JP2002372038A - 軸受摩擦の低減方法と軸受装置 - Google Patents

軸受摩擦の低減方法と軸受装置

Info

Publication number
JP2002372038A
JP2002372038A JP2001181735A JP2001181735A JP2002372038A JP 2002372038 A JP2002372038 A JP 2002372038A JP 2001181735 A JP2001181735 A JP 2001181735A JP 2001181735 A JP2001181735 A JP 2001181735A JP 2002372038 A JP2002372038 A JP 2002372038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding
fine particles
pair
sliding plates
magnets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001181735A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Kita
英紀 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2001181735A priority Critical patent/JP2002372038A/ja
Publication of JP2002372038A publication Critical patent/JP2002372038A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受装置の摺動面相互の法線方向の荷重を減
じ、摺動面相互の摩擦力と摩耗量を低減する方法を得
る。 【解決手段】 極性が同極をなす1対の磁石5,15の
相対向面に磁性体からなる摺動板5a,15aを重合せ
結合する。相対摺動する1対の摺動板5a,15aの隙
間に、強磁体の微粒子または1対の摺動板の相対摺動に
より生じる鉄化合物を含有する微粒子28を潤滑油27
とともに介在させる。微粒子28を摺動板5a,15a
に引き付けて摺動板相互の摩擦接触の頻度を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電動機などの
回転体の滑り軸受、特に回転体の荷重を支持するスラス
ト滑り軸受に好適な軸受摩擦の低減方法と軸受装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平5-202933号公報に開示される窒化
珪素からなる摺動面を備えた磁気軸受は、磁気力により
摺動面相互の摩擦力を減じ、摩耗量を抑えているが、窒
化珪素からなる摺動面の摩擦力と摩耗量をさらに低減す
る必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、摺動面相互の法線方向の荷重を減じ、摺動
面相互の摩擦力と摩耗量を低減する、軸受摩擦の低減方
法と軸受装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の方法は極性が同極をなす1対の磁石の相対
向面に磁性体からなる摺動板を重合せ結合し、相対摺動
する1対の摺動板の隙間に、強磁体の微粒子または1対
の摺動板の相対摺動により生じる鉄化合物を含有する微
粒子を介在させ、該微粒子を前記摺動板に引き付けて摺
動板相互の摩擦接触の頻度を低減することを特徴とす
る。
【0005】また、本発明の構成は極性が同極をなす1
対の磁石の相対向面に、窒化珪素を主成分とし鉄の化合
物微粒子が分散するセラミックからなる摺動板を重合せ
結合し、相対摺動する1対の摺動板の隙間に、強磁性体
の微粒子または鉄の化合物微粒子を介在させ、相対摺動
する1対の摺動板の摺動面を前記磁石の作用により同極
に磁化することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では軸受の摺動面に、透磁
率の大なる鉄の微粒子が分散する窒化珪素を使用し、鉄
の微粒子が分散する窒化珪素を通して摺動面に磁場を形
成する。特に、摺動面相互の隙間に強磁性体の微粒子を
配して、摺動面相互間に磁気反発力を及ぼし、摺動面の
摩擦力と摩耗量を低減する。
【0007】
【実施例】図1に示すように、本発明による軸受装置は
例えば縦軸型の電動機、発電機の電機子などの回転体3
を結合する回転軸2に適用され、回転軸2の上端が滑り
軸受30により、回転軸2の下端がスラスト滑り軸受4
0によりそれれ支持される。滑り軸受30は次のように
構成される。回転軸2の上端部に円筒形の永久磁石(以
下、単に磁石という)4が結合され、磁石4に外周面と
上端面と下端面を覆う断面溝型をなす円筒形のヨーク
(継鉄)ないし摺動板4aが結合される。一方、非回転
部分には非磁性体からなる上下1対の円形の固定板2
2,23の間に、磁石4に対向する磁石14が配設さ
れ、磁石14の上端面と下端面と内周面を覆う断面溝型
をなす円筒形の摺動板14aが結合される。摺動板4a
の外周面と摺動板14aの内周面とが相対向する摺動面
を形成し、両者の隙間21に磁性体の微粒子、例えば鉄
などの微粒子28が潤滑油27と混合して介在される。
【0008】スラスト滑り軸受40は次のように構成さ
れる。回転軸2の下端に円板状の磁石5が結合され、磁
石5の外周面と下端面を覆う円板状の摺動板5aが磁石
5に結合される。非回転部分には非磁性体からなる筒体
26が固定され、筒体26の内部に磁石15の上端面と
外周面を覆う摺動板15aが結合される。摺動板5aの
下端面と摺動板15aの上端面が相対向する摺動面を形
成し、両者の隙間25に磁性体の微粒子、例えば鉄など
の微粒子28が潤滑油27(図3)と一緒に混合して介
在される。上述の微粒子28にはマグネタイト、フエラ
イトなどの強磁性体の微粒子を用いるのがより好まし
い。
【0009】本発明によれば滑り軸受30において、1
対の磁石4,14の相対向面の極性が同極をなすように
配置される。つまり、相対向する1対の摺動板4a,1
4aが同極に磁化されて互いに反発力を及ぼし、法線荷
重を低減し、摩擦力を低減する。また、相対摺動する1
対の摺動板4a,14aの隙間21に存在する強磁体の
微粒子または1対の摺動板4a,14aの相対摺動によ
り生じる鉄化合物を含有する微粒子28が、摺動板4
a,14aの摺動面に引き付けられ、摺動板相互の摩擦
接触の頻度を低減し、軸受としての耐久性を高める。
【0010】同様に、スラスト滑り軸受40において
も、図2に示すように、1対の磁石5,15の相対向面
の極性が同極をなすように配置される。つまり、相対向
する1対の摺動板5a,15aが同極に磁化されて互い
