の狭窄及び閉塞領域を治療するために超音波を利用するための超音波治療システム及び方法であって、エネルギー源(815)と、治療部位へ超音波エネルギーを適用するための、少なくとも1つの伝達部材(A)を含んでいる超音波探針(200)と、超音波探針(200)の伝達部材と連通する通路(245)と、駆動機構(36)と駆動機構により駆動されるプッシャーブロック(34)と探針(200)を冷却するために通路(245)に液体を供給するための注入器(50)とを含む液体送出システムと、操作中に駆動機構からプッシャーブロック(34)が係合解除されるのを防止するためのロック機構(150)とから成る超音波治療システム及び方法である。

Description

【発明の詳細な説明】 超音波装置用冷却システム 関連出願についてのクロス・リファレンス 本出願は、合衆国法典第35巻119(e)、120に基づき、「超音波装置用 冷却システム」と題する1997年5月19日出願の米国特許出願番号第60/ 047,022号、及び「超音波伝達装置及びその使用法」と題する1997年 5月19日出願の米国特許出願番号第08/858,247号の同時継続先行出 願に優先権を請求する。 発明の属する技術分野 本発明は、一般的には超音波装置用冷却システムに関し、更に特定すれば、人 間又は他の哺乳動物内の部位を治療するために超音波エネルギーを用いる医療装 置に流体を送り込むためのポンプを含む冷却システムに関する。 発明の背景 血管等を閉塞する物質を剥離又は除去するために超音波装置を使用することは 当該技術分野においてはよく知られている。これらの装置では、血管を閉塞する 物質を除去しやすくするために、超音波エネルギーを単独で使用することもあれ ば他の治療手段と併用することもある。そのような装置の1つとして、超音波エ ネルギー源、ホーン、伝達部材、作動片又は先端部を含む長く伸びた超音波伝達 探針が人間又は他の哺乳動物の血管内の閉塞物を剥離させるために使用されてき た。そのような装置の1例が、米国特許第5,269,297号に開示されてお り、その内容をここに参考文献として挙げる。 冠状動脈の末梢部のような小さな血管内の遠い位置まで、長い距離、超音波エ ネルギーを伝達する必要がある場合、成功裏に行うのは難しかった。これが困難 なのは、部分的には、患者の血管に深刻な損傷を生じさせかねない過度の加熱を 引き起こすことなく探針の先端部に十分な超音波エネルギーを送り込むのが難し かったからである。この問題は、先に触れた参考文献米国特許第5,269,2 97号に述べられている。 初期には、超音波発振器を流体の流れるカテーテル内に配置する冷却装置を考 案して熱損失問題に取り組んでいる。このようなシステムの1つが、米国特許第 4,870,953号に述べられており、その内容をここに参考文献として挙げ る。しかし、このシステムは、追加の欠点を呈することなく、十分なエネルギー を持った十分な冷却性を提供するのに完全に満足できるものではなかった。 加熱の問題に加えて、患者内の遠隔位置に到達するように設計される探針は、 使用者が探針の先端部を治療位置に速やか且つ正確に配置できるように、容易に 操縦、誘導できるようなサイズでなければならない。操縦、誘導性を改善するた めには、探針は小さな案内カテーテル内に合うようなサイズになる。しかし、小 さな案内カテーテル内に合うように探針のサイズと断面積が小さくなるにつれ、 伝達ワイヤを冷却するために流体の通路として割くことのできる断面積も又減少 する。このように、超音波探針を小さな案内カテーテル内に適合させることので きる冷却システムが必要とされている。 従って、先行技術の不適切な点を克服する、超音波探針を冷却するための改善 されたシステムを提供するのが望ましい。 発明の概要 概略すれば、本発明は、超音波を利用して血管、特に冠状動脈の狭窄及び閉塞 領域を治療するための超音波治療システム及び方法を提供する。超音波治療シス テムは、エネルギー源と、近位端と遠位端とを有する伝達ワイヤ、ロッド又はそ の両方のような伝達部材を含む少なくとも1つの超音波探針を含んでいる。伝達 部材は、伝達部材上に送り込まれる冷却流体を入れるためのシースで被うことが できる。エネルギーがエネルギー源から伝達部材の近位端に供給されると、エネ ルギーは先端部を含む遠位端に伝達され、治療部位では長手方向の変位となる。 案内カテーテルを、その中に探針が滑動可能に配置できるように設けることもで きる。伝達部材は、流体がシースと伝達部材との間の経路を移動できるようにす るシース内に、部分的に入れることができる。案内カテーテルを注入器の出口に 導管で接続し、流体が注入器ポンプによって注入器から供給されるようにするこ ともできる。注入器ポンプは、ハウジングと、モーター、ギア、リードスクリュ ーを含む駆動機構と、注入器のプランジャーを押すようにリードスクリュー上に 装着されているプッシャブロックを含んでいる。駆動機構はプッシュブロックを 駆動し、プッシュブロックは注入器のプランジャーを押し、次に注入器が流体を 注入器の出口経由で探針に供給する。 超音波治療システムは当該システムを冷却するための冷却システムを含んでい てもよい。制御システムは、駆動システム内に故障が生じたか又は起ころうとし ているか否かを検知するための手段と、注入ポンプ又は流体導管システムの不調 を検知するために、注入器に掛けられる力又は圧力の上下限をモニターするため の手段と、流体の流量又は圧力の調整ができるように、プランジャー上で計測さ れる力に基づいて注入器プランジャーに掛けられる力を調節するための手段と、 そして/又は、ホーンの探針シースに対する望ましくない軸方向相対変位を避け るための、ホーンとトランスジューサーを接続するための迅速脱着継ぎ手とを含 んでいる。 従って、とりわけ、先行技術における欠点を克服した超音波装置用の冷却シス テムを提供することが望まれている。 本発明のもう一つの目的は、血栓、狭窄等を治療するための改良された装置を 提供することである。 本発明の又もう一つの目的は、超音波装置を冷却するための改良された方法を 提供することである。 本発明の更に又もう一つの目的は、医療装置に流体を送り込むための改良され たポンプを提供することである。 本発明のこの他の目的及び利点は、明細書及び図面からある程度明らかになる であろう。 従って本発明は、幾つかの段階及び1つ又はそれ以上のそのような段階の他の 各段階に対する関係、そのような段階を作り出すために適用されるエレメントと 部晶の配置の構造と組合せの特徴を具現化する装置を含んでおり、全て以下の詳 細な開示に説明する通りである。本発明の範囲は請求の範囲に示す。 図面の簡単な説明 添付図面と関係付けながら以下の説明を読めば、本発明はより十分に理解でき るであろう。 図1は、本発明の実施例に従って構築された冷却システムを含む、超音波伝達 システムの斜視図である。 図2は、本発明の実施例に従って構築された冷却システムの斜視図である。 図3は、本発明の実施例に従って構築された注入ポンプタイプアッセンブリの 斜視図である。 図4は、本発明の実施例に従って構築された注入ポンプアッセンブリーの平面 図である。 図5は、本発明の実施例に従って構築された超音波伝達装置の側面図である。 図6は、本発明の実施例に従って構築されたシース付き超音波伝達装置の遠位 端部の拡大側面図である。 図7は、本発明の実施例に従って構築された、プランジャー付き注入器と係合 されたロック機構の断面図である。 図8は、本発明の実施例に従って構築されたロック機構の側面図である。 図9は、図8に示すロック機構の側面図である。 図10は、本発明の実施例に従って構築された図9のロック機構の10−10 矢視断面図である。 図11は、本発明の実施例に従って構築された図8のロック機構の11−11 矢視断面図である。 図12A及び12Bは各々、本発明の実施例に従って構築されたロック機構の 非係合及び係合位置における断面図である。 図13A及び13Bは各々、本発明の他の実施例に従って構築されたロック機 構の非係合及び係合位置における断面図である。 図14A及び14Bは各々、本発明の他の実施例に従って構築されたロック機 構の非係合及び係合位置における断面図である。 図15A及び15Bは各々、本発明の他の実施例に従って構築されたロック機 構の非係合及び係合位置における断面図である。 図16A及び16Bは各々、本発明の他の実施例に従って構築されたロック機 構の非係合及び係合位置における断面図である。 図17は、先行技術によるトランスジューサーケーブルコネクターの側面図で ある。 図18は、本発明の実施例に従って構築されたトランスジューサーケーブルコ ネクターの側面図である。 図19A及び19Bは、先行技術によるハーフナット設計の断面図である。 図20は本発明の実施例に従って構築された電子制御システムの図解である。 好適実施例の詳細な説明 十分なエネルギーを探針の先端部に伝達して血管内の遠隔位置にキャビテーシ ョンを起こすことのできる超音波探針を提供することが望まれている。遠隔位置 に到達するのは、探針が通り抜ける必要のある血管系が曲がりくねっているため 難しいので、小型案内カテーテル用のサイズになった探針なら誘導性、操縦性、 及び探針の効用を大幅に向上させるであろうと判断された。