JP2002374676A - 電圧変換回路 - Google Patents

電圧変換回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高価な巻線変圧器を用いることなくコストが安
価であり、しかも特別な電力用半導体制御部を必要とせ
ず、キャパシタとダイオードのみを用いた比較的構造の
簡単な電圧変換回路を提供する。 【解決手段】交流電源1の半サイクルの出力を整流する
第1の半波整流回路2と、前記第1の半波整流回路2で
整流された電流の電荷を蓄積する第1の主キャパシタ回
路4と、前記第1の主キャパシタ回路4に蓄積された電
荷を反転放電する第1のリアクトル回路3と、前記第1
の主キャパシタ回路4から放電された電荷を蓄積する第
1の分圧キャパシタ回路5と、前記第1の分圧キャパシ
タ回路5の出力を平滑化する第1の平滑回路6とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の電源装置等
に用いられる電圧変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に商用交流電源から低電圧の直流
電圧を得るには下記に説明する種々の電圧変換回路が用
いられている。 (1)最も一般的な電圧変換回路は、巻線変圧器を使用
するものであり、一次巻線に商用交流電圧を印加するこ
とにより、二次巻線に任意の交流電圧を得て、この二次
側の交流電圧をダイオード等で整流を行い所望の直流電
圧を得るものである。 (2)また、商用交流電源を予めダイオード等整流し、
パワーMOSFET等の電力用半導体でスイッチング動
作を行い、所望の直流電圧を得るDCチョッパ回路があ
った。 (3)多数のキャパシタを開閉し、その組み合わせて充
放電を制御し、所望の直流電圧を得るスイッチドキャパ
イタ回路があった。 (4)キャパシタを直列に接続して電圧を分圧し、任意
の電圧位置のキャパシタから電圧を取り出して整流し、
必要な直流電圧を得るキャパシタ分圧回路があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の電圧変換回路においては、それぞれ特徴を有して
いたが、以下のような問題点もあった。 (1)巻線変圧器を使用する変圧回路においては、大電
力を扱う場合には、巻線変圧器が大型化、大重量化する
ので、装置が大型化し巻線変圧器のコストが高価になる
という問題があった。 (2)パワーMOSFET等の電力用半導体でスイッチ
ング動作を行うものは、高周波のスイッチング作用に伴
う高調波ノイズの発生が問題となることや電力容量が使
用する電力用半導体で制限され、大容量のものは困難で
あった。 (3)キャパシタを使用するものは、大容量のキャパシ
タへ逆電力が印加されるので耐久性に問題があった。
【0004】本発明は前述の従来の課題に着目してなさ
れたもので、高価な巻線変圧器を用いることなくコスト
が安価であり、しかも特別な電力用半導体制御部を必要
とせず、キャパシタとダイオードのみを用いた比較的構
造の簡単な電圧変換回路を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として請求項1に係る発明は、交流電源の半サイ
クルの出力を整流する第1の半波整流回路と、前記第1
の半波整流回路で整流された電流を蓄電する第1の主キ
ャパシタ回路と、前記第1の主キャパシタ回路に蓄電さ
れた電荷を反転放電する第1のリアクトル回路と、前記
第1の主キャパシタ回路から放電された電荷を蓄電する
第1の分圧キャパシタ回路と、前記第1の分圧キャパシ
タ回路の出力を平滑化する第1の平滑回路とを、備えた
ことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に係る発明は、前記交流電
源の前記第1の半波整流回路で整流された残りの半サイ
クルの出力を整流する第2の半波整流回路と、前記第2
の半波整流回路で整流された電流を蓄電する第2の主キ
ャパシタ回路と、前記第2の主キャパシタ回路に蓄電さ
れた電荷を反転放電する第2のリアクトルと、前記第2
の主キャパシタ回路から放電された電荷を蓄電する第2
の分圧キャパシタ回路とを備え、前記第2の分圧キャパ
シタ回路の出力は、前記第1の平滑回路に接続されて、
