JP2002512191A - L−カルニチンまたはアルカノイルl−カルニチンおよびnadhおよび/またはhadphを含む組成物。 - Google Patents

L−カルニチンまたはアルカノイルl−カルニチンおよびnadhおよび/またはhadphを含む組成物。

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Abstract

(57)【要約】 激しい肉体運動に従事している個人または無力症の患者のための食餌補助としておよび、慢性疲労症候群およびパーキンソン病を治療するための薬剤として有用なL-カルニチンまたはアルカノイルL-カルニチンまたは薬理学上許容されるそれらの塩およびNADHおよび/またはNADPHを含む組成物を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、末梢筋肉および中枢神経系レベルの両方における作用を強化するこ
とにより、骨格筋の代謝とエネルギー効率および、中枢レベルでの筋肉運動の調
節と共調の両方に作用を発揮する組成物に関する。しかるべく該組成物は、該組
成物が投与されるべき特定の個人に関して該組成物が発揮することを指向される
補充若しくは予防作用または、厳密には治療的作用いかんにより、栄養補助食品
または実際薬剤の形をとり、その作用を発揮してもよい。
【0002】 本発明の組成物は特に栄養補助食品または予防薬として、強度の長期肉体活動
に従事している個人において骨格筋の適応を促進することおよび、多少強度な肉
体的活動をいかなる形においても全くしていない場合にも無力症の患者により体
験される筋肉疲労感および消耗感へ対抗することの両方に特に適している。 プロであろうとアマチュアであろうとスポーツ活動に従事している人は、骨格
筋が強い肉体的活動を長期間維持できる最大程度の適応を短期間に達成し、でき
る限り長くそれを維持することを望む。適応のこの最適状態を追及するあまり、
薬物、詳細にはステロイドの不適当な使用を招く可能性がある。そのような薬物
が蛋白の合成を高め、その結果としてトレーニングや食餌療法で達成することが
できる以上の程度まで筋肉集団を成長させることを可能にし得ることは周知であ
る。しかし、これらの薬物の使用がプロのスポーツでなされると不法であり、か
つ確実に有害である。 ゆえに明らかに、前記の目的を適切に達成するための唯一の方法は、適当なト
レーニングプログラムを、適当な栄養補助食品を追加することにより強化される
適当な食餌療法と組み合わせて行うことにある。
【0003】 ここで「無力症」の語が意味するものは、特に大都市や建て込んだ地域に一般
的なストレスの多い生活事情に典型的であり、かつ、たいてい年齢や社会的地位
に関連する要因に関わらず幅広い階層が関わっている、簡単に疲れることや刺激
に対して不適当に反応することと共に、筋肉強度の欠乏や損失により特徴付けら
れる、広汎な一連の特定症状である。 全くの治療薬として用いる場合、本発明の組成物の一つの特定の適用は、慢性
疲労症候群およびパーキンソン病の治療および、不法薬物の投与により引き起こ
される突発性パーキンソン症候群に類似する症候群の治療におけるものである。 Annals of Internal Medicineに1988年に初めて公式に記録された慢性疲
労症候群(CFS)は、いずれの公知の原因によっても説明されず、しばしば、癌
やエイズのような非常に重い病気で直面するよりもっと強烈であり、かつ、労働
活動および通常の社会関係の50%以上の低下を6ヶ月以上続けて引き起こす程
度まで衰弱する程度の疲労により特徴付けられる疾患である。 Annals of Internal Medicine(1994年12月)に概説される、CFSの診断に関
する基準によると、患者は次の8つの症状のうちの少なくとも4つを6ヶ月間以
上続けて示さなければならない。 1.記憶喪失、過剰過敏症(excessive irritability)、精神錯乱、思考および集
中困難のような神経心理学的疾患; 2.咽頭炎; 3.触診可能な、触ると痛い子宮頚あるいは腋窩リンパ腺; 4.筋肉痛; 5.いずれの関節の膨化も伴わない移動性関節痛; 6.タイプ、特性および重篤度が、疾患の前に患者が経験したいずれの頭痛とも
