JP2002513146A - バリヤー材料を含む時間温度積算インジケータ装置 - Google Patents

バリヤー材料を含む時間温度積算インジケータ装置

Info

Publication number
JP2002513146A
JP2002513146A JP2000546210A JP2000546210A JP2002513146A JP 2002513146 A JP2002513146 A JP 2002513146A JP 2000546210 A JP2000546210 A JP 2000546210A JP 2000546210 A JP2000546210 A JP 2000546210A JP 2002513146 A JP2002513146 A JP 2002513146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indicator
viscoelastic
backing
porous matrix
viscoelastic indicator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000546210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002513146A5 (ja
JP4312959B2 (ja
Inventor
ジーン・キュー
ジョーン・エム・ノヨラ
デイビッド・ジェイ・ヤルッソ
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー filed Critical ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Publication of JP2002513146A publication Critical patent/JP2002513146A/ja
Publication of JP2002513146A5 publication Critical patent/JP2002513146A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4312959B2 publication Critical patent/JP4312959B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K3/00Thermometers giving results other than momentary value of temperature
    • G01K3/02Thermometers giving results other than momentary value of temperature giving means values; giving integrated values
    • G01K3/04Thermometers giving results other than momentary value of temperature giving means values; giving integrated values in respect of time

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 時間温度インジケータ装置は、物体の累積熱曝露の視覚的に確認できる表示を提供する。本装置は、拡散的に光を反射する多孔性マトリックスおよび裏材を有する基材を含む。この裏材は、その表面上に、基材を被覆するための粘弾性インジケータ材料ならびに基材と裏材との間で粘弾性インジケータ材料が横に流れるのを実質的に阻止するためのバリヤー材料を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、温度依存的速度で、粘弾性インジケータ材料を多孔性基材に移行さ
せることにより、物体の累積熱曝露の視覚的表示を与える、時間温度積算インジ
ケータ装置、ならびにこのような装置の製作方法および使用方法に関する。
【0002】 傷み易い製品の有用期間は、製品が曝される温度と曝露期間の組合せである、
累積熱曝露の関数である。分解反応は、低温でよりも、高温で速く起こる。した
がって、傷み易い製品は、高温に曝される場合より、低温に曝される場合の方が
、有用期間が長くなるであろう。傷み易い製品としては、食品、食品添加物、化
学製品、薬剤、化粧品、写真用品およびワクチンなどが挙げられるが、その限り
ではない。
【0003】 多くのメーカーは、自社製品に、傷み易い製品の有用期間が終了する時を表示
するために、印刷された有効期限をつける。しかし、これらの日付は推定に過ぎ
ず、しかも、日付がついている個々の包装に関して該当しない可能性がある製品
の熱的履歴に関して、仮定に基づいているため、信頼できない。すなわち、有効
期限を算定する際に、メーカーは、その有用期間中、最良の結果を得るために指
示された一定の範囲内の温度に製品が保たれると想定する。しかし、実際の曝露
温度が、印刷された有効期限の算出に使用された温度より高い場合、傷み易い物
品は、記されている有効期限以前に分解したり悪くなったりする可能性がある。
このような場合、印刷された有効期限のために消費者は誤解して、実際は、その
有用期間を過ぎていた時に、その製品をまだ使用できると信じることになる。
【0004】 具体的な物品の累積熱曝露を視覚的に確認できる表示を与える、したがって、
記された有効期限の使用に付随する問題を克服する、時間温度積算インジケータ
が、Arensらに発行された「時間温度積算装置(Time−Tempera
ture Integrating Device)」と題する、米国特許第5
,667,303号('303号特許)に開示されている。'303号特許の装置
は、基材が不透明の多孔性マトリックスで被覆されている第1のラミネート、お
よび粘弾性インジケータ材料で被覆された裏材料を有する第2のラミネートを含
む。この粘弾性材料と多孔性マトリックスは、同じ、またはほぼ同じ、屈折率を
有する。この装置は、粘弾性材料と基材とを互いに接触させて置き、その組合せ
を、累積熱曝露をモニタリングすべき物体上に取り付けることによって活性化さ
れる。粘弾性材料は、温度が上昇するにつれて高くなる速度で、次第に多孔性マ
トリックス内に移行する。不透明の多孔性マトリックスの微小空隙が粘弾性材料
で満たされるにつれて、多孔性マトリックスは透明になる。この装置は、それに
よって、物体の変化(分解または腐敗など)と関連した所定の累積熱曝露と一致
した、視覚的に確認できる表示を提供する。
【0005】 '303号特許の装置における視覚的に確認できる表示は、装置の累積熱曝露
が、被験物体でモニタリングされる分解または他の変化を引き起こすのに必要な
累積熱曝露に等しい時に起こる。'303号特許のインジケータで使用される粘
弾性材料は、インジケータが視覚的に確認できる表示を提供するのに必要な時間
であるインジケータのランナウトタイム(run out time)が、モニ
タリングされる物体の変化が起こるに必要な時間に匹敵するように選択される。
【0006】 インジケータ装置およびモニタリングされる物体の変化速度の温度依存性の調
和は、'303号特許に記載の方法に従って、粘弾性材料のQ10またはEaと
、モニタリングされる物体のQ10またはEaと調和させることによって行われ
る。Q10およびEaは共に、物体の変化速度の温度依存性に関係がある。Q1
0は、10℃の温度上昇に応答して、いかに速く反応が起こるかの目安である。
Ea、すなわち活性化エネルギーは、アレニウスの式、K=Ko exp(−E
a/RT)(式中、K=温度Tにおける速度定数、Ko=プレイクスポネンシャ
ル係数、R=理想気体定数、Ea=活性化エネルギー)を参照して、算出される
【0007】 '303号特許のインジケータ装置に使用される第1のラミネートおよび第2
のラミネートは、使用する必要があるまで、別々のロールの状態で保存される。
このインジケータ装置は、各ロールからある長さのものを切断し、第2のラミネ
ートの粘弾性材料を、第1のラミネートの多孔性マトリックスと接触させて置く
ことによって構築される。
【0008】 '303号特許のインジケータ装置の1つの短所は、一部の粘弾性材料が、多
孔性マトリックス内に移行するほかにも、貯蔵ロール層とインジケータ装置との
間で、横に流れる傾向があることである。貯蔵ロールでは、粘弾性材料は、ロー
ルの層と層の間で横に流れて、ロールの側面に、ねばねばした蓄積物を形成する
。この蓄積物は、インジケータの製作に使用される貼合せ機の操作を妨害する。
さらに、インジケータでは、粘弾性材料は、基材と裏材との間で流出し、インジ
ケータの上にも、モニタリングすべき物体の上にも、粘着性の汚れをつくる。粘
弾性材料が横に流れた結果として、裏材上の粘弾性材料の厚さは一様でなくなる
【0009】 したがって、'303号特許に記載の時間温度積算インジケータの長所を保持
し、同時に、粘弾性材料が裏材と基材の間で横に流れたり、インジケータから染
み出たりするのを防止する手段が必要である。
【0010】 本発明は、粘弾性インジケータ材料が横に流れるのを防止するためのバリヤー
材料を有する、視覚的に確認できる累積熱曝露を表示するための時間温度積算イ
ンジケータ装置を提供する。本装置は、基材および裏材を含む。この基材は、拡
散的に光を反射する多孔性マトリックスを含む。この裏材は、その表面に、多孔
性マトリックスと接触させるための粘弾性インジケータ材料ならびに基材と裏材
との間で粘弾性インジケータ材料が横に流れるのを阻止するためのバリヤー材料
を含む。本装置は、粘弾性インジケータ材料が多孔性マトリックスと実質的に接
触していない不活性化状態と、粘弾性インジケータ材料が多孔性マトリックスと
実質的に接触している活性化状態とを有する。活性化状態では、粘弾性インジケ
ータ材料は、温度が上昇するにつれて高くなる速度で、多孔性マトリックス内に
移行し、それによって、視覚的に確認できる累積熱曝露の表示を与える。
【0011】 本発明は、インジケータ装置上で使用されるバリヤー材料が感圧接着剤である
実施形態を提供する。別の実施形態では、バリヤー材料はポリスチレンである。
また、本発明のさらに別の実施形態では、バリヤー材料は熱可塑性ゴムである。
【0012】 本発明は、本発明による時間温度積算インジケータ装置を提供するステップと
、粘弾性インジケータ材料を多孔性マトリックスと実質的に接触させて置くこと
により装置を活性化するステップと、熱的履歴を測定すべき物体上に装置を取り
付けるステップとを含む、物体の累積熱曝露を表示する方法も提供する。
