JP2002373400A - 3次元空間における競合判定方法 - Google Patents

3次元空間における競合判定方法

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JP2002373400A
JP2002373400A JP2001180013A JP2001180013A JP2002373400A JP 2002373400 A JP2002373400 A JP 2002373400A JP 2001180013 A JP2001180013 A JP 2001180013A JP 2001180013 A JP2001180013 A JP 2001180013A JP 2002373400 A JP2002373400 A JP 2002373400A
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area
grid point
dimensional space
grid
competition
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JP2001180013A
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Emi Honma
恵美 本間
Yoshiyuki Nagano
善之 永野
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元空間における複数の領域の競合を容易
に判定できる、3次元空間における競合判定方法を提供
する。 【解決手段】 3次元空間1を格子状に分割し、各格子
点2に座標情報とその格子点が特定の領域内に含まれる
かどうかを表すパラメータを持った情報テーブル21を
設定し、他の領域36が新たに設定された場合に、その
領域に含まれる格子点を検出し、格子点におけるパラメ
ータの値から、事前に設定された領域34との競合を判
別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元空間におけ
る複数の領域の競合を判定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機の飛行計画立案時には、航空機の
安全を確保した飛行経路を設定する必要がある。そのた
め、危険エリア、飛行制限のあるエリア、また地形的に
避けるべきエリア等を把握し、競合するエリアが発生し
ないように確実に飛行経路を設定しなければならない。
【0003】従来、このような3次元空間における領域
の競合判定方式としては、3次元を2次元に投射して、
2次元空間における矩形や円などの領域の重なりを計算
した後、高度を検証する方法がとられていた。この方式
では、2次元に投射した図形が複雑な場合、更に図形を
分割し、その図形毎に図形の交わりを求めるといった処
理が必要となる。
【0004】更に、臨機的に領域が変わった場合、再度
全ての領域との間で競合判定の計算をし直す必要があ
る。
【0005】その他、飛行経路及び制限エリアを2次元
図形的に表示し、目視により判定する方式もある。例え
ば、特開平08−123942号公報では、航空機同士
の衝突を防ぐことを目的とした表示装置の提案がなされ
ているが、これは各航空機に保護空域を設定し、それら
を図形表示することで、目視による判断を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の第1の問題
点は、競合判別計算の処理負荷が大きいことである。
【0007】その理由は、3次元を2次元に投射して、
2次元での重なりの有無を計算した後、高さ方向の重な
りを検証するといった複雑な計算処理が必要となるため
である。更に2次元に投射した図形が複雑な場合、その
図形を分割し、図形ごとの重畳を求めなければならない
ためである。
【0008】第2の問題点は、臨機に領域が変更された
場合に、再度計算をし直す必要があることである。
【0009】その理由は、その領域の3次元座標のデー
タが変るため、各領域の組み合わせごとに初めから計算
をしなおさなければならないためである。
【0010】第3の問題点は、2次元的に表示したもの
を目視で確認する方式の場合には、誤判定が起こりやす
いことである。
【0011】その理由は、人間による判断が行われるた
め、2次元的な図で競合していない様に見えても、実際
に3次元空間の高さ方向において競合が起こっているか
いないかを、明確な判定を行うことができないためであ
る。
【0012】本発明の目的は、3次元空間における複数
の領域の競合を容易に判定できる、3次元空間における
競合判定方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元空間にお
ける競合判定方法は、3次元空間を格子状に分割し、各
格子点に座標情報と、その格子点が特定の領域内に含ま
れるかどうかを表す複数のパラメータを設定し、他の領
域が設定された場合に、その領域に含まれる格子点を検
出し、格子点におけるパラメータの値から領域同士の競
合を判別することを特徴とする。
【0014】また、領域を変更した場合でも、格子点の
