JP2002372208A - 水素燃焼ヒータ - Google Patents

水素燃焼ヒータ

Info

Publication number
JP2002372208A
JP2002372208A JP2001178589A JP2001178589A JP2002372208A JP 2002372208 A JP2002372208 A JP 2002372208A JP 2001178589 A JP2001178589 A JP 2001178589A JP 2001178589 A JP2001178589 A JP 2001178589A JP 2002372208 A JP2002372208 A JP 2002372208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
inlet pipe
pipe
air
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001178589A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Sugimoto
保 杉本
Shigeo Shimada
茂穂 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2001178589A priority Critical patent/JP2002372208A/ja
Priority to DE60115785T priority patent/DE60115785T2/de
Priority to EP01119130A priority patent/EP1179709B1/en
Priority to US09/924,941 priority patent/US6851947B2/en
Publication of JP2002372208A publication Critical patent/JP2002372208A/ja
Priority to US11/016,983 priority patent/US20050142507A1/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas Burners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水素燃焼ヒータにおける空気と水素ガスの混
合を簡単な構成で向上させる。 【解決手段】 空気が供給される入口管130の断面を
横方向に横切るように水素導入管100を接続し、開口
90上流方向に設けた。水素ガスは水素導入管の開口か
らの噴出直後から空気との混合が促進される。混合器1
40はそれぞれ孔を備える3枚のオリフィス板141、
142、143を順次に並べて構成し、各オリフィス板
は上流側から下流側へ順にその孔径を小さくし、かつ孔
数を増大させたものとした。これにより、下流へ進むほ
ど水素ガスと空気は細分と攪拌処理を受けて、確実に混
合されるから電気加熱触媒150にヒートスポットが発
生することなく、高い耐久性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素ガスの触媒に
よる酸化反応熱で被加熱流体を加熱する水素燃焼ヒータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料ガスを触媒によって酸化反応させ、
その酸化反応熱で熱交換器を通して被加熱流体を加熱す
る燃焼ヒータが種々提案されている。とくに水素燃料電
池を搭載する車両などでは、同じ水素を燃料とする水素
燃焼ヒータが燃料一元化の点から好ましい。このような
水素燃焼ヒータでは、水素ガスと空気の混合ガスを触媒
に触れさせて酸化させるわけであるが、始動に際して触
媒を酸化反応に適した温度にするため、従来は触媒に流
入する前に混合ガスに火花点火して燃焼させ、この前段
階で高温となった燃焼ガスを触媒に通すことにより当該
触媒を加熱するようにしている。
【0003】しかし、このような火花による混合ガスの
燃焼方法では、水素と空気の混合比が爆発あるいは爆燃
限界内でなければ着火しないので、点火時の爆発や爆燃
のおそれを回避できないという問題がある。またこのよ
うな点火を可能とする混合比で燃焼させると、その燃焼
温度も過大となる。そのため、防爆、高熱対策が必須と
なるうえ、窒素酸化物の生成が増大するとともに、熱交
換器には被加熱流体との温度差による大きな熱応力が発
生するという問題も生じる。
【0004】そこで、先に本出願人は、特願2000−
240816により、爆発や爆燃のおそれなく、窒素酸
化物の生成や熱応力の増大が抑えられ、しかも安定な加
熱性能を得る水素燃焼ヒータを提案した。図8はその全
体構成を示す。入口管13の軸方向一端に送風機11が
接続され、送風機11と入口管の間には流量制御弁12
が設けられる。送風機11はフィルタ10を介して吸引
した空気を流量制御弁12を介して入口管13内へ供給
する。入口管13の側壁には減圧弁15を介して図示し
ない水素貯留容器に接続した水素導入管16が開口して
いる。
【0005】水素導入管16には、入口管13への開口
部と減圧弁15の間に、分岐路が形成され、一方の分岐
路17には第1の絞り弁19、他方の分岐路18には第
2の絞り弁20が設けられている。第1の絞り弁19と
第2の絞り弁20の流量比は1:9としてあり、減圧弁
