JP2002508623A - 衛星直接放送および地上中継器を使用したデジタル放送システム - Google Patents

衛星直接放送および地上中継器を使用したデジタル放送システム

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JP2002508623A
JP2002508623A JP2000538457A JP2000538457A JP2002508623A JP 2002508623 A JP2002508623 A JP 2002508623A JP 2000538457 A JP2000538457 A JP 2000538457A JP 2000538457 A JP2000538457 A JP 2000538457A JP 2002508623 A JP2002508623 A JP 2002508623A
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JP2000538457A
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カンパネラ,エス.,ジョセフ
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ワールドスペース マネイジメント コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 地理的に開けたエリアおよび地形高度が高いことを特徴とする地理的エリアを含む、都市エリア、大都市郊外エリア、および地方エリアにおけるモバイルラジオ(14)、固定ラジオ、およびポータブルラジオ(14)で受信することができる可能性を高くするために、異なる再放送変調オプションを採用した地上中継器ネットワークと組み合わせて異なるダウンリンク変調オプションを有する衛星直接ラジオ放送システムを使用したデジタル放送システムが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
地理的に開けたエリアおよび地形高度が高いことを特徴とする地理的エリアを
含む、都市エリア、大都市郊外エリア、および地方エリアにおけるモバイルラジ
オ、固定ラジオ、およびポータブルラジオでの受信の利用可能度を高くするため
に、異なる再放送変調オプションを採用した地上中継器ネットワークと組み合わ
せて異なるダウンリンク変調オプションを有する衛星直接ラジオ放送システムを
使用したデジタル放送システムを提供する。
【0002】
【発明の背景】
デジタルオーディオラジオサービス(DARS)を提供する既存のシステムに
おける受信機は、信号フェージングおよび符号間干渉(ISI)等の信号品質に
おける深刻な劣化を作り出す多重通路作用により根本的に影響を受ける。受信機
への放送チャネルにおけるフェージング作用は、特に衛星からの見通し線(LO
S)信号の遮蔽が最も一般的である都市環境または高度の高い地理的エリアにお
いて、周波数に敏感であり得る。衛星直下の場所(以下、衛星下ポイントと呼ぶ
)は本来、最も高い仰角を有する一方で、衛星下ポイントから離れた場所は本来
低い仰角を有し、したがって衛星下ポイントと受信場所の間に対して張っている
地球中心角が増大する。衛星下ポイント付近の場所は、通常、略遮蔽されないL
OSの受信を享受する。このため、潜在的に遮蔽されるLOS信号を地上で補強
する必要性は最小である。しかし、衛星に対するLOSの仰角が約85度未満に
なると、高い建造物または地理的起伏(すなわち、30メートル程度)による遮
蔽が顕著になる。モバイルラジオ、固定ラジオ、ならびにポータブルラジオに対
して満足のいくカバレッジを達成するために、地上での再放射がギャップを充填
するために必要である。建造物または地理的サイトの高さが比較的低い(すなわ
ち、10メートル程度)であるエリアでは、LOSの仰角が75度未満である限
り、遮蔽は顕著ではない。したがって、1つまたは複数の放送衛星のカバレッジ
内の中緯度かつ高経度の場所では、適したラジオ受信を達成するために、地上で
の再放射が必要である。衛星によるLOS伝送と衛星ダウンリンク信号波形の地
上での再放射とを組み合わせた十分に満足のいくラジオ受信が必要とされている
【0003】
【発明の概要】
本発明の一態様によれば、既存の放送システムに関連する多くの欠点を克服す
るとともに、多くの利点を実現するデジタル放送システム(DBS)が提供され
る。本発明のDBSは、衛星ダウンリンク信号をラジオ受信機に向けて再放射す
るための地上中継器のネットワークと組み合わせた、デジタルオーディオ放送(
DAB)および他のデジタル情報用のTDM搬送波衛星配信システムを含む。地
上中継器は、多重通路耐性変調技術を採用するよう構成される。
【0004】 本発明の別の態様によれば、衛星配信システムおよび地上中継器は、異なる搬
送波周波数を用いて動作する。地上中継器は、多重通路耐性変調技術を採用する
【0005】 本発明のさらに別の態様によれば、衛星配信システムおよび地上中継器は双方
とも多重通路耐性変調技術を採用し、使用される波形のタイプに応じて、同一の
または異なる搬送波周波数を使用するよう構成することができる。衛星配信シス
テムは、TDMまたは符号分割多重アクセス(CDMA)タイプの波形を採用す
ることが好ましい。地上中継器は、好ましくは、CDMA、適応等化TDM(A
ETDM)、コヒーレント周波数ホッピング適応等化TDM(CFHATDM)
、または多重搬送波変調(MCM)等の多重通路耐性波形を採用する。
【0006】 本発明のさらに別の態様によれば、単一の対地静止衛星は、衛星信号のLOS
におけるラジオ受信機ならびに地上中継器で受信可能なダウンリンク信号を伝送
する。各地上中継器は、衛星信号からデジタル放送信号を回復し、ラジオ受信機
に向けての再伝送に多重搬送波変調(MCM)を用いて該信号を変調するよう構
成される。ラジオ受信機は、1/4位相シフトキーイング(QPSK)変調TD
MビットストリームならびにMCMストリームの双方を受信するよう構成される
。ラジオ受信機は、TDMビットストリームおよびMCMビットストリームから
復調される放送チャネルを選択するとともに、ダイバーシチ結合器を使用して最
小の誤りで回復された放送チャネルを選択するようプログラムされる。
【0007】 本発明のさらにまた別の態様によれば、地上中継器と組み合わせられた2基の
対地静止衛星を含むDBSが提供される。地上中継器は、衛星ダウンリンク信号
を処理して、ベースバンド衛星信号を達成するとともに、MCMを用いて該信号
を変調するよう構成される。ラジオ受信機は、ダイバーシチ決定ロジックを実施
して、2つの衛星信号および1つのMCM信号を含む3つのダイバーシチ信号の
中から選択するよう構成される。各ラジオ受信機は、地上再放射信号、またはM
CM信号、および最尤結合器の出力の間を結合するスイッチを用いた2つのLO
S衛星信号の最尤結合を採用する。
【0008】 本発明の別の態様によれば、放送チャネルは、3つすべての信号、すなわち初
期および後期のLOS衛星信号と地上中継器からのMCM信号の最尤結合を用い
ることで、3つのダイバーシチ信号から選択してもよい。
【0009】 本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、添付図面とともに以下の詳細な
説明を読めばより容易に理解されるであろう。
【0010】
【好ましい実施形態の詳細な説明】
図1は、概して14で示すラジオ受信機における見通し線(LOS)衛星信号
の受信のため、少なくとも1基の対地静止衛星12を含むデジタル放送システム
(DBS)10を示す。異なる軌道位置にある別の対地静止衛星16は、図6お
よび図7に関連して後述する時間および/または空間的ダイバーシチの目的で設
けることができる。システム10はさらに、高建造物、丘陵、および他の妨害物
によってLOS受信が曖昧になる地理的エリア20において衛星信号を伝送する
ための少なくとも1つの地上中継器18を含む。ラジオ受信機14は、衛星信号
および地上信号の双方を受信して、該信号の一方を受信機の出力として選択する
ために、デュアルモード動作で構成されることが好ましい。
【0011】 上述したように、本発明は、固定、ポータブルおよびモバイルラジオの受信を
最適化するDBS10に関する。本発明によれば、DBS10は、衛星配信につ
いて最適化される衛星波形の見通し線(LOS)受信を、1つまたは複数の地上
中継器18を介した衛星12または16からのLOS信号の再放射と組み合わせ
る。地上中継器18は、衛星LOS信号の遮蔽が発生する地上配信に最適化され
た他の波形を使用する。建造物、橋、木、および他の妨害物に起因するLOS信
号の遮蔽は、通常、都市中心部および郊外エリアにおいて発生する。特にLOS
衛星伝送に適した波形は、時分割多重化(TDM)および符号分割多重アクセス
(CDMA)である。遮蔽された都市エリアで直面する地上多重通路干渉を克服
するのに特に適した多重通路耐性波形は、CDMA、適応等化TDM(AETD
M)、コヒーレント周波数ホッピング適応等化TDM(CFHATDM)、およ
び多重搬送波変調(MCM)である。
【0012】 周波数ホッピングについては、本明細書に参照として組み込まれるSchuc
hman他に付与された米国特許第5,283,780号に記載されている。地
上中継器18がAETDMを採用する場合、ラジオ受信機14には、等化器(図
示せず)が設けられる。AETDMの場合、TDMビットストリームを衛星12
または16から受信する。ビットストリームは、新しいTDMビットストリーム
に変換され、これに、トレーニングシーケンスがパンクチュアリングと呼ばれる
プロセスによって挿入される。パンクチュアリングは、TDMデータビットの少
部分をトレーニングシーケンスに置換する。パンクチュアリングされたビットの
