JP2002374277A - 情報振分装置およびその制御方法 - Google Patents

情報振分装置およびその制御方法

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JP2002374277A
JP2002374277A JP2001177951A JP2001177951A JP2002374277A JP 2002374277 A JP2002374277 A JP 2002374277A JP 2001177951 A JP2001177951 A JP 2001177951A JP 2001177951 A JP2001177951 A JP 2001177951A JP 2002374277 A JP2002374277 A JP 2002374277A
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Juichi Hondo
壽一 本藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの端末に1つのアドレスのみが付与され
ている場合でも、いろいろな種類の情報が送られて来た
場合、これら全ての情報を1つの端末が処理することが
できる情報振分装置を提供することを目的とするもので
ある。 【解決手段】 通信線と複数の端末との間に接続される
情報振分装置であり、送られてくる情報を処理するため
に必要な端末の属性または後から送られてくる情報の属
性を判別できるまで通信を行い、上記判別された属性に
応じて、上記情報振分装置に接続されている複数の端末
の中から、上記通信に最も適している最適端末を選択
し、この選択された最適端末を起動し、上記通信線に接
続するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信線に接続さ
れ、複数の装置を収容し、情報を中継する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通信線に接続され、複数の端末を収容
し、情報を中継する装置としては、従来、ルーターが存
在する。
【0003】上記従来のルーターは、情報の宛先アドレ
スを判別し、この判別された宛先アドレスに該当するル
ートを選択し、接続するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今後、家庭等で通信が
普及すると、1つの家庭が持っている1つの宛先に、い
ろいろな種類の情報が送られてくることが考えられる。
【0005】上記送られた情報を処理する端末は、1つ
の端末であり、これら全ての情報を1つの端末が処理す
ることができないので、上記全ての情報を処理するに
は、上記送られた複数の情報のそれぞれに適した複数の
端末を設け、これら複数の端末で処理することが考えら
れる。
【0006】しかし、上記従来例では、1つの端末に1
つの着信アドレスのみが付与されているので、いろいろ
な種類の情報が送られて来た場合、これら全ての情報を
1つの端末が処理することができないという問題があ
る。
【0007】本発明は、1つの装置に1つのアドレスの
みが付与されている場合でも、いろいろな種類の情報が
送られて来た場合、これら全ての情報を1つの装置が処
理できるようにすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信線と複数
の端末との間に接続される情報振分装置であり、必要な
端末の属性または後から送られてくる情報の属性を判別
できるまで通信を行い、上記判別された属性に応じて、
上記情報振分装置に接続されている複数の端末の中か
ら、上記通信に最も適している最適端末を選択し、この
選択された最適端末を起動し、上記通信線に接続するも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態および実施例】[第1の実施例]図
1は、本発明の第1の実施例である情報振分装置ID1
を示すブロック図である。
【0010】情報振分装置ID1は、外部通信網に接続
されている外部通信線1と、外部通信線1とのインタフ
ェース2と、各ポートの接続を切り替えるクロスポイン
トスイッチ3と、クロスポイントスイッチ3と外部端末
インタフェース回路(変換回路20)とを接続する信号
線4と、クロスポイントスイッチ3と外部端末インタフ
ェース回路(変換回路22)とを接続する信号線5と、
制御線6と、信号線7と、信号7とCPU11とを橋渡
しする制御回路9と、BUS10と、CPU(中央演算
装置)11と、制御回路12と、記憶装置13と、シス
テム全体に電源を供給する電源14と、信号線15と、
クロスポイントスイッチ3の信号と端末の信号とを変換
する変換回路20と、端末Aへ接続される信号線21
と、クロスポイントスイッチ3の信号と端末の信号を変
換する変換回路22と、端末Bへ接続される信号線23
とを有する。
【0011】インタフェース2は、通信線1の信号と、
内部回路(クロスポイントスイッチ3の内部)で処理で
きる信号線15の信号とを変換するものである。クロス
ポイントスイッチ3の箱の中に書いてあるCは、制御線
のポートであり、0、1、2、3は、信号線のポートで
ある。BUS10は、制御回路9、CPU11とメモリ
13と制御回路12との間における制御信号と、データ
とを流通させる。制御回路12は、CPU11からの指
示を受けてクロスポイントスイッチ3を制御する制御信
号6を生成する。
【0012】次に、情報振分装置ID1におけるデータ
の流れと制御との概要について、説明する。
【0013】通信線1から入力された信号は、内部回路
(クロスポイントスイッチ3)で処理できる信号に、イ
ンタフェース2で変換され、信号線15に出力される。
クロスポイントスイッチ3は、ポート0、1、2、3の
任意の経路を設定できるスイッチであり、初めは、ポー
ト0とポート1とが接続されているとする。
【0014】信号線15上の信号は、信号線7の上にそ
のまま出力され、制御回路9に入る。制御回路9では、
この信号を、シリアル信号からパラレル信号に変換した
り、冗長Bitを削除したりした後に、CPU11との
タイミングを取り、CPU11にデータとして渡す。
【0015】CPU11は、これらの信号を解析し、必
要な応答信号を作り、制御回路9に渡す。制御回路9
は、通信制御に必要な冗長Bitを付与したり、パラレ
ル/シリアル変換をした後に、クロスポイントスイッチ
3に送る。
【0016】クロスポイントスイッチ3は、ポート1と
ポート0とがつながっており、信号は、信号線15に出
てくる。この信号は、インタフェース2で通信線用の信
号に変換され、通信線1に出力される。
【0017】このようなやりとりの中で、CPU11が
以後の通信の経路を変更し、他の端末に任せようとした
ときに、CPU11は、クロスポイントスイッチ3の経
路を変更するための信号を、制御回路12に信号を送
る。
【0018】制御回路12は、これを、クロスポイント
スイッチ3を制御する信号に変換し、信号線6を介し
て、クロスポイントスイッチ3のポートの接続を変更す
る。たとえば、ポート0とポート1とがつながっていた
ものを、ポート0とポート2とが接続される状態に変化
させる。
【0019】この例の場合は、接続をポート0とポート
2とに変えたとしても、ポート1では、ポート0とポー
ト2との間で流れる信号をモニターできるものとする。
【0020】ポート0とポート2との間の信号をモニタ
ーし、その間の通信が終了したことが確認されたら、再
度、クロスポイントスイッチ3の接続を、ポート0とポ
ート1とに戻す。
【0021】通信の状況によっては、ポート0とポート
2とを接続したところで、ポート0とポート3とを接続
する。
【0022】次に、上記第1の実施例の動作について説
明する。
【0023】図2は、情報振分装置ID1の動作を示す
タイミングダイヤグラムである。
【0024】データ送信903は、相手端末からネット
ワークを通じて送られてくるデータである。情報振分装
置ID1は、この中身を解析し、最も好ましい端末(こ
の例の場合は端末A)を選択する。
【0025】データ送信906は、データ送信903で
受けたデータを解析した後に、最も好ましい端末に送信
している。
【0026】情報振分装置ID1は、この通信に関し
て、端末Aとの間の通信であることを記憶し、以後、こ
の通信が行われる時は、ネットワークと端末Aとの間の
通信路を形成する。
【0027】ACK907は、端末Aがデータを正常に
受信したことを、送信元に返す信号である。データ送信
909は、次のデータである。
【0028】ACK910は、データ送信909を正常
に受信したことを返信するものである。以下、データ送
信とACKとのやり取りが続く。
【0029】送信終了911は、全てのデータを送った
ことを示す信号である。
【0030】ACK912は、一連の受信が成功裏に終
