JP2002509054A - 自転車ハブの駆動方向切換装置 - Google Patents

自転車ハブの駆動方向切換装置

Info

Publication number
JP2002509054A
JP2002509054A JP2000540037A JP2000540037A JP2002509054A JP 2002509054 A JP2002509054 A JP 2002509054A JP 2000540037 A JP2000540037 A JP 2000540037A JP 2000540037 A JP2000540037 A JP 2000540037A JP 2002509054 A JP2002509054 A JP 2002509054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
direction switching
gear
switching device
driving
drive direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000540037A
Other languages
English (en)
Inventor
ユー、ムーン−スー
Original Assignee
ワールド・インダストリー・カンパニー、リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワールド・インダストリー・カンパニー、リミテッド filed Critical ワールド・インダストリー・カンパニー、リミテッド
Publication of JP2002509054A publication Critical patent/JP2002509054A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M11/00Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
    • B62M11/04Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
    • B62M11/14Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears
    • B62M11/16Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears built in, or adjacent to, the ground-wheel hub
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M11/00Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels

Abstract

(57)【要約】 自転車の後部ハブの駆動方向切換装置であって、駆動部と駆動方向切換部とを具えており、ペダルシャフトから前向きと後向きの駆動力を受けて、常に一方向、すなわち、前方向にのみ駆動力を出力することができるようになっている。この駆動方向切換装置は、ハブシャフトに移動可能に連結された従動スプロケットハウジングを有する駆動部と、従動スプロケットハウジングの先端外周に取付けられた複数の第1と第2のクラッチグループと、第1のクラッチピングループの摩擦力によって生じる拡張力によってハブシェルを駆動するためのクラッチハウジングと、クラッチハウジングが分離するのを防ぐための第1の分離阻止部材と、駆動部に具えられた第2の作動レバーを使用して駆動方向を切換えるための駆動方向切換部と、スプラインによって駆動方向切換部に連結され第2の作動レバーを使用して変速を実行するための多段変速部とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車用後輪ハブの駆動方向切換装置に関し、特に、ペダルシャフ
トの前向き及び後向きの駆動力を受けることによって、常に一方向のみ、すなわ
ち、前向きに動力を出力することができる、駆動部分と駆動方向切換部分を有す
る、自転車用後輪ハブの駆動方向切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
一般的に、自転車は一方向のみ、すなわち、前方にペダルを漕ぐことによって
前方に走行できるが、このことによって、乗り手が長時間自転車に乗る場合、乗
り手の脚の疲労や、脚の筋肉の偏った発達の原因になりやすい。
【0003】 従って、その問題を解決するため、多くの発明家が、従来の一方向性の自転車
に利用できる両方向性のペダル装置の開発に努力してきた。
【0004】 今まで開発された、両方向性のペダル装置は、そのために採用された方法に従
って、大まかに3つの分野に分類できる。すなわち、補助歯車、傘歯車、そして
遊星歯車を使った方法である。
【0005】 両方向性のペダル装置に関する代表的な発明として、マンズールソ達が、補助
歯車を採用した両方向性のペダル装置(EPO公告番号0,369,925)を開示し、 フォスターが傘歯車とクラッチを採用した両方向性のペダル装置(米国特許第5,
435,583号)を開示し、本出願人が遊星歯車を採用した両方向性のペダル装置 (韓国特許出願番号第95-47910号)を開示している。
【0006】 しかしながら、上述の両方向性のペダル装置はペダルシャフトの外側に取付け
られなければならないため、取付けられた装置は自転車フレームの外側に向かっ
て突き出るので、乗り手がペダルを漕ぐのを妨げることになる。さらに、突き出
た部分のため、両方向性のペダル装置を持運び用に折畳めるように新しく開発さ
れた自転車に取付けることは難しい。
【0007】 このように、上記の問題は、両方向性のペダル装置を後輪のシャフトに取付け
できる、自転車用変速機の開発についての要求を高めている。
【0008】 ペダルを漕ぐ間の脚の疲労を減らし、ペダルに加えられるエネルギーを有効に
利用するため、ペダルを漕ぐリズムとペダルを漕ぐ力は、一定であるべきである
。駆動スプロケットと従動スプロケットの間の歯車比をコントロールし、それに
よって、駆動抵抗に応じたペダルを漕ぐ力を自転車の駆動に適切に振り向ける自
転車用変速機が、前述の状態を満足させるために開発されている。
