JP2002514542A - 自動車表示システムおよびレンジング装置 - Google Patents

自動車表示システムおよびレンジング装置

Info

Publication number
JP2002514542A
JP2002514542A JP2000548189A JP2000548189A JP2002514542A JP 2002514542 A JP2002514542 A JP 2002514542A JP 2000548189 A JP2000548189 A JP 2000548189A JP 2000548189 A JP2000548189 A JP 2000548189A JP 2002514542 A JP2002514542 A JP 2002514542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
display
lamps
display system
deceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000548189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002514542A5 (ja
Inventor
クリストファー トンキン、マーク
Original Assignee
クリストファー トンキン、マーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クリストファー トンキン、マーク filed Critical クリストファー トンキン、マーク
Publication of JP2002514542A publication Critical patent/JP2002514542A/ja
Publication of JP2002514542A5 publication Critical patent/JP2002514542A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/44Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating braking action or preparation for braking, e.g. by detection of the foot approaching the brake pedal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/44Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating braking action or preparation for braking, e.g. by detection of the foot approaching the brake pedal
    • B60Q1/444Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating braking action or preparation for braking, e.g. by detection of the foot approaching the brake pedal with indication of the braking strength or speed changes, e.g. by changing shape or intensity of the indication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 自動車用の表示システム(図1)は、当該車両(101)の運動状態を後続車両(103)の運転者に示すために当該車両の後部にランプのアレイ(2)を備えている。第1の動作モードでは、表示が当該車両の減速度に応じた警告レベル(A、B、C、D)を示し、この警告レベルは、当該車両の測定速度(v)に応じて変化することのできる減速度しきい値(F1A、F1B、F1C、F2D)によって決定される。第2の動作モードでは、測定速度としきい値速度(V1)との比較による判定に応じて、当該車両が静止しているか、あるいはほぼ静止していることをランプが示す。ランプを照明し、選択されたランプ対を順次消灯して、ランプ列の中央から対称的に外側に循環的に移動するパターンを作成することによって、動的表示が生成される。この表示は、当該車両の速度が、第1のしきい値速度とは独立に定義される第2のしきい値(V2)を超えたときに停止する。第3の動作モードでは、後続車両が当該車両に近接していることが検出されたことに応答して、照明するランプの数を少なくすることによってより目立たないように、当該車両が静止しているか、あるいはほぼ静止していることを表示が示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本出願は、引用によって本明細書に組み入れられた、国際特許出願PCT/GB93/0
0251号に基づく米国特許第08/284,540号の一部継続出願である。
【0002】 発明の背景 本発明は、観察者が後続車両から当該車両の減速の大きさをある程度理解でき
るようにし、かつ当該車両が静止しているか、それとも移動しているかを観察者
に知らせることのできる自動車用の表示システムに関する。
【0003】 既知の車両表示システムには、車両制動の程度を示すシステムが含まれる。そ
のような1つのシステムは、イギリスの運輸省(UK Ministry of Transport)に
よって発行されたRoad Research Laboratory Report LR287に開示されている。R
eport LR287は、複数のブレーキライト視覚表示を備えるシステムを開示してい
る。表示において照明されるブレーキインジケータランプの数は、車両の減速の
大きさに依存する。
【0004】 発明の概要 本発明の目的は、減速の量に適切でありかつ当該車両の速度を考慮に入れた警
告レベルを使用して当該車両の減速度が示されるシステムを提供することである
。本発明の他の目的は、実際の測定減速度がわずかな量だけ変動する長い加速期
間中の表示される警告レベル同士の間の過度の変動を回避するシステムを提供す
ることである。
【0005】 本発明の他の目的は、後続車両の運転者が、システムの知識を事前に有してい
るかどうかにかかわらず一目で直感的に理解できるようにランプのアレイを使用
して警告レベルが示されるシステムを提供することである。
【0006】 本発明の他の目的は、当該車両が、典型的な交通状況で実際上静止しているも
のとみなされるほどゼロに近い速度で移動しているときに、当該車両の運動状態
を静止状態として示すシステムを提供することである。
【0007】 本発明の他の目的は、当該車両の速度が低速で移動する交通に対応する期間中
に、静止状態としての運動状態表示を維持することのできるシステムを提供する
ことである。
【0008】 本発明の他の目的は、停止時に、静的表示をオンにするために使用される速度
しきい値よりも高い速度しきい値で静的表示がオフにされるシステムを提供する
ことである。
【0009】 本発明の他の目的は、後続車両が近接していることを検知し、後続車両が近接
しているときには静止状態としての当該車両の表示をより目立たないものに修正
し、それによって、後続車両の運転者が過度に困惑するのを回避するシステムを
提供することである。
【0010】 本発明によれば、当該車両の運動状態を後続車両の運転手に示す車両表示シス
テムにおいて、 当該車両の運動状態が減速状態であるかどうかを判定し、かつ当該車両の減速
度を判定するように動作できる減速度判定手段、当該車両の速度を検知するよう
に動作できる車両運動測定手段、減速度を第1組の様々な減速度範囲を定義する
第1組の減速度しきい値と比較し、この減速度が存在すると判定された減速度範
囲に従って対応する1組の警告レベルから警告レベルを選択するように動作でき
るプロセッサ、およびプロセッサによって制御されるランプのアレイを備え、照
明されるランプの数が警告レベルに比例するように選択された警告レベルを表す
照明パターンを示すようにランプのアレイのうちの選択されたランプを照明する
ことによって減速状態としての運動状態表示を与えるように動作できる表示手段
を備え、プロセッサが、当該車両の速度範囲全体にわたる速度に応じて第1組の
減速度しきい値の値を決定するように動作することができるシステムが開示され
る。
【0011】 減速度判定手段は、速度の変化率から減速度を判定することもできるプロセッ
サで構成することができる。第1組の減速度しきい値は、速度に比例するように
プロセッサによって算出することができ、それにより、車両が高速で移動してい
るときには、比較的小さな減速によって目立つ警告レベルが生成され、逆に、車
両が低速で移動しているときには、比較的大きな減速によって低レベルの警告が
生成される。それによって、このシステムは、高速では反応時間を速くする必要
があることを考慮して車両速度を自動的に補償する。
【0012】 第2組の減速度しきい値は、減速度がわずかに変動したときに既存の警告レベ
ルを保持する組込み傾向をシステムが有するように、減速度が低下する期間中に
使用することができる。このことに加えて、あるいはその代わりに、プロセッサ
は、警告レベルを低下させる前に最小限の反応時間を課すことができる。
【0013】 好ましくは、プロセッサは、車両が第1の速度しきい値よりも低くなったと判
定されたときに減速表示を停止し、次いで、好ましくは、ただちに後続車両の運
転者の注意を引くために非常に目立つ運動パターンを示すようにランプが順次消
灯される動的表示の形で、静止状態としての運動状態の第1の表示を開始する。
【0014】 好ましくは、プロセッサは、車両速度が、好ましくは第1の速度しきい値より
も大きな第2の速度しきい値を再び超えたときに、静止状態としての第1の運動
状態表示を停止することができる。このことは、当該車両が、交通渋滞中に徐々
に前進することなどの低速走行を行っているときでも、静止しているか、あるい
は低速で移動していることを示す警告を表示できるので低速交通状況で重要であ
る。
【0015】 好ましくは、システムは、後続車両が当該車両の第1のしきい値距離内にある
ときにそれを判定するように動作できる近接検知手段も含み、このように判定さ
れた場合、プロセッサは、静止状態としての第1の運動状態表示を、一対のラン
プが連続的に照明されることから成る静的表示などより目立たない第2の表示に
修正するように動作することができる。
【0016】 本発明の他の態様によれば、当該車両の運動状態を後続車両の運転者に示す車
両表示システムにおいて、 当該車両の速度を検知するように動作できる車両運動測定手段、 この速度を第1の速度しきい値と比較し、速度が第1の速度しきい値よりも小
さな値に低下したときに当該車両の運動状態を静止状態と判定するように動作で
きるプロセッサ、および プロセッサによって制御されるランプのアレイを備え、静止状態としての第1
の運動状態表示を表わす照明パターンを示すようにランプのアレイのうちの選択
されたランプを照明するように動作できる表示手段を備えるシステムが開示され
る。
【0017】 本発明の他の態様によれば、当該車両の運動状態を後続車両に示す車両表示シ
ステムにおいて、 当該車両の速度を検知するように動作できる車両運動測定手段、 この速度から車両の運動状態を判定するように動作できるプロセッサ、 プロセッサによって制御されるランプのアレイを備え、静止状態としての運動
状態の第1の表示を表わす照明パターンを示すようにランプのアレイのうちの選
択されたランプを照明するように動作できる表示手段、 後続車両が当該車両の第1のしきい値距離内に位置するかどうかを判定するよ
うに動作できる近接検知手段を備え、 プロセッサが、このように判定されたときに、静止状態としての第1の運動状
態表示を、第1の表示と比べて後続車両の運転手に対してより目立たない静止状
態としての第2の運動状態表示に修正するように動作することができるシステム
が開示される。
【0018】 図示された実施形態の説明 好ましい実施形態において、本発明による自動車表示システム1は、通常水平
アレイの赤色ライトとして表示される8つのライト10ないし17のアレイ2を備え
る。図1Aないし図1Dは、車両の減速の大きさに応じて、照明されるライトの数を
漸次増加させることを示している。ライトは、図面では、陰影付きの白によって
