JPH0294344A - X線管用回転陽極ターゲットおよびその製造方法 - Google Patents
X線管用回転陽極ターゲットおよびその製造方法Info
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- JPH0294344A JPH0294344A JP24757988A JP24757988A JPH0294344A JP H0294344 A JPH0294344 A JP H0294344A JP 24757988 A JP24757988 A JP 24757988A JP 24757988 A JP24757988 A JP 24757988A JP H0294344 A JPH0294344 A JP H0294344A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A6発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明はX線管用回転陽極ターゲット、特に、回転可能
な放熱板と、その放熱板に結着されて、陰極ヘッドに対
向するX線発生体とを備えた回転陽極ターゲットおよび
その製造方法に関する。
な放熱板と、その放熱板に結着されて、陰極ヘッドに対
向するX線発生体とを備えた回転陽極ターゲットおよび
その製造方法に関する。
(2)従来の技術
従来、前記放熱板の構成材料としては、放熱性および熱
容量を考慮して、例えば、グラファイトが用いられ、一
方、X線発生体の構成材料としては、一般にタングステ
ンまたはその合金が用いられている。また回転陽極ター
ゲットの製造に当たうては、X線発生体を放熱板に焼嵌
めするといった手法が採用されている(特公昭46−3
5429号公報参照)。
容量を考慮して、例えば、グラファイトが用いられ、一
方、X線発生体の構成材料としては、一般にタングステ
ンまたはその合金が用いられている。また回転陽極ター
ゲットの製造に当たうては、X線発生体を放熱板に焼嵌
めするといった手法が採用されている(特公昭46−3
5429号公報参照)。
(3)発明が解決しようとする課題
しかしながら、前記構成材料を用い、また前記製造法を
採用すると、回転陽極ターゲットの最高動作温度(約1
300°C)にて、タングステン等とグラファイトとの
反応により放熱板とX線発生体との界面に脆弱な炭化物
層が生成され、またグラファイトとタングステン等との
線膨張係数の差が比較的大きいことも原因となって、回
転陽極ターゲットの高速回転(1〜2万回/分)に伴い
放熱板とX線発生体とが分離するおそれがある。
採用すると、回転陽極ターゲットの最高動作温度(約1
300°C)にて、タングステン等とグラファイトとの
反応により放熱板とX線発生体との界面に脆弱な炭化物
層が生成され、またグラファイトとタングステン等との
線膨張係数の差が比較的大きいことも原因となって、回
転陽極ターゲットの高速回転(1〜2万回/分)に伴い
放熱板とX線発生体とが分離するおそれがある。
本発明は前記に鑑み、放熱板の構成材料を特定して、そ
の放熱板とX線発生体との接合強度を向上させることが
できるようにした前記回転陽極ターゲットおよびその製
造方法を提供することを目的とする。
の放熱板とX線発生体との接合強度を向上させることが
できるようにした前記回転陽極ターゲットおよびその製
造方法を提供することを目的とする。
B0発明の構成
(1) 課題を解決するための手段
本発明は、回転可能な放熱板と、該放熱板に結着されて
、陰極ヘッドに対向するX線発生体とを備えたX線管用
回転陽極ターゲットにおいて、前記放熱板を窒化アルミ
ニウムより構成したことを特徴とする。
、陰極ヘッドに対向するX線発生体とを備えたX線管用
回転陽極ターゲットにおいて、前記放熱板を窒化アルミ
ニウムより構成したことを特徴とする。
また本発明は、回転可能な放熱板と、該放熱板に結着さ
れて、陰極ヘッドに対向する金属製X線発生体とを備え
たX線管用回転陽極ターゲットにおいて、前記放熱板を
窒化アルミニウムより構成し、前記X線発生体を前記放
熱板に焼嵌めしたことを特徴とする。
れて、陰極ヘッドに対向する金属製X線発生体とを備え
たX線管用回転陽極ターゲットにおいて、前記放熱板を
窒化アルミニウムより構成し、前記X線発生体を前記放
熱板に焼嵌めしたことを特徴とする。