全波整流を行うことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項3に係る発明は、第1の分圧
キャパシタ回路および前記第2の分圧キャパシタ回路
は、分圧キャパシタと2個の逆並列ダイオードから構成
されていることを特徴としてする。
【0008】また、請求項4に係る発明は、前記第1の
平滑回路と前記第1の分圧キャパシタ回路の間には、2
個のダイオードからなる干渉防止回路が接続されている
ことを特徴としている。
【0009】また、請求項5に係る発明は、前記第1の
平滑回路と前記第2の分圧キャパシタ回路の間には、2
個のダイオードからなる干渉防止回路が接続されている
ことを特徴としている。
【0010】さらに、請求項6に係る発明は、直流電源
に接続され出力を断続する第1のスイッチング回路と、
前記第1のスイッチング回路経由した電流の電荷を蓄積
する第3の主キャパシタ回路と、前記第3の主キャパシ
タ回路から放電された電荷を蓄積する第3の分圧キャパ
シタ回路と、前記第3の分圧キャパシタ回路の出力を平
滑化する第2の平滑回路とを、備えたことを特徴とする
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る電圧変換回路の第1
および第2の実施の形態を図に基づいて詳細に説明す
る。本発明の第1の実施の形態の電圧変換回路Aは、図
1に示すように、交流電源1と負荷10の間に設けられ
るものであり、交流電源の半サイクルの出力を整流する
第1の半波整流回路2と、前記第1の半波整流回路2で
整流された電流を蓄電する第1の主キャパシタ回路4
と、前記第1の主キャパシタ回路4に蓄電された電荷を
反転放電する第1のリアクトル回路3と、前記第1の主
キャパシタ回路4から放電された電荷を蓄電する第1の
分圧キャパシタ回路5と、前記第1の整流回路2で整流
された電流を平滑化する第1の平滑回路6とを、備えて
いる。
【0012】この電圧変換回路Aにおける交流電源1
は、一般の商用電源であり、50または60ヘルツの1
00〜200Vの電源である。この交流電源1に接続さ
れた半波整流回路2は、2個のファーストリカバリダイ
オードD1,D2からなり、ファーストリカバリダイオ
ードD1は順方向に接続されており、このダイオードD
1で、図2(a)に示すように、交流電源1のプラス側
半サイクルを整流している。また、ファーストリカバリ
ダイオードD2は逆方向に接続されており、逆流を防止
している。
【0013】前記ファーストリカバリダイオードD1,
D2の出力側には交流電源1と並列に第1のリアクトル
回路3が接続されている。そして、この第1のリアクト
ル回路3には第1の主キャパシタ回路4が接続されてお
り、この第1の主キャパシタ回路4は、前記ダイオード
D1と同一方向に接続されたバイパスダイオードD3
と、バイパスダイオードD3に直列に接続された主キャ
パシタC1から構成されている。
【0014】また、この第1の主キャパシタ回路4に
は、第1の分圧キャパシタ回路5が接続されている。こ
の第1の分圧キャパシタ回路5は、分圧キャパシタC2
と、この分圧キャパシタC2と電源接続ライン11との
間に2個の逆並列ダイオードD4,D5が接続されたも
のである。この逆並列ダイオードD4,D5は、分圧キ
ャパシタC2に逆電圧が印加するのを防止するものであ
り、これにより分圧キャパシタC2が破壊することがな
くなる。
【0015】また、この分圧キャパシタ回路5の出力電
流は、図2(c)に示すように、脈流となっているの
で、後述する電圧変換回路A′流と合成した直流波形と
合わせて滑らかな直流とするため第1の平滑回路6を備
えている。この第1の平滑回路6で平滑化された直流波
形は、図2(d)のようになり、負荷10に供給され
る。さらに、第1の平滑回路6と前記第1の分圧キャパ
シタ回路5には、2個のダイオードD6,D7からなる
第1の干渉防止回路7が接続され、負荷側の短絡等の影
響を電源側に及ぼさないようにしており、同様に電圧変
換回路A′にも影響を与えないようにしている。
【0016】また、本発明の電圧変換回路においては、
交流電源1のマイナス側の半サイクルにて作動させるた
め、前述した電圧変換回路Aと対称な電圧変換回路A′
が備えられている。即ち、交流電源1のマイナス側の半
サイクル出力を整流する第2の半波整流回路2′と、前
記第2の半波整流回路2′で整流された電流を蓄電する
