JP2002373027A - 操作装置および車両操作システム - Google Patents

操作装置および車両操作システム

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JP2002373027A
JP2002373027A JP2001181829A JP2001181829A JP2002373027A JP 2002373027 A JP2002373027 A JP 2002373027A JP 2001181829 A JP2001181829 A JP 2001181829A JP 2001181829 A JP2001181829 A JP 2001181829A JP 2002373027 A JP2002373027 A JP 2002373027A
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movable
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JP2001181829A
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Takehiro Yanaka
壮弘 谷中
Minoru Makiguchi
実 牧口
Koichi Maeyama
孝一 前山
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Sony Corp
Toyota Motor Corp
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Sony Corp
Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0278Constructional features of the selector lever, e.g. grip parts, mounting or manufacturing

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  • Steering Controls (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きなストロークや角度の操作を容易に行う
こと、及び操作から生じる疲労を少なくさせることがで
きる操作装置を提供する。 【解決手段】 自動車の進行方向、加減速および停止を
操作する操作装置12を、固定部12aに、掌全体を載
せて把持できる形状を成す可動部12bをスライド可動
に取り付け、その可動量が、上記進行方向、加減速およ
び停止を操作する電気信号に変換されるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
の運転を操作したり、ゲーム機などの操作に適用される
操作装置および車両操作システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の操作装置としては、特開
平2000−313350号公報に記載されているもの
がある。この公報記載の操作装置は、自動車の運転操作
を行う現行のハンドル、アクセルおよびブレーキの代わ
りに、操作量を電気信号に変換するジョイスティックを
用いたものである。操作反力がかかるジョイスティック
を前後左右に作動させることによって、自動車の進行方
向、加減速および停止を操作するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の操作装
置においては、ジョイスティックを手で握った状態で掌
の側部を台に載せて固定し、手首から先でジョイスティ
ックを操作するようになっている。このように手首から
先のレバー操作であるため大きなストロークや角度の操
作がしにくいという問題がある。また、台と接触してい
る掌の側部に腕の重みが集中することと、掌の側部が支
点となっているため操作に使用する筋肉が少ないことか
ら痛みや痺れを伴う疲労が生じるという問題がある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、大きなストロークや角度の操作を容易に行うこ
と、及び操作から生じる疲労を少なくさせることができ
る操作装置および車両操作システムを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の操作装置は、操作量を電気信号に変換する
操作装置において、操作位置近傍に配置される固定手段
と、掌全体を載せて把持できる形状を成し、可動量が前
記操作量となるように前記固定手段に可動自在に取り付
けられた可動手段とを具備することを特徴としている。
【0006】この構成によれば、可動手段を、掌全体を
載せ把持しながら可動させることで操作を行うので、従
来の掌の側部が支点となるジョイスティック等の操作装
置に比べると、手の自重が掌全体で受け止められるた
め、痛みや痺れが伴わなくなる。また、掌全体で支えな
