JP2002511211A - 高性能デジタル信号平均化器 - Google Patents

高性能デジタル信号平均化器

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JP2002511211A JP50093299A JP50093299A JP2002511211A JP 2002511211 A JP2002511211 A JP 2002511211A JP 50093299 A JP50093299 A JP 50093299A JP 50093299 A JP50093299 A JP 50093299A JP 2002511211 A JP2002511211 A JP 2002511211A
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Abstract

(57)【要約】 アナログ検出器によって収集されたデータを平均化するデジタル信号平均化器が提供される。そのデジタル信号平均化器には、アナログ検出器出力を、処理を行うためにデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器(12)と、デジタル信号平均化器の動作を一定の順序に配列するための遅延タイミング・パルスを発生するタイミング・デバイス(20)と、データを加算しかつ蓄積する平均化デバイス(30)とが含まれる。遅延タイミング・パルスによって、一連の可変のトリガー・パルスに関してずれたタイミング・シーケンスで、ADC(12)によってデータが獲得されることが可能となる。ADC(111)の実際のサンプル速度よりも小さな時間スライスだけ、データ獲得タイミング・シーケンスをずらすことで、データが、より高い有効サンプリング速度で獲得されることが可能となる。ずれたタイミング・シーケンスの一つの完全な連続には、より速いサンプリング速度を有するADCによって獲得されるであろう全ての情報を含むデータの組が備わる。データの精度は、一連の並列の平均化デバイスによってさらに高められるが、それには、一つの処理デバイスと複数のメモリー・デバイスとが含まれており、データの実時間の平均化を行う。デジタル信号プロセッサー(98)は、データ圧縮の方法を平均化されたデータに適用し、その平均化されたデータを長期間の蓄積のために分析および蓄積デバイスへと転送するために、データ転送速度および蓄積能力要件を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】 高性能デジタル信号平均化器 本出願は、1997年5月30日に出願された米国仮特許出願第60/048 311号の利益を主張する。 技術分野 本発明は、デジタル信号平均化の技術分野に関する。さらに詳しくは、それは 、結合したクロマトグラフィ、飛行時間量分光測定計器と共に用いられるよう適 合された高性能デジタル信号平均化システムに関する。 背景技術 非常に大きな分子を含むサンプルの組成の決定は、化学および生物学の多くの 分野で重要である。研究者たちは、通例、気体、液体または毛細管電気泳動クロ マトグラフィを飛行時間量分光測定(chromatography with time−of−flight mass spectrometry)(C /TOF−MS)と結合して、分子の内部構造についての情報を同定し、それを 得ている。クロマトグラフィ・デバイスは、最も一般的には、サンプルを分子量 によって分離する、といっても当業者は、そのサンプルを分離するのにその他の 物理的、化学的またはイオン特性をもまた用いることができるということも認識 するけれども。さらには、そのクロマトグラフィ・デバイスは、まず、一般的に 溶離されたより軽い分子で、そして次第により重いもので、分子の半連続的な流 れを溶離する。この分子の流れが、直接、飛行時間量分光測定(TOF−MS) システムへと送出される。TOF−MSにおいては、イオン化および断片化チャ ンバーのための制御が調整され、断片化されていない分子を注入し、またはTO F−MSシステムへの注入に際して、分子を断片化することができる。TOF− MSシステムの目的は、分子がクロマトグラフがら溶離されるときに、それらを 同定するために注入された分子または断片の量を連続して測定することである。 一旦TOF−MSシステムの中に入ると、分子または分子の断片はイオン化を 受けて、高電圧パルスによってイオン検出器の方へと加速される。TOF−MS 受けて、高電圧パルスによってイオン検出器の方へと加速される。TOF−MS システムは、加速されたイオンがTOF−MSチャンバーの固定された距離を移 動するのに必要とされる時間を計ることによって、分子または分子片の量を測定 する。最も低量で、最も高い電荷(electrical charge)をも つイオンが検出器に最初に到着し、より重いイオンが時間的に遅れて到着する。 最も遅い分子または断片が全体の距離を移動するのに必要とされる時間が、TO F−MSシステムの、一検出サイクルであり、また一つの記録として参照される 。測定の精度を向上するために、複数の記録が迅速に連続して得られ、また一緒 に加えられて量スペクトラム(mass spectrum)を形成する。クロ マトグラフィ・デバイスから溶離される単一分子タイプから一つの量スペクトラ ムを測定するために必要とされる時間は、TOF−MSシステムの一つの「クロ マトグラフ・サンプリング間隔(chromatograph samplin g interval)」である。TOF−MSシステムからその結果得られる 量スペクトラムは、分子の同定および構造分析の目的で用いることができる「指 紋(fingerprint)」を与える。 一般に、イオン検出器からのアナログ信号をデジタル記録へと変換するために 2つの普及している選択肢:a)時間デジタイザー(time digitiz er)または、b)過渡デジタイザー(transient digitize r)がある。時間デジタイザーでは、その時間デジタイザーが各イオンの到着時 間を測定して、その時間をデジタル数字に変換することができるように、イオン 到着速度が低い値に制限されなければならない。時間デジタイザーは、非常に正 確な時間測定値をもたらすことができるが、しかし、C/TOF−MS計器にお いて、高い感度のために要求される非常に高いイオン到着速度に対応することが できない。 過渡デジタイザーでは、同じ量対電荷比(m/z)の多くのイオンが、イオン 検出器に同時に到着するように、イオン速度を増大することができる。その結果 、振幅がほとんどパルスにおけるイオンの数に比例するアナログ電圧パルスが得 られる。過渡デジタイザーにおいては、ADCは、イオン検出器の出力波形をサ ンプルし、そして測定されたアナログ電圧をデジタル表示へと変換する。そのA D ルスの端部によって行われる。例えば、ゼロから131マイクロ秒までのイオン 飛行時間の範囲は、典型的には、2ナノ秒の間隔でサンプルされる。電圧サンプ ルのデジタル表示は、順次的にデジタル・メモリーに蓄積されて単一の記録を形 成する。 