【0009】 変速機(transmission)には、外付け式と内付け式がある。外付けの変速機は、
チェーンをペダルシャフトとハブシャフトに取付けられている複数の異なる直径
を有するスプロケットに順次接触させながら、直接、歯車比を変え、内付けの変
速機は、遊星歯車を後輪ハブシャフトに取付けることによって、歯車比を変える
ようになっている。
【0010】 内付けの変速機は、外付けの変速機と比べ、より小型化でき、内付けの変速機
はハブシャフトに取付けられるので、埃や異物の浸入を妨止すると同時に、外部
からの衝撃から防護することができる。
【0011】 これらの利点のため、この出願の発明者によって出願された韓国特許出願番号
第97-25869号を、内付けの変速機に関する発明の例として参照することができよ
う。
【0012】 上記発明の装置は、駆動部分と前記駆動部分の後向きの駆動力を前向きに切り
換えることができる駆動方向切換部分と駆動方向部分の前方回転率を減少させ、
後輪を空転させることができる変速機部分とからなる。駆動部分は、後輪のハブ
シャフトに回転可能に取付けられ、所定の間隔で配置された前向き及び後向きの
爪部(pawl)によって周に沿って弾性的に支持されているシリンダ状の従動スプロ
ケットハウジングと、前記従動スプロケットハウジングの前向き爪部と連結され
たハブシェルのラチェット固定リングと、前記従動スプロケットハウジングの後
向き爪部と連結されたラチェットリングとを含む。前記駆動方向切換部分は、前
記ラチェットリングと連結されている間、前記ハブシェルに対して回転可能な遊
星歯車を有する第1キャリアと、前記第1キャリアの遊星歯車に対して回転可能
な第1太陽歯車と、前記第1太陽歯車と前記遊星歯車が回転運動できるように、
前記ハブシャフトに固定させた第2キャリアと、前記第2キャリアの遊星歯車に
対して回転可能で、前向き駆動のために自身の周から弾性的に突出された前向き
爪部を有する第2太陽歯車とを含む。また、前記変速機は、第2太陽歯車の前向
き爪部を前記ハブシェルに固定された固定ラチェットに連結可能な第3太陽歯車
と、前記ハブシャフト、第3太陽歯車、そして前記遊星歯車に一体的に形成され
た歯車に対して回転可能な第3キャリアと、前記第3キャリアと外部に取付けら
れたレベルまで弾性的に且つスライド可能に走行させられる第2太陽歯車との間
に摺動可能に取付けられたクラッチとを含む。
【0013】 すなわち、上述の発明によると、前記駆動方向切換部分が前記従動スプロケッ
トの駆動方向に従って前記ハブシェルに固定されたラチェット固定リングを回転
させるように、前向き及び後向き爪部を有する前記従動スプロケットハウジング
がハブシェルに具えられる。例えば、前記従動スプロケットが前向きに駆動され
る場合、前記従動スプロケットハウジングの前向き爪部は、ラチェット固定リン
グを前向きに回転させ、それによって、前向きの動力を前記ハブシェルに出力す
る。
【0014】 また、キャリア手段と関係して作動する駆動部分と変速機部分は、平行に配置
される。故に、後向き動力が与えられた場合、前記従動スプロケットハウジング
の後向き爪部は、キャリア手段を駆動させ、動力を前記キャリア手段と連結され
た変速機部分に伝える。
【0015】 特に、前記変速機部分は、運転が外部からコントロールされるクラッチの位置
を変えることによって、前記駆動部分の後向きの動力を前向きの動力に切換える
ことが可能であり、同時に、駆動比率を維持したり減少させたりして、後向きの
動力を空転に切換えることもできる。
【0016】 しかしながら、上記発明において、前記変速機部分と前記駆動部分の爪部及び
ラチェットは常に係合しているので、歯車は前向き及び後向きに駆動中、過負荷
によって損傷するか、或いは、前記係合により騒音が発生することがある。
【0017】 従って、ペダルシャフトの前向き及び後向きの駆動力を受けることによって、
常に一方向のみ、すなわち、前向きに動力を出力することができる、駆動部分と
駆動方向切換部分を有する自転車用後輪ハブの駆動方向切換装置を提供すること
が、本発明の目的である。
【0018】
【課題を解決する手段】
上記目的の観点によると、遊星歯車を使用する変速機が具えられた、自転車の
後輪ハブの駆動方向切換装置であって、 ハブシャフトに移動可能に連結された従動スプロケットハウジングと、前記従
動スプロケットハウジングの外周先端に取付けられた複数の第1及び第2クラッ
チグループと、前記第1及び第2クラッチピングループを支持するための第1キ
ャリアと、前記第1クラッチピングループの摩擦力によって生じる拡張力により
ハブシェルを駆動するためのクラッチハウジングと、前記クラッチハウジングが
分離されることを防ぐための第1分離防止部材とを含む駆動部分と、 前記第2クラッチピングループの摩擦力によって生じる拡張力により前記ハブ
シェルを駆動するための第1リングギヤと、前記第1リングギヤの先端内側に形
成された歯車と係合させられて回転し、回転シャフトをセンタリングする第1ア
イドルギヤと、前記第1アイドルギヤと係合させられて回転し、回転シャフトを
センタリングする第2アイドルギヤと、前記第1及び第2アイドルギヤを支持す
るための第2キャリアと、前記第2アイドルギヤと係合された内歯車を有する第
2リングギヤとを含む駆動方向切換部分と、 前記駆動方向切換部分の一端に連結され、外周第2分離防止部材が一体的に形
成された多段式変速機部分とからなる、 自転車の後輪ハブの駆動方向切換装置が提供される。
【0019】 上記目的の別の観点によると、自転車の後輪ハブの駆動方向切換装置であって
、ハブシャフトに移動可能に連結された従動スプロケットハウジングと、前記従
動スプロケットハウジングの先端に形成された歯車と係合されて回転するアイド
ルギヤと、回転シャフトをセンタリングして前記アイドルギヤを回転可能に支持
するキャリアとを含む駆動部分と、 前記駆動部分の駆動を前向き及び後向きに切換えるために、前記キャリアの内
部及び外部に具えられた駆動方向切換部分を有してなる、 自転車の後輪ハブの駆動方向切換装置が提供される。
【0020】 かくして、本発明の駆動方向切換装置によれば、疲労を減少させながら、走行
の効率を最大限にし、脚の筋肉をバランス良く発達させるように、前向き及び後
向きにペダルを漕ぐことによる前向きの走行が、乗り手の意図によってコントロ
