JP2002506989A - 流体を精確な少量に分配する電子装置 - Google Patents

流体を精確な少量に分配する電子装置

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ボルフガンク ゲェオーデ
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パルテック パルテーケルツェールゲレーテ ゲーエムベーハー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体を精確に計量された少量に迅速に分配する装置を提供する。 【解決手段】 計量された量の液体を分配するための装置が、計量且つ分配すべき液体を保持する容器と、入口端及び出口端及び既知の容積の計量部を備えた導管とを有している。計量部に液体が入っているときをセンサが判定する。容器から導管の入口端に液体を送るために第1の弁を備えた流路が設けられており、加圧された空気が液体を容器から導管へ押し出す。加圧空気の供給源が導管に接続されており、第2の弁が該供給源から導管への空気の送り込みを制御している。センサ及び第1及び第2の弁に接続された制御機構が、まず第2の弁を閉じ且つ第1の弁を開けて、計量部に液体が入っていることをセンサが判定するまで、容器から導管へ液体を流れさせ、次いで第1の弁を閉じ且つ第2の弁を開けて導管に空気を入れ、それによって計量された量の液体を出口端から吐き出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔発明の分野〕 この発明は、流体を精確に計量された少量に分配する装置、特にそのような流
体を、特に化学分析用に、迅速且つ極めて正確に且つ繰返し精度をもって分配す
る装置に関する。
【0002】 〔発明の背景〕 流体、特に血液や尿等の体液を分析し、それらの流体の状態を判定し且つ病気
の有無を探り当てる目的で、少量の体液に、Partec PASS IIの商標でPartec Gmb
H,Muenster,Germanyによって販売されている粒子分析システム等のエレクトロメ
カニカル分析機によって分析が可能となるように、それらの流体と反応し得る他
の化学物質を添加することが広く行われている。例えば、患者から採取した血液
の試料が、それぞれ一般に約 100μl(マイクロリットル)の量の数個の部分に
区分けされる。各試料に対して、異なる種類のモノクローナル抗体、場合によっ
ては他の染色剤又は試薬等の三つ以上の化学物質が添加される場合があり、でき
あがった組み合わせは攪拌され、任意の時間培養される。これらの化学物質を添
加するプロセスを、通常、ピペッティングという。そして、できあがった混合物
は、粒子の数、その状態等についての情報をもたらす分析器に、ありふれた方法
で送り込むことができるようになる。このできあがった混合物は、探し求めよう
としている状態の種類によっては、他の形態の分析の対象とすることもできる。
【0003】 このプロセスには、いくつかの問題点がある。これらの体液、特に血液又は漿
液は、ウイルス性及び他の、分析を行う人間に対して危険な物質を伴い得ること
から、業務に携わる人達が、これらの流体の危険にさらされることのないように
、流体を閉じ込める努力がなされてきた。また、危険にさらされることを更に少
なくし、且つまた化学物質添加の正確さ及び厳密さを向上させるため、一つには
時折おきる人間的過誤を最小限にするために、この過程を自動化する努力がなさ
れてきた。
【0004】 そのような試みの一つは、基本的には人間の腕の動きをまねたプログラムを組
み込んだロボットアームの利用を伴うものである。分析すべき流体を入れた試験
管をいくつか載せたラックを、プログラム化された滴定器の近傍に配置するもの
であり、これらの試験管は慎重に選択された順序でラックに配列される。次に、
モノクローナル抗体等の添加物及びその他の試薬物質のバイアル(ガラスびん)
を、この機械のアームがとどく場所に配置する。次に、滴定チップを担持するア
ームが、人間が手で操作するのと同じプロセスを行い、このチップが添加物の一
つを入れたバイアルに挿入され、少量の添加物を吸い込む。そして、このアーム
が試験管のうちの適切なもののところまで移動し、その試験管に添加物を注入す
る。次の添加物を取り込む前に、滴定チップを洗浄しなければならない。そして
、アームは次の添加物のところに移動し、少量を次の試験管に移し、洗浄され、
すべての試験管が所望の量の添加物を受け取るまでこれを繰返す。
【0005】 このようなシステムは、人間的過誤が低減され、別々の試験管に加えられる添
加物の量がかなり正確、すなわち約20%以内であることで手作業に優っている