イオンの統計およびイオン検出器において信号利得を支配する統計によって引 き起こされる多様性のために、一つの記録では、適切な信号対ノイズ比が提供さ れない。結果として、複数の記録が得られ、迅速に連続して加算されなければな らない。この迅速な加算を行うことのできる過渡デジタイザーは、デジタル信号 平均化器として知られている。 デジタル信号平均化器は、時間デジタイザーよりもずっと高いイオン速度を処 理することができるけれども、それには時間分解能(time resolut ion)がより悪くなるという難点がある。結果として、この発明は、例外的に 高い速度のデータ収集を達成しながら、デジタル信号平均化器の時間分解能を向 上することに焦点を当てている。例えば、本発明において開示される方法を用い て、デジタル信号平均化器は、少なくとも30分という期間、毎秒少なくとも1 0のスペクトラムという持続速度で、TOF−MSスペクトラムを得て、蓄積す ることができる。実施例における各スペクトラムは、189記録の合計であり、 また0.5ナノ秒の間隔でサンプルされたデータ・ポイント(data poi nts)で、ゼロから131マイクロ秒に飛行時間が広がる。 その他のデジタル信号平均化デバイスは以前から開示されている。その技術の 典型的なものは、以下の米国特許において開示されるこれらのデバイスである: 特許番号 発明者 発行日 5,428,357 ハーブ(Haab)その他 1995年6月27日 4,490,806 エンケ(Enke)その他 1984年12月25日 5,428,357号特許は、高速データ獲得システムおよび方法を開示する 。’357特許のデバイスは、データの平均化を行って、または行わずに、アナ ログ信号がら高速でデータを獲得する、複数の、典型的には5つの、データ獲 得回路を実現している。各データ獲得回路には、アナログ−デジタル変換を行い 、デジタル信号データを平均化し、かつ長期間の蓄積への転送に先立って平均化 されたデジタル信号データを一時的に蓄積するのに必要な、全てのハードウェア が含まれている。本質的には、’357デバイスは、並列して動作する一連の独 立したデータ獲得システムである。各データ獲得回路が、単一の循環バッファ( circular buffer)を使用しているので、各メモリーは、計算速 度を制限する各加算の間、一つの読み取りおよび一つの書き込みサイクルを受け る。さらには、’357デバイスは、最終の合計がメモリーから読み取られる間 、ADCが使用禁止であるので、測定の間に無駄時間がある。 加えて、’357デバイスは、平均化されたデータを加算するために参照用テ ーブル(lookup table)を用いる。’357デバイスは、ADCの 各潜在出力を得られたサンプルの数で割って、その商を参照用テーブルに蓄積す る。各サンプルがADC出力を生み出すときに、参照用テーブルにおける対応す る商が、加算されて平均化された信号データを作り出す。 ADCの入力サンプリング速度は、’357デバイスの各データ獲得回路の出 力転送速度よりもおよそ42倍大きいので、平均化されていないデジタル信号デ ータは、バースト・メモリ(burst memory)に貯蔵される。したが って、テスト時間は、バースト・メモリーのサイズによって制限される。’35 7デバイスにおいては、平均化していない試験時間はおよそ2秒に制限される。 最後に、データを平均化するとき、有効入力速度を、選択された数のデータ獲 得回路のための、出力転送速度未満またはそれに等しいレベルに低減するよう十 分に平均が取られなければならない。 4,490,806号特許は、利用できる最新のADCの最大速度によって制 限される最大のサンプリング速度をもち、自動積分を備える高反復速度過渡記録 器を開示する。さらには、’806デバイスは、’806デバイスのメモリー・ システムの以下の要約において説明されているように、加算されるために偶数の 記録が必要であるメモリー・アーキテクチャーによって制限される。’806デ バイスには、一定周期で線形的に得られるデジタル信号データを加算し、かつ蓄 積するための加算装置およびメモリー・ユニットの3つのペア、A、BおよびC が含まれる。加算/メモリー・ペアAおよびCは、一つのスペクトラムのために データを加算するよう加算/メモリー・ペアBと選択的に働くよう構成されてい る。さらには、加算/メモリー・ペアAおよびCは、最終合計を永続的な蓄積に 転送するよう構成されている。動作において、アナログ・データが、C/TOF −MSから受け取られて、ADCによってデジタル表示へと変換される。加算/ メモリー・ペアは、続いて、デジタル記録を加算および蓄積してスペクトラムを コンパイルし、それには、一組の記録からのデータが含まれている。スペクトラ ムの最初の記録は、常に加算/メモリー・ペアBによって処理される。スペクト ラム内では、各連続する記録の処理は、加算/メモリー・ペアAまたはCか、加 算/メモリー・ペアBがのいずれかの間で交互に行われる。これによって、一つ のメモリーからその前の合計を読み取り、その前の合計を新たに得られたデータ に加え、かつその新しい合計を第2のメモリーに書き込むことを交互に行うこと によって、メモリー読み取り/書き込み時間を半分にすることが可能となる。例 えば、第2の記録の間、第1の記録からのデータは、加算/メモリー・ペアBか ら読み取られ、新たに得られたデータと加算され、かつその合計は加算/メモリ ー・ペアAに蓄積される。次の記録の間、その合計は、加算/メモリー・ペアB に蓄積される。このシーケンスは、必要とされる数の記録が、加算されてスペク トラムを形成するまで交互に行われる。最初の記録が、加算/メモリー・ペアB によって処理され、かつ加算/メモリー・ペアAおよびCのみが、永続的な蓄積 への出力のために備え付けられているので、最終の合計が加算メモリー・ペアA またはCに蓄積されるように、各スペクトラムについて偶数の記録が得られなけ ればならない。各スペクトラム獲得の終わりで、スペクトラム獲得の間、動作し ている出力加算/メモリー・ペアから永続的な蓄積へと出力が転送され、一方、 他方の出力加算/メモリー・ペアは、入ってくるデータを処理するために共同で 働いている。したがって、’806デバイスは偶数の記録を測定するのに制限さ れ、それは、多くのアプリケーションで望ましいものではない。 残念ながら、C/TOF−MS計器は、分析を行うための通常の電子計器の能 力を超える速度で、データを生み出すことができる。例えば、サンプルからの単 一分子タイプは、100ミリ秒間隔でサンプルされなければならない2乃至5秒 継続期間(duration)の「サージ(surge)」として、クロマトグ ラフィ・デバイス装置から溶離されるかもしれない。TOF−MSシステムの記 録毎の時間は、100マイクロ秒であるかもしれない。利用できる全ての情報を 得るためには、TOF−MSシステムの1000記録(100m秒/100μ秒 )の合計が必要とされるであろう。各記録におけるデータは、ADCによってT OF−MS出力をサンプルすることによって得られる。