数は、それによってもたらされる誤りが、順方向誤り修正によって受信機におい
て修正可能であるほどに少ない。新しいTDMビットストリームは、中継器によ
りラジオ周波数(RF)搬送波にQPSK変調され、RF搬送波は、高パワーで
例えば中心都市オフィス街の多重通路環境に伝送される。この伝送信号は、適応
時間領域等化器を装備した受信機14で受信される。トレーニングシーケンスの
使用により、各種多重通路入構成要素を構造的に追加するように、逆多重通路プ
ロセッサのタップを調整することができる。こうして構築された信号を次に処理
して、高精度でTDMストリームのビットを回復する。受信機14で利用可能な
順方向誤り修正は、パンクチュアリングによって導入された誤りおよび熱雑音お
よび受信機の減衰に起因する誤りを双方とも修正する。
【0013】 本発明の別の態様によれば、DBSシステムにおける衛星効率的なLOS波形
と地上多重通路干渉耐性波形の組み合わせは、都市エリア、郊外エリア、および
地方エリアにおけるモバイルラジオ、固定ラジオ、およびポータブルラジオによ
る高受信可能度を達成する最適な手段である。例えば、図2乃至図9に示す本発
明の実施形態によれば、MCM信号が、遮蔽エリアをカバーするよう配置された
地上中継器18のネットワークから、高受信可能度で送信される。本発明と共に
説明されるシグナリング技術は、200〜3000MHzの範囲の電磁波周波数
にわたって適用可能であり、LOS衛星放射と衛星12または16から受信した
信号の地上再放射との組み合わせを容易にする。
【0014】 最適な衛星波形では、衛星12および16のソーラーアレイによって収集され
たソーラーパワーを放射ラジオ周波数パワーに非常に効率よく変換することがで
きる。こういった波形は、最高対平均パワー比(すなわち、波高因子)が低いこ
とを特徴とするため、衛星の地球指向アンテナに最大パワー出力であるいはそれ
近くで、したがって最も効率的なパワー出力で供給する高パワー増幅器の動作が
可能である。TDM波形は、数十dBという最大パワー出力内での動作を可能に
するために特に有用である。適切に選択された符号を用いたCDMA波形は、最
大パワー出力よりも約2〜4dB下での動作を可能にする。図3を参照して後述
するように、MCM波形は、数百の位相変調正弦波の合計から構成されるため、
本来、高い最高対平均比を有する。その結果、MCM波形ははるかに大きな振幅
および衛星の高パワー増幅器における位相混変調歪みに直面する。LOS衛星受
信機による許容可能な受信を達成するために、MCM波形は高パワー増幅器に戻
されて、1/4位相シフトキーイング(QPSK)TDM波形と比較して、ダウ
ンリンク量において少なくとも6dBの受信機導入減衰を割り当てる。これは衛
星パワー変換における4から1への減少に形を変え、MCM波形をDBS10で
の衛星LOS配信には不適切な選択とする。AETDMおよびDFHATDM波
形に関して、これらの波形は、地上多重通路と対向するよう特別に設計されてお
り、かつ衛星LOS配信用に意図されたものではなく、またそれに対して効率的
でもない。
【0015】 地上中継器からの衛星LOS信号の再放射による地上補強に関して、例えばT
DM波形は、その受信が多重通路作用によってひどく減衰するため、適していな
い。さらに、補強にCDMA波形を使用するいくつかの提案されたシステムは、
LOS衛星配信には一方のCDMAチャネルコードを、また同じ周波数帯域幅を
占有する搬送波上での地上再放射配信には別のCDMAチャネルコードを使用し
て、同じ番組周波数を中継する。受信は、適応レーキ受信機によって達成される
。これら提案されたCDMAシステムは、補強信号が受信される領域と衛星LO
S信号が受信される領域の間で受信が不可能な環形ゾーンが発生するため、不都
合である。該環形にある受信機14は、信号パワーレベルがその信号の受信閾値
未満であるため、地上再放射信号を受信できない。これらの受信機14はまた、
LOS衛星の受信を妨害するのに十分な再放射信号が残っているため、衛星LO
S信号を受信することもできない。このため、環形内にあるこういった受信機1
4は、再放射信号パワーを妨害の閾値未満に低減するのに十分なほど再放射ゾー
ンから遠くに移動しなければならず、そうしなければ、LOS衛星の受信は不可
能である。
【0016】 本発明の一実施形態によれば、CDMA波形が、衛星LOSを介した配信と地
上再放射を介した配信とに同時に使用できるよう適合される。CDMAチャネル
コードは、各配信毎に異なるRF搬送波に割り当てられる。それによって生成さ
れる直交性により、2つの信号(すなわち、衛星LOS信号および地上中継器信
号)をラジオ受信機におけるRF/IF濾波により分離することが可能である。
【0017】 本発明による衛星LOS受信の地上補強を達成するために、使用可能な、およ
び使用不可能な波形の組み合わせの識別を表1に列挙する。2つ以上のタイプの
変調または信号フォーマット方法を、衛星信号ならびに地上中継器信号と共に使
用することができる。
【0018】
【表1】 AETDM波形は、信号伝播遅延が最大20マイクロ秒(μs)であることを
特徴とする多重通路環境において満足のいくように実施かつ動作することができ
る。離れた中継器18から到来した信号がこの境界を確実に越えないように、注
意を払わなければならない。適応等化された再放射波形は、深刻な多重通路を示
さない場合、親非等化TDM波形を使用するよう設計されたラジオ受信機14で
受信可能である。この互換性により、AETDM再放射が開始されたとき、直接
LOS非等化TDMラジオの衰微が防止される。
【0019】 CFHATDM波形は、遅延が最大65μsであることを特徴とする多重通路
環境において満足のいくように実施かつ動作することができる。離れた中継器1
8から到来した信号がこの境界を確実に越えないように、注意を払わなければな
らない。該波形は、親非等化TDM波形を使用するよう設計されたラジオ受信機
14で受信不可能である。
【0020】 MCM波形は、遅延が最大65μsであることを特徴とする多重通路環境にお
いて満足のいくように実施かつ動作することができる。最大遅延は、波形の周期
シンボルの周期割り当てに与えられたガードタイム割り当てにより影響を受ける
。離れた中継器18から到来した信号がこの境界を確実に越えないように、注意
を払わなければならない。該波形は、親非等化TDM波形を使用するよう設計さ
れたラジオ受信機14で受信不可能である。
【0021】 CDMA波形は、受信機14におけるレーキ経路において実施される時間遅延
のスパンによって決定される遅延を特徴とする多重通路環境において満足のいく
ように実施かつ動作することができる。離れた中継器18から到来したすべての
信号、多重通路反射、および異なる衛星がこの境界を確実に越えないように、注
意を払わなければならない。該波形は、親非等化TDM波形を使用するよう設計
されたラジオ受信機14で受信不可能である。
【0022】 衛星信号は、1基の衛星12または16から、あるいは2基の衛星12および
16から伝送することができる。軌道が十分離れた2基の対地静止衛星12およ
び16を使用すると、LOSの仰角および方位角が多様になる。また、単一の衛
星12または16からの衛星信号を中継することにより、あるいは2基の衛星1
2および16からの信号を適切に選択された時間差で伝送することにより達成さ
れる時間ダイバーシチは、受信可能度をさらに高める。
【0023】 本発明の好ましい実施形態によれば、QPSK、オフセットQPSK、差分Q
PSK、差分符号化QPSK、または最小シフトキーイング(MSK)変調での
多重チャネルTDMを含む波形が、ラジオ受信機14によるLOS受信のための
衛星からの信号伝送用に使用される。地上再放射は、好ましくは、最大3.68
Mビット/秒の容量のTDMビットストリームを搬送するよう設計されたMCM
波形を使用して実施される。図3に関連して後述する逆高速フーリエ変換により
400〜1200の多重搬送波を生成し、その結果シンボル期間が200〜30
0μsになるMCMを実施することが好ましい。55〜65マイクロ秒のガード
間隔が、各シンボル期間に含まれる。MCM波形は、同時に発生している多重通
路構成要素の中でドップラー搬送波周波数シフトに適応するよう設計される。好
ましくは、TDMビットストリームからビットまたはビット対をなくして、レー
トを3.68Mビット/秒というレートの70%〜80%の値に低減するために
、パンクチュアリングが使用される。特殊シンボルが、選択された数のFFT生
成シンボル期間それぞれの間に挿入され、シンボル期間タイミングおよび搬送波
周波数同期を回復するための手段を提供する。受信機14において、中継器18
においてパンクチュアリングされたビットまたはビット対、ならびに伝送された
他のすべてのビットを消去技術を使用して再確立するために、ビタビソフト決定
トレリスデコーダを実施することが好ましい。この技術において、デコーダは、
中継器18においてパンクチュアリングされたことがわかっているロケーション
におけるビットを単に無視する。
【0024】 DBS10のTDM搬送波衛星配信については、1997年11月14日付け
で出願された米国特許出願第08/971,049号に記載されており、その主
題全体を、すべての目的のために参照として本明細書に組み込む。手短に、図2
を参照して、放送セグメント22は、ブロック26に示すように、放送チャネル
の3.68Mビット/秒(Mbps)時分割多重化(TDM)ビットストリーム
への符号化を含むことが好ましい。TDMビットストリームは、96の16キロ
ビット/秒(kbps)のプライムレートチャネルと、同期、多重分離、放送チ
ャネル制御、およびサービスのための追加情報とを含む。放送チャネルの符号化
は、MPEGオーディオ符号化、順方向誤り修正(FEC)、および多重化を含
むことが好ましい。結果得られるTDMビットストリームは、ブロック28に示
