JP2002505489A - 交通ガイダンスシステム - Google Patents

交通ガイダンスシステム

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、交通移動を規制し、ガイドし、及び／又は最適化するための交通ガイダンスシステムに関する。瞬間的交通状況を検出するためのセンサを備えている。本発明の目的は、大量の交通量があるときでさえ交通移動を効果的に制御することである。この結果、本発明は、センサが道路使用者によって発出される無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号を受信するための無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、瞬間的交通状況を検出するためのセンサを有し、交通移動を制御、
ガイド、及び／又は最適化するための交通ガイダンスシステムに関する。
【０００２】 ここで議論される種類の交通ガイダンスシステムは実務上知られている。例え
ば、磁気誘導ループ上を移動する自動車によって信号シーケンスが制御される信
号灯システムは、既に小規模な交通ガイダンスシステムを示しており、磁気誘導
ループがセンサとして働く。
【０００３】 更に、可変速度制限信号機が実務上知られている。この可変速度制限信号機で
は、センサ装置が音響的又は光学的な超音波動作信号発生器により、又は赤外線
動作信号発生器より、又は光バリアによってでさえ、形成されている。
【０００４】 密集した交通ネットワークでは、多くの場合、ある位置における交通フローが
他の位置における交通フローに依存する、という一般的な問題が存在する。従っ
て、この交通フローを全体として改善しようとする場合には、これら他の位置に おける交通も同様に改善する必要がある。この場合には、交通ガイダンスシステ
ム又は交通サインが全体として調整され、ある方法で相互依存されなければなら
ない。
【０００５】 普通、これらの相互依存は、高価で数学的な検討及びシミュレーションによっ
て決定されるべきであり、次に、交通サインの調整に適用されなければならない
。この結果、異なる複数のステップが必要とされる。交通量や交通状況及び交通
状態が幾つかの位置でセンサを介して検出されなければならない。次に、決定基
準として、これらの結果が交通サインを制御するための命令を提供する論理処理
に使用される。
【０００６】 個々の交通結合点や交差点、又は道路の合流点における信号灯システムについ
ての上述した制御は、最も簡単な場合の適用例を表している。このような交通交
差点では、全ての信号灯システムが互いに依存するように制御される。最も高コ
ストな適用例では、多くの信号機のグループ（群）が相互依存的に切り換えられ
る。この処理（プロセス）では、複数の結合点（ノード）又は交差点が関係して
くる。このようなネットワーク化のために、一般には交通案内用コンピュータが
使用されており、これらのコンピュータは中央の交通経路ポイントに配備されて
いる。より大きな又はより密集した交通スペースの場合には、交通制御の数学的
処理やプロセス制御が、大型コンピュータのみが未だ結果的に生ずる膨大な交通
データ量を処理する立場にあり、かつ、現在に至っても非常に高価な数学的交通
モデルの範囲内で制御を実行するために、非常に高価なものとなっている。
【０００７】 交通経路ポイントにおける中央交通制御では、交通サインと交通経路ポイント
との間で夥しい数のかつ広範囲にわたる電気通信リンクを必要とする。しかしな
がら、交通理論から知られているように、交通経路の接続交通交差点又は区域に
おける個別の交通サインの独立制御をしても、交通状況を改善することは殆どな
い。過去において、上述した中央の交通経路ポイントでの高価な制御の助けのみ
で、例えば、都市において、主要交通スペースの相互に関係付けられた交通状況
を大幅に改善することは可能であった。
【０００８】 効果的交通制御を行うためには、交通のほぼ全ての車両が交通制御において考
慮され続ける必要がある。交差されるべき誘導ループ、動作信号発振器、又は光
バリアの形態で今まで用いられていたセンサの使用は、それらの記録容量が狭い
所定の空間的領域、すなわち、例えば、交差されるべき誘導ループの配備領域、
動作信号発振器の検出可能立体角又は光バリアによってカバーされる範囲、に制
限されている、という点で問題がある。他方、既知のセンサは、移動状態の交通
でしか、信頼し得る自動車の検出ができない、という点で問題がある。しかしな
がら、大量の交通によって自動車が停止するような渋滞が既に生じている場合に
は、誘導ループ及び動作信号発振器の両者並びに光バリアは、観測対象の交通空
間又は渋滞中に自動車数の更なる増加を検出することができない。車両が信号灯
システムで停止しているときにも同じ状況が発生する。
【０００９】 このことは、特に既に交通が渋滞しているときには、この渋滞に巻き込まれた
車両数に関する正確なデータを受信することができないことを意味している。こ
のため、多くの場合には、不正確又は不完全なデータにより、精度の高い交通制
御ができなくなる。反面、従来の交通ガイダンスシステムの限界により、そこか
ら生ずる結果として交通の崩壊を招くこととなる。
【００１０】 従って、本発明の目的は、冒頭に記載した種類の交通ガイダンスシステムであ
って、交通量が多い場合でさえ、交通移動の効果的な制御を可能とする交通ガイ
ダンスシステムを開示することである。
【００１１】 上記目的は、請求項１の特徴を有する交通ガイダンスシステムによって達成さ
れる。従って、対象となる交通ガイダンスシステムは、センサが、道路使用者に
よって発出される無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号用の無線
受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機を備えるように
構成される。
【００１２】 まず、本発明によれば、交通ガイダンスシステムが従来の検出タイプに制限さ
れないことが認識された。本発明の更なる態様よれば、センサが、道路使用者に
よって能動的に発出される無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号
用の無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機を備え
るように設計及び構成される。これにより、自動車又は他の道路使用者の検出が
それらの移動状態に依存しないので、従来の検出タイプの限界が打破される。逆
に、本発明の検出の原理によれば、自動車又は他の道路使用者が信号灯システム
で又は渋滞中で停止している場合でも、全ての車両を確実に検出することができ
る。更に、例えば、光バリアシステムの場合に存在するような、空間的に狭い検
出範囲が大幅に拡げられる。簡単な態様で、それぞれ受信機の構成又は空間的受
信範囲による検出空間領域を予め決定することが可能となる。
【００１３】 従って、本発明の交通ガイダンスシステムによれば、関与している道路使用者
数に関して実質的により正確なデータを検出することを可能となる。この結果、
従来の交通ガイダンスシステムで可能とされていたよりも、大幅に多くの交通ガ
イダンスシステム用の代表的なデータ量を得ることができる。特に、交通が停止
している場合でも、正確なデータ取得が可能となる。
【００１４】 従って、本発明の交通ガイダンスシステムは、大量の交通量であっても、交通
移動の効果的な制御を可能とするシステムを開示する。
【００１５】 本交通ガイダンスシステムの特に簡単な態様としては、センサを交通サイン、
好ましくは信号灯システムに関連付ける（結合する）ようにしてもよい。コスト
的に好ましい態様としては、これにより、例えば、取付ポールのような、別体の
センサ取付台（センサキャリア）を不要とすることができる。
【００１６】 道路使用者の検出信頼性を確保するために、無線信号及び／又は光学信号及び
／又は音響信号を発出（発信）するための無線送信機、及び／又は光学信号送信
