JP2002503188A - 流動性物質を分離して収容し、必要に応じて物質の混合を可能とする容器 - Google Patents

流動性物質を分離して収容し、必要に応じて物質の混合を可能とする容器

Info

Publication number
JP2002503188A
JP2002503188A JP50113199A JP50113199A JP2002503188A JP 2002503188 A JP2002503188 A JP 2002503188A JP 50113199 A JP50113199 A JP 50113199A JP 50113199 A JP50113199 A JP 50113199A JP 2002503188 A JP2002503188 A JP 2002503188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
pressure
fluid substance
container
container according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP50113199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4064469B2 (ja
Inventor
ホーソーン,ドン,ビード
Original Assignee
カールトン アンド ユナイテッド ブリューワリーズ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AUPO7259A external-priority patent/AUPO725997A0/en
Priority claimed from AUPO8538A external-priority patent/AUPO853897A0/en
Priority claimed from AUPP0772A external-priority patent/AUPP077297A0/en
Application filed by カールトン アンド ユナイテッド ブリューワリーズ リミテッド filed Critical カールトン アンド ユナイテッド ブリューワリーズ リミテッド
Publication of JP2002503188A publication Critical patent/JP2002503188A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4064469B2 publication Critical patent/JP4064469B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/70Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for materials not otherwise provided for
    • B65D85/72Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for materials not otherwise provided for for edible or potable liquids, semiliquids, or plastic or pasty materials
    • B65D85/73Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for materials not otherwise provided for for edible or potable liquids, semiliquids, or plastic or pasty materials with means specially adapted for effervescing the liquids, e.g. for forming bubbles or beer head
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3216Rigid containers disposed one within the other
    • B65D81/3222Rigid containers disposed one within the other with additional means facilitating admixture
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/68Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them
    • B65D83/682Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them the products being first separated, but finally mixed, e.g. in a dispensing head
    • B65D83/687Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them the products being first separated, but finally mixed, e.g. in a dispensing head the products being totally mixed on, or prior to, first use, e.g. by breaking an ampoule containing one of the products

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、(i)第一の流動性物質を収容し、大気圧以上の圧力のガスによって形成される第一のヘッドスペース(14)を有する第一の室(13)と、(ii)ガスを含有する第二の流動性物質を収容し、付加的に大気圧以上の圧力のガスを収容する第二のヘッドスペース(18)を有する第二の室(16)と、(iii)前記第一の室の圧力を減圧する手段と、(iv)前記第一及び第二の室間でガスを移送する手段(20)と、(v)前記第一の室の圧力が減圧されたときに、前記第二の流動性物質を前記第一の流動性物質に移送する手段とを備えた、第一及び第二の流動性物質の混合が所望されるまで第一の流動性物質(15)及び第二の流動性物質(17)を分離して収容する容器(10)を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 流動性物質を分離して収容し、必要に応じて物質の混合を可能とする容器 技術分野 この発明は、流動性物質の容器に関するもので、特に圧力が大気圧よりも高い 液体用容器に関するものである。いわゆるソフトドリンク等の炭酸飲料とビール およびりんご酒等の醸造酒は過圧で収容されるが、本発明もまた、過圧で収容さ れるかまたは収容可能な(他の液体を含む)流動性物質に関するである。特に、 多数の「蒸留」飲料が、過圧で窒素のガス体を含む容器に詰められることは珍し いことではない。このような方法で詰められるかまたは詰めることが可能な商品 の例として、ジュースおよびジュース飲料、ミルクおよびミルクベース飲料、ア ルコール類、ワイン、アイスティーおよび茶飲料、液体形状で納品される薬およ び製薬さえも含まれている。 背景技術 特定のアルコール飲料において、特にしっかりしたクリームのような泡の厚い 水頭部が望ましいと長い間考えられていた。この水頭部は、泡が従来のビール計 量分配装置から注がれる場合には、この水頭部は容易に生成されるが、(頻繁に 多くの他のアルコール飲料がそうであるように)泡が缶に収容されている場合に は、同じ液体の水頭部はしばしば缶の開口時には生成されない。これが、このよ うな飲料の缶での販売にとって阻害要因として作用しているものであるが、オー ストラリア特許第577486号はこの問題の解決方法を提供している。オース トラリア特許第577486号に開示されている缶は、制限オリフィスを介して 缶の飲料と連通するガス充填室であるインサートを有している。チャンバは、缶 に収容される飲料に浸されているため、室のヘッドスペースの圧力と缶のヘッド スペースの圧力を釣り合わせるように少量の飲料が制限オリフィスを介して室に 侵入する。缶の開口時に、缶のヘッドスペースの圧力を即座に大気圧に圧力を減 圧することができるが、一方、第二の室のヘッドスペースの圧力は、ちょっとの 間少なくとも大気圧よりも高い圧力のままである。このため、室のガスおよび/ または飲料が制限オリフィスを介して放出される。これにより、溶液のガスが導 き出されて飲料上にクリームのような泡が形成される。しかしながら、この特許 は、缶の開口時の第二の液体の飲料内への導入を考えておらず、缶が密閉された ままである間に飲料と第二の室に収容されるいかなる液体も自由に混合できるは ずであるため、これは開示されている装置では可能ではないはずである。 容器での泡の水頭部のビールへの導入に関するオーストラリア特許第5774 86号の後に続いて提出された特許および特許出願が多数あるが、どれも第二の 液体の詰められた飲料への導入に適した容器を考えてはいない。しかしながら、 第二の流動性物質を続いて容器の飲料に導入すること可能となるように、容器が 加圧容器の主室とは別個の室に(粉末、懸濁液または液体等の)第二の流動性物 質を収容できることは望ましいはずである。このような容器は、第二の流動性物 質を詰められた飲料に導入可能であるが、飲料を泡立たせるようにガスまたは分 離して収容される加圧飲料の容器内への導入も可能である。 このような容器は、国際特許出願第PCT/GB95/01185号に開示さ れており、二つのこのような仕切りは、容器が開口された時に圧力の解放により 大いに破裂させることができる薄膜により分離されている。この場合は、一方の 仕切りにはウィスキーと他方にはソーダ水を収容しており、このため薄膜が破裂 した時にはウイスキーおよびソーダドリンクが生成される。同様に、アメリカ特 許第4,524,078号には、カプセルを有する容器が開示されている。カプ セルは、分離可能なキャプか壊れやすい壁を有しているか、または一つの壁が容 器の壁で構成されており、容器が開口されたときにカプセルが容器の壁から取り 外される。それぞれの場合において、壁が破壊するか、カプセルの構成成分がカ プセルから分離するか、または全体のカプセルがそのアンカから爆発的に分離し 、寸断する可能性がある。そのため、それぞれの場合において、缶の飲料内での カプセルの小さな断片の形成により息詰まるような潜在障害が生じる。さらに、 それぞれの場合において、カプセルに包まれた液体は比較的緩慢に大きな開口部 を介して容器の飲料内へ解放され、飲料内に比較的ゆっくりと拡散する。これに より不完全な混合となり、はなばなしい視覚効果は与えられない。 国際特許出願第PCT/EP94/02491には、底面に開口部を有するカ プセルが加圧飲料用缶の下側部分に取り付けられている装置が開示されている。 カプセルは、缶に収容される第一の液体と混和できる第二の液体を収容しており 、缶の開口前の二つの液体の混合を防止するために、カプセルの底面にオリフィ スを密閉するバルブ・ステムを有している。しかしながら、カプセルの底面は可 撓性であり、缶の開口により圧力差が生じた時にカプセルの底面は下向きに変位 してバルブ・ステムが取り外される。これにより、第二の液体がオリフィスを介 して缶に進入し、第一の液体と混合可能となる。カプセルは挿入前に加圧されな ければならないが、カプセルが挿入される開口した缶は密封が終わるまで加圧さ れないため、カプセルを挿入することは困難であるはずである。従って、第二の 液体が挿入時に開口部を介して確実に漏出しないことは実際には困難なことであ るはずである。