さらに本発明は、回転可能な放熱板と、該放熱板に結着
されて、陰極ヘッドに対向する金属製X線発生体とを備
えたX線管用回転陽極ターゲットを製造するに当り、前
記放熱板を窒化アルミニウムより構成して、該放熱板と
前記X線発生体とを、回転陽極ターゲットの最高動作温
度よりも高融点を持つ金属接合材を介して重合し、次い
で、還元性ガス雰囲気中または真空中において加熱加圧
下にて、前記金属接合材と前記放熱板との界面にそれら
の化学反応に伴う反応相を形成し、また前記金属接合材
の一部を前記X線発生体に溶込ませて、前記放熱板とX
線発生体とを前記金属接合材を介して接合することを特
徴とする。
されて、陰極ヘッドに対向する金属製X線発生体とを備
えたX線管用回転陽極ターゲットを製造するに当り、前
記放熱板を窒化アルミニウムより構成して、該放熱板と
前記X線発生体とを、回転陽極ターゲットの最高動作温
度よりも高融点を持つ金属接合材を介して重合し、次い
で、還元性ガス雰囲気中または真空中において加熱加圧
下にて、前記金属接合材と前記放熱板との界面にそれら
の化学反応に伴う反応相を形成し、また前記金属接合材
の一部を前記X線発生体に溶込ませて、前記放熱板とX
線発生体とを前記金属接合材を介して接合することを特
徴とする。
(2)作 用
前記回転陽極ターゲットにおいて、放熱板を構成する窒
化アルミニウムは、高融点を有し、また回転陽極ターゲ
ットの最高動作温度において、X線発生体を構成するタ
ングステン等への拡散が僅少であり、その上タングステ
ン等の線膨張係数と近僚した線膨張係数を有する。
化アルミニウムは、高融点を有し、また回転陽極ターゲ
ットの最高動作温度において、X線発生体を構成するタ
ングステン等への拡散が僅少であり、その上タングステ
ン等の線膨張係数と近僚した線膨張係数を有する。
これにより放熱板とX線発生体との接合強度が向上する
。また焼嵌め法の適用により回転陽極ターゲットの製造
性が良好となる。
。また焼嵌め法の適用により回転陽極ターゲットの製造
性が良好となる。
また窒化アルミニウムは、高温下においても高い熱伝導
性を示し、その上比較的大きな比熱、したがって比較的
大きな熱容量を有するので、加速電子の衝突によりX線
発生体に生じた高熱が放熱板を介して効率良く放散され
、これにより回転陽極ターゲットの冷却性能が向上する
。
性を示し、その上比較的大きな比熱、したがって比較的
大きな熱容量を有するので、加速電子の衝突によりX線
発生体に生じた高熱が放熱板を介して効率良く放散され
、これにより回転陽極ターゲットの冷却性能が向上する
。
前記製造方法によれば、放熱板とX線発生体とが化学的
接合力により強固に接合される。また回転陽極ターゲッ
トの最高動作温度において金属接合材が溶融することは
な(、したがって金属接合材がバリヤ層として機能する
ので、放熱板を構成する窒化アルミニうムのX線発生体
への拡散を前記金属接合材によって阻止し得る回転陽極
ターゲットが提供される。
接合力により強固に接合される。また回転陽極ターゲッ
トの最高動作温度において金属接合材が溶融することは
な(、したがって金属接合材がバリヤ層として機能する
ので、放熱板を構成する窒化アルミニうムのX線発生体
への拡散を前記金属接合材によって阻止し得る回転陽極
ターゲットが提供される。
(3)実施例
第1図はX線管1を示し、そのガラス製真空管体2内に
陽極組織3と陰極組織4とが対向して配設される。陽極
組織3は、図示しないステータにより回転されるロータ
5と、ロータ5に突設された回転軸6と、回転軸6の端
部に固着された円盤状回転陽極ターゲット7とを有する
。また陰極組織4は、真空管体lと一体化されてリード
線8の端末を囲繞する陰極支持筒9と、陰極支持筒9の
端部に固着された支持アーム10と、支持アーム10の
端部に取付けられて回転陽極クーゲット7の一面外周部
に対向する陰極ヘッド11とを有する。
陽極組織3と陰極組織4とが対向して配設される。陽極
組織3は、図示しないステータにより回転されるロータ
5と、ロータ5に突設された回転軸6と、回転軸6の端
部に固着された円盤状回転陽極ターゲット7とを有する
。また陰極組織4は、真空管体lと一体化されてリード
線8の端末を囲繞する陰極支持筒9と、陰極支持筒9の
端部に固着された支持アーム10と、支持アーム10の
端部に取付けられて回転陽極クーゲット7の一面外周部