わったことを示す信号である。
【0031】この後に、情報振分装置ID1は、この通
信が端末Aとの間のものであるという記憶を消す。
【0032】図3は、第1の実施例におけるデータフォ
ーマット図である。
【0033】フォーマットVer.は、これ以後に続く
データ列がどういうフォーマットでかかれているかを特
定する情報である。全体データ長は、このデータの塊全
体のデータ長を示す。通信識別子は、1つの有意な情報
の転送全体を特定する識別子である。通信ごとに、ユニ
ークな通信識別子を持つことによって、他の通信との識
別をする。
【0034】プロトコル識別子は、通信プロトコルを示
す識別子である。これを見ることによって、複数許容さ
れている通信プロトコルのうちで、この通信はどのプロ
トコルで実行しようとしているかを把握することができ
る。
【0035】送信元アドレスは、情報を送信する端末の
アドレスであり、宛先アドレスは、情報を受ける端末の
アドレスである。サービス識別子は、この通信で行おう
としているデータ転送が、何のためのデータ転送である
のかを示す。たとえば、e−mailであるのか、ファ
イル転送であるのか、音楽配信であるのか、電話である
のか、FAX通信であるのかを示す。
【0036】データ形式は、次に続く情報が、どのよう
な形式でかかれているのかを示す。たとえば、単なるb
it列であるのか、8bit文字コードであるのか、音
声データコードであるのか、JBIGのカラー画像コー
ドであるのかを示す。
【0037】データ番号は、そのデータが送られた順番
を示す。たとえば、それが何番目に送られたパケットで
あるかを示す番号であるか、または、そのパケットの最
初のByteが通算で何Byte目のパケットであるか
を示す。通信網の中で順番が入れ替わって到着したとし
ても、受信側は、これを見て、受信データを構築するこ
とができる。
【0038】情報は、実際の情報の中身であり、たとえ
ば、e−mailの本文であるか、または、FAXの画
像である。
【0039】図4は、図3に示すデータフォーマットに
おけるサービス識別子の例を示す図である。
【0040】サービス識別子の値が1であれば、e−m
ailであることを示し、サービス識別子の値が2であ
れば、ファイル転送であることを示し、サービス識別子
の値が3であれば、電話であることを示し、サービス識
別子の値が4であれば、音楽の形式のデータであること
を示し、サービス識別子の値が5であれば、FAX画像
データであることを示す。
【0041】次に、図2を参照して、情報振分装置ID
1におけるデータの流れについて説明する。
【0042】ネットワーク(相手端末)からデータ送信
903が情報振分装置ID1に送られてくる。情報振分
装置ID1では、CPU11が、この内容を解析する。
図4のサービス識別子の内容によって、現在接続されて
いる端末の中から、より好ましい端末を選択する。図2
に示す場合は、端末Aに接続する。クロスポイントスイ
ッチ3の接続を0−1から1−2に切り替える。
【0043】その後、情報振分装置ID1は、データ送
信903に相当するデータ送信906を、ネットワーク
に代わって、端末Aに転送する。そして、情報振分装置
ID1は、クロスポイントスイッチ3を0−2に設定す
る。
【0044】端末Aは、データ送信906を端末内で処
理し、正常に処理できたらば、ACK907を返す。こ
の信号は、情報振分装置ID1をスルーし、ネットワー
クに送られる。
【0045】ネットワークからは、続きのデータ送信9
09が来る。これは、情報振分装置ID1をスルーし、
端末Aに直接、送られる。
【0046】以下、ネットワークと端末Aとは、直接通
信する。
【0047】この間、情報振分装置ID1は、クロスポ
イントスイッチ3のポート1を介して、ネットワークと
端末Aとの通信状況をモニターする。
【0048】ネットワーク(相手端末)から送信終了信
号911が送られ、端末Aは、正常に終了する旨のAC
K912を返す。これをモニターし、情報振分装置ID
1は、ネットワークと端末Aとの通信が終了したことを
認識し、クロスポイントスイッチ3の接続を、0−2か
ら0−1に戻す。
【0049】次に、情報振分装置ID1の動作について
説明する。
【0050】図5は、情報振分装置ID1における制御
動作を示すフローチャートである。
【0051】この図において、S401は、本機の待機
状態である。本機は、待機状態においては、どのポート
にどういう属性の端末が接続されているかを知ってい
る。
【0052】S402は、ネットワークからの着信信号
の有無を検知している。これも広い意味では、待機状態
の中である。信号を検出すると、S403に進む。
【0053】S403では、図1の1→2→15→3→
7→9→10→11の経路でデータを取り込む。
【0054】S404では、相手機(ネットワーク)が
要望している受信側の属性を解析する。この例の場合
は、図3のサービス識別子を解析する。
【0055】S408〜S421では、上記情報振分装
置ID1に接続されている端末であって、相手機が要望
している端末を選択し、それが決定すれば、図1に示す
11→10→12→6→C→3の経路で、クロスポイン
トスイッチ3を制御し、クロスポイントスイッチ3の経
路を1−2に設定する。このためには、自機のどのポー
トにどの属性の端末が繋がっているか知っている必要が
あり、その方法の実施例を、後程提示する。
【0056】もし、自機に接続されている端末であっ
て、相手機が要望している端末が無ければ、S422で
は、不適合を意味するNACKを返す。
【0057】S423−1では、この通信を識別する通
信識別子の値と、この通信に対して適すると選んだ端末
(ポート番号)とを連結し、記憶しておく。
【0058】次に、S423では、S403で受けた情
報を、必要があれば一部加工し、図1の11→(13)
→10→9→7→3→4の経路で端末Aに送る。上記
「(13)」は、メモリを経由して送る場合を示す。
【0059】S433〜S452では、この通信で適す
るポートとネットワークとがつながるように、図1のク
ロスポイントスイッチ3を接続する。
【0060】S454とS455とでは、図1の3→7
→11で、ネットワークと端末との間で行われる通信を
モニターする。
【0061】図2に示す送信終了911とACK912
とを確認したときに、この通信識別子に属する一連の通
信が終了したと判断する。S455で通信終了と判断す
ると、S456では、クロスポイントスイッチ3を0−
1の接続に戻し、その後は、待機状態S401に戻る。
【0062】以上が、上記実施例における基本的な考え
方である。
【0063】実際には、確実性や拡張性を実現するため
に、通信プロトコルやソフトウェアが階層構造になって
いたり、ハードウェアの構造も様々なバリエーションが
あったりする。
【0064】[第2の実施例]図6は、本発明の第2の
実施例である情報振分装置ID2の制御を示す図であ
る。
【0065】情報振分装置ID2のハードウェアは、図
1に示す情報振分装置ID1と同じものであり、そのデ
ータ形式は、図3に示すデータ形式である。
【0066】情報振分装置ID1は、1つの通信が始ま
ると、その通信がクロスポイントスイッチ3を占有し、
ネットワークと所定の端末との間で、経路を固定的に制
御する実施例である。一方、情報振分装置ID2は、複
数の通信を同時並行的に処理する実施例である。
【0067】S401は、初期化ルーチンが終わったと
きに、ここに来るというフラグで、処理的な意味は無
い。S402で、ネットワーク側と端末ポート側とに、
何らかの着信が無いか検知している。着信があると、S
403では、図1の1→2→15→3→7→9→10→
11→13の経路で、CPUと記憶装置とに取り込む。
【0068】S1204では、S403で取り込んだデ
ータを、図3に示す通信識別子に着目して解析する。
【0069】S1205では、このデータが、新規の通
信におけるデータであるか、既に始まっている通信の継
続データであるかによって、その後の処理を分岐する。
新規の通信が始まるときには、S1206に進み、既に
始まっている通信の継続データである場合には、S12
12に進む。
【0070】S1206では、取り込んだデータについ
てのサービス識別子を解析する。S1207では、この
解析されたサービス識別子と、既に取り込んで記憶して
ある自機の各ポートに繋がっている端末の属性とを付き
合わせる。S1208では、上記解析されたサービス識
別子と端末との組み合わせのうちで、最も好ましい組み
合わせを決定する。S1209では、上記最も好ましい
組み合わせを、記憶装置に記憶する。
【0071】S1210では、選ばれた端末が接続され
ているポートへ、CPU11からデータを出せるよう
に、クロスポイントスイッチ3を設定する。
【0072】S1205の分岐に戻って、既に始まって
いる通信の継続データである場合には、S1212へ進
む。S1212では、記憶装置の中から、この通信の相