異なる広汎性頭痛; 7.不眠症または睡眠過剰あるいは眠気により特徴付けられる睡眠障害; 8.以前は容易に耐えることができたレベルの肉体活動をした後、24時間また
はそれ以上も続く全身疲労感および倦怠感。
【0004】 パーキンソン病は一般に突発性疾患状態とみなされるが、パーキンソン症候群
の症状はフェノチアジン、ブチロフェノンおよびレセルピンのような薬物の濫用
から生じる可能性があることは周知である。ごく最近、その不正合成(abusive s
ynthesis)がMPTPおよびMPPPを生み出したメペリジンと類似の化合物を
注射した薬物濫用者において、パーキンソン症候群が研究された。 実際に1-メチル-4-フェニル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン(MPT
PまたはNMPTP)および1-メチル-4-フェニル-プロポキシ-ピペリジン(M
PPP)は、中脳の黒質においてドーパミン作用性の神経細胞を選択的に破壊し
、ヒトおよびヒト以外の霊長類において、その臨床的、病理学的および生化学的
側面およびその薬理学的応答に関して突発性パーキンソン病と完全に類似する症
候群を引き起こす。 突発性パーキンソン病とMPTP-誘導性パーキンソン病の間の同一性は大変
大きいので、この誘導性パーキンソン症候群はモデル以上のものであり得ると仮
定されてきた(Burns ら、:サルおよびヒトにおける1-メチル-4-フェニル-1,
2,3,6-テトラヒドロピリジンの神経毒性。Can. J. Neur. Sci., 11, n. 1(
付録)、166-168、1984年 2月)。MPTP-誘導性パーキンソン病は、パーキンソ
ン病に関して推定される毒性原因を示唆する。
【0005】 パーキンソン病治療に一般に好まれる治療法は、現在のところ、それ自体は血
液-脳関門を通過することができないドーパミンの代謝プレカーサーである左旋
性ドーパ(L-ドーパ)の投与に基づくものである。 左旋性ドーパは脳内の作用部位に到達し得る前に大部分が代謝されるため、非
常に高投与量で投与されなければならない。従ってL-ドーパは、ドーパ デカル
ボキシラーゼのインヒビターであるカルビドーパと組み合わせて投与し、これに
よって脳に到達する前に左旋性-ドーパが全身代謝されることが妨げられる。 左旋性-ドーパを単独で投与する場合、食欲不振、吐き気と嘔吐、および起立
性低血圧のような副作用が生じる可能性があるが、これはカルビドーパを投与す
ると実質上軽減する。 しかし、L-ドーパを用いた治療の数ヶ月後、デカルボキシラーゼ インヒビタ
ーと組み合わせた場合でさえ、他の大変わずらわしい副作用:顔面、胴体および
手足の運動障害;が生じる可能性があり、それが頻発する。そのような障害の発
生はほとんどの場合、薬物の投与量が越えてはいけない危篤域に達したことを示
す。
【0006】 それゆえ、適当な食餌補助を単に必要とする場合および前記の病理学的疾患の
症状の初期発生時の両方において、その効果、実質上無毒であること、および副
作用がないことの結果としてそのような幅広い範囲の使用者に安全に使用するこ
とができる補助/予防/治療薬の必要性が強く認識される。 これらの多くの目的−補助、予防および全くの治療用の薬剤を製造すること−
は、以下に詳細に記載するように、その基本成分としてL-カルニチンまたは低
級C2-C6アルカノイル-L-カルニチンまたはその薬理学上許容される塩およ
びニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド(NADH)またはNADHプレカー
サーおよび/またはニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド ホスフェート、
還元型(NADPH)を含む新規な組み合わせの中に存在する本発明の組成物によ
り達成される。
【0007】 細胞内のミトコンドリアの膜から脂肪酸の酸化部位であるミトコンドリアのマ
トリックスへと横断する長鎖脂肪酸のベクターとして重要な生理学的役割を果た
すことに関してL-カルニチンが無比のものであるという基礎発見以来(Fritz I.
