JP2002503850A - 電子デバイスおよび電子装置を製造および設計する方法 - Google Patents

電子デバイスおよび電子装置を製造および設計する方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子装置におけるチャネルの配線の設計を効率化する。 【解決手段】 この発明はチャネルを有する超大規模集積装置のような電子装置の製造方法に関する。チャネルのルーティングは始めに全ての個々の端子が端子の垂直制限グラフにおける個々のノードによって表わされる構成的な手法に基づいて行なわれる。個々の端子の間の個々の制限は別個のエッジによって表現される。この手法は困難な部類のルーティング問題を効率的な方法で解決できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
この発明は一般的には、プリント回路基板および半導体装置のような、電子装
置の設計および製造の分野に関し、かつより特定的にはチャネルの配線の設計に
おける改善に関する。
【0002】
【発明の背景】
チャネルの配線の設計に対しては、従来技術から多数の手法が知られている。
ナビード・シャワニによる参考書「VLSI物理設計の自動化のためのアルゴリ
ズム(Algorithms for VLSI Physical Desi
gn Automation)」、第2版、1995年、クルーワ・アカデミッ
ク・パブリッシャーズにおいては、特に頁267〜339において、従来技術の
ルーティング手法の概説が与えられている。
【0003】 チャネルルーティングのために従来技術において通常使用されている一つの手
法は垂直制限グラフ(vertical constraint graph)
の手段によるルーティング問題のモデリングまたはモデル化(modeling
)である。垂直制限グラフにおいては、ルーティングされるべき各々のネット(
net)は該グラフにおける一つのノード(node)によって表わされる。も
しあるネットのいずれかの端子と他のネットのいずれかの端子の間に垂直制限(
vertical constraint)が存在すれば、垂直制限グラフにお
ける二つの対応するノードは前記垂直制限を表わすためにダイレクテッド・エッ
ジまたは有向エッジ(directed edge)によって接続される。この
ようにして、始めはルーティングされるべき各々のネットはチャネルにおける一
つだけの水平トランクによってルーティングできるものと仮定される。
【0004】 前記垂直制限グラフに何らかのサイクル(cycles)が存在すれば、これ
らはトランクの実際の割当ての前に「ドッグレッギング(doglegging
)」と称される技術によって除去されなければならない。ドッグレッギング技術
はまた上で述べたナビード・シャワニによる文献の、7.4.2.2章、299
〜301頁に述べられている。ドッグレッギング技術のより詳細な説明はディー
・エヌ・ドイッチ、「ドッグレッグ・チャネル・ルータ(A dogleg c
hannel router)」、Proceeding of 13th A
CM/IEEE Design Automation Conference
、425〜433頁、1976年に、かつプレアス、「ノンターミナル・ドック
レッグによるチャネルルーティング(Channel Routing wit
h Non−Terminal Doglegs)」、Proceedings of the European Design Automation C
onference、1990年3月、グラスゴー、英国、451〜458頁に
与えられている。
【0005】 図1を参照して、垂直制限グラフおよびチャネルルーティングのためのドッグ
レッギングを使用する一般的な従来技術の手法をより詳細に説明する。
【0006】 ステップ100において、ルーティングされるべき同じネットの全ての端子(
terminals)がチャネルにおける一つの単一の仮想のトランク(ima
ginary trunk)に論理的に統合される。ステップ102において、
垂直制限グラフ(VCG)がこの抽象化(abstraction)に従って構
築される。
【0007】 ステップ104において、ステップ102において構築された垂直制限グラフ
がサイクル(cycles)を有するか否かが判定される。もし何らのサイクル
も存在しなければ、これは該チャネルが実際にステップ100で規定された仮想
のトランクを使用することにより導くことができることを意味する。この場合、
配線レイアウトを生成するためにステップ106においてトランクが実際にチャ
ネルに割り当てられる。
【0008】 もし垂直制限グラフにサイクルがあれば、制御はステップ104からステップ
108に進む。ステップ108において、垂直制限グラフにおけるサイクルがド
ッグレッギングの手段によって除去される。ドッグレッギングによって、ステッ
プ100において定義された仮想のトランクがセグメントに分解されて競合する
垂直制限を除去する。次に、ステップ106において、チャネルに対するトラン
クの割当てが行なわれる。
【0009】 この従来技術の手法の主な不都合はネットの数によって4の累乗で(the
power of four)増大する計算機的な要求および、長い計算の後で
も、実際に遭遇する全ての種別のチャネルルーティング問題に対してトランクが
チャネルに割り当てられる前にステップ108において全てのサイクルが除去で
きるという保証がないという事実である。したがって、電子装置を設計しかつ製
造するための強化された方法の必要性が存在する。
【0010】
【発明の概要】
本発明の基礎をなす問題は基本的には独立請求項に記載された構成要件を適用
することにより解決される。好ましい実施形態は従属請求項に与えられている。