しかしながら、探針 の直径のサイズを小さくすると、探針の全体としての断面積が縮小するのにつれ て、冷却剤の通路用に使える探針内の断面が縮小される傾向となり、冷却問題が 持ち上がった。 血栓や閉塞等を剥離する効果的な方法は、超音波探針を使用して超音波エネル ギーを患者の血管系内の選択領域に送出することであるのも確認されている。比 較的大きな直径の近位端を有する探針に超音波エネルギーを送出することが望ま しいということも確認されている。しかしながら、直径が大きいと剛性が高くな りすぎ、挿入の問題が派生する。従って、上記の目的を達成するために、超音波 源から超音波エネルギーを受け取る大きな直径の近位ホーンセクションから比較 的細く柔軟性のある伝達媒体へと、伝達パワー、強度又は誘導性を著しく損なう ことなく迅速な伝達のできる探針が提供される。 改良された超音波探針の実施例としては、これに限定するわけではないが、図 1、5、6に探針200として全体的に示しており、又1997年5月19日出 願の出願番号第08/858,247号の「超音波伝達装置及び同装置の使用方 法」と称する同時継続出願にも示しており、後者の内容は参考資料としてここに 挙げる。 探針200は、直径Aiを有する近位端229を含む先細のホーン225で形 成されている。近位端229は、超音波エネルギー源に繋がれた場合、装置全体 によりサポートされる定常超音波に関して最大変位位置に配置されることが望ま しい。ホーン225は、近位端229からセクションAの間でテーパが付けられ て直径が縮小され、移行域Bの間は直径Afとなり遠位端230に至っている。 近位端229は、血栓や閉塞等を治療するのに足るエネルギーを受け入れるの に十分に広くなくてはならない。しかしながら、最適な柔軟性を提供するために は、エネルギー、強度及び誘導性を著しく損なうこと無く、探針200の遠位部 の直径をできる限り小さくすることが望まれる。更に、直径の縮小は、超音波振 動を増幅するような方法で実現されることが望ましい。 探針200のセクションCは、移行域Bから末端に向けて延び質量即ち先端部 250で終止している。超音波装置200は共振周波数モードで作動し、即ち近 位端229に超音波刺激作用によりエネルギーが与えられると定常波をサポート するように作動するので、質量250は最大変位(波腹部)位置に配置されるこ とが望ましい。 セクションCは、1本又は多数のワイヤを有する多数のサブセクションを含ん でいてもよい。例えば、セクションCは、移行域Dで並列長の複数の伝達媒体2 60に移行する単一の伝達ワイヤ240を含んでもよく、この伝達媒体260の それぞれはワイヤ240の直径よりも小さい直径を有している。移行域Dは、い くつかの並列長の伝達媒体を単一の伝達ワイヤに連結するジョイント又はカップ リング255を含んでもよい。そのような配置では、移行域Dの機械的強度が最 大負荷を支えることは難しく、したがって、移行域Dは最大変位(最低応力)位 置に又その近くに配置されるべきである。しかし一般的には、移行域Dは変位波 節部又は波腹部、あるいはその間何れの位置に配置してもよい。 熱として失われるエネルギーを消散させるために、本発明による探針は、水、 食塩水、又は血管内に導入できる他の流体等の冷却剤で潤されていなくてはいけ ない。冷却剤は、例えば探針のいくつかのセクション又は全セクションの周りに シース245(図6)を組み付けるなどして、探針上及びその周囲に送り込むこ とができる。シース245は、定常波の1つ又はそれ以上の変位波節部で探針に 固定してもよいが、近位移行セクションBであるセクションAの変位波節部の何 れかの位置で固定するのが望ましい。このような装置の1例を図1に示す。意図 する位置に装置を操縦したり位置づけたりする役目を負うガイドワイヤ又は他の 補助用具のための通路を設けるために、追加的なシースを組み込んでもよい。シ ース245は、ポリイミドのような高強度、薄肉、低摩擦の材料で形成するのが 有利である。 超音波装置200の当該セクションを組み立てるための技術は、薬剤の吸収を 増強させ、細胞の自滅を引き起こし、そして/又は組織、腫瘍、閉塞症等を治療 するために、身体の内外を問わず、超音波エネルギーを増進させたり焦点合わせ したりするシステムに、腹腔鏡外科処置、脂肪吸引で超音波メスの代わりに使用 されるシステムに、そして癌放射線療法に関して組織の低体温化を引き起こすシ ステムなどにも同じように応用できると考えていただきたい。更に、ストレプト キナーゼ、ウロキナーゼ、血小板抑制物質、造影剤、及び他の液体等、その機能 及び効用が超音波により強化されるか、或いは治療部位に超音波を当てる効果を 増強するような医薬物質を、超音波探針を冷却するための冷却液内に注入しても よいし、超音波探針内外の別の通路を通して治療部位に送り込んでもよい。 図5では、ホーンセクションの一部としての一定直径セクションを持つ探針を 探針200として全体的に示している。ホーン225は、先細のセクション22 6と第1定直径セクション227を有しているが、超音波エネルギー源に連結さ れるように作られている。図1では、超音波エネルギーは、コントローラ815 により供給される。エネルギーは、電源246により同軸ケーブル247を介し て迅速脱着器248まで供給され、この迅速脱着器248が同軸ケーブル247 をトランスジューサー249に接続している。トランスジューサー249は、ホ ーン225にしっかりと接続されている。探針200は又、移行域B(図5)の 遠位端でホーン225に連結されている伝達部材240、及び伝達部材240の 遠位端に連結されている先端部250も含んでいる。その内容を本願で も参考資料として取り上げている、米国特許第5,269,297号、並びに出 願番号不詳の「超音波探針のためのフィードバック制御システム」という名称の 同時継続出願に開示されている超音波エネルギー源が適している。 先端部250は、先端部250の近位端の3つの開口部を使って3本の細いワ イヤ260に連結されている。好適実施例では、カップリング255と先端部2 50の3つの開口部は、カップリング255と先端部250の中心軸と同軸の正 三角形を形成するように配置されている。先端部250にはまた、ガイドワイヤ 用の開口部が設けられており、ガイドワイヤチューブがその開口部に取り付けら れ、その端から近位端(及び遠位端)に向かって延びている。細いワイヤ260 は、先端部250と連結ジョイント255の間に延びる細いワイヤ用のシース2 61で別に覆われている。細いワイヤ用シース261の遠位端と先端部250の 近位端の間に設けられる間隙260が有用である。この間隙は、探針の作動中に 起きるであろうシースの長さの如何なる伸長よりも大きくなければならない。ワ イヤ240にもシースがかぶせられており、そのシースはワイヤ260の別のシ ース261に接合され冷却剤ポートまで近位端に向けて延びているが、その冷却 剤ポートを通して226、227、240、260の各部の全部又は一部を潤す ために冷却剤が注入される。 冷却剤を超音波探針200に送り出すよく知られた方法の1つには、患者に薬 品を注入するために普通使用されるような、注入器ポンプ型装置を使用する方法 がある。このようなポンプは低圧で作動し、最大プランジャー力は6−12psi の範囲にある。注入器ポンプ型装置は、一般的には、モーター、プッシャーブロ ック、リードスクリュー、及び注入器を含んでいる。プッシャーブロックは、一 般的にはハーフナットを含み、このナットはリードスクリューの下に配置され、 リードスクリューに対して圧縮バネにより保持されている。モーターがリードス クリューを回転させるとハーフナットがリードスクリューのねじに乗って進み、 これによりプッシャーブロックが注入器プランジャーに対し押しつけられて、液 体を注入ラインに押し出す。 液体フローに対する断面許容差は、(7号フレンチ案内カテーテルのような) 細い案内カテーテルに適合するサイズへ合わされた探針ではよりタイトであり、 且つ伝達ワイヤを冷却するには一定の流量が望ましいので、狭い通路を通って十 分な液体を流すためには液体は20psiよりも高圧で送出しなければならない。 冷却剤通路断面が狭くなるというこの問題には、従来型の低圧ポンプでは小型 案内カテーテル内に収まるサイズとされた超音波探針を冷却するために必要な流 量を送り出すことができず、探針を冷却する液体を送出するための高圧ポンプを 提供することにより対応することができる。しかしながら、従来型の注入器ポン プは冷却剤システムに高圧を供給するのには必ずしも都合のよいものではない。 例えば、冷却剤を探針に供給するために注入器のプランジャーを駆動するプッシ ャーブロックアッセンブリは、リードスクリューに追従できないであろう。 先に注記したように、従来型の注入器ポンプは低圧で作動し、プッシャーブロ ックアッセンブリを、ハーフナットをリードスクリューに対して圧縮バネで付勢 するというハーフナット設計と共に使用している。このようなハーフナット設計 は、縮小された冷却剤通路断面を有する超音波探針に必要とされる高圧下で作動 するには適していない。 