15で減圧された水素ガスは第1の絞り弁19を開くこ
とにより5リットル/分で入口管13へ供給され、さら
に第2の絞り弁20を開くことにより合計50リットル
/分で入口管13へ供給される。
【0006】入口管13の下流には順に、混合器40、
電気加熱触媒50、燃焼触媒60および熱交換器64が
配置され、混合器40から熱交換器64までがケーシン
グ31に収納されてヒータユニット30を形成してい
る。電気加熱触媒50からは、ケーシング31の外周壁
を貫通して、第1、第2電極55、56が外方へ延びて
いる。熱交換器64には、ケーシング31の外周壁を貫
通して、ウォータポンプ65に接続された水導入管66
と水排出管67とが連結されている。ケーシングの出口
端は消音器70に接続されている。
【0007】入口管13に供給された送風機11からの
空気と水素導入管16からの水素ガスは、混合器40で
均一な混合ガスとなり、電気加熱触媒50で加熱燃焼さ
れて、この燃焼ガスが燃焼触媒60を触媒反応に十分な
温度に加熱する。燃焼触媒60により酸化反応して高熱
となった燃焼ガスは、熱交換器64で熱媒体としての純
水を加熱した後、消音器70を経て外部へ放出される。
【0008】電気加熱触媒50と燃焼触媒60間の間の
空間には、電気加熱触媒50からの燃焼ガスの温度を検
出する温度センサ73が設けられている。また、燃焼触
媒60の温度を検出する温度センサ74が設けられると
ともに、燃焼触媒60と熱交換器64の間の空間には、
燃焼触媒60からの燃焼ガスの温度を検出する温度セン
サ75が設けられている。
【0009】さらに、熱交換器64の直後には熱交換後
の燃焼ガスの温度を検出する温度センサ76が設けられ
ている。水導入管66の熱交換器入口に圧力センサ77
が設けられ、水排出管67には熱交換器出口に熱交換後
の純水の温度を検出する温度センサ78と、リリーフ弁
79が設けられている。送風機11、ウォータポンプ6
5、各弁12、15、19、20、79および各センサ
73、74、75、76、77、78は図示省略の制御
装置に接続されている。
【0010】混合器40は、多孔素材の平板と、同じく
多孔素材を波付けした波板とを重ねて巻き上げて形成し
てある。平板と波板とは巻き上げのあと、1200℃、
1Paの程度で約20分間真空熱処理を行って、拡散結
合により剛性の高い単体とされる。混合器40は、巻き
上げ後の各層の平板と波板の間に形成される各セルがケ
ーシングの流路に沿った軸方向に貫通している。
【0011】電気加熱触媒50は、白金(Pt)1%、
残部アルミナ(Al2O3)からなる触媒を担持した平
板と波板とを重ね巻きして形成してあり、外筒に圧入さ
れ複数箇所セラミック接着剤で接合された担体となって
いる。平板と波板の巻き上げ中心には第1電極55が設
けられ、外筒には第2電極56が設けられている。平板
と波板の各素材は、いずれも厚さ50μmの20Cr−
5Al、残部Feのステンレス箔を、1200℃で20
分程度大気中で加熱表面酸化して用いている。巻き上げ
後の各層の平板と波板の間に形成される各セルも軸方向
に貫通している。
【0012】燃焼触媒60は電気加熱触媒50と同様に
白金(Pt)1%、残部アルミナ(Al2O3)からな
る触媒を担持し、水素を酸化反応させる。水素はその燃
焼特性として、大気圧環境では自然発火限界線が約56
0℃を横切るので、これを避けて酸化反応条件として5
00℃を設定する。完全燃焼による温度500℃は水素
1に対して空気15.3付近の混合比率によって得られ
る。したがって、制御装置は、上記15.3の混合比率
付近により燃焼触媒60の温度を500℃に保持する運
転を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水素ガスが
電気加熱触媒に流入する前に空気と十分に混合されない
と、電気加熱触媒にヒートスポットが発生し、耐久性が
低下するおそれがある。そこで、上記の燃焼装置では、
混合器40を用いて水素ガスと空気の混合を促進するも
のとしているが、混合器40は、それぞれ多孔素材の平
板と波板とを重ねて巻き上げたうえ、高温で真空熱処理
を行い、拡散結合して形成するので、材料および製作コ
ストが相当に高いという問題を有している。また、水素
導入管16を入口管の管壁に単純開口しているが、入口
管への水素ガス供給部分においても混合促進に寄与する
ことが望ましい。
【0014】したがって、本発明は、先に提案した上記
燃焼ヒータをさらに改良し、入口管への水素導入が空気
との混合をより促進し、さらには電気加熱触媒の前に設
置する混合器も高い混合機能を発揮しながら簡単な構成
として、装置全体を低コストに実現できるようにした水
素燃焼ヒータを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、空気が供給される入口管に該入口管に接続された
水素導入管の開口から水素ガスを供給し、その下流側に
順に混合器、電気加熱触媒、および熱媒体を通流させる
熱交換器を設けて、電気加熱触媒に通電して水素ガスと
空気の混合ガスを緩酸化反応で燃焼させ、その燃焼ガス
により熱交換器を通流する熱媒体を加熱するよう構成し
た水素燃焼ヒータであって、水素導入管は入口管の断面
を横方向に水平に横切るように接続され、開口は複数個
が入口管断面の中心位置を挟んで両側に、かつ相対的に
中心位置より水素導入管における上流側の開口の面積の