第2の主キャパシタ回路4′と、前記第2の主キャパシ
タ回路4′に蓄電された電荷を反転放電する第2のリア
クトル回路3′と、前記第2の主キャパシタ回路4′か
ら放電された電荷を蓄電する第2の分圧キャパシタ回路
5′と、第2の干渉防止回路7′である。
【0017】つぎに、前述のように構成された電圧変換
回路Aと電圧変換回路A′の動作を説明する。電圧変換
回路Aと電圧変換回路A′は、動作が同じで半サイクル
周期がずれているだけなので、主として、電圧変換回路
Aについて説明する。まず、図1において、交流電源1
より矢印(1)のように、プラス側半サイクルの場合
は、主電流は、交流電源1よりファーストリカバリダイ
オードD1→バイパスダイオードD3→主キャパシタC
1→ファーストリカバリダイオードD2→交流電源1の
閉回路が形成され、図2(b)に示すように、主キャパ
シタC1が充電される。この場合に主キャパシタC1の
電圧E1は、電源電圧E0 とリアクトルL1の逆起電力
との併合した電圧E1となるが、この電圧E1は電源電
圧E0 に近い値となるようにリアクトルL1を選ぶもの
である。
【0018】次いで、電源電流が最大値を過ぎると、電
流の方向が変化するので、リアクトルL1には逆起電力
が発生し、主キャパシタC1に蓄積した電荷は、主キャ
パシタC1→分圧キャパシタC2→ダイオードD5→リ
アクトルL1の経路で放出される。また、電圧変換回路
Aは半波整流回路なので、0V以下では、次の半サイク
ルまで出力は無いので、主キャパシタC1に蓄積した電
荷は平衡するまで分圧キャパシタC2に移動する。する
と、全体のキャパシタ容量Cは主キャパシタの容量C1
プラス分圧キャパシタの容量C2となり、電圧のピーク
値は変わらないので、その電荷比は主キャパシタの容量
C1と分圧キャパシタの容量C2で分割されることとな
り、容量が増加した分だけ電圧が低下することとなる。
即ち、この時の主キャパシタC1の電圧をV1とすれ
ば、V1=E1×C1/(C1+C2)となり、分圧キ
ャパシタC2の電圧をV2とすれば、V2=E1×C1
/(C1+C2)となるので、通常は電源電圧E0 より
低くなるものである。
【0019】より詳細に説明すれば、最初に蓄積する電
荷はC1のみであり、この電荷をQ1とすると、Q1=
C1×E1となる。その後、静電容量がC1ではなく、
(C1+C2)となるため、主キャパシタC1の電圧V
1も分圧キャパシタC2の電圧V2と等しく、V2=E
1×C1/(C1+C2)となる。つまり、最初に主キ
ャパシタC1に蓄積した電荷をC1+C2の容量に拡大
することとなる。従って、主キャパシタC1の電圧と分
圧キャパシタC2の電圧が等しくなるまで電荷が移動
し、平衡した電圧に落ち着くことになる。そのため、V
2=V1=E1×C1/(C1+C2)となる。
【0020】また、出力電圧は分圧キャパシタ回路5の
両端電圧の接続ライン11と接続ライン12から取り出
すので、ほぼ分圧キャパシタC2の両端の電圧V2とな
り(ダイオードD4,D5の順方向の電圧降下は極めて
小さくほぼ無視できるため)低いものとなり、この低電
圧を平滑回路6で平滑化し、負荷10に供給するもので
ある。この場合の電圧は前述したように、V2=E1×
C2/(C1+C2)となるので、通常は電源電圧E0
より低くなるものである。
【0021】また、交流電源1より矢印(2)のように
マイナス半サイクルの場合は、電流は、電圧変換回路
A′の整流ダイオードD2′を通り、一部はバイパスダ
イオードD3′を経由して主キャパシタC1′を充電す
る。また、同時にリアクトルL1′による逆起電力によ
り発生した過渡電流がバイパスダイオードD3′を経由
して主キャパシタC1′に流れ込む。そして、電圧変換
回路Aと同様にして、主キャパシタC1′と分圧キャパ
シタC2′により電荷を分割するので、電源電圧E0 よ
り低い電圧を得ることができる。
【0022】さらに、前述の電圧変換回路Aは、単独で
使用しても、その機能を果たすことは勿論であるが、電
圧変換回路A′とペアで使用することにより、合成の出
力波形は図2(c)のようになり、平滑化した波形は図
2(d)のような全波整流となり、全波整流回路の電源
装置として使用することができ、効率的な装置とするこ
とができる。そして、本発明の電圧変換回路は、主キャ
パシタと分圧キャパシタの合成容量により、キャパシタ
の蓄積エネルギーを変えずに静電容量を増やし、出力電