手として設定した端末を思い出す。そして、その端末が
接続されているポートへ、CPU11からデータを出せ
るように、クロスポイントスイッチ3を設定する。
【0073】S1211では、S403で記憶装置(ま
たはCPU)に取り込んだデータを、必要な場合は加工
し、図1の13→10→11→10→9→7→3→(た
とえば)4という経路で、端末側に転送する。なお、デ
ータが端末側からきた場合には、ネットワーク側に転送
する。
【0074】S1213では、データを流しながら、デ
ータの中身が通信終了のコマンドを含むか否かを調べ
る。通信終了のコマンドを含むときは、S1214に進
む。含まないときは、直接S1215に進む。
【0075】S1214では、この通信が、通信終了要
求の状態に移ったことを記憶する。S1215では、デ
ータを流しながら、データの中身が終了コマンドに対す
る応答であるか否かを調べる。終了コマンドに対する応
答であれば、この通信が終了したと判断し、S1216
に進む。S1216では、記憶したこの通信と端末との
関係と、この通信が通信終了要求状態に入ったことを示
す状態フラグを消去する。その後、初めのS402に戻
る。
【0076】図7は、情報振分装置ID2における動作
を示すデータフローダイヤグラムである。
【0077】データ送信1301によって、ネットワー
ク(ネットワークの向こうの端末)からデータが送られ
てくる。情報振分装置ID2は、これを解析し、受信に
適切な端末を選択する。この例の場合、上記受信に適切
な端末は、端末Aである。データ送信1301で受け取
ったデータを、必要ならば、その一部分を変換した後
に、データ送信1302で、端末Aに転送する。
【0078】端末Aは、これを受信処理し、正常処理で
きたら、ACK1303を、情報振分装置ID2に返
す。情報振分装置ID2は、これを、ACK1304と
してネットワークに転送する。データ送信1305が送
られてくる。情報振分装置ID2は、通信識別子を見
て、通信が既に始まっている通信の継続データであるか
否かを検証する。この場合は、端末Aとの通信の継続分
であるということが判明する。
【0079】データ送信1306によって、端末Aに転
送する。端末Aは、処理が終わると、ACK1307を
情報振分装置ID2に返す。情報振分装置ID2は、こ
れをACK1308としてネットワークに転送する。
【0080】次に、データ送信1351が送られてくる
と、通信識別子を検証し、新規の通信であることが分
り、要求される端末属性を調べ、端末Bが適しているこ
とが判明する。
【0081】データ送信1352として、必要ならば、
データ1351を一部加工した後に、端末Bへ送る。端
末Bは、受信処理を終わると、ACK1353を情報振
分装置ID2に返す。情報振分装置ID2は、これを、
ACK1354として転送する。
【0082】次に、データ送信1309が来ると、通信
識別子を見て、継続中の端末Aへの通信であることがわ
かり、データ送信1310として、端末Aに転送し、端
末Aは、処理後に、ACK1311を返す。情報振分装
置ID2は、これをACK1312として転送する。
【0083】送信終了1355が送られてくると、通信
識別子を見て、端末Bへの継続中の通信であることがわ
かる。送信終了1356で、このデータを転送し、転送
しながら、データの属性も検定している。このデータ
が、送信終了を含むことがわかり、情報振分装置ID2
は、この通信識別子の通信が送信終了要求状態に入った
ことを記憶する。
【0084】端末Bは、送信終了処理が正常に終了する
と、ACK1357を返す。情報振分装置ID2は、A
CK1358として、これを転送する。その後、この通
信識別子の通信が終了したことを認識し、この通信に関
する記憶を初期化するとともに、この通信識別子の通信
を終了させる。
【0085】データ送信1313が送られてくると、通
信識別子を見て、端末Aへの送信であることが分り、デ
ータ送信1314として転送し、端末Aは、ACK13
15を返し、情報振分装置ID2は、ACK1316と
して転送する。
【0086】送信終了1317を受ける。通信識別子を
見て、端末Aへの通信であることが分り、送信終了13
18として転送し、データの中身で送信終了を含むこと
が分り、この通信を、送信終了要求状態として記憶す
る。
【0087】端末Aは、ACK1319を返し、情報振
分装置ID2は、ACK1320として転送し、この通
信識別子の通信が終了したことを認識し、この通信に関
する記憶を初期化するとともに、この通信識別子の通信
を終了させる。
【0088】以上の動作が、複数の通信を同時並行させ
る動作の一例である。
【0089】[第3の実施例]図8は、本発明の第3の
実施例である情報振分装置ID3を示すブロック図であ
る。
【0090】情報振分装置ID1、情報振分装置ID2
では、ネットワークからのデータをCPU(またはメモ
リ)に取り込んだ後に、端末に転送している(端末から
ネットワークへの逆の流れでも同じである)。
【0091】一方、情報振分装置ID3では、遅延回路
を設け、どの端末に接続するかを、遅延時間内に判断
し、スイッチ回路を設定する実施例である。
【0092】まず、情報振分装置ID3が、図1に示す
情報振分装置ID1と異なる点について説明する。
【0093】情報振分装置ID3において、遅延回路5
1は、信号線54から入力した信号をT1時間遅延させ
た信号を、信号線55に出力し、T2時間遅延させた信
号を、信号線56に出力する。
【0094】遅延回路52は、信号線57から入力した
信号をT1時間遅延させた信号を、信号線58に出力
し、T2時間遅延させた信号を信号線59に出力する。
【0095】遅延回路53は、信号線60から入力した
信号をT1時間遅延させた信号を、信号線61に出力
し、T2時間遅延させた信号を信号線62に出力する。
【0096】情報振分装置ID3におけるクロスポイン
トスイッチ3は、遅延回路51、52、53の各出力端
子の数だけ入出力ポイントを増やし、つまり、クロスポ
イントスイッチ3の入出力ポイントを6点増やしてい
る。
【0097】図9は、第3の実施例である情報振分装置
ID3の動作を示すフローチャートである。
【0098】次に、第3の実施例である情報振分装置I
D3の動作について説明する。
【0099】情報振分装置ID3におけるクロスポイン
トスイッチ3は、初期状態では、遅延回路51、52、
53の各出力線55、56、58、59、61、62
と、ネットワークと、端末の端子0、2、3、……、n
とは、接続されていない。クロスポイントスイッチ3の
端子1から、時分割で、端子0、2、3、……、nの信
号を、CPU11に送ることができる。CPU11は、
これらを各チャネルに弁別し、同時並行処理する。
【0100】ここで、通信線1から信号が来た場合を考
える。S402では、図8の1→2→3→7→9→10
→(13→)11(→13)の経路で、通信線1から信
号が来たことをCPU11が知る。
【0101】ここで、S1500では、タイマをスター
トさせる。
【0102】その後、図9で、S403、S1204、
S1205で示すように、順次データを取り込み、通信
識別子を解析し、既に始まっている通信の継続データで
あるか、新規の通信であるかを見分ける。既に始まって
いる通信の継続データである場合は、S1501に進
む。S1501では、タイマ値がT1になるのを待つ。
タイムアップすると、S1212に進む。
【0103】S1212では、情報振分装置ID3のク
ロスポイントスイッチ3の信号線55が接続されている
端子2、3、………、nのうちで、適切な端子を接続す
る。この接続によって、端末には、時間T1遅れで、信
号の先頭からデータが送られる。
【0104】図9のS1205で、新しい通信であると
判定したら、S1206〜S1209に進む。ここで
は、この通信が要求している端末属性を解析し、適切な
ポートを選択する。
【0105】次に、S1502でタイマがT2になるの
を待つ。タイムアップすると、S1210で、情報振分
装置ID3のクロスポイントスイッチ3の信号56が接
続されている端子2、3、……、nのうちで、S120
8、S1209で選択した適切なポートを接続する。こ
れによって、端末には時間T2遅れで信号の先頭からデ
ータが送られる。
【0106】以下の動作は、図6に示す動作と同じであ
る。
【0107】データの流れが、逆に、端末からネットワ
ークであっても、上記と同様の制御を実行することがで
きる。
【0108】上記のように、通信属性や必要端末属性を
調べるために必要な時間だけの遅延回路を設け、この遅
延回路と交換SWとを組み合わせることによって、情報
振分装置ID3を構成することもできる。
【0109】[第4の実施例]図10は、本発明の第4
の実施例である情報振分装置ID4のデータフォーマッ
トを示す図である。
【0110】情報振分装置ID1〜ID3は、議論を単
純化するために、通信プロトコルは一層であり、単一の
