JP2002512465A - アレー・クラスタを使用するフェーズド・アレー・アンテナのためのキャリブレーション・システム及びキャリブレーション方法 - Google Patents

アレー・クラスタを使用するフェーズド・アレー・アンテナのためのキャリブレーション・システム及びキャリブレーション方法

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JP2002512465A JP2000545217A JP2000545217A JP2002512465A JP 2002512465 A JP2002512465 A JP 2002512465A JP 2000545217 A JP2000545217 A JP 2000545217A JP 2000545217 A JP2000545217 A JP 2000545217A JP 2002512465 A JP2002512465 A JP 2002512465A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/267Phased-array testing or checking devices

Abstract

(57)【要約】 ビーム形成回路網を有するフェーズド・アレー・アンテナにおいてキャリブレーション及び障害検出を自立方式で行うための装置及び方法である。ビーム形成回路網は、複数のアレー・ポート及び複数のビーム・ポート又は空間給電システムを含む。複数のアンテナ素子及び複数の送受信モジュールとを備えている。複数の送受信モジュールの各々は、対応するアンテナ素子と、対応するアレー・ポートとの間に結合されている。また、キャリブレーション・システムを備えており、このキャリブレーション・システムは、RF入力ポートと、RF検出器ポートと、このRF検出器ポートに結合したRF検出器と、アンテナ素子ポートとを有する。また、スイッチング部を備えており、このスイッチング部は、複数のアンテナ素子の各々を、ビーム形成/空間給電回路網を介して、また、それに結合している送受信モジュールを介して、(a)受信キャリブレーション・モード時には前記検出器ポートへ、または、(b)送信キャリブレーション・モード時には前記RF入力ポートへ、順次選択的に結合する。スイッチング部は、所定のアンテナ素子を(a)受信キャリブレーション・モード時には、ビーム形成回路網とは別の経路を介してキャリブレーション・システムのRF試験入力ポートへ、また、(b)送信キャリブレーション・モード時には、ビーム形成回路網とは別の経路を介して検出器ポートへ、順次選択的に、結合するためのスイッチを含んでいる。1つの実施の形態においては、キャリブレーション用アンテナ素子は、複数のアンテナ素子のアレーの外縁部に配設されている。別の実施の形態では、アンテナ素子のアレーは、複数のクラスタを成すように配設されており、それらクラスタの各々が、1つのキャリブレーション用アンテナ素子を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広くはフェーズド・アレー・アンテナに関するものであり、より詳
しくは、フェーズド・アレー・アンテナのキャリブレーション(較正)のための
装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のごとく、フェーズド・アレー・アンテナは、複数のアンテナ素子(エレ
メント)をアレー状に構成したアンテナであり、それらアンテナ素子によって、
無線周波数エネルギの平行化ビームを複数本形成して、様々な方向へ放射できる
ようにしている。フェーズド・アレー・アンテナの給電方式としては、コーポレ
ート給電(corporate feed)方式が用いられることもあり、空間
給電方式が用いられることもある。いずれの給電方式においても、アンテナ素子
アレー全体に亘って相対的振幅及び位相シフトを与えることによって、アンテナ
・ビームが形成されるようにしている。この相対的な振幅及び位相状態は、対応
するアンテナ素子に結合された制御可能な減衰器及び移相器によって、あるいは
複数のビーム・ポートと複数のアンテナ素子との間に配置されるビーム形成回路
網を制御することによって発生され、ビーム・ポートの各々はビームの各々に対
応する。
【0003】 ビーム形成回路網を使用しているフェーズド・アレー・アンテナ・システムの
うちには、ビーム形成回路網が複数のアレー・ポートを有し、それら複数のアレ
ー・ポートが、夫々送信/受信(送受信)モジュールを介して、複数のアンテナ
素子の対応するものに結合されるものがある。送受信モジュールの各々は、電子
的制御可能な減衰器及び移相器を含んでいる。工場ないし試験施設における受信
キャリブレーション・モードのとき、無線周波数(RF)エネルギを送出するR
Fソースを、そのフェーズド・アレー・アンテナの複数のアンテナ素子の近傍界
に配置する。そして、複数の送受信モジュールを順次能動状態にする。送受信モ
ジュールの各々が受信モードの能動状態にされるとき、その送受信モジュールに
結合しているアンテナ素子が受信したエネルギが、その能動状態になった送受信
モジュールを介して、ビーム形成回路網へ伝送される。複数の送受信モジュール
を順次能動状態にしながら、いずれか1つのビーム・ポートにおいてエネルギの
検出を行う。これによって、アレーを構成している複数のアンテナ素子の各々に
関して検出したエネルギを、順次記録する。このプロセス(手順)を、複数のビ
ーム・ポートの各々について、反復して実行する。そのアンテナ素子の各々に関
して、複数のビーム・ポートにおいて夫々に検出したエネルギ値について最小二
乗平均値(least mean square average)を算出する
。これによって、各々のアンテナ素子は、振幅及び位相ベクトルに関連づけられ
る。更に、これら測定/ポスト(事後)算出ベクトルを、予め算出したプレ(事
後)算出ベクトル(設計値ベクトル)と比較する。アンテナが適正に動作してい
るならば(即ち、設計した通りに動作していれば)、測定/事後算出ベクトルと
事前算出ベクトルとは良好に一致して、両者の間の誤差は非常に小さなものとな
るはずである。そのため、測定/事後算出ベクトルと事前算出ベクトルとの間に
差がある場合には、その差を使用して、送受信モジュール内の制御可能な減衰器
及び/または移相器へ制御信号を与えて、適当な補正調節を行うようにする。工
場ないし試験施設において送信キャリブレーション・モードでキャリブレーショ
ンを実行するとき、以上と同様の方式で行うが、ただし受信キャリブレーション
・モードとは、逆方向の処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、送信キャリブレーション・モード、または、受信キャリブレーション
・モードでは、相対的な位相または振幅における誤差を検出し、モジュール内の
制御可能な減衰器及び/または移相器に適当な調節が行われている。このような
技術は、工場ないし試験施設の環境においては何ら問題がないが、このキャリブ
レーション方法では、別個の外部送信及び受信アンテナを用意しなければならず