【0013】 本発明は、時間温度積算インジケータ装置で使用するための線条粘弾性インジ
ケータテープも含む。このインジケータテープは、その表面上に粘弾性インジケ
ータ材料およびバリヤー材料を有する裏材料を含む。この粘弾性インジケータ材
料は、温度が上昇するにつれて高くなる速度でテープから移行することができる
。このバリヤー材料は、裏材と裏材が接触している表面との間で、粘弾性インジ
ケータ材料が横に流れるのを阻止する。
【0014】 不活性化状態にある、本発明の時間温度積算インジケータ装置10を、図1に
示す。本インジケータ装置10は、第1のラミネート20および第2のラミネー
ト30を含み、それらは、不活性化状態で、互いと接触していない。
【0015】 第1のラミネート20は、基材28と、その表面の片側に提供された拡散的に
光を反射する多孔性マトリックス22とを含む。好ましい実施形態で、インジケ
ータ装置10を、累積熱曝露をモニタリングすべき物体上に取り付けるために、
前述の基材のもう一方の表面上に接着剤27を提供する。第1のラミネート20
を巻き取って貯蔵ロールとするために、剥離ライナー29を、接着剤27と接触
させて配置することが好ましい。Arensらに発行された、時間温度積算イン
ジケータと題する米国特許第5,667,303号に記載の時間温度積算インジ
ケータ装置の第1のラミネートを構築する材料および方法を使用して、第1のラ
ミネート20を製作する。
【0016】 第2のラミネート30は、中央部分34の粘弾性インジケータ材料および裏材
32の2つの縁部分36、38のバリヤー材料を有する光透過性裏材32を含む
。光透過性は、本発明のインジケータ装置10の使用者が、裏材を通して累積熱
曝露の表示を視覚的に確認することができるように、裏材料が十分に光透過性で
あるか半透明であることを意味する。好ましい実施形態では、裏材32の中央部
分34は、第1のラミネート20の断面と少なくとも同じぐらいの幅である。本
発明の代替実施形態では、裏材32は、任意の数の、粘弾性インジケータ材料と
バリヤー材料が交互に並ぶストライプを含んでもよい。
【0017】 図2に示す通り、インジケータ装置10は、粘弾性インジケータ材料34およ
び多孔性マトリックス22を、互いに実質的に接触させて配置することにより活
性化される。本発明の最も好ましい実施形態では、裏材32の縁部分36、38
は、多孔性マトリックスと一部重複し、バリヤー材料は、裏材32と多孔性マト
リックス22との間で粘弾性インジケータ材料が横に流れるのを阻止し、それに
よって、粘弾性インジケータ材料がインジケータ装置10から染み出るのを防止
する。さらに、第2のラミネート30が貯蔵ロールの状態で巻かれているとき、
感圧接着剤のストライプは、粘弾性インジケータ材料がロールから染み出たり、
その側面に蓄積するのを防止するバリヤーを提供する。
【0018】 バリヤー材料は、裏材32と多孔性マトリックス22との間で粘弾性インジケ
ータ材料が横に流れるのを阻止することができる任意の材料であってもよい。バ
リヤー材料は、インジケータ装置10が曝露されるであろう全ての温度で粘弾性
固体である。バリヤー材料は、感圧接着剤であることが最も好ましい。しかし、
バリヤー材料は、裏材32の中央部分34上の粘弾性インジケータ材料と同じ材
料ではありえない。
【0019】 縁部分36、38上のバリヤー材料が感圧接着剤である場合、感圧接着剤がイ
ンジケータ10を物体40上に載せるように、縁部分36、38を、モニタリン
グすべき物体40と接触させて配置する。その結果、多孔性マトリックス22は
、裏材32と物体40との間に挟まれ、多孔性マトリックス22と粘弾性インジ
ケータ材料34は互いに接触してしっかりと保持される。この方式で、縁部分3
6、38上の感圧接着剤は、裏材32が多孔性マトリックス26から剥離してイ
ンジケータ10が無効になるのを防止する。さらに、図2および図5から最もよ
くわかるように、インジケータ装置10を活性化して物体上に取り付けたとき、
縁部分36、38上の感圧接着剤は、粘弾性インジケータ材料がインジケータ装
置10の第1のラミネート20と第2のラミネート30の間から染み出すのを阻
止するバリヤーを形成する。
【0020】 インジケータ装置10を活性化した後、粘弾性インジケータ材料34は、温度
依存的速度で次第に多孔性マトリックス22内に移行し、多孔性マトリックス2
2内の微小空隙を徐々に満たす。多孔性マトリックスの微小空隙が粘弾性インジ
ケータ材料で満たされるにつれて、多孔性マトリックス22は不透明から透明に
変化し、インジケータ装置10の累積熱曝露を視覚的に確認できる表示を提供す
る。累積熱曝露を視覚的に確認できる表示は、粘弾性インジケータ材料34が多
孔性マトリックス22の微小空隙を満たす前には見ることができない潜在的表示
の出現であることが好ましい。潜在的表示は、透明の裏材32、粘弾性インジケ
ータ材料34、多孔性マトリックス22および基材28を通して見ることができ
る。好ましい代替実施形態では、視覚的に確認できる表示は、微小空隙が満たさ
れる前は見ることができた表示の消失または不明瞭化であってもよい。別の好ま
しい実施形態では、視覚的に確認できる表示は、潜在的表示の出現と不明瞭化で
きる表示の不明瞭化との組合せを含んでもよい。また別の代替実施形態では、多
孔性マトリックス22が透明になるにつれて、色の変化が起こってもよい。累積
熱曝露を視覚的に確認できる表示を提供するために、米国特許第5,667,3
03号に記載されている方法のいずれを使用してもよい。
【0021】 特に好ましい実施形態では、黒色基材28または黒色接着剤27が第1のラミ
ネート20で使用され、これが、多孔性マトリックス22が透明になるにつれて
見えるようになる。図4〜6は、ある一定の幾何学的に規定された表示領域50
のみを被覆されないまま残し、粘弾性インジケータ材料と反応するのに利用でき
るパターンで、染料またはインクが多孔性マトリックス22の表面上に押印され
た、本発明の好ましい実施形態を示す。図4は、活性化前の、この実施形態の第
1のラミネートを示す。図5は、表示領域50において、視覚的に確認できる応
答を引き起こすのに十分な熱曝露がまだ集積していない、この実施形態の活性化
されたインジケータ装置10を示す。図6に、多孔性マトリックス22が透明に
なり、下にある接着剤27または基材28で着色したパターン50を示した後の
、同じインジケータ装置10を示す。
【0022】 多孔性マトリックス22は、その空隙を、マトリックスの屈折率に近い屈折率
を有する材料で満たすことにより次第に半透明または透明にすることができる、
任意の適当なミクロ細孔性の、拡散的に光を反射する層であってもよい。米国特
許第5,667,303号における時間温度積算インジケータ装置で使用される
多孔性マトリックスを製作するために記載された材料および方法のいずれかを使
用して、多孔性マトリックスを製作することができる。図1に示す最も好ましい
実施形態において、多孔性マトリックス22は、バインダー26中に複数の粒子
24を含む。バインダー26は、好ましくは、粒子24の屈折率と同じ範囲の屈
折率を有していなければならない。最も好ましくは、バインダー26は、粒子2
4の屈折率と実質的に同じ屈折率を有していなければならない。
【0023】 最初は、多孔性マトリックス22は、その間隙が、マトリックスの残りの屈折
率に匹敵しない屈折率を有する物質で満たされているため、不透明である。一般
に、その物質は空気であるが、マトリックス22の屈折率と異なる屈折率を有す
る他の物質であってもよい。粘弾性インジケータ材料34および多孔性マトリッ
クス22は、同じであるか、同じに近い屈折率を有するように、選択する。イン
ジケータ装置10の活性化後、粘弾性インジケータ材料34がマトリックス22
に徐々に移行するにつれて、粘弾性インジケータ材料34がマトリックス22の
微小空隙内の空気に取って代わり、マトリックス22は次第に光透過性になる。
微小空隙が粘弾性インジケータ材料34で満たされるようになると、マトリック
ス22は、透明またはほぼ透明になる。
【0024】 本発明のインジケータ装置10を使用して、累積熱曝露により左右される物体
40の変化をモニタリングすることができる。物体40は、任意の物体であって
もよいが、ある一定の明確に定めることができる限界を超える累積熱曝露に応答
して分解および腐敗しやすい、傷み易い物品であることが好ましい。このような
傷み易い物品としては、食品、薬剤、化粧品、写真用品、およびワクチンが挙げ
られるが、その限りではない。好ましい実施形態において、インジケータ装置1
0の累積熱曝露が、物体40で測定される変化、たとえば、分解、腐敗または活
性の喪失と一致するとき、本発明のインジケータ装置10は、視覚的に確認でき
る表示を与える。
【0025】 図1〜3に示す、本発明の最も好ましい実施形態で、第2のラミネート30は
、粘弾性インジケータ材料34の中央ストライプおよび感圧接着剤の2つの縁ス
トライプ36,38がついた裏材料32を有する線条粘弾性インジケータテープ
である。第2のラミネート30の裏材32は、インジケータ10の使用者が、裏
材32を通して累積熱曝露の表示を視覚的に確認することができるように、十分
に光透過性であるか、または半透明であることが好ましい。特に好ましい実施形
態では、裏材32は透明である。裏材32は、ガラス、セロファン、またはフィ
ルム等の、任意の適当な基材を含むことができ、ポリマーフィルム、たとえば、
ポリ(エチレンテレフタレート)またはポリプロピレンの透明フィルムを含むこ
とが好ましい。可撓性または輪郭との整合性を所望するとき、裏材32は、低密
度ポリエチレン等のフィルムを含んでもよい。
【0026】 粘弾性インジケータ材料34は、累積熱曝露に応答して多孔性マトリックス2
2内に移行するのに適した所望の特性を提供し、且つ、好ましくは粒子24およ
びバインダー26と同じ範囲の屈折率を有する、適当な粘弾性材料を含むことが
できる。粘弾性インジケータ材料34は、インジケータ装置10において、粘弾
性インジケータ材料34が曝露されるであろう、予想される全ての温度で粘弾性
液体状態であることが好ましい。このことにより、粘弾性インジケータ材料は、
予想される温度範囲を通して、多孔性マトリックス内に移行することが可能にな
る。粘弾性材料は、そのガラス転移温度Tgより高い温度で、粘弾性液体状態で
ある。粘弾性液体は、剪断応力を受けたとき、無限に変形しつづける粘弾性材料
である。一部の粘弾性固体材料は、その材料が変形して多孔性マトリックスを完
全に貫通することができるのであれば、粘弾性インジケータ材料34の役割を果
たすことが可能である。
【0027】 粘弾性インジケータ材料34は、インジケータランナウトタイムが、物体40
