JP2002508179A - ポリペプチド、ポリヌクレオチド及びその用途 - Google Patents
ポリペプチド、ポリヌクレオチド及びその用途Info
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Abstract
Description
MSF)に関する。
によっては作られないオートクリン遊走刺激因子を胎児と癌患者の線維芽細胞が
生成することを示している。ショー等(1988)J.Cell Sci. 90
:401−407において、癌患者からの線維芽細胞が胎児と成人の両方に特徴
的な表現型の混合物を提示したことを示している。ショー等(1989)In
Vitro25:737−746において、胎児と成人癌患者の線維芽細胞によ
って生成された遊走刺激因子(MSF)の活性機能を記載しており、またそれが
ヒアルロン酸合成に影響があることを示した。グレイ等(1989)Proc.
Natl.Acad.Sci.(米国)86:2438−2442において、胎
児及び癌患者の線維芽細胞による遊走刺激因子の精製が示されたが、アミノ酸配
列情報までは提供されていない。それによると、MSFは分子量が70kDaで
あると推測されている。ショー及びショー(1990)Cancer Inve
stig.8:665−667において、遊走刺激活性(MSF)の特異性と癌
病原体におけるその役割の証明とが提供されている。ピカード等(1991)L
ancet337:130−133において、乳癌患者の血清中に遊走刺激活性
が存在することを示している。エリス等(1992)J.Cell Sci.1
02:447−456において、線維芽細胞の遊走とヒアルロン酸合成における
トランスフォーミング成長因子β1とMSFとのアンタゴニスト的な影響につい
て記載しており、かつ創傷治癒へのつながりの可能性を議論している。ピカード
等(1992)Exp.Mol.Path.57:8−21は、創傷治癒におけ
る遊走刺激因子の検証を示している。アーウィン等(1994)J.Cell
Sci.107:1333−1346において、歯茎の線維芽細胞による胎児様
の表現型特性の発現における内部及び対外的異種性を記載しており、創傷治癒の
ための潜在的な重要性についても論じている。ショー等(1994)Int J Cancer.59:25−32において、乳癌線維芽細胞における異種発現
が記載されており、また肉腫に近接する組織学的に正常な組織からの線維芽細胞
における機能的な変異性についても論じられている。ショー等(1991)「細
胞運動性因子(I ゴールドバーグ)」pp.127−146、Birkhau
ser Press,Baselは、遊走刺激因子(MSF)の生成における線
維芽細胞間の異種性を記載しており、また癌の病原性に対する機能についても論
じている。ショー等「細胞行動:粘着と運動性」(G.エバンス、C.ウィリー
、R.ワーム)生物シンポジウム学会、No.47,pp.234−251の中
で、フィブロネクチンのゼラチン結合ドメインにたいするMSFの潜在的機構的
相同性の活動の潜在的様式及び健康及び疾患における機能について記載している
。そこにおいて少量の部分的のアミノ酸が提示されている。しかし、この配列は
フィブロネクチンと似ており、また現在の仕事においてクローンされ配列決定さ
れているMSFには存在しないものである(以下参照)。胎児の線維芽細胞調整
培地から単離されたMSF活性は、3つのタンパク質から構成され、1つは明ら
かに分子量が119kDaであり、2つは分子量が43及び33kDaである。
実際には、MSFはフィブロネクチンのタンパク的分解生成物であり得るとも推
測された。ショー(1995)「癌における上皮(mesenchymal)の相互作用」 (I ゴールドバーグとE ローゼン).pp273−296.Birkhau
ser Press,Baselにおいて、腫瘍の進行促進物質としての線維芽
細胞の小集団と遊走遊走因子の潜在的役割とを記載している。また、ショー等(
1994)「乳房の腫瘍形成と悪性の進行」 Kluwer Academic
Publishers ディクソン.Rとリップマン.Mの中でもMSFにつ
いて議論されている。
れているが、正常な大人の体ではつくられないと信じられている。それゆえ例え
ば循環血液内、血清または尿の中においてMSFのレベルの測定することは、癌
であるかまたはその疑いあるかの同定において有用であるかもしれないし、癌の
結果を予測するのにも有用であるかもしれない。MSF誘導線維芽細胞は、多く
の一般的な上皮腫瘍の患者に存在し、例えばメラノーマや軟線維のサルコーマと
同様に乳房、肺及び大腸のカルチノーマに存在している。
る時に用いてもよいし、あるいは癌の結果を予測するのに用いてもよいと信じら
れている。
あると信じられている。創傷治癒応答の間における線維芽細胞の創傷部位への直
接遊走および粒状繊維におけるヒアルロン酸の転移増加は、MSFがそれに関係
していることと矛盾しない(MSFは高分子量種のヒアルロン酸の合成を刺激す
る)。
ィブロネクチンと関係することが知られている。
l)内または他の体液内においてほとんどの細胞外マトリックスに高い濃度で存
在している。フィブロネクチンは優れた粘着タンパク質であり、遊走を含む細胞
外マトリックスにおける細胞間相互作用の多用な側面を仲介している。その本来
の機能は、成長と創傷治癒の際の細胞遊走において、細胞の成長と分化及び血栓
症の制御と見られる。
Fはフィブロネクチンの分解物なのか破壊された生成物なのかが明らかになって
いないという事実によって、MSFの理解の進歩が妨害されてきた。
ないが、それは全く予期せず発現し、種々のフィブロネクチンの「ミニ」継ぎ目
となるということを発見してきた。そのMSFのアミノ酸配列は、本明細書の冒
頭で明らかにしたとおり、フィブロネクチンにおける類似性の無い予測外の部位
において発現している。これはこれまで利用不可能であったが利用可能となりつ
つある測定、同定及び局在化するための方法をつながった。本明細書において初
めて明らかにされたMSFをコードするポリヌクレオチドの有用性は、MSF及
び有用なその変体を生成する方法を利用可能にし、かつMSFを特異的に同定し
、測定しかつ局在化する方法をも利用可能にした。
む組換ポリペプチド、またはその変体、断片または融合体、またはその変体、断
片または派生物の融合体を提供することである。
αの挿入cDNAによってコードされたアミノ酸配列を示している。好ましくは
、アミノ酸配列はほとんどのN末端メチオニンとほとんどのC末端停止コドン(
Xと記されている)の間の配列に基いているものがよい。図3,4に示した部位
19から660間に標識されたpMSF1αのアミノ酸配列(すなわちMLRG
PG…と記されたところから始まりLGYと記されたところまでコードしている
)、または断片の変体または融合体またはその派生物またはその変体の融合体ま
たは断片を含むポリペプチドをそのポリヌクレオチドがコードするならば好まし
い。
1αに標識されるアミノ酸配列、特に部位19から660間に与えられるアミノ
酸配列であるポリペプチドを含むものを意味するものであり、他のものを含めて
意味するものではない。
を意味する。
チン結合ドメインのようなフィブロネクチンの断片であるポリヌクレオチドでは
ないと判断されるだろう。むしろ、その断片と変体と派生物は、部位をコードま
たはフィブロネクチンからMSFを判別するMSFの部位であるポリヌクレオチ
ドを含むものであり、それらは下記及び図3,4を参照することによってさらに
詳細に記載される。
NAであるとする。ポリヌクレオチドは、イントロンを含むかもしれないし含ま
ないかもしれない。ここではイントロンを含まないものとし、特にそのポリヌク
レオチドはcDNAであるとする。
配列のポリヌクレオチドを含むものである。したがって、本発明のポリヌクレオ
チドは[配列番号:12]を含む。特に、もし本発明のポリヌクレオチドが図1
,2の部位57から1982間の配列であるポリヌクレオチドを含んでいるとす
れば、これはヒトのMSFの配列をコードすると信じられているので特に好まし
い。
レオチドを含む。好ましくは、そのポリヌクレオチドが少なくとも10ヌクレオ
チドの長さである断片を含むポリヌクレオチドであれば好ましく、さらに好まし
くは、長さは少なくとも18ヌクレオチドがよい。そのようなポリヌクレオチド
はPCRプライマーとして有用である。
に特異的に結合する抗体を調整することに使用可能であるタンパク質またはその
断片、または(ii)ポリヌクレオチドまたは(i)で定義したような型の 変体に対応するアンチセンス配列である。例えば、異なるコドンは本来のコドン
によってコードするアミノ酸と同じものを置換することができる。置換コドンは
、異なるアミノ酸をコードするためのものであるかもしれないが、その活性また
はそのタンパク質の免疫抗原性の改良またはその他の活性の調節または免疫抗原
性に影響を与えないだろう。例えば、部位指定の突然変異体または他の技術は置
換、挿入及び欠損、および転位による単一または複合突然変異を起こせることが
、ボステインとショートル、「インビトロでの突然変異生成の戦略と応用」,S
CIENCE,229:193−210(1985)によって示されておりそれ
は本明細書に一体に組み込まれている。そのような修飾されたヌクレオチドは本
明細書記載の周知の技術に含まれるものなので、そのような修飾されたヌクレオ
チドは本発明の請求項の範囲に含まれるものである。
条件下においてハイブリダイズする他のポリヌクレオチド配列を含むことは当然