、そのため、実地環境においては非実用的であったり、高コストであったりする
。例えば、アンテナを実際に使用するとき、ある程度の期間に亘って使用した後
に、再度キャリブレーションを実行することが必要になることがある。また、例
えば、アンテナが衛星に装備される場合には、そのアンテナの使用現場環境は宇
宙空間になる場合がある。更に、アンテナは、固定翼型、回転翼型、或いは繋留
型等の、様々な航空機上や地表で使用されることもある。
【0005】 Herbert M. Aumann、Alan J. Fenn、並びにF
rank G. Willwerthの共著による論文「Phased Arr
ay Antenna Calibration and Pattern P
redication Using Mutual Coupling Mea
surements(相互結合測定法を用いたフェーズド・アレー・アンテナの
キャリブレーション及びパターン決定)」(IEEE Transaction
s on Antennas and Propagation、1989年7
月、Vol.37、第844頁〜第850頁)には、キャリブレーション及び放
射パターン測定のための方法が数学的に解説されている。その方法は、アレー内
に本来的に存在する相互結合を利用しており、2つの互いに独立したビーム形成
回路網(コーポレート給電回路網)を用いて、アレーにおいて隣り合う放射素子
の対の全てで送信及び受信を行うようにしたものである。また、同論文の方法で
は、内部キャリブレーション用のエネルギソースとして、内部ソースを使用して
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの特徴によれば、フェーズド・アレー・アンテナを試験するため
の装置及び方法が提供される。アンテナは、複数のアンテナ素子と、複数の送信
/受信(送受信)モジュールとを備えている。複数の送受信モジュールの各々は
、複数のアンテナ素子のうちの対応するアンテナ素子に結合されている。その装
置は、キャリブレーション・システムを備えており、このキャリブレーション・
システムは、RF入力ポートと、RF検出器ポートと、該RF検出器ポートに結
合したRF検出器と、前記RF入力ポートに接続したRFソースとを有する。ま
た、スイッチング部を備えており、このスイッチング部は、前記複数のアンテナ
素子及びそれらアンテナ素子に結合している前記複数の送受信モジュールを、(
a)受信キャリブレーション・モード時には前記検出器ポートへ、または、(b
)送信キャリブレーション・モード時には前記RF試験入力ポートへ、順次選択
的に結合する。更に、前記複数のアンテナ素子のうちの1個または2個以上の(
即ち、所定の集合を成す)アンテナ素子(即ち、キャリブレーション用アンテナ
素子)を、前記スイッチング部に結合される。前記スイッチング部は、前記キャ
リブレーション用アンテナ素子の各々を、(a)前記受信キャリブレーション・
モード時には前記RF試験入力ポートへ、または、(b)前記送信キャリブレー
ション・モード時には前記RF検出器ポートへ結合する。
【0007】 本発明の別の特徴によれば、ビーム形成回路網を有するフェーズド・アレー・
アンテナを試験するための装置及び方法が提供される。このビーム形成回路網は
、複数のアレー・ポートと複数のビーム・ポートとを備えている。また、複数の
アンテナ素子と複数の送受信モジュールとが備えられている。複数のモジュール
の各々は、前記複数のアンテナ素子のうちの対応するアンテナ素子と、前記複数
のアレー・ポートのうちの対応するアレー・ポートとの間に接続されている。ま
た、キャリブレーション・システムを備えており、このキャリブレーション・シ
ステムは、RF入力ポートと、RF検出器ポートと、該RF検出器ポートに結合
されたRF検出器と、前記RF入力ポートに接続されたRFソースとを有する。
また、スイッチング部を備えており、該スイッチング部は、前記複数のアンテナ
素子の各々を、前記ビーム形成回路網を介して、また、それに結合している1つ
の送受信モジュールを介して、(a)受信キャリブレーション・モード時には前
記検出器ポートへ、または、(b)送信キャリブレーション・モード時には前記
RF試験入力ポートへ、順次選択的に結合するようにしている。また、前記スイ
ッチング部は、前記複数のアンテナ素子のうちの所定のアンテナ素子(即ち、キ
ャリブレーション用アンテナ素子)を、(a)前記受信キャリブレーション・モ
ード時には、前記ビーム形成回路網とは別の経路を介して前記キャリブレーショ
ン・システムの前記RF試験入力ポートへ、または、(b)前記送信キャリブレ
ーション・モード時には、前記ビーム形成回路網とは別の経路を介して前記検出
器ポートへ、選択的に結合するスイッチを含んでいる。かかる構成によって、ビ
ーム形成回路網を介してキャリブレーション用アンテナ素子へ不所望な結合が生
じるのを防止することができる。
【0008】 本発明の更に別の特徴によれば、アンテナ素子のアレーが、複数のクラスタに
配列され、それら複数のクラスタの各々は、所定のアンテナ素子(即ち、キャリ
ブレーション用アンテナ素子)を有する。この構成によれば、各クラスタごとの
キャリブレーションを、そのクラスタ内のキャリブレーション用アンテナ素子を
用いて実行することができるため、クラスタのキャリブレーションを実行する際
の、そのクラスタ内のアンテナ素子の間のダイナミック・レンジの変動を比較的
小さくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に示したように、フェーズド・アレー・アンテナ・システム10は、ビー
ム形成回路網12を備えており、このビーム形成回路網12は、複数の(図示例
では106個の)アレー・ポート141〜14106と、複数の(図示例ではm個の
)ビーム・ポート151〜15mとを備えている。また、ビーム・ポート151
15mの各々は、図示のごとく、複数の送信/受信(送受信)増幅部161〜16 m のうちの対応する1つの送受信増幅部と、複数の方向性結合器191〜19m
うちの対応する1つの方向性結合器とを介して、複数のアンテナ・ポート171
〜17mのうちの対応する1つのアンテナ・ポートに結合されている。方向性結
合器191〜19mの各々は、その1つのポートが、図示のごとく、整合負荷21
で終端されている。送受信増幅部161〜16mの各々は、図示のごとく、複数本
のラインa1〜amのうちの対応する1本のライン上の制御信号によって、個別に
ゲーティングされて、「オン」状態(即ち、能動状態)と「オフ」状態との間で
切換えられるようにしてある。更に、それら送受信増幅部161〜16mは、ライ
ンb上の制御信号によって、選択的に受信状態と送信状態との間で切換えられる
ようにしてある(この切換えは、それら送受信増幅部161〜16mの各々に備え
られている、不図示の送受信(T/R)スイッチによって行われるようにしてあ
る)。
【0010】 複数の(図示例では106個の)アンテナ素子(エレメント)181〜18106 の各々は、図示のごとく、複数の送受信モジュール201〜20106のうちの対応
する1つの送受信モジュールを介して、複数のアレー・ポート141〜14106