【0011】 本発明の方法はそれがいずれの従来技術の設計方法によっても解決方法が見つ
からなかった競合する垂直制限を有する集積回路チップまたはプリント回路基板
のような、電子装置を設計および製造できるようにすることにある。
【0012】 本発明の方法によって解決できる問題の種別は知られた従来技術の設計方法で
は解決できなった以下の種別を含む。 1.分割(splitting)はサイクルの数を低減する結果とならないた
め垂直制限グラフにおけるノードの分割によって解決できない競合する垂直制限
、および 2.それぞれのノードの分割はサイクルを生成しないため解決できない競合す
る垂直制限。
【0013】 本発明はそれが構成的または合成的手法(compositional ap
proach)を使用する点で有利である。始めに、ルーティングされるべきチ
ャネルの全ての端子が個々に端子の垂直制限グラフにおいて表現されかつまた個
々の端子の間に存在する垂直制限が前記端子の垂直制限グラフにおいて表現され
る。このようにして、解決されるべきルーティング問題に関する完全な情報が端
子の垂直制限グラフに含まれる。
【0014】 さらに、本発明の構成的な手法はそれがはるかに少ない計算時間を要求すると
いう点で有利である。計算機的な要求はネットの数とともに3の累乗で増大する
のみである。さらに、本発明によれば、解の存在が早い段階で予測できるから不
必要な計算時間が節約できる。
【0015】 さらに、本発明の方法は従来技術と比較してより弱い制限の下で適用でき、従
ってチャネルルーティング品質が改善できる。
【0016】 これは、より小型のチャネル配線設計を特徴としかつ従ってより少ないシリコ
ン基板スペースおよびより少ない電力消費を要求する強化された電子装置の設計
および製造につながる。本発明の方法から生じるより小型のチャネル配線設計は
また信号伝搬遅延によい影響を与えかつ従って電子デバイスおよび/またはそれ
が集積された、デジタル無線機またはオーディオ装置のような、電子装置の総合
的な動作速度によい影響を与える。
【0017】 さらに、本発明はそれがコンピュータで読取り可能な記憶媒体に格納されたコ
ンピュータプログラムによって容易に実施できる点で有利である。
【0018】
【好ましい実施形態の詳細な説明】
図2は、チャネル202を有する電子デバイスまたは電子装置200を示す。
該電子装置200は、デジタル電話またはオーディオ装置のような、任意の種類
の電子装置とすることができる。前記チャネルは上側または上部境界204およ
び下側または下部境界206を有する。上部境界204に沿って端子1.1,2
.1,3.1および3.2が左から右へとそれぞれコラムまたは列208,21
0,212および214に配置されている。
【0019】 下部境界206には、端子2.2,1.2,3.3および3.4がそれぞれ列
208,210,212および214に配置されている。端子1.1および1.
2はルーティングされるべき同じネット位置に属する。同様に、端子2.1およ
び2.2はネット2にかつ端子3.1,3.2,3.3および3.4はネット3
に所属する。
【0020】 端子1.1〜3.4は一組の端子またはターミナル(terminals)を
構成し、かつ同じネットに所属する端子はこの組の端子の部分集合またはサブセ
ット(sub−sets)を構成する。さらに、チャネル202はビア(via
s)218および220を備えた配線(wiring)216を有する。ビア2
18および220はいずれかの知られた従来技術のルーティングアルゴリズムに
従ってルーティングすることはできず、それは利用できる空の列がないという事
実に鑑みてドッグレッギングが可能ではないからである。対応する解決されない
競合する垂直制限が両側矢印(double−headed arrow)22
2によって示されている。本発明の教示は後により詳細に説明するようにそのよ
うな種類のルーティング問題を解決できるようにする。
【0021】 図3のフローチャートは本発明の設計方法の総合的な処理の流れを示す。ステ
ップ300において、ルーティングされるべきチャネルの端子の垂直制限グラフ
が構築される。端子の垂直制限グラフにおいては、ルーティングされるべき各々
のネットの各端子が始めに別個のノードで表わされかつ個々の端子の間の制約ま
たは制限は端子の垂直制限グラフ内の個々の有向エッジによって表わされる。
【0022】 ステップ302において、端子の垂直制限グラフのそのようなノードは併合さ
れこれは許容されない競合を生じることなくチャネルにおける一つの垂直ルーテ
ィングセグメントを表わすことができる。二つの他のノードの併合から生じる結
果として得られる端子の垂直制限グラフにおける対応するノードは始めは個々の
ノードで表わされた端子を表わし、さらに、結果として得られる併合されたノー
ドもまた新しいノードによって表わされる端子の共通の仮想トランクを表わす。
【0023】 ステップ304において、全てのネットが併合(merging)および/ま
たはドッグレッギング操作によって端子の垂直制限グラフにおいて接続されたか
否かが判定される。もし接続されておれば、トランクは実際にステップ306に
おいてチャネルに割り当てることができ、それによって配線の設計は完了する。
【0024】 もし接続されないネットがあれば、制御はステップ308に進む。ステップ3
08において、端子の垂直制限グラフの合計のレーティングまたは評点(rat
ing)が所定のしきい値と比較される。ここで考えられている例では、前記し
きい値は4である。もし合計のまたは総合のレーティングが前記しきい値より低
ければ、これはチャネルはルーティングできないことを示し(ステップ310)
