JP2002500731A - ラビリンス密封装置および組み立て方法 - Google Patents

ラビリンス密封装置および組み立て方法

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JP2002500731A JP51779698A JP51779698A JP2002500731A JP 2002500731 A JP2002500731 A JP 2002500731A JP 51779698 A JP51779698 A JP 51779698A JP 51779698 A JP51779698 A JP 51779698A JP 2002500731 A JP2002500731 A JP 2002500731A
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Abstract

(57)【要約】 半径方向内側部分に環状かみ合いフランジ(48)を持つ固定子(16)と、半径方向外側部分に環状かみ合いフランジ(48)を持つ回転子(18)とを含む動的ラビリンス密封装置(10)が開示されている。上記固定子の環状かみ合いフランジ(48)と、上記回転子の環状かみ合いフランジ(64)は、機械的に上記固定子(16)と上記回転子(18)をかみ合わせるための協働手段を持つ。組み立て方法も開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ラビリンス密封装置および組み立て方法関連出願へのクロスリファレンス この出願は、1996年10月9日に出願されたアメリカ仮出願第60/02 8,103号の優先権を主張している。発明の背景 1.発明の分野 本発明は、機械接合パッキング装置、より詳しくは、回転軸と軸受ハウジング の間の動的シールを供給するためのラビリンス密封装置、および上記密封装置を 組み立てる方法に関する。2.関連技術の背景 ラビリンス式回転軸シールは、上記技術で公知である。これらの装置は、典型 的に、回転子と固定子を定める2つのコンセントリック・リング構造を含んでい る。上記回転子は密封的に回転軸に係合しており、固定子は密封的に軸受ハウジ ングに係合している。詳しくは、形をつけられた経路や溝が、上記軸受ハウジン グの外側から内側まで延びている迷路(maze)つまりラビリンスを作るために、 上記シールリングの内部表面に形成される。上記ラビリンス経路は、上記軸受ハ ウジング内の流体潤滑剤を維持すると共に異物が上記軸受ハウジングに入り込む ことを防ぐための流体力学的防壁として役立つ。上記経路が複雑であればあるほ ど、汚染物質が上記構造を通り抜けて上記軸受ハウジングに入り込む機会は少な くなる。より複雑精巧な経路を作る方法の一つは、汚染物質に横切られるに違い ない表面積の量を増やすこと、すなわち経路の長さを増やすことである。 一般的に、ラビリンス経路の表面積の大きさは、組み立て時の装置の2つの部 品の間の機械的結合の程度によって制限される。もし上記部品の間の結合接触領 域が比較的小さいならば、上記2つの部品の間にラビリンス経路を形成するため の表面積はより小さいだろう。逆に、もし上記2つの部品間の結合接触領域が比 較的大きいならば、上記2つの部品間により複雑なラビリンス経路を形成するた めの表面積はより大きいだろう。 回転子と固定子の間に低程度の機械的結合がある先行技術のラビリンス密封装 置の一例は、オルロウスキーの米国特許第4,466,620号に開示されてい る。上記オルロウスキーの装置において、回転子は、固定子に形成された軸方向 に延在している相補的な環状凹部にかみ合うための軸方向に延在する環状フラン ジを備えている。回転子と固定子の間に高度の機械的結合がある先行技術のラビ リンス密封装置の一例は、フェドロヴィッチらの米国特許第5,316,317 号と5,431,414号において開示されている。この機械的結合は、固定子 の接続部分を初めに熱してその直径を広げることによって、組み立ての間に達成 される。そのとき、回転子の接続部分が、上記固定子の接続部分の半径方向内側 に設置される。そのとき、上記固定子は、これら2つの部品間の結合を生み出す ために冷却することが許される。 上記フェドロヴィッチらの装置は、異物が上記構造を通り抜けるのを防ぐため に複雑なラビリンス経路を提供するが、その組み立て方法は、時間を浪費するも のであると同時に非効率的である。したがって、上記技術において、素早く且つ 効率的に組み立てられ、上記部品間に高度の機械的結合があるようなラビリンス 式回転軸シールを提供する必要性がある。発明の概要 本発明は、回転軸と軸受ハウジング間に配置するための動的ラビリンス密封装 置を対象とする。この装置は、密封するように上記軸受ハウジングにかみ合うた めの固定子と、密封するように上記回転軸にかみ合うための回転子を含んでいる 。複雑なラビリンス経路は、異物が構造を通り抜けるのを防ぐために上記固定子 と上記回転子との間に定められる。上記固定子は環状かみ合いフランジをその半 径方向内側部分に有し、上記回転子は環状かみ合いフランジをその半径方向外側 部分に有する。本発明の好ましい実施形態によると、上記固定子環状かみ合いフ ランジと、上記回転子環状かみ合いフランジは、上記固定子と回転子とを機械的 に かみ合わせるための協働手段を有する。いったんかみ合うと、上記環状かみ合い フランジはラビリンス経路の一部を形成する。 好ましくは、上記協働手段は、上記固定子かみ合いフランジに形成された半径 方向外方のかみ合い切り欠きと、上記回転子かみ合いフランジに形成された半径 方向内方のかみ合い切り欠きとを含んでいる。上記半径方向外方のかみ合い切り 欠きと上記半径方向内方のかみ合い切り欠きは、互いに相補の斜めの(angled) かみ合い面を含んでいる。上記固定子かみ合いフランジと上記回転子かみ合いフ ランジそれぞれは、対向する前部及び後部軸方向面を有し、上記両半径方向かみ 合い切り欠きの互いに相補の斜めの面は、上記両かみ合いフランジが反対横方向 に漸進的に撓むのを容易にして、上記回転子かみ合いフランジの前部軸方向面と 上記固定子かみ合いフランジの後部軸方向面とを軸方向に並置するような寸法と 形状を有する。 本発明によると、少なくとも一つの環状凹部が、上記固定子と上記軸受ハウジ ングの間のエラストマー・オーリングを保持するために、上記固定子の半径方向 外側部分に形成されている。同様に、少なくとも一つの環状凹部が、上記回転子 と上記回転軸の間のエラストマー・オーリングを保持するために上記回転子の半 径方向内側部分に形成されている。さらに、少なくとも一つの環状溝が、上記軸 受ハウジングからの潤滑流体を受けるために、上記固定子の半径方向内側部分の 上記かみ合いフランジから間隔を置いた場所に形成され、軸方向の排出口が上記 環状溝と連合している。 少なくとも一つの環状溝が、上記軸受ハウジング外側から上記密封装置内に引 き寄せられた異物を捕捉するために、上記回転子の半径方向外側部分の上記かみ 合いフランジから間隔を置いた箇所に形成されている。半径方向の排出スロット は、好ましくは、捕捉された異物の上記密封装置からの排出を容易にするために 上記固定子に形成されている。環状シールリップは、上記回転子の半径方向外側 部分の前端に密封的にかみ合うために、上記固定子の半径方向外側部分の前端か ら突出しており、異物への追加的な防壁を提供する。 本発明の上記密封装置を組み立てるために、上記固定子と回転子とを互いに対 して適切に方向付けて、上記半径方向かみ合い切り欠きそれぞれの斜めのかみ合 い面が互いに一端を接する(abutting contact)ようにしなければならない。次 に、上記回転子と固定子は互いに対して回転させられて、上記かみ合いフランジ は漸進的に横方向へ撓む。そして、上記回転子のかみ合いフランジの前部面が移 動して、上記固定子かみ合いフランジの後部面の隣りに近接して並ぶことにより 、上記固定子と回転子とを機械的にかみ合わせる。 本発明の動的ラビリンス密封装置のこれら及び他の特徴は、当業者には、添付 の図面と共に取り挙げられた以下の詳細な説明からより容易に明らかになる。図面の簡単な説明 本発明の属する技術分野において通常の技術を有する者が、本発明のラビリン ス密封装置の製作法と使用法をより容易に理解するために、本発明の好ましい実 施の形態が図面を参照して以下に詳細に述べられる。 図1は、好ましい実施の形態に応じて構成され、回転軸と軸受ハウジングの間 に設置されたラビリンス密封装置の斜視図である。 図2は、図1の2−2線に沿って見た本発明のラビリンス密封装置の横断面図 である。 図3は、上記装置の前端部から見た本発明のラビリンス密封装置の分解斜視図 である。 図4は、上記装置の後端部から見た本発明のラビリンス密封装置の分解斜視図 である。 図5は、本発明のラビリンス密封装置の固定子部材の正面図である。 図6は、本発明のラビリンス密封装置の上記固定子部材の側面図である。 図7は、本発明のラビリンス密封装置の上記固定子部材の背面図である。 図8は、本発明のラビリンス密封装置の回転子部材の背面図である。 図9は、本発明のラビリンス密封装置の上記回転子部材の側面図である。 図10は、本発明のラビリンス密封装置の上記回転子部材の正面図である。 図11は、上記固定子部材の詳細な構成を示している図7の11−11線に沿 って見た拡大横断面図である。 図12は、上記回転子部材の詳細な構成を示している図10の12−12線に 沿って見た拡大横断面図である。 図13は、底部中心部における上記固定子の半径方向内側部分を示している図 5の13−13線に沿って見た上記固定子の拡大平面図である。 図14は、底部中心部における上記回転子の半径方向外側部分を示している図 8の14−14線に沿って見た上記回転子の拡大平面図である。 図15から図21は、本発明におけるラビリンス密封装置の組み立て方法を順 番に示す。 図15は、組み立て前に、上記回転子と上記固定子が最初に互いに対して向き を決められる様子を示す斜視図である。 図16は、斜めの互いに相補のかみ合い面が一端を接するような上記かみ合い 切り欠きの互いに対する最初の配置を示す立面図である。 図17は、斜めの互いに相補のかみ合い面の相対的な位置を示す図16の17 −17線に沿って見た横断面図である。 図18は、ラビリンス密封装置の組み立ての間、上記固定子に対して上記回転 子が回転されるにつれての上記固定子と上記回転子のかみ合いフランジの漸進的 な反対側への横方向の撓みを示す斜視図である。 図19は、ラビリンスシール装置の組み立ての間、上記固定子のかみ合いフラ ンジの後部軸方向面と並列になるような上記回転子のかみ合いフランジの前部軸 方向面の漸進的な動きを示している図18の19−19線に沿って見た横断面図 である。 図20は、本発明のラビリンス密封装置の横断面図であり、上記固定子の前端 部分に形成された半径方向シール・リップが、組み立ての間外側に撓んで上記回 転子の前端部分を密封的に係合する様子を示している。 図21は、本発明のラビリンス密封装置の組み立ての間の上記回転子と上記固 定子の相対的な回転の方向の概略図である。発明を実施するための好ましい実施の形態の詳細な説明 図面を詳細に参照すると、図面において同一参照番号は本発明の類似構造要素 を特定していて、図1には、本発明の好ましい実施形態によって構成された動的 密封装置が示され、参照番号10によって表されている。図1を参照すると、密 封装置10は、上記ハウジングから潤滑剤が漏れるのを防ぎ、上記ハウジング内 に異物が入り込むのを防ぐため、回転アキシアル軸12と流体潤滑剤を容れてい る軸受ハウジング14の間で使用される。より詳細には、上記装置は、2部分構 成のラビリンスシールとして設計され、それは潤滑剤や異物の双方向の移動を防 ぐために働く。上記装置は、好ましくはポリテトラフルオロエチレン(PTF E)から形成されるが、代わりとなる構造の自己潤滑材料もまた使用され得る。 しかしながら、選択された構造材料は、弾性変形後の記憶保持力を示さなければ ならない。 以下の詳細な説明において、『内側』(inboard)という語は、軸受ハウジン グ14の内側にもっとも近い密封装置10の側面、あるいは構成部分に言及して いる。一方、『外側』(outboard)という語は、軸受ハウジング14の外側にも っとも近い密封装置10の側面、あるいは構成部分に言及している。さらに、『 後部、後』(trailing)および『前部、前』(leading)という語は、上記密封 装置10の成る構成部の相対的な位置を述べるのに使われるとき、それぞれ『内 側』(inboard)および『外側』(outboard)という語と同じ、あるいは実質上 同じ意味を持つ。 図2から図4を参照すると、密封装置10は、軸受ハウジング14に密封的に かみ合うための環状固定子16、および、上記アキシアル軸12に密封的にかみ 合うための環状回転子18を含む。上記環状固定子16は、環状本体部20と前 方に延びている環状覆い部22によって定められ、それらはモノリシックユニッ トとして一体に形成されている。図2において示されるように、上記本体部20 は、一対のエラストマー・シールリング26aと26bを収容するために一対の 環状スロット24aと24bを半径方向外面に含む。上記エラストマー・シール リング26aと26bは、上記回転子18に対する回転から固定子16を守るた めに、軸受ハウジング14の壁を通って延びる軸腔30の内周に圧縮的にかみ合 うように設計されている。上記環状覆い部22は、本体部20と軸腔30よりも 大きな外径を持ち、設置されているときショルダー面32が上記ハウジングの外 面に隣接した状態で上記軸受ハウジングの外側に位置する。 続いて図2を参照すると、一対の環状潤滑溝34aと34bは、作動中上記回 転軸に付着する流体潤滑剤を補集するために、本体部20の半径方向内面に形成 されている。図4、図7、図13においてもつともよくわかるように、軸方向に 開いている凹部36が上記本体部20に形成されており、それは溝34aおよび 34bに蓄積されている補集済みの潤滑剤のための排出路として役立つ。密封装 置10が設置されるとき、凹部36は好ましくは回転軸12の縦方向軸に関して 動かない底部中心部(dead bottom center location)に設置される。 図2においてもっともよくわかるように、固定子16の上記覆い部22は、環 状回転子18を囲み完全に外接するような寸法および形状を有する。覆い部22 の上記半径方向内面は、雰囲気から上記軸受ハウジング14内への異物の侵入を 防ぐように設計された複雑なラビリンス経路を定める段付き環状かみ合い領域を 形成すると共に、かみ合い回転子18に回転可能に係合する構造的インターフェ ースを提供する。 図11を参照すると、上記固定子16の段付きかみ合い領域は、内側かみ合い 溝40と外側かみ合い溝42及び半径方向かみ合いリップ44によって定められ る。環状ランド面46は、かみ合い溝40と42の間に形成され、環状かみ合い フランジ48は、外側かみ合い溝42と半径方向かみ合いリップ44の間に形成 されている。図11及び図2に示されるように、外側かみ合い溝42は、内側か み合い溝40よりも半径方向に深い。以下により詳細に述べられるように、これ らの構造の各々は、上記回転子18の半径方向外面に形成された相補の構造を受 け入れる。 図2及び図3においてもつともよくわかるように、半径方向外方に延在してい る排出スロット50は、上記固定子と回転子のかみ合い面の間に形成された上記 ラビリンス経路に入り得る異物を排出するために、上記固定子16の環状覆い部 22を通って、外側かみ合い溝42から上記雰囲気へ延びている。上記密封装置 10が設置されるとき、排出スロット50は、好ましくは、上記回転軸12の長 手方向軸に対して動かない底部中心部の位置に設置される。 続いて図2から図4を参照すると、回転子18は、回転軸12を受け入れるこ とのできる寸法の内腔54を有する環状本体部52によって定められる。環状保 持スロット56は、エラストマー・シールリング58を受け入れるため、上記本 体部52の半径方向内面に形成されている。上記エラストマー・シールリング5 8は、上記アキシアル軸12の外周に密封的に係合し、且つその結果、固定子1 6と軸受ハウジング14に関して、回転子18がシールリングと共に動くのを容 易にするような寸法に形成されている。 図9及び図12において示されるように、様々な半径方向の寸法の半径方向外 方に突出する一連のフランジが、回転子18の上記環状本体部52から延在して 、密封装置10の上記ラビリンス経路をさらに画定している。これらは、内側溝 40と相互作用するような寸法と形状に形成された第1内側かみ合いフランジ6 0と、環状ランド面46に対向した位置にある中間防壁フランジ62と、外側か み合い溝42と相互作用するための寸法と形状に形成された外側かみ合いフラン ジ64を含んでいる。内側かみ合いフランジ60は、中間防壁フランジ62より も半径方向に高く、一方、外側かみ合いフランジ64は上記内側フランジ60お よび中間フランジ62の両方よりも半径方向に高い。 図8から図10と共に再び図2を参照すると、回転子18は、外側面プレート 66をも含んでいる。この外側面プレートは半径方向かみ合いリップ44によっ てかみ合わされるとき、固定子16と回転子18の間に形成された上記ラビリン ス経路を封じ込め、かみ合いリップ44と共に、軸受ハウジング14に入り込む 異物への一次防壁を形成する。図20においてもっともよくわかるように、かみ 合いリップ44は、覆い部22の外周に関して可撓であり、それゆえ組み立ての 間、リップ44は、半径方向外方に撓んで外側面プレート66を受け入れ、密封 係合する。本発明の好ましい実施形態において、強められた密封効果は、面プレ ート66の内側側面66a(図12)の固有の角(かど)によっても与えられる 。