和が下流側の開口の面積の和よりも大きくなるように配
置され、入口管における空気が供給される上流方向に向
けられているものとした。とくに、水素導入管の複数個
の開口は、請求項2のように、互いに略同一のサイズに
設定され、相対的に入口管断面の中心位置より水素導入
管における上流側に多く配置されているものとすること
ができる。あるいはまた、請求項3のように、水素導入
管の複数個の開口のうち、入口管断面の中心位置より水
素導入管における上流側の開口の一部または全部が下流
側の開口より大きいサイズに設定されているものとする
こともできる。
【0016】請求項4の発明は、水素導入管の開口が、
とくに入口管における上流方向の水平0°から下方45
°の間に向いているものとした。
【0017】請求項5の発明は、混合器が、それぞれ孔
を備える3枚のオリフィス板を順次に並べて構成され、
各オリフィス板は上流側から下流側へ順にその孔径を小
さくし、かつ孔数を増大させているものとした。
【0018】請求項6の発明は、熱交換器が、ケーシン
グ内に互いに整合する多数の孔を備える2枚の隔壁を前
後に配置するとともに、両隔壁の対応する孔間をパイプ
でつないで構成され、パイプ内に燃焼ガスを通し、パイ
プの外側に熱媒体を通流させるものとした。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図1は第1の実施例を示す斜視図
で、図8に示した水素燃焼ヒータにおける入口管13か
ら熱交換器64の部分にかわる相当部分を、それぞれ分
離して透視的に示している。入口管130から下流側に
順次に、混合器140、電気加熱触媒150、燃焼触媒
160および熱交換器170が配置される。本実施例で
は、混合器140、電気加熱触媒150および燃焼触媒
160はそれぞれのケーシング132、134、136
が入口管130と同径となっており、互いに連結したと
き1本の直管状の流路を形成する。本実施例の入口管1
30は内径58mmとしてある。
【0020】入口管130には、図8における入口管1
3と同じく、フィルタ10、送風機11、流量制御弁1
2を介して空気が上流から供給される(図8参照)。入
口管130には水素導入管100が接続されている。水
素導入管100は、水素導入管16と同じく、減圧弁1
5と分岐路を備え、一方の分岐路17には第1の絞り弁
19、他方の分岐路18には第2の絞り弁20が設けら
れている(図8参照)。これら、図8におけると同様部
分については図示省略しているが、必要に応じて上記参
照番号を引用する。
【0021】電気加熱触媒150および燃焼触媒160
は、直径サイズが互いに同じである点を除いて、先の提
案における電気加熱触媒50および燃焼触媒60とそれ
ぞれ同じ構成である。
【0022】熱交換器170は、平板と波板を交互に重
ね合わせるとともに、隣接する波板の向きを変えて、多
数の交互に直交する第1のセル172と第2のセル17
3を形成した積層直方体の交換部171を、ケーシング
138の中央部に備える。交換部171の第2のセル1
73の両端側には、各第2のセルに連通するタンク17
4、176が設けられ、一方のタンク174には水導入
管175が、他方のタンク176には水排出管177が
取り付けられている。交換部171の第1のセル172
は燃焼ガスを通過させる。
【0023】これにより、水導入管175からタンク1
74へ流入する純水は第2のセル173を通過する間に
第1のセル172を通る燃焼ガスによって加熱される。
ケーシング138は、交換部171を保持する四角形断
面部から上流側を燃焼触媒160のケーシング136に
整合する円形断面へ徐々に断面変化させている。四角形
断面部から下流側も同様に円形断面へ徐々に断面変化さ
せている。
【0024】なお、図8におけると同様に、電気加熱触
媒150と燃焼触媒160の間の空間、燃焼触媒16
0、燃焼触媒160と熱交換器170の間の空間、およ
び熱交換器170の直後には、温度センサ73、温度セ
ンサ74、温度センサ75、温度センサ76が設けられ
る(図8参照)。同様に、熱交換器170の水導入管1
75には圧力センサ77が設けられ、水排出管177に
は熱交換後の純水の温度を検出する温度センサ78と、
リリーフ弁79が設けられる(図8参照)。これらの図
8におけると同様部分も図示省略しているが、必要に応
じて上記参照番号を引用する。
【0025】つぎに、入口管130における水素導入管
100の接続について説明する。ここでは、水素ガスを
水素導入管の複数箇所から分散して供給する方が好まし
いので、水素導入管100を入口管130の周壁を貫通
させて、入口管130の断面を横方向に水平に横切るよ
うに接続し、入口管130の断面内で水素導入管100
に複数の開口90を設けてある。後掲の図2に示すよう
に、水素導入管100の入口管130手前にはフィルタ
114を取り付け、水素ガスに混入した粉塵を除去する
水滴を分離する。また、入口管130を横切った水素導
入管100の先端部には圧力センサ116が設けられて
いる。
【0026】図2は、水素導入管100の詳細を示し、
(a)は上流側から見た正面図、(b)は(a)におけ
るA−A部の拡大断面図である。水素導入管100には
開口90(90a、90b、90c、90d)が設けら
れる。開口90aが入口管130の断面における中心位
置に配置され、水素導入管100におけるその上流側に
開口90b、90cが配置され、開口90dが開口90