機、及び／又は音響信号送信機を道路使用者に関連付ける（結合する）ようにし
てもよい。この場合に、送信機を道路使用者の車両に関連付けたり、及び／又は
車両に配備するようにしてもよい。これにより送信機及び車両間のリンクが実現
されるので、各車両が使用されるときに、送信機を常に使用可能状態とすること
できる。そのため、道路使用者は、車両が使用される度に、送信機が作動してい
るかに気を使う必要がなくなる。
【００１７】 無線送信機及び／又は光学信号送信機及び／又は音響信号送信機の特に目立た
ずコンパクトな設置態様としては、送信機をサブアセンブリとして又はモジュー
ルとして電気通信装置、遠隔測定デバイス、無線受信機又は他の電気装置に統合
（一体化）するようにしてもよい。これに関連して、モバイル電話への統合も可
能である。例えば、既知のモバイル電話は、ネットワークオペレータによってそ
れらの位置検出のために一定時間間隔で無線信号を送信する。本発明の交通ガイ
ダンスシステムの範囲内で、道路使用者を検出するためにこれらの無線信号を使
用するようにしてもよい。無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号
に予め決定可能な送信周波数を有する周期的送信パルスを全体的に付与するよう
ににしてもよい。
【００１８】 本交通ガイダンスシステムの特に使用しやすい態様としては、無線送信機、及
び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機、メモリを有する処理ユニ
ット、切り換えデバイス（スイッチングデバイス）をセンサに関連付けるように
してもよい。これによって、各交通結合点の直接そこで、交通サイン、例えば、
交通結合点の複数の信号灯システム、を制御するための交通データ又は瞬時の交
通状況を受信し処理することが可能となる。この場合に、交通を制御するための
交通データが、センサ、好ましくは、無線受信機、及び／又は光学信号受信機、
及び／又は音響信号受信機、を介して完全に分散されて収集、処理されようにし
てもよい。
【００１９】 特に、本交通ガイダンスシステムの非常に信頼の高い態様としては、無線受信
機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機を、信号パルスレー
ト及び該変化、及び／又は受信パワー及び該変化を検出及び好ましくは記憶する
ために設計及び構成するようにしてもよい。好ましくは、交通サインを通過する
、交通サインで停止する、又はある距離から交通サインに近づく道路使用者の定
期的に送信された送信パルスを登録するようにしてもよい。各交通サインでの内
部比較によって処理してもよく、又は、交通結合点で相互依存交通サイン同士間
の比較によって処理するようにしてもよい。この結果、相互依存的に切り換えら
れるべき交通サイン、特に、交通結合点又は交通経路の区域の交通サイン、の送
信機及び受信機を、特に、相互の無線通信用に構成するようにしてもよい。この
場合の処理は、ある時間間隔で又は連続的に行うようにしてもよい。
【００２０】 交通制御の特に効果的な態様として、道路使用者の夫々のスピード及び／又は
それらのグループのスピードを考慮するようにしてもよい。これは、例えば、セ
ンサの無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機へ道
路使用者の瞬間のスピード値の無線送信、光学又は音響送信によって行うように
してもよい。他方、移動中の道路使用者の信号周波数のドップラーシフト、すな
わち、道路使用者の移動状態を検出及び好ましくは記憶するために、無線受信機
、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機を設計及び構成するよ
うにしてもよい。これにより、センサが自動的に道路使用者のスピードを決定す
ることが可能となる。この場合には、道路使用者は、無線リンク、光学接続、又
は音響接続のための手段を、道路使用者のスピード値を送信するために装備しな
くてもよい。
【００２１】 大きな交通空間の特に多方面かつ包括的交通ガイダンスシステムを実現するた
めに、予め決定可能な相互依存交通信号機のグループ、好ましくは、異なる交通
結合点又は交通経路の区域に関連付け可能なグループが、交通経路上の交通フロ
ーによってネットワーク化され、及び／又は相互影響可能とするようにしてもよ
い。これにより、道路使用者自身がデータを一つの交通サインのグループから他
のグループ又は交通サインの別のグループに送信することが可能となる。しかも
、信号送信デバイスは必要ないので、全体の無線通信量及び／又は光学及び／又
は音響信号量を空間的に狭い領域、例えば、観察対象グループ回り近くに定義さ
れた領域に制限するようにしてもよい。
【００２２】 特にこの結果、無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号
受信機、メモリを有する処理ユニット、及び切り換えデバイスを無線送信機、及
び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機に関連付けるようにしても
よい。最後に、道路使用者及び／又は交通信号機に関連付けられた、無線送信機
、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機、並びに、無線受信機
、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機を、無線リレー、及び
／又は光学信号リレー、及び／又は音響信号リレーとして設計及び構成するよう
にしてもよい。これによって、あらゆる望ましい態様において、交通サイン及び
道路使用者を介するデータ送信、及び／又は切り換え信号の送信が可能となる。
【００２３】 特に敏感な交通制御としては、道路使用者の異なるグループの信号が、好まし
くは状況によって、異ならせるようにしてもよい。これに関連して、例えば、公
共輸送手段を、それらの特定の無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響
信号に基づいて好適な道路使用者としてクラス分けし、かつそれらを優先度に応
じてガイドするようにしてもよい。公共輸送手段として使用されている夫々の車
両がもはや使用状態にない場合には、信号を修正するようにしてもよく、交通制
御においてこれらの車両にもはや優先位置を与えるないようにしてもよい。
【００２４】 別な態様として、又はそれに加えて、無線信号、及び／又は光学信号、及び／
又は音響信号を介して交通サインの予め決定可能な切り換え動作に影響を及ぼす
ようにしてもよい。特にこれに関連して、例えば、警察のパトロールカー、消防
車、又は救急車による優先信号があることも留意すべきである。これにより、対
応して制御された交通サインにより自動的に交差する交通を停止させることが可
能となるので、交差点でそのような特権を有する車両の安全な通行を実現するこ
とができる。
【００２５】 また、本交通ガイダンスシステムの利用勝手が良く効果的な構成としては、受
信された交通データ及び／又は受信された天気データの比較に基づいて交通サイ
ンの切り換えを行うようにしてもよい。この場合に、交通の制御を個別の天気の
状況に依存して行ようにしてもよい。この結果、無線受信機、及び／又は光学信
号受信機、及び／又は音響信号受信機を、道路使用者の無線信号、及び／又は光
学信号、及び／又は音響信号の電界減衰、すなわち、天気状況、特に、雪、雨、
及び霧状況、を検出及び好ましくは記憶するために、特に信頼性が高くかつ実際
的な態様で設計及び構成するようにしてもよい。信号の特徴的な減衰によって、
例えば、雪、雨、及び霧の濃度（密度）を決定することが可能である。一方で信
号は車両で通行中の道路使用者によって、他方で自転車通行中の道路使用者や歩
行中の道路使用者によってでさえ発出されるようにしてもよい。天気状況をピッ
クアップする（取り込む）ためには、信号は絶対的に自動車のドライバから発出
される必要はなく、自動車のドライバの信号とは異なる信号の他の道路使用者か