に反発力を及ぼし、法線荷重を低減し、摩擦力を低減す
る。また、図3に示すように、相対摺動する1対の摺動
板5a,15aの隙間25に存在する強磁体の微粒子ま
たは1対の摺動板5a,15aの相対摺動により生じる
鉄化合物を含有する微粒子28が、摺動板5a,15a
の摺動面に引き付けられ、摺動板相互の摩擦接触の頻度
を低減し、軸受としての耐久性を高める。
【0011】本発明によるスラスト滑り軸受装置40と
従来のスラスト滑り軸受装置とについ摩擦試験を行つた
ところ、図4に示すように、本発明による軸受装置40
は全摩擦領域について摩擦係数が小さく、耐久性に優れ
ることが分つた。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように、極性が同極をな
す1対の磁石の相対向面に磁性体からなる摺動板を重合
せ結合し、相対摺動する1対の摺動板の隙間に、強磁性
体の微粒子または1対の摺動板の相対摺動により生じる
鉄化合物を含有する微粒子を介在させ、該微粒子を前記
摺動板に引き付けて摺動板相互の摩擦接触の頻度を低減
するものであり、特に、摺動面に鉄の微粒子が分散する
窒化珪素を使用することにより、油吸着性が改善され、
摺動面相互の固体接触の頻度が減じられ、摺動面の摩擦
力と摩耗量が低減される。
【0013】相対向する摺動面を同極に磁化させるの
で、磁気反発力により摺動面相互の固体接触の頻度が減
じられる。
【0014】強磁性体の微微粒子または鉄を含む摩耗粉
が摺動面に付着し、摺動面相互の固体接触がなくなり、
摺動面の摩耗量が減じられ、耐久性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸受装置の正面断面図である。
【図2】同軸受装置の要部を拡大して示す正面断面図で
ある。
【図3】同軸受装置の要部を拡大して示す正面断面図で
ある。
【図4】同軸受装置の摩擦特性を従来のものと比較して
表す線図である。
【符号の説明】
2:回転軸 3:回転体 4:磁石 4a:摺動板
5:磁石 5a:摺動板 14:磁石 14a:摺動板 15:磁石 15a:摺
動板 21:隙間 22:固定板 23:固定板 2
5:隙間 26:筒体 27:潤滑油 28:微粒子
30:滑り軸受 40:スラスト滑り軸受
フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA01 AA20 BA02 BA08 DA01 RA04 SB02 SD01 3J102 AA01 AA07 BA03 BA17 BA18 CA01 CA04 DA07 DA11 FA03 FA06 FA16 FA27 GA13 5H607 BB01 BB02 BB25 CC01 GG01 GG02 GG09 GG19 KK03 KK04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】極性が同極をなす1対の磁石の相対向面に
    磁性体からなる摺動板を重合せ結合し、相対摺動する1
    対の摺動板の隙間に、強磁性体の微粒子または1対の摺
    動板の相対摺動により生じる鉄化合物を含有する微粒子
    を介在させ、該微粒子を前記摺動板に引き付けて摺動板
    相互の摩擦接触の頻度を低減することを特徴とする、軸
    受摩擦の低減方法。
  2. 【請求項2】極性が同極をなす1対の磁石の相対向面
    に、窒化珪素を主成分とし鉄の化合物微粒子が分散する
    セラミックからなる摺動板を重合せ結合し、相対摺動す
    る1対の摺動板の隙間に、強磁性体の微粒子または鉄の
    化合物微粒子を介在させ、相対摺動する1対の摺動板の
    摺動面を前記磁石の作用により同極に磁化することを特
    徴とする軸受装置。
  3. 【請求項3】窒化珪素を主成分とし鉄の化合物微粒子が
    分散するセラミックが、窒化珪素の仮焼成体に鉄を含有
    する溶液を含浸した後に、焼成により緻密化される、請
    求項2に記載の軸受装置。
  4. 【請求項4】前記1対の摺動板の摺動面にマグネタイ
    ト、フエライトなどの強磁性体の微粒子が配される、請
    求項2,3に記載の軸受装置。
JP2001181735A 2001-06-15 2001-06-15 軸受摩擦の低減方法と軸受装置 Withdrawn JP2002372038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001181735A JP2002372038A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 軸受摩擦の低減方法と軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001181735A JP2002372038A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 軸受摩擦の低減方法と軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002372038A true JP2002372038A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19021958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001181735A Withdrawn JP2002372038A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 軸受摩擦の低減方法と軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002372038A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009034021A1 (de) * 2009-07-21 2011-01-27 Minebea Co., Ltd., Miyota-machi Fluiddynamisches Lagersystem
KR101078831B1 (ko) 2011-04-26 2011-11-02 이종조 영구자석을 이용한 수직축 지지구조
JP2014062635A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Hiroshi Kobayashi 軸受装置
KR101439891B1 (ko) * 2007-07-10 2014-09-12 보이트 파텐트 게엠베하 하이브리드 베어링 및 하이브리드 베어링 제조 방법
CN104632889A (zh) * 2013-11-08 2015-05-20 李国坤 有支点无摩擦轴向永磁悬浮轴承