において測定される変化が起こるのに必要な時間に匹敵するような方式で選択さ
れる。粘弾性インジケータ材料は、上述の方法および米国特許第5,667,3
03号に記載の方法に準拠して、粘弾性インジケータ材料のQ10とモニタリン
グすべき物体40のQ10とを釣り合わせることにより、あるいは、代わりに、
粘弾性インジケータ材料のEaとモニタリングすべき物体のEaとを釣り合わせ
ることにより、選択される。
【0028】 本発明の粘弾性インジケータ材料として使用するのに適すると考えられる粘弾
性材料の実例(決して排他的ではない)リストには、天然ゴム、ポリブタジエン
およびそのアクリロニトリルおよびスチレンとのコポリマー、ポリヘキセン、ポ
リオクテン等のポリαオレフィン類およびこれらと他とのコポリマー、ポリアク
リレート類、ポリクロロプレン、シリコーンエラストマー、およびスチレン−イ
ソプレンブロックコポリマー等のブロックコポリマー、ならびに上記のいずれか
の混合物が含まれる。粘弾性インジケータ材料は、たとえば、ポリイソプレン、
アタクチックポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、シリコーン
、エチレン酢酸ビニル、またはポリアクリレートを含むことができ、また、一般
に、粘着付与剤および/または可塑剤を含むことができる。粘弾性インジケータ
材料は、イソオクチルアクリレート(IOAK)またはイソオクチルアクリレー
ト/アクリル酸(IOA/AA)系感圧接着剤を含む、接着剤を含むことができ
る。本発明の粘弾性インジケータ材料として使用するのに適した接着剤は、約5
0〜100重量部の少なくとも1つのアルキルアクリレートモノマー、および相
応して、約50〜0重量部の任意の強化用コモノマーを含む感圧接着剤組成物か
ら調製することが好ましい。特に記載がない限り、本出願を通して、組成は、パ
ーセンテージまたは重量比で表す。
【0029】 本発明の粘弾性インジケータ材料の調製に有用なモノマーは、約0℃未満のホ
モポリマーガラス転移温度を有するものである。有用なアルキルアクリレートは
、2〜20個の炭素原子、好ましくは、4〜18個の炭素原子、さらに好ましく
は、4〜12個の炭素原子をアルキル部分に有する非第三級アルキルアルコール
の不飽和一官能価(メト)アクリル酸エステルである。有用なアルキルアクリレ
ートモノマーの例としては、n−ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、
オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、イソノニルアクリレート、デシルアクリレート、ドデシルアクリレート
、ラウリルアクリレート、オクタデシルアクリレート、およびそれらの混合物が
挙げられるが、その限りではない。
【0030】 粘弾性指示材料中の任意の強化用コモノマーは、約25℃より高いホモポリマ
ーガラス転移温度を有するモノエチレン系不飽和モノマーであり、アクリレート
モノマーと共重合していることが好ましい。有用な共重合可能モノマーの例とし
ては、メト(アクリル)酸、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム
、N,N,−ジメチルアクリルアミド類等の置換(メト)アクリルアミド類、、
アクリロニトリル、イソボルニルアクリレート、およびそれらの混合物が挙げら
れるが、その限りではない。共重合可能なモノマーを使用する場合、組成物中に
、約50〜99重量部の量でアルキルアクリレートが存在し、相応して、50〜
1重量部の量で共重合可能なモノマーが存在するが、このとき、重量基準による
総量は100である。
【0031】 本発明の粘弾性インジケータ材料として使用するのに適した、好ましい極性I
OA/AA接着剤は、約80/20〜98/2の重量比のIOA/AAを含む。
有用なIOA/AA系感圧接着剤としては、90/10および94/6の比率を
有するものが挙げられる。その他の有用な感圧接着剤としては、イソオクチルア
クリレート/メタクリレート(IOA/MA)、イソオクチルアクリレート/イ
ソボルニルアクリレート(IOA/IBA)、またはエチルアクリレート/メチ
ルアクリレート(EA/MA)の非極性コポリマーが挙げられる。粘弾性インジ
ケータ材料として使用される感圧接着剤は、約2:1までの粘着付与剤と接着剤
の基本重量比または可塑剤と接着剤の基本重量比で、追加の粘着付与剤および/
または可塑剤を含むことができる。適当な粘着付与剤としては、Foral 8
TM、Foral 105TM、またはAbitolTMEとして市販されている水
素化ロジンエステル、およびRegalrezTM等の炭化水素粘着付与剤(全て
Wilmington,DelのHercules Incorporated
から入手可能)などが挙げられる。適当な可塑剤としては、Shellflex TM (Shell Chemical Co.から入手可能)等の炭化水素油、U
SP級鉱油、ならびにフタレートおよびジイソノニルフタレート、およびアリル
フタレート類が挙げられる。
【0032】 裏材32の縁ストライプ36、38上のバリヤー材料は、適当に、粘弾性イン
ジケータ材料34が、裏材32と多孔性マトリックス22との間、あるいは、貯
蔵ロールでの裏材32の連続した層の間で横に流れたり、インジケータ装置10
または貯蔵ロールから染み出したりするのを防止することができる、任意の材料
であってもよい。適当なバリヤー材料は、インジケータ装置10が使用されるで
あろう温度範囲で、粘弾性固体であることが好ましい。粘弾性固体は、一定の剪
断応力を受けたとき、流れを阻止する材料である。インジケータ装置10で使用
するのに好ましいバリヤー材料としては、ガラス質ポリマー、半晶質ポリマー、
物理的および化学的に架橋したエラストマー、セグメント化ポリエステル類、放
射線架橋ポリブタジエン、および感圧接着剤が挙げられる。適当なガラス質ポリ
マーの例としては、ポリスチレンおよびポリメチルメタクリレートが挙げられる
。適当な半晶質ポリマーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリエ
ステル類が挙げられる。適当な物理的に架橋したエラストマーとしては、スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー等のトリブロックコポリマー、お
よびセグメント化ポリウレタンエラストマー等が挙げられる。適当な化学的に架
橋したエラストマーの1例は、イオウ架橋天然ゴムである。
【0033】 本発明の最も好ましい実施形態では、バリヤー材料は、インジケータ装置10
が使用されるであろう温度範囲で粘弾性固体である感圧接着剤である。感圧接着
剤は、曝露される可能性がある温度範囲で、容易に流れたり、貯蔵ロールまたは
インジケータから染み出したりしないものでなければならない。インジケータ装
置10でバリヤー材料として使用することが可能な好ましい感圧接着剤としては
、アクリル系感圧接着剤、シリコーン感圧接着剤、ゴム樹脂配合感圧接着剤、ト
リブロックコポリマー感圧接着剤、およびビニルエーテルポリマー感圧接着剤な
どがある。好ましいゴム樹脂配合感圧接着剤としては、天然ゴム、ポリブタデン
、ポリイソブタレン、スチレンブタジエンランダムコポリマー、合成ポリイソプ
レン、およびブチルゴムが挙げられる。好ましいトリブロックコポリマー感圧接
着剤としては、スチレン−イソプレン−スチレンコポリマー、スチレン−ブタジ
エン−スチレンコポリマー、スチレン−エチレンブチレン−スチレンコポリマー
、スチレン−エチレンプロピレン−スチレンコポリマーが挙げられる。バリヤー
材料36,38として使用される感圧接着剤は、インジケータ装置10で使用さ
れる粘弾性インジケータ材料34と異なる材料でなければならない。
【0034】 本発明の線条インジケータテープデュアルマニフォールドダイを使用して、バ
リヤー材料および粘弾性インジケータ材料を裏材に同時に被覆することにより、
製作される。このダイは、フェースプレートおよび上部マニホールドと下部マニ
ホールドに分かれる後部マニホールド部分を含む。マニホールドの1つは、バリ
ヤー材料の保存および配送に使用され、もう1つは、粘弾性インジケータ材料の
保存および配送に使用される。精密なギヤーポンプを使用して、バリヤー材料(
好ましくは感圧接着剤)および粘弾性インジケータ材料をマニホールドに供給す
る。フェースプレートは、バリヤー材料を裏材32に配送して縁ストライプ36
,38を形成する一連のオリフィス、および粘弾性インジケータ材料を裏材32
に配送してインジケータストライプ34を形成するための別のセットのオリフィ
スを有する。インジケータストライプオリフィスは、フェースプレート上のバリ
ヤーオリフィスと水平な一直線をなす。両側のPSAストライプと隣接した合計
3つのインジケータストライプを同時に被覆することができる。強制空気炉で、
線条被膜を乾燥させる。被覆されたフィルム裏材を、シリコーン処理紙剥離ライ
ナー(BL 55 CC2 Silox B2J/0 Paper,Akros
il,Manasha,WI)の被覆側に貼り合わせ、このようにして得られた
シートを、各PSAストライプの真中に切り込みを入れることによって改造し、
第2のラミネートストリップを提供する。
【0035】 図8は、本発明のインジケータ装置100の代替実施形態を示す。裏材132
が2つのインジケータストライプ134および135(バリヤーストライプ13
6,138および139と隣接している)を有する。インジケータストライプ1
34および135は、異なる粘弾性インジケータ材料を具有してもよく、同じ粘
弾性インジケータ材料を具有してもよい、さらに、バリヤーストライプ136、
138および139は、互いに異なるバリヤー材料を具有してもよく、同じバリ
ヤー材料を具有してもよい。図8は、インジケータストライプが2つある、イン
ジケータとバリヤーストライプが交互に並んだインジケータを示すが、本明細書
に述べた原理を容易に応用して任意の数のインジケータストライプを有するイン
ジケータを製作することができるため、本発明は、特定の数の交互に並ぶストラ
イプに限定されない。
【0036】 以下の実施例は、本発明を理解するために提供するものであって、本発明の範
囲を限定すると考えてはならない。特に記載がないかぎり、すべての部およびパ
ーセンテージは重量基準である。
【0037】 インジケータ組成物AおよびB それぞれ、表1および表2に記載の成分を一緒に混合することにより、粘弾性
インジケータ組成物AおよびBを調製した。