に対向する陰極ヘッド11とを有する。
上記構成において、回転陽極ターゲット7を高速回転さ
せ、そのターゲット7に、陰極へンド11から出射され
る加速電子を衝突させて衝?を与えると、回転陽極ター
ゲット7がX線pを発生し、そのX線βは真空管体2周
壁の透過窓12を経て外部に出射される。
せ、そのターゲット7に、陰極へンド11から出射され
る加速電子を衝突させて衝?を与えると、回転陽極ター
ゲット7がX線pを発生し、そのX線βは真空管体2周
壁の透過窓12を経て外部に出射される。
第2図に明示するように回転陽極ターゲ71・7は放熱
板13とX線発生体14とを備えている。
板13とX線発生体14とを備えている。
放熱板13は、ロータ5側に位置する環状部13aと、
その環状部13aと一体で陰極組織4側に位置する中空
の円錐台形部13bとを有する。
その環状部13aと一体で陰極組織4側に位置する中空
の円錐台形部13bとを有する。
X線発生体14は、中空の円錐台形に形成されて、放熱
板13の円錐台形部13b外面に接合される。
板13の円錐台形部13b外面に接合される。
X線発生体14の陰極ヘッド11との対向部に、加速電
子を受けるターゲットリング15が固着され、それに伴
い放熱板13の環状部13aは厚肉に形成されて熱容量
の増大が図られている。
子を受けるターゲットリング15が固着され、それに伴
い放熱板13の環状部13aは厚肉に形成されて熱容量
の増大が図られている。
回転軸6と回転陽極ターゲット7との固着は、回転軸6
の先端部を放熱板13中心の孔部16に遊挿して小径ね
じ部6aをX線発生体14の孔部17に貫通させ、その
小径ねじ部6aにワッシャ18を介してナツト19を螺
着することによって行われる。
の先端部を放熱板13中心の孔部16に遊挿して小径ね
じ部6aをX線発生体14の孔部17に貫通させ、その
小径ねじ部6aにワッシャ18を介してナツト19を螺
着することによって行われる。
前記放熱板13は窒化アルミニウムより構成されている
。この窒化アルミニウムは、融点1500〜1800″
C1熱伝導率180kcaff/m−h・’c、比熱0
.16caffi/g・’C,線膨張係数4、5 X
10−’/”Cといった物性を有する。
。この窒化アルミニウムは、融点1500〜1800″
C1熱伝導率180kcaff/m−h・’c、比熱0
.16caffi/g・’C,線膨張係数4、5 X
10−’/”Cといった物性を有する。
X線発生体14はタングステンまたはタングステン合金
より構成され、またターゲットリング15は、例えばレ
ニウムを3〜10重量%含有するタングステン合金より
構成される。
より構成され、またターゲットリング15は、例えばレ
ニウムを3〜10重量%含有するタングステン合金より
構成される。
第3図に明示するように放熱板13とX線発生体14と
は、回転陽極ターゲット7の最高動作温度である約13
00°Cよりも高融点を持つ金属接合材20を介して接
合されている。
は、回転陽極ターゲット7の最高動作温度である約13
00°Cよりも高融点を持つ金属接合材20を介して接
合されている。
この種金属接合材20としては、白金、白金合金、タン
クル、タングステン、チタン、モリブデン、ジルコニウ
ム、ハウニウム、ニオブ、バナジウム、クロム、クロム
合金等から選択される少なくとも一種が該当する。
クル、タングステン、チタン、モリブデン、ジルコニウ
ム、ハウニウム、ニオブ、バナジウム、クロム、クロム
合金等から選択される少なくとも一種が該当する。
前記回転陽極ターゲット7は、順次−5以下に述ベる各
工程を経て製造される。
工程を経て製造される。
a、窒化アルミニウム製放熱板13の円錐台形部13b
外面に、ターゲットリング15を固着されたタングステ
ン製X線発生体14を、金属接合材20としての白金箔
を介して重合し、それら放熱板13およびX線発生体1
4を図示しない治具により加圧する。
外面に、ターゲットリング15を固着されたタングステ
ン製X線発生体14を、金属接合材20としての白金箔
を介して重合し、それら放熱板13およびX線発生体1
4を図示しない治具により加圧する。
b0重合された放熱板13およびX線発生体14を加熱
炉内に設置し、その炉内を水素ガスにより還元性ガス雰
囲気に保持する。
炉内に設置し、その炉内を水素ガスにより還元性ガス雰
囲気に保持する。