先行技術のハーフナット設計の1例を、図19A及び19Bの断面図に示して いる。プッシャーブロック334は、ハーフナット305とプランジャー308 を収容するハウジング390を含んでいる。ハーフナット305は、リードスク リュー310の下にほぼ垂直に配置され、スクリュー310に対して圧縮バネ3 20により付勢されている。バネ320のバネ力は、ハーフナット305をリー ドスクリュー310に対して抑えつけるのを維持するのに足るように選ばれる。 プッシャーブロック334は押しボタン360も含んでおり、このボタン360 はプランジャー308に接合されており、プランジャー308からハウジング3 90のボア391を通って延びている。押しボタン360は、シャフト361と キャップ362を含んでいる。 プッシャーブロック334は、押しボタン360を押すとリードスクリュー3 10に沿うように位置づけられているので、プランジャー308はバネ320に 対抗して作用することによりハーフナット305をリードスクリュー310から 解放する。 リードスクリュー310が駆動機構(図示せず)により回転させられると、ハ ーフナット305は、プッシャーブロック334がプッシャーブロック334と 同一線上に置かれた注入器(図示せず)に出合うまでリードスクリュー310の ねじ山に沿って動く。その時点で、ハーフナット305の外端はプッシャーブロ ック334の内側に力を働かせ、それにより注入器に力が及ぶ。プッシャーブロ ック334により働く力が注入器の対抗力よりも大きくなると、プッシャーブロ ック334は注入器のプランジャーを駆動し始め、それにより液体を注入器から「 押し出す」。 このように、従来のプッシャーブロック334は、リードスクリューに対して 浮動するように設計されたハーフナットを含んでいた。リードスクリュー310 が回転を始めると、ハーフナット305には、ハーフナット305をリードスク リュー310のねじ山から離すように働く垂直力が生じる。ハーフナットは、横 向きにシフトすることにより垂直力が小さくなり、それにより直角方向の合計力 を減少させるように「浮動」する。この浮動状態は、ハーフナット305にかか る負荷が軽い場合には有効である。しかし、より大きな圧力がハーフナット30 5に掛けられると、ハーフナットは時としてリードスクリュー上で滑りを起こす こともある。滑りを防ぐための1つの方法は、圧縮バネ320のバネ定数kを大 きくすることである。しかしながら、バネ力が増大すると、作業者が押しボタン 360を押して、プッシャーブロック334をリードスクリュー310に沿って 位置決めするためにハーフナット305を解除するのが非常に困難になる。 ハーフナット305のねじ山全部をリードスクリュー310に完全に係合させ るにはバネ力では十分でないことも確認されている。その結果として、ポンプが 作動すると、リードスクリューの垂直力のせいでハーフナット305は下方にシ フトして、ハーフナット305の先端だけをリードスクリュー310と係合させ ながら動き続ける。この装置では、ハーフナット305の一番上の角のねじ山が 過度の摩耗を起こし、その結果リードスクリュー310からのハーフナット30 5への力の伝達が弱くなる。 このように、作動中は、ハーフナットのねじにかかる垂直力が、ハーフナット がリードスクリューのねじ山をジャンプしたり滑ったりする原因となることもあ る。これが起きると、プッシャーブロックは、一定の速度で前進しなくなり、そ れによって液体の流量の変動が起き、探針を冷却するのに一定の流量に頼ってい る患者を危機に陥れることになる。 研究されたある1つの解決策は、ねじに掛かる高い力を補償するためにバネの 強さを増すことであった。しかしながら、バネの圧力を上げると、使用者がプッ シャーブロックを手動で位置決めするのがより困難になった。 改良されたプッシャーブロックアッセンブリを提供するには、第2の付勢力を 設けて、ハーフナットをリードスクリューに対して確実に噛み合わせ、プッシャ ーブロックがリードスクリューを確実に追従するようにし、これにより超音波探 針を冷却するための一定の液体流量を供給できるようにするのが有用であると確 認された。 図1及び図2では、全体を500として、本発明の1つの好適実施例により構 成されている冷却システムが開示されており、図中同じ要素には同じ番号を付け ている。冷却システム500は、ハウジング32、コントローラ815、液体送 出用の注入ポンプ30、液体を受け入れるための超音波探針200、及びポンプ 30を探針200に連結するための液体導管98を含んでいる。 探針200が作動する際には、コントローラ815が注入ポンプ30に注入器 50から液体を汲み上げるように信号を送ると、冷却システム500は冷却剤を 超音波探針200に供給する。注入器ポンプ30が作動すると、液体は注入器バ ルブ99を介して液体導管98を通りカテーテルバルブ96まで、そして最終的 に探針200まで圧送されるが、その際液体はシース245と伝達ワイヤセクシ ョン227、240及び/又は260の少なくとも一部の間を通過する。伝達ワ イヤを潤す冷却剤が無い状態では超音波探針200が過熱するような速度のとき には、伝達ワイヤセクション227、240、260から散布される熱が流れる 液体に伝わりそれによって伝達ワイヤセクションから導出されるようにするため に、伝達ワイヤ上に液体が一定速度で確実に流れるようにすることがこの上なく 重要である。冷却液が無いと、探針200の伝達ワイヤセクションは患者に重傷 を負わしかねないレベルにまで素早く加熱されることもある。 図1及び2に示すように、ハウジング32は、ディスプレイパネル79、後部 パネル140、後部ケーシング141、前部ケーシング142を含んでいるが、 これらは全てプラスチック材料で成型して接合することができ、更に、後部パネ ル140にケーシングヒンジ78で丁番付にされた上部ケーシング83を含んで いる。上部ケーシング83は、注入器ポンプ30を露出させるために、ケーシン グヒンジ78の周りを回転することができる。ディスプレイパネル79は、オペ レータ制御パネル(図示せず)を含んでいる。後部パネル140は、フットペダ ルケーブル(図示せず)を受けるためのフットペダルプラグ145、サービスポ ート146、パワープラグ147を含んでおり、各々後部パネル140内の容易 にアクセスできる位置に配置されている。 図2と3では、注入器ポンプ30はハウジング32内に収められており、その ハウジング32内に配置されハウジング32により支持されるサポート90を含 んでいる。図3に示すように、サポート90は、上部プラットフォーム91、ハ ウジング32内に支持される底部プラットフォーム92、及び底部プラットフォ ーム92と上部プラットフォーム91に連結されている第1直立部材76と第2 直立部材77を含んでいる。 図7に明快に示すように、ポンプ30の注入器50は出口55を備えた遠位端 204とフランジ53を持つ近位端205とを有するバレル52を含んでいる。 注入器50は又、近位フランジ56を持つ近位端207と、バレル52内に嵌合 する寸法の遠位フランジ206を持つ遠位端206とを有するプランジャー54 を含んでいる。 図2と3に戻るが、ポンプ30のクレードル46は上部プラットフォーム91 に支持され、上部47と下部48とに分割されヒンジ49で接合されてロックダ ウン機構51により解除可能に接続されている。 上部47はヒンジ49のまわりを軸旋回し、注入器50のバレル52がクレー ドル46の下部48内に位置決めできるようにしているので、バレル52をプッ シャーブロック34と正しく整列させることができる。注入器50は、プランジ ャーフランジ56の上面がプッシャーブロック34に面するようにクレードル4 6内に配置される。クレードル46の上部47がバレル52上で閉じられると、 バレルフランジ53は、クレードル46によって、プッシャーブロック34と同 じ方向に動かないようにされる。従って、正しく位置づけられた場合には、バレ ルフランジ53はクレードル46内には配置されない。むしろ、フランジ53の 下側53aが、図4に関連して以下に説明するが、プッシャーブロック34が駆 動されてリードスクリュー44に沿って液体分配方向に動くとき、バレル50が プッシャブロック34と同じ方向に動くことを防止するために、ロックダウン機 構51に接している。 図4では、ハウジング32内に取り付けられている注入器ポンプ30も駆動機 構36を含んでいるが、この駆動機構はレジューサ42に連結されたシャフト4 1を有するモーター40を含み、レジューサはリードスクリュー44を回しプッ シャーブロック34をリードスクリューに沿って移動させる。プッシャーブロッ ク34は、第1レール80と第2レール81により案内される。第1レール80 と第2レール81は、第1直立部材76と第2直立部材77各々の端に取り付け られている。リードスクリュー44の速度は、直立部材76に取り付けられたエ ンコーダ39によりモニターされコントローラ815にフィードバックされる。 リードスクリュー44はベアリング(図示せず)により軸支持されており、こ のベアリングは第1直立部材76と第2直立部材77に支持されている。