【0038】 バリヤーPSA組成物 表3に記載の成分を一緒に混合することにより、PSA組成物を調製した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】 第1ラミネート 表4に記載の成分を一緒に混合することにより、炭酸カルシウム分散体を調製
した。従来のグラビア被覆装置を用いて、この分散体を、コロナ処理した曇り度
が低い1.4ミルのポリ(エチレンテレフタレート)(PET)透明フィルム上
に被覆し、続いて、強制空気炉内で、100℃にて約3分間乾燥させて、厚さ約
13ミクロンの乾燥したミクロ細孔性被膜を作った。次いで、従来のナイフ塗布
装置を用いて、黒色接着剤(カーボンブラックを含むA842アクリレート接着
剤、3M Company,St.Paul,MN)を、PETフィルムの未被
覆側に塗布し、続いて、強制空気炉内で、100℃にて約1分間乾燥させ、厚さ
約25ミクロンの乾燥した被膜を作った。次いで、意図せず他の表面に接着する
のを防ぐために、シリコーン処理した1.4ミルのPETフィルム剥離ライナー
を、PETフィルムの黒色接着剤側に貼り合せた(室温、圧力約138KPa)
【0043】
【表4】
【0044】 実施例1 デュアルマニフォールドダイを使用することによって、インジケータ組成物B
(「インジケータ細片」)とバリヤーPSA組成物(「PSAストライプ」)が
交互に並ぶストライプを、未処理の、曇り度の低い、1.4ミルのポリエステル
PET透明フィルム裏材上に同時に被覆した。簡単に記載すると、このダイは、
2つの離れたマニホールド(一つは後方部分の上部にあり、もう1つは後方部分
の下部にある)を有するフェースプレートおよびマニホールド後方部分を含む。
精密なギヤーポンプを使用して、PSA組成物を上のマニホールドに供給し、別
の精密なギヤーポンプを使用して、インジケータ組成物を下のマニホールドに供
給した。各ポンプを互いに独立に調整して、ダイへの組成物の流量を調節するこ
とが可能であった。このフェースプレートは、直径1.0mmで且つ中心から中
心までの間隔が1.1mmの精密なオリフィスで構成されていた。約2.5cm
幅のPSAストライプを得るために、フェースプレートの後部にあるオリフィス
の入口が、上のマニホールドと一直線に並び、且つフェースプレートの前面にあ
るオリフィスの出口が鋭い切れ込みより約1.3mm下になるような角度で、一
連のオリフィスを配置した。これらのオリフィスの隣に、下のマニホールドまで
延びる、約1.2cm幅のインジケータストライプを被覆するための一連のオリ
フィスを配置した。これらのインジケータストライプオリフィスは、フェースプ
レートの前面にあるPSAストライプオリフィスと、水平な一直線になっていた
。両側のPSAストライプに隣接する合計3つのインジケータストライプを同時
に被覆できるように、ダイのフェース全域に、このパターンを繰り返した。新し
いフェースプレートを機械で製作し、存在する後部マニホールド部分を使用する
ことにより、オリフィスの異なる間隔および/またはストライプ数を実現するこ
とが可能であった。ダイスタンドに取り付けられた2つの遊びロールの間に位置
するウェブのフリースパン(free span)と接触させてダイを置き、流
体輸送モードでダイを動かした。このダイを、ダイとウェブとの噛み合いの調節
が可能であり、且つウェブを基準にしたダイの回転調節も可能な精密なダイマウ
ント上に、組立品の状態で取り付けた。
【0045】 ダイステーションのすぐ後ろにある強制空気炉を使用して、この線条被膜を乾
燥させ、約25ミクロンの厚さの乾燥被膜を得た。炉を通過する移行速度は約6
m/分の速度であって、炉は3つの帯域を有しており、それぞれ、79℃、12
1℃、および135℃に加熱した。次いで、被覆されたフィルム裏材を、シリコ
ーン処理紙剥離ライナー(BL 55 CC2 Silox B2J/0 Pa
per,Akrosil,Manasha,WI)の被覆された側に貼り合せ、
このようにして得られたシートを、各PSAストライプの真中に切り込みを入れ
ることによって改造し、第2のラミネートのストリップを提供した。各ストリッ
プは、両側で約1.25cm幅のPSAストライプに隣接する約1.2cm幅の
中央インジケータストライプを含んでいた。
【0046】 時間温度積算装置を製作し、第2のラミネートの約5cmの長さのストリップ
を(紙剥離ライナーを剥して、線条被膜側を下にして)、第1のラミネートの約
5cmの長さのストリップ(ミクロ細孔性被膜側を上にする)の上に置き、5c
m幅のハンドローラーを用いて、即座に転がすことにより、2つのストリップを
一緒に貼り合せて活性化した。2つのラミネートの間で強力な、永久的な接着が
形成されたことを確認した。次いで、オプティカルイメージについて、この装置
を評価した。
【0047】 密度計(X−RITETM Model 404,X−RiteInc.,Gra
ndville,MI)を使用して、室温(約23℃)にて、時間温度積算装置
の光学濃度(OD)を測定した。OD値を用いて、淡灰色に見える約0.4とい
う値と、ほぼ黒色に見える約0.7という値を有する、装置中央インジケータス
トライプの暗さを測定することができる。ODを測定するのと同時に、暗色化す
る中央インジケータストライプの幅を測定した。その結果を表5に示すが、14
0時間において、ODが0.7を超えたことがわかる。さらに、中央インジケー
タストライプの幅(1.2cm)は、時間の経過と共に増加せず、このことから
、インジケータ材料は、2つのPSA縁ストライプによって閉じ込められている
ことがわかる。
【0048】
【表5】
【0049】 実施例2 第2のラミネートを構築する際に、インジケータ組成物Aの代わりにインジケ
ータ組成物Bを使用したこと以外は、実施例1に記載の通りに時間温度積算装置
を製作して活性化した。室温にて時間が経過すると、本装置の中央インジケータ
ストライプは暗色化するが、ストライプの幅は不変のままであることが確認され
た。
【0050】 実施例3 第2のラミネートを構築する際に、シリコーン処理PETフィルム剥離ライナ
ーの代わりにシリコーン処理紙剥離ライナーを使用したこと以外は、実施例2に
記載の通りに、時間温度積算装置を製作して活性化した。室温にて時間が経過す
ると、本装置の中央インジケータストライプは暗色化するが、ストライプの幅は
不変のままであることが確認された。
【0051】 実施例4 実施例1に記載の通りに、デュアルマニフォールドダイを使用することによっ
て、シリコーン処理紙剥離ライナー上に、インジケータ組成物AとバリヤーPS
A組成物が交互に並ぶストライプを同時に被覆した。実施例1に記載の通りに、
この線条被覆された紙剥離ライナーを乾燥させ、次いで、未処理の、曇り度が低
い1.4ミルのPET透明フィルム裏材(のシリコーン処理側)に、貼り合せた
。このようにして得られたシートを、各PSAの真中に切り込みを入れることに
より改造し、第2のラミネートのストリップを提供した。各ストリップを、両側
で約1.25cm幅のPSAストライプと隣接する約1.2cm幅の中央インジ
ケータストライプで被覆した。
【0052】 第2のラミネートの約5cmの長さのストリップを(紙剥離ライナーを剥し、
線条被膜側を下にして)、第1のラミネートの約5cmの長さのストリップ(ミ
クロ細孔性被膜側を上にする)の上に置き、5cm幅のハンドローラーを用いて
、即座に転がすことにより、2つのストリップを一緒に貼り合わせて、時間温度
積算装置を製作して活性化した。室温にて時間が経過すると、本装置の中央イン
ジケータストライプは暗色化するが、ストライプの幅は不変のままであることが
確認された。
【0053】 実施例5 第2のラミネートを構築する際に、インジケータ組成物Bの代わりにインジケ
ータ組成物Aを使用したこと以外は、実施例4に記載の通りに、時間温度積算装
置を製作して活性化した。室温にて時間が経過すると、本装置の中央インジケー
タストライプは暗色化するが、ストライプの幅は不変のままであることが確認さ
れた。
【0054】 実施例6 第2のラミネートを構築する際に、シリコーン処理PETフィルム剥離ライナ
ーの代わりにシリコーン被覆紙剥離ライナー時間温度を使用したこと以外は、実
施例5に記載の通りに、時間温度積算装置を製作して活性化した。室温にて時間
が経過すると、本装置の中央インジケータストライプは暗色化するが、ストライ
プの幅は不変のままであることが確認された。
【0055】 実施例7 第2のラミネートを構築する際に、ニ軸延伸ポリプロピレン(BOPP)透明
フィルム裏材のをPET透明フィルム裏材の代わりに使用したこと以外は、実施
例5に記載の通りに、時間温度積算装置を製作して活性化した。室温にて時間が
経過すると、本装置の中央インジケータストライプは暗色化するが、ストライプ
の幅は不変のままであることが確認された。
【0056】 実施例8 17ミクロン、31ミクロン、44ミクロン、および50ミクロンの乾燥被膜
厚さを有する別個の試料を提供するために、異なる量の塗料をシリコーン処理紙
剥離ライナーに適用するように、ギヤーポンピング速度を調節したこと以外は、
実施例4に記載の通りに、時間温度積算装置を製作して活性化した。室温にて時
間が経過すると、本装置の中央インジケータストライプは暗色化するが、ストラ
イプの幅は不変のままであることが確認された。
【0057】 実施例9 第1のラミネートのミクロ細孔性被膜上にカラーリファレンスを印刷したこと
以外は、実施例2に記載の通りに、時間温度積算装置を製作した。Wernek
e Ink,Plymouth,MN.から入手可能な灰色のインク(SSK−
15125)と黒色のインク(SSK−6862)との混合物で作られた灰色の
インクで、カラーリファレンスを印刷した。印刷された領域内に円形領域が印刷
されずに残されるように、従来のフレキソ印刷技術を使用して、ミクロ細孔性層
を印刷した。印刷されていない円形領域は直径4mmで、15mm離れていた(
中心から中心まで)。前述の実施例に記載の通りに、第1のラミネートのストリ
ップと第2のラミネートのストリップとを一緒に貼り合せ、次いで、両側で約2
mm幅のPSAストライプと隣接する約12mm幅の中央インジケータストライ
プ、および各装置の中央に配置された印刷されていない直径4mmの円形領域を
有する、5.5mm×16mm装置を提供するために切断した。装置を貼り合わ
せた(「活性化」)直後に、印刷されていない円内の領域が淡灰色に見え、周囲
の灰色に印刷されたリファレンス領域よりも、はるかに薄い色に見えた。次いで
、この装置を、50℃にて約1時間、インキュベータ内に入れておくと、その間
に、円形内の領域は、周囲の印刷されたリファレンス領域よりも、はるかに濃い
色(ほぼ黒色)になった。
【0058】 実施例10 実施例1に記載の通りに、デュアルマニフォールドダイを使用して、インジケ