「オン」として表され、それに対して黒い長方形によって「オフ」として表され
ている。図1Aは中央ライト10および11を示し、それに対して図1Dは、すべての8
つのライト10ないし17が照明されていることを示している。
【0019】 ディスプレイは、様々な数のランプを備えることができ、たとえば、ライト10
および11は好ましくは、単一のユニットで置き換えることができる。その場合、
ディスプレイは7つのライトを備えるが、もちろん、たとえば、9個または11
個のライトを有することも可能である。ここでは長方形のライトが示されている
が、様々な形状のライトを有することも可能である。ライトは様々な色のもので
よい。ただし、赤または黄色のライトが好ましい。
【0020】 ライトのアレイ2は、車両の後部の、リヤ・ウィンドウの標準ハイ・レベル・
ブレーキ・ライト位置に保持されている。ライトは後方に面しており、観察者、
たとえば、この照明ディスプレイが取り付けられた自動車の後方を走行している
か、該自動車の後方に位置している自動車の運転者に容易に見えるように配置さ
れている。ライト10ないし17は、漸次制動警告(PBW)表示中に中央の対10およ
び11から外側の対16および17に対単位で照明される。車両が減速すると、照明さ
れるライトの数によってその減速度が示される。弱く減速した場合は、ライト10
および11が照明されるが、わずかに強く制動し、したがってより大きく減速した
場合は、図1Bに示すように、ライト10および11だけでなくライト12および13も照
明される。たとえば、ブレーキ・ペダルを強く踏むことによって起こる車両の大
きな減速は、車両表示システム1によって検出され、他のライトも作動させる。
この場合、図1Cに示すように、ライト10ないし13だけでなくライト14および15も
照明され、車両の比較的大きな減速を示す。車両の速度のより急速な低下を示す
ときは、図1Dに示すように、外側対16および17を含むすべての8つのライトが照
明される。
【0021】 漸次の減速を示す他の方法としては、ライト対の相対サイズを変化させ、たと
えば、外側対16および17が最大になるように内側対10および11に対するライトの
サイズを大きくすることが挙げられる。この場合、ディスプレイの見掛け上の「
成長」効果が強化され、それによって、車両がより急速に減速したことと、後続
車両により近接したことが強調されることが判明している。あるいは、各ライト
対は、他のライト対と異なる色、陰影、または強度のものでよい。たとえば、内
側対10および11の明るい色合いから外側対16および17に向かって暗くなるように
様々な色調の黄色を使用することができ、場合によっては外側対16および17は赤
色であってよい。他の方法では、外側対16および17が内側対10および11よりも明
るくなるようにライト対の相対強度を変化させる。このようなパラメータの組合
せは、PBW表示で使用することができ、後述の車両静的インジケータでも使用
することができる。
【0022】 ライト自体は、半透明の色付きフィルタを通して光を放射するエレクトロルミ
ネセント電球を備えることができる。あるいは、発光ターゲットを有する反射ラ
イトを使用することができ、この場合、ディスプレイの幻惑効果を低減させるこ
とができる。たとえば、発光ダイオードなど他の形態の光源が構想される。ディ
スプレイは、ディスプレイ全体の強度を変化させることを可能にし、たとえば、
昼間設定から夜間設定への調整を可能にする制御装置を備えることもできる。
【0023】 減速を示すライト・シーケンスの動作は、車両の制動システムには依存せず、
主として絶対車両減速度に依存する。ただし、実際の減速にかかわらず車両のブ
レーキ・ペダルが踏まれたときにライト10および11を照明することが可能である
。このように、このライト・ディスプレイからの最初の表示は、現在いくつかの
自動車で使用されている上部取付け単一中央ブレーキ・ライトなど既知のブレー
キ・ライト・ディスプレイに類似している。ある国の法律では、ブレーキ・ペダ
ルが踏まれたときにのみ第1のライトを照明する必要があるので、上記のことは
常に可能であるわけではない。
【0024】 本発明による表示システム1の利点は、製造時に車両に取り付けることも、あ
るいは「アフター・セール」市場のために改造ユニットまたは改造キットを利用
できるように、車両にわずかな修正を施すことによって後で車両に取付けること
もできることである。これが可能であるのは、あらゆる既存の車両構成要素から
独立した加速時計(後述)によって減速を検出できるからである。
【0025】 この表示システムは、車両が停止する必要があることを示す表示を生成するよ
うに動作することもできる、この特定の構成を車両静的インジケータ(VSI)と
呼ぶ。表示は動的表示でも、あるいは静的表示でもよい。一例として、動的視覚
表示シーケンスを図2Aないし図2Dに示す。この場合、アレイ2の8つのライトの
うちの6つが常に照明され、ライト対は順次消灯される。したがって、図2Aで
は、ライト10および11が消灯され、それに対してライト12ないし17が照明されて
おり、図2Bでは、照明12および13が消灯され、それに対してディスプレイの
残りの部分が照明されている。図2Cおよび図2Dは、それぞれライト14および15な
らびにライト16および17が消灯され、それに対して残りのライトが点灯されてい
ることを示している。このシーケンスは、車両が静止している間循環的に動作す
ることができ、たとえば、約1秒の反復周期を有する。後続車両の運転者の注意
を引くには動的な動的表示の効果が有用である。動的表示の効果は、関連する車
両が静止しており、制動していないことが意図され、このことが表示および/ま
たはシーケンスから明らかになり、したがって、いくつかの異なるシーケンスを
使用できるような効果である。
【0026】 車両静的インジケータの動的シーケンスは、後続車両の、表示システム1を保
持する車両との距離がある距離よりも短いときにはディスエーブルすることがで
きる。このことは、たとえば、渋滞しているとき、あるいは交通信号で停止した
ときに、後続車両に乗っている人が困惑するか、あるいは幻惑されることを回避
するという有益な効果を有する。この場合も、車両が静止していることの表示は
、図2Eに示すように外側ライト16および17対を連続点灯モードに維持することに
よって行うことができる。このことは基本的に、後続車両の運転者が、前方の車
両が加速しようとしていると誤解することを回避するという他の利益を有する。
あるいは、後続車両が所定の距離にあるときにライト10ないし17の照明強度を低
くすることができる。このことは、車両が静止している間同じ表示を維持し、そ
れによって後続車両の運転者の混同を回避するという利点を有する。ライト10な
いし17は、後述の近接センサが近傍の後続車両を示す信号を与えたときに単に各
ランプにわたって電圧を分割することによって暗くすることができる。車両が移
動を開始したときに「車両静的インジケータ」表示を終了すべきであることは明
らかであり、したがって、車両が移動しているかどうかを検出するように動作す
る車両運動検出器(後で詳しく説明する)を表示システム1が備えることが適切
である。
【0027】 他の実施形態では、近接センサによって後続車両が検出されたときに動的表示
を均等な強度の静的表示に変更することができる。この静的表示は、たとえば、
黄色い三角形ライトの直線アレイでよい。他の形態では、表示は、静的VSI信号
を与えるに過ぎず、後続車両の運転者を幻惑しないほど低い事前に設定された強
度の光を含む。この形態では、近接センサを省略し、それによって表示システム
全体のコストを削減することができる。他の形態では、PBW信号に使用されるの
と同じライトによってVSI信号を生成することができ、この場合は、ライトがた
とえば赤い長方形であり、上記の場合には、たとえば車両が停止したときにライ
トが黄色い三角形に変化する。
【0028】 このライト表示を制御するために使用される電子回路を図3および図4に示す
。この回路図は概略的なものであるが、図1および図2に示すライト表示を作動
させる様々な入力に応じた論理シーケンスを生成することがわかる。
【0029】 図の車両表示システム1は、8つのライト10ないし17、たとえば12V 5W(ま
たは21W)のランプを備える。従来型の赤色ブレーキ・ライトは、半透明赤色フ
ィルタを使用することによって通常の方法で生成される。ライト10および11、12
および13、14および15、ならびに16および17の各対はそれぞれ、電力トランジス
タ20、21、22、および23に接続されている。各ランプは、DC+12V電源に接続され
ており、関連する電力トランジスタがアースに対してオープンしたときに照明さ
れる。図のようにランプが対単位で接続されているので、各ランプ対を照明また
は消灯するには関連するトランジスタ20に1つの入力があればよい。
【0030】 漸次制動警告と車両静的表示の組合せ表示効果は、たとえば、トランジスタ20
ないし23をランプとアースとの間で開閉するように示されている回路を使用して
生成される。この回路は、DC+12V電源(図示せず)および+5V出力を生成する調
整器回路3Cを備える。加速度計ユニット32および33は、図5に示すように一体
型制御温度補償機構を有するホイートストン・ブリッジに配置された圧電抵抗地
震型加速度計である。これによって、可変抵抗器52に供給され、ブレーキ・ペ
ダルによって操作される機械的制動システムに依存せず、したがってスキッドな
どの因子を考慮した、車両の加速度(または減速度)に比例する出力信号が与え
られる。アクセレレータ・ユニット32および33は、DC-DC変換器70に供給される+
12V出力によって駆動される。変換器70は、信号増幅器71に+12Vおよび-12Vを供
給するカプセル化された小形の750mWデバイスでよい。変換器70は、逆極性から
完全に保護されており、入力レールおよび出力レールはそれぞれ、電解キャパシ
タ(図示せず)を使用して結合解除される。増幅器71はホイートストン・ブリッ
ジ72(たとえば、1987年11月に発光されたRadio Sparesデータシート8155に記載
されたホイートストン・ブリッジ)を備える。増幅器71は、オフ・ザ・シェルフ
品でよく、あるいは特定の形態で利得が250であり±6.7V出力からの零位調整を
有するように修正することができる。利得および零位調整は、加速計に適合する
値に設定される。加速計は、たとえばEntran EGED-240-10でよい。ひずみゲージ
増幅器71は、信号レベルを10mV gから、棒グラフ・ドライバ36に適合するレベル
、たとえば、この特定の例では2.5V gに上昇させるために使用される。この装置
は全体として、定常的な(DC)応答を与え、小形で頑丈であり、コストが低く、
容易に適用できるという利点を有する。
【0031】 加速計からのアナログ出力は、10kΩ可変抵抗器を通過して棒グラフ・ドライ
バ36、たとえば、図6に示すLM3914デバイスに至る。増幅器33からの出力信号の
利得およびオフセットの変動を電圧計52の変動と共に使用して、任意の所与の車
両減速度に関してドライバ36の入力電圧を変更することができる。この例では、
ドライバ36は線形の出力入力信号関係を有する。したがって、漸次制動警告シス
テムによって照明されるライトの数は、たとえば、車両減速度0.05gないし0.2g
、0.3gないし0.4g、0.4gないし0.6g、および0.6g以上を表す4つのレベルで選択
することができる。
【0032】 これらの範囲は、一例として与えられており、使用される表示の種類に適する
ように変更することができる。第1の減速度ライトをオンにさせる最低しきい値
レベルは、好ましくはギアを変更しただけではライトがオンにならないようなレ
ベルに設定されるが、好ましくは、運転者が加速器ペダルに対する圧力を、たと
えわずかでも低くすることによって、故意に減速しているときに信号を生成でき
るようにすべきである。また、レベルの増分は、上記の例で概ねそうであるよう
に均等である必要はなく、指数関数的に変動するなど非線形に変動することがで
きる。
【0033】 電力トランジスタ20および23は、関連するORゲート40ないし43からの高出
力を生成することによってランプ10ないし17をオンにする。トランジスタ20への
入力は、中央ランプ10および11を制御し、ORゲート40に接続されている。+5V供
給電圧が抵抗器およびインバータ44を通過するので、ORゲート40へのデフォルト
入力はローである。
【0034】 インバータ44から出力は、ドライバ36がピンP1に対しインバータ44への入力を