すように、衛星のアップリンク30を介して伝送する前に、1/4位相シフトキ
ーイング(QPSK)変調を用いて変調される。
【0025】 TDM衛星配信は、ソーラーパワーから電磁波パワーへの変換に関して、可能
な限り最高の衛星オンボードペイロード効率を達成する。これは、管動作当たり
単一のTDM搬送波により、各衛星の進行波管が、最も効率のよい動作点である
飽和したパワー出力で動作することが可能であるためである。通常の用途におけ
るTDM搬送波は、それぞれ16キロビット/秒である96のプライムビットレ
ートインクリメントを衛星12または16のビーム内に配置された小型で経済的
なラジオ受信機14に配信するよう設計される。1から8のプライムレートイン
クリメントは、放送チャネルを構成するようグループ化される。放送チャネルは
、オーディオ、ビデオ、データ、およびマルチメディア配信用の多くのサービス
チャネルに分割することが可能である。
【0026】 TDM搬送波により衛星12および16から地球に配信されるパワー密度は、
非常に高くすることができ、したがって、地方および郊外エリアのオープンハイ
ウェイ走行時に、自動車両および貨物自動車両におけるラジオ受信機14での優
れたLOS受信を提供する。しかし、高い建造物があふれている都市エリア、ま
たは湿気を含んだ葉を有する高くそびえ立つ木々があふれている森では、LOS
受信が遮蔽されるため、LOS受信に関して受信機14の適した動作が妨げられ
る。衛星パワーを上げることで、これらの状況を克服しようという試みは、過度
に高価であり、かつ技術的に非実用的である。したがって、より実用的な代替策
は、地上中継器18のネットワークを追加することで、直接LOS衛星受信を高
めることである。
【0027】 LOS受信遮蔽の性質に関して、以下を考慮する。衛星12または16の直下
の場所(すなわち、衛星下ポイント)は本来、最も高い仰角を有する一方で、衛
星下ポイントから離れた場所は本来低い仰角を有し、かつ衛星下ポイントと受信
場所の間に対して張っている地球中心角が増大する。衛星下ポイント付近の場所
にある受信機14は、略遮蔽されないLOS受信が可能であり、遮蔽されたLO
S信号を地上で補強する必要性は、最小である。しかし、衛星に対するLOSの
仰角が約85度未満になると、高建造物(すなわち、30メートルよりも高い)
による遮蔽が顕著になる。したがって、モバイルラジオ受信機に対して満足のい
くサービスエリアを達成するために、ギャップを充填するための地上での再放射
が必要である。建造物の高さが低い(すなわち、10メートル未満)であるエリ
アでは、LOSの仰角が75度未満である限り、遮蔽は顕著ではない。衛星12
および16の6度のビーム幅カバレッジ内の中緯度かつ高経度の場所では、適し
たモバイル受信を達成するために、地上でのTDM波形の再放射が必要である。
したがって、十分に満足のいくモバイル受信には、衛星LOSと衛星波形の地上
再放射を組み合わせたシステムが必要である。
【0028】 本発明のDBS10は、サービスエリアを最大化するために、都市中心部内な
らびに大都市エリアに賢明に間隔をあけられて配置された複数の地上中継器18
からのLOS衛星信号を再放射する。このタイプの配置は、地上デジタルオーデ
ィオ放送(DAB)およびセル式電話システムについて認識された分野であり、
本発明により、TDM衛星LOS信号の地上再放射に拡張することができる。配
置には、短距離フィルイン中継器18(1km半径まで)の場合の最小1〜10
ワットから、カバレッジが広範囲(1kmから10km半径)である再放射器ま
たは中継器の場合の最大100〜10,000ワットの範囲の放射パワーレベル
(EIRP)を混合したものを利用する。
【0029】 衛星LOS/地上再放射構成を有するDBS10の2つの好ましい実施形態に
ついて、以下に説明する。第1の実施形態は、対地静止軌道(GSO)の弧に沿
って賢明に選択された経度を有する1基の対地静止軌道(GSO)衛星12また
は16を含み、GSO衛星12または16は、地上中継器18のネットワークと
提携して動作する。第2の実施形態は、空間および時間のダイバーシチを達成す
るために、賢明に間隔のあけられたGSO経度が異なる2基の衛星12および1
6を含む。
【0030】 少なくとも1つの地上中継器18を有する1基のGSO衛星12を使用したD
BS10の実施形態を、例示目的のために図2に示す。各地上中継器18につい
て、LOS衛星信号は、ラジオ受信機34と提携して動作しているアンテナ32
で受信されて、衛星12から放射された信号を復調して、そこからデジタルベー
スバンド信号を回復する。遅延ブロック35は、衛星12および16からの伝送
間の時間ダイバーシチ遅延(もしあれば)の量だけ、デジタルベースバンド信号
全体を遅延させる。デジタルベースバンド信号は、地上波形変調器36に供給さ
れ、地上波形変調器36が、波形が地上中継器18から伝送されて、ラジオ受信
機14で受信された後、デジタルベースバンド信号の回復を可能にするよう賢明
に設計された波形を生成する。そして、ブロック38に示すように、変調された
波形を搬送波周波数に周波数変換して、増幅する。地上再放射波形は、伝送アン
テナ40と受信機14間の地上経路上で直面する動的多重通路に耐えるよう特別
に選択される。この多重通路は、建造物44および地形等の妨害物から、また妨
害物の周囲での、および対流圏波形屈曲および反射からの反射および回折によっ
て生じる。
【0031】 アンテナ32は、LOS信号を低干渉で、したがって非常に高い品質(すなわ
ち、エラーレートが10-9未満)で受信するように、衛星12に向けては高利得
(10dBiよりも大きい)を有する一方で、その他の方向では低利得を達成す
るように設計される。受信機34内の復調器および他の受信要素は、DBS10
において使用され、上記1997年11月14日付けで出願された出願第08/
971,049号に記載のLOSラジオ受信機14について設計されたものであ
る。ラジオ受信機18は、3.68Mビット/秒のQPSK変調TDMビットス
トリームを受信するよう設計される。上述したように、デジタルベースバンドは
、放送チャネルと、放送チャネルおよびそれらが担うサービスの同期、復調、お
よび制御に必要な付加的情報とに編成された96の16キロビット/秒のプライ
ムビットレートデジタルチャネルを搬送する3.68Mビット/秒のデジタル波
形TDMビットストリームであることが好ましい。地上波形変調器36およびそ
れが生成する波形は、上述したように、地上経路の42で示す多重通路の変動に
よって妨害されずに受信できるように設計される。可能な多重通路耐性波形は、
適応等化TDM、適応等化を用いた適応等化多重搬送波周波数ホッパー、高速フ
ーリエ変換多重搬送波変調、およびレーキ受信機を用いたCDMAである。中継
器18は、多重通路耐性波形をアセンブルし、該波形を、RF変換器38を介し
て選択されたパワーレベルで所望の再放射送信機RF周波数に周波数変換し、ア
ンテナ40から波形を放射するために備えられる。アンテナ40は、水平面にお
いて全方向性または部分方向性伝播を提供するとともに、水平に向けて高指向性
を提供するよう構成されることが好ましい。アンテナの正味利得は、10〜16
dBiの範囲であると予期される。アンテナ40は、建造物の最上部および/ま
たは所望の高さのタワー上に配置することができる。上述したように、放射パワ
ーレベルは、用途に応じて、1〜10,000ワットの範囲のEIRPであり得
る。
【0032】 特に望ましい多重通路耐性再放射波形は、多重搬送波変調(MCM)を用いた
ものである。波形が生成される様式を図3に示す。3.68Mビット/秒のTD
Mストリーム等のデジタルストリームは、例えばそれぞれが8000ビット/秒
を搬送する460の並列経路等、多くの並列経路に時間領域分割される(ブロッ
ク102)。これら経路それぞれにおけるビットは、一方のビットが複素数のI
(虚数)構成要素として、他方が複素数のQ(実数)構成要素として識別される
2ビットシンボルに対にされる。これは、1秒当たり4000の複素シンボルレ
ートを生成する。これらのビットは、460の並列複素数周波数係数入力として
、512の係数逆高速フーリエ変換(IFFT)104を用いて実施される離散
逆フーリエ変換器に供給される。高速フーリエ変換アルゴリズムは、2n(但し 、nは任意の整数である)の入力および出力係数で動作しなければならないこと
は、当分野の現状において周知である。したがって、n=9の場合、29=51 2である。係数の数は460であるため、残り52の欠如した入力係数は、ゼロ
に等しく設定される。これは、23個のゼロ値係数を最上および最下のIFFT
入力に割り当てることによって行われるため、残り460個の中央にある係数に
は非ゼロの値が割り当てられる。IFFTの出力104は、460個のQPSK
変調された直交正弦係数のセットであり、それぞれ一秒当たり4000のシンボ
ルレートを支援し、その結果250μsのシンボル期間を有する460個の狭帯
域直交搬送波を構成する。ゼロに等しく設定された係数については、IFFT1
04の出力において搬送波が現れない。
【0033】 IFFT多重搬送波出力104はさらに処理されて、460個の複素シンボル
狭帯域直交搬送波のセットについてガード間隔105を生成する(ブロック10
6)。シンボル期間Tsの一部fがガード時間に割り当てられるものと仮定する
。これを行うためには、シンボル持続期間を値Ts=(1−f)Tsに低減しな
くてはならない。上記考慮した例の場合では、Ts=250μsである。シンボ
ル時間の25%をガード時間に割り当てるとすれば、f=0.25であり、かつ
Ts=187.5μsである。これを行うために、IFFTのシンボル期間出力
が250μs毎にメモリに記憶されて、187.5μsで再生される。250μ
sのシンボル間隔を充填するために、IFFT出力の最初のサンプルが、62.