パラメータの値を変更するだけで、競合判定が行えるこ
とを特徴とする。
【0015】また、格子点のパラメータを複数設定して
おくことで、複数種類の領域に対し統合的に競合判定が
行えることを特徴とする。
【0016】また、円柱状で表される領域は、中心線の
直線式と中心線近傍の検証領域内の格子点との距離を算
出するだけで、円柱領域に含まれる格子点を検出するこ
とができることを特徴とする。
【0017】従って、3次元空間において、対象となる
領域の情報のみを抽出し、平易な計算処理で複数の領域
の競合判定を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、3次元空間1、競合判定の領域として設定された、
検証エリア設定例11、制限エリア設定例12および飛
行領域設定例13により構成され、3次元空間1は、
x、y、z軸をある間隔で分割した格子点2の集合から
なる。
【0020】図2を参照すると、図1の3次元空間にお
ける格子点2の一つを示している。各格子点2には、そ
の格子点の3次元座標と、特定の領域内に含まれるかど
うかを表す複数のパラメータである制限情報を持つ情報
テーブル21が設定されている。
【0021】次に、図3を用いて、本実施の形態の動作
について説明する。
【0022】図3を参照すると、競合判定の対象領域と
して、直方体で表された制限エリア34と、円柱形で表
された飛行領域36が存在する。飛行領域36は、Wa
yPoint31、32と呼ばれる飛行計画の為に設定
された3次元空間上の複数座標点を線分で結んだ、飛行
経路33を中心とした半径α35の円柱の組み合わせと
して表される。
【0023】3次元空間は格子状に分割され、各格子点
には、座標情報および制限情報が情報テーブル21のフ
ォーマットが設定される。この格子点の情報は、データ
ベース4に格納されるものとする。
【0024】はじめに制限エリア34が設定された検証
エリア3において、新たに飛行領域36を設定した場合
に、制限エリア34と飛行領域36が競合しているかど
うかを判断する際の動作について説明する。
【0025】まず、Way Point31、32か
ら、2点間の直線式を求め、検証エリア3に存在する各
格子点ごとにこの直線間の距離を算出し、飛行経路33
の半径α35内に存在するかどうかを判断する。
【0026】次に、求められた格子点が制限エリアに存
在しているのか否かを判断するため、格子点の情報が登
録されているデータベース4を参照する。
【0027】格子点の情報テーブル21の制限情報に、
制限エリアが指定されていれば、そこは制限エリア34
と競合していることになり、飛行経路に設定できないと
警告を出す。制限エリアに指定されていなければ、そこ
は飛行経路として指定することができる。
【0028】飛行経路として設定された場合には、デー
タベース4の各格子点における情報テーブル21の「飛
行計画」の属性をYesとする。
【0029】次に、図4のフローチャートを参照して、
本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0030】図4において、まず、制限エリア34が設
定される(ステップA1)。情報テーブル21の制限情
報に、制限エリアであることが情報として入力され、そ
の情報がデータベース4に登録される(ステップA
2)。
【0031】次に、飛行経路を設定するため、Way
Point31、32を設定し(ステップA3)、この
Way Pointの座標をもとに、飛行経路半径α3
5が含まれる、ある限定された領域である検証エリア3
を設定する(ステップA4)。
【0032】次のステップでは、Way Point3
1、32から、Way Point同士を結ぶ直線の式
を計算する(ステップA5)。そして、この計算された
直線の式をもとに、検証エリア3内にある格子点とその
直線の距離を求める(ステップA6)。
【0033】次に、算出された点と線との距離と、飛行
経路のエリア半径α35と比較する(ステップA7)。
もしα35よりも距離が大きければ、その格子点は飛行
領域36に存在しないことになり、検証の対象外とする
(ステップA11)。α35よりも距離が小さい場合
は、この格子点は飛行領域に存在することになり、競合
判定が必要になる。
【0034】競合判定の手順は以下のように行われる。
【0035】まず、格子点の情報が登録されているデー
タベース4にアクセスし、該当する格子点の情報テーブ
ル21を参照する(ステップA8)。
【0036】次に、この点の持つ情報テーブル21の制
限情報から、制限エリアに存在するのか否かを判定する
(ステップA9)。もし制限エリアのパラメータがYe
sとなっていれば、この格子点の存在する領域は制限エ
リア内と判別され、警告表示を行う(ステップA1
0)。また、もし制限情報を持っていないのであれば、
その格子点が存在するエリアは安全と判断される(ステ
ップA11)。
【0037】以上の処理を、全てのWay Point
について行ったかどうかを判断し(ステップA12)、
Way Pointが他にまだあるのならば、ステップ
A4に戻る。全てのWay Pointについて処理が
行われたら、設定した飛行領域は制限エリアと競合しな
いことがわかり、最終的に飛行領域内の格子点における