C0加熱炉内を昇温し、その炉内温度を所定温度に一旦
保持して放熱板13およびX線発生体14に対する金属
接合材20のなじみ性を良好にする。
保持して放熱板13およびX線発生体14に対する金属
接合材20のなじみ性を良好にする。
次いで、加熱炉内をさらにに昇温し、その炉内温度を所
定温度に保持することによって放熱板13等を均一に予
熱する。その後、炉内温度を約1800°Cに昇温し、
その温度を保持することによって放熱板13とX線発生
体14とを金属接合材20を介して接合し、回転陽極タ
ーゲット7を得る。
定温度に保持することによって放熱板13等を均一に予
熱する。その後、炉内温度を約1800°Cに昇温し、
その温度を保持することによって放熱板13とX線発生
体14とを金属接合材20を介して接合し、回転陽極タ
ーゲット7を得る。
d、加熱炉内の昇温を停止し、次いで炉内を冷却して回
転陽極ターゲット7が十分に冷却された後、そのターゲ
ット7を炉外に取出す。
転陽極ターゲット7が十分に冷却された後、そのターゲ
ット7を炉外に取出す。
前記加熱加圧下における接合工程にて、X線発生体14
および金属接合材20表面の酸化物が水素ガスにより還
元されてその表面が浄化され、次いで金属接合材20と
放熱板13との界面にそれらの化学反応に伴う反応相が
形成され、また金属接合材20の一部がX線発生体14
に溶込む。
および金属接合材20表面の酸化物が水素ガスにより還
元されてその表面が浄化され、次いで金属接合材20と
放熱板13との界面にそれらの化学反応に伴う反応相が
形成され、また金属接合材20の一部がX線発生体14
に溶込む。
これにより放熱板13とX線発生体14とが化学的接合
力により強固に接合される。この場合、窒化アルミニウ
ムの線膨張係数は、前記のように4、5 X 10−’
/”Cであって、タングステンの線膨張係数4.45
X 10−6/”Cに返信しているので、放熱板13の
構成材料として窒化アルミニウムを用いることは、放熱
板13とX線発生体14との接合強度を向上させる上に
極めて有効である。
力により強固に接合される。この場合、窒化アルミニウ
ムの線膨張係数は、前記のように4、5 X 10−’
/”Cであって、タングステンの線膨張係数4.45
X 10−6/”Cに返信しているので、放熱板13の
構成材料として窒化アルミニウムを用いることは、放熱
板13とX線発生体14との接合強度を向上させる上に
極めて有効である。
また回転陽極ターゲット7の最高動作温度において金属
接合材20が溶融することはなく、したがって金属接合
材20がバリヤ層として機能するので、タングステンへ
の窒化アルミニウムの拡散を前記金属接合材20により
阻止して接合部の脆弱化を回避することができる。
接合材20が溶融することはなく、したがって金属接合
材20がバリヤ層として機能するので、タングステンへ
の窒化アルミニウムの拡散を前記金属接合材20により
阻止して接合部の脆弱化を回避することができる。
さらに窒化アルミニウムは高温下においても高い熱伝導
性を示し、その上比較的大きな比熱(0゜16 c a
E / g・’C)、したがって比較的大きな熱容量
を有するので、加速電子の衝突によりX線発生体14に
生じた高熱が放熱板13を介して効率良く放散され、こ
れにより回転陽極ターゲット7の冷却性能を向上させる
ことができる。
性を示し、その上比較的大きな比熱(0゜16 c a
E / g・’C)、したがって比較的大きな熱容量
を有するので、加速電子の衝突によりX線発生体14に
生じた高熱が放熱板13を介して効率良く放散され、こ
れにより回転陽極ターゲット7の冷却性能を向上させる
ことができる。
放熱板13とX線発生体14との接合に当り、それら1
3.14の間に金属接合材20を介在させる手段として
は、前記箔を用いることの外に下記のような手段を採用
することができる。
3.14の間に金属接合材20を介在させる手段として
は、前記箔を用いることの外に下記のような手段を採用
することができる。
即ち、窒化アルミニウムの微粉末と金属接合材20の粉
末とよりなる混合粉末を放熱板13とX線発生体14と
の間に介在させる、金属接合材20をイオンブレーティ
ング法、CVD法、スパッタリング法、溶射法等を適用
して放熱板13に付着させ、その表面に、例えばTiN
、CrN、TaN、ZrN等の化学結合膜を形成する、
金属接合材20の粉末と有機バインダとよりペースト状
