JP2002506274A - X線管の回転型アノード - Google Patents

X線管の回転型アノード

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JP2002506274A
JP2002506274A JP2000535024A JP2000535024A JP2002506274A JP 2002506274 A JP2002506274 A JP 2002506274A JP 2000535024 A JP2000535024 A JP 2000535024A JP 2000535024 A JP2000535024 A JP 2000535024A JP 2002506274 A JP2002506274 A JP 2002506274A
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carbon
fibers
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リー,デーヴィッド・エス
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バリアン・アソシエイツ・インコーポレーテッド
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/10Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
    • H01J35/108Substrates for and bonding of emissive target, e.g. composite structures

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Abstract

(57)【要約】 高速回転及び高熱応力にさらされるX線装置で使用される新規な標的アノードであって、X線放出性の高Z金属材料、又は焦点トラックとして機能する金属炭化物にて被覆された基板から成り、高Z金属材料又は金属炭化物を付着させ且つ結合させる基板の表面が高熱伝導率で指向的に方向決めされた繊維から成り、指向的に方向決めされた繊維が基板に結合され且つ基板とX線放出性の高Z金属材料又は金属炭化物との間の結合を促進するようにした、標的アノードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、全体として、X線管の技術、より具体的には、内部応力が減少する
ため、回転アノードの寿命を延ばすことを可能にする、性能特徴が改良されたX
線管の回転アノード構造体に関する。
【0002】 従来のX線管の回転標的アノードは、その構造体に使用される材料の異方性的
性質のため、欠点がある。異方性材料の性質上の制限のため、回転する標的アノ
ードは熱膨張率が一致しないことに起因して疲労を生じる。
【0003】 回転するアノードを有するX線管は、X線を発生させるために使用される。こ
のことは、回転するアノード上の標的材料に高エネルギの電子を衝突させること
により行われる。典型的に、標的材料は、タングステン、モリブデン又はその合
金のような非反応性金属である。
【0004】 標的の小さい表面積のみに電子が衝突する。この小さい表面積は、焦点スポッ
トと称され、X線源を形成する。標的に供給される高レベルの瞬間的な力は、焦
点スポットの小さい寸法と組み合わさり、X線管の設計者は標的アノードを回転
させて、これにより、標的アノードのより大きい領域の全体に亙って熱束を分配
する設計とすることになる。例えば、焦点トラックに沿った任意の所定の位置に
て熱エネルギを減少することを許容する、より速い回転速度又は標的アノードの
寸法をより大きくするとするといった、熱束を分配するための色々な技術が存在
する。
【0005】 しかしながら、標的アノードを回転させることのできる最高速度、及び実用的
な標的アノードの寸法には実用面で制限がある。標的アノードの材料は、特定の
速度及びより大きい寸法のとき、最終的に破砕する。
【0006】 熱応力を減少させようとして、異なる設計の標的アノードが使用されている。
かかる設計の全ては、全体として、ディスクの形態をした、基部又は基板を備え
ている。しかしながら、この点に関し、設計は構造が相違する。
【0007】 図1には、基板12を有する従来の標的アノード10の外形を示す断面図が図
示されている。基板12は、典型的に、炭素材料(例えば、黒鉛)から出来てい
る。黒鉛材料は、比較的弱体ではあるが、単位質量当たりの熱容量の性質が優れ
ている。これと代替的に、基板について炭素−炭素複合材料を使用することがで
きる。炭素−炭素複合材料は、炭素繊維を二次的又は三次的に相互に絡み合わせ