リード スクリュー44にはねじが切ってあり、好適実施例では鋼製でUNF3/8”x 24に成形されている。リードスクリュー44をモーター40に作動的に連結す るリジューサ42は、モーターシャフト41の速度を適当なポンプ又はリードス クリュー速度に減速するため、適当なサイズのギアを含んでいる。ある好適実施 例では、リジューサ42は、12.6対1の比で回転速度を落としながらモータ ーシャフト41からの回転をリードスクリュー44に伝達する、タイミングベル トとプーリとの組み合わせを含んでいる。ギア減速はリードスクリューの速度を 下げる一方で、同時に、同じく12.6対1の比で注入器ポンプに利用できるト ルクを上げる。当業者であれば、リードスクリュー44を適当な速度とトルクで 駆動するための他の駆動機構を考案できると理解される。 これより図8から11に入るが、プッシャーブロック34は、ハウジング66 とそれに付けられたウイング68を含んでいる。ウイング68は、T字棒73と プッシャーブロック付勢アッセンブリ62を含んでいる。T字棒73は、作動中 のプッシャーブロック34内の振動を低減する一助となるプラスチック材料製で あるのが有利である。ハウジング66は、リードスクリュー44に実質的に垂直 に配置され、アルミニウムのような強くて軽い材料で作られているのが有利であ る。図10の断面図に描かれているように、ハウジング66は、上3分の1部分 は概ね筒状であり、中央3分の1部分は両側に張り出してスカート95を形成し ており、次に、上部プラットフォーム91(図3)を収容するために断面直径を 縮小し、それから上部プラットフォーム91の下に張り出して長方形ブロック状 の基部85を形成している。ハウジング66には、プッシャーブロック付勢アッ センブリ62を収容するプラグボア87を形成するため内孔が開けられている。 図11では、付勢アッセンブリ62がハウジング66内に下部プラグ119によ り保持されている。ハウジング66の上3分の1部分は、T字棒73をその上に 保持できるようにする2つの相対する溝67を有している。 ウイング68はT字棒73上に保持されており、T字棒73はハウジング66 の溝67上に保持され、一方に第1アーム71、他方に第2アーム72、それか らウイングキャッチ74及びピン75を含んでいる。第1アーム71は第2アー ム72及びウイングキャッチ74と一体的に接合されている。ウイングキャッチ 74は、下面74aとノッチ74bを含んでいる。ウイング68は、金属または 複合材料で形成してもよいが、アルミニウムで作られていることが望ましくもあ り有利でもある。 ハウジング66の基部85は、第1ボア86をその片方に、第2ボア88をも う片方に、そしてその間に中央ボア89を有しており、プッシャーブロック34 に安定性を提供するためハウジング66内で同一面に配置されている。このよう にボア86、88、89は、同じ面に沿ってお互いに間隔をあけていることがの ぞましい。図8に移るが、ボア86及び88内には、基部85の摩耗を最低限に 抑えるためにブッシング86a及び88aが配置されており、テフロンで形成さ れていることが望ましい。ボア86には、プッシャーブロック34がリードスク リュー44に沿って移動する際に安定性を保つため、更にチュービング86bが 設けられているが、これは青銅製であることが望ましい。第1ボア86と第2ボ ア88はそれぞれ、ブッシング86aとチュービング86bと第1レール80、 ブッシング88aと第2レール81、という組み合わせを収容する寸法である。 中央ボア89は、リードスクリュー44を収容できるサイズになっている。第1 レール80と第2レール81は、プッシャーブロック34が確実にリードスクリ ューと整列するために、そしてプッシャーブロック34がプランジャー54に対 して駆動されるとき発生するねじれ力に対抗するために設けられている。このよ うなやり方で、プッシャーブロック34は注入器50のプランジャー54を滑ら かに動かせるようになっている。 図8及び10に最も明瞭に示すように、ハウジング66の中にはプッシャーブ ロック付勢アッセンブリ62が配置されており、又ハウジング66の上をウイン グ68が移動する構造となっている。ハウジング66はまた、アンチサイホンキ ャッチ65と圧力板35も含んでいて、それらは一体的に接合されており、プラ スチック製であることが望ましく、ハウジング66上に取り付けられている。ア ンチサイホンキャッチ65はV字形で、中央ボア89上のスカートのところでハ ウジング66に接合されている。アンチサイホンキャッチ65には、フランジ5 6を受け容れる形状をしたノッチ64がある。ウイングキャッチノッチ74bも 同様に、フランジ56を受け容れる形状となっており、アンチサイホンキャッチ ノッチ64の向かい側にある。このように、冷却剤が注入器50から送出される 前に、フランジ56がアンチサイホンキャッチ65及びウイングキャッチノッチ 74b内に配置されると、プッシャーブロック34から独立して移動することは できなくなる。圧力板35は、ハウジング66上に取り付けられているため、フ ランジ56がキャッチ65内に配置されると、圧力板35が注入器プランジャー フランジ56を直接押して、液体を注入器バレル52から押し出す。 図7、8、11に示すように、約0.03インチの厚さであることが好都合な 圧力センサー70は、導電ゴム層の最上に配置される幾層ものトレースと圧力板 35の面で形成することができる。ある好適実施例では、圧力センサー70はセ ンサーボタン70aを含んでおり、このボタン70aは、プランジャーフランジ 56がアンチサオホンキャッチ65及びウイングキャッチノッチ74aと係合さ れプッシャーブロック34がモーター40により駆動されるとき、プランジャー フランジ56にかかる圧力が押しボタン70を押して圧力センサー70の層を圧 縮するように、圧力板35上に取り付けられている。圧力センサー70は、出力 信号をコントローラ815に供給し、コントローラ815はそれによりプランジ ャーフランジ56に掛けられる圧力をモニターする。 図10と11では、ウイング68は、ハウジング66の平面図から見た場合に 「T」の形であるT字棒73と重なるように形成されている。T字棒73は、そ の外端が第1アーム71及び第2アームのところでウイング68に取り付けられ ている上部132と、溝67を通ってハウジング66のプラグボア87内へ延び てその上に乗っているステム133を含んでいる。T字棒73は、アーム71と 72にボルト留めされていることが望ましい。上部プラグ119は筒状で、プラ グボア87内に嵌合するサイズであり、ステム133にぴったりと嵌合するよう 加工されている。ステム133は、ボルト134を受けるために、長さ寸法に垂 直に、プラグボア87の方向に内孔があけられており、ボルト134はプランジ ャーバネ112の下端をステム133にそしてアッパープラグ119に接合させ ている。アッパープラグ119は青銅を加工したものであるのが好ましく、プラ グボア87の中央ウイング68を補助したり、ウイング68が溝67に沿って上 方に引かれるときにウイング68を案内したりする働きをする。このような上方 へ引っ張る力が無ければ、プランジャーバネ112は、溝67内の行程の低い箇 所に向けてウイング68を付勢する。 図10と11に示すように、プッシャーブロック34のプッシャーブロック付 勢アッセンブリ62は、押しボタン60、プランジャー上端113とプランジャ ーアクチュエータ114を有するプランジャー110、圧縮バネ115、及びロ ック機構100を含んでいる。プランジャー100は青銅製であることが望まし い。上端113は、押しボタン60に接合され、プランジャーバネ112の上端 を受けるために内孔があけられている。押しボタン60はアルミニウム製である ことが望ましく、シャフト63を有し、そのシャフトにはプランジャーバネ11 2が挿入できるように内孔があけられている。このように、プランジャーバネ1 12は、ステム113、プランジャー110、及び押しボタン60により形作ら れる空間を占有する。プランジャー動作端114は、圧縮バネ115を収容する よう加工されており、圧縮バネ115はハウジング66内の下部プラグ 119とプランジャーアクチュエータ114の間に配置されている。 本発明のある好適実施例では、図10及び11に示すように、プランジャー1 10は、上端126と下端127、並びに上部128と下部129とを有するボ ア125を有している。ボア125は、リードスクリュー44が上部128また は下部129のどちらでもその内に位置づけられるようなサイズになっている。 ボア125の下端127は、リードスクリュー44と係合できるようにねじが切 ってある。 第1位置では、圧縮バネ115は下端127をリードスクリュー44に対して 付勢する。第2位置では、プランジャー110が押しボタン60にかけられた下 方向への力により動かされると、下端114は圧縮バネ115の力に対抗し、下 端127のねじ山はリードスクリュー44のねじ山から外れ、プランジャー11 0は下方向に移動し、それによりリードスクリュー44はボア125の上部28 に収められる。