ールできるように、反時計回りにペダルを漕ぎながら自転車を前向きに駆動させ
ることを可能にする駆動方向切換部分がもたらされる。
【0021】 本発明の駆動方向切換装置の基本構造によれば、前記ハブシェルは、エイチ(
H)型の断面を有するベアリングによって前記ハブシャフトに回転可能に具えら
れ、前記駆動方向切換部分及び前記駆動部分は、その両側面に具えられる。また
、チェーンを介して前記ペダルシャフトと関連して駆動される従動スプロケット
に固定された従動スプロケットハウジングは、ハブシェル側に固定される。
【0022】 また、従来の多段式変速機部分は、前記駆動方向切換部分と前記駆動部分と関
連して作動するように、ハブシェルに具えられる。
【0023】 本発明の動力伝達メカニズムは、簡潔に言えば、下記のとおりである。 第1に、ペダルを漕ぐことによって生み出された動力は、クランク、駆動スプ
ロケット、チェーンを次々に経由して、従動スプロケットに伝えられる。動力は
、従動スプロケットが駆動ホイールとともに回転しながら、本発明の装置の駆動
部分と駆動方向切換部分に次々と伝達される。 駆動方向切換部分に伝えられた動力は変速機部分に伝えられ、その後、変速機
部分の変速力はハブシェルに伝えられ、自転車の後輪を駆動する。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施形態1) 図1Aに示されるように、ハブシャフト10はロッド形状であり、その周にね
じとスプラインを具えている。ハブシャフト10はハブシェル20の中心を通り
、その左右端部は、ナット11と固定ワッシャ12のような固定手段によって、
ハブシェル20との締付け状態が維持されるように固定されている。 また、図3に示すように、ハブシャフト10の中心には六角形の部分が形成さ
れ、六角形の部分は第2のキャリア120に形成された固定穴121に挿入され
るようになっている。
【0025】 図4Aに示されるように、従動スプロケットハウジング30の先端部の外周に
は側面から見て多角形である多角形曲線部分31が形成され、第1のキャリア中
に回転可能に取付けられた第1のクラッチピングループ210と第1のクラッチ
ピングループ220が曲線部分31に接触するように設けられている。 ここで、図2に示されるように、第1及び第2のクラッチピングループ210
,220は、キャリア110の固定部分113に回転可能に取付けられ、それぞ
れ対角線状に対向し、従動スプロケットハウジング30の曲線部分31に沿って
一方向だけに駆動力を伝達する。 また、内部に摩擦部分301を具えたクラッチハウジング300が、第1のク
ラッチピングループ210の周囲に取付けられ、第1のリングギヤ400が、第
2のピングループ220の周囲に取付けられている。 第1のリングギヤ400は、一方の端部の内部に、摩擦に起因する拡張力によ
って第2のクラッチピングループ220から離され、又は接触するように取付け
られた摩擦部分401を具え、他端のギア402は、第2のキャリア120に固
定された第1のアイドルギヤ510と係合する。
【0026】 これに対して、第2のキャリア120は、多段のステップで3つ又は4つの固
定穴を有し、異なる長さを有する第1及び第2のアイドルギヤ510,520は
支持点として回転シャフト60の周りを回転するように取付けられている。 ここで、第1のアイドルギヤ510は第2のアイドルギヤ520より短い。 そして、第2のリングギヤ410は、第2のキャリア120の外周に取付けら
れている。
【0027】 伝達部IIIは、第2のリングギヤ410の一方の側に取付けられ、スプライン
によって連結されており、第1及び第2の分離防止部600,610は、第2の
リングギヤ410の両端に取付けられている。 伝達部IIIは、スプラインによって第2のリングギヤ401に連結された第1
のラチェット部材800、間欠的に第1のラチェット部材800に係合する第1
の爪部421、先端部中にギア423を具え、第1及び第2の爪部421,42
2を回転可能に固定するための第3のリングギヤ420、間欠的に第2の爪部4
22に係合する第2のラチェット部材810、第3のリングギヤ420中に形成
されたギヤ423に係合する第3のアイドルギヤを回転可能に固定するための第
3のキャリア130,第3のキャリア130の周囲に取付けられた第3の爪部4
24、第3の爪部424に間欠的に係合するラチェット821を具えた第3のラ
チェット部材820、ハブシャフト10の長手方向に取付けられ、走行速度を変
更するためのクラッチ部900,及び、クラッチ部900をコントロールするた
めの第1のコントロールレバー40を含む。 ここで、第3のラチェット部材820は、ねじによってハブシェル20に連結
されている。 符号910は、第1のコントロールレバー40によってコントロールされ、弾
性部材901に弾性的に取付けられている伝達部材を示す。 上記の構成を具え、間欠的な摩擦方式を採用した本発明による自転車ハブの駆
動方向変換装置の作動が、以下に説明される。
【0028】 1、前方向にペダルを踏む間の動力伝達経路 a) 高速での前進走行 前方にペダルを踏むと、従動スプロケットハウジング30は図4Aに示される
ように、チェーンによってペダルシャフトに連結されて前方向、すなわち、矢印
a方向に回転し、従動スプロケットハウジング30の曲線部分に接触している第
1のクラッチピングループ210は、曲線部分31の最上部、すなわち、図5A
のPからP’まで登る。その結果、クラッチハウジング300は、第1のクラッ
チピングループ210と曲線部分31の間の摩擦力によって駆動され、この駆動
力は第2のリングギヤ410に伝達される。 そして、スプラインによって第2のリングギヤ410に連結された第1のラチ
ェット部材800が回転い、その回転力は伝達部材910によって次々に、第3
のアイドルギヤ530と第3のリングギヤ420に伝達される。 第3のリングギヤ420に伝達された回転力は第2の爪部422によって第2
のラチェット部材810に伝達され、最終的にハブシェル20に伝達される。ハ
ブシェルに伝達された駆動力は、自転車の後輪を高速で回転させる。 ここで、第1及び第2のアイドルギヤ510,520と第2のリングギヤ41
0は後方に回転し、第2のクラッチピングループ220は第2のリングギヤ41