、もしそうであれば設計プロセスは停止してさらなる計算機的な努力が節約でき
るようにする。
【0025】 もし前記総合のレーティングが前記しきい値以上であれば、制御はステップ3
12に進みドッグレッギングによって接続されないネットの端子を接続する。ド
ッグレッギングの後に、制御はステップ302に戻る。
【0026】 図4は、端子の垂直制限グラフの発生をより詳細に示す。ここで考慮される好
ましい実施形態においては、処理はルーティングされるべきチャネルの最も左の
列またはコラムからスタートする(ステップ400)。ステップ402において
、全ての列が処理されたか否かが判定される。もし処理されておれば、端子の垂
直制限グラフは完了する。もしそうでなければ、制御はステップ404に進む。
【0027】 ステップ404において最も左の列が現在の列と考えられる。現在の列に位置
する端子はチャネルの上部および下部境界に位置する端子へとソートされる(s
orted)。
【0028】 ステップ406において、現在の列における上部境界上に端子が存在するか否
かが判定される。もし存在すれば、ステップ408において、現在の列における
チャネルの上部境界上に位置するステップ406において識別された端子を表わ
す端子の垂直制限グラフにおいて新しいノードが作成される。
【0029】 ステップ410において、現在の列またはコラムがさらに他の端子を含むか否
かが判定される。もし含んでおれば、ステップ412において、現在のものから
新しいノードへのエッジとともに新しいノードが端子の垂直制限グラフにおいて
作成される。その後、前記新しいノードは現在のノードであると規定される。こ
れはステップ412において行なわれる。
【0030】 ステップ412が実行された後に、制御はステップ410に戻る。もしステッ
プ410において現在のコラムが前に処理されなかったさらに他の端子を含まな
いことが判定されれば、制御はステップ414に進む。
【0031】 ステップ414において、現在のコラムにおいて、下部境界上に端子が存在す
るか否かが判定される。もし存在しなければ、制御はステップ416に進む。ス
テップ416においては、ステップ414において識別されたチャネルの境界上
の空のまたは空きの(vacant)位置を表わす端子の垂直制限グラフにおい
て空きのノードが作成される。さらに、ステップ416において、現在のものか
ら前記空きのノードへとエッジが作成される。ステップ416が実行された後、
制御はステップ402に移る。
【0032】 もしステップ414においてチャネルの下部境界上に端子が存在することが判
定されれば、制御は直接ステップ402に移る。
【0033】 もしステップ406においてチャネルの上部境界上に端子が存在しないことが
判定されれば、制御はステップ418に進む。ステップ418においては、チャ
ネルの上部境界上の空きの位置を表わす空のノードとして端子の垂直制限グラフ
において新しいノードが作成される。新しいノードは現在のノードであると規定
される。ステップ418が実行された後、制御はステップ410に移る。
【0034】 図4に示される処理の結果として、ルーティングされるべき全てのネットの各
々の個々の端子は別個のノードによって端子の垂直制限グラフにおいて表わされ
る。さらに、その上に端子が配置されていないが配置することができるチャネル
の境界に沿った空きの位置は前記端子の垂直制限グラフにおける空きのノードま
たは空のノード(vacant nodes)によって表わされる。
【0035】 端子の間にかつまた空きの端子の間に存在する垂直制限はノードの間の有向エ
ッジによって表わされる。本発明の好ましい実施形態に従って端子の垂直制限グ
ラフが発生される方法から、端子の垂直制限グラフはサイクルを持ち得ないこと
が分かる。その理由は、各エッジは同じコラムに位置する一対の端子の間に存在
する垂直制限を表わすのみであるからである。
【0036】 図5を参照すると、図3のステップ302がより詳細に説明されている。ステ
ップ500において、ルーティングされるべきネットの内の任意の一つが現在の
ネットとして選択される。主たる手順が開始する前に、ちょうど二つの端子を有
するネットが識別される。もし該二つの端子がチャネルの同じコラムに位置して
おれば、そのような端子を表わす対応するノードがステップ502において併合
される。
【0037】 ステップ504において主たる手順が開始される。以下の説明において一般性
を失うことなく、ステップ300において作成される端子の垂直制限グラフはi
の数のエッジE1,E2,E3,…,Eiを有するものと仮定する。
【0038】 始めに、ステップ504において、エッジの各々の1つに対してレーティング
(rating)が計算される。エッジEjの個々のレーティングRj(Ej)
は加算されて総合のまたは合計のレーティングを生じる。次に、エッジがそれら
のレーティングに従って降下順(descending order)でソート
され、これによってリストL1を生じ、この場合L1={E1,E2,E3,…
,Ei}であり、E1が最も高いレーティングR1を有する。
【0039】 次に、ステップ506において、リストL2を発生するために、前記ソートさ
れたリストL1の始めから開始して最小数のエッジが識別される。リストL2は
L1の始めからのそのようなエッジのみを含み、これは予め規定されたしきい値
より上の総合のレーティングを生じ、この場合これは3である。リストL2を発
生するために、以下の条件が満たされるようにkの最小値が見出されなければな
らない。
【数1】 k Σ レーティング(Ej)>しきい値=3 j=1 これはリストL2を生じる。
【数2】 L2={E1,E2,E3,…,Ek}
【0040】 ステップ508において、全てのネットが既に処理されたか否かが判定される