物を得、そのペースト状物を放熱板13に塗布する等で
ある。
末とよりなる混合粉末を放熱板13とX線発生体14と
の間に介在させる、金属接合材20をイオンブレーティ
ング法、CVD法、スパッタリング法、溶射法等を適用
して放熱板13に付着させ、その表面に、例えばTiN
、CrN、TaN、ZrN等の化学結合膜を形成する、
金属接合材20の粉末と有機バインダとよりペースト状
物を得、そのペースト状物を放熱板13に塗布する等で
ある。
X線発生体14に対するターゲットリング15の固着に
当っては、一般にろう接が適用される。
当っては、一般にろう接が適用される。
その他X線発生体14へのターゲットリング15の蒸着
形成、粉末冶金法による両者14.15の一体焼結等の
手法を用いることもできる。
形成、粉末冶金法による両者14.15の一体焼結等の
手法を用いることもできる。
前記加熱炉の雰囲気は真空下に保持してもよい。
第4〜第6図は焼嵌め法を適用した本発明の他の実施例
を示す。
を示す。
第4図は円形の放熱板13に、ターゲットリングを持た
ないX線発生体14の円形凹部21を嵌着した例、第5
図は円形の放熱板13に、ターゲットリング15を持つ
X線発生体14の円形凹部21を嵌着した例、第6図は
円形で、且つ段付外周部22を持つ放熱板13に、ター
ゲットリング15を持つX線発生体14の段付内周部2
3を持つ円形凹部21を嵌着した例である。図中、24
は、放熱板13およびX線発生体14に一連に形成され
た、回転軸6の小径ねじ部6a挿通用孔部である。
ないX線発生体14の円形凹部21を嵌着した例、第5
図は円形の放熱板13に、ターゲットリング15を持つ
X線発生体14の円形凹部21を嵌着した例、第6図は
円形で、且つ段付外周部22を持つ放熱板13に、ター
ゲットリング15を持つX線発生体14の段付内周部2
3を持つ円形凹部21を嵌着した例である。図中、24
は、放熱板13およびX線発生体14に一連に形成され
た、回転軸6の小径ねじ部6a挿通用孔部である。
各放熱板13は窒化アルミニウムより構成され、また各
X線発生体14はタングステンより構成される。したが
って、窒化アルミニウムとクンゲステンとが面接触する
ことになるが、回転陽極クーゲント7の最高動作温度に
てタングステンに対する窒化アルミニウムの拡散は僅少
であり、また前記のように窒化アルミニウムとタングス
テンおの両線膨張係数の近似に伴い、放熱板13とX線
発生体14との接合強度は良好である。
X線発生体14はタングステンより構成される。したが
って、窒化アルミニウムとクンゲステンとが面接触する
ことになるが、回転陽極クーゲント7の最高動作温度に
てタングステンに対する窒化アルミニウムの拡散は僅少
であり、また前記のように窒化アルミニウムとタングス
テンおの両線膨張係数の近似に伴い、放熱板13とX線
発生体14との接合強度は良好である。
C8発明の効果
第(1)項記載の発明によれば、放熱板とX線発生体と
の接合強度が高く、また冷却性能の良好な回転陽極ター
ゲットを提供することができる。
の接合強度が高く、また冷却性能の良好な回転陽極ター
ゲットを提供することができる。
第(2)項記載の発明によれば、前記効果に加え、製造
の容易な回転陽極ターゲットを提供することができる。
の容易な回転陽極ターゲットを提供することができる。
第(3)項記載の発明によれば、特に、放熱板とX線発
生体との接合強度を向上させた回転陽極ターゲットを能
率良く、且つ確実に製造することができる。
生体との接合強度を向上させた回転陽極ターゲットを能
率良く、且つ確実に製造することができる。
第1〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図はX線
管の縦断正面図、第2図は回転陽極ターゲットの要部破
断正面図、第3図は放熱板とX線発生体との接合部の拡
大断面図、第4図は本発明の他の実施例を示す縦断正面
図、第5.第6図は本発明のさらに他の実施例を示す縦
断正面図である。 1・・・X線管、7・・・回転陽極ターゲット、13・
・・放熱板、14・・・X線発生体、20・・・金属接
合材第1図
管の縦断正面図、第2図は回転陽極ターゲットの要部破
断正面図、第3図は放熱板とX線発生体との接合部の拡
大断面図、第4図は本発明の他の実施例を示す縦断正面
図、第5.第6図は本発明のさらに他の実施例を示す縦