、次に、そのメッシュを炭素マトリックスにて充填して形成された繊維織地であ
り、ここにおいて、炭素織地及び炭素マトリックス材料が複合体を形成する。炭
素−炭素複合体は、その好ましい熱的及び機械的性質を有することが知られてい
る。
【0008】 基板12は、金属キャップ14に結合される。金属キャップ14は、典型的に
、チタンジルコニウムモリブデン(TZM*)のようなモリブデン合金から出来 ている。*TZMは、メタルワークプランゼー(Metallwork Pla nsee)の登録商標名である。典型的に、基板12及び金属キャップ14は、
共に融接されており、融接接合部16を形成する。焦点トラックを形成する金属
キャップ14の外端縁にて、X線放出性の標的材料18の層が付着されている。
このX線放出性材料は、典型的に、タングステン又はその他の同様の材料又は合
金である。一般に、金属キャップ14上における標的材料の層は、粉体金属法(
P/m)により形成される。
【0009】 図1の説明から、標的アノード10は異なる材料層から成ることが明らかであ
ろう。不都合なことに、材料は異質であり、このため、熱膨張特性が相違する。
材料は可能な限り、その熱特性の点にて近いように選択されるが、相違は不可避
である。この熱膨張の不一致の結果として、ろう付け結合部16は熱疲労により
弱体となるため、金属キャップ14は基板12から分離し勝ちとなる。このよう
にろう付け結合部16は、亀裂を生じ、この亀裂は、標的アノード10を破局的
に機能しなくする。
【0010】 図2には、別の従来の標的アノードの外形が断面図で図示されている。標的ア
ノード20は、基板22と、該基板に付着させたX線放出性の標的材料24とか
ら成っている。この型式のアノードにおけるX線放出性の標的材料24は、化学
的気相成長法(CVD)又は物理的気相成長法(PVD)のような技術を使用し
て付着される。
【0011】 標的アノード20は、ろう付け結合が存在しないので、熱応力の影響が小さく
なる。しかしながら、標的アノードは、X線放出性の標的材料24が基板22に
結合される場合、材料に固有の熱応力を受ける。X線放出性材料と黒鉛(又はそ
の他の炭素支持材料)との間の境が焦点に近ければ近い程、その境における熱応
力は大きくなる。その結果、X線放出性の標的材料24が基板22から層剥離す
ることが依然問題として残る。
【0012】 標的アノードに供給されるエネルギの99%以上が熱として放散される一方、
供給されたエネルギの実質的に1%以下しかX線に変換されないから、熱管理は
、標的アノードが良好であるために極めて重要である。標的アノードへのエネル
ギーの伝達量が比較的多いことを考えると、標的アノードは、効率良く熱を放散
しなければならない。
【0013】 従って、高速回転が可能であり、また、熱応力に対する感受性が小さい標的ア
ノード構造体及び材料を提供し得るならば、現在の技術に優る有利さか得られよ
う。また、層剥離を生じない標的アノード基板の上にX線放出性材料層を形成す
る新しい方法を提供することも有利なことであろう。
【0014】
【発明の概要】
本発明の1つの目的は、熱疲労の効果に耐える、X線装置内にて使用するため
の標的アノードを提供することである。
【0015】 本発明の1つの有利な点は、標的アノードがX線放出性材料を基板の頂部層に
内蔵させ、これにより、X線放出性材料が層剥離する可能性を少なくすることで
ある。
【0016】 本発明の別の有利な点は、基板と結合する性質に従って、標的が、内蔵される
基板に対する熱伝導特性が改良された、焦点トラックに対するX線放出性材料を
利用することである。
【0017】 本発明の更に別の有利な点は、標的が、X線放出性材料と基板との間の結合を
促進する境界面を基板とX線放出性材料との間に提供することである。 本発明の更に別の有利な点は、標的アノードが、X線放出性材料の粒子を基板
中に一体化することを容易にし、また、充填すべきX線放出性材料が毛状の突起
の全体に浸透を容易にする、表面を基板上に提供することである。
【0018】 本発明は、X線装置用の標的アノードにて実現され、この場合、このアノード
には、高速回転及び応力が加えられ、標的アノードは、焦点トラックとして機能
するX線放出性の高Z金属材料がその上に被覆されており、高Z金属材料が被覆
された基板の表面は、高熱伝導性で指向的に方向決めされた炭素繊維から成り、
この指向的に方向決めされた炭素繊維が基板に結合され且つ基板とX線放出性の
高Z金属材料との間の結合を促進する。該指向的に方向決めされた炭素繊維は、
基板と同一の高伝導性材料で形成される。この指向的に方向決めされた繊維の直
径は変更可能である。
【0019】 炭素繊維と高Z金属材料との間に生じるであろう、繊維との反応を少なくする
ため、指向的に方向決めされた繊維の一体性を向上させる拡散バリアが設けられ