。もし処理されておれば、図5のプロセスフローは終了し、かつ図3に示される
プロセスフローに戻り、そこではステップ304が次に実行されるステップとな
る。
【0041】 処理されていないネットがあれば、図5に示されるステップ510が次に実行
される。ステップ510においては、まだ処理されていない任意のネットが現在
のネットとして選択される。その現在のネットに対して、ルーティングされるべ
きチャネルの垂直制限グラフおよび端子制限グラフに鑑みて、局所的またはロー
カル垂直制限グラフが発生される。ローカル端子グラフの発生は次のように行な
われる。
【0042】 始めに、垂直制限グラフが従来技術からよく知られているようにして発生され
る。該垂直制限グラフにおいて、現在のネットを表わすノードが選択される。該
垂直制限グラフにおける選択されたノードは現在のネットに属する端子を表わす
端子の垂直制限グラフのノードによって置き換えられる。該垂直制限グラフの影
響を受けた(アフェクテッド:affected)エッジは前記端子の垂直制限
グラフの対応する置換ノード(substituent nodes)に接続さ
れる。
【0043】 現在のネットに対して発生されるべきローカル端子グラフは前記置換ノードを
備えている。さらに、前記ローカル端子グラフのいずれかの対のノードが方向の
ないエッジによって接続されるべきか否かは次の条件によって決定される。もし
前記垂直制限グラフの置換ノードの内の1つから考慮される対の他の置換ノード
への経路またはパスがあれば、前記ローカル端子グラフにおける考慮される対の
ノードの間にエッジがなければならない。
【0044】 ステップ512において、前記ローカル端子グラフが最小数の色またはカラー
によってペイントされ、それによってエッジによって接続されないローカル端子
グラフのノードのみが同じカラーを持つようにされる。いわゆる色彩数を見つけ
るためにグラフをカラーリングまたは色づけする方法は従来技術から知られてお
り、例えば次の文献に記載されている。すなわち、クロード・バージ、「グラフ
理論および応用(Theorie Des Graphes Et Ses A
pplication)」、デュノド、パリ、1958年、並びにジェイエイ・
ボンディおよびユーエスアール・マーティ、「グラフ理論および応用(Grap
h Theory with Applications)」、エルスビア・ノ
ース・ホランド、ニューヨーク、1980年、第8章「頂点の色付け」、133
頁、およびエヌ・クリストファイズ、「グラフの色彩数のためのアルゴリズム(
An Algorithm for the chromatic numbe
r of a graph)」、コンピュータ・ジャーナル、Vol.14、3
8〜39頁を参照することができる。
【0045】 ステップ514においては、全てのエッジのレーティングの合計によって与え
られる合計のレーティングがあるしきい値、ここで考慮される例では4、より下
であるか否かが判定される。
【0046】 もし合計のレーティングが4より下であれば、制御はステップ516に移る。
ステップ516においては、同じカラーを有するローカル端子グラフにおけるノ
ードが識別される。これらのノードは元の端子の垂直制限グラフからの置換ノー
ドである。もしローカル端子グラフにおいて同じカラーを有するノードによって
表わされる端子が同じ列に位置しておれば、前記端子の垂直制限グラフにおける
これらの端子を表わす対応するノードが併合される。次に、制御はステップ50
4に戻り、変換された端子の垂直制限グラフによって再び前記主たるプロセスを
実行する。
【0047】 もし合計のレーティングが4より小さくなければ、制御はステップ514から
ステップ518に移る。ステップ518においては、再び同じカラーを有するロ
ーカル垂直制限グラフのノードがグループ分けされる。同じカラーを有し、かつ
したがって同じグループにあり、そしてリストL2のエッジに接続されないロー
カル垂直制限グラフのそのようなノードが前記端子の垂直制限グラフに併合され
る。次に、制御はステップ504に戻る。
【0048】 次に図6を参照して、前記端子の垂直制限グラフのエッジのレーティングの計
算の好ましい実施形態をより詳細に説明する。ステップ600において、端子の
垂直制限グラフの全てのエッジが既に処理されたか否かが判定される。もし処理
されておれば、前記端子の垂直制限グラフの合計のレーティングが、ステップ6
02において、前記端子の垂直制限グラフに含まれる全てのエッジのエッジレー
ティングの全てを合計することにより計算される。
【0049】 もし前記端子の垂直制限グラフの全てのエッジがまだ処理されていなければ、
ステップ600において処理されていないエッジから任意のエッジが選択される
。該選択されたエッジは現在のまたは現行のエッジ(current edge
)であり、制御はステップ604に移り、そこで前記現在のエッジのレーティン
グが始めに予め規定された値、この例では0、にセットされる。
【0050】 ステップ606において、現在のエッジが併合操作(図3のステップ302を
参照)の結果である端子の垂直制限グラフにおけるノードから発出しているか否
かが判定される。もしこの条件が満たされれば、現在のエッジのレーティングが
予め規定された値、この場合は1、だけ増大される。これはステップ608にお
いて行なわれる。もしステップ606の条件が満たされなければ、ステップ60
8はバイパスされる。
【0051】 次に、ステップ610において、現在のエッジが前の併合操作から生じる端子
の垂直制限グラフにおけるノードに向けられているか否かが判定される。もしそ
うであれば、ステップ612において、現在のエッジのレーティングが予め規定