うちの対応する1つのアレー・ポートに結合されている。それら送受信モジュー
ル201〜20106は、互いに同一構造であり、その各々が、図示のごとく、直列
に接続した電子的制御可能な減衰器22及び移相器24を備えている。減衰器2
2及び移相器24は、送信経路中の一群の送信増幅器30と受信経路中の一群の
受信増幅器32とを介して、送受信(T/R)スイッチ25に接続されている。
T/Rスイッチの各々は、ラインb上の制御信号によって制御されている(この
制御信号は、既述のごとく、送受信増幅部161〜16mにも供給されている)。
送信増幅器30及び受信増幅器32の各々は、複数本のラインc1〜c106のうち
の対応する1本のライン上の制御信号によってゲーティングされて、「オン」状
態(即ち、能動状態)と「オフ」状態との間で切換えられるようにしてある。ま
たそれら送信増幅器30及び受信増幅器32は、図示のごとくサーキュレータ3
4に結合されている。更に、複数の送受信モジュール201〜20106の各々に装
備されているサーキュレータ34は、図示のごとく、複数のアンテナ素子181
〜18106のうちの対応する1つのアンテナ素子に結合している。
【0011】 更に詳しく説明すると、フェーズド・アレー・アンテナ10の放射面は、図2
に示すように構成されている。即ち、図示例では、フェーズド・アレー・アンテ
ナ10は、図中に番号001〜106を付して示した、106個のアンテナ素子
181〜18106を備えており、それらアンテナ素子181〜18106のうちの4個
のアンテナ素子(図中に番号001、009、097、及び106を付したアン
テナ素子)は、アレー配置面の外縁(周辺)部の所定の位置に配置してあり、こ
のようにした理由については後述する。また、図示例では、106個のアンテナ
素子181〜18106を、8本の縦列COL1〜COL8を成すように並べて配置
してあり、隣り合う縦列どうしの間では、個々のアンテナ素子の位置を上下に(
交互に)ずらしてある。
【0012】 再び図1を参照すると、複数のアンテナ素子181〜18106は、図示例では、
その各々が円偏波アンテナ素子として構成されている。そして、それらアンテナ
素子の各々は、右旋円偏波給電(RHCP:right−hand circu
lar polarized feed)と左旋円偏波給電線(LHCP:le
ft−hand circular polarized feed)とを有し
ている。また、それら複数のアンテナ素子に接続している複数の右旋円偏波給電
線(RHCP)は、その各々が、図示のごとく、複数のサーキュレータ34のう
ちの対応する1つのサーキュレータに結合している。左旋円偏波給電線(LHC
P)に関しては、106個のアンテナ素子181〜18106のうち、所定の4個の
アンテナ素子(図中に番号001、009、097、及び106を付したアンテ
ナ素子)を除いたその他全てのアンテナ素子に接続している夫々のLHCP給電
線は、図示のごとく、整合負荷インピーダンス40で終端されている。所定の4
個のアンテナ素子は、キャリブレーション(較正)用アンテナ素子であり、アン
テナ開口41を介して、その他のアンテナ素子181〜18106との間で相互結合
するようにしてある。それらキャリブレーション用アンテナ素子の配置形態は、
(図示例のように)アレーの両側の外縁部に配置するエッジ配置方式としてもよ
く、また、クラスタ配置方式としてもよいが、いずれにしても、較正誤差をでき
るだけ小さくし、また「通常動作」モードでのアンテナの動作をできるだけ良好
にするような配置とする。エッジ配置方式の場合には、キャリブレーション用ア
ンテナ素子は、アンテナ開口の外縁部に配設される。一方、クラスタ配置方式の
場合には、アンテナ開口を複数の個別領域即ちクラスタに区画して、それらクラ
スタの中央に、夫々にキャリブレーション用アンテナ素子を配設する。図示例の
ように、キャリブレーション用アンテナ素子181〜18106は方向性結合器の交
差(直交)円偏波ポートを利用するか、或いは、専用のキャリブレーション用ア
ンテナ素子を備えるようにしてもよい。専用のキャリブレーション用アンテナ素
子は、キャリブレーションに使用するものであり、アンテナの「通常動作」モー
ドでは機能せず、キャリブレーションのための構成要素に接続され、「通常動作
」のための構成要素チェーンの間に組込まれることのないアンテナ素子である。
エッジ配設方式を採用し、交差円偏波ポートを利用するようにした場合には、所
定の4個のキャリブレーション用アンテナ素子181、189、1897、及び18 106 (即ち、図中に番号001、009、097、及び106を付したアンテナ
素子)の左旋円偏波給電線(LHCP)が、図示のごとく、キャリブレーション
・システム42に結合される。
【0013】 更に詳しく説明すると、キャリブレーション・システム42は、スイッチ43
を備えており、このスイッチ43は、RF入力ポート44と、ビーム形成回路網
ポート45と、RF検出器ポート46と、このRF検出器ポート46に結合した
RF検出器48と、アンテナ素子ポート50とを有する。また、スイッチング部
52が備えられている。スイッチング部52は、複数のスイッチ541〜54m
含んでおり、それらスイッチの各々は、その第1端子551〜55mが、図示のご
とく、複数の方向性結合器191〜19mのうちの対応する1つの方向性結合器の
ポートPに結合している。そして、それらスイッチ541〜54mの各々は、図示
のごとく、『「通常動作モード」/「キャリブレーション・モード」ライン』N
/C上の制御信号に応答して、その第1端子551〜55mが、第2端子581
58mと、第3端子601〜60mとの、いずれか一方に、選択的に結合するよう
に適応している。第2端子581〜58mの各々は、図示のごとく整合負荷621
〜62mに結合しており、また、第3端子601〜60mの各々は、図示のごとく
セレクタ・スイッチ64に結合している。スイッチング部52及びセレクタ・ス
イッチ64の機能については後に詳述することとし、ここでは単に次のことだけ
述べておく。それは、通常動作モード時には、コンピュータ66がラインN/C
上に送出する制御信号によって、スイッチ541〜54mは、それらの第1端子5
1〜55mが整合負荷621〜62mに結合するように設定されており、一方、キ
ャリブレーション・モード時には、コンピュータ66がラインN/C上に送出す
る制御信号によって、それらのスイッチ541〜55mは、それらの第1端子55 1 〜55mが第3端子601〜60mに、また従ってセレクタ・スイッチ64の複数
の入力に結合するように設定されているということである。(更に、キャリブレ
ーション・モード時には、図から明らかなように、アンテナ・ポート171〜1
mが、スイッチ651〜65mによって、整合負荷671〜67mに結合されてい
る。一方、スイッチ651〜65mは、通常動作モード時には、アンテナ・ポート
171〜17mを、ポート17’1〜17’mに結合している)。
【0014】 キャリブレーション・モード時には、コンピュータ66がバス68上に送出す
る制御信号によって、セレクタ・スイッチ64を通して、ビーム形成回路網ポー