ローにさせたときにハイになる。同様に、ドライバ36は、それぞれピンP1、P2、
P3をイネーブルすることによってインバータ45、46、および47からハイ出力を生
じさせる。したがって、わずかに減速されたことが加速度計32によって検出され
た場合、ドライバ36はP1にのみインバータ44でロー入力を生成させる。ORゲート
40でのハイ入力信号によって、トランジスタ20の入力ベースでハイ入力が生じ、
それによってライト10および11が照明される。
【0035】 図3および図4は、ブレーキ・ペダルが踏まれたときに、デバイス80を使用し
かつブレーキ・ペダル信号を使用して中央のライト対10および11を照明するには
どうすべきかも示している。このことを利用して、漸次制動警告システムの事前
に設定されたしきい値よりも低い非常にわずかな加速度を示すことができる。
【0036】 図2を参照して説明した車両静的表示は、車両の速度を測定する車両運動検出
器を構成する図3、図4、および図8に示す光スイッチ34および回路を使用して
行うことができる。ただし、車両静的表示に関して知る必要があることは、車両
が静止しているか、それとも移動しているかだけである。
【0037】 車両が静止しているという情報は、車両速度計(図示せず)の後部に取り付け
られたスロット付き光センサ34を使用して得ることができる。速度計駆動ケーブ
ルは、ナイロン製ケーシング95に収納されたスロット付き円板91をスピンさせる
。スロット付き円板91は、速度計とケーブルとの間に直列に配置されたスピンド
ル94に取り付けられている。光スイッチ34はLED92およびフォトダイオード93を
備える。スピンドルが回転すると、LED92からの赤外線光を遮断することとフォ
トダイオード93に当てることが交互に繰り返される。集積回路は、フォトダイオ
ード93から出力をフィルタし、方形波に適合するクリーンなTTL(トランジスタ
/トランジスタ・ロジック)を生成する。このTTLの周波数は車両の速度に比例
する。
【0038】 光スイッチ34からの信号出力は、図3に示すRC(抵抗器/キャパシタ)回路網
に加えられる。信号がハイである(+12V)とき、小形の0.1マイクトファラド・
キャパシタは第1の10kΩ抵抗器を介して充電される。信号電圧が再びゼロに降
下すると、小形キャパシタに蓄積されている電流が最低抵抗、この場合はダイオ
ードを介して、比較的大形の100μFキャパシタに放電する。しかし、キャパシタ
の両端間に電位が加えられない場合、電荷は、再びダイオードを通過することが
できないので10kΩ抵抗器から漏れる。方形波の周波数が十分低い周波数である
かぎり、100μFキャパシタ内の電荷は、再び充電される前にほぼ完全に漏れる。
比較器25(たとえば、339デバイスなど)上の正端子における電圧はほぼゼロで
あり、各電荷パケットがポンピングされるときに約12MVの小さなピークを有する
。周波数が高くなるにつれて、小形キャパシタは大形キャパシタにより多くの少
量の電荷をポンピングし、大形キャパシタの両端間の電位を上昇させ、したがっ
て比較器25の末端での電圧を上昇させる。この場合、周波数は、大形キャパシタ
内の電荷が、ある量の電荷が供給されるたびに増大するように、電荷が第2の抵
抗器から完全に漏れるのに十分な時間がないような周波数である。数周期後にシ
ステムは平衡状態に達し、比較器の正端子に安定な電圧が存在し、電圧は車両の
速度とある比例関係を維持しながら高くなっていく。
【0039】 比較器25は、その負入力に加えられる電圧ディバイダ53によって調整される基
準電圧を有する。正端子が基準電圧よりも低いとき、比較器25の出力は5Vプルア
ップによってハイに維持される。基準電圧を超えると、比較器25はその出力をグ
ランドにプルする。RC回路網100内の構成要素および電圧基準は、静止状態に近
い非常に低い車両速度で遷移が起こるように調整される。したがって、制御シス
テムは、「車両静止状態」(論理1)または「車両非静止状態」(論理0)を示
すバイナリ信号を使用することができる。
【0040】 光スイッチ・デバイスの機械的構成要素を図9Aないし図9Hに示す。図9Aはケー
ブル側からの端面図を示しており、図9Bはハウジング部95Aの軸A-Aに沿った側断
面図である。図9Cは加速度計側からの端面図であり、図9Dはハウジング部95Bの
軸B-B上の側断面図である。図9Eはスピンドル94の側面図を示しており、それに
対して図9Fはその端面図である。図9Gはスロット付き円板91の端面図であり、図
9Hは、アセンブリを完成するために使用されるクリップの図である。
【0041】 この光スイッチ・デバイスは、一例としてのみ与えられており、電子加速度計
やアンチロック・ブレーキング・システム(ABS)などからの、任意の形態の静
止状態検出に関する入力データを使用して車両静的表示をイネーブルできると考
えられる。ABSを用いる場合、PBW機能とVSI機能の両方で表示システムによって
必要とされる情報を提供するように一般に使用されている既存のABS構成要素を
修正することが可能である。アンチロック・ブレーキング・システムは通常、た
とえば電磁誘導技法を使用することによって車輪の回転速度に比例する電子信号
を生成するように車輪と共に回転する、ホイール・ハブに連結された装置を備え
る。ABSでは、車輪がロックするかどうかがわかるだけでよい。しかし、本発明
の表示システムでは、減速度を算出するために車両の速度に関するより多くの情
報が必要である。したがって、ABS誘導装置の修正は、装置出力信号に後述の適
切な情報を与えるように行うことができる。
【0042】 ここで説明するVSIシステムでは、方形波生成装置37がカウンタ、たとえば741
61デバイスをトリガする。ANDゲート24aおよび24bを使用する場合、比較器25お
よび発振器37からの出力がハイであり、近接センサ60(後述)がローであるとき
にのみ、カウンタ38へのクロック入力がハイになる。車両が静止している間、カ
ウントレートは、図2Aないし図2Dに示す表示信号の変化間に特定の時間間隔を生
成するように構成できる発振器37によって決定される。
【0043】 カウンタ38は、デマルチプレクサ39、たとえば74138デバイスに供給される0
ないし4のバイナリ出力を生成する。デマルチプレクサは、カウンタ38からの入
力信号に応じてハイ出力およびロー出力をピンM1、M2、M3、およびM4で生成する
。ピンM1、M2、M3、およびM4はそれぞれ、ANDゲート48、49、59、および51の1
つの入力端子に接続されている。ANDゲート48ないし51への他方の入力は、ゲー
ト24aで比較器25および近接センサ60の出力から取り出され、したがってこの出
力は、動的車両静的表示をイネーブルする出力信号である。
【0044】 ANDゲート48ないし51からの出力は、漸次制動警告表示に関してすでに説明し
たORゲート40ないし43の入力に接続されている。車両が停止すると、加速度計32
から出力される出力を生成するための速度の変化が起こらないので、インバータ
44ないし47からORゲート40ないし43への入力がローになる。したがって、ANDゲ
ート48ないし51からORゲート40ないし43への入力のどれかがハイになると、関連
するランプ対が照明される。図2を参照して説明した動的循環表示は、発振器37
のタイミングおよびマルチプレクサ39によって生成される切替えシーケンスによ
って行われる。表示シーケンスは、これらの構成要素を変更するか、あるいは、
たとえばランプ対ではなく個々のランプを配線することにより電気回路を異なる
ように構成することによって、容易に変更することができる。
【0045】 動的車両静止表示の終了は、たとえば、図3、図4、図10、図11、図12に示す
近接センサ60を使用することなどによって様々な方法で行うことができる。赤外
線システム、光学システム、マイクロ波システム、レーダ・システムなど様々な
装置を使用することができるが、ここでは超音波装置について説明する。という
のは、この装置が防水が容易であり、寸法が小さくコストが低いことが判明して
いるからである。超音波トランスデューサ61は、たとえば、小形の指向性ホーン
と共に使用されたときに最大レンジが9mになる小形の(たとえば、25mm)26kHz
トランスデューサでよい。近接センサ60は、トランスデューサ61を駆動しトラン
スデューサ61からの出力をフィルタするリモート・レンジング・モジュール62を
含む。モジュール62は、図11においてCで示されているデジタル・ラッチ出力を
生成する。トランスデューサがトリガされると、ラッチがローに切り替えられる
。ラッチは、第1のエコーが受信されるまでローのままであり、受信された時点
でハイに切り替わる。ラッチは、次のトリガパルス(図11のA)が開始すること
によって再びトリガされるまでハイのままである。対象がセンサ60のレンジ外で
ある(この例では9mを超える)場合、返されるエコーによってラッチがハイに
切り換えられることはない。この場合、トリガがラッチを瞬間的にハイに切り替
え再びローに切り替え、パルス幅は、図11に示すように、たとえば約180マイク
ロ秒でのトリガのパルス幅に類似したものになる。ラッチからのローパルスの持
続時間は、対象、この場合は後続車両の距離を算出する手段を構成する。
【0046】 このデジタルラッチ信号は、たとえば74123デュアル・リセット可能デバイス
などの単安定デバイス63をランニングハイに設定するために使用される。ラッチ
出力は論理ハイとして+5Vに結合され、モジュール62によって急速にオンに切り
替えられると、グランド、すなわち論理ローにプルされる。そうでない場合、こ
の出力は論理ハイである。したがって、ラッチ出力は制御ボックス3内の5V TTL
論理に適合する。総出力は、図12に示すように第1の単安定デバイス63の「A」
入力に加えられる。トランスデューサがトリガされるたびに、図11のトレースD
に示すように、ラッチの立下りエッジがこの単安定デバイスをハイにセットする
。この単安定タイミング回路は、トランスデューサから約3mのレンジに対応する
0.018sの期間の後で単安定デバイス63をリセットするように較正される。これは
、音が330m/sで伝達されるときの合計6mに相当する。パルス反復率PRRの周期は
、この例では0.06sに設定される(すなわち、音伝達経路の長さに相当する時間
よりも大きい)。単安定デバイス63は、たとえば、図12に示すようにC1=10マイ
クロファラドであり、R1=10kΩ可変であり、R2=2.2kΩである場合に、Tw=0.008
ないし0.0452sであり、1.34mないし7.45mのレンジを与えるDM74LS123でよい。し
たがって、遅延Tw=0.018sを選択することは、トランスデューサ61から約3mまで
の車両を検出するための例として与えられるに過ぎない。
【0047】 モジュール62からのデジタル・ラッチ出力および単安定デバイス63からの出力
は、論理ANDゲートを使用して結合される。したがって、このゲートの出力は、
図11のトレースEに示すように、指定されたレンジ、この例では3mを用いて自動
車が検出された場合に論理ハイを与える。このパルス信号は、第2の単安定デバ
イス64、この場合もたとえば74123デバイスの「B」入力に供給される。デバイ
ス64の遅延周期は、PRRの周期の約110%に対応するように設定される。
【0048】 したがって、自動車がレンジ内(この例では3m)にあるかぎり、第2の単安定
デバイス64の出力はハイのままである。後続車両がこのレンジ外に移動した場合
、単安定デバイス64は再起動されず、0.066s(110% PRR周期)後に再びローに立
下り、再びレンジ内で車両が検出されるまでローのままになる。したがって、後
方の3m未満の位置にある車両(論理ハイ)または後方の3mを超える位置にある車
両(論理ロー)を示すバイナリ信号が近接センサ60から出力される。これは、図
11でトレースFとして示されている。
【0049】 近接センサ60からの出力は反転され、やはり比較器25からの出力を入力として
有するANDゲート24aに供給される。車両が停止され、センサ60のレンジ内に車両
がない場合、ゲート24aへの両方の入力がハイになり、前述のように動的表示が
イネーブルされる。
【0050】 近接センサから出力は、比較器25からの出力も加えられるANDゲート24Cにも供
給される。車両が静的しており、設定されたレンジ内に車両がある場合、ANDゲ
ート24Cへの両方の入力がハイになり、後方の車両がレンジ外に移動するような
時点、または明らかにより可能性が高い状況として、表示システム1を有する車