B.: 長鎖脂肪酸酸化におけるカルニチンの効果の代謝的重要性。F.C.Granにより
編集, New York, Academic Press, 1968, pp. 39-63)および、L-カルニチンの
一次欠損がまれではあるが重大な、時に致命的な筋疾患形態(脂肪貯蔵性筋疾患)
の原因として最初に認識されて以来(EngelとAngelini, Science, 1973, 179: 89
9-902)数十年を経過して、L-カルニチンの一次および二次欠損およびこれらと
は逆の、L-カルニチンの外からの供給の治療的および栄養的価値の病理学的重
要性に関する我々の知識は大幅に進歩した。
【0008】 カルニチンは、遊離カルニチンとして比較的高濃度で、およびアシル カルニ
チンの形態で比較的低濃度で全生物細胞中に存在している。アシル カルニチン
は3グループの酵素、すなわち、試薬基質に対するその特異性により主として区
別されるトランスフェラーゼ:基質が短鎖アシル基(例えばアセチルおよびプロピ
オニル)であるカルニチン アセチル トランスフェラーゼ(CAT)グループ;基質
が中鎖アシル基を含むカルニチン オクタノイル トランスフェラーゼ(COT)グ
ループ;基質が長鎖アシル基を含むカルニチン パルミトイル トランスフェラー
ゼを含むカルニチン パルミトイル トランスフェラーゼ(CPT)グループ:によ
り触媒される可逆反応:
【化1】 の代謝産物である。 中間代謝におけるカルニチンの重要な役割はその制限された生合成に特に関連
して、異なる器官および組織に関わる様々な病理学的作用に関する二次的な事態
として、どのようにカルニチンの欠損が生じ得るのかを説明するのに役立つ。臨
床スペクトルの拡張は、この天然化合物の効力に関連する治療機会数の増加に反
映している。L-カルニチンの置き換え治療により脂質貯蔵性筋疾患を患ってい
る患者の臨床病像が劇的に転換することが認められ、この効果の全領域および範
囲が明らかになった。食品医薬品庁(FDA)は、L-カルニチンに「オーファン
ドラッグ」の地位を与えただけでなく、それを食品医薬品庁(FDA)の「救命薬
」リストにも含めた。
【0009】 カルニチンの一次および二次欠損の病理学的な掛かり合いに関する我々の知識
の進歩に伴って、L-カルニチンおよび、それより比較的少ない程度であるがい
くつかのアシル カルニチンに主として焦点を当てている科学および特許刊行物
が実質上大いに急増した。 患者の状況の部分的な調査に限って言えばL-カルニチンの使用は、心血管分
野では心不整脈および鬱血性心不全(US 4,656,191)、心筋虚血および心筋無酸素
症(US 4,649,159)の治療のために;脂質代謝疾患の分野では高脂血症および高リ
ポタンパク血症(US 4,315,944)の治療および、異常HDL:LDL-VLDL比の
正常化(US 4,255,449)のために;総合非経口栄養の分野において(US 4,254,147
およびUS 4,320,145); 腎臓学の分野では筋無力症および、規則的な血液透析治
療を行っている慢性尿毒症患者の透析分泌液中のカルニチンの減損により引き起
こされる筋肉痙攣の発生に対抗するために(US 4,272,549);アドリアマイシンの
ような抗癌剤により(US 4,400,371およびUS 4,713,370)および、ハロセインのよ
うなハロゲン化麻酔薬により(US 4,780,308)誘導される毒性効果に対抗するため
に;静脈鬱血の治療において(US 4,415,589);年配の患者において、多くの生化
学および行動パラメータの低下に対抗するために(US 4,474,812);エイズ患者や
無症候性HIV-陽性患者のトリグリセリドおよび腫瘍壊死因子(TNF-α)レベ