さらに、このような装置はおそらく、例えば温度変化のためにカ プセル内のヘッドスペースにおいて圧力変動を受けやすい。カプセルのヘッドス ペース内の圧力を缶内のヘッドスペースの圧力と均等にする手段はないため、こ のような小さな圧力変動により缶の温度が変化する時はいつでも圧力差が生成さ れる。開口部が漏出を防止するためにバルブ・シートに対して常に硬いままであ ることは重大なことであるため、この圧力差によりカプセルの底壁の位置におい て小さな変動が生じ、漏出となる可能性がある。 本発明は、第一の流動性物質と第二の流動性物質を加圧容器に分離して収容し 、加圧容器が開口された時に第二の流動性物質を第一の流動性物質内に放出する 装置を提供することを目的とするものである。さらに、このような装置の提供に おいて、ガスまたは分離して収容される加圧された第二の流動性物質を第一の流 動性物質内に放出するのに適用可能であることが分かった。 発明の開示 本発明によれば、 (i) 第一の流動性物質を収容し、大気圧以上の圧力のガスによって形成され る第一のヘッドスペースを有する第一の室と、 (ii) ガスを含有する第二の流動性物質を収容し、付加的に大気圧以上の圧 力のガスを収容する第二のヘッドスペースを有する第二の室と、 (iii) 第一の室の圧力を減圧する手段と、 (iv) 第一及び第二の室間でガスを移送する手段と、 (v) 第一の室の圧力が減圧されたときに、第二の流動性物質と第一の流動性 物質に移送する手段とを備えた、第一及び第二の流動性物質の混合が所望される まで第一の流動性物質及び第二の流動性物質を分離して収容する容器が提供され る。 好ましくは、第一の室の圧力を減圧する手段が、該室の外側の環境に前記第一 の室を開放する手段の形態であり、外部環境は、この外部環境に前記第一の室を 露出する以前において、圧力が第一の室よりも低くなっている。これを達成する ための特に好適な方法は、第一の室を外気に開放する手段を容器に設けることで ある。例えば、こうした手段は、ビンに装着されるネジにより脱着されるキャッ プ、ビン又は缶ぼリフトオフタブ、又は第一の室と外部環境間を連通するために 容器に開口を形成するために容器内に押し込むことが出来る容器の壁に位置する 構造とすることが出来る。こうした手段は、当業者において容易に理解されるで あろう。従って、本明細書及び請求の範囲において「第一の室の圧力を減圧する 手段」に言及した場合、このパラグラフにおいて説明した全ての手段に言及する ものであることが理解されなければならない。 好ましくは、第二の室は、第二のヘッドスペースを有し、第一及び第二の室間 においてガスを移送する手段は、第一のヘッドスペースと第二のヘッドスペース 間の圧力均衡を形成する手段で構成される。第一及び第二のヘッドスペース間の 圧力の平衡の点における「均衡」は、第一及び第二のヘッドスペース内の圧力が 必然的に等しいかもしくはほぼ等しいことを意味するものではないことは、当業 者に理解されるところであろう。実際、以下に詳述するように、第一及び第二の ヘッドスペース間には実際に圧力勾配が存在するが、これにも関わらず、二つの 室の圧力間には均衡が存在する。本発明の代表的な実施例は、第一の室の圧力( 外部環境に開放される以前の)が大気圧よりも高い圧力である装置である。第一 の流動性物質と第二の流動性物質の混合を開始する以前において、第一及び第二 のヘッドスペース内の圧力は、略等しいことが好ましい。しかしながら、上記に 説 明したように、本発明の他の形態によれば、第一及び第二のヘッドスペース間に は圧力差が存在してもよい。こうした圧力差が存在する本発明の実施例において 、第一及び第二のヘッドスペース間の圧力差は、約0.1乃至10気圧の範囲で あることが好ましい。 好ましくは、第一及び第二のヘッドスペースのそれぞれの圧力は、第一及び第 二の流動性物質を混合するために容器を作動させる以前におけるゲージ圧で少な くとも0.1気圧である。特に好ましくは、圧力は、少なくとも0.5気圧であ り、さらに好ましくは、少なくとも1気圧である。従って、第一及び第二の各ヘ ッドスペースにおける圧力は、第一及び第二の流動性物質を混合する以前におい て、大気圧よりも少なくとも1気圧高いことが好ましい。 特段の必要が内限りは、本明細書において「流動性物質」は、液体、溶液、懸 濁液、エマルジョン、ガス及び、一般に「液体」又は「流体」として称せられま たは知られている全ての形態の物質であり、さらに粉末等の他の流動性物質を含 むものである。第一及び第二の流動性物質は、同一の物理的性質または異なる種 類の物質とすることが出来る。本発明の一つの好適な形態において、第一及び第 二の流動性物質はそれぞれ真の液体である。しかしながら、本発明の他の形態に おいて、第一の流動性物質は真の液体であり、第二の流動性材料は(例えば)粉 末の形態とすることが出来る。当業者は、他の多くの物質の組み合わせが可能で あり、本発明の範囲に含まれることを容易に理解するであろう。当業者は、また いずれかの室の流動性物質が、他の室の流動性物質と混合される以前において、 二以上の流動性物質の組み合わせ(例えば、ガスを含有する液体)で構成される ことを容易に理解するであろう。 好ましくは、第二の流動性物質を移送する手段は、第二の室内の第二の流動性 物質の貯留室から第一のヘッドスペースに延びる通路手段で構成される。また、 通路は、第一の流動性物質内において終端することも可能であり、この場合、第 一のヘッドスペース内の通路手段内の小径オリフィス等のサイホン作用防止装置 を含むことが望ましい。より好ましくは、通路手段は、第二のヘッドスペースを 通過する。 好ましくは、通路手段は、流動性物質が流通可能な構造で構成する。この目的 のために好適な構造は、チューブ及び溝(閉塞された溝及び開放された溝を含む )である。また、構造を装置の二つの室を分離している壁を通る一乃至複数の孔 とすることも可能である。特に好適な通路手段は、(例えば)毛細管等の毛細管 構造を含む。これに関して、本明細書において、「毛細管」の語は、細く、毛状 の形状の構造又は装置ばりではなく、毛細管作用を使用する事が出来る他の構造 又は装置をも含む者であることを理解されなければならない。 本発明の特に好適な実施例において、圧力を均衡する手段は、第二のヘッドス ペース内の通路手段に設けた小径オリフィスで構成される。オリフィスは円形の 孔とする事が出来るが、扁円、矩形孔、スロット等とすることも同様に可能であ る。オリフィスが存在する場合、オリフィスが通路手段をオリフィスの端部の第 一のヘッドスペースとを直接連通させる(もしくは、サイホン作用の防止装置と してオリフィスが機能する)ので、第二のヘッドスペースにおける漸進的な加圧 及び減圧が生じる。しかしながら、第一の室に急激な減圧が生じた場合、オリフ ィスが十分に小さいので、第一の室と第二の室に圧力差が生じ、第一の室が大気 に開放されたときに生じるような大きな圧力差は、瞬間的には均衡されない。従 って、第二の流動性物質の通路手段を通る初期の流が発生し、この初期の流がオ リフィスによって即座に阻止される。従って、第一の室の大気への開放によって 生じた圧力差は、均衡されず、通路手段を通る第二の流動性物質の流は、圧力差 が、流を生じるのに不十分となるまで継続される。 好ましくは、移送機構は、付加的に、第二の流動性物質を、第一の室に入る前 に第二のヘッドスペースを通って流通させる手段で構成される。この構成により 、第二の室から移送されない限り、前述のように第一及び第二の室の圧力の均衡 によって、第二の流動性物質が重力によって生じる漏れによって第一の室に侵入 することを防止する。この要領で、容器は、効果的に「液体ロック」を形成して 、本発明による移送が起動されるまで、ガスによる第二の流動性物質の第一の流 動性物質内への移送を防止する。有利には、オリフィスは、容器が横倒しになっ た場合にも、第二の流動性物質のレベルよりも上方に保持される。これにより、 第二の流動性物質は、第一の室を大気に開放することによって、通路手段を通る 第二の流動性物質の流が生成されない限り、オリフィスを常に閉塞しない。これ に よって、温度変化等によって生じる小さな圧力差は、容器の向きとは無関係に即 座に均衡されるので、容器が横倒しになったときに漏れを生じる可能性を最小と することが出来る。 時として、可変サイズのオリフィスを設けることが望ましい場合がある。例え ば、第一の室と第二の室の間に圧力差を効果的に無くすることを確実にするため に、第一の室が十分に加圧されている場合には、オリフィスが全開となり、第一 の室が大気に開放されようとしているときには、オリフィスの開度が制限され又 は閉塞される。前者の場合、これが第一の室の減圧時に第二の流動性物質により オリフィス画効果的に閉塞され、後者の場合、第一の室が大気に開放される前に 、圧力の均衡形成が完全に阻止されることが確実となる。いずれの場合も、この 構成は、第一の室と第二の室間のガス交換がこの状態で強化されるので、容器が 非開放状態の場合に、漏れの生じる可能性を最小限とするために、第二の流動性 物質の移送を容易とする。吐出以前に径を制限することが出来る場合、第二の流 動性物質の十分な吐出を確実にするために必要な大きさよりも大きなオリフィス を用いることが出来るので、ことさらである。 オリフィスは、毛細管中に形成したスリット又は弁で構成することが出来る。 スリット又は弁は、第一の室及び第二の室間の圧力差が所定値よりも小さい場合 に閉塞される。所定値は、好ましくは、ゲージ圧で0.1気圧と2気圧の間の圧 力である。第一の室の圧力が、この所定値を越える圧力分第二の室の圧力よりも 高くなると、スリット又は弁が開放され、二つの室の圧力が均衡に達するのを可 能とする。本発明によって作成された一般的な炭酸飲料容器の場合、吐出が生じ たときに上昇する圧力差は、0.5気圧程度であり、この圧力差によってもちろ ん小径オリフィスが開放するが、オリフィスは、大きな圧力差を均衡するために は小さすぎる。圧力差がないか、所定値を下回る小さな圧力差のみの場合に閉塞 されるスリットを用いる利点は、第二の流動性物質の漏れを最小限とすることが 出来ることである。 第一のヘッドスペースと第二のヘッドスペース間に圧力を均衡させるいかなる 他の適当な手段も採用することが出来る。例えば、第二の室は、低密度ポリエチ レン、高衝撃ポリスチレン、ポリカーボネート、これらの材料の二以上の共重合 体等のガス透過性プラスチックにより形成され又は一部を含むことが出来る。本 発明のこの実施例において、ガス透過性プラスチックを通るガスの拡散は、流動 性物質を収容した第二の室内の第二の流動性物質に溶け込む。カプセル全体をガ ス透過性プラスチックで形成することも出来るが、本発明のいくつかの用途にお いて、カプセルを比較的ガス非透過性のプラスチックで形成し、及びガス透過性 プラスチックに通路手段(第一のヘッドスペースに接合する部分を含む)を形成 する。この場合、通路手段は、オリフィスを形成することを要しないが、ガスは 通路手段を形成するプラスチックを通して拡散するのみである。また、通路手段 の一部は、ガス透過性プラスチックで形成することが出来る。適当なス透過性プ ラスチックが知られているが、特に好適なガス透過性プラスチックは、低濃度ポ リエチレンである。また、カプセルの一部(通路手段のほかに)は、ガス透過性 プラスチックで形成することが出来る。 有利には、第二の室は、第一の流動性物質の上部に浮遊するか、もしくは第一 の流動性物質のレベルもしくはそれよりも高い位置に固定される。ビンの形状を とる容器の場合、第二の室はキャップの下側に固定される。この最後に述べた実 施例の場合、第二の室は好ましくは、キャップに隣接しまたはその下側に位置す るが、ビンのネック部に取り付ける、 こうした構成にいずれにおいても、第二のヘッドスペースと第一のヘッドスペ ースは第二の室の壁のみにより分離される。この場合、毛細管又は溝を規定する 構造により通路手段を構成することが有利である。適当な構造の例は、グースネ ック毛細管(gooseneck capillary)又は同心円状パイプ装置を含む。