両が移動を開始し、それによって車両静止インジケータが完全に停止されるよう
な時点まで外側のライト対16および17が照明される。
【0051】 この例では加速度計32および光スイッチ34が使用されているが、本発明による
表示システムでは車両のアンチロックブレーキシステム(ABS)およびABS内の車
輪速度センサを使用することが可能であるとも考えられる。このソース(または
任意の独立の車両速度測定装置)から車両の速度を連続的に測定し、それにより
時間基準を使用して加速度を算出することが可能である。その場合、このソース
を使用して前述の論理回路を駆動し、図1および図2に関して説明したシーケン
スに従ってランプ10を照明し消灯することが可能である。この技法は、実質的に
、すでに取り付けられたシステムを使用して、実際の制動システム自体とは独立
に、関連する車両データを生成するという利益を有する。したがって、この技法
は製造時に容易に組み込まれ、表示システム自体のコストを削減する利点を有す
る。しかし、前述のように、特に、現在利用可能なABS装置を使用して生成され
た信号を機能拡張するために、このような装置をある程度修正することが必要に
なる場合がある。特に、事前に設定された減速度/加速度範囲を区別できるよう
にするのに十分な可変性を持つ信号を生成するためにABS装置のサンプリング・
レートを高めることが必要になる場合がある。好ましい形態では、本発明の表示
システムは、車両上の対角方向に向かい合った車輪に取り付けられたABS装置か
ら入力データを得る。また、車両が一定の速度で走行しているか、あるいは加速
していることを示す信号を、ABS装置および前述の時間基準システムを使用して
ディスプレイに供給することができる。この場合のディスプレイは、たとえば、
起動されるライトの数が加速度に依存する緑色ライトのアレイを備えることがで
きる。
【0052】 他の車両内の車両運動検出手段または車両減速度検出手段に応答する、PBW信
号またはVSI信号を運転手に示す表示インジケータを、車両の運転者に見えるよ
うにその車両に取り付けることができると考えられる。したがって、後続車両の
表示インジケータは、先行車両の運動状態に関する情報を含む無線信号を先行車
両から受信することができる。
【0053】 したがって、表示インジケータは無線受信機を備え、いくつかの先行車両から
いくつかの信号が示されたときにすぐ前の車両からの信号を区別するか、あるい
は無線受信機によっていくつかの信号が受信されるこのような状況で運転者に誤
った情報を与えないように表示を終了する。
【0054】 次に、対応する要素に関連する前述の図の参照符号に対応する参照符号を使用
して本発明の他の実施形態について説明する。
【0055】 図14は、本発明による表示システム1が取り付けられた当該車両10を概略的に
示している。表示システム1は、後続車両103の運転者から明確に見えるように
、当該車両の水平方向に水平列として延びるように当該車両101の後部102に取り
付けられた赤色ランプのアレイ2を備えている。
【0056】 当該車両101は、その通常のブレーキ・ランプ(図示せず)だけでなく、赤色
中央上部取付け停止ランプ(CHMSL)104を備えている。
【0057】 近接センサ60は、後方を向くように後部102に取り付けられており、後続車両1
03の存在を検出し、かつ後続車両と当該車両101の後部102との間のレンジrを判
定するためにマイクロ波の幅の狭いビーム105を放出することのできるマイクロ
波装置を備えている。
【0058】 無線送信機106も後方を向くように後部102に取り付けられており、後続車両10
3上に取り付けられた無線受信機107によって受信できる方向性送信を送信するよ
うに動作することができる。後続車両103は、ランプのアレイ2から与えられる
視覚表示に対応するダッシュボード視覚表示を後続車両の運転者に与えるために
、無線受信機107を介して受信された信号に応答するダッシュボード取付け式イ
ンジケータ108を備えている。したがって、ダッシュボードインジケータは、ラ
ンプの小形アレイ、またはランプのアレイの照明表現を与える任意の形態のディ
スプレイを備えることができる。
【0059】 図14に示すように、当該車両101および後続車両103は、当該車両が無線受信機
107'、ダッシュボード取付け式インジケータ108'を備え、後続車両が無線送信機
106'、ランプのアレイ2'、CHMSL104'、および近接センサ60'を備えるように対応
する機器を有している。上記の機器を所与の交通状況におけるすべてのこのよう
な車両で標準機器にすべきであると考えられる。
【0060】 図15に示すように、表示システム1は、車輪の回転速度から導かれる当該車両
の速度vを判定する当該車両101の速度センサ109からの入力を受信するマイクロ
プロセッサ110にその動作を依存している。この実施形態では、当該車両のABS制
動システムは、速度を表す信号をマイクロプロセッサ110に供給する速度センサ1
09の一部を形成する回路によって出力が処理されるホール効果センサを含んでい
る。
【0061】 マイクロプロセッサ110は、ブレーキペダルが踏まれているか、あるいは開放
されているかを表す入力Bを受信するようにブレーキ・ペダル・スイッチ81にも
接続されている。
【0062】 マイクロプロセッサ110はまた、後続車両のレンジrを表す入力を近接センサ6
0から受信する。
【0063】 マイクロプロセッサ110は、毎秒1000サイクルの速度で入力データをサンプリ
ングし、これと同じ速度でランプ駆動回路111の制御を更新し、それによって表
示システム1の応答時間を0.001秒に定義するように動作することができる。
【0064】 マイクロプロセッサ110は、アレイ2を形成する各ランプに選択的に電力を供
給するように動作できるランプ駆動回路111に出力を供給し、かつマイクロプロ
セッサ110は、値0、1、2、または3を有する表示モードパラメータを参照し
て以下に引用される一連の異なる表示モードを定義する視覚パターンを作成する
ようにランプ駆動回路を介してランプを切り替えるように動作することができる
。表示モードを定義する対応するデータも、マイクロプロセッサ110から無線受
信機106に出力され、無線受信機107で再構成され、ダッシュボード取付け式イン
ジケータ108上に表示される。
【0065】 次に、利用可能な表示システムモードについて説明する。当該車両101がある
速度で前進しており、減速していないとき、アレイ2内の各ランプは消灯され、
M=0になり、それによって表示システムのOFF状態が確立される。この状態では、
ブレーキペダルを作動させることによってCHMSLを照明することができ、CHMSLは
アレイ2には依存せず、当該車両101の従来型のブレーキライト(図示せず)と
連動して作動する。
【0066】 第1の表示システムモードM=1では、ランプのアレイ2は、減速度が高くなる
につれて照明されるランプの数が多くなる漸次制動警告(PBW)視覚表示を生成
するように駆動される。図16に示すように、わずかに減速すると中央のランプ対
10および11が照明される。減速度が高くなった場合、第2のランプ対12および13
も照明される。減速度がさらに高くなると第3の対14および15が照明され、最終
的に、最大表示減速度は、外側対16および17の追加照明に対応する。
【0067】 したがって、それぞれ図16の表示A、B、C、およびDによって減速状態とし
ての第1、第2、第3、および第4の運動状態警告レベルが示される。CHMSL104
は、図16におけるこれらの表示のそれぞれで照明されるように示されているが
、これは必ずしもそうである必要はなく、たとえば、フット・ブレーキを作動さ
せること以外の方法で減速を行う場合はそうする必要はない。
【0068】 PBW視覚表示は後続車両103の運転者によって容易に観察され、この視覚表示の
性質は、後続車両の運転者に当該車両101の減速度をただちに伝達し、それによ
って後続車両の運転者が適切な制動を行うか、あるいは回避処置をとることがで
きるようにする性質である。ダッシュボード取付け式インジケータ108によって
後続車両の運転者に、対応する視覚表示が与えられる。
【0069】 第2の表示システム・モードM=2は図17に示されており、この場合、後続車両1
03の運転者に潜在的な危険を警告するために、当該車両が静止しているか、ある
いはほぼ静止していることを後続車両103の運転者に示す車両静的表示(VSI)を
行うように照明パターンA、B、C、D、およびEが順次かつ循環的に表示され
る。この動的視覚表示は、ランプを照明し、選択されたランプ対を順次消灯して
、ランプ列の中央部から対称的に外側にランプ列の左端部と右端部の両方へ循環
的に移動するパターンを作成することによって行われる。この周期は、中央ラン
プ10および11が消灯される図17のパターンAから始まり、次いで、第2のランプ
対12および13が消灯されるパターンBに移り、第3の対14および15はパターンC
で消灯され、外側対16および17はパターンDで消灯される。図17のパターンEは
すべてのランプを同時に表示し、その後にパターンAが続きこの周期が繰り返さ
れる。
【0070】 このパターン周期は、中央から左端部および右端部の方へ移動しているように
見え、観察者には光が観察者の方へ成長するように知覚される。このような表示
は意図的に高い減衰グラビング効果を有する。
【0071】 第3の表示システム・モードM=3は、外側ランプ対16および17のみが照明され
る静的視覚表示を与えるように連続的に維持されるパターンFによって図17に示
されている。第3の表示システム・モードは、当該車両が静止しているか、ある
いはほぼ静止していることを後続車両の運転者に示すために使用され、かつこの
モードは、後続車両が当該車両に近接していることが検知され、第2の表示シス
テム・モードの動的表示を停止して、照明されるランプの数を少なくし、それに
よって後続車両の運転者に幻惑または困惑を生じさせる可能性を低くするのが適
切である状況で使用される。したがって、第2の表示システム・モードと第3の
表示システム・モードが共にVSI視覚表示を行い、かつダッシュボード取付け式
インジケータ108によって対応する視覚表示が与えられることは明らかである。
【0072】 第2および第3の表示システム・モード(M=2、M=3)は、静止状態としての当
該車両の、それぞれ第1および第2の運動状態表示を与えるが、「静止状態」表
示が車両速度がゼロまたはゼロに近い車両に適切であることが理解されよう。
【0073】 上記の視覚表示はそれぞれ、互いに明確に認識することができ、このような視
覚表示には、既存の視覚表示と異なる表示としてただちに認識できるものが選択
されている。PBW表示とVSI表示は共に、後続車両の運転者がこのような表示を見
たことがない場合でも直感的にかつ瞬間的に理解できるように構成されている。
【0074】 第1のシステム・モードM=1での表示システムの動作は図18および図19に示さ
れている。図18は当該車両についての時間に対する加速度fの上部グラフを示し
ている。加速度fは、速度センサ109によって測定された速度vの入力値に基づ
いてマイクロプロセッサ110の計算によって求められる。グラフの最初の部分は
、ブレーキペダルスイッチ81が作動する強い制動に応答して加速度fが正の加速
度から負の加速度に急速に低下することを示している。減速度がしきい値F1A
等しくなると、時間に対するMのグラフにおける図18の下部に示すように、シス
テム・モードは0から1に変化する。ランプのアレイ2は、ランプ10および11を
照明することから成る図16のパターンAが表示されるように作動する。減速度が
高くなり他のしきい値F1Bに達すると、表示は、追加のランプ12および13が照明
される図16のパターンBに変化する。減速度がさらに高くなってしきい値F1C
よびF1Dを横切ると、パターンは同様に図16のCおよびDに変化する。
【0075】 図18の例では、減速度はその後、1組のしきい値F2DないしF2Aを横切り、それ
によって表示がパターンC、B、およびAに変化し、最終的にF2Aを横切ったと
きにランプのアレイがオフになるように低下を開始する(すなわち、加速度fが
0に向かって高くなっていく)。第2組のしきい値F2AないしF2Dは、図19に詳し
く示すように、一連のF1AないしF1Dのそれぞれのしきい値よりも低い減速度に対
応する(すなわち、|F2A|<|F1A|など)。さらに、各しきい値F1AないしF2Dは当
該車両の速度vの値に依存する。しきい値の振幅は、図19の左側および右側部分