ルを正常化するために(US 5,631,288)提案されている。 L-カルニチンの使用はまた、広いスペクトルの代謝的/抗アテローム性動脈硬
化症作用を有するL-カルニチンと補酵素Q10の組み合わせのような、他の活
性成分との組み合わせにおいても提案されている(US 4,599,232)。 プロピオニル L-カルニチンが末梢脈管障害(US 4,343,816)および鬱血性心機
能不全(US 4,194,006)の治療のために提案されてきたのに対し、アルカノイル
L-カルニチンに関しては、中枢神経系疾患、特にアルツハイマー病の治療のた
めの(US 4,346,107)および、糖尿病性神経障害の治療のための(US 4,751,242)ア
セチル L-カルニチンの使用が知られている。
【0010】 エネルギーレベルでのその役割が周知である補酵素ニコチンアミド アデニン
ジヌクレオチド(NADH)が発揮する活性は同様に複雑である。 呼吸鎖におけるその機能は、ミトコンドリア組織における電子の輸送およびA
TPの形成に欠くことができない。2つのNADHデヒドロゲナーゼがミトコン
ドリア内部マトリックスから単離されている。おそらく大きいほうの錯体(分子
量300000以上)のサブユニットである、低分子量(分子量78000)を有
する一つが、該組織に属する天然に存在する機能形態であるとみなされている。 ミトコンドリア内膜に位置する様々な錯体は、シトクロムと補酵素Q10鎖の
名称の元に進行し、電子が酸素の使用とATPの形成を伴って低ポテンシャル系
から高ポテンシャル系へ輸送されることを可能にする酸化系の鎖を構成する。実
際に、NADHからATPの産生を導く酸化的リン酸化は、呼吸鎖に由来する。
【0011】 シトクロムと補酵素Q10の複合体とともに、NADHはATPへのエネルギ
ーの変換に必要な要素であり、この鎖の開始時点で見出されるNADHは、この
過程の主たる条件付け的要素である。 NADHの酵素的機能は、単にATPの形成のためのエネルギー型反応におい
て認められるだけでなく、キノジヒドロキシ-プテリジン レダクターゼ(DHP
R)がH4-ビオプテリンの生合成を進行するのに必要な補酵素としてNADHが
作用することも近年示された。 パーキンソン症候群のような疾患で欠損を示すL-ドーパ、そしてドーパミン
を増加させる方法として、H4-ビオプテリンの生合成を刺激し、脳内でのその
濃度を増加させる可能性が近年提案された(L-ドーパの欠損はパーキンソン症候
群の神経障害の根元とみなされている)。L-ドーパがドーパミンのプレカーサー
として作用し、つまりそれ自体がドーパミンに代謝的に変換され得るのに対して
、同じことはチロシンの場合にはチロシンヒドロキシラーゼの存在なしでは起こ
らない(チロシンもまた、L-ドーパの形成を導くことができるプレカーサーとみ
なすことができる)。実際に、この酵素の減少が、パーキンソン症候群の患者の
黒質レベルで見出されている。ヒドロキシチロシンの減少はそのうえ、ヒドロキ
シチロシンの合成に必要な補酵素であるH4-ビオプテリンの大きな減少を伴う
。H4-ビオプテリンは血液-脳関門を通過せず、それゆえH4-ビオプテリンの
直接投与は全く役に立たないので、NADHにより行われることが知られている
機能である、H4-ビオプテリンの形成のためのキノジヒドロキシ-プテリジン
レダクターゼ(DHPR)の活性に必要な補酵素を投与することによりH4-ビオ
プテリンの形成を刺激することに頼る方が有効であるように思われる。NADH
の投与はその結果DHPRを活性化し、次に、ドーパの新合成を達成するために
チロシン ヒドロキシラーゼを活性化するのに必要なH4-ビオプテリンの形成を
導く。 パーキンソン病を煩っている患者へのNADHの静脈内注射に基く臨床試験に