ト45が、端子601〜60mの各々に、順次結合される。このとき、セレクタ・
スイッチ64の動作によって、それら端子601〜60mの各々が時間Tの間にビ
ーム形成回路網ポート45に結合するようにしてある。
【0015】 また後述する理由のために、コンピュータ66は、m個の端子601〜60m
順番に次々とビーム形成回路網ポート45に結合して行くとき、m本のラインa 1 〜am上に次々と制御信号を送出することによって、それらラインに対応したm
個の送受信増幅部161〜16mを次々と能動状態にして行く。従って、端子60 1 〜60mが次々とビーム形成回路網ポート45に結合した状態になって行くとき
に、それと同期して、モジュール161〜16mも次々と能動状態になって行く。
これによって、ビーム形成回路網ポート45がm個のビーム・ポート151〜1
mに、順次結合した状態となるようにし、ビーム形成回路網ポート45がm個
の時間間隔Tのそれぞれの間にビーム・ポートに電気的に結合することになる。
【0016】 また、キャリブレーション・モード時には、コンピュータ66は、時間Tの間
に、ラインc1〜c106上に信号を送出することによって、送受信モジュール20 1 〜20106を次々と能動(活性)状態にして行く。そのため、ビーム形成回路網
ポート45が例えばビーム・ポート151に時間Tだけ結合している間に、10
6個の送受信モジュール201〜20106が順次能動状態になり、1つの送受信モ
ジュールが能動状態となっている時間の長さは、T/106か、またはそれより
短い。従って、時間Tの期間がm回反復するときの、その1回の時間の間に、1
60個のアンテナ素子181〜18106が、106個のアレー・ポート141〜1
106に、次々と電気的に結合する。
【0017】 既述のごとく、アンテナ素子181〜18106には、その各々に一対の給電線が
接続されており、それら給電線は、RHCP給電線とLHCP給電線である。先
に説明し、また図示したように、LHCP給電線の各々は、4個のアンテナ素子
181、189、1897、及び18106に接続しているものを除いて、整合負荷4
0で終端されている。一方、4個のアンテナ素子181、189、1897、及び1
106に接続している夫々のLHCP給電線は、図示のごとく、スイッチング回
路網72を介してセレクタ・スイッチ70に結合している。更に詳しく説明する
と、スイッチング回路網72は、4個のスイッチ72a〜72dを含んでいる。
それらスイッチ72a〜72dは、それらの第1端子73a〜73dが、図示の
ごとくアンテナ素子181、189、1897、及び18106のLHPC給電線に結
合しており、また第2端子が、図示のごとく整合負荷74a〜74dに結合して
おり、また第3端子が、図示のごとくセレクタ・スイッチ70に結合している。
それらスイッチ72a〜72dは、通常動作モード時には、ラインN/C(この
ラインについては上で説明した)上の信号に従って、アンテナ素子181、189 、1897、及び18106に接続している夫々のLHCP給電線を、整合負荷74a 〜74dで終端させている。一方、キャリブレーション・モード時には、アンテ
ナ素子181、189、1897、及び18106に接続している夫々のLHCP給電
線は、図示のごとくセレクタ・スイッチ70に結合されている。このセレクタ・
スイッチ70の機能については後に詳述することとし、ここでは次のことだけを
述べておく。それは、所定の4個のキャリブレーション用アンテナ素子181
189、1897、及び18106は、冗長性をもって利用されるものであるというこ
とである。即ち、後述するキャリブレーションの処理は、それら所定の4個のキ
ャリブレーション用アンテナ素子181、189、1897、及び18106のうちの
いずれか1つを使用するだけで実行することができる。そして、それらキャリブ
レーション用アンテナ素子181、189、1897、及び18106のいずれかが故
障した場合には、残り3個のうちのいずれかを使用すればよく、使用するキャリ
ブレーション用アンテナ素子の選択は、コンピュータ66がバズ76上に送出す
る制御信号によって決定される。
【0018】 キャリブレーションには、送信モードのためのキャリブレーションと受信モー
ドのためのキャリブレーションとがある。受信キャリブレーション・モード時に
は、所定の4個のキャリブレーション用アンテナ素子181、189、1897、及
び18106のうちの1つへ、RFソース78から、RFエネルギが供給される。
またその際には、例えば、図3に示したように、RFソース78が、スイッチ4
3のポート44及び50を介して結合されており、スイッチ76が、キャリブレ
ーション用アンテナ素子のうちの1つを選択している。図3には、それらのうち
、アンテナ素子181が選択されている状態が示されている。受信キャリブレー
ション・モード時には、スイッチ43の切換位置は、図3に示した位置に設定さ
れており、即ち、ポート44をポート50に電気的に結合し、ポート45をポー
ト46に電気的に結合している。一方、送信キャリブレーション・モード時には
、スイッチ43の切換位置は、図4に示した位置に設定されており、即ち、ポー
ト44(これはRFソース78に電気的に結合している)をポート45に電気的
に結合し、ポート46をポート50に電気的に結合している。
【0019】 従って、キャリブレーション・モード時の状態を要約すると次のようになる。
即ち、キャリブレーション・モード時には、キャリブレーション・システム42
は、複数のアンテナ素子181〜18106の各々を、ビーム形成回路網12を介し
て、また、それに結合している複数の送受信モジュール201〜20106を介して
、(a)受信キャリブレーション・モード時には、図3に示すように検出器ポー
ト46へ、または、(b)送信キャリブレーション・モード時(図4)にはポー
ト44へ、選択的に結合し、またその際に、結合すべき当該ポートへ、それら複
数のアンテナ素子181〜18106の各々を順次結合する。更に、キャリブレーシ
ョン・システム42は、セレクタ・スイッチ70を含んでおり、このセレクタ・
スイッチ70は、所定の4個のキャリブレーション用アンテナ素子181、189 、1897、及び18106(図1に番号001、009、097、及び106を付
して示したアンテナ素子)のうちの1つのアンテナ素子に接続している左旋円偏
波給電線(LHCP)を、そのときの試験モード(キャリブレーション・モード
)に応じて選択的に結合するものであり、即ち、そのLHCPを、(a)受信キ
ャリブレーション・モード時には、図3に示したように、ビーム形成回路網12
とは別の経路80を介してポート44へ、また、(b)送信キャリブレーション
・モード時には、図4に示すように、ビーム形成回路網12とは別の経路80を
介して検出器ポート46へ、選択的に結合する。
【0020】 所定の4個のキャリブレーション用アンテナ素子181、189、1897、及び
18106は、アンテナ素子のアレーの外縁部に配置してもよい(図2)。この配
置形態とした場合には、アンテナの動作モードに対してRF検出器に結合するR
F信号のダイナミック・レンジを、非常に小さなものとすることができる。
