JP2002501338A - 通信システムにおける改良エコー抑圧のための方法及び装置 - Google Patents
通信システムにおける改良エコー抑圧のための方法及び装置Info
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Abstract
Description
クのエコー抑圧に関するものである。
信号は双方向通信リンクを介する2つのシステムユーザ間で頻繁に転送される。
このようなシステムでは、近端ユーザの音声は通常、通信リンクの一端での近端
マイクロフォンによって検出され、そして、その通信リンクを介して遠端ユーザ
の再生及び出力用の遠端スピーカへ送信される。逆に、遠端ユーザの音声は遠端
マイクロフォンによって検出され、そして、その通信リンクを介して近端ユーザ
の再生及び出力用の近端スピーカへ送信される。通信リンクのいずれの一端でも
、最も近いマイクロフォンによって検出されるスピーカ出力は通信リンクを介す
る返信を効率的に行えない場合があり、その結果、ユーザ見地からの混信フィー
ドバックあるいはエコーは受け入れがたいものとなる。
ン音声入力は、可能な限りスピーカ出力とは離れているべきである。従来の電話
機は、電話機のマイクロフォンがユーザの口に近いところで用いられ、一方で、
電話機のスピーカは実質的にユーザの耳に覆われているので、上記の離れている
という必要条件は実質的に達成されている。しかしながら、携帯電話の物理的な
サイズは小さくなっており、また、ハンズフリースピーカフォンはより一般的に
なっているので、製品は、スピーカからマイクロフォンの音響経路がユーザの頭
部や体によって覆われない設計に移行している。その結果、より複雑なエコー抑
圧技術の要求は、近年のシステムにおいては重要になってきている。
信号の多重反響が生じ得る閉ざされた車内環境のハンズフリー自動車電話の場合
に言われている。車内でのユーザの移動及び相対方向での変化及びエコー信号の
強度は、例えば、窓が空いている及び閉じている、あるいは運転中に運転手の頭
が動く場合に、車内環境でのエコー抑圧の動作を複雑にする。加えて、より近年
に開発されたデジタル電話は、著しい信号遅延を出力し、非線形信号歪みを生成
する音声符号器を通して音声信号を処理する。このような長い遅延はユーザ見地
からの信号エコーの問題を大きくし、付加された非線形歪みはネットワーク装置
によるエコー抑圧をより難しくする。
る。例としてエコー抑圧システム100を図1Aに示す。図示されるように、エ
コー抑圧システム100は、マイクロフォン110、スピーカ120及びエコー
サプレッサ130を含んでいる。マイクロフォン110の音声出力115は、エ
コーサプレッサ130の音声入力に接続され、エコーサプレッサ130の音声出
力135は、近端音声入力として電話(不図示)へ供給する。加えて、電話から
の遠端音声出力125は、スピーカ120の音声入力とエコーサプレッサ130
の基準入力へ接続される。
35を提供するためにマイクロフォン信号115を処理する。より具体的には、
エコーサプレッサ130は、遠端音声信号125に依存してマイクロフォン信号
115を減衰し、そうすることによって、スピーカ120からマイクロフォン1
10への音響エコーは遠端電話ユーザへは反射しない。
レッサ、あるいは線形のスケーリングタイプのサプレッサのどちらかである。ク
リッピングタイプのサプレッサは、一般的に、特定範囲の値内(即ち、特定クリ
ッピングウインドウ内)に入る信号の部分を除去することによって、マイクロフ
ォン出力信号115を減衰する。一方、スケーリングタイプのサプレッサは、信
号を適切なスケールファクタと乗算することによってマイクロフォン出力信号1
15を減衰する。どのような場合でも、減衰レベルは、通常、遠端音声信号12
5の振幅に従って、直接的にあるいは間接的に調整され、そうすることによって
、マイクフォン出力115は遠端ユーザが話せる程度まで減衰される。
ッサは、例えば、名称が「エラー信号を修正するためのエコー推定値を使用する
エコーキャンセリングシステム及び方法」である米国特許番号第5,475,7
31号に記載され、これはRasmusson et al.に1995年12月12日に発行さ
れている。AC−センタークリッパとして知られる別のクリッピングタイプのサ
プレッサは、名称が「通信システムにおけるノイズ及びエコー抑圧に対するAC
−センタークリッパ」である米国特許出願08/775,797号に記載され、
これは1996年12月31日に出願されている。スケーリングタイプのサプレ
ッサは、名称が「エコーキャンセラ処理技術及び処理」である米国特許第5,2
83,784号に記載され、これはGenterに1994年2月1日に発行されてお
り、参照することでその全部を本明細書に組み込む。
するために、線形エコーキャンセラと組みわせることもできる。図1Bは、図1
Aのマイクロフォン110、スピーカ120及びエコーサプレッサ130と、音
響エコーキャンセラ140を含むシステム101を例示している。図示されるよ
うに、マイクロフォン110の音声出力115は音響エコーキャンセラ140の
音声入力に接続され、音響エコーキャンセラ140の制御出力144及び音声出
力145はそれぞれ、エコーサプレッサ130の制御入力及び音声入力に接続さ
れる。エコーサプレッサ130の音声出力135は、近端音声入力として電話(
不図示)へ供給し、電話からの遠端音声出力125はスピーカ120の音声入力
、音響エコーキャンセラ140及びエコーサプレッサ140の基準入力に接続さ
れる。
ォン110の音響経路を動的にモデル化し、マイクロフォン出力信号115から
、マイクロフォン110によって拾われるスピーカ音を削除することを試行する
。音響エコー経路をモデル化するために共通して使用されるアルゴリズムには、
よく知られた最小2乗平均(LMS)アルゴリズム及び正規化最小2乗平均(N
LMS)アルゴリズムの変形例が含まれる。最小2乗平均ベースのキャンセラの
例は、Rasmusson et al.として上記で引用した米国特許番号第5,475,73
1号に記載される。加えて、改良正規化最小2乗平均ベースのキャンセラは、名
称が「通信システム用改良エコーキャンセラ」である米国特許出願08/852
,729号に記載され、これは1997年5月7日に出願された。
40によって達成された瞬間的消去を示し、例えば、エコーサプレッサによって
、あらゆる残存するエコー成分を特定の目標レベルまで抑圧するのに必要な更な
る減衰を決定するのに使用される。図1Aのシステム100におけるように、エ
コーサプレッサはクリッピングサプレッサまたはスケーリングサプレッサであっ
て良い。エコーキャンセラ140の後にあるとき、エコーサプレッサ130は、
音声出力135を適切な時間、選択的にミュートする単純なスイッチでもよい(
例えば、近端音声アクティビティ検出器が、マイクロフォン信号115が近端の
音声を全く含んでいないことを示す期間中)。このように制御メトリック144
は上記の特許及び特許出願に記載されたように、使用されているエコーサプレッ
サ130のタイプに基づいて調整される。エコーサプレッサを制御するための一
般的なより進んだ技法は、本願と同日に出願され、参照により全体を本明細書に
組み込む、「通信システムにおけるエコー抑圧を制御する方法及び装置」という
題名の米国特許出願番号09/005,144号に記載されている。
プレッサ130は音声信号全体を減衰させる。従って、エコーサプレッサはエコ
ーを減衰させるのに加えて、あらゆるバックグランド・ノイズ及び/または存在
するかも知れない近端音声も減衰させる。実際に、エコーサプレッサが動作して