その形状によって、面プレート66の内側側面66aは、固定子16の上記環 状かみ合いフランジ48の外側側面に寄りかかる傾向があり、異物への追加的な 防壁を形成する。 図2においてもっともよくわかるように、回転子18の上記外側かみ合いフラ ンジ64と、固定子16の上記外側かみ合い溝42との間に、半径方向の寸法『 d』によって示されるように、高度の機械的な結合がある。この構造的な相互 作用によって与えられた上記高度の機械的結合は、実質的に先行技術のラビリン ス密封装置によって与えられた機械的結合よりもはるかによい。この結合は、上 記2つの密封部品が作動中に互いが遊離することを防ぎ、先行技術の装置と比べ て、より優れた密封構造を提供できる。 密封装置10の上記固定子16と回転子18の間に存在する高度の機械的結合 を達成するために、上記2つの部品は、密封装置10の手動の組み立てを容易に する固定子のかみ合いフランジ48と回転子のかみ合いフランジ64に形成され た一対の協働する相補のかみ合い切り欠きを含む独特のかみ合い機構を備えてい る。より具体的には、図5と図8それぞれに示されるように、半径方向外方に延 びるかみ合い切り欠き70は固定子かみ合いフランジ48に形成され、半径方向 内方に延びるかみ合い切り欠き72は、回転子かみ合いフランジ64に形成され る。固定子かみ合い切り欠き70には、図13においてもっともよくわかるよう に、対向する斜めのかみ合い面70aと70bが形成され、回転子かみ合い切り 欠き72には、図14においてもっともよくわかるように、対向する斜めのかみ 合い面72aと72bが形成されている。以下により詳細に述べられるように、 切り欠き70と72の協働する相補の、斜めのかみ合い面は密封装置10の機械 的な組み立てを始めるのに役立つ。 上記かみ合い切り欠きは、大きさと形状において変化でき、その範囲は図15 に表されたかなり大きなくさび形切り欠きからかなり小さなスロット、または上 記装置の組み立てを効果的に容易にもするはるかに薄い切り込みにまで及ぶこと は想像でき、しかも十分本発明の範囲内にある。従って、上記固定子と回転子を 機械的にかみ合わせるための機構は、特にここに示されている実施例に限られる べきではない。 さて図15から図19を参照すると、固定子16と回転子18が、かみ合い切 り欠き70と72の機械的相互作用を通して組み立てられる方法が順番に示され ている。図15に示されているように、組み立てを促進するため、固定子16と 回転子18は最初に、上記固定子かみ合い切り欠き70が軸方向に上記回転子か み合い切り欠き72と位置合わせされるように、互いに対して方向付けられる。 その直後に、これら2つの部品は近接して並列になるように移動させられ、かみ 合い切り欠き70と72それぞれの相補の斜めのかみ合い面70aと72bは、 図16と17に示されるように、互いに一端を接した関係になるように移動させ られる。組み立てを始めるために、面70aと72bよりもむしろ相補のかみ合 い面70bと72aが一端を接した関係に移動させられるように、密封装置10 の上記2つの部品を方向付けることもできるということは技術を有する者によっ て容易に認識されるであろう。 図18に示されるように、上記密封装置10の組み立ては、互いに対して上記 2つの部品を回転させることによって、図示の例においては、上記固定子に対し て上記回転子を右回りに動かすことによって、行われる。この右回りの相対的な 回転の最初に、上記2つの一端を接している相補の斜めの面(70aと72b) は付勢されて互いにすれ違い、対向するカム面または斜面として作用して、図1 9においてもっともよくわかるように、固定子かみ合いフランジ48と回転子か み合いフランジ64の漸進的な反対横方向への撓みを引き起こす。その結果、回 転子のかみ合いフランジ64の前部面(外側側面)は、漸進的に移動して固定子 かみ合いフランジ48の上記後部面(内側側面)と並列になる。本質的には、上 記固定子と回転子の右回りの相対的な回転を通して、回転子かみ合いフランジ6 4は、固定子16の外側かみ合い溝42に漸進的に受け入れられる。付随して、 回転子18の上記環状面プレート66は、図20に示されるようにかみ合いリッ プ44が固定子16の上記覆い部22から角度的に撓んで離れるにつれて、かみ 合いリップ44によって漸進的に受け入れられる。 上記固定子と回転子の上記かみ合い構造は、組み立ての間、例えば図19と図 20において示されているように、それらの通常の向きから撓むことが必要なの で、密封装置10の上記部品が構成される熱可塑性材料は、形状記憶保持力を示 すことが不可欠である。以上に示されたように、好ましい構造材料はPTFEで ある。 図21に示されるように、固定子16に対する回転子18の右回りの相対的な 回転は、回転子かみ合いフランジ64の全体が上記固定子16の上記外側かみ合 い溝42内に受け入れられるときまで360度とおして続く。それによって、上 記回転子かみ合いフランジ64の外側側面(前部面)は、上記固定子かみ合いフ ランジ48の上記内側側面(後部面)と軸方向に並列となる。そのとき、上記固 定子と上記回転子が構成される材料の記憶保持特性は、上記固定子と回転子の手 動で撓められたかみ合い構造の形を元通りにするのに役立つであろう。さらに、 いったん組み立てられると、回転子18は、固定子16の環状覆い部によって完 全に包囲され、密封装置10はアキシアル軸12と軸受ハウジング14の間での 使用がすぐにできるような組み立てられた状態にある。 本発明のラビリンス密封装置は、好ましい実施の形態に関して記載されたが、 添付の請求項によって定義される本発明の精神または範囲から逸脱することなく 、本発明に対して様々な変更や修正をなし得るということは明らかである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a) 半径方向内側部分に環状かみ合いフランジを有する固定子と、 b) 半径方向外側部分に環状かみ合いフランジを有する回転子とを備え 、上記固定子環状かみ合いフランジと上記回転子環状かみ合いフランジは、上記 固定子と回転子とを機械的にかみ合わせるための協働手段を有することを特徴と する回転軸と、流体潤滑剤を収容している軸受ハウジングとの間に配置するため の動的密封装置。 2. 請求項1に記載の動的密封装置において、上記協働手段は、上記固定子か み合いフランジに形成された外方半径方向かみ合い切り欠きと、上記固定子かみ 合いフランジに形成された内方半径方向かみ合い切り欠きとを含んでいることを 特徴とする動的密封装置。 3. 請求項2に記載の動的密封装置において、上記外方半径方向かみ合い切り 欠きと上記内方半径方向かみ合い切り欠きは、互いに相補の斜めのかみ合い面を 含んでいることを特徴とする動的密封装置。 4. 請求項3に記載の動的密封装置において、上記固定子かみ合いフランジと 上記回転子かみ合いフランジそれぞれは、対向する前部及び後部軸方向面を有し 、上記両半径方向かみ合い切り欠きの上記互いに相補の斜めの面は、上記回転子 かみ合いフランジの上記前部軸方向面と上記固定子かみ合いフランジの上記後部 軸方向面とを軸方向に並置するために、上記両かみ合いフランジが反対横方向に 漸進的に撓むのを容易にするような寸法と形状を有することを特徴とする動的密 封装置。 5. 請求項1に記載の動的密封装置において、少なくとも一つの環状凹部が、 上記固定子と上記軸受ハウジングの間のエラストマー・オーリングを保持するた めに上記固定子の半径方向外側部分に形成されていることを特徴とする動的密封 装置。 6. 請求項1に記載の動的密封装置において、少なくとも一つの環状凹部が、 上記回転子と上記回転軸の間のエラストマー・オーリングを保持するために上記 回転子の半径方向内側部分に形成されていることを特徴とする動的密封装置。 7. 請求項1に記載の動的密封装置において、少なくとも一つの環状溝が、上 記軸受ハウジングからの潤滑流体を受けるために、上記かみ合いフランジから間 隔を置いて、上記固定子の上記半径方向内側部分に形成されていることを特徴と する動的密封装置。 8. 請求項7に記載の動的密封装置において、軸方向の排出口が上記環状溝と 連合していることを特徴とする動的密封装置。 9. 請求項1に記載の動的密封装置において、少なくとも一つの環状溝が、上 記軸受ハウジングの外側から上記密封装置内に引き寄せられた異物を捕捉するた めに、上記かみ合いフランジから間隔を置いて、上記回転子の半径方向外側部分 に形成されていることを特徴とする動的密封装置。 10. 請求項8に記載の動的密封装置において、半径方向の排出スロットが、 捕捉された異物の上記密封装置からの排出を容易にするために上記固定子に形成 されていることを特徴とする動的密封装置。 11. 