された値、この場合は1、だけ増大される。もしそうでなければ、ステップ61
2はバイパスされる。
【0052】 次に、ステップ614において、あるエッジが前記端子の垂直制限グラフにお
ける空きのノード(vacant node)に向けられているか否かが判定さ
れる。もしそうであれば、ステップ616において、現在のエッジのレーティン
グが予め定められた値、この場合は2、だけ増大される。もしそうでなければ、
ステップ616はバイパスされる。
【0053】 次に、ステップ618において、現在のエッジが空きのノードから発出してい
るか否かが判定される。もしそうであれば、現在のネットのレーティングが予め
規定された値、この場合は2、だけ増大される。これはステップ620において
行なわれる。そうでない場合は、ステップ620はバイパスされる。次に、制御
はステップ600に戻る。この処理は端子の垂直制限グラフの全てのエッジが処
理されるまで反復される。
【0054】 次に、図3のステップ312につき図7のフローチャートを参照してより詳細
に説明する。ステップ700において、前記端子の垂直制限グラフの任意のエッ
ジが現在のエッジとして選択される。ステップ702において、端子の垂直制限
グラフの全てのエッジが既に処理されたか否かが判定される。もし処理されてい
なければ、制御はステップ704に進み、そこで現在のエッジのレーティングが
予め規定された値、この場合は4、に等しいか否かが判定される。もし等しけれ
ば、制御はステップ706に移り、そこで現在のエッジに対してドッグレギング
が可能であるか否かが判定される。もし可能であれば、制御はステップ708に
移り、そこで現在のエッジを使用してドッグレッグが作成される。ドッグレギン
グが行なわれた後に、図7に示されるフローはステップ710で停止し、かつ制
御は図3に戻り、図3のステップ302が次に実行される。
【0055】 図7のステップ706において、現在のエッジに対してドッグレッグが許容さ
れないことが判定されれば、制御はステップ712に移り、そこで他の任意のエ
ッジが現在のエッジとして選択される。ステップ712から制御はステップ70
2に移る。
【0056】 もしステップ704において現在のエッジのレーティングが予め規定された値
の4に等しいことが判定されれば、制御は直接ステップ708に移る。ステップ
702において、全てのエッジが既に処理されたことが判定されれば、ステップ
は直接ステップ710に移る。
【0057】 以下の説明では、本発明の方法の好ましい実施形態を図2に示されるチャネル
ルーティング問題に適用する場合につき説明する。図8を参照すると、図3のス
テップ300を実行したことから生じる端子の垂直制限グラフ800が示されて
いる。
【0058】 前記端子の垂直制限グラフ800は各々の別個の端子に対して別個のノードを
有する。前記端子の垂直制限グラフ800の個々のノードは図2に示されるチャ
ネル202から明らかなように対応する垂直制限を表わすエッジa,b,cおよ
びdによって相互接続される。ステップ302が最初に実行される場合、前記エ
ッジのレーティングが計算される。ここで考えている例では空きのノードも併合
されたノードもないから、全てのエッジの初期レーティングは0である。その結
果、合計のレーティングも0である。
【0059】 図9は、ネット3が現在のネットとして選択された後のステップ510の状況
を示している。図2のチャネルルーティング問題の垂直制限グラフにおいて、ノ
ード3はノード3に属する端子を表わす端子の垂直制限グラフのノードによって
置換される。ノード3に対する垂直制限グラフにおいては垂直制限が無いため、
その置換ノードは分離され、したがって図9からも明らかなように任意の対の置
換ノードの間にパスまたは経路が存在しない。
【0060】 その結果、全ての置換ノードは同じカラーによってペイントされかつ同じグル
ープへとグループ分けすることができ、それは合計のレーティングが0に等しい
からである。制御はステップ514から516に移り、そこで同じカラーを有し
同じ列を占有しない現在のネットのノードが併合される。これは結果としてネッ
ト3に属する端子を表わす2つの対のノードが、図10に示されるように、併合
されることになる。
【0061】 次に制御はステップ504に移り、そこでレーティングが再び計算される。図
8から図10への端子の垂直制限グラフの最初の変換の後に、エッジcおよびd
のレーティングは0から2へと変化する。その結果、リストL2は2つのエッジ
cおよびdを含む。
【0062】 次に、ステップ510においてネット1が現在のネットとして選択される。図
11は端子の垂直制限グラフのネット1のノードの垂直制限グラフへの置換を示
している。図12はネット1に対するローカル垂直制限グラフを示している。2
つの置換ノードは1つのエッジによって接続され、それは図11におけるネット
1に所属する端子を表わす2つのノードの間にパスまたは経路があるからである
る。このため、前記ローカル垂直制限グラフの2つのノードは同じカラーによっ
てペイントされる必要がなくしたがって併合は生じ得ない。同じ状況はネット2
がその後現在のネットとして選択された場合にも同様に当てはまる。
【0063】 ステップ308においてその後テストされる合計のレーティングは4に等しい
から、ステップ312が実行される。ドッグレギングの結果が図13に示されて
いる。エッジcは2つのエッジc1およびc2によって置き換えられる。次にス
テップ504において合計のレーティングが再び更新される。その結果はエッジ
a,b,dに対するレーティングが同じにとどまっており、一方新しいエッジc
1およびc2に対するレーティングは1となる。リストL2は{d,c1,c2
}に等しくなる。図14は図13の端子の垂直制限グラフの対応するノードによ