一般に、毛 細管又は溝を規定する構造は、第二の室内の第二の流動性材料の貯留室内から第 二のヘッドスペースに延びる第一の垂直部と、第二の室の壁を通り第一のヘッド スペースに延びる水平部と、第一の流動性物質内に第二の室から吐出されたとき に第二の流動性物質を方向付ける第一のヘッドスペース内に設けた第二の垂直部 で構成される。第一及び第二のヘッドスペースの圧力の均衡を可能とするオリフ ィスは、第二の流動性物質のレベルよりも高いレベルに設けられる限り、毛細管 又は溝を規定する構造のいずれの部分とすることが出来る。 また、こうした毛細管又は溝を規定する構造は、第二の室内の第二の流動性材 料の貯留室内から第二のヘッドスペースに延びる第一の垂直部と、第二のヘッド スペース内の水平部と、第二のヘッドスペースから第二の液体(これと連通する いかなる手段も設けずに)を通り、次いで第二の室の底壁を通って第一のヘッド スペースに延びる第二の垂直部で構成される。第一及び第二のヘッドスペース内 の圧力の均衡を可能とするオリフィス又は弁は、毛細管又は溝を規定する構造の 水平部に形成することが出来るが、第二の流動性物質のレベルよりも高い位置で ある限りにおいて、こうした構造の第一及び第二の垂直部のいずれかに形成する ことも出来る。 有利には、容器が横倒しになった場合にも、オリフィスを第二の流動性物質の レベルよりも高い位置に保持する手段が設けられる。主に、容器を完全に倒立さ せたり他のいくつかの不適切な取り扱いによりオリフィスが浸漬されることは勿 論であるが、これは、第二の流動性物質が所定のレベルのみ充填され、容器に向 きに関わらずオリフィスがそのレベルよりも上方に位置する確実とすることによ って達成される。容器は、また、ある向きにとすることが出来ないような方法で 包装されることが必要である。 オリフィスを複数設けることも可能である。有利には、第一の垂直部、第二の 垂直部もしくは水平部において、第一のこうしたオリフィスは、第二の流動性物 質の表面よりもさほど上方に離間していない位置に配置され、第二のこうしたオ リフィスは第二の流動性物質の表面からより遠い位置に配置される。従って、第 二の両羽銅製物質の表面張力が毛細管内を上昇して第一のオリフィスを遮蔽する のに十分な大きさである場合においても、第二のオリフィスを介してガス交換が 行われる。防湿剤(non-wetting agent)を第二の流動性物質に添加し、もしくは 毛細管の内側に塗布して、吐出以前における第二の流動性物質の毛細管内への移 動を最小限とすることが出来る。 機械的な障壁を第一の垂直部の端部に設けて、毛細管又は溝を規定する構造の 第一の垂直部への第二の流動性物質の侵入を防止することが出来る。適当な障壁 は、第二の室の底壁の固定され、毛細管の第一の垂直部の端部を受けることが出 来、その側部にオリフィスを形成したキャップによって構成することが出来る。 キャップに収容されると、毛細管又は溝を規定する構造の第一の垂直部は、キャ ップに側部のオリフィスを閉塞するが、第二の室の底から離間するように変位す るときに、例えば容器のキャップが回して外されると(ビンの場合)、小径オリ フィスが開放される。従って。第二の液体の毛細管又は溝を規定する構造への流 入は、ビンが閉塞されている間は阻止されるが、ビンを開放することによって、 毛細管の第一の垂直部の端部が、小径オリフィスが密封されず、吐出が生じる位 置とされる。 本発明の特に好適な実施例によれば、毛細管の水平部は、ビンのキャップの下 側に衝合し、毛細管は、オリフィスの近傍において折り畳み変位する。主に、こ の折り畳み変位は、一般に手動によってビンのキャップに負荷された圧力に応じ て生じ、毛細管にオリフィスを制限もしくは閉塞する折り畳みを生じさせる。従 って、ディジタル圧力が、開放の直前または開放動作の一部としてビンのキャッ プに負荷されて、オリフィスを制限もしくは閉塞する。 有利には、毛細管に、逆流防止手段を設けて、例えば容器が横倒しになったと きの、第一の流動性物質が毛細管を通って第二の室に流入するのを確実に防止す る。こうした逆流防止手段は、第一の室から第二の室への流動性物質の流通を阻 止するが第二の流動性物質の第二の室から第一の室への流通を許容するように毛 細管内に固定された適当な材料の単純なフラップによって構成することが出来る 。主に、フラップは、毛細管の第二の垂直部の第一の室の開放に非常に近い位置 に配置される。要すれば、フラップに代えて一方向弁を用いることも出来る。 また、第二の流動性物質を移送するために他の手段を使用することも可能であ る。例えば容器又はキャップの下側に固定することによって、第二の室が第一の 流動性物質のレベルの上方に取り付けられる場合、第二の液体は、第二の室の底 壁に形成したオリフィスを介して移送(例えば、射出により)することが出来る 。オリフィスは、第一の室と第二の室間に圧力差が無い間は密封されているが、 第一の室が大気に開放されて急激に減圧されると、オリフィスが開放される。こ れは、例えば、オリフィスを、容器開放時に破断する破断可能なシール片で被覆 するか、もしくは種々の弁装置により達成することが出来る。この目的に適した 弁手段は、第二の室の底壁の一部を構造的に規定しもしくは形成する対向する壁 の離間(分離)する 方向への相対変位により開放されるオリフィス、底壁に設けるポペット弁等を含 む。 特に適した一つの装置は、ビンのキャップにねじ込まれる以前にオリフィス内 に固定されたバルブ・ステムで構成され、キャップを回して離脱するときに、バ ルブ・ステムがオリフィスから離脱する。また、バルブ・ステムを閉塞作業中に キャップに固定するが、バルブ・ステムが、第二の室の底壁を刺通してオリフィ スを形成し、このオリフィスを形成状態でシールする鋭利な端部を有している。 前記と同様に、キャップの開放により、バルブ・ステムがオリフィスから引き抜 かれ、第二の流動性物質が放出される。さらに他の構成において、第二の流動性 物質を移送する手段は、スタンドパイプ状の通路手段にとって構成され、この通 路手段は第二の室内に同心円状に配置されて、キャップをビンに装着するときに ビンのキャップによって捕捉されるとともに、スタンドパイプの上端又は下端に 配置された関連する弁手段を有しており、第二の流動性物質の第一の流動性物質 への移送がキャップを開放することによって起動される。キャップの開放は、こ れを回して外すことによって行われるか、又はリフトオフ機構又は当業者におい て自明な他の手段によって行われる。 使用することができるもう一つの装置において、容器の底壁かまたは上壁は可 撓性であり、圧力が第一の室と第二の室間で均衡された時に、オリフィスはオリ フィスに対して反対側に第二の室の上壁に取り付けられるバルブ・ステムに対し てシールすることにより閉鎖される。しかしながら、底壁(または、場合によっ ては上壁)は第一の室が均衡された時に変位して、バルブ・ステムから離間する 方向に移動し、それによりオリフィスを開放する。 もう一つ方法として、特に毛細管または上述したようなチャンネル規定構造等 の導管手段を用いる場合にこの装置を使用することができ、容器の上壁または底 壁は可撓性であるが、第一の室および第二の室が均衡された時に第二の流動性物 質に対する導管手段の開口部に対してシールするが、第一の室が減圧された時に は離間する方向に変位する。 さらに、もう一つの可能な装置は、特に可撓性ではないが、導管手段の開口部 に対して保持された時にシールを形成するのに十分に変形可能である底壁または 上壁を有している。この装置において、導管手段および底壁または上壁は、キャ ップが容器のボトル形状に密閉配置された時には密閉接触するが、密閉解除動作 時にキャップがボトルの王冠で上向きに移動した時に密閉接触から離間する方向 に移動するように配置される。特に、ネジキャップ装置において、密閉接触は、 まずボトルの充填後にキャップがネジにより装着された時に行われ、ボトルが蓋 をかぶせられたままの間は維持され、キャップがネジにより脱着された時に解除 される。 さらに、本発明によれば、 (a) 第一の流動性物質を収容し、大気圧以上の圧力のガスによって形成され る第一のヘッドスペースを有する第一の室と、 (b) 第二の流動性物質を収容し、大気圧以上の圧力のガスを収容する第二の 室であって、第一の室の略下側部分または下側部分の方に配置されるベース部を 有し、ベース部から第一の流動性物質の表面に向かって延びる導管手段を有する 第二の室と、 (c) 第二の流動性物質を第一の流動性物質内へ移送させるように第一の室を 大気に開放する手段を備えた、第一及び第二の流動性物質の混合が所望されるま で第一の流動性物質及び第二の流動性物質を分離して収容する容器が提供される 。 また、容器は、第一の室を大気に開放する前に第一および第二の室の圧力を均 衡させる手段を有している。例えば、この目的のために、第二のヘッドスペース から第一のヘッドスペースに延びるチューブ、導管または他の導管手段を用いる ことができる。 このような圧力均衡手段を設けていない時に、第一および第二の室の圧力は実 質的に同じであるべきことは、当業者に理解されるところであろう。従って、( i)第二の室を加圧し、(ii)さらに第一の室を加圧する時点で、第二の室を 容器内に導入しなければならない また、本発明により、本発明の最後に説明した構成により、 (1) 第二の流動性物質を第二の室内に導入する、 (2) 第二の室を加圧する、 (3) 凍結した第二の流動性物質で導管手段を閉鎖するように、第二の流動性 物質の少なくとも一部分を凍らせる、 (4) 第二の室を第一の室内に挿入し、第一の流動性物質を第一の室内に導入 し、 (5) 第一の室を密閉し、 (6) 容器を加熱する 工程から成る容器を充填する方法を提供する。 例えば低温殺菌プロセスの加熱時に、導管手段を閉鎖している第二の流動性物 質の栓が溶ける。しかしながら、エアロックバリアが、第一の流動性物質から第 二の流動性物質を区分化するために導管手段内で設定され、それにより混合が防 止される。 もう一つの方法として、容器を加熱した時に溶ける栓を形成するために、熱可 塑性物質を用いることができるか、または第一の室を大気に開放した時に第二の 室と第一の室間に圧力差が生じた時にシールが破裂するという条件で、導管手段 に仕切りをするために破裂可能なシールを設けることができる。 上述した本発明による幾つかの実施例は、(たった一つの第二の室ではなく) 複数の異なる流動性物質を収容することができる複数の室を有する構成とするこ とができることは、当業者に理解されるところであろう。また、異なる流動性物 質を同じインサートの異なる質から移送することができるか、または別のインサ ートから移送することができることは理解されるところであろう。 通常は、第二の室は実質的に第一の室よりも容積が小さい。一般に、小さな容 積の第二の流動性物質を第一の流動性物質に移送することが必要なだけである。 飲料容器の容量において、第二のヘッドスペースの1から90%が第二の流動性 物質により占有される。 一般的に、第一の流動性物質は飲料である。 (容器が飲料を含有している)本発明による一つの実施例において、第二の流 動性物質は、タートラジン、サンセットイエロー、カルモイシン(carmoisine)ま たはブリリアントブルーの1%の溶液等の着色剤から成る。有利に、飲料および タートラジンを含有する容器が開口された時に、第一の液体(すなわち、飲料) の色変化が生じ、ボトルの開放後の数秒間だけの一時的なものであるか、または 比較的長続きする構成とすることができる劇的な視覚効果を与える。後者の例と しては、色のツイストまたはパターンが液体中につくられる場合である。もう一 つの方法として、容器で二層効果をつくるように相当な量の着色された液体が移 送される構成とすることができる。明らかに、二層効果をつくることは、第一の 液体とは非常に異なる密度を有する第二の液体に依存するものである。一般に、 第二の液体は、第一の液体の上面に浮くはずであるが、容器の底部から注入され る場合には第二の液体が液体の下端層を構成することが可能となる。 