パラメータを見ることによって、通信を識別することが
でき、また、要求端末属性を解析することができること
を前提にしている。
【0111】一方、情報振分装置ID4は、通信プロト
コルは多層であり、複数のパラメータを見て、要求端末
属性を総合的に決定する実施例である。
【0112】情報振分装置ID4は、3層構造を有す
る。低位層のデータの中に中位層全体が含まれ、中位層
のデータの中に、上位層の全体が含まれている。
【0113】まず、3層構造における低位層側から説明
する。
【0114】フォーマットVer.は、この低位層デー
タ全体が、どの形式のデータフォーマットでかかれてい
るかを示す。受信側は、これによって、受信したデータ
を解釈する。
【0115】ヘッダデータ長は、低位層のヘッダ部分の
データ長を示す。ヘッダ部分とは、データ部より前の部
分であり、重要な制御情報を含む。したがって、このヘ
ッダ部分の誤り検出を行う。また、データ部分がどこか
ら始まるかをも、間接的に示す。
【0116】全体データ長は、このパケット全体のデー
タ長を示す。通信識別子は、ある一連の通信全体ごとに
ユニークな番号を付けるものである。同一の端末で行わ
れる通信でも、この通信識別子によって、通信を識別す
ることができる。
【0117】プロトコル識別子は、中上位レイヤがどの
通信手順を使うのかを示すものである。ヘッダ誤り検出
情報は、低位レイヤのヘッダ部の誤り検出用の冗長デー
タである。ヘッダ部には、基本的な情報が入っているの
で、より厳重に誤り検出をする。
【0118】送信元アドレスは、送信元のアドレスであ
り、宛先アドレスは、宛先のアドレスであり、データ
は、低位レイヤのデータ部であり、ここに中位レイヤと
上位レイヤとの全ての情報が載せられる。
【0119】送信側アプリケーションインタフェース番
号は、送信側の上位レイヤで使用しているアプリケーシ
ョンの種別を示す番号であり、宛先アプリケーションイ
ンタフェース番号は、受信側で処理して欲しいアプリケ
ーションの種別を示す番号である。
【0120】データ位置番号は、通信が複数のパケット
に分けられて送信されるときに、このパケットの中位レ
イヤにおけるデータ部の先頭が、全体の何オクテット目
になっているかを示す番号であり、受信済データ番号
は、先頭から続けて正常に受信されたデータオクテット
の次の値を示す番号である。
【0121】制御ビットは、中位レイヤプロトコルが通
信制御的意味を持つ場合、その意味を示すビットであ
る。たとえば、synは、通信を始める時の同期あわせ
の意味を持ち、ackは、正常に受信できたことを示
し、finは、通信を終了させることを意味する。
【0122】高位レイヤヘッダ誤り検出情報には、中位
レイヤ部のヘッダ部の誤り検出情報が載っている。デー
タは、中位レイヤ部のデータである。
【0123】以下、データ部は、電子メールの例であ
る。Dateは、日付であり、Fromは、発信元アド
レスを示し、Toは、宛先アドレスを示し、Versi
onは、使われている電子メールソフトのVersio
nを示し、Content−Typeは、以下の情報の
データ形式を示す。
【0124】Multipart/mixedは、複数
の部分よりなることを示し、Boundary=は、各
部分を区切る区切り情報を示し、Image/jpeg
は、データ形式がJpegという圧縮形式で書かれた画
像であることを示し、Bodyは、文章本体が始まるこ
とを示す。
【0125】図11は、通信の内容を判断し、どのよう
な属性を有する端末に振り分けることが適しているかを
決めるアルゴリズムの例を示す図である。
【0126】判断に使用する情報は、図10に示すフォ
ーマット例の中の情報である。
【0127】まず、フォーマット識別子を見る。処理で
きなければエラー、処理できれば、次に通信識別子を見
る。この識別子は、複数のパケットに分割され、送信さ
れる一連の通信であり、他の通信と弁別できるユニーク
な番号を維持する。この値(ユニークな番号)が既存の
ものであれば、次に、送信元アドレスと宛先アドレスと
を照合する。これが従来のものと不一致であれば、エラ
ー処理を実行する。従来のものと整合していれば、従来
の続きを実行する。
【0128】通信識別子が新規のものであれば、次に、
プロトコル識別子を見る。これが処理不可能なものであ
れば、エラー処理し、一方、処理可能であれば、宛先ア
プリケーションインタフェース番号を見る。
【0129】これが処理不可能であれば、エラー処理す
る。処理可能なもののうち、ftp、telnet、h
ttp、www、pop3、smtpであれば、それぞ
れにふさわしい端末を第1候補、第2候補、第3候補、
………と割り当てておく。この例では、全てPCとなっ
ているが、これは、様々な端末であってよい。Mime
であれば、更にデータの中身を検定する。この例では、
content−typeに着目している。それが、t
ext、message、audio、video、a
pplicationならば、それぞれにふさわしい端
末を、第1候補、第2候補、第3候補、…………と割り
当てておく。
【0130】content−typeがimageで
あるならば、更に中身を弁別し、jpeg、tiffに
よって、それぞれにふさわしい端末を定義しておく。
【0131】図12は、本機の入出力ポートに、実際に
どういう端末が接続されているかを管理するテーブルの
例である。
【0132】入出力ポートは、0〜7の8個あり、入出
力ポート0には、通信線が接続され、入出力ポート1に
は、PCが接続され、入出力ポート3には、FAXが接
続され、入出力ポート4には、留守番電話が接続され、
入出力ポート5には、Videoレコーダが接続され、
入出力ポート6には、デジタルTVが接続され、入出力
ポート2と入出力ポート7には何も接続されていない。
【0133】このコネクションは、固定的ではなく、ユ
ーザが、入出力ポートに何かを付けたり外したりする
と、その状態を反映する。この反映の方法は、新たに接
続されたときに、何らかの信号をやり取りし、更新する
方法や、各ポートの接続状態を定期的に監視し、その結
果によって、状態を反映する方法、両方法の混合等が考
えられる。
【0134】図13は、情報振分装置ID4の通信手順
を示す図である。
【0135】この図の中では、低位プロトコルは、明示
的には出てこないが、→や…?で示す通信ができること
が、低位レイヤが実行されていることを示している。
【0136】Syn、ack、data、finの段で
整列して示されているのは、中位プロトコルを簡略的に
示したものである。中位プロトコルは、エンド・ツー・
エンドの基礎的な通信を担う。
【0137】Echo、ok、mail from等で
示されている段は、上位プロトコルを示し、アプリケー
ションを実現している部分である。
【0138】情報振分装置ID4は、途中までは、エン
ド・ツー・エンドの役割を担い、通信に必要な端末属性
を解析し、自機の入出力ポートに接続されている端末を
選択した後は、そのポートとの間を接続するルーターの
役割に替わる。
【0139】以下、情報振分装置ID4の動作について
説明する。
【0140】ネットワークの向こうの端末が、通信開始
を意図し、発信元と宛先とを含んだ起動信号synを発
信する。これがネットワークのルーティング機能を経由
して情報振分装置ID4に届く。この中身を検証し、中
身が正しく、受け入れ可能なら、syn+ackを返
す。
【0141】syn+ackが相手に正しく伝わると、
相手からackが来る。これより後に、中位レイヤにお
けるdata転送フェイズに入り、双方から必要なデー
タが送られる。そのデータの中に、高位レイヤの手順と
データとが載せられる。図中、破線で書かれている矢印
は、高位レイヤのやり取りを示す。この図の例では、電
子メールの手順が示されている。
【0142】まず、通信線の向こうの発信端末が、ec
hoという信号でメールの始まりを示す。
【0143】情報振分装置ID4は、受信可能の意味の
okを返す。次に、発信元を示すmail fromが
来る。受信できた意味のokを返す。次に、宛先を示す
rcpt toが来る。受信できた意味のokを返す。
そして、次から電子メールの本文を始める意味のdat
aが来る。準備できている意味のokを返す。
【0144】次に、本文として、この通信文がどのフォ
ーマットでかかれているかを示すversion、発信
された年月日を示すdate−time、発信人を示す
from、宛先を示すto、本文の符号化形式を示すc
ontent−type:image/tiff、引き
続いて本文、本文の終わりを示すCr/if”.”cr
/ifを受ける。
【0145】この例では、content−type:
image/tiffまで受けた時に、図11に示す入
出力端末選択アルゴリズムに従って、第1プライオリテ
ィFAX、第2、第3プライオリティPCということが
決定される。
【0146】以上のネットワークから受けた信号を、全
て記憶装置に記憶する。