る。
【0020】 本発明の上記及びその他の目的、特徴、有利な点及び代替的な特徴は、添付図
面と併せて以下の詳細な説明を検討することにより、当業者に明らかになるであ
ろう。
【0021】 [発明の詳細な説明] 次に、本発明の色々な要素が参照番号で表示され、当業者が本発明を具体化し
且つ使用することを可能にし得るように本発明を示す、図面に関して説明する。
以下の説明は、本発明の原理の単に一例にしか過ぎず、特許請求の範囲を限定す
るものと解釈されるべきではないと理解する。
【0022】 本発明の好ましい実施の形態は、熱管理を向上させる診断用X線装置で使用さ
れるX線アノード用の構造体である。本発明によれば、熱特性の相違する少なく
とも2つの材料(X線放射性材料及びX線放射性材料が取り付けられる基板の材
料)をX線アノード内で組み合わせ、及びその間の結合を向上させ且つその結果
、X線アノードの寿命を引き延ばすことが必要である。
【0023】 図3には、本発明の好ましい実施の形態が図示されている。X線アノード28
は、標的材料34に結合された炭素−炭素基板32(以下に、炭素基板と称する
)から成る複合的構造体であり、該標的材料34は、焦点トラックを形成する高
Z金属材料(基板32に対して誇張した寸法で図示)である。本発明の必須の要
素は、炭素基板に対し高Z標的材料34を結合する新規な機構を使用することで
ある。要するに、炭素基板32は、適当な方法により炭素繊維に結合される。こ
の好ましい実施の形態において、結合は、CVD法又は繊維と炭素基板との間に
て結合材料を炭素化することにより行われる。
【0024】 炭素基板32は炭素−炭素の複合材料からディスクとして形成される。炭素−
炭素複合体は、全体として、炭素繊維の間の空隙を充填する炭素基板の炭素マト
リックスにより共に保持された誇張した高さを有する炭素繊維30(図3に図示
)を意味するものとする。炭素繊維は、織り型式又は不織型式とすることができ
、これにより、異なる特徴の性能を提供することができる。炭素基板32は、回
転軸線38の周りに中心がある、全体として同心状の円として形成された基板の
基部表面36を有している。基板の基部表面36は、高Z標的材料34が結合さ
れる高密度の繊維構造体を形成する、指向的に方向決めされた複数の繊維30が
付着されている(図4、図5A、図5B、図5Cにより詳細に図示)。標的材料
34は、W、W/Re、HfC、TaC、ZrC、NbC又はその他の金属又は
金属炭化物或いはその組み合わせを使用して形成され、また、X線アノードに使
用すべく高Z金属を適正に選択することに詳しい当業者により選択される。
【0025】 上述したように、繊維構造体は、指向的に方向決めされた複数の炭素繊維30
から成っている。炭素繊維30は高熱伝導性(例えば、400乃至1000W/
mK以上)を有する。結合又はインプラントのような、望ましい炭素繊維構造体
とすることのできる任意の適当な方法を使用することができる。指向的に方向決
めされた複数の繊維は、板の基部表面36の上に提供することが重要である。
【0026】 図4には、かかる炭素繊維構造体の詳細が示されている。この図において、基
板の基部表面36上に炭素繊維30を提供すべく結合方法を選択した。従って、
炭素繊維が基板の基部表面36に取り付けられる箇所である、各炭素繊維30の
基部に炭素支持結合材料42が図示されている。炭素繊維30は、全体として、
炭素基板32の基板の基部表面36から垂直に伸長する毛状繊維又はストランド
と類似している。炭素繊維30は、共に緊密に配置され且つ基板32の表面を亙
って全体として均一に分配されている。炭素繊維30の分配及び基板の基部表面
36に対するその方向は、特定のパラメータの範囲内で変更が可能である。基板
への繊維の結合は、高温度、高負圧の加熱炉の環境内にて結合材料を炭素化する
間に行われる。
【0027】 繊維構造体から得られる利点は、標的の表面36に対して炭素繊維30をより
一層不規則に分配し且つ方向決めすることにより得られる。換言すれば、炭素繊
維30は、全て、基板の表面36に対して多少の角度(例えば、3°乃至10°
)だけ傾斜してもよいが、それでも依然として、基板32と付着し且つ結合すべ
き金属の焦点トラックとの間に優れた結合状態を提供する。
【0028】 図4のスケールは、説明の目的のために選択したものである。基板32の厚さ
は、図示した炭素繊維30の厚さと比較して遥かに厚くなる可能性がある。更に
、炭素繊維30の長さは、かなり長くなり、結合材料42の厚さもまた、図示し
たものと多少、相違する可能性がある。より正確な対象物の寸法範囲については
後で説明するが、図4は、本発明の要素を示すことを目的としている。
【0029】 結合強度を増すための方法として、繊維構造体を使用することの有利な特徴を