より、そのように治療された患者においてパーキンソン症状が有意に改善される
ことが示され、これより前に概説した理論上の仮説の妥当性が確認された。 NADHレベルの急速な低下を招く胃の酸性環境を避けるために遅延放出性胃
腸カプセルを用いて投与することを取り計らったNADHの経口投与を用いて、
かなり類似した結果が得られた。 アルツハイマー病および慢性疲労症候群(CFS)の臨床的改善が、NADHの
投与について報告されている(Birkmayer J.G., Annals Clin. Lb. Sci., 26, 1
1996)。
【0012】 前に記載した化合物の性質に基づき、これらの間の相互作用の可能性をL-カ
ルニチンまたはそのアルカノイル誘導体およびNADHおよび/またはNADP
Hの組み合わせに関して行った一連の試験を用いて評価した。これらの新規組み
合わせに関して行った試験において、L-カルニチンまたはそのアルカノイル誘
導型およびNADHおよびNADPHに関する我々の薬理学的知識によっては全
く予想できなかった、驚くべき、意外な共同性相互作用が、該組み合わせの成分
間で認められた。 本発明の組成物は以下の成分を組み合わせて含む: (a)L-カルニチンまたは、直鎖または分枝鎖アルカノイル基が2-8、好ましく
は2-6の炭素原子を有するアルカノイルL-カルニチン、または薬理学上許容さ
れるそれらの塩の一つ; (b)NADHまたはNADHプレカーサーおよび/またはNADPH;および、 (c)薬理学上許容される賦形剤。 好ましくは、NADHプレカーサーはニコチンアミドである。 (a)対(b)の重量対重量比は一般に、1:0.01〜1:1の範囲にあり、好ま
しくは1:0.05〜1:0.5の範囲にあるべきであり、例えば重量:重量比は1:
0.1であってもよい。 アルカノイルL-カルニチンは、好ましくはアセチルL-カルニチン、プロピオ
ニルL-カルニチン、ブチリルL-カルニチン、バレリルL-カルニチンおよびイ
ソバレリルL-カルニチンからなる群から選択されるべきである。アセチルL-カ
ルニチンおよびプロピオニルL-カルニチンが特に好ましい。 本発明の目的に関して、L-カルニチン、アセチルL-カルニチン、プロピオニ
ルL-カルニチンおよびイソバレリルL-カルニチンが意味するものは、分子内塩
の形態にあるこれらの化合物である。 L-カルニチンまたはアルカノイルL-カルニチンの薬理学上許容される塩が意
味するものは、好ましくない毒性または副作用を生じない、酸とのこれらの塩の
いずれかである。これらの酸は薬理学者や製薬における専門家に周知である。 そのような塩の無制限の例は、クロライド;ブロマイド;イオダイド;アスパ
ルテート;酸アスパルテート;シトレート;酸シトレート;タートレート;ホス
フェート;酸ホスフェート;フマレート;酸フマレート;グリセロホスフェート
;グルコースホスフェート;ラクテート;マレエート;酸マレエート;オロテー
ト;オキサレート;酸オキサレート;スルフェート;酸スルフェート;トリクロ
ロアセテート;トリフルオロアセテートおよびメタンスフホネートである。
【0013】 FDAが認可した薬理学上許容できる塩のリストは、Int. J. Pharm. 33, (19
86), 201-217に見ることができ、本明細書中に引用により組み込まれている。 本発明の組成物はさらに、ビタミン、補酵素、ミネラル物質および抗酸化剤を
含んでもよい。 単位投与製剤においては、本発明の組成物は例えば、100-500mgの(a
)L-カルニチンまたはアルカノイルL-カルニチンまたは、等量の薬理学上許容
できるそれらの塩の一つ;および、重量対重量比(a):(b)が1:0.01〜1:1
に、および好ましくは1:0.02〜1:0.2の範囲となるような重量の(b)NA