。また、このプロセスを、洗浄をして次に進む前に、第1の添加物をその添加物
を受け入れるようにされたすべての試験管に加えることによって、より効率的に
することができる。これらはすべてコンピュータ制御の下に行われ、このコンピ
ュータは、どの試験管がどの添加物を受け入れるかを指定するようにプログラム
を組むことが可能である。
【0006】 しかしながら、このシステムも重大な問題を有している。すなわち、バイアル
及び他の容器を、近傍の従業者が試験管又は他の容器の中の物質から隔離される
ように密封した状態で、このようなシステムを効率的に操作することはできない
。したがって、危険な物質が存在するかもしれない、あるいは存在するとわかっ
ている場合、従業者たちは、自分たちを特別の隔離服で防護しなければならない
【0007】 また、このプロセスには長い時間が費やされる。36本の試験管をラックに載
せ、4又は5種の添加物を、これらの試験管に対して添加物の順番を入れ替えて
指定した場合、この機械では、プロセスを完了するのに何時間も要する。実質的
に可能な最大限であると思われる2又は3本のアームを同時に利用する複雑な機
械の場合でも、このプロセスには一時間半がかかりうる。また、滴定器の洗浄が
必要なことから、高価な素材がかなり無駄になる。特に、モノクローナル抗体は
とても高価であり、洗浄毎に、この貴重な材料の一部が必然的に損失する。また
、放射性マーカー等の危険な物質が用いられる場合、その洗浄工程においては、
排水の処理に特別の注意を払わなければならない。その上、アームシステムに付
随する機械装置には長い距離の迅速な動きが必要とされ、機器には整備しなけれ
ばならないことがたくさんある。この装置は壊れやすく、その維持はかなりの出
費であり、定期的に機器を使えない状態にする。自動化されたシステムで、ある
程度効率的なものは、この他には知られていない。
【0008】 ピペッティングは、検査医療以外に、他の化学プロセス、食料生産及び加工、
発酵技術等において利用されている。これらの分野で取り扱われる液体の量は、
極めて少量から多量の液体、例えば、マイクロリットルで計量される量からリッ
トルまで多様である。大なる量に対しては、ピペッティングは一般的には用いら
れないが、少量に対しては、特に研究室関連で、極めて一般的である。
【0009】 〔発明の要約〕 簡単に述べると、本発明は、計量且つ分配されるべき液体が入っている容器と
、入口端及び出口端を有し且つ所定の容量の計量部及び該出口端における分配用
先端部を含む導管と、該計量部に液体が入っていることを判定するセンサ手段と
を備えた計量された液体を分配する装置で構成される。前記容器から導管の入口
端へ液体を送るための流路が設けられている。加圧された空気供給源が、液体を
容器から導管に向けて押し出す。この流路には、第1のバルブが設けられている
。加圧された空気供給源が導管に接続されている。第2のバルブが、該供給源か
ら導管への空気の供給を制御している。センサ手段及び第1及び第2のバルブに
接続された制御手段が、順次に第2のバルブを閉じ且つ第1のバルブを開いて、
計量部に液体が入っていることをセンサ手段が判定するまで容器から導管へ液体
を流れさせ、その後に第1バルブを閉じかつ第2バルブを開いて、導管に空気を
入れ、それによって、分配用先端部から計量された量の液体を吐き出す。
【0010】 〔好ましい実施の形態の説明〕 本発明に従って本発明の効果及び特徴が達成される態様についての十分な理解
を得るめに、その特に効果的な実施の形態を、この開示の一部をなす以下の図面
を参照しつつ説明する。
【0011】 図1は、試験管又はバイアル(ガラスびん)10に複数の流体を添加するシス
テムにおいて利用可能な分配装置の第1の実施の形態の詳細を示している。この
システムは、上述したように他の目的のシステムにおいても利用可能であるが、
以下においては、血液を分析するシステムに関連させて説明する。図において示
すように、バイアル10には、従来の技術を用いてバイアルに加えられた例えば
血液12のような体液の試料が入っている。添加剤14の貯蔵部が、ストッパ(
栓)を装着した容器16に設けられており、容器16から液体(添加剤)14を
送り出す流路を形成する容器16の底部近くに達するアウトプット管18を有し
ている。ほぼ一定に加圧された空気の供給源20が、容器16の内容物が加圧さ
れるように容器16のストッパを通して接続するアウトプット管17を有してい
る。電気的に制御可能なバルブ22が管18内に接続され、管18を通る液体1
4の流れを制御する。
【0012】 その全体を24で示す分配装置は、内部に導管28及び29が形成された非導
電物質の本体26を備えている。本体26はフランジ25上に支持されており、