この方法で、プッシャーブロック34はリードスクリュー44の 長さに沿って位置決めできるようになる。 冷却システム500の作動について、図2と7を参照しながら説明する。まず プッシャーブロック34がリードスクリュー44との係合を解かれるとと、使用 者は、プランジャーフランジ56をアンチサイホンキャッチ65内に位置決めす ることにより、注入器50とプッシャーブロック34を整列させる。プランジャ ーフランジ56をアンチサイホンキャッチ65に位置決めすると、使用者はプッ シャーブロック34をリードスクリューと係合させる。 従来のハーフナット設計で指摘された滑り問題を克服するには、リードスクリ ュー44をプッシャーブロック34に対して「ロックする」ために追加的な付勢 力が必要であることが確認されている。図16Aと16Bに示す本発明のある好 適実施例は、従来のハーフナット設計の構成要素のいくつかを採用して設計され た。ハーフナット120をリードスクリュー44に対して付勢するのに圧縮バネ 115のみに頼るのではなくて、ロック機構150が本発明の1つの実施例に従 って追加された。 ロック機構150はアルミニウム製であることが望ましく、さね101、動作 部102、爪バネ118を有する爪103で形成されている。ハーフナット 120にはリードスクリュー44と噛み合うためにねじ山が切られ、さね101 を受けるためにノッチ122の切欠きが設けられている。爪バネ118は、ハウ ジング66上でハーフナット120より上の位置で爪103を丁番付けにするよ うにハウジング66に接続されており、プランジャー110とハーフナット12 0の間に配置されている。ロック機構150を係合位置で描いている図16Aに 示すように、ロック機構150は、さね101がハーフナット120のノッチ1 22中に収まるようにバネ付勢されている。 クレードル46に注入器50を充填するに当たっては、使用者はウイング68 を図16Bに矢印Xで示す方向に持ち上げると同時に、押しボタン60を図16 Aの矢印Yで示す方向に押し下げる。プッシャーブロック34は、作業者が押し ボタン60を親指で押す一方で、2本の指をウイング68の下側69にあてがい ウイング68を上げるように設計されている。ウイング68は、プッシャーブロ ックハウジング66の溝67を、ウイング68が上方行程移動の限界に到達する まで移動できるようになっている。 図16Aに示す第1位置若しくはロックされた位置では、ハーフナット120 はリードスクリュー44のねじ山に接触し、ウイング68はプランジャーバネ1 12によりその下位置に付勢される。図16Bに示す第2位置若しくは解放位置 では、ウイング68はその行程の上限位置にあり、押しボタン60はプランジャ ー110をハーフナット120内に押し込むように押され、これによりハーフナ ット120がリードスクリュー44から解放される。 この実施例では、使用者が押しボタン60を矢印Yの方向に押すと、プランジ ャー110はリードスクリュー44に対し実質的に垂直な方向に下向きに力を加 えられることになる。押しボタン60にかけられる下向きの力は、ハーフナット プランジャー110に伝えられ、ハーフナットプランジャー110はハーフナッ ト120に向けて下向きに移動する。選択された距離を移動すると、プランジャ ー110のアクチュエータ114は、爪103の動作部分102に接触し、それ により爪103を矢印Zで示す反時計回りに軸旋回させ、さね101をハーフナ ットノッチ122から係合解除する。このような方法で、プランジャー110は ハーフナット120に接触し、使用者により押しボタン60に働きかけられた力 を圧縮バネ150に伝送することができ、それによってハーフナット120をリ ードスクリュー44との係合から解く。この位置で、使用者がプッシャーブロッ ク34をリードスクリュー44の上に位置決めすると、注入器50は作動可能状 態になる。 本実施例では、爪103を開放するには押しボタン60を押すだけでよい。し かしながら、この位置では、ウイングキャッチ74の底面74aからアンチサイ ホンキャッチ65の上面65aまでの距離Wは、注入器プランジャーフランジ5 6をウイングキャッチ74とアンチサイホンキャッチ65の間に配置するのに十 分に長いとはいえない。従って、注入器50のプランジャーフランジ56をアン チサイホンキャッチ65内に配置するには、使用者はウイング68を図16Bの 矢印Xで示す方向に引き上げる。こうして、ウイング68に接合されている上部 プラグ119がプランジャーバネ112を底つきさせるまで、ウイング68をプ ランジャーバネ112に抗して溝67内を上方に移動させてると、距離W’はプ ランジャーフランジ56を収容するのに十分な長さとなる。使用者はここで、注 入器バレル52をクレードル46に置き、プッシャーブロック34を注入器プラ ンジャー54までスライドさせて、プランジャーフランジ56をアンチサイホン キャッチ65内に配置する。一旦プランジャーフランジ56がアンチサイホンキ ャッチ56内に正しく配置されると、使用者はウイング68を解放してウイング キャッチ74にプランジャーフランジ56を圧力板35に対してロックさせる。 プランジャー54は、プランジャーバネ112の圧縮力によりこの位置に保持さ れる。 使用者が押しボタン60にかけた圧力を解除すると、ハーフナット120は圧 縮バネ115によりリードスクリュー44に対して付勢され、爪103は爪バネ 118の力により矢印Zとは反対の時計回りに軸旋回するので、さね101はノ ッチ122と係合して、それによりハーフナット120はリードスクリュー44 に対してロックされる。この位置では、使用者はもはや、プッシャーブロック3 4をリードスクリュー44に沿った移動方向に動かすことはできない。 本発明のこの実施例では、使用者が押しボタン60を押す前にウイング68を 持ち上げるようにさせるため、圧縮バネ115のバネ定数kをプランジャーバネ 112のバネ定数よりも大きな値に設定するのが好都合である。即ち、使用者が 押しボタン60を押しながらウイング68を引き上げると、使用者は通常、最初 にプランジャーバネ112のより軽いバネ負荷に打ち勝ってから、次に、ロック ナット120をリードスクリュー44から係合解除する前に、ウイング68を上 げることになる。したがって、本発明のある好適実施例では、ロック機構150 は、ユーザーがウイング68を持ち上げながら同時に押しボタン60を押す場合 に限り解除できるようになっている。 本発明の第2実施例につき図10と11で示すが、同じ部分には同じ番号をふ っている。図16A及び16Bでハーフナット120と符号の付けられた構造は プランジャー110と一体的になっており、プランジャー110はロック機構1 00により第1位置に維持されている。本実施例は、ロック機構100がプラン ジャー110の全長に沿ってどこにでも配置できるようになっている。図11、 12A、及び12Bに示すように、ロック機構100は、ハウジング66内のチ ャネル107とプランジャー110の凹部109内に配置されているボールベア リング108を含んでいる。 この実施例の動作について、図12Aと12Bを参照しながら説明する。プッ シャーブロック34は、ロック機構100が係合状態である第1位置にあり、そ れによりプランジャーねじ山128はリードスクリュー44に対して付勢された 状態になっている。この位置では、ボールベアリング108は、プランジャー1 10の凹部109内に位置付けられていることにより、プランジャー110が下 方向に移動することを防いでいる。この位置では、ボールベアリング108は中 央部73により保持されており、中央部73はバールベアリング108が矢印V の方向に移動することを防いでいる。このように、ポンプ注入器30が作動して 例えば85psiまでの圧力を伝達すると、リードスクリュー44はプランジャー ねじ山127に対してロックされているので、プッシャーブロック34はリード スクリュー44上で確実に噛み合い、超音波探針200を冷却するために一定流 量の液体を送り出す。 使用者が第1アーム71と第2アーム72(図10)を図12Bの矢印Xが示 す方向に引き上げると、ウイング68は溝67上を上方に移動しプランジャーバ ネ112を圧縮する。押しボタン60を押して、中央部73がボールベアリング 108をもはや保持しない位置に到達すると、プランジャー110の最初の下方 移動の力によってボールベアリング108はチャネル107内に移動し、もはや プランジャー110の移動を防げなくなるので、プランジャー110は下方向に 移動することができるようになる。プランジャー110を一杯に押し込むと、プ ランジャー110は圧縮バネ115に抗してこれに打ち勝ち、これによりねじ山 127をリードスクリュー44との係合から解放する。ボールベアリング108 は、チャネル107の外端をかしめるか、又はチャネル107をハウジング66 の内面側から座ぐって、チャネル107の内側の直径がボールベアリングの直径 よりも僅かに大きく、且つ外側の直径がボールベアリング108の直径よりも僅 かに小さくなるようにすることにより、ハウジング66からの脱落を防止されて いる。 