DHまたはNADPH;を含む。 単純化のためにこれ以下ではL-カルニチンとNADHの組み合わせのみに限
って言及するが、L-カルニチンとNADPHの、または前記のアルカノイルL-
カルニチンとNADHおよび/またはNADPHの組み合わせも等しく有効であ
り、本発明の目的を完全に達成することが理解されるべきである。
【0014】 毒物学的試験 カルニチンおよびNADHの両方が、ごく限られた毒性と良好な耐容性を有す
ることは公知である。これらの好ましい特性を、ラットとマウスの両方に100
mg/kgまでのL-カルニチンと5mg/kgまでのNADHの組み合わせを静
脈投与することにより確認した。長期(30日)毒性試験では、250mg/kg
のL-カルニチンと10mgのNADHの組み合わせの経口投与が良好な耐容性
を示し、処置動物において死亡または、毒性あるいは不耐性のいずれの形跡も示
さなかった。治療の終わりに様々な器官で行った血液化学的および組織学的調査
はコントロール動物と比較して異常性を全く示さず、従って研究された該組み合
わせの良好な耐容性が確認された。
【0015】 長期運動後の筋肉酵素の増加に関する試験 筋肉運動に関与するミトコンドリア酵素の濃度へのカルニチンとNADHの効
果ならびに2つの組み合わせの効果を評価するために、長期筋肉運動を行ってい
るラットの腓腹筋中のこれらのミトコンドリア酵素の活性を、コントロール動物
と比較して、長期の筋肉運動により必要とされるより大きなエネルギー需要に応
じて増大させることができるかどうかを確証するための試験を行った。この目的
のために、ウィスターラットの一群を20m/分の速度のロータロイド装置(Bas
ile, Como, Italy)上に120分間毎日乗せ、筋肉トレーニングを行わせた(Benz
i G., J. Appl. Physiol., 38, 565, 1975)。7日または30日のトレーニング
の後、各ラットの腓腹筋を単離および均質化し、筋肉酵素活性を評価した(Oscai
L.B., J. Biol. Med., 245, 6968, 1971)。評価した酵素は、シトレート シン
セターゼ、イソシトレート デヒドロゲナーゼおよびスクシネート デヒドロゲナ
ーゼであった。 この試験で得られた結果により、わずか7日間のトレーニングの後、カルニチ
ンとNADHの組み合わせは酵素活性の大変有意な増加を誘導することができた
のに対し、この観察期間では、カルニチンまたはNADHのいずれか単独により
誘導される変化は、コントロールと比較して全く認められないことが実証された
。 これら2つの生成物の強い共同性効果は、30日間のトレーニングの後ではよ
り懸著であった。
【0016】
【表1】
【0017】低酸素症後のウサギ乳頭筋ATP濃度の増加に関する試験 これらの試験を用いて、L-カルニチンおよびNADHまたはその2つの組み
合わせにより、ATPの欠乏に至ることが知られている低酸素症に罹患させた後
のウサギの心臓乳頭筋のATP濃度を保つことができるかどうかを評価した。こ
の試験は、L-カルニチン(100mg/kg)およびNADH(10mg/kg)
両者単独の静脈注射、ならびに2つの物質の組み合わせの静脈注射を3日間毎日
連続して与えたニュージーランドウサギに関して行った。 ウサギの別の群を処置を与えないコントロール群とした。処置の3日目の終わ
りに、全動物を屠殺し、その心臓を抽出し、直径1mmで厚さ4.5mmの乳頭
筋のセクションを単離した。こうして単離した組織を恒温浴中で100%の飽和
2溶液を用いて還流した。次いで試験的な低酸素症を浴中、O2の代わりに10
0%のN2を導入することにより生じさせた。乳頭筋のATP含量をStrehler B.