圧を下げることのできる降圧方式とすることができる。
【0023】つぎに、図3に示す本発明の第2の実施の
形態である電圧変換回路Bは、直流電源20に接続され
出力を断続する第1のスイッチング回路21と、前記第
1のスイッチング回路21を経由した電流の電荷を蓄積
する第3の主キャパシタ回路22と、前記第3の主キャ
パシタ回路22から放電された電荷を蓄積する第3の分
圧キャパシタ回路23と、前記第1のスイッチング回路
21で断続された電流を平滑化する第2の平滑回路25
とを、備えたものである。また、第3の分圧キャパシタ
回路23と第2の平滑回路25の間に、干渉防止回路2
4が接続されている。
【0024】このように構成された電圧変換回路Bは、
スイッチング回路21をS1側に切り換えることによ
り、直流電源20より電流がダイオード21を経由して
ダイオード22より主キャパシタC22に流れ、主キャ
パシタC22に電荷が蓄積する。このときに主キャパシ
タC22に印加される電圧はほとんど電源電圧となる。
次いで、スイッチング回路21をS1側に切り換える
と、主キャパシタ回路22と分圧キャパシタ回路23で
閉回路が形成され、主キャパシタC22に蓄積されてい
た電荷が分圧キャパシタC23に向けて放電され、分圧
キャパシタC23に電荷が蓄積される。このときの主キ
ャパシタC22と分圧キャパシタC23の電荷は、前述
の電圧変換回路Aと同様に、C22の電荷を主キャパシ
タC22と分圧キャパシタC23の合成容量で分割した
値となり、電源電圧より低下するものである。また、負
荷30には、分圧キャパシタ回路23の出力電圧を平滑
回路25で平滑化されたものが出力されるので、電源電
圧より低下するものである。
【0025】前述の第1および第2の実施の形態の電圧
変換回路は、主キャパシタと分圧キャパシタの静電容量
の値により、電源電圧から自在に変換できるもので、キ
ャパシタとダイオードの比較的簡単な回路で実現でき
る。また、この電圧変換回路は、電源回路とは非絶縁と
なる回路であるが、キャパシタの蓄積エネルギーを変え
ずに静電容量を増加させ、電圧を減圧させることができ
るものである。そして、キャパシタが有する1/2CV
2 の理論公式より、電圧に対する1/2効率をリアクト
ルで補う回路となっている。
【0026】また、前述の電圧変換回路は、負荷が直接
電源に影響を与えないので、ヒータやモータ等の抵抗負
荷や誘導性負荷、或いは容量性負荷等、負荷の種類が何
であっても使用可能となる。そして、負荷が短絡しても
分圧キャパシタに蓄積した電荷分しか流れず、主キャパ
シタから電荷が移動しても、主キャパシタの容量が小さ
いので、過大電流とならず安全である。
【0027】前述の電圧変換回路の特徴をまとめれば、
以下のとおりである。 (1)負荷の種別を問わない。 (2)リアクトルをスイッチに置き換えることができ
る。 (3)大容量電解キャパシタを使用できる。 (4)電解キャパシタに逆方向電圧を印加しない。 (5)主キャパシタの容量C1:(主キャパシタの容量
C1+分圧キャパシタの容量C2)の容量比で任意の電
圧出力を得ることができる。 (6)部品点数が少ないので、小型化できる。 (7)巻線変圧器を用いない。 (8)キャパシタが高電圧保持にならない。 (9)電源を切っても低電圧出力となる。 (10)主キャパシタC1を充電する際には、分圧キャ
パシタC2の出力は発生せず、従って、電源電圧は出力
側には発生しない。 (11)スイッチング制御回路は必ずしも必要としな
い。 (12)負荷側短絡容量が小さい。 (13)ファーストリカバリダイオードD1,D2を省
略し、昇圧出力も可能である。 (14)任意の電圧を容易に得られる。 (15)出力電流を大きくするには主キャパシタC1お
よび分圧キャパシタC2の容量とも大きくする必要があ
る。 (16)定電圧を断続する時間を変化させて等価的に電
圧を変化させる間欠供給方法ではなく、常に連続的に出
力を得る方式となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電圧変換
回路は、交流電源の半サイクルの出力を整流する第1の
半波整流回路と、前記第1の半波整流回路で整流された
電流を蓄電する第1の主キャパシタ回路と、前記第1の
主キャパシタ回路に蓄電された電荷を反転放電する第1
のリアクトル回路と、前記第1の主キャパシタ回路から