図14Aと14Bに、ロッキングシステムの別の実施例を全体的に450とし て示す。図14Aは、プランジャー110がリードスクリュー44に対してロッ クされているロック位置にあるロック機構450を示し、図14Bは、プランジ ャー110がバネ115に対して作用することのできるロック解除位置にあるロ ック機構450を表している。ロック機構450は、三角形の形をした棒151 と、ノッチ152と、バネ押しヒンジ153を含んでいる。棒151は、プラン ジャー110の長さに沿ってどこに配置してもよい。プランジャー110は、プ ランジャー110の断面直径にテーパを付けることにより形成されたノッチ15 2を含み、棒151がそのノッチに入り込めるようになっている。ヒンジ153 は、ハウジング66と、棒151の一方の端とに接合され、棒151がプランジ ャー110から離れる方向にバネ力が付勢されている。 図14Aに示すロックされた位置では、中間部73は、棒151の外端151 aに隣接する位置にあることより、棒151が矢印Tで示す時計回り方向に回転 することを防止している。ウイング68を使用者が持ち上げ、中間部73が棒1 51を保持するための棒151aの外端と隣接する位置から外れてゆくにつれ、 棒151はプランジャー110から離れてバネ押しヒンジ153の力によって図 14Bに示す位置へと矢印Tの示す方向に回転する。このようにして、使用者が 押しボタン60を押すと、プランジャー110が矢印Xの方向へ移動できるよう になる。このように、本実施例は、高圧負荷の状態でもプッシャーブロックをリ ードスクリュー44に対してロックする役目を果たし、使用者がプッシャーブロ ックをリードスクリュー44から容易に係合解除しプッシャーブロック34を選 択位置に素早く配置できるようにするという新規な構造を提供する。 図15Aと15Bに、本発明の別の実施例により構築されたロック機構550 を示す。図15Aはロックされた位置のロック機構550を、そして図15Bは ロック解除された位置のロック機構550を示す。ロック機構550は、ラッチ 161、ノッチ162、及びバネ押しヒンジ163を含んでいる。ロック機構5 50は、図14A及び14Bに示すロック機構450と、ロック機構450の棒 151が180度回転してラッチ161を形成している点を除いては、同様であ る。その結果、バネ押しヒンジ163はラッチ161を矢印Sが示す方向に付勢 する。ラッチ161は、ラッチ161の外端161aに隣接する中間部73によ り、矢印Sの方向に移動することが防止されている。使用者がウイング68を持 ち上げるにつれ、中間部73は15Aに示す位置から図15Bに示す位置に移動 し、ここで中間部73はラッチ161をもはや保持しない状態になる。このよう にして、ラッチ161は、プランジャー110から離れて矢印Sで示す方向にバ ネ押しヒンジ153の力により回転し、これにより使用者に押しボタン60を押 してプランジャーねじ山128をリードスクリュー44から容易に係合解除でき るようになる。 図13Aと13Bは、本発明の別の実施例により構築されたロック機構650 を示す。図13Aは、ロックされた位置のロック機構650を、そして図13B はロック解除された位置のロック機構650を示す。ロック機構650は、複数 のボールベアリング644、大径部620と小径部642と保持部621とで形 成されている上部プラグ619、及びハウジング66からプランジャー110を 貫通しているチャネル643を含んでいる。上部プラグ619は青銅製であるこ とが望ましく、ハウジング66の中央ボア89内に嵌合するサイズである。上部 プラグ619は、ウイング68が使用者により矢印Xで示す方向に持ち上げられ たとき、上部プラグ619が上方に移動するように、T字棒73のステム133 に接合されている。図13Bに示すように、上部プラグ619の小径部642が ボールベアリング644に隣接する場所に動かされると、ボールベアリング64 4は小径部642に向かって移動し、上部プラグ619の大径部により空けられ た空間に入る。このようにして、ロック機構650は解除され、それにより使用 者は押しボタン60を押すことによりプランジャーねじ山127をリードスクリ ュー44から係合解除できるようになる。この状態では、ボールベアリング64 4は、小径部642の外面とプランジャー110内に形成されたチャネル643 の当該部分との間に保持される。このようにして、ボールベアリング644は、 ユーザーが押しボタン60を押したときに、ハウジング66の内面上に乗るよう にされている。 この実施例は、ロック機構650全体がハウジング66内に収められていると いう点で、他の実施例とは違っている。即ち、ボールベアリング644は、T字 棒73の上方移動によるロック機構650の解除によるのではなくウイング68 の内部移動によって、保持されるか、又は移動するようになっている。 次に図20に入るが、これは本発明の冷却システム500を制御するための電 子制御システムの概略線図を示しており、ここでは全体的に800として表して いる。電子制御システム800は注入器ポンプ30の機能をモニターし、全体的 にはコントローラ815に接続された制御盤810で制御されている。図20に 示すように、パルスジェネレータ870は、制御盤810を介してコントローラ 815により制御される。コントローラ815は、信号811によってパルスジ ェネレータ870に、所定長の電子パルスを所定周波数で提供するように命令す る。これらのパルスは信号871により出力バッファ880に送信される。出力 バッファ880はパルスジェネレータ870から信号871を受信し、この信号 を信号881としてモーター駆動装置890に送信して、モーター40から制御 システムを電子的にバッファする。最終的に、モーター駆動装置890は、従来 からの方法でモーター40を駆動し、モーター40は注入器ポンプ30のリード スクリュー44を駆動する。 駆動モーター40の出力を生成することの他にも、コントローラ815は制御 盤810を介して、3箇所の別々のセンサー域から入力を収集する。まずエンコ ーダ39(先に注記済み)は、駆動機構36の保全性を確認するために、図4に 示すリードスクリュー44の遠位端の回転をモニターする。 再度図3と4に戻るが、駆動機構36は、リードスクリュー44の遠位端に作 動的に連結されているエンコーダ39を有するものとして示されている。エンコ ーダ39は、リードスクリュー44の回転を感知して、その入力をモーター40 により生成されるパルスの測定値に変換し、リデューサ42により行われる減速 に備える。特に、回転数と、ポンプの固定部分とリードスクリュー44との間の 相対的な位置とが確定される。スクリュー44のその開始位置に対する移動の距 離又は寸法が次に計算される。この値は次に信号801としてカウンター817 に送られ、最終的にはカウンター817により供給された値と比較される。カウ ンター817はリードスクリュー44により行われるべきだった相対移動量を、 生成され、リードスクリュー44を動かすモーター40に伝えられたパルスの数 を数えることにより確定する。このカウンター信号は信号802として、元の信 号801と共に、コントローラ815に送信されて、コントローラ815はこれ ら2つの値を比較する。 リードスクリュー44は移動するように命令された距離に等しい距離を移動す べきだったので、これらの値は等しくなるはずである。コントローラ815によ り検知されるこれら2つの値の間の(定義済みの許容誤差を考慮した)差異は、 リードスクリュー44が決められた通りに移動していないこと、そして駆動機構 36がある点では誤作動している可能性があることを表している。このような結 果になった場合には、コントローラ815は探針200を運転停止にする。代わ りに、探針200が、患者に悪い影響を与えること無くある時間中冷却液を送出 しないで作動できるような場合は、コントローラを、駆動機構36の問題を使用 者に警告するアラームを鳴らすような構造にしてもよい。 第2センサー域は、注入器50にかかる力又は圧力の上限と下限をモニターす るために使用される力センサー70(図示せず)を含んでいる。検知された力又 は圧力が下限よりも低い場合には、これは(1)注入器50がクレードル46又 はアンチサイホンキャッチ65内の正しい位置にない、(2)注入器50に食塩 水が入っていない、(3)注入器50、導管98、又は超音波探針200に漏れ があるか正しく組み立てられていない、(4)プッシャーブロック34が詰まっ ているか正しく機能していない、(5)作業者が間違った型又はサイズの注入器 50をクレードル46内に置いた、の内の何れかに当てはまると思われる。検知 された力又は圧力が上限よりも大きい場合には、コントローラは何時、注入器5 0、導管98、又は探針200の液体通路が塞がれたのか、或は作業者が何処に 間違った型又はサイズの注入器50を使用しているかを検知する。 簡単に言えば、冷却剤は超音波探針200を所定温度以下に維持するために必 要とされているのであるから、冷却剤の送出が妨害された場合には、探針200 は非活動状態とされるのが好都合である。