【0147】図12に示す実施例によると、現在、FA
Xは、入出力ポート3に繋がっているから、入出力ポー
ト3と内部処理装置とを接続する。
【0148】その後、情報振分装置ID4がネットワー
クに成り代わって、以上の手順を実行する。
【0149】最後のデータ送信に対してokが返ってき
たときに、これをネットワークに返すと同時に、この通
信識別子の通信は、次回以後、ポート3に流すべきこと
を記憶する。
【0150】次に、データの続きtext‐2が来る。
このときは、通信識別子を見た段階で、ポート3に接続
すべきことが分かるので、ポート3に接続する。
【0151】以下、これらの処理を繰り返す。
【0152】送信側が全てのデータを送り終わり、通信
を終了させたい時、fin+ackを送ってくる。受信
が正常に終わっていたら、受信側端末は、ackを返
す。その後、受信側も通信を終了させる意味で、fin
+ackを送る。送信側も、それに対し、ackを返
す。
【0153】情報振分装置ID4は、これらの信号をモ
ニターし、ここまで来ると、この通信識別子の通信が終
了したことを認識し、この通信識別子の管理情報をクリ
アする。
【0154】以上が、1つの通信における一連の動作例
である。
【0155】ここでは、この通信に適切な端末を特定す
るのに、上位プロトコルのかなり深いところまで解析す
る必要がある。
【0156】図14は、宛先アプリケーションインタフ
ェース番号がftpやtelnet等であった場合を示
している。
【0157】この場合は、最初の信号で宛先アプリケー
ションインタフェース番号が分かる。すると、図11か
ら、適切な端末を選択し、図12から、その端末が接続
されている入出力ポートを選択し、通信識別子と入出力
ポートとの関係を記憶するとともに、そのポートに先の
信号を流す。
【0158】以下は、端末とネットワークとにプロトコ
ルを委ねる。
【0159】以下は、図13に示す例と同じである。
【0160】[第5の実施例]図15は、本発明の第5
の実施例である情報振分装置ID5における起動回路2
0aを示す回路図である。
【0161】起動回路20aは、情報振分装置ID5に
接続されている複数の端末のうちで、メイン電源が落ち
ることによって通信監視状態になっている端末に、端末
を起動する起動信号を送出し、起動する端末起動手段で
あり、図1に示す変換回路20または22の部分に相当
する。
【0162】端末起動信号を生成する回路2001の例
として、電話の呼び出しベル信号や、特定の周波数の信
号を特定のパターンで送るような様々なものが考えられ
る。
【0163】制御線2002は、回路2001の出力を
制御する制御線である。図1で言えば、制御回路9また
は12に接続されている。
【0164】コンデンサ2003は、端末に接続されて
いる信号線21と信号の出力インタフェース2005と
を直流的に遮断し、信号のみを伝えるコンデンサであ
る。
【0165】受信側の端末インタフェース回路2004
は、端末の信号レベルをクロスポイントスイッチ3の信
号レベルに変換する回路である。送信側の端末インタフ
ェース回路2005は、クロスポイントスイッチ3の信
号レベルを端末の信号レベルに変換する回路である。コ
ンデンサ2006は、端末に接続されている信号線21
と、信号の入力インタフェース2004とを直流的に遮
断し、信号のみを伝えるコンデンサである。
【0166】起動回路20aにおいて、端末を起動した
いときに制御線2002を制御し、起動信号を送出し、
端末が起動したら、制御線2002を制御し、起動信号
を止める。
【0167】たとえば、図5に示すフローチャートにお
いて、その端末が起動信号を必要とする端末であれば、
S423の中の始めで実行し、端末の起動を確認する。
【0168】たとえば、図6に示す場合は、その端末が
起動信号を必要とする端末であれば、S1211の中の
始めで実行し、端末の起動を確認する。
【0169】たとえば、図7では、1302の始め、1
352の始めに実行する。
【0170】たとえば、図9に示す例では、その端末が
起動信号を必要とする端末であれば、S1208の後段
あたりで実行する。
【0171】たとえば、図13に示す例では、情報振分
装置ID5→syn(from:A、to:B、→端末
Aの前段で実行する。
【0172】[第6の実施例]図16は、本発明の第6
の実施例である情報振分装置ID6における起動回路2
0bを示す回路図である。
【0173】起動回路20bは、情報振分装置ID6に
接続されている複数の端末のうちで、メイン電源が落ち
ることによって通信監視状態になっている端末に、端末
を起動する起動信号を送出し、起動する端末起動手段で
あり、図1に示す変換回路20または22の部分に相当
する。
【0174】発信機2101は、端末を起動させる信号
を生成する。スイッチ2102は、端末を起動させると
きにのみ閉じられ、信号を端末側に伝える。コンデンサ
2103は、端末の信号と発信機の信号とを直流的にカ
ットするコンデンサである。
【0175】受信側の端末インタフェース回路2104
は、端末の信号レベルをクロスポイントスイッチ3の信
号レベルに変換する。送信側の端末インタフェース回路
2105は、クロスポイントスイッチ3の信号レベルを
端末の信号レベルに変換する回路である。
【0176】発信機2101の端末インタフェース回路
2106は、発信機2101の信号を端末の信号レベル
に変換する。スイッチ2102のON/OFFを制御す
る信号線2107は、図1に示す制御回路9または12
と接続されている。
【0177】信号線4は、クロスポイントスイッチ3と
端末インタフェース回路とを接続する信号線である。信
号線21は、端末インタフェース回路と端末とを接続す
る信号線である。
【0178】起動回路20bにおいて、端末を起動した
いときに、スイッチ2102を閉じ、起動信号を端末に
送出し、端末が起動したら、スイッチ2102を開き、
起動信号を止める。
【0179】たとえば、図5に示すフローチャートで
は、その端末が起動信号を必要とする端末であれば、S
423の中の始めで実行し、端末の起動を確認する。
【0180】たとえば、図6に示す場合は、その端末が
起動信号を必要とする端末であれば、S1211の中の
始めで実行し、端末の起動を確認する。
【0181】たとえば、図7に示す例では、1302の
始め、1352の始めに実行する。
【0182】たとえば、図9に示す例では、その端末が
起動信号を必要とする端末であれば、S1208の後段
あたりで実行する。
【0183】たとえば、図13に示す例では、情報振分
装置ID6→syn(from:A、to:B、→端末
Aの前段で実行する。
【0184】[第7の実施例]図17は、本発明の第7
の実施例である情報振分装置ID7における電源ON時
に、各ポートに接続されている端末の属性を記憶するフ
ローチャートである。
【0185】図5に示すS408等では、要求される通
信に好ましい端末を選択する必要がある。そのために
は、予め、どのポートにどんな属性の端末が接続されて
いるかを知る必要がある。すなわち現時点での図12に
示す管理テーブルを知っておく必要がある。
【0186】図17に示すフローチャートにおいて、S
601では、電源がオンされ、S602では、情報振分
装置ID7は、電源投入時に必要な種種の初期化を実行
する。初期化の中に、ポートに接続されている端末属性
の記憶も入っている。それは、S603〜S609で示
されている。S603では、準備として、ポート番号2
(図1と対応させてある)を用意する。
【0187】S604では、クロスポイントスイッチ3
をポート1と他方を用意したポート番号とを接続する。
S605では、CPU11が端末属性を要求する手順を
生成し、11→(10→13→)10→9→7→3→4
の経路でポートを介して、端末に信号を送る。
【0188】S606では、端末からの応答を待つ。信
号を受信したら、S607に進む。S607では、受け
取った情報を解析し、情報要素ごとにメモリ13に格納
する。S608では、情報振分装置ID7が具備してい
る全てのポートについて端末属性探査が終わったか検証
する。まだ残っていれば、S609に進む。S609で
は、次の探査に備えてポート番号を1つ加算する。そし
て、S604に戻る。
【0189】以上の動作を、全てのポートが終了するま
で繰り返す。全て終了するとS610に進む。
【0190】S610では、残りの初期化を行う。その
後、待機S401に進む。
【0191】S605においては、図11の右下に示す
ように、端末属性を特定するまでには、上位プロトコル
まで必要なものについては、それを特定できるまで実行
する。
【0192】[第8の実施例]図18は、本発明の第8
の実施例である情報振分装置ID8の動作を示すフロー
チャートである。
【0193】情報振分装置ID8は、待機中に新しい端
末が追加されたり、端末が削除される場合に、その端末
の追加または削除を認識する実施例である。