いるとき、遠端ユーザが呼が遮断されたと誤って信じてしまうまでバックグラン
ド・ノイズは抑圧され得る。従って、遠端ユーザに対する通信の品質を改善する
ために、今日のシステムはエコーサプレッサ130が動作しているときに電話の
音声信号135にコンフォート(不快でない)ノイズを加えることがよくある。
コンフォートノイズを生成し使用する進んだ方法は、例えば、本願と同日に出願
され、参照により全体を本明細書に組み込む、「通信システムにけるコンフォー
トノイズを提供する方法及び装置」という題名の米国特許出願番号09/005
,145号に記載されている。
も有している。例えば、既知のクリッピング及びスケーリングエコー抑圧は、近
端電話信号にやっかいな人工的信号をもたらすことがある。更に、エコー抑圧を
制御する既知の方法(すなわち、適切な制御メトリックを提供するための方法)
は、近端信号の過度の歪み及び/またはある状況での不適切なエコー抑圧と成り
得る。このため、改良されたエコー抑圧及びエコー抑圧制御をもたらす装置及び
方法が求められている。
ることによって通信信号のエコー成分を減衰させる、ここではAC−センターア
ッテネータと称する改良したエコーサプレッサを提供することによって、上記の
及び他の要求を満足させる。特に、AC−センターアッテネータは、スライドす
る減衰ウインドウ内にある通信信号の部分をスケーリングする。好適には、AC
−センターアッテネータが対象とする他の信号成分(例えば、近端音声及びノイ
ズ)を通過させる間にエコー成分を抑圧できるように、減衰ウインドウは通信信
号のある値(例えば、振幅の形跡;signed amplitude)を追跡する。減衰ウイン
ドウ内のスケールファクター及び減衰ウインドウ自身のサイズは、動的に調整さ
れ得、これによりAC−センターアッテネータは最小の信号歪みと少ない可聴人
工音をもたらす。
いるので、エコーサプレッサのハイブリッド型であると適切に考慮され得る。換
言すれば、AC−センターアッテネータは、減衰ウインドウ内にある通信信号に
関してスケーリングサプレッサのように動作し(すなわち、信号の部分を減衰係
数で乗算する)、減衰ウインドウの外側にある部分に関してクリッピングサプレ
ッサのように動作する(すなわち、信号の部分を通過させる)。結果として、A
C−センターアッテネータは信号の歪みが最小の優れたエコー抑圧を提供する。
改良した方法及び装置も提供する。例えば、本発明はあらゆるタイプのエコーサ
プレッサで減衰を適切に調整するのに使用され得る、ループエコーゲインを動的
に測定する技法を提供する。好適には、測定されたループエコーゲインは、エコ
ーで生じる信号が双方向通信システムの様々な面(例えば、ボリューム調整及び
/またはスピーカからマイクロフォンへの音響経路を渡る自然なフェージングに
よって)で減衰される度合を表し、これによりエコーで生じた信号を特定の目標
レベルまで減少させるのに必要な更なるエコー抑圧を表わす。結果として、測定
されたループゲインは、スケーリング、クリッピングまたはハイブリッドサプレ
ッサによってもたらされる減衰の調整に使用され得る。
よってもたらされるエコー抑圧を含み得るのが好適である。このため、本発明は
線形エコーキャンセラによって達成された抑圧を動的に測定する様々な技法を提
供する。例えば、あらゆるエコーキャンセラの入力及び出力における信号エネル
ギーの比較は、動的エコー消去の適切な表示をもたらす。更に、ブロック更新型
のエコーキャンセラに対して、更新エネルギーとキャンセラーの入力エネルギー
との比較は、適切な動的インジケータを提供するのに使用できる。それぞれの場
合において、本発明は測定値を求めて使用する実際的な技法を提供する。
の反射の結果生じるエコー成分を抑圧するために、第1の通信信号を処理するよ
うに構成されたエコーサプレッサを含む。該実施形態によれば、エコーサプレッ
サは第1の通信信号の第1の部分をスケーリングし、第1の通信信号の第2の部
分を通過させてエコー抑圧された出力信号を提供する。第1の通信信号の第1の
部分は、エコーサプレッサの減衰ウインドウを使用して選択され、減衰ウインド
ウの中心は第1の通信信号の値に基づいて調整される。例えば、減衰ウインドウ
の中心は第1の通信信号の振幅の形跡に従って調整される。更に、減衰ウインド
ウの中心は、各瞬間において、エコー抑圧された出力信号の直前の計算値に等し
くなるように中心がセットされるように回帰的に調整されてもよい。
してスケーリングでき、この減衰係数はエコー抑圧装置が自身を含む通信システ
ムにおける他の装置の性能に基づいてエコー減衰をもたらすように調整されるの
が好適である。例えば、減衰係数は通信システムの音声出力のボリュームを調整
するのに使用されるボリューム制御信号に基づいて調整されてもよい。更に、減
衰ウインドウのサイズは第2の通信信号及び/または通信システムにおける他の
装置によってもたらされるエコー減衰に基づいて調整されてもよい。
出力信号を提供するために、エコーを含んでいる入力信号とエコーを発声させる
基準信号とを処理するように構成されたエコーサプレッサを含んでいる。エコー
抑圧装置は、エコーサプレッサのエコーゲインを推定するべく構成されたゲイン
コントロール・プロセッサも含んでいる。この推定は、エコー抑圧された出力信
号におけるエネルギーを示す第1の測定値と、エコーを含んでいる入力信号ある
いはエコーを発生させる基準信号におけるエネルギーを示す第2の測定値との比
率に基づいて計算される。
方根として求めることができ、第2の測定値はエコーを含んでいる入力信号また
はエコーを発生させる基準信号いずれかのサンプルの2乗の和の平方根として求
めることができる。代わりに、第1の測定値をエコー抑圧された出力信号のサン
プルの実効値(RMS)として求めることができ、第2の測定値をエコーを含ん
でいる入力信号またはエコーを発生させる基準信号いずれかのサンプルの実効値
として求めることができる。更に、第1の測定値がエコー抑圧された出力信号の
サンプルの2乗の和として求められ、第2の測定値がエコーを含んでいる入力信
号またはエコーを発生させる基準信号いずれかのサンプルの2乗の和として求め
られるとき、推定値を第1及び第2の測定値の比の平方根として計算することが
できる。
ドのエコーサプレッサ、残存エコーサプレッサ及びゲインコントロール・プロセ
ッサを含んでいる。フロントエンドのエコーサプレッサは、中間信号を提供する
ためにエコーを含んでいる信号及びエコーを発生する基準信号を処理するように
構成されており、残存エコーサプレッサは、エコー抑圧された出力信号を提供す
るために中間信号を選択的に減衰させるように構成されている。ゲインコントロ
ール・プロセッサは、第1及び第2の測定値の比に基づいてフロントエンドのエ
コーサプレッサのエコーゲインを推定するように構成されており、エコーゲイン
の推定値は残存エコーサプレッサによるエコー減衰を調整するのに使用される。
るために、エコーを含んでいる入力信号またはエコーを発生させる基準信号を処
理するように構成された、適応フィルタ係数を1つ以上含んでいる。エコー抑圧
装置は、第1の測定値がある時間間隔におけるエコーキャンセラの少なくとも1
つの適応フィルタ係数の変化を表し、第2の測定値が該時間間隔におけるエコー
を含んでいる入力信号またはエコーを発生させる基準信号のいずれかに基づいて
いるとき、第1及び第2の測定値の比に基づいてエコーキャンセラのエコーゲイ
ンを推定するように構成された、ゲインコントロール・プロセッサも含んでいる
。
ークとして、あるいは時間間隔におけるフィルタ係数の測定した変化の2乗の和
の平方根として求められる。更に、第2の測定値は、エコーを含んでいる入力信
号またはエコーを発生させる基準信号のいずれかのサンプルの2乗の和の平方根
として、あるいはエコーを含んでいる入力信号またはエコーを発生させる基準信
号のいずれかのサンプルの実効値として求められる。
ラ、残存エコーサプレッサ及びゲインコントロール・プロセッサを含んでいる。
エコーキャンセラは、適応フィルタ係数を1つ以上含んでおり、エコーが消去さ
れた出力信号を提供するために、エコーを含んでいる入力信号またはエコーを発
生させる基準信号を処理するように構成されている。残存エコーサプレッサはエ
コー抑圧された信号を提供するためにエコーが消去された信号を選択的に減衰さ
せるように構成されており、ゲインコントロール・プロセッサは第1及び第2の
想定値の比に基づいてエコーキャンセラのエコーゲインを推定するように構成さ
れている。第1の測定値はある時間間隔におけるエコーキャンセラの少なくとも
1つの適応フィルタ係数の変化を表し、エコーゲインの推定値は残存エコーサプ
レッサによってもたらされるエコー減衰を調整するのに使用される。
ークとして、あるいは時間間隔におけるフィルタ係数の測定した変化の2乗の和
の平方根として求められる。更に、第2の測定値は、例えば、エコーを含んでい
る入力信号またはエコーを発生させる基準信号のいずれかのサンプルの2乗の和
の平方根として、あるいはエコーを含んでいる入力信号またはエコーを発生させ
る基準信号のいずれかのサンプルの実効値として求められる。また、第1の測定
値が時間間隔におけるフィルタ係数の測定した変化の2乗の和として求められ、
第2の測定値がエコーを含んでいる入力信号またはエコーを発生させる基準信号
いずれかのサンプルの2乗の和として求められるとき、比を第1及び第2の測定
値の平方根として計算することができる。
て以下で詳細に説明する。当業者は記載された実施形態が例示のためのものであ
り、多くの等価な実施形態が可能であることが理解されよう。
号明細書には、AC−センタークリッパとして知られる改良したエコーサプレッ
サが開示されている。完全な減衰を行う、またはクリップ入力信号が固定クリッ
ピング・ウインドウ(一般的には0付近を中心とする)内に入る、従来のセンタ
ー・クリッパと比較すると、AC−センタークリッパは、入力信号のエンベロー
プをほぼ追跡する中心を有する様々なクリッピング・ウインドウを提供する。結
果として、AC−センタークリッパは、特に、入力信号のエコー成分が入力信号
の所望する音声またはノイズ成分に重ねられている状況において、従来のセンタ
ー・クリッパと比べて優れた性能を提供する。
声及び/またはノイズの期間中にエコーがクリップすると、依然としてやっかい
な歪みをもたらすことがある。本発明はそのような歪みがAC−センタークリッ
パによってもたらされる信号ゲインの不連続性から生じるものであることを教示
する。換言すれば、歪みは、AC−センタークリッパの調整可能なウインドウ内
に収まる入力信号が完全にクリップし、調整可能なウインドウの外側にある入力
信号が全く減衰されないという事実から生じる。
の出力がAC−センタークリッパの出力の関数として示されている、図2を参照
すると最も良く理解されるであろう。米国特許出願番号08/775,797号
明細書に記載されているように、AC−センタークリッパは、調整可能なクリッ
ピング閾値Δによって定義される調整可能なクリッピング・ウインドウと、AC
−センタークリッパの最も直近の出力に基づいて設定される調整可能なウインド
ウの中心とを有している。そして、図2に示されるように、そのときのクリッピ
ング・ウインドウに関して、ウインドウ内にある入力信号のあらゆる部分がクリ
ップしており、ウインドウの外側にあるあらゆる部分が減衰されずに通過させら
れる。
る代替的な改良したエコーサプレッサを提供する。AC−センタークリッパと同
様に、AC−センターアッテネータは、調整可能な閾値Δによって定義され、入
力信号のエンベロープをほぼ追跡するように移動するスライドするウインドウを
含んでいる。しかしながら、AC−センタークリッパとは異なり、AC−センタ
ーアッテネータは、スライドするウインドウ内に入る入力信号の部分を完全には
除去しない。というよりむしろ、AC−センターアッテネータは、適切な減衰係
数αを使用して入力信号の部分をスケーリングする。
くなり、AC−センターアッテネータはAC−センタークリッパと比べて可聴人
工音が少なくなるように調整され得る。更に、AC−センターアッテネータは、
信号歪みの減少に関してAC−センタークリッパの利点を保持する。換言すると
、AC−センターアッテネータの減衰ウインドウは入力信号のエンベロープをほ
ぼ追跡するように移動するので、AC−センターアッテネータは対象とする他の
信号成分を通過させる間にエコーを抑圧できる。以下に詳細に記載するように、
AC−センターアッテネータの減衰係数α及びウインドウのサイズΔは、AC−
センターアッテネータが最大のエコー抑圧と最小の信号歪みとの間で適切なバラ
ンスを常に保つように、動的に調整され得る。
ッテネータの出力をAC−センターアッテネータの入力の関数として表わす、図
3に示す。図2から3において、AC−センタークリッパが実際はAC−センタ
ーアッテネータの特別な場合であることに注意されたい。換言すると、AC−セ
ンタークリッパは実際は、減衰係数αが0に設定されているときのAC−センタ
ーアッテネータである。また、図3において、減衰係数αを1に設定し、及び/
またはウインドウ・サイズΔを0に設定することにより、AC−センターアッテ
ネータを通過モード(すなわち、出力が常に入力と等しいモード)とすることが
できることにも注意されたい。
よって実現される。
ウの中心は、減衰ウインドウの中心を動的にシフトさせてAC−センターアッテ
ネータの出力に絶えず合わせることによって、入力信号のエンベロープをぴった
りと追跡させられる。しかしながら、AC−センターアッテネータのウインドウ
が、入力信号のエンベロープをより粗く追跡させるようにすることもできる。例
えば、入力信号がそのときのウインドウの外側にあり孤立しているとき、ウイン
ドウの中心をAC−センターアッテネータの出力に合わせるようにシフトさせて
もよく、そうでなければ0に向けて減少させる。代替的に、ウインドウの境界が
決して入力信号のフルスケール範囲を越えないように、ウインドウの中心を制限
してもよい(例えば、ウインドウのサイズが入力信号のフルスケール範囲に広が
るとき、ウインドウの中心を強制的に0にする)。これらのいずれかまたは両方
を行うことによって、入力信号が主としてエコーからなる(かつ他の信号成分を
通過させるのに入力のエンベロープを追跡する必要がない)ときに、(減衰ウイ
ンドウの連続的シフトにより)AC−センターアッテネータが不要な信号歪みを
導入することが防止される。
うな、システム内のスタンドアロンのエコーサプレッサとして使用され得る。こ
のため、図4は図1Aのエコーサプレッサ130をAC−センターアッテネータ
とした代表的システム400を示している。図示されたように代表的システム4
00は、マイクロフォン110、スピーカ120及びAC−センターアッテネー
タ130、並びにゲインコントロール・プロセッサ410、乗算器420、エン
ベロープ検出器430及びボリュームゲイン・ブロック440を含んでいる。
サ410の第1の基準入力及びAC−センターアッテネータ130の音声入力に
接続されている。AC−センターアッテネータ130の音声出力135は電話(
不図示)への音声入力として働き、電話からの音声出力445はボリュームゲイ
ン・ブロック440の音声入力に接続されている。ボリュームゲイン・ブロック
440の音声出力125はスピーカ120への音声入力として働き、エンベロー
プ検出器430及びゲインコントロール・プロセッサ410の第2の基準入力に
接続されている。
制御入力及びゲインコントロール・プロセッサ410の第3の基準入力に接続さ
れている。ゲインコントロール・プロセッサ410の第1の制御出力414aは
AC−センターアッテネータ130の第1の制御入力に接続され、ゲインコント
ロール・プロセッサ410の第2の制御出力414bは乗算器420の第1の入
力に接続されている。エンベロープ検出器430の基準出力435は乗算器42
0の第2の入力に接続され、乗算器420の出力はAC−センターアッテネータ
130の第2の制御入力に接続されている。
している。別の言い方をすると、AC−センターアッテネータ130は、スピー
カ120からマイクロフォン110への音響エコーを遠端電話ユーザに戻さない
ように、スピーカ信号125に従ってマイクロフォン信号115を処理する。し
かしながら図4のシステム400では、ゲインコントロール・プロセッサ410
が制御信号414a及び414bを介してAC−センターアッテネータ130に
よってもたらされる減衰を調整する。
0の動作をより解りやすくするために図4のシステム400に含めている。概し
て、ボリュームゲイン・ブロック440は、電話の音声信号445をボリューム
コントロール信号444に応じて減衰し、減衰した音声信号をスピーカ120に
渡す。ボリュームコントロール信号444は、例えば、近端ユーザによって調整
され得る。
4、マイクロフォン信号115及び/またはスピーカ信号125を利用して、A
C−センターアッテネータ130によってもたらされる減衰を調整する。より詳
細には、ゲインコントロール・プロセッサ410は、基準信号115、444、
125を利用して、制御信号414a、414bを計算するのに使用するループ
または周回エコーゲインを動的に推定する。推定されたループゲインは、電話の
音声信号445の遠端音声がボリュームコントロール・ブロック440を通過し
、スピーカ120からマイクロフォン110への音響経路を渡る際に減衰される
度合を示している。このように推定されたループゲインは、AC−センターアッ
テネータ130がもたらすべき追加の減衰を計算するのに使用され得る。
音声信号115の推定されたエコー成分を捕らえるのにちょうど良い大きさに設
定され(だがウインドウのサイズを大きくすると信号の歪みが増えるので、必要
以上には大きくない)、AC−センターアッテネータの減衰係数αが、出力音声
信号135内のあらゆる残存エコー成分が特定の目標レベルに減衰されるように
設定され得る。推定したループゲインに基づいてウインドウサイズおよび減衰係
数αを設定する進歩した方法は、例えば上記の「通信システムにおけるエコー抑
圧を制御する方法及び装置」という題名の本願と同日に出願した係属中の特許出
願番号09/005,144に記載されている。特定の代表的技法も擬似コード
によって以下で示す。
リュームゲイン・ブロック440及びスピーカ120からマイクロフォン110
への音響経路によってもたらされるエコーの減衰を計算する。ボリュームゲイン
・ブロック440によってもたらされる減衰は、ボリュームコントロール信号4
44に固有のものである。しかしながら、音響経路によってもたらされる減衰(
チャネルゲインとも称する)は、マイクロフォン及びスピーカの信号115、1
25に基づいて推定される。チャネルゲインを推定する進歩した方法は、擬似コ
ードによって以下で示す。ただし、動作中にチャネルゲインを動的に推定する代
わりに、システム400が動作を意図する環境に基づいて固定の最悪な場合のチ
ャネルゲインを演繹的に設定することもできる。
の制御信号414aによってAC−センターアッテネータ130に直接渡される
適切な減衰係数αを計算する。ゲインコントロール・プロセッサ410は、第2
の制御信号414bによって伝えられる適切なウインドウサイズ(例えば、音声
信号115の推定されたエコー成分を捕らえるのに十分な大きさのウインドウサ
イズ)も計算する。しかしながら、第2の制御信号414bはAC−センターア
ッテネータ130のウインドウサイズとして直接使用されない。というよりは、
第2の制御信号414bはエンベロープ検出器430の出力435で乗算され、
乗算器の出力425がAC−センターアッテネータ130に対するウインドウサ
イズΔとして使用される。推定したウインドウサイズを検出器の出力435で乗
算することにより、AC−センターアッテネータ130が必要なときにだけ動作
することが保証される。
ロープ検出器430の出力435はほぼ0になる。従って、乗算器420の出力
425は0であり、AC−センターアッテネータ130は近端信号115に何ら
作用せずに通過させるように働く。代わりに、遠端ユーザが話しているとき、ス
ピーカ信号125及びエンベロープ検出器430の出力435は0ではない。従
って、乗算器420の出力425は0ではなく、AC−センターアッテネータ1
30は上記のように動作する。
るので、近端が単独で話している状況では近端の声及びノイズを歪ませない。し
かしながら、遠端が単独であるいは互いに話している間の状況では、AC−セン
ターアッテネータは動作し、エコーを抑圧するのに加えて近端の声及び/または
ノイズを歪ませる。それにもかかわらず、AC−センターアッテネータ130に
よってもたらされる歪みは従来のサプレッサによってもたらされる歪みと比べて
わずかであるので、AC−センターアッテネータ130は互いに話している期間
中においても動作を停止させる必要はない。結果として、AC−センターアッテ
ネータ130は、フロントエンドのエコーキャンセラがなくても、有効な専用の
エコーサプレッサとして動作し得る。
nential-decay peak detector)として構成され得る。そのような場合、検出器 の出力435の減衰レートがスピーカ120とマイクロフォン110との間の音
響経路に関する減衰レートよりも早くならないように検出器430の時定数が設
定される。換言すれば、検出器の出力435のピーク(スピーカ信号125のピ
ークによって引き起こされる)は、マイクロフォン110によって拾われた(残
響を含む)対応するエコー信号よりも早く低下すべきではない。しかしながら、
検出器430の減衰レートは、近端の転送がかなり歪むほど遅くすべきでない。
スピーカ信号125中にある可能性のある、またはスピーカ信号125のアナロ
グ−デジタル変換中に入る可能性のあるあらゆるDCオフセットは、AC−セン
ターアッテネータ130のウインドウサイズΔが人為的かつ不必要に大きくなら
ないように、エンベロープ検出器430の入力からは除去すべきである(例えば
、ACカップリングまたはハイパスフィルタによって)。
うに、フロントエンドのエコーキャンセラと組合わせることもできる。このため
、図5は図1Bのエコーサプレッサ130をAC−センターアッテネータとして
実現した代表的システム500を示している。図示されたように、代表的システ
ム500は、マイクロフォン110、スピーカ120、AC−センターアッテネ
ータ130、エコーキャンセラ140、乗算器420、エンベロープ検出器43
0及びボリュームゲイン・ブロック440を含んでいる。
力に接続されており、エコーキャンセラ140の音声出力145はAC−センタ
ーアッテネータ130の音声入力に接続されている。AC−センターアッテネー
タ130の音声出力は電話(不図示)への音声入力として働き、電話からの音声
出力445はボリュームゲイン・ブロック440の音声入力に接続されている。
ボリュームゲイン・ブロック440の音声出力125はスピーカ120の音声入
力、エンベロープ検出器430の基準入力及びエコーキャンセラ140の第1の
基準入力に接続されている。
制御入力及びエコーキャンセラ140の第2の基準入力に接続されている。エコ
ーキャンセラ140の第1の制御出力144aはAC−センターアッテネータ1
30の第1の制御入力に接続されており、エコーキャンセラ140の第2の制御
出力144bは乗算器420の第1の入力に接続されている。エンベロープ検出
器430の基準出力435は乗算器420の第2の入力に接続されており、乗算
器420の出力はAC−センターアッテネータ130の第2の制御入力に接続さ
れている。
いる。換言すれば、音響エコーキャンセラ140はスピーカ120からマイクロ
フォン110への音響経路を動的にモデル化し、マイクロフォン110によって
拾われたあらゆるスピーカの音をキャンセルしようとする。そしてAC−センタ
ーアッテネータ130は必要に応じて付加的エコー減衰を提供し、AC−センタ
ーアッテネータ130によって減衰された近端ノイズを補償するため出力信号13
5にコンフォートノイズが適宜加えられる。しかしながら、図5のシステム50 0では、エコーキャンセラ140は、図4のゲインコントロール・プロセッサ4
10によってもたらされるのと同様なゲインコントロール処理を含んでいる。
を通過し、スピーカ120からマイクロフォン110への音響経路を渡りエコー
キャンセラ140自身を通る、遠端入力445からのループエコーゲインを推定
する。ループエコーゲインは、マイクロフォン、スピーカ及びキャンセラの出力
信号115、125、145に基づいて推定され、ループエコーゲインはAC−
センターアッテネータ130に対する第1及び第2の制御信号144a、144
bを計算するのに使用される。図4の第1の制御信号414aと同様に、図5の
第1の制御信号144aはAC−センターアッテネータ130に対する減衰係数
αとして直接使用され、図4の第2の制御信号414bと同様に、図5の第2の
制御信号144bはエンベロープ検出器430の出力で乗算されてAC−センタ
ーアッテネータ130に対してウインドウサイズΔを提供する。
リュームゲイン・ブロック440、音響経路およびエコーキャンセラ140自身
によってもたらされる減衰を計算する。図4のシステム400と同様に、ボリュ
ームゲイン・ブロック440によってもたらされる減衰はボリュームコントロー
ル信号444に固有のものであり、音響経路によってもたらされる減衰はマイク
ロフォン及びスピーカの信号115、125に基づいて動的に計算されるかある
いは最悪の場合の固定値に設定される。好適には、エコーキャンセラ140によ
ってもたらされる減衰は、本発明によって提供される多重技法の1つによって計
算され得る。
115及びキャンセラ出力信号145に基づいて提供される瞬間的エコー減衰を
推定する。より詳細には、エコーキャンセラ140は、第1及び第2の値がキャ
ンセラの出力及び入力信号145、115それぞれのエネルギーを表していると
き、減衰の推定値を第1及び第2の値の比として推定する。
信号145のサンプルに対応しているとき、振幅の2乗の累積値の平方根として
計算してもよい。そのような場合、第2の値(すなわち、比の分母)は、キャン
セラ入力信号115のサンプルの2乗の累積値の平方根として同様に計算される
。代わりに、比の分子および分母をキャンセラ出力及び入力信号115それぞれ
の実効値(RMS)として計算してもよい。
ンセラ140によって達成されているキャンセルの正確な表示を提供する。換言
すれば、遠端ユーザだけが話しているとき、マイクロフォンのエネルギー及びキ
ャンセラの出力信号115、145は主としてエコーによるものからなり(だが
バックグランドノイズも同様に寄与する)、相対エネルギーに基づく比はエコー
キャンセラ140によってどれだけエコーが除去されたのかの直接的表示を提供
する。
切なときにだけ計算するようにする)が周知であることは、当業者には理解され
よう。更に、遠端が単独で話している期間を検出する進歩した方法を、以下で代
表的擬似コードによって記載する。しかしながら、遠端が単独で話している期間
の検出の詳細事項は本発明を理解するために重要ではないので、そのような詳細
についてはここでは省略する。
スピーカ信号125に基づいて計算することができる。このような場合、比はス
ピーカ120の入力から、スピーカ120からマイクロフォン110への音響経
路を渡りエコーキャンセラを通る、瞬間的エコー減衰の表示(すなわち、比はチ
ャネルゲインとキャンセラゲインの両方を含む)を提供する。
力信号115、125、140内のノイズの推定値は、得られる比の精度を改善
するために計算が実行される前に取り去られてもよい。音声信号のノイズレベル
を推定する方法が周知であることは、当業者には理解されよう。更に、ノイズレ
ベルの推定値を求める進歩した方法を以下に代表的擬似コードによって示す。し
かしながら、ノイズレベル推定の詳細事項もまた本発明を理解するのに重要では
ないので、そのような詳細についてはここでは省略する。
く、エコーのキャンセルの価値ある表示をもたらすことに注意されたい。換言す
れば、入力と出力エネルギーの比は、エコーキャンセラ140がエコーを抑圧す
るために音声信号を処理する正確な方法に関係なく、(遠端が単独で反している
間の)エコーのキャンセルの程度を反映する。このように、エコーキャンセラに
よってもたらされるエコー減衰を推定する上記の技法は、まさしくあらゆるタイ
プのエコーキャンセラに適用できる。実際に、この技法は、上記のクリッピング
、スケーリングおよびハイブリッドサプレッサを含む、あらゆるタイプの線形お
よび非線形のエコー抑圧に一般的に適用できる。
コー抑圧を推定する特別な技法も提供する。例えば、本発明はブロック更新型エ
コーキャンセラ(すなわち、適応フィルタの係数がブロック状の形式で更新され
るエコーキャンセラ)によってもたらされるエコー抑圧を推定する技法を提供す
る。代表的ブロック更新型エコーキャンセラは、参照によりその全体を本明細書
に組み込む、「適応フィルタの収束ゲージング」という題名の係属中の米国特許
出願番号08/578,944号に記載されている。更に、進歩したブロック更
新型エコーキャンセラは米国特許出願番号08/852,729号に記載されて
いる。
号のブロック更新型エコーキャンセラの修正バージョンを図6に示す。図示され
たように、図6の代表的キャンセラ140は、係数レジスタ610、更新レジス
タ620、サンプルレジスタ630、ゲインコントロール・プロセッサ640、
最大2乗ブロック650、最大ブロック652、第1から第4の加算装置660
、662、664、666、第1から第4の乗算器670、672、674、6
76、及び第1から第6の2乗和累算器680、682、684、686、68
8、690を含んでいる。
び第1の加算装置660の加算入力に接続されている。第1の加算装置660の
出力は、エコーキャンセラ140の音声出力として働き、第2の2乗和累算器6
82の入力及び第1の乗算器670のスカラ入力に接続されている。第1、第2
及び第3の2乗和累算器680、682、684の出力681、683、685
はそれぞれ、ゲインコントロール・プロセッサ640の第1、第2及び第3の基
準入力に接続されている。ゲインコントロール・プロセッサ640の第1の制御
出力645は第4の乗算器676のスカラ入力に接続されており、ゲインコント
ロール・プロセッサ640の第2及び第3の制御出力144a、144bはエコ
ーキャンセラ140の第1及び第2の制御出力として働く。
のキュー入力及びスピーカ120の音声入力に接続されており、ボリュームコン
トロール信号444はゲインコントロール・プロセッサ640の第4の基準入力
に接続されている。サンプルレジスタ630のベクトル出力635は、第1及び
第2の乗算器670、672のベクトル入力に接続されている。サンプルレジス
