JP2002512757A - 家庭用機具の制御装置及び方法 - Google Patents

家庭用機具の制御装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 ワイヤレス・コンピュータ(図33、2100)制御家庭用機具システムは、第1のワイヤレス送信機(2110)と第1のワイヤレス受信機(211)とを含み、前記第1のワイヤレス送信機を介して第1の送信を行うように動作し、更に、第2のワイヤレス送信機(2130)と第2のワイヤレス受信機(2130)とを含む少なくとも1つの家庭用機具(2122、2124、2126)とを含む。この家庭用機具(2122、2124、2126)は、前記第2のワイヤレス受信機を介して前記第1の送信を受信し、前記第1の送信に基づいて少なくとも1つの作用を実行し、前記第2のワイヤレス送信機を介して第2の送信を行うように動作する。前記コンピュータ・システム(2110)は、前記第2の送信を前記第1のワイヤレス受信機を介して受信するように動作する。

Description

【発明の詳細な説明】 家庭用機具の制御装置及び方法 発明の分野 本発明は、家庭用機具(household appliances)とその操作方法とに関する。 発明の背景 Weltyへの米国特許第5,109,222号には、本質的に無制限のコマンド・フォーマ ットを有する、人が占有する構造における電気的に操作可能な器具の制御のため の遠隔制御システムが記載されている。IRセンサなどの信号受信センサは、典 型的にはハンドヘルド型である遠隔制御ユニットからの信号を受信する。IR信 号は、サウンド・エンタテイメント(音声による娯楽、sound entertainment)シス テムや電気的機具などの電気的に動作可能な機器と互換性を有するように処理さ れる。中央コンピュータ又はマイクロプロセッサは、住居構造物と関連付けられ ており、信号受信センサを介して、遠隔制御ユニットから信号を受け取る。コン ピュータは、制御信号を発生し、電気的に動作可能な機器を制御する。電気的に 動作可能な機器から、コンピュータを介し、遠隔制御ユニットに向かって信号を 送り、遠隔制御ユニットのユーザにフィードバック情報を提供することもできる 。 ワイヤレス通信によって制御されコンピュータ・システムと共には用いられな い玩具(トイ、おもちゃ)も、この技術分野では広く知られている。典型的には 、このような玩具には、遠隔制御デバイスを介して、人間であるユーザによって 制御される車両が含まれる。 Haugerudへの米国特許第4,712,184号には、コンピュータ制御された教育用玩 具が記載されている。この玩具の構成から、ユーザは、コンピュータの専門用語 及びプログラミングと、ロボット技術とを学ぶことができる。Haugerud米国特許 には、ワイヤ接続を介しての玩具のコンピュータ制御が記載されており、 コンピュータのユーザであれば、ロボットの動きを制御する単純なプログラムを 書けるようになっている。 Roseへの米国特許第4,840,602号には、外部信号に応答する、話す人形が記載 されている。この人形は、デジタル・データの形式でメモリ内に語量を記憶して おり、それにアクセスし、人形内の言語(speech)シンセサイザに言語を合成さ せることができる。 Langへの米国特許第5,021,878号には、リアルタイムでの制御を伴うアニメー ション化(アニメ化)されたキャラクタ・システムが記載されている。 Lanqへの米国特許第5,142,803号には、リアルタイムでの制御を伴うアニメー ション化されたキャラクタ・システムが記載されている。 Aldavaへの米国特許第5,191,615号には、相互関係的な音声運動娯楽(interre lational audio klnetic entertainment)システムが記載されている。このシス テムでは、可動的で可聴の玩具とテレビ・スクリーンから離間したそれ以外のア ニメ化されたデバイスとに、プログラム同期されたオーディオ及び制御データが 提供され、テレビ番組との関係で番組視聴者と相互作用する。 Collierへの米国特許第5,195,920号には、ラジオ制御された玩具の車両が記載 されており、この車両は、車両に搭載されている現実的(リアル)なサウンド・ イフェクトを発生する。遠隔コンピュータとの通信により、オペレータは、新た なサウンド・イフェクトを修正し追加することが可能となる。 Hikawaへの米国特許第5,270,480号には、MIDI信号に応答して作用する玩 具が記載されており、楽器演奏型の玩具が、シミュレートされた楽器演奏の動き を実行する。 Langへの米国特許第5,289,273号には、アニメ化されたキャラクタを遠隔的に 制御するシステムが記載されている。このシステムは、ラジオ(無線)信号を用 いて、オーディオ、ビデオ及びそれ以外の制御信号をアニメ化されたキャラクタ に転送し、リアルタイムでスピーチ(談話)、ヒアリング・ビジョン(hearing visi on)及び動きを提供する。 米国特許第5,388,493号には、アコーディオン演奏者のための垂直二段キーボ ードのMIDIワイヤレス・コントローラのハウジング・システムが記載され ている。このシステムは、従来のMIDIケーブル接続を用いて、又は、ワイヤ レスMIDI送信システムによって、用いることができる。 Neuhierlへのドイツ特許第DE3009-040号には、遠隔制御装置(リモコン)から 被制御側の模型車両にサウンドを送信する能力を追加するデバイスが記載されて いる。このサウンドは、マイクロフォン又はテープ・レコーダによって発生され 、ラジオ通信によって、被制御側の模型車両に送信される。模型車両には、受信 されたサウンドを発するスピーカが備えられている。 この明細書に記載されているすべての刊行物及びそれらにおいて引用されてい る刊行物の開示内容は、この出願において援用されるものとする。 発明の概要 本発明は、娯楽価値(entertainment value)など、心理的価値が追加された 改良型の家庭用機具を提供することを目的とする。家事の大部分に関係するかな り面倒な内容のために、家庭用機具における心理的刺激を与える特徴は、家庭用 機具のユーザに対して、中立的、否定的又は退屈な経験ではなく、喜ばしく、支 えとなり(supportive)、楽しく及び/又は感情移入可能な経験を提供してくれる という点で、きわめて有用である。 本発明の好適実施例によれば、第1の家庭用機具が第2の機具と通信し、第2 の機具は、その通信を感知してそれに基づいて動作する。本発明の別の好適実施 例によると、ユーザとの間に会話を行い、会話の間にユーザから与えられた音声 入力(verbal input)に基づいて動作する機能を有する家庭用機具が提供される 。 ユーザとの間に会話を行い会話に基づいて動作することができる家庭用機具の 特別な効果は、次の通りである。主婦(主夫、homemakers)は、運転者のように 、聴覚以外の感覚が既に用いられているような状況にあるか、及び/又は、何か のために手を使っていたり、手が汚れているような状況にあることが多い。従っ て、機具のユーザにとっては、料理のレシピ(recipe)を読み上げてもらえたり 、及び/又は、機具が様々な調理作業を行うのに適切な時間について彼女に警告 するなど、複雑な調理作業を彼女のために調整してくれるのであれば、非常 に役に立つ。例えば、オーブンのユーザは、チキンに肉汁をかける(baste)こ とが必要なたびに警告を受けることができる。オプションとして、それぞれの機 具、それぞれの機具のそれぞれの機能又はそれぞれの特定の作業(例えば、チキ ンの調理)に関する音声によるメッセージを、異なる機具又は作業に向けられた 音声メッセージをユーザが区別するのに役立つように、異なる声、例えば、別々 の有名人(celebrities)の声のシミュレーションで発生させるコンピュータ・シ ステムが提供される。 家庭用機具には、以下のものに限定されるのではないが、冷蔵庫、調理器具、 混合用器具(mixing devices)、フード・プロセッサ(food processing device)な どの台所用品と、VCRやテレビなどの娯楽用器具と、洗濯機、乾燥機(dryer) 、掃除機などの家事用器具と、電動芝刈り機などの園芸器具と、電気ドリルなど の電動工具と、が含まれる。 従って、本発明の好適実施例によると、ワイヤレスでコンピュータ制御される 家庭用機具システム(household appliance system)であって、第1のワイヤレ ス送信機と第1のワイヤレス受信機とを含み、前記第1のワイヤレス送信機を介 して第1の送信を行うように動作するコンピュータ・システムと、第2のワイヤ レス送信機と第2のワイヤレス受信機とを含む少なくとも1つの家庭用機具であ って、前記第2のワイヤレス受信機を介して前記第1の送信を受信し、前記第1 の送信に基づいて少なくとも1つの作用を実行し、前記第2のワイヤレス送信機 を介して第2の送信を行うように動作し、前記コンピュータ・システムは、前記 第2の送信を前記第1のワイヤレス受信機を介して受信するように動作する、少 なくとも1つの家庭用機具と、を備えている家庭用機具システムが提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、家庭用機具装置であって、家庭内動作( household operation)を実行するように動作する少なくとも1つの機能ユニッ トと、前記機能ユニットのユーザのために前記機能ユニットの擬人化(personif ication)をシミュレートするように動作する機具擬人化手段(appliance perso nifier)と、を備えている家庭用機具装置が提供される。 更に、本発明の別の好適実施例によると、家庭用機具であって、家庭内動作を 実行するように動作する機能ユニットと、前記機能ユニットのユーザに娯楽を提 供するように動作する娯楽発生器と、を備えている家庭用機具が提供される。 また、本発明の更に別の好適実施例によると、発声する(speaking)家庭用機 具装置であって、家庭内動作を実行するように動作する機能ユニットと、前記機 能ユニットのユーザに可聴的である言語試料(speech specimens)を発生するよ うに動作する言語発生器と、を備えている発声する家庭用機具装置が提供される 。 更に、本発明の好適実施例によると、前記言語発生器は、前記機能ユニットの ユーザにとって娯楽価値(entertainment value)を有する言語試料を発生する ように動作する。 更にまた、本発明の好適実施例によると、前記機能ユニットは、前記機能ユニ ットの機能に関係する少なくとも1つの周辺条件を感知するように動作する少な くとも1つのセンサを備え、前記言語発生器は、前記少なくとも1つのセンサに 応答するように動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、前記発声する家庭用機具装置は、少なく とも1つの他の家庭用機具からのメッセージを受信するように動作する機具間通 信ユニットを更に備えており、前記言語発生器は、前記メッセージに応答するよ うに動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、前記娯楽発生器は、娯楽レパートリ(en tertainmen trepertoire)から少なくとも部分的にはランダムに選択された娯楽 を提供するように動作するランダム娯楽発生器を備えている。 更に、本発明の好適実施例によると、前記機具擬人化手段は、少なくとも1つ の機能ユニットのユーザの側に、前記少なくとも1つの機能ユニットの振る舞い がある有名人(celebrity)と類似しているという知覚を生じさせる出力を発生 するように動作する有名人シミュレータを備えている。 更に、本発明の好適実施例によると、前記機能ユニットは、ラウドスピーカを 備えており、前記有名人シミュレータは、ある有名人の声に似た声で音声メッセ ージを前記ラウドスピーカに提供するように動作する擬人化された音声メッセー ジ提供手段を備えている。 更に、本発明の好適実施例によると、コンピュータ化された家庭用機具システ ムであって、住居における対応する複数の部屋に分散されており機能ユニットと 音声メッセージをユーザ伝達するラウドスピーカとを備えた複数の家事実行機具 (household chore performing appliances)と、ユーザに対する音声メッセー ジを発生し、前記複数のラウドスピーカの少なくとも1つを用いて前記音声メッ セージを前記ユーザに伝達するように動作するコンピュータと、を備えているコ ンピュータされた家庭用機具システムが提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、前記機具のそれぞれは、前記ユーザの存 在を感知するように動作するセンサを更に備えており、前記コンピュータは、前 記複数のセンサからの情報を受信することによって前記ユーザの位置をモニタし 、前記複数のラウドスピーカの中の、前記複数のセンサから受信された前記情報 によって画定される前記ユーザの現在の位置に近接したものだけを用いて、前記 音声メッセージを前記ユーザに伝達する。 更に、本発明の好適実施例によると、前記センサはマイクロフォンを備えてい る。 更に、本発明の好適実施例によると、前記コンピュータ・システムは、コンピ ュータと、前記少なくとも1つの家庭用機具にコマンドを通信するコンピュータ ・ラジオ・インターフェースと、少なくとも1つのオーディオ・チャネルを有し ており、前記コンピュータからのコマンドを前記少なくとも1つのオーディオ・ チャネルを介して前記コンピュータ・ラジオ・インターフェースに送信するサウ ンド・ボード・デバイスと、を備えている。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つのオーディオ・チャ ネルは、前記コンピュータ・ラジオ・インターフェースから前記サウンド・ボー ド・デバイスへのオーディオ・チャネルを更に備えており、前記オーディオ・チ ャネルを介して、少なくとも1つの機具から到達するデジタル情報が前記コント ローラに送信される。 更に、本発明の好適実施例によると、前記機能ユニットはラウドスピーカを備 えており、前記機具擬人化手段は、擬人化された音声メッセージを前記ラウドス ピーカに提供するように動作する擬人化された音声メッセージ提供手段を備えて いる。 