情報テーブル21の飛行計画に関わるパラメータをYe
sとし、処理は終了する(ステップA13)。
【0038】また、競合解消の領域の対象としては、制
限エリアだけでなく、図5のように、山岳地帯や大きな
谷など、地形的に特殊な領域があげられる。
【0039】図3の実施の形態において、制限エリアの
情報、例えば山岳地、河川、大きな谷等を情報テーブル
21の制限情報に設定することにより、前述の実施の形
態と同様の方法で飛行経路が設定できる。
【0040】また、時間を加えた4次元の場合にも、パ
ラメータに時間設定の項目を加えることで拡張可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明には、3次
元空間において、対象となる領域の情報のみを抽出し、
平易な計算処理で複数の領域の競合判定が行えるという
効果がある。
【0042】その第1の理由は、3次元空間上に設定し
た制限エリアを格子状に分割し、各格子点に座標上方
と、その格子点が特定の領域内に含まれるかどうかを表
すパラメータを設定し、他の領域が設定された場合に、
その領域に含まれる格子点を検出し、格子点におけるパ
ラメータの値から領域同士の競合を判別するためであ
る。
【0043】第2の理由は、領域を変更した場合でも、
格子点のパラメータの値を変更するだけで、競合判定を
行うことができるためである。
【0044】第3の理由は、格子点のパラメータを複数
設定しておくことで、複数種類の領域に対し統合的に競
合判定が行えるためである。
【0045】第4の理由は、円柱状で表される領域は、
中心線の直線式と中心線近傍の検証領域内の格子点との
距離を算出するだけで、円柱領域に含まれる格子点を検
出することができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す概念図であ
る。
【図2】本発明の実施に必要なデータの内容例を示す図
である。
【図3】飛行計画と制限エリアとの競合を示す図であ
る。
【図4】飛行計画における競合判定方式の動作を示す流
れ図である。
【図5】飛行計画と地形の競合に関して示す図である。
【符号の説明】
1 3次元空間 2 3次元空間の格子点 3 検証エリア 4 データベース 5 地形の分割例 11 検証エリア設定例 12 制限エリア設定例 13 飛行領域設定例 21 各格子点が持っている情報テーブル 31 Way Point 32 Way Point 33 飛行計画 34 制限エリア 35 飛行計画半径 36 飛行領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元空間を格子状に分割し、各格子点
    に、座標情報と、該格子点が特定の領域内に含まれるか
    どうかを表す複数のパラメータとを設定し、他の領域が
    設定された場合に、該領域に含まれる格子点を検出し、
    格子点におけるパラメータの値から領域同士の競合を判
    別することを特徴とする、3次元空間における競合判定
    方法。
  2. 【請求項2】 領域を変更した場合でも、格子点のパラ
    メータの値を変更するだけで、競合判定が行えることを
    特徴とする、請求項1記載の3次元空間における競合判
    定方法。
  3. 【請求項3】 格子点のパラメータを複数設定しておく
    ことで、複数種類の領域に対し統合的に競合判定が行え
    ることを特徴とする、請求項1記載の3次元空間におけ
    る競合判定方法。
  4. 【請求項4】 円柱状で表される領域は、中心線の直線
    式と中心線近傍の検証領域内の格子点との距離を算出す
    るだけで、円柱領域に含まれる格子点を検出することが
    できることを特徴とする、請求項1記載の3次元空間に
    おける競合判定方法。
  5. 【請求項5】 各格子点には、該格子点の3次元座標
    と、特定の領域内に含まれるかどうかを表す複数のパラ
    メータである制限情報とを持つ情報テーブルが設定さ
    れ、データベースに格納されていることを特徴とする、
    請求項1記載の3次元空間における競合判定方法。
  6. 【請求項6】 時間を加えた4次元の場合にも、パラメ
    ータに時間設定の項目を加えることで拡張可能であるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の3次元空間における競
    合判定方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021027A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Toshiba Corp 空間競合検出装置とその検出方法
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US11151885B2 (en) 2016-03-08 2021-10-19 International Business Machines Corporation Drone management data structure
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