量スペクトラムにおける 断片ピークは、ほんの2ナノ秒の幅であるかもしれず、そして、各ピークにわた っていくつかのサンプルが要求されるので、ADCのサンプリング分解能は、少 なくとも0.5ナノ秒毎に1サンプルであるべきである。 各記録について、データは、その前に加算された記録からのデータと加算され る。当実施例では、各データ・ポイントについて、0.5ナノ秒未満で加算サイ クルを終了することが必要である。イオンは連続して到着するので、経路(pa ss)の終端での無駄時間の間に加算を終了しようという試みは、受け入れるこ とのできないデータ損失という結果となるであろう。さらに、各経路は、ADC のサンプリング間隔で、200,000データ・ポイント(100μ秒/0.5 n秒/データ・ポイント)を生み出す。平均化の後、データの分解能は、ADC 分解能に依存して、18乃至24ビットのサイズに増大する。全てのデータ・ポ イントの長期間メモリーへの転送は、新しいスペクトラムを得ることができるよ うに、各クロマトグラフ・サンプリング間隔の終わりで生じなければならない。 3バイトのデータ・サイズを有するスペクトラムについては、1パーセント未満 のデータ損失を達成するよう、1ミリ秒未満の無駄時間を被りながらおよそ60 0,000バイトのデータが転送されなければならないであろう。当業者は、直 ちに利用できる通常のハードウェアは、この速度でデータ転送を行うことができ ないということを認識するものである。 さらには、当業者は、デジタル・サンプリング・オッシロスコープ(digi tal sampling oscilloscopes)(DSOs)および 高速フラッシュADCシステム(fast flash ADC system s)は、さほど過度な要求をしないアプリケーションにおいては同様の問題を解 決するが、しかし、C/TOF−MSの独特の要件を取り 扱うことはできないということを認識するものである。トリガーとサンプリング ・ポイントとの間の可変遅延を組み入れることによって、高速DSOsは、微細 な時間分解能をもつ高い帯域幅を達成する。各サンプルは、その前のサンプルに 関して小さなオフセット(ズレ)で取ることができるが、しかし、各スキャンに ついて一つのサンプルだけが取られ、低処理能力(ロー・スループット)という 結果になっている。したがって、一つの完全なデータ記録を達成するために多数 のスキャンが必要とされる。この実行は、オッシロスコープについては有効であ るが、しかしその方法は、広範囲にわたる平均化が必要とされるときに余りにも 遅すぎるので、データ平均化にとっては有効ではない。 介在フラッシュADC(interleaved flash ADCs)の ような高速フラッシュ・システムは、並列に動作する多重高速ADCを組み込ん でいる。各サンプルは、微細な時間分解能を可能とする異なるADCによって処 理される。しかしながら、多重ADCアーキテクチャーは、ADC出力と関連し ようと試みるとき、複雑で広範囲にわたるd.c.利得(d.c.gain)お よびオフセットの問題を生じる結果となる。さらには、高速フラッシュ・システ ムは、持続平均化の能力が無く、そしてそれゆえにサンプルが処理されている間 、著しいサンプリングの無駄時間を受けるものである。最後に、高速フラッシュ ・システムにおいて必要となる大量のハードウェアは、余りにも費用のかかり過 ぎるものである。 したがって、現在入手できるC/TOF−MS計器は、3つの実際上の制限と いう難点があって、それらは多くのアプリケーションにとって不適切なものとな っている。第1に、少なくとも2GHz(0.5n秒のサンブリング間隔)の固 有のサンプル速度をもつADCは、現在実際的ではない。第2に、0.5ナノ秒 未満で各データ・ポイントについての加算サイクルを終了することは、いかなる 費用効果的な最新の平均化デバイスの能力をも超えている。最後に、データ損失 無しに、量スペクトラムを長期間蓄積へと転送するのに十分な帯域幅を持つデー タ転送チャンネルは実用的ではない。 ’807および’357のデバイスが双方とも、獲得されたデータを並列して 処理する一方で、どちらのデバイスも通常のADCの有効サンプリング速度を増 大することを意図していない。とりわけ、’806デバイスは、トリガーに関し て固定された位相で線形的にデジタル信号データを獲得し、そして後の再生(r econstruction)のために連続する位相でデータを獲得するため、 多重位相シフトのクロック・パルスを使用することを意図していない。同様に’ 357デバイスも、トリガーに関して固定された位相でデータを線形的に獲得す る。 したがって、本発明の目的は、気体、液体または毛細管電気泳動クロマトグラ フィを飛行時間量分光計と組み合わせる装置に、独自に適用される高性能デジタ ル信号平均化器を提供することである。 別の目的は、C/TOF−MS計器の高速ADCサンプリング要件を満たすこ とのできるような、デジタル信号平均化器を提供することである。 本発明のさらなる目的は、著しいデータ損失無くして、高速での持続データ処 理サイクルを可能とするような、デジタル信号平均化器を提供することである。 本発明のなおさらなる目的は、データ損失無く、高データ転送速度で、量スペ クトラム・データを長期間蓄積へと転送することのできるような、デジタル信号 平均化器を提供することである。 本発明のなおも別の目的は、参照した先行技術における欠点を克服するために いかなる数の、偶数または奇数の、記録でも獲得することのできるメモリー・ア ーキテクチャーを提供することである。 先行技術に優るその他の目的および利点は、以下のように記述される詳細な説 明を図面と一緒に読むことで当業者には明らかになるものである。 発明の開示 アナログ検出器によって収集されたデータを平均化する、デジタル信号平均化 器が提供される。とりわけ、そのデジタル信号平均化器は、適当なクロック速度 で高い有効サンプリング速度を提供する。さらにそのデジタル信号平均化器は、 特に、それがほとんどまたは全くデータ損失を被らないで平均化を行うために良 く適する。最後に、高性能デジタル信号平均化器は、データ転送速度および蓄積 能力の要件を低減するためにデータ圧縮を組み込んでいる。 本発明の一つの特定の使用は、通常のクロマトグラフ飛行時間量分光器(C/ TOF−MS)と一緒のものである。高性能デジタル信号平均化器内のタイミン グ・デバイスは、C/TOF−MSの高電圧加速器にパルスを出すトリガーを発 生する。C/TOF−MSのアナログ検出器によって収集されたアナログ信号デ ータは、アナログ−デジタル変換器(ADC)によって、ADCのサンプリング 間隔でサンプルされる。通常の費用効果的なADCは、必要とされる小さなサン プリング間隔の能力がないので、サンプリング・シーケンスの開始は、高性能デ ジタル信号平均化器のタイミング・デバイスによって発生される、プログラムさ れた遅延によるトリガーからずれて(オフセットして)おり、そして基本ADC クロック周期によって提供されるものより微細なサンプリング間隔のスペーシン グを提供している。 