がら腕全体で操作するため、大きなストロークや角度の
操作が可能となる。また、可動手段のサイズを大きく形
成することが可能なため、指で操作可能な複数の補助ス
イッチを容易に配置することができる。
【0007】また、本発明の操作装置は、上記可動手段
に、その可動量を固定する固定スイッチを具備すること
を特徴としている。
【0008】この構成によれば、可動手段が任意位置に
可動された際の可動量(操作量)を固定することができ
るので、手の力で可動手段を固定しなくてもよくなる。
この結果、疲労を軽減することができ、固定スイッチで
固定されている間に他の作業を行うこともできる。
【0009】また、本発明の操作装置は、上記可動手段
に掌全体を載せて把持した腕を載置する載置手段を具備
することを特徴としている。
【0010】この構成によれば、操作を行う腕の自重が
掌の他に肘によっても受け止められるので、より疲労を
少なくすることができる。また肘を支点にして可動手段
の操作を行うことができるので、可動手段の位置決め性
を向上させることができる。
【0011】また、本発明の車両操作システムは、上記
いずれかに記載の操作装置を、車両に具備し、前記可動
手段の可動により該車両の操作を可能とすることを特徴
としている。
【0012】この構成によれば、車両の運転操作から生
じる疲労を少なくさせることができる。
【0013】また、本発明の車両操作システムは、前記
固定手段を車両のインナーパネルに支持する支持手段を
具備することを特徴としている。
【0014】この構成によれば、操作装置を運転者の乗
降を妨げない位置に設けることができる。
【0015】また、本発明の車両操作システムは、上記
支持手段に、車両の衝突で発生する力を吸収する吸収手
段を具備することを特徴としている。
【0016】この構成によれば、車両が衝突した際に、
その衝撃力が吸収されるので、運転者を傷害から守った
り、傷害を少なくすることができる。
【0017】また、本発明の車両操作システムは、操作
装置を車両乗員の乗降を妨げない位置へ退避可能とする
格納手段を具備することを特徴としている。
【0018】この構成によれば、操作装置を運転者の乗
降を妨げない位置に動かすことができるので、操作装置
が運転者の乗降を妨げることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
実施形態に係る操作装置を用いた車両操作システムの構
成図である。この図1に示す車両操作システム10は、
運転者が自動車の運転操作を行う固定部12aおよび可
動部12bから成る操作装置12と、この操作装置12
を自動車のインナーパネル14に支持する支持バー16
およびバー固定部18と、運転者が運転操作を行う際に
肘を支持するアームレスト20とを備えて構成されてい
る。
【0020】アームレスト20は、ドア又は座席に取り
付けられている。バー固定部18は、一端がインナーパ
ネル14に固定され、この固定端近傍に衝突時ストロー
ク部22が設けられており、他端に支持バー16が所定
角度範囲で上下動自在に取り付けられている。
【0021】更に支持バー16は、その一端に操作装置
12が固定されており、運転時にほぼ水平となる最下限
まで下げられ、運転者が乗り降りを行う時に垂直に近い
位置まで上げられ、この位置でホールドする機構が採ら
れている。即ち、操作装置12が運転者の乗り降りに支
障とならない機構が採られている。ここでは、その機構
として、操作装置12が支持バー16と共に上下動可能
な機構を例に上げたが、支持バー16が前後にスライド
する機構や、運転シートが回転する機構等であってもよ
い。
【0022】衝突時ストローク部22は、自動車が衝突
した際に縮むことによって運転者に対する衝撃を緩和す
る。但し、衝撃を緩和する機構であればクラッシャブル
な機構等であってもよい。
【0023】操作装置12は、自動車の運転を操作、即
ち進行方向、加減速および停止などを操作するものであ
り図2に示す構成となっている。図2の(a)は操作装
置12の平面図、(b)は側面図、(c)は正面図であ
る。なお、この図2において図1に対応する部分には同
一符号が付してある。
【0024】図2に示すように操作装置12は、支持バ
ー16に固定された概略車輪形状の固定部12aと、こ
の固定部12aに矢印Y1〜Y4で示すように前後左右
にスライド可能に取り付けられた可動部12bとを備え
て構成されている。但し、矢印Y1は前、矢印Y2は
後、矢印Y3は左、矢印Y4は右の方向を示す。以降、
前Y1、後Y2、左Y3、右Y4と表現する。
【0025】可動部12bは、図3〜図5に示すように
運転者が掌を挿入して可動部12bを掌全体で把持する
ための開口部12c{図2(c)と図5参照}と、開口
部12cを形成する外周部分の上面に設けられたドライ
ブ釦D、パーキング釦Pおよびリバース釦Rと、その外
周部分の側面に設けられたウインカースイッチ12eお
よびホールド釦12fと、開口部12cの下面に設けら
れたホーン釦12gとを備えて構成されている。
【0026】但し、図3は運転者が操作装置12を掌全