従って、本発明の好適実施例では、冷 却システム500は、力又は圧力が下限の力又は圧力よりも小さい状況と、力又 は圧力が上限の力又は圧力よりも大きい状況とをモニターする。 超音波探針200が冷却剤送出なしの状態で作動するのを防止するために、本 発明の好適実施例に従って、コントローラは、注入器プランジャー54を駆動す る際に、閉塞や割れが冷却システム500のどこかに起きていないかどうか、又 は注入器50が液体が入っていない状態で作動していないかどうかを確認するた め、プッシャーブロック34の感知する圧力をモニターする。 図7と8では、圧力板35に圧力がかけられると、わずかに屈曲して、それに より力を力センサー70に伝える。力センサー70の抵抗力は、力センサー70 のトレースが導電ゴムの層に接触するにつれ変化する。図20では、力センサー 70により測定された値が、次に信号803として演算増幅器820を介してそ の信号の値を基準信号と比較して増加させるために送り込まれ、次にアナログ/ デジタル(A/D)コンバータ830へとライン804に沿って送られる。コン バータ830はこの増幅されたアナログ信号を演算増幅器820から受信してデ ジタル信号に変換するが、その信号が今度はコントローラ815にライン805 に沿って制御盤810を介して送り込まれる。力センサーの読み値が所定範囲外 であるとコントローラ815が判断し、ポンプに問題があることを標示すれば、 システムは運転停止にされる。 圧力の範囲は、多数の異なる注入器のサイズについて力センサー70により検 知される力、並びに比較のためにコントローラ内に記憶されている規定範囲に基 づき定義することもできる。使用者は、注入器サイズをディスプレイパネル79 上のユーザーインターフェース148(図1)に入力することにより、注入器の サイズを確認することもできる。所与の注入器については、バレルの断面積が知 られており、従って、プランジャーフランジにかかる力が分かれば、プランジャ ーフランジにかかる圧力が計算できる。本発明のある好適実施例では、作動範囲 は28乃至38psiに設計されている。 力センサーの出力が規定範囲外であれば、コントローラは自動的に超音波探針 200へのエネルギー送出を止める。代わりに、探針200が患者に悪い影響を 及ぼすこと無く一定時間冷却液の送出無しでも作動できるような場合には、コン トローラは使用者に冷却システム500に問題があることを警告するアラームを 鳴らすようにしてもよい。 図20では、第3センサー域は注入器に残留している液体をモニターするセン サーを含んでいる。特定すれば、第1センサー840は、注入器内に約10ml の液が残留しているときに検知する。この条件に当てはまるときには、信号80 6が入力バッファ860に送られ、バッファ860は、コントローラ815に液 体レベルが低くなっていることを警告するため、信号807を制御盤810を介 してコントローラ815へ送信する。注入器が最終的に空になると、第2センサ ー850がこの状態を検知して、信号808を入力バッファ860に送信する。 この段階で、空の注入器により危険な状態が生まれることから、パルスジェネレ ータ870は遅滞なく即時運転停止される。信号808は又、液体が無くなった ことをコントローラ815に警告するため、制御盤810を介してコントローラ 815にも送信される。その結果、コントローラ815は残りのシステムを運転 停止にすることができる。入力バッファ860は、適切な論理から成っており、 第1及び第2信号806及び808は制御盤810に正しく送信される。 この3箇所のセンサー域の何れかのセンサーが冷却システム500に問題があ ると標示した場合には、システムは運転停止され、コントローラ815はパルス ジェネレータ870に、モーター40にそれ以上の信号を送らないように命令す る。このようにして、注入器ポンプ30の全作動が停止される。 本発明によるシステムは、注入器プランジャー54にかかる力を、プランジャ ー54で測定される力に基づき調節する方法を含んでいる。従来の注入器ポンプ では、液体の流量はモーターシャフト41から入手されたフィードバックに基づ き調節される。しかしながら、モーターシャフト41の速度に基づくフィードバ ックでは、冷却システム500の何れかの箇所での非能率又は損失が考慮に入れ られないかもしれない。効率の悪い初期の方法の結果として、狭い範囲の許容流 量又は圧力を必要条件とする活用例は、注入器プランジャー54にかかる力を微 細に調整する能力を有するようにされた冷却システムとは適切に適応できていな い。 従って、本発明の別の実施例では、力センサー70からの出力はコントローラ に送り込まれるので、モニター入力信号は、モーター40が駆動機構を駆動する 速度を微調整するために修正することができる。モーター速度を効果的に調整す れば、プシャーブロック34が移動する速度及び注入器ポンプ30により送出さ れる液体の流量及び圧力が変更できる。 更に、薬剤を送出するために使用される注入器ポンプと違い、活用例が超音波 エネルギーの送出に係わるものであった場合、冷却剤送出は超音波探針の活動中 しか必要ではないことが確認された。このように、超音波探針の温度を維持する ために比較的高流量が指定され、注入器のサイズによる制限がある場合には、冷 却システム500の信頼性を保証するためには、探針200の作動を冷却剤の送 出と同調させるのが望ましいと確認された。例えば、本発明の好適実施例では、 注入器50は60mlの液を送出可能である。超音波探針200により実行され る1つの処置では、探針200が活動中に20乃至30mlの液を必要とする。 従って、患者が処置を受けている間に探針200の活用が中断される必要のない ように冷却液を維持する必要がある。 従って、冷却剤送出は、コントローラ815により探針の操作中だけ有効とさ れる。即ち、コントローラ815は、探針が活動中である間だけ高速で注入器ポ ンプ30を駆動するようモーター40に信号を送る。本発明の好適実施例では、 探針200の活動中、注入器プランジャー54は約33psiで駆動され、液は約 10ml/分の流量で送出される。又別の状態では、探針200を患者の体に導 入するに先立ち、モーター40には、探針200を通して正流量を作り出し中に 気泡ができるのを防ぐようにするだけの、低速のアイドリングモードで注入器ポ ンプ30を駆動させるためにエネルギーが供給される。ある好適実施例では、探 針200がアイドリングモードにあるときには、液体は1ml/分の流量で提供 される。このような方法で、探針200は患者の体内に導入されるときに空気が 患者の血管系に入り込まないようにしており、血液が探針に逆流することを防止 している。 コントローラ、冷却システム、及び超音波探針を組み立てるには、多数のライ ンを時には相当の距離に亘って統合する必要がある。その際、使用者は探針の近 位端にトランスジューサを接続するケーブルをねじることもしばしばあった。図 17に、先行技術のトランスジューサコネクタ600が、ケーブル602をトラ ンスジューサ601に接続している状態を示している。先行技術のこのようなコ ネクタは、トランスジューサ601と一体の部分であった。即ち、ケーブル60 2はトランスジューサ601に固定配線されていた。トランスジューサ601は 超音波装置ホーン(図示せず)上にねじ留めにされているので、ケーブル602 が捩じれると、超音波ホーンに接続されている超音波装置伝達ワイヤに軸力が働 いてしまう。このように、トランスジューサ601がホーンに取り付けられてい るとき、軸力は伝達ワイヤに伝わり、ひいてはワイヤとシースの間のジョイント の保全性に負荷を掛けることになる。このジョイントが屈すると、冷却剤は逸出 して探針は冷却されないことになる。 ジョイントへの応力を防ぐには、トランスジューサケーブルが捩じれたときに ホーンがシースに対して軸方向変位するのを防ぐために、解除可能でカム駆動式 の迅速着脱器を超音波ホーンとトランスジューサの間に設けるべきであることが 確認された。このような装置を図18に示す。着脱器700は、トランスジュー サ701から解放可能であるように示されている。この方法では、ケーブル70 2がどのように捩じれても、超音波探針には伝わらない。 先に述べた目的及び上記の説明から明らかになった目的は効果的に達成される ことが理解されるであろう。又、上記説明に含まれ或いはは添付図面に示される 全ての事柄は限定するためではなく例証のためであり、上記方法及び構造には、 本発明の精神と範囲を逸脱すること無く、変更が加えうることは明らかである。 例えば、本発明及び本明細書の教示は医療だけでなく、パイプ清掃等他の活用例 にも使用できるが、当業者には容易に理解できるところであろう。 以上、本発明の基幹的で新規な特徴を好適実施例に適用して図示、説明、指摘 してきたが、本発明の精神を逸脱すること無く、開示された発明の形態と詳細部 分において、様々な省略と交換及び変更が、当業者によりなされうるであろう。 従って、本発明はここに付随する請求事項の範囲によってのみ限定されることを 意図するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z W (72)発明者 マナード ジャック アメリカ合衆国 ノースカロライナ州 27713 ダーラム ダリアン ウェイ 6 (72)発明者 フォッシー ディヴィッド アメリカ合衆国 ノースカロライナ州 27502 アペックス セイン コート 4601