検討するに伴い、少なくとも4つの特徴が明らかとなる。第一に、十分な数の炭
素繊維が存在しなければならない。第二に、炭素繊維は、望ましい寸法(幅)を
有しなければならない。第三に、炭素繊維は、基板の基部表面36から十分な距
離を伸長し、炭素に対し何らかの「深さ」を持たせ、これにより、十分に大きい
遷移領域が形成されるようにしなければならない。第四に、基板の表面の所定の
領域内における充填密度、すなわち繊維の数もまた、比較的大でなければならな
い。要するに、これら特徴の全ては、焦点トラックを形成する金属材料を結合さ
せることのできる十分に多数の繊維を提供するという機械的な特徴に関係してい
る。
【0030】 より具体的には、好ましい実施の形態において、X線アノードは、X線出力に
必要な最小限の高Z材料被覆を用いる。しかしながら、こうした必要条件は、X
線アノードの用途に従って相違する可能性がある。例えば、金属材料被覆の厚さ
は、数10μmから数100μmまで相違する可能性がある。
【0031】 炭素繊維30自体に関し、炭素繊維30は、比較的均一な円筒状の形状を有す
るとして図示したが、繊維は、断面が多少不規則な状態から粗状態のものにする
ことができる。例えば、各炭素繊維30の頂部44は、ギザギザや、図4に示す
ような丸味、或いは、比較的平滑で且つ平坦な構造体でもよい。炭素繊維30の
長さは、0.076mm(0.003インチ)乃至0.762mm(0.030
インチ)にて変化させることができる。適当な炭素繊維は、直径も変化させるこ
とができ、高充填密度とするためには、幾つかの直径寸法を組み合わせることが
可能である。典型的に、繊維の直径は8乃至12μmの範囲にあり、長さは約0
.254mm(0.010インチ)乃至0.381mm(0.015インチ)の
範囲にある。更に、この好ましい実施の形態において、繊維密度は、10%から
40%に変化し、その残りのスペースは、高Z金属又は炭化物にて充填される。
【0032】 標的材料34は、全体として、繊維30間の殆どの空隙を充填することができ
、また、基板の基部表面36に達することもある。しかしながら、高充填密度で
あることは、繊維30が全体として、互いに対して平行であることを意味する。
【0033】 アノード構造体に対して炭素繊維を使用することは、炭素の大きい熱放散特性
を活用することになる。更に、基板構造体に依存して、基板と繊維との間には、
最小の熱膨張の差が存在する。
【0034】 繊維構造体を形成した後、その上に高Z標的材料34を付着させる。CVD又
はPVD法のような当該技術分野にて当業者に公知の熱を付与する方法又はその
他の方法により、標的材料34は繊維構造体に結合させる。標的材料34は、高
エネルギの電子を衝突させたとき、X線放出性の性質が得られるように選択され
る。
【0035】 標的アノード20が使用されているとき、標的材料が炭素基板32と反応して
、炭化物を形成することが標的材料の1つの特徴である。タングステン(又は、
ラングステン−3乃至10%のレニウム合金)は、標的材料34として使用され
、その結果は、ラングステン炭化物を形成することであるようである。この反応
の結果として、炭素繊維30の機械的強度が低下する可能性がある。
【0036】 図5Aには、繊維の強度を保つため、本発明の別の特徴に従い、指向的に方向
決めされた繊維30の一体性を向上させるため、炭素拡散バリア40が設けられ
る。この拡散バリア40は、標的材料34を付着し且つ炭素繊維30に結合する
前に、付着し且つ炭素繊維30に結合する。図5Aには、炭素繊維を基板の表面
36に結合し、次に、拡散バリア40を炭素繊維30に付与し、次に、標的材料
34を付与したことが示してある。結合材料42は、全体として、前駆体が炭素
支持材料である、炭化した結合層である。
【0037】 拡散バリア層40は、このバリアを形成する材料の選択に依存して、2つの異
なる仕方にて機能することができる。その第一の作用方法は、拡散バリア40が
標的材料34と炭素繊維30との間の反応を防止することである。第二の作用方
法は、炭素繊維30を反応から保護する追加的な炭素層と相互作用する拡散バリ
ア用の材料を使用することである。
【0038】 現在の好ましい実施の形態において、拡散バリア40は、炭化物を形成しない
金属である、レニウムの約3乃至5μmの層である。レニウムに代えて、任意の
高温度の炭化物非形成金属を使用することができ、また、他の厚さを提供するこ
ともできる。しかしながら、好ましくは、レニウムは、高Z標的材料として使用
することもできる。従って、拡散バリアは、それ自体の構造により、炭素層及び
基板32の炭素格子に最小程度の応力を生じさせる、炭化物形成金属とすること
もできる。
【0039】 拡散バリアとして機能する材料を選択するための他の判断基準は、標的材料3