るノードの置換の後の対応する垂直制限グラフを示している。ノード1および3
は前のドッグレギングのためそれぞれノード1′,1″および3′,3″へと分
割される。
【0064】 ノード2の間にパスまたは経路がないため、それらはローカル垂直制限グラフ
において同じカラーによってペイントできる。合計のレーティングが4より下で
ないから、ステップ518が実行される。端子の垂直制限グラフにおいてノード
2が接続されるエッジaおよびbの双方はリストL2に属さないから、それらは
併合できる。結果は図15に示されている。
【0065】 図15に示される変換された端子の垂直制限グラフに対するエッジの更新され
たレーティングは次の通りである。すなわち、d=2,a=1,b=1,c1=
1およびc2=1である。対応するリストはL2={d,a,b}である。合計
のレーティングは6である。図16は図15の変換された端子の垂直制限グラフ
に基づくチャネルへのトランクの結果としての割当てを示す(図3のステップ3
06を参照)。結果として得られる配線は任意の知られた適切な製造工程によっ
て電子装置200へと実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チャネルの配線を設計するための従来技術の方法を示すフローチャートである
【図2】 本発明の1実施形態によって解くことができるチャネルルーティング問題の模
式図である。
【図3】 本発明の好ましい実施形態の全体を示すフローチャートである。
【図4】 端子の垂直制限グラフの作成を示すフローチャートである。
【図5】 端子の垂直制限グラフにおける端子の併合プロセスを示すフローチャートであ
る。
【図6】 前記端子の垂直制限グラフにおけるエッジのレーティングの決定手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】 ドッグレギングによる端子の接続手順を示すフローチャートである。
【図8】 図2に示されるルーティング問題に対する端子の垂直制限グラフを示す説明図
である。
【図9】 図12のネット3に対するローカル垂直制限グラフの構造を示す説明図である
【図10】 併合操作の後の図8の端子の垂直制限グラフを示す説明図である。
【図11】 図2のネット1に対するローカル垂直制限グラフの設計を示す説明図である。
【図12】 図2のネット1に対するローカル垂直制限グラフの設計を示す説明図である。
【図13】 ドッグレギングの後の図12の端子の垂直制限グラフを示す説明図である。
【図14】 図13に基づく図2のネット2に対するローカル垂直制限グラフの構造を示す
説明図である。
【図15】 第2の併合操作の後の図13の端子の垂直制限グラフを示す説明図である。
【図16】 配線設計が完了した後の図2のチャネルを示す説明図である。
【符号の説明】
200 電子装置 202 チャネル 204 上部境界 206 下部境界 208,210,212,214 列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビジャヤン・ゴーパル アメリカ合衆国 テキサス州 78733 オ ースチン クリフズ・エッジ・ドライブ 2104 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA06 DA02 FA07 5F064 EE04 EE13 EE16 EE17 EE26 EE27 HH06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネルを有する電子デバイスを製造する方法であって、前
    記チャネルはある境界および該境界上に位置する1組の端子を有し、前記チャネ
    ルは数多くのネットを配線するためのトラックおよび列を有し、前記ネットの各
    々は前記1組の端子の内の部分集合を有し、そのような端子は空きの端子である
    前記部分集合の内の1つには含まれておらず、前記チャネルは前記ネットの配線
    を有し、前記方法は、 a)以下の段階、 a1)端子の垂直制限グラフを発生する段階であって、該端子の垂直制限グラ
    フはノードおよびエッジを備え、前記ノードの各々は前記端子の内の少なくとも
    1つを表わし、前記エッジの各々は同じ列に位置する少なくとも一対の前記端子
    の間の垂直制限を表わしかつ前記エッジの各々はそこに割り当てられたエッジレ
    ーティングを有し、それによって前記1組の端子の内の全ての端子が前記端子の
    垂直制限グラフにおいて表現され、かつ前記端子の垂直制限グラフはある合計の
    レーティングを有する、前記端子の垂直制限グラフを発生する段階、そして a2)前記ノードの内の2つの併合を行なう段階であって、該併合を行なう段
    階は、 a2.1)第1の予め規定された値によって前記エッジの各々に対して前記エ
    ッジレーティングを初期化する段階、 a2.2)前記エッジの内の前記1つが併合された前記ノードの内の1つに接
    続される場合に第2の予め規定された値によって前記エッジの内の1つの前記エ
    ッジレーティングを変更する段階、 a2.3)前記エッジの内の前記1つが空きの端子を表わす前記ノードの内の
    1つに接続する場合に第3の予め規定された値によって前記エッジの内の1つの
    前記エッジレーティングを変更する段階、 a2.4)前記エッジレーティングを統合することにより前記合計のレーティ
    ングを決定する段階、 a2.5)前記合計のレーティングに基づき併合されるべき前記ノードの内の
    2つを選択する段階、 を具備する前記併合を行なう段階、 a3)前記結果として得られる端子の垂直制限グラフに従って前記チャネルに