0に対して摺動回転し、第1のラチェット部材800の第1の爪部421と第3
のリングギヤ420は摺動回転し、第3のアイドルギヤ530は第3のキャリア
130の回転によって回転し、それによって第3のリングギヤ520は高速で回
転する。
【0029】 b)中速度での前進走行 第1のコントロールレバー40が、図1Bに示されるように中程の位置にある
とき、伝達部分IIIの伝達部材910は第3のキャリア130から切離されてい
る。 前方にペダルを踏むと、従動スプロケットハウジング30は、図4Aに示され
るように、チェーンによってペダルシャフトに連結されて前方、すなわち、矢印
a方向に回転し、従動スプロケットハウジング30の曲線部分31に接触してい
る第1のクラッチピングループ210は、曲線部分31の最上部、すなわち、図
5AのPからP’へ登る。その結果、クラッチハウジング300は、第1のクラ
ッチピングループ210と曲線部分31との間の摩擦力によって回転され、この
駆動力は第2のリングギヤ410に伝達される。 そして、スプラインによって第2のリングギヤに連結された第1のラチェット
部材800が回転し、回転力は第1の爪部421によって第3のリングギヤ42
0に伝達され、さらに第3のリングギヤ420中に取付けられた第2の爪部42
2によって第2のラチェット部材810に伝達され、最終的にハブシェル20に
伝達される。ハブシェルに伝達された駆動力は自転車の後輪を中速度で回転させ
る。 ここで、第1及び第2のアイドルギヤ510、520と、第2のリングギヤ4
10は後方に回転し、第2のクラッチピングループ220は第2のリングギヤ4
10に対して摺動回転する。
【0030】 c)低速度での前進走行 第1のコントロールレバー40が、図1Cに示されるように右端位置にあると
き、第2の爪部422は、伝達部IIIの伝達部材によって、第2のラチェット部
材810から切離されている。 前方にペダルを踏むと、図4Aに示されるように、チェーンによってペダルシ
ャフトに連結されて前方、すなわち、矢印a方向に回転し、従動スプロケットハ
ウジング30の曲線部分31に接触している第1のクラッチピングループ210
は、曲線部分31の最上部、すなわち、図5AのPからP’へ登る。その結果、
クラッチハウジング300は、第1のクラッチピングループ210と曲線部分3
1との間の摩擦力によって回転され、この駆動力は第2のリングギヤ410に伝
達される。 そして、スプラインによって第2のリングギヤ410に連結された第1のラチ
ェット部材800が回転し、第1のラチェット部材800の駆動力は、第1の爪
部421によって第3のリングギヤ420に伝達され、さらに第3のリングギヤ
420のリード端に形成されたギヤ423に係合した第3のアイドルギヤ530
に伝達され、さらに第3のキャリア130に伝達され、最終的にハブシェル20
に伝達される。ハブシェルに伝達された駆動力は、自転車の後輪を低速で回転さ
せる。 ここで、第1及び第2のアイドルギヤ510,520と、第2のリングギヤ4
10は後方に回転し、第2のクラッチピングループ220は第2のリングギヤ4
10に対して摺動回転する。
【0031】 2,後方向にペダルを踏む間の動力伝達経路 a) 高速度での後方走行 図1Aに示されるように、後方にペダルを踏むと、図4Bに示されるように、
従動スプロケットハウジング30はチェーンによってペダルシャフトに連結され
て後方、すなわち、矢印b方向に回転し、従動スプロケットハウジング30の曲
線部分31に接触している第2のクラッチピングループ220は、曲線部分31
の最上部と反対方向、すなわち、図5BのPからP”へ登る。その結果、第1の
リングギヤ400は、第2のクラッチピングループ220と曲線部分31との間
の摩擦力によって回転され、この駆動力は第1のアイドルギヤ510によって第
2のアイドルギヤ520に伝達され、それによって第2のリングギヤ410は前
方に回転する。 そして、スプラインによって第2のリングギヤ410に連結された第1のラチ
ェット部材800が回転し、第1のラチェット部材800の駆動力は第3のアイ
ドルギヤ530に伝達され、さらに伝達部材910によって第3のリングギヤ4
20に伝達される。 そして、第3のリングギヤ420に伝達された回転力は第2の爪部422によ
って第2のラチェット部材810に伝達され、最終的にハブシェル20に伝達さ
れる。 ハブシェルを後方向へ駆動することによる前方向の駆動力は、自転車の後輪を
高速で回転させる。 ここで、クラッチハウジング300と第1の爪部421は摺動回転する。
【0032】 b) 中速度での後方走行 図1Bに示されるように第1のコントロールレバーが中程度の位置にあると
き、伝達部IIIの伝達部材910は、第3のキャリア130から切離されている
。後方にペダルを踏むと、図4Bに示されるように、従動スプロケットハウジン
グ30はチェーンによってペダルシャフトに連結されて後方、すなわち、矢印b
方向に回転し、従動スプロケットハウジング30の曲線部分31に接触している
第2のクラッチピングループ220は、曲線部分31の最上部と反対方向、すな
わち、図5BのPからP”へ登る。その結果、第1のリングギヤ400は、第2
のクラッチピングループ220と曲線部分31との間の摩擦力によって回転され
、この駆動力は第1のアイドルギヤ510によって第2のアイドルギヤ520に
伝達され、それによって第2のリングギヤ410は前方に回転する。 そして、スプラインによって第2のリングギヤ410に連結された第1のラチ
ェット部材800が回転し、第1のラチェット部材800の回転力は第1の爪部
421によって第3のリングギヤ420に伝達され、さらに第2の爪部422に
よって、第3のリングギヤ420中に取付けられた第2のラチェット部材810
に伝達され、そして、最終的にハブシェル20に伝達される。そして、ハブシェ
ルに伝達された駆動力は、自転車の後輪を中速度で回転させる。 ここで、クラッチハウジング30と第1の爪部421は摺動回転する。
【0033】 c) 低速度での後方走行 図1Cに示されるように、第1のコントロールレバー40が右端に位置すると
き、伝達部IIIの伝達部材910によって、第2の爪部422は第1のラチェッ
ト部材800から切離されている。 後方にペダルを踏むと、図4Bに示されるように、従動スプロケットハウジン
グ30はチェーンによってペダルシャフトに連結されて後方、すなわち、矢印b