に示すようにvに正比例し、左側部分は、V=50に対応するしきい値F1AないしF2D を示し、右側部分は、v=15mphでの対応するしきい値を示している。
【0076】 しきい値F2AないしF2DとF1AないしF1Dとの間の差は、減速度の目立たない変動
によって起こるPBW表示のパターン間の過度の切替えを回避するために与えられ
ている。しきい値の大きさが速度vに依存するので、比較的低速で移動する交通
状況で必要とされるそれほど目立たないレベルの警告と比べて、より目立つレベ
ルの警告を高速走行中に後続車両の運転者に示す必要が自動的に補償される。
【0077】 図20は、VSI表示が後続車両の速度vの値に応じてどのように作動するかを図
示している。図20の上部は、減速して停止しその後加速する当該車両についての
時間に対する速度vの変動を示している。表示システムは最初、第1の表示シス
テム・モードM=1であり、減速度値に従ってPBW表示が作動する。このことは、M
の値が図示されている図20の下部によって示されている。速度vの値が小さくな
り、ほぼ静止状態の当該車両に対応する第1の速度しきい値V1を横切ると、この
ことがマイクロプロセッサのソフトウェアによって検出され、ソフトウェアは、
上記で図17を参照して説明したシーケンスに従ってVSI表示(M=2)を開始し、パ
ターンAないしEを循環的に表示するようにシステム・モードを変更する。当該
車両はその後、速度v=0になっときに真の静止状態になり、この例ではこの周
期全体にわたってM=2が維持される。
【0078】 当該車両はその後、移動を開始し、速度が漸次高くなっていき、第2の速度し
きい値V2を通過する。このことはマイクロプロセッサのソフトウェアによって検
出され、ソフトウェアは表示システム・モードを「オフ」(M=0)にリセットし
、それによってVSI表示が停止する。VSI表示は、ブレーキ・スイッチ81を作動さ
せるかどうかにかかわらず作動させることができる。
【0079】 本発明の好ましい実施形態では、V1=2mphおよびV2=5mphである。
【0080】 図21は、VSI表示が後続車両と当該車両との間のレンジrの測定値にどのよう
に依存するかを示している。図21の上部は、当該車両が最初静止している状況で
rが時間と共にどのように変化するかの例を示している。後続車両は最初、近接
装置のレンジを超えており、次いで後方から接近し、次に、当該車両が、交通渋
滞の場合のように、V2よりも低い低速で移動を開始する。
【0081】 図21の上部に示すように、レンジrの測定値は最初、後続車両が検知されない
ことに対応する最大値である。レンジrの測定値は、後続車両が近接センサのレ
ンジに入ったときに0に向かって減少を開始し、第1のレンジしきい値R1を横切
るまで漸次減少していく。この時点で、図21の下部に示すシステム・モード・パ
ラメータMが(当該車両が静止しており動的表示が行われていることに対応する
)M=2からM=3に変化し、それによって、VSI表示は、外側ランプ対16および17が
連続的に静的表示として照明される図17のパターンFに変化する。
【0082】 その後、当該車両は移動を開始し、レンジrの測定値が大きくなって第2のレ
ンジしきい値R2に達し、それによってM=3からM=2へのMの値のさらなる変化がト
リガされる。それにより、動的VSI視覚表示が再開し、同時に、当該車両はV2
りも低い低速で前進する。あるいは当該車両が加速し、レンジしきい値R2を超え
たときにV2よりも高い速度に達した場合は、システム・モード・パラメータMが
M=0に変化し、表示がオフになる。好ましい実施形態では、R1=10フィート(約3m
4.8cm)およびR2=20フィート(約6m9.6cm)である。
【0083】 R2をR1よりも大きくすることによって、表示システムは、当該車両が異なる停
止位置まで繰り返し前進し、それに続いて後続車両が前進する交通渋滞に耐える
ことができる。このような交通渋滞状況では、近接した状態で動的VSI表示を繰
り返し見ることは、後続車両の運転者を困惑させ、不要であるので、動的VSI表
示に不必要に戻ることを回避することが望ましい。
【0084】 同様な理由で、すなわち、当該車両が低速で移動している間VSI表示を維持で
きるようにし、しかも、当該車両が停止したときにのみVSI表示をトリガするた
めにV1を比較的低くすることができるように、V2の値はV1よりも大きくされる。
【0085】 図22は、前述の操作方法を実現するためにマイクロプロセッサ110で使用され
るソフトウェアのフローチャートを概略的に簡略形で示している。
【0086】 初期設定ステップ112で、車両運動状態パラメータSが0にセットされ、それ
により、マイクロプロセッサがプロセスの実行を開始したときに当該車両は静止
していると仮定される。判定ステップ113で、車両の運動状態パラメータが、車
両が動いていることに対応する値S=1を有するか、それともS=0を有するが試験さ
れ、判定ステップ114で、速度vが第2のしきい値V2を超えたとき、S=1からS=0
への遷移が起こる。判定ステップ115で、測定値vが第1の速度しきい値V1より
も小さいとき、S=1からS=0への遷移が起こる。
【0087】 ステップで加速度fの値が算出され、fの前の値と比較され、fが大きくなっ
ているかどうか、すなわち、源速度が低下しているかどうかが判定される。判定
ステップ117でfが負であると共に低下しており、すなわち、減速度が高くなっ
ていると判定された場合、比較ステップ118でfの値が第1の加速度しきい値F1A ないしF1Dと比較され、PBW視覚表示の適切なレベルA、B、C、Dが選択される
。しかし、fが高くなっていると共に負である場合、すなわち、減速度が低下し
ている場合、比較ステップ119でfが第2の加速度しきい値F2AないしF2Bと比較
され、それに応じて、図16におけるPBW視覚表示のレベルA、B、C、Dに対応
する警告レベルが設定される。
【0088】 比較ステップ118は、マイクロプロセッサの各0.001秒周期での遷移レベルが1
つに限られ、すなわち、各周期で許容される遷移がオフからA、AからB、Bか
らC、およびCからDであるPBWレベルの上昇をPBW視覚表示レベルA、B、C、
Dで示すことができるようにするサブルーチンを表している。したがって、PBW
視覚表示は常に、漸次開始される。
【0089】 しかし、比較ステップ119は、たとえば、単一の周期中に視覚表示をオフにで
きるようにPBWレベル間の任意の遷移を可能にするサブルーチンを表している。
【0090】 前述のシステムでは、PBW表示を実現できるのは、ブレーキ・スイッチ81を作
動させた場合だけであり、このことは判定ステップ120で判定される。
【0091】 このようにブレーキ・スイッチ動作に依存することは、ある地域の現行の法律
の要件になっている。しかし、ブレーキの作動への依存をなくすことが理想であ
る。
【0092】 システム・タイプ・パラメータが、ブレーキ・スイッチ81がPBW視覚表示を無
効にする効果を有する前述のシステムに対応するT=1であるか、それともT=0であ
るかを試験する他の判定ステップ121が設けられている。この機能を除去するに
は、判定ステップ120がバイパスされるようにT=0をセットすることによってソフ
トウェアを構成することができる。Tの値は、ユーザ・アクセス可能なキーを介
してマイクロプロセッサに入力され、それにより、地域の法律に従い、すなわち
、ブレーキ・スイッチが後続の運転手に対する減速度の表示を無効にする効果を
有することが地域の法律で必要とされているかどうかに従って動作できるように
システムを構成することができる。
【0093】 車両の運動状態パラメータがS=0であり、すなわち、上記で図20を参照しかつ
速度しきい値V1およびV2を参照して定義したように、車両が真の静止状態である
か、あるいはほぼ静止している状況では、判定ステップ122で、後続車両と当該
車両との間のレンジrの測定値がレンジしきい値Rと比較される(フローチャー
トは、ここでは、上記で図21を参照して説明したように、Rの値がR1であるかそ
れともR2であるかを判定するサブルーチンを省略するために簡略化されている)
。この比較の結果として、後続車両が、定義された近接レンジ内にあると判定さ
れた場合、動的VSI表示が開始され、それによって、当該車両が静止しているこ
とを示す視覚表示が与えられる。上記で定義した近接しきい値内で後続車両が検
出されない場合、プロセス・ステップ124でVSI静的表示が開始される(フローチ
ャートは、ここでは、動的表示の完全な3周期が完了するまで動的VSI表示が静
的VSI表示に変化するのを妨げるサブルーチンを省略するためにさらに簡略化さ
れている)。
【0094】 図23ないし図25は、VSI視覚表示およびPBW視覚表示を与えるために本発明によ
って使用されるランプの代替構成を示している。
【0095】 図23では、ランプ10ないし17が図16のアレイ2に対応する水平直線アレイ2を
形成しているが、この場合、CHMSL104は、視覚的に目立つように残りのランプに
対して垂直方向に変位されている。図24では、残りのランプ10ないし17と共直線
関係のCHMSL104を含むように構成が変更されている。しかし、図16の構成とは異
なり、ランプが、照明されていないときに一様な直線アレイを形成するように見
えるように、CHMSL104とランプ11ないし17との間に長手方向の変位はない。
【0096】 図25は、ランプ10ないし17がそれぞれの左側および右側垂直ランプ列としてグ
ループ化され、CHMSLがこれらの列の中間の上方に位置している代替構成を示し
ている。PBW視覚表示中に、ランプ10ないし17は、漸次高くなる減速度レベルを
示すように漸次、対単位で上向きに照明されていく。
【0097】 次に、対応する要素に関連する前述の図の参照符号に対応する参照符号を使用
して、図26を参照して他の代替実施形態について説明する。
【0098】 図26は、ランプ駆動回路111がランプ10ないし17および中央停止ランプ、すな
わちCHMSL104のアレイ2を駆動する表示システム130を示している。
【0099】 マイクロプロセッサ110は、車両の常用ブレーキが操作されたことがブレーキ
・スイッチ81によって検出されたときにはいつでもCHMSL104を作動させ、それに
より、車両のブレーキ・ライトが照明されたときにCHMSL104が照明される通常の
制動表示を与える。しかし、CHMSL104は、減速状態としての運動状態表示を与え
るPBW表示、静止状態としての第1の運動状態表示を与える動的表示、後続車両
が当該車両に近接しているときに静止状態としての第2の運動状態表示を与える
静的表示の一部として含められるようにマイクロプロセッサ110のソフトウェア
の制御下で照明することもできる。上記の表示のうちのいずれかにCHMSL104を含
めるべきかどうかは、マイクロプロセッサ110にいくつかのソフトウェア・オプ
ションを示すことを可能にする制御スイッチ131の設定によって決定される。一
般にはこのような表示にCHMSL104を含めることが好ましいが、ある地域では法律
によってCHMSL104のこのような制御が禁止されており、したがって、このような
制御スイッチ131によってソフトウェアを適応できるようにすると有利である。
【0100】 表示システム130は、10分間の平均周囲光レベルを求め、それによって、マイ
クロプロセッサ110が調整回路103により、低光レベル条件の下ではランプの強度
が低減されるようにランプ11ないし17の強度を調整することを可能にするように
動作できる周囲光検知回路132も含んでいる。これにより、特に夜間の運転中に
、後続車両がランプの明るさによって幻惑されるのを防止するという利点が与え
られる。
【0101】 表示システム130は、当該車両の車輪に連動して回転できるスロット付き円板9
1円板の近傍にあるホール効果センサによって検出される車両速度に比例するパ
ルス周波数を有するデジタル信号134をマイクロプロセッサに供給する、当該車
両のABSシステムの一部を形成する速度センサ109を有している。表示システム13
0は、ホール効果センサ135の出力を取り出してデジタル信号134をアナログ信号1
36に変換するデジタル・アナログ変換器137によって導かれる、車両速度を表す
アナログ信号136をマイクロプロセッサ110に与える機構も有している。デジタル
信号134またはアナログ信号136に基づく動作は、一方の制御スイッチ131をセッ
トすることによって選択される。