ら発出されるようにしてもよい。このように、天気の状況のピックアップ及び評
価は自動車によって形成される交通量から独立している。
【００２６】 効果的な態様では、最適化処理によって交通サインの切り換え動作に影響を及
ぼすようにしてもよい。これに関して、最適化処理は、切り換え処理に影響を及
ぼすパラメータを変化する方法とするようにしてもよい。パラメータには、天気
状況の条件を考慮した交通量を含むようにしてもよい。
【００２７】 特に高速の制御処理にとしては、他の交通サインに依存する１の交通サインの
切り換えを、その他の交通サインによって影響される（行われる）ようにしても
よい。これによって、処理手順を踏むことなく、特に高速の優先信号を送信する
ことができるようになる。
【００２８】 全体として、本交通ガイダンスシステムは、ニューラル交通ガイダンスネット
ワークシステムとして構成するようにしてもよい。この場合には、ニューラルネ
ットワークの通常の動作原理が適用される。
【００２９】 更に、特に有利な発展形態では、道路使用者のためのナビゲーションシステム
として付加的に交通ガイダンスシステムを構成するようにしてもよい。この結果
、無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機、並びに
、交通信号機の無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受
信機を、道路使用者の無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響
信号送信機、及び無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号
受信機、並びに、その逆と通信するように設計及び構成するようにしてもよい。
他方、交通制御を有しない純粋なナビゲーションシステムには、同様に、交通デ
ータをピックアップして交通制御を可能とするようにしてもよい。この場合に、
以下に記述する機能を実現するようにしてもよい。
【００３０】 交通経路の地理的及び／又は地勢的特徴についてのプログラム可能な情報、特
に、道路使用者の交通目的地についての情報を、メモリに分散して記憶するよう
にしてもよい。この点では、通常コンパクトディスク上に記憶される地理的及び
／又は地勢的データを道路使用者の誰もが携行する必要はない、という特別の利
点がある。
【００３１】 特に単純な態様としては、その情報用メモリを交通サインに関連付けるように
してもよい。これにより、ほんの短い信号接続パスの範囲内で、要求する道路使
用者によって継続的呼び出しが可能となる。
【００３２】 交通の目的地についての情報は、交通の目的地の方向に関連するグループ毎に
記憶するようにしてもよい。この場合に、道路使用者は、彼の望む目的地の方向
を参照すればよい。この処理では、この方向に位置する更に到達可能な目的地が
広告目的のために、道路使用者へ渡されるようにしてもよい。これに関して、例
えば、小売商売のようなビジネス企業を想定して、ある支払いに対して情報メモ
リに含めるようにしてもよい。同様に、道路使用者による課金の要求も可能とな
り、ここで述べた一つ又は双方の対応を、ファイナンスを実行しメモリを作動さ
せることにより実現させるようにしてもよい。このように、更なる交通ガイダン
ス機能をナビゲーションシステムによって実現するようにしてもよい。
【００３３】 センサによって天気状況を検出する場合に提供される結果は、同様に、要求に
よって道路使用者にも利用可能としてもよい。このように、交通ガイダンスシス
テムは、更に、天気情報システムとして構成されるようにしてもよい。同様に、
この要求について課金するようにしてもよい。これに関連してナビゲーションシ
ステムの場合に、モバイル電話機を介する要求においては、特にモバイル電話で
あることを示すようにしてもよい。この例では、モバイル電話機のネットワーク
オペレータが課金することが可能となる。
【００３４】 交通ガイダンスシステムの包括的な使用態様として、道路使用者によって発信
される無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号用の無線受信機、及
び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機によって特徴付けられた電
子デバイスを利用するようにしてもよい。簡単な態様としては、このようなデバ
イスは、既に使用されている交通サインのための補助構成要素として使用するよ
うにしてもよい。
【００３５】 更に、交通案内システム用の、無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音
響信号を発出するための、無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は
音響信号送信機により道路使用者側を特徴付ける電子デバイスを利用するように
してもよい。これにより、自動車への後付の理想的可能性（理想的態様）を実現
することができる。
【００３６】 次に、上記交通ガイダンスシステムの更なる理解のために、交通ガイダンスシ
ステムの幾つかの特に本質的な態様について詳細に説明する。
【００３７】 非常に簡単な態様では、道路使用者の無線送信機、及び／又は光学信号送信機
、及び／又は音響信号送信機を無線受信機や例えばＧＰＳナビゲーションデバイ
スや電気通信装置のような交通遠隔測定デバイスへ一体化する（統合する）こと
が可能である。特に簡単な態様では、全ての道路使用者が、可能な限り、同じ無
線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号を発出するようにすればよい
。これは、信号の形及びそれらの送信周波数に関連する。簡単な例では、単一で
非常に狭いバンドの送信周波数で送信される、周期的送信パルスのパルスシーケ
ンスを使用するようにしてもい。
【００３８】 上述した態様は、特に、道路交通に関係する。しかしながら、本発明は、本発
明により開発可能な交通フロー又は交通ネットワークにおける交通又は運輸手段
を有する他の交通エリアにも適用可能である。
【００３９】 道路交通において、互いに分離された道路使用者の異なるグループを、例えば
、歩行者や自動車のようなそれらの種類によって、乗用車やトラック、バス及び
軌道システムのような車両のタイプによって、又は通行人サービス、運送サービ
ス、私的交通又は商用交通、個人輸送又は公共輸送、輸送サービス、清掃サービ
ス、除去サービス、警察サービス、緊急サービス、救助サービス、等のそれらの
機能によって、考慮するようにしてもよい。例えば、特別の信号を使用すること
によって、警察及び救助サービスが交通サインにそれらの途中の通行を明瞭にさ
せるようにしてもよい。
【００４０】 所定の交通時において、個々の通行人交通に又は公共の通行人交通へ商用の運
送交通よりも優先権を与えることが可能となる。これは、特に、ラッシュアワー
での通勤者にとって有利であり、交通経路上の住人が最も許容できる交通時間の
間にトラック交通を都市に向けることもできる。
【００４１】 無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機、並びに
無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機のリレーと
しての構成は、交通サインから又はそれを介して、特定の交通経路上の、又は交
通経路の交差点での、又は交通結合点での交通状況についての情報を信号によっ
て道路使用者へ与えるために使用され得る。これらの信号は、道路使用者によっ
て繰り返し、かつ新たな情報が受信されるまで、次の交通サインへ送信され得る
。この結果、道路使用者は、情報を永続的に送信できるか、又は道路使用者は、
交通サインの信号受信機を検出するときのみに情報を送信できる。この結果、信
号受信機は、無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号を発信するこ