締め金具27によってそこに取り付けることができる。導管28は本体全体を貫
通しており、導管29は本体の表面から内向きに延びて、導管28と連通してい
る。導管28の出口端は、プラチナ等の導電性に優れた素材からなる接続パイプ
(インプットパイプ)30を有している。パイプ30は導管28に接続しており
、バルブ22が開いているときに導管28に液体を送り込む。導管28の出口端
にはアウトプットパイプ32があり、導管28からバイアル10に流体を送る。
パイプ32はパイプ30と同じ材料で作られることが好ましい。
【0013】 導管29は、内部に電気的に制御可能なバルブ36を有し且つ供給源20等の
空気圧供給源の出力に接続された管34に接続されている。但し、この空気の供
給源は、容器16を加圧するのに用いるものと同じものでなくてもよい。バルブ
22及び36は、後述する態様で別々に制御される。例えば停電の場合に、両方
のバルブを閉じるフェイルセーフモードを設定することができる。これらのバル
ブは、小さな制御信号に応答して迅速な応答時間で電気的に開閉の制御可能な、
ピンチバルブ又は化学器具において一般的に用いられているタイプのバルブとす
ることができる。ピンチバルブは、液体搬送用の弾性管を圧迫することによって
流れを止め、そして締め付けられた管を開放してそれの元の形状及び流体搬送能
力を回復させることによって動作する。
【0014】 パイプ30及び32は、電気接続部31及び33をそれぞれ備えており、これ
らは、二つのパイプ間の物質の電気的特性の変化に応答し且つその変化に対応し
て、導体35及び37上に制御信号を生成する制御ユニット38に、電気的に接
続されている。これらの制御信号は、バルブ22及び36に入力されて、それら
のバルブを操作する。上記2つのパイプ間の物質の電気的特性とは、抵抗又は導
管を流れる電流であることが好ましい。
【0015】 動作に際して、このシステムを、図示のようにバルブ36が開かれ且つバルブ
22が閉じられた状態にすることができる。液体をバイアル10に分配するシス
テムの準備ができると、バルブ36が閉じられ且つバルブ22が開かれる。供給
源20からの空気圧が、液体(添加剤)14を管18を通じて導管28に流れ込
ませる。液体はある程度導電性を有するから、液体がパイプ30と32との間の
導管28の領域を占めると直ちに、これらのパイプ間の抵抗が低下する。制御ユ
ニット38は、バルブ22を閉じ且つバルブ36を開くことで、この変化に応答
する。望ましい場合には、バルブ22の閉止とバルブ36の開放との間に小さな
時間的ズレを導入することができる。バルブ22が閉じることによって、容器1
6からの液体14の流れが停止する。次に、供給源20からの空気が導管29を
通って移動し、導管28の中の液体をパイプ32から吹き出し、バイアル10の
中に吹き込む。供給源20からの空気の圧力は、バイアル10からの液体のはね
かえりがないように十分に小さくする。この空気の流れは、バルブ36を閉じる
ことによって短時間の後に停止させることができ、あるいは望ましい場合には、
空気の流れを継続して導管28を乾燥し、それによって以降の計量の正確さを向
上させることができる。
【0016】 分配すべき液体の量が10μl程度であるシステムにおいて、導管28は、直
径を1mm、長さをパイプ32と2本の導管28,29の接合部との間に、10μ
lを入れるのに十分な長さとすることができる。コンピュータを用い、電極間(
2つのパイプ間)の抵抗又は電流の流れの変化に応答して、これらのバルブ22
,36を制御することは容易である。単一の分配装置ではコンピュータを用いる
必要はなさそうだが、後述するように複数の分配装置を一緒に用いる場合には極
めて望ましい。
【0017】 図2は、分配すべき液体の量を計量するために、電流又は抵抗センサではなく
光学センサを用いた分配装置の第2の実施の形態を示している。図2においては
分配装置のみを示しており、システムの他の部分は図1に示すとおりである。
【0018】 図2において、分配装置本体40は、試薬容器16及びアウトプットパイプ4
4に接続された導管42と、図1の導管29と同様のものとすることのできる空
気供給源に接続された空気導管とを有している。アウトプットパイプ44の内側
端近くにおいて、2つの空洞が、導管42に隣接し且つそれを挟んで相対する両
側に設けられており、一方の空洞は光源46を内包し、他方は感光装置47を内
包している。この光源46は電池記号によって表される電気エネルギーの供給源
49に接続され、感光装置47はユニット38等の制御ユニットに電気的に接続
されている。液体(添加剤)が図1に関連して説明したように圧せられて導管4
2に入り、光源及び感光装置の場所まで流れると、制御ユニット38は、液体が