【0102】 マイクロプロセッサ110は、デジタル信号134を使用する際、デジタル信号134
の各パルス間のマイクロプロセッサのクロックパルスをカウントすることによっ
て車両速度vを求める。比較高速のマイクロプロセッサを使用する際、これは一
般に適切な操作方法である。しかし、たとえばコスト上の理由で、比較的低速の
マイクロプロセッサを選択した場合、大径のスロット付き円板91が高いフィーチ
ャ密度を有することがセンサ135によって検知された場合のように、デジタル信
号134の周波数が比較的高い場合は適切な動作が不可能になる。このような状況
では、アナログ信号を使用した動作が好ましく、この動作は制御スイッチ131を
適切に切り替えることによって選択される。このスイッチは、様々な種類の円板
91を使用するとき、あるいは様々な直径の車輪を使用するときにマイクロプロセ
ッサの動作を適応させるために使用することもできる。
【0103】 表示システム130は、各電位計が、マイクロプロセッサ110に入力されソフトウ
ェアの動作パラメータの値を連続的に制御するように手動で設定される可変電圧
入力を供給する10kΩ可変抵抗器で構成された、1組のトリム電位計138も含んで
いる。4つのトリム電位計138は、しきい値F1A、F1B、F1C、およびF1Dの値を設
定するために使用される。他の1つのトリム電位計138は、速度利得パラメータ
G、すなわち、当該車両速度vに対する上記の減速度しきい値同士の間の関係を
決定する比例定数を設定するために使用される。他の2つの電位計138は速度
しきい値V1およびV2を設定するために使用される。
【0104】 表示システム130内のマイクロプロセッサ110は、PBW表示で警告レベルを示す
際に、表示の適切なランプをオフにする前により低い警告レベルを選択した後で
遅延を導入し、それにより、ランプをオフにする命令において低域フィルタを実
際上エミュレートするソフトウェアを含んでいる。この機能により、PBW表示の
警告レベルは、後続車両の運転者によって認識されるのに十分な長さの期間にわ
たって持続する。たとえば、図22のフローチャートでは、このステップはステッ
プ119の直後に挿入される。
【0105】 最後のトリム電位計138は、低下する減速度に応答してPBW表示のランプをオフ
にする際の遅延を定義する時間定数τを設定するために使用される。
【0106】 表示システム130は、当該車両と後続車両との間のレンジrの測定値を示すア
ナログ出力139をマイクロプロセッサ110に供給する近接センサ60を含んでいる。
【0107】 前述の各実施形態では、表示を構成しており別々に作動させることのできるラ
ンプ対の数は、好ましい実施形態に示す4つより多くてもあるいは少なくてもよ
いが、最低で2対は必要である。
【0108】 好ましい実施形態のランプは同じサイズのランプとして示されている。ランプ
は、少なくともいくつかのランプ対のサイズが他の対のランプと異なるように構
成することもでき、たとえば、ランプ10、12、14、および16は漸次サイズが大き
くなるランプであってよい。
【0109】 マイクロプロセッサ110は専用プロセッサ・チップでよく、あるいは車両の操
作システムまたは安全システムを管理するために車両内に設置された多目的マイ
クロプロセッサによって実行されるいくつかの機能のうちの1つとしてマイクロ
プロセッサの制御を行うことができる。
【0110】 ABSシステムを使用して車両速度を検知することの代替策として、たとえば、
車両のタコメータを駆動する回路などの車両電気システムから、速度に依存する
任意の適切な電圧出力を検知することができる。
【0111】 同様に、車両速度vの測定値から加速度fを算出することの代替策として、マ
イクロプロセッサへの独立の入力を有する加速度計によって直接fの測定値を得
ることができる。
【0112】 他の代替策として、たとえば、反射された放射のドップラー・シフトを分析す
ることによって対地速度を求めるマイクロ波装置など、アクティブな速度センサ
によって車輪の回転とは無関係に車両速度を検知することがある。その場合、測
定された速度の変化率から加速度を求めることができる。
【0113】 好ましい実施形態では、後続車両103のダッシュボード表示を与えるために無
線送信機106および受信機107が使用される。これらの機能は、ランプ10ないし17
の視覚表示にのみ依存するように省略することができる。あるいは、ダッシュボ
ード表示にのみ依存することができ、すなわち、ランプ10ないし17を設けなくて
もよい。
【0114】 近接センサ60は、ソナー・ビームおよび検出器回路を使用することもできる。
近接センサは、当該車両を後退させる間に使用され、車両の後方に物体が近接し
ていることを当該車両の運転者に示すように動作できるセンサと一体化すること
ができる。
【0115】 前述の実施形態は、第2組の加速度しきい値F2AないしF2Dを使用してPBW視覚
表示の過度の変動を回避する。あるいは、PBW表示の特定のレベルA、B、C、
またはDが持続する経過時間を測定し、所定の応答時間が経過するまでより低い
減速度を示す表示レベルに下げることを抑制する応答時間制限サブルーチンと組
み合わせて、1組の加速度しきい値F1AないしF1Dを使用することができる。した
がって、図22のフローチャートで、比較ステップ112を適切な応答時間制限サブ
ルーチンで置き換えることができる。
【0116】 他の代替策として、応答時間制限サブルーチンだけでなく第2組の加速度しき
い値F2AないしF2Dも使用して、PBW表示の変動を制御するより包括的な機構を設
けることができる。
【0117】 図15に概略的に示す回路構成は、ランプ駆動回路111とは独立に作動させるこ
とができる。あるいは、ランプ駆動回路がランプ10ないし17とCHMSL104の両方を
制御するようにCHMSLをランプ駆動回路に接続することができる。
【0118】 その場合、ランプ10ないし17とCHMSL104は、同じハウジングに一体的に収納す
ることができ、共通の配線ルームを共用することができる。
【0119】 図26の実施形態では、VSI視覚表示をさらに機能拡張するために、CHMSL104を
、動的(または静的)VSI表示の少なくとも一部の間、ブレーキ・スイッチとは
独立に照明することができる。特に、CHMSLを外側ランプ対16、17と共に照明す
ることによって静的表示を生成することができる。
【0120】 マイクロプロセッサ110は、CHMSLが車両のブレーキランプとは独立に作動する
ように、減速が検知されたときにCHMSLを照明するようにプログラムすることが
できる。これは、たとえば、制動システムとは独立に動作するリターダを有する
車両の場合に有利である。
【0121】 図14ないし図26の実施形態の加速度しきい値F1AないしF1Dは、測定速度vに比
例する振幅|F1A|、たとえば、|F1A|=A+Gv(Aは定数であり、Gは速度利得パラ
メータである)などを有する。Gは通常、正の定数値であり、図26の実施形態で
はトリム電位計138によって調整することができる。あるいは、加速度しきい値
を非線形関数として求めることができ、この場合、速度利得Gは、速度vの関数
であり、停止距離の延長および高速での反応時間の顕著な効果を考慮するように
車両速度を最適に補償するように調整される。Gの値はたとえば、参照テーブル
に記憶される。
【0122】 減速度しきい値の振幅が減速度と共に高くなるのが適切であることが判明した
場合は、Gが負の値を有することが望ましい場合もある。
【0123】 車両運動状態パラメータSの運動値から静止値への遷移をトリガする(図22の
判定ステップ115)ために使用される速度しきい値V1の値は、速度しきい値V2
値よりも大きくすることもできる(判定ステップ114)。このことは、たとえば
、VSI視覚表示をできるだけ早く開始することが重要であるとみなされる場合に
適切である。この場合、ソフトウェアを適切に再構築する必要がある。
【0124】 あるいは、V1およびV2が同じ値を有し、ソフトウェアをそれに応じて適応させ
ることが適切である場合もある。
【0125】 ランプ10ないし17は、現在車両ブレーキ・ランプ・システムで使用されている
種類の従来型のフィラメント・ランプを含むことができ、このようなフィラメン
ト・ランプは一般に、故障の場合に個別に交換するのが簡単である。あるいは、
このような装置の短い立上り時間(すなわち、最大光出力の90%に達するための
時間)を利用し、それによって表示の反応速度を高めるために発光ダイオードの
アレイを使用することもできる。このことは、PBW視覚表示を高速度開始する必
要があるときに重要である。
【0126】 あるいは、図26の実施形態は、単一のレンジしきい値Rを定義し、当該車両の
近傍に後続車両が存在しているか、それとも存在していないかを示すマイクロプ
ロセッサ110への出力を有する近接センサ60を備えることもできる。このような
修正された近接センサは、調整可能に設定可能なレンジしきい値Rを有すること
ができる。
【0127】 あるいは、上記の実施形態は、後続車両と当該車両との間の相対速度を示す出
力を供給する持続波ドップラー・シフト・レーダの形の近接センサ60を備えるこ
ともできる。このようなセンサは、後続車両が接近したことに応答し、それによ
り、後続車両が当該車両の近傍に進入したことを表す出力として識別できる漸次
増大する出力を供給する。しかし、このセンサは両方の車両が静止している静止
位置では出力を供給しないので、その後車両同士の分離に対応する相対移動が検
知されるような時点まで、後続車両が近接していることがマイクロプロセッサに
示され続けるようなラッチング機能を組み込む必要もある。当該車両の速度vが
第2の速度しきい値V2を超えることによってラッチング解除ステップをトリガす
ることもできる。
【0128】 上記の実施形態では、ダッシュボード取付け式インジケータ108は、上記の構
成の他にあるいは上記の構成の代わりに可聴警告装置を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による表示の4つの概略図AないしDを示す図である。
【図2】 車両が静止していることを示すために使用される図1に示す表示の5つの概略
図AないしEを示す図である。
【図3】 図1ないし図2に示す表示シーケンスを生成する本発明による表示システムの
概略電子回路図である。
【図4】 図3に示すシステムの他の配線細部を示す概略ブロッグ図である。
【図5】 本発明による表示システムを制御するために使用される電子回路の一部として
の加速度計接続部の例を示す図である。
【図6】 図3に示す回路の棒グラフ・ドライバ部の他の配線細部を示す図である。
【図7】 本発明による表示システムの速度センサおよび光スイッチの断面図を示す図で
ある。
【図8】 図7に示されており図3および図4に示す回路に接続されている光スイッチの
電気的詳細を示す図である。
【図9】 図9Aないし図9Hを含む、図7に示す光スイッチの機械的構成要素の様々な
立面図である。
【図10】 図3および図4に示す近接センサの電気コネクタ部の詳細を示す図である。
【図11】 図3、図4、図11、および図12に示す近接センサの様々な構成部品のパル
ス時間シーケンスを示す図である。
【図12】 図3および図4の一部として示された近接センサ装置の2つの単安定装置部の
配線を示す図である。
【図13】 図12に部分的に示す単安定論理ボードの配線を示す図である。
【図14】 本発明の他の実施形態による当該車両および後続車両の概略平面図である。
【図15】 図14の表示システムの概略回路図である。
【図16】 漸次減速警告のパターンA、B、C、およびDを示すPBW表示の概略図であ
る。
【図17】 動的VSI表示のパターンAないしEおよび静的VSI表示のパターンFを示す概略
図である。
【図18】 加速度fおよび加速度しきい値F1AないしF2Dのグラフ表現である。
【図19】 速度による加速度しきい値の変動のグラフ表現である。
【図20】 速度の変動および速度しきい値の例のグラフ表現である。
【図21】 測定車両レンジおよびレンジしきい値のグラフ表現である。
【図22】 マイクロプロセッサの動作を示すフローチャートである。
【図23】 ランプの代替構成の概略図である。
【図24】 ランプの他の代替構成の概略図である。
【図25】 他の代替ランプ構成の概略図である。
【図26】 本発明の他の代替実施形態用の概略回路図である。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 あるいはほぼ静止していることを表示が示す。