体で把持した状態を示す平面図、図4は側面図、図5は
正面図であり、これら図3〜図5においてはウインカー
スイッチ12e、ホールド釦12fおよびホーン釦12
gの記載を省略した。
【0027】ドライブ釦D、パーキング釦Pおよびリバ
ース釦Rの各々は、可動部12bを定位置から前Y1へ
シフトすることによるブレーキを掛けた状態で作動有効
となる釦である。ドライブ釦Dは、自動車を前進させる
場合に押下され、パーキング釦Pは自動車の停車時に押
下され、リバース釦Rは自動車を後進させる場合に押下
される。
【0028】ウインカースイッチ12eは、自動車の右
折左折方向を指示する際に左右にスイッチングされる。
ホールド釦12fは、可動部12bを前後左右何れかに
シフトした状態で押下することによって、その可動部1
2bの位置を機械的又は電気的にホールドするものであ
り、例えばブレーキ状態や、走行中の自動車に一定の速
度を保持させるために押下される。ホーン釦12gは、
クラクションを鳴動する際に押下される。ホールド釦1
2fによる低速制御の解除は、再度ホールド釦12fを
押下したり、可動部12bをシフトすることによって行
われる。
【0029】また、ウインカースイッチ12eおよびホ
ールド釦12fは、可動部12bを把持した手の親指で
操作可能な位置に配置し、ホーン釦12gは、同手の人
差し指で操作可能な位置に配置するものとするが、何れ
のスイッチ12e、釦12f,12gも可動部12bを
把持した手の何れかの指で容易に操作できれば、配置位
置は特に限定されない。
【0030】また、ドライブ釦D押下時に、可動部12
bを、定位置から後Y2にシフトしてゆくことにより自
動車が前方に加速する。この状態から定位置へ戻す方向
へシフトしてゆくことにより加速度が減少し、また、定
位置から前Y1へシフトしてゆくことにより自動車にブ
レーキが掛かり、更に加減速および定速時に左Y3へシ
フトしてゆくことにより自動車が左方向へ曲がり、右Y
4へシフトしてゆくことにより右方向へ曲がるようにな
っている。
【0031】また、リバース釦R押下時に、可動部12
bを、定位置から後Y2にシフトしてゆくことにより自
動車が後方に加速し、この状態から定位置へ戻す方向へ
シフトしてゆくことにより加速度が減少し、また、定位
置から前Y1へシフトしてゆくことにより自動車にブレ
ーキが掛かり、更に加減速および定速時に左Y3へシフ
トしてゆくことにより自動車が右方向へ曲がり、右Y4
へシフトしてゆくことにより左方向へ曲がるようになっ
ている。パーキング釦P押下時には、可動部12bをシ
フトしても自動車は動かないようになっている。
【0032】更に、可動部12bは、運転者がシフトし
た際にシフト方向と逆方向に反力を感じる機構となって
おり、前後左右何れかにシフトした状態で手の力を緩め
ると定位置に戻るようになっている。一方、手の力を緩
めても定位置に戻らない設定としても良い。また、前後
左右へのシフト時にその角度検出や加重検出などによっ
て自動車の加減速や左折右折の量を検出する機構となっ
ている。言い換えれば、操作量を電気信号に変換する機
構となっている。また、可動部12bには支持バー16
および固定部12aに形成された内部空洞を介して信号
配線が導かれており、可動部12bからの各スイッチ制
御信号が信号配線を介して図示せぬ制御部へ伝送される
ようになっている。
【0033】このような車両操作システム10の動作を
下記の各状態を想定して説明する。
【0034】まず、運転者が自動車に乗車する場合を想
定する。運転者が乗車した時点では、操作装置12が上
方に上げられた状態となっているので、それを運転可能
な位置まで下げる。このあと運転者は、可動部12bの
開口部12cに右の掌を挿入して載せ、掌全体で可動部
12bを把持する。この際、その把持した腕の肘をアー
ムレスト20に載せて支持する。
【0035】次に、自動車を前方に走行させる場合を想
定する。運転者は、エンジンを掛けたのちドライブ釦D
を左手で押下し、可動部12bを後Y2へ徐々にシフト
させる。これによって自動車が前方に徐々に加速しなが
ら走行する。所望の速度となったところで可動部12b
を固定して低速状態とする。この場合、一般道のような
加減速が頻繁に行われる道路では可動部12bを前後に
シフトさせなければならないので手の力で固定する。但
し、高速道路のような一定速度で長距離走行を行うよう
な場所ではホールド釦12fを押下して定速状態とす
る。
【0036】次に、自動車を右折させる場合を想定す
る。自動車が右折を行う場所に近づいたとすると、親指
でウインカースイッチ12eを右指示にスイッチングし
た後、運転者は可動部12bを定位置方向へ徐々に戻し
ながら減速させ、可動部12bを右Y4へシフトさせ
る。これによって自動車が右折したとすると、可動部1
2bを左Y3へシフトしながら再び直進状態とする。そ
の左Y3へシフトした際、ウインカースイッチ12eは
自動的に左右を指示しない定位置に戻る。
【0037】次に、自動車を左折させる場合を想定す
る。自動車が左折を行う場所に近づいたとすると、運転