また、無色であるかまたは無色ではない可能性がある第二の液体は、風味があ るかまたはフレーバを含有することができる。適当な芳香システムは、エタノー ル配合フレーバ薬品における精油と、エタノールおよびプロピレングリコールを 含有する水配合フレーバ薬品を含有する精油と、界面活性剤の水溶液中の湿潤剤 により湿潤される精油である。一般に、フレーバは0.01−0.2% v/v である。精油の例としては、(蒸留および冷圧される)レモン、ライム、オレン ジ等の柑橘類オイルと、シナモン、ブッコ、ハッカ等の自然のスパイスオイルが ある。一般に、適当なフレーバ薬品は、エステル、アルデヒド、脂肪酸、ラクト ン、テルペンアルコールである。バニリン(4−ヒドロキシ−3−メトキシベン ズアルデヒド)(4-hydroxy-3-methoxybenzaldehyde)は一つの例であるが、他の 適当なフレーバは当業者にとって公知なものであるはずである。 二つ以上の液体が飲料に移送される場合に、二つの液体は例えば両方とも着色 することができ、この場合、壮観な視覚効果がつくられるはずである。特に、二 つの液体が飲料内に異なる位置で注入される場合には、壮観な視覚効果がつくら れるはずである。もう一つの方法として、このような液体の両方に風味をそえる ことができ、この場合には、特にチキソトロープ剤または増粘剤が一つ以上のフ レーバ剤とともにか、または別々に飲料内に注入される場合にフレーバの変化度 をつくることができる。もう一つの方法として、各液体を異なる類の液体とする ことができ、例えば所望によりフレーバおよび着色剤を同時または異なる時間で 注入することができる。また、上述したように着色したツイストにもまた風味を そえることが可能であり、この場合には、フレーバは即座にドリンク全体に浸透 はしない。このように、フレーバの変化度をつくる構成とすることができる。代 表的なツイストは、ジュースかまたはジュース濃縮物のツイストである。 また、色変化を他の方法で誘導する構成とすることができる。例えば、コチニ ール色およびアントシアニン等の特定の食用色素による色形成はpHに依存し、 酸性環境であるかまたはアルカリ性環境であるかにより異なる色を形成する。例 えば、pHが7以下の飲料を含有し、第二の液体として弱塩基性溶液の染料を使 用することにより、この特性を利用することができる。容器が開放された時に、 塩基性色素溶液は容器の酸性溶液内に注入され、およそ7以下まで染料のpHを 下げ、染料の色変化を開始する。キレート剤を用いることにより同様の効果をつ くることができ、染料において金属イオンがあるかないかがその染料の色を変化 させる。 また、フレーバ活性化剤を第二の液体内に注入することができ、例えば、第二 の液体は砂糖の水溶液か、公式化されたフレーバまたはフェニルアラニン等の人 工甘味料を構成要素とすることができる。これは、水溶液において安定している 化合物には特に有効ではないが、水溶液において不安定なフレーバ剤または水溶 液において不安定なフレーバエンハンサ(flavour enhancer)を飲料に添加するこ とができる。これにより、以前には全く使用することができなかった場合または 化合物の相当な割合の崩壊を可能とするのに十分な量で添加しなければならなか った場合にも、これらフレーバ活性化剤を使用することが可能となる。} 第二の流動性物質は他の液体であるか、または飲料内への導入に望ましい他の 種類の流動性物質である可能性がある。例えば、ジュース飲料内に導入される茶 濃縮物である可能性があり、またはその逆も同様である。もう一つの例として、 アルコール類と清涼飲料の混合がある。また、第二の液体は、チキソトロープ剤 または増粘剤、製薬(例えば、薬が水溶液において不安定であるが、エタノール または何らかの他の液体において濃縮物として貯蔵することができる場合と、希 水溶液として口に与えることが望ましい場合か、または薬物の望ましくない味を 隠す必要がある場合に有効となるであろう)、トニック水をつくるために炭酸水 と混合するためのキニーネ濃縮剤または同様の混合物とすることができる。 二つの液体が混合される幾つかの場合において、幾人かの人はむしろ一つの液 体を好み、他の少数は混合物から一つの液体を取り除くことさえも好む。 従って、本発明はまた、第二の液体の第一の液体での濃度を変えることができ る容器を提供するものである。第一のヘッドスペースと第二のヘッドスペース間 の圧力を均衡するがある本発明による実施例においてこれを行う一つの手段は、 ボトルのキャップにブリード孔または弁装置を設けることである。これにより、 第一のヘッドスペースまたは第二のヘッドスペースからのガスをいくらか徐々に 流出させることができる。どちらの室から流出されるかに関係なく、生成される わずかな圧力差がすばやく均衡し、第二の液体の放出はないが、両方のヘッドス ペース内の圧力は減圧される。従って、第一の室が大気に開放されたとき時には 、第二のヘッドスペースと第一のヘッドスペース間の圧力差はガスが流出されな かった場合に生じるはずであったよりもより低くなる。従って、第二の液体が第 二の室から放出される推進力はより小さくなる。容器の圧力が十分に減圧された 場合には、第二の液体は第二の室から全く放出されず、第二の液体の第一の液体 における濃度が低くなる。 もう一つの方法として、第一のヘッドスペースと第二のヘッドスペース間の圧 力を均衡するために使用されるオリフィスが比較的大きな場合には、第二の液体 は十分に放出されない。この場合は、第一の室が大気に開放された時に圧力の急 速な均衡が行なわれる傾向があり、オリフィスが規制される前にある程度均衡が 行われ、第二のヘッドスペースの圧力が減圧される。 第二の室がボトルのキャップの裏面に取り付けられる場合には、キャップを取 り外すかまたは処理した場合には第二の液体のさらなる放出の機会はない。しか しながら、キャップを交換することにより容器を密封する場合か、または第二の 室を容器の内側に固定する場合に、ボトル上面に指を置いて振ることにより第二 の室はある程度まで加圧される。容器が大気に再開放された時に、第二の液体は 前と同様に放出し、特別に強力な混合が必要な場合には、上述したような要領で 進めるように取扱説明書を容器の上に付けておくことができる。 さらに、混合物の一つの構成成分、例えばアイスティ濃縮物を、例えば、ボト ルの開口前にボトルキャップからタブを取り除くことにより毛細管から機械的障 害を除去する装置により、ジュースドリンクから除外することができる。 第二の液体が第一の室に放出された時に第一の室に泡を形成することが有効で ある場合には、第二の液体は泡促進剤(foaming promoter)を有する構成とするこ とができる。もう一つの方法として、第二の液体が第一の液体内に注入される時 に過度な泡が生じる可能性がある場合には、第二の液体が泡反応抑制剤を含有す る構成とすることができる。適当な泡反応抑制剤は、脂質、脂肪酸であり、例え ばオレイン酸および脂肪アルコールと、例えばオクタノールであり、適当な泡促 進剤は、超微粒子塩およびパウダと、大麦から得られるような蛋白性物質と、ソ ープウッド(soapwood)およびホップからの抽出物である。 有利に、第一の室および/または第二の室は、核形成を促進させる活性面を有 している。一般に、これらの活性面は室に挿入されるポリオレフィン構造の面で あるが、室の内側全体をポリオレフィンで被覆することができる。第一の室の場 合には、活性面を設けることにより、含有される飲料における発泡を促進する。 第二の室の場合には、活性面は第二の液体の脱炭酸を最大限とし、第二の液体の 放出のための付加的な推進力を与える。 また、タンパプルーフキャップ(tamper proof cap)により、部分的にボトルを 開放することにより圧力を開放可能とし、次に別の動作により完全にキャップを 取り外すことにより、飲料において過度な発泡の傾向がある問題を克服すること ができる。 加圧される容器に第一の流動性物質と第二の流動性物質を分離して効果的に収 容し、加圧容器が開口された時には第二の流動性物質を第一の流動性物質内に移 送する装置を提供したが、このような装置はまた、ガスまたは分離して収容され る第一の流動性物質の等分した部分(aliquot)を第一の流動性物質の主要な部分 内に注入するために使用することができることが分かった。 従って、本発明による第四の構成によれば、 第一の流動性物質の主要部分を収容し、大気圧以上の圧力のガスによって形成 される第一のヘッドスペースを有する第一の室と、 (液体またはガス形状の)第二の流動性物質のより小さい部分を収容し、大気 圧以上の圧力のガスを収容する第二の室と、 第一及び第二の室間でガスを移送する手段と、 第一の室を大気に開放する手段と、 第一の室が大気に開放された時に第二の流動性物質のより小さい部分を第一の 流動性物質の主要な部分内に注入する手段とを備えた、第一の流動性物質の主要 部分および(液体またはガス形状の)第二の流動性物質のより小さい部分を分離 して収容する容器が提供される。 ガスが第一の流動性物質(物質が液体である場合)内に注入される場合に、ガ スを導入する導管手段は第一の流動性物質の水面下まで延びていなければならな いこと以外は、第二の流動性物質(主として液体)の第一流動性物質(主として 液体)内への導入に関して上述した本発明による他の構成は、本発明によるこの 実施例に同様に適応可能である。このような導管手段は、ほとんど(主としてボ トルである)容器の底部まで延びていることが好ましい。他の適応については、 図15a−cと、図16a−cと、図17a−cに関連して説明されている。 さらに、上述した幾つかの装置は、第二の液体の第一の液体内への移送か、第 一の液休のより小さい部分の第一の液体の主要部分内への移送か、または、第一 の室と第二の室間の圧力を均衡する手段を有していない装置におけるガスの第一 の液体内への移送に適している。すなわち、あらかじめ加圧された第二の室をボ トルまたは本発明の使用に適した他の形状に挿入することができ、その内容物を 上述した装置を介して移送することができ、このような装置もまた本発明の一部 分を構成しているものである。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明による(ボトル形状の)容器の上側部分の断面図である。 第2a−c図は、図1に示したインサートの放出を示す図である。 第3図は、本発明のもう一つの実施例によるボトルの上側部分の断面図である 。 第4図は、本発明のさらにもう一つの実施例によるボトルの上側部分の断面図 である。 第5図は、本発明のさらにもう一つの実施例によるボトルの上側部分の断面図 である。 第6図は、本発明のさらにもう一つの実施例によるボトルの上側部分の断面図 である。 第7a−c図は、第図6に示したインサートの放出方法を示す図である。 第8a−c図は、本発明のさらにもう一つの実施例によるインサートの放出方 法を示す図である。 第9a−c図は、本発明のさらにもう一つの実施例によるインサートの放出方 法を示す図である。 第10a−c図は、本発明のさらにもう一つの実施例によるインサートの放出 方法を示す図である。 第11図は、本発明のさらにもう一つの実施例によるボトルの下側部分の断面 図である。 第12図は、本発明のさらにもう一つの実施例によるボトルの下側部分の断面 図である。 第13a−c図は、第図10および第図11に示したインサートの放出方法を 示す図である。 第14a−d図は、第図4に示した変形のインサートの加圧および放出方法を 示す図である。 第15a−c図は、第図8a−cと同様の図であるが、ガスがボトルに含有さ れる液体内に注入される本発明の実施例を示す図である。 第16a−c図は、ガスがボトルに含有される液体内に注入される本発明のも う一つの実施例を示す図である。 第17a−c図は、ガスをボトルに含有される液体内に注入可能な第9a−c に示した本発明の実施例を示す図である。 第18a−c図は、本発明のさらにもう一つの実施例の作動様態を示す図であ る。 