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該車両の運動状態を後続車両の運転手に示す車両表示シス
    テムにおいて、 当該車両の運動状態が減速状態であるかどうかを判定し、かつ当該車両の減速
    度を判定するように動作できる減速度判定手段、 当該車両の速度を検知するように動作できる車両運動測定手段、 減速度を第1組の様々な減速度範囲を定義する第1組の減速度しきい値と比較
    し、この減速度が存在すると判定された減速度範囲に従って対応する1組の警告
    レベルから警告レベルを選択するように動作できるプロセッサ、および プロセッサによって制御されるランプのアレイを備え、照明されるランプの数
    が警告レベルに比例するように選択された警告レベルを表す照明パターンを示す
    ようにランプのアレイのうちの選択されたランプを照明することによって減速状
    態としての運動状態表示を与えるように動作できる表示手段を備え、 プロセッサが、速度に応じて第1組の減速度しきい値の値を決定するように動
    作することができるシステム。
  2. 【請求項2】 プロセッサが、第1組の減速度しきい値を速度に比例するよ
    うに決定する、請求項1に記載の車両表示システム。
  3. 【請求項3】 プロセッサが、減速度が低下しているときにそれを判定し、
    このように判定されたときに、減速度を第1組の減速度しきい値と比較するステ
    ップを、この減速度と、第2組の様々な減速度範囲を定義する第2組の減速度し
    きい値を比較するステップで置き換え、この減速度が存在すると判定された第2
    組の減速度範囲に従って警告レベルを選択するように動作することができ、第2
    組の各減速度しきい値の大きさが、第1組の対応する減速度しきい値よりも小さ
    い、請求項1に記載の車両表示システム。
  4. 【請求項4】 プロセッサが、既存の警告レベルが少なくとも所定の最小応
    答時間の間持続したときにのみより低い警告レベルを選択することによって、第
    2組の各減速度しきい値を横切って低下する減速度に応答するように動作するこ
    とができる、請求項3に記載の車両表示システム。
  5. 【請求項5】 プロセッサが、既存の警告レベルが少なくとも所定の最小応
    答時間の間持続したときにのみより低い警告レベルを選択することによって、第
    1組の減速度しきい値のうちの1つを横切って低下する減速度に応答するように
    動作することができる、請求項2に記載の車両表示システム。
  6. 【請求項6】 プロセッサが、速度がゼロよりも大きな第1の速度しきい値
    よりも大きな値から第1の速度しきい値よりも小さな値に低下したかどうかを判
    定し、その後、減速状態としての運動状態表示を停止するように動作することが
    できる、請求項1から5のいずれか一項に記載の車両表示システム。
  7. 【請求項7】 プロセッサが、速度が第1の速度しきい値よりも低くなった
    ことに応答して、静止状態としての第1の運動状態表示を開始する、請求項6に
    記載の車両表示システム。
  8. 【請求項8】 プロセッサが、速度が第2の速度しきい値を超えたことに応
    答して、静止状態としての第1の運動状態表示を停止する、請求項7に記載の車
    両表示システム。
  9. 【請求項9】 第2の速度しきい値が第1の速度しきい値よりも大きい、請
    求項8に記載の車両表示システム。
  10. 【請求項10】 後続車両が当該車両の第1のしきい値距離内に位置してい
    るかどうかを判定するように動作することができ、プロセッサが、そのように判
    定されたときに、静止状態としての第1の運動状態表示を、第1の表示と比べて
    後続車両の運転者に対してより目立たない静止状態としての第2の運動状態表示
    に修正するように動作することができる、請求項7に記載の車両表示システム。
  11. 【請求項11】 表示手段が、ランプを照明し、選択されたランプを順次消
    灯することによって、動的表示の形の静止状態としての第1の運動状態表示を与
    えるように動作することができ、静止状態としての第2の運動状態表示が、選択
    されたランプが連続的に照明される静的表示を含む、請求項10に記載の車両表
    示システム。
  12. 【請求項12】 ランプのアレイが、当該車両の後部に横に延び、中央部な
    らびに左端部および右端部を備えるランプの列を備え、表示手段が、ランプを照
    明し、選択されたランプ対を順次消灯して、ランプ列の中央から対称的に外側に
    ランプ列の左端部と右端部の両方へ循環的に移動するパターンを作成することに
    よって、前記動的表示が生成される、請求項11に記載の車両表示システム。
  13. 【請求項13】 動的表示が、すべてのランプを同時に照明することを含む
    パターンのシーケンスを含む、請求項12に記載の車両表示システム。
  14. 【請求項14】 連続的な静的表示が一対のランプのみの照明で構成される
    、請求項12に記載の車両表示システム。
  15. 【請求項15】 近接検知手段が、後続車両のレンジが第1のしきい値距離
    よりも小さな値から、第2のしきい値距離よりも大きな値に増大したときにそれ
    を判定するように動作することができ、このように判定されたときに、プロセッ
    サが、静止状態としての第1の運動状態表示を再作動させるように動作すること
    ができる、請求項10に記載の車両表示システム。
  16. 【請求項16】 第2のしきい値距離が第1のしきい値距離よりも大きい、
    請求項15に記載の車両表示システム。
  17. 【請求項17】 プロセッサが、静止状態としての第1の運動状態表示が最
    小所定期間の間持続した後にのみ静止状態としての第2の運動状態表示を開始す
    るように動作することができる、請求項10に記載の車両表示システム。
  18. 【請求項18】 プロセッサが、連続的な動作サイクルにおいて、減速度を
    第1組のしきい値と比較するように動作できるように循環的に動作することがで
    き、プロセッサが、選択された警告レベルが連続的なサイクル間で変化する範囲
    を、1組の警告レベル内の重要性の順序に従って連続的な警告レベル間の単一の
    増分以下に制限するように動作することができる、請求項1から18のいずれか
    一項に記載の車両表示システム。
  19. 【請求項19】 減速度判定手段が、速度の変化率から減速度を判定するよ
    うに動作できるプロセッサで構成される、請求項1から18のいずれか一項に記
    載の車両表示システム。
  20. 【請求項20】 ランプのアレイが1組のランプ対を備え、各ランプ対が、
    それぞれ当該車両の後部の左側および右側に配設された左側ランプおよび右側ラ
    ンプを備え、表示手段が、警告レベルに比例する数のランプ対を照明することに
    よって運動状態を減速状態として示すように動作することができる、請求項1か
    ら19のいずれか一項に記載の車両表示システム。
  21. 【請求項21】 車両が制動しているかどうかを検知するように動作できる
    ブレーキ・センサを備え、プロセッサが、ブレーキ・センサに応答して、車両が
    制動中であることが検知されたときにのみ減速状態としての運動状態の表示を作
    動させる、請求項1から20のいずれか一項に記載の車両表示システム。
  22. 【請求項22】 ランプがそれぞれ発光ダイオード・アレイを備える、請求
    項1から21のいずれか一項に記載の車両表示システム。
  23. 【請求項23】 当該車両の運動状態を後続車両の運転者に示す車両表示シ
    ステムにおいて、 当該車両の速度を検知するように動作できる車両運動測定手段、 該速度を第1の速度しきい値と比較し、速度が第1の速度しきい値よりも小さ
    な値に低下したときに当該車両の運動状態を静止状態と判定するように動作でき
    るプロセッサ、および プロセッサによって制御されるランプのアレイを備え、静止状態としての第1
    の運動状態表示を表わす照明パターンを示すようにランプのアレイのうちの選択
    されたランプを照明するように動作できる表示手段を備えるシステムが開示され
    る。
  24. 【請求項24】 プロセッサが、速度が第2の速度しきい値を超えたことに
    応答して静止状態として第1の運動状態表示を停止するように動作することがで
    きる、請求項23に記載の車両表示システム。
  25. 【請求項25】 第2の速度しきい値が第1の速度しきい値よりも高い、請
    求項24に記載の車両表示システム。
  26. 【請求項26】 後続車両が当該車両の第1のしきい値距離内に位置してい
    るかどうかを判定するように動作できる近接センサを備え、プロセッサが、その
    ように判定されたときに、静止状態としての第1の運動状態表示を、第1の表示
    と比べて後続車両の運転者により目立たない静止状態としての第2の運動状態表
    示に修正するように動作することができる、請求項23から25のいずれか一項
    に記載の車両表示システム。
  27. 【請求項27】 表示手段が、ランプを照明し選択されたランプを順次消灯
    することによって、動的表示の形の静止状態としての第1の運動状態表示を与え
    ることができ、静止状態としての第2の運動状態表示が、選択されたランプが連
    続的に照明される静的表示を含む、請求項26に記載の車両表示システム。
  28. 【請求項28】 ランプのアレイが、当該車両の後部に横に延び、中央部な
    らびに左端部および右端部を備えるランプ列を備え、表示手段が、ランプを照明
    し、選択されたランプ対を順次消灯して、ランプ列の中央部から対称的に外側に
    ランプ列の左端部と右端部の両方へ循環的に移動するパターンを作成することに
    よって、前記動的表示が生成される、請求項27に記載の車両表示システム。
  29. 【請求項29】 動的表示が、すべてのランプを同時に照明することを含む
    パターンのシーケンスを含む、請求項28に記載の車両表示システム。
  30. 【請求項30】 連続的な静的表示が一対のランプのみの照明で構成される
    、請求項28に記載の車両表示システム。
  31. 【請求項31】 近接検知手段が、後続車両のレンジが第1のしきい値距離
    よりも小さな値から、第2のしきい値距離よりも大きな値に増大したときにそれ
    を判定するように動作することができ、このように判定されたときに、プロセッ
    サが、静止状態としての第1の運動状態表示を再作動させるように動作すること
    ができる、請求項26に記載の車両表示システム。
  32. 【請求項32】 第2のしきい値距離が第1のしきい値距離よりも大きい、
    請求項31に記載の車両表示システム。
  33. 【請求項33】 プロセッサが、静止状態としての第1の運動状態表示が最
    小所定期間の間持続した後にのみ静止状態としての第2の運動状態表示を開始す
    るように動作することができる、請求項26に記載の車両表示システム。
  34. 【請求項34】 ランプがそれぞれの発光ダイオード・アレイを備える、請
    求項23から33に記載の車両表示システム。
  35. 【請求項35】 当該車両の運動状態を後続車両に示す車両表示システムに
    おいて、 当該車両の速度を検知するように動作できる車両運動測定手段、 この速度から車両の運動状態を判定するように動作できるプロセッサ、 プロセッサによって制御されるランプのアレイを備え、静止状態としての運動
    状態の第1の表示を表わす照明パターンを示すようにランプのアレイのうちの選
    択されたランプを照明するように動作できる表示手段、 後続車両が当該車両の第1のしきい値距離内に位置するかどうかを判定するよ
    うに動作できる近接検知手段を備え、 プロセッサが、このように判定されたときに、静止状態としての第1の運動状
    態表示を、第1の表示と比べて後続車両の運転手に対してより目立たない静止状
    態としての第2の運動状態表示に修正するように動作することができるシステム
  36. 【請求項36】 表示手段が、ランプを照明し選択されたランプを順次消灯
    することによって、動的表示の形の静止状態としての第1の運動状態表示を与え
    ることができ、静止状態としての第2の運動状態表示が、選択されたランプが連
    続的に照明される静的表示を含む、請求項35に記載の車両表示システム。
  37. 【請求項37】 ランプのアレイが、当該車両の後部に横に延び、中央部な
    らびに左端部および右端部を備えるランプ列を備え、表示手段が、ランプを照明
    し、選択されたランプ対を順次消灯して、ランプ列の中央部から対称的に外側に
    ランプ列の左端部と右端部の両方へ循環的に移動するパターンを作成することに
    よって、前記動的表示が生成される、請求項36に記載の車両表示システム。
  38. 【請求項38】 動的表示が、すべてのランプを同時に照明することを含む
    パターンのシーケンスを含む、請求項37に記載の車両表示システム。
  39. 【請求項39】 連続的な静的表示が一対のランプのみの照明で構成される
    、請求項37に記載の車両表示システム。
  40. 【請求項40】 表示手段が、ランプのアレイに対して中央に位置する中央
    停止ランプをさらに備え、中央停止ランプが、当該車両のブレーキが作動したと
    きに車両のブレーキ・ライトと連動して中央停止ランプを作動させるように動作
    できるブレーキ・センサに接続されており、表示手段がさらに、連続的な静的表
    示がアレイの一対のランプの照明と中央停止ランプの照明との組合せで構成され
    るようにブレーキ・センサとは独立に中央停止ランプを照明するように動作する
    ことができる、請求項37に記載の車両表示システム。
  41. 【請求項41】 近接検知手段が、後続車両のレンジが第1のしきい値距離
    よりも小さな値から、第2のしきい値距離よりも大きな値に増大したときにそれ
    を判定するように動作することができ、このように判定されたときに、プロセッ
    サが、静止状態としての第1の運動状態表示を再作動させるように動作すること
    ができる、請求項35から40のいずれか一項に記載の車両表示システム。
  42. 【請求項42】 第2のしきい値距離が第1のしきい値距離よりも大きい、
    請求項41に記載の車両表示システム。
  43. 【請求項43】 プロセッサが、静止状態としての第1の運動状態表示が最
    小所定期間の間持続した後にのみ静止状態としての第2の運動状態表示を開始す
    るように動作することができる、請求項35から42のいずれか一項に記載の車
    両表示システム。
  44. 【請求項44】 ランプがそれぞれの発光ダイオード・アレイを備える、請
    求項35から43に記載の車両表示システム。
  45. 【請求項45】 実質的に、添付の図面のいずれかを参照して説明し、添付
    の図面に示す車両表示システム。
JP2000548189A 1998-05-12 1998-05-12 自動車表示システムおよびレンジング装置 Pending JP2002514542A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/GB1998/001345 WO1999058368A1 (en) 1998-05-12 1998-05-12 Motor vehicle display system and ranging device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002514542A true JP2002514542A (ja) 2002-05-21
JP2002514542A5 JP2002514542A5 (ja) 2005-12-22