aの下流側に配置されている。
【0027】例えば、入口管130の内径58mm、水
素導入管100の外径10mm、その内径8mmとし、
各開口90の径は1.5mmとして、開口90bは入口
管130の中心位置から5mm、開口90cは開口90
bから12mm、開口90dは中心位置から12mmの
位置に設定されており、開口90は入口管130断面の
中心位置を挟んで両側に配置しながら相対的に中心位置
より上流側に多く偏在させてある。そして、とくに
(b)に示すように、開口90の開口方向は、いずれも
入口管130内の空気の流れに対して管軸方向上流に向
かう0°から下方45°の間に向けられている。
【0028】混合器140は、先の図1に示すように、
ケーシング132内に3枚のオリフィス板141、14
2、143を相互間に間隔を置いて配置して構成されて
いる。図3はオリフィス板141、142、143の各
正面図を示す。上流側のオリフィス板141は、(a)
のように、中心に直径35mmの孔145を1つ有して
いる。中間のオリフィス板142には、(b)のよう
に、直径20mmの孔146が縦横均等に4つ設けられ
ている。そして、下流側のオリフィス板143は、
(c)のように、縦横均等に配された69個の直径6m
mの孔147を有している。
【0029】オリフィス板141と142の間隔、およ
びオリフィス板142と143の間隔はそれぞれ20m
mとなっており、入口管130および電気加熱触媒15
0と連結されたとき、オリフィス板141と水素導入管
100間の距離は20mm、オリフィス板143と電気
加熱触媒150の担体間の距離は30mmに設定されて
いる。その他の構成は図8に示したものと同じである。
【0030】実施例の水素燃焼ヒータは以下のように運
転制御される。まず始動に際しては、ウォータポンプ6
5(図8参照)をオンして熱交換器170に純水を通流
開始させる一方、電気加熱触媒150に通電を行う。そ
して、送風機11を作動させて流量制御弁12により所
定の始動時風量で空気を入口管130へ供給し、また、
減圧弁15を開くとともに第1の絞り弁19を開いて、
水素導入管100から入口管130へ水素ガスを供給す
る。第1の絞り弁19による水素ガスの流量は定常状態
での流量の1/10に相当する5リットル/分に設定さ
れ、流量制御弁12は空気の始動時風量が水素1に対し
て15.3付近となるよう、略76リットル/分に制御
される。
【0031】電気加熱触媒150はあらかじめ設定した
時間だけ通電される。この通電により電気加熱触媒15
0の温度が200℃以上になると、それ以降は触媒反応
により昇温を続け、500℃まで達する。電気加熱触媒
150を通過して500℃まで昇温した燃焼ガスが、燃
焼触媒160を加熱する。この着火段階では、電気加熱
触媒150からの燃焼ガスの温度が不図示の制御装置に
より温度センサ73で監視され、所定上限温度を越した
り、所定時間内に昇温しない場合には、作動異常として
送風機11やウォータポンプ65を含み全電源をオフと
する。
【0032】また、温度センサ74、75により燃焼触
媒160にかかわる温度を監視し、所定上限温度を越し
たり、所定時間内に昇温しない場合にも、作動異常とし
て全電源をオフとする。さらに凍結や配管詰まりによっ
て圧力センサ77の検出値が異常を示す場合にも、同様
に全電源をオフとする。
【0033】着火により、温度センサ74で検出した燃
焼触媒160の温度が300℃に達すると、さらに第2
の絞り弁20も開いて、水素導入管100から入口管1
30へ合わせて50リットル/分の水素ガスを供給する
とともに、送風機11からの風量を混合比率15.3付
近となるよう、流量制御弁12で略760リットル/分
に制御する。
【0034】電気加熱触媒150で酸化反応する5リッ
トル/分を除く45リットル/分の水素が燃焼触媒60
で酸化反応して、燃焼触媒60で反応した燃焼ガスは5
00℃まで昇温する。この間、電気加熱触媒150の上
流に配置した混合器140により、空気と水素ガスは各
オリフィス板141、142、143の孔145、14
6、147を通過する間に均一に混合される。燃焼触媒
160で500℃まで昇温した燃焼ガスは、熱交換器1
70を通過する間にウォータポンプ65により6リット
ル/分で流れる純水と熱交換を行う。
【0035】運転の間、温度センサ75で検出した燃焼
触媒160直後の温度が所定値より高くなったときは、
第2の絞り弁20を閉じて水素ガス流量を5リットル/
分に切換えるとともに、流量制御弁12で空気流量を略
76リットル/分として、低流量燃焼状態とする。この
状態では、燃焼触媒160の温度が維持されるだけとな
り、つぎに空気と水素ガスの流量が増大されたときには
直ちに燃焼触媒160における酸化反応が再開される。
また、圧力センサ77が異常な高圧を検出したときは、
制御装置によりリリーフ弁79が開放される。
【0036】本実施例は以上のように構成され、水素導
入管100が横切る入口管130から、混合器140、
電気加熱触媒150、燃焼触媒160および熱交換器1
70を順に配置し、水素爆発限界から十分離れた混合比
率で水素と空気を供給することにより、緩酸化領域で水
素の酸化反応を得て、この燃焼ガスを熱交換器170に
通すものとしたので、爆発や爆燃のおそれなく、過大な
高熱も避けられて熱応力の増大が抑えられ、窒素酸化物
生成のない加熱が実現する。
【0037】とくに、本実施例ではまず、水素導入管1