放電された電荷を蓄電する第1の分圧キャパシタ回路
と、前記第1の分圧キャパシタ回路の出力を平滑化する
第1の平滑回路とを備えたことにより、キャパシタとダ
イオードによる少ない部品点数で構成することができ、
高価な巻線変圧器を使用する必要がないので、小型で安
価な電圧変換回路を提供できるという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電圧変換回路の第1の実施の形態
を示す回路構成図である。
【図2】図1の電圧変換回路における各段階の電圧波形
を示す波形図である。
【図3】本発明に係る電圧変換回路の第2の実施の形態
を示す回路構成図である。
【符号の説明】
A 電圧変換回路 A′ 電圧変換回路 B 電圧変換回路 1 交流電源 2 第1の半波整流回路 2′ 第2の半波整流回路 3 第1のリアクトル回路 3′ 第2のリアクトル回路 4 第1の主キャパシタ回路 4′ 第2の主キャパシタ回路 5 第1の分圧キャパシタ回路 5′ 第2の分圧キャパシタ回路 6 第1の平滑回路 7 第1の干渉防止回路 7′ 第2の干渉防止回路 10 負荷 11 接続ライン 12 接続ライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源の半サイクルの出力を整流する第
    1の半波整流回路と、前記第1の半波整流回路で整流さ
    れた電流の電荷を蓄積する第1の主キャパシタ回路と、
    前記第1の主キャパシタ回路に蓄積された電荷を反転放
    電する第1のリアクトル回路と、前記第1の主キャパシ
    タ回路から放電された電荷を蓄積する第1の分圧キャパ
    シタ回路と、前記第1の分圧キャパシタ回路の出力を平
    滑化する第1の平滑回路とを、備えたことを特徴とする
    電圧変換回路。
  2. 【請求項2】前記交流電源の前記第1の半波整流回路で
    整流された残りの半サイクルの出力を整流する第2の半
    波整流回路と、前記第2の半波整流回路で整流された電
    流の電荷を蓄積する第2の主キャパシタ回路と、前記第
    2の主キャパシタ回路に蓄積された電荷を反転放電する
    第2のリアクトルと、前記第2の主キャパシタ回路から
    放電された電荷を蓄積する第2の分圧キャパシタ回路と
    を備え、 前記第2の分圧キャパシタ回路の出力は、前記第1の平
    滑回路に接続されて、全波整流を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の電圧変換回路。
  3. 【請求項3】第1の分圧キャパシタ回路および前記第2
    の分圧キャパシタ回路は、分圧キャパシタと2個の逆並
    列ダイオードから構成されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の電圧変換回路。
  4. 【請求項4】前記第1の平滑回路と前記第1の分圧キャ
    パシタ回路の間には、2個のダイオードからなる干渉防
    止回路が接続されている請求項1に記載の電圧変換回
    路。
  5. 【請求項5】前記第1の平滑回路と前記第2の分圧キャ
    パシタ回路の間には、2個のダイオードからなる干渉防
    止回路が接続されている請求項2に記載の電圧変換回
    路。
  6. 【請求項6】直流電源に接続され出力を断続する第1の
    スイッチング回路と、前記第1のスイッチング回路を経
    由した電流の電荷を蓄積する第3の主キャパシタ回路
    と、前記第3の主キャパシタ回路から放電された電荷を
    蓄積する第3の分圧キャパシタ回路と、前記第3の分圧
    キャパシタ回路の出力を平滑化する第2の平滑回路と
    を、備えたことを特徴とする電圧変換回路。
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JP2010088175A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Electric Corp インバータ装置
WO2010058604A1 (ja) 2008-11-20 2010-05-27 パナソニック株式会社 燃料電池システム

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