、当業者に認識されるだろう。そのようなポリヌクレオチドはいくらかのゲノム
DNAを含んでいる。従って、そのポリヌクレオチドの発明は、本発明の方法に
おけるポリヌクレオチドによって少なくとも55パーセント、そしてさらに好ま
しくは少なくとも70パーセント、最も好ましくは90パーセントの相同性を示
す以下に説明された方法または他の有用性のある少なくともいくつかに使用可能
なポリペプチドをコードした哺乳類のポリヌクレオチドを提供する。それは特に
この実施例において、フィブロネクチンからMSFを判別する1つまたは複数の
部位をコードするポリペプチドであるとする。
ラット、マウス、ウシ、ブタ、ヒツジ、ウサギその他の哺乳類種のMSFをコー
ドするポリヌクレオチドを含んでいる。 相同性率は、例えば、ウィスコンシン大学遺伝子コンピュータグループのGA
Pプログラムによって決定できる。
は、0.1×SSCと6×SSCとの間で、55度から70度の温度における水
溶液中で実行される。高い温度または低濃度SSCはより厳格なハイブリダイゼ
ーションの条件となることがこの技術分野ではよく知られている。「高度に厳格
」とは、2×SSCで65度を含めている。1×SSCは0.15M塩化ナトリ
ウム/0.015Mクエン酸ナトリウム塩である。高度に厳格な条件下でハイブ
リダイズしたポリヌクレオチドは請求項の範囲に含まれている。
性はないだろうが、本発明のポリヌクレオチドの同等の範囲において、それは高
い相同性(少なくとも80パーセントで好ましくは90又は95パーセント)を
有する関連する短い(例えば20から50ヌクレオチド)ポリヌクレオチドを含
む。
たは非保護的なものを含んでおり、そのような変換はそのMSFの活動を実質的
に変化させることはない。
子変体と自然発生の突然変異体を含む。
33で示しているように、MSFは成人の肌の刺激に基くバイオアッセイで分析
されるだろう。MSFに対する特異性は、抗MSFポリクローナル抗体(本明細
で示した)による遊走刺激活性の中和によって示されるかも知れない。MSFは
ELISA及びそのような免疫学的技術を使って分析されても良い。
Leu;Asp,Glu;Asn,Gln;Ser,Thr;Lys,Arg;
とPhe,Tyrのような組み合わせを含めている。
われることを当業者にはよく知られているだろう。
条件下における自然のMSFの活性において、少なくとも30パーセント、好ま
しくは少なくとも50パーセント、そしてさらに好ましくは70パーセントが望
ましい。
体の培養または結合分析等の他の方法において有用なあらゆる断片を含めている
が、フィブロネクチンの断片であり得るMSFの断片は含まない。
融合されたMSFを含めている。例えば、グルタチオン−S−トランスフェラー
ゼ(GST)またはMSFの精製を容易にするためのタンパク質A、またはMS
F融合体においていくつかの好ましい特異性をもたらす他のいくつかのポリペプ
チドに融合するようなポリペプチドにプロテインキナーゼが融合されるだろう。
MSFのすべての変体、断片または派生物の融合体は、本発明の範囲に含まれて
いる。
変体、断片、派生物またはMSFの融合体、または変体、断片または派生物の融
合体を含んでいる複製可能なベクターを提供する。
クターに結合させるために改良されてきた。例えば、相補ホモポリマー系はベク
ターDNAに組み込まれたDNAセグメントに加えられる。そのベクターとDN
Aセグメントは組換DNA分子を形成するための相補結合末端の間の水素結合に
よって結合する。
て生成される1つまたはそれ以上の制限部位を含んでいる。初期段階で示された
エンドヌクレアーゼ制限分解によって発生したDNAセグメントは、バクテリオ
ファージT4DNAポリメラーゼまたはエッシュリヒア コリDNAポリメラー
ゼ I 、すなわち3'-5'-エキソヌクレアーゼ活性で3'-1本鎖末端を除去し、 ポリメラーゼ活性で3'末端を埋める酵素によって処理される。
滑末端セグメントは、バクテリオファージT4DNAリガーゼのような、平滑末
端DNA分子の連鎖反応を触媒できる酵素の過剰量中で、十分に多い量のリンカ
ー分子と共にインキュベートされる。その結果、反応物の生成はDNAセグメン
トをポリメリックリンカー配列の末端に運ぶことになる。これらのDNAセグメ
ントはその際適当な制限酵素によって切断され、それらのDNAセグメントと融
合する末端が生成する酵素で発現ベクターに結合される。
national Biotechnologies Inc,New Hav
en,CN,米国を含む多くの提供者により商業上利用可能である。
等(1988)Science239,487−491に示されるように、ポリ
メラーゼチェインリアクションを使うことである。この方法は、例えば適当な制
限部位を生成することによって、DNAを好ましいベクターに入れる誘導をする
もことが望ましい。また技術的に良く知られたような他の方法を、DNAを修飾
するために使用しても良い。
統合された2つの特異的プライマーによって側面を固められている。その特異的
なプライマーは、技術分野において使用方法が知られている発現ベクターをクロ
ーニングするために使用できる制限エンドヌクレアーゼ認識部位を含んでいるも
のが望ましい。
たものを含むポリペプチドを生成するための最適な宿主において発現される。そ
のポリペプチドをコードするDNAは既知の技術に従って用いられることが望ま
しく、好ましくは本明細書に含まれる指示の観点に限定されて本発明のポリペプ
チドの発現と生成のための適切な宿主細胞に転位する時に使われる発現ベクター
を構成する。そのような技術はUSP4,440,859、1984年4月3日
発表、ラター等、USP4,530,901、1985年6月23日発表、ウェ
イスマン、USP4,582,800、1986年4月15日発表、クロウル、
USP4,677,063、1987年5月30日発表、マーク等、USP4,
678,751、1987年6月7日発表、ゴデル、USP4,704,362
、1987年11月3日発表、イタクラ等、USP4,710,463、198
7年12月1日発表、ミュレイ、USP4,757,006、1988年6月1
2日発表、トールジュニア等、USP4,766,075、1988年8月23
日発表、ゴデル等、そして、USP4,810,648、1989年3月7日発
表、ストーカー、これらの全ては引用文献として本明細書に一体として組み込ま
れている。
ウイルスベクターの場合、RNA)は、適切な宿主に導入するための多種多様な
他のDNA配列に結合されてもよい。コンパニオンDNAは宿主の性質、宿主へ
のDNAの導入方法、およびエピソーマル的に維持される状態または組み込まれ
た状態が好ましいかどうかに依存する。
ンおよび正しいリーディングフレームを備えた発現ベクターに挿入される。必要
であれば、DNAは好ましい宿主によって認識される適切な転写および翻訳調節
操作ヌクレオチド配列に結合されても良いが、そのような操作は、通常、発現ベ
クターを用いることで有効になる。そして、ベクターは標準的な技術をもって宿
主に導入される。一般に、ベクターによって宿主全てが形質転換されるわけでは
ない。それゆえ、形質転換された宿主細胞を選択する必要がある。一つの選択技
術として、何らかの必要な調節要素をもちあわせ、形質転換された細胞において
抗生物質耐性のような選択特性をコードするDNA配列を発現ベクター中に組み
込むことが考えられる。
し、好ましい宿主細胞を共形質転換するのに用いられる。
間、かつ前記ポリペプチドの発現を可能にする本明細書の記載内容を考慮した当
業者に知られる条件下で培養され、その後、回収される。
例えば、サッカロマイセス セレビジア)、糸状菌(例えば、アスペルギラス)
、植物細胞、動物細胞、昆虫細胞を含めた多くの発現システムが知られている。
プを用いた発現に使用されるとしても、原核生物で増殖するためのColE1
oriのような原核生物のレプリコンを典型的には含んでいる。ベクターはまた
、そこで形質転換されるエッシェリヒア コリのような細菌宿主において遺伝子
の発現(転写および翻訳)を方向付けできる原核生物のプロモーターのような適
切なプロモーターも含むことができる。
容するDNA配列によって形成される発現調節要素となる。模範的な細菌宿主に
適合するプロモーター配列は、本発明のDNAセグメントの挿入に有効な制限部
位をもつプラスミドベクターに典型的に備えられている。
およびBiorad Laboratories(Richmond,CA,米
国)から入手可能なpBR329およびPharmacia,Piscataw
ay,NJ,米国から入手可能なpTrc99AおよびpKK223−3である
。
cataway,NJ,米国から入手可能なpSVLである。このプラスミドは
クローン化された遺伝子の発現を駆動するため、SV40後期プロモーターを使
用し、COS−1細胞のようなT抗原合成細胞で高レベルの発現が確認される。
maciaから入手可能である。このベクターにおいては、クローン化された遺
伝子の発現を駆動するため、マウスの乳腫瘍ウイルスの長末端反復のグルココル
チノイド誘発性プロモーターを使用する。
ms,La Jolla,CA 92037,米国から入手可能である。プラス
ミドpRS403、pRS404、pRS405およびpRS406は、酵母組
込みプラスミド(YIps)であり、酵母を選択するための標識HIS、TRP
、LEUおよびURAを組み込んでいる。プラスミドpRS413−416は、
酵母動原体プラスミド(Ycps)である。