断正面図である。 1・・・X線管、7・・・回転陽極ターゲット、13・
・・放熱板、14・・・X線発生体、20・・・金属接
合材第1図
Claims (3)
- (1)回転可能な放熱板と、該放熱板に結着されて、陰
極ヘッドに対向するX線発生体とを備えたX線管用回転
陽極ターゲットにおいて、前記放熱板を窒化アルミニウ
ムより構成したことを特徴とするX線管用回転陽極ター
ゲット。 - (2)回転可能な放熱板と、該放熱板に結着されて、陰
極ヘッドに対向する金属製X線発生体とを備えたX線管
用回転陽極ターゲットにおいて、前記放熱板を窒化アル
ミニウムより構成し、前記X線発生体を前記放熱板に焼
嵌めしたことを特徴とするX線管用回転陽極ターゲット
。 - (3)回転可能な放熱板と、該放熱板に結着されて、陰
極ヘッドに対向する金属製X線発生体とを備えたX線管
用回転陽極ターゲットを製造するに当り、前記放熱板を
窒化アルミニウムより構成して、該放熱板と前記X線発
生体とを、回転陽極ターゲットの最高動作温度よりも高
融点を持つ金属接合材を介して重合し、次いで、還元性
ガス雰囲気中または真空中において加熱加圧下にて、前
記金属接合材と前記放熱板との界面にそれらの化学反応
に伴う反応相を形成し、また前記金属接合材の一部を前
記X線発生体に溶込ませて、前記放熱板とX線発生体と
を前記金属接合材を介して接合することを特徴とするX
線管用回転陽極ターゲットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24757988A JPH0294344A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | X線管用回転陽極ターゲットおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24757988A JPH0294344A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | X線管用回転陽極ターゲットおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0294344A true JPH0294344A (ja) | 1990-04-05 |
Family
ID=17165599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24757988A Pending JPH0294344A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | X線管用回転陽極ターゲットおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0294344A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0487243A (ja) * | 1990-07-27 | 1992-03-19 | Nobuatsu Watanabe | 回転陽極x線管ターゲットの製造方法 |
JP2010541134A (ja) * | 2007-09-28 | 2010-12-24 | プランゼー メタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 改善された放熱を有するx線陽極 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP24757988A patent/JPH0294344A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0487243A (ja) * | 1990-07-27 | 1992-03-19 | Nobuatsu Watanabe | 回転陽極x線管ターゲットの製造方法 |
JP2010541134A (ja) * | 2007-09-28 | 2010-12-24 | プランゼー メタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 改善された放熱を有するx線陽極 |
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