5μsのガード間隔中に再度再生される。この手順により、(1−f)−1の倍
数だけ多重搬送波出力の帯域幅が増大する。したがって、多重搬送波変調器出力
に必要な帯域幅は、1.33で乗算されて、4000×460×1.33=2.
453MHzという値になる。
【0034】 最後に、多重搬送波変調器処理を完了するために、ブロック108に示すよう
に、同期シンボルを含むシンボル106が周期的に導入される。これは、受信機
14において187.5μs持続期間のサンプリング窓を250μs毎に到来す
る多重通路群の中央に同期するための手段を提供するために行われる。また、シ
ンボル情報の差分参照符号化のための位相参照シンボルもまた周期的に追加され
る。同期シンボルおよび位相参照シンボルは、設計要件に応じて、20〜100
シンボル期間毎に導入されることが好ましい。
【0035】 変調設計のさらなる特徴は、多重搬送波波形の最終的は帯域幅を低減するため
に、波線ブロック110で示すように、変調器36の入力においてTDMデジタ
ルビットストリームをパンクチュアリングすることである。パンクチュアリング
とは、IFFT104への入力において、加えられたデータストリームから実数
データビットを選択的かつ疎になくすことを意味する。これは、受信機14で適
用される順方向誤り修正方式がパンクチュアリング済みビットを単に誤りとして
扱い、それを修正するであろうことを見越して、ストリームのビットのうちの一
部について行うことができる。この結果、パンクチュアリングによって削除され
るビットの割合に応じて、所望の受信BER目標についての信号対雑音比(Eb /N0)を1〜3dBだけ増大させる。パンクチュアリング済み波形についての 設計は、多重搬送波変調の帯域幅を比例して低減する。例えば、TDMストリー
ムのビットレートが75%低減する場合、帯域幅も75%低減する。上記例の場
合、ビットレートは2.76Mビット/秒に低減され、かつ多重搬送波の帯域幅
は1.84MHzに低減される。このような帯域幅圧縮は、そうでなければ利用
可能な周波数スペクトルが所望の容量を搬送するために不十分である用途におい
て必要とされ得る。
【0036】 本明細書において用いられる好ましい多重搬送波変調技術についてのさらなる
詳細は、すべてFraunhofer−Gesellschaft zur F
oerderungにより1998年4月14日付けで出願された国際出願第P
CT/EP98/02167、PCT/EP98/02168、PCT/EP9
8/02169、PCT/EP98/02170、およびPCT/EP98/0
2184において見出すことができる。
【0037】 図2および図3を参照して説明した地上中継器は、TDM衛星ダウンリンク信
号を回復し、ベースバンド処理を介して、TDM信号を例えばCDMA、AET
DM、MCM、またはCHFATDMを使用した異なる波形に再フォーマットす
るために使用されることを理解されたい。しかし、DBS10は、同一チャネル
または非同一チャネルの中継器である地上中継器18を備えることができること
を理解されたい。例えば、衛星信号と同じ搬送波上の受信衛星信号を単に増幅し
て中継するにすぎない同一チャネルギャップフィラーである地上中継器18を設
けてもよい。あるいは、周波数変換を介して異なる搬送波周波数で衛星信号を増
幅して中継する非同一チャネルギャップフィラーである地上中継器を設けてもよ
い。いずれの場合でも、衛星信号のベースバンド処理は、中継器において行われ
ない。これらのタイプのギャップフィラーを、例えば屋内(図10)または道路
(図11)に沿って使用することが可能である。
【0038】 図4に示すラジオ受信機14において、多重搬送波変調搬送波を回復するため
に、低雑音RFフロントエンド202、ミキサ203、局部発振器204、第1
の中間周波数(IF)205、第2のミキサ206、第2の局部発振器207、
第2のIF208と関連して動作するアンテナ201で、多重搬送波変調された
RF波形を受信する。多重搬送波復調器209は、TDMデジタルベースバンド
信号を回復する。多重搬送波波形を復調するために、受信した変調信号は、図5
に示すように、変調帯域幅の4倍の2つに等しいレートで、サンプラー211に
よってデジタル的にサンプリングされる。これらのサンプルは、250μs毎の
各シンボル期間中に到来する時間分散した多重通路のクラスタ上で最適にセンタ
リングされる、持続期間が187.5μsである窓の間で採られる。サンプルは
、バッファメモリ212によりレートダウンコンバートされて、元の250μs
持続期間の窓における460の複素時間領域サンプルに拡張される。サンプルは
次に、係数FFT213により処理されて(512)、TDMビットストリーム
のビットを回復する。次に、受信機14がユニット214を介してTDMマスタ
フレームのフレームプリアンブルに同期し、ユニット215を介してプライムレ
ートビットを多重分離して位置合わせし、そしてユニット216を介して選択さ
れた放送チャネルのビットを回復する。次に、これらのビットを、ソフト決定ビ
タビデコーダ217、デインタリーバ218、それに続くリードソロモンデコー
ダ219の連結を用いて順方向誤り修正を行い、放送チャネル(BC)を回復す
る。この回復されたBCは、1つの入力として、図6に関連して後述する決定/
結合器ユニット240に供給される。
【0039】 図6に示す2アーム受信機14の場合、MCM信号が図4を参照して説明した
ように受信される。QPSK変調された衛星TDMRF波形もまた、QPSK変
調TDM搬送波を回復するために、低雑音RFフロントエンド202、ミキサ2
20、局部発振器221、第1のIF222、第2のミキサ223、第2の局部
発振器224、第2のIF225と関連して動作するアンテナ201で受信され
る。図7に示すように、QPSK TDM搬送波復調器226は、TDMデジタ
ルベースバンドを回復するQPSK変調器227を備える。次に、受信機14が
、TDMマスタフレームのフレームプリアンブルに同期し(228)、プライム
レートビットを多重分離して位置合わせ(229)してから、選択された放送チ
ャネルのビットを回復する。次に、これらのビットを、ソフト決定ビタビデコー
ダ231、デインタリーバ232、それに続くリードソロモンデコーダ232の
連結を用いて順方向誤り修正を行い、放送チャネル(BC)を回復する。この回
復されたBCは、第2の入力として、決定/結合器ユニット240に供給される
【0040】 ダイバーシチ結合器240は、2つの入力BCのうちのいずれをさらなる処理
のために提出するかを選択する。ダイバーシチ結合器240は、最小の誤りで回
復されたBCの選択に基づいて、これを行う。誤りカウントの推定は、ビタビデ
コーダ217および231、あるいはリードソロモンデコーダ219および23
3によって供給されるソフト決定データから利用することができる。決定を覆す
には、相違のいくつかの誤りが存在することを必要とするヒューリスティックロ
ジックを用いて、決定を行うことが好ましい。このプロセスは、決定が略等しく
適当であるとき、2つのBC間でのチャタリングを回避するために必要である。
次に、ダイバーシチ結合器240によって選択された放送チャネルが、サービス
を回復するために、適切なソースデコーダ244に供給される。
【0041】 地上中継器18と共に2基のGSO衛星12および16を用いるDBS10の
実施形態を図8に示す。この構成において、2基の衛星12および16は、GS
Oサークルに沿って経度30度〜40度だけ離れている。一方の衛星は地上局か
ら送信された信号を中継し、他方の衛星は同じ地上局から送信された同じ信号を
送信するが、信号を5〜10秒遅延させる。空間で分離した2基の衛星12およ
び16を使用すると、結果として、地球上のラジオ受信機14と衛星12および
16それぞれの間のLOS経路において、仰角が多様になる。2つの衛星信号到
着間の時間遅延により、時間ダイバーシチが生じる。取り込まれるこれらのタイ
プのダイバーシチはそれぞれ、移動中のモバイル受信機14についてのLOS信
号の使用可能度をかなり向上させ、かつ使用可能度の向上は、空間および時間双
方のダイバーシチによりさらに顕著に強化される。空間および時間のダイバーシ
チは、特にモバイル受信機14が、橋、木々、および低い建造物によりLOS信
号が遮蔽される郊外エリアまたは地方エリアを移動しているときに重要である。
しかし、高い建造物があふれている中心都市および大都市エリアにおいても、モ
バイル受信用に許容可能な総合的エリアカバレッジを達成するために、信号の地
上再放射が本発明により供給される。このため、この衛星2基ダイバーシチ構成
は、直接LOS衛星受信と地上再放射受信の間のダイバーシチに関しては、単一
衛星構成と本質的に同じように動作するが、2基の衛星によって提供される時間
および空間のダイバーシチが追加される。初期の衛星からの信号は、地上中継器
18で再放射されるものである。初期信号の選択により、中継器18または受信
機14における信号処理で遭遇するいずれの遅延も吸収することができる。地上
再放射ネットワークは、その他の点では、単一衛星構成に関して上述したものと
同じ方法で実施される。
【0042】 衛星2基のシステムと単一衛星システム間の別の相違は、3アームラジオ受信