【0194】S610その他の初期化中で、探索ポート
Noは、再び“2”に初期化されているものとする。同
じくS610その他の初期化の中で、ポーリングに行く
ためのタイマがスタートされるものとする。また、図1
8のフローチャート全体は、待機中のフローの中の一部
を構成するものとする。
【0195】S703では、タイマがタイムアップして
いるか否かを判断する。タイムアップしてなければ、何
もせずS401−8に抜けて出て、待機中のほかの処理
に向かう。タイムアップしていれば、S704に進む。
【0196】S704では、クロスポイントスイッチ3
を、次に探索するポートNoであるP(ある値をとって
いる)と、ポート1とを接続した後に、S705に進
む。
【0197】S705では、端末属性要求信号を接続さ
れたポートに出す。そしてS706に進む。S706で
は、端末の応答を待つ。応答があったら、S707に進
む。S707では、応答された信号から端末属性を分析
し、メモリ13の所定の場所に格納する。その後、S7
08に進む。
【0198】S708では、現在探索したポートが最後
のポートであるか否かを判断する。最後のポートでなけ
れば、S709に進み、次回タイムアップした時に探索
するポートNoのために、ポートNoのワークエリアを
1つ加算する。その後、S711に進む。最終ポートで
あれば、S710に進み、次回タイムアップした時に探
索するポートNoのために、ポートNoのワークエリア
を、初期値“2”に初期化しておく。その後、S711
に進む。
【0199】S711では、S704でセットしたクロ
スポイントスイッチ3の接続を、通信線を監視するため
に、ポート0とポート1とを接続するように戻す。その
後に、S712に進む。S712では、次の端末探索タ
イミングを作るタイマを再スタートする。その後、待機
中の他の処理S401−8に進む。
【0200】S705においては、図11の右下のよう
に、端末属性を特定するまでには、上位プロトコルまで
必要なものについては、それを特定できるまで実行す
る。
【0201】端末属性格納(S707)する実施例は、
図12を更新することがあたる。
【0202】[第9の実施例]図19は、本発明の第9
の実施例である情報振分装置ID9の動作を示すフロー
チャートである。
【0203】情報振分装置ID9は、待機中または動作
中に、新しい端末が追加された場合に、待機中または動
作中おける端末の追加を認識する実施例である。
【0204】S1901では、どこかのポートに端末が
接続されたことが分かるシステムになっているとする。
この1つの方法としては、ポートに端末が接続されたと
きに、それを示す信号を、端末が、通信線上に出す方法
が考えられる。別の方法としては、端末が接続されるこ
とによって、通信線上の信号の状態が変化し、それを情
報振分装置ID9が検出することによって、新たな端末
接続を知る等の方法が考えられる。
【0205】S1902では、本機のどのポートから割
り込みがかかっているかを探索し、S1903では、割
り込みの原因となったポートに、その端末属性を要求す
る。S1904では、明らかになった端末属性を、たと
えば図12に示す管理テーブルとして記憶する。S19
05で、元に戻る。
【0206】実際の装置では、情報振分装置ID7、I
D8、ID9の少なくとも2つを組み合わせて実行す
る。
【0207】[第10の実施例]図20は、本発明の第
10の実施例である情報振分装置ID10を示す図であ
る。
【0208】情報振分装置ID10は、通信端末(たと
えばFAX)としての機能を含む情報振分装置である。
【0209】情報振分装置ID10において、外部通信
網に接続されている通信線1が設けられ、外部通信線と
のインタフェース2は、通信線1の信号と、内部回路で
処理できる信号15とを変換する。
【0210】クロスポイントスイッチ3は、各ポートの
接続を切り替えられるクロスポイントスイッチ3であ
る。ここで、箱の中に書いてあるCは、制御線のポート
であり、0、1、2、3は、信号線のポートである。
【0211】信号線4と信号線5は、それぞれ変換回路
20と22に接続されている。
【0212】クロスポイントスイッチ3の制御線6が設
けられ、A/Dコンバータ8は、シリアル信号7をパラ
レル信号16に変換する。制御回路9は、信号16とC
PU11とを橋渡しする。
【0213】BUS10は、制御回路9と、中央演算装
置(以下CPUと略称する)11と、メモリ13と、制
御回路12との間における制御信号とデータとを流通さ
せるBUSである。
【0214】制御回路12は、CPU11からの指示を
受け、クロスポイントスイッチ3を制御する信号6を生
成する。また、記憶装置13と、システム全体に電源を
供給する電源14とが設けられている。
【0215】信号15は、通信線の信号が機械で処理で
きるように変換された信号である。
【0216】変換回路20は、クロスポイントスイッチ
3の信号と端末の信号とを変換する回路であり、信号線
21は、端末Aへ接続される信号線であり、変換回路2
2は、クロスポイントスイッチ3の信号と端末の信号と
を変換する回路である。
【0217】端末Bへ接続される信号線23は、一体構
造の通信機の通信制御部30に接続されている。一体構
造の通信機の通信制御部30は、通信線からの情報をC
PU11が処理できる形に加工したり、逆にCPUで生
成された通信用の情報を通信線にあった形に加工したり
する。
【0218】一体構造の通信機の制御部31は、通信機
部分の制御信号を生成したり、各ユニット間の信号を媒
介したりする。通信機の読取部/記録部32と、多くの
場合、表示器やキーボードを具備する通信機のマン/マ
シンインタフェース33とが設けられている。信号34
は、通信制御部を制御する信号であり、信号35は、読
取部/記録部を制御する信号であり、信号36は、マン
/マシンインタフェースを制御する信号である。
【0219】次に、情報振分装置ID10の動作につい
て説明する。
【0220】図21は、情報振分装置ID10の動作を
示すタイミングダイヤグラムである。
【0221】ネットワークから送信要求信号301が、
情報振分装置ID10に送られてくる。情報振分装置I
D10は、CPU11によって、この内容を解析する。
通信可能だったら、ACK302をネットワークに返
す。ネットワークの向こうの相手端末は、データ303
を送って来る。このデータの先頭を解析すると、そのデ
ータを受け取るのに適した端末が、どの端末であるかが
判明する。この時点で、端末Aに接続するか、端末Bに
接続するかを決定する。この場合は、端末Bに接続する
ものとする。クロスポイントスイッチ3の接続を、0−
1から1−3に切り替える。
【0222】その後に、情報振分装置ID10は、送信
要求信号301に相当する送信要求信号304を、ネッ
トワークに代わって、11→(10→13→)10→9
→8→7→3→5→22→23の経路で端末Bに送信す
る。
【0223】情報振分装置ID10における端末Bに相
当する通信機部分(以下、端末Bという)は、この送信
要求信号304を、経路23→30→10→(13→1
0→)11の経路で受け取る。その後、これを解析し、
交信可能だったら、経路11→(10→13→)10→
30→23→22→7→8→9→10→(13→10
→)11で、ACK305を返す。
【0224】情報振分装置ID10は、このACK30
5を確認した後に、ネットワーク経由で送られたデータ
303に相当するデータ送信306を、端末Bに送信す
る。端末Bは、これを正常に処理できたら、ACK30
7を返す。
【0225】情報振分装置ID10は、このACK30
7を受け、クロスポイントスイッチ3を、0−1に接続
し直した後に、ACK308をネットワークに返す。そ
の後、クロスポイントスイッチ3の接続を、0−1から
0−3に切り替える。
【0226】ネットワークからは、続きのデータ送信3
09が来る。これは、経路1→2→15→3→5→22
→23→30(→10→13)→10→11端末Bに相
当する情報振分装置ID10内通信機部分に送られる。
【0227】以下、ネットワークと端末Bとは、直接通
信する。
【0228】この間、情報振分装置ID10は、クロス
ポイントスイッチ3のポート1を介して、ネットワーク
と端末Bとの通信状況をモニターする。
【0229】ネットワークから送信終了信号311が送
られ、端末Bは、正常に終了する旨のACK312を返
す。これをモニターし、情報振分装置ID10は、ネッ
トワークと端末Bとの通信が終了したことを認識し、ク
ロスポイントスイッチ3の接続を、0−3から0−1に
戻す。
【0230】以上は、簡単のために、図21を用いて説
明したが、図2、図7、図13に示す動作においても、
上記の動作と同じである。
【0231】[第11の実施例]図22は、本発明の第
11の実施例である情報振分装置ID11を示すブロッ
ク図である。
【0232】情報振分装置ID11において、本体内蔵