更に、本発明の好適実施例によると、前記機能ユニットは食物関係の機具(fo od-related appliance)を備えており、前記機具擬人化手段は、前記食物関係の 機具のダイエットを容易にする擬人化(diet-facilitating personification) をシミュレートするように動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、ワイヤレスでコンピュータ制御される家 庭用機具システムであって、コマンドを送信して少なくとも1つの機具作用を実 行するワイヤレス送信機を含むコンピュータ・システムと、前記コマンドを前記 送信機から受信するワイヤレス受信機を含んでおり、前記コマンドに基づいて少 なくとも1つの作用を実行するように動作する少なくとも1つの家庭用機具と、 を備えている家庭用機具システムが提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、ワイヤレスでコンピュータ制御される家 庭用機具システムであって、ワイヤレス受信機を含むコンピュータ・システムと 、ワイヤレス送信機を含む少なくとも1つの家庭用機具であって、前記ワイヤレ ス送信機を介して前記ワイヤレス受信機に送信を行うように動作し、前記コンピ ュータ・システムは、前記ワイヤレス受信機を介して前記送信を受信し前記送信 に基づいて少なくとも1つの作用を実行するように動作する、少なくとも1つの 家庭用機具と、を備えているワイヤレスでコンピュータ制御される家庭用機具シ ステムが提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、家庭用機具のワイヤレスなコンピュータ 制御方法であって、第1のワイヤレス送信機を介してコンピュータから第1の送 信を行うステップと、少なくとも1つの家庭用機具において前記第1の送信を受 信し、前記第1の送信に基づいて少なくとも1つの作用を実行するステップと、 前記少なくとも1つの家庭用機具から前記コンピュータに第2の送信を行うステ ップと、を含む家庭用機具のワイヤレスなコンピュータ制御方法が提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、家庭用機具擬人化方法であって、家庭内 動作を実行するように動作する機能ユニットを含む家庭用機具を提供するステッ プと、前記家庭用機具を用いて、前記機能ユニットのユーザのために前記機能ユ ニットの擬人化をシミュレートするステップと、を含む家庭用機具擬人化方法が 提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、家庭内娯楽方法であって、家庭内動作を 実行するように動作する機能ユニットを含む家庭用機具を提供するステップと、 前記家庭用機具を用いて前記機能ユニットのユーザに娯楽を提供するステップと 、を含む家庭内娯楽方法が提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、家庭内動作の実行方法であって、家庭内 動作を実行するように動作する機能ユニットを含む家庭用機具を提供するステッ プと、前記機能ユニットのユーザに可聴である言語試料を発生するステップと、 を含む家庭内動作の実行方法が提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、コンピュータ化された家庭用機具操作方 法であって、複数の家事実行機具を住居における対応する複数の部屋に分散させ るステップであって、それぞれの家事実行機具は、機能ユニットと、音声メッセ ージをユーザに伝達するラウドスピーカとを備えている、ステップと、コンピュ ータを用いてユーザのための音声メッセージを発生するステップと、前記複数の ラウドスピーカの少なくとも1つを用いて前記音声メッセージを前記ユーザに伝 達するステップと、を含むコンピュータ化された家庭用機具操作方法が提供され る。 更に、本発明の好適実施例によると、ワイヤレスでコンピュータ制御される家 庭用機具の通信方法であって、ワイヤレス送信機を含むコンピュータ・システム から、ワイヤレス受信機を含む少なくとも1つの家庭用機具まで、少なくとも1 つの機具の作用を実行するコマンドを送信するステップと、前記機具を用い、前 記コマンドに基づいて少なくとも1つの作用を実行するステップと、を含む通信 方法が提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、ワイヤレスでコンピュータ制御される家 庭用機具の通信方法であって、ワイヤレス受信機を含むコンピュータ・システム から、ワイヤレス送信機を含む少なくとも1つの家庭用機具まで、メッセージを 送信するステップと、前記コンピュータを用い、前記送信に基づいて少なくとも 1つのコンピュータ作用を実行するステップと、を含む通信方法が提供される。 更に、本発明の好適実施例によると、ワイヤレスでコンピュータ制御される玩 具システムであって、第1のワイヤレス送信機を介して第1の送信を行うように 動作するコンピュータ・システムと、第1のワイヤレス受信機を含み前記第1の ワイヤレス受信機を介して前記第1の送信を受信し、前記第1の送信に基づいて 少なくとも1つの作用を実行するように動作する、少なくとも1つの玩具と、を 備えているワイヤレスでコンピュータ制御される玩具システムが提供される。 前記コンピュータ・システムは、コンピュータ・ゲームを含みうる。前記玩具 は、複数の玩具を含みうる。前記少なくとも1つの作用は、複数の作用を含みう る。 前記第1の通信は、デジタル信号を含みうる。前記第1の送信は、アナログ信 号を含み、前記アナログ信号は、音声(sound)を含みうる。 更に、本発明の好適実施例によると、前記コンピュータ・システムは、MID Iポートを有するコンピュータを含む。前記コンピュータは、MIDIポートを 介してデジタル信号を送信するように動作しうる。 更に、本発明の好適実施例によると、音声には、音楽、予め録音された音声及 び/又は発話(speech)を含みうる。発話には、録音された発話と合成された発 話とが含まれる。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つの玩具は、少なくと もスリープ(睡眠、sleep)状態とアウェーク(覚醒、awake)状態とを含む複数 の状態を有する。前記第1の送信は、状態移行コマンド(state transition com mand)を含み、前記少なくとも1つの作用は、スリープ状態とアウェーク状態と の間の移行を含む。 スリープ状態には、玩具の消費エネルギ量が減少している、及び/又は、玩具 がほとんど非活動的(inactive)である状態が含まれ、アウェーク状態には、典 型的には、通常動作の状態を含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記第1の送信は、少なくとも部分的に はコンピュータ・ゲームの動作結果に基づいて複数の入手可能な制御コマンドか ら選択された制御コマンドを含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記コンピュータ・システムは、複数の コンピュータを含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記第1の送信はコンピュータ識別デー タを含み、前記第2の送信はコンピュータ識別データを含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つの玩具は、第2のワ イヤレス送信機を介して第2の送信を行うように動作し、前記コンピュータ・シ ステムは、第2のワイヤレス受信機を介して前記第2の送信を受信するように動 作する。 更に、本発明の好適実施例によると、前記システムは、少なくとも1つの入力 デバイスを含み、前記第2の送信は、前記少なくとも1つの入力デバイスの状態 を含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つの玩具は、第1の玩 具と第2の玩具とを含み、前記第1の玩具は、前記第2のワイヤレス送信機を介 して、前記第2の玩具に向けて玩具間の送信を行うように動作し、前記第2の玩 具は、前記玩具間の送信に基づいて少なくとも1つの作用を実行するように動作 する。 更に、本発明の好適実施例によると、前記コンピュータ・システムの動作は、 少なくとも部分的には、前記第2の送信によって制御される。 更に、本発明の好適実施例によると、前記コンピュータ・システムは、コンピ ュータ・ゲームを含み、前記ゲームの動作は、少なくとも部分的には、前記第2 の送信によって制御される。 前記第2の送信は、デジタル信号及び/又はアナログ信号を含みうる。 更に、本発明の好適実施例によると、前記コンピュータ・システムは、スリー プ状態とアウェーク状態とを少なくとも含む複数の状態を有し、前記第2の送信 は、状態移行コマンドを含み、前記コンピュータは、前記第2の送信を受信する と、前記スリープ状態とアウェーク状態との間を移行するように動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、少なくとも1つの玩具は、音声入力装置 を含み、前記第2の送信は、前記音声入力装置を介して音声入力を表す音声信号 を含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記コンピュータ・システムは、音声信 号の操作と音声信号の再生との少なくとも一方を実行するように動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、音声は、スピーチ(談話)を含む。前記 コンピュータ・システムは、このスピーチに対してスピーチ認識動作を実行する ように動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、前記第2の送信は、玩具認識データを含 む。前記コンピュータ・システムは、前記玩具認識データに少なくとも部分的に 基づいて、前記少なくとも1つの玩具を識別するように動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、第1の送信は、玩具識別データを含む。 コンピュータ・システムは、少なくとも部分的にこの玩具識別データに基づいて その動作モードを調整する。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つの作用には、玩具の 動き、玩具の一部の動き及び/又は音声の出力が含まれうる。音声は、MIDI プロトコルを用いて送信されうる。 更に、本発明の好適実施例によると、コンピュータ・ゲームを制御するように 動作するコンピュータ・システムを含むゲーム・システムであって、少なくとも 1つの表示オブジェクトを表示するディスプレイと、このコンピュータ・システ ムと無線通信する少なくとも1つの玩具とを有するゲーム・システムが提供され る。このコンピュータ・ゲームは、複数のゲーム・オブジェクトを含み、これら の複数のゲーム・オブジェクトは、前記少なくとも1つの表示オブジェクトと前 記少なくとも1つの玩具とを含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つの玩具は、前記コン ピュータ・システムに玩具識別データを送信するように動作し、前記コンピュー タ・システムは、少なくとも部分的にこの玩具識別データに基づいてその動作モ ードを調整するように動作する。 前記コンピュータ・システムは、複数のコンピュータを含みうる。 更に、本発明の好適実施例によると、前記第1の送信は、コンピュータ識別デ ータを含み、前記第2の送信は、コンピュータ識別データを含む。 更に、本発明の好適実施例によると、第1のワイヤレスと第1のMIDIデバ イスとの間でMIDIデータを受信及び送信するように動作する楽器デジタルイ ンターフェース(MIDI)装置と、第2のワイヤレスと第2のMIDIデバイ スとの間でMIDIデータを受信及び送信するように動作するMIDI装置と、 を含むデータ送信装置が提供される。第1のワイヤレス措置は、第1のMIDI デバイスから受信されたデータを含むMIDIデータを第2のワイヤレス装置に 送信し、第2のワイヤレス装置から受信されたデータを含むMIDIデータを第 1のMIDIデバイスに送信する。第2のワイヤレス装置は、第2のMIDIデ バイスから受信されたデータを含むMIDIデータを第1のワイヤレス装置に送 信し、第1のワイヤレス装置から受信されたデータを含むMIDIデータを第2 のMIDIデバイスに送信する。 更に、本発明の好適実施例によると、第2のワイヤレス装置は、それぞれが複 数のMIDIデバイスの中の1つと関連付けられた複数のワイヤレスを含み、こ れらの第2の複数のワイヤレスは、それぞれが、関連するMIDIデバイスから 受信されたデータを含むMIDIデータを第1のワイヤレス装置に送信するよう に動作し、第1のワイヤレス装置から受信されたデータを含むMIDIデータを 関連するMIDIデバイスに送信するように動作する。 第1のMIDIデバイスはコンピュータを含み、他方で、第2のMIDIデバ イスは玩具を含む。 更に、本発明の好適実施例によると、第1のワイヤレス装置は、第1のワイヤ レスと第1のアナログ・デバイスとの間でアナログ信号を受信及び送信するよう に動作するアナログ・インターフェース装置を更に含み、第2のワイヤレス装置 は、第2のワイヤレスと第2のアナログ・デバイスとの間でアナログ信号を受信 及び送信するように動作するアナログ・インターフェース装置を更に含む。第1 のワイヤレス装置は、更に、第1のアナログ・デバイスから受信された信号を含 むアナログ信号を第2のワイヤレス装置に送信し、第2のワイヤレス装置から受 信された信号を含むアナログ信号を第1のアナログ・デバイスに送信するように 動作し、第2のワイヤレス装置は、更に、第2のアナログ・デバイスから受信さ れた信号を含むアナログ信号を第1のワイヤレス装置に送信し、第1のワイヤレ ス装置から受信された信号を含むアナログ信号を第2のアナログ・デバイスに送 信するように動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、コンピュータ制御される玩具システムに 対する制御命令を発生する方法が提供される。この方法は、玩具を選択するステ ップと、前記玩具と関連する複数のコマンドの中から少なくとも1つのコマンド を選択するステップと、前記少なくとも1つのコマンドを含む前記玩具に対する 制御命令を発生するステップと、を含む。 更に、本発明の好適実施例によると、少なくとも1つのコマンドを選択する前 記ステップは、コマンドを選ぶステップと、その選ばれたコマンドと関連する少 なくとも1つの制御パラメータを特定するステップと、を含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つの制御パラメータは 、先行するコマンドの結果に依存する少なくとも1つの条件を含む。 更に、本発明の好適実施例によると、玩具を選択するステップと少なくとも1 つのコマンドを選択するステップの少なくとも一方は、グラフィカル・ユーザ・ インターフェースを用いるステップを含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記先行するコマンドは、第2の玩具と 関連する先行するコマンドを含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つの制御パラメータは 、コマンドの実行を制御する実行条件を含む。 前記実行条件は、コマンドを実行する時間、及び/又は、コマンドを停止する 時間を含みうる。実行条件は、更に、玩具の状態を含みうる。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つの制御パラメータは 、コマンドの実行を修正するコマンド・モディファイア(command modifier)を 含む。 更に、本発明の好適実施例によると、前記少なくとも1つのコマンドは、先行 するコマンドをキャンセルするコマンドを含む。 更に、本発明の好適実施例によると、コンピュータと共に用いる信号送信装置 が提供される。この装置は、ワイヤレス送信装置と、以下のアナログ/デジタル ・サウンド変換装置、すなわち、アナログ・サウンド信号をデジタル・サウンド 信号に変換する、デジタル・サウンド信号をアナログ・サウンド信号に変換する 、そして、ワイヤレス送信装置を用いてコンピュータとサウンド・デバイスとの 間で信号を送信するように動作するアナログ/デジタル・サウント変換装置の中 の少なくとも1つを含む信号処理装置と、ワイヤレス送信装置を用いてコンピュ ー タと周辺デバイスとの間で制御信号を送信するように動作する周辺制御インター フェースと、ワイヤレス送信装置を用いてコンピュータとMIDIデバイスとの 間でMIDI信号を送信するように動作するMIDIインターフェースと、を含 む。 更に、本発明の好適実施例によると、コンピュータと、前記コンピュータに動 作的に装着されたサウンド・カードとを含み、MIDIコネクタと、少なくとも 1つのアナログ・コネクタとを有するコンピュータ・システムが提供される。こ のコンピュータ・システムでは、前記コンピュータは、MIDIコネクタを介し てデジタル信号を送信し、前記少なくとも1つのアナログ・コネクタを介してア ナログ信号を送信するように動作する。 更に、本発明の好適実施例によると、前記コンピュータは、MIDIコネクタ を介してデジタル信号を受信し、前記少なくとも1つのアナログ・コネクタを介 してアナログ信号を受信するように動作する。 明細書及び請求の範囲の全体にわたって、「ラジオ」(radio)という用語は、 すべての形式の「ワイヤレス」(wireless)通信を含むこととする。 実施例においては、中央のコンピュータは、機具から分離されたものとして示 されている。