発明を実施するための最良の形態 図1には、第一の室を構成するボトル10が示されており、ボトルに対して開 口部12を密閉するようにフランジ13上に形成される(図示しない)ネジ蓋を 収容するネジ山11を有している。ボトルは、フランジの下側に近接して(液体 15の形状の)第一の流動性物質で満たされているが、ボトルが密閉された時に 大気圧よりも高い圧力でガスを含有する第一のヘッドスペース14が、第一の液 体15の上に残されている。一般に、第一の液体は炭酸飲料であり、ヘッドスペ ース14は、ボトルの密閉時に第一の液体15からのガスの放出のために加圧す るが、第一の液体が「蒸留」飲料である場合にはボトルを窒素等で加圧すること は一般的な方法である。 本発明の実施例において、インサート16は第一の液体15に浮かんでいる。 一般に、第二の室を構成するインサート16は、(液体17の形状の)第二の流 動性物質と第二のヘッドスペース18から成るスペースを包囲する熱可塑性壁1 9を有している。インサート16は、本実施例の場合には第一のヘッドスペース 14から壁19を通って壁の内側へ延びるグースネック毛細管20の形状の導管 手段を有している。グースネック毛細管は、第一の垂直部23と、インサート1 6の壁19を貫通して延びる水平部22と、第二の垂直部21を有している。さ らに、グースネック20は小さなオリフィス24を有しており、グースネック毛 細管20の直径のオリフィス24の直径に対する比率は、約15:1である。本 実施例において、オリフィス24は、グースネック毛細管20の第一の垂直部2 3にあり、グースネック毛細管20のこの部分は第二の液体17内に開口するオ リフィス26も有している。 図1に示したインサート16の放出方法は、図2a−cに図示されている。図 2aにおいて、ボトルはキャップ27で蓋をかぶせられて示されており、このた めボトル10は加圧されている。ボトル10の内側の圧力は、そこに含まれる飲 料により通常の使用において5気圧以上である可能性がある。密閉状態のボトル 10において、図2aに示したように、ボトル10のヘッドスペース14の圧力 は、グースネック毛細管20への入口25と、グースネック毛細管20と、グー スネック毛細管20に形成された小さなオリフィスを経由して、インサート16 の第二のヘッドスペース18と流通関係にある。この小さなオリフィスは、第一 と第二のヘッドスペース間のいかなる圧力差も即座に均衡化されないが、時間が たてばゆっくり均衡化されるように十分小さくなっている。しかしながら、冷凍 室または冷蔵庫が閉鎖または開放された時のおそらく小さな温度変化の結果とし て、第一のヘッドスペース14の圧力において小さな変動が生じた場合には、こ のような変化は第二の液体17を放出することなく敏速に均衡化される。 図2bに図示したように、キャップ27が取り外された時に、第一のヘッドス ペース14の圧力は、即座に大気圧まで下がる。小さなオリフィス24は、この ような大きな圧力差を即座に均衡化することはできない。このように、ボトル1 0を開口することにより生じる大気に対する圧力差が、第二の液体17のグース ネック毛細管20内への流れを起こす。第二の液体17は、直ぐに小さなオリフ ィス24に達して、このオリフィスを介するガスの更なる交換を規制する。ここ には、第二の液体17の放出以外には、第一のヘッドスペース14と第二のヘッ ドスペース18間の圧力差を均衡化する手段はないままである。従って、第二の 液体12の放出は、圧力差がもはや存在しなくなるまで続く。 図2cに最も良く示したように、第二の液体17は、グースネック毛細管29 から出口25を介して直ぐに流れ、発生する大きな圧力差により生じる実質的な 推進力があるために液体の噴出のように流れる。このように、第二の液体17は 、第一の液体15の至る所に打ち寄せ、それとともに相対的に混和でき、急速に 混合される。一方、第二の液体が、(おそらく、第一の液体において最小溶解度 を有しているためか、または実質的に第一の液体よりもさらに粘性があるため) 著しく混和できない場合には、第二の液体が彩色されている場合には視覚効果を つくることができ、第二の液体がフレーバである場合にはフレーバの変化度をつ くることができる。主として、(ジュースまたは強壮飲料等の着色フレーバ剤の ねじれをつくることができる)。もう一つの方法として、混和できる着色剤を加 えた場合には以前は透明であった飲料を着色することができるか、または上述し たように色変添加剤を注入した場合には飲料の色を変えて着色することができる 。 図1に示した本発明の実施例の変形例が図3に示されている。二つの実施例間 の類似点を考慮して、同様の参照符号が同様の特徴に対して使用されている。実 際のところ、二つ実施例は、グースネック毛細管の第二の垂直部21が第一の液 体15の水面下で終端となっていることと、第二の垂直部21が第二のオリフィ ス24bを有していることだけが異なっている。第二のオリフィス24bは、第 一のヘッドスペース14と連通しており、このため二つのヘッドスペース14お よび18間の圧力均等化が可能となっている。インサート16の放出方法は、第 二の液体17は第一のヘッドスペース14内でなくて第一の液体15内に直接放 出されること以外は、図2a−cに関連して前述したとおりである。図4と、図 5と、図6と、図7a−cには、図1と図2a−cと図3に関連して上述したも のと同様の本発明の実施例が示されているが、インサートがボトルのキャップの 裏面に取り付けられている。従って、同様の参照符号をこれらの図面における同 様の特徴に対して使用する。 図4において、キャップ27は、ネジ係合部29と、その裏面に密閉部28を 有していることが分かる。インサート16は、例えば接着剤を使用するかまたは 熱接着するか、またはネジで取り付けるか、あるいはキャプの成形特徴により、 なんらかの便利な方法で密閉部28の裏面に固定される。この場合、グースネッ ク毛細管20は、図1に示したように、第二の液体17の貯蔵容器から第二のへ ッドスペース18内に延びている、オリフィス24を含む第一の垂直部23を有 している。しかしながら、グースネック毛細管20の水平部22は、インサート 16の壁19を貫通しておらず、むしろ、グースネック毛細管20の第二の垂直 部21が、第二のヘッドスペース18の内側で始まって第二の液体17とともに 連通することなく第二の液体17を貫通して、次に壁19を通って第一のヘッド スペース14に延びている。第一の液体15のグースネック毛細管内への流れを 防止するが、出口25を介して第二の液体17の流れを可能とするように、適当 な材料のフラップ30が第二の垂直部21の端部に向かって配置されており、こ のようにフラップ30は逆流防止手段として作用する。また、第二の液体17の 水平面は、ボトルをどちら側かに横たえた場合に水平面がオリフィス24を覆う ことがないことが望ましい。破線Aは、図4に示したようにボトル10を左側に 横たえた場合の第二の液体17の水平面を示しており、破線Bは、図4に示した ようにボトル10を右側に横たえた場合の第二の液体17の水平面を示している 。これらの線のそれぞれの下のクロスハッチ領域は、覆われるはずのインサート 16の内側領域を示しており、ボトルをどちら側かに横たえた時にオリフィス2 4は覆われないことは明らかであろう。これは、本実施例のインサート16は、 容量の約40%のみで満たされているからであり、グースネック毛細管20の第 一の垂直部23は中心線Cの少し左に位置しているがオリフィス24が右側にあ る (事実上中心にある)ためにオリフィス24は覆われない。ボトルの向きとは関 係なく第一のヘッドスペース14と第二のヘッドスペース18間の小さな圧力差 が均衡化されることが可能なため、これは有利なことである。 本実施例のグースネック毛細管20の第一の垂直部23は、オリフィス24の どちら側かに(図示しない)折り畳み線を有している。さらに、グースネック毛 細管20の水平部22は、キャップ27の裏面に当接している。このように、グ ースネック毛細管の水平部22の真上の地点へ矢印Cの方向に付与される圧力は 、第一の垂直部23に伝達され、オリフィス24のどちら側かの折線に作用し、 毛細管を折り畳み、それによりオリフィス24が閉鎖されるかまたは制限される 。なお、オリフィス24がボトルを開口する前に完全に閉鎖されている場合には 、第二の液体17がグースネック毛細管20を介して第一の液体15内に殺到す る前に、第一のヘッドスペース14の圧力と第二のヘッドスペース18の圧力が 均衡化する機会が少しもない。一方、オリフィスが単に制限されている場合には 、なんらかの実質的な圧力の均等化のためのより少ない機会があり、第二の液体 17がグースネック毛細管20の第一の垂直部23内に押し寄せた時には、オリ フィス24を介するガス交換はより容易に防止される。 図5および図6はそれぞれ、前の図面に示したものと同様のインサート16を 示しているが、グースネック毛細管20の第一の垂直部23がインサート16の 壁19に中央の代わりに近接して配置されている。その結果、グースネック毛細 管20の水平部22の長さが減少されている。図5において、グースネック毛細 管20の第二の垂直部21は、第一のヘッドスペース14で終端となっているが 、図6において、第二の垂直部21は第一の液体15の水面下で終端となってい る。従って、図6のグースネック毛細管20は、第二のオリフィス24bを有し ており、第一のオリフィスは24aで示されている。第二のオリフィス24bの 機能は、図3に関連して説明したとおりである。 図6のインサート16の放出は、図7a−cに示されており、図3に図示して 図2a−cに関して説明したインサートの放出と実質的に同様の要領で起きる。 放出方法の主な違いは、図7aで密閉されて図示されているキャップ27が図7 bでは弛められているが、この段階では完全には取り外されていない。一般に、 タンパエビデント(tamper evident)キャップは二段階で取り外され、第一段階で シールを壊してボトルの圧力を解放し、第二段階でキャップは蓋を回してはずさ れる。図7cで明らかなように、第一段階の圧力の解放は、第二の液体17の第 一の液体15内への放出を開始するのに十分なものである。放出は十分に速く、 キャップが完全に蓋を回してはずされる前に放出が完了される。図5に示したイ ンサートは、は同様の要領で放出するが、第二の液体17を第一のヘッドスペー ス14内に注入する。 図8a−cに示した本発明の実施例は、前と同じように図2a−cに図示した ものと同様のものである。本実施例のインサート16は、そこに形成される小さ なオリフィス24を有していないグースネック毛細管20を有しており、インサ ート16の上面31の一部分がナイロン、ポリエチレンまたはPET等のガス透 過性プラスチック材料で形成されており、第二の液体は第一のヘッドスペース1 4から上面に浸透するガスと次第に飽和される。この場合には、第二の液体が飽 和するまでガスがガス透過性プラスチックを介して拡散するので、ガスは第二の 液体で溶解する。キャップ27が取り外された時に、第二の液体はそこに溶解さ れているガスを遊離させる傾向があるが、ガス透過性膜を急速に通過することは ないため、第二の液体はグースネック毛細管20に対してその推進力としてグー スネック毛細管20内に殺到する。インサートがボトルキャップに取り付けられ ている(図4および図5に示した等の)インサートも含む他の実施例のインサー トにおいて、ガス透過性プラスチック製パッチを使用することができる。 図9a−cに示した本発明による実施例は、内側に第一の室を構成するボトル 40から成り、ネジ係合部42と密閉部43を有するキャプ41により蓋をかぶ せられている。密閉部43は、熱可塑性物質等の弾性材料で形成されている。キ ャップのネジ係合部42は、ボトル40のネジ山に係合する。ボトル40は、完 全な密閉位置ある時にキャップ41が上に位置するフランジ44を有している。 キャップ41の密閉部43は、その裏面に取り付けられて容器の第二の室を構 成するインサート45を有している。