の通信機に当たる部分への信号のやり取りは、外部ポー
トに相当する部分を経由せずに、サービス振分装置内部
のBUSに直接接続されている。
【0233】情報振分装置ID11において、通信線1
は、外部通信網に接続されている通信線であり、外部通
信線とのインタフェース2は、通信線の信号1と、内部
回路で処理できる信号15とを変換する。
【0234】クロスポイントスイッチ3は、各ポートの
接続を切り替えられるクロスポイントスイッチである。
ここで、箱の中に書いてあるCは、制御線のポートであ
り、0、1、2、3は、信号線のポートである。
【0235】信号線4と信号線5は、それぞれ変換回路
20と22に接続されている。
【0236】クロスポイントスイッチ3の制御線6と、
信号線7とが設けられている。A/Dコンバータ8は、
シリアル信号7と、パラレル信号16とを変換し、図2
0に示す通信制御部30の機能も併せ持つ。
【0237】制御回路9は、信号線16とCPU11と
を橋渡しする。BUS10は、制御回路9、CPU1
1、メモリ13、制御回路12の間の制御信号とデータ
とを流通させる。制御回路12は、CPU11からの指
示を受けてクロスポイントスイッチ3を制御する信号6
を生成する。
【0238】電源14は、システム全体に供給する電源
であり、信号15は、通信線の信号が機械で処理できる
信号に変換された信号であり、変換回路20は、クロス
ポイントスイッチ3の信号と端末の信号とを変換する回
路である。信号線21は、端末Aへ接続される信号線で
あり、変換回路22は、クロスポイントスイッチ3の信
号と端末の信号とを変換する回路であり、信号線23
は、端末Bへ接続される信号線である。
【0239】一体構造の通信機の制御部31は、通信機
部分の制御信号を生成したり、各ユニット間の信号を媒
介したりする制御部であり、読取部/記録部32は、通
信機の読取部/記録部であり、通信機のマン/マシンイ
ンタフェース33は、多くの場合、表示器やキーボード
を具備する。
【0240】信号35は、読取部/記録部を制御する信
号であり、信号36は、マン/マシンインタフェースを
制御する信号である。
【0241】次に、情報振分装置ID11の動作につい
て説明する。
【0242】図21に示すタイミングダイヤグラムを利
用しながら、情報振分装置ID10と違う点を中心に、
情報振分装置ID11の動作について説明する。
【0243】ネットワークから送信要求信号301が情
報振分装置ID11に送られ、情報振分装置ID11に
おいて、CPU11が、この内容を解析する。通信可能
であれば、ACK302をネットワークに返す。ネット
ワークの向こうの相手端末は、データ303を送る。こ
のデータの先頭を解析すると、そのデータを受け取るこ
とに適する端末が、判明する。この時点で、端末Aに接
続するか、端末Bに接続するか、内部通信機器部(以
下、端末Iと呼ぶ)に接続するかを決定する。
【0244】以下では、図21に示す端末Bを端末Iに
読み替えて説明する。
【0245】ここで、端末Iに接続することが最も合理
的だと判定されたとする。したがって、クロスポイント
スイッチ3の接続は、0−1のままでよい。
【0246】端末B(端末I)は共通のCPU11で処
置されるから、情報振分装置から端末B(端末I)への
送信はCPU11の内部処理で済む。したがって、送信
要求304、ACK305、データ送信306、ACK
307の処理は、CPU11とBUS10とメモリ13
の内部処理で実行される。
【0247】情報振分装置ID11は、ACK308を
ネットワークに返す。
【0248】ネットワークからは、続きのデータ送信3
09が来る。これは、経路1→2→15→3→7→8→
9(→10→13)→10→11→端末B(端末I)に
相当する本機内通信機部分に送られる。
【0249】以下、ネットワークと端末B(端末I)と
は、直接通信する。
【0250】CPU11は通信端末Iとしての全ての処
理を行う。
【0251】ネットワークから送信終了信号311が送
られ、端末B(端末I)は、正常に終了する旨のACK
312を返す。これをモニターし、情報振分装置ID1
1は、ネットワークと端末B(端末I)との通信が終了
したことを認識し、全ての処理を終了した後、装置を初
期化する。
【0252】以上は、簡単のために、図21を用いて説
明したが、図2、図7、図13に示す動作においても、
上記の動作と同じである。
【0253】[第12の実施例]図23は、本発明の第
12の実施例である情報振分装置ID12を示す図であ
る。
【0254】情報振分装置ID12は、パソコンを接続
することによって、情報振分装置を設定する実施例であ
る。
【0255】情報振分装置ID12は、基本的には、図
1に示す情報振分装置ID1と同じである。インタフェ
ース2201は、パソコンとのインタフェースであり、
ハード/ソフトとも一般化されているものである。
【0256】記憶装置13は、パソコンとのプロトコル
制御と、情報振分装置ID12の内部状態を設定/更新
するプログラムとを格納しているメモリであり、また、
図11に示すような端末選択アルゴリズムと、図12に
示す情報振分装置ID12のポートに実際に繋がれてい
る端末の種類との関係を記憶する。
【0257】中央演算装置11が、BUS10を介し
て、これらを制御する。
【0258】ユーザは、パソコン2201を接続するこ
とによって、図11に示すような端末選択アルゴリズム
と、図12に示す管理テーブルに示す情報振分装置ID
12のポートに実際に繋がれている端末の種類との関係
の現在の設定状態と見ることができる。また、パソコン
から、これらの設定を変更することができる。
【0259】上記説明は、図20に示す情報振分装置I
D10、図22に示す情報振分装置ID11、図8に示
す情報振分装置ID3の場合でも、上記と同様である。
【0260】[第13の実施例]本発明の第13の実施
例である情報振分装置ID13は、図22において、マ
ン/マシンインタフェース部33に表示器と入力手段と
を有する装置である。
【0261】情報振分装置ID13は、パソコンを接続
せずに、情報振分装置ID12と同じ機能を発揮する装
置である。
【0262】つまり、情報振分装置ID13は、1つの
着信アドレスを持つだけで、着信通信の属性に応じて、
受信可能性が最も高い端末へ着信を回すことができ、こ
れによって、複数の属性の端末を接続することができ
る。また、上記各実施例によれば、複数の機能のユニッ
トを、1つの端末の中に収容することができる。
【0263】すなわち、上記実施例によれば、1つの端
末に1つの着信アドレスしか有していなくても、いろい
ろな種類の情報が送られて来た場合、これら全ての情報
を1つの端末が処理することができる。
【0264】つまり、上記各実施例は、少なくとも1つ
の通信線と接続する通信線接続口と、複数の端末接続口
と、上記通信線接続口と上記端末接続口との間に通信経
路を形成する通信経路形成手段と、着信した通信の内容
の所定部分を解析する通信内容解析手段と、上記端末接
続口に接続されている複数の端末のうちで、上記着信し
た通信の内容に応じて、上記通信線接続口のうちの1つ
の通信線接続口と上記複数の端末接続口のうちの1つの
端末接続口とを接続する接続制御手段とを有する情報振
分装置の例である。
【0265】
【発明の効果】本発明によれば、1つの装置に1つの着
信アドレスしか有していなくても、いろいろな種類の情
報が送られて来た場合、これら全ての情報を1つの装置
が処理することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である情報振分装置ID
1を示すブロック図である。
【図2】情報振分装置ID1の動作を示すタイミングダ
イヤグラムである。
【図3】実施例におけるデータフォーマット図である。
【図4】図3に示すデータフォーマットにおけるサービ
ス識別子の例を示す図である。
【図5】情報振分装置ID1における制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例である情報振分装置ID
2の制御を示す図である。
【図7】情報振分装置ID2における動作を示すデータ
フローダイヤグラムである。
【図8】本発明の第3の実施例である情報振分装置ID
3を示すブロック図である。
【図9】第3の実施例である情報振分装置ID3の動作
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施例である情報振分装置I
D4のデータフォーマットを示す図である。
【図11】通信の内容を判断し、どのような属性を有す
る端末に振り分けることが適しているかを決めるアルゴ
リズムの例を示す図である。
【図12】本機の入出力ポートに、実際にどういう端末
が接続されているかを管理するテーブルの例である。
【図13】情報振分装置ID4の通信手順を示す図であ
る。
【図14】宛先アプリケーションインタフェース番号が