方向に回転し、従動スプロケットハウジング30の曲線部分31に接触している
第2のクラッチピングループ220は、曲線部分31の最上部と反対方向、すな
わち、図5BのPからP”へ登る。その結果、第1のリングギヤ400は、第2
のクラッチピングループ220と曲線部分31との間の摩擦力によって回転し、
この駆動力は第1のアイドルギヤ510によって第2のアイドルギヤ520に伝
達され、それによって第2のリングギヤ410は前方に回転する。 そして、スプラインによって第2のリングギヤ410に連結された第1のラチ
ェット部材800が回転し、第1のラチェット部材800の回転力は第1の爪部
421によって第3のリングギヤ420に伝達され、さらに第3のリングギヤ4
20の先端部に形成されたギヤ423に係合した第3のアイドルギヤ530に伝
達され、さらに第3のキャリア130に伝達され、そして最終的にハブシェル2
0に伝達される。そして、ハブシェルに伝達された駆動力は、自転車の後輪を低
速で回転させる。
【0034】 3.停止した自転車の引戻し 第1及び第2のクラッチピングループ210,220は、上部端と下部端、す
なわち、図5Aと図5Bに示されるようにPからP’へ、P”からPへ互いに移
動し、そのため、前方又は後方にペダルが回転する間、自転車は引戻される。
【0035】 (実施形態2) 図6は、本発明の第2実施形態の自転車ハブの駆動方向切換装置の断面図であ
る。ここでは、第1実施形態と同じ構造及び同じ参照番号の説明と、それらの作
動の説明は、省略することにする。
【0036】 ここでは、図4Aに示されるように、従動スプロケットハウジング30の先端
の外周に、側面図を多角形として示されている多角形の曲線部分31が形成され
、第2のコントロールレバー50が従動スプロケットハウジング30の内部に取
付けられている。
【0037】 第2のコントロールレバー50は、第2キャリア120の片側に弾性的に取付
けられた弾性部材54と、弾性力によって弾性的に支持されるように取付けられ
た傾斜部材51と、傾斜部材51を前向き及び後向きに移動させるための押出し
部材52と、傾斜部材51の傾斜部分に沿って上昇又は下降する押出しピン53
とを含む。
【0038】 他方、押出し部材53は、従動スプロケットハウジング30に形成された穴3
2に挿入された弾性部材55によって弾性的に支持されながら、上昇又は下降し
、穴32は、曲線部分31と同じ線上に位置している。
【0039】 かくして、第2のコントロールレバー50が作動されると、押出し部材52は
、上向き及び下向きに押出しピン53を移動させ、これによって、第1クラッチ
ピングループ210の動きをコントロールする。その結果、前向き及び後向きに
ペダルの駆動がコントロールされる。
【0040】 (実施形態3) 図7は、本発明の第3実施形態の自転車ハブの駆動方向切換装置の断面図であ
る。ここでは、第1実施形態と同じ構造及び同じ参照番号の説明と、それらの作
動の説明は、省略される。
【0041】 図7の駆動方向切換装置は、駆動部分Iと駆動方向切換部分IIとからなる。こ こで、駆動部分Iは、移動可能にハブシャフトと連結された従動スプロケットハ ウジング30と、従動スプロケットハウジング30の先端外周に取付けられた第
1及び第2クラッチピングループ210及び220と、第1及び第2クラッチピ
ングループ210及び220を支持するための第1キャリア110と、第1クラ
ッチピングループ210と曲線部分31との間の摩擦力を利用してハブシェルを
駆動させるためのクラッチハウジング300とを含む。駆動方向切換部分IIは、
第2クラッチピングループ220と曲線部分31との間の摩擦力によってハブシ
ェル20を駆動させるための第1リングギヤ400と、第1リングギヤ400の
先端内部に形成された歯車と係合させられている間、支持点として回転シャフト
60の周りをセンタリングしながら回転する第1アイドルギヤ510と、第1ア
イドルギヤ510と係合させられている間、支持点として回転シャフト60の周
りをセンタリングしながら回転する第2アイドルギヤ520と、第2アイドルギ
ヤ520を支持するための第2キャリア120と、第2アイドルギヤ520と係
合させられた内部歯車423を有する第2リングギヤ410とを含む。
【0042】 (実施形態4) 図8は、本発明の第4実施形態の自転車ハブの駆動方向切換装置の断面図であ
る。ここでは、第1から第3実施形態と同じ構造及び同じ参照番号の説明と、そ
れらの作動の説明は、省略される。
【0043】 バランス部分70は、図8に示されるように、ハブシャフト10と直角に、ハ
ブシャフトの中央に取付けられる。バランス部分70は、スプリング穴71と、
スプリング穴71内に弾性的に具えられた弾性部材72と、弾性力によって弾性
的に支持されるように、弾性部材72の両端に具えられた一対のボール73とを
含む。
【0044】 歯車33は、従動スプロケットハウジング30の先端外周に形成され、歯車3
3にインターロッックされるように係合されたアイドルギヤ500は、図10、
11A、そして、11Bに示されるように、アイドルギヤ60が支持点として回
転シャフト60の周りをセンタリングしながら回転するように、キャリア100
に取付けられる。同時に、アイドルギヤ500は、ハブシェル20の歯車21と
係合させられる。
【0045】 駆動方向切換部分IIは、駆動部分Iによる駆動方向を前向き及び後向きに切換 えるように、キャリア100の内側と外側の両方に取付けられる。
【0046】 すなわち、クラッチハウジング300はハブシェル20に取付けられ、内部傾
斜部分111と外部傾斜部分112に取付けられたクラッチピングループ200
を案内することによって、クラッチピン部材200の摩擦力によってハブシェル
20を駆動させ、或いは、キャリア100の走行を止める。
【0047】 図9に示されるように、クラッチハウジング300はシリンダー状をなし、そ
の一端は開かれている。また、クラッチピングループ200を案内するための開
かれた端の案内穴311と、案内スロット312が、一定の間隔で周全体に沿っ
て形成されている。
【0048】 ここで、案内穴311と案内スロット312は、互いに対向するように位置を
定められ、案内スロット312は、クラッチハウジング300が分離することを