存在することによって引き起こされる光の透過率の変化を検知し、リレーの状態
を切り替え、液体の流入を止め、空気導管と光源・感光装置配列との間の液体を
アウトプットパイプ44から吹き出す。計量される量は、前述のものと同様に、
それらの位置の間の導管42の直径及び長さによって決まる。光源と感光装置の
組合わせは、容器16からの液体の色又は濁り度を検出できるものであればよい
【0019】 なお、液体導管28又は42の直径が1mm程度の小径のものである場合、導管
が毛管として作用し、その中の液体は、重力の力だけで流されることはない。し
たがって、液体を導管に供給をするインプットパイプとアウトプットパイプとの
間に残された液体は、空気圧又は何か他の力で強制的に移動させられるまで、全
てその位置にとどまる。
【0020】 以上から明らかなように、ここで説明される分配装置は、少ない費用で製造可
能である上に、少量の液体を迅速且つ極めて正確に分配することができる。ある
所定量の液体を分配するために1つの分配装置を製造し、異なる量の液体を分配
する場合には、その新しい量に合わせた分配装置に取り替えることを意図してい
る。あるいは、バイアルが「2倍量」の物質を受け入れることになっている場合
は、分配装置を制御して、特別なバイアルの中に2回以上の分配を行うことがで
きる。
【0021】 しかしながら、複雑さをほとんど増すことなしに、分配装置を、計量された二
通り以上の量を分配できるものにすることも可能である。この種の装置を第3の
実施の形態として図3に示しており、分配装置本体50は、そこを貫通する液体
導管52と、図1に示すように構成された空気導管とを有している。複数の電線
54が本体50を通っており、導管52の内部に突き出す露出した内側端55を
有している。電線54の他端は、制御ユニット58の入力端に接続されている。
これらの露出した内側端55は、パイプと制御ユニット58の1入力端との間に
接続された電線53を有する出口パイプ56の内側端と、これら電線54との間
で定義される複数の量を定めるように選択された所定の間隔で、導管52に沿っ
て間隔をあけて配置されている。好ましくはコンピュータで構成される制御ユニ
ット58は、液体が出口パイプ56と電線内側端55の任意の1つとの間に接続
を形成した場合に応答し、且つ図1のバルブ22及び36に相当するバルブに制
御信号を送るようにプログラムされている。次に、これらのバルブは切り替えら
れて、液体導管52への流れ込みを停止し、上述したように計量された液体をバ
イアル内に吹き込む。なお、これらの電線の代わりに、複数の光学センサを用い
ることができる。
【0022】 複数の分配装置を用いたシステムの実施の形態を、図4及び図5に示しており
、テーブル59は、回転可能な円形コンベヤ62の周囲において、棚61上にほ
ぼ円形状に配列された分配装置60a−60mを支持している。各分配装置は、
前述の実施の形態のいずれかに従って構成することができる。棚61は、円形コ
ンベヤ62に近づき、またそこから遠ざかることが可能で、図4においては引き
出された位置に示されており、円形コンベヤのレセプタクルには、レセプタクル
に収められた複数のバイアル又は試験管64が装填され、円形コンベヤの周囲に
等間隔に配置されており、図4及び図5においては36本のバイアルを示してい
る。円形コンベヤ62に所望の数のバイアル64が装填されると、棚61は、図
5に示す動作位置に移動させられる。各分配装置は出口管66を有しており、こ
の動作位置において、これらの分配装置は、各分配装置から吐き出された液体が
バイアルの1つに入るように、それらの出口管が円形コンベヤの回転の中心から
半径rのところに位置するように配置される。各装置間及び各バイアル間の角度
間隔は、円形コンベヤの周囲を、バイアルを既知の関係でアウトプットパイプの
直下に位置させる各段に割り出しすることができるように同じにするか、あるい
は一方を他方の整数倍にすることが好ましい。
【0023】 各バイアルには、分析すべき血液の検体又は他の物質が入っている。各分配装
置は、図1の実施の形態の容器16に相当する容器68に接続されており、これ
には、バイアルのうちの選択されたものに添加すべきモノクローナル抗体溶液又
は何らかの他の液体が入っている。複数の容器68が棚に取り付けられたラック
69において支持されている。図4において一部分のみを示した管30及び34
は、棚61を貫通するそれぞれ対をなす穴70を介して、各分配装置を図1に示
した態様でバルブ及び容器に接続している。
【0024】 なお、各分配装置は1つの容器68にだけ接続されており、1つの液体だけを
分配する。通常、各分配装置は、他の分配装置とは互いに異なる液体を分配する