4から繊維30又は基板32への熱エネルギの伝導を著しく妨害しないことであ
る。
【0040】 図5Bは、基板32における炭素繊維30の特定の構造体に対する1つの実施
の形態として掲げたものである。この図面には、炭素繊維30と基板32との間
に結合材料を使用することに代えて、拡散バリア46を利用して炭素繊維が基板
に結合されることが図示されている。拡散バリア46は、CVD付着炭素層とす
ることができる。次に、高Z標的材料34を施工する。
【0041】 図5Cは、本発明の別の代替的な実施の形態の図である。この実施の形態は、
基本的に、図5A及び図5Bに図示した実施の形態を組み合わせたものである。
具体的には、炭素繊維30は、CVD施工により炭素層46を使用して基板32
に結合される。この図は図5Bと相違しており、次に、拡散バリア40が施工さ
れる。この代替的な実施の形態における拡散バリア40はレニウムである。最後
に、標的材料34を施工する。
【0042】 診断用X線装置に使用するのに適したX線アノードを製造する方法は次の基本
的なステップを備えている。第一のステップは、回転軸線の周りに中心がある、
全体として同心状の円として形成された面を有する基板を形成することである。
第二のステップは、本明細書に記載した方法の任意の方法、又は同等の繊維構造
体を形成するその他の方法を利用して、標的の表面上に指向的に方向決めされた
複数の繊維を形成するものである。第三のステップは、指向的に方向決めされた
複数の繊維に標的材料を付着し且つ結合し、これにより、標的に表面を形成する
ものである。
【0043】 この方法の有利な点は、標的材料を繊維構造体内に完全に付着し且つ/又は次
に図6に図示するように、繊維の頂部面を標的材料で完全に覆うことにより標的
材料が基板から層剥離するのを防止することを含む。この結合は、拡散バリア材
料に依存して、炭素繊維構造体に対しコヒーレントな金属学的又は機械的結合を
通じて為される。また、この方法は、繊維と標的材料との間に拡散バリアを提供
することにより、炭素繊維を弱体にする炭化物が形成されることをも阻止する。
拡散バリアは、繊維構造体及び基板の端子格子の上に比較的僅かな程度の応力を
加える格子構造体を備える炭化物形成金属とすることができる。基板の表面36
における炭素繊維及び高Z材料の複合層は、2つの異質の材料の間で応力を拡散
する効果的な緩衝領域を提供する。かかる複合的構造体は、基板32の焦点トラ
ックを破損させ又は層を剥離させる臨界的応力の発生を軽減するのを助ける。
【0044】 拡散バリアにて使用される材料を選択するとき、考慮する必要のある設計上の
考慮事項は、X線アノードの複合的構造体を向上させるようにすることである。
このことは、基板32と標的材料34との間にて必要な結合特徴を得ることを通
じて簡単に実現される。
【0045】 同様に、炭素−炭素基板を選択するとき、1つの重要な特徴は、その基板が標
的材料34から基板32の全体を通じ且つ全ての方向に向けて熱を放散する高熱
伝導率のヒートシンクとして機能する点である。好ましい実施の形態にとって、
炭素−炭素は複合体の既存の構造体の内、不織構造体のCVD複合体が最適であ
ると考えられる。それは、CVD製造方法より、その熱伝導率が比較的均一で且
つ大きく、また、極めてコヒーレントな繊維対マトリックス構造体となるからで
ある。
【0046】 上述した構成は、本発明の原理の適用例を単に示すものに過ぎないことを理解
すべきである。本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、当業者は多数の改変例及
び代替的な構成を案出することができる。特許請求の範囲はかかる改変例及び構
成を包含することを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基板を備え、該基板12が典型的に炭素材料(例えば、黒鉛)で出来た、現在
技術の標的アノードのプロファイル断面図である。
【図2】 標的アノードが、基板と、該基板に付着したX線放出性標的材料24とから成
る、現在の標的アノードをプロファイルの断面図で示す図である。
【図3】 本発明の原理により製造された、現在の好ましい実施の形態の図である。X線
アノードは、トラックを形成する高Z金属材料に結合された炭素−炭素基板から
成る複合的構造体である。該基板は、CVD法により炭素−炭素基板に結合され
た、指向的に方向決めされた複数の炭素繊維を有し、この炭素繊維は炭素−炭素
基板に対する高Z金属材料の結合を向上させる。
【図4】 指向的に方向決めされた炭素繊維が炭素基板の表面に現れる方法を示す図であ
り、この場合、炭素繊維は、全体として炭素基板の表面に対して垂直に方向決め
される。
【図5】 5Aは、高Z金属の標的材料と指向的に方向決めされた複数の炭素繊維との間