とによってそれら自体が通知され得る。
【００４２】 これには、交通サインを制御するために、入ってくる、出ていく、待っている
、又は通過する道路使用者の数のみならず他のデータを考慮することができると
いう利点がある。例えば、交差する交通又は他の互いに反対方向への交通につい
ての情報を他の位置、例えば、この交通経路の又は他の交通経路の先の交通結合
点へ送信できる。同様に、情報として、道路使用者の交通経路上の前の交通のコ
ースについての統合情報又は累積情報を送信することができる。これは、例えば
、前に通過した交通結合点に混雑があることを通報する短い情報とするようにし
てもい。従って、交通サインは、大きな交通空間中の交通を混雑する交通結合点
がバイパスされるようにガイドすることができる。
【００４３】 特に、道路使用者による情報のリレータイプの送信の場合、交通経路の個々の
区域及び／又は個々の交通結合点に関して連結又はネットワーク化のより大きな
可能性を実現できる。これは、異なる交通時に、例えば、他の交通経路よりもメ
イン交通経路へ優先権を付与するために使用されるようにしてもよい。
【００４４】 更に、交通サインの送信機から近接しているがまだ離れている道路使用者へ次
に交通結合点での又は交通経路の次の区域における交通状況を指示する情報を送
信するようにしてもよい。特に、この情報は、道路使用者への行動要求、例えば
、最も好ましい移動スピードを含むようにしてもよい。これにより、交通サイン
の知的制御が、更なる交通フローの最適化のために、交通経路のノードや区域で
アシストされる。
【００４５】 送信パワーは、一つの交通区域又は交通結合点に対して責務を負う交通サイン
のみがこの区域から道路使用者の信号をピックアップできるように低く調整する
ようにしてもよく、それによって、他の交通サインを影響されないままとし、更
に影響されないままに保持されるべき他の交通経路区域又は他の交通結合点の交
通サインへの影響をほぼ除去することが可能となる。個々の異なりかつ特定の交
通経路における交通又は移動の特定の方向への交通を選択的に登録することがで
きるために、道路使用者信号を送信及び受信するため及び情報を道路使用者に送
信するために送信及び受信システムに特定の交通経路における又は特定の交通経
路からの、又は特定の交通経路の特定の方向における又は特定の方向からの信号
のみを送信及び受信できるアンテナを装備するようにしてもよい。特に、この場
合に適するものは、例えば、マイクロ波範囲における高い信号周波数のためのホ
ーンアンテナである。
【００４６】 送信及び受信のためにある制限された立体角を有するアンテナは、特に、交通
状況についての更なる情報を送信及び受信のために使用される。例えば、複数の
道路使用者の信号が交通経路の一つの方向又は二つの方向から別々に検出される
と、受信周波数のドップラーシフトを介して又は特定の受信周波数バンドをスプ
リットすることから道路使用者の移動の状態について提示することが可能である
。特に、停止した又は移動している交通を認識することができ、かつ道路使用者
の移動スピードでさえ決定可能である。
【００４７】 これによって、本発明の交通ガイダンスシステムが渋滞した状況を認識するこ
と及びこの情報を道路使用者に介して運びかつ広めることができる。これによっ
て、交通ガイダンスシステムの自己制御に影響を及ぼすことが可能となる。更に
、交通モニタリング、例えば、スピードチェックは、特定の交通サインで自動的
に行うようにしてもよい。
【００４８】 無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号を減衰させことによる天
気の状況の決定に関して、道路使用者の信号が、例えば水分子によって特に高い
減衰を受けるように送信周波数を選択するようにしてもよい。この例の場合、道
路使用者の送信機の送信パワーが一定であり、かつ標準化されていると仮定され
る。次に、無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号の対応する電界
減衰によって、雨、霧の存在、又は雪及び凍結の兆候を推定することが可能とな
る。
【００４９】 最も簡単な態様としては、一体的に登録された送信パルスレートによって送信
パルスの一体的に登録された受信パワーを標準化することによって電界減衰を決
定するようにしてもよい。結果として、次に、受信位置における放射の電界減衰
後の道路使用者の平均送信パワーを道路使用者の標準送信パワーのために既知で
ある電界減衰がない場合の同じ理論的量と比較すればよい。この比較から、受信
パワーの指数的距離依存性により電界減衰、従って雨や霧の平均濃度を決定する
ことが可能である。より正確な方法で変数を含むようにしてもよい。
【００５０】 好適な周波数範囲は、例えば、放射に対して水分吸収共鳴や高散乱断面が存在
する範囲である。これらは、例えば、２４ＧＨｚの範囲及びより高い無線周波数
範囲である。特に、例えば、交通のスピードや通行の禁止や交通レーンの閉鎖を
調整する交通サインと組合せて交通を方向付けるために、本発明の交通ガイダン
スシステムの使用によって、天気の状況を考慮することにより重要な安全につい
ての利点が得られる。
【００５１】 本発明の交通ガイダンスシステムの更なる発展態様では、交通ガイド機能は、
道路使用者のためのナビゲーション機能で補充されるようにしてもよい。センサ
に関連するメモリは、交通データのみならず、交通経路についての情報、例えば
、近接する交通経路の交差点の方向、交通経路のノード及び交通経路の区域を含
むようにしてもよい。更に、予め決定可能な目的地、例えば、ビルディング、橋
、トンネル、景色のような、交通経路に沿う明確な施設、又は、例えば、ストア
、プラント、銀行、レストラン、ホテル、映画館、ガソリンスタンド、情報オフ
ィス、のような商業施設、例えば、劇場、カジノ、博物館、美術館、教会、スポ
ーツ施設、水泳プール、動物園、学校、大学施設、駐車場、官庁、政府部局、病
院、健康リゾート場、公園、警察署、軍の施設、鉄道の駅、空港等、を記憶する
ことが可能である。製造プラントにおける材料輸送（交通）の範囲内で、例えば
、倉庫区域の位置、収納室、処理ライン、アセンブリライン、分類ステーション
、パッキングステーション、測定及びテスト装置、積み出し区域等を記憶するこ
とが可能である。この情報をあらゆる観察対象の交通空間の各交通サインで検索
可能である。
【００５２】 ナビゲーションの助けを使用したい各道路使用者は、彼の目的地を彼に対応し
て装備された送信機へ指示する。これは、交通目的地のアドレスの記述であり得
る。次に、送信機は、一定間隔で、又は連続的に、又は交通サインから予め決定
可能な距離に到達すると、グループで交通目的地を記憶する交通サインへ目的地
要求を送信する。予め決定可能な距離の認識は、交通サインの信号によって発生
するようにしてもよい。夫々のグループは、道路使用者が希望する交通目的地へ
到達するように移動しなければならない交通方向に関連付けられるようにしても
い。
【００５３】 この要求に応えて、交通サインの送信機は、道路使用者の受信機へ道路使用者
が交通サインに又はその後に従わなければならない方向又は移動についての情報
を送信する。上述のように、特に方向についての情報は、例えば、交通渋滞や悪
天候エリアを回避及びバイパスするために、別法として方向の指示を変更するよ
うに局所交通状況及び局所交通状態を考慮するようにしてもよい。更に、所定の
メイン交通経路では、交通のビジターをその目的地へガイドすることができ、そ
れによって交通空間のあるエリア、例えば、居住エリアを交通から緩和すると共
に静寂にする。道路使用者にとって、交通ネットワークや交通制御の変化のため
に短い時間で地理的マップ資料がしばしば時代遅れになり、従って、多分使用で
きないので、本発明では、訪問した交通空間に対するそのような資料を準備する
必要がないという大きな利点を提供する。しかしながら、交通サインのメモリは
、何時でも更新され得る。これは、例えば、好ましくはアドレス可能交通サイン
への無線送信、及び／又は光学送信、及び／又は音響送信によって行うようにし