防ぐためにハブシェル10が挿入される固定部分313の周に沿って形成されて
いる。
【0049】 以下、自転車ハブの駆動方向切換装置の実施形態の作動について説明する。
【0050】 従動スプロケットハウジング30の従動スプロケット1が図8の状態でペダル
シャフトと従動スプロケットによって前向きに回転する場合、従動スプロケット
ハウジング30は、前向きに、すなわち、図10に示されているように矢印“a
”の方向に回転し、従動スプロケットハウジング30の周に形成されている歯車
33と係合させられているアイドルギヤ500は、従動スプロケットハウジング
30と反対の方向に駆動され、キャリア100は、前向きに回転される。結果と
して、従動スプロケットハウジング30、アイドルギヤ500、そして、キャリ
ア100は、一体的に前向きに回転し、その動力がハブシェル20を前向きに回
転させる。すなわち、キャリア100は、図11Aの矢印“b”の方向に回転す
る。
【0051】 ここで、クラッチピングループ200は、ハブシェル20の内側に接触するよ
うにキャリア100の外部傾斜部分112の最も高い部分に位置し、同時に、ハ
ブシャフト10から離れるように、キャリア100の内部傾斜部分111の最も
高い部分に位置し、かくして、自転車の後輪を前向きに走行させるように、ハブ
シェル20を前向きに回転させる。
【0052】 すなわち、外部傾斜部分112に取付けられたクラッチピングループ200は
、ハブシェル20の内壁に密着させられ、内部傾斜部分111に取付けられたク
ラッチピングループ200は、ハブシェル10から離される。ここで、駆動が続
く場合、ハブシェル20は、クラッチピングループ200の摩擦力によってアイ
ドルギヤ500と同じ方向に回転する。言い換えれば、ハブシェル20は、前向
きに回転し、かくして、自転車は前向きの駆動によって前向きに走行する。
【0053】 同様に、後向き駆動中、すなわち、ペダルを後向きに漕ぐ(図示せず。)場合
、ペダルを漕ぐ力は、チェーンを経て従動スプロケットに伝達され、従動スプロ
ケット1の回転力は、従動スプロケット1と一体的に形成された従動スプロケッ
トハウジング30に伝達される。
【0054】 その結果、図11Bに示されるように、従動スプロケットハウジング30が後
向き(図11Aの回転方向と反対)に回転する間、従動スプロケットハウジング
30は矢印“b”の方向に回転する。
【0055】 従動スプロケットハウジング30の内周に形成された歯車33と係合させられ
ているアイドルギヤ500は、従動スプロケットハウジング30とは反対の方向
に駆動させられ、アイドルギヤ500と係合させられているハブシェル20は、
アイドルギヤ500の回転力と同じ方向に回転し、同時に、キャリア100は、
矢印“b”の方向に回転する。
【0056】 ここで、キャリア100の外周に取付けられたクラッチピングループ200は
、ハブシェル20から離れるに、外部傾斜部分112の最も低い端部に位置し、
同時に、内周に形成されたクラッチピングループ200は、ハブシェル10に押
付けられるよう、キャリア100の内部傾斜部分111の最も低い端部に位置す
る。結果として、キャリア100は、クラッチピングループ200と曲線部分3
1との間の摩擦力によって回転を止め、ハブシェル20はクラッチピングループ
200から離れている間、アイドルギヤ500と同じ方向に回転し、これによっ
て、ハブシェル20を前向きに回転させる。従って、自転車の後輪は、駆動方向
切換部分IIを取付けることによって、前向き及び後向きの駆動により、前向きに
走行することができる。
【0057】 ここで、クラッチピングループ200は、ハブシェル20が後向きに回転する
ように、クラッチピングループ200が1つの傾斜部分のみに係合させられるよ
う、所定の角度でキャリア100の内部及び外部傾斜部分に配置される。
【0058】
【産業上の利用可能性】
上記に説明されたように、従動スプロケットの駆動方向を切換えるために、駆
動部分の駆動方向を前向き及び後向きに切換可能な駆動方向切換部分は、ハブシ
ェルの駆動方向が切換えられるように、キャリアの内側及び外側に取付けられる
。 かくして、自転車は、反時計回りにペダルを漕げば前向きに走行し、その走行
速度は、第1及び第2作動レバーを使用することによって、乗り手によりコント
ロールされることができ、同時に、自転車は乗り手の意図に従って、前向き及び
後向きに走行することができる。
【0059】 また、歯車間の係合による両方向性駆動を達成する従来の装置によって生じる
歯車の損傷を防ぐことが可能であり、自転車の品質もより小さい騒音と隙間によ
って改良される。
【0060】 本発明による駆動方向切換装置において、各配置に改良が施されれば、その他
の状況、いわば、後輪ハブ、駆動(前輪)スプロケットの左右いずれかのサイド
、ペダルシャフト、或いは、後輪の片側に、この装置は取付けられることもでき
る。 また、本発明によれば、歯車の配置は、太陽歯車、遊星歯車、そして、リング
ギヤの配置、2つの太陽歯車と2セットの遊星歯車の配置、2セットの遊星歯車
と2つのリングギヤの配置、そして、傘歯車の配置、の内の1つとなりうる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 ペダルが高速度で前向きに駆動されたときの、本発明の第1実施
形態の自転車ハブの駆動方向切換装置の断面図。
【図1B】 ペダルが中速度で前向きに駆動されたときの、図1Aの駆動方向
切換装置の断面図。
【図1C】 ペダルが低速度で前向きに駆動されたときの、図1Aの駆動方向
切換装置の断面図。
【図2】 第1実施形態の駆動方向切換装置の第1キャリアの正面図。
【図3】 図1AのA−A線に沿った拡大断面図。
【図4A】 図1AのB−B線に沿った拡大断面図。
【図4B】 図1AのC−C線に沿った拡大断面図。
【図5A】 前向きに駆動中のクラッチピングループの運転状態を示すための
部分図。
【図5B】 後向きに駆動中のクラッチピングループの運転状態を示すための
部分図。
【図6】 本発明の第2実施形態の自転車ハブの駆動方向切換装置の断面図。
【図7】 本発明の第3実施形態の自転車ハブの駆動方向切換装置の断面図。
【図8】 本発明の第4実施形態の自転車ハブの駆動方向切換装置の断面図。
【図9】 図8のクラッチハウジングの部分斜視図。