00を入口管130の断面を横方向に水平に横切るよう
に接続し、複数の開口90を入口管断面の中心位置を挟
んで両側に配置しながら相対的に中心位置より上流側に
多く偏在させているので、単一の開口から水素ガスを導
入する場合に比較して混合の開始が早いとともに、入口
管断面の中心位置を挟んで複数の開口を均等に設けた場
合と比較しても高い混合度合いが得られた。
【0038】これは、図4の(a)に示すように、複数
の開口を均等に設けた水素導入管200の場合、矢示の
ように、上流側の開口202から入口管130内へ噴出
する水素ガスの噴出方向が、水素導入管内の流れ分布に
よって、下流側の開口201からの噴出方向に比較して
水素導入管200の延び方向(すなわち下流方向)に傾
斜しているので、上流側の開口202付近に水素低濃度
領域R1が生じる一方、下流側の開口201付近には噴
出方向が集中する結果、水素高濃度領域R2が生じて濃
度の不均衡が助長されるのに対して、実施例では、
(b)に示すように、開口90を上流側に多く偏在させ
ることにより、上流側個々の開口では水素低濃度領域で
も相対的に多くの開口90c、90dから供給されるの
で、下流側の開口90b付近の濃度とバランスすること
によるものと考えられる。なお、図4の(b)には簡単
のため中央の開口90aを図示省略し、また圧力センサ
等も省いている。
【0039】さらに、水素導入管100の複数の開口9
0が入口管130内の流れに対して管軸方向上流に向か
う0°から下方45°の間に向けられているので、これ
によっても、水素ガスと空気の良好な混合が得られた。
すなわち、水素導入管から所定距離(30mm)下流に
おける水素濃度変化は、前方0°から下方45°の範囲
に向けたものでは少なくも開口を上方あるいは後方へ向
けたものに対して顕著に小さい結果であった。これは十
分な混合が行なわれていることを示す。
【0040】上記の水素濃度変化の相違について検討す
ると、開口を後方へ向けたものの水素濃度変化が大きい
のは、混合が間に合わないまま測定点へ到達してしまう
ことによるものと考えられる。一方、開口を上方へ向け
たものの水素濃度変化が大きいのは、空気に対して軽い
水素ガスは開口から噴出後に上方へ浮上しようとする傾
向を有するので、水平より上方へ噴出した水素ガスはそ
のまま水素導入管断面の上部に滞留してしまうことに起
因するものと考えられる。
【0041】なお、実施例では、4つの開口90a〜9
0dのすべてを前方0°から下方45°の範囲に向けた
ものとしたが、例えば図5に示すような設定としてもよ
い。図の(a)は正面図、(b)は(a)におけるB−
B部断面図、(c)は(a)におけるC−C部断面図で
ある。すなわち、(b)に示すように、断面中心位置の
開口90aだけ0°から下方45°の範囲に向け、他の
開口90b〜90dは(c)に示すように、前方0°方
向としても同様の効果が得られる。
【0042】また、実施例では水素導入管の複数個の開
口を互いに同一のサイズに設定し、相対的に入口管断面
の中心位置より水素導入管における上流側に多く配置し
たものとしたが、これに限定されず、例えば水素導入管
の複数個の開口のうち、入口管断面の中心位置より水素
導入管における上流側の開口の一部または全部を下流側
の開口より大きいサイズの径に設定することもでき、そ
の際は中心位置の両側の開口数を同一とすることもでき
る。
【0043】つぎに、本実施例では、3枚のオリフィス
板141、142、143を順次に並べて混合器140
とし、各オリフィス板はその孔145、146、147
のサイズと孔数を異ならせ、上流側から下流側へ順に孔
径を小さくしつつ孔数を増大させているので、下流へ進
むほど水素ガスと空気は細分と攪拌処理を受けて、確実
に混合される。
【0044】図6は、オリフィス板の組合せを変えて、
電気加熱触媒150の担体端面位置における断面の縦横
5等分の各部位での温度を測定した結果を示す。(a)
は本実施例のオリフィス板141、142、143の3
枚組の場合、(b)はオリフィス板143の下流側に当
該オリフィス板の孔147よりさらに小径の孔をさらに
多数備えるオリフィス板を配置した4枚組の場合、
(c)は本実施例からオリフィス板141を抜いた2枚
組の場合である。3枚組の(a)では最高温度が654
℃、最低温度が500℃、4枚組の(b)では最高温度
が694℃、最低温度が555℃、2枚組の(c)では
最高温度が750℃、最低温度が500℃となってい
る。
【0045】図6の(d)は上記最高温度と最低温度の
差、ならびに温度分布の標準偏差を示す。温度の差なら
びに標準偏差とも、3枚組と2枚組とでは顕著な相違が
見られ、本実施例により水素ガスと空気が有効に混合さ
れていることがわかる。4枚組のようにオリフィス板の
枚数を増せば一層ばらつきが小さくなるが、対費用効果
から見て3枚組で十分である。
【0046】通常、混合が不完全であると、電気加熱触
媒150に流入した際にヒートスポットが発生するが、
本実施例では、水素導入管100から50リットル/分
の水素ガス、送風機11から760リットル/分の空気
を流したときにヒートスポットの発生なく、安定した燃
焼反応が得られた。なお、実施例の下流側のオリフィス
板143の孔147は内径58mmの流路内で6mm径
で69個設けられているが、孔数としては前段の倍付近
の10個以上あれば同レベルの混合が得られる。
【0047】つぎに、図7は第2の実施例を示す、図1