機14に存在する。受信機14は、3つの受信信号を同時に信号受信し、3つの
ダイバーシチ信号の中から選択するダイバーシチ決定ロジックを実施するために
、遅延ユニット309および310を介して適切な補償遅延を導入する。遅延ユ
ニット309は、初期信号に時間ダイバーシチ遅延を設けて、初期衛星12と後
期衛星16間の信号電波差分を補償する。遅延ユニット310は、信号位置合わ
せのための高精度補償を可能にするために、バーニア遅延であることが好ましい
。ラジオ受信機ダイバーシチロジック設計を図8に示す。これは、初期および後
期LOS衛星信号用の最尤結合器240を、地上再放射信号と最尤結合器240
の出力間のスイッチ結合器307と共に組み込んだものである。両方の信号が劣
化している場合に、最尤結合器は受信の質を向上することができる。向上は、両
方の信号が等しく劣化している場合に、閾値Eb/N0に関して最大3dBであり
得る。
【0043】 ラジオ受信機14は、個々に初期および後期衛星からTDM信号を受信かつ回
復し、それぞれから所望の放送チャネルを選択する2つの受信機チェーン301
および302を備える。これは、各受信信号について、図6におけるLOS衛星
受信について上述したのと同じように行われる。次に、初期衛星から導出された
放送チャネル信号が、記憶装置を備えた遅延ユニット309によって遅延されて
、それを精確に、すなわちシンボル毎に後期衛星信号から導出された放送チャネ
ルのシンボルと位置合わせする。これは、それぞれのサービス制御ヘッドプリア
ンブルの相関スパイクが一致するように、2つの放送チャネルを互いに対して位
置合わせすることにより、行うことが可能である。この一致は、遅延ユニット3
09における相関コンパレータユニットで検出される。次のステップは、最尤結
合器240を使用して、それぞれのビットがソフト決定形式で表現される2つの
放送チャネルをビット毎に結合することである。最尤結合係数は、1msブロッ
クのビットにわたって決定される。次に、最尤結合器240の出力が一方の入力
としてスイッチ結合器307に加えられる。他方の入力は、地上再放射信号受信
機アーム308からくる。いずれの入力を出力に渡すかの選択は、最小の誤りで
回復されたBCを選択することに基づく。本発明の別の実施形態では、TDM信
号受信機チェーンの一方(例えば、後期衛星TDM信号の受信機チェーン302
)を、図9に示すように、地上再放射信号受信機アーム308からの信号と最尤
結合してもよい。したがって、図9に示すように、スイッチ結合器307は、最
尤結合器240の出力と、他方の衛星信号受信器アーム(例えば、アーム301
)の出力とから選択する。遅延ユニット309および310は、遅延目的のため
に回復されたビットストリーム全体を格納するよう構成可能であり、これはより
多くのバッファリングが必要であるが、結合を簡略化する。あるいは、遅延ユニ
ット309および310は、回復したTDMビットストリームの一部のみを格納
するよう構成することができるが、結合に対する同期要件がより複雑になる。
【0044】 スイッチ結合器307に関して、誤りカウントの推定は、ビタビデコーダ21
7および231、あるいはリードソロモンデコーダ219および233により供
給されるソフト決定データから利用することができる。決定を覆すには、相違の
いくつかの誤りが存在することを必要とするヒューリスティックロジックを用い
て、決定を行う。このプロセスは、決定が略等しく適当であるとき、2つのBC
間でのチャタリングを回避するために必要である。あるいは、スイッチが常に誤
りが最小であるBCを選択する単純なスイッチロジックを使用してもよい。ヒュ
ーリスティックは、チャタリングを回避するために用いられる。後者の実施は、
より複雑な最尤結合を避ける。さらに別の代替は、図10に示すように、3つの
入力BC(例えば、受信機アーム301、302、および308からの)の最尤
結合であり得る。
【0045】 図10に示すダイバーシチ結合器は、3つの信号を結合する。2つは、一方が
初期信号を放送し、他方が後期信号を放送する2基の空間的に分離された衛星1
2および16から受信される。3番目の信号は、初期衛星信号を再放送する地上
中継器18から受信される。これらの信号は、初期衛星12については受信機ア
ーム301、後期衛星16については受信機アーム302、中継器18によって
再伝送される初期信号については受信機アーム308で受信される。ダイバーシ
チ結合器312は、3つの信号におけるシンボルを最尤比結合によって結合する
。この方法により、出力に現れるシンボルのサンプルは、元の伝送シンボルを表
す最も高い可能性を有する。これを行うために、初期衛星12および中継器18
の信号は、遅延ユニット309および310により後期衛星信号に対して遅延さ
れ、3つの信号の個々のシンボルを再度位置合わせして、時間的に一致させる。
遅延ユニット309および310の単純な優先調整は、遅延ユニット309およ
び310の出力を138μsであるTDMフレーム内に大まかに位置合わせする
には十分である。したがって、TDMフレームのマスタフレームプリアンブル(
MFP)に対する微細な位置合わせは、明確である。3つの信号のシンボルを精
確に位置合わせするために、遅延ユニット309および310を一シンボルのわ
ずかな部分内に微調整して、各信号ストリームのMFPを位置合わせする。
【0046】 引き続き、ユニット312におけるシンボル結合を参照して、雑音の背景およ
び非相関多重通路干渉に含まれる信号シンボルの正規化された分散σx 2が、観察
したサンプルから計算される。これらの分散は、初期(E)、後期(L)、およ
び中継器18またはギャップフィラー(G)の信号シンボルについて計算される
。次に、初期、後期、およびギャップフィラー信号の各信号サンプルが、以下の
ように定義される、各自の分散比(qE-1、(qL-1、および(qG-1によ って多重化される。
【0047】 (qE-1は、初期シンボルSEに関連する重み係数である。 (qL-1は、初期シンボルSLに関連する重み係数である。 (qG-1は、初期シンボルSGに関連する重み係数である。
【0048】 重み係数は、推定された分散に反比例し、かつ以下のように正規化される。 qE+qL+qG=1 qE=σE 2/(σE 2+σL 2+σG 2) qL=σL 2/(σE 2+σL 2+σG 2) qG=σG 2/(σE 2+σL 2+σG 2) これらの合計は、最尤比結合シンボルを構成する。次に、これらは、その構成要
素については図5に関連してすでに上述した多重分離器/FECデコーダ/BC
再マルチプレクサユニット250(図11)に渡されて、決定処理により最尤比
結合シンボルを回復する。
【0049】 図12に示すダイバーシチ結合器は、まず、一方が初期信号を放送し、他方が
後期信号を放送する2基の衛星12および16から受信した信号を結合する。こ
の結果が次に、地上に配置されたギャップフィラー中継器18によって再伝送さ
れた初期信号の受信と、最小ビット誤り決定により結合される。個々の信号は、
初期衛星については受信機アーム301、後期衛星については受信機アーム30
2、ギャップフィラー中継器18によって再伝送された初期信号については受信
機アーム308で受信される。最尤比ダイバーシチ結合器412は、3つの信号
について図10における結合器312に関連して上述したのと同じように、初期
および後期衛星信号のシンボルを結合する。この方法により、ユニット412の
出力に現れる最終的なシンボルは、元の伝送シンボルを表す最も高い可能性を有
する。
【0050】 次に、ユニット412からの結果は、最小BER選択ユニット417により、
地上中継器18からの結果と結合される。ユニット417内には、各自の入力に
加えられた信号の放送チャネルフレーム全体について、FEC復号シンボル決定
を行う2つのユニット250があることが好ましい。一方のユニット250は、
最尤決定ユニット412からの出力に対して決定を行い、他方のユニット250
は、地上中継器18から受信した信号から決定を行う。これらの決定はまた、放
送フレームの持続期間にわたって観察された各決定での誤りの数を提供する。B
ER比較ユニット414は、最小BER選択ユニット417と関連して動作して
、ビタビFECユニット217および231からの入力から決定されるように、
誤りが最小である放送フレームのシンボルを選択する。必要な遅延動作を実施す
るために、初期およびギャップフィラー信号が、遅延ユニット309および31
0によって遅延されて、各自個々のシンボルを、後期衛星から受信したシンボル
とシンボル時間的に一致するよう再度位置合わせされる。ここで使用される遅延
位置合わせ方法は、図10の実施について説明したものと同じである。
【0051】 本発明の別の態様によれば、図13に示す屋内再放射システム450が提供さ
れる。建造物または他の構造物内に配置されたラジオ受信機での衛星信号のLO
S受信は、ラジオ受信機14が衛星12または16のLOSにある窓に配置され
ない限り、概して使用不可能であるため、より完全なカバレッジのための衛生信
号の屋内補強が好ましい。
【0052】 図13に示すように、アンテナ452は、衛星信号のLOS受信を達成するよ