実時間でADCによって獲得されたデータを処理するために、並列に動作する 複数の平均化デバイスが用いられる。各平均化デバイスには、データを加算する 処理デバイスと、結果を蓄積する複数のメモリー・ユニットとが含まれる。例え ば、3つのメモリー・ユニットを用いることができる。2つのメモリー・ユニッ トは、合計を獲得するためのピンポン様式で用いられる。第1のメモリーからデ ータが読み取られ、新しいADCデータと加算され、そしてその合計が第2のメ モリーに書き込まれる。次の記録の間、第2のメモリーからデータが読み取られ 、新しいADCデータと加算され、そしてその合計が第1のメモリーに書き込ま れる。最終の記録を獲得する際に、加算されたデータは、適切な加算メモリーお よび出力メモリーの双方に同時に書き込まれる。出力メモリーは、分析および蓄 積デバイスへの出力のために最終合計を保持し、その一方で、データ獲得処理が 、新しいデータを獲得するための加算メモリーを用いて続けられる。 データ出力の間被る無駄時間をさらに低減するために、デジタル信号プロセッ サーが用いられ、データ転送速度および蓄積能力要件を効果的に低減しつつ、分 析および蓄積デバイスへと転送されなければならないデータの量を低減するデー タ圧縮なる方法を用いてスペクトラムを処理する。 図面の簡単な説明 図1は、高性能デジタル信号分析器を組み込んだ、結合した気体、液体または 毛細管電気泳動クロマトグラフおよび飛行時間量分光測定計器の概略図を例示す る。 図2は、高性能デジタル信号分析器の概略図を例示する。 図3は、本発明において用いられる、トリガー信号および4位相シフトのタイ ミング信号の描写を例示する。 図4は、本発明の並列処理メモリー・アーキテクチャーを示す、高性能デジタ ル信号平均化器の概略図を例示する。 図5は、本発明の平均化デバイスの概略図を例示する。 発明を実施するための最善の態様 本発明によって構成され、気体、液体または毛細管電気泳動クロマトグラフィ と、飛行時間量分光測定(C/TOF−MS)装置との組み合わせと一緒に用い られるよう独自に適合された、高性能デジタル信号平均化器が、図面において1 0として一般に例示されている。 図1は、高性能デジタル信号平均化器10を組み込むC/TOF−MS装置を 例示する。分子サンプル70が分離デバイス72に導入されるが、それはクロマ トグラフのようなもので、その分子サンプル70をその構成要素の分子に分離す る。当業者は、分離デバイス72は、気体、液体または毛細管電気泳動クロマト グラフィを使用するもののような、いずれの通常のデバイスでもあるということ を認識するものである。分離デバイス出力は、直接、飛行時間量分光測定デバイ ス(TOF−MS)80へと送出される。当業者は、イオン化技術には断片化が 含まれるものもあることを認識するものである。イオン化および断片化チャンバ ー82に印可される電圧によって、分子は、イオン化されるかまたはイオン化か つ断片化され、そして測定チャンバー86を通って、加速プレート85および接 地スクリーン87を有するパルス化高電圧加速器84によって、イオン検出器8 8の方向に加速される。特定の量対電荷比を有するイオンが、測定チャンバー8 6を横切るとき、それが検出器88へ到着したことは電圧として記録され、その 平均は、イオン検出器88に衝突するイオンの数に比例する。増幅器89は、デ ジタル信号平均化器10による処理に先立ち、イオン検出器88の出力を調整す る。処理されたデータは、調査と長期間の蓄積のために分析および蓄積デバイス 98へと転送される。 ここで図2を参照すると、デジタル信号平均化器10には、アナログ−デジタ ル変換器(analog−to−digital converter)(AD C)12、タイミング・デバイス20、および少なくとも一つの平均化デバイス 30が含まれる。平均化デバイス30には、ADC12のデジタル出力を受信す る処理デバイス32、および処理の間のデータの一時的な蓄積のためのメモリー ・デバイス34が含まれる。メモリー34からのデータは、各クロマトグラフ・ サンプリング間隔の終わりに、分析および蓄積デバイス98に転送される。さら には、当業者は、データ圧縮またはその他の処理のためのデジタル信号プロセッ サー96を付加するというような変更を、出力経路(output path) に加えることができるということを認識するものである。さまざまなデータ圧縮 方法が使用されるであろうが、例えば、ネルソン、マーク(Nelson、Ma rk)によって記述された損失のないデータ圧縮方法;ジーンロープ・ゲイリー (Jean−Loup Gailly)、データ圧縮本(The Data C ompression Book)、M&Tブックス、ニューヨーク、1995 年のようなものがある。加えて、役に立たない基線(baseline)データ を順応して濾過し、かつ典型的なアプリケーションにおいて、スペクトラムのピ ークの近傍にある有用なデータを保存する方法が使用されるであろう。当業者は 、その他のデータ圧縮方法もうまく使えるであろうことを認識するものである。 図3の例示された実施例において、タイミング・デバイス20は、クロック・ パルス26、およびデジタル信号平均化器10の動作を一定の順序に配列するた めに、さまざまな遅延をもつトリガー・パルス24を発生する。当業者は、トリ ガー24に関してクロック26を遅延させるか、またはクロック26に関してト リガーを遅延させるかすることによって、同じ結果が達成されるということを認 識するものである。トリガー・パルス24とクロック・パルス26との間の遅延 を変化させることによって、イオン検出器88の出力を、パルス化高電圧加速器 84からの加速パルスに関してさまざまな時間でサンプルすることができ、した がって、これによって、基本ADCクロック周期(basic ADC clo ck period)によって提供されるものより、微細なサンプリング間隔の スペーシングが提供される。当業者は、使用される異なる遅延の数は、所 望の「有効(effective)」サンプリング速度に関して通常のADCの スピードに依存するということを認識するものである。 例示された実施例において、周期Tを有するクロック26は、トリガー24に 関して遅延する。連続するスキャン(scans)では、トリガー24とスキャ ンの最初のクロック・パルス26との間の遅延は、使用される遅延の数Nによっ て割られたTだけ増大する。例示された実施例では、0.5n秒/サンプルの有 効サンプリング速度を達成するために、2ナノ秒のクロック周期および一連の4 つの遅延が用いられているが、しがしながら当業者は、所望の「有効」サンプリ ング速度を達成するために、どのような数の遅延でも用いることができるという ことを認識するものである。当業者は、所望の遅延を発生するために様々な方法 が使用されてもよく、アナログ遅延ラインを用いて、周期が遅延ステップの大き さに等しいクロックをカウント・ダウンすることもそれに含まれるが、しかしそ れに制限されることもないということを認識するものである。 