Family

ID=10825699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000548189A Pending JP2002514542A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 自動車表示システムおよびレンジング装置

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP1077833B1 (ja)
JP (1) JP2002514542A (ja)
KR (1) KR100566368B1 (ja)
CN (1) CN1240568C (ja)
CA (1) CA2332111C (ja)
DE (1) DE69818108T2 (ja)
ES (1) ES2206926T3 (ja)
PT (1) PT1077833E (ja)
WO (1) WO1999058368A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2401493B (en) * 2003-05-07 2005-02-16 Derek Desmond Disley Vehicle safety equipment
GB2415043A (en) * 2004-06-04 2005-12-14 Seamus Waite Improvements in vehicle progress indication
GB2415098A (en) * 2004-06-08 2005-12-14 Adrian Lynley Ashley Vehicle Hard Braking Alert System
DE102005043058A1 (de) * 2005-08-24 2007-03-01 Plöchinger, Heinz, Dipl.-Ing. Fahrzeugleuchte mit integriertem Sensor
WO2007053058A1 (fr) * 2005-11-01 2007-05-10 Krotkov Aleksei Borisovich Afficheur psychomoteur de freinage et d'acceleration de vehicules de transport
GB2438534C (en) * 2007-07-18 2008-04-17 Timothy Steven Crowe Early warning vehicle braking system.
CN103813941B (zh) * 2011-09-28 2016-02-24 丰田自动车株式会社 具备车辆侧域照明/视认单元的车辆
CN102416897A (zh) * 2011-10-27 2012-04-18 上海市七宝中学 一种车辆行驶安全示警系统及示警方法
CN102582510A (zh) * 2012-03-19 2012-07-18 奇瑞汽车股份有限公司 一种自动警示尾灯
CN105667384B (zh) * 2014-11-19 2018-03-30 上海汽车集团股份有限公司 车辆前照灯动态水平调节方法及装置
DE102014118603A1 (de) * 2014-12-15 2016-06-16 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Verfahren zum Steuern einer Leuchte
CN109410250B (zh) * 2018-11-13 2021-04-13 深圳通业科技股份有限公司 一种基于视觉图像的车辆进站识别方法及终端

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5463370A (en) * 1988-07-18 1995-10-31 Tamapack Co., Ltd. Display device for a vehicle
KR900701570A (ko) * 1988-07-18 1990-12-03 원본미기재 자동차에 관한 표시장치
DE9304256U1 (de) * 1993-02-19 1993-09-30 Gerhaher Max Verzögerungswarnanlage
DE4305186C2 (de) * 1993-02-19 1996-02-01 Gerhaher Max Verfahren zur Reduzierung der Gefahr von Auffahrunfällen im Straßenverkehr durch eine Verzögerungswarnung und Verzögerungswarnanlage
GB2291244B (en) * 1994-07-15 1998-02-11 Design Technology & Innovation Vehicle safety systems

Also Published As

Publication number Publication date
CN1240568C (zh) 2006-02-08
CA2332111A1 (en) 1999-11-18
WO1999058368A1 (en) 1999-11-18
KR100566368B1 (ko) 2006-03-31
DE69818108D1 (de) 2003-10-16
DE69818108T2 (de) 2004-06-17
ES2206926T3 (es) 2004-05-16
KR20010106111A (ko) 2001-11-29
PT1077833E (pt) 2004-02-27
EP1077833B1 (en) 2003-09-10
CN1309611A (zh) 2001-08-22
EP1077833A1 (en) 2001-02-28
CA2332111C (en) 2008-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5838259A (en) Motor vehicle display system and ranging device
US6133852A (en) Motor vehicle system and ranging device
EP0680418B1 (en) Motor vehicle display system for indicating the state of motion of the subject vehicle and method of indicating such state
JP4921505B2 (ja) 車両の死角検知及び表示システム
US5594416A (en) Deceleration warning system
US20070241874A1 (en) Braking intensity light
JP2002514542A (ja) 自動車表示システムおよびレンジング装置
US20070159318A1 (en) Speed reduction warning system
GB2319124A (en) Indicating state of motion of a vehicle; vehicle ranging device
CN107933422B (zh) 照明的车辆脚踏板总成
WO2001042045A1 (en) Deceleration warning system
US7155329B2 (en) Vehicle deceleration display system and calculation method
US20060192665A1 (en) System for improving the visibility of a vehicle during reduced visibility conditions
GB2260209A (en) Braking distance indicating and warning device
US5818332A (en) Automobile speed indicator
GB2520034A (en) Brake light
US7002459B1 (en) Integral vehicle brake indicator
US20200238899A1 (en) Auxiliary lighting system and method for providing an indicator of brake magnitude on a vehicle
US20070252686A1 (en) Vehicle Braking Warning Apparatus
WO2015025245A2 (en) Light signaling system for vehicles
TW504474B (en) Anti-crash alarm system for vehicles
US20210380035A1 (en) Auxiliary lighting system and method for providing an indicator of brake magnitude on a vehicle
KR200431152Y1 (ko) 차량의 감속표시 장치
KR200241941Y1 (ko) 차량의 브레이크 레벨 표시장치
JPH1123714A (ja) 前方警報装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050506

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071119

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071219

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080117

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080901

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090123

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090714

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090717

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090814

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090819