タ出力635の第1及び第2のタップ637、639はそれぞれ、第4及び第5
の2乗和累算器686、688の入力に接続されている。第4及び第5の2乗和
累算器686、688の出力687、689はそれぞれマックスブロック652
の第1及び第2の入力に接続されており、最大ブロック652の出力653はゲ
インコントロール・プロセッサの第5の基準入力に接続されている。
クトル入力に接続されており、第1の加算装置664のベクトル出力665は更
新レジスタ620のベクトル入力に接続されている。更新レジスタ620のベク
トル出力625は、第3の加算装置664の第2のベクトル入力、第4の乗算器
676のベクトル入力、第6の2乗和累算器690、最大2乗ブロック650に
接続されている。第6の2乗和累算器690及び最大2乗ブロック650の出力
691、651はそれぞれ、ゲインコントロール・プロセッサ640の第6及び
第7の基準入力に接続されている。
入力に接続されており、第4の加算装置666のベクトル出力667は係数レジ
スタ610のベクトル入力に接続されている。係数レジスタ610のベクトル出
力615は、第4の加算装置666のベクトル入力及び第3の乗算器674のベ
クトル入力に接続されている。プロファイルベクトルが第3の乗算器674の第
2のベクトル入力に接続されており、第3の乗算器674のベクトル出力675
は第2の乗算器672のベクトル入力に接続されている。第2の乗算器672の
ベクトル出力673は第2の加算装置662のベクトル入力に接続されており、
第2の加算装置662のスカラ出力663は第1の加算装置660の減算入力及
び第3の2乗和累算器684の入力に接続されている。
9号に記載されている。概略を述べると、エコーキャンセラ140は、キャンセ
ラ出力信号145あるいはエラー出力が、最小2乗平均(LMS)または正規化
LMS(NLMS)アルゴリズムに従って最小化されル適応フィルタとして動作
し、従って適応フィルタの伝達関数(係数レジスタ610内のフィルタ係数の組
で定義される)はスピーカ120とマイクロフォン110との間のエコー経路の
伝達関数に向かって収束する。図示されたように、サンプルレジスタ630及び
係数レジスタ610の中身はマイクロフォン信号115のエコー成分の推定値6
63を求めるために畳み込まれ、エコーの推定値663はマイクロフォン信号1
15から減算されてキャンセラ出力信号145がもたらされる。更新係数(更新
レジスタ620に格納されている)は、キャンセラ出力信号145およびサンプ
ルレジスタ630の中身に応じてサンプル単位を基本に更新され、更新係数は係
数レジスタ610の係数をブロック毎に適応させる(例えば、TDMAのアプリ
ケーションでは160の音声サンプル毎に1回)のに使用される。ゲインコント
ロール・プロセッサ640は、様々な更新ゲインの計算及び係数レジスタ610
内の係数が適応されるレートを制御するのに、基準信号444、651、653
、681、683、685、691を利用する。
コーキャンセラ140によってもたらされている瞬間的エコー抑圧の表示を提供
するのに使用できることを教示する。これを理解するために、特許出願番号08
/852,729号に記載されているように、ブロックの最後での更新係数の値
がどれだけよくエコーキャンセラが動作しているのかを大まかに表示することを
最初に理解されたい。例えば、エコーキャンセラが収束するとき(すなわち、例
えばパワーアップや音響経路の急激な変化に続いて、適応フィルタの伝達関数が
音響経路の伝達関数に近づく)、各ブロックの最後で更新係数の値が小さくなる
。換言すれば、エコーキャンセラ140の適応フィルタが実際の音響エコー経路
に合うようになるにつれて、係数レジスタ610内のフィルタ係数は安定する。
たらされる瞬間的エコー減衰またはゲインの測定値は、各ブロックの終わりで1
つ以上の更新係数を正規化することによって求められる。より詳細には、減衰の
推定値は、第1の値が1つ以上の更新係数に基づいており、第2の値がキャンセ
ラ入力信号115のエネルギーの表示を提供するとき、各ブロックの終わりで第
1及び第2の値の比として計算される。
数の2乗の累積の平方根(例えば、1乗和累算器691の出力の平方根として)
として計算できる。代わりに、比の分子を各ブロックの終わりでの更新係数のピ
ークに等しく設定する(例えば、最大2乗装置651の出力の平方根に等しく設
定する)こともできる。いずれの場合にも、比の分母は上記のように、キャンセ
ラ入力信号115のサンプルの2乗の累積値の平方根として計算できる。
ー減衰の測定値を提供し、上記のようにシステムのループゲインを計算するのに
使用され得る。代わりに、音響経路とエコーキャンセラ140の組合わせ(すな
わち、チャネルゲインとキャンセラゲインの組合わせ)によってもたらされるエ
コー減衰の表示を求めるために、比の分母をスピーカ信号125に基づいて計算
してもよい。本発明の本実施形態は、特許出願番号08/852,729号に記
載された特定のブロック更新型エコーキャンセラに関して説明したが、本実施形
態は更新係数が保持されるあらゆるエコーキャンセラに適用できる。
。この擬似コードは、32ビットのデジタルシグナルプロセッサを用いて実現さ
れる代表的エコー抑圧システムをシミュレートするために書かれたものである。
このようなコードは単に代表的なものであり、様々な種類のハードウェア構成を
用いて等価のものを実現できることは当業者には理解されよう。代表的エコー抑
圧システムは、特許出願番号08/852,729号に記載された改良エコーキ
ャンセラを修正したものと上記のAC−センターアッテネータとの組合わせを含
んでいる。
おり、本発明のAC−センターアッテネータの動作を明らかにするためのもので
ある。特に、図7はAC−センターアッテネータ130への音声入力の例(例え
ば、図5の信号145)と、AC−センターアッテネータの対応する音声出力の
例(例えば、図5の信号135)とを示している。図7において、代表的AC−
センターアッテネータ入力信号を実線145で示し、AC−センターアッテネー
タの対応する出力信号を破線135で示している。そして図8は図7の音声信号
両方を実線で示し、アッテネータ出力信号135を破線で示すことによって図7
で見えにくい部分が解るようにした。図示されたように、代表的音声入力信号1
45は、比較的高い周波数と、比較的低い周波数に重ねられた振幅の小さいエコ
ー成分と、振幅の大きいノイズ成分とを含んでいる。このような信号は実際頻繁
に見かけ(例えば、近端がうるさく遠端で単独で話している間)、乗ライのエコ
ーサプレッサを用いて処理するのが困難である。しかしながら、図示されたよう
に、AC−センターアッテネータは、ノイズ成分を所望により残しつつエコー成
分が大幅に抑圧された音声出力135をもたらす。
とは当業者には明らかであろう。例えば、開示の実施形態の様々な処理ブロック
は全くの概念である。そのようなブロックの機能の実際の実現は、様々な技術を
使用して達成できる。また、各システム例は、例えば、並列標準デジタル信号処
理チップ、単一の特定用途向け集積回路、あるいは最適構成化コンピュータを使
用して実現できる。
発明の技術が同様にしてネットワークエコーキャンセリング(例えば、近端ユー
ザが地上回線ユーザであり、かつ遠端ユーザが移動体ユーザである場合)のコン
テキストに適用可能であることに注意されたい。また、本発明の構成は、通常、
通信システムに適用可能であり、エコー抑圧システムに限定されない。つまり、
本発明の範囲は、上述の説明よりもむしろ添付の請求項によって定義され、本発
明に含まれるように意図される請求項の意味と一致するすべての等価表現によっ
て定義される。
ッサの動作を示す図である。
エコーサプレッサの動作を示す図である。
である。
を示す図である。
を示す図である。
Claims (47)
- 【請求項1】 入力信号を受信するように構成された入力ノードと、 前記入力ノードに接続され前記入力信号を処理して出力信号を提供するように
構成された信号プロセッサとを備え、 前記信号プロセッサが前記入力信号の第1の部分をスケーリングし、前記入力
信号の第2の部分を通過させて前記出力信号を提供し、 前記入力信号の前記第1の部分は、前記信号プロセッサの減衰ウインドウを用
いて選択され、 前記減衰ウインドウの中心は、前記入力信号の値に従って調整されることを特
徴とする信号処理装置。 - 【請求項2】 前記減衰ウインドウの前記中心は、前記入力信号の振幅の形
跡に従って調整されることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。 - 【請求項3】 前記減衰ウインドウの前記中心は、各瞬間において、前記中
心が前記出力信号の直前に計算された値と等しくなるように、回帰的に調整され
ることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。 - 【請求項4】 前記減衰ウインドウの前記中心は、前記入力信号が前記減衰
ウインドウ内にあるとき、0に向けて減少させられることを特徴とする請求項1
に記載の信号処理装置。 - 【請求項5】 前記減衰ウインドウの前記中心は、減衰ウインドウが前記入
力信号のフルスケール範囲を越えないように制限されることを特徴とする請求項
1に記載の信号処理装置。 - 【請求項6】 前記信号プロセッサが、調整可能な減衰係数を用いて前記入
力信号の前記第1の部分をスケーリングすることを特徴とする請求項1に記載の
信号処理装置。 - 【請求項7】 前記減衰ウインドウのサイズが調整可能であることを特徴と
する請求項1に記載の信号処理装置。 - 【請求項8】 第2の通信信号の反射により生じるエコー成分を抑圧するた
めに第1の通信信号を処理するように構成されたエコーサプレッサを備え、 前記エコーサプレッサが前記第1の通信信号の第1の部分をスケーリングし、
前記第1の通信信号の第2の部分を通過させてエコー抑圧された出力信号を提供
し、 前記第1の通信信号の前記第1の部分は、前記エコーサプレッサの減衰ウイン
ドウを用いて選択され、 前記減衰ウインドウの中心は、前記第1の通信信号の値に従って調整されるこ
とを特徴とするエコー抑圧装置。 - 【請求項9】 前記減衰ウインドウの前記中心は、前記第1の通信信号の振
幅の形跡に従って調整されることを特徴とする請求項8に記載のエコー抑圧装置
。 - 【請求項10】 前記減衰ウインドウの前記中心は、各瞬間において、前記
中心が前記エコー抑圧された出力信号の直前に計算された値と等しくなるように
、回帰的に調整されることを特徴とする請求項8に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項11】 前記減衰ウインドウの前記中心は、前記第1の通信信号が
前記減衰ウインドウ内にあるとき、0に向けて減少させられることを特徴とする
請求項8に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項12】 前記減衰ウインドウの前記中心は、減衰ウインドウが前記
第1の通信信号のフルスケール範囲を越えないように制限されることを特徴とす
る請求項8に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項13】 前記信号プロセッサが、調整可能な減衰係数を用いて前記
第1の通信信号の前記第1の部分をスケーリングすることを特徴とする請求項8
に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項14】 前記エコー抑圧装置が使用される通信システム内の他の装
置によってもたらされるエコー抑圧に基づいたエコー減衰を該エコー抑圧装置が
提供するように、前記減衰係数が調整されることを特徴とする請求項13に記載
のエコー抑圧装置。 - 【請求項15】 前記減衰係数が、前記通信システムの音声出力のボリュー
ムを調整するのに使用されるボリュームコントロール信号に基づいて調整される
ことを特徴とする請求項14に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項16】 前記減衰ウインドウのサイズが調整可能であることを特徴
とする請求項8に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項17】 前記減衰ウインドウのサイズが前記第2の通信信号に基づ
いて調整されることを特徴とする請求項16に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項18】 前記減衰ウインドウのサイズが、前記エコー抑圧装置が使
用される通信システム内の他の装置によってもたらされるエコー抑圧に基づいて
調整されることを特徴とする請求項16に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項19】 前記減衰ウインドウのサイズが、前記通信システムの音声
出力のボリュームを調整するのに使用されるボリュームコントロール信号に基づ
いて調整されることを特徴とする請求項18に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項20】 エコー抑圧された出力信号を提供するために、エコーを含
む入力信号とエコーを生じさせる基準信号とを処理するように構成されたエコー
サプレッサと、 前記エコーサプレッサのエコーゲインを推定するゲインコントロール・プロセ
ッサとを備え、 前記推定が第1及び第2の測定値の比に基づいて計算され、 前記第1の測定値がエコー抑圧された出力信号のエネルギーを表しており、 前記第2の測定値が前記エコーを含む入力信号及び前記エコーを生じさせる基
準信号の一方のエネルギーを表わしていることを特徴とするエコー抑圧装置。 - 【請求項21】 前記第1の測定値が、前記エコー抑圧された出力信号のサ
ンプルの2乗の和の平方根として求められることを特徴とする請求項20に記載
のエコー抑圧装置。 - 【請求項22】 前記第1の測定値が、前記エコー抑圧された出力信号のサ
ンプルの実効値として求められることを特徴とする請求項20に記載のエコー抑
圧装置。 - 【請求項23】 前記第2の測定値が、前記エコーを含む入力信号及び前記
エコーを生じさせる基準信号の一方のサンプルの2乗の和の平方根として求めら
れることを特徴とする請求項20に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項24】 前記第2の測定値が、前記エコーを含む入力信号及び前記
エコーを生じさせる基準信号の一方のサンプルの実効値として求められることを
特徴とする請求項20に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項25】 前記第1の測定値が前記エコー抑圧された出力信号のサン
プルの2乗の和として求められ、前記第2の測定値が前記エコーを含む入力信号
及び前記エコーを生じさせる基準信号の一方のサンプルの2乗の和として求めら
れ、前記推定が前記第1及び第2の測定値の比の平方根として計算されることを
特徴とする請求項20に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項26】 前記エコーサプレッサが適応エコーキャンセラであること