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.超音波治療システムにおいて、 超音波エネルギーを供給するためのエネルギー源と、 少なくとも1つの伝達部材と前記伝達部材を冷却するための液体通路を含ん でいる、超音波エネルギーを前記エネルギー源から受け取り治療部位へ適用す るための超音波探針と、 液体送出システムであって、 フレームと、 リードスクリューと前記リードスクリューに作動的に連結されているモー ターから成る、前記フレーム内に取り付けられた駆動機構と、 ハウジングと、プッシャーブロックを付勢してリードスクリューと係合さ せるために付勢力を掛けるためのハウジング内に配置された付勢アッセンブリ と、力が付勢力に打ち勝ってプッシャーブロックを係合解除しようと働くとき プッシャーブロックがリードスクリューから係合解除されるのを防止するため に構築されたロックアッセンブリと、リードスクリューとから成る、前記フレ ームに取り付けられ前記駆動機構と係合するプッシャーブロックと、 フレーム内に取り付けられ、液体を前記通路に供給するように適合化され た注入器であって、前記注入器は液体を貯えるためのリザーバと注入器プラン ジャーがその中に押し込まれたときリザーバから液体を分配するための注入器 プランジャーとから形成され、前記プッシャーブロックは前記駆動機構が前記 プッシャーブロックを駆動するために作動したときに前記注入器プランジャー をリザーバーの中へ押し込むための注入器プランジャーと連結されている、そ のような注入器と から成る液体送出システムと から成ることを特徴とする超音波治療システム。 2.前記ロックアッセンブリがハウジング内に配置され、且つ、プッシャーブロ ックがリードスクリューから係合解除されるのをロックアッセンブリが防止す る第1のロック位置と、プッシャーブロックがリードスクリューから係合解除 されるのをロックアッセンブリが許容する第2のロック解除位置との間で位置 決めすることのできる、ハウジングに連結されているアクチュエーターを含ん でいることを特徴とする、上記請求項1に記載の超音波治療システム。 3.前記プッシャーブロックが、プッシャーブロックがリードスクリューと係合 する第の1ロック位置とプッシャーブロックがリードスクリューから係合解除 される第2のロック解除位置との間で、プランジャーアッセンブリを変位させ るための押しボタンを含むプッシャーブロックプランジャーアッセンブリから 成ることを特徴とする、上記請求項2に記載の超音波治療システム。 4.前記注入器が遠位端と近位端を有するバレルを更に含み、出口がその遠位端 に形成され、プランジャーはバレルの近位端内に嵌合するサイズの遠位フラン ジを有する遠位端とプッシャーブロックに解放可能に接合された近位フランジ を有する近位端とで形成されていることを特徴とする、上記請求項1に記載の 超音波治療システム。 5.超音波エネルギーを伝達するための少なくとも1つの伝達部材と、前記伝達 部材に冷却液を送出するための通路と、前記通路に液を供給するためのポンプ とを有する超音波探針により超音波エネルギーをある箇所まで送出する方法に おいて、前記ポンプは冷却液を貯えてその液を前記通路に吐出するための注入 器を含んでおり、前記注入器はプッシャーブロックに連結されたプランジャー を有しており、前記プッシャーブロックはプッシャーブロックプランジャーア ッセンブリを有しており、前記プッシャーブロックはプランジャーに対してプ シャーブロックを前進させるためのリードスクリューと係合していて、付勢機 構によってリードスクリューに対して保持されている、そのような方法であっ て、 (a)液を注入器内に配置する段階と、 (b)比較的軽い係合解除力を前記プッシャーブロックプランジャーアッセ ンブリに加えることによって、前記プッシャーブロックを前記リードスクリュ ーから係合解除する段階と、 (c)前記注入器プランジャーに対して前記プッシャーブロックを位置決め する段階と、 (d)前記注入器プランジャーを前記プッシャーブロックに連結する段階と (e)前記付勢機構により比較的大きな付勢力、即ち係合解除力より大きい 付勢力を加えることにより、前記リードスクリューに対して前記プッシャーブ ロックを付勢する段階と、 (f)前記リードスクリューを回すことにより前記プッシャーブロックを注 入器プランジャーに対して前進させながら、超音波伝達部材で超音波エネルギ ーを伝達する段階とから成ることを特徴とする方法。 6.前記バイアス機構が2個のウイングと1個の押しボタンから成り、小さい力 は前記ウイングを引き上げ押しボタンを押すことにより加えられ、大きい力は バネに前記リードスクリューに対してプッシャーブロックを付勢させることに より加えられることを特徴とする、上記請求項5に記載の超音波エネルギーを 送出するための方法。 7.超音波治療システムにおいて、 超音波エネルギーを供給するためのエネルギー源と、 少なくとも1つの伝達部材と前記伝達部材を冷却するための液体通路を含ん でいる、超音波エネルギーを前記エネルギー源から受け取り治療部位へ適用す るための超音波探針と、 液体送出システムであって、 フレームと、 第1端及び第2端を有するリードスクリューと前記リードスクリューの前 記第1端に作動的に連結されているモーターから成る、前記フレーム内に取り 付けられた駆動機構と、 前記駆動機構の保全性を確認するために前記リードスクリューの速度をモ ニターするための前記リードスクリューの前記第2端に接続されたセンサーと から成る液体送出システムと から成ることを特徴とする超音波治療システム。 8.液体送出システムであって、 フレームと、 リードスクリューと前記リードスクリューに作動的に連結されているモー ターから成る、前記フレーム内に取り付けられた駆動機構と、 ハウジングと、プッシャーブロックを付勢してリードスクリューと係合さ せるために付勢力を掛けるためのハウジング内に配置された付勢アッセンブリ と、力が付勢力に打ち勝ってプッシャーブロックを係合解除しようと働くとき プッシャーブロックがリードスクリューから係合解除されるのを防止するため に構築されたロックアッセンブリと、リードスクリューとから成る、前記フレ ームに取り付けられ前記駆動機構と係合するプッシャーブロックと、 から成ることを特徴とする液体送出システム。 9.前記ロックアッセンブリがハウジング内に配置され、且つ、プッシャーブロ ックがリードスクリューから係合解除されるのをロックアッセンブリが防止す る第1のロック位置と、プッシャーブロックがリードスクリューから係合解除 されるのをロックアッセンブリが許容する第2のロック解除位置との間で位置 決めすることのできる、ハウジングに連結されているアクチュエーターを含ん でいることを特徴とする、上記請求項8に記載の液体送出システム。 10.前記プッシャーブロックが、プッシャーブロックがリードスクリューと係 合する第の1ロック位置とプッシャーブロックがリードスクリューから係合解 除される第2のロック解除位置との間で、プランジャーアッセンブリを変位さ せるための押しボタンを含むプッシャーブロックプランジャーアッセンブリか ら成ることを特徴とする、上記請求項9に記載の液体送出システム。 11.フレーム内に取り付けられ、液体を前記通路に供給するように適合化され た注入器であって、前記注入器は液体を貯えるためのリザーバと注入器プラン ジャーがその中に押し込まれたときリザーバから液体を分配するための注入器 プランジャーとから形成され、前記プッシャーブロックは前記駆動機構が前記 プッシャーブロックを駆動するために作動したときに前記注入器プランジャー をリザーバーの中へ押し込むための注入器プランジャーと連結されている、そ のような注入器から成ることを特徴とする、上記請求項8に記載の液体送出シ ステム。 12.前記注入器が遠位端と近位端を有するバレルを更に含み、出口がその遠位 端に形成され、プランジャーはバレルの近位端内に嵌合するサイズの遠位フラ ンジを有する遠位端とプッシャーブロックに解放可能に接合された近位フラン ジを有する近位端とで形成されていることを特徴とする、上記請求項8に記載 の液体送出システム。 13.液体送出システムにおいて、 フレームと、 第1端と第2端を有するリードスクリューと前記リードスクリューの前記 第1端に作動的に連結されたモーターとから成る、前記フレーム内に取り付け られた駆動機構と、 前記駆動機構の完全性を確認するために前記リードスクリューの速度をモ ニターするための、前記リードスクリューの前記第2端に接続されたセンサー と、 から成ることを特徴とする液体送出システム。
JP55047998A 1997-05-19 1998-05-15 超音波装置用冷却システム Pending JP2002515812A (ja)

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