【0021】 次に、工場ないし試験施設において、フェーズド・アレー・アンテナ10のキ
ャリブレーションを実行する場合について説明する。先ず、受信キャリブレーシ
ョン・モードについて説明する。受信キャリブレーション・モード時には、RF
ソース78は、ポート44から減結合(非結合)にされ、ポート44は、不図示
の整合負荷で終端しておく。また、スイッチ541〜54m、スイッチ72a〜7
2d、並びにスイッチ651〜65mは、通常動作モードに設定しておく。それに
よって(1)方向性結合器191〜19mの夫々のポートPは、整合負荷621
62mで終端された状態となり、(2)アンテナ素子181、189、1897、及
び18106の夫々のLHCP給電線は、整合負荷74a〜74dで終端された状
態となり、更に、アンテナ・ポート171〜17mは、夫々、ポート17’1〜1
7’mに電気的結合した状態となる。また、無線周波数(RF)エネルギを送出
する不図示のRFのソースを、このフェーズド・アレー・アンテナのアンテナ開
口41の近傍界に配置する。更に、m個の送受信増幅部161〜16mのうちの1
つ(例えば、送受信増幅部161)を、受信モードの能動状態にする。そして、
複数の送受信モジュール201〜20106を、順番に次々と受信モードの能動状態
にして行く。送受信モジュールの各々が受信モードの能動状態になったとき、そ
の送受信モジュールに結合しているアンテナ素子が受信したエネルギが、その送
受信モジュールを介してビーム形成回路網12へ伝達される。こうして送受信モ
ジュール201〜20106を順番に次々と受信モードの能動状態にしつつ、ポート
17’1〜17’mのうちの1つ(ここでは、それがポート17’1であるものと
する)においてエネルギの検出を行い、この検出は、このときポート17’1
結合している検出器によって行われる。こうしてポート17’1において検出さ
れる、複数のアンテナ素子の各々に関する、エネルギの振幅及び位相を記録する
。更に、このプロセスを、その他のポート17’2〜17’mの各々について反復
して実行する。続いてアンテナ素子181〜18106の各々ごとに、そのアンテナ
素子に関して、m個のポート17’1〜17’mにおいて夫々に検出したエネルギ
値の最小二乗平均値(least mean square average)
を算出する。こうして最小二乗平均値を算出することで、複数のアンテナ素子1
1〜18106の各々は1つの振幅及び位相ベクトルに関連づけられる。更に、こ
うして測定した/ポスト算出(事後算出)した106個の受信ベクトルの各々を
、同じく106個の事前に算出しておいた(プレ算出した)設計値の受信ベクト
ルの対応する夫々のベクトルと比較する。アンテナが適正に動作しているならば
(即ち、設計した通りに動作していれば)、測定/事後算出ベクトルと予め算出
しておいた事前算出ベクトルとは良好に一致して、両者の間の誤差は非常に小さ
なものとなっているはずである。106個のアンテナ素子181〜18106の各々
について、そのアンテナ素子に対応した、測定/事後算出ベクトルと、事前算出
ベクトルとの間に差があったならば、その差に基づいて、そのアンテナ素子に結
合している送受信モジュール内の制御可能な減衰器22及び/または移相器24
へ制御信号を送出して、アンテナの受信モードのための適当な補正調節を行う。
この補正調節が完了した時点で、アンテナ・システム10は受信モードに関して
較正された状態になる。
【0022】 工場ないし試験施設において送信キャリブレーション・モードでキャリブレー
ションを実行するときも、以上と同様の方式で行うが、ただし受信キャリブレー
ション・モードと送信キャリブレーション・モードとでは、逆方向の処理が行わ
れる。即ち、送信キャリブレーション・モードでは、不図示の受信アンテナを、
フェーズド・アレー・アンテナのアンテナ素子の近傍界に配置する。そして、不
図示のRFソースが、複数のポート17’1〜17’mのうちの1つ(ここでは、
それがポート17’1であるものとする)へ給電しつつ、複数の送受信モジュー
ル201〜20106を、順次能動状態に活性化する。それら送受信モジュール20 1 〜20106の各々が送信モードに活性化されるにつれて、それら送受信モジュー
ルに結合している夫々のアンテナ素子181〜18106によってエネルギが放射さ
れ、それら放出されるエネルギを、不図示の受信アンテナで受信する。こうして
、複数の送受信モジュール201〜20106を順次能動状態にしつつ、不図示の受
信アンテナが次々と受信するエネルギを検出する。そして、検出したエネルギの
振幅及び位相を記録し、その記録に基づいて、106個のアンテナ素子181
18106の各々に対応した106個の送信ベクトルを算出する。更に、この手順
を、RFソースの結合先をその他のポート17’2〜17’mの各々に次々と変更
して、反復して実行する。以上の処理を、m個のポート17’1〜17’mの全て
について完了したならば、アンテナ素子181〜18106の各々に関して、m個ず
つの送信ベクトルが得られている。即ち、それらアンテナ素子の各々に対応して
、1つずつの送信ベクトル集合が得られており、1つの送信ベクトル集合はm個
の送信ベクトルから成る。そして、各々の送信ベクトル集合に含まれているm個
の送信ベクトルを最小二乗平均することによって、複数のアンテナ素子181
18106の各々に1つずつ、測定/事後算出送信ベクトルが得られる。これらの
測定/事後算出送信ベクトルを、事前算出しておいた設計値の送信ベクトルと比
較する。アンテナが適正に動作しているならば(即ち、設計した通りに動作して
いれば)、測定/事後算出したベクトルと事前算出したベクトルとは良好に一致
して、両者の間の誤差は非常に小さなものとなっているはずである。106個の
アンテナ素子181〜18106の各々について、そのアンテナ素子に対応した、測
定/事後算出したベクトルと、事前算出したベクトルとの間に差があったならば
、その差に基づいて、そのアンテナ素子に結合している送受信モジュール内の制
御可能な減衰器22及び/または移相器24へ制御信号を送出して、アンテナの
受信モードの間に適当な補正調節を行う。この補正調節が完了した時点で、アン
テナ・システム10は送信モードに関して較正された状態になる。
【0023】 以上のようにして、送信モードと受信モードの両方に関して減衰器及び移相器
の補正調節が完了したならば、そのフェーズド・アレー・アンテナがまだ工場な
いし試験施設にあるときに(即ち、上述したキャリブレーション処理が完了した
直後に)キャリブレーション・システム42を、図1、図3、及び図4に関連し
て説明したようにアンテナ・システムに結合して、そのアンテナ・システムの、
複数のアンテナ素子181〜18106の各々と、所定の4個のキャリブレーション
用アンテナ素子181、189、1897、及び18106の各々との間の結合係数を
求める。そのためには、先ず、図3に関連して説明した受信キャリブレーション
・モードにする。このモードにしたときには、RFソース78は、スイッチ43
のポート44及び50を介して結合されており、スイッチ70は、4つのキャリ
ブレーション用アンテナ素子のうちの1つを選択している。ここでは、最初に、