ftpやtelnet等であった場合を示している。
【図15】本発明の第5の実施例である情報振分装置I
D5における起動回路20aを示す回路図である。
【図16】本発明の第6の実施例である情報振分装置I
D6における起動回路20bを示す回路図である。
【図17】本発明の第7の実施例である情報振分装置I
D7における電源ON時に、各ポートに接続されている
端末の属性を記憶するフローチャートである。
【図18】本発明の第8の実施例である情報振分装置I
D8の動作を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第9の実施例である情報振分装置I
D9の動作を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第10の実施例である情報振分装置
ID10を示す図である。
【図21】情報振分装置ID10の動作を示すタイミン
グダイヤグラムである。
【図22】本発明の第11の実施例である情報振分装置
ID11のブロック図である。
【図23】本発明の第12の実施例である情報振分装置
ID12を示す図である。
【符号の説明】
ID1〜ID12…情報振分装置、 1…外部通信線、 2…インタフェース、 3…クロスポイントスイッチ、 4、5、15、21、23…信号線、 6…制御線、 7…シリアル信号線、 10…BUS、 11…CPU、 9、12…制御回路、 13…記憶装置、 14…電源、 20、22…変換回路、 A、B…端末。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの通信線と接続する通信
    線接続口と;複数の端末接続口と;上記通信線接続口と
    上記端末接続口との間に通信経路を形成する通信経路形
    成手段と;着信した通信の内容の所定部分を解析する通
    信内容解析手段と;上記端末接続口に接続されている複
    数の端末のうちで、上記着信した通信の内容に応じて、
    上記通信線接続口のうちの1つの通信線接続口と上記複
    数の端末接続口のうちの1つの端末接続口とを接続する
    接続制御手段と;を有することを特徴とする情報振分装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記複数の端末のうちで、メイン電源が落ちることによ
    って通信監視状態になっている端末に、端末を起動する
    起動信号を送出し、起動する端末起動手段を有すること
    を特徴とする情報振分装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記端末を接続する際に、上記端末が休眠状態であるか
    動作可能状態であるかを判断する状態判断手段と;上記
    端末が休眠状態であれば、上記端末を動作可能状態に起
    動する起動信号を送出する起動信号送出手段と;を有す
    ることを特徴とする情報振分装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項にお
    いて、 上記端末接続口を、定期的に順次、アクセスするアクセ
    ス手段と;上記端末接続口に上記端末が接続されている
    か否かを判断する接続判断手段と;上記端末接続口に上
    記端末が接続されていれば、上記接続されている端末の
    属性を記憶する属性記憶手段と;を有することを特徴と
    する情報振分装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記アクセス手段
    は、電源投入時に、上記端末接続口に順次、アクセスす
    る手段であることを特徴とする情報振分装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 上記アクセス手段は、定期的に、上記端末接続口に順
    次、アクセスする手段であることを特徴とする情報振分
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜請求項6のいずれか1項にお
    いて、 ネットワークと、このネットワークの向こうの端末との
    通信手順を、上記端末の代わりに実行する通信手順実行
    手段と;上記通信の内容に基づいて、最適端末を選択す
    る最適端末選択手段と;上記選択された最適端末に、所
    定の起動信号を送り、接続手順を実行する手段と;その
    後、ネットワークとネットワークの向こうの端末と上記
    選択された最適端末との間で通信を中継する中継手段
    と;を有することを特徴とする情報振分装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記端末を正常に起動できなかったときに、接続不能の
    エラー処理を実行することを特徴とする情報振分装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8において、 上記端末の1つを起動したときに、上記起動した端末と
    の通信を特定する通信識別子を記憶し、その後、1つ1
    つの情報の塊を受ける度に、その情報の塊に含まれてい
    る通信識別子を判断し、それが上記通信識別子と同じで
    あれば、上記端末に情報を流し、その通信識別子が上記
    識別子と異なれば、 ネットワークとこのネットワークの向こうの端末との通
    信手順と最適端末の選択と上記中継とを再び実行する
    か、または、上記端末を正常に起動できなかったとき
    に、接続不能のエラー処理を再度実行させ、 最適端末への端末接続口が使用可能であれば、上記最適
    端末の通信識別子と端末接続口とを関係付けて記憶する
    とともに、上記最適端末の通信識別子と端末接続口とを
    関係付けた情報を新たな端末に流し、以後、情報を受け
    る度に、上記情報の塊に含まれる通信識別子によって、
    どの端末への情報かを弁別し、その度に情報の通信経路
    を設定し、 この設定された通信経路を介して、所定の端末に情報を
    伝達することによって、複数種類の通信を同時に処理す
    ることを特徴とする情報振分装置。
  10. 【請求項10】 請求項7〜請求項9のいずれか1項に
    おいて、 少なくとも1つの端末の機能を有することを特徴とする
    情報振分装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 上記端末の機能は、ファクシミリ機能であることを特徴
    とする情報振分装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、 上記端末の機能は、パーソナルコンピュータまたはコン
    ピュータとしての機能であることを特徴とする情報振分
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項1または請求項7〜請求項12
    のいずれか1項において、 通信の内容を解析するアルゴリズムの一部または全部を
    入力する入力手段と;上記アルゴリズムを初期設定また
    は設定更新する手段と;を有することを特徴とする情報
    振分装置。
  14. 【請求項14】 請求項1または請求項7〜請求項12
    のいずれか1項において、 上記端末接続口と、上記端末接続口に接続されている端
    末との関係の一部または全部を入力する入力手段と;初
    期設定または設定更新する手段と;を有することを特徴
    とする情報振分装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの通信線と接続する通
    信線接続口と;複数の端末接続口と;上記通信線接続口
    と上記端末接続口との間に通信経路を形成する通信経路
    形成手段と;を有する情報振分装置の制御方法におい
    て、 着信した通信の内容の所定部分を解析し、該解析に応じ
    て、上記通信線接続口のうちの1つの通信線接続口と上
    記複数の端末接続口のうちの1つの端末接続口とを接続
    することを特徴とする情報振分装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008028939A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd 通信経路の切替システム及び切替方法
US7813640B2 (en) 2004-03-30 2010-10-12 Fujitsu Limited Optical connection switching apparatus and management control unit thereof

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