JP2002510370A - 種々の装飾処理 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 窓用の装飾組立品には、その間に表示空間が画成される複数の離隔した枠部材を有する枠と、第１の外観を有する第１部材と、一方が前記枠に一方が第１部材に設けられて協働し第１部材を取外し可能に前記枠上の第１位置に第１の予め定められた位置関係で保持する受容部及び突出部とが設けられている。第２の外観を有する第２部材も、一方が前記枠に一方が第２部材に設けられて協働し第２部材を取外し可能に前記枠上の第１位置に第２の予め定められた位置関係で保持する受容部及び突出部ととともに窓用の装飾組立品に設けられている。第１部材と第２部材は前記装飾組立品の全体的外観を選択的に変えるために選択的に入換え可能に第１位置で表示される。

Description

【発明の詳細な説明】 種々の装飾処理 発明の背景 技術分野 本発明は窓の装飾処理、特に入換え可能な部材を用いた装飾処理に関するもの である。 背景技術 窓はあらゆる形式の建物に取付けられ、外からの光で部屋を照らすことを可能 にし、居住者が外の景色を眺めることを可能にする。一般的に窓は第一にその性 能において機能的であるよう設計されているが、住宅用の建物の所有者の大多数 及び企業用の建物の所有者の一部は機能性のみならず美的快適性をも備えた窓を 求めている。企業用の建物に設置する場合、窓が美的快適性をも備えることは、 心地よさや快適な労働環境を維持し、労働者の志気を向上させ、量的にも質的に も彼らの仕事を高める手助けになるであろう。また住宅用の建物に設置する場合 、美的快適性を備えた窓は家庭に個性と暖かさをもたらす。 鉛を添加されたガラスと面取りされたガラスは、外見の美しさを楽しむために 用いられる二つの例である。さらに、二重ガラスユニットの内部に設置されて装 飾窓ガラスを適所に安全に保持する格子構造が改良されてきた。しかしこれらの 例の持つ欠点は、家屋の持ち主がすぐに、容易に窓の装飾的な外見を変更できな いことである。家屋の持ち主は自分の窓の装飾的な外見を祝祭日や季節の移り変 わりに合わせて、またはただそれが好きだと感じるように変えようと希望するか もしれない。 発明の概要 窓用の装飾組立品には、その間に表示空間が画成される複数の離隔した枠部材 を有する枠と、第１の外観を有する第１部材と、一方が前記枠に一方が第１部材 に設けられて第１部材を前記枠上の第１位置に第１の予め定められた位置関係で 取外し可能に保持するように協動する受容部及び突出部とが設けられている。第 ２の外観を有する第２部材も、一方が前記枠に一方が第２部材に設けられて第２ 部材を前記枠上の第１位置に第２の予め定められた位置関係で取外し可能に保持 するように協動する受容部及び突出部ととともに設けられている。ここで、第１ 部材と第２部材は前記枠の全体的外観を選択的に変えるために選択的に第１位置 で入換え可能である。 本発明の一つの形態において、前記枠及び第１部材に設けられた前記受容部及 び前記突出部は、蟻ほぞ状の受容部及び突出部である。 本発明の他の形態において、複数の離隔した枠部材は、複数の受容部又は突出 部をそれらのそれぞれの長さ方向に沿って予め定められた複数の位置に設けられ た受容部または突出部を有する。第１部材と第２部材のそれぞれが一対の受容部 又は突出部を有し、第１部材と第２部材は前記枠の全体的外観を変えるために選 択的に入換え可能に前記複数の位置のうちどこにでも表示される。 本発明のさらに他の形態において、前記複数の離隔した枠部材の内側表面は互 いに対向して表示空間を画成し、それぞれの当該内側表面はそれぞれの枠部材の 長さ方向に延びる溝を有する。第１部材及び第２部材のそれぞれが一対のフラン ジを有し、当該フランジはそれぞれ前記溝内に着脱可能に受容されることができ 、前記フランジにより第１部材及び第２部材は前記表示空間内において前記枠に 対して誘導されたすべり並進移動をする。 本発明のさらに他の形態において、第１部材及び第２部材は前記枠にスナップ 嵌めされる。 本発明のさらに他の形態において、内側及び外側の表面を有する窓の内表面に 前記枠が取り付けられる。 本発明の目的の１つは、容易に入換えできる装飾的特徴を有する窓用の装飾組 立品を供給することである。 本発明の更なる目的は、家の持ち主が彼らの窓を特注で飾ることを可能にする 窓用の装飾組立品を供給することである。 