タイミング・デバイス20からの各クロック・パルス26の終端27で、AD C12は、イオン検出器88のアナログ出力をサンプルして、処理のためにデジ タル信号へと変換する。メモリー・デバイス34のアドレスを循環して、処理デ バイス32は、メモリー・デバイス34の内容を現在のメモリー・アドレスで読 み取り、ADC12のデジタル出力を読み取りデータへと加え、そして加算され たデータをメモリー・デバイス34へと書き込む。各スキャンの終わりには、可 変遅延が増大され、そしてメモリー・アドレス・サイクルのための最初のメモリ ー・アドレスが、現在の可変遅延に対応するアドレスに設定される。クロマトグ ラフ・サンプリング間隔の終わりに、加算されたデータは、分析および蓄積デバ イス98に転送される。 過度のデータ処理遅延を被ることなく高いデータ処理量(スループット)を得 るために、デジタル信号平均化器10には、並列して動作する多重平均化デバイ ス30が含まれる。並列して動作する8つの平均化デバイス30を組み込んでい るデジタル信号平均化器10が、図4に例示されている。当業者は、どのような 数の平均化デバイス30でも用いることができる一方で、ADC12から利用で きる全てのデータを処理および蓄積するのに必要な平均化デバイス30の最小限 の数は、一般に、平均化デバイス30にとっての処理/蓄積時間の総計を、2つ の連続するクロック・パルスの間の周期Tで割ることによって決定されるという ことを認識するものである。 当業者は、メモリー・デバイス34を構成する構成部材のタイプ(種類)およ び数は、所望の獲得速度および現在の利用できる最新のメモリー・デバイスで異 なるものであるということを認識するものである。そのような実現の一つは、図 5に例示されており、高速ブロック・データ転送のために設計された現在利用で きるメモリー・デバイス、例えば同期式バースト・モデル・ラム(synchr onous burst−mode RAM)(SBRAM)が使われている。 SBRAMは、大きなデータのブロックの高速転送のために最適化されるが、し かしながら、この最適化は、読み取りと書き込みとの間の切り替えの妨げとなる 。例示された実施例には、少なくとも一つのデータ・メモリー・デバイス36お よび転送メモリー・デバイス38が含まれる。 各平均化デバイス30は、順番に、処理のためにADC12の現在のデジタル 出力を受信する。SBRAMのモード切替制限を克服するために、例示された実 施例の各平均化デバイス30には、2つの同一にアドレスされたデータ・メモリ ー・デバイス36:第1のデータ・メモリー・デバイス36Aおよび第2のデー タ・メモリー・デバイス36Bが含まれる。奇数番号の付いた記録では、処理デ バイスは、第1のデータ・メモリー・デバイス36Aからのデータを読み取り、 読み取られたデータをADC12からのデジタル信号と加算し、そしてその合計 を第2のデータ・メモリー・デバイス36Bに書き込む。反対に、偶数番号の付 いた記録では、処理デバイスは第2のデータ・メモリー・デバイス36Bからデ ータを読み取り、読み取られたデータをADC12からのデジタル信号と加算し 、そしてその合計を第1のデータ・メモリー・デバイス36Aに書き込む。当業 者は、メモリー蓄積の実行は、アプリケーションのために選択されたメモリー・ デバイスの構成部品の種類、数およびスピードで異なるということを認識するも のである。 所望の有効サンプリング速度で取られた完全な組のデータは、「記録(rec ord)」と称され、Nスキャンで記録することができる。そのNスキ ャンの各々で、より微細な時間分解能で情報が得られる。より微細な時間分解能 には、量スペクトラムにおいて重なり合うピークの、より正確なデコボリューシ ョン(decovolution)を可能とするピーク形状について、より詳細 な情報が備えられる。平均化多重記録は、各々がNスキャンからなり、信号にお ける統計的な多様性の効果を低減することによって、さらに測定を向上する。 周期Tでの遅延ステップのないADCAサンプリングの結果を、周期Tでのサ イズT/NのN遅延ステップを使用するADCBサンプリングと比較することは 有益である。ADCBは、信号記録を生み出すためにNスキャンを行わなければ ならない。ADCBが一つの記録を獲得するのにかかる時間で、ADCAは、N記 録を加算することができる。しかしながら、ADCBからの記録において、デー タ・ポイントの数は、ADCAからの記録においてのデータ・ポイントの数のN 倍である。ADCAからのデータ・ポイントは、Tに等しい間隔で離されており 、その一方、ADCBからのデータ・ポイントは、T/Nに等しい間隔で離され ている。量スペクトラムが、ADCBで一つの記録から、かつADCAでN個の記 録のために(すなわち、等しい測定回数)獲得されるならば、双方のスペクトラ ムにおけるピークの領域は同一のものとなる。しかしその領域は、ADCBにつ いてのN個多くのデータ・ポイントのファクター(factor)にわたって広 がり、こうして、各ピークの形状をよりよく定めている。 各クロマトグラフ・サンプリング間隔の終端で、獲得された量スペクトラムは 、メモリー・デバイス34から分析および蓄積デバイス98へと転送されなけれ ばならない。例示された実施例において、分析および蓄積デバイス98は、通常 のマイクロコンピューターである。データ損失を最小化するために、転送時間は 、クロマトグラフのサンプリング間隔の長さの1%未満でなければならない。例 示された実施例においては、処理デバイス32は、クロマトグラフのサンプリン グ間隔の最後の記録の間に、加算されたデータを、転送メモリー・デバイス38 およびデータ・メモリー・デバイス36に同時に書き込む。分析および蓄積デバ イス98は、転送メモリー・デバイス38から、以下のクロマトグラフのサンプ リング間隔の間にデータを読み取る。したがって、転送メモリー・デバイス38 は、クロマトグラフのサンプリング間隔毎に一回の書き込みサイクルのみしか受 けず、 それゆえに、データ転送のためのスピード要件を低減している。図5に例示され る実施例で、偶数かまたは奇数かのいずれかの記録を、その前に獲得されたデー タを、分析および蓄積デバイス98に転送するという目的のために、データ獲得 を停止することなく、各クロマトグラフのサンプリング間隔に受け入れることが できる。 さらには、DSP96は、分析および蓄積デバイス98に転送されなければな らないデータの量を低減するために、データ圧縮の方法を使用してスペクトラム を処理する。データ圧縮は、データ転送速度および蓄積能力要件を効率的に低減 する。 前述の明細書部分が、C/TOF−MS計器と結合するデジタル信号平均化器 を記述する一方で、当業者は、高性能デジタル信号平均化器10は、その他の計 器からのアナログ検出器出力と結合して用いることもできるということを認識す るものである。 前述の記述から、当業者は、先行技術に優る利点を提供する、高性能デジタル 信号平均化器が提供されているということが認識されるものである。