相当の透視的斜視図である。これは小出力用として、第
1の実施例に対して、燃焼触媒160を省略したもので
ある。また、熱交換器の構成を変更している。燃焼触媒
160を省略したことにより、電気加熱触媒150の直
後(下流側)に熱交換器170’が配置される。熱交換
器170’は、先の熱交換器170が平板と波板を交互
に重ね合わせた積層直方体の交換部171をケーシング
138の中央部に備え、ケーシングが交換部を保持する
四角形断面部から燃焼触媒160のケーシング136に
整合する円形断面へ断面変化するものであるに対して、
熱交換器のケーシングの断面を全長にわたって円形とし
たものである。
【0048】すなわち、熱交換器170’は、中央部が
わずかに膨らんだ円形断面のケーシング138’を有
し、その中央部に流れに沿った前後2枚の隔壁180、
182が設けられている。隔壁180、182には互い
に整合させて多数の孔184が形成され、両隔壁の対応
する孔間にパイプ186が水密に設けられている。ま
た、両隔壁180、182の各外周縁はケーシング13
8’の内壁に同じく水密に結合されている。
【0049】多数のパイプ186はそれぞれケーシング
138’の軸方向に向いており、電気加熱触媒150側
からの燃焼ガスの通路となる。パイプ186の外側に
は、ケーシング138’および隔壁180、182とで
画成された室R3が形成される。この室R3の略直径上
の対向位置に水導入管175と水排出管177とが連結
されて、室R3に純水が通流する。ケーシング138’
の前端は、電気加熱触媒150のケーシング134と同
径となっている。その他の構成は、第1の実施例と同じ
である。
【0050】本実施例では、燃焼触媒を省いているが、
電気加熱触媒150が通電により200℃以上になる
と、それ以降は触媒反応により昇温を続け、500℃ま
で達するので、熱交換器170’に通流させる純水の流
量が少ないなど要求される熱量が低く、燃焼させる水素
ガスが少ない場合に、電気加熱触媒150による空気−
水素ガス混合気の加熱燃焼だけで十分に燃焼させること
ができ、小出力用として好適である。また、熱交換器1
70’のケーシングが全長にわたって円形断面となって
いるので、第1の実施例と比較して全体形状が細身に構
成でき、周囲との干渉のおそれが少ない小型の装置とす
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の水素燃焼ヒータ
は、空気が供給される入口管に接続されてその開口から
水素ガスを供給する水素導入管を、入口管の断面を横方
向に水平に横切るように接続し、開口は複数個が入口管
断面の中心位置を挟んで両側に、かつ相対的に中心位置
より水素導入管における上流側の開口の面積の和が下流
側の開口の面積の和よりも大きくなるように配置し、入
口管における空気が供給される上流方向に設けたので、
水素ガスは水素導入管の開口からの噴出直後から空気と
の混合が促進される。とくに、上記水素導入管の開口を
入口管における上流方向の水平0°から下方45°の間
に向けて設けることにより、水素ガスの浮力とバランス
して入口管内での水素ガスの良好な分布が促進される。
【0052】また、入口管のつぎに設置される混合器
を、それぞれ孔を備える3枚のオリフィス板を順次に並
べて構成し、各オリフィス板は上流側から下流側へ順に
その孔径を小さくし、かつ孔数を増大させたものとする
ことにより、下流へ進むほど水素ガスと空気は細分と攪
拌処理を受けて、確実に混合される。したがって、電気
加熱触媒にヒートスポットが発生することなく、高い耐
久性が得られる。
【0053】さらに、熱交換器は、ケーシング内に配置
した2枚の隔壁の孔をパイプでつないで構成することに
より、流路方向に延びるパイプに燃焼ガスを通し、全体
形状が細身に構成でき、周囲との干渉のおそれが少ない
小型の装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】水素導入管の詳細を示す図である。
【図3】オリフィス板の詳細を示す図である。
【図4】水素導入管から噴出する水素ガスの分布傾向を
示す説明図である。
【図5】水素導入管の開口の変形例を示す図である。
【図6】オリフィス板による水素ガスと空気の混合度合
いの測定結果を示す図である。
【図7】第2の実施例の構成を示す斜視図である。
【図8】先に提案した水素燃焼ヒータを示す図である。
【符号の説明】
10 フィルタ 11 送風機 12 流量制御弁 15 減圧弁 17、18 分岐路 19 第1の絞り弁 20 第2の絞り弁 65 ウォータポンプ 73、74、75、76、78 温度センサ 77 圧力センサ 79 リリーフ弁 90、90a、90b、90c、90d 開口 100 水素導入管 114 フィルタ 116 圧力センサ 130 入口管 132、134、136、138、138’ ケーシ
ング 140 混合器 141、142、143 オリフィス板 145、146、147 孔 150 電気加熱触媒 160 燃焼触媒 170、170’ 熱交換器 171 交換部 172 第1のセル 173 第2のセル 174、176 タンク 175 水導入管 177 水排出管 180、182 隔壁 184 孔 186 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K017 BA07 BB07 BB08 BD00 BE04 3K065 TB01 TC02 TD05 TF01 TK02 TK03 TK09 TM03 TN01 TN02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気が供給される入口管(130)に該