本発明の更なる目的は、簡単に取付けできる窓用の装飾組立品を供給すること である。 本発明の他の特徴、目的及び利点は、出願書類、図面、請求の範囲を読むこと で理解できる。 図面の簡単な説明 第１図は本発明に係る装飾組立品の第１の実施形態の正面図であり、枠と典型 的な表示部材を含む。 第２図は第１図における線２−２に沿って切断した断面図である。 第３図は第１図における線３−３に沿って切断した断面図である。 第４図は第１図における線４−４に沿って切断した断面図である。 第５図は本発明に係る装飾組立品の第２の実施形態の正面図であり、枠と典型 的な表示部材を含む。 第６図は第５図における線６−６に沿って切断した断面図である。 第７図は第６図に示したものと同様の断面図であるが、枠に変更が加えられて いる。 第８図は第５図における線８−８に沿って切断した断面図である。 第９図は装飾部材の第１の実施形態の側面図である。 第１０図は装飾部材の第２の実施形態の側面図である。 第１１図は装飾部材の第３の実施形態の側面図である。 第１２図は装飾部材の第４の実施形態の側面図である。 第１３図は窓枠に取り付けられた窓用装飾組立品の部分正面図であり、典型的 な装飾デザインを図示している。 第１４図は窓枠に取り付けられた窓用装飾組立品の部分正面図であり、他の装 飾デザインを図示している。 第１５図は本発明に係る装飾組立品の第３の実施形態の正面図であり、サッシ 、枠、及び典型的な表示部材を含む。 第１６図は第１５図に示した典型的な表示部材の拡大正面図である。 第１７図は本発明に係る装飾組立品の第３の実施形態の拡大側面図である。 好適な実施態様の詳細な説明 第１〜４図に関して、本発明に関する装飾組立品の一つの形態が総括して１０ として示されている。組立品１０は、細長い枠部材１４，１６，１８，２０によ って形成される枠１２を含む。枠部材１４，１６，１８，２０はそれらの両端で 接合されており、部材１４と１６は互いに空間を取りながら平行であり、部材１ ８と２０は互いに空間を取りながら平行であって、これらは全体として長方形の 形状を画成する。しかし、枠１２については、他の幾何学的形状も意図されてい るものと理解すべきである。枠部材１４，１６，１８，２０はそれぞれ内側の表 面２２，２４，２６，２８をそれぞれ有し、これらは表示空間３０を画成してい る。枠部材１８，２２には、複数の蟻ほぞ状をした受容部３２が、その長さ方向 に沿った予め決められた位置に形成されている。表示部材３４（第９図に示す） は表示空間３０に配置され、枠部材１８，２０に形成される受容部３２と相補的 な形状を有し受容部３２内に受容可能なばち形状の突出部３６を両端に有する。 枠部材１８，２０の長さ方向に沿って選択された位置で突出部を受容部３２に向 けることによって、表示部３４は受容部３２の場所によって決定された複数の設 置位置のうちどこにでも、予め決められた位置関係をもって枠１２に圧入するこ とができる。 或いは、受容部３２を枠部材１８，２０の内側平面２６，２８から突出した蟻 ほぞ状の突出部３８に替えることが可能である。もちろん、枠部材１８，２０が 突出部３８を有するならば、表示部材３４（第１０図に示す）には突出部３６の 代わりに蟻ほぞ状受容部４０を有するよう修正を加える必要がある。前と同様、 表示部３４は、協働する突出部３８と受容部４０により単に枠１２に圧入するだ けで適所に固定できる。 表示部材３４は幾何学的形状を持つとして図示されているが、表示部材３４と しては他の装飾的形状も意図されていると理解されるべきで、このことは容易に 明白になるであろう。更に、本発明の装飾組立品１０は、枠１２に設けられた受 容部３２又は突出部３８によって決定される予め決められたどのような位置にも 選択的に可変的に設置され得る多数の表示部材３４が利用されるために設計され ていると理解されるべきで、このことは容易に明白になるであろう。 これより第５〜８図について言及すると、本発明における装飾組立品の第２の 実施形態１０’が、前述と同様の部位には同一参照番号が付され、また、軽微な 変更が加えられた部位にはダッシュ（’）付きの参照番号が付されて示されてい る。枠部材１８’，２０’は、それらの内部表面２６’，２８’に溝４２を有す るよう変更されており、溝４２は全体として枠部材１８’，２０’の長さ全体に わたっている。