てもよい。
【００５４】 一つの交通サインから他の一つの交通サインへ送信される切り換え命令のため
の信号は、道路使用者の信号、及び道路使用者へ向けられる信号とは、異ならせ
ることができ、かつそれらは、異なる送信チャネル上並びに異なる送信周波数及
び送信方法で送信されるようにしてもよい。
【００５５】 本交通ガイダンスシステムは、切り換え信号のため、及び交通データとナビゲ
ーションデータのための複数の送信チャネルを装備するようにしてもよい。この
結果、個々の交通サイン及び道路使用者の装置は、アドレス可能とされ得る。次
に、ある送信方法によってアドレス又は方向付けられる、例えば、デジタル化及
びコード化された、交通状況に関するデータ、又は切り換え命令、又はナビゲー
ションデータを送信可能である。交通サイン同士の必要な通信の例として、無線
送信方法（”トークンリング”方法）を使用することが可能である。無線技術構
成のための実施の形態として、ドイツ国出願第１９５ ３５ ０２１．９号、第
１９７ ２０ ２３６．５号、第１９７ ２６ ９５６．７号、及び第１９６
０８ ８４６．１号に開示されている分散無線送信方法に基づく無線送信方法を
用いるようにしてもよい。
【００５６】 交通サインを切り換えるために、ある切り換え動作をプログラム可能に交通サ
インの動作ユニットに適用し、これらの動作ユニットを、無線受信機、及び／又
は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機、無線送信機、及び／又は光学信
号送信機、及び／又は音響信号送信機、メモリを有する処理ユニット、及び切り
換えデバイスから構成されるようにしてもよい。例えば、ある最適化要求を満足
するように切り換え動作を予め決定するようにしてもよい。従って、可能な限り
上昇や減少、換言すれば、例えば、送信パルスレート及び受信機によって受信さ
れる送信パルスレートの絶対強度の変化を最小化するように、切り換え動作や切
り換え時、切り換え周波数、切り換え期間、等の切り換えパラメータを調整する
ことが可能である。これは、可能な限りスムーズな交通フローに対応する。特に
、各個別の動作ユニットは、その切り換え動作を交通データへ方向付け、データ
は全ての依存動作ユニットへ送信される。
【００５７】 例えば、これは、全ての登録された個々の送信パルスレート及び／又は個々の
交通サインの送信パルスレートの個々の変化の合計とするようにしてもよい。こ
の結果、全ての動作ユニットは、決定するために同じデータを利用でき、かつ交
通制御及び交通フローの不安定な動作を引き起こす個別の交通サインにおける異
なる切り換え動作を防止することができる。
【００５８】 この切り換え動作は、各動作ユニットが切り換えパラメータを変化させること
によって「試行錯誤」方法で最も好ましい調整を検出するように自身を発展する
ことでき、かつそれを効果に関連付ける方法でテストするようにしてもよい。次
に、各動作ユニットが全ての切り換えパラメータを変動させることができる変動
法を使用するようにしてもよい。交通サインや交通結合点の個々の動作ユニット
によって切り換えパラメータの変動は、予め定義可能な方法を介して実行される
ようにしてもよい。この方法では、多くかつ所定の動作ユニットが同時に又は順
次変化させることのみが、できるだけ効率的に最適化するために必要である。こ
の結果、動作ユニットは、無線データ、及び／又は光学データ、及び／又は音響
データを交換することができる。
【００５９】 切り換えパラメータのこれらの調整は、動作ユニットが同様な交通状況におい
て以前に使用しかつ指示した調整によって大まかに事前決定されるようにしても
よい。この結果、交通状況及びそれに適用される切り換えパラメータ調整につい
てのそのようなデータを記憶することが必要である。このため、例えば、相互切
り換えが発生する交通結合点の交通サインの動作ユニットや交通サインのグルー
プは、学習することとなる。
【００６０】 交通結合点の動作ユニットが論理処理によって切り換えを決定すると、それは
、そのために決定されているチャネル上の所定の依存交通サインへ切り換え命令
を送信すると同時に自分自身を切り換える。次に、依存交通サインは、同時に切
り換えられる。各交通サインは、例えば、交通結合点の全ての他の依存交通サイ
ンを切り換えることができる。上述のように、切り換えは、全ての動作ユニット
に対して同じ最適化ベースを有する最適化処理によって行われる。
【００６１】 異なる交通結合点と異なる交通経路区域の動作ユニットのグループは、共にニ
ューラルスイッチング（切り換え）ネットワークを形成する。交通結合点又は交
通経路区域の動作ユニットは、ニューラルスイッチ（ニューロン）を形成し、こ
れらのニューラルスイッチは、交通調整によって自身がネットワーク化され、か
つ連続する交通量又は交通フローによって刺激される。理論的検討から、このニ
ューラル交通ガイダンスネットワークシステムが自動的にそのエリアの全体の交
通フローを最適化するということが期待される。大きな交通空間において、本発
明は、外部からの交通管理を行うことなく、自身によって交通状況や交通フロー
を最適化でき、かつ大きな相互接続交通の問題を解決できる。これは、特に、交
通問題を解決するため又は交通を最適化するために必要な大量の交通データが全
ての交通結合点と交通経路区域で個々に収集でき、全体が少量に分散されてそこ
で直接処理されること、及びニューラルネットワークとしての全体の交通ガイダ
ンスシステムは、従来の大きなコンピュータと共通するような、略同一の処理キ
ャパシティを有することが可能となる。
【００６２】 ここで記述された交通ガイダンスシステムの利点は、一方では、経済の分野で
得られ、他方では、技術の分野で得られる。本発明では、システムが大型コンピ
ュータを制御する中央交通ガイダンス設備及びそのために必要な操作員を必要と
しないので、基本的な装置と動作に関して今まで可能であったものよりも実質的
によりコスト的に好ましい態様で、好ましくはナビゲーションと天気警報システ
ムの組合せを有する交通ガイダンスシステムを利用可能とする。更に、交通セン
サ及び交通経路の交通サインへ接続するための別の電気通信ネットワークは必要
ない。
【００６３】 本発明では、既存の交通サインを知的交通ガイダンスシステムの構成要素へ改
装することが可能であり、その場合、必要なセンサは、非常にコスト的に好まし
い受信機を装備することができる。既存の交通サインは、改造されることができ
、かつ交換される必要はない。更に、例えば、交通結合点の依存交通サイン間の
交通レーンでの高価なケーブル接続を回避することができる。特に、本発明の交
通ガイダンスシステムでは、非常にコスト的に有利なナビゲーションシステムを
実現することが可能であり、このシステムは、道路使用者の側で、道路測定デバ
イス、衛星支援位置測定デバイス、映像化構成要素、高価なプロセッサ、記憶ユ
ニット、及び、例えば、電子記憶媒体中の地理的マップ資料を必要としない。従
って、それらを接続するためのコストを回避できる。
【００６４】 技術分野において、本発明の交通ガイダンスシステムは、従来の交通ガイダン
スシステムよりもかなりフレキシブルな交通ガイダンスシステムを創設する。フ
レキシブルな態様としては、異なる時に、異なる交通状態と交通状況、及び自動
的かつ自己制御態様において天気状態に応答可能である。更に、このシステムは
、一般的に又は所定の状況において、道路使用者の個々のグループの要求に局所
的に応答可能である。特に、本システムは、好ましくは、モバイル電話機を介し
て、都市における歩行者を統合してビジター交通をその目的地へ向けることを可
能とする。更に、本システムは、例えば、特殊車両交通の場合や悪天候状況にお
けるようなある例外的状況での道路使用者の安全性を増加する。このような条件
は、従来の交通ガイダンスシステムによっては認識されずかつ十分にフレキシブ
ルには制御され得ない。特に、本発明は、統合天気警報システム及び統合ナビゲ
ーションシステムを実現でき、それらは、例えば、モバイル電話機のような電気
通信装置を介して使用されることができ、かつ従って、自動車のドライバのよう