うに、建造物の外部に配置することが可能である。同調したRFフロントエンド
ユニット454がアンテナ452に接続されるとともに、好ましくは、衛星信号
の本質的な周波数コンテンツを含むRFスペクトルの部分を選択し、かつ追加の
雑音を非常に低くしてそれを行うように構成される。相互接続ケーブル456は
、同調したRFフロントエンドユニット454の出力における信号を増幅器45
8に供給するために設けられる。増幅器458は、建造物内に配置された再放射
アンテナ460に接続される。
【0053】 増幅器458は、衛星信号のパワーを、アンテナ460により再放射されたと
きに、ラジオ受信機に関して満足のいく屋内受信が可能であるのに十分なレベル
に増大するよう構成される。アンテナ460から放射されたパワーレベルは、衛
星のLOS内ではない場所において満足のいく屋内受信を達成するのに十分高い
が、屋内アンテナ460と1つまたは複数の受信アンテナ452の間の経路によ
って返送された信号によって不安定性が生じるほど高くはない。したがって、屋
内アンテナ466と屋外アンテナ452の間の分離が大きい(すなわち、70〜
80dB程度)ことが好ましい。
【0054】 屋内再放射信号が衛星から直接伝送された屋外信号と結合される受信エリアは
、(例えば、建造物または構造物の窓または他の開口部分を通して)提示される
。これらの信号の結合が、信号コンテンツに対して破壊的であるように発生しな
いよう保証するために、結合領域における屋外信号と屋内信号間の時間遅延は、
伝送されている信号のシンボル幅の一部未満であることが好ましい。例えば、シ
ンボル幅が約540ナノ秒である場合、50ナノ秒と100ナノ秒の間の時間遅
延を許容することができる。時間遅延は、概して信号が、屋外アンテナ452を
含む経路、ケーブル(信号は光速の2/3で移行する)、および屋内アンテナ4
60に向けて先へ進むために必要な時間によるものである。信号が、屋内アンテ
ナによってカバーされるエリアにおいて、屋内アンテナ460からラジオ受信機
14に進む際に、別の遅延が発生する。この時間遅延は、シンボル幅の20%の
み、すなわちシンボル幅が540ナノ秒であるシステムの場合には100ナノ秒
を超えないことが好ましい。
【0055】 地上中継器の目的は、衛星から受信した信号を、そうでなければ信号が遮蔽さ
れるエリアに中継することである。複数のこれら地上中継器18を、図14に示
すように、高さhにあり、かつ距離dだけ離れた道路または他の経路に沿って配
置してもよい。高さおよび地上中継器間の分離距離を等しくする必要はない。地
上中継器18は、衛星12または16を指向した受信アンテナ462と、信号を
回復して、経路におけるパワーフラックス密度が衛星から通常予期されるものに
匹敵するもの未満となるように、伝送アンテナ464を駆動するのに十分な利得
で回復した信号を増幅する受信機(図示せず)とを備える。伝送アンテナ464
は、伝送した信号が不安定性を生じさせるのに十分なレベルで、地上中継器の受
信アンテナ462に到達しないようにシールドされる。伝送アンテナ464は、
そのパワーを、送信機464と搬送波周波数における車両の受信アンテナの間の
いくつかの波長にわたって経路の長さを多様にするのに十分な長さLの開口部に
わたって放射する。
【0056】 車両が経路に沿って移動すると、その内部にあるラジオ受信機14は、1つよ
りも多くの地上中継器18から来る信号を受信する。例えば、位置Aにおいて、
車両は地上中継器18bに最も近く、該地上中継器の信号が受信を支配しており
、かつ受信に対して責任を負う。地上中継器18aおよび18bからの信号は、
距離およびアンテナパターンにより低く、干渉を殆ど引き起こさない。車両が位
置Bにあると、その内部にあるラジオ受信機14は、地上中継器18cおよび1
8dの双方から信号を受信する。距離が略等しいため、地上中継器3および4か
ら放射される信号間の時間差がゼロに調整されると仮定すると、車両で受信され
る信号間の到来時間の差は十分に小さく、構造的補強を生じさせる。受信するデ
ジタル信号のシンボル期間と関連して距離hおよびdを適切に選択することで、
この状況を達成することができる。
【0057】 異なる地上中継器から車両に到来する信号を多様化させることが重要である。
これが行われないと、位置Bで受信される2つの地上中継器からの信号は、同相
、異相、およびその間の位相とで交互に結合される。同相の場合、信号は強化さ
れ、異相の場合、信号は相殺される。信号の相殺が発生すると、信号が完全に失
われる。さらに、地上中継器搬送波を追加した結果生成される信号の搬送波位相
は、略単色ドップラー差分に等しいレートで回転し、QPSK変調の回復を困難
にする。開口部Lまたは同等の時間差L/C(但し、C=光の速度)にわたって
伝送される信号の分配に起因するダイバーシチ伝送によって生じる到来時間の拡
がりは、振幅の相殺をなくすとともに、適応等化技術の適用により、位相回転の
影響を修正する可能性を提供する。これは、場所Aおよび場所Bの間のすべての
車両場所に対して当てはまった。
【0058】 シンボル期間に関連しての適切な距離の選択例は、540〜550ナノ秒程度
のシンボル期間を有する信号を考慮することでわかる。間隔dおよび高さhは、
直線距離(d2+h21/2を横切る際の時間遅延がシンボル期間の1/4よりも 大きくならないように選択される。この例において、直線距離は550/d=1
37.5フィートである。1ナノ秒は、光速において1フィートに等しい。した
がって、高さが20フィートである場合、距離dは180フィートである。高さ
hは、車両と地上中継器18との間の距離の差が、いずれか1つの地上中継器か
らの信号レベルが、真上にある地上中継器からのものと比較して、10dB以上
分減衰されるよう保証するのに十分な量だけ変更されるように、距離dと比較し
た場合に比較的小さいことが好ましい。長さLは、Lバンド周波数において十分
な経路長ダイバーシチを設けるために、5〜10フィートの間であることが好ま
しい。等化ユニットが車両のモバイル受信機14に組み込まれている場合、到来
の時間差は、数シンボルに拡張されるため、地上中継器間の距離を1000フィ
ートよりも長く増大する。等しい時間差とは、5〜10ナノ秒を超えない拡がり
にわたって、同一ソースから信号を数回伝送することである。
【0059】 本発明を例示するために、各種実施形態を選択したが、添付の特許請求の範囲
に定義される本発明の範囲から逸脱せずに、各種変更および変形を行い得ること
が、当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態により衛星信号および地上信号を伝送するデジタル放送シ
ステムを示す。
【図2】 本発明の一実施形態による衛星および地上中継器を含むデジタル放送システム
の図である。
【図3】 本発明の一実施形態による多重搬送波変調(MCM)信号の生成を示す概略ブ
ロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態によりMCM信号を復調するよう構成されたラジオ受信機
アームを示す概略ブロック図である。
【図5】 本発明の一実施形態によるMCM信号変調を示すブロック図である。
【図6】 本発明の一実施形態による時分割多重(TDM)信号を復調するよう構成され
たラジオ受信機アームを示す概略ブロック図である。
【図7】 本発明の一実施形態によるQPSK TDM信号復調を示すブロック図である
【図8】 ラジオ受信機におけるダイバーシチ結合のための、本発明の各実施形態を示す
概略ブロック図である。
【図9】 ラジオ受信機におけるダイバーシチ結合のための、本発明の各実施形態を示す
概略ブロック図である。
【図10】 本発明の一実施形態により最尤決定ユニットを使用して3つのダイバーシチ信
号を結合するシステムを示す。
【図11】 本発明の一実施形態によるTDM信号多重分離を示す概略ブロック図である。
【図12】 本発明の一実施形態による、第1の衛星信号および遅延した第2の衛星信号上
で最尤決定ユニットを使用してラジオ受信機において回復されたビットストリー
ムを結合するシステムと、地上中継器信号のためのダイバーシチ結合器と、最尤
決定ユニットの出力とを示す。
【図13】 本発明の一実施形態による放送信号の屋内受信用の構成を示す。
【図14】 本発明の一実施形態による経路に沿った地上中継器の構成を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5K072 AA04 AA29 BB14 BB22 BB27 CC15 CC20 CC32 DD11 DD16 DD17 GG14 GG33 GG36 GG39 GG40

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上局において生成される放送番組をラジオ受信機に伝送するためのデジタル
    放送システムであって、 前記地上局から前記放送番組を受信し、かつ前記放送番組の少なくとも一部を
    含む少なくとも1つの衛星信号を、第1の搬送波周波数で前記ラジオ受信機に伝
    送する衛星と、 前記衛星信号を受信し、第2の搬送波周波数の前記放送番組の前記少なくとも