れている。
主細胞に関する。宿主細胞は原核生物あるいは真核生物のいずれかとなりうる。
細菌細胞は、好ましくは原核生物の宿主細胞を用い、典型的には、例えばBet
hesda Research Laboratories Inc.,Bet
hesda,MD,米国から入手可能なエッシェリヒア コリDH5株やおよび
Rockville,MD,米国(NoATCC 31343)のAmeric
an Type Culture Collection(ATCC)から入手
可能なRR1株のようなエッシェリヒア コリの株である。好ましい真核生物の
宿主細胞は、酵母細胞、昆虫細胞や哺乳類の細胞、好ましくはマウス、ラット、
サルまたはヒトの線維芽細胞および腎臓細胞系のような脊椎動物細胞を含む。酵
母宿主細胞は、一般にStratagene Cloning Systems
,La Jolla,CA 92037,米国から入手可能なYPH499、Y
PH500およびYPH501を含む。好ましい哺乳動物の宿主細胞は、CCL 61としてATCCから入手可能なチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細
胞、CRL 1658としてATCCから入手可能なNIH Swissマウス
胚細胞NIH/3T3、ヒトの胚の腎臓細胞であるCRL1650および293
細胞としてATCCから入手可能なサル腎臓由来のCOS−1細胞を含む。好ま
しい昆虫細胞は、バキュロウイルス発現ベクターにより遺伝子導入されうるSf
9細胞である。
ターのタイプに典型的に依存するよく知られた方法によって達成される。原核生
物の宿主細胞の形質転換に関しては、例えば、コーヘン等(1972)Proc
.Natl.Acad.Sci.米国69,2110およびサンブルーク等(1
989)Molecular Cloning,A Laboratory M
anual,Cold Spring Harbor Laboratory,
Cold Spring Harbor,NY.を参照してもらいたい。酵母細
菌の形質転換はシャーマン等(1986)Methods In Yeast
Genetics,A Laboratory Manual,Cold Sp
ring Harbor Laboratory,Cold Spring H
arbor,NY.に記載されている。ベグス(1987)Nature 27
5,104−109の方法もまた有用である。脊椎動物に関して言えば、そのよ
うな細胞に遺伝子導入するのに有効な試薬、例えばカルシウムフォスフェートお
よびDEAEデキストリンまたはリポソーム調剤はStratagene Cl
oning Systems、またはLife Technologies I
nc.,Gaithersburg,MD 20877,米国から入手可能であ
る。
のに有効であり、酵母細胞、細菌細胞、昆虫細胞や脊椎動物細胞を形質転換する
技術においてよく知られている。
キー等(1988)Mol.Microbiol.2,637−646に記載さ
れている方法によって形質転換されてもよい。大多数の形質転換体は、25μF
Dでcm当たり6250Vの条件で2.5×PEBに懸濁されるDNA細胞混合
物の前述した電気穿孔法に続いて回収される。
)Methods Enzymol.194,182に記載されている。
知られる技術によって同定される。例えば、本発明の発現構築物の導入に起因す
る細胞は、本発明のポリペプチドを合成するようになる。細胞は回収および溶菌
され、それら細胞のDNAの中に、サザン(1975)J.Mol.Biol.
98,503あるいはベレント等(1985)Biotech.3,208に記
載されるような方法を用いて、前記DNAが存在するか試験される。いずれにし
ても、上清中のタンパク質の存在が後述する抗体を用いて確かめられる。
発現されている場合、よく知られる免疫学的な方法によって形質転換が成功して
いるかどうか確かめられる。例えば、発現ベクターによりうまく形質転換された
細胞は適切な抗原性をしめすタンパク質を合成する。
ンパク質が分析される。
培地におけるそれら細胞の培養をも意図し、好ましくはモノクローナル(クロー
ン的に均一な)培養、またはモノクローナル培養から派生する培養も意図する。
たは変体、断片または派生物の融合体の生成の方法を提供し、前記MSFまたは
変体または断片または派生物または融合体をコードする組換ポリヌクレオチドま
たは複製可能なベクターを含む宿主細胞を培養する事と前記MSFまたはその変
体、派生物、断片または融合体を単離する事と前記宿主細胞からの融合体または
変体、断片または派生物を単離する事を含む方法を提供することである。
く知られている。宿主細胞に依存するが、合成されるMSFは天然から単離され
るものとは異なると認識される。例えば酵母または細菌細胞のような任意の宿主
細胞はどちらかが、天然から単離されるMSFとは何故か異なって翻訳後修飾さ
れるMSF形成の合成において引き起こされる翻訳後修飾系を保持し、または異
なる天然から単離されるMSFとは何故か異なって翻訳後修飾されるMSF形成
の合成において引き起こされる翻訳後修飾系を保持している。
。
Fまたはその変体、断片、派生物または融合体またはその変体、断片または派生
物の融合体を提供することである。
またはその変体、断片、融合体または派生物またはその変体、断片または派生物
の融合体を提供することである。
部位19から660間のアミノ酸配列、またはその変体、断片、融合体または派
生物またはその変体、断片または派生物の融合体を含む。
うなフィブロネクチンの断片ではないと認識されるだろう。好ましくは、断片、
変体および派生物は、MSFとフィブロネクチンとを判別する部分であって、か
つ以下および図3,4を参照することによってより詳細に記載されているMSF
の一部分または部分を含むものである。
チンと交差反応しない)抗体およびフィブロネクチンを選択する能力を備える(
およびMSFと交差反応しない)抗体を提供することである。
SF対フィブロネクチン)より少なくとも10倍以上強く;好ましくは少なくと
も50倍以上強く、そしてさらに好ましくは少なくとも100倍以上強くポリペ
プチドに結合する抗体を含んでいる。
ノ酸配列の違いに関する情報を用い、技術的によく知られている方法によって作
製されてもよい。特に、前記抗体はポリクローナルであってもモノクローナルで
あってもよい。
iques",H ゾラ(CRC Press,1988)および"Monocl
onal Hybridoma Antibodies:techniques
and Applications",SGR ヒューレル(CRC Pre ss,1982)に開示されている知られた技術により作製されてもよい。ポリ
クローナル抗体は、多特異性または単一特異性をもって合成されてもよい。それ
ら抗体は単一特異性であることが好ましい。
配列番号:1]で表されるポリペプチドまたはその天然変体と反応する抗体を提
供することである。
3,4に示される標識されたpMSF1α部位19から660間の配列となるポ
リペプチドまたはその天然変体と反応する抗体を提供することである。
く、アミノ酸配列が図3,4に示される標識されたpMSF1αとなるポリペプ
チドまたはその天然変体に存在するエピトープと反応する抗体を提供することで
ある。
く、アミノ酸配列が[配列番号:1]で表される配列の部位19から660間の
配列となるポリペプチドまたはその天然変体に存在するエピトープと反応する抗
体を提供することである。
GGSR;または[配列番号:4]PCVLPFTYNDRTDSTTSNYEQ
DQ;または[配列番号:5]TDHTVLVQTRGGNSNGALCH;また
は[配列番号:6]VGNGRGEWTCIAYSQLRDQCIのペプチドのい
ずれかを含む分子と反応するならば、特に好ましい。下線の引かれたアミノ酸は
、MSFとフィブロネクチンで異なるアミノ酸を示す。
われる図3,4に示されるようなMSFとフィブロネクチン間のアミノ酸配列の
異なる領域を含み、隣接している。
となるポリペプチドまたはその天然変体と反応するのではなく、フィブロネクチ
ンと反応する抗体を提供することである。
部位19から660間の配列となるポリペプチドまたはその天然変体と反応する
のではなく、フィブロネクチンと反応する抗体を提供することである。
たはその天然変体に存在するのではなく、フィブロネクチンに存在するエピトー
プと反応する抗体を提供することである。
の部位19と部位660間の配列となるポリペプチドまたはその天然変体に存在
するのではなく、フィブロネクチンに存在するエピトープと反応する抗体を提供
することである。
Rまたは[配列番号:8]EPCVLPFTYNGRTFYSCTTEGRQDG HLWC STTSNYEQDQまたは[配列番号:9]CTDHTVLVQTQG
GNSNGALCHまたは[配列番号:10]VGNGRGEWTCYAYSQL
RDQCIまたは[配列番号:11]ISKYILRWRPKNSVGRWKEA または図3,4に示されるようなフィブロネクチンにおいて、部位648より前
方で派生されるペプチドのいずれかを含む分子と反応するならば、特に好ましい
。下線の引かれたアミノ酸は、フィブロネクチンとMSFで異なるアミノ酸を示
す。
Fとフィブロネクチンとで異なる領域を含むこれらペプチドより小さな断片を用
いて構成されてもよい。
残基が化学的に修飾されても、ペプチドの機能、すなわち生体内での特異的な抗
体を合成する機能は本質的には変わらないままのものとして用いられてよい。そ