さらに、キャップ41の密閉部43の一部 分は、インサート45の上壁46を構成している。インサート45の側壁47は 、そこに形成される(ボトル40を片側に横たえた時に、第二の液体53がイン サ ート45から流出しないようにするためにバルブまたはガス透過性パッチを使用 することができたとしても)小さなオリフィス48を有しており、底壁49は略 円錐形状となっている。上壁46は、その上に形成されるバレル50と、バレル の内側に固定されるがバレルのベース部から離間した位置でバレル50の内側に 衝合されるバルブ・ステム51を有している。バルブ・ステム51は、インサー ト45の底壁49のオリフィス52に固着されてオリフィスを密閉する。 キャップ41が、ボトル40上にネジにより装着された時に、キャップ41の 密閉部43は変形し、このためインサート45の上壁46も変形する。上壁46 の変形は、バルブ・ステム51を下向き方向に押し付ける傾向があるが、バルブ ・ステム51はオリフィス52に固着されているため、生じる移動によりバレル 50の内側に固定されているバルブ・ステム51の端部がバレル50のベース部 に衝合する位置に移動することになる。図9cにおいて明らかなように、バルブ ・ステム51はこの位置で固定され、キャップが再びネジにより脱着された時に はこの位置で保持される。しかしながら、上壁46はもう一度変形し、バルブ・ ステムはバレル50のベース部にしっかり保持されているため、この時バルブ・ ステム51は上壁とともに移動する。これにより、オリフィス52が開口され第 二の液体53が第一の液体54に注入される。本発明による前述の実施例の場合 のように、本発明によるこの実施例において、圧力は、オリフィス48を介する ガス交換により第一のヘッドスペース55と第二のヘッドスペース56間で均衡 化される。オリフィス48は本発明のこの実施例では決して規制されないが、オ リフィスは十分に小さいか、または大きな圧力差を急速に均衡化できない感圧性 オリフィスかまたはバルブの形状となっている。 図10a−cには、図9a−cに示したものと同様のインサートが示されてお り、同様の参照符号が同様の特徴に対して使用されている。しかしながら、本実 施例において、キャップ41をボトル40にネジにより装着させることにより( 図10bに示したように)バルブ・ステム51を底壁49との接触方向に移動さ せた時に、後でオリフィス52となる地点52で底壁49に孔を開けることがで きる先端をバルブ・ステム51が有している。バルブ・ステム51は、図10a においてバレル50の内側にそのベース部に衝合してしっかり固定されており、 図 示した密閉および開口動作の間この位置にとどまっている。これは、バルブ・ス テム51の新しく形成されたオリフィス52(図10bを参照)からの引抜きに より、第二の液体53の解放となるためである。この解放は、図10cに図示さ れており、第二の液体はオリフィス52を介して放出される。 図11には、本実施例ではボトル60である第一の室の底面が、第二の室を構 成するインサート61を有している本発明による実施例が示されている。インサ ート61は、ベース部64の内側に第二の液体63を含有することを可能とする 壁62を有している。また、インサート61は、本実施例ではベース部分から上 向きに延びる毛細管65である導管手段を有している。毛細管65は、真直ぐで あり、オリフィス66を介して第二の液体63と連通している。毛細管65は、 上端に第一の液体と連通してオリフィス67を有しているが、上端にはまた、本 実施例では材料68のフラップである逆流防止手段を有している。逆流防止手段 は毛細管の端部で毛細管内への第一の液体の流入を防止するために作用するもの である。第二のヘッドスペース69と第一の液体64上の(図示しない)第一の ヘッドスペースの圧力は実質的に同じであるが、これらの圧力を均衡化すること を可能とする手段はない。 インサート61をボトル60に配置するために、インサートが毛管作用を介し て第二の液体63を吸い上げることができるようにし、これは実質的に密閉され るボトルで予想されるものである圧力で加圧される気圧で行われる。インサート 61が加圧されてボトル60内に挿入される間、第二の液体63を凍らせる。次 に、ボトル60は充填されて密閉される。低温殺菌プロセス時にボトル60は加 熱されて、凍結した第二の液体の栓が溶ける。インサート61の内側の圧力は、 ボトル60の内側の圧力と実質的に同じであるように選ばれているため、栓が溶 解した後でさえも、第二の液体が第一の液体64内に注入される実質的な推進力 はない。その代わりに、毛細管65内にエアロックが生成され、これにより第一 および第二の液体との混合が防止される。材料68のフラップは、バックアップ 装置として機能し、温度の変動が第一のヘッドスペースの圧力において比較的大 きな増大を引き起こす場合には、第一の液体64がインサート61内に流入する のを防止する。 図12に示した本発明による実施例は、材料68のフラップが除去されている こと以外は、図11に示したものと同様のものである。 図13a−cに図示したように、ボトル60の含有物の放出は、(図示しない )キャップが取り外された時に起こる。ボトルヘッドスペースの圧力は、大気に すばやく減圧され、その結果、毛細管65のエアロックはもはや第二の液体63 に抵抗として作用せず、第二の液体がボトル60のベース部から第一の液体64 内に注入される。 図14a−dに示した本発明による実施例は、インサート16の底壁に取り付 けられるキャップ80を有している以外は図4に示したものと同じものである。 キャップ80は、片側にキャップの略半分より上側に小さなオリフィス81を有 している。キャップは、開口した上部を有しており、断面が略円筒状となってい る。従って、グースネック毛細管20の第一の垂直部23の下端を収容すること ができる(図14aに図示されている容器のキャップ80とインサート16の底 壁と小さなオリフィス81に対する、第一の垂直部23の物理的位置および配列 の分解図を示す図14dを参照、)。 図14bにおいて明らかなように、第一の垂直部23に対するオリフィス26 は実質的にキャップ80の底部に対して配置され、オリフィス26がインサート 16の底壁に対してしっかり密閉しないことを示している図4とは対照的である 。従って、図4の実施例において、少量の第二の液体17がグースネック毛細管 20に進入することができる。温度の変動が生じた場合には、液体はグースネッ ク毛細管20に沿って移動することができ、液体のいくらかの漏出が生じる可能 性がある。 図14aにおいて、キャップ27がボトルにネジにより装着されると、キャッ プの裏面の密閉部28は、グースネック毛細管20の水平部22に作用して水平 部を下向き方向に押し付ける。第一の垂直部23のオリフィス26は、キャップ 80に進入するが、この時点では小さなオリフィス81に対して並列ではない。 そのため、小さなオリフィス81は開口したままであり、小さなオリフィス81 と第一の垂直部23に対するオリフィス26を介して第二の室の内側と第一の垂 直部23の内側間で流通する。 次に、図14bにおいて、キャップ27はボトルにしっかり密閉され、第一の 垂直部23は、第一の垂直部の側壁が小さなオリフィス81に対してしっかり配 置されるように十分遠くまでキャップ80内に押し付けられている。従って、小 さなオリフィス81は閉鎖され、いずれにしても、第一の垂直部23に対するオ リフイス26は、キャップ80の下部に対してしっかり押し付けられる。 図14cにおいて明らかなように、ボトルの開口時に、グースネック毛細管2 0の第一の垂直部23(図14d参照)に対する下向きの圧力は解放され、第一 の垂直部は再び上向きに移動し、小さなオリフィス81を開口し、第二の液体が 小さなオリフィス81を介してキャップ80内に流入し、次にオリフィス26を 介してグースネック毛細管20の第一の垂直部23内へ流入するのを可能とする 。第一の室14に同時に減圧が生じるため、第二の液17の放出が行われる。 図15a−cに示した本発明による実施例は、インサート16に液体がないこ と以外は図8a−cに図示したものと同一のものである。従って、放出が生じる と、インサート16からのガスは、グースネック毛細管20を通ってボトル10 の底部の近くで終端となっているところまで通過し、グースネック毛細管から出 口に気泡83を形成する。形成される小さな気泡は、次の気泡の形成のための核 形成サイトとして作用し、ボトルを開口する数秒内に泡の実質的な水頭部をボト ルで生成する。 なお、ガス透過性材料で形成される上面31の一部分を、図1および図2a− cに示したように、小さなオリフィスに置き換えることができる。 図16a−cに示した本発明による実施例は、図14a−cに示したものと概 念的には同様のものであるが、図9a−cに示した本発明による実施例に似てお り、同じ参照符号がここで開示されている実施例に使用されている。この場合、 キャプ84はバレル50と交換し、毛細管86はバルブ・ステム51と交換して ある。図9a−cに示した実施例においてバルブ・ステム51がバレル50にあ るように、毛細管86はキャップ84に収容されない。その代わりに、キャップ 84は小さなオリフィス85を有しており、キャップがネジにより装着される時 にキャップ41の密閉部46によりキャップ84が下向きに押し付けられると、 オリフィス85は毛細管86の側面により閉鎖される。これは、図16bにおい て明らかである。キャップが再開口されると、毛細管86はもう一度キャップ8 4から摺動することができ、それにより小さなオリフィス85を開口させ、イン サート45の内側をボトル40の内側との流通関係とする。従って、インサート 45からのガスの放出が毛細管86を介して行われる。前と同じように、ガス放 出はボトル40の下部の近くの地点で行われ、気泡83がボトル40に含有され る飲料で生成される。 図17a−cは、図9a−cに示した発明の実施例と同様のものであり、同じ 参照符号を使用する。本実施例において、バルブ・ステム51は毛細管87の内 側に取り付けられる一端部52を有しており、他端部は、バレル50に収容可能 となっている。毛細管87はインサート45からボトル40のほとんど底部まで 延びており、インサート45の裏面49の頂点で始まっている。そのため、バル ブ・ステム51のバレル50での収容前に、図17aに示したように、バルブ・ ステム51の端部52は毛細管87の内側に存在する。ボトルのキャップ41が ネジにより装着された時に、バルブ・ステム51はバレル50により収容される が、バルブ・ステム51の端部52は毛細管87の内側に配置されたままである 。しかしながら、キャップがネジにより脱着されると、収容されたバルブ・ステ ム51は毛細管87から摺動し、インサート45内に収容されたガスが毛細管8 7の下方へ飲料内へ殺到する。前と同じように気泡83が飲料で生成され、その 結果、泡の水頭部が形成される。 図18a−cに示した本発明による実施例は、図4および図14a−dに示し たものと概念的には同様のものであり、もう一つの実施例の開示において、前述 の実施例の開示において使用したのと同様の参照符号が以下の説明において使用 されている。図18a−cに図示したように、本発明によるこのもう一つの実施 例において、図4および図14a−dにおける二つの室の間に導管を形成するグ ースネック毛細管構造は、同心状に配置される構造から形成される毛細管と交換 されている。同心状に配置される構造は、断面で見た時になんらかの望ましい形 をとる可能性があり、しばしば都合よく略円弧状の断面形状を有している。 図18a−cに示した実施例に採用されている毛細管手段は、上端でインサー ト16に接続されるスタンドパイプ91を有しており(図示した実施例におい て、インサート16の上側部分はボトルキャップ27の下に配置されており)、 スタンドパイプ91の他端部に第二の流動性物質17に浸される出口93を規定 している。スタンドパイプ91の内側に同心状に配置されるのは、もう一つのス タンドパイプ96であり、インサート16の底壁を介して第二の室のヘッドスペ ース18と第一のヘッドペース14間で流通している。