な道路使用者のみならず歩行者でも利用可能である。システムのネットワーク化
は、特に簡単な態様において、移動する交通自体によって発生する。後者は、更
なる交通情報のキャリアとしても働き得る。これによって、電気通信装置を介す
るネットワーク化が回避される。
【００６５】 道路使用者を交通情報のキャリアとして含む、最も簡単な場合では、無線受信
機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機を有するセンサが、
最初に一方向における交通レーン上の平均スピード、及び／又は交通量、及び／
又は天気状況を検出することが可能である。渋滞状況や他の好ましくない交通状
況がこの測定点で現れると、無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又
は音響信号受信機によって、反対方向に、即ち、本来観察されている交通が来た
方向に、近づいて来る交通を介して情報を送信することが可能である。近づいて
来る交通の道路使用者の動作ユニットは、移動するリレー局として働き、それら
は、好ましくは、短い送受信範囲のみを有するが、それらの移動及び繰り返しの
情報送信のために、必要ならば、長い送信距離でさえ情報を送信する。これによ
って、例えば、混雑前に観察された交通が以前に通過したエリアに配置された交
通サインの無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機
が混雑状況や好ましくない交通状態についての情報をピックアップでき、かつ、
例えば、混雑したエリアの前の交通サイン上のスピード制限値を減少でき、交通
の迂回を行うことができる。これは、混雑を解消することや好ましくない好悪通
状態をバイパスすることに寄与すると共に、交通フローを改良することに寄与す
る。この場合、特に、一つの方向へ流れる交通のグループスピードを決定するこ
とができる。
【００６６】 別な態様として又は上記に加えて、元々の観察対象の交通の道路使用者自身が
混雑又は好ましくない交通状態に近づいてと近づいて来る交通によって送信され
た情報の受信機となるようにしてもよい。従って、情報は、交通サインを介して
道路使用者へ送信される必要はないが、例えば、自動車に配置された道路使用者
の動作ユニットによって直接受信されるようにしてもよい。この動作ユニットは
、道路使用者に対応する反応、例えば、スピードの減少や移動方向の変更、及び
／又はそのような反応の自動的な発現を招くことができるようにしてもよい。こ
の自動手順は、制動システムにおける、スピード制御デバイスにおける、及び／
又は加速装置の位置における、協動を含むようにしてもよく、又は、ナビゲーシ
ョンシステム内で考慮可能とするようにしてもよい。
【００６７】 従来の交通ガイダンスシステム、例えば、歩行者交差点や建設工事現場の無線
制御光信号システム、又は、例えば、可変スピード制限信号機のような無線制御
可変交通サインは、実務上公知となっている。しかしながら、それらは、中央交
通経路ポイントと交通サインとの間のみの距離が無線送信によって行われて、高
価なケーブル接続を回避している設備である。
【００６８】 全体として、本発明の交通ガイダンスシステムは、全ての交通に関連するパラ
メータが考慮されている、交通空間での交通状況を改良するための選択的で、非
常に効果的で、かつ高いフレキシビリティを有する交通ガイダンスシステムを開
示している。これに関連して、交通経路ポイントと電気通信ネットワークを有す
る従来の交通ガイダンスシステムの設置のための高いコストが回避される。
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１０月２０日（２０００．１０．２０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項８】 前記無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は
音響信号受信機が、信号パルスレート及び該変化、及び／又は受信パワー及び該
変化を検出及び好ましくは記憶するために設計及び構成されたことを特徴とする
請求項１乃至請求項７のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項９】 前記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は
音響信号送信機、並びに、交通サインの無線受信機、及び／又は光学信号受信機
、及び／又は音響信号受信機が、交通結合点又は交通経路の区域の特定の交通サ
イン間で相互依存的に切り換えられるように、特に相互無線通信用に設計及び構
成されたことを特徴とする請求項１乃至請求項８のいずれか１項に記載の交通ガ
イダンスシステム。
【請求項１０】 前記無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又
は音響信号受信機が、移動中の道路使用者の信号周波数のドップラーシフト、す
なわち、道路使用者の移動状態、を検出及び好ましくは記憶するために設計及び
構成されたことを特徴とする請求項１乃至請求項９のいずれか１項に記載の交通
ガイダンスシステム。
【請求項１１】 予め決定可能な相互依存交通サインのグループ、好まし
くは、異なる交通結合点又は交通経路の区域に関連付け可能なグループが、交通
経路上の交通フローによってネットワーク化され、及び／又は相互影響可能なこ
とを特徴とする請求項１乃至請求項１０のいずれか１項に記載の交通ガイダンス
システム。
【請求項１２】 前記無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又
は音響信号受信機、メモリを有する処理ユニット、及び切り換えデバイスが、前
記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機に関連付
けられたことを特徴とする請求項３乃至請求項１１のいずれか１項に記載の交通
ガイダンスシステム。
【請求項１３】 前記道路使用者及び／又は交通サインに関連付けられた
、前記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機、並
びに、無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機が、
無線リレー、及び／又は光学信号リレー、及び／又は音響信号リレーとして設計
及び構成されたことを特徴とする請求項２乃至請求項１２のいずれか１項に記載
の交通ガイダンスシステム。
【請求項１４】 道路使用者の異なるグループの信号が、状況の必要性に
応じて好ましくは異なることを特徴とする請求項１乃至請求項１３のいずれか１
項に記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項１５】 前記交通サインの予め決定可能な切り換え動作が、前記
無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号により影響され得ることを
特徴とする請求項１乃至請求項１４のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシス
テム。
【請求項１６】 前記交通サインの切り換えが、ピックアップされた交通
データ及び／又はピックアップされた天気データの比較に基づいて発生すること
を特徴とする請求項１乃至請求項１５のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシ
ステム。
【請求項１７】 前記無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又
は音響信号受信機が、前記道路使用者の無線信号、及び／又は光学信号、及び／
又は音響信号の電界減衰、すなわち、天気状況、特に、雪、雨、及び霧状況、を
検出及び好ましくは記憶するために設計及び構成されたことを特徴とする請求項