ータ組成物B(「インジケータストライプ」)とトルエンに溶解した40重量%
のポリスチレン(PS666,Dow Chemical)を含有する非粘着性
組成物が交互に並ぶストライプ(「非粘着性ストライプ」)を、PET透明フィ
ルム裏材上に同時に被覆した。実施例1に記載の通りに、線条被覆されたフィル
ム裏材を乾燥させ、約25ミクロンの乾燥被膜厚さが得られた。乾燥した非粘着
性ストライプは、指で触ったとき、ねばねば感(粘着性)がなかった。次いで、
シリコーン処理紙剥離ライナーの被覆された側に、乾燥フィルム裏材を貼り合せ
、このようにして得られたシートを、各非粘着性ストライプの真中に切り込みを
入れることにより改造し、第2のラミネートのストリップを提供した。各ストリ
ップを、両側で約1.25cm幅の非粘着性ストライプと隣接する1.4cm幅
の中央インジケータストライプで被覆した。
【0059】 第2のラミネートの約5cmの長さのストリップを(紙剥離ライナーを剥し、
且つ線条被膜側を下にして)、第1のラミネートの約7cmの長さのストリップ
(ミクロ細孔性被膜側を上にする)の上に置き、5cm幅のハンドローラーを用
いて、即座に転がすことによって、2つのストリップを一緒に貼り合わせること
により、時間温度積算装置を製作して活性化した。インジケータストライプは第
1のラミネートのミクロ細孔性層への粘着力を有するが、2つの非粘着性ストラ
イプにはラミネートのミクロ細孔性層への粘着力がないこと、および、全体的に
接着力が弱いため、手で優しく引っ張ることによって、第2のラミネート全体を
、第1のラミネートから離せることが確認された。箱封緘テープ(製品番号35
1,3M Company,St.Paul,MN)の5cm幅のストリップの
上にハンドローラーを転がすことによって、第2のラミネートの別のストリップ
は(紙剥離ライナーを剥し、線条被膜側を下にして)、第1のラミネートのスト
リップに、より永久的に固定された。箱封緘テープにより提供される接着により
、第2のラミネートを第1のラミネートから手で離すことはできなかった。室温
にて時間が経過すると、本装置の中央インジケータストライプは暗色化するが、
ストライプの幅は不変のままであることが確認された。
【0060】 実施例11 第2のラミネートを構築する際に、トルエンに溶解した40重量%のKRAT
ONTM G1750を非粘着性組成物として使用したこと以外は、実施例10に
記載の通りに、時間温度積算装置を製作して活性化した。実施例10と同様、乾
燥した非粘着性ストライプは、指で触ったときねばねば感(粘着性)がなく、且
つ箱封緘テープを使用して、より永久的に、第1のラミネートと第2のラミネー
トとを一緒に接着した。室温にて時間が経過すると、本装置の中央インジケータ
ストライプは暗色化するが、ストライプの幅は不変のままであることが確認され
た。
【0061】 実施例12 約4mm幅のインジケータストライプと約4mm幅のPSAストライプが交互
に並ぶ第2のラミネートを提供するために組み立てたフェースプレートを使用し
て、線条被覆処理を実施したこと以外は、実施例1に記載の通りに、時間温度積
算装置を製作した。前述の実施例に記載の通りに、第1のラミネートのストリッ
プと第2のラミネートのストリップとを一緒に貼り合せ(「活性化した」)、次
いで、25の交互に並ぶインジケータストライプとPSAストライプを有する約
50mm×100mmの装置を提供するように切断した。室温にて時間が経過す
ると(約2週間)、本装置の中央インジケータストライプは暗色化するが、イン
ジケータストライプの幅は不変のままであることが確認された。
【0062】 比較のため、インジケータストライプの間にPSAを全く被覆しなかったこと
以外は前段の通りに、第2の時間温度積算装置を製作した。したがって、最終的
な装置は、25の交互に並ぶインジケータストライプと被覆されていないストラ
イプとを有していた。室温にて時間が経過すると(約2週間)、本装置の中央イ
ンジケータストライプは暗色化するが、インジケータストライプの幅は、約4m
mから約5〜6mmに増加することが確認された。
【0063】 実施例13 インジケータ組成物Aの代わりにインジケータ組成物Bを使用したこと以外は
、実施例12に記載の通りに、累積時間温度積算装置を製作した。2週間の観測
期間にわたって、インジケータストライプの間にPSAが被覆されていなかった
装置のインジケータストライプの幅が約4mmから、6mmより大きく増加した
こと以外は、実施例12に記載の結果と類似した結果が得られた。
【0064】 実施例12および13の結果によって、時間温度積算装置内のPSA境界スト
ライプは、時間が経過すると、線条粘弾性インジケータ塗料が横に流れるのを防
止するとう結論が裏付けられる。
【図面の簡単な説明】
添付の図(幾つかの図を通して、同じ数字によって同じ構造を指す)を参照し
ながら、本発明をさらに説明する。
【図1】不活性化状態の、本発明の時間温度積算インジケータ装置を表す断
面図である。
【図2】活性化状態の、本発明の時間温度積算インジケータ装置を表す断面
図である。
【図3】本発明の時間温度積算インジケータ装置に使用される裏材を表す平
面図である。
【図4】本発明の時間温度積算インジケータ装置に使用される基材を表す平
面図である。
【図5】粘弾性材料の移行が完了する前の、本発明の時間温度積算インジケ
ータ装置を表す平面図である。
【図6】粘弾性インジケータ材料が多孔性マトリックス内に移行した後の、
本発明の時間温度積算インジケータ装置を表す平面図である。
【図7】累積熱曝露をモニタリングすべき物体上に取り付けられた本発明の
時間温度積算インジケータ装置を表す斜視図である。
【図8】本発明の時間温度積算インジケータ装置を表す平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 デイビッド・ジェイ・ヤルッソ アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 Fターム(参考) 2F056 EM09 VA02 VA05 VA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の累積熱曝露の視覚的に確認できる表示を提供するため
    の、時間温度積算インジケータ装置であって、 (a)拡散的に光を反射する多孔性マトリックスを有する基材と、 (b)前記基材と接触させるための粘弾性インジケータ材料、および前記基材
    と裏材との間で粘弾性インジケータ材料が横に流れるのを実質的に阻止するため
    のバリヤー材料を表面上に含む裏材 とを含み、 前記粘弾性インジケータ材料が前記多孔性マトリックスと実質的に接触してい
    ない不活性化状態と、温度が上昇するにつれて高くなる速度で前記粘弾性インジ
    ケータ材料が前記多孔性マトリックス内に移行し、それによって累積熱曝露を視
    覚的に確認できる表示を形成するように、前記粘弾性インジケータ材料が前記多
    孔性マトリックスと実質的に接触している活性化状態とを有する、 装置。
  2. 【請求項2】 前記バリヤー材料が感圧接着剤を含む、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記裏材が、その表面上に、粘弾性インジケータ材料と感圧
    接着剤とが交互に並ぶストライプを含む、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記裏材が、その表面上に、粘弾性インジケータ材料の中央
    ストライプと、中央ストライプの両側の、感圧接着剤の縁ストライプとを含む、
    請求項2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 物体の累積熱曝露を表示する方法であって、 (a)請求項1に記載の時間温度積算インジケータ装置を提供するステップと
    、 (b)前記粘弾性インジケータ材料が、温度が上昇するにつれて高くなる速度
    で前記多孔性マトリックス内に移行して、累積熱曝露を視覚的に確認できる表示
    を形成するように、前記粘弾性インジケータ材料を、前記多孔性マトリックスと
    実質的に接触させて配置することにより、前記装置を活性化するステップと、 (c)前記装置を、累積熱的履歴を測定すべき物体上に取り付けるステップと
    を含む方法。
  6. 【請求項6】 前記バリヤー材料が感圧接着剤である、請求項5に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記感圧接着剤を前記物体と接触させて配置することにより
    、前記装置が前記物体上に取り付けられる、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記裏材が、その表面上に、粘弾性インジケータ材料と感圧
    接着剤が交互に並ぶストライプを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 物体の累積熱曝露を視覚的に確認できる表示を提供するため
    の時間温度積算インジケータ装置で使用するための線条粘弾性インジケータテー
    プであって、 (a)裏材料と、 (b)温度が上昇するにつれて高くなる速度で前記テープから移行することが
    できる、前記裏材料の表面の一部の上の粘弾性インジケータ材料と、 (c)前記裏材と別の表面との間で粘弾性インジケータ材料が横に流れるのを
    実質的に阻止するための、裏材料の表面の一部の上のバリヤー材料と を含む、インジケータテープ。
  10. 【請求項10】 バリヤー材料が感圧接着剤を含む、請求項9に記載の線条
    テープ。
JP2000546210A 1998-04-29 1999-03-31 バリヤー材料を含む時間温度積算インジケータ装置 Expired - Fee Related JP4312959B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/069,576 1998-04-29
US09/069,576 US6244208B1 (en) 1998-04-29 1998-04-29 Time-temperature integrating indicator device with barrier material
PCT/US1999/007062 WO1999056098A1 (en) 1998-04-29 1999-03-31 Time-temperature integrating indicator device with barrier material