が、ある液体をその液体を2つ以上のものから分配することが実際的であるよう
な量で分配する場合は、これを変えることができる。
【0025】 また、バイアルの円形コンベヤ又は分配装置のどちらかを回転するように構成
することができ、どのような装置設定であっても、通常は、注入の過程において
両方を動かす必要はない。各分配装置がそれ独自の添加物の供給源に付随してい
るから、分配装置あるいはバイアルを動かすことは、オプションとして利用可能
であり、特定の構成で都合に合わせて決定される。重要なのは、相対的な動きを
生じて、それぞれの分配装置を所望の物質添加に必要なそれぞれのバイアルのと
ころに配置できるようにすることだけである。
【0026】 バイアルへの添加剤の添加の制御は、好適にプログラムされたコンピュータで
動作するバルブ22及び36によって達成されることが好ましい。手早くできる
ことがわかっており且つプログラム及び配置することが簡単なやり方では、例え
ば一連の文字をバイアルに割り当て、且つ一連の数字を添加剤分配装置に割り当
てることから始める。そして、これらの文字を一方の軸に且つ数字を直交する軸
に、そうように並べた図6のような画面が生成される。図6においてXによって
示される文字と数字の交差する場所を単にクリックすることによって、ユーザー
は、文字によって特定されるバイアルに数字によって特定される添加剤を添加す
べきことを指定することができる。
【0027】 そして、プロセスの開始時点において、従来のバーコードリーダによって読み
取ることが可能なバーコード等によって、各分配装置を特定することができる。
バイアルを同様に特定することができ、あるいは、単に、バイアルを、対応する
文字でマークした場所において円形コンベヤの中に装填することができる。そし
て、なされた選択に従った適正なバイアルへの添加剤の分配を、コンピュータに
よって作動させることは簡単である。分配の開始からその完了までに経過する時
間は、それぞれが3乃至6の添加剤を受け入れる36のバイアルを載せたトレー
では、本発明のシステムに対しても従来技術に対するのと当然同じである培養に
要するかもしれない全ての時間を除けば、2分以下である。
【0028】 ところが、上述したシステムによって効率的に取り扱うことのできるバイアル
及び添加剤の数は、本質的には限定されるものではない。単により大きな直径の
円形コンベヤを作ることによって、より大きな数のバイアルを収容することがで
きる。また、分配装置とバイアルとを同心円上に配置することもできる。
【0029】 あるいは、図7に示すように、全体を矩形の型とすることができ、矩形トレー
72は、分析すべき試料を入れたバイアル74の行列を担持している。各行及び
列におけるバイアルの数の組み合わせは、どのようなものでもよい。したがって
、20×20のバイアル、合計で400のバイアルの配列も実際に可能である。
キャリア76は、複数の分配装置77を支持しており、図7においては5つの分
配装置を示しているが、もっと多くのものを用いることができる。キャリア76
は、それぞれの分配装置に対して、添加剤溶液を入れた容器78も担持している
。キャリア76は、キャリアを動かし、且つそれを各分配装置の出口パイプ73
が上述したようにバイアル74に添加剤溶液を注入するために、その上向き開放
端の上に来るように位置決めするための、従来型のX−Y駆動装置79に機械的
に接続されている。制御コンピュータ80が、キャリア上の構成要素とX−Y駆
動装置とに電気的に接続されており、情報を受け取り、上述したようにバルブ2
2及び36等のバルブの動作を制御し、X−Y駆動装置の動きを制御する。分配
装置とその他の構成要素との間の管及び電気的接続の詳細は、前述のものと同様
であり、その説明を省略する。なお、また、キャリア76を固定位置に保持して
、トレー72を動かすこともできる。
【0030】 図7の装置の動作には、キャリア76の段階的動きを伴い、分配装置によって
分配されている物質を受け取るバイアルを指定するようにコンピュータがプログ
ラムされている場合に、各分配装置が計量された液体をバイアルの中に分配する
ことができる短い時間の間、各バイアル上に静止するようにする。
【0031】 図8は、今までに説明した装置全体の動作を、自動分析を含めて、概略的に説
明する図である。この例では、単一のバイアル85を、それが処理されるに従っ
て文字によって特定される複数の位置に示しているが、このバイアルは、上述し
たように例えば円形コンベヤにおける多くのものの一つにすぎないことはいうま
でもない。バイアル85aは、血液試料PBLから始め、第1の分配装置87の
下に位置決めされる。分配装置87は、モノクローナル抗体ABを入れた容器8