    一部を含みかつ多重通路耐性変調技術に従って変調された前記衛星信号から少な
    くとも1つの地上信号を生成かつ伝送する少なくとも1つの地上中継器と、 を備える、システム。
  2. 【請求項2】 前記衛星は、時分割多重化および符号分割多重化の少なくとも一方に従って前
    記放送番組を変調するよう動作可能であり、前記地上中継器は、適応等化時分割
    多重化、コヒーレント周波数ホッピング適応等化時分割多重化、多重搬送波変調
    、および符号分割多重化のうちの少なくとも1つを使用して、前記地上信号を変
    調するよう動作可能である、請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記地上中継器は、多重搬送波変調を使用して前記地上信号を変調するよう動
    作可能である、請求項1記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記地上中継器は、搬送波変調を使用して該ベースバンド信号を変調する前に
    前記衛星信号を受信するとともに該衛星信号をベースバンド信号に復調するよう
    動作可能である、請求項3記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記衛星信号には、第1の符号分割多重アクセスチャネルコードが割り当てら
    れ、前記地上信号には第2の符号分割多重アクセスチャネルコードが割り当てら
    れる、請求項1記載のシステム。
  6. 【請求項6】 第2の衛星をさらに含み、該第2の衛星は、前記地上局から前記放送番組を受
    信し、かつ前記放送番組の少なくとも一部を含む第2の衛星信号を第1の搬送波
    周波数で前記ラジオ受信機に伝送するよう動作可能であり、他方の前記衛星信号
    の伝送に対して所定時間期間だけ遅延させる、請求項1記載のシステム。
  7. 【請求項7】 放送信号をラジオ受信機に再放射する地上中継器であって、 前記放送信号を受信する受信機と、 前記放送信号を含む地上信号を生成する地上波形変調器と、 を備え、前記地上信号は、前記地上波形変調器により、多重搬送波変調に従って
    変調される、地上中継器。
  8. 【請求項8】 前記放送信号は、第1の搬送波周波数を用いて衛星から前記ラジオ受信機に伝
    送され、前記地上波形変調器は、第2の搬送波周波数を用いて前記地上信号を前
    記ラジオ受信機に伝送するよう動作可能である、請求項7記載の地上中継器。
  9. 【請求項9】 前記地上波形変調器は、 前記放送信号をシリアル時分割多重化ビットストリームから複数のパラレルビ
    ットストリームに多重分離する時分割多重分離器と、 複数の離散フーリエ変換係数を含むデジタルアナログ信号を生成する逆高速フ
    ーリエ変換装置と、 を備える、請求項7記載の地上中継器。
  10. 【請求項10】 地上中継器において、時分割多重化ビットストリームを複数の多重搬送波変調
    信号に変換する方法であって、 衛星から前記時分割多重化ビットストリームを受信するステップと、 該時分割多重化ビットストリームを複数のパラレルビット経路に分割するステ
    ップと、 前記複数のビット経路それぞれにおける所定数のビットをそれぞれ、虚数構成
    要素および実数構成要素を含むシンボルとして表すステップと、 該シンボルを逆フーリエ変換コンバータのパラレル入力に、複素数周波数係数
    入力として提供し、狭帯域直交搬送波である出力を生成するステップと、 該狭帯域直交搬送波を再放射するステップと、 を含む、方法。
  11. 【請求項11】 前記搬送波についてガード間隔を生成するステップをさらに含む、請求項10
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記生成ステップは、 前記シンボルそれぞれの持続期間に対応するシンボル期間の一部をガード時間
    に割り当てるステップと、 前記シンボルそれぞれの持続期間を低減するステップと、 を含む、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記低減ステップは、 前記逆フーリエ変換コンバータの前記出力を、前記シンボル期間毎に記憶装置
    に格納するステップと、 前記シンボル期間の前記一部がそれぞれ経過した後、前記記憶装置から読み出
    すステップと、 を含む、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記生成ステップはさらに、前記ガード間隔を前記逆フーリエ変換の前記出力
    のサブセットで充填するステップを含む、請求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 所定数の前記シンボル期間毎に同期シンボルを挿入して、受信機において、前
    記複数の多重搬送波変調信号について前記シンボル期間毎に、前記シンボル期間
    の前記一部に対応するサンプリング窓を前記搬送波に対して同期するステップを
    さらに含む、請求項10記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記時分割多重化ビットストリームをパンクチュアリングして、前記搬送波に
    関連する総帯域幅を低減するステップをさらに含む、請求項10記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記パンクチュアリングステップは、前記シンボルを逆フーリエ変換コンバー
    タのパラレル入力に提供する前に、前記時分割多重化ビットストリームから選択
    的にビットをなくすステップを含む、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 地上局において生成される放送番組をラジオ受信機に伝送するためのデジタル
    放送システムであって、 前記地上局から前記放送番組を受信し、かつ前記放送番組の少なくとも一部を
    含む少なくとも1つの第1の衛星信号を前記ラジオ受信機に伝送するよう構成さ
    れた第1の衛星であって、前記第1の衛星信号は、時分割多重化および符号分割
    多重化の少なくとも一方に従ってフォーマットされる、第1の衛星と、 前記第1の衛星信号を受信し、前記放送番組の前記少なくとも一部を含む前記
    第1の衛星信号から少なくとも1つの地上信号を伝送するよう構成された少なく
    とも1つの地上中継器であって、前記地上信号は、適応等化時分割多重化、コヒ
    ーレント周波数ホッピング適応等化時分割多重化、符号分割多重化、および多重
    搬送波変調のうちの少なくとも1つに従ってフォーマットされる、少なくとも1
    つの地上中継器と、 を備える、デジタル放送システム。
  19. 【請求項19】 前記第1の衛星信号は、第1の搬送波周波数を用いて前記ラジオ受信機に伝送
    され、前記少なくとも1つの地上信号は、第2の搬送波周波数を用いて前記ラジ
    オ受信機に伝送される、請求項18記載のデジタル放送システム。
  20. 【請求項20】 前記ラジオ受信機の少なくとも1つは、前記第1の衛星信号および前記地上信
    号を受信するよう構成されるとともに、前記第1の衛星信号および前記地上信号
    から出力信号を生成するために、ダイバーシチ結合器を備える、請求項18記載
    のデジタル放送システム。
  21. 【請求項21】 前記地上局から前記放送番組を受信し、前記放送番組の少なくとも一部を含む
    少なくとも1つの第2の衛星信号を前記ラジオ受信機に伝送するよう構成された
    第2の衛星をさらに備え、前記第2の衛星信号は、選択された時間遅延だけ前記
    第1の衛星信号に対して遅延されるとともに、前記第1の衛星によって採用され
    た時分割多重化および符号分割多重化の対応する少なくとも一方に従ってフォー
    マットされる、請求項18記載のデジタル放送システム。
  22. 【請求項22】 前記ラジオ受信機の少なくとも1つは、前記第1の衛星信号、前記第2の衛星
    信号、および前記地上信号を受信し、前記選択された時間遅延に従って、前記第
    1の衛星信号および前記地上信号の少なくとも一方を遅延し、第1の衛星信号、
    前記第2の衛星信号、および前記地上信号から出力信号を生成するよう構成され
    る、請求項21記載のデジタル放送システム。
  23. 【請求項23】 前記ラジオ受信機は、ダイバーシチ結合器と、スイッチ結合器とを備え、前記
    第1の衛星信号および前記第2の衛星信号の最尤決定結合を行うために前記ダイ
    バーシチ結合器を使用し、かつ前記ダイバーシチ結合器の前記出力と前記地上信
    号のいずれかが最小数のビットエラーを含むかに応じて、前記ダイバーシチ結合
    器の前記出力および前記地上信号の間で選択するために、前記スイッチ結合器を
    使用する、請求項22記載のデジタル放送システム。
  24. 【請求項24】 前記ラジオ受信機は、前記第1の衛星信号、前記第2の衛星信号、および前記
    地上信号の最尤決定結合を行うために、ダイバーシチ結合器を備える、請求項2