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002513146A true JP2002513146A (ja) 2002-05-08
JP2002513146A5 JP2002513146A5 (ja) 2006-06-01
JP4312959B2 JP4312959B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=22089912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000546210A Expired - Fee Related JP4312959B2 (ja) 1998-04-29 1999-03-31 バリヤー材料を含む時間温度積算インジケータ装置

Country Status (10)

Country Link
US (2) US6244208B1 (ja)
EP (1) EP1073887B1 (ja)
JP (1) JP4312959B2 (ja)
AR (1) AR019110A1 (ja)
AU (1) AU748190B2 (ja)
BR (1) BR9910006B1 (ja)
CA (1) CA2330319C (ja)
DE (1) DE69911395T2 (ja)
TW (1) TW405030B (ja)
WO (1) WO1999056098A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014521054A (ja) * 2011-06-29 2014-08-25 スゥジョウ ホワシー マテリアル テクノロジーズ カンパニー リミテッド 感熱物品の品質状態をモニタリングするための時間−温度インジケータおよびモニタリング方法
JP2015127675A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社堀場製作所 分析装置及び試薬劣化度算出方法

Families Citing this family (79)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6244208B1 (en) * 1998-04-29 2001-06-12 3M Innovative Properties Company Time-temperature integrating indicator device with barrier material
US6536370B2 (en) * 1998-11-25 2003-03-25 Advanced Micro Devices, Inc. Elapsed time indicator for controlled environments and method of use
DE19912365A1 (de) * 1999-03-19 2000-09-21 Roche Diagnostics Gmbh Mehrschichtiges analytisches Hilfsmittel
AU2001275964A1 (en) * 2000-07-19 2002-01-30 Ira Schwartz Expiration date system
US7097673B2 (en) 2001-06-07 2006-08-29 3M Innovative Properties Company Coating edge control
US20030235119A1 (en) * 2001-07-17 2003-12-25 Abraham Wien Expiration date system
US7808861B2 (en) * 2001-07-17 2010-10-05 Abraham Wien Expiration date system
US6614728B2 (en) * 2001-09-14 2003-09-02 3M Innovative Properties Company Time-temperature integrating indicator
US6822931B2 (en) 2001-12-13 2004-11-23 Vision Works, Llc Timing system and device and method for making the same
US7372780B1 (en) 2002-12-13 2008-05-13 Vision Works Ip Corporation Timing system and device and method for making the same
US6801477B2 (en) 2001-12-13 2004-10-05 Vision Works, Llc Timing system and device and method for making the same
US7813226B2 (en) * 2002-12-13 2010-10-12 Vision Works Ip Corporation Timing system and device and method for making the same
AU2003218067A1 (en) * 2002-03-07 2003-09-22 Avery Dennison Corporation Color changing device for time indicating label and methods of making and using the same
EP1490734B1 (en) * 2002-04-03 2009-06-24 3M Innovative Properties Company Time or time-temperature indicating articles
CN100471768C (zh) * 2002-07-24 2009-03-25 朴相奎 一种速熟食品冲泡状态和冲泡完成指示器
US8717854B2 (en) 2002-12-13 2014-05-06 Vision Works Ip Corporation Environment dependent—temperature independent color changing label
US7254095B1 (en) * 2002-12-13 2007-08-07 Vision Works, Llc Timing system and device and method for making the same
FI113895B (fi) 2003-02-27 2004-06-30 Metso Corp Lämpötiladetektori/indikaattori
JP2004310943A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Nitto Denko Corp 摺動部材
US9835498B2 (en) * 2003-11-20 2017-12-05 Freshpoint Quality Assurance Ltd. Method and system for determining the condition of a time-temperature indicator
US7434535B2 (en) * 2003-12-31 2008-10-14 Church & Dwight Co., Inc. Timing device
US7004621B2 (en) * 2004-06-17 2006-02-28 Cryovac, Inc. Method of monitoring temperature exposure
JP4789083B2 (ja) * 2004-07-15 2011-10-05 株式会社ジークエスト 温度感知シール
US7080939B1 (en) * 2004-10-04 2006-07-25 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Polymeric thermal history sensor
US8267576B2 (en) 2004-11-08 2012-09-18 Freshpoint Holdings Sa Time-temperature indicating device
US7211374B2 (en) * 2005-02-25 2007-05-01 Eastman Kodak Company Thermally developable material package with dual indicator device
US20120032117A1 (en) 2005-04-29 2012-02-09 Ambrozy Rel S Stimulus indicating device employing polymer gels
US8166906B2 (en) * 2005-04-29 2012-05-01 Ambrozy Rel S Stimulus indicating device employing polymer gels
US7940605B2 (en) * 2005-04-29 2011-05-10 Prasidiux, Llc Stimulus indicating device employing polymer gels
US9182292B2 (en) 2005-04-29 2015-11-10 Prasidiux, Llc Stimulus indicating device employing polymer gels
US9063015B2 (en) * 2005-04-29 2015-06-23 Prasidiux Llp Stimulus indication employing polymer gels
US8077554B2 (en) 2005-04-29 2011-12-13 Ambrozy Rel S Stimulus indicating device employing polymer gels
US20070059402A1 (en) * 2005-09-13 2007-03-15 Cryovac, Inc. Carbon monoxide modified atmosphere packaging having a time temperature indicator
US7754303B1 (en) 2005-09-19 2010-07-13 Thele Richard K Label assembly
US7652268B2 (en) * 2006-01-31 2010-01-26 Jp Laboratories, Inc General purpose, high accuracy dosimeter reader
US20070256792A1 (en) * 2006-05-05 2007-11-08 Shannon Reading Temperature indicative tape
ATE539332T1 (de) 2007-01-11 2012-01-15 Freshpoint Holdings Sa Zeit- und temperaturanzeige
US7600912B2 (en) * 2007-03-20 2009-10-13 Xerox Corporation Temperature sensitive label for detecting temperature changes to a temperature sensitive item
US20090175314A1 (en) * 2008-01-04 2009-07-09 Hollander Milton B Thermometer sheet material
US8968662B2 (en) * 2008-06-23 2015-03-03 Freshpoint Quality Assurance Ltd. Time temperature indicator
JP2010045140A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Nec Electronics Corp リードフレーム、リードフレームの製造方法及び半導体装置の製造方法
US8066432B2 (en) * 2009-02-02 2011-11-29 Brady Worldwide, Inc. Temperature sensitive films
EP2401659B1 (en) * 2009-02-26 2016-12-14 Vision Works Ip Corporation Time dependent - temperature independent color changing label
EP2287605A1 (de) * 2009-08-20 2011-02-23 Roche Diagnostics GmbH Vereinfachte Magazinierung integrierter Systeme
EP2554961A4 (en) 2010-03-31 2013-10-30 Nichu Giken Kogyo Kk TEMPERATURE ADMINISTRATION ADVERTISING AND EQUIPPED STRUCTURE
US8672149B2 (en) * 2011-02-07 2014-03-18 Telect, Inc. Thermochromic equipment rack
ES2376559B1 (es) 2011-04-11 2013-01-24 Universidad Pública de Navarra Dispositivo de monitorización de condiciones de tiempo y temperatura.
US20130015083A1 (en) 2011-07-15 2013-01-17 Airdex International, Inc. System for facilitating security check of shipment of cargo
US9243394B2 (en) 2011-09-20 2016-01-26 Fresh Products, Inc. Replaceable restroom urinal assemblies, including urinal screens
US9188962B2 (en) 2011-11-01 2015-11-17 Vision Works Ip Corporation Timing system and device and method for making the same
US9546912B2 (en) * 2011-12-13 2017-01-17 Nano And Advanced Materials Institute Limited Time temperature indicator by chromatography and photonic lattice changes
US9298167B2 (en) 2011-12-23 2016-03-29 Vision Works Ip Corporation Timing system and device and method for making the same
WO2013138637A1 (en) * 2012-03-15 2013-09-19 Temptime Corporation Robust, ultraviolet-protected ambient condition history indicator and method of making same
US9063091B2 (en) * 2012-04-06 2015-06-23 Ixensor Inc. Test strips and method for reading test strips
US10260956B2 (en) * 2012-06-15 2019-04-16 Freshpoint Quality Assurance Ltd. Time and/or temperature sensitive devices and methods of use thereof
TWM442264U (en) * 2012-08-20 2012-12-01 Yu Star Internat Ltd Screen protector device for hand-held electronic apparatus
WO2014089616A1 (en) * 2012-12-10 2014-06-19 Mti Group Pty Ltd Temperature sensitive indicia for dangerous goods
US9457115B2 (en) 2013-05-31 2016-10-04 Avent, Inc. Recyclable indicator tape for sterilization
US9310311B2 (en) * 2013-06-13 2016-04-12 Performance Indicator, Llc Time validation indicator
DE102013108557B3 (de) * 2013-08-08 2014-11-13 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Einrichtung zur irreversiblen Erfassung einer Überschreitung einer vorbestimmten Temperatur
CN105793682B (zh) * 2013-10-10 2018-12-28 麦克马斯特大学 温度改变指示器及其制造方法
EP3100031A4 (en) * 2014-01-27 2017-09-20 Jp Laboratories, Inc. Indicating devices based on lateral diffusion of a mobile phase through a non-porous stationary phase
JP2015184332A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 東芝テック株式会社 食品鮮度ラベル
JP5723474B1 (ja) * 2014-09-02 2015-05-27 日油技研工業株式会社 温度管理材
US10338537B2 (en) 2014-09-08 2019-07-02 Vision Works Ip Corporation Indicators for external variables consisting of singular and multiple depletion cells
DE202015102279U1 (de) 2014-11-05 2015-08-14 Fresh Products, Inc. Urinalsieb
USD778411S1 (en) 2014-11-05 2017-02-07 Fresh Products, Inc. Urinal screen
USD778412S1 (en) 2014-11-10 2017-02-07 Fresh Products, Inc. Urinal screen
US10408686B2 (en) * 2016-01-15 2019-09-10 Temptime Corporation Gel-based temperature indicators
US10318604B2 (en) 2017-02-13 2019-06-11 Vision Works Ip Corporation Electronically readable system and device with changing codes
US20210095129A1 (en) * 2017-03-29 2021-04-01 3M Innovative Properties Company Thermal indicator, thermal indicating composition and thermal indicating structure
KR20200103732A (ko) 2017-12-20 2020-09-02 프레쉬 프로덕츠, 인크. 소변기 스크린
AU2019234578A1 (en) * 2018-03-14 2020-11-05 Temptime Corporation Descending and ascending temperature indicators utilizing deep eutectics
US11579128B2 (en) * 2018-05-11 2023-02-14 Temptime Corporation Activatable temperature indicator with time delay
USD925009S1 (en) 2018-10-25 2021-07-13 Fresh Products, Inc. Urinal screen
CN109668649A (zh) * 2018-12-26 2019-04-23 刘永奇 一种带有失效指示剂的疫苗容器及其失效指示方法
CN111982339B (zh) * 2020-08-26 2022-09-16 中国烟草总公司郑州烟草研究院 一种负载温敏型标识物的检测试纸及制备方法和应用
WO2024054128A1 (ru) * 2022-09-06 2024-03-14 Общество С Ограниченной Ответственностью "Термоэлектрика" Устройство для визуальной регистрации превышения температуры и способ его изготовления
WO2024136696A2 (ru) * 2022-12-07 2024-06-27 Общество С Ограниченной Ответственностью "Термоэлектрика" Устройство и способ контроля температуры поверхности