表示部材３４’はそこから周辺部に広がるような突出部４４を含 むように修正されている(図１１参照)。好ましくは、表示部３４’は弾性材料で できており、表示空間３０において枠１２’にスナップ嵌めされる。装飾部材３ ４’の突出部４４は枠部材１８’，２０’の溝４２に受容され、枠１２’に装飾 部材３４’を予め決められた位置関係に保持する。但し、装飾部材３４’は枠１ ２’に対して相対的に矢印４６の方向に誘導されたすべり並進移動を行うことを 許容されている。 或いは、第７図に示すように、溝４２の代わりに突起したリブ４８を枠部材１ ８’，２０’の内部表面２６’，２８’に形成していても良い。この実施形態に おいて、装飾部材３４’（第１２図に示す）は突出部４４に代わる長穴５０を有 している。装飾部材３４’の組立構造と動作は前述と同様である。 第１３〜１４図に、本発明に係る窓用の装飾組立品１０，１０’の事実上無限 のデザイン形状のうちの２つを示す。例えば第１３図には、総括して５２で示さ れる窓の内側表面に取り付けられた装飾組立品１０，１０’が描かれている。組 立品１０，１０’は枠５４に近い窓５２の先端に沿って取り付けられ、従来のど のような設置方法で取り付けられても良い。 第１３図に示されているデザイン形状は、装飾部材３４，３４’として用いら れる複数の同一の幾何学的形状を示す。一方、第１４図においては、交互に表れ るデザイン形状が装飾部材３４，３４’として利用される。第１３，１４図に描 かれているデザイン形状は装飾組立品１０，１０’いずれの実施形態にも利用し 得ることに注意すべきである。表示部材３４，３４’は、協働する突出部と受容 部を介して枠１２，１２’に取り付けても良く(この場合、表示部材３４は枠１ ２に沿った予め決められた位置に取り外しできるように固定されている)、又は 、表示部材３４’を協働する溝とリブを介して枠に取り付けても良い(この場合 、 装飾部材３４’の枠１２’に対する誘導されたすべり並進運動が達成される)。 これより第１５〜１７図に関して言及すると、本発明における装飾組立品の第 ３の実施形態１０”が、前述と同様の部位には同一参照番号が付され、また、軽 微な変更が加えられた部位にはダブルダッシュ（”）付きの参照番号が付されて 示されている。装飾組立品１０”は、枠５４に取り付けられる上部枠部材５６と 下部枠部材５８を含む。上部枠部材５６と下部枠部材５８は、それらの内側表面 ６２，６4にそれぞればち形状溝６０を有し、これらの溝６０は枠部材５６，５ ８のほぼ全長にわたって延びる。表示部材３４”は、その両端にばち形状の突出 部６６を有する。表示部材３４”に設けられた突出部６６と上部及び下部枠部材 ５６，５８に設けられたそれぞれの溝６０との間の接合（蟻継ぎ）は、装飾部材 ３４”を予め決められた位置関係に保持する。但し、装飾部材３４”は上部及び 下部枠部材５６，５８に対して相対的に矢印６８の方向に誘導されたすべり並進 運動を行うことを許容されている。 下部枠部材５８は斜面７０を室内から見られる側７２に有し、一方、上部枠部 材５６は斜面７４を窓のサッシ５２と枠部材５４に当接する側７６に有する。上 部及び下部枠部材５６，５８はともに、正方形状でも良いし、特定の形状を取っ ていても良いし、或いは選択した格子に関する窓製造者の仕様に適合するように 設計されていても良いことに注意すべきである。更に、上部及び下部枠部材５６ ，５８はともに、縦かまち（style）と横がまち（rail）がガラスのほうに向か って傾斜する窓サッシに関する窓製造者の仕様に合うように面取りされていても 良い。これは、装飾組立品１０”が枠部材５４に嵌め込まれて良く適合し、窓サ ッシ５２の一部であるように見えることを保証する。 装飾組立品１０，１０’，１０”が窓５２に設置され、外部からの光が窓５２ を照らす時、装飾部材３４，３４’，３４”は影を生み出す。装飾部材３４，３ ４’、３４”が入換え可能性を有するので、家屋の持ち主が窓の処理を自分の好 みに合わせて特注することが可能となり、家屋に個性と快適さが加えられる。装 飾部材３４，３４’，３４”は、祝祭日の時期に応じて例えばクリスマスやイー スター等のテーマに合わせた装飾に変更しても良いし、季節の移り変わりに応じ て変更しても良いし、単に部屋の装飾を変えたり引き立たせたりするだけのため に変更しても良い。様々なテーマは、西部劇、動物、自然、花、スボーツ、美術 、音楽、バレエなどを含むことが可能である。 