者は親指でウインカースイッチ12eを左指示にスイッ
チングした後、可動部12bを定位置方向へ徐々に戻し
ながら減速させ、可動部12bを左Y3へシフトさせ
る。これによって自動車が左折したとすると、可動部1
2bを右Y4へシフトしながら再び直進状態とする。そ
の右Y4へシフトした際、ウインカースイッチ12eは
自動的に定位置に戻る。
【0038】次に、自動車を停止させる場合を想定す
る。自動車が走行している状態において可動部12bを
定位置方向へ徐々にシフトすることによって自動車が徐
々に減速し、更に可動部12bを前Y1へゆっくりシフ
トさせることによって自動車が停止する。また、自動車
が走行中に急ブレーキを掛ける場合は、可動部12bを
前Y1へ素早くシフトさせる。これによって自動車が急
停止する。
【0039】次に、自動車を後方に走行させる場合を想
定する。運転者は、エンジンを掛けたのちリバース釦R
を押下し、可動部12bを後Y2へ徐々にシフトさせ
る。これによって自動車が後方に徐々に加速しながら走
行するので、所望の速度となったところで可動部12b
を手の力で固定する。その後、例えば自動車が所望の位
置に到達した時点で可動部12bを前Y1へシフトして
停止させる。
【0040】次に、自動車を駐車場などの場所で右又は
左方向へ曲げながら後進させる場合を想定する。自動車
を右方向に曲げて後進させる場合、運転者はリバース釦
Rを押下した後、可動部12bを後Y2へ徐々にシフト
させると同時に左Y3へ徐々にシフトさせる。これによ
って自動車が徐々に右方向に曲がりながら後進する。一
方、自動車を左方向に曲げて後進させる場合、運転者は
リバース釦Rを押下した後、可動部12bを後Y2へ徐
々にシフトさせると同時に右Y4へ徐々にシフトさせ
る。これによって自動車が徐々に左方向に曲がりながら
後進する。
【0041】次に、自動車が前方に走行中何らかの物体
に衝突した場合を想定する。自動車が衝突すると、その
衝撃によって衝突時ストローク部22が縮み衝撃が吸収
される。あるいは、乗員が操作装置12に対して2次衝
突するときに収縮してエネルギーを吸収する。
【0042】次に、運転者が自動車から降りる場合を想
定する。運転後、操作装置12は運転可能な位置に下げ
られた状態となっているので、運転者は可動部12bか
ら掌を抜き取った後、操作装置12を降車の邪魔になら
ない位置まで上げ、降車する。
【0043】このような本実施形態の車両操作システム
によれば、自動車の進行方向、加減速および停止を操作
する操作装置12を、固定部12aに、掌全体を載せて
把持できる形状を成す可動部12bを可動自在に取り付
け、その可動量が、上記進行方向、加減速および停止を
操作する電気信号に変換されるように構成した。
【0044】これによって、可動部12bを、掌全体を
載せ把持しながら可動させることで操作を行うので、腕
全体で操作が行われることになり、従来の掌の側部が支
点となるジョイスティック等の操作装置に比べると、よ
り多くの筋肉を使用して操作を行うことができる。これ
によって操作時の疲労が少なくなる。また、手の自重が
掌全体で受け止められるため、痛みや痺れが伴わなくな
る。また、掌全体で支えながら腕全体で操作するため、
大きなストロークや角度の操作が可能となる。これらの
ことから、自動車の運転操作を片腕で行う場合に生じる
疲労を少なくさせることができる。
【0045】更に、可動部12bのサイズを大きく形成
することが可能なため、指で操作可能な複数の補助スイ
ッチ、即ちドライブ釦D、パーキング釦P、リバース釦
R、ウインカースイッチ12e、ホールド釦12fおよ
びホーン釦12gなどを容易に配置することができる。
【0046】また、可動部12bに、その可動量を固定
するホールド釦12fを備えたので、可動部12bが任
意位置に可動された際の可動量(操作量)を固定するこ
とができ、手の力で可動部12bを固定しなくてもよく
なる。この結果、疲労を軽減することができ、ホールド
釦12fで固定されている間に他の作業を行うこともで
きる。
【0047】また、可動部12bに掌全体を載せて把持
した腕の肘を載置するアームレスト20を備えたので、
操作を行う腕の自重が掌の他に肘によっても受け止めら
れ、より疲労を少なくすることができる。また肘を支点
にして可動部12bの操作を行うことができるので、可
動部12bの位置決め性を向上させることができる。
【0048】また、操作装置12を、運転者の乗降を妨
げない位置へ退避可能に自動車のインナーパネル14
に、バー固定部18および支持バー16で支持したの
で、操作装置12を運転者の乗降を妨げない位置に動か
すことができる。従って、操作装置12が運転者の乗降
を妨げることはない。
【0049】また、バー固定部18に、車両の衝突で発
生する力を吸収する衝突時ストローク部22を備えたの
で、自動車が衝突した際に、その衝撃力を吸収すること
ができ、これによって運転者を傷害から守ったり、傷害
を少なくすることができる。
【0050】また、上記実施形態では、操作装置12を
インナーパネル14に支持したが、図6に示すように、