    トランクを割り当てる段階、 を具備する前記配線を設計する段階、そして b)前記配線を製造する段階、 を具備することを特徴とする電子デバイスを製造する方法。
  2. 【請求項2】 前記垂直制限グラフを発生する段階は、 a1.1)前記端子の各々に対する前記端子の垂直制限グラフにおける前記ノ
    ードの1つを作成する段階であって、空きの端子を表わす前記ノードのそのよう
    な1つは空きのノードとなる前記段階、 a1.2)前記列の内の同じ1つに位置する前記端子の内のそのようなものを
    表わす前記ノードの各対の間の端子の垂直制限グラフにおいて前記エッジの1つ
    を作成する段階であって、前記エッジの内の前記1つは上部境界上に位置する前
    記端子を表わす前記一対のノードの内の1つから発出する前記段階、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスを製造する方法。
  3. 【請求項3】 前記併合を行なう段階はさらに、 前記ネットの内の各々の1つに対して、 a2.6)前記ネットの内の前記1つが前記列の内の同じ1つを占有する前記
    端子の内のちょうど2つを有する場合に、前記端子の内の前記ちょうど2つを表
    わす前記ノードの内の2つを併合する段階、 a2.7)前記エッジレーティングに従ってソートされた、前記エッジの第1
    のリストを発生する段階、 a2.8)前記エッジの第2のリストを発生する段階であって、前記第2のリ
    ストに含まれるエッジの前記エッジレーティングの合計は第1の予め規定された
    しきい値より高くされる前記段階、 a2.9)垂直制限グラフを発生し、前記ネットの内の前記1つを表わす前記
    垂直制限グラフの内の1つのノードを選択し、前記選択された1つのノードを前
    記選択された1つのノードと同じネットを表わす前記端子の垂直制限グラフの前
    記ノードのそのようなものによって置き換える段階、 a2.10)前記端子の垂直制限グラフの前記置換ノードおよび前記垂直制限
    グラフにおいてそれらの間に経路を有するそのような置換ノードの間のエッジを
    備えたローカル垂直制限グラフを発生する段階、 a2.11)前記ローカル垂直制限グラフを最小数のカラーで色づけし、同じ
    カラーを有する前記ローカル垂直制限グラフの内の前記ノードを別個のグループ
    にグループ分けする段階、 a2.12)前記合計のレーティングが第2の予め規定された第2のしきい値
    より低くない場合に、前記グループの1つに属する前記ノードが前記第2のリス
    トの前記エッジに接続された前記端子の垂直制限グラフのノードに対応しなけれ
    ば前記グループの1つに属する前記ノードを併合し、そうでない場合は、前記グ
    ループの1つに属する前記ノードが前記同じ列に位置しない端子を表わす前記端
    子の垂直制限グラフのノードに対応しない場合に前記グループの1つに属する前
    記ノードを併合する段階、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスを製造する方法。
  4. 【請求項4】 さらに、 a4)接続されないネットがある間に、 a4.1)前記接続されないネットから任意のネットを選択する段階、 a4.2)前記合計のレーティングが前記第2の予め定められたしきい値より
    高い場合に、 前記第1のリストの前記エッジの内の各々の1つに対して、前記リストの始め
    において開始する段階、 前記エッジの内の前記1つの前記エッジレーティングが前記第2のしきい値に
    等しい場合に、前記エッジの内の前記1つによって表わされる列を使用して前記
    選択されたネットに対するドッグレッグを作成する段階、 そうでない場合に、もし前記エッジの内の前記1つによって表わされる列を使
    用してドッグレッグが可能であれば、前記エッジの内の前記1つによって表わさ
    れる前記列を使用してドッグレッグを作成する段階、 前記併合する段階a2)を続ける段階、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスを製造する方法。
  5. 【請求項5】 チャネルを有する電子デバイスを設計する方法であって、前
    記チャネルはある境界および該境界上に位置する1組の端子を有し、前記チャネ
    ルは数多くのネットを配線するためのトラックおよび列を有し、前記ネットの各
    々は前記1組の端子の内の部分集合を有し、そのような端子は空きの端子である
    前記部分集合の内の1つには含まれず、前記方法は、 a)以下の段階、 a1)端子の垂直制限グラフを発生する段階であって、該端子の垂直制限グラ
    フはノードおよびエッジを備え、前記ノードの各々は前記端子の内の少なくとも
    1つを表わし、前記エッジの各々は同じ列に位置する少なくとも一対の前記端子
    の間の垂直制限を表わしかつ前記エッジの各々はそこに割り当てられたエッジレ
    ーティングを有し、それによって前記1組の端子の内の全ての端子が前記端子の
    垂直制限グラフにおいて表現され、かつ前記端子の垂直制限グラフはある合計の
    レーティングを有する、前記端子の垂直制限グラフを発生する段階、そして a2)前記ノードの内の2つの併合を行なう段階であって、該併合を行なう段
    階は、 a2.1)第1の予め規定された値によって前記エッジの各々に対して前記エ
    ッジレーティングを初期化する段階、 a2.2)前記エッジの内の前記1つが併合された前記ノードの内の1つに接
    続される場合に第2の予め規定された値によって前記エッジの内の1つの前記エ