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2379459A (en) * 1944-02-02 1945-07-03 Schreiber Raymond Paul Temperature indicator
US3243303A (en) 1962-06-27 1966-03-29 Leighton C Johnson Temperature monitor employing a flowable aqueous composition containing dispersed polyvinyl acetate as a flow retardant
US3430491A (en) * 1966-12-27 1969-03-04 Leigh R Gignilliat Disposable clinical thermometer
US3665770A (en) * 1970-07-24 1972-05-30 Bio Medical Sciences Inc Temperature indicator
US3954011A (en) 1973-09-24 1976-05-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Selected time interval indicating device
NL7702749A (nl) 1977-03-15 1978-09-19 Akzo Nv Tijd-temperatuurindicator.
US4353990A (en) 1981-02-09 1982-10-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sanitation indicator
US4410493A (en) * 1981-05-11 1983-10-18 Sybron Corporation Indicator device for use in steam sterilization
US4428321A (en) 1981-11-16 1984-01-31 Minnesota Mining And Manufacturing Co. Thermally-activated time-temperature indicator
FR2623622B1 (fr) 1987-11-24 1990-05-04 Izoard Patrick Dispositif pour le controle d'un eventuel rechauffement d'un produit et pour l'enregistrement par un marquage irreversible d'une telle eventualite
US5120137A (en) 1991-03-29 1992-06-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Time and temperature indicating device
US5667303A (en) 1995-03-10 1997-09-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Time-temperature integrating indicator device
US5709472A (en) 1995-10-23 1998-01-20 Lifelines Technology, Inc. Time-temperature indicator device and method of manufacture
US6244208B1 (en) * 1998-04-29 2001-06-12 3M Innovative Properties Company Time-temperature integrating indicator device with barrier material