キャリブレーション用アンテナ素子181が選択されたものとする。受信キャリ
ブレーション・モード時には、スイッチ43は、図3に示した切換位置にあるた
め、ポート44をポート50に電気的に結合しており、ポート45をポート46
に電気的に結合している。また、スイッチ70は、RFソース78を、4個のキ
ャリブレーション用アンテナ素子181、189、1897、及び18106のうちの
1つに結合している。尚、ここでは、最初にキャリブレーション用アンテナ素子
181が選択されたものとしているため、RFソース78は、このアンテナ素子
181に結合している。このアンテナ素子181から、無線周波数エネルギが放射
され、そのエネルギが、アンテナ開口41における相互結合によって、アンテナ
素子181〜18106に結合される。また同時に、m個の増幅部161〜16mが能
動状態とされ、スイッチング部64が、先に説明したように動作することによっ
て、m個のビーム・ポート151〜15mの各々を、順番に次々とポート45に結
合する。このとき、1つのビーム・ポートがポート45に結合されている時間の
長さは時間Tである。そのため、時間Tの期間のm回の期間の、それぞれの期間
に、106個の送受信モジュール201〜20106が順次受信モードの能動状態に
なり、それによって、検出器48から、106個のアンテナ素子181〜18106 の各々に関して、振幅及び位相受信ベクトルが得られる。続いて、アンテナ素子
181〜18106の各々に関連するm個の位相ベクトルが最小二乗平均され、その
アンテナ素子に対応した1つの受信ベクトルが得られる。アンテナ10は、キャ
リブレーションが完了した直後であるため、以上の処理によって生成された受信
ベクトルは「較正された」受信ベクトルであり、これを、将来偏位が発生したと
きに、その偏位を測定するための基準として使用する。このようにして得た「較
正された」受信ベクトルを、コンピュータ66のメモリに保存する。更に、以上
の処理手順を、その他の3つのキャリブレーション用アンテナ素子189、189 7 、及び18106についても反復して実行する。従って、受信キャリブレーション
・モードで実行する以上の処理が完了した時点では、コンピュータ66のメモリ
内に、「較正された」受信ベクトルの集合として、4個のキャリブレーション用
アンテナ素子181、189、1897、及び18106の各々に対して、4つのベク
トル集合が保存される。
【0024】 続いてキャリブレーション・システムを、図4に関連して説明した送信キャリ
ブレーション・モードにする。このモードにしたときには、RFソース78は、
ポート44及び45を介してスイッチ64に結合されており、ポート50は、ス
イッチ70に結合されている。スイッチ70は、4つのキャリブレーション用ア
ンテナ素子のうちの1つを選択している。ここでは、最初に、キャリブレーショ
ン用アンテナ素子181が選択されたものとする。送信キャリブレーション・モ
ード時には、スイッチ43は、図4に示した切換位置にあるため、ポート44を
ポート45に電気的に接続しており、ポート50をポート46に電気的に接続し
ている。また、スイッチ70は、RFソース78を、4個のキャリブレーション
用アンテナ素子181、189、1897、及び18106のうちの1つに結合してい
る。尚、ここでは、最初にキャリブレーション用アンテナ素子181が選択され
たものとしているため、RFソース78は、このアンテナ素子181に結合して
いる。また同時に、増幅部161〜16mが能動状態とされ、スイッチング部64
が、先に説明したように動作することによって、ビーム・ポート151〜15m
各々を、時間Tの間に順次RFソース78に結合する。そのため、時間Tのm回
の期間の各々の期間に、送受信モジュール201〜20106が順番に次々と送信モ
ードの能動状態になり、それによって、検出器48から、106個のアンテナ素
子181〜18106の各々に関してm個の、振幅及び位相送信ベクトルが得られる
。続いて、アンテナ素子181〜18106の各々について、そのアンテナ素子に関
して得られたm個の送信ベクトルが最小二乗平均されることによって、そのアン
テナ素子に対応した1つの送信ベクトルが得られる。以上の処理を実行するのは
、アンテナ10のキャリブレーションが完了した直後であり、そのため、以上の
処理によって生成された送信ベクトルは、「較正された」送信ベクトルであり、
これを、将来偏位が発生したときに、その偏位を測定するための基準として使用
する。こうして得た「較正された」送信ベクトルを、コンピュータ66のメモリ
に保存する。更に、以上の処理手順を、その他の3つのキャリブレーション用ア
ンテナ素子189、1897、及び18106についても反復して実行する。従って、
送信キャリブレーション・モードで実行する以上の処理が完了した時点では、コ
ンピュータ66のメモリ内に、「較正された」送信ベクトルの集合として、4個
のキャリブレーション用アンテナ素子181、189、1897、及び18106の各
々に対応した、4つのベクトル集合が保存されている。
【0025】 アンテナ素子10を長期に亘って実地使用した後、再度のキャリブレーション
が必要になったときには、キャリブレーション・システム42を用いて「測定さ
れた」送信ベクトル及び受信ベクトルを生成する。それら「測定された」送信ベ
クトル及び受信ベクトルを新たに生成する際には、工場ないし試験施設において
「較正された」受信ベクトル及び送信ベクトルのベクトル集合を4つ生成してコ
ンピュータ66のメモリに保存したときと同じ手順で、キャリブレーション・シ
ステム42を用いてそれらを生成する。アンテナ・システムが良好に較正された
状態にあるときには、コンピュータ66のメモリに保存されている「較正された
」受信ベクトルの4つのベクトル集合及び「較正された」送信ベクトルの4つの
ベクトル集合と、新たに生成した「測定された」受信ベクトルの4つのベクトル
集合及び「測定された」送信ベクトルの4つのベクトル集合とは、一致しており
、両者間の誤差は僅かなものとなっているはずである。それらベクトル集合から
成るマトリクスに含まれているベクトルのうちに、差分の大きなものがあったな
らば、ゲイン補正値及び/または位相補正値を算出し、その算出した補正値を、
送受信モジュール201〜20106のうちの対応する送受信モジュール内の、減衰
器22及び移相器24のうちの該当する一方もしくは両方へ供給する。
【0026】 次に図5について説明する。図5は、所定の複数のキャリブレーション用アン
テナ素子の配置形態に関する別の具体例を示したものである。図5に示した具体
例では、106個のアンテナ素子が、10個のクラスタに配置されている。この
アンテナ素子のアレーでは、図2に関連して説明した所定のキャリブレーション
用アンテナ素子として、10個のキャリブレーション用アンテナ素子(番号01
1、017、028、034、037、052、071、089、092、及び
095を付したアンテナ素子)を使用している。更に詳しく説明すると、図5の
具体例では、アンテナ素子181〜18106のアレーは、図示のごとく、複数の(
図示例では10個の)クラスタ801〜8010を形成するように配置されている