しかし、それとは異なり、コンピュータは、1つ又は複数の機具の 内部に存在することもあり得るし、それらと一体的に形成されている場合もあり うる。 遠隔制御を介して動作されるコンピュータ制御デバイスを実現する際に有用な 方法及び装置は、本出願人/譲受人のPCT出願であるPCT/IL96/00 157に記載されている。 図面の簡単な説明 本発明は、後に行う詳細な説明から、次の図面を参照することにより、理解さ れうる。 図1ないし図32Cは、コンピュータ・システムと共に用いられる玩具システ ムを図解している。 図1Aは、玩具を含み、本発明の好適実施例に従って構成され動作する、コン ピュータ制御システムの、一部が絵画的な一部がブロック図による図解である。 図1Bは、図1Aの玩具122の好適な実現例の、一部が絵画的な一部がブロ ック図による図解である。 図1Cは、玩具を含み、本発明の別の好適実施例に従って構成され動作する、 コンピュータ制御システムの、一部が絵画的な一部がブロック図による図解であ る。 図2Aないし図2Cは、使用中である図1Aのシステムの一部分の簡略化され た絵画的な図解である。 図3は、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インターフェース110の好適な実 現例の簡略化されたブロック図である。 図4は、図3のコンピュータ・ラジオ・インターフェース110のより詳細な ブロック図である。 図5Aないし図5Dは、全体として、図4の装置の回路図を構成する。 図5Eは、図5Dの装置の別の実現例の回路図である。 図6は、図1Aの玩具制御デバイス130の好適な実現例の簡略化されたブロ ック図である。 図7Aないし図7Fは、図5D又は図5Eのどちらか一方と組み合わされて、 図6の装置の回路図を構成する。 図8Aは、図1Aの玩具制御デバイス130の内部で、ラジオ信号を受信し、 その中に含まれるコマンドを実行し、ラジオ信号を送出する好適な方法の簡略化 された流れ図の図解である。 図8Bないし図8Tは、全体として、図8Aの方法の好適な実現例の簡略化さ れた流れ図の図解を構成する。 図9Aは、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インターフェース110の内部で 、ラジオ信号を受信し、その中に含まれるコマンドを実行し、ラジオ信号を送出 し、MIDI信号を送出する好適な方法の簡略化された流れ図の図解である。 図9Bないし図9Nは、図8Dないし図8Mと組み合わされて、図9Aの方法 の好適な実現例の簡略化された流れ図の図解を構成する。 図10Aないし図10Cは、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インターフェー ス110と玩具制御デバイス130との間で送信される信号の簡略化された絵画 的な図解である。 図11は、図1Aの装置のために制御命令を発生する好適な方法の簡略化され た流れ図による図解である。 図12Aないし図12Cは、図11の方法のグラフィカル・ユーザ・インター フェースによる好適な実現例の絵画的な図解である。 図13は、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インターフェース110のマルチ ポート・マルチチャネルによる実現例の第1のサブユニットのブロック図であり 、このサブユニットは、図1Aのコンピュータ100の内部に存在している。 図14は、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インターフェース110のマルチ ポートマルチチャネルによる実現例の第2のサブユニットのブロック図であり、 このサブユニットは、図13の装置を補完するものであり、図1Aのコンピュー タ100の外部に存在する。 図15Aないし図15Eは、全体として、図13及び図14のマルチチャネル による実現例に適している図6の玩具制御デバイスの詳細な電子回路図を形成す る。 図16は、コンピュータが、玩具が使用可能となることを予測して制御チャネ ル対を選択し、玩具とコンピュータ・ラジオ・インターフェースのトランシーバ との両方が使用可能となるたびに制御チャネルを介してゲームを定義する通信を 開始する好適な方法の簡略化された流れ図である。 図17は、図16の「制御チャネル対の選択」を実現する好適な方法の簡略化 された流れ図である。 図18Aは、図16の「情報通信チャネル対の選択」を実現する好適な方法の 簡略化された流れ図である。 図18Bは、図18Aの「コンピュータの位置を確認する」(locate computer )ステップを実行する好適な方法の簡略化された流れ図である。 図19は、玩具制御デバイス130の好適な動作方法の簡略化された流れ図で ある。 図20は、ワイヤレスでコントローラ制御される玩具システムと関連しネット ワーク・コンピュータを含みうる遠隔ゲーム・サーバの簡略化された図解である。 図21は、遠隔サーバと共に動作している場合の、図20のコンピュータ又は ネットワーク・コンピュータの動作の簡略化された流れ図である。 図22は、図20の遠隔ゲーム・サーバの動作の簡略化された流れ図である。 図23は、ワイヤレスでコンピュータ制御される玩具システムの一部絵画的で 一部ブロック図による図解であり、玩具とコンピュータとの間の近接を検出する ように動作する近接検出サブシステムを含む。 図24Aないし図24Eは、全体として、図3のコンピュータ・ラジオ・イン ターフェース110のマルチチャネルによる実現例の詳細な電子回路図を形成す る。これは、図5Aないし図5Dの詳細な電子回路図に類似しているが、マルチ チャネルであることが異なっており、従って、シングルチャネルではなく、全二 重(フル・デュープレクス、full duplex)のアプリケーションをサポートする ことができる。 図25Aないし図25Fは、全体として、コンピュータのサウンド・ボードで はなくコンピュータのシリアル・ポートに接続するコンピュータ・ラジオ・イン ターフェースの詳細な回路図を形成している。 図26Aないし図26Dは、全体として、コンピュータのサウンド・ボードで はなく、コンピュータのパラレル・ポートに接続するコンピュータ・ラジオ・イ ンターフェースの詳細な回路図を形成している。 図27Aないし図27Jは、図8E、図8Gないし図8M及び図10Aないし 図10Cを参照して述べられているラジオ符号化技術とは別の好適なラジオ符号 化技術の好適な流れ図である。 図28Aないし図28Kは、全体として、図13のマルチポート・マルチチャ ネルのコンピュータ・ラジオ・インターフェース・サブユニットの詳細な電子回 路図を形成する。 図29Aないし図29Iは、全体として、図14のマルチポート・マルチチャ ネルのコンピュータ・ラジオ・インターフェース・サブユニットの詳細な電子回 路図を形成する。 図30は、玩具を含み、本発明の別の好適実施例に従って構成され動作する、 コンピュータ制御システムの、一部が絵画的な一部がブロック図による図解であ る。 図31は、図30の実施例において用いられているコンピュータ・ラジオ・イ ンターフェースと玩具制御デバイスとの組合せを図解している簡略化されたブロ ック図である。 図32Aないし図32Cは、図28HのEPLDチップの簡略化されたブロッ ク図を形成する。 図33ないし図53は、図1ないし図32Cの玩具システムの実施例を図解し ている。 図33は、双方向ラジオ通信によって中央コンピュータ2100と関連付けら れる擬人化された家庭用機具の絵画的な図解である。 図34は、図33の装置の修正に関する絵画的な図解である。ここでは、第1 の機具はワイヤによってコンピュータと関係付けられ、それ以外の機具はコンピ ュータと第1の機具を介して通信し、第1の機具と他の機具との間の通信はワイ ヤレスとなっている。 図35は、既存の電気的な家庭用配線(ワイヤリング)システムによって中央 コンピュータと関連付けられている擬人化された家庭用機具の絵画的な図解であ る。 図36Aないし図36Cは、全体として、コンピュータが図33の冷蔵庫21 22のトランシーバ/コントローラ2130を制御する好適な方法の簡略化され た流れ図を形成する。 図37は、コンピュータが機具のユーザによってセットアップされ、機具のユ ーザにインフォテイメント(情報娯楽、infotainment)又はエンタテイメントを 与えるユーザ・インターフェースの一部分の例である。 図38A及び図38Bは、両者で、コンピュータが洗濯機のユーザにインフォ テイメント又はエンタテイメントを与える好適な動作方法の簡略化された流れ図 を形成する。 図39は、コンピュータのコンピュータ・ラジオ・インターフェースとサウン ド・ボードとの間のインターフェースの簡略化された図解である。 図40は、図33のコンピュータ・ラジオ・インターフェースの好適な実現例 の簡略化されたブロック図である。 図41は、コンピュータ・ラジオ・インターフェースとコンピュータとの一方 が、他方から、MIDIチャネルを介するのではなく、オーディオ・チャネルを 介して、コマンドを受信することを可能にする好適な通信方法の簡略化された流 れ図である。 図42は、SYNC、SQ、ゼロの値のビット及び1の値のビットの信号のアナログ 及びデジタル表現の図解である。 図43Aないし図43Eは、全体として、図40の装置の好適な実現例の詳細 な電子回路図を形成する。 図44は、擬人化された電子レンジ(microwave oven)と擬人化された食器洗 い機との間における会話例である。究極的なものとして、テレビによって発せら れる音声メッセージも挙げられている。 図45は、図44の会話のような機具の間での会話の第1の好適な実現例によ る中央コンピュータの動作方法の簡略化された流れ図である。 図46は、図45の会話の第2の好適な実現例による機具の動作方法の簡略化 された流れ図である。 図47は、中央コンピュータ2100が、マイクロフォンを有している機具を 介して、補充すべき消耗品に関する情報をユーザから集めている様子を示す図解 である。 図48は、コンピュータ2100が図47の相互作用における冷蔵庫の役割を 実現する、図45の流れ図のための台本(スクリプト、script)である。 図49は、コンピュータ2100が図47の相互作用における洗濯機の役割を 実現する、図45の流れ図のための台本である。 図50は、中央コンピュータが家事のモニタリング及びタイミングに関する情 報を収集するシナリオの絵画的な図解である。 図51は、コンピュータ2100が図50の相互作用における洗濯機の役割を 実現する、図45の流れ図のための台本である。 図52は、コンピュータ2100が図50の相互作用における乾燥機の役割を 実現する、図45の流れ図のための台本である。 図53は、コンピュータ2100が図50の相互作用における電子レンジの役 割を実現する、図45の流れ図のための台本である。 好適実施例の詳細な説明 ここで、図1Aを参照する。この図は、本発明の好適実施例に従って構成され 動作する、玩具(トイ、toy)を含むコンピュータ制御システムの一部が絵画的 で一部がブロック図による図解である。図1Aのシステムは、コンピュータ10 0を含む。このコンピュータ100は、例えば、IBM互換のパーソナル・コン ピュータなどの、任意の適当なコンピュータでよい。コンピュータ100は、ス クリーン105が備えられている。また、好ましくは、コンピュータ100には 、例えば、アメリカ合衆国の1901 McCarthy Boulevard,Milpitas CA 95035所在 のCreative Labs,Inc.又はシンガポールの67 Ayer Rajah Crescent#03-18所在の Creative Technology Ltd.から市販されているサウンド・ブラスタ・プロ(Soun d Blaster Pro)カードと、ハード・ディスクと、オプションでCD−ROMと が備わっている。 コンピュータ100は、コンピュータ100から受信されたコマンドに基づき ワイヤレス送信を介して信号を送信し、本発明の好適実施例では、更に、ワイヤ レス送信を介してほかの場所から送信された信号を受信しその信号をコンピュー タ100に配送するように動作するコンピュータ・ラジオ・インターフェース1 10を有している。典型的には、コンピュータ100からコンピュータ・ラジオ ・インターフェース110に送信されたコマンドは、アナログ信号及びデジタル 信号の両方を介して送信される。デジタル信号は、MIDIポートを介して送信 されるのが典型的である。アナログ及びデジタル信号の送信は、後に、図3と共 に説明する。 送信される信号は、アナログ信号又はデジタル信号であり得る。受信された信 号もまた、アナログ信号又はデジタル信号であり得る。それぞれの信号は、典型 的には、メッセージを含む。コンピュータ・ラジオ・インターフェース110の 好適な実現例は、後で、図3と共に説明する。 図1Aのシステムは、更に、1つ又は複数の玩具120を含む。図1Aのシス テムは、複数の玩具、すなわち、3つの玩具122、124、126を含むが、 1つの玩具や多数の玩具を用いてもかまわないことを理解すべきである。 次に、図1Bを参照する。この図は、図1Aの玩具122の一部が絵画的で一 部がブロック図による図解である。 それぞれの玩具120は、バッテリやライン・パワーへの接続など、電源12 5を含む。また、それぞれの玩具120は、コンピュータ100によって送信さ れたワイヤレス信号を受信し受信した信号に基づいてそれぞれの玩具120に作 用を実行させるように動作する玩具制御デバイス130を含む。受信された信号 は、すでに述べたように、アナログ信号又はデジタル信号であり得る。玩具制御 デバイス130の好適な実現例は、後に、図6を参照して説明する。 それぞれの玩具120は、好ましくは、図1Bに示されているように、複数の 入力デバイス140と出力デバイス150とを備えている。入力デバイス140 は、例えば、次に列挙するものの中の1つ又は複数である。すなわち、マイクロ フォン141、マイクロスイッチ・センサ142、タッチ・センサ(図1Bには 図示せず)、光センサ(図1Bには図示せず)、動きセンサ143などである。動 きセンサ143は、例えば、傾斜(チルト)センサや加速度センサなどであり得 る。適切な市販されている入力デバイスには、以下のものが含まれる。すなわち 、米国ウィスコンシン州53551レイク・ミルズ、イースト・レイク・ストリ ート612所在のハムリン社(Hamlin Inc.)による位置センサ、米国ニュージ ャージー州07110ナトリ、ヒルサイド・アベニュー263所在のコムス・イ ンターナショナル社(comus International)による運動及び振動センサ、英国 ハンプシャー所在のムラタ・エレクトロニクス社(Murata Electronics)による 温度、衝撃及び磁気センサ、米国マサチューセッツ州ニュートン、リバーデール ・アベニュー15所在のC&Kコンポーネンツ社(C&K Components Inc.)又は 米国のハネウェル社の一部門であるマイクロ・スイッチ社(Micro Switch Inc. )によるスイッチである。出力デバイス150は、例えば、以下に列挙するもの の中の1つ又は複数を含みうる。すなわち、スピーカ151、ライト152、玩 具の一部を動かす用に動作しうるソレノイド153、玩具の一部 又は全体(図1Bには図示せず)を動かすように動作する、ステッピング・モー タなどのモータである。適切な市販の出力デバイスには、以下のものが含まれる 。すなわち、ドイツ連邦共和国ボンドルフ シュバルツバルト、D−7823、 ポツファク1240所在のアルカテル社(Alkatel(dunkermotoren))による直流 (DC)モータ、米国コネチカット州ウォーターベリ、メリデン・ロード150 0所在のハイドン・スイッチ・アンド・インスツルメント社(Haydon Switch an d Instruments,Inc.(HSI))によるステッピング・モータ及びミニチュア・モ ータ、米国ノース・キャロライナ州28730フェアビュー、POボックス52 0所在のコミュニケーションズ・インスツルメンツ社(Communications instrume nts,Inc.)による直流ソレノイドである。 玩具が実行する作用(actions)の例には、次のようなものが含まれる。