    入口管に接続された水素導入管(100)の開口(9
    0)から水素ガスを供給し、その下流側に順に混合器
    (140)、電気加熱触媒(150)、および熱媒体を
    通流させる熱交換器(170、170’)を設けて、前
    記電気加熱触媒に通電して水素ガスと空気の混合ガスを
    緩酸化反応で燃焼させ、その燃焼ガスにより熱交換器を
    通流する熱媒体を加熱するよう構成した水素燃焼ヒータ
    であって、前記水素導入管は前記入口管の断面を横方向
    に水平に横切るように接続され、前記開口は複数個が入
    口管断面の中心位置を挟んで両側に、かつ相対的に中心
    位置より水素導入管における上流側の開口の面積の和が
    下流側の開口の面積の和よりも大きくなるように配置さ
    れ、入口管における空気が供給される上流方向に向けら
    れていることを特徴とする水素燃焼ヒータ。
  2. 【請求項2】 前記水素導入管(100)の複数個の開
    口(90)は、互いに略同一のサイズに設定され、相対
    的に入口管(130)断面の中心位置より水素導入管に
    おける上流側に多く配置されていることを特徴とする請
    求項1記載の水素燃焼ヒータ。
  3. 【請求項3】 前記水素導入管(100)の複数個の開
    口(90)のうち、入口管(130)断面の中心位置よ
    り水素導入管における上流側の開口の一部または全部が
    下流側の開口より大きいサイズに設定されていることを
    特徴とする請求項1記載の水素燃焼ヒータ。
  4. 【請求項4】 前記水素導入管(100)の開口(9
    0)が、入口管(130)における上流方向の水平0°
    から下方45°の間に向いていることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の水素燃焼ヒータ。
  5. 【請求項5】 前記混合器(140)が、それぞれ孔
    (145、146、147)を備える3枚のオリフィス
    板(141、142、143)を順次に並べて構成さ
    れ、各オリフィス板は上流側から下流側へ順にその孔径
    を小さくし、かつ孔数を増大させていることを特徴とす
    る請求項1、2、3または4記載の水素燃焼ヒータ。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器(170’)は、ケーシン
    グ(138’)内に互いに整合する多数の孔(184)
    を備える2枚の隔壁(180、182)を前後に配置す
    るとともに、両隔壁の対応する孔間をパイプ(186)
    でつないで構成し、前記パイプ内に燃焼ガスを通し、パ
    イプの外側に熱媒体を通流させるものであることを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の水素燃焼ヒ
    ータ。
JP2001178589A 2000-08-09 2001-06-13 水素燃焼ヒータ Withdrawn JP2002372208A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178589A JP2002372208A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 水素燃焼ヒータ
DE60115785T DE60115785T2 (de) 2000-08-09 2001-08-08 Mit Wasserstoffverbrennung betriebene Heizungsanlage
EP01119130A EP1179709B1 (en) 2000-08-09 2001-08-08 Hydrogen combustion heater
US09/924,941 US6851947B2 (en) 2000-08-09 2001-08-09 Hydrogen combustion heater
US11/016,983 US20050142507A1 (en) 2000-08-09 2004-12-21 Hydrogen combustion heater

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178589A JP2002372208A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 水素燃焼ヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002372208A true JP2002372208A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19019264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001178589A Withdrawn JP2002372208A (ja) 2000-08-09 2001-06-13 水素燃焼ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002372208A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100791047B1 (ko) 2006-07-13 2008-01-03 경일전자 주식회사 비연소 촉매사용 수소 보일러