１乃至請求項１６のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項１８】 前記切り換え動作が、最適化処理によって影響を及ぼさ
れることを特徴とする請求項１乃至請求項１７のいずれか１項に記載の交通ガイ
ダンスシステム。
【請求項１９】 前記最適化処理が、前記切り換え処理に影響を及ぼすパ
ラメータの変動処理であることを特徴とする請求項１８に記載の交通ガイダンス
システム。
【請求項２０】 他の交通サインに依存する１の交通サインの切り換えが
、前記他の交通サインによって影響され得ることを特徴とする請求項１乃至請求
項１９のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項２１】 ニューラル交通ガイダンスネットワークシステムとして
設計及び構成されたことを特徴とする請求項１乃至請求項２０のいずれか１項に
記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項２２】 更に、前記道路使用者のためのナビゲーションシステム
として設計及び構成されたことを特徴とする請求項１乃至請求項２１のいずれか
１項に記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項２３】 前記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又
は音響信号送信機、並びに、交通サインの無線受信機、及び／又は光学信号受信
機、及び／又は音響信号受信機が、道路使用者の無線送信機、及び／又は光学信
号送信機、及び／又は音響信号送信機、及び無線受信機、及び／又は光学信号受
信機、及び／又は音響信号受信機、並びに、その逆と通信するように設計及び構
成されたことを特徴とする請求項２乃至請求項２２のいずれか１項に記載の交通
ガイダンスシステム。
【請求項２４】 前記交通経路の地理的及び／又は地勢的特徴についての
プログラム可能な情報、特に、道路使用者の交通目的地についての情報が、メモ
リに記憶可能であることを特徴とする請求項１乃至請求項２３のいずれか１項に
記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項２５】 前記メモリが、少なくとも一つの交通サインに関連付け
られたことを特徴とする請求項２４に記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項２６】 前記交通目的地についての情報が、前記交通目的地の方
向に関連付けられたグループに記憶されることを特徴とする請求項２４又は請求
項２５に記載の交通ガイダンスシステム。
【請求項２７】 更に、天気情報システムとして設計及び構成されたこと
を特徴とする請求項１乃至請求項２６のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシ
ステム。
【請求項２８】 請求項１乃至請求項２７のいずれか１項に記載の交通ガ
イダンスシステム用の、道路使用者によって発出される無線信号、及び／又は光
学信号、及び／又は音響信号用の無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び
／又は音響信号受信機により特徴付けられた電子デバイス。
【請求項２９】 請求項１乃至請求項２７のいずれか１項に記載の交通ガ
イダンスシステム用の、無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号を
発出するための、無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号
送信機により道路使用者側を特徴付ける電子デバイス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ＤＥ９８０１３０１ (32)優先日 平成10年５月11日(1998．5．11) (33)優先権主張国 ドイツ（ＤＥ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，Ｕ Ｓ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ Ｆターム(参考） 5H180 AA01 AA21 BB02 BB04 BB05 BB13 BB20 CC02 CC11 CC15 CC18 DD04 DD07 EE03 EE08 EE13 EE14 FF05 FF12 FF13 JJ01 JJ06 JJ08 JJ10 JJ11 JJ15

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 瞬間的交通状況を検出するためのセンサを有し、交通移動を
    制御、ガイド、及び／又は最適化するための交通ガイダンスシステムにおいて、 前記センサが、道路使用者によって発出される無線信号、及び／又は光学信号
    、及び／又は音響信号用の無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は
    音響信号受信機を備えたことを特徴とする交通ガイダンスシステム。
  2. 【請求項２】 前記センサが、交通サイン、好ましくは信号灯システム、に
    関連付けられたことを特徴とする請求項１に記載の交通ガイダンスシステム。
  3. 【請求項３】 無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信
    号送信機が、前記信号を発出する道路使用者に関連付けられたことを特徴とする
    請求項１又は請求項２に記載の交通ガイダンスシステム。
  4. 【請求項４】 前記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音
    響信号送信機が、前記道路使用者である自動車に関連付けられた、及び／又は該
    自動車に配備されたことを特徴とする請求項３に記載の交通ガイダンスシステム
    。
  5. 【請求項５】 前記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音
    響信号送信機が、電気通信デバイス、遠隔測定デバイス、無線受信機、又は他の
    電気デバイスに、サブアセンブリとして又はモジュールとして統合されたことを
    特徴とする請求項３又は請求項４に記載の交通ガイダンスシステム。
  6. 【請求項６】 前記無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号が
    、予め決定可能な送信周波数を有する周期的送信パルスであることを特徴とする
    請求項１乃至請求項５のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステム。
  7. 【請求項７】 無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信
    号送信機、メモリを有する処理ユニット、及び切り換えデバイスが、前記センサ
    に関連付けられたことを特徴とする請求項１乃至請求項６のいずれか１項に記載
    の交通ガイダンスシステム。
  8. 【請求項８】 前記センサ、好ましくは前記無線受信機、及び／又は光学信
    号受信機、及び／又は音響信号受信機により、交通をガイドするための交通デー
    タが完全に分散されて収集及び処理されることを特徴とする請求項１乃至請求項
    ７のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステム。
  9. 【請求項９】 前記無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音
    響信号受信機が、信号パルスレート及び該変化、及び／又は受信パワー及び該変
    化を検出及び好ましくは記憶するために設計及び構成されたことを特徴とする請