。それらクラスタ801〜8010の各々は、図示のごとく、それらクラスタ801 〜8010に対して定められた所定の10個のキャリブレーション用アンテナ素子
(図示例では、アンテナ素子1811、1828、1817、1834、1852、1895 、1892、1889、1871、及び1837)のうちの1個を含んでいる。そして、
図5の具体例では、図1のスイッチ70に相当するスイッチが、10個の入力ポ
ートを有しており、それら入力ポートが、10個のキャリブレーション用アンテ
ナ素子1811、1828、1817、1834、1852、1895、1892、1889、1
71、及び1837の各々に結合するように適応している。この場合、それらキャ
リブレーション用アンテナ素子の各々について、当該キャリブレーション用アン
テナ素子が配置されているクラスタに含まれている複数のアンテナ素子の各々に
対して1つずつの「較正された」送信ベクトルのベクトル集合を生成し、また、
そのクラスタに含まれている複数のアンテナ素子の各々に対して1つの「較正さ
れた」受信ベクトルのベクトル集合を生成するようにする。それら「較正された
」ベクトルは、コンピュータ66のメモリに格納され、後のキャリブレーション
の際の基準として用いる。また、図5では、キャリブレーション用アンテナ素子
1811、1828、1817、1834、1852、1895、1892、1889、1871
及び1837の個数が10個であり、この点において、図3及び図4に説明したも
のと異なっているが、アンテナの使用現場においてキャリブレーションを実行す
る場合には、図3及び図4に関連して説明した手順と同じ手順に従って、夫々の
クラスタに含まれている複数のアンテナ素子の各々に対して1つの「測定された
」送信ベクトルのベクトル集合を生成し、また1つの「測定された」受信ベクト
ルのベクトル集合を生成するようにする。更に、図3及び図4に関連して説明し
たように、差分を使用して、補正信号を減衰器22及び移相器24に与える。
【0027】 以上の構成によって、各々のクラスタごとに、そのクラスタ内のキャリブレー
ション用アンテナ素子を用いてキャリブレーションを行うため、各々のクラスタ
のキャリブレーションに際して、そのクラスタ内のアンテナ素子どうしの間のダ
イナミック・レンジの変動を比較的小さなものとすることができる。
【0028】 以上に説明した実施の形態以外にも、本発明の概念並びに範囲に包含される実
施の形態が存在する。例えば、以上に説明した実施の形態では、円偏波アンテナ
素子を使用していたが、円偏波アンテナ素子でアンテナ開口を構成する場合に限
らず、直線偏波アンテナ素子でアンテナ開口を構成する場合にも、本発明は適用
可能である。二重直線偏波ポートを備えた直線偏波アンテナや、単一直線偏波ポ
ートを備えた直線偏波アンテナでは(例えば、二重直線偏波の場合には垂直偏波
と水平偏波とを用いることができ、単一直線偏波の場合には垂直偏波または水平
偏波とすることができる)、キャリブレーション用アンテナ素子を非方向性結合
器に、または、電磁的マジックTに接続した構成とすることができる。その場合
、メインの即ち最大の結合ポートはアンテナ素子及び送受信モジュールに接続し
、結合ポートはキャリブレーション用の構成要素チェーンに接続される。このよ
うに構成したキャリブレーション用アンテナ素子は、キャリブレーションのため
の動作と、「通常」動作との両方が可能なものとなる。
【0029】 更に、キャリブレーション用アンテナ素子の配置形態は、前述のエッジ配置方
式とクラスタ配置方式のいずれとしてもよく、更には、それら2つの配置方式を
組合せた配置形態としてもよい。それら異なる配置形態のうちから、較正誤差を
できるだけ小さくすることができ、また「通常動作」モードでのアンテナの動作
をできるだけ良好にすることのできる配置形態を選択するのがよい。例えば、ア
ンテナ開口が小さく、アンテナ素子の個数が300個以下のアンテナでは、エッ
ジ配置構造の配置形態とすることによって高い効率が得られる。一方、アンテナ
開口が大きく、数千個もの放射素子を備えたアンテナでは、キャリブレーション
用アンテナ素子を、クラスタ配置形態とする方が優れている。
【0030】 更に、キャリブレーション用アンテナ素子ポートには、必要に応じて、交差円
偏波の非方向性結合器を用いることも可能であり、あるいは、専用の結合ポート
構造としてもよい。例えば、アンテナが「通常動作」モードでは単一円偏波を使
用するものである場合には、その円偏波に対する交差円偏波を、キャリブレーシ
ョン用アンテナ素子を結合するための効果的な結合メカニズムとして利用するこ
とができる。アンテナ開口における偏波状態が右旋円偏波(RHCP)である場
合には、交差円偏波は左旋円偏波(LHCP)である。別法として、非方向性結
合器を、キャリブレーション用アンテナ素子と送受信モジュールとの間に挿入し
、それを、キャリブレーション用アンテナ素子のためのポートとして使用しても
よい。更に別の実施の形態として、アンテナ素子、またはアンテナ素子の1つま
たは複数のポートをキャリブレーション機能の専用のものとして構成し、そのア
ンテナ素子については「通常動作」機能に利用しないものとしてもよい。
【0031】 更に、キャリブレーション試験周波数と動作周波数とを同一の周波数集合に含
まれるものとすることができ、あるいは互いに異なった周波数集合に含まれるも
のとすることが可能である。例えば、あるアンテナの通常動作周波数が、flow
からfhighまでの周波数範囲を有する場合に、その動作周波数範囲に包含される
1つまたは複数の周波数を、キャリブレーション用周波数f1またはf2として用
いてもよく、その周波数範囲外の周波数を用いてもよい。
【0032】 更に、以上に説明したキャリブレーション方法は、自立型の方法である。ここ
で自立型というのは、キャリブレーションを施そうとするアンテナ・システムの
放射領域に、キャリブレーションのための付加的な装置を配置する必要がないと
いうことである。例えば、キャリブレーションを施そうとするアンテナ・システ
ムとは別に、外部アンテナ、オシレータ、受信機、アンテナ・システム、ないし
はそれらと同等の装置を用意する必要がない。また、アンテナ・システムにキャ
リブレーションを施すために使用する装置も、それ自体内に含まれる自立型の装
置である。自立型キャリブレーション装置の範疇に含まれるのは、アンテナの構
成要素の試験を自動的に行える装置である。ここでは、オンボード・コンピュー
タが、(オペレータの介入無しに)自動的に、或いは、オペレータの操作に応答
して(即ち、コマンドが入力されたときに)、アンテナの動作状態を判定するた
めのキャリブレーション・アルゴリズムを実行する。このキャリブレーション装
置は、自動キャリブレーション作業の一部として、障害マップを作成し、修正動
作を自動的に実行する。これは、オンボード・コンピュータが、キャリブレーシ
ョン装置が生成したキャリブレーションデータを、付加的なビルト・イン・テス
ト(BIT)に関連して、必要に応じて解析し、それによって、アンテナ・シス
テムの構成要素の障害や故障を判定するようにしたものである。構成要素の障害
は、障害マップとして格納(記憶)され、それによって、次の何れかの動作が行