JP2009174727A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Mihama Kk シート型触媒ヒーター
CN1828137B (zh) * 2006-01-18 2010-05-12 北京工业大学 气体燃料催化燃烧器
CN101893237A (zh) * 2010-07-29 2010-11-24 郑治原 陶瓷窑炉混合燃烧器
ITCO20100005A1 (it) * 2010-01-27 2011-07-28 Giacomini Spa "combustore per la combustione di idrogeno su un catalizzatore e caldaia per tali combustori"
KR102313682B1 (ko) * 2020-05-13 2021-10-18 전남대학교산학협력단 인덕션 히터 점화기를 구비하는 촉매연소기 및 이를 이용한 촉매 연소 방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1828137B (zh) * 2006-01-18 2010-05-12 北京工业大学 气体燃料催化燃烧器
KR100791047B1 (ko) 2006-07-13 2008-01-03 경일전자 주식회사 비연소 촉매사용 수소 보일러
JP2009174727A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Mihama Kk シート型触媒ヒーター
JP4512141B2 (ja) * 2008-01-22 2010-07-28 美浜株式会社 シート型触媒ヒーター
ITCO20100005A1 (it) * 2010-01-27 2011-07-28 Giacomini Spa "combustore per la combustione di idrogeno su un catalizzatore e caldaia per tali combustori"
WO2011092542A3 (en) * 2010-01-27 2011-09-29 Giacomini S.P.A. Burner for the combustion of hydrogen on a catalyst
CN101893237A (zh) * 2010-07-29 2010-11-24 郑治原 陶瓷窑炉混合燃烧器
KR102313682B1 (ko) * 2020-05-13 2021-10-18 전남대학교산학협력단 인덕션 히터 점화기를 구비하는 촉매연소기 및 이를 이용한 촉매 연소 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1179709B1 (en) Hydrogen combustion heater
EP2020487B1 (en) Plasma burner and diesel particulate filter trap
US7008219B2 (en) Boil-off gas processing system using electric heater
US20050072140A1 (en) Apparatus and method for operating a fuel reformer to regenerate a DPNR device
JP4674189B2 (ja) ディーゼルエンジンの排気装置
JP2009074533A (ja) ディーゼルエンジンの排気装置
JPH02247409A (ja) 触媒型バーナーによる熱風発生装置
JP5179520B2 (ja) 燃料電池装置
JP2007242626A (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP5342764B2 (ja) 燃料電池装置
JP2002372208A (ja) 水素燃焼ヒータ
JP5312224B2 (ja) 燃料電池装置
JP4559011B2 (ja) 流体の触媒処理装置
JP5265846B2 (ja) 燃料電池システム
JP3530283B2 (ja) 燃料電池及びその制御方法
JP4794594B2 (ja) ディーゼルエンジンの排気装置
JP3940274B2 (ja) 水素燃焼ヒータ
US20170051710A1 (en) Burner and fuel vaporizing device
JP4546831B2 (ja) 後燃焼装置の駆動方法および後燃焼装置
KR101346194B1 (ko) Dpf 장치의 버너
WO2006099069A1 (en) Plasma fuel reformer
JPH06137522A (ja) 触媒燃焼装置
JP3858508B2 (ja) 触媒燃焼装置
JP2006032061A (ja) 水素燃焼装置
JP3953407B2 (ja) 低圧力燃料ガスを用いる燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080902