に拡散バリアを提供する着想の図である。 5Bは、炭素繊維を基板に固着するためCVD炭素化層が使用され、拡散バリ
アが付与されない、図5Aの1つの代替的な実施の形態の図である。 5Cは、CVD炭素化層を付与した後で且つ標的材料を付与する前、拡散バリ
アが炭素繊維に付与される、図5Bの1つの代替的な実施の形態の図である。
【図6】 その間に拡散バリアが付与された、指向的に方向決めされた炭素繊維と、これ
ら繊維の頂部に被覆された高Z材料とが炭素−炭素基板の表面に付着された1つ
の実施の形態の図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月23日(2001.3.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線を有するX線管用の回転可能なアノードにおいて、 炭素−炭素材料で形成され且つ基板の基部表面を有する基板と、 前記基板の基部表面に付着した、指向的に方向決めされた複数の繊維と、 指向的に方向決めされた前記複数の繊維を覆う前記基板の基部表面上に形成さ
    れた標的とを備え、該標的は標的材料を有し、該標的材料は指向的に方向決めさ
    れた前記複数の繊維に結合されたことを特徴とするX線管用の回転可能なアノー
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記基
    板の基部表面は、前記回転軸線の周りに中心がある実質的に同心状の円であって
    、前記回転軸線に対する基端側の半径から前記回転軸線に対する末端側の半径ま
    で伸長する円の形状とされる、X線管用の回転可能なアノード。
  3. 【請求項3】 請求項2のX線管用の回転可能なアノードにおいて、指向的
    に方向決めされた前記複数の繊維は、前記基板の基部表面に結合された炭素繊維
    にて形成される、X線管用の回転可能なアノード。
  4. 【請求項4】 請求項3のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記炭
    素繊維は離間配置され、該炭素繊維間を前記標的材料が貫通し、もって、前記標
    的材料の少なくとも一部が前記基板と接触するようにした、X線管用の回転可能
    なアノード。
  5. 【請求項5】 請求項4のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記炭
    素繊維は略々平行で且つ前記基板の基部表面に対し略々垂直である、X線管用の
    回転可能なアノード。
  6. 【請求項6】 請求項5のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記標
    的材料は、W、W/Re、HfC、TaC、ZrC、NbCから成る高Z材料の
    群から選択される、X線管用の回転可能なアノード。
  7. 【請求項7】 請求項6のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記炭
    素繊維は、複数の繊維と炭素基板との間の結合材料を炭素化する方法及びその後
    の炭素CVD法により高Z材料に結合される、X線管用の回転可能なアノード。
  8. 【請求項8】 請求項7のX線管用の回転可能なアノードにおいて、指向的
    に方向決めされた隣接する繊維の間に拡散バリアを提供し得るように前記指向的
    に方向決めされた繊維に付着された非炭化物形成材料の層を更に備える、X線管
    用の回転可能なアノード。
  9. 【請求項9】 請求項8のX線管用の回転可能なアノードにおいて、非炭化
    物形成材料の前記層はReである、X線管用の回転可能なアノード。
  10. 【請求項10】 請求項9のX線管用の回転可能なアノードにおいて、非炭
    化物形成材料の前記層は、約3乃至5μmの厚さにて前記炭素繊維に付着される
    、X線管用の回転可能なアノード。
  11. 【請求項11】 請求項8のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記
    炭素繊維を前記基板に結合する炭素化した材料層を更に備える、X線管用の回転
    可能なアノード。
  12. 【請求項12】 請求項7のX線管用の回転可能なアノードにおいて、指向
    的に方向決めされた隣接する繊維の間に拡散バリアを提供し得るように前記指向
    的に方向決めされた繊維に付着された炭化物形成材料の層を更に備える、X線管
    用の回転可能なアノード。
  13. 【請求項13】 請求項12のX線管用の回転可能なアノードにおいて、炭
    化物形成材料の前記層は非炭化物形成材料の層にて被覆される、X線管用の回転