8に接続されており、この容器は、図1に関連して説明したように空気によって
加圧されている。図示しない制御ユニットが、分配装置87に対して計量された
抗体をバイアル85aの中へ分配するように動作させ、その後バイアル85aを
10分間培養する。培養の後、PBL+ABを含み且つ85bとして特定される
バイアルは、分配装置90の場所に位置決めされ、そこからあらかじめ選択され
た量の溶解試薬(Lysing reagent)Aを受け取る。更に10分間の培養の後、P
BL+AB+LysingAを含むバイアル85cは、分配装置92のところに位置決
めされ、そこから溶解試薬Bを受け取る。すると、バイアル85dは、PBL+
AB+LysingA+LysingBを含んでおり、分析の前に20分間培養される。
【0032】 必要あるいは望ましい場合、各段階の間において混合をすることができる。こ
のことは、通常、用いられる特殊な染色技術によって決められる。混合が必要な
場合、これをプログラムの一部としてリクエストし、円形コンベヤ駆動装置を用
いて円形コンベヤ又はトレーを前後に繰返し動かすことによって達成することが
できる。あるいは、この技術分野で知られている他の混合技術を用いることがで
きる。
【0033】 Partec PAS等の分析機96が円形コンベヤに隣接して取り付けられており、図
8の94によってその全体を示す試料収集吸い込み装置を備えている。最終の培
養後、円形コンベヤはこの試料収集吸い込み装置に隣接して位置決めされ、バイ
アルの中味がバイアルから機械の中へ吸い込まれ、分析されて、その後に安全な
処理施設に廃棄される。本発明の一部ではない分析それ自体の結果は、この分野
でよく知られた態様で表示及び/又はプリントされるデータとなる。
【0034】 本発明の装置の重要な効果は、バイアル内に試料(血液)を入れてから後のプ
ロセスの全てが、自動的に処理可能であり、完全に閉ざされた環境、すなわちバ
イアルのキャリア(例えば円形コンベヤ)及び分配装置を含む機械内において行
うことができ、近傍にいる従業者がプロセス中において危険な病原体等にさらさ
れないようにしていることにある。
【0035】 分析自体を自動的にできたとしても、分析のための一連の試料を、完全に自動
的に受け取り且つ取り入れるために利用可能な装置はこれまでなかった。したが
って、ここでで説明した自動分配においても、分析機に各試料を手で送ることが
必要であった。
【0036】 本発明は、また、図8に示すような分析機96に一連の試料を自動的に送り渡
す装置も含んでいる。図9に示したように、各試料は、図8に関連して説明した
ようなプロセスの終了時に、例えば円形コンベヤに載せられてその機械(分析機
)へと送られる。試料ニードル98は、よく知られた態様で上下方向に移動自在
であり、試料を取り出すためにバイアル85dに自動的に差し込むことが可能で
ある。本発明にしたがって、このニードルは、電気的に制御可能なバルブ100 を
介して管102 に接続されている。管102 の一端は、逆流を防ぐことが必要な場合
は逆止弁101 を介して、機械の分析部に接続されており、他端は、機械のコンピ
ュータ制御部106 によって制御される駆動機構104 及びモータ105 によって操作
される両方向性ピストン103 を有する注射器に接続されている。
【0037】 管102 の部分108 は、制御部106 に電気的に接続されている導電性の部分109 を有しており、管部分108 の中の導電性流体の有無を検出するための制御を可能
にしている。ニードル98がバイアルの中に浸されると、コンピュータはバルブ
100 を開き、モータ105 を付勢し、注射器のピストン103 を図示の右方向に後退
させ、管部分108 において導電性が検出されるまで管102 の中に液体試料を吸い
込み、この時点においてピストン103 は停止され、バルブ100 は閉じられる。
【0038】 管110 が、管102 から、電気的に制御可能なバルブ112 を介して、加圧された
空気の供給源114 に接続されている。バルブ112 は制御部106に電気的に接続さ
れており、試料を管102 に吸い込むためにピストン103 を動かすプロセスの間は
閉じられている。管116 が、管102 から、電気的に制御可能なバルブ118 を介し
て、空気供給源114 に接続された管122 を通じて加圧される洗浄流体の貯蔵器12
0 に接続されている。バルブ118 はコンピュータ制御によって制御されており、
試料が管102 に吸い込まれている間は、やはり閉じられている。
【0039】 試料が管102 の中に存在し且つバルブ100 が閉じられているとき、バルブ112 は開放され、加圧された空気を管102 に入らせ、試料を逆止弁101 を通って分析