この第二のスタンドパイ プは、下端に開口部96を有しており、図18a−cに図示したように第一の室 のヘッドスペース14に配置され、その他端部の開口部97は第二の室のヘッド スペース18にスタンドパイプ91に近接して配置されている。液体17の上の 位置でスタンドパイプ95の一つの壁に配置されるのはインサート16であり、 開口部97の下には、図4で説明したオリフィス24のものと同様の要領で機能 する小さなオリフィスまたはスリット24がある。特に図18aに示したように 、インサート16は下面で突出部92と接合している。図18aおよびbに示し たように、突出部92は、図示した装置の使用において、スタンドパイプ95の 上端に係合してそのスタンドパイプを密閉するように配置されている。インサー ト16の底部には、インサートの底壁に接続され、装置の使用において後述する 要領で、スタンドパイプ91の出口93を収容する形状の同心状に配置されたカ ラー94がある。 ボトルがキャップ27をネジにより脱着することにより開口されると、出口9 3はカラー94から離れる方向に移動し、それにより第二の流動性物質17が毛 管作用によりスタンドパイプ91の内壁とスタンドパイプ95の外壁間のスペー ス100で上向きに移動する。十分なキャップの移動により、突出部92は上向 きに移動し、あらかじめ密閉されていたスタンドパイプ95の開口部97の密閉 を解除して、それにより、第二の流動性物質がスペース100の内側でスタンド パイプ95の開口部97の高さを越えて上向きに移動することを可能とする。こ れにより、第二の流動性物質はスタンドパイプの開口部96からボトルのヘッド スペース14内に流出することが可能となる。本発明の適当な用途において、第 二の物質は次に、第一の流動性物質15内に移送される。本発明のさらにもう一 つの用途において、第二の流動性材料を単に容器の第一のヘッドスペース内に移 送する構成とすることができるか、または第一の流動性物質と接触されるかまた は接触されない構成とすることができる。 当業者にとって明らかな本発明の変形および変更もまた、本発明の範囲内に含 まれているものである。 また、本明細書において使用されているどの場合においても、用語「から成る 」の形式は、用語「を有する」の形式に対する意味において同等のものであり、 他の要素または要件の存在を排除するものとして解釈されるべきではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 PP0772 (32)優先日 平成9年12月5日(1997.12.5) (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(i) 第一の流動性物質を収容し、大気圧以上の圧力のガスによって形成 される第一のヘッドスペースを有する第一の室と、 (ii) ガスを含有する第二の流動性物質を収容し、付加的に大気圧以上の圧 力のガスを収容する第二のヘッドスペースを有する第二の室と、 (iii) 前記第一の室の圧力を減圧する手段と、 (iv) 前記第一及び第二の室間でガスを移送する手段と、 (v) 前記第一の室の圧力が減圧されたときに、前記第二の流動性物質を前記 第一の流動性物質に移送する手段とを備えた、第一及び第二の流動性物質の混合 が所望されるまで第一の流動性物質及び第二の流動性物質を分離して収容する容 器。 2.前記第一の室の圧力を減圧する手段は、前記第一の室を該室の外部環境に開 放する手段を有し、前記外部環境は前記第一の室の開放前の圧力よりも低い圧力 であることを特徴とする請求項1に記載の容器。 3.前記第一の室の圧力を減圧する手段は、前記第一の室を大気に開放する手段 を備えたことを特徴とする請求項2に記載の容器。 4.前記第一および第二の室間でガスを移送する手段は、前記第一のヘッドスペ ースと前記第二のヘッドスペース間で(ここで定義されているように)圧力平衡 を行う手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。 5.前記第二の流動性物質を前記第一の流動性物質に移送する前に、前記第一お よび第二のヘッドスペース間の圧力差は約0.1から約10気圧であることを特 徴とする請求項4に記載の容器。 6.前記第一および第二のヘッドスペースのそれぞれの圧力は、略等しいことを 特徴とする請求項5に記載の容器。 7.前記第一および第二のヘッドスペースのそれぞれの圧力は、大気圧以上で0 .1気圧から10気圧の間であることを特徴とする請求項5または6のいずれか に記載の容器。 8.前記第二の流動性物質を前記第一の流動性物質に移送する手段は、前記第二 および第一の室間で連通し、前記第二の流動物質が貫通して移動可能な構造を備 えたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の容器。 9.前記構造は、チューブか、導管か、壁手段を貫通する孔か、または(ここで 定義されているように)毛細管構造から成ることを特徴とする請求項8に記載の 容器。 10.前記第一および第二の流動性物質はそれぞれ、 (i) 真の液体、 (ii) 溶液、 (iii) 懸濁液、 (iv) 乳状液、 (v) ガス、 (vi) 粉末、 または(i)乃至(vi)の二つ以上の組合せから成る群から選ばれることを 特徴とする先行する請求項のいずれかに記載の容器。 11.前記第一および第二の流動性物質は、同じ物理的特性の物質であることを 特徴とする請求項10に記載の容器。 12.前記第一および第二の流動性物質は、異なる物理的特性の物質であること を特徴とする請求項10に記載の容器。 13.(a)前記第一の流動性物質は付加的にガスを含有する真の液体であり、 (b) 前記第二の流動性物質は、 (i) 真の液体、 (ii) 溶液、 (iii) 懸濁液、 (iv) 乳状液、 (v) ガス、 または(i)乃至(vi)の二つ以上の組合せから成る群から選ばれることを 特徴とする請求項11または12のいずれかに記載の容器。 14.前記第二の流動性物質は、 (i) 色を変えるか、または (ii) 前記第二の流動性物質が移送されて前記第一の流動性物質と混合され た時に、前記第一の流動性物質に色を与えることができる一つ以上の物質から成 ることを特徴とする請求項13に記載の容器。 15.前記第二の流動性物質は、 (i) フレーバを変えるか、または (ii) 前記第二の流動性物質が移送されて前記第一の流動性物質と混合され た時に、前記第一の流動性物質にフエーバを与えることができることを特徴とす る請求項13または14のいずれかに記載の容器。 16.(a) 前記第一の流動性物質、または (b) 前記第二の流動性物質との組合せによる前記第一の流動性物質は、飲料 であることを特徴とする先行する請求項のいずれかに記載の容器。 17.前記容器は、 (a) ボトルか、または (b) 缶からを備えたことを特徴とする先行する請求項のいずれかに記載の容 器。 18.前記容器はボトルであり、前記第一の室の圧力を減圧する手段は、開放ま たは取り外された時に前記第一の室を大気に露出する前記ボトルに接合される開 放可能または取り外し可能な構造を備えたことを特徴とする請求項1に付加する 請求項17に記載の容器。 19.前記開放可能または取り外し可能な構造は、キャップから成ることを特徴 とする請求項18に記載の容器。 20.前記キャップは、前記ボトルからネジにより脱着することにより開放され るかまたは取り外されることを特徴とする請求項19に記載の容器。 21.前記第一および第二の室間でガスを移送する手段は、前記第一および第二 の室間に流通の通路を備え、前記第一の室の圧力を減圧する手段が作動された時 に、前記通路を介してガスの流れを起こすことを特徴とする請求項18乃至20 のいずれかに記載の容器。 22.前記第二の室は、前記キャップの一部分を形成する構造であることを特徴 とする請求19乃至21のいずれかに記載の容器。 23.前記第二の流動性物質を前記第一の流動性物質に移送する手段は、前記第 二および第一の室間で流通する構造から成り、前記第一の室の圧力を減圧する手 段が作動された時に前記構造を介してガスの流れを起こすことを特徴とする請求 19乃至21のいずれかに記載の容器。 24.前記第二の流動性物質は、前記第一の室に進入する前に前記第二のヘッド スペースを介して移動することを特徴とする先行する請求のいずれかに記載の容 器。 25.添付の図面に関連して実質的にここに開示したような、前記第一及び第二 の流動性物質の混合が所望されるまで第一の流動性物質及び第二の流動性物質を 分離して収容する容器。
JP50113199A 1997-06-11 1998-06-09 流動性物質を分離して収容し、必要に応じて物質の混合を可能とする容器 Expired - Fee Related JP4064469B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU7259 1993-06-24
AUPO7259A AUPO725997A0 (en) 1997-06-11 1997-06-11 A container for a liquid
AUPO8538A AUPO853897A0 (en) 1997-08-14 1997-08-14 A container for a liquid
AU0772 1997-12-05
AU8538 1997-12-05
AUPP0772A AUPP077297A0 (en) 1997-12-05 1997-12-05 A container for flowable materials
PCT/AU1998/000429 WO1998056678A1 (en) 1997-06-11 1998-06-09 A container for separately storing flowable materials but allowing mixing of materials when required

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002503188A true JP2002503188A (ja) 2002-01-29
JP4064469B2 JP4064469B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=27157998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50113199A Expired - Fee Related JP4064469B2 (ja) 1997-06-11 1998-06-09 流動性物質を分離して収容し、必要に応じて物質の混合を可能とする容器

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP1042188B1 (ja)
JP (1) JP4064469B2 (ja)
CN (1) CN1107627C (ja)
AR (2) AR012968A1 (ja)
AT (1) ATE287367T1 (ja)
DE (1) DE69828706T2 (ja)
NZ (3) NZ525978A (ja)
TW (1) TW512116B (ja)
WO (2) WO1998056679A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009523104A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 パッケイジング・アンド・プロダクト・イノベイションズ・ヨーロッパ・ビー.ブイ. 容器、容器の使用、添加物チャンバ、並びに、容器を充填するための方法
JP2009523666A (ja) * 2006-01-18 2009-06-25 カーボナイト コーポレーション 複数構成要素容器用の挿入物