すな わち、玩具の一部の動き、玩具全体の動き、サウンドの発生などである。サウン ドには、記録されたサウンド、合成されたサウンド、記録された音楽又は合成さ れた音楽を含む音楽、記録されたスピーチ又は合成されたスピーチを含むスピー チなどがある。 受信された信号は、例えば、作用の継続時間や作用の反復される回数など、作 用を統制する条件を含みうる。 典型的には、例えば、与えられた継続時間を有するサウンドを発生するなど特 定の作用を実行するコマンドを含むメッセージを含む受信された信号の部分は、 デジタル信号から構成される。例えば、サウンドを含む受信された信号の部分は 、アナログ信号から構成されるのが典型的である。また、本発明の好適実施例で は、音楽などのサウンドを含む受信された信号の部分は、典型的には、MIDI データから構成される信号であるデジタル信号を含みうる。 玩具が実行しうる作用には、別の玩具によって送信された信号に反応すること が含まれる。例えば、この別の玩具がモニタし送信しているサウンドを再生する ことなどがあり得る。 本発明の好適実施例では、玩具制御デバイス130もまた、コンピュータ10 0に向けられコンピュータ・ラジオ・インターフェース110によって受信され る信号を送信するように動作する。この実施例では、コンピュータ・ラジオ・イ ンターフェース110は、好ましくは、玩具制御デバイス130をポーリングす る。すなわち、玩具制御デバイス130がコンピュータ・ラジオ・インターフェ ース110に向けて信号を送信することを求めるリクエストを含む信号を送信す る。ポーリングは、特に、複数の玩具制御デバイス130を有する複数の玩具が 存在する場合に好適である。 玩具制御デバイス130によって送信された信号は、以下のものを1つ又は複 数含みうる。すなわち、典型的にはマイクロフォン入力デバイス141によって キャプチャされたサウンド、例えば光センサやマイクロ・スイッチなどのセンサ 入力デバイス140の状態(status)、電源125における低電力の指示、玩具を 識別する情報などである。 デバイス130によって送信されたサウンド信号は、スピーチも含むことを理 解すべきである。コンピュータ・システムは、スピーチ信号に対してスピーチ認 識動作を実行するように動作する。 スピーチ(音声)認識のための適切な市販ソフトウェアには、次のようなもの がある。すなわち、米国マサチューセッツ州02139ケンブリッジ、ワン・ケ ンドル・スクエア、ビルディング300所在のスティラス・イノベーション社( stylus Innovation Inc.)によるもの、米国所在で電話:617−492−01 20、テレファクス:617−427−3625であるA&Gグラフィクス・イ ンターフェース社(A&G Graphics Interface)によるもの、米国マサチューセッ ツ州02160ネバダ・ストリート320所在のドラゴン・システムズ社(Drag on Systems Inc.)によるDragon Dictate For Windows、ベルギー、リーパー8 900、シント・クリスピジンストラート7所在のレルノ&ハウスプル・スピー チ・プロダクツ社(Lernout & Hausple Speech Products)によるSDKなどがある。 ラジオ制御インターフェース110からの信号には、更に、例えば、次の中の 1つ又は複数が含まれうる。すなわち、1つ又は複数の入力デバイス140から の入力を無視することを求めるリクエスト、1つ又は複数の入力デバイス140 を付勢する又は1つ又は複数の入力デバイス140からの入力の無視を停止する ことを求めるリクエスト、1つ又は複数の入力デバイス140の状態を報告する ことを求めるリクエスト、1つ又は複数の入力デバイス140から受信されたデ ータを記憶することを求めるリクエストであって、典型的には、ラジオ制御イン ターフェース110からの別の信号が玩具制御デバイス130にその1つ又は複 数の入力デバイス140から受信され記憶されたデータを含む信号を送信するよ うに求めることになる将来の時点まで、1つ又は複数の入力デバイス140の状 態の移行(transition)をラッチすることによる、リクエスト、典型的には特定 の時間周期の間、典型的にはサウンドを含むアナログ・データを送信する事を求 めるリクエストなどである。 典型的には、コンピュータ・ラジオ・インターフェース110と玩具制御デバ イス130との間で双方向に送信されるすべての信号が、玩具を識別する情報を 含む。 次に、図1Cを参照する。この図は、本発明の別の好適実施例に従って構成さ れ動作する、玩具を含むコンピュータ制御システムの一部が絵画的で一部がブロ ック図による図解である。図1Cのシステムは、2つのコンピュータ100を含 む。一般的にいって、複数のコンピュータ100が用いられ得ることを理解すべ きである。図1Cの実現例では、コンピュータ・ラジオ・インターフェース11 0と玩具制御デバイス130との間で双方向に送信されるすべての信号は、典型 的に、コンピュータを識別する情報を含む。 ここで、図1Aのシステムの動作を簡単に説明する。典型的には、コンピュー タ100は、コンピュータ・ゲームを含むソフトウェアを実行する。典型的には 、少なくとも1つのアニメ化されたキャラクタ(animated character)を含むゲ ームである。また、このソフトウェアは、教育用ソフトウェアや、少なくとも1 つのアニメ化されたオブジェクトを含む任意の他の対話型ソフトウェアを含みう る。ここで用いる「アニメ化されたオブジェクト」という用語は、コンピュータ ・スクリーン105上に示すことができ、コンピュータへの入力及びコンピュー タからの出力を介してコンピュータのユーザと相互作用する任意のオブジェクト を含みうる。アニメ化されたオブジェクトは、例えば、人形、アクション・フィ ギュア(action figure)、例えば、活動玩具、車両又はライドオン型の車両など の玩具、お絵かきボード又はスケッチ・ボード、例えば、時計、ランプ、し びん又は家具などの家庭用オブジェクト、などである。 次に、図2Aないし図2Cを参照する。これらの図は、用いられている図1の システムの一部分を示している。図2Aの装置は、図1Aのコンピュータ・スク リーン105を含む。コンピュータ・スクリーン上には、アニメ化されたオブジ ェクト160及び165が示されている。 図2Bは、玩具122が図1Aのコンピュータ・ラジオ・インターフェース1 10のレンジの中、典型的には、それと同じ部屋の中に入った後の状況を示して いる。好ましくは、玩具122は、アニメ化されたオブジェクト160に対応す る。例えば、図2Bでは、玩具122と図2Aに示されているアニメ化されたオ ブジェクト160とは、共に、テディ・ベアである。図2Bの装置は、コンピュ ータ・スクリーン105を含み、そのスクリーンの上には、アニメ化されたオブ ジェクト165が示されている。図2Bの装置も玩具122を含む。コンピュー タ100は、コンピュータ・ラジオ・インターフェース110を介して玩具12 2からメッセージを受信し、玩具122に対応するアニメ化されたオブジェクト 160をもはや表示していない。アニメ化されたオブジェクト160の機能は、 今度は、コンピュータ・ラジオ・インターフェース110と玩具制御デバイス1 30とを介したコンピュータ100の制御の下で、玩具122を通じて実行され ている。 図2は、玩具126が、図1Aに与えられているコンピュータ・ラジオ・イン ターフェース110のレンジの中に、典型的には、それと同じ部屋の中に持って こられた後の状況を示している。好ましくは、玩具126は、アニメ化されたオ ブジェクト165に対応する。例えば、図2Cでは、玩具126と図2A及び図 2Bに示されたアニメ化されたオブジェクト165とは、共に、時計である。図 2Cの装置は、コンピュータ・スクリーン105を含むが、そのスクリーンの上 には、アニメ化されたオブジェクトは示されていない。 図2Cの装置もまた、玩具126を含む。コンピュータ100は、コンピュー タ・ラジオ・インターフェース110を介して玩具126からメッセージを受信 し、玩具126に対応するアニメ化されたオブジェクト165をもはや表示して いない。アニメ化されたオブジェクト165の機能は、今度は、コンピュータ・ ラジオ・インターフェース110と玩具制御デバイス130とを介したコンピュ ータ100の制御の下で、玩具126を通じて実行されている。 図2Aにおいては、ユーザは、典型的には従来型の方法を用いて、コンピュー タ・スクリーン上のアニメ化されたオブジェクト160及び165と相互作用す る。ユーザは、アニメ化されたオブジェクト160及び165と相互作用する代 わりに、図2Bでは、玩具122と相互作用し、図2Cでは、玩具122及び1 26と相互作用する。玩具や玩具の一部分を動かしたり、玩具に話しかけたり、 コンピュータ100から受信された信号に応答して生じる玩具の運動に応答した り、コンピュータ100から受信された信号に応答して玩具によって生じ、音楽 、スピーチ又はそれ以外のサウンドであるサウンドに応答したりすることによっ て、ユーザは、玩具122及び126と相互作用する。 次に、図3を参照する。この図は、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インター フェース110の好適実施例の簡略化されたブロック図である。図3の装置は、 コンピュータ・ラジオ・インターフェース110を含む。図3の装置は、また、 図1Aを参照しながら既に述べたサウンド・カード190を含む。図3では、コ ンピュータ・ラジオ・インターフェース110とサウンド・カード190との間 の接続が示されている。 コンピュータ・ラジオ・インターフェース110は、サウンド・カードのMI DIインターフェース194からMIDIインターフェース210を介して給電 される直流(DC)ユニット200を含む。更に、サウンド・カードのMIDI インターフェース194に接続されているMIDIインターフェース210、サ ウンド・カード190のオーディオ・インターフェース192に接続されたオー ディオ・インターフェース220、好ましくはステレオ・サウンド・システムに 接続されコンピュータ100(図示せず)上で動いているソフトウェアの制御の 下でハイ・クオリティなサウンドを生じる二次オーディオ・インターフェース2 30などのインターフェースを含む。 図3の装置は、また、アンテナ240を含むが、このアンテナは、コンピュー タ・ラジオ・インターフェース110と1つ又は複数の玩具制御デバイス130 との間で信号を送信及び受信するように動作する。 図4は、図3のコンピュータ・ラジオ・インターフェース110のより詳細な ブロック図である。図4の装置は、直流ユニット200と、MIDIインターフ ェース210と、オーディオ・インターフェース220と、二次オーディオ・イ ンターフェース230とを含む。図4の装置は、更に、マルチプレクサ240と 、マイクロコントローラ250と、ラジオ・トランシーバ260と、ラジオ・ト ランシーバ260をマイクロコントローラ250に接続する接続ユニット270 と、コンパレータ280とを含む。 次に、図5Aないし図5Dを参照する。この図は、全体として、図4の装置の 回路図を構成する。 以下に掲げるのは、図5Aないし図5Cの装置のための好適なパーツ・リスト である。 1.K1: 米国カリフォルニア州94089−2211サニーベール、エル コ・ドライブ1213所在のアイデック社(Idec)によるリレイ・デプト(Relay De pt)である。 2.U1: 米国カリフォルニア州95051サンタクララ、サン・トーマス 4、サン・トーマス・エクスプレスウェイ2700、2階所在のインテル(Intel) 社による8751マイクロコントローラである。 3.U2: 米国フロリダ州33172マイアミ、107番アベニュー、NW 2315所在のラルトロン(Raltron)社によるCXO−12MHZ(水晶振動 子)である。 4.U4: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Motorola)社 (電話:602−897−5056)によるMC33174である。 5.ダイオード: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Motoro la)社(電話:602−897−5056)による1N914である。 6.トランジスタ: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Moto rola)社(電話:602−897−5056)による2N2222及びMPSA 14である。 以下に掲げるのは、図5Dの装置のための好適なパーツ・リストである。 1.U1: ドイツ連邦共和国ミュンヘンD−81829アム・モースフェル ト(Am Moosfeld)85所在のギンズバーグ・エレクトロニック社(Ginsburg El ectronic GmbH)によるSILRAX−418−Aであり、UHFラジオ・テレ メトリ受信モジュールである。 ただし、図5DのU1には、英国ウェスト・ミッドランドB363XBヘイル ズオーウェン、ブロムズグローブ、シェンストーン・トレーディング・エステー ト、セル・ハウス、ユニット2、ブロック6所在のセル・セールズ社(CEL SALE S LTD.)による433.92MHzの受信モジュールのパーツ第0927番を代 用することもできる。 2.U2: ドイツ連邦共和国ミュンヘンD−81829アム・モースフェル ト(Am Moosfeld)85所在のギンズバーグ・エレクトロニック社(Ginsburg El ectronic GmbH)によるTXM−418−Aであり、UHFラジオ・テレメトリ 送信モジュールである。 ただし、図5UのU2には、英国ウェスト・ミッドランドB363XBヘイル ズオーウェン、ブロムズグローブ、シェンストーン・トレーディング・エステー ト、セル・ハウス、ユニット2、ブロック6所在のセル・セールズ社(CELS ALE S LTD.)による433.92MHzのSILFM送信機モジュールのパーツ第5 229番を代用することもできる。 次に、図5Eを参照する。この図は、図5Dの装置の代替的な実現例の回路図 である。以下に掲げるのは、図5Eの装置のための好適なパーツ・リストである 。 1.U1: ドイツ連邦共和国ミュンヘンD−81829アム・モースフェル ト(Am Moosfeld)85所在のギンズバーグ・エレクトロニック社(Ginsburg El ectronic GmbH)によるBIM−418−Fであり、低電力UHFデータ・トラ ンシーバ・モジュールである。 このU1には、米国アイダホ州AMIセミコンダクタ・アメリカン・マイクロ システムズ社(AMI Semiconductor-American Microsystems,Inc.)によるS2 0043のスプレッド・スペクトル全二重トランシーバを代用することができる 。 また、このU1には、日本のサーキット・デザイン社(Circuit Design Inc.) によるSDT−300の合成トランシーバを代用することもできる。 更に、このU1には、米国ワシントン州カマス、パシフィック・リム・ブール バード#20、ノースウェスト5700所在のシャープ・エレクトロニック・コ ンポーネンツ・グループ社(SHARP ELECTRONIC COMPONENTS GROUP)によるRY 3GB021 RF 900Mhzのユニットを代用することができる。 また、このU1には、米国ワシントン州カマス、パシフィック・リム・ブール バード#20、ノースウェスト5700所在のシャープ・エレクトロニック・コ ンポーネンツ・グループ社(SHARP ELECTRONIC COMPONENTS GROUP)によるRY 3GB100 RF 900MhzのDECT用のユニットを代用することがで きる。 図5Eのためのパーツ・リストでは、アイテム1のパーツと、代用のアイテム のどちらかを、U1のために用いることができる。 装置の別の実施例のためには、すべての回路ボードに適切な変更を加えなけれ ばならないことを理解すべきである。 図5Eの装置は、図5Dの装置と類似の機能を有するが、より高いビット・レ ートでの送信及び受信能力を備えており、従って、MIDIデータが送受信され る際には、好適である。 