【図10】 ハブシェル、アイドルギヤ、そして、スプロケットハウジング間
の連結関係を示す、図8のA−A線に沿った縦断面図。
【図11A】 前向きに駆動中の駆動方向切換装置を示す、図8のB−B線に
沿った縦断面図。
【図11B】 後向きに駆動中の駆動方向切換装置を示す、図8のB−B線に
沿った縦断面図。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊星歯車を使用する変速機が具えられた、自転車の後輪ハブ
    の駆動方向切換装置であって、 ハブシャフトに移動可能に連結された従動スプロケットハウジングと、前記従
    動スプロケットハウジングの外周先端に取付けられた複数の第1及び第2クラッ
    チグループと、前記第1及び第2クラッチピングループを支持するための第1キ
    ャリアと、前記第1クラッチピングループの摩擦力によって生じる拡張力により
    ハブシェルを駆動するためのクラッチハウジングと、前記クラッチハウジングが
    分離されることを防ぐための第1分離防止部材とを含む駆動部分と、 前記第2クラッチピングループの摩擦力によって生じる拡張力により前記ハブ
    シェルを駆動するための第1リングギヤと、前記第1リングギヤの先端内側に形
    成された歯車と係合させられて回転し、回転シャフトをセンタリングする第1ア
    イドルギヤと、前記第1アイドルギヤと係合させられて回転し、回転シャフトを
    センタリングする第2アイドルギヤと、前記第1及び第2アイドルギヤを支持す
    るための第2キャリアと、前記第2アイドルギヤと係合された内歯車を有する第
    2リングギヤとを含む駆動方向切換部分と、 前記駆動方向切換部分の一端に連結され、外周に具えられた第2分離防止部材
    とともに一体的に形成された多段式変速機部分とからなる、 自転車の後輪ハブの駆動方向切換装置。
  2. 【請求項2】 前記従動スプロケットハウジングの外周が曲線で、側面から
    見たとき多角形の断面である、請求項1の駆動方向切換装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2クラッチピングループが前記キャリアに具
    えられ、互いに対角線状に対向している、請求項1の駆動方向切換装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のアイドルギヤの長さが第2のアイドルギヤの長さ
    より短い、請求項1の駆動方向切換装置。
  5. 【請求項5】 前記多段式変速機部分と駆動方向切換部分にそれぞれ作動レ
    バーが具えられている、請求項1の駆動方向切換装置。
  6. 【請求項6】 遊星歯車を使用する変速機が具えられた、自転車の後輪ハブ
    の駆動方向切換装置であって、 ハブシャフトに移動可能に連結された従動スプロケットハウジングと、前記従
    動スプロケットハウジングの先端外周に取付けられた複数の第1及び第2クラッ
    チグループと、前記第1及び第2クラッチピングループを支持するための第1キ
    ャリアと、前記第1クラッチピングループの摩擦力によって生じる拡張力により
    ハブシェルを駆動させるためのクラッチハウジングとを含む駆動部分と、 前記第2クラッチピングループの摩擦力によって生じる拡張力により前記ハブ
    シェルを駆動させるための第1リングギヤと、前記第1リングギヤの先端内部に
    形成された歯車と係合させられて回転し、回転シャフトをセンタリングする第1
    アイドルギヤと、前記第1アイドルギヤと係合させられて回転し、回転シャフト
    をセンタリングする第2アイドルギヤと、前記第1及び第2アイドルギヤを支持
    するための第2キャリアと、前記第2アイドルギヤと係合した内歯車を有する第
    2リングギヤとを含む駆動方向切換部分とを有してなる、 自転車の後輪ハブの駆動方向切換装置。
  7. 【請求項7】 自転車の後輪ハブの駆動方向切換装置であって、 ハブシャフトに移動可能に連結された従動スプロケットハウジングと、前記従
    動スプロケットハウジングの先端に形成された歯車と係合されて回転するアイド
    ルギヤと、回転シャフトをセンタリングして前記アイドルギヤを回転可能に支持
    するキャリアとを含む駆動部分と、 前記駆動部分の駆動を前向き及び後向きに切換えるために、前記キャリアの内
    部及び外部に具えられた駆動方向切換部分とを有してなる、 自転車の後輪ハブの駆動方向切換装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の自転車の後輪ハブの駆動方向切換装置であって、 前記駆動方向切換部分が、前記キャリアの先端に形成された内部と外部の傾斜
    部分に取付けられた複数のクラッチピングループと、 前記内部と外部の傾斜部分に取付けられた複数のクラッチピングループを案内
    し、前記クラッチピングループと曲線部分との摩擦力によってハブシェルを駆動
    し、又はキャリアの移動を止めるためのするためのクラッチハウジングと、 前記ハブシャフトに形成された穴に弾性的に取付けられ、前記クラッチハウジ
    ングの回転を所定のレベルにコントロールするためのバランス部分とを有し、 前記複数のクラッチピングループは前記内部と外部の傾斜部分に所定の角度で
    取付けられ、かくして、前記クラッチピングループは1つだけの傾斜部分と係合
    して自転車が引戻される場合、前記ハブシェルの後方回転を許容するようになっ
    ている、 駆動方向切換装置。
JP2000540037A 1998-01-20 1999-01-15 自転車ハブの駆動方向切換装置 Withdrawn JP2002509054A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019980001616A KR100258784B1 (ko) 1998-01-20 1998-01-20 자전거허브의 정,역구동 변환장치
KR1998/1616 1998-01-20
PCT/KR1999/000022 WO1999036307A1 (en) 1998-01-20 1999-01-15 Driving direction changing apparatus of bicycle hub