運転シート20を回転自在に支えるシート支持部22に
第1の支持バー24を固定し、この第1の支持バー24
に伸縮自在に第2の支持バー26を取り付け、この第2
の支持バー26に操作装置12を固定してもよい。
【0051】このような構成によっても、自動車の運転
操作を片腕で行う場合に生じる疲労を少なくさせること
ができる。
【0052】なお、操作装置12は、ゲーム機等の操作
装置として用いてもよい。この場合も、上記のように可
動部12bに掌全体を載せ把持しながら可動させること
で操作を行うので、腕全体で操作が行われることにな
り、大きなストロークや角度のゲーム操作を容易に行う
こと、及び操作から生じる疲労を少なくさせることがで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
掌全体を載せて把持できる形状を成す可動手段を、可動
量が操作量となるように固定手段に可動自在に取り付け
て操作装置を構成した。これによって、可動手段に掌全
体を載せ把持しながら可動させることで操作を行うの
で、腕全体で操作が行われることになり、大きなストロ
ークや角度の操作を容易に行うこと、及び操作から生じ
る疲労を少なくさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る操作装置を用いた車両
操作システムの構成図である。
【図2】(a) 操作装置12の平面図である。 (b) 操作装置12の側面図である。 (c) 操作装置12の正面図である。
【図3】運転者が操作装置を掌全体で把持した状態を示
す平面図である。
【図4】運転者が操作装置を掌全体で把持した状態を示
す側面図である。
【図5】運転者が操作装置を掌全体で把持した状態を示
す正面図である。
【図6】操作装置を運転座席に取り付けた場合の車両操
作システムの構成図である。
【符号の説明】
10…車両操作システム、12…操作装置、12a…固
定部、12b…可動部、12f…ホールド釦、14…イ
ンナーパネル、16…支持バー、18…バー固定部、2
0…アームレスト、22…衝突時ストローク部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 7/00 F16F 7/00 J G05G 1/02 G05G 1/02 B 1/06 1/06 1/26 1/26 5/12 5/12 Z (72)発明者 牧口 実 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 前山 孝一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C001 AA09 BC01 CA00 CA03 CA04 3D030 DB04 DB91 DB95 3D040 AA01 AA03 AA22 AA33 AA35 AB01 AC02 AC09 AC12 AC36 AD05 AD13 AD15 AF06 3J066 AA01 AA11 AA23 BB01 BC01 3J070 AA04 AA07 AA33 BA08 CA03 CA44 CC71 CD01 DA01 DA61 EA31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作量を電気信号に変換する操作装置に
    おいて、 操作位置近傍に配置される固定手段と、 掌全体を載せて把持できる形状を成し、可動量が前記操
    作量となるように前記固定手段に可動自在に取り付けら
    れた可動手段とを具備することを特徴とする操作装置。
  2. 【請求項2】 前記可動手段に、その可動量を固定する
    固定スイッチを具備することを特徴とする請求項1記載
    の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記可動手段に掌全体を載せて把持した
    腕を載置する載置手段を具備することを特徴とする請求
    項1又は2記載の操作装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の操作装
    置を車両に具備し、前記可動手段の可動により該車両の
    操作を可能とする車両操作システム。
  5. 【請求項5】 前記固定手段を車両のインナーパネルに
    支持する支持手段を具備することを特徴とする請求項4
    記載の車両操作システム。
  6. 【請求項6】 前記支持手段に、車両の衝突で発生する
    力を吸収する吸収手段を具備することを特徴とする請求
    項5記載の車両操作システム。
  7. 【請求項7】 前記操作装置を車両乗員の乗降を妨げな
    い位置へ退避可能とする格納手段を具備することを特徴
    とする請求項4〜6のいずれかに記載の車両操作システ
    ム。
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Cited By (3)

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