装飾組立品１０，１０’，１０”は窓５２に取り付けられて示されているが、 装飾組立品１０，１０’，１０”は、このように使用することに限定されていな いことに、注意すべきである。装飾組立品１０，１０’，１０”は美的快適性の 特徴を加えるために家屋や部屋のどこにでも取り件けられることが可能である。 例えば、装飾組立品１０，１０’、１０”は美的に快感を与える特徴を部屋に加 えるためのポットラック（植木鉢掛け）や壁の縁、又は単なる壁掛けとしても用 いられる。 本発明は特定の図面への参照により記載されているが、本発明の本質から外れ ることなく様々な修正を加えたものを製造することができ、それらも本発明の範 囲に属することを理解すべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．その間に表示空間が画成される複数の離隔した枠部材を有する枠と、第１の 外観を有する第１部材と、一方が前記枠に一方が第１部材に設けられて第１部 材を前記枠上の第１位置に第１の予め定められた位置関係で取外し可能に保持 するように協働する受容部及び突出部と、第２の外観を有する第２部材と、一 方が前記枠に一方が第２部材に設けられて第２部材を前記枠上の第１位置に第 ２の予め定められた位置関係で取外し可能に保持するように協動する受容部及 び突出部との組合せからなり、前記枠の全体的外観を選択的に変えるために第 １部材と第２部材を選択的に入換え可能に第１位置に表示することができる結 合体。 ２．前記枠及び第１部材に設けられた前記受容部及び前記突出部は、蟻ほぞ状の 受容部及び突出部である請求項１記載の結合体。 ３．前記枠及び第２部材に設けられた前記受容部及び前記突出部は、蟻ほぞ状の 受容部及び突出部である請求項１記載の結合体。 ４．内側及び外側の表面を有する窓に組み合わされる請求項１記載の結合体であ って、前記枠は前記窓の内表面に取り付けられる結合体。 ５．前記複数の離隔した枠部材は細長い部材であって当該枠部材の内側表面は互 いに対向して表示空間を画成し、それぞれの当該内側表面はそれぞれの枠部材 の長さ方向に延びる溝を有し、第１部材及び第２部材はそれぞれ一対のフラン ジを有し、当該フランジはそれぞれ前記溝内に着脱可能であり、前記フランジ により第１部材及び第２部材は前記表示空間内において前記枠に対して誘導さ れたすべり並進移動をする請求項１記載の結合体。 ６．第１部材及び第２部材は前記枠にスナップ嵌めされる請求項５記載の結合体 。 ７．前記それぞれの枠部材の長さ方向に延びている前記溝は、蟻ほぞのメス形状 を有し、第１部材及び第２部材のフランジは、当該蟻ほぞのメス形状と相補的 な、蟻ほぞのオス形状を有する請求項５記載の結合体。 ８．前記複数の離隔した枠部材は互いに対向して表示空間を画成する内側表面を 有し、それぞれの当該内側表面はそれぞれの前記枠部材の長さ方向に延びるリ ブを有し、第１部材及び第２部材のそれぞれが一対の長穴を有し、前記リブは それぞれ前記長穴内に着脱可能であり、前記リブにより第１部材及び第２部材 は前記表示空間内において前記枠に対して誘導されたすべり並進移動をするこ とを特徴とする請求項１記載の結合体。 ９．その間に表示空間が画成される複数の離隔した枠部材を有する枠と、第１の 外観を有する第１部材と、第１部材に設けられた一対の突出部と、第２の外観 を有する第２部材と、第２部材に設けられた一対の突出部との組合せからなり 、前記枠部材はそれぞれの長さ方向に沿って予め定められた位置に複数の受容 部を有し、第１部材に設けられた前記突出部は前記枠部材に設けられた前記受 容部と選択的に協働して第１部材を前記枠上の予め定められた複数の位置のう ちどこにでも選択的にかつ取外し可能に保持でき、第２部材に設けられた前記 突出部は前記枠部材に設けられた前記受容部と選択的に協働して第２部材を前 記複数の位置のうちどこにでも選択的にかつ取外し可能に保持でき、前記枠の 全体的外観を変えるために第１部材と第２部材を選択的に入換え可能に前記複 数の位置のうちどこにでも表示することができる結合体。 １０．内側及び外側の表面を有する窓に組み合わされる請求項９記載の結合体で あって、前記枠は前記窓の内表面に取り付けられる結合体 １１．第１部材及び第２部材に設けられた協働する前記突出部と前記受容部は、 協働する蟻継ぎ部を成す請求項９記載の結合体。 １２．第１部材及び第２部材は前記枠に圧入される請求項１１記載の結合体。