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002509054A true JP2002509054A (ja) 2002-03-26

Family

ID=19531844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000540037A Withdrawn JP2002509054A (ja) 1998-01-20 1999-01-15 自転車ハブの駆動方向切換装置

Country Status (12)

Country Link
US (1) US6390487B1 (ja)
EP (1) EP1047590A1 (ja)
JP (1) JP2002509054A (ja)
KR (1) KR100258784B1 (ja)
CN (1) CN1291153A (ja)
AU (1) AU1984499A (ja)
BR (1) BR9910199A (ja)
CA (1) CA2318312A1 (ja)
IL (1) IL137259A0 (ja)
PL (1) PL342708A1 (ja)
TW (1) TW414774B (ja)
WO (1) WO1999036307A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030820A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Shimano Inc 自転車用内装変速ハブのキャップ部材
JP2018150020A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 株式会社エクセディ 自動二輪車用動力伝達システム
JP2018532089A (ja) * 2015-09-15 2018-11-01 エムビーアイ・カンパニー リミテッド モーター用変速機
JP2020041586A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 株式会社ミツバ 減速機構、及び減速機付モータ

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100291849B1 (ko) * 1999-03-15 2001-06-01 마재열 자전거의 동력변환장치
US6383108B1 (en) 1999-06-30 2002-05-07 World Industry Co., Ltd., Apparatus for changing direction of driving force for bicycles
GB2355772A (en) * 1999-10-30 2001-05-02 Adrian Ash Bicycle gearbox having a plurality of planetary gear sets in series
KR200178802Y1 (ko) * 1999-11-15 2000-04-15 허현강 정신기어 자전거
KR100436697B1 (ko) * 1999-12-15 2004-06-22 오종수 자전거의 속도변환장치
KR100361580B1 (ko) * 2000-02-18 2002-11-21 코오롱산업 주식회사 자전거용 전진구동 변환장치
KR20010095380A (ko) * 2000-03-30 2001-11-07 어성옥 자전거의 전진구동 주행장치
KR100407016B1 (ko) * 2000-07-13 2003-11-28 신영재 자전거용 이중 일방향 구동장치
US20030137123A1 (en) * 2002-01-24 2003-07-24 Serdiuk Gregory M. Frictionless bicycle stopping device
KR20020024168A (ko) * 2002-01-30 2002-03-29 이광섭 일방향 기어
KR100479873B1 (ko) * 2003-05-13 2005-03-31 홍재호 수십가지 페달 링 방식의 자전거 드라이브 유닛
KR100479871B1 (ko) * 2003-05-13 2005-03-31 홍재호 정.역 페달 링 시 항상 전진하며, 후진 및 공회전이 가능한 자전거 드라이브 유닛
US6783139B1 (en) * 2003-07-08 2004-08-31 Chien-Kuo Wang Bicycle having dual-purpose pedal
WO2005063898A1 (en) * 2003-12-30 2005-07-14 Posco Paint composition improved far-infrared radiation, antibiosis and solvent resistance, and precoated metal sheet coated the same
KR100644347B1 (ko) * 2005-03-04 2006-11-10 이수행 방향전환 가능한 일방클러치 장치
US20070084305A1 (en) * 2005-10-18 2007-04-19 Pal Anadish K Pedal-wound step-conveying devices
EP1947003B1 (en) * 2007-01-18 2010-12-08 Shimano Inc. Hub transmission for a bicycle and method for shifting such a hub transmission
TWI393640B (zh) * 2009-09-29 2013-04-21 Goring Thomas 花鼓結構
WO2013023311A1 (de) * 2011-08-17 2013-02-21 Synergy Biosurgical Ag Vorrichtung zum antreiben und exzentrischen bremsen eines fahrzeugs
KR101271155B1 (ko) * 2013-04-08 2013-06-04 주식회사 씨엠파트너 자동변속기
US9353832B1 (en) * 2014-12-10 2016-05-31 Hua Yong Machine Industry Co., Ltd. Apparatus with the multi-stage power shifting means applied to a machine tool
US9774682B2 (en) 2015-01-08 2017-09-26 International Business Machines Corporation Parallel data streaming between cloud-based applications and massively parallel systems
US10633056B2 (en) * 2017-04-12 2020-04-28 Tae Hong Ha Bicycle with automatic transmission

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GR1000647B (el) 1988-11-17 1992-09-11 Vasileios Mantzoutsos Συστημα μεταδοσης κινησης ποδηλατου.
US5127883A (en) * 1990-11-28 1992-07-07 Maz Wen Homogeneous speed-variating means as eccentrically operated
DE4313558A1 (de) * 1993-04-26 1994-10-27 Fichtel & Sachs Ag Mehrgang-Fahrradnabe
US5435583A (en) 1993-08-09 1995-07-25 Foster, Jr.; James P. Clutch operated, bi-directional, bicycle gear box
DE4402344C1 (de) * 1994-01-27 1995-03-16 Fichtel & Sachs Ag Steuereinrichtung für Klinkengesperre für Fahrrad-Mehrgangantriebsnaben
KR0141512B1 (ko) * 1994-06-14 1998-07-15 마재열 자전거의 전진구동 주행장치
KR970042078A (ko) 1995-12-08 1997-07-24 마재열 자전거의 변환 전진구동 주행장치
KR970042080A (ko) * 1995-12-30 1997-07-24 마재열 자전거의 주행장치
KR100262485B1 (ko) * 1997-05-15 2000-08-01 정재연 일방향 자전거 구동장치
BR9809978A (pt) * 1997-06-09 2000-08-01 World Ind Co Ltd Aparelho para mudar a rotação de um eixo de pedal para bicicleta

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030820A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Shimano Inc 自転車用内装変速ハブのキャップ部材
JP2018532089A (ja) * 2015-09-15 2018-11-01 エムビーアイ・カンパニー リミテッド モーター用変速機
JP2018150020A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 株式会社エクセディ 自動二輪車用動力伝達システム
JP2020041586A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 株式会社ミツバ 減速機構、及び減速機付モータ
JP7122913B2 (ja) 2018-09-10 2022-08-22 株式会社ミツバ 減速機構、及び減速機付モータ

Also Published As

Publication number Publication date
TW414774B (en) 2000-12-11
US6390487B1 (en) 2002-05-21
CN1291153A (zh) 2001-04-11
IL137259A0 (en) 2001-07-24
KR100258784B1 (ko) 2000-06-15
PL342708A1 (en) 2001-07-02
KR19990066024A (ko) 1999-08-16
AU1984499A (en) 1999-08-02
WO1999036307A1 (en) 1999-07-22
CA2318312A1 (en) 1999-07-22
BR9910199A (pt) 2001-12-26
EP1047590A1 (en) 2000-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002509054A (ja) 自転車ハブの駆動方向切換装置
JP3139771B2 (ja) 自転車ハブの動力変換装置
US6157149A (en) Kinetic energy regenerating device for an electric motor bicycle
US20050189157A1 (en) Electric bicycles and retrofit kits
US6142904A (en) Apparatus for changing direction of driving force for bicycles
US6383107B1 (en) Apparatus for changing direction of driving force for bicycles
KR20040091351A (ko) 자전거의 동력 전달장치
KR20180127233A (ko) 자전거용 다단기어 변속모터
KR100225753B1 (ko) 자전거 허브의 동력 변환장치
JP5065264B2 (ja) 自転車用変速ハブ
US5829563A (en) Internal bicycle transmission with a coaster brake
US10800486B2 (en) Damping transmission device
JP2012025336A (ja) モータ及びペダリング兼用変速機及び変速方法
TWI414448B (zh) 馬達及踩踏式兼用變速機以及變速方法
KR102276438B1 (ko) 자전거 변속모터
US5833040A (en) Internal bicycle transmission with a coaster brake
KR100225752B1 (ko) 자전거 허브의 역구동력 속도변환장치
EP3333455A1 (en) Damping transmission device
KR20030069422A (ko) 자전거의 변속장치
CN214875384U (zh) 一种中轴三挡变速器
KR200283064Y1 (ko) 변속장치
KR100527093B1 (ko) 무체인 자전거의 동력전달장치용 스프라켓기어의 곡선치형 형성장치
MXPA00007130A (es) Aparato de cambio de direccion de impulso de maza de bicicleta
KR19990031521U (ko) 간헐마찰방식에 의한 자전거 허브의 정,역구동 변환장치
CN2526254Y (zh) 挠性传动实心轴自行车自动变速器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060404