のような修飾は、酸あるいは塩基、特に生理的に受け入れられる有機あるいは無
機の酸と塩基による塩の形成、末端カルボキシル基のエステルまたはアミドの形
成、およびN−t−ブトキシカルボニルのようなアミノ酸保護基の付着を含む。
そのような修飾はインビボの代謝からペプチドを保護する。ペプチドには単コピ
ーとして、あるいは多重コピーとして、例えば縦列反復が存在してもよい。その
ような縦列あるいは多重反復があれば、抗原自身が担体の使用を防止するには十
分である。N末端とC末端が互いに結合されることによりループが形成されるこ
と、または抗原性を増大させるためおよび/または形成されるべきジスルフィド
結合を許容させるため、ひとつあるいはそれ以上のCys残基を末端に付け加え
ることはペプチドにとって有利に働く。ペプチドが担体、好ましくはポリペプチ
ドと共有結合する場合、その配置が非常に好ましいので、本発明のペプチドはそ
のときループを形成する。
または免疫系の刺激性を高めるために担体の機能は備えられるとされている。最
良の担体はT細胞エピトープである(あるいは、抗原といっしょに創造する)。
前記ペプチドは、例えば架橋による血清アルブミン、ミオグロビン、細菌由来ト
キソイド、キーホルツタノハガイ(Keyhole limpet) ヘモシアニンのような 分離担体に関する。T細胞の免疫応答を誘発するごく最近改良された担体として
は、Thr−Ala−Ser−Gly−Val−Ala−Glu−Thy−Th
r−Asn−Cys、β−ガラクトシダーゼおよびインターロイキン−1の16
3−171ペプチドのようなT細胞エピトープと思われるB型肝炎抗原(ヌクレ
オキャプシドタンパク質とも言われる)を含んでいる。後者の化合物は、担体と
して、あるいはアジュバンドとして、あるいはその両方として様々にみなされて
もよい。いずれにしても、本発明の同じあるいは異なるペプチドいくつかのコピ
ーは、お互いに架橋されてもよい。この場合、そのような分離担体は無いが、担
体機能はそのような架橋により提供されてもよい。適する架橋剤はSigmaま
たはPieceのカタログにおいて例えばグルタルアルデヒド、カルボジイミド
およびスクシニジル4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボ
キシレートのような試薬を含み、(もし存在するなら)後者の試薬においてはC
末端システイン残基の−SH基を利用する。
チドを調整した場合、そのペプチドを運搬体として働くペプチド配列との融合体
生成物として発現することが有効かもしれない。Kabigenの「エコシステ
ム」は、そのような装置の例である。
もしれない。
プチドまたはその天然変体に反応する抗体及びフィブロネクチンと反応しない抗
体を生成する方法を提供する。この方法は、適切には動物をフィブロネクチンか
らMSFを判別するペプチドにより免疫化すること、及びMSFには結合するが
フィブロネクチンに実質的には結合しない抗体を選択することを含む。適切なペ
プチドは上述の通り開示されている。
号:1]記載のアミノ酸配列のポリペプチドまたはその天然変体に対しては反応
しない抗体を生成する方法を提供する。この方法は、適切にはMSFからフィブ
ロネクチンを判別するペプチドで動物を免疫化すること及びフィブロネクチンに
は結合するが実質的にはMSFに結合しない抗体を選択することを含む。適切な
ペプチドは上述の通り開示されている。
く必要ではないことが理解されるだろう。ファージディスプレイライブラリーの
ような合成システムが使われても良い。そのようなシステムがこの発明の方法の
範囲内に含まれる。
を有することまたはそれらの相違点とは何かが知られていなかったので、MSF
とフィブロネクチンとを判別するのに便利な抗体を生成するためにMSFとフィ
ブロネクチンとのアミノ酸配列における違いを使用することは不可能であった。
以下により詳しく議論されるように、そのような抗体は癌の診断に有用である。
しかも、MSFとフィブロネクチンとを判別するそのような抗体が研究試薬とし
ても有用であるということが理解されるだろう。適切には、本発明の抗体は検出
可能に標識されている、例えばそれらが直接的または間接的に検出されても良い
ような方法で標識されて構わない。便宜上、抗体は放射活性部分または染色部分
または蛍光部分によって標識されて良く、それらは酵素に結合されていても良い
。典型的には、酵素は非染色(または、非蛍光)基質を染色(または、蛍光)生
成物に変換することができるものである。抗体はビオチン(または、ストレプト
アビジン)によって標識されて良く、放射活性部分または染色部分または蛍光部
分またはそのようなもので標識されたストレプトアビジン(または、ビオチン)
を使って間接的に検出されても良い。また、それらは上記のタイプの酵素に結合
されていても良い。
とするペプチドが生成されることが特に好ましい。
、[配列番号:1]の配列であるポリペプチドまたはその天然変体に対しては反
応するがフィブロネクチンに対しては反応しない抗体を発現させることができる
分子を提供する。
、フィブロネクチンに対しては反応するが[配列番号:1]の配列で表されるポ
リペプチドまたはその天然変体に対しては反応しない抗体を発現させることがで
きる分子を提供する。
でも良い。好ましくはペプチドであるこの分子は、技術上良く知られた方法を使
って薬学的組成物として便宜的に調剤されても良い。
ここにおける引用文献として開示されるようなFmoc-polyamide法 によって合成されてもよい。一時的N-アミノ基保護は9-フルオレニルメトキシ
カルボニル(Fmoc)基によって行うことができる。この高度に塩基性不安定
な保護基の繰り返し開裂は、N,N‐ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジ
ンを使うことによって影響を受ける。側鎖の官能基性は、ブチルエーテル(セリ
ン、トレオニン及びチロシンの場合)、ブチルエステル(グルタミン酸及びアス
パラギン酸の場合)、ブトキシカルボニル派生物(リシン及びヒスチジンの場合
)、トリチル派生物(システインの場合)、4‐メトキシ‐2,3,6‐トリメ
チルベンゼンスルホニル派生物(アルギニンの場合)として保護されて良い。C
末端がグルタミンまたはアスパラギンであれば、側鎖アミノ酸官能規制を保護す
るために4‐4’‐ジメトキシベンジドリル基が使用される。固相支持体は、ジ
メチルアクリルイミド(バックボーンモノマー)、ビスアクリロイルエチレンジ
アミン(架橋体)及びアクリロイルサルコジンメチルエステル(官能性化試薬)
の三種類のモノマーを成分とするポリジメチル‐アクリルアミドポリマーを基盤
としている。使用されるペプチド‐樹脂間開裂可能結合試薬は、酸性不安定な4
‐ヒドロキシメチル‐フェノキシアセティック酸派生物である。全てのアミノ酸
派生物は、それらの前もって形成されている対称的無水物派生物として付加され
る。ただし、例外としてアスパラギンとグルタミンは逆転N,N‐ジシクロヘキ
シル‐カルボジイミド/1‐ヒドロキシベンゾトリアゾール中開カップリング手
法を使って付加される。全てのカップリング及び脱保護反応を、ニンヒドリン、
トリニトロベンゼンスルホン酸またはイソチン試験法を使って監視する。合成の
完了時において、50%の捕集剤混合物を含有する95%トリフルオロ酢酸で処
理することによって側鎖保護基の付随的な除去とともに、ペプチドを樹脂支持体
から開裂する。一般に使用される捕集剤は、エタンジチオール、フェノール、ア
ニソール及び水である。それについての正確な選択は合成されるペプチド成分ア
ミノ酸に依存している。粗製ペプチドとなるようにジエチルエーテルとともにす
りつぶしたあとに、トリフルオロ酢酸を真空エバポレーションによって除去する
。全ての存在する捕集剤を、水層の凍結乾燥において捕集剤の無い組成ペプチド
を生成する簡単な抽出手法によって除去する。ペプチド合成のための試薬はほと
んどが、Calbiochem‐Novabiochem(UK)Ltd,No
ttingham NG7 2QJ,英国から利用可能である。精製は、サイズ
排除クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー及び(原理的には)逆
相高性能液体クロマトグラフィーのような技術の何れか1つまたはそれらの組み
合わせによって達成されても良い。ペプチドの分析は、薄層クロマトグラフィー
、逆相高性能液体クロマトグラフィー、酸加水分解後のアミノ酸分析及び高速分
子分裂(FAB)質量スペクトル分析を使用して実行しても良い。
ることが可能である。そのようなポリヌクレオチドは癌の診断及び予後において
有効であると信じられている。
コードするポリヌクレオチド及びその天然変体及びフィブロネクチンをコードす
るポリヌクレオチドを判別することができるポリヌクレオチドを提供する。
ードするポリペプチドをコードするポリヌクレオチドまたはその天然変体にハイ
ブリダイズすることができるが、フィブロネクチンをコードするポリヌクレオチ
ドにはハイブリダイズすることができないポリヌクレオチドを提供する。
チンの配列(コーンブリット等、(1985)EMBO J.4,1755‐1
759)を参考にすることによって設計することができる。そのようなポリヌク
レオチドは、化学合成のような良く知られた方法によってまたは特異なプライマ
ー及びテンプレートを使ったポリメラーゼチェインリアクションのようなDNA
増幅技術によって合成されても良い。ポリヌクレオチドは、前述のようなMSF