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014521054A (ja) * 2011-06-29 2014-08-25 スゥジョウ ホワシー マテリアル テクノロジーズ カンパニー リミテッド 感熱物品の品質状態をモニタリングするための時間−温度インジケータおよびモニタリング方法
KR101568099B1 (ko) 2011-06-29 2015-11-10 쑤저우 후아쉬 머티리얼 테크놀로지스 코포레이션 리미티드 열 민감성 물품의 품질 상태를 모니터링하기 위한 시간-온도 지시기 및 모니터링 방법
US9618398B2 (en) 2011-06-29 2017-04-11 Suzhou Qualimark Technology Co., Ltd. Time-temperature indicator and monitoring method for monitoring quality state of thermally sensitive article
JP2015127675A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社堀場製作所 分析装置及び試薬劣化度算出方法

Also Published As

Publication number Publication date
BR9910006B1 (pt) 2011-04-19
AU5947599A (en) 1999-11-16
EP1073887B1 (en) 2003-09-17
US20010027741A1 (en) 2001-10-11
JP4312959B2 (ja) 2009-08-12
DE69911395D1 (de) 2003-10-23
US6244208B1 (en) 2001-06-12
CA2330319A1 (en) 1999-11-04
EP1073887A1 (en) 2001-02-07
DE69911395T2 (de) 2004-07-01
US6435128B2 (en) 2002-08-20
AU748190B2 (en) 2002-05-30
WO1999056098A1 (en) 1999-11-04
AR019110A1 (es) 2001-12-26
BR9910006A (pt) 2001-01-16
TW405030B (en) 2000-09-11
CA2330319C (en) 2007-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002513146A (ja) バリヤー材料を含む時間温度積算インジケータ装置
AU2002327453B2 (en) Time-temperature integrating indicator
US6741523B1 (en) Microstructured time dependent indicators
US5667303A (en) Time-temperature integrating indicator device
JP4339701B2 (ja) 時間または時間−温度表示物品
CA2574053C (en) Pressure-sensitive adhesive sheet for tire
CN1330727C (zh) 具有有结构的层的层压制品
CN101400753B (zh) 干用粘合剂图形薄膜
AU2002327453A1 (en) Time-temperature integrating indicator
US6638602B2 (en) Adhesive wrapping film
US4310577A (en) Liquid crystal film laminate
CN107849412A (zh) 基于丙烯腈丁二烯橡胶的压敏胶粘剂
WO2005014750A1 (en) Adhesives and release liners with pyramidal structures
EP0452368B1 (en) Patterned silicone release coated article
KR101087872B1 (ko) 타이어용 점착시트 및 타이어용 점착시트의 제조방법
US9603747B2 (en) Adhesive tape made of silicone intended for medical applications
US11798438B2 (en) Haptic adhesive article and a method of forming the same
JPH03273078A (ja) プライマー組成物、及びこのプライマー組成物を用いた貼付構造体
JPH03265673A (ja) 貼付構造体
MXPA00003030A (en) Blended pressure-sensitive adhesives

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090225

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090514

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees