JPS63500110A - セルロ−ス材料の処理 - Google Patents

セルロ−ス材料の処理

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JPS63500110A JP50401586A JP50401586A JPS63500110A JP S63500110 A JPS63500110 A JP S63500110A JP 50401586 A JP50401586 A JP 50401586A JP 50401586 A JP50401586 A JP 50401586A JP S63500110 A JPS63500110 A JP S63500110A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本出願は1985年7月10日に出願された出願番号第753,663号の一部 継続出願である。
本発明は、一般に、老化によって劣化するかもしれない、あるいは劣化してしま っているかもしれないセルロース材料の処理に関する。更に詳しくは、本発明は 老化によって初めの性質のあるものを失い、あるいは失うかもしれない書籍、文 書及び原稿のような印刷された紙材料の保存に関する。
印刷されたセルロース材料、例えば書籍、文書、原稿及び紙に描いた芸術作品の 劣化と保存は世界中で重大な間・題となっている。大量のこnた材料は、もしい ても極くわず力)の人達しかそれらン使用できないほど劣化してしまっている。
こうなってし1うと、これらの材料は脆くなって非常に破損し易いために、限ら れた条件でし711)使用できない。この問題は珍しい古文書類の個々の例の劣 化という限られた場合に止まらず、記録保管所、図書館及び博物館のコレクショ ンの実際上あらゆる部分でその恐れがさし迫っている。大きな資料図書館のコレ クションの40%までの事実上かけがえのない書籍や記録類が非常に劣化してい るために読むことができなくなっている。
経時下の−E−ルロースの酸触媒加水分解がその劣化の’[な−1Bn63−5 00i10 (2)95チまでを引き起こしてSす、セルロース材料劣化の最も 重要な原因と考えられる。酸の攻撃でセルロース分子ヲ作っているアンヒドロ− グルコースモノマー関の1ミ一アセタール結合が不規則に切れてセルロースの崩 壊が引き起こされる。この反応は分子を短かくしてセルロース材料7弱化、脆く する。酸はこの反応乞触媒し、紙中における酸性状態と関連した水素イオンの存 在が劣化速度を著しく加速する。酸性状態はセルロース材料の製造法、貯蔵条件 又は自然老化の給茶として生ずる。その酸性は製紙メーカーが製紙の際に使用し た明ばん、空気汚染又はセルロース材料及び印刷インキの媒体の分解生成物に由 来する。酸化及び元化学的劣化愼構及び他の老化磯得もセルロース材料に対して 同様に有害な影響を及ぼ丁が、引き起こされる劣化量は上記の原因より少ない。
今日の図書館のコレクションの大部分は19世紀初頭以降に刊行されたものであ る。明ばん一ロジンサイズを用いて製造された化学木材パルプ繊維が図書館コレ クションの紙のほとんど乞作っているばかりでなく、それ自身破壊の種も含んで いる。明ばん一ロジンサイジングが紙中に2ける酸度の主起源であり、その酸度 が紙の劣化の主原因である。常用の木材パルプ化法もまたセルロース団維を分解 及び/又は酸化させることがあるし、あるいは木材力)ら全ての不安定な非セル ロース材料を除くこ性紙に印刷されている。それらの寿命の点から、図書館の多 くの蔵書は老齢に達し、あるいは急速に近づきつつある。本発明者の研究は、1 900年と1960年の間に刊行されたほとんど全ての書籍が60年経過すると 効とを示している。この状況の緊急性は硫黄酸化物及び9素酸化物のような、普 通紙(ordinary paper)の劣化を加速し、また他に永久紙(pe rmanent paper )も劣化さぞ、脆くシ、変色さぞさえする酸性の 酸化性空気汚染物質で増している。
我々の社会の記録類のこの驚くほどの劣化は図書館のコレクションに限らず、記 録保管所及び博物館のコレクション、筐た個人のコレクショ/についても全く同 じである。
技術の状態 脱酸作用(dεαcidifica百◇す、丁なゎち酸性の中和及び将来の再脱 酸作用を防ぐアルカリ性リザーブ(arkα−1i%−f18gfシ#)の導入 は葭の攻撃を軽減する受け入れられた処理である。水性の、及び非水性の液体溶 液を用い、また同様にガスを用いる公矧の技術がセルロース材料の脱酸化(de acidification)に関して丁でに開発さる。不出願人?優国脣許第 3.676,182号に開示されるように書籍及び文書類の双方の脱酸化のため に非水性系の技術が開発されている。この非水系脱酸化技術は大量の書籍の低単 価、機械化、大量脱酸化に、また独特の紙刀0工品、例えば文書類及び紙に描い た芸術作品の、更に高価な手動処理に効果的である。
今だ開発されていないものは価値が中程度の、小〜中サイズのコレクション又は 物品、例えば学術図書館の特別コレクション(5pecial Co11ect ions)力)らの書籍又はコレクターの蔵書を保護するための低コストの高級 処理である。これらの書籍は、専門の保存家がワン−オン−ワン法(one−o %−o?Le process)で脱酸化処理されている珍しい、無類の又は価 値の高い書籍はど関心&工はられれないが、大量脱酸化処理で脱酸化されている 書籍に与えられるよりも個々の注目ケ集めることは確かである。
この未解決の中間領域のもう1つの実例が額縁製作者(pictx□framg rs)が抱えている問題で、それは額縁製造者(工依頼人が出し侍るコストでは 紙の印刷物及び紙に描いた他の芸術作品を脱酸処理することができないからであ る。更に、記録保管機関、例えば公有地管理局や婚姻届出所、その他の法的記録 所には、大量処理システムを妥当とするほど書籍の数は多くないけれども、ワン −オン−ワン処理によシ、そしてその処理コストで処理できる以上の多くの書籍 がある。
他の技術は0代りになる処理法を与えるのには役立たなしみ抜き技術7用いて処 理すると、湿潤生地が洗たく及びドライクリーニング中に受ける混転で引き起こ される摩擦と引き裂きが本を破壊してしまい、それらの表面から印刷を摩滅させ てし1うだろう。しみ抜き処理はコントロールされた量の流体が生地を流通、あ ふれ出るかどうかに左右される。これらの流体には、それが水性であろうと、あ るいは非水性であろうと、材料から異物、例えば汚染物質を除去すると言う目的 があるのである。
このようなりリーニング技術はセルロース材料からごみ、しみ及び汚れを除去す ることを意図し、かつそれ乞実行するものである。これに対比して、本発明は存 在する酸を中和し、将来の酸の再発生?防ぐのに役立つ温和な安定化用脱酸作用 剤乞付層させる以外は変化をもたらさないようにしようとするものである。これ らの脱酸作用剤はそれら乞印刷インキ及びその他の表面付層物に影響を及ぼさず 、あるいは摩滅さぞない穏やかなソフトスプレーとして導入する溶液に溶解され る。その溶剤は蒸気として除去され、処理セルロース材料全体に脱酸作用剤を残 こす。これとは対照的に、しみ抜き溶剤は汚れ及び異物を除去すべく激しく適用 される。この擦過式適用タイプは損傷し易い紙馨引き裂き、そしてセルロース材 料上に存在する印刷インキを除去、すなわち破壊しさえする。一般に、しみ抜き 溶剤を適用及び除去する適用圧既存の脱酸技術はよく認識されている必要条件を 満足するものではない。他の問題の中に、公矧の技術にはそのコストが高く、労 賃も高く、作業者に危険であると言う問題、引火性又は爆発性の溶剤を含むとい う問題、便利さに欠けると言う問題及び/又は多くのインキを溶解すると言う問 題もある。噴霧中及び輸送容器から使用容器への移し替え中に起こる溶剤の蒸発 による減損、よシ太がかDf掃掃除必要からくる余分な労働と停止時間の必要及 びその運転コストの結果としてコストがかさみ過ぎるということもあり得る。労 働コストが高いという問題は噴霧オリフィスの目詰りに由来する。溶剤は可燃性 で、爆発性の荷電蒸気を生成させることがあり得、かつまた多くのインキも溶解 し得る。N累や二酸化炭素のようなガスは図書館の未熟練藏員があつかつと、彼 等はそれらの物質を用いて処理する教育も受けていないし、また通人でもないの で、しばしば危険を生む。
発明の目的 従って、不発明の1つの目的は珍しい書籍、記録類及び紙に描いた芸術作品につ いて現在受は入れられている博物館のワン−オン−ワン脱酸処理と質的に同等な 、低コストで効果の高い、改良された処理システムを提供することである。
もう1つの目的は高度の能力を有する専門の保存家が自分達のワン−オン−ワン 脱酸処理に使用している通常また紙に描いた芸術作品の保存にあたって半熟練者 が使用するために安定化された形で容易に入手できるようにすることである。
また、もう1つの目的は普通の技能を有する者が容易に利用できる処理システム を提供、すべく特別に設計された構成部品から成る簡単な処理装置を提供するこ とである。
更に他の目的は珍しい、又は極めて価値の高い文物の処理にたずされる高度技能 者も、また重要さがその文物自体にはなく、大量の記録コンクジョンを組成する ものとして重要性がある低価値記録物の処理にたずされる普通の技能を有する者 も使用することができる処理システムを提供することである。
追加の目的は図書館や事務、営業用ビルでの、また他の高度利用ビルや密集作業 区域での使用に適した安定な、無毒性、不燃性及び非爆発性の脱酸処理システム を提供することである。
更に他の目的は排気ダクトを除けば、自蔵式で、通常の電気引出口を利用できる ことが必要なだけの単純化された処理システムを提供することである。
更に他の目的はインキに対する影響が本質的にない、すなわち普通のインキを摩 損したり、取り除いたり、あるいはにじまぜ、タイプリング(featheri ng )さゼ〜又はしみt作らせることのない脱酸作用処方物及び適用技術を使 用する処理システムを提供することである。
乾燥脱酸処理システムで輸送すべく連続ベルトコンペアを用いて機械化すること ができる処理システムを提供することである。
更に他の目的は改良された安全性と溶液安定性を有し、かぐして輸送シリンダー から使用シリンダーへの溶液の移し替え及び取シ扱い中の汚染の危険や潜在汚染 能を回避できるようになっているスプレーを使用する処理システムを提供するこ とである。
本発明の更に他の目的は普通の圧力容器の炭素鋼をバシファイ(pacify) I、てそれら圧力容器が非水性脱酸作用噴霧溶液及びクリーニング溶液と反応せ ず、又はそれら溶液を変色させないようにすることである。 ゛もう1つ他の目 的は輸送容器から噴繕答器への溶液の移し替え中に起る、あるいは初めの移し替 えに萩いて再シールすることが困難なために輸送容器に漏れることによる非水性 脱酸作用溶液の減り及び損うことを減少させることである。
更に他の目的は処理システムを操作する際に高圧ガスの必要を取り除くことによ って安全性を高めることである。
また更に他の目的はガラスライニングした、若しくは不活性なプラスチックをラ イニングしたスチールの、あるいはステンレススチール若しくはガラスの、又は ガラスライニングした容器に代えて低コストの炭素鋼圧力容器の使用を可能にす ることである。
本発明のこれらの目的及びその他の目的は次の説明を参照することによって明ら かになるだろう。
発明の概要 本発明は普通の記録保管所、図書館又は博物館の職員、または他の同僚のコレク ター、又は額縁製作業者及び製本業者の従業員による使用を特に意図するもので ある。
その設備はしげしげ最小限に抑えられ、しかも職員は相対的に未熟練である。例 えば、重いシリンダーを取り扱う装填ドックや設備は入手できない。これらの状 況下に8いて、本発明は非水性脱酸処理システムを提供するもので、そのシステ ムは次の4つの要素を包含する。
tel 脱酸作用浴液:安定な自己加圧式(5elf−press −sriz gd)の非水性脱酸作用溶液で、その使用によって保護する。脱酸作用溶液は通 常の未ライニング炭素鋼の使い捨て容器に績み、貯蔵することができる。
(2) りIJ−ユング溶液:安定な自己加圧式の非水性クリーニング溶液で、 使用後送出システムを洗い流し、こすり落してきれいにし、そして通常の未ライ ニング炭素鋼の使い捨て容器に積み、貯蔵し、使用することができる溶液である 。
(3)送出システム:非水性脱酸作用溶液をスプレーガンに移送し、その溶液を スプレーガンで新しい若しくは劣化した、破損し易くかつ脆くなってさえいる脱 酸作用を受ける材料に適用するエアレススプレーシステム。
(41スプレーブース:文書類、印刷物及び紙に描いた芸術作品のような単シー ト刀0工品、並びに書籍、パンフレット又は他のセルロース材料ような紙シート の製本された集合体の両者な噴霧脱酸処理する単純な、低コストの、特別に設計 されたスプレーブース(吹付室)。
これらの要素の更に完全な説明及びそれらの新規な特徴と独特の機能の開示7次 に示す。
すでに示したように、本発明は自己加圧式非水性脱酸作用溶液、例えば米国特許 第3,676,182号に最初に記載され、米国特許第3.939,091号及 び同第4,318.963号に2いて改良が加えられたものの製造と使用に2け る改良に関する。不発明の溶液は、それら馨空詞、冷即溶媒を送出するのに用い ることができるような新規な、パックアイ処理のされていない炭素調圧力シリン グ−中で製造し、それらに貯蔵、輸送できるように更に安定化されている。
本発明の安定な自己刃口圧式非水性化学説酸作用溶液は脱酸作用剤を溶解する有 機浴剤とこの溶剤と併用される自己刃口圧用噴射剤から成る。脱酸作用剤を溶解 し、紙又は他の記録類を損傷せず、かつ理論的に適している様々の溶剤が存在す るけれども、これら有機浴剤のほとんどは十分には満足できるものではない、と 言うのはそれら溶剤にはそれらン単独、有効量で使用するときは健原上。
その他の危険があり、そのため格別の予備注意が必要になったり、あるいはそれ らの湿潤、乾燥特性又は溶解性の1こめに書籍を損うことがあシ得るからである 。
本発明によれば、初めに脱酸作用剤を溶解し、そしてクロロフルオロカーボン系 希釈剤と混合されるとき安定な溶液を与えるために少量の世級アルコール又はそ の同効物が用いられる。その低級アルコールは炭素数1〜3個の炭素鎖長7有す べきである。このように少量を用いると、クロロフルオロカーボン系希釈剤と併 用するとき危険な状態は生じない。アルコールの鎖長が炭素数2個又は3個であ るときはもつと多い量のアルコールを用いてもよい。
好ましい脱酸作用剤は二酸化炭素の存在下で低級アルコールに@購された第■族 アルカリ土類金属アルコキシド、好tしくはマグネシウムアルコキシドである。
例はメトキシマグネシウムメチルカーボネート及びエトキシマグネシワムエチル カーボネートである。
脱酸作用溶液は非水性であるべきで、沸点が脱酸作用剤を溶解するのに十分な量 で存在する低級アルコールの沸点より低いタロロフルオロカーボンの希釈剤7含 む。
クロロジフルオロメタンは・噴射剤として含められ、そして脱酸作用溶液は脱酸 作用剤を更に含む。希釈剤は60〜90賞蓋チの範囲で用いられるが、典形的に は約85重量%で用いら几る。低級アルコールは、メタノールの場合的0.5〜 20重量%、好ましくは0.5〜10重量%の処方で存在し、そして約5重量% で存在するのが最も頻繁である。エタノール及びプロパツールは35重−Jt% までの量で存在し得る。メタノールはその本来的に待っている危険と問題の故に 実現可能な程度の低レベルで用いられ、そして脱酸作用剤を溶解するのに十分な 百分率レベルで存在する。そのレベルは通常アルコール対脱酸作用剤比として2 :1又はそれ以上であるが、一般的にはメタノールの使用で引き起こされる問題 を回避するために10:1以下である。
脱酸作用剤は0.1〜10重量%の範囲で、そして最も典形的には約1重量%で 用いられる。この脱酸作用剤レベルは紙にその重量に対して約1チのレベルで脱 酸作用剤を与えるようなレベルである。
噴射剤は5〜25重量%の範囲のレベル、最も典形的には約10重量%のレベル で配合される。噴射剤は自己刃口圧化をもたらし、かつ高圧シリンダー又は同容 器の必要をなくすようにする。噴射剤レベルは紙上の印刷を摩滅さぞないように ソフトスプレーを送出しつつほぼ均一な圧力を与えるように選ばれる。噴射剤は O下より十分に低い沸点7有すべきで、溶液が紙に適用される前に実質的に蒸発 する。不活性ガス、例えば窒素により加圧、推進性?付加的に改良することがで きる。この不活性ガスは噴射剤による溶液の送出を一層均一にするのに役立つ。
不活性ガスは脱酸作用溶液を混合するとき都合よく加えることができる。
噴射剤対希釈剤の比は好ましい希釈剤のトリクロロトリフルオロエタンの場合に 約1=3〜約1:9の範囲にあるべきである。この比は低級アルコールの種類と 量に依存する。この比の範囲は色々で、通常はより低い、すなわちより高沸点の 希釈剤を用いるとき、よシ多量の噴射剤が必要になる。噴射剤対アルコールの比 は約1 :15〜al:0.4の範囲内にあるべきである。この比は低級アルコ ールの種類と使用量に応じて変わる。好ましいアルコールのメタノールについて 、それを最低レベルで用いる場合、高い方の比が適当である。通常よp高レベル で用いられる他のアルコールについては低い方の比が好ましい。好ましい希釈剤 のトリクロロトリフルオロエタン以外の希釈剤を用いるときは異なる比を用いて もよい。
前記のものと均等な溶剤、噴射剤及び脱酸作用剤が、それらが以上明確に述べた 特徴を与え、かつ溶液又は処理された材料の安定性に有害な効果7引き起こさな いならば、前記のものに代えて用いることができる。
希釈剤はトリクロロトリフルオロエタンが好ましいが、メチルクロロホルム、塩 化メチレン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン及びパークロロエチレンの ような、またクロロフルオロカーボン系希釈剤、例えばトリクロフルオロエタン 、テトラクロロジフルオロエタン及び同様の市販物質のような他のハロゲン化希 釈剤も用いることができる。希釈剤は低級アルコールに溶解された脱酸作用剤に 混和性又は可溶性でなければならない。更に、すでに指摘したように、希釈剤は 目的の処理を遂行するために低級アルコールの沸点より低い沸点ン有すべきであ る。
噴射剤はクロロジフルオロメタンが好ましいが、別の噴射剤1例えばクロロジフ ルオロエタン、ジクロロジフルオロメタン、ブタン、フロパン、エタン、メタン 及びジメチルエーテルも用いることができる。別の噴射剤乞引いるとき、噴射剤 対アルコールの比について色々な比を選ぶことができる。
4!r種の不活性ガスを窒素の代りに用いることができる。
これらの不活性ガスにはアルゴン及びその他の貴ガスがある。メタン及びエタン のようなガスも用いることができるが、それらは燃焼性7待つので使用ン避ける のが望ましい。
別の脱酸作用剤はカル7ウム及び/又はマグネシウムを含有し、低級アルコール に可溶性で、希釈剤により希釈することのできる溶液を形成し、そして空気中で 反応して安定で温和なカーボネート、眼化物及び水酸化物を形成する金属有機化 合物である。特に有用な例はエトキシマグネシウムエチルカーボネート、プロポ キシマグネシウムプロピルカーボネート、インプロボキシマグネシ9ムイソプロ ピルカーボネート、マグネシウムメトキシド、マグネ7クムエトキシド、マグネ シワムインプロボキシド及びマグネ7クムエトキシドである。マグネシウムメチ ルカーボネート、マグネシウムプロピルカーボネート及びマグネシウムイソプロ ピルカーボネートも使用することができる。これらは過剰の二酸化炭素の存在下 で上記のアルコキシド類と共に存在してもよい。これら化合物のpHはカルシウ ムアルコキシドの添加によって上げることが、またアルミニウムアルコキシドの 添加によって下げることが可能である。更に、カルシウムアルコキシドとアルミ ニウムアルコキシドとを一諸に用いて使用成分の比に基いた予じめ選択したpH @’tもたらすこともできる。
クリーニング溶液 従来から、非水性脱酸作用スプレー溶液は、それらの送出システムによる噴霧が −足しなかったり、あるいは目詰りン起こしたシするために、たとえ優れた脱酸 結果を生むものであったとしても、高価で、かつ連続使用には都合のよいもので はないことが判明していた。これらシステムの最上のものに2いては、その噴霧 ラインを洗い流し、スプレーガンとその構成部品馨きれ(・にするのに無水の低 級アルコール、例えばメタノールが用いられる。メタノールはフラシュ剤として 効果的ではあるが、を適正に清浄化しない。
主成分としての−・ロゲ/化溶剤、それに加えるに若干の無水メタノールをかな りの量の溶解二酸化炭素と共に含有する、メタノールよシもはるかに満足できる クリーニング溶液が開発された。これらの溶液はメタノールよりも一層効果的に 清浄化したばかシでなく、毒性及び燃した。それらの自己刃口圧化性と溶解二酸 化炭素は内蔵洗い落し、沸とう作用ンもたらし、スプレーホース、バルブ、スプ レー末口及びスプレーガンを完全に洗い流し、清浄化する。二酸化炭素は噴霧構 成部品を通って流れるにつれて気化して気泡を形成し、かつガスと液体の激しい 乱流混合物を生み、これにより送出システムから汚染物質及び残渣が洗い落され 、溶解された。このクリーニング溶液は、空気による再汚染を防ぐべく長期間ス プレの分解、補修及びクリーニングが著しく少なくなる。
これらのクリーニング溶液はトリクロロトリフルオロエタン、クロロジフルオロ メタン、メタノール及び二酸化炭素を含有するものであった。トリクロロトリフ ルオロエタンの割合は0〜50重量%の範囲であった。クロロジフルオロメタン の割合は0〜60重量%であった。
メタノールは、二酸化炭素だけが噴射剤である場合に0〜95重量%の範囲で変 化したが、更にメタノールは通常5〜25重量部で用いられた。二酸化炭素は1 〜10重量−の量で用いることができた。好ましい処方はトリクロロトリフルオ ロエタン40重量%、クロロジフルオロメタン30重量%、メタノール20重量 %及び二酸化炭素10重量%であった。他のハロゲン化溶剤及び噴射剤、低級ア ルコール及びガスも使用でき、かつ上記の組み合せは連邦法規を満足し、しかも 良好な結果を与えた。
メタノールのレベルを12軍量チ以下に保つと不燃性のクリーニング溶液が得ら れた。
上記の処方物は、しかし、ステンレススチールシリンター−、ガラスライニング シリンダー、不活性プラスチックライニングシリンダー、例えばエポキシフェノ ール焼付はライニングシリンダー、又は他の非反応性シリンダーに対してだけ主 に適するものであった。ブタン又はプロパンのような空調、冷却用クロロフルオ ロカーボン溶剤及び燃料を輸送するために用いられるもののような安価な便い捨 ての液化ガス用炭素鋼7リンダーは、大量のメタノールが存在するときまずこは く色/黄色になり、紐いて保育緑色に変化する変色をクリーニング溶液に引き起 こす反応の故に使用できなかった。
この変色を避けるために、公仰の実施されている技術は適用できない。例えば+ 11 二)ロメタンのような酸化るためにそれはできないか、又は(21シリン ダーの内側に不活性な焼付はエポキシーフェノールライニ7グを塗被するのは完 全な塗績乞得る際のコストと困難さのために実際的でない。
本発明者は、(])上記処方の二酸化炭素を省くか、窒素で置換し、そして(2 1長期安定性のために少量のアルカリ性物質、好ましくはメトキシマグネシウム メチルカーボネートを添加して反応7防ぐようにするならば、以上のような従来 のシリンダーが使用できることを発見した。このクリーニング溶液についての本 発明の好ましい処方は重量でトリクロロトリフルオロエタン48.2%、クロロ ジフルオロメタン40.1チ、無水メタノール11.65%及びメトキシマグネ シウムメチルカーボネート0.05%である。このレベルでメトキシマルカリ性 剤は炭素鋼の反応性、クリーニング溶液の組成、貯蔵時間及び貯蔵条件を含めて 諸因子に応じてより少量で、またよシ多量で用いることができる。約6〜約8の 範囲内のpH,好ましくはpH約7に8いて、このpHは脱酸作用溶液のpH9 〜10より実質的に低く、そして実際上緩衝能を持たないので、これらは脱酸作 用溶液とクリーニング溶液との間を区別する2つの特性を与える。
」口り乙乙l土 本発明の噴霧脱酸作用システムの第三の構成要素は脱酸作用溶液及びクリーニン グ溶液を貯蔵し、分配する要素である。これは非水性脱酸作用溶液とクリーニン グ溶液の貯蔵容器とエアレス噴霧システムより成る。この自蔵式(5elf−c ontained)噴霧システムを作っている装置は次のユニットを含めて主要 ユニットに分けることができる: ニング溶液を輸送、分配する絶乾され、清浄な、パンファイされ又は非反応性の 、使い捨て又は再使用可能な刃口圧式輸送、貯蔵容器: (ロ)圧力シリンダーを非反応性プラスチックホースに接続させる非反応性の三 方弁よ構成る分配システム。プラスチックホースはスプレーガンの入口に通じ、 そのホースはまた好ましくは非反応性、密封性のステンレススチール製(又は他 の非反応性の)速分離装置と接続されヒJ 大小の書籍及び文書類の寸法に合せ て色々な噴霧バタ占イ与えるステンンススチール製速分離コネクタ及びステンレ ススチール製互換住スプレー末口を含めてステンレススチール又は他の非反応性 材料の湿潤部品(vygttgd parts)を好ましくは有するスプレーガ ン。
輸送用貯蔵容器は、バルブを下方位置に配置して有するシリンダーを使用するこ とが望まれる場合は、引抜きチューブなしで供給することができる。
送出系の各種部品、特に連続して湿潤されるものの選択には特別の注意が必要で ある。金属部品は各種脱酸作用剤、溶剤、噴射剤及びガス成分に対してパンファ イされ、又は非反応性とされなければならないばかりでなく、他の反応を触媒し てはならず、しかも大気汚染を防がなけれげならない。炭素鋼(上記の溶液処方 物で非反応性とされている)及びステンレススチールのようなある種の一般的な 金属が満足できる。黄銅、銅、亜鉛、すず及びアルミニウムのような他の一般的 金属は許容できない。
ただし、ニッケル若しくはクロムのようなメッキ被膜、あるいはガラス、ステン レススチール若しくは不活性プラスチックのライニングが一般的金属を改善し、 又は許容できるようにする。本発明者の好ましい金属は連続使用構成部品にり( ・ではステンレススチールであり、マタ連萩湿潤される使い捨ての構成部品につ いてはパンファイ処理炭素鋼である。
はとんどのエラストマー住ホース材料及びプラスチックホース材料は脱酸作用溶 液及びクリーニング溶液の影響を受け、脆くなるか又は強力を失い、また時には それら溶液を変色させる。工業用塗料及びプラスチックの反応性で危険な触媒成 分を分配するのに用いられるような非反応性のホース、例えば強化エチレン/酢 酸ビニルホースが通常選択に良好なものである。また一方では、非抵抗性のホー スをライニングするのに用いられるテフロン(Tgflo*)及びビドロン(V イtro%)と称されるプラスチック、例えば不活性ポリフルオロカーボンプラ スチックが満足できるものであることが見い出されている。
輸送及び貯蔵容器を参照して説明すると1本発明者は、予想できなかったことで あるが、脱酸作用溶液及びクリーニング溶液の貯蔵、送出には完全に満足できる 圧力容器は存在しないことを発見した。ステンレススチール褒圧力容器は捨てる には高価過ぎるため再使用しなければならなかった。熱処理で符にバシ7アイさ れ、かつ空気との反応で酸化物の保護複膜ができているとすれば、再使用可能な 工業用炭素鋼が満足できるものであるであろう。しかし、斯るシリンダーはそれ らのバルブ及び付属品と共に高価で、しかもそれらは再使用する前に清浄化され なければならない。循環運送コストに刃口えて、シリンダーはこれらを分解し、 1000 psigまでの圧力で無水のクロロフルオロカーボン系溶剤で加圧洗 浄し、乾燥し、バルブ交換し、2トルまで排気して漏出試験を行い、そして10 0 psigに加圧し、漏出試験?再度行い、そしてそれらが再使用に適するよ うになる前に塗装しなければならない。この準備工程は高コストがかかるばかり でなく、本発明者の発見乞記録保管所や図書館や博物館が使用するその使用性を 著しく低下させる一因ともなる。はとんどの図書館は200ボンドの7リンダー を収容する設備もないし、またそれt取り扱う職員もいない。
トラック運送会社も一般的にはシリンダー単品の配送及び回送の両サービスを行 わないし1行ってもサービスが悪い。従って、比較的低コストで、使い捨てのク リーニング溶液用容器を使用する手段を見い出すことが絶対に必要なことである 。
使い捨てシリンダーのクリーニング溶液に対する使用国に3けるクロロフルオロ カーボン系浴剤の主要供給業者もこの問題に気付いていなかっただけでなく、ニ トロメタンのような酸化防止剤を使用すること、あるいは不活性な塗装、例えば 焼付はエポキシ−フェノール塗装を施すこと以外に溶液を提案する能力もなかっ た。
スプレーガン スプレーガンは溶液を不適正作動及び閉塞なしに均一にソフトスプレーとして分 配しなければならないために恐らくは最もむずかしい装置要素である。公仰の市 販スプレーガンは全て非水性脱酸作用溶液が漏れたり、しだたシ落ちたり、閉塞 7起こしたシ及び/又は噴霧が不均一であったりするためにそのような溶液の噴 霧には不適当である。ステンレススチールの湿潤した構成要素を有するガンを選 択することが、工業用スプレーガンを選ぶ場合に最良である。しかし、通常のガ スケット材料及びパツキン材料は摩耗し、溶解し、汚染物を生成させ、あるいは 閉塞や噴霧の質に対する他の影響を引き起こすのに十分な水分を導入してしまう 。プラスチックのテフロン及びビトロンは高価であるが部分的には満足できるも のである。しかし、それらプラスチックは接続がきついと流れ、裂ける傾向があ る。ガスケット材料は白色のニトリルゴム又はそれと同等の材料でなければなら ない。
スプレーガンはこれらの脱酸作用溶液を濃い霧ときわめてよく似た穏やかなソフ トスプレーして適用しなければならず、そして紙を脆くしてその上にチョークの ような(ぼろぼろにくずれた)劣化したインキが散乱してしまうような損傷ある いは変化を引き起こしてはならない。
スプレーガンは広い角度で狭いパターンを噴霧すべきである。その噴霧角度は6 5’と80@の間にあるべきである。
圧縮空気式スプレーガンは圧縮空気を導入して流体流をq化するときガン内部又 はオリスイスのところで液体が蒸発するために詰まる。この蒸発は脱酸作用剤を 沈殿させ、生成している析出物を徐々に堆積させる。この析出物はスプレーガ/ の通路を塞ぎ、あるいは噴霧7寸ターンを変形させる。
水のKと見積られる脱酸作用溶液及びクリーニング溶液の低粘度又はさらさらな 性質は予想外の問題を引き起こす。これらの液体はねじ込み継手に沿って漏れ出 、滴下を起こす。この滴下は不都合であるばかりでなく、処理を受けている書籍 の上匡落ち、書籍を損ってしまう可能性がある。そこで、白色のニトリルゴムの ガスケットを指締め継手シール(finger tight joingt 5 eal )として使用する。これによってテープ継手の使用が避は本発明のシス テムの第四の構成要素は単シートの紙及び書籍の両者を脱酸処理するのに適当な スプレーブースである。物品はテーブルの上に平らに置いて!!Jjgすること ができると思われるが1作業をする人達を溶剤蒸気に対して保護し、かつ処理さ れている作品を処理中の損傷に対して保持及び保護し、そして脱酸作用の均一性 を良くすることによって処理の質を高めるために特に設計さ性インキが紙基材中 横方向に移行するのを防ぐように作用しなければならない。
劣化した損傷し易い書籍及び文書類に対して本発明者カ開発したスプレーブース は(1)(イ]地図及び文書類のような単シート物及び(ロ)製本書籍の双方を 脱酸処理する複数の噴霧表面を有するスプレーブースエンクロージャー及び(2 )排気ダクトとフィルターを含む変速排気ファンを備える。このブースの独特の 局面は単シート物を目の粗いメツシュ、例えば傾斜位置に保持されたチーズクロ スの上1c支持することができるということである。好ましくはびつとはって保 持したチーズクロスは処理中の最も破損し易い脆い紙でさえも脱酸処理するため の平らで安全な非損傷性支持体となる。ファンの速度は噴霧される紙対照物を応 力なしに所定位置に穏やかに置き、脱酸処理中に確実に保持し、そして処理した 後損傷なしに取り外すことができるように調整される。更に、ファンによって生 じた吸引力は脱酸作用噴霧溶液を紙を貫通して垂直、下方に流し、溶液が蒸発す る前に紙基材のあらゆる部分を処理する。この流れは、もしその流れが完全に妨 害されないならば、浴剤の攻撃の紹果として、数多に起こらないことであるがイ ンキが溶解してにじみ出し、じみを作り、そしてタイザリングするのを最低限に 抑える。はとんどのインキ及びインキ媒体又は成分は本明細書に関することがで き、従って非常に大きい試験、分類経費をかけずにすますことができる。更にま た、平らな単シート類について傾斜表面が突出のな(・前面に置かれるために非 常に大きな紙シート、例えば地図又は機械製図が、そして巻物でさえも、その紙 が傾斜表面を横断、移動されるにつれて広がシ、噴霧脱酸処理することができる 。
スプレーブースの内側には、書籍がページ毎に噴霧、脱酸処理されるように嵌込 みプラットホームが設けられている。例えば、プリンストン大学の図書館でパー トタイムで働いている学生の場合で寸法が6〃X9“で300頁の本を1時間当 シ約3冊慣霧、脱酸処理することができた。それらの記録は、これらの本は単価 9.00〜10.00ドルで脱酸性処理され、スペシャルフレクションを保存す るのに従来有効であった方法より50〜100%安い経費で処理されることを示 している。更に驚くべきことには、資本コストを考慮すると、現在フォート・ブ トレックス、MD (Fort Detrgz、MD )に取り付けられている コンブレス・マス・デアシデイフイケーション・ファシリティ−(Congre ss Mass DgacidificationFacNity )の図書館 で脱酸処理するとき、同様の本より30〜40チ低い脱酸処理コストしか掛から ないと見積られる。
物足実施例 実施例1゜ 空調1冷却用クロロフルオロカーボンガス類の輸送に用いられるもののような、 はぼ直径10インチX高さ54インチのスチールシリンダー(Kインチのスチー ル板製)をトリクロロトリフルオロカーボン溶剤により1000 psigで加 圧洗浄して残留汚れ、水、溶剤又はスケールを除いた。内径イ0インチのステン レススチール製浸漬管に取り付けたニッケルメッキ黄銅パルプをシリンダー出口 に嵌め込み、シールした。シリンダーを100 paigで刃口圧試験し、次い で少なくとも2トルまで真空にして乾燥した。両テスト中にシリンダーをチェッ クしたが、漏れは検出できなかった。
シ!Jyl−−Ktず)リクロロトリフルオロエタン86.6重量%を、次いで 3.3重量−の無水メタノールに0.7重i%のマグネシウムエトキシドを二酸 化炭素の存在下で溶解させることによって調製したメトキシマグネシワムメチル カーボネート溶液4.0重量%を満した。次いで、クロロジフルオロメタン9. 5重量%を噴射剤として加えた。ここで、外に記載されなければ百分率は全組成 物に基づくものとする。シリンダーは外囲温度に8いて圧力60 psigであ ったが、このシリンダーを次いで窒素により7528旬まで更に刃口圧した。シ リンダーを上下動シェーカーで30分間振ることによってその内容物を混合した 。
シリンダーを一夜かけて平衡にもたらし、次いで隣接の作業場に運び、そこでス テンレススチール製接続具を備える強化プラスチックホースな介してステンレス スチール製スプレーガンなシリンダーに直接取り付けた。
上記で調製した脱酸作用溶液を用いて手書き記入用に青及び赤のアルコールイン キの罫線が入った19世紀の会計記録簿を噴霧脱酸処理した。6葉をその片面に 噴霧し、次いでページをめくり、それから次の葉について噴霧を行った。この操 作でそれらの紙葉は上方に開放表面の方に向って乾燥され、かくして脱酸作用溶 液乞上方に移行させ、6葉の基材全体を完全に脱酸処理した。処理後、その本を 注意深く検査したが、罫線もインキの記入も影響を受けていないことが判明した 。注意深いテストで、6葉の全pHは両面でpH3,9〜4.4の範囲の酸性状 態からpH8,8〜9.1の範囲のアルカリ性状態に変化したことが示された。
タラピー法(TAPPI Method )T453su−70によって行った 促進老化試験では、その本の潜在寿命が約200年延びたことが示された。
実施例2゜ 大学図書館の特別コレクションから実施例1の脱酸作用溶液を使用するエアレス スプレー脱酸処理のために一群の本を選択した。本を水平から約30°の角度で セットした噴霧プラットホームの上のスプレーブースの中に噴霧のために入れた 。噴霧システムはシリンダーのパルプに直接接続されたホースとエアレススプレ ーガンより成っていた。
本にはページ毎に学生のパートタイム従業員が噴霧した。これらの学生従業員は 圧縮空気加圧タンクの従前システムを使用する方法も経験した。脱酸作用1[溶 液のコストの節約は最低の20%から最大の約45%までの範囲であった。処理 の質は“圧縮空気”脱酸処理された本よシ優れていた。スプレーガンは圧縮空気 噴霧システムのように詰まらず、脱酸性作用溶液は輸送容器から噴霧容器に移す 必要もなり、シかもページ当りスプレーガンの動きはワンパス(one pas s ) L/か必要でなかったので60%を越える労働コストの節約が達成され ることが判明した。
エアレススプレーされた本の外観は、表面に粉本付着物の痕跡も認められなかっ たという点で圧縮空気スプV−された本より優れていた。
実施例3゜ 高さ4フイー)X幅8フィートの作業面領域を待つ大型卓上(bench−to p)スプレーブースを造り、これに調整可能のファン速度コントロールを取り付 けた。平らなシート加工品用に嵌込みステンレススチール製メツシュ支持表面を 水平に対して75°の角度で取り付け、均一な支持表面が得られるように細かい メツシュの高級チーッチを入れた。2つ折りの新聞紙4葉を置さ、交付表面にサ クションをかけてし、っかり保持ぜ1−めた。
1本は自己加圧式脱酸作用溶液用で、もう1本はクリーニング溶液用である2本 のシリンダーを一諸に3方弁を介して取り付け、力\っマニホルドした。3方弁 はエアレススプレーガンに通ずるホースに接続されていた。脱酸作用溶液は実施 例JKi己載される自己加圧式スプレーと同じであった。
新聞紙の紙葉にほぼ幅29インチ×長さ20インチのスプレーパターン乞作るガ ンのスプレーヘッド乞用いてツーパスで噴霧した。各スプレーパターンは全体が 均一で、全フオリオシート(ft1l folio 5ha6υを7− ハステ 処理するように他のパターンと約2インチだけ重ね合せて適用した。スプレーは 穏やかな霧のように非常に湿シ。
穏かで、かつ新聞紙葉を完全に含浸、湿潤した。
この処理は、従来のエアレスシステムと比べて、更に均一な脱酸処理をもたらす ことが判明し、従来のエアレスシステムより更に速く乾燥させた。
従来のエアレスシステムに3いて、脱酸作用溶液は輸送シリンダーから噴霧容器 にデカントされ、噴霧のために加圧されるか、又は別法として輸送シリンダーを 処理場所に受け入れ、取り付けた後輸送シリンダー中の液体の上に鷹霧圧が発生 せしめられる。輸送シリンダーを接続し、家系ガスで加圧する隙に、また高圧ガ スを取り扱うのに適格な人材を用意する際に余分の労働コストががかる。
スプレーガンはより高度に閉塞する傾向があり、また脱酸作用溶液の汚染に対し て同程度の保護は可能でない。
更に、容器が長時間又は−夜加圧されたままにされるとするならば、噴霧溶液は 加圧用ガスが溶液に溶解するにつれて適正に機能しなくなってしま5だろう。こ のガスは噴霧中に分配ホース中に突然気泡を発生させると思われる、というのは スプレーガンに通ずるポース内に圧力降下が生ずるからである。これらの気泡は スプレーパターンを乱してしまい、処理物品に非保護領域をもたらした。かくし て、本発明の新規なシステムは同等のI!ijgの質、適用コストに若干の節約 、一層均一な処理及び処理用化学溶液の純度を維持する誰れが行っても間違いの ない方法を提供するものである。
実施例4゜ 書籍及び単シート対象物の両者の処理用に卓上(tab−Ig−top) の二 重目的スプレーブースを造った。ムラフィン(Mu//in)タイプの排気ファ を使用した。ブースを大学図書館の貢重曹本室に運び、その電力コードのプラグ を通常の110ボルトの壁電気引出口に差し込んだ。
ブースの可撓性排気ダクトをエアレス脱酸作用溶液の蒸気を排気させるために開 けた窓から外に出した。エアレススプレー用の脱酸作用溶液とクリーニング溶液 の自己加圧式シリンダー(各シリンダーには123/2ガロンが入っており、重 量はそれぞれ196ポンドと175ポンドであった)を−諸にステンレススチー ル製の三方弁を介してスプレーガンにマニホルドした。
!別コレクションからランダムに20冊の中価値本を選び出し、前記噴霧システ ムの使用をスタッフのメンバー及び学生アシスタントに説明した。大学の特別コ レクションから選X7だ不について噴霧、脱酸処理を始める前に、メンバー1人 と学生1人が若干の廃棄水に対して15分間噴霧処理を行った。両人共に困難を 感じなかった。高さ9〜10インチの本にマツチした長さ12インチの噴霧パタ ーンを得るように噴霧末口を用い、かくして噴霧し過ぎによる過剰に損失するの をふせいだ。
選択した本の1冊をきっちり綴じられ(bind)ており、従って平らにひら( (open flat )することはないだろう。本の背のあらゆる部分を確実 に処理するために特別の取扱いが必要であった。6〜8ページ毎に本の背部分を 速やかに、かつ完全に処理するためにそののどあきの余白にスプレーガンで下方 に特別の垂直移動の噴霧を行った。厭タオルを5〜10ページ毎に置いて不の前 端縁を噴霧し過ぎにより脱酸作用剤の付着が多過ぎないように保護した。
脱酸処理が完了した直後に本を検査した。本が完全に乾燥していなかったために わずかな湿りがあったが、それ以外に外観上変化の徴候は認められなかった。翌 日率を再検量したが、再びそれと分かる変化の徴候、例えばインキのマイグレー ションあるいは色変化は認められなかった。次に、接触pH装置及び液体、H指 示薬を用いてpH試験全行うと、均一完全な脱酸処理が達成されていたことが示 された。標準熱老化試験、続いて耐折老化試験を行うと、寿命に2〜4倍の延び があることが示され、かつ不安定の酸性状態から安定なアルカリ性状態への移行 がなされていることが確認された。
スプレーブースの前部を取り代え、そして印刷物及び他の単シート文書類につい て脱酸作用の証明を行った。
この居合もスタッフと学生アシスタントの両従業員が大学のコレクションから選 び出した品物の脱酸処理に着手する前に15分間噴霧を行った。印刷物、水彩画 、エツチング作品及び原稿、並びに彩色地図を処理した。外観変化は認められな かったが、わずかにサイズされたかのように紙が若干強くなったように感じられ た。同様に、pH試験及び耐折試験を行うと、互いに促進老化試験に基いて寿命 に2〜4倍の延びがあることが確認、証明された。
実施例5゜ エアレス脱酸作用噴霧溶液のシリンダー(実施例1に記載の通り調製)及びクリ ーニング溶液のシリンダーをナショナル・ヒストリック・ビルディング(Nat ionα1Histric Etilding)として復元されている17世紀 の家に加熱されていないトラックで運んだ。この復元のほとんどは完成していた が、元の壁紙はpH3,8の酸性状態のために劣化し、更に劣化するのを防ぐ必 要があった。
それらシリンダーを溶接機のドーリ−の中に入れ、−諸にマニホルドし、強化プ ラスチックホースを介してステンレススチール製スプレーガンに接続した。スプ レーガンはほぼ長さ24インチx@3インチのパターンを作る特別に選択した噴 霧用末口を有するものであった。シリンダーは空気温度がたった45下であった ために輸送中に冷却してしまっていたので、エアレススプレー脱酸作用溶液の上 部周囲に医°用加熱ブランケットを巻き、そしてスイッチを入れた。加温1o分 後、蒸気の温度は脱酸作用溶液の温度より約5°高くなった。この差は約8ps igの圧力増加をもたらした。この圧力増加は適正な噴霧を保証し、冷えた脱酸 作用溶液が呈温に戻るのを待つ必要を回避できるようにするものであった。
前記クリーニング溶液を用いてスプレーガン、ホース及び付属品を洗い流し、噴 霧開始前にいがなる汚染物質も含まれないようにした。運転者が窓を開けて換気 し、そして有機蒸気除去用呼吸マスクを着用して作業室の空気の質調節が確実に 満足されるよ5にした。部屋全体の壁は15X20フイートと測定されたが、こ の壁に35分で噴霧した。隣りの部屋には−この部屋は窓がなかったーその出入 口に携帯用ファンを置いてその壁紙が噴霧脱酸処理されている間確実に部屋の下 方には新鮮な空気が供給され、上方からは使用済み空気が排気されるようにした 。処理を行った後非破壊試験を行った。この携帯処理システムの開発以前は、高 コストのため壁紙の脱酸処理は、不可能でないにしても、実際的ではなかったと 思われる。
実施例6゜ 実施例5で使用した噴霧脱酸作用溶液全最初の居住者の衣類及び旗の展示準備が なされているこの建物の他の部屋に運んだ。結婚衣裳、数枚のブラウス、下着、 ワイシャツ及び旗に作られたリネン及び綿布を適当な支持具及びハンガーにかけ 、脱酸作用噴霧により注意深く湿潤させた。これら加工品のpHは約4.6から 8.9に変化した。これは安定性の著しい向上が達成されたことを示している。
乾燥後、1つの例外を除いて外観変化はなかった。例外ケースはガーメントの場 合で、それはわずかに硬くなった。しかし、ドレープ性が満足できなかった訳け ではない。
実施例7゜ 同じ歴史的家屋のもう1つの部屋には最初の居住者のポートレートが描かれたキ ャンパスがあったが、これは多年にわたる空気汚染で酸性となっていた。これは 劣化はされていたが、まだ危険な状態にはなっていなかった。
キャンパスの各裏打ちを作業場所で噴霧脱酸処理し、乾燥させ、その後それらの 懸下位置に戻した。キャンパスはpH3,6からpH9,2に変化した。画像に 目につく変化は認められなかった。上記のpH変化は不安定にする危険な酸性状 態が緩和されたことを示すものであった。
実施例8゜ 前の色々な実施例に示したクリーニング溶液をきれいにした常用の使い捨て容器 の中で調製し、実施例1に記載のように試験した。容器にまず29.0重量%の 無水メタノールを満し、次いでこれに42重量%のトリクロロトリフルオロエタ ン及び29重量%のクロロジフルオロメタンを加えた。容器を15分間振って完 全混合が確実に達成されるようになし、同時に窒素により70 psig寸で更 に加圧されるようにした。
実施例9゜ 液化ガス冷媒12及び22を商業輸送するのに用いられるような、完全引抜き管 、ガラスライニングポリプロピレン弁棒及びとトロンO−リング(Vitron  0−tinσ)を備える、アメリカ合衆国り、O,P、規格39に合格する炭 素鋼シリンダーに次の通り処方した脱酸作用溶液4.5ガロンを満したニトリク ロロトリフルオロエタン希釈剤80.5重量%、メトキシマグネシウムメチルカ ーボネートメタノール溶液5.5重量%及びクロロジフルオロメタン14.0重 量%。補助啜射剤として窒素ガスを加えてその圧力を70 pstgに上げ、同 時にシリンダーの内容物を上下動シェーカーで5分間混合した。
同一の別のシリンダーに次の通り処方したクリーニング溶液を4.5ガロン満し たニトリクロロトリフルオロエタン46.80重量%、メタノール11.70重 量%、メトキシマグネシウムメチルカーボネートメタノール溶液0.10重量% 及びクロロジフルオロメタン41.41i%。
窒素ガスを加えて125 psigの圧力を得、同時にシリンダーの内容物を上 下動シェーカーで5分間混合した。
脱酸作用溶液及びクリーニング溶液のこれら両シリンダーを地域の保存研究所で の試験のために商業的な小包配送サービスで輸送した。前記のようにスプレーブ ースと送出システムを別個に配送した。スプレーブースのプラグを115ボルト の電気引出口に差し込み、隣接外壁に排気ダクト口を開けた。脱酸作用溶液とク リーニング溶液の両シリンダーのパルプ出口を可撓性の非反応性プラスチック管 を介してステンレススチール製三方弁に接続し、その弁出口を非反応性の管を介 して湿潤部がステンレススチールであるスプレーガンに接続した。
依頼人が送ってきた一群の本の修復を終ったが、これらの本は酸の攻撃に対して それらを保護するのに脱酸処理を必要とするだけであった。低単価大童脱酸処理 システムは有効でなく、書籍は余り価値がなく、またそれらの修復中にシート状 に“解体”されてしまった。
これらの書籍は1冊ずつ取り出され、尋問の保存者の指示に従って保存技術者に よって噴霧脱酸処理された。
送出システム、すなわちホース、三方弁、コネクター及びスプレーガンを確実に 異物が存在しなくなるように、そして残留物質が全て除去されるようにクリーニ ング溶液で洗い流した。厚紙又は密な紙を有する本の各ページに噴霧した。それ ら紙葉の1面だけを薄い紙、例えばを書の紙の上で噴霧処理した。
゛平ら”に置かれた、すなわち十分にひらいて置かれた本のページに直接噴霧し た。6しつかり綴じられた”、す々わち平らに置いたとき急に閉じてしまう本の ページには普通に噴霧したが、3〜5葉毎ののとあき(内側)の余白は脱酸作用 溶液のエアロゾルスプレーガンを用いて狭い噴霧パターンを与える延長ノズルに より噴霧することによって湿潤させた。本の間のページを(右ききの)オペレー ターの左手で開けたままに保持し、普通に噴霧した。のどあきの余白も結綴部に 完全な処理が確実に行われるようにスプレーガンを速やかに垂直移動(vert −ical pα88)させて噴霧した。最後の本の処理完了直前にオペレータ ーは送出シリンダーのパルプを閉め、最後の数頁を処理するのにホース等の中に 残っている脱酸作用溶液を用いた。
開けられたクリーニング溶液用シリンダーに三方弁を寸わし、ホース類、コネク ター類、パルプ類及びスプレーガンの残留脱酸作用溶液をきれいに洗い流した。
スプレーガンの末口のオレフイスに付いた脱酸作用剤のわずかな付着物を歯ぶら しに似た硬い剛毛状ナイロンブラシで除去した。クリーニング溶液用シリンダー へのパルプを閉め、クリーニング溶液の一部を噴霧した。ホース及びその接続部 とパルプを確実に湿潤させておくためにある残留量を残した。スプレーガンをホ ースから外し、そしてその運動部及び自己シール性の速断接話(quickdi sconnaetor)を細かいマシン油エアロゾル潤滑剤で潤滑処理した。こ の清浄/閉鎖操作は調度5分以上要した。
脱酸処理された本の検査を外観と処理の完全性についてコンサベータ−・アンド ・アトミニストレーター・オブ°ザ°センター(Conδεrvαtor an d Administra −1or of the Center)が行った 。1冊の“しつかり綴じられた”ダミーの本を切り離して試験溶液で内側余白部 をチェックした。全ての試験は不安定な酸性pH範囲3.6〜5.4から安定な アルカリ性pH範囲8.5〜9.5への所望のpH移行があったことを示した。
外観変化は認められなかった。アトミニストレーターはこの新規なシステムは地 域センターの圧縮空気脱酸処理噴霧システムより”ずつと長い寿命(Ligんt  yeCLrs )”を与えたことを室間した。
本発明において新規であると考えられる本発明の種々の特徴を次の請求の範囲に 記載する。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の7第1項) 昭和62年 3月10日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、特許出願の表示 PCT/US86101438 2、発明の名称 セルロース材料の処理 3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国イリノイ州60466、パーク・フオレスト。
アーリー・ストリート 224 氏 名 スミス、リチャード・ダニエル4、代理人 住 所 東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手町ビル 206号室 5、補正書の提出日 昭和61年11月26日 6、添付書類の目録 (1) 補正書の翻訳文 1通 請求の範囲 1、容器と連通し、スプレーガンで終っている送出システム及び該容器に入って いる、セルロース材料の老化と酸攻撃を最少限に抑える脱酸作用溶液から成る画 像を有するセルロース材料の処理システムであって、該脱酸作用溶液はカーボネ ート化(carbonatgd )マグネシウムアルコキシドから成る脱酸作用 剤、該脱酸作用剤を溶解するのに十分であるが、該画像に有害な影響を及ぼす量 よりは少ない量で存在する該脱酸作用剤を可溶化する低級アルコール、該アルコ ール溶液の希釈剤及び該容器内に実質的に均一な圧力を維持するような量のO下 取下の沸点を有する噴射剤を含んでいることを特徴とする前記処理システム。
2、第二の容器と該第二容器に入っている、該送出システムを清浄化するための クリーニング溶液を更に含み、該第二容器は該遠隔送出システムと連通しており 、そして該クリーニング溶液は無水のメタノールとクロロフルオロカーボン又は 塩素化炭素を含んでいる請求の範囲第1項記載のシステム。
3、該希釈剤が該低級アルコールより低い沸点を有するクロロフルオロカーボン 化合物でちる請求の範囲第1項記載のシステム。
4、該噴射剤が沸点0下以下のクロロフルオロカーボンガスである請求の範囲第 1項記載のシステム。
5、該希釈剤がトリクロロトリフルオロエタンであり、該噴射剤がクロロジフル オロメタン又はジクロロジフルオロメタンである請求の範囲第1項記載のシステ ム。
6、該クロロフルオロカーボンがトリクロロトリフルオロエタンであり、該クリ ーニング溶液が更に噴射剤を含んでいる請求の範囲第2項記載のシステム。
7、該セルロース材料を保持し、損傷し易い材料に対する損傷を最少限に抑える ための吸引弐面を有する装置を更に含む請求の範囲第1項記載のシステム。
8、該脱酸作用溶液のための該容器及び該クリーニング溶液のための該溶液を該 送出システムに接続するマニホルドを更に含む請求の範囲第2項記載のシステム 。
9、該脱酸作用溶液のための該容器が乾燥不活性ガスにより更に加圧されている 請求の範囲第1項記載のシステム。
10、該容器が該クリーニング溶液に少量のアルカリ性化剤を添加することによ って更に安定化されている請求の範囲第2項記載のシステム。
11、該脱酸作用剤がアルカリ土類金属アルコキシドである請求の範囲第1項記 載のシステム。
12、該脱酸作用剤がマグネシウムアルコキシドである請求の範囲第1項記載の システム。
13、該脱酸作用剤が二酸化炭素によりカーボネート化されているマグネシウム アルコキシドである請求の範囲第1項記載のシステム。
14、該噴射剤がクロロフルオロカーボン系噴射剤である請求の範囲第6項記載 のシステム。
国際調査報告 。1,7□+cQ!、I、、、A、*

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.容器と連通し、スプレーガンで終つている送出システム及び該容器に入つて いる脱酸作用溶液から成る画像を有するセルロース材料の処理システムであつて 、該脱酸作用溶液は脱酸作用剤、該脱酸作用剤を溶解するのに十分であるが、該 画像に有害な影響を及ぼす量よりは少々い量で存在する該脱酸作用剤を可溶化す る低級アルコール、該アルコール溶液の希釈剤及び該容器内に実質的に均一な圧 力を維持するような量の0F以下の沸点を有する噴射剤を含んでいることを特徴 とする前記処理システム。
  2. 2.第二の容器と該第二容器に入つているクリーニング溶液を更に含み、該第二 容器は該遠隔送出システムと連通しており、そして該クリーニング溶液は無水の メタノールとクロロフルオロカーボン又は塩素化炭素を含んでいる請求の範囲第 1項記載のシステム。
  3. 3.該希釈剤が該低級アルコールより低い沸点を有するクロロフルオロカーボン 化合物である請求の範囲第1項記載のシステム。
  4. 4.該噴射剤が沸点0F以下のクロロフルオロカーボンガスである請求の範囲第 1項記載のシステム。
  5. 5.該希釈剤がトリクロロトリフルオロエタンであり、該噴射剤がクロロジフル オロメタン又はジクロロジフルオロメタンである請求の範囲第1項記載のシステ ム。
  6. 6.該クロロフルオロカーボンがトリクロロトリフルオロエタンであり、該クリ ーニング溶液が更に噴射剤を含んでいる請求の範囲第2項記載のシステム。
  7. 7.該セルロース材料を保持するための吸引表面を有する装置を更に含む請求の 範囲第1項記載のシステム。
  8. 8.該脱酸作用溶液のための該容器及び該クリーニング溶液のための該溶液を該 送出システムに接続するマニホルドを更に含む請求の範囲第2項記載のシステム 。
  9. 9.該脱酸作用溶液のための該容器が乾燥不活性ガスにより更に加圧されている 請求の範囲第1項記載のシステム。
  10. 10.該容器が該クリーニング溶液に少量のアルカリ性化剤を添加することによ つて更に安定化されている請求の範囲第2項記載のシステム。
  11. 11.該脱酸作用剤がアルカリ土類金属アルコキシドである請求の範囲第1項記 載のシステム。
  12. 12.該脱酸作用剤がマグネシウムアルコキシドである請求の範囲第1項記載の システム。
  13. 13.該脱酸作用剤が二酸化炭素によりカーボネート化されているマグネシウム アルコキシドである請求の範囲第1項記載のシステム。
  14. 14.該噴射剤がクロロフルオロ系噴射剤である請求の範囲第6項記載のシステ ム。
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