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101439891B1 (ko) * 2007-07-10 2014-09-12 보이트 파텐트 게엠베하 하이브리드 베어링 및 하이브리드 베어링 제조 방법
DE102009034021A1 (de) * 2009-07-21 2011-01-27 Minebea Co., Ltd., Miyota-machi Fluiddynamisches Lagersystem
KR101078831B1 (ko) 2011-04-26 2011-11-02 이종조 영구자석을 이용한 수직축 지지구조
JP2014062635A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Hiroshi Kobayashi 軸受装置
CN104632889A (zh) * 2013-11-08 2015-05-20 李国坤 有支点无摩擦轴向永磁悬浮轴承

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2351144A1 (en) Electromagnetic linear oscillator
JP3470689B2 (ja) リニアアクチュエータ
JP4178956B2 (ja) 磁性流体シール装置
US5821655A (en) Magnetic fluid bearing unit structure and motor having the same
JP2002372038A (ja) 軸受摩擦の低減方法と軸受装置
JPH07259905A (ja) 無励磁作動型電磁ブレ−キ/クラッチ
CN206320304U (zh) 同心多轴磁流体密封结构
JPH0942289A (ja) ハイブリッド磁気/ホイル・ガス・ベアリング
JP2002130342A (ja) 無励磁作動型電磁ブレーキ
JP2512619Y2 (ja) ブラシレスモ―タの軸受構造
SU1737202A2 (ru) Магнитожидкостное уплотнение
JP3218833B2 (ja) 無励磁作動型電磁ブレ−キ
JPS6091066A (ja) 磁性流体シ−ル機構
JPH0511383Y2 (ja)
JPS6018657Y2 (ja) セラミック軸受
JPH024254Y2 (ja)
JPS6142978Y2 (ja)
JPH04138164U (ja) 磁性流体を用いたガスシール
JP2599459Y2 (ja) 磁性流体軸受
JPH039123A (ja) 磁性粒子式電磁連結装置
JPS61154475A (ja) 制動装置を内蔵した小形電動機
RU2016310C1 (ru) Магнитожидкостное уплотнение
JPS6376912A (ja) 電動機用軸受組立体
JP2004138138A (ja) 磁性流体シール装置
JPH01117668A (ja) 超音波モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040818

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060609