を特徴とする請求項20に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項27】 前記エコー抑圧装置が残存エコーサプレッサを含み、前記
適応エコーキャンセラのエコーゲインの前記推定が前記残存エコーサプレッサに
よってもたらされるエコー減衰の調整に使用されることを特徴とする請求項26
に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項28】 前記エコー抑圧装置が残存エコーサプレッサを含み、前記
適応エコーキャンセラのエコーゲインの前記推定が前記残存エコーサプレッサの
減衰ウインドウのサイズの調整に使用されることを特徴とする請求項26に記載
のエコー抑圧装置。 - 【請求項29】 中間信号を提供するために、エコーを含む信号とエコーを
生じさせる信号とを処理するように構成されたフロントエンド・エコーサプレッ
サと、 前記中間信号を選択的に減衰してエコー抑圧された出力信号を提供するように
構成された残存エコーサプレッサと、 前記フロントエンド・エコーサプレッサのエコーゲインを推定するように構成
されたゲインコントロール・プロセッサとを備え、前記推定は第1及び第2の測
定値の比に基づいて計算され、前記推定は前記残存エコーサプレッサによっても
たらされるエコー減衰の調整に使用されることを特徴とするエコー抑圧装置。 - 【請求項30】 前記第1の測定値が、前記中間信号のサンプルの2乗の和
の平方根として求められることを特徴とする請求項29に記載のエコー抑圧装置
。 - 【請求項31】 前記第1の測定値が、前記中間信号のサンプルの実効値と
して求められることを特徴とする請求項29に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項32】 前記第2の測定値が、前記エコーを含む信号及び前記エコ
ーを生じさせる信号の一方のサンプルの2乗の和の平方根として求められること
を特徴とする請求項29に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項33】 前記第2の測定値が、前記エコーを含む信号及び前記エコ
ーを生じさせる信号の一方のサンプルの実効値として求められることを特徴とす
る請求項29に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項34】 前記第1の測定値が前記中間信号のサンプルの2乗の和と
して求められ、前記第2の測定値が前記エコーを含む信号及び前記エコーを生じ
させる信号の一方のサンプルの2乗の和として求められ、前記推定が前記第1及
び第2の測定値の比の平方根として計算されることを特徴とする請求項29に記
載のエコー抑圧装置。 - 【請求項35】 エコーがキャンセルされた出力信号を提供するために、エ
コーを含む入力信号とエコーを生じさせる基準信号とを処理するように構成され
、1つ以上の適応フィルタ係数を含むエコーキャンセラと、 前記エコーキャンセラのエコーゲインを推定するゲインコントロール・プロセ
ッサとを備え、 前記推定が第1及び第2の測定値の比に基づいて計算され、 前記第1の測定値がある時間間隔における前記適応フィルタ係数の少なくとも
1つの変化を表しており、 前記第2の測定値が前記時間間隔における前記エコーを含む入力信号及び前記
エコーを生じさせる基準信号の一方に基づいていることを特徴とするエコー抑圧
装置。 - 【請求項36】 前記第1の測定値が、前記時間間隔における前記フィルタ
係数の測定された変化のピークとして求められることを特徴とする請求項35に
記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項37】 前記第1の測定値が、前記時間間隔における前記フィルタ
係数の測定された変化の2乗の和の平方根として求められることを特徴とする請
求項35に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項38】 前記第2の測定値が、前記エコーを含む入力信号及び前記
エコーを生じさせる基準信号の一方のサンプルの2乗の和の平方根として求めら
れることを特徴とする請求項35に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項39】 前記第2の測定値が、前記エコーを含む入力信号及び前記
エコーを生じさせる基準信号の一方のサンプルの実効値として求められることを
特徴とする請求項35に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項40】 前記エコー抑圧装置が残存エコーサプレッサを含み、前記
適応エコーキャンセラの前記エコーゲインの推定は前記残存エコーサプレッサに
よってもたらされるエコー減衰の調整に使用されることを特徴とする請求項35
に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項41】 前記エコー抑圧装置が残存エコーサプレッサを含み、前記
適応エコーキャンセラの前記エコーゲインの推定は前記残存エコーサプレッサの
減衰ウインドウのサイズの調整に使用されることを特徴とする請求項35に記載
のエコー抑圧装置。 - 【請求項42】 エコーがキャンセルされた出力信号を提供するために、エ
コーを含む入力信号とエコーを生じさせる基準信号とを処理するように構成され
、1つ以上の適応フィルタ係数を含むエコーキャンセラと、 前記エコーがキャンセルされた信号を選択的に減衰してエコー抑圧された信号
を提供するように構成された残存エコーサプレッサと、 前記エコーキャンセラのエコーゲインを推定するゲインコントロール・プロセ
ッサとを備え、前記推定が第1及び第2の測定値の比に基づいて計算され、前記
第1の測定値がある時間間隔における前記適応フィルタ係数の少なくとも1つの
変化を表しており、前記推定が前器残存エコーサプレッサによってもたらされる
エコー減衰の調製に使用されることを特徴とするエコー抑圧装置。 - 【請求項43】 前記第1の測定値が、前記時間間隔における前記フィルタ
係数の測定された変化のピークとして求められることを特徴とする請求項42に
記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項44】 前記第1の測定値が、前記時間間隔における前記フィルタ
係数の測定された変化の2乗の和の平方根として求められることを特徴とする請
求項42に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項45】 前記第2の測定値が、前記エコーを含む入力信号及び前記
エコーを生じさせる基準信号の一方のサンプルの2乗の和の平方根として求めら
れることを特徴とする請求項42に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項46】 前記第2の測定値が、前記エコーを含む入力信号及び前記
エコーを生じさせる基準信号の一方のサンプルの実効値として求められることを
特徴とする請求項42に記載のエコー抑圧装置。 - 【請求項47】 前記第1の測定値が前記時間間隔における前記フィルタ係
数の測定された変化の2乗の和として求められ、前記第2の測定値が前記エコー
を含む信号及び前記エコーを生じさせる信号の一方のサンプルの2乗の和として
求められ、前記比が前記第1及び第2の測定値の平方根として計算されることを
特徴とする請求項42に記載のエコー抑圧装置。
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