図5Aないし図5Eは、上述のパーツ・リストに関し、自己説明的である。 次に、図6を参照する。この図は、図1Aの玩具制御デバイス130の好適実 施例の簡略化されたブロック図である。図6の装置は、ラジオ送信機260を含 み、これは、図4のラジオ送信機と類似している。図6の装置は、また、図4の マイクロコントローラ250と類似するマイクロコントローラ250を含む。 図6の装置は、更に、デジタル入力/出力インターフェース(デジタルI/O )290を含む。これは、マイクロコントローラ250と、例えば、4つの入力 デバイス及び4つの出力デバイスなどのそれに接続された複数の入力及び出力デ バイスとの間のインターフェースを提供するように動作する。デジタルI/Oイ ンターフェース290の好適な実現例は、図7Aないし図7Fを参照して、後で より詳細に説明する。 図6の装置は、また、ラジオ送信機260に動作的に接続されそれから信号を 受信しそれに信号を送るアナログ入力/出力インターフェース(アナログI/O インターフェース)300を含む。 図6の装置は、また、マイクロコントローラ250からの信号に応答して、ア ナログ信号がラジオ・トランシーバ260によって送信されているときにだけ、 アナログI/Oインターフェースに出力を提供し、そのような入力が求められて いるときにだけアナログI/Oインターフェース300からの入力を通過させる ように動作する。 図6の装置は、また、入力デバイス140と出力デバイス150とを含む。図 6では、入力デバイス140は、例えば、デジタルI/Oインターフェース29 0に動作的に接続された傾斜(チルト、tilt)スイッチと、アナログI/Oイン ターフェース300に動作的に接続されたマイクロフォンとを含む。 図6では、出力デバイス150は、例えば、デジタルI/Oインターフェース 290に動作的に接続された直流モータと、アナログI/Oインターフェース3 00に動作的に接続されたスピーカとを含む。広範囲の出力デバイス150を用 いることができることを理解すべきである。 図6の装置は、また、直流制御装置310を含むが、その好適な実現例は、図 7Aないし図7Fを参照して後でより詳細に説明する。 図6の装置は、また、図4のコンパレータ280と類似するコンパレータ28 0を含む。 図6の装置は、また、電源125を含む。図6では、その例として、バッテリ が示されているが、直流制御装置310を介して図6の装置に給電するように動 作する。 次に、図7Aないし図7Fを参照する。これらの図は、図5D又は図5Eと組 み合わされて、図6の玩具制御デバイス130の回路図を構成する。図5Eの回 路図が、図5EのU1としてRY3GB021を用いて、図4のコンピュータ・ ラジオ・インターフェース110を実現するのに用いられる場合には、図5Eの 同じ回路図が、好ましくは、図6の玩具制御デバイスを実現するのに用いられる 。ただし、U1を実現するのに、RY3GB021ではなく、RY3GH021 が用いられる。 以下に掲げるのは、図7Aないし図7Fの装置のための好適なパーツ・リスト である。 1.U1: 米国カリフォルニア州95051サンタクララ、サン・トーマス 4、サン・トーマス・エクスプレスウェイ2700、2階所在のインテル(Intel )社による8751マイクロコントローラである。 2.U2: 米国カリフォルニア州95052サンタクララ、セミコンダクタ ・ドライブ2900所在のナショナル・セミコンダクタ(National Semiconduct or)社によるLM78L05である。 3.U3: 米国フロリダ州33172マイアミ、107番アベニュー、NW 2315所在のラルトロン(Raltron)社によるCXO−12MHZ(水晶振動 子)である。 4.U4: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Motorola)社 (電話:602−897−5056)によるMC33174である。 5.U5: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Motorola)社 (電話:602−897−5056)によるMC34119である。 6.U6: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Motorola)社 (電話:602−897−5056)による4066である。 7.ダイオード: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Motoro la)社(電話:602−897−5056)による1N914である。 8.トランジスタ: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Moto rola)社(電話:602−897−5056)による2N2222及び2N39 06である。 9.トランジスタ: 米国アリゾナ州フィーニックス所在のモトローラ(Moto rola)社(電話:602−897−5056)による2N2907及びMPSA 14である。 図7Aないし図7Fは、上述のパーツ・リストに関し、自己説明的である。 図1Aを参照してすでに述べたように、コンピュータ・ラジオ・インターフェ ース110と玩具制御デバイス130との間で送信される信号は、アナログ信号 又はデジタル信号のどちらかであり得る。デジタル信号の場合には、そのデジタ ル信号は、好ましくは、複数の予め定義されたメッセージを含み、これらのメッ セージは、コンピュータ100と玩具制御デバイス130との両方に知られてい る。 コンピュータ・ラジオ・インターフェース110によって玩具制御デバイス1 30に送られたそれぞれのメッセージは、メッセージの意図された受け手の指示 を含んでいる。玩具制御デバイス130によってコンピュータ・ラジオ・インタ ーフェース110に送られたそれぞれのメッセージは、メッセージの送り手の指 示を含む。 上述の図1Cの実施例では、メッセージは、更に、以下のものを含む。 すなわち、コンピュータ・ラジオ・インターフェース110によって玩具制御 デバイス130に送られたそれぞれのメッセージは、メッセージの送り手の指示 を含み、 玩具制御デバイス130によってコンピュータ・ラジオ・インターフェース1 10に送られたそれぞれのメッセージは、メッセージの意図されている受け手の 指示を含む。 予め定義されたメッセージの好適な組は、以下の通りである。 次に、図8Aを参照する。この図は、図1Aの玩具制御デバイス130の内部 で、ラジオ信号を受信し、その中に含まれるコマンドを実行し、ラジオ信号を送 出する好適な方法の簡略化された流れ図である。典型的には、それぞれのメッセ ージは、既に述べたように、コマンドを含んでおり、このコマンドは、メッセー ジに含まれる情報を処理するコマンドを含む。図8Aの方法は、好ましくは、以 下のステップを含む。すなわち、 同期信号すなわちプレアンブル(Preamble)が検出される(ステップ400)。 ヘッダが検出される(ステップ403)。 信号に含まれるコマンドが実行される(ステップ410)。コマンドの実行につ いては、図1Aを参照して既に述べた通りである。 コンピュータ・ラジオ・インターフェース110に向けられたコマンドを含む 信号が送出される(ステップ420)。 次に、図8Bないし図8Tを参照する。これらの図は、全体として、図8Aの 方法の好適な実現例の簡略化された流れ図を構成する。図8Bないし図8Tの方 法は、自己説明的(self-explanatory)である。 次に図9Aを参照する。この図は、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インター フェース110の内部において、MIDI信号を受信し、ラジオ信号を受信し、 その中に含まれるコマンドを実行し、ラジオ信号を送出し、MIDI信号を送出 する好適な方法の簡略化された流れ図である。図9Aのステップの中のいくつか は、既に述べた図8Aのステップと同一である。図9Aは、好ましくは、以下の ステップを含む。すなわち、 MIDIコマンドが、コンピュータ100から受信される(ステップ430)。 このMIDIコマンドは、玩具制御デバイス130に送信されることが意図され ているコマンド、オーディオ・イン又はオーディオ・アウト・コマンド、又は一 般コマンド(general commands)を含みうる。 MIDIコマンドが、コンピュータ100に送られる(ステップ440)。MI DIコマンドは、玩具制御デバイス130から受信された信号、コンピュータ・ ラジオ・インターフェース110によってコンピュータ100から先に受信され たMIDIコマンド、又は一般コマンドを含みうる。 MIDIコマンド又は受信された信号に含まれるコマンドが実行される(ステ ップ450)。コマンドの実行には、受信された信号の場合には、コンピュータ 100へのコマンドの報告を含み、その際に、コンピュータ100は、典型的に は、例えば、スクリーン・ディスプレイの変更や受信されたコマンドに応答して の任意の他の適切な作用など、任意の適切な作用を、プログラムの制御の下で実 行することを含む。コンピュータ100から受信されたMIDIコマンドの場合 には、コマンドの実行は、そのコマンドを玩具制御デバイス130に送信するこ とを含みうる。MIDIコマンドの実行は、更に、二次オーディオ・インターフ ェース230とラジオ送信機260との間でコンピュータ制御デバイス110の オーディオ出力を切り換えることを含む。通常は、二次オーディオ・インターフ ェース230は、オーディオ・インターフェース220に直接に接続され、コン ピュータ・サウンド・ボードとスピーカ、マイクロフォン及びステレオ・システ ムなどの周辺オーディオ・デバイスとの間の接続を保存している。 次に、図9Bないし図9Nを参照し、更に、図8Dないし図8Mも参照する。 これらは、全体として、図9Aの方法の好適な実現例の簡略化された流れ図を構 成する。図9Bないし図9Mの方法は、図8Dないし図8Mと組み合わせれば、 自己説明的である。 次に、図10Aないし図10Cを参照する。これらの図は、図1Aのコンピュ ータ・ラジオ・インターフェース110と玩具制御デバイス130との間で送信 される信号の簡略化された絵画的な図解である。図10Aは、同期プリアンブル (synchronization preamble)を含む。同期プリアンブルの継続時間T_SYNCは、好 ましくは、500ミリ秒であるが、オン及びオフ成分に実質的に等しく分割され るのが好ましい。 図10Bは、値が0であるビットを表す信号を含み、他方で、図10Cは、値 が1であるビットを表す信号を含む。 図10B及び10Cは、図5Dの層値が用いられている場合を示すことを理解 すべきである。図5Eの装置の場合には、図10B及び図10Cに示されている ものに対応する機能が、図5Eの装置の内部に提供されている。 好ましくは、それぞれのビットには、所定の継続時間Tが割り当てられるが、 この継続時間はすべてのビットについて同一である。周波数変調された搬送波が 、この技術分野において広く知られている周波数変調キーイングの方法を用いて 送信される。図5DのU2の終端(termination)5において与えられる「オフ 」信号(典型的には、0.7ボルト未満)が、中央(median)チャネル周波数未 満の周波数での送信を生じさせる。図5DにおけるU2のピン5において与えら れる「オン」信号(典型的には、2.3ボルト超)が、中央周波数より高い周波 数での送信を生じさせる。これらの信号は、対応する受信機U1によって受信さ れる。U1のピン6からの出力信号は、図4及び図6のコンパレータ280に与 えられ、このコンパレータは、受信された信号がオンなのかオフなのかを判断す るようにそれぞれ動作する。 また、図5DのU1のピン7を、図5DのコネクタJ1のピン6と、図5Aの コネクタJ1のピン6と、ジャンパとを介して、図5AのU1のピン12に接続 することによって、U1に含まれるコンパレータを用いることが可能である。 好ましくは、0.01*Tより短い継続時間のオン信号又はスパイク(spike )の受信は、無視される。継続時間が0.01*TからO010*Tまでである 図10Bのオン信号の受信は、値が0であるビットであると解釈される。継続時 間が0.40*Tを超える図10Cのオン信号の受信は、値が1であるビットと して解釈される。典型的には、Tは、1.0ミリ秒の値を有する。 更に、オン信号を受信した後で、次のオフ信号の継続時間が測定される。オン 信号及びオフ信号の継続時間の和は、そのビットが有効であると考えられるため には、0.90Tから1.10Tまでの間でなければならない。それ以外の場合 には、このビットは、無効と解釈され無視される。 次に、図11を参照する。この図は、図1Aの装置に対する制御命令を発生す る方法の簡略化された流れ図である。図11の方法は、以下のステップを含む。 すなわち、 玩具が選択される(ステップ550)。好ましくは、選択された玩具と関連する 複数のコマンドから、少なくとも1つのコマンドが選択される(ステップ560 −580)。あるいは、新たなバイナリ・コマンドを選択し修正し作成すること によって、コマンドを入力することもありうる(ステップ585)。 典型的には、ステップ560−580においてコマンドを選択することには、 コマンドを選択し、そのコマンドと関連する1つ又は複数の制御パラメータを特 定することが含まれうる。制御パラメータには、例えば、選択された玩具又は別 の玩具のどちらかと関連する先行のコマンドの結果に依存する条件が含まれうる 。また、制御パラメータには、例えば、玩具の状態に基づいて、すなわち、特定 の入力が受信されたときにだけ、特定の出力が生じることを言明する条件や、コ マンドが特定の時間において実行されることを言明する条件や、コマンドの実行 が特定の時間において停止することを言明する条件や、例えば、コマンドの実行 が時間周期にわたって継続する場合にコマンドを終了させるなど、コマンドの実 行を修正するコマンド・モディファイアを含む条件や、将来の事象(イベント) の発生に依存する条件や、それ以外の条件など、コマンドの実行を統制する実行 条件を含みうる。 コマンドは、先行するコマンドをキャンセルするコマンドを含みうる。 図11の方法の出力は、典型的には、ステップ590において発生される特定 のコマンドを実現する1つ又は複数の制御命令を含む。典型的には、この1つ又 は複数の命令は、コマンド・ファイルの中に含まれる。典型的には、コマンド・ ファイルは、ある与えられた時点においてどのコマンドが実行されるべきかを判 断し、その与えられたコマンドと関連するコマンド・ファイルをコールするのが 典型的であるドライバ・プログラムからコールされる。 好ましくは、図11の方法のユーザは、グラフィカル・ユーザ・インターフェ ースを有するコンピュータを用いて、ステップ550及び560を実行する。次 に、図12Aないし図12Cを参照する。これらの図は、図11の方法のグラフ ィカル・ユーザ・インターフェースによる実現例の好適な実施例の絵画的な図解 である。 図12Aは、それぞれが1つの玩具を表す複数の玩具選択アイコン610を含 む玩具選択エリア600を示している。図12Aないし図12Cのグラフィカル ・ユーザ・インターフェースのユーザは、典型的には、玩具選択アイコン610 の1つを選択し、コマントが、選択された玩具に対して特定されることを示して いる。 図12Aは、また、次のボタンの中の1つ又は複数を典型的に含むアクション (作用)ボタン620を含んでいる。すなわち、 典型的にはエクスパート・ユーザであるユーザが、図12Aないし図12Cの グラフィカル・ユーザ・インターフェースを介しては得られない進んだ又は特に 複雑なコマンドを実現するダイレクト・バイナリ・コマンドを入力することを可 能にするボタンと、 ユーザが、新たな玩具をインストールすることを可能にし、それにより、新た な玩具選択アイコン610を追加するボタンと、 ユーザが、図12Aないし図12Cのグラフィカル・ユーザ・インターフェー スから出ることを可能にするボタンと、である。 図12Bは、ユーザが図12Aの玩具選択アイコン610の1つを選択した後 で典型的に表示されるコマンド・ジェネレータ・スクリーンを示す。図12Bは 、アニメーション・エリア630を含む。これは、好ましくは、選択された玩具 選択アイコン610の指示と、選択された玩具を記述するテキストからなるテキ スト・エリア635とを含む。 図12Bは、また、複数のコマンド・カテゴリ・ボタン640を含む。このボ タンのそれぞれによって、ユーザは、例えば、出力コマンド、入力コマンド、オ ーディオ・イン・コマンド、オーディオ・アウト・コマンド、一般コマンドなど 、コマンドのカテゴリを選択することが可能となる。 図12Bは、また、コマンド選択をキャンセルし図12Aのスクリーンに戻る キャンセル・ボタン645を含む。 図12Cは、コマンド選択エリア650を含む。これによって、ユーザは、特 定のコマンドを特定することが可能となる。広範囲なコマンドを特定することが 可能であり、図12Cに示されているコマンドは、単なる例示である。 図12Cは、また、ファイル名エリア655を含む。このエリアでは、ユーザ は、発生された制御命令を受信するファイル名を特定することができる。図12 Cは、また、図12Bのキャンセル・ボタン645に類似するキャンセル・ボタ ン645を含む。図12Cは、また、作成(make)ボタン660を含む。ユーザ がこの作成ボタン660を付勢すると、図11の制御命令ジェネレータは、選択 された玩具に対する選択されたコマンドを実現する制御命令を発生し、この制御 命令を特定されたファイルに書き込む。 図12Cは、また、パラメータ選択エリア665を含む。このエリアでは、ユ ーザは、選択されたコマンドと関連するパラメータを特定することができる。 上述した図1Cの実施例は、「一般コマンド」(General commands)と称される カテゴリを含む予め定義されたメッセージの好適な組を含む。その他の一般コマ ンドは、以下の記述によって定義される。 図13及び図14には、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インターフェース1 10のマルチポート・マルチチャネル型の実現例のブロック図が図解されている 。図13は、PCの内部にインストールされたアドイン・ボード(add-inboard )として実現されているコンピュータ・インターフェースの処理サブユニットを 図解している。図14は、コンピュータの外部にあるデバイスであってケーブル によって処理サブユニットに接続されているRFトランシーバである。RFユニ ットのこの応用例では、それぞれが2つのラジオ・チャネルを同時に用いること ができる4つのトランシーバが存在する。 簡単に図3を参照すると、オプションであるが、サウンド及び制御コマンドの 両方が、アナログ・コネクタ220を介してサウンド・コマンドを送信するので はなく、MIDIコネクタ210を介して、送信されることに注意すべきである 。更に、コンピュータ・ラジオ・インターフェース110とサウンド・カード1 90との間のインターフェース210及び220の機能を、コンピュータ100 のシリアル及び/又はパラレル・ポートへのコンピュータ・ラジオ・インターフ ェース110の間の接続としても実現されうることに注意すべきである。この様 子は、図25Aないし図25Fに示されている。 全二重(フル・デュープレクス、full duplex)通信を提供することが望まれ る場合には、図1Aのコンピュータ・ラジオ・インターフェース110の一部を 形成するそれぞれのトランシーバ260は、好ましくは、第1のチャネル対で送 信し、別の第2のチャネル対で受信するように動作する。図1Aの玩具制御デバ イス130の一部を形成するトランシーバ260(図4)は、好ましくは、第2 のチャネルで送信し、第1のチャネルで受信するように動作する。 周波数ホッピング技術やダイレクト・シーケンス技術など、狭帯域(narrow b and)技術又は広帯域(spread band)技術の少なくとも2つのチャネル対を定義 する任意の適切な技術を用いることができる。この様子は、マルチチャネル・コ ンピュータ・ラジオ・インターフェースを示す図15Aないし図15Eと、マル チチャネル玩具制御デバイスを示す図24Aないし図24Eに図解されている。 次に、図16を参照する。この図は、他のコンピュータに干渉したり他のコン ピュータによって干渉されたりすることなく、図1Aの個々のコンピュータ10 0にサービスを提供するように動作する、コンピュータ・ラジオ・インターフェ ース(CRI)110の好適な動作方法の簡略化された流れ図である。典型的に は、図16の方法は、図1Aのコンピュータ100上のソフトウェアにおいて実 現(実装)される。 CRIは、例えば、20対のチャネルに分割される40個のチャネルを有する RY3GB021から構成される。典型的には、チャネル対の中の16対は、情 報通信に割り当てられ、残りの4つのチャネル対は、制御チャネルに割り当てら れている。 図16の方法においては、図17を参照して後で詳細に説明されるように、4 つの制御チャネル対の中の1対が、ラジオ・インターフェースによって選択され る(ステップ810)。選択された制御チャネル対iは、第1のトランシーバによ ってモニタされ(ステップ820)、その新たな玩具からの玩具使用可能性コマン ド(toy availability command)の到着によって告知される新たな玩具の登場が 検出される(ステップ816)。新たな玩具が検出されると、情報通信チャネル対 が16のそのようなチャネル対の中から選択され(ステップ830)、その上を、 その新たな玩具に向かってゲーム・プログラム情報が送信される。ステップ83 0を実現する好適な方法は、自己説明的な流れ図である図18Aに図解されてい る。図18Aの「コンピュータ位置決定」(Locate Computer)コマンド(ステッ プ1004)は、図18Bの流れ図において図解されている。 ここでは「チャネル対選択コマンド」とも称される、選択された情報通信チャ ネル対のIDは、制御チャネル対を介して、新たな玩具に送られる(ステップ8 40)。次に、選択された情報通信チャネル対を用いて、ゲーム・プログラムが 開始される(ステップ850)。すると、制御チャネル対は、自由に、別の玩具か ら受信された玩具使用可能性コマンドを受信し、そのコマンドに対して作用する ことができる。従って、現在のトランシーバはゲームと玩具との間での通信を提 供するために用いられているために、別のトランシーバをその制御チャネル対に 割り当てることが望ましい。 別のトランシーバを現時点ではモニタされていない制御チャネルに割り当てる ためには、その制御チャネルを先にモニタしていたトランシーバは、トランシー バ使用可能性テーブルにおいて、ビジー(busy)と記されることになる(ステッ プ852)。次に、トランシーバ使用可能性テーブルは、使用可能なトランシー バ、すなわち、ビジーとされていないトランシーバが識別されるまで、走査され る(ステップ854)。このトランシーバは、次に、制御チャネルiに割り当てら れる(ステップ858)。 図17は、図16の「制御チャネル対を選択する」ステップ810を実現する 好適な方法の簡略化された流れ図である。図17では、4つの制御チャネルが走 査される。ノイズ・レベルがあるスレショルドの下まで低下するそれぞれのチャ ネル対に対しては(ステップ895)、コンピュータは、使用可能性質問コマンド (availability interrogation command)を送出し(ステップ910)、250m sなどの所定の時間周期の間、応答を待機する(ステップ930及び940)。他 のコンピュータがどれも応答しない場合には、すなわち、「利用可能性応答コマ ンド」を送らないときには、チャネル対は、空であると見なされる。チャネル対 が用いられている場合には、次のチャネルが走査される。4つのチャネル対のど れも空ではなかった場合には、「制御チャネル使用不可能」メッセージが返される 。 図19は、図16ないし図18Bの「マルチチャネル」実施例との関係で有用 である玩具制御デバイス130の好適な動作方法の流れ図である。i=1,…, 4は、システムの制御チャネルのインデクスである。玩具制御デバイス130は 、コンピュータによってモニタされている制御チャネルに到達するまで、玩具の 使用可能性を示唆するメッセージである「玩具使用可能性コマンド」(ステップ 1160)を、それぞれの制御チャネルiを介して送出する(ステップ1140、 1150、1210)。これは、コンピュータが玩具制御デバイス130がコン ピュータ上で動いているゲームと通信を行う情報チャネルを指定するメッセージ である「チャネル対選択コマンド」を送信することによって、応答する(ステッ プ1180)ときに明らかになる。この時点で(ステップ1190)、玩具制御デ バイス130は、コンピュータが制御iにおいて指定された情報チャネル対を介 して送信するゲーム・コマンドを受信し実行し始める。 本発明の好適実施例によると、図20に示されるように、遠隔ゲーム・サーバ と通信を行うコンピュータ・システムが提供される。遠隔ゲーム・サーバ125 0は、コンピュータ100に、1つ又は複数の玩具1260を動作させる少なく とも1つの玩具動作ゲームの少なくとも一部分を供給するように動作する。ある いは、オプションであるが、新たな玩具作用スクリプト又は新たなテキスト・フ ァイルを、遠隔ゲーム・サーバからダウンロードすることもでき、他方で、特定 のゲームの残りの成分は、コンピュータ100のメモリに既に存在していること もありうる。 遠隔ゲーム・サーバ1250からコンピュータ100へのダウンロードは、ゲ ームが開始する前にオフラインで、又は、ゲームの最中にオンラインで、行うこ とができる。また、ゲームの第1の部分をオフラインで受信し、ゲームの別の部 分をオンラインで受信することもできる。 遠隔ゲーム・サーバ1250とコンピュータ100との間の通信は、ISDN 、X.25、フレーム・リレー、インターネットなどの任意の適切な技術に基づ く。ただし、これらの限定されるわけではない。 図20の実施例の長所は、すべての「インテリジェンス」(intelligence)は遠 隔ソースから提供され得るので、ローカルに、すなわち、玩具に近接した位置で は、非常に単純なコンピュータ化されたデバイスを提供することができる点であ る。特に、ここでのコンピュータ化されたデバイスは、パーソナル・コンピュー タほど高機能である必要はなく、それ自体はディスプレイ・モニタを備えていな くてもよいし、例えば、ネットワーク・コンピュータ1270でもかまわない。 図21は、遠隔サーバ1250と共に動作しているときの、図20のコンピュ ータ100又はネットワーク・コンピュータ1260の動作の簡略化された流れ 図である。 図22は、図20の遠隔ゲーム・サーバ1250の動作の簡略化された流れ図 である。 図23は、玩具1500を含み、玩具制御デバイス1504と、コンピュータ ・ラジオ・インターフェース1514によって玩具制御デバイス1504と通信 するコンピュータ1510と、玩具とコンピュータとの間の近接性を検出するよ う に動作する近接性検出サブシステムとを有するワイヤレスでコンピュータ制御さ れた玩具システムの一部が絵画的で一部がブロック図による図解である。近接性 検出サブシステムは、例えば、玩具及びコンピュータとそれぞれ関連する1対の 超音波トランスデューサ1520及び1530を含みうる。玩具の超音波トラン スデューサ1530は、典型的には、コンピュータと玩具とが超音波通信の範囲 内、例えば、同じ部屋の中にあるかどうかを、コンピュータの超音波トランスデ ューサ1530が検出する超音波信号を発生する。 図24Aないし図24Eは、全体として、図5Aないし図5Dの詳細な電子回 路図に類似する図3のコンピュータ・ラジオ・インターフェース110のマルチ チャネルでの実現例の詳細な電子回路図を形成する。ただし、マルチチャネルで あり、従って、単一チャネルではなく、全二重のアプリケーションをサポートし ている点は異なっている。 図25Aないし図25Fは、全体として、コンピュータのサウンド・ボートで はなく、コンピュータのシリアル・ポートに接続されるコンピュータ・ラジオ・ インターフェースの詳細な回路図を形成している。 図26Aないし図26Dは、全体として、コンピュータのサウンド・ボードで はなく、コンピュータのパラレル・ポートに接続されるコンピュータ・ラジオ・ インターフェースの詳細な回路図を形成している。 図27Aないし図27Jは、図8E、図8Gないし図8M及び図10Aないし 図10Cを参照して説明したラジオ符号化(radio coding)技術とは別の技術で あるマンチェスタ符号化(Manchester coding)に基づく好適なラジオ符号化技 術の自己説明的な流れ図である。 図28Aないし図28Kは、全体として、図13のマルチポート・マルチチャ ネルでのコンピュータ・ラジオ・インターフェース・サブユニットの詳細な電子 回路図である。 図29Aないし図291は、全体として、図14のマルチポート・マルチチャ ネルでのコンピュータ・ラジオ・インターフェース・サブユニットの詳細な電子 回路図である。 図30は、コンピュータ・ラジオ・インターフェース(CRI)と玩具制御デ バイス(TCD)とを含む本発明の別の実施例1610を図解している。 この組み合わされたユニット1610は、ケーブルなどのデバイスによってコ ンピュータ100に接続されコンピュータ・ラジオ・インターフェース110を 用いて、ラジオ通信などの手段によって他の玩具120と通信する玩具1620 を制御する。玩具1620は、玩具デバイス120と類似する態様で動作される 。 図31は、組み合わされたユニット1610の簡略化されたブロック図を図解 している。 図32A、32B及び32Cは、全体として、図28HのEP900EPLD チップ(U9)の簡略化された回路図を形成する。この回路図のためにEPLD チップをプログラムするコードは、好ましくは、米国カリフォルニア州5051 サンタクララ、モンロー・ストリート3525所在のアルテラ社(Altera Corpo ration)によるプログラミング・パッケージであるMax Plus II Ver.6.2を用い る。 図33ないし図53は、以下で述べるように、図1ないし図32Cの玩具シス テムの様々な実施例を図解している。 図33は、双方向のワイヤレス通信によって、典型的には、コンピュータと関 連するコンピュータ・ラジオ・インターフェース2110と、家庭用機具212 6を関連しここではトランシーバ/コントローラ2130とも称される機具制御 デバイス2130とを介して、中央コンピュータ2100と関連する擬人化され た家庭用機具の絵画的な図解である。適切なコンピュータ制御により、次のよう な以下で詳細に説明する広範囲な擬人化された家庭用機具が提供される。すなわ ち、ダイエット・メイト(ダイエットの友、diet-mate)として動作する冷蔵庫 2122、有名人をシミュレートする電子レンジ2124、言語的又は非言語的 ユーモアやそれ以外の娯楽を提供する洗濯機2126などである。それぞれのト ランシーバ/コントローラ2130は、好ましくは、マイクロフォン2142、 スピーカ2144、スイッチ2146及びソレノイド2148などの電気・機械 的な付属品の適切な組合せと関連付けされている。 本発明のある実施例によると、特定の部屋におけるユーザの存在が感知される と、その家中の機具の中の任意の1つからそのユーザに向けられたオーディオ・ メッセージが、コンピュータ2100を介して、その部屋にある機具によって、 提供される。特定の部屋におけるユーザの存在は、任意の適切な方法を用いて感 知されうる。例えば、音声認識、体積検出、双方向のページングなどである。ユ ーザは、オプションで、IRバッジなどの従来型の個人ロケータ(personal loc ator)を衣服又は身体に装着させ、それによって、特定の機具へのその人間の近 接性が感知され、その機具のラウドスピーカを用いて、その機具又はその家庭に ある任意の他の機具に関する情報をユーザに伝達することができる。 あるいは、オーディオ・メッセージが、その家におけるすべての機具からユー ザに向けてブロードキャストされる。機具に関連してラウドスピーカを提供する ことは、機具ではなく部屋ごとに別々のラウドスピーカを提供することと比較す ると、コストの点で優れている。