とりわけ、 高性能デジタル信号平均化器には、従来の費用効果のハードウェアを用いて、向 上した有効サンプリング速度で、かつほとんどデータ損失無く、量分光器から急 速に蓄積するデータを獲得するデバイスが備えられる。 好ましい実施例が示され、記述されている一方で、それが、開示を制限するこ とを意図しておらず、むしろ添付した請求の範囲に定義されるような本発明の精 神および範囲内に入る、全ての変更および代替の方法をカバーすることが意図さ れているということが理解されるものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月28日(1999.6.28) 【補正内容】 2. 前記複数のクロック・パルスが、前記少なくとも一つのトリガー・パルス から前記少なくとも一つの時間遅延だけ一時的に遅延する請求項1に記載のデジ タル信号平均化器。 3. 前記少なくとも一つのトリガー・パルスが、前記少なくとも一つのクロッ ク・パルスから前記少なくとも一つの時間遅延だけ一時的に遅延する請求項1に 記載のデジタル信号平均化器。 4. 前記遅延タイミング・パルスが、各連続する前記複数のスキャンから前記 デジタル信号データの収集を、前記少なくとも一つの記録が前記有効サンプリン グ速度で獲得される前記デジタル信号データを含むように一定の順序に配列する 請求項1に記載のデジタル信号平均化器。 5. 前記デジタル信号平均化器には、前記スペクトラムに適用されるデータ圧 縮のための方法を使用するデジタル信号プロセッサーが含まれる請求項1に記載 のデジタル信号平均化器。 6. 前記少なくとも一つのメモリー・デバイスには、複数の並列に動作するメ モリー・ユニットが、デジタル信号データの合計が前記複数のメモリー・ユニッ トの一つから読み取られ、前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理さ れ、そして前記複数のメモリー・ユニットの別のものに書き込まれるように含ま れる請求項1に記載のデジタル信号平均化器。 7. 前記複数のメモリー・ユニットには、2つの加算メモリーおよび出力メモ リーを含む3つのメモリー・ユニットが含まれており、連続する前記記録上で、 前記デジタル信号データの合計が、第1の加算メモリーから交互に読み取られ、 前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理され、そして第2の加算メモ リーに書き込まれ、かつ前記第2の加算メモリーから読み取られ、前記少なくと も一つの平均化デバイスによって処理され、そして前記第1の加算メモリーに書 き込まれ、最終の前記記録の獲得に際して、前記デジタル信号データの合計は、 前記加算メモリーの一つおよび前記出力メモリーに同時に書き込まれ、前記出力 メモリーは、前記加算メモリーがデジタル信号データの新しい合計を蓄積する間 、前記デジタル信号データの合計を、外部のデバイスへの出力のために蓄積する 請求項1に記載のデジタル信号平均化器。 8. 高速でアナログ検出器から獲得されたデータを平均化し、かつ平均化され たデータを、分析および蓄積デバイスに転送するデジタル信号平均化器であって 、 アナログ検出器の出力を、処理を行うためにデジタル信号データへと変換する アナログ−デジタル変換器であって、実際のサンプリング速度を有するアナログ −デジタル変換器と、 前記実際のサンプリング速度よりも高い有効サンプリング速度を達成するため に、少なくとも一つの記録の間、前記デジタル信号平均化器の動作を一定の順序 に配列する、複数の遅延タイミング・パルスを発生するタイミング・デバイスで あって、前記遅延タイミング・パルスが、各連続する前記複数のスキャンから前 記デジタル信号データの収集を、前記少なくとも一つの記録が前記有効サンプリ ング速度で獲得される前記デジタル信号データを含むように一定の順序に配列し 、前記少なくとも一つの記録は、前記デジタル信号データを獲得するための、前 記複数の遅延タイミング・パルス上で一定の順序に配列される前記アナログ−デ ジタル変換器の複数のスキャンからなり、前記複数の遅延タイミング・パルスは 、少なくとも一つのトリガー・パルスおよび複数のクロック・パルスからなり、 かつ少なくとも一つの時間遅延が含まれていて、前記複数の遅延タイミング・パ ルスが、前記少なくとも一つのトリガー・パルスから前記少なくとも一つの時間 遅延だけ一時的に遅延し、かつ前記少なくとも一つのトリガー・パルスが、前記 少なくとも一つのクロック・パルスから前記少なくとも一つの時間遅延だけ一時 的に遅延する前記タイミング・デバイスと、 前記アナログ−デジタル変換器の前記実際のサンプリング速度で、前記デジタ ル信号データの持続平均化を行う平均化デバイスであって、前記デジタル信号デ ータを加算する少なくとも一つの処理デバイス、および前記デジタル信号データ を蓄積し、かつスペクトラムの出力のための少なくとも一つのメモリー・デバイ スであって、前記スペクトラムが、前記少なくとも一つの記録の平均からなるも のからなる前記平均化デバイスと からなる前記デジタル信号平均化器。 9. 前記デジタル信号平均化器には、前記スペクトラムに適用されるデータ圧 縮のための方法を使用するデジタル信号プロセッサーが含まれる請求項8に記載 のデジタル信号平均化器。 10.前記少なくとも一つのメモリー・デバイスには、複数の並列に動作するメ モリー・ユニットが、デジタル信号データの合計が前記複数のメモリー・ユニッ トの一つから読み取られ、前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理さ れ、そして前記複数のメモリー・ユニットの別のものに書き込まれるように含ま れる請求項8に記載のデジタル信号平均化器。 11.前記複数のメモリー・ユニットには、2つの加算メモリーおよび出力メモ リーを含む3つのメモリー・ユニットが含まれており、連続する前記記録上で、 前記デジタル信号データの合計が、第1の加算メモリーから交互に読み取られ、 前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理され、そして第2の加算メモ リーに書き込まれ、かつ前記第2の加算メモリーから読み取られ、前記少なくと も一つの平均化デバイスによって処理され、そして前記第1の加算メモリーに書 き込まれ、最終の前記記録の獲得に際して、前記デジタル信号データの合計は、 前記加算メモリーの一つおよび前記出力メモリーに同時に書き込まれ、前記出力 メモリーは、前記加算メモリーがデジタル信号データの新しい合計を蓄積する間 、前記デジタル信号データの合計を、外部のデバイスへの出力のために蓄積する 請求項8に記載のデジタル信号平均化器。 12.