L.により記載される方法(Strehler B.L., 酵素学における方法 III。New York.
Acad. Press, 871, 1957)を用いて分析した。分析は90分間通常の還流下に維
持した組織標本に関して、および、さらに90分続く低酸素症期間の後に行った
【0018】 これらの試験により、コントロール動物においてもカルニチン単独またはNA
DH単独のいずれかで処置された動物においても、ATP濃度が実質上低下する
ことが示された。他方、カルニチンとNADHの組み合わせを用いて処置された
動物においては、低酸素症により誘導されるATPの低下に対する完全な防御が
見られた。 それゆえこれらの試験により、L-カルニチンとNADHの組み合わせが、L-
カルニチン単独またはNADH単独のいずれかでは達成することができないが、
驚くべきことに組み合わせを用いると達成することができるほどに、乳頭筋中に
存在するATPを低酸素症により誘導されるその低下から保護することができる
ことが示された。
【0019】
【表2】
【0020】L-カルニチンおよびNADHの、ドーパミンの産生を刺激する能力に関する試
これらの試験を、1500-3000〜6000万の範囲の細胞密度を有する
、200μgのNADH/mlまたは2mg/mLのL-カルニチンまたはその2
つの成分を組み合わせたものと共に培養した神経芽腫培養細胞に関して行った。 NADHおよびL-カルニチンにより誘導されるドーパミンの産生は、Jonsson
およびKellerにより改変された(Jonsson G., Holman H., Adams R.N., 中枢アド
レナリン神経。Ed. De Fuxe-Pergamon Press, 59, 1980; Keller R., Oke A., M
efford I., Life Science, 19, 995, 1976)メイヤー法(Mayer method)(Mayer G.
S., Strong R. F., Current separation 4, 44, 1982)に従い、HPLCにより
分析した。これらの試験の結果により、培養細胞へNADHを添加することによ
り、存在する細胞の数に対するドーパミン産生の増加が効果的に誘導されること
が立証された。 しかし、単独では非常に小さな効果しか生み出さないL-カルニチンをNAD
H溶液に添加した場合には、有意により大きな増加が達成された。それゆえ、該
共同性効果がこれらの試験に関しても示される。
【0021】
【表3】
【0022】 MPTP(1-メチル-4-フェニル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン)試
神経骨格筋系(neuroskeletal system)のレベルで主に活性な神経毒としてのM
PTPの使用は、パーキンソン症候群およびその生化学的および臨床的病原論の
研究のための有用な実験モデルとなり得る。 サルおよびマウスの両方にMPTPを高投与量(40mg/kg)で投与するこ
とにより、ドーパおよびその代謝産物のかなりの低下を伴う、パーキンソン病に
典型的な運動低下症状および動作緩慢症状が誘導される。これらの試験では、マ
ウスにおいてMPTPにより誘導された行動および運動障害ならびにドーパミン
濃度を、NADHまたはL-カルニチンの単独投与若しくは両物質を組み合わせ
た投与により緩和および修正することができるかどうかを研究した。 これらの試験のために、20gの体重のC57 BE/6系統の黒マウスを用い
た。これらのマウスの1グループをコントロールとし、他のグループには皮下に
24時間間隔で2回、40mg/kgのMPTPを注射した。MPTPの注射の
3週間後、全処置動物およびコントロール動物の運動性を評価した。ドーパアッ
セイもMPTP処置の3週間後に行った。NADHとカルニチンの両方を用いた
処置は、運動性試験の開始の直前に行った。運動性はArcher(Archer T., Fredri
kson A., 精神薬理学, 88, 141, 1986)により開示される方法に従い、2つの赤
外線光線を異なる高さで通過させたプレクシグラスカメラを用いて評価した。
【0023】 MPTPにより誘導される運動性の低下はコントロールマウスにおいて80%
以上であることが証明され、運動性はNADHおよびL-カルニチン単独ではそ
れぞれ60%および70%低下する一方で、2つの物質の組み合わせを用いると
、運動性は事実上通常のレベル(20%減)まで回復した。さらに興味深いのは、
横紋筋中のドーパ濃度に関する結果であり、これはMPTPを投与したコントロ
ールマウスでは90%低下したが、処置マウスではほとんど通常のレベルを呈し
た。これらの試験において、また、L-カルニチン単独の効果はほとんどとるに
足らないものであるが、NADHの効果は40%に等しく、その組み合わせはド
ーパをこの組織中で通常に存在する濃度に非常に近いレベルまで回復させた。 本発明による組成物のいくらかの例を以下に報告する。:
【0024】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/16 A61P 25/16 43/00 121 43/00 121 //(A61K 31/205 (A61K 31/205 31:7084) 31:7084) (A61K 31/205 (A61K 31/205 31:455) 31:455) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,Z W Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 BC19 EA18 MA03 MA05 MA52 MA55 NA14 ZA02 ZA94 4C206 AA01 AA02 FA59 MA03 MA05 MA72 MA75 NA14 ZA02 ZA94

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)L-カルニチンまたは、直鎖または分枝鎖アルカノイル
    基が2-8の、好ましくは2-6の炭素原子を有するアルカノイルL-カルニチン
    または、薬理学上許容されるそれらの塩; (b)ニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド、還元型(NADH)またはそのプ
    レカーサー、および/またはニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド ホスフェ
    ート、還元型(NADPH);および、 (c)薬理学上許容される賦形剤: を含む組成物。
  2. 【請求項2】 NADHプレカーサーがニコチンアミドである請求項1記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】 重量比(a):(b)が1:0.01〜1:1である請求項1または
    2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 重量比(a):(b)が1:0.02〜1:0.2である請求項3記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 重量比(a):(b)が1:0.1である請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 アルカノイルL-カルニチンが、アセチルL-カルニチン、プ
    ロピオニルL-カルニチン、ブチリルL-カルニチン、バレリルL-カルニチンお
    よびイソバレリルL-カルニチンから成る群から選択される請求項1-5記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 薬理学上許容される塩が、クロライド;ブロマイド;イオダ
    イド;アスパルテート;酸アスパルテート;シトレート;酸シトレート;タート
    レート;ホスフェート;酸ホスフェート;フマレート;酸フマレート;グリセロ
    ホスフェート;グルコースホスフェート;ラクテート;マレエート;酸マレエー
    ト;オロテート;オキサレート;酸オキサレート;スルフェート;酸スルフェー
    ト;トリクロロアセテート;トリフルオロアセテートおよびメタンスルホネート
    から成る群から選択される前記請求項いずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ビタミン、補酵素、ミネラル物質および抗酸化剤をさらに含
    む前記請求項いずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 100-500mgの(a)L-カルニチンまたはアルカノイル
    L-カルニチンまたは等量の薬理学上許容できるそれらの塩;および、重量比(a)
    :(b)が1:0.01〜1:1となるような量の(b)NADH、NADHプレカーサ
    ーまたはNADPH;を含む単位投与製剤である請求項1または2記載の組成物
  10. 【請求項10】 100-500mgの(a)L-カルニチンまたはアルカノイ
    ルL-カルニチンまたは等量の薬理学上許容できるそれらの塩;および、重量比(
    a):(b)が1:0.02〜1:0.2となるような量の(b)NADH、NADHプレ
    カーサーまたはNADPH;を含む単位投与製剤である請求項4記載の組成物。
  11. 【請求項11】 経口投与可能な、食餌補助品の形態の前記請求項いずれか
    に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 経口または非経口投与可能な、薬剤の形態の前記請求項い
    ずれかに記載の組成物。
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