    可能なアノード。
  14. 【請求項14】 請求項13のX線管用の回転可能なアノードにおいて、炭
    化物形成材料の前記層は、HfC、TaC、ZrC、NbCから成る高Z炭化物
    材料の群から選択され、前記非炭化物形成材料がReである、X線管用の回転可
    能なアノード。
  15. 【請求項15】 請求項3のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記
    炭素繊維は全体として0.762mm(0.03インチ)以下の長さである、X
    線管用の回転可能なアノード。
  16. 【請求項16】 請求項3のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記
    炭素繊維は、前記基板の基部表面における高充填密度を促進し得るように長さの
    異なる複数の直径にて形成される、X線管用の回転可能なアノード。
  17. 【請求項17】 請求項3のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記
    炭素繊維の各々の直径は8乃至12μmの範囲にある、X線管用の回転可能なア
    ノード。
  18. 【請求項18】 請求項1のX線管用の回転可能なアノードにおいて、指向
    的に方向決めされた前記複数の繊維は10乃至40%の繊維密度を有する前記基
    板の基部表面に形成され、前記繊維の間の残りのスペースは前記標的材料で充填
    される、X線管用の回転可能なアノード。
  19. 【請求項19】 請求項1のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前記
    標的材料は、指向的に方向決めされた前記複数の繊維上に約1.016mm(約
    0.04インチ)の深さまで付着される、X線管用の回転可能なアノード。
  20. 【請求項20】 回転軸線を有するX線管用の回転可能なアノードにおいて
    、 炭素−炭素材料にて形成され、基板の基部表面を有する基板であって、前記基
    板の表面が、前記回転軸線に対してそれぞれの基端側から末端側の半径まで伸長
    する、回転軸線の周りに中心がある実質的に同心状の円である基板と、 前記基板の基部表面に付着した、指向的に方向決めされた複数の繊維と、 指向的に方向決めされた前記複数の繊維を覆う前記基板の基部表面に形成され
    た標的であって、高Z標的材料から成り、該標的材料が指向的に方向決めされた
    前記複数の繊維に結合される標的と、 指向的に方向決めされた前記複数繊維と前記標的材料との間に付着された炭化
    物形成材料の中間層とを備える、X線管用の回転可能なアノード。
  21. 【請求項21】 請求項20のX線管用の回転可能なアノードにおいて、指
    向的に方向決めされた前記複数の繊維は炭素繊維にて形成される、X線管用の回
    転可能なアノード。
  22. 【請求項22】 請求項21のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前
    記中間層は非炭化物形成材料により被覆され、該非炭化物形成材料層は前記標的
    材料に隣接する、X線管用の回転可能なアノード。
  23. 【請求項23】 回転軸線を有するX線管用の回転可能なアノードにおいて
    、 炭素−炭素材料から成るディスクとして形成され、基板の基部表面を有する基
    板と、 前記基板の基部表面に付着した、指向的に方向決めされた複数の炭素繊維と、 指向的に方向決めされた前記複数の繊維を覆う前記基板の基部表面に形成され
    た標的であって、高Z標的材料から成る標的と、 指向的に方向決めされた前記複数の繊維と前記標的材料との間に付着された非
    炭化物形成材料の中間層であって、前記標的材料に結合され且つ前記炭素繊維と
    前記標的材料との間に相互作用を生じさせる炭化物の形成を制限する拡散バリア
    を形成する中間層とを備える、X線管用の回転可能なアノード。
  24. 【請求項24】 請求項23のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前
    記炭素繊維を結合するため前記基板の基部表面に付着された炭素化層を更に備え
    る、X線管用の回転可能なアノード。
  25. 【請求項25】 請求項24のX線管用の回転可能なアノードにおいて、前
    記炭素−炭素基板が、少なくとも一部、不織炭素繊維から成る、X線管用の回転
    可能なアノード。
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