高速でアナログ検出器から獲得されたデータを平均化し、かつ平均化され たデータを、分析および蓄積デバイスに転送するデジタル信号平均化器であって 、 アナログ検出器の出力を、処理を行うためにデジタル信号データへと変換する アナログ−デジタル変換器であって、実際のサンプリング速度を有するアナログ −デジタル変換器と、 前記実際のサンプリング速度よりも高い有効サンプリング速度を達成するため に、少なくとも一つの記録の間、前記デジタル信号平均化器の動作を一定の順序 に配列する、複数の遅延タイミング・パルスを発生するタイミング・デバイスで あって、前記遅延タイミング・パルスが、各連続する前記複数のスキャンから前 記デジタル信号データの収集を、前記少なくとも一つの記録が前記有効サンプリ ング速度で獲得される前記デジタル信号データを含むように一定の順序に配列し 、前記少なくとも一つの記録は、前記デジタル信号データを獲得するための、前 記 複数の遅延タイミング・パルス上で一定の順序に配列される前記アナログ−デジ タル変換器の複数のスキャンからなり、前記複数の遅延タイミング・パルスは、 少なくとも一つのトリガー・パルスおよび複数のクロック・パルスからなり、か つ少なくとも一つの時間遅延が含まれていて、前記複数の遅延タイミング・パル スが、前記少なくとも一つのトリガー・パルスから前記少なくとも一つの時間遅 延だけ一時的に遅延し、かつ前記少なくとも一つのトリガー・パルスが、前記少 なくとも一つのクロック・パルスから前記少なくとも一つの時間遅延だけ一時的 に遅延する前記タイミング・デバイスと、 前記アナログ−デジタル変換器の前記実際のサンプリング速度で、前記デジタ ル信号データの持続平均化を行う平均化デバイスであって、前記デジタル信号デ ータを加算する少なくとも一つの処理デバイス、および前記デジタル信号データ を蓄積し、かつスペクトラムの出力のための少なくとも一つのメモリー・デバイ スであって、前記スペクトラムが、前記少なくとも一つの記録の平均からなるも のからなり、少なくとも一つのメモリデバイスには、2つの加算メモリーおよび 出力メモリーを含む3つのメモリー・ユニットが含まれており、連続する前記記 録上で、前記デジタル信号データの合計が、第1の加算メモリーから交互に読み 取られ、前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理され、そして第2の 加算メモリーに書き込まれ、かつ前記第2の加算メモリーから読み取られ、前記 少なくとも一つの平均化デバイスによって処理され、そして前記第1の加算メモ リーに書き込まれ、最終の前記記録の獲得に際して、前記デジタル信号データの 合計は、前記加算メモリーの一つおよび前記出力メモリーに同時に書き込まれ、 前記出力メモリーは、前記加算メモリーがデジタル信号データの新しい合計を蓄 積する間、前記デジタル信号データの合計を、外部のデバイスへの出力のために 蓄積する、前記平均化デバイスと、 前記スペクトラムに適用されるデータ圧縮のための方法を使用するデジタル信 号プロセッサーと からなる前記デジタル信号平均化器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,JP (72)発明者 ビンガム、ラッセル、ディ アメリカ合衆国 テネシー、ノックスビ ル、カベントリー パーク ブールバード 1612 【要約の続き】 れるが、それには、一つの処理デバイスと複数のメモリ ー・デバイスとが含まれており、データの実時間の平均 化を行う。デジタル信号プロセッサー(98)は、デー タ圧縮の方法を平均化されたデータに適用し、その平均 化されたデータを長期間の蓄積のために分析および蓄積 デバイスへと転送するために、データ転送速度および蓄 積能力要件を低減する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 高速でアナログ検出器から獲得されたデータを平均化し、かつ平均化され たデータを、分析および蓄積デバイスに転送するデジタル信号平均化器であって 、アナログ検出器の出力を、処理を行うためにデジタル信号データへと変換する アナログ−デジタル変換器であって、実際のサンプリング速度を有するアナログ −デジタル変換器と、 前記実際のサンプリング速度よりも高い有効サンプリング速度を達成するため に、少なくとも一つの記録の間、前記デジタル信号平均化器の動作を一定の順序 に配列する、複数の遅延タイミング・パルスを発生するタイミング・デバイスで あって、前記少なくとも一つの記録は、前記デジタル信号データを獲得するため の、前記複数の遅延タイミング・パルス上で一定の順序に配列される前記アナロ グ‐デジタル変換器の複数のスキャンからなり、前記複数の遅延タイミング・パ ルスは、少なくとも一つのトリガー・パルスおよび複数のクロック・パルスから なり、かつ少なくとも一つの時間遅延が含まれる前記タイミング・デバイスと、 前記アナログ−デジタル変換器の前記実際のサンプリング速度で、前記デジタ ル信号データの持続平均化を行う平均化デバイスであって、前記デジタル信号デ ータを加算する少なくとも一つの処理デバイス、および前記デジタル信号データ を蓄積し、かつスペクトラムの出力のための少なくとも一つのメモリー・デバイ スであって、前記スペクトラムが、前記少なくとも一つの記録の平均からなるも のからなる前記平均化デバイスと からなる前記デジタル信号平均化器。 2. 前記複数のクロック・パルスが、前記少なくとも一つのトリガー・パルス から複数の遅延の一つだけ一時的に遅延する請求項1に記載のデジタル信号平均 化器。 3. 前記少なくとも一つのトリガー・パルスが、前記少なくとも一つのクロッ ク・パルスから複数の遅延の一つだけ一時的に遅延する請求項1に記載のデジタ ル信号平均化器。 4. 前記遅延タイミング・パルスが、各連続する前記複数のスキャンから前記 デジタル信号データの収集を、前記少なくとも一つの記録が前記有効サンプリン グ速度で獲得される前記デジタル信号データを含むように一定の順序に配列する 請求項1に記載のデジタル信号平均化器。 5. 前記デジタル信号平均化器には、前記スペクトラムに適用されるデータ圧 縮のための方法を使用するデジタル信号プロセッサーが含まれる請求項1に記載 のデジタル信号平均化器。 6. 前記少なくとも一つのメモリー・デバイスには、複数の並列に動作するメ モリー・ユニットが、デジタル信号データの合計が前記複数のメモリー・ユニッ トの一つから読み取られ、前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理さ れ、そして前記複数のメモリー・ユニットの別のものに書き込まれるように含ま れる請求項1に記載のデジタル信号平均化器。 7. 前記複数のメモリー・ユニットには、2つの加算メモリーおよび出力メモ リーを含む3つのメモリー・ユニットが含まれており、連続する前記記録上で、 前記デジタル信号データの合計が、第1の加算メモリーから交互に読み取られ、 前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理され、そして第2の加算メモ リーに書き込まれ、かつ前記第2の加算メモリーから読み取られ、前記少なくと も一つの平均化デバイスによって処理され、そして前記第1の加算メモリーに書 き込まれ、最終の前記記録の獲得に際して、前記デジタル信号データの合計は、 前記加算メモリーの一つおよび前記出力メモリーに同時に書き込まれ、前記出力 メモリーは、前記加算メモリーがデジタル信号データの新しい合計を蓄積する間 、前記デジタル信号データの合計を、外部のデバイスへの出力のために蓄積する 請求項1に記載のデジタル信号平均化器。 