JP2010534594A (ja) * 2007-02-20 2010-11-11 リー、ジュンミン 異種物質受容装置
JP2013244994A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Sj-Corporation インジケータ構造

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1185464B1 (en) 1999-06-22 2004-08-18 Rocep Lusol Holdings Limited Device for introducing a predetermined dose of additive into a packaged liquid
WO2001051367A1 (en) * 2000-01-12 2001-07-19 Britvic Soft Drinks Limited Beverage package
DE10020282A1 (de) * 2000-07-20 2002-01-31 Sacha Gortchokoff Kühlbare bzw. sich kühlende Getränkedose
DE20106836U1 (de) * 2001-04-19 2001-09-27 Rpc Bramlage Gmbh Einsatz für unter Druck stehende Flüssigkeitsbehälter, insbesondere Getränkebehälter
US8464883B2 (en) * 2008-01-12 2013-06-18 Fritz Seelhofer Closure for the metered addition of a separate liquid substance
GB201001851D0 (en) 2010-02-04 2010-03-24 Knott Richard Beverage packages
EP3021685B1 (en) 2013-07-15 2017-12-13 Nestec S.A. Self-foaming ready to drink beverages
US10308904B2 (en) * 2016-03-18 2019-06-04 James Loy Beene Jr. Food and beverage fermentation device
TWI680083B (zh) * 2018-01-26 2019-12-21 弘人工業股份有限公司 無菌飲料容器瓶蓋
CN111839384B (zh) * 2019-04-30 2022-05-13 布拉德肖国际有限公司 注入喷射式拖把
IT201900012249A1 (it) 2019-07-18 2021-01-18 Manfredi Iavarone Sistema e metodo per la preparazione e la somministrazione di bevande
CN116081093B (zh) * 2023-02-24 2024-06-11 中国航空油料有限责任公司南通供应站 一种改进型油品交接时油样瓶铅封装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1266351A (ja) * 1969-01-27 1972-03-08
US4524078A (en) 1982-01-04 1985-06-18 General Foods Corporation Pressurized container providing for the separate storage of a plurality of materials
GB8928893D0 (en) * 1989-12-21 1990-02-28 Whitbread & Co Plc Carbonated beverage container
GB9202600D0 (en) * 1992-02-07 1992-03-25 Whitbread & Co Ltd Carbonated beverage container
FR2689866B1 (fr) * 1992-04-09 1994-06-17 Oreal Procede pour realiser un melange extemporane d'au moins deux composants, liquides ou pateux, et bidon pressurise pour mettre en óoeuvre un tel procede.
EP0642448A1 (en) * 1992-06-04 1995-03-15 COSTELLO, Edward, Peter Inserts for drinks containers
GB9316317D0 (en) * 1993-08-06 1993-09-22 Smithkline Beecham Plc Novel container
ATE160549T1 (de) * 1993-08-12 1997-12-15 Whitbread & Co Ltd Behälter für kohlensäurehaltige getränke
GB2282792B (en) * 1993-10-12 1997-01-15 Bass Plc Liquid container and method of manufacture thereof
DE69416398T2 (de) * 1994-07-01 1999-09-09 Pechiney Emballage Alimentaire Schwimmender Metalleinsatz für Getränkebehälter
FR2730218B1 (fr) * 1995-02-06 1997-03-21 Jean Marc Francois Torrollion Dispositif pour stocker isoler un produit dans un emballage pressurise et le liberer au moment de son ouverture
GB2306430B (en) * 1995-10-23 1999-02-24 Guinness Brewing Worldwide A sealed beverage package and a method of forming such a package

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009523104A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 パッケイジング・アンド・プロダクト・イノベイションズ・ヨーロッパ・ビー.ブイ. 容器、容器の使用、添加物チャンバ、並びに、容器を充填するための方法
KR101414776B1 (ko) * 2006-01-12 2014-07-04 패키징 & 프로덕트 이노베이션스 유럽 비.브이. 용기, 첨가물 챔버, 및 용기 충전 방법
JP2009523666A (ja) * 2006-01-18 2009-06-25 カーボナイト コーポレーション 複数構成要素容器用の挿入物
JP2010534594A (ja) * 2007-02-20 2010-11-11 リー、ジュンミン 異種物質受容装置
JP2013244994A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Sj-Corporation インジケータ構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE69828706T2 (de) 2006-03-16
EP1042188B1 (en) 2005-01-19
DE69828706D1 (de) 2005-02-24
AR012969A1 (es) 2000-11-22
EP1042188A4 (en) 2001-09-05
TW512116B (en) 2002-12-01
NZ501712A (en) 2002-03-28
NZ515671A (en) 2004-01-30
WO1998056678A1 (en) 1998-12-17
JP4064469B2 (ja) 2008-03-19
AR012968A1 (es) 2000-11-22
ATE287367T1 (de) 2005-02-15
CN1264346A (zh) 2000-08-23
NZ525978A (en) 2004-10-29
EP1042188A1 (en) 2000-10-11
CN1107627C (zh) 2003-05-07
WO1998056679A1 (en) 1998-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6390292B2 (en) Container for separately storing flowable materials but allowing mixing of materials when required
JP2002503188A (ja) 流動性物質を分離して収容し、必要に応じて物質の混合を可能とする容器
US20020157970A1 (en) Beverage flavor dispensing cap
US4595121A (en) Apparatus and method for dispensing and preserving bottled degradable liquids such as wine and the like
DE69302229T2 (de) Eine Verpackung für ein Getränk und ein Verfahren zum Verpacken eines Getränkes
US6620444B1 (en) Two-compartment container for and method of admixing a flavour to a beverage
EA014514B1 (ru) Емкость, ее применение, камера для добавки и способ заполнения емкости
JPH09508088A (ja) 飲料用容器
US5660867A (en) Packaged beverages and packaging therefor
US20030148003A1 (en) Beverage package
AU773386B2 (en) A container for separately storing flowable materials but allowing mixing of materials when required
CA2293581C (en) A container for separately storing flowable materials but allowing mixing of materials when required
JP3260938B2 (ja) 発泡性飲料のためのパッケージ及びそのパッケージ方法
EP1392576B1 (en) Beverage dispensing cap
AU747223B2 (en) A container for separately storing flowable materials but allowing mixing of materials when required
JPH08507028A (ja) 炭酸飲料用容器
JPH0257567A (ja) 液体の安定抽出器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040930

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070329

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees