JP2002512472A - データをアプリケーションまたは記憶装置に経路設定するワイヤレス・モデムとその方法 - Google Patents

データをアプリケーションまたは記憶装置に経路設定するワイヤレス・モデムとその方法

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    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level

Abstract

(57)【要約】 アプリケーション・レジストリ226は、ワイヤレス・モデム124内にプログラムされ、データ型に基づき、アプリケーション244または記憶機構238,236にデータを経路設定するための経路設定情報を含む。ついで、ワイヤレス・モデムは、データを受信し602、データ型を判断する604。ワイヤレス・モデムはついで、データ型の経路設定情報に従って、またアプリケーションが外部装置内に位置することを経路設定情報が示すときは、さらに外部装置のアクセス可能状態に従って、データを経路設定する614,628,624,618。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、さらに詳しくは、データ
をアプリケーションまたは記憶装置に経路設定するワイヤレス・モデムと、その
ための方法に関する。
【0001】 (従来の技術) 先行技術の選択的呼受信機(selective call receiver)は、直接利用者にメ
ッセージング・サービスを提供する利用者アプリケーションによって構成されて
きた。これらのアプリケーションは、英数字およびバイナリ・ベクトルなどの明
示のメッセージング・ベクトルを用いて配信されるデータを受信している。利用
者アプリケーションはそれぞれ、受信したメッセージのベクトル内の情報を利用
して、利用者に表示するためにデータをフォーマットしている。外部装置用のワ
イヤレス・モデムとして利用される選択的呼受信機も、ベクトル・ベースの経路
設定技術を使用してきた。
【0002】 業界が、先行技術のベクトル・ベース方式に直接リンクされない新しいアプリ
ケーションに向かうにつれ、新しいデータ形式を処理・配信する必要性が生じて
いる。ワイヤレス・モデムの場合は特に、必要とされるそれぞれのデータ型の新
しいベクトル型を追加するのは不適切であろう。ベクトルが増大すると、使用可
能なベクトルを早く使い尽くしてしまう可能性があり、基本配信方式を拡大する
のを困難にする。また、新しいアプリケーションが利用可能になるにつれ、イン
フラストラクチャの符号化部分で、新しいベクトルを利用可能にすることが必要
となり、互換性を維持するためには相当の努力が必要である。
【0003】 このため、ワイヤレス・モデムにおいて、適切なアプリケーションにデータを
経路設定して、明示のメッセージング・ベクトルを必要とせずに、データを処理
する方法と装置が必要とされる。この方法と装置は、ワイヤレス・モデムの内部
と外部の両方に常駐するアプリケーションをサポートすることが望ましい。
【0004】 (本発明の概要) 本発明の1つの側面は、データをアプリケーションに経路設定するワイヤレス
装置である。このワイヤレス装置は、データを受信する受信機と、この受信機に
結合されて、データを処理する処理システムとによって構成される。処理システ
ムは、アプリケーション・レジストリを格納するメモリによって構成され、この
メモリは、データ型に基づいて、データをアプリケーションまたはメモリ内の記
憶機構に経路設定するための経路設定情報を含む。このワイヤレス・モデムはま
た、処理システムと結合されて、外部装置とインタフェースをとるための外部装
置インタフェースを含む。処理システムは、経路設定情報によって、アプリケー
ション・レジストリをプログラムし、ついで、データを受信して、データ型を判
断するように構成される。処理システムはまた、当該データ型の経路設定情報に
従って、またアプリケーションが外部装置内に位置することを経路設定情報が示
す場合には、さらに外部装置のアクセス可能状態に従って、データを経路設定す
るように配列される。
【0005】 (好適な実施例の説明) 図1は、本発明によるワイヤレス・メッセージング・システムの具体例の電気
ブロック図であり、メッセージング・システムは、コントローラ112および複
数の基地局116を含む固定部分102によって構成され、また、複数の携帯加
入者装置122を含む。基地局116は、従来の無線周波数(RF)技術を用い
て、加入者装置122と通信することが望ましく、基地局は通信リンク114に
より、コントローラ112と結合され、コントローラは、基地局116を制御す
る。携帯加入者装置122のほかに、基地局116は、本発明によるワイヤレス
・モデム124と通信する。ワイヤレス・モデム124は、従来型パーソナル・
コンピュータ(PC)または携帯情報端末(PDA)など、少なくとも1つの外
部装置126と結合されるのが望ましい。
【0006】 コントローラ112のハードウェアは、ワイヤレス・メッセージング・ゲート
ウェイ(WMGTM)アドミニストレータ!ページング端末と、モトローラ社製の
RF-コンダクタ!TMメッセージ配信装置とを組み合わせたものであり、本発明
により変更されるソフトウェアを含むことが望ましい。基地局116のハードウ
ェアは、RF-オーケストラ!送信機であることが望ましく、双方向メッセージ
ング・システムであるモトローラ社製のRF-オーディエンスTM受信機を含むこ
とができる。加入者装置122は、従来型の選択的呼受信機である。ワイヤレス
・モデム124は、モトローラ社製のクリエータリンクTMワイヤレス・モデムと
同種ものであることが望ましく、本発明により変更されるソフトウェアを有する
。コントローラ112,基地局116,ワイヤレス・モデム124,および携帯
加入者装置122に対しては、他の同様のハードウェアも同様に利用できること
を理解されたい。
【0007】 各基地局116は、アンテナ118を介して、RF信号を、携帯加入者装置1
22とワイヤレス・モデム124とに送信する。基地局116により送信される
RF信号(出発メッセージ)は、携帯加入者装置122とワイヤレス・モデム1
24とを識別する選択的呼アドレス,発呼者やコンピュータ・システムにより発
信されるデータ・メッセージ,および無線通信システムの動作パラメータを調整
するために、コントローラ112により発信されるコマンドによって構成される
ことが望ましい。
【0008】 コントローラ112は、電話リンク101により、一般加入電話網(PSTN
)と結合されて、そこからの選択的呼メッセージの発信を受信する。PSTN1
10からの音声とデータのメッセージによって構成される選択的呼発信は、例え
ば、PSTN110と結合される電話111または従来型コンピュータ113か
ら生成できる。また、例えば、パケット交換網,インターネットおよびローカル
・エリア・ネットワーク(LAN)のような他の型の通信網も同様に、発信され
たメッセージをコントローラ112に送るのに利用できる。
【0009】 出発メッセージと到着メッセージに利用されるワイヤレス・プロトコルは、モ
トローラ社のよく知られるFLEXTMデジタル選択呼信号プロトコル群から選択
されるのが望ましい。これらのプロトコルは、周知の誤り検出および誤り訂正技
術を利用しており、そのため、ビット誤りがそれほど多くないのであれば、送信
中に発生するビット誤りに強い。他の適切なプロトコルも同様に使用できること
を理解されたい。また、本発明を実施するために図示された実施例は、一方向メ
ッセージング・システムであるが、本発明は、双方向メッセージング・システム
にも適用可能であることを理解されたい。
【0010】 図2は、本発明によるワイヤレス・モデム124の具体例の電気ブロック図で
あり、このモデムは、少なくとも1つの外部装置126および外部記憶要素23
6と結合される。ワイヤレス・モデム124は、アンテナ204によって構成さ
れ、これは、出発メッセージを傍受し、(選択的に)基本受信機(図示されず)
に到着メッセージを送信する。アンテナ204は、従来型受信機208と結合さ
れて、出発メッセージを受信し、選択的に、従来型送信機209と結合されて、
到着メッセージを送信する。受信機208と(オプションの)送信機209は、
処理システム206と結合されて、出発メッセージを処理し、かつ本発明による
ワイヤレス・モデム124を制御する。利用者インタフェース214はまた、処
理システム206と結合されて、利用者とインタフェースをとる。利用者インタ
フェース214は、メッセージを表示する従来型ディスプレイ216,メッセー
ジの到着を利用者に知らせる従来型アラート要素218,およびワイヤレス・モ
デム124を制御する従来型キーボード218によって構成されるのが望ましい
。従来型外部装置インタフェース207はまた、処理システム206と結合され
て、周知の技術により、少なくとも1つの外部装置126と通信する。外部装置
インタフェース207はまた、外部記憶要素236と結合されて、処理システム
206の記憶容量を増加することが望ましい。外部記憶要素236は、Personal
Computer Memory Card International Association(PCMCIA)メモリ・
カードなど、従来型の取り外し可能メモリ・カードであることが望ましい。また
、他の型の記憶装置、例えば、磁気ディスク・メモリも、同様に外部記憶要素と
して利用できることを理解されたい。
【0011】 処理システム206は、従来型プロセッサ210と従来型メモリ212とによ
って構成される。メモリ212は、ソフトウェア要素と他の変数を格納して、本
発明により処理システム206をプログラミングする。メモリ212は、選択的
呼アドレス222を含むことが望ましく、このアドレスに対しワイヤレス・モデ
ム124が反応する。さらに、メモリ212は、処理システム206をプログラ
ミングするメッセージ処理要素224を含み、周知の技術によってメッセージを
処理する。メモリ214はさらに、データ型に基づいて、被受信データを、本発
明により、アプリケーションまたは記憶装置(例:メモリ212または外部記憶
要素236の中)に経路設定するための経路設定情報を含むアプリケーション・
レジストリ226によって構成される。メモリ212はまた、処理システムをプ
ログラミングするためのレジストリ・プログラマ228を含み、アプリケーショ
ン・レジストリ226をプログラムする。アプリケーション・レジストリ226
のプログラミングは、周知の技術を用いて、ワイヤレス・モデム124にロード
されたアプリケーションのインストール処理の一部として行われることが望まし
い。ワイヤレス・モデム124からのデータを経路設定する必要がある外部装置
126のアプリケーションは、周知の初期化技術を用いて、ワイヤレス・モデム
124と外部装置126との折衝中に、自らを登録することが望ましい。また、
アプリケーション・レジストリ226のプログラミングは、ワイヤレス・モデム
124の製造中、または従来のワイヤレス・プログラミング方法によって、コン
トローラからのダウンロードとして実施できることを理解されたい。
【0012】 さらに、メモリ212は、処理システム206をプログラミングするためのデ
ータ・タイパ(typer)230を含み、データとともに送信され、メッセージン
グ・システムのインフラストラクチャ(例:コントローラ112)により供給さ
れるのが望ましいデータ型識別子404(図4)から、データ型を決定する。ま
た、データ・タイパ230は、データの最初の2から3バイトを分析し、その中
からキー・コード値およびデリミタを探すことによって、データ型を判断できる
ことも理解されたい。メモリ212はまた、データ・ルータ232を含み、これ
は、処理システム206をプログラミングして、データ型の経路設定情報(アプ
リケーション・レジストリ内にある)に従って、またアプリケーションが外部装
置126内に位置することを経路設定情報が示すときには、さらに外部装置12
6のアクセス可能状態242に従って、データを経路設定する。メモリ212は
さらに、データがアプリケーションに直接経路設定できないときに、被受信デー
タを格納するためのデータ記憶機構238によって構成される。メモリはまた、
プロンプタ240を含み、これは、必要なときに、利用者インタフェースを通じ
て、プロンプトと利用者への通知を生成する。また、メモリ212は、外部装置
126に対応する少なくとも1つのアクセス可能状態242を含み、これは、外
部装置126が、外部装置インタフェース207と結合され、ワイヤレス・モデ
ム124とアクセス可能であると、すなわち、パワー・アップされて動作可能と
判断されるかどうかを示す。処理システム206は、各外部装置のアクセス可能
状態242を、例えば、周知の技術によって、外部装置126を「ピンジング」
(pinging)して、外部装置126が適切に応答するかどうかを見ることにより
、定期的に更新することが望ましい。メモリ212はまた、少なくとも1つのア
プリケーション244を含み、被受信データを処理することが望ましい。
【0013】 図3は、本発明によるアプリケーション・レジストリ226の具体例の詳細図
である。アプリケーション・レジストリ226は、データ型に対応する各入力に
対して1行の情報302を含む。レジストリ226のカラムは、データ型,アプ
リケーション名,アプリケーション位置,データが存在するときに誰に知らせる
べきか,および当該入力の経路設定をリストする。一部のデータ型(例:“ir
c”データ型)は、複数の入力を有することに注意されたい。データ型が複数の
入力を有するときには、最上位の入力が優先されるが、最上位の入力が経路設定
に使用できないときには、下位レベルの入力も使用できる。例えば、“irc”
データ型は、外部装置にアクセス可能なときには、外部装置126内のアプリケ
ーション“mIRC”に送られるのが望ましい。しかしながら、外部装置126
にアクセスできないときには、“irc”データ型は、ワイヤレス・モデム12
4内の「ページチャット」アプリケーションに送られる。さらに、ある一定のデ
ータ型(例“text/*”データ型)は、「利用者制御の」処理を有する。す
なわち、データは、データ記憶機構238、例えば、“/msg”というファイ
ル内に格納され、利用者に、データが到着したことが知らされるが、このデータ
は、利用者が、ワイヤレス・モデム124または外部装置126を通じて、デー
タにアクセスするまでは、アプリケーションに送られない。
【0014】 図4は、基地局116とワイヤレス・モデム124との間の本発明による通信
の具体例である単純化されたプロトコル図である。ダイアグラム400は、周知
の技術によって、受信機208と、基地局116の送信とを同期させる同期部分
402を含む。ダイアグラム400はまた、データ型を識別するためのデータ型
識別子404を含む。また、ダイアグラム400は、処理対象のデータを含む。
【0015】 図5から図8は、本発明によるワイヤレス・モデム124の動作を示す流れ図
である。図5の流れ図500を参照して、アプリケーションが、ワイヤレス・モ
デム124に追加されているかどうか、処理システムのチェックを定期的に行う
502。追加されている場合には、レジストリ・プログラマ228は、インスト
ール中にアプリケーションと協調動作して、図3の具体例であるアプリケーショ
ン・レジストリ226に示されるように、アプリケーション・レジストリ226
をデータ型およびデータ経路設定情報によってプログラムする504。
【0016】 図6の流れ図600を参照して、データ受信に応答するワイヤレス・モデム1
24の動作が示される。流れは、処理システム206が、データを受信するのに
待機する段階602から始まる。データが受信されると、処理システム206は
データ・タイパ230にアクセスして、周知の技術によって、データ型を判断す
る604。処理システムはついで、アプリケーション・レジストリ226にアク
セスして、データ型の経路設定情報を入手する606。処理システム206はつ
いで、外部アプリケーションが外部装置126(例:PC)において使用可能で
あることを経路設定情報が示しているかどうか、チェックする608。使用可能
である場合には、処理システム206は、外部装置126に対応するアクセス可
能状態242をチェックして、外部装置126にアクセス可能であるか、すなわ
ち、結合されて動作可能であるかどうかを判断する610。アクセス可能である
場合には、処理システム206は、データ型の処理が利用者により制御されてい
るかどうか、すなわち、通常、記憶装置に送られてから、利用者のコマンドに応
答して処理しているかどうかをチェックする612。利用者により制御されてい
る場合には、処理システム206は、データを、好適には処理システム206の
データ記憶機構238内、または外部記憶要素236の中に格納する624。処
理システム206はついで、例えば、アラート要素218からの警告により、デ
ータが格納されて、ワイヤレス・モデム124または外部装置126を制御して
、互換性のあるアプリケーションを通じてデータにアクセスできることを利用者
に知らせる626。ついで、流れは、段階602に戻り、新しいデータを待つ。
【0017】 他方、段階612において、データ型の処理が利用者により制御されない、す
なわち、データがアプリケーションに自動的に経路設定されると、処理システム
206が判断する場合には、処理システム206は、データを外部アプリケーシ
ョンに経路設定し614、流れは段階602に戻って、新しいデータを待つ。ま
た、段階610において、処理システム206が、外部装置にアクセス不能であ
ると判断する場合には、流れは段階616に移行して、そこで、処理システム2
06は再び、アプリケーション・レジストリ226にアクセスして、互換性のあ
る内部アプリケーションが、当該データ型に対して使用可能であるかどうかを判
断する。使用可能である場合には、処理システム206は、データ型の処理が、
利用者により制御されるかどうかをチェックする622。利用者により制御され
る場合には、処理システム206は、データを、好適には、処理システム206
のデータ記憶機構238の中、または外部記憶要素236の中に格納する624
。処理システム206はついで、例えば、アラート要素218からの警告により
、データが記憶装置内にあり、ワイヤレス・モデム124または外部装置126
を制御して、互換性のあるアプリケーションを通じて、データにアクセスできる
ことを利用者に知らせる626。流れはついで、段階602に戻り、新しいデー
タを待つ。
【0018】 他方、段階622で、データ型の処理が利用者により制御されないと、処理シ
ステム206が判断する場合には、処理システム206は、データを内部アプリ
ケーションに経路設定し628、流れは段階602に戻って、新しいデータを待
つ。また、段階616において、内部アプリケーションを使用できないと処理シ
ステム206が判断する場合には、処理システム206は、データを格納し61
8、ワイヤレス・モデム124の利用者に対して、ワイヤレス・モデム124を
外部装置126に結合して、データを処理できるように促す620。一部のデー
タ、例えば、ウェブ・ページの既存のビュー上で、オブジェクトを表示するデー
タ型“http”は、即時に処理されなければ、ほとんど、または全く意味をも
たないことを理解されたい。このようなデータの場合、アプリケーションが使用
不能であるときに、データを格納する代わりに、処理システム206は、データ
を無視して、それ以上の措置を取らないこともできる。
【0019】 他方、段階608において、外部アプリケーションが使用不能であると、処理
システム206が判断する場合には、流れは段階616に移行して、そこで、処
理システム206は、前述のように、内部アプリケーションが使用可能であるか
どうかをチェックする。データが段階624または段階618のいずれかで格納
されるときは常に、図7または図8に記載されるルーティンが使用されて、デー
タをさらに処理できる。
【0020】 図7の流れ図700を参照して、処理システム206は、各外部装置126の
アクセス可能状態242を定期的にチェックして702、以前はアクセス不能の
外部装置126が、ワイヤレス・モデム124に対してアクセス可能になってい
るかどうかを判断する702。アクセス可能になっている場合には、処理システ
ム206はまた、データ記憶機構238および(使用可能な場合には)外部記憶
要素236をチェックして704、外部装置内のアプリケーションのために、任
意のデータが格納されるかどうかを判断する。格納される場合には、処理システ
ム206は、アプリケーション・レジストリ226の経路設定情報から判断され
るように、外部装置内の適切なアプリケーションに、格納されたデータを送信し
706、処理が終了する。格納されていない場合には、処理が終了する。
【0021】 図8の流れ図800を参照して、ワイヤレス・モデム124が、利用者の要求
に応答する動作が示される。段階802で、利用者は、格納されたデータへのア
クセスを要求する。例えば、利用者は、以前に受信されて格納されたメッセージ
の表示を要求することができる。処理システムは、これに応答して、アプリケー
ション・レジストリ226の経路設定情報から判断されるように、互換性のある
内部または外部アプリケーションによって、要求されたデータにアクセスする。
【0022】 このため、以上述べてきた開示事項から、本発明は、ワイヤレス・モデムにお
いて、適切なアプリケーションにデータを経路設定して、明示のメッセージング
・ベクトルを必要とせずに、データを処理する方法と、その装置を提供し、これ
により、新しいデータ型が出現するときの、手間と費用がかかるベクトルの増大
を防止するメリットを有することが明らかであろう。もう1つの利点は、この方
法および装置が、ワイヤレス・モデムの内部と外部の両方に常駐するアプリケー
ションをサポートすることである。上記教示事項に鑑み、本発明については多く
の変形およびバリエーションが考えられる。このため、添付請求の範囲に属する
形で、本発明は、上記記載以外のやり方でも実施できることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるワイヤレス・メッセージング・システムの具体例の
電気ブロック図である。
【図2】 外部装置と外部記憶要素とに結合された本発明によるワイヤレス
・モデムの具体例の電気ブロック図である。
【図3】 本発明によるアプリケーション・レジストリの具体例である詳細
図である。
【図4】 本発明による具体例のプロトコル・ダイヤグラムである。
【図5】 本発明によるワイヤレス・モデムの動作を示す流れ図である。
【図6】 本発明によるワイヤレス・モデムの動作を示す流れ図である。
【図7】 本発明によるワイヤレス・モデムの動作を示す流れ図である。
【図8】 本発明によるワイヤレス・モデムの動作を示す流れ図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データをアプリケーションに経路設定するワイヤレス装置で
    あって: 前記データを受信する受信機; 前記受信機と結合されて、前記データを処理する処理システムであって、 前記処理システムは、 データ型に基づいて、前記データを前記アプリケーションまたはメモリ内の
    記憶機構に経路設定するための経路設定情報を含むアプリケーション・レジスト
    リを格納するメモリ;および 前記処理システムと結合されて、外部装置とインタフェースをとるための外