機の中へ押し込む。この機械自体及び分析プロセスは、本発明の一部をなすもの
ではなく、これ以上の説明はしない。
【0040】 あるいは、ピストン103 を左へ動かし、加圧された空気によって試料を機械の
中へ移動させる。しかしながら、ピストン103 の行程が試料を移動するために加
えることのできる圧力の量を限られたものにし、技術的に遅いものになりがちで
あるから、空気供給源114 等からの加圧空気を利用することが好ましい。いずれ
にしろ、このピストン103 は、新しい試料に対する準備をするために、その最も
左側の位置に戻される。
【0041】 各試料が上述のように処理された後に、洗浄処置が必要である。貯蔵器120 に
は、純粋な洗浄溶液が入っている。ここでも、バルブ112 が閉じられ且つバルブ
118 及び100 が開放され、供給源114 からの圧力を受けた洗浄溶液を、管116 を
介して管102 及びニードル98の中へ移動させ、試料が通過した管機構の領域を
流し洗いする。このフラッシング液は、試料が取り出されたのと同一のバイアル
に集めることができ、あるいはこの目的で用意された別個のバイアルに集めるこ
とができる。
【0042】 試料を、それらがバイアルに入れられたときから全ての添加及び分析プロセス
を通じて取り扱う全自動化システムの設備は、何よりもまず安全を含む多くの効
果を有している。この全自動の取り扱いが、どの物質についても人間が取り扱う
ことあるいは危険にさらされることなしに、全手順を機械を内包する閉じられた
室の中で行うことを可能にしている。
【0043】 また、上記の装置は、各化学物質の添加剤に対して個別の分配装置を用いるこ
と、及びかなりの程度まで試料バイアルへの並行分配が行われることから、達成
できる速さの点で極めて効果的である。各分配用先端部が1つの化学物質に対し
てのみ用いられることから、先端部を洗浄することがなくなった。また、このこ
とは、極めて高価なモノクローナル抗体溶液の損失量を、なくすかあるいは少な
くとも大きく減少させる。添加剤の容器は、従来技術のように開かれて置かれて
いるのではなく、閉じられているから、化学物質(添加剤)の実質的な蒸発はな
い。電子的な量の制御に起因する分配の正確さは、従来のどのようなシステムに
おいても比肩できるものはなく、繰り返し性は極めて精確である。実験では、本
発明に従った装置によって、それぞれに18μlずつ分配することを意図した一
連の25の量において、分配された量は、互いの98%以上の範囲に収まってお
り、従来知られているどのような装置でも得ることのできない結果を示した。
【0044】 また、このシステムは、ほとんど無制限な添加剤の数、大きな時間の削減、及
び好適な分配用ヘッドを選ぶことによって、選択可能な極めて少量の分配を可能
にしている。更にまた、試料バイアルを運ぶための経路は、ほとんどどのような
形状でもよく、試料の挿入と分析との間の不規則な経路に沿って、各分配用ヘッ
ドを道すがら位置決めさせて、搬送装置の使用を可能にしている。過去において
必要であったようにバッチに分けてではなく、事実上一貫継続したプロセスとし
てテストを行うことを、はじめて考えることができるようになった。
【0045】 いくつかの効果的な実施の形態を選んで本発明を説明してきたが、特許請求の
範囲を逸脱することなしに、種々の変更をそこに加え得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る分配装置及び付随する装置の第1の実施の形態の概略側断面図で
ある。
【図2】 本発明に係る分配装置の第2の実施の形態の、部分的に断面で示す概略側面図
である。
【図3】 本発明に係る分配装置の第3の実施の形態の、部分的に断面で示す概略側面図
である。
【図4】 分析すべき試料に添加剤を添加する分配装置を含む本発明に係るシステムの不
動作位置の概略平面図である。
【図5】 図4に示した本発明に係るシステムの動作位置の概略平面図である。
【図6】 図4及び図5に示したシステムを制御するために用いられるコンピュータの画
面表示を示す図である。
【図7】 分析すべき試料に添加剤を添加するための本発明に係るシステムの他の実施の
形態の概略平面図である。
【図8】 本発明に係る分配装置システムにおける動作の各段階を説明する概略図である