8. 高速でアナログ検出器から獲得されたデータを平均化し、かつ平均化され たデータを、分析および蓄積デバイスに転送するデジタル信号平均化器であって 、 アナログ検出器の出力を、処理を行うためにデジタル信号データへと変換する アナログ−デジタル変換器であって、実際のサンプリング速度を有するアナログ −デジタル変換器と、 前記実際のサンプリング速度よりも高い有効サンプリング速度を達成するため に、少なくとも一つの記録の間、前記デジタル信号平均化器の動作を一定の順序 に配列する、複数の遅延タイミング・パルスを発生するタイミング・デバイスで あって、前記遅延タイミング・パルスが、各連続する前記複数のスキャンから前 記デジタル信号データの収集を、前記少なくとも一つの記録が前記有効サンプリ ング速度で獲得される前記デジタル信号データを含むように一定の順序に配列し 、前記少なくとも一つの記録は、前記デジタル信号データを獲得するための、前 記複数の遅延タイミング・パルス上で一定の順序に配列される前記アナログ−デ ジタル変換器の複数のスキャンからなり、前記複数の遅延タイミング・パルスは 、少なくとも一つのトリガー・パルスおよび複数のクロック・パルスからなり、 かつ少なくとも一つの時間遅延が含まれていて、前記複数のクロック・パルスが 、前記少なくとも一つのトリガー・パルスがら複数の遅延の一つだけ一時的に遅 延するか、または前記少なくとも一つのトリガー・パルスが、前記少なくとも一 つのクロック・パルスから複数の遅延の一つだけ一時的に遅延する前記タイミン グ・デバイスと、 前記アナログ−デジタル変換器の前記実際のサンプリング速度で、前記デジタ ル信号データの持続平均化を行う平均化デバイスであって、前記デジタル信号デ ータを加算する少なくとも一つの処理デバイス、および前記デジタル信号データ を蓄積し、かつスペクトラムの出力のための少なくとも一つのメモリー・デバイ スであって、前記スペクトラムが、前記少なくとも一つの記録の平均からなるも のからなる前記平均化デバイスと からなる前記デジタル信号平均化器。 9. 前記デジタル信号平均化器には、前記スペクトラムに適用されるデータ圧 縮のための方法を使用するデジタル信号プロセッサーが含まれる請求項8に記載 のデジタル信号平均化器。 10.前記少なくとも一つのメモリー・デバイスには、複数の並列に動作するメ モリー・ユニットが、デジタル信号データの合計が前記複数のメモリー・ユニッ トの一つから読み取られ、前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理さ れ、そして前記複数のメモリー・ユニットの別のものに書き込まれるように含ま れる請求項8に記載のデジタル信号平均化器。 11.前記複数のメモリー・ユニットには、2つの加算メモリーおよび出力メモ リーを含む3つのメモリー・ユニットが含まれており、連続する前記記録上で、 前記デジタル信号データの合計が、第1の加算メモリーから交互に読み取られ、 前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理され、そして第2の加算メモ リーに書き込まれ、かつ前記第2の加算メモリーから読み取られ、前記少なくと も一つの平均化デバイスによって処理され、そして前記第1の加算メモリーに書 き込まれ、最終の前記記録の獲得に際して、前記デジタル信号データの合計は、 前記加算メモリーの一つおよび前記出力メモリーに同時に書き込まれ、前記出力 メモリーは、前記加算メモリーがデジタル信号データの新しい合計を蓄積する間 、前記デジタル信号データの合計を、外部のデバイスへの出力のために蓄積する 請求項8に記載のデジタル信号平均化器。 12.高速でアナログ検出器から獲得されたデータを平均化し、かつ平均化され たデータを、分析および蓄積デバイスに転送するデジタル信号平均化器であって 、 アナログ検出器の出力を、処理を行うためにデジタル信号データへと変換する アナログ−デジタル変換器であって、実際のサンプリング速度を有するアナログ −デジタル変換器と、 前記実際のサンプリング速度よりも高い有効サンプリング速度を達成するため に、少なくとも一つの記録の間、前記デジタル信号平均化器の動作を一定の順序 に配列する、複数の遅延タイミング・パルスを発生するタイミング・デバイスで あって、前記遅延タイミング・パルスが、各連続する前記複数のスキャンから前 記デジタル信号データの収集を、前記少なくとも一つの記録が前記有効サンプリ ング速度で獲得される前記デジタル信号データを含むように一定の順序に配列し 、前記少なくとも一つの記録は、前記デジタル信号データを獲得するための、前 記複数の遅延タイミング・パルス上で一定の順序に配列される前記アナログ−デ ジタル変換器の複数のスキャンからなり、前記複数の遅延タイミング・パルスは 、少なくとも一つのトリガー・パルスおよび複数のクロック・パルスからなり、 かつ少なくとも一つの時間遅延が含まれていて、前記複数のクロック・パルスが 、前記少なくとも一つのトリガー・パルスから複数の遅延の一つだけ一時的に遅 延するか、または前記少なくとも一つのトリガー・パルスが、前記少なくとも一 つのクロック・パルスから複数の遅延の一つだけ一時的に遅延する前記タイミン グ ・デバイスと、 前記アナログ−デジタル変換器の前記実際のサンプリング速度で、前記デジタ ル信号データの持続平均化を行う平均化デバイスであって、前記デジタル信号デ ータを加算する少なくとも一つの処理デバイス、および前記デジタル信号データ を蓄積し、かつスペクトラムの出力のための少なくとも一つのメモリー・デバイ スであって、前記スペクトラムが、前記少なくとも一つの記録の平均からなるも のからなり、少なくとも一つのメモリデバイスには、2つの加算メモリーおよび 出力メモリーを含む3つのメモリー・ユニットが含まれており、連続する前記記 録上で、前記デジタル信号データの合計が、第1の加算メモリーから交互に読み 取られ、前記少なくとも一つの平均化デバイスによって処理され、そして第2の 加算メモリーに書き込まれ、かつ前記第2の加算メモリーから読み取られ、前記 少なくとも一つの平均化デバイスによって処理され、そして前記第1の加算メモ リーに書き込まれ、最終の前記記録の獲得に際して、前記デジタル信号データの 合計は、前記加算メモリーの一つおよび前記出力メモリーに同時に書き込まれ、 前記出力メモリーは、前記加算メモリーがデジタル信号データの新しい合計を蓄 積する間、前記デジタル信号データの合計を、外部のデバイスへの出力のために 蓄積する、前記平均化デバイスと、 前記スペクトラムに適用されるデータ圧縮のための方法を使用するデジタル信 号プロセッサーと からなる前記デジタル信号平均化器。
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