とフィブロネクチンとをコードするポリヌクレオチドを判別することができるな
らば、DNAであろうとRNAであろうとまたはペプチド核酸のような合成核酸
であろうと構わないあらゆるポリヌクレオチドで良い。このポリヌクレオチドが
ハイブリダイゼーションプローブとしてまたは核酸増幅システムのためのプライ
マーとして用いることができるオリゴヌクレオチドであれば特に好ましい。その
為、本発明のこの側面のポリヌクレオチドは長さが少なくとも10ヌクレオチド
、より好ましくは少なくとも14ヌクレオチドそして更により好ましくは少なく
とも18ヌクレオチドのオリゴヌクレオチドであろう。
ハイブリダイズするが、フィブロネクチンをコードするmRNA(またはcDN
A)にはハイブリダイズしないことが特に好ましい。
NA)にはハイブリダイズするが、MSFをコードするmRNA(またはcDN
A)にはハイブリダイズしないことが特に好ましい。MSFcDNAのヌクレオ
チド配列はここに開示されている。フィブロネクチンヌクレオチド配列は知られ
ている(例えば、コーンブリット等、(1985)EMBO J.4,1755
‐1759を参照)。当業者であれば容易に、この情報に基づいてMSFとフィ
ブロネクチンとのmRNAとcDNAとを判別することができるプローブを設計
することができる。MSFとフィブロネクチンとの違いは、MSFにおける1型
IIフィブロネクチン繰り返しモジュールからの45塩基対の欠損、及びMSFに
存在する独特の尾部を含む。
、それらが直接または間接的に検出されてもよいような方法でそれらは標識され
て構わない。便宜上は、ポリヌクレオチドは放射性部分または染色部分または蛍
光部分またはその他の適切な検出可能な部分で標識される。ポリヌクレオチドは
酵素に結合されても良い。または、それらはビオチン(または、ストレプトアビ
ジン)に結合されて、本発明の抗体のために記載されたのと類似の方法において
検出されて良い。
れるヒト由来の試料において[配列番号:1]で表される配列のポリペプチドまた
はその天然変体または断片の存在を、フィブロネクチンからそのポリペプチドを
分別できる試薬を使って検出することを含む。
方法は、試験されるヒトから得られた試料において、[配列番号:1]に表され
るペプチドまたはその天然変体または断片の存在を、フィブロネクチンからその
ポリペプチドを分離できる試薬を使って検出することを含む。
する。その方法は患者由来の試料において、[配列番号:1]に表されるペプチ
ドまたはその天然変体または断片の存在を、フィブロネクチンからそのポリペプ
チドを分離できる試薬を使って検出することを含む。
示されるような抗体である。試料中の特異的なポリペプチドを検出するための抗
体の使用は良く知られている。例えば、それらは酵素結合免疫測定法(ELIS
A)において使用されて良く、またそれらは組織病理学的分析において使用され
ても良い。MSFの存在は癌の高い危険性を指摘していると信じられている。
織抽出物中において、または患者由来の細胞をインビボで培養するために使用さ
れた培地中において測定されても良い。
信じられている。抗体は、免疫局在化により組織切片中におけるMSFを検出す
るために使用されても良い。MSF生成線維芽細胞の亜細胞は、通常の成人中に
存在する(アーウィン等(1994)J.CellScience107,13
33‐1364;ショール等(1994)pp277‐298 Mammary
Tumorigenesis and Malignant Progres
sionにおいて,ディクソン,R及びリップマン,M.(編集者)、1994
、Kluwer Academic Publishers。
法を用いて測定されるMSFポリペプチドに限らず、適切な試料中においてMS
F mRNAを検出することは望ましいかもしれないし、またMSFの生成に関
係するフィブロネクチン遺伝子におけるあらゆる変化を検出することも望ましい
かもしれないことが理解されるだろう。MSFcDNAまたはフィブロネクチン
遺伝子における突然変異は、技術的に良く知られた方法を使って検出されても良
い。
する。この方法は、試験されるヒトから得られた試料中において、[配列番号: 1]で表される配列のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドまたはその天 然変体または断片を、フィブロネクチンをコードするポリヌクレオチドからこの
ポリヌクレオチドを判別することができる試薬を使って検出することを含む。
する。この方法は、患者由来の試料中において、[配列番号:1]で表される配
列のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドまたはその天然変体または断片
を、フィブロネクチンをコードするポリヌクレオチドからこのポリヌクレオチド
を判別することができる試薬を使って検出することを含む。
ードするポリヌクレオチドを判別することができる試薬は、ここに開示されるよ
うな適切なポリヌクレオチドである。試料中の特異的核酸を検出する方法は学術
的に良く知られている。例えば、mRNAを検出するin situハイブリダ
イゼーション法を使っても良く、ノーザンブロット法を使っても良い。ドットブ
ロット、スロットブロット及びサザンブロットを使用しても良い。
造において使用されても構わない。
ンまたはフィブロネクチンをコードする核酸は認識しない)MSFとフィブロネ
クチンとを判別できる本発明の抗体及びポリヌクレオチドは、前述の抗体または
ポリヌクレオチド及びその抗体またはポリヌクレオチドを標識するための手段の
ような他の試薬を含有する診断キットに有効に実装できる。
る、MSF活性及び/または不適切なMSF発現の抑制の中和を含む。しかも、
MSFの阻害因子を投与することも望ましい。MSFに対する抗体は、阻害因子
として働いても良い。
ための抗MSF抗体の使用と、上述のようなMSF阻害因子の使用とを含む。
毒薬のような直接的細胞毒性部分に結合された抗体、非毒性プロドラッグから毒
性ドラッグに変化できる酵素のような間接的細胞毒性部分に結合された抗体とを
含む。後者の場合、抗体結合酵素に加えてプロドラッグが患者に投与されても良
い。
治療過程の効用を予測する条件と関連させても良いので有用である。傷の体液中
のMSFの量は、例えば本発明のMSF選択的抗体を使って、測定されても良い
。
いくつかの病理学的な条件の特徴かもしれない。例えば関節液等の関連する体液
中におけるMSFの測定は、診療的には有用であるかもしれない。この文脈にお
いて関連する他の病理学的条件は、繊維症及び歯周病を含む。
に、細胞の遊走は創傷内において起こるのであろう。
の方法は、本発明のポリペプチドの効果的な量を細胞遊走の調節が必要とされて
いる部位に投与することを含む。
SFは、線維芽細胞のような細胞の遊走を刺激する。好ましくは、細胞遊走の調
節が必要とされている部位は、ウマ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ネコ、イヌ及びその
ようなものの体のような哺乳類の体内である。最も好ましくは、その部位はヒト
の体内である。体内の部位は創傷部位であれば好ましい。
の局所に本発明のポリペプチドの効果的な量を投与することを含む。
うなMSFポリペプチドまたは適切な断片または変体の効果的な量を投与するこ
とによって、瘢痕となることを防ぐ方法を提供する。瘢痕となることを防ぐこと
または低下させることは、創傷治癒過程の一部となるだろう。ここにおいて記載
されるようなMSFポリペプチドまたは適切な断片または変体は、それがヒアル
ロン酸形成を低下させるので、瘢痕となることを防ぐことまたは低下させること
において有用であると信じられている。
であれば好ましい。
癒部位に投与されて良い。便宜的には、ポリペプチドは局所的に投与される。ペ
プチドがコラーゲンメッシュのような用いられる包帯に取りこまれているならば
特に好ましい。
。その多くは商業的に利用可能である。
及びクリーム(または同様のもの)への組込みを含むだろう。
において良く知られたあらゆる方法によって調整されても良い。そのような方法
は、活性成分(本発明のポリペプチド)を一つまたはそれ以上の補助成分からな
る運搬体と関連付けるステップを含む。一般的に調剤は、活性成分を液体運搬体
または微細に分割された固体運搬体またはその両方と一律にかつ個人的に関連付
け、最終的に必要ならば生成物を成形することによって調整される。
ットのような断続的単位として出されるかもしれない。そのそれぞれは、予め決
められた量の活性試薬を、粉末または顆粒として、または水生液体または非水溶
性液体中の溶液または懸濁液として、またはoil‐in‐water液体乳化
物またはwater‐in‐oil液体乳化物として含有する。活性成分は、巨
丸剤、舐剤またはペーストとしてであっても良い。
ンスといった香料ベース中に活性成分を含むロゼンジ、ゼラチン及びグリセリン
またはスクロースまたはアカシアのような不活性ベース中に活性成分を含むトロ
ーチ及び適切な液体運搬対中に活性成分を含むうがい薬を含む。
連する技術分野において従来からある他の試薬を含んでも良い。例えば経口投与
に適したそれらの試薬は香味試薬を含んでも良い。
ない。
という言葉によって、我々は所望の生物学的応答を与え、かつ毒性またはそのよ
うなあらゆる甚大な好ましくない効果を導くことの無い量を含めている。例えば
1μg未満といった少量のMSFが効果的かもしれない。皮膚の創傷のような特
定の創傷が、本発明の方法によって治療されるならば好ましい。
