JP2002500289A - 印刷したセルロース材料の脱酸処理 - Google Patents

印刷したセルロース材料の脱酸処理

Info

Publication number
JP2002500289A
JP2002500289A JP2000527597A JP2000527597A JP2002500289A JP 2002500289 A JP2002500289 A JP 2002500289A JP 2000527597 A JP2000527597 A JP 2000527597A JP 2000527597 A JP2000527597 A JP 2000527597A JP 2002500289 A JP2002500289 A JP 2002500289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
solvent
carbonate
ultra
organometallic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000527597A
Other languages
English (en)
Inventor
リチャード ダニエル スミス
Original Assignee
リチャード ダニエル スミス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=22099279&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002500289(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by リチャード ダニエル スミス filed Critical リチャード ダニエル スミス
Publication of JP2002500289A publication Critical patent/JP2002500289A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H25/00After-treatment of paper not provided for in groups D21H17/00 - D21H23/00
    • D21H25/18After-treatment of paper not provided for in groups D21H17/00 - D21H23/00 of old paper as in books, documents, e.g. restoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 印刷したセルロース材料を処理するために使用する脱酸組成物を提供する。組成物の製造方法および組成物の成分を作成する方法も提供する。組成物は、炭酸金属、含水率約100ppm未満の超乾燥アルコールおよび含水率約100ppm未満の超乾燥溶媒を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願) 本出願は、米国仮特許出願第60/071,103号(1998年1月9日出
願)に基づき、その特典を請求するものである。
【0002】 (発明の分野) 本発明は一般に、書籍、原稿、および他の画像や情報を有する文書と出版物、
並びに紙上に形成された作品などの、経年して劣化するまたは劣化している可能
性がある印刷したセルロース材料を脱酸処理し、保護するための組成物および方
法に関するものである。
【0003】 (発明の背景) 過去150年の間、古文書館および図書館は、紙の老化、例えば文書や書籍の
紙の黄色化および脆化を防止することに苦闘してきた。この老化を回避し、停止
する多くの処理方法が提案された。これらの処理方法の主な目標は、紙を他のよ
り安定な媒体に変化させるか、または紙を脱酸して老化に対して安定化すること
である。脱酸は、さらに長年にわたり効果があり、使用する安定化材料が入手で
き、低単位処理コストが低い点で有利である。
【0004】 従来から既知の処理方法は、書籍および文書が老化する速度を低下させるが、
全ての既知の方法は、収集物の重要な部分を汚損するか、あるいは損傷する可能
性があるので、通常の使用に対しては不満足なものとなる。さらに、現在の処理
方法には、多くの問題点と環境上の懸念が存在する。
【0005】 多くの既知の処理方法を採用するとき、無水の原材料中で発生する水分量の変
化は、重大な問題を提起する。水分量が増加するに伴い、時間、反応性、温度お
よび圧力条件に応じて、粉体またはゲル状析出物が形成される。これらの析出物
は、製造および反応速度を妨げ(害し)、妨害し(遅らせ)、溶液の脱酸加工性
に悪影響(紙基体の目詰まり)を与える。また、この析出物は、堆積して書籍や
文書を汚損し、処理装置中のフィルタ、パイプ、バルブやその他の狭い通路を閉
鎖したり、目詰まりを起こしたりすることがある。また、この析出物は、タンク
壁に厚い被膜を形成したり、相対密度に応じて、上部または底部組成物層に分離
したり、または極端な場合には、処理溶液(最初水より希薄な)を非流動性のゼ
ラチン状ゲルに実際に変えることがある。
【0006】 超低水分のアルコールおよび脂肪族炭化水素溶媒は、生産されているけれども
、標準容器、例えば5ガロン(約18.93L)の円筒容器または55ガロン(
約208.18L)のドラム入りでは市販されていない。工業用溶媒の製造業者
は、これらの溶媒を超乾燥状態、すなわち15または25ppm以下で配送して
いない。例えば、Fisher Scientific社の55ガロン(約20
8.18L)のドラム入りの研究グレード「無水」メタノールでは、その最大含
水率のスペックは、1,000ppmである。
【0007】 現在の処理方法のために調製した濃縮液中では、サブミクロン(0.2ミクロ
ン以下)の石炭色の粒子が析出することが知られている。この粒子は、処理に使
用するアルコキシド粉末を生成するため、アルコールと反応した金属に微量重金
属(鉄、コバルト、銅など)不純物として、あるいは外部条件として導入される
可能性がある。これらの粒子は、処理用濃縮液を汚染または変色させるので、保
護用として用いる前に除去しなければならない。加えて、この粒子を自然に凝集
させた後、0.2ミクロンの無水メンブランフィルタで濾過することによって製
造できる処理用濃縮液の濃度が限定される。例えば、メタノール中、僅か25重
量%の有機マグネシウム濃度が最高となる。
【0008】 有機マグネシウムカルボナート処理により生ずるよりアルカリ性の高いpH値
は、望ましくない変色を発生させる可能性がある。これらの処理は、セルロース
材料を劣化性の酸性条件から安定なアルカリ条件に変化させると、敏感なインキ
、顔料および染料を変色させることがある。
【0009】 有機金属カルボナートを含む脱酸組成物に用いる従来のCFCおよびHCFC
溶媒系は、ある種のインキを汚損または害する傾向、および/または書籍の構造
成分を溶解または軟化させる傾向がある。より敏感なインキが軟化、浸出、溶出
、転写し、ある場合には冊子や書籍の紙葉を接着して固体のブロックになること
がある。加えて、クロロフルオロカーボン溶媒の使用は、環境上の規制から一般
的に禁止されている。
【0010】 老化を停止させるための広範な努力がなされ、および多くの解法が提案された
にもかかわらず、セルロース材料の有効寿命を数百年間に延ばす真に満足できる
方法は開発されていない。本質的に全ての紙、インキ、顔料、媒体、または印刷
した材料のその他の成分に受け入れられ、かつ使用者に無害な効果的処理方法は
知られていない。
【0011】 したがって、本発明の主要な目的は、書籍、図面、地図、芸術作品、原稿およ
び画像などの印刷および手書きのセルロース材料を保護するための、改良された
脱酸組成物およびそれらの製造法を提供することである。
【0012】 本発明の別の目的は、インキ、画像、装丁またはその他の視覚的あるいは構造
的特色を余りまたは全く損傷することなく、印刷、手書き、図面または他の記録
を含むセルロース材料を広く保護する方法を提供することである。
【0013】 本発明のこれらの目的および他の目的は、以下の明細書および添付図面から明
白になるであろう。
【0014】 (発明の概要) 概して、本発明によれば、印刷したセルロース材料を処理する脱酸組成物が提
供される。また、組成物を製造する方法および組成物の成分を生成する方法も提
供される。重要な一態様では、組成物は、炭酸金属、含水率約100ppm未満
の超乾燥アルコール、および含水率約100ppm未満の超乾燥溶媒であって、
アルコール、脂肪族炭化水素、フルオロカーボンおよびそれらの配合物からなる
群から選択した溶媒を、印刷したセルロース材料を処理し、保護するための有効
な量で含有する。
【0015】 本発明の脱酸処理組成物は、まずアルコール、フルオロカーボン、芳香族炭化
水素または脂肪族炭化水素溶媒をモレキュラーシーブまたはその他の乾燥剤で処
理して含水率を100ppm未満とし、超低水分溶媒を生成して製造する。有機
金属アルコキシドを、超低水分アルコール溶媒および二酸化炭素と配合して、有
機金属カルボナート組成物を生成する。磁気濾過により、有機金属カルボナート
組成物からサブミクロンサイズの磁性不純物を除去する。次いで、有機金属カル
ボナート組成物をサブミクロンフィルタで濾過して、脱酸処理濃縮液を生成する
。最後に、脱酸処理濃縮液を超低水分溶媒と混合して、印刷したセルロース材料
のインキおよび構造成分に対して比較的不活性な溶媒和特性を有する脱酸処理溶
液を提供する。この組成物は、印刷したセルロース材料を処理する既知の如何な
る方法でも使用できる。
【0016】 標準的な体積の商業用容器入りで通常入手できる超乾燥溶媒は、溶媒を1つま
たは複数の乾燥カラムを通過させることにより作製する。次いで溶媒を容器に再
循環させるが、容器およびカラムへの溶媒の再循環は含水率が約100ppm未
満になるように充分な時間にわたって行って、超乾燥溶媒を提供する。
【0017】 本発明の目的では、「金属」または「金属試剤」は、有機アルミニウム、マグ
ネシウム、亜鉛またはそれらの混合物を意味する。本明細書で使用する「金属ア
ルコキシド」は、有機アルミニウムアルコキシド、マグネシウムアルコキシド、
亜鉛アルコキシドまたはそれらの混合物を意味する。本明細書で使用する「炭酸
金属」は、有機アルミニウムカルボナート、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛または
それらの混合物を意味する。
【0018】 (発明の説明) 本発明は、インキ、画像、装丁または他の特色にマイナスの影響を余りまたは
全く与えることなく、印刷したセルロース材料を処理してその材料を保護するた
めの組成物および方法を対象とする。また、本発明は、その組成物の製造方法も
対象とする。より詳細には、本発明は、有機アルミニウム、マグネシウムおよび
/または亜鉛試剤、および超乾燥溶媒を含む組成物を対象とするものである。金
属試剤を超乾燥アルコール溶媒および二酸化炭素と配合して非水性脱酸濃縮液組
成物を生成する。この濃縮液組成物を超乾燥溶媒と混合して、書籍および文書を
老化から保護するために噴霧または溶液で使用できる脱酸組成物を生成する。
【0019】 脱酸組成物の製造方法 本発明の組成物を製造する単相の方法を示す図1を参照すると、まず金属10
と超乾燥溶媒12および二酸化炭素14を配合する。重要な一態様では、この組
成物に用いる金属は、有機アルミニウム、マグネシウム、亜鉛またはそれらの混
合物である。金属は、金属片または金属アルコキシドの形態でよい。好ましくは
、溶媒は1から4個の炭素原子を有するアルコールである。金属と溶媒は、配合
組成物の生成に必要な攪拌、振動またはその他の攪拌操作により配合してよい。
【0020】 金属、超乾燥溶媒および二酸化炭素が反応し、炭酸金属を含む脱酸試剤16を
提供する。磁石18を浸漬するかまたは脱酸試剤と接触させて、サブミクロン粒
子を除去し、脱酸試剤中間体組成物20を提供する。
【0021】 黒色磁性粒子中に存在する鉄および関連する重金属(例えば、銅およびコバル
ト)を除去することにより、有機金属カルボナート濃縮液を精製し高純度化する
。磁石に結合させ、凝集させ、メンブランフィルタで濾過することによりサブミ
クロン粒子を除去する。さらに、凝集物を沈降させ、濃縮液をデカンテーション
してもよく、これらの手順を任意に組み合わせて用いることもできる。磁気濾過
は1段階(図1)または多段階磁気濾過(図示せず)で行うことができる。
【0022】 1段階法の主な利点は、除去の速度と水分による汚染を最少量に抑えることで
ある。加えて、得られた濃縮物が希薄であり、急速に濾過され、それに続く配合
および移動プロセスが容易になり、さらに処理するコストおよび追加のメンブラ
ン濾過ステップでの濃縮液組成物の損失も回避できる。
【0023】 1段階磁気濾過では、粒子を磁気ポールに強く惹きつける。より高濃度が得ら
れるが、通常メタノール中で25.0、37.5、50.0、62.5、または
75.0%の濃度が製造する。エタノールおよびイソプロパノール中の濃度は、
通常25.0から37.5重量%である。完成した濃縮液に磁石を浸漬し、粒子
を凝集させ、引きつけ、収集する。
【0024】 磁気式ミキサの回転子用に設計した、テフロンコートしたロッド(ALNIC
O V)磁石(1/2インチ(約1.27cm)×6インチ(約15.24cm
))を使用できる。電磁石、磁気格子または処理中の溶液から容易に分離できる
磁気粒子を含むその他の磁石およびフロースルー磁気処理チャンバを、回転子用
磁石に代わって使用できる。磁石は、磁気的に濾過する濃縮溶液の内または外側
に置くことができる。
【0025】 多段階濾過は、2つまたはそれ以上の予め選択した濃度で、完全な1段階サイ
クルを反復することを含む。例えば、有機金属カルボナート濃縮液を37.5重
量%になるように最初に製造した後、磁気濾過処理をし、0.2ミクロンフィル
タを用いてメンブラン濾過する。25%増の有機金属カルボナートを濃縮液と混
合し、62.5%の濃縮液を再度磁気濾過およびメンブラン濾過する。最後に、
12.5%増の有機金属カルボナートを混合し、磁気濾過およびメンブラン濾過
して、メタノール中75.0重量%の濃度レベルとする。
【0026】 多段階手順の主な利点は、100重量%を超える強力な濃縮液を生成すること
ができ、微細黒色粒子は生成したときに除去されるために、その量が次第に多く
なることはない。加えて、多段階濃縮液から出るアルコールが、インキを溶解し
て書籍や文書を汚損する可能性は本質的になくなる。紙処理溶液中の遊離アルコ
ールの量は極めて少量であり、通常1%重量以下、好ましくは0.5重量%以下
である。
【0027】 磁気処理に続いて、メンブラン濾過により組成物を濾過する22。所望の濃度
、通常37.5および62.5%の濃度に達し、黒色磁性粒子を保持した磁石か
ら溶液を分離した後に、サブミクロンのひだ付きメンブラン(0.2ミクロン以
下の孔径)で濾過を行う。一晩処理後には、25.0重量%の有機金属カルボナ
ート濃縮液が0.2ミクロンフィルタで濾過でき、製造2日後には37.5%濃
縮液が濾過できる。
【0028】 製造の間に、濃縮液を穏やかに暖めてもよい。濾過のために必要であれば、濃
縮液に追加量の超乾燥溶媒を加えてもよい。用いるアルコールの沸点以下で濾過
することが必要である。加熱は濃縮液の粘度を下げるとともに、必要な推進圧力
を下げ、かつメンブランフィルタを通る流速を高めて磁気濾過を容易にする。
【0029】 0.2ミクロンより大きな孔を有する、市販のメンブランフィルタは、濃縮液
から凝集粒子および残留微粒子を完全に除去することはできない。例えば実際の
孔径が0.1、0.05ミクロン、および0.01ミクロン(現在市販の最も小
さいものが0.01ミクロン)のような超微小メンブランフィルタを0.2ミク
ロンフィルタに代えて使用して、より純度の高い濾過液を生成することができる
【0030】 濾過により脱酸濃縮液24が提供される。次に、脱酸濃縮液を超乾燥溶媒26
と混合して脱酸組成物28を提供する。重要な一態様では、溶媒は、1から4個
の炭素原子を有するアルコール、1から8個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素
、フルオロカーボン炭化水素、またはそれらの配合物である。脱酸濃縮液と溶媒
は、攪拌、振動またはその他の必要な攪拌手段により配合して、混合組成物を提
供できる。
【0031】 代替実施形態では、有機アルミニウムアルコキシドも、単独またはマグネシウ
ムまたは亜鉛試剤と組み合わせて、または二酸化炭素アダクトと共にもしくはア
ダクトなしに、有用な脱酸試剤である。これらは、アルコール共溶媒がなくても
、脂肪族溶媒およびフルオロカーボン溶媒に直接溶解できる。
【0032】 超乾燥溶媒 本発明に使用できる市販の溶媒は、1から4個の炭素原子を有するアルコール
ならびに脂肪族およびハロゲン化炭化水素溶媒を含む。このような溶媒には、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール、イソブタノール、プロパン、ブタン
、ペンタン、イソヘキサン、ヘプタン、ジフロロエタン(HFC−152a)お
よびテトラフルオロエタン(HFC−134a)、HFC−32、HFE−71
00、HFE−7200、およびHFC−10−43MEEが含まれる。
【0033】 溶媒中に存在できる水分は、安定で汚損のない有機金属カルボナート脱酸組成
物、スプレー、溶液の調製に主要な問題を呈する。水分は、50または100p
pm以下であっても、有機金属カルボナートと反応して、溶液を濃厚にしたり、
析出物を生成する可能性のある可溶性水和物またはゲルを生成する可能性がある
。本発明の重要な一態様では、アルコール溶媒の水分レベルは、約100ppm
以下であり、極めて重要な一態様では約25〜50ppm以下である。本発明の
重要な一態様では、フルオロカーボンおよび脂肪族溶媒の水分レベルは、約10
0ppm以下であり、極めて重要な一態様では5〜15ppm以下である。
【0034】 重要な一態様では、本発明の組成物はフルオロカーボン溶媒を含む。好ましく
は、フルオロカーボン溶媒はHFC−134aである。HFC−134a溶媒を
含む多くの脱酸溶液は、試験した全ての印刷インキに対して殆ど悪影響を及ぼさ
ない。炭酸金属、特にMMMC濃縮液がHFC−134aに対する溶解度が高い
ので、所望により、高いアルカリリザーブが可能になる。本発明の組成物にフル
オロカーボン溶媒を使用することにより、クロロフルオロカーボン溶媒に比較し
て、濃縮液の溶解度を高めることが可能である。
【0035】 HCFC−22のようなHCFC溶媒が破壊した、紫色の謄写版インキ、写真
複写インキ、堅牢な印刷インキ、オフセットインキなどの以前は可溶性であった
インキは、同じ濃度およびはるかに高濃度のアルコールと共にHFC−134a
またはHFC−152aによる処理で影響を受けない。
【0036】 (HFC−134a溶媒を代用したときに)インキ溶解度が殆どないことは、
これまで考えられてきたように、アルコールがインキの滲み、オフセット、また
は流出を起こさなかったことを示している(むしろCFCおよびHCFC溶媒が
このような結果をもたらすように思える)。その結果として、古文書館や図書館
の通常の収集物を保護するために、低単位コストで大量の汎用脱酸処理が可能に
なる。脱酸に対する適性、例えばインキ感性、物理的条件、または紙の種類など
について、収集物または個々の書籍を事前に選択または排除することはもはや不
要になる。
【0037】 本発明の大量脱酸組成物に用いる溶媒は、完全に回収することができ、また補
給用濃縮液に導入する追加のアルコールの調節を除いては、最小の援助をするこ
とにより無限にリサイクル可能である。
【0038】 脱酸組成物 粉末化した金属エトキシド(または金属)と超乾燥アルコール(メタノール、
エタノール、イソプロパノールまたはイソブタノール)、二酸化炭素の混合は、
急速に起きる。メタノール/エタノール中の炭酸金属の濃縮液はかなり希薄であ
り、処理および濾過が容易であり、続く高純度濾過も容易である。
【0039】 約25から約110重量%の有機金属カルボナートの固形分は、メタノール中
で容易に生成でき、約25から約50%がエタノール中で、約0から約40%が
イソプロパノール中で、約0から約30%がイソブタノール中で容易に生成でき
る。
【0040】 これらの有機金属カルボナートの超乾燥、強力濃縮液は、ジフルオロエタン(
HFC−152a)およびテトラフルオロエタン(HFC−134a)などの非
塩素化フルオロカーボン溶媒中で安定な溶液を形成する。まず配合したとき、濃
縮液は、HFC−134aとの接触により即座に溶液から析出物を作り、攪拌(
振とうおよび攪拌)によりゆっくりと1日から3日またはそれ以上の日数で、徐
々に安定な溶液を形成する。HFC−134aを、例えば増分1:1、1:4、
1:8などで加えると、濃縮液は非常に急速にHFC−134aに溶解する傾向
があり、これに反し1:8の比率で直接混合は析出物を生成する。
【0041】 最終溶液の温度を華氏約−10度(約−23.3℃)から華氏約130度(約
54.4℃)にわたり、その濃度を約1重量%以下から約50重量%に変化させ
ても、HFC−134a溶媒中の溶液の安定性に影響を及ぼさなかった。
【0042】 紙を保護するための好ましい脱酸組成物は、全組成物の重量を基準にしてそれ
ぞれ、約0.1から約4.0重量%の有機金属カルボナート、約0.5から約1
0重量%の超乾燥アルコール、および約86から約99重量%の脂肪族またはフ
ルオロカーボン溶媒を含む。重要な一態様では、約0.5から約3.0重量%の
有機金属カルボナートの脱酸組成物を、老化に対して保護する紙の全体にわたり
十分浸透させる。
【0043】 1つの脱酸組成物は、処理組成物中で0.5から4.0重量%のHFC−13
4aおよび1%重量未満のような極めて低濃度の遊離アルコールと混合した、メ
トキシマグネシウムメチルカルボナート(MMMC)脱酸試剤(エトキシ成分を
含むことができる)を含んでいる。所望により、10%までのメタノールを使用
できる。
【0044】 2番目の組成物は、約1.0%から約10%のイソプロパノールを含むHFC
−134a溶媒と混合した、約0.25から約5.0重量%のピルイソプロポキ
シマグネシウムイソプロカルボナート(PMPC)を含む。PMPC濃縮液は炭
酸メチルおよび/またはエチル成分を含んでいてもよい。
【0045】 脱酸試剤、MMMCおよびPMPCは、HFC−134aと共に用いて同様な
脱酸処理効果をもたらす。強力な濃縮液が作成できるゆえ、MMMCが好ましく
、回収溶媒はリサイクルが容易で、処理した書籍は処理直後でも臭いの水準がか
なり低く、不燃性材料を使用しているので危険が少なくなっている。
【0046】 PMPC濃縮液の脂肪族炭化水素溶媒溶液は極めて安定であり、溶媒との混合
物は空気中の開放ビーカ内で乾燥しても析出物を生じない。目詰まりしないエア
ロゾルスプレー液、はけ塗り溶液、紙浸漬用の溶液は、処理中に白色析出物を発
生しない。
【0047】 超乾燥法 本発明の超乾燥は、輸送、貯蔵、および使用中により安定した脱酸製品を提供
すると共に、今日まで不可能であったこれらの製品の製造を可能にする。本発明
の組成物は、さらに超乾燥溶媒と混合することにより、スプレー用、書籍および
文書を保護する溶液用の非水性脱酸組成物になる。溶媒を超乾燥することにより
、出発溶媒の品質および純度が、標準状態に設定され、かつこれを使用すること
により、期待どおりのかつ再生産可能な特性を有する最終製品の製造が可能にな
る。
【0048】 標準の55ガロンドラム(約208.18L)または同様な容器で取引され、
通常少なくとも約1000ppmの水分濃度である溶媒は、図2に示した本発明
の装置を用いて、安価に超乾燥溶媒に変換できる。ドラム50は2つのネジ切り
開口部(1つは内径2インチ(約5.08cm)の開口部51、1つは内径3/
4インチ(約1.91cm)の開口部61)を有する。浸漬チューブ52または
同様な配管が、内径2インチ(約5.08cm)の開口部51を通りドラムまで
延び、好ましくはドラムの底部または底部近くまで達している。
【0049】 電磁式または圧縮空気式ポンプなどの、1つまたは複数のポンプ56が、ドラ
ム50から浸漬チューブ52と注入口ライン54を通って1つまたは複数の乾燥
カラム58に溶媒を引き上げる。溶媒は、カラムを通過して回帰ライン60を経
由してドラムに戻される。回帰ラインは、内径3/4インチ(約1.91cm)
の開口部61を通って延びている。回帰した溶媒は、チューブ62を経てドラム
内に注入される。好ましくは、チューブ62は、溶媒が注入された際に攪拌操作
を与えるように、角度が付いているか、或いははねかけ、循環を促進するような
形状になっている。
【0050】 溶媒は、含水率が所望の濃度に低下して超乾燥溶媒を得るまでドラムとカラム
を再循環する。溶媒は、排出ライン68を経由して排出し、所望により、引き続
き使用するために、6.5ガロン(約24.60L)のカーボイのような小型容
器に移してもよい。
【0051】 窒素ガス源64または同等装置が、ドラム内の頭部空間に接続されており、不
活性雰囲気およびポンプ作用のための圧力ヘッドを与える。バルブ66は、ドラ
ム内に流れるガス流量を制御する。
【0052】 さまざまなバルブ72は、ドラムおよびカラムを通る流量を制御する。のぞき
バルブ74は、必要に応じてラインにそって配置する。移送ホース、配管、バル
ブに好適な材料は、テフロンおよびステンレススチールである。流動する溶媒が
静電気を発生して、放電できないときには、電気的スパークを引き起こす可能性
があり、そのために安全上の理由から、装置およびホースは接地しなければなら
ない。
【0053】 UOPモレキュラーシーブM/S3Aは、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、HFCおよび脂肪族炭化水素溶媒の乾燥に効果がある。UOPモレキ
ュラーシーブM/S4A、XH−7およびXH−9は、アルコールを乾燥するた
め、並びにHFCおよび脂肪族炭化水素溶媒からアルコールを除去するために使
用することができる。他の製造業者から販売されている同等の乾燥剤、例えばグ
レース社のMS−592およびMS−594も使用できる。
【0054】 代替の乾燥剤には、高度に乾燥したシリカゲル、乾燥性酸化アルミニウムおよ
び乾燥性ケイ酸塩粉末がある。これらの乾燥剤の全ては、代替形態で、例えば特
定の鉄製の殻に収まるように調製した成型コア乾燥剤として使用できる。HFC
−134aのようなフルオロカーボン溶媒は、これらの乾燥剤のある種のもの、
例えばUOP M/S 3Aを微細な、白色粉末に変えることがあり、これは濾
過により除去できる。
【0055】 図3に示すように、他の実施形態では、2つのラインがドラムの同一開口部を
通り延びている。解読を容易にするために、はじめの実施形態の特徴が、図3で
も同一参照番号で示してある。注入口ライン54および回帰ライン60は共に内
径2インチ(約5.08cm)の開口部51を通り延びている。排出ライン80
はドラム上方の回帰ライン60から延びている。残る特徴は図2に示し、記述し
た。
【0056】 脱酸処理 本発明の脱酸組成物は、印刷したセルロース材料を処理し保護するプロセスで
使用するものである。この組成物は、所望により、エアロゾル、溶液またはその
他の形態で使用できる。
【0057】 この脱酸組成物は、全ての既知の処理方法で用いることが可能である。通常、
この組成物を溶液形態で用いる大量脱酸法は、まず処理する材料を真空下で完全
に乾燥すること含む。次に、この材料を充分な時間この組成物と接触させて、材
料を完全に湿潤させる。組成物は、接触している間に、加圧下で材料に浸透して
いく。材料から溶液を除いた後に、材料中に残留する全ての溶液を真空下で蒸発
させて回収しリサイクルする。この方法では、脱酸溶液の少なくとも約93〜9
5%を回収でき、このプロセスで再利用できる。
【0058】 以下の実施例は、本発明を実施するための組成物および方法を説明するもので
ある。これらの実施例は発明の範囲を説明するものと解釈すべきであって、発明
の範囲を限定するものではない。発明の範囲は、添付の請求の範囲で限定される
ものである。
【0059】 (実施例1) 超乾燥メタノール 200Lドラムで納品される無水メタノールを図2の装置を用いて処理する。
最初メタノールは900ppmの水を含有している。乾燥カラムは、UOPモレ
キュラーシーブ乾燥剤M/S 3Aを充填し、内径1/4インチ(約0.64c
m)で接続した24インチ(約60.96cm)高のカラムである。カラム1と
引き続きカラム2への循環を連続して36時間続ける。処理後のメタノールの最
終含水率は25ppmである。
【0060】 (実施例2) 超乾燥イソプロパノール 55ガロン(約208.18L)ドラムのイソプロパノールを実施例1に記載
したように超乾燥した。イソプロパノールの含水率は、開始時の800ppmか
ら終了時に20ppmに減少する。
【0061】 (実施例3) 超乾燥イソペンタン イソペンタン溶媒を、図3の装置をつけた55ガロン(約208.18L)ス
テンレススチールドラム中で処理する。イソペンタン溶媒の含水率は、開始時の
1000ppmから終了時に15ppmに減少する。
【0062】 (実施例4) MMMC濃縮液および1段階磁気濾過 1日目、4kgの粉砕したマグネシウムエトキシドおよび二酸化炭素ガスを、
実施例1で作成した14Lの超乾燥メタノールを含有する、2個の6.5ガロン
(約24.60L)の無色ガラス製のカーボイに加えた。成分を反応させて、メ
タノール中のMMMCである石炭色の有機マグネシウムカルボナート溶液を生成
する。マグネシウムエトキシドを、電磁式ミキサを用いてメタノール中で懸濁さ
せ、二酸化炭素ガスを5cfm/時間の速度で、周囲圧力下でガス拡散石を通し
て加える。
【0063】 2日目、さらに2kgのマグネシウムエトキシドを反応させ、37.5%の濃
縮液を作成する。反応が終了したとき、4個を針金でまとめた磁気攪拌子(1/
2インチ(約1.27cm)×6インチ(約15.24cm))を2個の濃縮液
の1つに浸漬して磁気濾過を行う。カーボイおよび両方の濃縮液の内容物を華氏
100度(約37.78℃)に維持する。
【0064】 3日目、4個の磁石を取り除き、半透明灰色の母液を、15psigの窒素ガ
ス圧を用い、20インチ(約50.8cm)長の0.2ミクロンのメンブランフ
ィルタを通して15分間濾過を行い、水のように透明な淡い麦わら色の濃縮濾過
液を生成した。磁石の極は、濃縮液から取り出したとき、1/16インチ(約0
.16cm)から1/8インチ(約0.32cm)の厚さの微細な黒色粉末で被
覆されていた。
【0065】 3日目、第2の濃縮溶液中の磁気濾過を行わない母液は、依然として石炭色で
ある。その液は、0.2ミクロンの濾過を行った後も、濁った黒味の灰黄色を示
している。黒色粒子の多くは、小さいために0.2ミクロンの孔を通過する。
【0066】 (実施例5) PMPC濃縮液および1段階濾過 1日目、3kgの粉砕したマグネシウムエトキシドおよび二酸化炭素ガスを、
実施例2で作成した15Lの超乾燥イソプロパノールを含有する、2個の6.5
ガロン(約24.60L)の無色ガラス製のカーボイに加え、実施例4に記述し
たように反応させて炭酸イソプロピルイソプロポキシマグネシウム(PMPC)
を作成する。反応が終了したとき、1つのカーボイに磁石を入れ、磁気濾過を行
い、実施例4に記載のように濃縮液を華氏110度(約43.33℃)に保つ。
【0067】 5日目、磁石を取り除き、黒味の灰茶色の母液を25分かけて濾過し、透明な
薄黄色の濃縮濾過液を得る。
【0068】 磁気濾過を行わない場合には、母液は黒色のままであり、0.2ミクロンのフ
ィルタを用いて濾過を行った後も黒味のチャコールグレー色を示す。
【0069】 磁気濾過および濃縮液の加温を行わない場合には、PMPC濃縮液は凝集物が
得られるまでの自然熟成に数週間を必要とし、濾過により暗い薄黄色の濃縮液を
得ることができる。
【0070】 (実施例6) メトキシ亜鉛メチルカルボナート濃縮液 1日目、1.5kgの微小亜鉛片と触媒を、実施例1で作成した14Lの超乾
燥メタノールを含有する、磁気攪拌した6.5ガロン(約24.60L)の無色
ガラス製のカーボイに加え、華氏100度(約37.78℃)で反応させてメト
キシ亜鉛を作成する。実施例4に記載したように、二酸化炭素を加え、メトキシ
亜鉛メチルカルボナート(MZMC)を生成する。反応が終了したとき、磁石を
入れて磁気濾過を行い、実施例4に記載のように濃縮液を華氏100度(約37
.78℃)に保つ。
【0071】 2日目、磁石を取り除き、半透明灰色の母液を、10psig圧力を用い、0
.2ミクロンのメンブランフィルタを通して15分間濾過を行い、水のように透
明でほぼ白色の濃縮濾過液を作成した。
【0072】 (実施例7) イソプロポキシ亜鉛イソプロピルカルボナート濃縮液 1日目、1kgの微小亜鉛片と触媒を、実施例2で作成した15Lの超乾燥イ
ソプロパノールを含有する、磁気攪拌した6.5ガロン(約24.60L)の無
色ガラス製のカーボイに加え、華氏110度(約43.33℃)で反応させてイ
ソプロポキシ亜鉛を作成する。実施例4に記載したように、二酸化炭素を加え、
イソプロポキシ亜鉛イソプロピルカルボナート(PZPC)を生成する。反応が
終了したとき、磁石を入れて磁気濾過を行い、実施例4に記載のように濃縮液を
華氏110度(約43.33℃)に保つ。
【0073】 2日目、磁石を取り除き、半透明灰色の母液を、10psig圧力を用い、0
.2ミクロンのメンブランフィルタを通して15分間濾過を行い、水のように透
明でほぼ白色の濃縮濾過液を作成した。
【0074】 (実施例8) 磁気多段階濾過 1、2および3日目、37.5%のMMMC濃縮液を調製し、実施例5に記載
のように磁気濾過した。また3日目に、さらに4kgの粉砕したマグネシウムエ
トキシドおよび二酸化炭素ガスをろ液と反応させて62.5%の石炭色のMMM
C濃縮液を生成する。再び4個の磁石を入れ、磁気濾過を行い、濃縮液を華氏1
10度(約43.33℃)に保つ。
【0075】 5日目、4個の磁石を取り除き、洗浄、乾燥し、入れ替える。これらの極は、
濃縮液から取り出したとき、1/16インチ(約0.16cm)から1/8イン
チ(約0.32cm)の厚さの微細な黒色粉末で被覆されていた。5日目に4個
の洗浄した磁石を再度入れて内容物を華氏110度(約43.33℃)に保つ。
7日目、磁石(1/16インチ(約0.16cm)から1/8インチ(約0.3
2cm)の厚さで被覆されている)を再度取り除き、最初に20psigで62
.5%の濃縮液を濾過する。窒素ガス圧で0.2ミクロンのフィルタを用い45
分間かけて濾過を行う。濃縮ろ液は僅かに薄黄色を示し、乾燥して雪のような白
色粉末になる。
【0076】 (実施例9) 大量脱酸−PMPC 実施例5で得た45ポンド(約20.39kg)のPMPC濃縮液を、窒素ガ
ス下で16ガロン(約60.56L)のステンレススチールタンクに入れ、45
ポンド(約20.39kg)のHFC−134aで希釈し、シーソー振動器で3
0分間混合して、PMPC/HFC−134aの比率が1:1のものを作成する
。液化ガスの大量脱酸溶液の製造に備えて、タンクを窒素ガスで160psig
に加圧する。
【0077】 70ポンド(約31.71kg)のHFC−134、9ポンド(約4.08k
g)の50/50のPMPC/HFC−134a濃縮液、および40.5ポンド
(約18.35kg)のHFC−134aを、真空乾燥した12.5ガロン(約
47.32L)のスチール製輸送用円筒容器に移し、これを倒立させてシーソー
振動器で30分間混合する。
【0078】 CFCおよびHCFC溶媒の大量脱酸溶液で、処理に成功した、損害を与えた
または材料を破壊した代表的な書籍および文書を選択して、Wei T′o液化
ガス大量脱酸システムで処理を行う。
【0079】 PMPC溶液は、最初は微細な泡で濁っていたが、透明になり、のぞき窓から
見て清く澄んだ水のような白色の溶液を与え、HCFC−22溶液および従来の
CFC含有溶液と比較するとき、使用の前後で変色、析出、相分離の兆しは見ら
れない。比較溶液は使用後僅かに黄色になる。
【0080】 PMPC/HFC−134a溶液で処理した全ての材料は、HCFC−22配
合物で処理した書籍で発生した変化に比較して、処理による変化の兆しを殆ど示
さない。HCFC−22で正規に処理した書籍は、PMPC/HFC−134a
溶液で処理した後にも、その外観は同等かまたは優れている。CFCおよびHC
FC処理不能と正規に認定された多くの書籍、インキおよびその他の成分は、処
理により全く変化を示さないか、またはごく僅かな変化を示した。これらの材料
は、短命な政府報告書および冊子用の堅牢な印刷インキ、および紫色の謄写版イ
ンキを含んでいた。カバーまたはイラスト画(真黒色のインキの印刷を含む)は
、見苦しい曇りまたは白色の真珠光沢の堆積物を示さない。
【0081】 HCFC−22溶液による処理に比較すると、書籍および装丁は湾曲がなく、
テキストブロックは歪みおよび伸びが少ない。紙表紙本カバーの全ての保護プラ
スティックフィルムは、影響を殆ど受けない。装丁の接着剤は殆ど完璧に結合し
ており、紙表紙本も影響を受けない。接着は緩むことなく、完全に分解すること
もない。
【0082】
【0083】 1CPPA規格G.25P 2ASTM規格D3290,11.4(終点測定のためpHメータで修飾 ) 3Department of Mines and Technica l Surveys 4連邦図書館で性能測定 5テスト書籍(カナダ国立図書館)、紙#5、「アラム(alum)ロジ ン」 6テスト書籍(カナダ国立図書館)、紙#6、「新新聞用紙」
【0084】 (実施例10) 大量脱酸−MMMC 16ガロン(約60.56L)のタンク中で、実施例4のMMMC濃縮液(2
8.5ポンド(約12.91kg))を57ポンド(約25.82kg)のHF
C−134aで希釈し、シーソー振動器で15分間混合する。さらに57ポンド
(約25.82kg)のHFC−134aを加え、再び15分間混合して1:5
の比率の溶液を調製する。
【0085】 実際の大量脱酸溶液は、清浄な、真空乾燥した12.5ガロン(約47.32
L)のスチール製円筒容器を用いて、下記の4段階の秤量および2段階の混合に
より調製する:(1)26ポンド(約11.78kg)のHFC−134a回収
溶液、(2)比率が1:5の23.75ポンド(約10.76kg)のMMMC
、(3)25ポンド(約11.33kg)のHFC−134a回収溶液、(3a
)シーソー振動器で10分間混合、(4)50.25ポンド(約22.76kg
)のHFC−134a回収溶液、(4a)シーソー振動器で15分間混合。
【0086】 結果は、実施例9のPMPC/HFC−134a処理を含む全ての従来の処理
から得られる処理品質と同等または優れている。全体的に、MMMC/HFC−
134a溶液処理は、残留臭が少ないので、製造および濾過が行いやすく、回収
およびリサイクルが容易であり、かつその強力な濃縮液は高いアルカリリザーブ
を生じる。
【0087】 (実施例11) 亜鉛大量脱酸−MZMC 16ガロン(約60.56L)のタンク中で、実施例6のMZMC濃縮液(2
8.5ポンド(約12.91kg))を57ポンド(約25.82kg)のHF
C−134aで希釈し、シーソー振動器で15分間混合する。さらに57ポンド
(約25.82kg)超のHFC−134aを加え、再び15分間混合して1:
5の比率の溶液を作成する。実際の大量脱酸溶液は、清浄な、真空乾燥した12
.5ガロン(約47.32L)のスチール製円筒容器を用いて、下記の4段階の
秤量および2段階の混合で調製する:(1)26ポンド(約11.78kg)の
HFC−134a回収溶液、(2)比率が1:5の23.75ポンド(約10.
76kg)のMZMC、(3)25ポンド(約11.33kg)のHFC−13
4a回収溶液、(3a)シーソー振動器で10分間混合、(4)50.25ポン
ド(約22.76kg)のHFC−134a回収溶液、(4a)シーソー振動器
で15分間混合。
【0088】 脱酸処理後の脱酸紙のpHが7.5近傍であるため、芸術作品に使用されてい
る敏感な黄色、青色、緑色および赤色は変色しない。
【0089】 (実施例12) ソフトスプレー−PMPC 実施例9で作成した比率が1:1のPMPC/HFC−134a濃縮液4ポン
ド(約1.81kg)を清浄な、真空乾燥した4.5ガロン(約17.03L)
のスチール製円筒容器に移し、インシチューでのWei T′oソフトスプレー
(米国特許第4,860,685号、その全文を参考文献として本明細書に援用
する)の調製に使用する。付加的ステップとして4回の秤量を含む:(1)20
.0ポンド(約9.06kg)の超乾燥HCFC−141b(実施例4)、(2
)4.0ポンド(約k1.81g)のPMPC/HFC−134a(比率が1:
1)(実施例7)、(3)15.0ポンド(約6.80kg)の超乾燥HCFC
−141b(実施例4)、(4)2.0ポンド(約0.91kg)のHFC−1
34a、(4a)80psigの窒素ガス、(4b)シーソー振動器で10分間
混合。
【0090】 (実施例13) ソフトスプレー−ヘプタンおよびプロパン 可燃性溶媒をHCFC−141BおよびHFC−134aで置き換えた以外は
、実施例11に記載するように、4.5ガロン(約17.03L)の円筒容器の
ソフトスプレーを作成する:(1)1.00ポンド(約0.453kg)の超乾
燥イソプロパノール(実施例3)、(2)10.00ポンド(約4.53kg)
の超乾燥低芳香族ヘプタン(実施例4)、(3)2.125ポンド(約0.96
kg)のPMPC濃縮液(実施例7)、(4)10.00(約4.53kg)ポ
ンドの超乾燥低芳香族ヘプタン(実施例4)、(5)3.00ポンド(約1.3
6kg)のプロパン、(5a)80psigの窒素ガス、(5b)シーソー振動
器で10分間混合。
【0091】 (実施例14) ソフトスプレー−ペンタンおよびHFC−152a 可燃性溶媒のペンタン、およびHFC−152aをHCFC−141Bおよび
HFC−134aでそれぞれ置き換えた以外は、実施例12に記載するように、
4.5ガロン(約17.03L)の円筒容器のソフトスプレーを作成する:秤量
および作成手順を以下に記す:(1)1.00ポンド(約0.453kg)の超
乾燥イソプロパノール(実施例3)、(2)8.50ポンド(約3.85kg)
の超乾燥イソペンタン(実施例4)、(3)2.125ポンド(約0.96kg
)のPMPC濃縮液(実施例7)、(4)8.50ポンド(約3.85kg)の
超乾燥イソペンタン(実施例4)、(5)3.00ポンド(約1.36kg)の
HFC−152a、(5a)80psigの窒素ガス、(5b)シーソー振動器
で10分間混合。
【0092】 (実施例15) エアロゾル3M HFE−7100(メトキシノナフルオロブタン)および HFC−134a 下記のように、多数のエアロゾルスプレーに不燃性エアロゾルスプレーを充填
できる。溶媒および濃縮液の非加圧配合物を、下記の順序で窒素ガス下にステン
レススチールタンクに装填する。 (1)超乾燥3M HFE−7100 40.0ポンド(約18.12kg)(
実施例4) (2)PMPC濃縮液 8.0ポンド(約3.62kg)(実
施例7) (3)超乾燥3M HFE−7100 40.0ポンド(約18.12kg)(
実施例4) タンクを密閉し、上下転倒して、シーソー振動器で1時間混合し、これを一夜
静置して、再度1時間混合する。配合物を10psigの窒素ガスで加圧し、エ
ポキシ−フェノリックライニングした溶接スチール製パイントエアロゾル缶に6
50g単位で装填する。その缶は、ネオプレンガスケットおよびエアロゾル雄型
チルトバルブ以外は、全てスチール製でクリンプ加工され密閉したものである。
この缶を125gのHFC−134aで加圧し、加圧ビューレットを使用したバ
ルブを経由して窒素ガスで110psigに加圧し、続いて手で激しく振動させ
て混合する。
【0093】 (実施例16) エアロゾル−MMM HFE−7100およびHFC−152a HFC−134aプロペラントをHFC−152aに分子量を基準にして置換
する以外は、実施例15に記載のようにして、多数のエアロゾルスプレーを不燃
性エアロゾルスプレーで充填可能である。実施例15のように、缶を100gの
HFC−152aで加圧する。
【0094】 (実施例17) エアロゾル−脂肪族溶媒およびプロパン 多数のエアロゾルスプレーを可燃性エアロゾルスプレーで充填できる。下記の
溶媒および濃縮液の非加圧配合物を、以下の順序で、窒素ガス下で16ガロン(
約60.56L)ステンレススチール製混合タンクに秤取する(超乾燥ドラムま
たはろ液容器から直接)。 (1)超乾燥低芳香族ヘプタン 20ポンド(約9.06kg)(実施例4) (2)超乾燥イソペンタン 20ポンド(約9.06kg)(実施例4) (3)PMPC濃縮液 9ポンド(約4.08kg)(実施例3) (4)超乾燥イソヘキサン 60ポンド(約27.18kg)(実施例4) タンクを密閉して、シーソー振動器上で2時間上下に混合した後、10psi
gの窒素ガスで加圧する。エポキシ−フェノリックライニングした、溶接したす
ず非含有スチール製エアロゾル缶に、350g/缶を充填し、ネオプレンガスケ
ットおよびチルト型雄型エアロゾルバルブ以外は、全スチール製でクリンプ加工
して密閉する。この缶を、圧力ビュウレットを用いて120psigの窒素ガス
圧力で移送した65gのプロパンでバルブを通して加圧した後に、激しく手で振
動させて混合する。
【0095】 (実施例18) エアロゾル−ペンタンおよびHFC−152a 多数のエアロゾルスプレー缶を、実施例17に記載のように下記の配合に従い
、可燃性エアロゾルスプレーで充填できる。 (1)超乾燥イソペンタン 40ポンド(約18.12kg)(実施例4) (2)PMPC濃縮液 9ポンド(約4.08kg)(実施例3) (3)超乾燥イソペンタン 40ポンド(約18.12kg)(実施例4) 混合後、タンクを10psigの窒素ガスで加圧し、エアロゾル缶に300g
/缶充填し、クリンプ加工して金属/プラスティックの雌型エアロゾルバルブで
密閉する。この缶を、圧力ビュウレットを用いて100psigの窒素ガスで加
圧した75gのHFC−152aでバルブを通して加圧する。
【0096】 (実施例19) 亜鉛エアロゾル−ペンタンおよびHFC−152a 多数のエアロゾルスプレー缶を、実施例17に記載のように下記の配合に従い
、可燃性エアロゾルスプレーで充填できる。 (1)超乾燥イソペンタン 40ポンド(約18.12kg)(実施例4) (2)PZPC濃縮液 9ポンド(約4.08kg)(実施例3) (3)超乾燥イソペンタン 40ポンド(約18.12kg)(実施例4) 混合後、タンクを10psigの窒素ガスで加圧し、エアロゾル缶に300g
/缶充填し、クリンプ加工して金属/プラスティックの雌型エアロゾルバルブで
密閉する。この缶を、圧力ビュウレットを用いて100psigの窒素ガスで加
圧した75gのHFC−152aでバルブを通して加圧する。
【0097】 脱酸した紙のpHが7.0近傍にとどまり、芸術作品に使用されている敏感な
黄色、青色、緑色および赤色の着色剤は変色しない。
【0098】 (実施例20) エアロゾル−バリアおよび乾燥剤保護 上記の実施例によって調製したエアロゾルスプレーは、製造および配送後に、
不注意な水分による汚染の結果として作動不良を起こしたり、目詰まりを起こし
たりする。この作動不良は、次のように、吸湿防止フィルム(例えば、ポリ塩化
ビニリデンフィルム(ダウケミカル社、サランラップ8))および乾燥剤(例え
ば、ユナイテッドテクノロジー社のシリカゲル、またはUOP M/S 3A)
を使用して空気中の水分がバルブと接触することを防止することにより回避でき
る。
【0099】 (1)0.46ミル(約0.0012cm)の吸湿防止フィルムでバルブ開口
部を覆い、その部位に押し付ける。
【0100】 (2)フィルムの上部に3gの乾燥剤入りの袋を置き、キャップの下にあわせ
る。
【0101】 (3)乾燥剤入りの袋を0.46ミル(約0.0012cm)のフィルムで、
エアロゾル缶の側面に拡がるように被覆し、その部位に押し付ける。追加のフィ
ルムまたは厚いフィルムが使用できる。
【0102】 (4)ぴったり合ったプラスティックで部位を締め付け、吸湿防止フィルムで
缶を密封する。
【0103】 (5)缶からはみ出した余分な吸湿防止フィルムを取り除く。
【0104】 (6)一部分使用した後、保護寿命を延長するために、フィルムを張り直し、
乾燥剤をリフレッシュ(再乾燥)する。
【0105】 (実施例21) 溶液−ペンタンおよびヘプタン 多くのガラスクオートビンを下記の可燃性脱酸溶液で充填する。溶媒と濃縮液
からなる非加圧配合物を、下記の順序で、窒素ガス下でステンレススチールタン
クに装填する。 (1)超乾燥低芳香族ヘプタン 40ポンド(約18.12kg)(実施例4) (2)PMPC濃縮液 9ポンド(約4.08kg)(実施例3) (3)超乾燥イソペンタン 40ポンド(約18.12kg)(実施例4) タンクを密閉して、シーソー振動器上で2時間上下に混合する。配合物を10
psigの窒素ガスで加圧し、テフロンチューブを用いて850g単位でガラス
クオートビンに移す。
【0106】 ビンをネジきりした汎用のプラスティックキャップで密閉する。キャップのラ
イナ(ガスケット)はマイラー(ポリエチレンテレフタレート)で被覆したアル
ミニウムホイルからなるシール成分で被覆した板紙または同等の吸湿防止材料か
らなり、周囲の大気から水分が内部に移行することを防止する。続いてビンを手
で激しく振動させて混合する。得られた溶液は、浸漬、刷毛塗り、スプレーまた
はその他の技術で紙対象物に適用して、紙を完全に湿潤できる。
【0107】 この溶液は、窒素ガスで加圧したスプレー用途向けに、フェノリック−エポキ
シライニングしたスチール製円筒容器、またはステンレススチール缶、およびそ
の他のサイズのガラスビンなどで、所望により適切な防護仕切りを設けて作成可
能である。所望により、共溶媒の重量を基準にして10%までの、典型的には3
から5重量%までのブロモプロパンおよび/またはジエチレンクロライドを加え
て、PMPC濃縮液の溶解度を改善することができる。
【0108】 脂肪族溶媒の割合は、紙からの乾燥および紙への処理浸透の率をカストマイズ
し、溶媒蒸気の作業室の空気中への放出を間接的に制御するように変化させるこ
とができる。
【0109】 (実施例22) テストした2種の紙の組成は、下記の通りである。 紙A:50%の広葉樹晒しクラフト、50%の針葉樹晒しクラフト(産業化以
後の)、4%の充填剤(クレー)、アラムロジンサイジングおよび澱粉からなる
酸性上質紙 紙B:100%サーモメカニカルパルプ(TMP)からなる、アラムロジンサ
イジングした酸性新聞用紙 サンプルは、試験前にCPPA規格A.4に従って23℃、50%RHでコン
デイショニングした。
【0110】
【表1】
【0111】 A1、B1−対照 A2、B2−大量脱酸−MMMC A3、B3−エアロゾル−3M HFE−7100およびPMPC/HF
C−152a A4、B4−エアロゾル−イソペンタンおよびPMPC/HFC−152
a A5、B5−エアロゾル−低芳香族ヘプタンおよびPMP/HFC−15
2a A6、B6−溶液−3M HFE−7100およびPMPC A7、B7−溶液−イソペンタンおよびPMPC A8、B8−溶液−低芳香族ヘプタンおよびPMPC
【0112】 1 紙および板紙−加速老化、パート3:80℃および65%RHでの加 湿加熱処理、ISO規格5630/3.1986 2 折れ耐久性および紙(MITテスタ)、オフィシャルテストメソッド T511om−88、テクニカル アソシエーション オブ ザ パルプ アン
ド ペーパ インダストリ テスト メソッド、1992〜1993 3 紙抽出物(低温抽出法)の水素イオン濃度(pH)、オフィシャルテ ストメソッドT509om−88、テクニカル アソシエーション オブ ザ
パルプ アンド ペーパ インダストリ テスト メソッド、1992〜199
4 紙の炭酸カルシウム含有量の測定に関する標準試験法、ASTM規格 D4988〜89、アニュアル ブック オブ ASTM スタンダード15.
09(1990)
【図面の簡単な説明】
【図1】 印刷したセルロース材料を処理する組成物の製造法を示す流れ図である。
【図2】 本発明に従って脱酸溶液の溶媒を乾燥する装置を示す図である。
【図3】 図2の装置に関連する他の実施形態を示す図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷したセルロース材料を処理するための脱酸組成物であっ
    て、 有機金属カルボナート、 含水率約100ppm未満のアルコール、および 含水率約100ppm未満の溶媒であって、アルコール、脂肪族炭化水素、フ
    ルオロカーボンおよびそれらの配合物からなる群から選択した前記溶媒を含み、 前記有機金属カルボナート、アルコールおよび溶媒のそれぞれが、印刷したセ
    ルロース材料を脱酸し、保護するための有効量で存在することを特徴とする脱酸
    組成物。
  2. 【請求項2】 有機金属カルボナートを、有機アルミニウムカルボナート、
    有機マグネシウムカルボナート、有機亜鉛カルボナートおよびそれらの配合物か
    らなる群から選択することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 アルコールが1から4個の炭素を含むことを特徴とする請求
    項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 組成物が、 組成物の重量を基準にして、約0.1から約4重量%の有機金属カルボナート
    化合物、 組成物の重量を基準にして、約0から約10重量%のアルコール、および 組成物の重量を基準にして、約86から約99.9重量%の溶媒を含むことを
    特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 アルコールの含水率が約50ppm未満であることを特徴と
    する請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 溶媒の含水率が約15ppm未満であることを特徴とする請
    求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 印刷したセルロース材料のための脱酸処理組成物の製造法で
    あって、 アルコール、フルオロカーボンまたは脂肪族炭化水素溶媒をモレキュラーシー
    ブまたはその他の乾燥剤で処理して含水率を100ppm未満にして、超低水分
    のアルコール、フルオロカーボンまたは脂肪族炭化水素溶媒を生成する工程、 有機金属アルコキシド、超低水分アルコール溶媒および二酸化炭素を配合して
    、サブミクロンサイズの磁気に感応する不純物を含む有機金属カルボナート組成
    物を生成する工程、 有機金属カルボナート組成物からサブミクロンサイズの磁性不純物を除去する
    工程、 有機金属カルボナート組成物をサブミクロンフィルタにより濾過して、脱酸処
    理濃縮液を生成する工程、および 脱酸処理濃縮液を超低水分溶媒と混合して、印刷したセルロース材料のインキ
    および構造成分に対して比較的不活性な溶媒和特性を有する脱酸処理溶液を提供
    する工程 を含むことを特徴とする脱酸処理組成物の製造法。
  8. 【請求項8】 印刷したセルロース材料を脱酸処理する方法であって、 真空下で印刷したセルロース材料を完全に乾燥する工程、 前記材料を請求項1に記載の組成物と接触させる工程、および 印刷したセルロース材料から前記組成物を除去して、脱酸した印刷セルロース
    材料を提供する工程 を含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 印刷したセルロース材料のための脱酸処理組成物であって、 アルコール、フルオロカーボン、芳香族炭化水素または脂肪族炭化水素溶媒を
    モレキュラーシーブまたはその他の乾燥剤で処理して含水率を100ppm未満
    にして、超低水分のアルコール、フルオロカーボン、芳香族炭化水素または脂肪
    族炭化水素溶媒を生成する工程、 有機金属アルコキシド、超低水分アルコール溶媒および超乾燥二酸化炭素を混
    合して、サブミクロンサイズの磁気的に容認できる不純物を含む有機金属カルボ
    ナート組成物を生成する工程、 有機金属カルボナート組成物からサブミクロンサイズの磁性不純物を除去する
    工程、 有機金属カルボナート組成物をサブミクロンフィルタにより濾過して、脱酸処
    理濃縮液を生成する工程、および 脱酸処理濃縮液を超低水分溶媒と混合して、印刷したセルロース材料のインキ
    および構造成分に対して比較的不活性な溶媒和特性を有する脱酸処理溶液を提供
    する工程 を含む方法で作製されることを特徴とする脱酸処理組成物。
  10. 【請求項10】 市販されている量の溶媒中の含水率を低減する方法であっ
    て、 市販の標準体積の容器に入れた溶媒を提供する工程、 前記溶媒を1つまたは複数の乾燥カラムに通す工程、 前記溶媒を前記容器に再循環させる工程、および 含水率を約100ppm未満に低減させるために有効な時間にわたり前記溶媒
    を前記容器およびカラムに通して再循環して超乾燥溶媒を提供する工程 を含むことを特徴とする方法。
JP2000527597A 1998-01-09 1999-01-08 印刷したセルロース材料の脱酸処理 Pending JP2002500289A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US7110398P 1998-01-09 1998-01-09
US60/071,103 1998-01-09
PCT/US1999/000434 WO1999035207A1 (en) 1998-01-09 1999-01-08 Deacidification treatment of printed cellulosic materials

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002500289A true JP2002500289A (ja) 2002-01-08

Family

ID=22099279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000527597A Pending JP2002500289A (ja) 1998-01-09 1999-01-08 印刷したセルロース材料の脱酸処理

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP1060220B1 (ja)
JP (1) JP2002500289A (ja)
AT (1) ATE245685T1 (ja)
BR (1) BR9906824A (ja)
CA (1) CA2317564A1 (ja)
DE (1) DE69909762T2 (ja)
ES (1) ES2201660T3 (ja)
WO (1) WO1999035207A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK1111128T3 (da) * 1998-07-31 2003-10-06 Univ Catalunya Politecnica Produkt til syrefjernelse fra cellulosemateriale, fremstilling og anvendelse deraf
SK287845B6 (sk) 2007-09-18 2012-01-04 Stu Fakulta Chemickej A Potravinarskej Technologie Multifunction device for modification of cellulose materials and method for modification of cellulose materials
US20120286502A1 (en) * 2011-05-13 2012-11-15 Xerox Corporation Storage Stable Images
CN112391872B (zh) * 2019-08-16 2022-10-11 鼎纳科技有限公司 一种大型图书脱酸系统的使用方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3969549A (en) * 1974-12-24 1976-07-13 The United States Of America As Represented By The Librarian Of Congress Method of deacidifying paper
US4182801A (en) * 1976-09-30 1980-01-08 The Badger Company, Inc. Method of drying liquid olefin monomer feed in a molecular sieve dryer in the polymerization of olefins from liquid olefin monomer
US4318963A (en) * 1980-01-21 1982-03-09 Smith Richard D Treatment of cellulosic materials
US4401810A (en) * 1981-09-08 1983-08-30 United States Of America As Represented By The Librarian Of Congress Method of stabilizing felted cellulosic sheet material with an alkali metal borohydride
US5094888A (en) * 1990-02-20 1992-03-10 Fmc Corporation Strengthening cellulosic materials
US5264243A (en) * 1992-06-16 1993-11-23 Fmc Corporation Mass cellulose deacidification process

Also Published As

Publication number Publication date
ES2201660T3 (es) 2004-03-16
WO1999035207A1 (en) 1999-07-15
DE69909762D1 (de) 2003-08-28
DE69909762T2 (de) 2004-04-15
BR9906824A (pt) 2000-10-17
ATE245685T1 (de) 2003-08-15
EP1060220A1 (en) 2000-12-20
EP1060220A4 (en) 2001-08-01
EP1060220B1 (en) 2003-07-23
CA2317564A1 (en) 1999-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112135870A (zh) 用于纯化再生聚丙烯的方法
CN112154178A (zh) 用于纯化再生聚乙烯的方法
US4318963A (en) Treatment of cellulosic materials
AU656598B2 (en) Stable mixtures of colloidal silica and a film-forming polymer
US6676856B1 (en) Deacidification treatment of printed cellulosic materials
CN112154177A (zh) 用于纯化再生聚合物的方法
Rizzo et al. Bio-based chitosan and cellulose ionic liquid gels: polymeric soft materials for the desulfurization of fuel
US4956160A (en) Process for removal of hydrogen sulphide using specific iron oxides
JP2002500289A (ja) 印刷したセルロース材料の脱酸処理
TWI243850B (en) Process for removing mercury from liquid hydrocarbon
IT8967980A1 (it) Procedimento per il riciclaggio di bottiglie di pet.
US9464383B2 (en) Deacidification treatment of printed cellulosic materials
JPH02104799A (ja) 印刷されたセルロース物質の保存のためのプロセス
CN107778968A (zh) 一种环保植物油基凸印油墨及其制备方法
JPS6323716A (ja) 密閉容器中の有機蒸気の蓄積を防ぐ方法
ATE462642T1 (de) Verfahren und vorrichtung zum laden von erdöl
JPS63500110A (ja) セルロ−ス材料の処理
US5223153A (en) Iron hydroxide removal method
US4707162A (en) Mineral slurries
JP4170476B2 (ja) 水銀の除去方法
TW460564B (en) Puncture sealing inflatable article
WO2004106633A1 (en) Process for preparing a moulded pulp packaging material
US5262059A (en) Method of removing organic contaminants from water
SU1700016A1 (ru) Способ переработки отходов алкидных и алкидно-акриловых лакокрасочных материалов
CN112048336B (zh) 一种适用于重质原油的破乳脱水添加剂及其制造方法