このようなラウドスピーカは、それぞれが、中 央コンピュータ2100とワイヤを介して関連している必要はなく、トランシー バ/コントローラを用いて関連付けすることができる。 機具と中央コンピュータ2100との間の通信は、機具間の通信と同様に、ワ イヤレス(図33)、カスタム・ワイアード(図34)、PLC(power line carri er)などによる。PLCとは、その家庭の既存の電気配線システム(図35)で あり、ギリシャのイントラコム社(Intracom SA)の製造によるPLC2.5− 4.0/20Wシステムか、ノルウェイのネバ社(Neva)の製造によるPLCシ ステムであるACE32などである。ワイヤレス通信は、ラジオ波技術や赤外波 技術などの任意の適切な技術によって実現することができる。好ましくは、本発 明のラジオ・システムは、次のものに基づく。すなわち、台湾のシンチュウー、 サイエンス・ベースのインダストリアル・パーク、インダストリ・イースト・ロ ードIV、15−1所在のアルファ社(ALFA INCORPORATED)による広帯域トラ ンシーバである、IRF9085DSを備えたAIC9001である。 コンピュータ・ラジオ・インターフェース2110は、図1ないし図32Cを 参照して既に説明したが、その中のいくつかは、コンピュータ2100にインス トールされた関連するオーディオ・カード(サウンド・カード)と共に動作する 。トランシーバ/コントローラ2130の好適な実現例もまた、図1ないし図3 2Cを参照して既に説明した。図1ないし図32Cを参照して説明してきた装置 は、 多くの修正が可能であることに注意すべきである。例えば、図6、図7Aないし 図7F、図15Aないし図15Eの実施例では、モニタ150とチルト・スイッ チ140とは、除去することができる。 ここで説明するゲーム・システムと玩具システムとは、ゲームとして家庭の機 具を用いることによって実現することができ、すなわち、家庭における機具を玩 具とて機能させることができる。好ましくは、中央コンピュータは、機具の存在 を感知し、ゲーム・プログラムを新たに感知された機具をゲームの中に組み入れ るように調整するように、プログラムすることができる。 図34は、図33の装置の修正の絵画的な図解であり、第1の機具2126は 、ワイヤによってコンピュータ2100と関連付けられ、他の機具2122及び 2124は、コンピュータ2100と、第1の機具2126を介して通信する。 そして、第1の機具2126と他の機具2122及び2124との間の通信は、 ワイヤレスである。特に、洗濯機2126などの第1の家庭用機械は、ワイヤに よってコンピュータ2110と関連付けられており、第1の家庭用機具とワイヤ レスに関連付けられている冷蔵庫2122や電子レンジ2124などの追加的な 家庭用機具に、コマンド及びオーディオ情報を送信するトランシーバとして機能 する。 図33では、コンピュータ・ラジオ・インターフェース2110は、有名人シ ミュレーション・コマンドとオーディオ情報とを、電子レンジのトランシーバ/ コントローラ2130に提供する。 図34では、対照的に、有名人シミュレーション・コマンドとオーディオ情報 とは、機具と洗濯機2126の組み合わされたコンピュータ・ラジオ・インター フェース・トランシーバ/コントローラ2150との間で送信される。組み合わ されたユニット2150は、ワイヤ2152によって、コンピュータ2100と 関連している。 組み合わされたユニット2150のための好適な実現例は、図31を参照して 既に説明した。 電子レンジ2124は、例えば、電子レンジに関係する音声メッセージが特定 の有名人の声で与えられるというように、有名人をシミュレートすることができ る(図45)。異なる機具に関係する音声メッセージを異なる有名人の声で提供す ることの利点は、機具のユーザが、異なる機具の発するメッセージを区別するこ とができるという点にある。これによって、ある音声メッセージを発している機 具は、それ自体を識別する必要がなくなるので、機具の使用が容易になる。また 、異なる機具に対して他との区別が容易な声や癖を用いることにより、様々な機 具の知覚される「パーソナリティ」を強化することができる。機具にパーソナリ ティ(人格)を付与することにより、機具のユーザに心理的な効果を与えること ができる。例えば、機具に対して愛情を生じたり、機具をより喜んで動作したり (相互作用)、図36Aないし図36Cを参照して既に説明したダイエット・メイ ト冷蔵庫などの機具によって与えられる提案や「決定」に、より喜んで従ったり することになる。 本発明の好適実施例によると、特定の有名人をシミュレートしている機具は、 その有名人に似るように設計される。例えば、くまのプーさん(Pooh Bear)を シミュレートしている電子レンジは、緑色として、くまのプーさんの人形をその 上に載せることができる。 好ましくは、音声メッセージや電子レンジの振る舞いのそれ以外の特徴は、こ の有名人のパーソナリティに似るように設計される。電子レンジに限らずに、任 意の又はすべての機具をある有名人をシミュレートするように設計することがで きるであろう。 図33に示されるように、機具は、好ましくは、コンピュータ・ラジオ・イン ターフェース2110を介して、コンピュータ2100に状態アップデート(st atus updates)を提供する。オプションであるが、コンピュータに提供される状 態アップデート信号は、機具のユーザが聴くことができる(可聴である)音声に よる状態アップデートによって、増加させることができる。 図35は、既存の家庭用電気配線システム2128によって、中央コンピュー タ2100と関連付けられた擬人化された家庭用機具の絵画的な図解である。 図36Aないし図36Cは、全体として、図33の冷蔵庫2122のトランシ ーバ/コントローラ2130をコンピュータが制御する好適な方法の簡略化され た流れ図である。図36Aないし図36Cの方法は、冷蔵庫が「ダイエット・メ イト」として、第1の応援モード(supportive mode)で、又は、第2の積極モ ード(aggressive mode)で、機能することを可能とする。これらのモード(応 援及び積極モード)は、当初に、又は、その機具を使用する最中に、ユーザが予 め設定することができる(図36Bのステップ2350)。又は、コントローラが ランダムに選択することもできるし、一日の中の異なる時間で、又は、異なる状 況では異なるモードが用いられるように、ユーザがプログラムすることもできる 。あるいは、モジュールは、ユーザの振る舞いに応じて、コンピュータが条件的 に設定することも可能である。典型的には、応援モードは、ダイエット中の人間 が、その数値を超えると積極モードが開始される1日のカロリー量を超過するま で、オンになっている。オプションであるが、2つのモードに、異なるパーソナ リティ又は有名人を指定することもできる。 好ましくは、コンピュータは、音声署名(voice signature)一致プロセスを 実行して、ユーザが詐称者であるかどうか、すなわち、ユーザが提供している名 前が声と一致するかどうかを判断する。従来の音声署名一致方法を、この目的で 用いることができる(ステップ2326)。 示されているように、冷蔵庫は、好ましくは、冷蔵庫の扉の開閉を検出する( ステップ2318)マイクロ・スイッチ(図33)を含む。冷蔵庫のラウドスピ ーカ2144は、その冷蔵庫を開いている人間に対し、自分自身を識別する(I Dを提供する)ことを促す(ステップ2322)。ユーザが所定の時間周期の間に 自分自身を識別しない場合には、ラウドスピーカは、ユーザが自分自身がだれで あるかを明らかにすることを、陽気に促す又は積極的に求めるメッセージを発す る(ステップ2322ないし2340)。 冷蔵庫のラウドスピーカ2144は、次に、その人間に、冷蔵庫から取り出そ うとしている食料品が何であるかを明らかにすることを求める(ステップ2354 )。 そして、ユーザの発言が、コンピュータ2100の従来型のスピーカに依存す る又はスピーカとは独立のスピーチ認識ユニットによって認識される(ステップ 2358ないし2368)。 ユーザが所定の時間周期の間に食料品が何であるかを明らかにしない場合には 、 ラウドスピーカは、ユーザにそうするように、陽気に促す又は積極的に求めるメ ッセージを発する(ステップ2370)。 好ましくは、取り出されつつある食料品の典型的な部分に対応するカロリーが 、識別された人間がその1日に消費したカロリーの総量に追加される(ステップ 2380)。 カロリーの総量が、例えばユーザによって先に入力されてある所定の1日当た りの量を超える場合には、ラウドスピーカは、好ましくは、ユーザにその食品を 食べないようにと丁寧に求めるランダムに選択されたメッセージを発する。ある いは、積極モードでは、ユーザにその食品を食べることについて激しく非難し、 食べるのをやめることを要求する(ステップ2386)。あるいは、又は、それに 加えて、例えば、ユーザが予め入力した禁止される食品のリストによって、食品 自体がユーザに対して禁止されている場合にも、上述のメッセージが提供される ことがある。 図解されている実施例では、装置は、ダイエット実行者が冷蔵庫を開くことを 禁じてはいない。しかし、図33のソレノイド2148を用いることによって、 例えば、ダイエット実行者がその日のカロリー量を超過しているような場合には 、冷蔵庫が開けられないようにすることもできる。 図37は、コンピュータが図33の洗濯機2126などの機具のユーザによっ てセットアップされ、このユーザにインフォテイメント(infotainment)又はエ ンタテイメント(娯楽)を提供するユーザ・インターフェースの一部の例である 。 セットアップ・セッションでは、ユーザは、好ましくは、「個人娯楽選好レコ ード」(personal entertainment preference record)を作成することを促される 。特に、ユーザは、名前を示すことを促され、更に、選好ステートメント(pref erence statement)をいくつでも挙げることを求められる。典型的には、それぞ れの選考ステートメントは、活動、時間周期及び選好シーケンスを含む。ただし 、現在の実施例ではただ2つの選好が挙げられている。 本発明の実施例によると、システムによって、様々な選好ステートメントに優 先順位が割り当てられる。例えば、特定の活動に関する選好ステートメントが、 「すべての」活動に対する選好ステートメントよりも優先されることもあり得る 。その場合には、狭い時間周期に向けられた選好ステートメントは、その狭い時 間周期を含む広い時間周期に向けられた選考ステートメントよりも優先されるこ とになる。 従って、図解されている実施例では、選好ステートメント2410は、洗濯活 動に対してもっとも上位の優先順位を有する。その結果、ユーザは、洗濯をして いるときに、天気予報を提供され、いったんそれが終了すると、又は、ユーザが 天気予報を拒否すると、システムは、ユーザにユーモアの選択肢を与える。ユー ザがユーモアの選択肢を拒否すると、時間が10時から10時30分の間である 場合にはラジオ・チャネル2がながされる。その理由は、次に優先順位の高い選 好ステートメントは、選好ステートメント2450であるからである。そうでな いない場合、又は、ラジオ・チャネル2がユーザに拒否された場合には、室内音 楽がユーザに対して再生されるが、これは、選好ステートメント2400によっ て指示されるように、朝であることを想定しているからである。室内音楽が拒否 された場合には、「次の選好」すなわちクラシック音楽が提供される。 ユーザのインフォテイメント/エンタテイメントの選好に関してユーザから情 報を導き出すために、多くの他のフォーマットを用いることができることは注意 すべきである。 図38A及び38Bは、両者として、コンピュータ2100が洗濯機のユーザ にインフォテイメント又はエンタテイメントを提供する好適な動作方法の簡略化 された流れ図を形成する。 まず図38Aを参照する。この図は、主婦(主夫)を識別するプロセスを図解 している。ユーザのボイス認識手順が成功裏に終了した後で(ステップ2460 ないし2510)、システムは、ユーザに、図38Bに図解されているように、 個人選好レコードを用いて個人的エンタテイメントを与えることになる。 典型的には、システムがいったん特定の状況に適した選好ステートメントを選 択すると、システムは、ユーザに、その最上位の選好を与え(ステップ2515) 、典型的には口頭でユーザから拒否のメッセージが与えられるのを待機する。拒 否メッセージが受信される場合には、システムは、ユーザに、次の順位の選好を 提 供する。現在の選好ステートメントの範囲内でユーザの最後の選好まで使われし まった場合には、システムは、好ましくは、システムが定義した又はユーザが定 義した選好ステートメントの間の優先順位方式に従って、次の優先順位の選好ス テートメントに進む(ステップ2520ないし2522)。 好ましくは、コンピュータは、別の機具が主婦(主夫)の存在を検出したこと を告知され、すなわち、その主婦(主夫)が洗濯機の近くから離れたことを知っ た場合には、洗濯機によるエンタテイメントの提供を終了するように動作する。 図39は、コンピュータ2110のコンピュータ・ラジオ・インターフェース 2110とサウンド・ボード2600との間のインターフェースについての簡単 な図解である。図39の装置は、図3の装置の修正であるが、MIDIコネクタ が用いられていない点が異なる。従って、図39の装置は、サウント・ボート又 はMIDIコネクタを有していないコンピュータと共に用いる際に有用である。 図40は、コンピュータ・ラジオ・インターフェース2110の簡略化された ブロック図である。図40は、図4の装置の修正であるが、MIDIコネクタは 用いられていない点が異なる。従って、図40の装置は、サウンド・ボード又は MIDIコネクタを有していないコンピュータと共に用いる際に有用である。 図41は、コンピュータ・ラジオ・インターフェース2110とコンピュータ 2100との一方が、MIDIチャネルではなく、オーディオ・チャネルを介し て、他方からコマンドを受信することを可能にする好適な通信方法の簡略化され た流れ図である。図41の方法は、まず、オーディオ信号が現在到着しているか どうかを検出する(ステップ2660)。到着している場合には、更に、そのオー ディオ信号がオーディオ情報を含む(すなわち、機具のスピーカの1つが発した と考えられる発話の内容を含む)のか、コマンドを含むのかを検出する。これは 、好ましくは、コマンド特徴付けプリアンブルが受信されたかどうかを検出する ことによって実行される(ステップ2670)。コマンド特徴付けプリアンブルは 、典型的には、図42を参照して後で説明されるようにSYNCとそれに続くS Q信号とを含む。 図42は、SYNC、SQ、ゼロ値(zero-valued)ビット及び1値(one-v alued)ビットそれぞれのアナログ及びデジタル表現の図である。これ らの信号それぞれの周波数と継続時間とは、次の通りである。信号 周波数 継続時間 SYNC 2KHz 0.5msec SQ 500Hz 2msec ゼロ 1Hz 1msec 1 666Hz 1.5msec 好ましくは、複数のオーディオ・チャネルが、サウンド・ボード2600とコ ンピュータ・ラジオ・インターフェース2110とを接続する。典型的には、第 1のオーディオ・チャネルは、サウンド・ボード2600からコンピュータ・ラ ジオ・インターフェース2110にオーディオ信号を送信し、第2のオーディオ ・チャネルは、逆の方向にオーディオ信号を送信する。 図43Aないし図43Eは、全体として、図40の装置の好適な実現例の詳細 な電子回路図を形成する。 図44は、擬人化された電子レンジと擬人化された食器洗い機との間の会話の 例であり、また、テレビから発せられる音声メッセージも示されている。この対 話は、コンピュータ2100によって管理されている。好ましくは、擬人化され た電子レンジの声のトーンと擬人化された食器洗い機の声のトーンとは異なって おり、聴いている者がそれらを区別できるようになっている。例えば、電子レン ジの声は、ポール・ニューマンの声をシミュレートし、食器洗い機の声は、ビビ アン・リーの声をシミュレートすることもできる。 本発明のある実施例によると、有名人の声のシミュレーションは、その有名人 を真似する人間のモデルによって、又は、当の有名人本人によって発声された文 、フレーズ又はことばを予め録音しておくことによって提供される。あるいは、 テキストを様々な特徴を有する音声に変換することによって異なる機具からの声 が区別可能になるようにする市販のテキスト・スピーチ変換システムも存在して いる。 図45は、図44の対話などの機具間の対話の第1の好適な実現例による中央 コンピュータの動作方法の簡略化された流れ図である。図45の実施例では、中 央コンピュータが、すべての機具を制御し、ユーザを楽しませるために、それら の機具の間での対話のシミュレーションを行っている。 好ましくは、コンピュータは、家庭用機具がおかれうる状況を表す1つのステ ート・マシン(state machine)及び/又はそれぞれの家庭用機具がおかれうる 状況を表す複数の別個のステート・マシンを維持する。それぞれの状態(ステー ト)は少なくとも1つの条件を定義しており、それぞれの条件は、別の状態及び /又は様々な機具によって実行される作用への接続をトリガするイベントの論理 的組合せを含む。 イベントは、以下のタイプのイベントの中の少なくとも1つを含みうる。すな わち、カウンタ・イベント、タイマ・イベントスピーチなどの入力がユーザから 受信されるイベント、環境の変化が検出されるイベントコンピュータによって実 行される計算によって定義されるイベントなどである。 図46は、図45に示されている対話の第2の好適な実現例による機具の動作 方法の流れ図であり、それぞれの機具がインテリジェントであって、好ましくは スピーチ認識能力を有している場合である。従って、ここでの対話は、実際は中 央コンピュータによって発生される対話のシミュレーションではなく、現実の対 話である。 図47は、補充が必要な消耗品に関して、マイクロフォンを備えた機具を介し て、ユーザからの情報を収集する中央コンピュータ2100の絵画的な図解であ る。好ましくは、中央コンピュータ2100は、例えば、その機具への消耗品の 供給に影響する動作した回数など、機具そのものからのメッセージも収集する。 中央コンピュータは、次に、買い物リストを作成して、その買い物リストを、例 えば、モデム2111を介して、ショッピング施設に通信する。図解されている 実施例では、中央コンピュータは、洗濯機のそれぞれの動作に関する指示を受け 取り、これらの指示を集積する。所定の回数の動作が行われると、コンピュータ は、リストに洗濯用洗剤を追加する。 典型的には、コンピュータは、買い物リストを自動的に作成し、それを例えば 電子的に店に送り、消耗品のカウンタ全体をゼロにする。好ましくは、買い物な どの特定の仕事に関する音声によるメッセージが、有名人の声のトーンで提供さ れる。 図48は、図45の流れ図のためのスクリプトであり、コンピュータ2100 が、図47の相互作用における冷蔵庫の役割を実現している。 図49は、図45の流れ図のためのスクリプトであり、コンピュータ2100 が、図47の相互作用における洗濯機の役割を実現している。 図50は、中央コンピュータが家事のモニタリング及びタイミングに関する情 報を収集するシナリオの絵画的な図解である。この情報は、ユーザによって、セ ンサを備えた機具によって、及び/又は、機具そのものによって、提供されうる 。例えば、図解されているシナリオでは、洗濯機と乾燥機とが、中央コンピュー タを介して、そして、電子レンジのアンプを介して、洗濯及び乾燥作業が共に終 了したことを、主婦(主夫)に告げている。これによって、家事の調整が容易に なる。というのは、主婦(主夫)は、単に階下へ行って洗濯物の整理をするよう にといわれるのではなく、洗濯機と乾燥機の両方について一度だけ階下へ行くよ うにいわれることが可能となるからである。 図解されている実施例では、主婦(主夫)へのメッセージは、例えば、2つの 洗濯仕事を行うことができるという知らせ(通信F)は、その情報がコンピュー タにとって使用可能であったとしても、食事を準備している最中に(電子レンジ での作業)提供されることはないように、調整される。その代わりに、2つの洗 濯仕事に関する知らせは、食事の準備が終了するまで、すなわち、主婦(主夫) が食事の準備を終了し電子レンジの場所から移動していることを示している通信 Dの後まで、遅らされる。 図51は、図45の流れ図のスクリプトであり、コンピュータ2100は、図 50での相互作用における洗濯機の役割を実現している。 図52は、図45の流れ図のスクリプトであり、コンピュータ2100は、図 50での相互作用における乾燥機の役割を実現している。 図53は、図45の流れ図のスクリプトであり、コンピュータ2100は、図 50での相互作用における電子レンジの役割を実現している。 図解されている実施例の以下のような変更は、容易に行うことができる。すな わち、 a)それぞれの機具は、実質的な計算能力を有することが可能であり、従って 、複数の家庭用機具にインテリジェンスを提供する中央コンピュータに対して「 スレーブ」としてでなく、独立のインテリジェンスを有することもあり得る。 b)インテリジェンスは、「スレーブ」である機具に対して、それらの「スレ ーブ」である機具のそれぞれにワイヤレスで又はワイヤによって関連付けされて いる「マスタ」の機具によって、提供されうる。 本発明においては、本発明の異なる実施例を実現するものとして、異なる機具 が図解され説明されている。一般的にいって、本発明の任意の実施例は、任意の 機具において実現することができ、この出願で図示され説明されている特定の実 施例と機具との関係は、限定を意味してはいない。 本発明のソフトウェア要素は、望むのであれば、ROM(リードオンリメモリ )の形式で実現することができる。ソフトウェア要素は、望むのであれば、従来 型の記述を用いてハードウェアで実現することが可能である。 明瞭性のために別々の実施例の内容として説明されている本発明の様々な特徴 は、1つの実施例に組み合わせて提供することも可能である。逆に、簡潔性のた めに1つの実施例の内容として説明された本発明の様々な特徴は、任意の更に細 かな組合せとして別々に提供することも可能である。 当業者であれば、本発明は、以上で示し説明された特定の形態には限定されな いことを理解するはずである。むしろ、本発明の範囲は、次の請求の範囲だけに よって定義される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 13/00 G10L 3/00 Q (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ワイヤレスでコンピュータ制御される家庭用機具システムであって、 第1のワイヤレス送信機と第1のワイヤレス受信機とを含み、前記第1のワイ ヤレス送信機を介して第1の送信を行うように動作するコンピュータ・システム と、 第2のワイヤレス送信機と第2のワイヤレス受信機とを含む少なくとも1つの 家庭用機具であって、前記第2のワイヤレス受信機を介して前記第1の送信を受 信し、前記第1の送信に基づいて少なくとも1つの作用を実行し、前記第2のワ イヤレス送信機を介して第2の送信を行うように動作し、前記コンピュータ・シ ステムは、前記第2の送信を前記第1のワイヤレス受信機を介して受信するよう に動作する、少なくとも1つの家庭用機具と、 を備えていることを特徴とする家庭用機具システム。 2.家庭用機具装置であって、 家庭内動作を実行するように動作する少なくとも1つの機能ユニットと、 前記機能ユニットのユーザのために前記機能ユニットの擬人化をシミュレート するように動作する機具擬人化手段と、 を備えていることを特徴とする家庭用機具装置。 3.家庭用機具であって、 家庭内動作を実行するように動作する機能ユニットと、 前記機能ユニットのユーザに娯楽を提供するように動作する娯楽発生器と、 を備えていることを特徴とする家庭用機具。 4.発声する家庭用機具装置であって、 家庭内動作を実行するように動作する機能ユニットと、 前記機能ユニットのユーザに可聴的である言語試料を発生するように動作する 言語発生器と、 を備えていることを特徴とする発声する家庭用機具装置。 5.請求項4記載の装置において、前記言語発生器は、前記機能ユニットのユ ーザにとって娯楽価値を有する言語試料を発生するように動作することを特徴と する装置。 6.請求項4記載の装置において、前記機能ユニットは、前記機能ユニットの 機能に関係する少なくとも1つの周辺条件を感知するように動作する少なくとも 1つのセンサを備え、前記言語発生器は、前記少なくとも1つのセンサに応答す るように動作することを特徴とする装置。 7.請求項4記載の装置において、少なくとも1つの他の家庭用機具からのメ ッセージを受信するように動作する機具間通信ユニットを更に備えており、前記 言語発生器は、前記メッセージに応答するように動作することを特徴とする装置 。 8.請求項5記載の装置において、前記娯楽発生器は、娯楽レパートリから少 なくとも部分的にはランダムに選択された娯楽を提供するように動作するランダ ム娯楽発生器を備えていることを特徴とする装置。 9.請求項2記載の装置において、前記機具擬人化手段は、少なくとも1つの 機能ユニットのユーザの側に、前記少なくとも1つの機能ユニットの振る舞いが ある有名人と類似しているという知覚を生じさせる出力を発生するように動作す る有名人シミュレータを備えていることを特徴とする装置。 10.請求項9記載の装置において、前記機能ユニットは、ラウドスピーカを 備えており、前記有名人シミュレータは、ある有名人の声に似た声で音声メッセ ージを前記ラウドスピーカに提供するように動作する擬人化された音声メッセー ジ提供手段を備えていることを特徴とする装置。 11.コンピュータ化された家庭用機具システムであって、 住居における対応する複数の部屋に分散された複数の家事実行機具であって、 機能ユニットと、 音声メッセージをユーザ伝達するラウドスピーカと、 を備えた複数の家事実行機具と、 ユーザに対する音声メッセージを発生し、前記複数のラウドスピーカの少なく とも1つを用いて前記音声メッセージを前記ユーザに伝達するように動作するコ ンピュータと、 を備えていることを特徴とするコンピュータされた家庭用機具システム。 12.請求項11記載のシステムにおいて、前記機具のそれぞれは、前記ユー ザの存在を感知するように動作するセンサを更に備えており、前記コンピュータ は、前記複数のセンサからの情報を受信することによって前記ユーザの位置をモ ニタし、前記複数のラウドスピーカの中の、前記複数のセンサから受信された前 記情報によって画定される前記ユーザの現在の位置に近接したものだけを用いて 、前記音声メッセージを前記ユーザに伝達することを特徴とするシステム。 13.請求項11記載のシステムにおいて、前記センサはマイクロフォンを備 えていることを特徴とするシステム。 14.請求項1記載のシステムにおいて、前記コンピュータ・システムは、コ ンピュータと、 前記少なくとも1つの家庭用機具にコマンドを通信するコンピュータ・ラジオ ・インターフェースと、 少なくとも1つのオーディオ・チャネルを有しており、前記コンピュータから のコマンドを前記少なくとも1つのオーディオ・チャネルを介して前記コンピュ ータ・ラジオ・インターフェースに送信するサウンド・ボード・デバイスと、 を備えていることを特徴とするシステム。 15.請求項14記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つのオーディオ ・チャネルは、前記コンピュータ・ラジオ・インターフェースから前記サウンド ・ボード・デバイスへのオーディオ・チャネルを更に備えており、前記オーディオ ・チャネルを介して、少なくとも1つの機具から到達するデジタル情報が前記コ ントローラに送信されることを特徴とするシステム。 16.請求項2記載の装置において、前記機能ユニットはラウドスピーカを備 えており、前記機具擬人化手段は、擬人化された音声メッセージを前記ラウドス ピーカに提供するように動作する擬人化された音声メッセージ提供手段を備えて いることを特徴とする装置。 17.請求項2記載の装置において、前記機能ユニットは食物関係の機具を備 えており、前記機具擬人化手段は、前記食物関係の機具のダイエットを容易にす る擬人化をシミュレートするように動作することを特徴とする装置。 18.ワイヤレスでコンピュータ制御される家庭用機具システムであって、 コマンドを送信して少なくとも1つの機具作用を実行するワイヤレス送信機を 含むコンピュータ・システムと、 前記コマンドを前記送信機から受信するワイヤレス受信機を含んでおり、前記 コマンドに基づいて少なくとも1つの作用を実行するように動作する少なくとも 1つの家庭用機具と、 を備えていることを特徴とする家庭用機具システム。 19.ワイヤレスでコンピュータ制御される家庭用機具システムにおいて、ワ イヤレス受信機を含むコンピュータ・システムと、 ワイヤレス送信機を含む少なくとも1つの家庭用機具であって、前記ワイヤレ ス送信機を介して前記ワイヤレス受信機に送信を行うように動作し、前記コンピ ュータ・システムは、前記ワイヤレス受信機を介して前記送信を受信し前記送信 に基づいて少なくとも1つの作用を実行するように動作する、少なくとも1つの 家庭用機具と、 を備えていることを特徴とするワイヤレスでコンピュータ制御される家庭用機 具システム。 20.家庭用機具のワイヤレスなコンピュータ制御方法であって、 第1のワイヤレス送信機を介してコンピュータから第1の送信を行うステップ と、 少なくとも1つの家庭用機具において前記第1の送信を受信し、前記第1の送 信に基づいて少なくとも1つの作用を実行するステップと、 前記少なくとも1つの家庭用機具から前記コンピュータに第2の送信を行うス テップと、 を含むことを特徴とする家庭用機具のワイヤレスなコンピュータ制御方法。 21.家庭用機具擬人化方法であって、 家庭内動作を実行するように動作する機能ユニットを含む家庭用機具を提供す るステップと、 前記家庭用機具を用いて、前記機能ユニットのユーザのために前記機能ユニッ トの擬人化をシミュレートするステップと、 を含むことを特徴とする家庭用機具擬人化方法。 22.家庭内娯楽方法であって、 家庭内動作を実行するように動作する機能ユニットを含む家庭用機具を提供す るステップと、 前記家庭用機具を用いて前記機能ユニットのユーザに娯楽を提供するステップ と、 を含むことを特徴とする家庭内娯楽方法。 23.家庭内動作の実行方法であって、 家庭内動作を実行するように動作する機能ユニットを含む家庭用機具を提供す るステップと、 前記機能ユニットのユーザに可聴である言語試料を発生するステップと、 を含むことを特徴とする家庭内動作の実行方法。 24.コンピュータ化された家庭用機具操作方法であって、 複数の家事実行機具を住居における対応する複数の部屋に分散させるステップ であって、それぞれの家事実行機具は、機能ユニットと、音声メッセージをユー ザに伝達するラウドスピーカとを備えている、ステップと、 コンピュータを用いてユーザのための音声メッセージを発生するステップと、 前記複数のラウドスピーカの少なくとも1つを用いて前記音声メッセージを前 記ユーザに伝達するステップと、 を含むことを特徴とするコンピュータ化された家庭用機具操作方法。 25.ワイヤレスでコンピュータ制御される家庭用機具の通信方法であって、 ワイヤレス送信機を含むコンピュータ・システムから、ワイヤレス受信機を含 む少なくとも1つの家庭用機具まで、少なくとも1つの機具の作用を実行するコ マンドを送信するステップと、 前記機具を用い、前記コマンドに基づいて少なくとも1つの作用を実行するス テップと、 を含むことを特徴とする通信方法。 26.ワイヤレスでコンピュータ制御される家庭用機具の通信方法であって、 ワイヤレス受信機を含むコンピュータ・システムから、ワイヤレス送信機を含 む少なくとも1つの家庭用機具まで、メッセージを送信するステップと、 前記コンピュータを用い、前記送信に基づいて少なくとも1つのコンピュータ 作用を実行するステップと、 を含むことを特徴とする通信方法。
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