あろう。 ここにおいて、図1,2は、MSFcDNAを含有するクローンpMSF1α
中への挿入2.1kb全ヌクレオチド配列を示している。開始及び終止コドンに
下線が引かれている。
ゼラチン結合ドメインの配列を有するペプチド配列が配置されている。MSFの
開始と終結部位は、垂直線と矢印によって特定されている。
るような)ペプチド配列を示す。pMSF1αの配列は、そのドメイン(コーン
ブリット等(1985)ENBOJ.4,1755‐1759からフィブロネク
チンの分析を参照されたい)に関してグループ化されて示されている。残基は番
号づけられてまたギャップ(^によって示される)の導入により相同性を最大化
するために並べ替えられた。相同型内の相同残基はボックス(A)で表されてい
る。終止コドンはアスタリスク(*)によって表されている。欠失アミノ酸は点
線(‐)によって表されている。IGDS配列には下線が引かれている。
GDQ)部位を示している図によるMSFのモデルを示している。
列分析 cDNAライブラリーを、ヒト胎児線維芽細胞セルラインであるMRC5‐S
V2から抽出されたmRNAを使って、ベクターガンマZapII中に構築した。
R)において、フィブロネクチンのゼラチン結合ドメイン(GBD)由来のペプ
チド配列に基づいたプライマーを、ベクタープライマーとともに使用した。配列
分析によると、ほとんどの断片に対してGBDに対する強い相同性を示した。明
らかな相違には45塩基対の内部欠損及び175塩基対の3’末端の独特の配列
を含む。
スクリーニングするためのプローブとして使用された。クローンされた挿入部位
を含有するpBluescript(商標)ファージミドのインビボでの切り出
し後に、陽性溶菌斑が第2及び第3のスクリーニングのために採取された。
ライミングアプローチを使ったサンガージオキシ法によって配列決定された。そ
の配列は、Daresbury/SeqnetシリーズプログラムのFragm
ent Assembly Systemを使って、単一の内容に組み立てられ
た。
配列及び配置の翻訳は、Fastaプログラム(Daresbury/Seqn
et)を使って完成され、図3,4に示されている。
を示している。
技術的に良く知られた方法及び図1,2の配列から得られるプローブ、特にフィ
ブロネクチンからMSFを判別するプローブを使って配列決定されるだろう。
の実証 MSFの独特のC末端に対する独特のコーディング領域に基づいたリボプロー
ブを使ったin situハイブリダイゼーションが、通常の胸部細胞ではなく
、乳癌の断片中のMSF分泌線維芽細胞の存在を実証した。
クレオチド配列を含有し、それは10塩基上流までは含有していても良いしかつ
フィブロネクチン配列(部位1943‐2152)の内に含まれる。これは、よ
り長いプローブの使用を可能にするにもかかわらず、MSF1αにたいする高い
特異性を確実なものとする。独特の配列(部位1974‐2147)の主要部分
を含有するジゴキセゲニン標識されたリボプローブが使用される。この領域は、
便利な制限部位の部位に基づいて選択される。
ノクローナル抗体 現在利用可能な標準的な方法のいくつかを使用して、モノクローナル抗体を引
き出した。その免疫原は、MSFの10アミノ酸の独特なテイルに基づく合成ペ
プチドまたは[配列番号:2]ISKYILRWRPVSIPPRNLGYまた
は[配列番号:3]QQWERTYLGNALVCTCYGGSRまたは[配列
番号:4]EPCVLPFTYNDRTDSTTSNYEQDQまたは[配列番
号:5]CTDHTVLVQTRGGNSNGALCHまたは[配列番号:6]
VGNGRGEWTCIAYSQLRDQCIで表されるペプチド配列に基づく
ものである。
ンと相同的である。それはフィブロネクチン遺伝子との緊密な関係を強く主張す
る(注記:選択圧が無いので、上流非翻訳領域などは2つの遺伝子間で相同であ
ることは実質的にあり得ない。この推論は、10アミノ酸をコードするMSFc
DNAの3’末端の「独特性」と明らかに衝突するし、いくつかの停止コドンを
含有する隣接する非翻訳領域を有する。)
FN)/MSFの末端5’非翻訳領域におけるものであり、他方は175塩基対
の独特の配列を方向付けたMSFの末端3’領域におけるものである。Qiag
en血液キットを使用して精製されたDNAを使って反応を行った。結果として
得られたアプリコンの配列分析は、175塩基対の「独特」の配列がフィブロネ
クチン配列と隣接しているということを明らかにした。
実験を行った。上述の2PCRアプローチを使ってヒトPACライブラリー(H
GMPから得られた)由来のクローンを選択することによってこの実験を行った
。両PCR反応から生成物の生成において、第2及び第3のスクリーニングによ
り同定を行った。このクローンはほぼ70から110kbのサイズであった。
により)。その断片をpBluescript中にサブクローンし、我々の2P
CRアプローチを使って分析した。2つの陽性クローンが同定された:クローン
B3(2)は20kbであり、5’及び3’末端フラグメントの両方を生成でき
る。これによって、それが全MSF遺伝子配列を含むものであるということを示
している。その他のクローンであるK5(5)は7kbであり、3’末端の独特
の配列を含むのみである。
データは、明らかにMSFが第2染色体の領域q35にマッピングされることを
示している。注記:これは、第2染色体q34から36に座位するフィブロネク
チン遺伝子内に有している。
ィブロネクチン遺伝子内に含まれていることを示している。これらの結果は、M
SFがフィブロネクチンの新規な小さなスプライシング変体であることを示して
いる。ゲノムフィブロネクチン遺伝子はとても大きく、かつまだ十分には配列決
定されていない。我々が知る限りでは、これはこの独特の配列に関する最初のレ
ポートである。これまでに同定されたすべてのフィブロネクチンのアイソフォー
ム(それらはMSFにおける70kDaに対して220kDa以上である)にお
ける独特の配列の不存在は、それがそれらの分子からスプライシングされたもの
であることを示している。
ィブロネクチンの全てのスプライスされた変体は、たった70kDaの分子量の
MSFに対して220kDaの範囲の分子量を有している。この小さなサイズは
、全体として予想外であり、我々にMSFをフィブロネクチンの新規なミニスプ
ライス変体と思われる。第2に、全ての既知のフィブロネクチンのスプライス変
体は、IIICS領域の可変領域または全3型繰り返しの(あらゆる既知のスプラ イス部位を含まないMSFの終端の相当離れた下流において起こる全ての)含有
/欠損に関係している。最後に、MSFの3’末端配列は同定されていないので
、上記情報がゲノムDNAから得られるまではMSFが本当にフィブロネクチン
のスプライス変体であることを予測することは不可能であった。
を製造による説明書に基いて使用して、3T3細胞を形質転換した。使用された
プラスミドはpcDNA3.1/hisB/lacZである。融合タンパク質が
hisテイルとともに発現されるように、挿入配列はヒトMSFcDNA配列に
融合されたhisテイルをコードする配列を含んでいた。これは、発現タンパク
質の精製を促進した。形質転換体は、418を含有する培地中においてそれらの
選択成長により単離された。形質転換体によって生成された1リットルの調整培
地を回収した。遊走刺激活性を有する全ての断片が、0−20%硫酸アンモニウ
ム沈殿を行うことによって得られた。そのペレットを緩衝溶液中に再懸濁した。
his標識されたrhMSFは、ProBondcolumn(Invitro
gen)カラムを通して精製された。それら全ては、製造者による説明書に基い
て行われた。ほぼ250μグラムのrhMSFが初期物質から回収された。その
精製されたタンパク質はSDSPAGEにおいてほぼ70kDaの位置に一本の
バンドとなった。このタンパク質は、標的の成人の線維芽細胞の遊走を刺激し、
1pg/mlから10ng/mlの濃度範囲において活性であった(すなわち、
胎児線維芽細胞調整培地から精製されたMSFの投与応答に関するこれまでに出
版された情報との正確な一致において)。
た:注記:これは全部で10アミノ酸の独特の配列と隣接するフィブロネクチン
の5アミノ配列とを含んでいる。この合成ペプチドはキーホールツタノハガイヘ
モシアニン(KLH)運搬体に共有結合されており、以下の手法で2匹のウサギ
を免疫化するのに使われた:10mgの第1の注射から3週間後に、5mgの第
2の注射をした。第1の注射から6週間後に血清が回収された。生成されたIg
Gがドット及びウェスタンブロットの両方において合成ペプチドを認識するため
に示された。
用した。前者の利用は、(1)抗体によってrhMSFが認識されることが確か
め、(2)成人ではなく胎児の線維芽細胞が抗体によって認識されかつPAGE
ゲルからの流出時に遊走刺激活性を発現する70kDaの分子を生産することを
実証した。
対して、ポリクローナル坑体が生成された。この抗体はその独特の合成ペプチド
(5ng以下)及びドットブロットにおいてMSF(10ng以下)を認識する
。したがって、それは4μgまでの濃度ではフィブロネクチン又はBSAを認識
しない。この抗体は、MSFの組織分布を調べるために使用された。これらの実
験は、MSFが胎児の皮膚の基質において存在するが成人の皮膚においては検出
できないことを示している。
ある。
部位を示す図である。
部位を示す図である。
部位を示す図である。