    部装置によって構成される処理システム; によって構成されるワイヤレス装置であって、 前記処理システムは: 前記経路設定情報によって、前記アプリケーション・レジストリをプログラ
    ムし; ついで、前記データを受信して、前記データ型を判断し;および 前記データ型に対する前記経路設定情報に従って、また前記アプリケーショ
    ンが前記外部装置内に位置することを前記経路設定情報が示す場合には、さらに
    前記外部装置のアクセス可能状態に従って、前記データを経路設定するように配
    列されることを特徴とするワイヤレス装置。
  2. 【請求項2】 前記処理システムはさらに、前記アプリケーションが前記外
    部装置内に位置することを前記経路設定情報が示し、また前記外部装置が前記ワ
    イヤレス装置にアクセス可能であることを、前記アクセス可能状態が示す場合に
    、前記外部装置内の前記アプリケーションに、前記データを経路設定するように
    配列されることを特徴とする請求項1記載のワイヤレス装置。
  3. 【請求項3】 前記アプリケーションが前記外部装置内に位置することを、
    前記経路設定情報が示し、前記外部装置が前記ワイヤレス装置にアクセス不能で
    あることを、前記アクセス可能状態が示す場合に、前記ワイヤレス装置内の使用
    可能な互換性のあるアプリケーションに、前記データを経路設定するようにさら
    に配列されることを特徴とする請求項1記載のワイヤレス装置。
  4. 【請求項4】 前記処理システムはさらに、前記アプリケーションが前記外
    部装置内に位置すること、および互換性のあるアプリケーションが前記ワイヤレ
    ス装置の内部では使用不能であることを、前記経路設定情報が示し、かつ前記外
    部装置が前記ワイヤレス装置にアクセス不能であることを前記アクセス可能状態
    が示す場合に、前記メモリ内に前記データを記憶するように配列されることを特
    徴とする請求項1記載のワイヤレス装置。
  5. 【請求項5】 前記処理システムはさらに、外部記憶要素と結合されている
    こと、および前記処理システムはさらに、前記アプリケーションが前記外部装置
    内に位置すること、および互換性のあるアプリケーションが、前記ワイヤレス装
    置の内部では使用不能であることを、前記経路設定情報が示し、かつ前記外部装
    置が前記ワイヤレス装置にアクセス不能であることを、前記アクセス可能状態が
    示す場合には、前記外部記憶要素内に、前記データを格納するように配列される
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤレス装置。
  6. 【請求項6】 前記処理システムはさらに、前記アプリケーションが前記外
    部措置内に位置すること、および互換性のあるアプリケーションが、前記ワイヤ
    レス装置の内部では使用不能であることを、前記経路設定情報が示し、かつ前記
    外部装置が前記ワイヤレス装置にアクセス不能であることを、前記アクセス可能
    状態が示す場合には、前記ワイヤレス装置の利用者に対して、前記ワイヤレス装
    置を前記外部装置と結合するように促すように配列されることを特徴とする、請
    求項1記載のワイヤレス装置。
  7. 【請求項7】 前記処理システムはさらに、前記データが格納された、以前
    はアクセス不能だった外部装置が、前記ワイヤレス装置にアクセス可能となった
    ことを示す前記アクセス可能状態に応答して、前記外部装置に、前記データを送
    信することを特徴とする請求項1記載のワイヤレス装置。
  8. 【請求項8】 前記処理システムはさらに、前記アプリケーションにより前
    記データにアクセスするには、利用者制御が必要であることを、前記経路設定情
    報が示すときに、前記メモリの1つおよび外部記憶要素の中に、前記データを格
    納することを特徴とする請求項1記載のワイヤレス装置。
  9. 【請求項9】 前記ワイヤレス装置の利用者とインタフェースをとるために
    、前記処理システムと結合される利用者インタフェースによってさらに構成され
    、前記処理システムはさらに、前記データが記憶機構に経路設定されたときに、
    前記利用者インタフェースを通じて、前記利用者に知らせて、前記利用者が、前
    記ワイヤレス装置の少なくとも1つと、前記外部装置とを制御して、互換性のあ
    るアプリケーションによって、前記データにアクセス可能にするように配列され
    ることを特徴とする請求項1記載のワイヤレス装置。
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