請求項1に記載の動的密封装置において、環状シールリップが、上記回 転子の半径方向外側部分の前端に密封的にかみ合うために、上記固定子の上記半 径方向外側部分の前端から突出していることを特徴とする動的密封装置。 12. a)半径方向内側部分に環状かみ合いフランジを有する固定子を備え、 上記固定子かみ合いフランジは、対向する前部および後部軸方向面を有すると共 に、斜めのかみ合い面のある半径方向かみ合い切り欠きを含んでおり、 b)また、半径方向外側部分に環状かみ合いフランジを有する回転子を 備え、上記回転子かみ合いフランジは、対向する前部および後部軸方向面を有す ると共に、斜めのかみ合い面がある半径方向かみ合い切り欠きを含んでおり、上 記両半径方向かみ合い切り欠きの上記斜めの面は、上記固定子と上記回転子を機 械的に結合すべく、上記両かみ合いフランジが反対横方向に漸進的に撓むのを容 易にして、上記回転子かみ合いフランジの上記前部軸方向面と上記固定子かみ合 いフランジの上記後部軸方向面とを軸方向に並置するような寸法と形状を有する ことを特徴とする回転軸と、流体潤滑材を収容している軸受ハウジングとの間に 配置するための動的密封装置。 13. 請求項12に記載の動的密封装置において、少なくとも一つの環状凹部 が、上記固定子と上記軸受ハウジングとの間のエラストマー・オーリングを保持 するために上記固定子の半径方向外側部分に形成されていることを特徴とする動 的密封装置。 14. 請求項12に記載の動的密封装置において、少なくとも一つの環状凹部 が、上記回転子と上記回転軸との間のエラストマー・オーリングを保持するため に上記回転子の半径方向内側部分に形成されていることを特徴とする動的密封装 置。 15. 請求項12に記載の動的密封装置において、少なくとも一つの環状溝が 、上記軸受ハウジングからの潤滑流体を受けるために、上記かみ合いフランジか ら間隔を置いて、上記固定子の半径方向内側部分に形成されていることを特徴と する動的密封装置。 16. 請求項15に記載の動的密封装置において、軸方向の排出口が上記環状 溝と連合していることを特徴とする動的密封装置。 17. 請求項12に記載の動的密封装置において、少なくとも一つの環状溝が 、上記軸受ハウジングの外側から上記密封装置内に引き寄せられた異物を捕捉す るために、上記かみ合いフランジから間隔を置いて、上記回転子の半径方向外側 部分に形成されていることを特徴とする動的密封装置。 18. 請求項17に記載の動的密封装置において、半径方向の排出スロットが 、捕捉された異物の上記密封装置からの排出を容易にするために上記固定子に形 成されていることを特徴とする動的密封装置。 19. 請求項12に記載の動的密封装置において、環状シールリップが、上記 回転子の半径方向外側部分の前端に密封的にかみ合うために、上記固定子の半径 方向外側部分の前端から突出していることを特徴とする動的密封装置。 20. a)本体部と覆い部を有する環状固定子を備え、上記覆い部は、この覆 い部と連合する半径方向内方のかみ合い部を有し、 b)また、上記覆い部によって囲まれ、上記固定子の半径方向内方のか み合い部と作動的に接続された半径方向外方のかみ合い部を有する環状回転子を 備え、上記固定子は、上記回転子の前端部に密封的にかみ合うために上記覆い部 の半径方向外方の前端部から突出している半径方向密封リップを有することを特 徴とする回転軸と軸受ハウジングの間に配置するための動的密封装置。 21. a)半径方向内側部分に環状かみ合いフランジを有し、上記環状かみ合 いフランジが、対向する前部及び後部軸方向面を有すると共に、斜めのかみ合い 面を有する半径方向かみ合い切り欠きを含む固定子を用意する工程と、 b)半径方向外側部分に環状かみ合いフランジを有し、上記環状かみ合 いフランジが、対向する前部及び後部軸方向面を有すると共に、斜めのかみ合い 面を有する半径方向かみ合い切り欠きを含む回転子を用意する工程と、 c)上記半径方向のかみ合い切り欠きそれぞれの上記斜めのかみ合い面 の一端を互いに接触させる工程と、 d)上記固定子と上記回転子を機械的にかみ合わせるために、上記回転 子かみ合いフランジの上記前部面が、上記回転子かみ合いフランジの上記後部面 と軸方向に並置されるよう漸進的に移動するように、上記回転子と上記固定子を 互いに対して回転させる工程とを備えたことを特徴とする回転軸と軸受ハウジン グの間に配置するための動的密封装置を組み立てる方法。
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