QDQ <210> 9 <211> 21 <212> PRT <213> h. sapiens <400> CTDHTVLVQTQGGNSNGALCH <210> 10 <211> 21 <212> PRT <213> h. sapiens <400> VGNGRGEWTCYAYSQLRDQCI <210> 2 <211> 20 <212> PRT <213> h. sapiens <400> ISKYILRWRPKNSVGRWKEA <210> 12 <211> 2147 <212> DNA <213> h. sapiens <400> caaacttggt ggcaacttgc ctcccggtgc gggcgtctct cccccaccgt ctcaacatgc 60 ttaggggtcc ggggcccggg ctgctgctgc tggccgtcca gtgcctgggg acagcggtgc 120 cctccacggg agcctcgaag agcaagaggc aggctcagca aatggttcag ccccagtccc 180 cggtggctgt cagtcaaagc aagcccggtt gttatgacaa tggaaaacac tatcagataa 240 atcaacagtg ggagcggacc tacctaggca atgcgttggt ttgtacttgt tatggaggaa 300 gccgaggttt taactgcgag agtaaacctg aagctgaaga gacttgcttt gacaagtaca 360 ctgggaacac ttaccgagtg ggtgacactt atgagcgtcc taaagactcc atgatctggg 420 actgtacctg catcggggct gggcgaggga gaataagctg taccatcgca aaccgctgcc 480 atgaaggggg tcagtcctac aagattggtg acacctggag gagaccacat gagactggtg 540 gttacatgtt agagtgtgtg tgtcttggta atggaaaagg agaatggacc tgcaagccca 600 tagctgagaa gtgttttgat catgctgctg ggacttccta tgtggtcgga gaaacgtggg 660 agaagcccta ccaaggctgg atgatggtag attgtacttg cctgggagaa ggcagcggac 720 gcatcacttg cacttctaga aatagatgca acgatcagga cacaaggaca tcctatagaa 780 ttggagacac ctggagcaag aaggataatc gaggaaacct gctccagtgc atctgcacag 840 gcaacggccg aggagagtgg aagtgtgaga ggcacacctc tgtgcagacc acatcgagcg 900 gatctggccc cttcaccgat gttcgtgcag ctgtttacca accgcagcct cacccccagc 960 ctcctcccta tggccactgt gtcacagaca gtggtgtggt ctactctgtg gggatgcagt 1020 ggctgaagac acaaggaaat aagcaaatgc tttgcacgtg cctgggcaac ggagtcagct 1080 gccaagagac agctgtaacc cagacttacg gtggcaactc aaatggagag ccatgtgtct 1140 taccattcac ctacaacgac aggacggaca gcacaacttc gaattatgag caggaccaga 1200 aatactcttt ctgcacagac cacactgttt tggttcagac tcgaggagga aattccaatg 1260 gtgccttgtg ccacttcccc ttcctataca acaaccacaa ttacactgat tgcacttctg 1320 agggcagaag agacaacatg aagtggtgtg ggaccacaca gaactatgat gccgaccaga 1380 agtttgggtt ctgccccatg gctgcccacg aggaaatctg cacaaccaat gaaggggtca 1440 tgtaccgcat tggagatcag tgggataagc agcatgacat gggtcacatg atgaggtgca 1500 cgtgtgttgg gaatggtcgt ggggaatgga catgcattgc ctactcgcag cttcgagatc 1560 agtgcattgt tgatgacatc acttacaatg tgaacgacac attccacaag cgtcatgaag 1620 aggggcacat gctgaactgt acatgcttcg gtcagggtcg gggcaggtgg aagtgtgatc 1680 ccgtcgacca atgccaggat tcagagactg ggacgtttta tcaaattgga gattcatggg 1740 agaagtatgt gcatggtgtc agataccagt gctactgcta tggccgtggc attggggagt 1800 ggcattgcca acctttacag acctatccaa gctcaagtgg tcctgtcgaa gtatttatca 1860 ctgagactcc gagtcagccc aactcccacc ccatccagtg gaatgcacca cagccatctc 1920 acatttccaa gtacattctc aggtggagac ctgtgagtat cccacccaga aaccttggat 1980 actgagtctc ctaatcttat caattctgat ggtttctttt tttcccagct tttgagccaa 2040 caactctgat taactattcc tatagcattt actatatttg tttagtgaac aaacaatatg 2100 tggtcaatta aattgacttg tagactgaaa aaaaaaaaaa aaaaaaa 2147
Claims (58)
- 【請求項1】 [配列番号:1]で表されるアミノ酸配列を含むポリペプチ
ドまたはその変体、断片、派生物または融合体、またはその変体、断片、派生物
の融合体をコードする組換ポリヌクレオチド。 [配列番号:1] - 【請求項2】 図3,4に示される標識されたpMSF1α部位19から6
60間のアミノ酸配列を含むポリペプチドまたはその変体、断片、融合体または
派生物、またはその変体、断片または派生物の融合体をコードする請求項1に記
載のポリヌクレオチド。 - 【請求項3】 イントロンを含まない請求項1または2に記載のポリヌクレ
オチド。 - 【請求項4】 図1,2に示される配列で表されるポリヌクレオチドを含む
先行する請求項のいずれかに記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項5】 図1,2に示される部位57から1982間のポリヌクレオ
チドを含む先行する請求項のいずれかに記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項6】 遊走刺激因子活性を有するポリペプチドをコードする先行す
る請求項のいずれかに記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれかで定義されるようなポリヌクレオ
チドを含む複製可能なベクター。 - 【請求項8】 請求項1から7のいずれかで定義されるような組換ポリヌク
レオチドまたは複製可能なベクターを含む宿主細胞。 - 【請求項9】 [配列番号:1]で表されるアミノ酸配列を有するポリペプ
チドまたはその変体、断片、融合体または派生物、またはその変体、断片または
派生物の融合体の生成の方法であって、その変体、断片、派生物または融合体を
発現する請求項8で定義されるような宿主細胞の培養をすることとその宿主細胞
の培養からそのポリペプチドまたは変体、断片、派生物または融合体を単離する
ことを含む方法。 - 【請求項10】 [配列番号:1]のアミノ酸配列またはその変体、断片、
融合体または派生物、またはその変体、断片または派生物の融合体を含むポリペ
プチド。 - 【請求項11】 図3,4に示される標識されたpMSF1α部位19から
660間のアミノ酸配列、またはその変体、断片または融合体、またはその変体
または断片の融合体を含む請求項10に記載のポリペプチド。 - 【請求項12】 請求項9の方法により入手可能なポリペプチド。
- 【請求項13】 遊走刺激因子活性を有する請求項10から12のいずれか
に記載のポリペプチド。 - 【請求項14】 フィブロネクチンとは反応しないが、[配列番号:1]で
表される配列のポリペプチドまたはその天然変体とは反応する抗体。 - 【請求項15】 フィブロネクチンとは反応しないが、図3,4に示される
標識されたpMSF1α部位19から660間の配列のポリペプチドまたはその
天然変体とは反応する抗体。 - 【請求項16】 フィブロネクチンに存在するエピトープではないが、[配
列番号:1]で表される配列のポリペプチドまたはその天然変体には存在するエ
ピトープと反応する抗体。 - 【請求項17】 フィブロネクチンに存在するエピトープではないが、アミ