われる。(1)そのアンテナ素子の送受信モジュールに格納される複合補正(振
幅及び位相の補正)の補正量を増大させる。(2)全ての機能している送受信モ
ジュールへ複合補正量を加える。(3)障害を発生した構成要素をディスエーブ
ルすると共に、その障害が発生したことをオペレータに報告して、オペレータが
その構成要素を交換できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるフェーズド・アレー・アンテナ・システム及び同ア
ンテナ・システムのためのキャリブレーション・システムのブロック図である。
【図2】 本発明の1つの実施の形態による、図1のフェーズド・アレー・
アンテナ・システムのアンテナ開口の正面図である。
【図3】 受信キャリブレーション・モード時の、図1のフェーズド・アレ
ー・アンテナ・システム及び同アンテナ・システムのためのキャリブレーション
・システムを示したブロック図である。
【図4】 送信キャリブレーション・モード時の、図1のフェーズド・アレ
ー・アンテナ・システム及び同アンテナ・システムのためのキャリブレーション
・システムを示したブロック図である。
【図5】 本発明の別の実施の形態にかかる、図1のフェーズド・アレー・
アンテナ・システムのアンテナ開口の正面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年10月5日(1999.10.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項12】 前記複数のアンテナ素子のうちの所定のアンテナ素子が二
重偏波される、請求項2記載の方法。
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月12日(2001.1.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 シュス,ジャック・ジェイ アメリカ合衆国マサチューセッツ州02159, ニュートン,シーダー・ストリート 8 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 CA06 DB02 DB03 EA04 FA14 FA15 FA16 FA17 FA20 FA32 GA02 HA05 5J070 AD10 AD16 AD17 AH14 AK04 AK32 5K042 CA17 CA19 EA14 FA01 FA15 FA21 GA02 GA12 JA01 【要約の続き】 (a)受信キャリブレーション・モード時には、ビーム 形成回路網とは別の経路を介してキャリブレーション・ システムのRF試験入力ポートへ、また、(b)送信キ ャリブレーション・モード時には、ビーム形成回路網と は別の経路を介して検出器ポートへ、順次選択的に、結 合するためのスイッチを含んでいる。1つの実施の形態 においては、キャリブレーション用アンテナ素子は、複 数のアンテナ素子のアレーの外縁部に配設されている。 別の実施の形態では、アンテナ素子のアレーは、複数の クラスタを成すように配設されており、それらクラスタ の各々が、1つのキャリブレーション用アンテナ素子を 含んでいる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ・システムにおいて、 キャリブレーション・システムを備えており、該キャリブレーション・システ
    ムは、RF入力ポートと、RF検出器ポートと、該RF検出器ポートに結合した
    RF検出器と、アンテナ素子ポートとを有しており、 複数のアレー・ポート及び複数のビーム・ポートを有するビーム形成回路網と
    、 複数のクラスタにグループ分けされた複数のアンテナ素子と、 複数の送信/受信モジュールと、を備えており、それら送信/受信モジュール
    の各々は、前記複数のアンテナ素子のうち対応する1つのアンテナ素子と、前記
    複数のアレー・ポートのうちの対応する1つのアレー・ポートとの間に結合され
    ており、 スイッチング部を備えており、該スイッチング部は、前記複数のアンテナ素子
    の各々を、前記ビーム形成回路網を介して、また、それに結合している1つの送
    信/受信モジュールを介して、(a)受信キャリブレーション・モード時には前
    記検出器ポートへ、または、(b)送信キャリブレーション・モード時には前記
    RF入力ポートへ、順次選択的に結合し、 前記スイッチング部が、前記複数のアンテナ素子のうちの所定のアンテナ素子
    を、(a)前記受信キャリブレーション・モード時には、前記ビーム形成回路網
    とは別の経路を介して前記キャリブレーション・システムの前記RF入力ポート
    へ、または、(b)前記送信キャリブレーション・モード時には、前記ビーム形
    成回路網とは別の経路を介して前記検出器ポートへ、選択的に結合するスイッチ
    を含み、 前記受信キャリブレーション・モード時に前記検出器ポートに結合され、また
    は前記送信キャリブレーション・モード時に前記RF入力ポートに結合される1
    つのアンテナ素子と、前記複数のアンテナ素子のうちの所定のアンテナ素子とが
    、前記複数のアンテナ素子のクラスタのうちの共通のクラスタに配置される、ア
    ンテナ・システム。
  2. 【請求項2】 アンテナ・システムのキャリブレーション方法であって、前
    記アンテナ・システムが、複数のクラスタにグループ分けされた複数のアンテナ
    素子と、複数のアレー・ポート及び複数のビームポートを有するビーム形成回路
    網と、複数の送信/受信モジュールとを備えており、それら送信/受信モジュー
    ルの各々が、前記アレー・ポートのうちの対応する1つのアレー・ポートと前記
    複数のアンテナ素子のうちの対応する1つのアンテナ素子とに結合されている、
    キャリブレーション方法において、 RF入力ポートと、RF検出器ポートと、該RF検出器ポートに結合したRF
    検出器と、アンテナ素子ポートとを有するキャリブレーション・システムを用意
    するステップと、 前記複数のアンテナ素子クラスタの選択された1つのクラスタ内のアンテナ素
    子の各々を、前記ビーム形成回路網を介して、また、それに結合している1つの
    送信/受信モジュールを介して、(a)受信キャリブレーション・モード時には
    前記検出器ポートへ、または、(b)送信キャリブレーション・モード時には前
    記RF試験入力ポートへ、順次選択的に結合するステップと、 前記選択されたクラスタ内の複数のアンテナ素子のうちの所定のアンテナ素子
    を、(a)前記受信キャリブレーション・モード時には、前記ビーム形成回路網
    とは別の経路を介して前記RF試験入力ポートへ、または、(b)前記送信キャ
    リブレーション・モード時には、前記ビーム形成回路網とは別の経路を介して前
    記検出器ポートへ、選択的に結合するステップと、 を含む方法。
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