    ッジレーティングを変更する段階、 a2.3)前記エッジの内の前記1つが空きの端子を表わす前記ノードの内の
    1つに接続する場合に第3の予め規定された値によって前記エッジの内の1つの
    前記エッジレーティングを変更する段階、 a2.4)前記エッジレーティングを統合することにより前記合計のレーティ
    ングを決定する段階、 a2.5)前記合計のレーティングに基づき併合されるべき前記ノードの内の
    2つを選択する段階、 を具備する前記併合を行なう段階、 a3)前記結果として得られる端子の垂直制限グラフに従って前記チャネルに
    トランクを割り当てる段階、 を具備する前記配線を設計する段階、 を具備することを特徴とする電子デバイスを設計する方法。
  6. 【請求項6】 チャネルを有する電子装置であって、前記チャネルはある境
    界および該境界上に位置する1組の端子を有し、前記チャネルは数多くのネット
    を配線するためのトラックおよび列を有し、前記ネットの各々は前記1組の端子
    の内の部分集合を有し、そのような端子は空きの端子である前記部分集合の内の
    1つには含まれておらず、前記チャネルは前記ネットの配線を有し、前記電子装
    置は、 a)以下の段階、 a1)端子の垂直制限グラフを発生する段階であって、該端子の垂直制限グラ
    フはノードおよびエッジを備え、前記ノードの各々は前記端子の内の少なくとも
    1つを表わし、前記エッジの各々は同じ列に位置する少なくとも一対の前記端子
    の間の垂直制限を表わしかつ前記エッジの各々はそこに割り当てられたエッジレ
    ーティングを有し、それによって前記1組の端子の内の全ての端子が前記端子の
    垂直制限グラフにおいて表現され、かつ前記端子の垂直制限グラフはある合計の
    レーティングを有する、前記端子の垂直制限グラフを発生する段階、そして a2)前記ノードの内の2つの併合を行なう段階であって、該併合を行なう段
    階は、 a2.1)第1の予め規定された値によって前記エッジの各々に対して前記エ
    ッジレーティングを初期化する段階、 a2.2)前記エッジの内の前記1つが併合された前記ノードの内の1つに接
    続される場合に第2の予め規定された値によって前記エッジの内の1つの前記エ
    ッジレーティングを変更する段階、 a2.3)前記エッジの内の前記1つが空きの端子を表わす前記ノードの内の
    1つに接続する場合に第3の予め規定された値によって前記エッジの内の1つの
    前記エッジレーティングを変更する段階、 a2.4)前記エッジレーティングを統合することにより前記合計のレーティ
    ングを決定する段階、 a2.5)前記合計のレーティングに基づき併合されるべき前記ノードの内の
    2つを選択する段階、 を具備する前記併合を行なう段階、 a3)前記結果として得られる端子の垂直制限グラフに従って前記チャネルに
    トランクを割り当てる段階、 を具備する前記配線を設計する段階、そして b)前記配線を製造する段階、 を具備する方法によって製造されることを特徴とする電子装置。
  7. 【請求項7】 チャネルを有する電子装置を設計するためにそこに格納され
    たコンピュータプログラムを有するコンピュータが読取り可能な媒体であって、
    前記チャネルはある境界および該境界上に位置する1組の端子を有し、前記チャ
    ネルは数多くのネットを配線するためのトラックおよび列を有し、前記ネットの
    各々は前記1組の端子の内の部分集合を有し、そのような端子は空きの端子であ
    る前記部分集合の内の1つには含まれておらず、前記チャネルは前記ネットの配
    線を有し、前記コンピュータプログラムは、 a)以下の段階、 a1)端子の垂直制限グラフを発生する段階であって、該端子の垂直制限グラ
    フはノードおよびエッジを備え、前記ノードの各々は前記端子の内の少なくとも
    1つを表わし、前記エッジの各々は同じ列に位置する少なくとも一対の前記端子
    の間の垂直制限を表わしかつ前記エッジの各々はそこに割り当てられたエッジレ
    ーティングを有し、それによって前記1組の端子の内の全ての端子が前記端子の
    垂直制限グラフにおいて表現され、かつ前記端子の垂直制限グラフはある合計の
    レーティングを有する、前記端子の垂直制限グラフを発生する段階、そして a2)前記ノードの内の2つの併合を行なう段階であって、該併合を行なう段
    階は、 a2.1)第1の予め規定された値によって前記エッジの各々に対して前記エ
    ッジレーティングを初期化する段階、 a2.2)前記エッジの内の前記1つが併合された前記ノードの内の1つに接
    続される場合に第2の予め規定された値によって前記エッジの内の1つの前記エ
    ッジレーティングを変更する段階、 a2.3)前記エッジの内の前記1つが空きの端子を表わす前記ノードの内の
    1つに接続する場合に第3の予め規定された値によって前記エッジの内の1つの
    前記エッジレーティングを変更する段階、 a2.4)前記エッジレーティングを統合することにより前記合計のレーティ
    ングを決定する段階、 a2.5)前記合計のレーティングに基づき併合されるべき前記ノードの内の
    2つを選択する段階、 を具備する前記併合を行なう段階、 a3)前記結果として得られる端子の垂直制限グラフに従って前記チャネルに
    トランクを割り当てる段階、 を具備する前記配線を設計する段階、 を実行するよう構成されていることを特徴とするコンピュータが読取り可能な
    媒体。
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