ノ酸配列が図3,4に示される標識されたpMSF1α部位19から660間の
ポリペプチドまたはその天然変体には存在するエピトープと反応する抗体。 - 【請求項18】 [配列番号:2]ISKYILRWRPVSIPPRNL
GYまたは[配列番号:3]QQWERTYLGNALVCTCYGGSRまた
は[配列番号:4]EPCVLPFTYNDRTDSTTSNYEQDQまたは
[配列番号:5]CTDHTVLVQTRGGNSNGALCHまたは[配列番
号:6]VGNGRGEWTCIAYSQLRDQCIのペプチドのいずれかを
含む分子と反応する請求項14から17のいずれかに記載の抗体。 - 【請求項19】 アミノ酸配列が[配列番号:1]で表されるポリペプチド
またはその天然変体とは反応しないが、フィブロネクチンとは反応する抗体。 - 【請求項20】 アミノ酸配列が図3,4に示される標識されたpMSF1
α部位19から660間のポリペプチドまたはその天然変体とは反応しないが、
フィブロネクチンとは反応する抗体。 - 【請求項21】 アミノ酸配列が[配列番号:1]で表されるポリペプチド
またはその天然変体には存在しないが、フィブロネクチンには存在するエピトー
プと反応する抗体。 - 【請求項22】 アミノ酸配列が図3、4に示される標識されたpMSF1
α部位19から660間のポリペプチドまたはその天然変体には存在しないが、
フィブロネクチンには存在するエピトープと反応する抗体。 - 【請求項23】 [配列番号:7]QQWERTYLGNVLVCTCYG
GSR、[配列番号:8]EPCVLPFTYNGRTFYSCTTEGRQD
GHLWCSTTSNYEQDQ、[配列番号:9]CTDHTVLVQTQG
GNSNGALCH、[配列番号:10]VGNGRGEWTCYAYSQLR
DQCI、[配列番号:11]ISKYILRWRPKNSVGRWKEAまた
は図3,4に示されるフィブロネクチンにおいて部位648から派生するペプチ
ドのいずれかを含む分子と反応する請求項19から22のいずれかに記載の抗体
。 - 【請求項24】 モノクローナル抗体である請求項14から24のいずれか
に記載の抗体。 - 【請求項25】 適切にフィブロネクチンとMSFとを判別するペプチドで
動物を免疫化することとMSFに結合するが実質的にはフィブロネクチンには結
合しない抗体を選択することとを含む、[配列番号:1]で表されるアミノ酸配
列のポリペプチド又はその天然変体に対しては反応するがフィブロネクチンに対
しては反応しない抗体を生成する方法。 - 【請求項26】 適切にフィブロネクチンとMSFとを判別するペプチドで
動物を免疫化することとMSFに結合するが実質的にはフィブロネクチンには結
合しない抗体を選択することとを含む、フィブロネクチンに対しては反応するが
[配列番号:1]で表されるアミノ酸配列のポリペプチド又はその天然変体に対
しては反応しない抗体を生成する方法。 - 【請求項27】 [配列番号:1]で表される配列のポリペプチド又はその
天然変体に対しては反応するがフィブロネクチンに対しては反応しない抗体を、
適当ならば動物の免疫化の後に、発現させることができる分子。 - 【請求項28】 フィブロネクチンに対しては反応するが[配列番号:1]
で表される配列のポリペプチド又はその天然変体に対しては反応しない抗体を、
適当ならば動物の免疫化の後に、発現させることができる分子。 - 【請求項29】 MSF中に見られる[配列番号:2]、[配列番号:3]
、[配列番号:4]、[配列番号:5]または[配列番号:6]の配列のいずれ
か一つを含むペプチドである請求項27記載の分子。 - 【請求項30】 図3,4に示されるようなフィブロネクチン内の部位64
8より先から得られるペプチド[配列番号:7]、[配列番号:8]、[配列番
号:9]、[配列番号:10]または[配列番号:11]の配列のいずれか一つ
を含むペプチドである請求項27記載の分子。 - 【請求項31】 [配列番号:1]で表される配列のポリペプチドまはその
天然変体をコードするポリヌクレオチド及びフィブロネクチンをコードするポリ
ヌクレオチドを判別することができるポリヌクレオチド。 - 【請求項32】 フィブロネクチンをコードするポリヌクレオチドにはハイ
ブリダイズできるが[配列番号:1]で表される配列のポリペプチドまたはその
天然変体をコードするポリヌクレオチドにはハイブリダイズできないポリヌクレ
オチド。 - 【請求項33】 [配列番号:1]で表される配列のポリペプチドまたはそ
の天然変体をコードするポリヌクレオチドにはハイブリダイズできるがフィブロ
ネクチンをコードするポリヌクレオチドにはハイブリダイズできないポリヌクレ
オチド。 - 【請求項34】 このポリヌクレオチドはオリゴヌクレオチドである請求項
31から33のいずれかに記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項35】 フィブロネクチンをコードするポリヌクレオチド、または
前記またはその天然変体のようなこのポリペプチドをコードするポリヌクレオチ
ドはmRNAまたはcDNAである請求項31から34のいずれかに記載のポリ
ヌクレオチド。 - 【請求項36】 このポリペプチドとフィブロネクチンとを判別できる試薬
を使って、[配列番号:1]で表される配列のポリペプチドまたはその天然変体
または断片の存在をその診断されるヒト由来の試料において検出することを含む
癌の診断方法。 - 【請求項37】 このポリペプチドとフィブロネクチンとを判別できる試薬
を使って、[配列番号:1]で表される配列のポリペプチドまたはその天然変体
または断片の存在をその試験されるヒト由来の試料において検出することを含む
癌に対する感受性を決定する方法。 - 【請求項38】 このポリペプチドとフィブロネクチンとを判別できる試薬
を使って、[配列番号:1]で表される配列のポリペプチドまたはその天然変体
または断片の存在をその患者由来の試料において検出することを含む癌患者のあ
り得る結果を決定する方法。 - 【請求項39】 このポリペプチドとフィブロネクチンを判別できるこの試
薬は請求項14から18のいずれか記載の抗体である請求項36から38のいず
れか記載の方法。 - 【請求項40】 このポリヌクレオチドとフィブロネクチンをコードするポ
リヌクレオチドとを判別できる試薬を使って、[配列番号:1]で表される配列
のポリペプチドまたはその天然変体をコードするポリペプチドをその診断される
ヒト由来の試料において検出することを含む癌の診断方法。 - 【請求項41】 このポリポリヌクレオチドとフィブロネクチンをコードす
るポリヌクレオチドとを判別できる試薬を使って、[配列番号:1]で表される
配列のポリペプチドまたはその天然変体の存在をその試験されるヒト由来の試料
において検出することを含む癌に対する感受性を決定する方法。 - 【請求項42】 このポリヌクレオチドとフィブロネクチンをコードするポ
リヌクレオチドとを判別できる試薬を使って、[配列番号:1]で表される配列
のポリペプチドまたはその天然変体をコードするポリヌクレオチドの存在をその
患者由来の試料において検出することを含む癌患者のあり得る結果を決定する方
法。 - 【請求項43】 このポリヌクレオチドとフィブロネクチンをコードするポ
リヌクレオチドとを判別できるこの試薬は請求項31から33のいずれか記載の
ポリヌクレオチドである請求項40から42のいずれか記載の方法。 - 【請求項44】 この癌は乳癌である請求項36から43のいずれかに記載
の方法。 - 【請求項45】 癌の診断のための試薬の製造における[配列番号:1]で
表される配列のポリペプチドまたはその天然変体とフィブロネクチンとを判別で
きる試薬の用途。 - 【請求項46】 診断試薬としての請求項45に定義されるような試薬の用
途。 - 【請求項47】 請求項10から13のいずれかに記載のポリペプチドの効
果的な量を細胞遊走の調節が必要とされる部位に投与することを含む細胞遊走を
調節する方法。 - 【請求項48】 この細胞は線維芽細胞または上皮細胞である請求項47記
載の方法。 - 【請求項49】 この部位は哺乳動物の体内である請求項47または48記
載の方法。 - 【請求項50】 この部位はヒトの体内である請求項49記載の方法。
- 【請求項51】 細胞遊走を調節するための試薬の製造における請求項10
から13いずれかに記載のポリペプチドの用途。 - 【請求項52】 細胞遊走を調節することのための請求項10から13のい
ずれかに記載のポリペプチドの用途。 - 【請求項53】 請求項10から13のいずれかに記載のポリペプチドの効
果的な量を創傷の部位に投与することを含む創傷治癒の方法。 - 【請求項54】 創傷を治癒するための薬剤の製造における請求項10から
13のいずれかに記載のポリペプチドの用途。 - 【請求項55】 創傷を治癒するための請求項10から13のいずれかに記
載のポリペプチドの用途。 - 【請求項56】 請求項10から13のいずれかに記載のポリペプチドと薬
学的に許容可能な運搬体とを含む薬学的組成物。 - 【請求項57】 医薬における用途のための請求項10から13のいずれか
に記載のポリペプチド。 - 【請求項58】 請求項10から13いずれかに記載のポリペプチドの効果
的な量を瘢痕化を防止する部位に投与することを含む瘢痕化を防止する方法。
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