    求項１乃至請求項８のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステム。
  10. 【請求項１０】 前記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は
    音響信号送信機、並びに、交通サインの無線受信機、及び／又は光学信号受信機
    、及び／又は音響信号受信機が、交通結合点又は交通経路の区域の特定の交通サ
    イン間で相互依存的に切り換えられるように、特に相互無線通信用に設計及び構
    成されたことを特徴とする請求項１乃至請求項９のいずれか１項に記載の交通ガ
    イダンスシステム。
  11. 【請求項１１】 前記無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は
    音響信号受信機が、移動中の道路使用者の信号周波数のドップラーシフト、すな
    わち、道路使用者の移動状態、を検出及び好ましくは記憶するために設計及び構
    成されたことを特徴とする請求項１乃至請求項１０のいずれか１項に記載の交通
    ガイダンスシステム。
  12. 【請求項１２】 予め決定可能な相互依存交通サインのグループ、好ましく
    は、異なる交通結合点又は交通経路の区域に関連付け可能なグループが、交通経
    路上の交通フローによってネットワーク化され、及び／又は相互影響可能なこと
    を特徴とする請求項１乃至請求項１１のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシ
    ステム。
  13. 【請求項１３】 前記無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は
    音響信号受信機、メモリを有する処理ユニット、及び切り換えデバイスが、前記
    無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機に関連付け
    られたことを特徴とする請求項３乃至請求項１２のいずれか１項に記載の交通ガ
    イダンスシステム。
  14. 【請求項１４】 前記道路使用者及び／又は交通サインに関連付けられた、
    前記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送信機、並び
    に、無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は音響信号受信機が、無
    線リレー、及び／又は光学信号リレー、及び／又は音響信号リレーとして設計及
    び構成されたことを特徴とする請求項２乃至請求項１３のいずれか１項に記載の
    交通ガイダンスシステム。
  15. 【請求項１５】 道路使用者の異なるグループの信号が、状況の必要性に応
    じて好ましくは異なることを特徴とする請求項１乃至請求項１４のいずれか１項
    に記載の交通ガイダンスシステム。
  16. 【請求項１６】 前記交通サインの予め決定可能な切り換え動作が、前記無
    線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号により影響され得ることを特
    徴とする請求項１乃至請求項１５のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステ
    ム。
  17. 【請求項１７】 前記交通サインの切り換えが、ピックアップされた交通デ
    ータ及び／又はピックアップされた天気データの比較に基づいて発生することを
    特徴とする請求項１乃至請求項１６のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシス
    テム。
  18. 【請求項１８】 前記無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／又は
    音響信号受信機が、前記道路使用者の無線信号、及び／又は光学信号、及び／又
    は音響信号の電界減衰、すなわち、天気状況、特に、雪、雨、及び霧状況、を検
    出及び好ましくは記憶するために設計及び構成されたことを特徴とする請求項１
    乃至請求項１７のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステム。
  19. 【請求項１９】 前記切り換え動作が、最適化処理によって影響を及ぼされ
    ることを特徴とする請求項１乃至請求項１８のいずれか１項に記載の交通ガイダ
    ンスシステム。
  20. 【請求項２０】 前記最適化処理が、前記切り換え処理に影響を及ぼすパラ
    メータの変動処理であることを特徴とする請求項１９に記載の交通ガイダンスシ
    ステム。
  21. 【請求項２１】 他の交通サインに依存する１の交通サインの切り換えが、
    前記他の交通サインによって影響され得ることを特徴とする請求項１乃至請求項
    ２０のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシステム。
  22. 【請求項２２】 ニューラル交通ガイダンスネットワークシステムとして設
    計及び構成されたことを特徴とする請求項１乃至請求項２１のいずれか１項に記
    載の交通ガイダンスシステム。
  23. 【請求項２３】 更に、前記道路使用者のためのナビゲーションシステムと
    して設計及び構成されたことを特徴とする請求項１乃至請求項２２のいずれか１
    項に記載の交通ガイダンスシステム。
  24. 【請求項２４】 前記無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は
    音響信号送信機、並びに、交通サインの無線受信機、及び／又は光学信号受信機
    、及び／又は音響信号受信機が、道路使用者の無線送信機、及び／又は光学信号
    送信機、及び／又は音響信号送信機、及び無線受信機、及び／又は光学信号受信
    機、及び／又は音響信号受信機、並びに、その逆と通信するように設計及び構成
    されたことを特徴とする請求項２乃至請求項２３のいずれか１項に記載の交通ガ
    イダンスシステム。
  25. 【請求項２５】 前記交通経路の地理的及び／又は地勢的特徴についてのプ
    ログラム可能な情報、特に、道路使用者の交通目的地についての情報が、メモリ
    に記憶可能であることを特徴とする請求項１乃至請求項２４のいずれか１項に記
    載の交通ガイダンスシステム。
  26. 【請求項２６】 前記メモリが、少なくとも一つの交通サインに関連付けら
    れたことを特徴とする請求項２５に記載の交通ガイダンスシステム。
  27. 【請求項２７】 前記交通目的地についての情報が、前記交通目的地の方向に
    関連付けられたグループに記憶されることを特徴とする請求項２５又は請求項２
    ６に記載の交通ガイダンスシステム。
  28. 【請求項２８】 更に、天気情報システムとして設計及び構成されたことを
    特徴とする請求項１乃至請求項２７のいずれか１項に記載の交通ガイダンスシス
    テム。
  29. 【請求項２９】 請求項１乃至請求項２８のいずれか１項に記載の交通ガイ
    ダンスシステム用の、道路使用者によって発出される無線信号、及び／又は光学
    信号、及び／又は音響信号用の無線受信機、及び／又は光学信号受信機、及び／
    又は音響信号受信機により特徴付けられた電子デバイス。
  30. 【請求項３０】 請求項１乃至請求項２８のいずれか１項に記載の交通ガイ
    ダンスシステム用の、無線信号、及び／又は光学信号、及び／又は音響信号を発
    出するための、無線送信機、及び／又は光学信号送信機、及び／又は音響信号送
    信機により道路使用者側を特徴付ける電子デバイス。
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