【図9】 分析機に試料を自動的に送り込むシステムの一例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 バイアル 12 血液(試料) 14 添加剤(液体) 16 容器 17 アウトプット管 18 アウトプット管 20 空気供給源 22 バルブ 24 分配装置 25 フランジ 26 本体 27 締め金具 28 導管 29 導管 30 接続パイプ(インプットパイプ) 31,33 電気接続部 32 アウトプットパイプ 34 管 35,37 導体 36 バルブ 38 制御ユニット 40 分配装置本体 42 導管 44 アウトプットパイプ 46 光源 47 感光装置 49 電気エネルギー供給源 50 分配装置本体 52 導管 53 電線 54 電線 55 電線露出内側端 56 出口パイプ 58 制御ユニット 59 テーブル 60a・・・60m 分配装置 61 棚 62 円形コンベヤ 64 バイアル又は試験管 66 出口管 68 容器 70 穴 72 矩形トレー 73 出口パイプ 74 バイアル 76 キャリア 77 分配装置 78 容器 79 X−Y駆動装置 80 制御コンピュータ 85a,85b,85c,85d バイアル 87 分配装置 88 容器 90 分配装置 92 分配装置 94 試料収集吸い込み装置 96 分析機 98 試料ニードル 100 バルブ 101 逆止弁 102 管 103 ピストン 104 駆動機構 105 モータ 106 コンピュータ制御部 108 管部分 109 導電性部分 110 管 112 バルブ 114 空気供給源 116 管 118 バルブ 120 洗浄流体貯蔵器 122 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G045 CA25 CB03 FA34 FB03 HA03 HA06 HA09 HA14 JA07 JA08 JA11 2G058 AA09 BB11 CB04 CB09 CB16 CF02 CF09 EA05 EA09 EA14 EB12 EC07 FA03 GA01 GB06 GE03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量且つ分配すべき液体を保持する容器と、入口端及び出口
    端を有し、且つ所定の容積の計量部及び前記出口端における分配用先端部を含む
    導管と、前記計量部が実質的に液体でいっぱいになったときを判定するセンサ手
    段と、前記容器から前記導管入口端に液体を送る流路と、前記容器から前記導管
    へ液体を押しやるための加圧空気の第1の供給源と、前記流路内の第1の弁と、
    前記導管に接続された加圧空気の第2の供給源と、前記第2の供給源から前記導
    管への空気の搬送を制御する第2の弁と、順次に前記第2の弁を閉じ且つ前記第
    1の弁を開き、前記計量部が前記液体でいっぱいであると前記センサ手段が判定
    するまで前記容器から前記導管へ液体を流れさせ、その後に前記第1の弁を閉じ
    且つ前記第2の弁を開いて前記導管に空気を入れ、それによって前記計量された
    量の液体を前記分配用先端部から吐き出させるための、前記センサ手段と前記第
    1及び第2の弁とに接続された制御手段と、を備えていることを特徴とする計量
    された量の液体を分配する装置。
  2. 【請求項2】 前記導管は、それを貫通する軸方向の穴を有する非導電性物
    質の本体を有し、前記センサ手段は前記穴にそって軸方向に間隔をあけた位置に
    取り付けられた第1及び第2の電極と、液体の存在を示す前記電極間の電気的特
    性の変化を検知する手段とを有することを特徴とする請求項1に係る装置。
  3. 【請求項3】 前記軸方向の穴は、ほぼ一定の断面積を有し、前記計量され
    た量は前記断面積に前記電極の軸方向の間隔を乗じたものであることを特徴とす
    る請求項2に係る装置。
  4. 【請求項4】 添加液体の複数の供給源から選択されて計量された液体を複
    数の受入れ容器に添加するシステムにおいて、添加液体の供給源に接続された入
    口と出口先端部とをそれぞれが有する複数の分配装置と、前記出口先端部が所定
    の配列におかれた状態で前記複数の分配装置を支持する第1の手段と、前記所定
    の配列に対応する配列におかれた複数の受入れ容器を保持する第2の手段であっ
    て、前記受入れ容器のいずれかに液体を分配するために前記出口先端部のいずれ
    かを位置決めできるように前記第1及び第2の手段の一方が他方に対して移動自
    在である前記第2の手段と、前記先端部を前記受入れ容器の別々のもののところ
    に順次に位置決めするために前記第1と第2の手段との間に相対的動きを引き起
    こし、且つ所定のパターンにしたがって前記受入れ容器中に添加液体を分配する
    ために前記分配装置のうちの個別のものあるいは群を選択的に作動させるプログ
    ラム可能な制御手段と、を含むことを特徴とする前記システム。
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