    2記載のデジタル放送システム。
  25. 【請求項25】 デジタル放送システムにおいて放送信号を受信するための受信機であって、 第1の搬送波周波数で第1の衛星から伝送される第1の衛星信号を受信するた
    めの第1の受信機アームであって、前記放送チャネルの前記少なくとも一部を回
    復するための復調器を備え、前記第1の衛星信号は、時分割多重化および符号分
    割多重化の少なくとも一方に従ってフォーマットされる、第1の受信機アームと
    、 第2の搬送波周波数で送信される地上信号を受信するための第2の受信機アー
    ムであって、前記放送信号の前記少なくとも一部を回復するための復調器を備え
    、前記地上信号は、前記放送信号の前記少なくとも一部を含むとともに、適応等
    化時分割多重化、コヒーレント周波数ホッピング適応等化時分割多重化、符号分
    割多重化、および多重搬送波変調のうちの少なくとも1つに従ってフォーマット
    される、第2の受信機アームと、 前記第1の衛星信号および前記地上信号から出力信号を生成する結合器と、 を備える、受信機。
  26. 【請求項26】 選択された時間遅延に従って前記第1の衛星信号に対して遅延された、第2の
    衛星からの第2の衛星信号を受信するための第3の受信アームであって、前記放
    送信号の前記少なくとも一部を回復するための復調器を備え、前記第2の衛星信
    号は、前記放送信号の少なくとも一部を含むとともに、前記第1の衛星で採用さ
    れた時分割多重化および符号分割多重化の対応する少なくとも一方に従ってフォ
    ーマットされる、第3の受信機アームと、 前記選択された時間遅延に従って前記第1の衛星信号を遅延するための遅延装
    置と、をさらに備え、前記結合器は、前記第1の衛星信号、前記第2の衛星信号
    、および前記地上信号から出力信号を生成するよう動作可能である、請求項25
    記載の受信機。
  27. 【請求項27】 時分割多重化および符号分割多重化のうちの一方に従って、放送信号を前記ラ
    ジオ受信機へ第1の信号として伝送するためにフォーマットするステップと、 前記第1の信号を第1の搬送波周波数で第1の衛星から前記ラジオ受信機に伝
    送するステップと、 適応等化時分割多重化、コヒーレント周波数ホッピング適応等化時分割多重化
    、符号分割多重化、および多重搬送波変調のうちの少なくとも1つに従って、前
    記放送信号を前記ラジオ受信機へ第2の信号として伝送するためにフォーマット
    するステップと、 前記第2の信号を第2の搬送波周波数で地上中継器から前記ラジオ受信機に伝
    送するステップと、 を含む、方法。
  28. 【請求項28】 前記放送信号を前記第2の信号としてフォーマットするための前記フォーマッ
    トステップは、 前記第1の信号を前記地上中継器において受信するステップと、 適応等化時分割多重化、コヒーレント周波数ホッピング適応等化時分割多重化
    、符号分割多重化、および多重搬送波変調のうちの少なくとも1つに従ってフォ
    ーマットする前に、前記第1の信号のベースバンド処理を行うステップと、 を含む、請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記第1の信号および前記第2の信号を前記ラジオ受信機のうちの1つで受信
    するステップをさらに含む、請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記第1の信号および前記第2の信号をそれぞれ復調して、前記それぞれのフ
    ォーマッティングを除去して、第1の回復した放送信号および第2の回復した放
    送信号をそれぞれ回復するステップをさらに含む、請求項29記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記第1の回復した放送信号および前記第2の回復した放送信号から出力放送
    信号を生成するステップをさらに含む、請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記生成ステップは、前記第1の回復した放送信号および前記第2の回復した
    放送信号の最尤結合を行うステップを含む、請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 時分割多重化および符号分割多重化のうちの一方に従って、放送信号を前記ラ
    ジオ受信機へ第3の信号として伝送するためにフォーマットするステップと、 前記第3の信号を第2の衛星から前記ラジオ受信機に伝送するステップと、 をさらに含み、前記伝送は、所定期間だけ前記第1の信号に対して遅延する、請
    求項27記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号を前記ラジオ受信機
    の少なくとも1つで受信するステップと、 前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号をそれぞれ復調して
    、前記それぞれのフォーマッティングを除去して、第1の回復した放送信号、第
    2の回復した放送信号、および第3の回復した放送信号をそれぞれ回復するステ
    ップと、 前記第1の回復した放送信号、前記第2の回復した放送信号、および前記第3
    の回復した放送信号から出力放送信号を生成するステップと、 をさらに含む、請求項33記載の方法。
  35. 【請求項35】 屋内に配置されたラジオ受信機を使用して、デジタル放送システムにおいて伝
    送された衛星信号を受信するための屋内補強システムであって、 見通し線衛星信号を受信する見通し線アンテナと、 該見通し線アンテナに接続され、前記衛星信号を含む周波数スペクトルを低雑
    音で渡すラジオ周波数フロントエンドユニットと、 少なくとも1つの屋内増幅器と、 前記ラジオ周波数フロントエンドユニットを前記屋内増幅器に接続する少なく
    とも1つのケーブルと、 前記屋内増幅器に接続される少なくとも1つの屋内再放射アンテナであって、
    前記衛星信号の見通し線受信が不可能な屋内場所におけるラジオ受信機で前記衛
    星信号の満足のいく屋内受信を達成するのに十分高く、かつ前記見通し線アンテ
    ナと前記屋内再放射アンテナ間を伝送される前記衛星信号による干渉が防止され
    るのに十分低いように選択されたパワーレベルを有する、少なくとも1つの屋内
    再放射アンテナと、 を備える、屋内補強システム。
  36. 【請求項36】 前記衛星信号は、選択されたシンボル期間を特徴とし、前記見通し線アンテナ
    と前記屋内再放射アンテナ間の前記衛星信号の伝送の持続期間は、前記少なくと
    も1つのケーブルの長さを制限することにより、前記シンボル持続期間のうちの
    選択された量未満となるよう維持される、請求項35記載の屋内補強システム。
  37. 【請求項37】 前記見通し線アンテナと前記屋内再放射アンテナ間の前記衛星信号の伝送の前
    記持続期間は、前記選択されたシンボル期間の20%〜25%を超えない、請求
    項36記載の屋内補強システム。
  38. 【請求項38】 屋外に配置されたラジオ受信機を使用して、デジタル放送システムにおいて伝
    送された、選択されたシンボル期間を特徴とする衛星信号を受信するための補強
    システムであって、少なくとも2つの地上中継器を備え、該地上中継器は、高さ
    hを特徴とし、かつ距離dだけ間隔があいており、前記地上中継器の一方から前
    記ラジオ受信機への直線距離(d2+h21/2は、前記地上中継の一方からの前 記ラジオ受信機における前記衛星信号の受信における遅延が前記シンボル期間の
    20%〜25%に制限されるように選択される、補強システム。
  39. 【請求項39】 地上局で生成された放送番組をラジオ受信機に伝送するためのデジタル放送シ
    ステムであって、 前記地上局から前記放送番組を受信し、かつ前記放送番組の少なくとも一部を
    含む少なくとも1つの衛星信号を前記ラジオ受信機に伝送するよう構成された第
    1の衛星と、 前記第1の衛星信号を受信し、かつ前記放送信号の少なくとも一部を含む前記
    第1の衛星信号から少なくとも1つの地上信号を生成して伝送するよう構成され
    た少なくとも1つの地上中継器と、 を備え、前記衛星信号および前記地上信号はそれぞれ、多重通路耐性変調技術を
    使用して変調される、デジタル放送システム。
  40. 【請求項40】 前記第1の衛星信号は、時分割多重化および符号分割多重化の少なくとも一方
    に従ってフォーマットされる、請求項39記載のシステム。
  41. 【請求項41】 前記地上信号は、適応等化時分割多重化、コヒーレント周波数ホッピング適応
    等化時分割多重化、符号分割多重化、および多重搬送波変調のうちの少なくとも
    1つに従ってフォーマットされる、請求項39記載のシステム。
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